JP2014117989A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測距センサやカメラを用いて駐車空間周囲の検知対象を検知する駐車支援装置において、検知対象の検知不能や誤検知の発生を防止する。
【解決手段】駐車支援装置1は、車両の側方の物体までの距離を検知する測距センサ2と、車両の側方を少なくとも含む範囲を撮像するカメラ3とを備える。測距センサ2は単一の反射波のみ有効とする仕様となっている。駐車支援装置1のECU10は、検知対象としての駐車車両の側方通過時に測距センサ2で逐次距離検知を行いメモリ11に蓄積する。検知距離の蓄積が所定回数を超え、かつ各検知距離の値が同等である場合には、カメラ3が撮像した画像から直線状のエッジを抽出する。検知距離近傍に直線状のエッジがある場合には、手前に段差があるとして、測距センサ2の検知範囲を検知距離より遠方に変更する。これにより、段差の奥に存在する駐車車両の距離検知が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車支援装置に関し、特に駐車車両、駐車枠線等の検知対象を検知する駐車支援装置に関する。
従来、測距センサやカメラを用いて駐車車両や駐車枠線を検知し、その検知結果に基づいて駐車空間や目標駐車位置を設定する駐車支援装置が知られている(例えば特許文献1、2参照)。特許文献1の発明では、駐車空間(駐車車両)の側方通過時に超音波センサ等の測距センサで駐車車両までの距離を逐次検知し、その距離検知結果に基づいて駐車車両(検知対象)の輪郭点を検知している。また、特許文献2の発明では、車両後方を撮像するカメラを車両に搭載し、そのカメラが撮像した画像からエッジを抽出して、抽出したエッジに基づいて駐車枠線(検知対象)を検知している。
特開2008−21039号公報 特開2012−80497号公報
ところで、図15に示すように、欧州などでは縦列駐車した駐車車両6の手前に段差200がある場面があり、この場面では、車両5に搭載された測距センサ2で距離検知を行うと段差200を検知してしまうことがある。なお、図15には、段差200の検知距離の点73を黒丸で図示している。特に、測距センサ2の仕様が、超音波等の探査波の送信後、1番目に受信する反射波のみ有効とする仕様である場合には、段差200の奥にある駐車車両6の検知ができなくなってしまい、ひいては駐車車両6に隣接する駐車空間100の検知ができなくなってしまう。
また、測距センサを用いて駐車車両等の立体物を検知する駐車支援装置にあっては、探査波の送信範囲が路面にまで及ぶことにより誤って路面を距離検知してしまうことがある。また、カメラを用いて駐車枠線を検知する駐車支援装置にあっては、画像から抽出されたエッジが路面上のエッジであるか、立体物のエッジであるかの判断が困難であるために、立体物の範囲に駐車枠線を誤検知してしまうことがある。
このように、従来の駐車支援装置では、検知対象の検知不能や誤検知が発生する場合があるという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、検知対象の検知不能や誤検知の発生を防止できる駐車支援装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の駐車支援装置は、車両周辺に探査波を逐次送信し、その探査波が物体に当たって反射した反射波を受信してその反射波に基づいて物体までの距離を逐次検知する距離検知手段と、
前記車両周辺を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した画像内の特徴点を抽出する抽出手段と、
前記距離検知手段による距離検知結果と前記特徴点の抽出結果の両者を用いて駐車空間周囲又は駐車空間内の検知対象を検知する対象検知手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、物体までの距離を検知する距離検知手段(測距センサ)と、車両周辺を撮像する撮像手段(カメラ)の両方を車両に搭載する。距離検知手段を用いると、一定以上の高さを有する立体物の検知が容易である一方で、検知した立体物がどんな物か(段差か駐車車両)かの判断は困難である。他方、撮像手段を用いると、画像に写った物の形状や路面範囲の判断は容易である一方で、画像から抽出した特徴点を有した物が路面上の物(駐車枠線)なのか立体物(駐車車両など)なのかの判断は困難である。本発明では、距離検知手段による距離検知結果と、特徴点の抽出結果の両者を用いて検知対象を検知するので、距離検知手段を用いた検知の短所を撮像手段の長所で補い、又は撮像手段を用いた検知の短所を距離検知手段の長所で補うことができる。よって、検知対象の検知不能や誤検知の発生を防止できる。
本発明の第1の具体的態様として、前記距離検知手段は、駐車空間の側方通過時に前記車両の側方に前記探査波を送信し、
前記撮像手段は、駐車空間の側方通過時に前記車両の側方を少なくとも含む範囲を撮像し、
前記抽出手段は、前記特徴点として前記画像内のエッジを抽出し、
前記対象検知手段は、
前記距離検知手段が検知した検知距離の点列が直線状であり、かつ、その直線状の点列近傍に直線状の前記エッジが抽出された場合に、前記距離検知手段の検知範囲を、直線状の点列となる前記検知距離である直線状検知距離より遠方に変更する検知範囲変更手段と、
前記検知範囲変更手段による前記検知範囲の変更後に検知された前記検知距離に基づいて駐車空間に隣接する立体物を前記検知対象として検知する立体物検知手段とを備えることを特徴とする。
駐車空間の側方通過時の場面において、車両と駐車空間に隣接する立体物の間に段差がある場合には、距離検知手段が検知した検知距離の点列は直線状となる。またこの場合には、撮像手段が撮像した画像内にて、直線状の検知距離の点列近傍に直線状のエッジが含まれる。本発明によれば、直線状の検知距離の点列が検知され、かつ、その点列近傍に直線状のエッジが抽出された場合には、車両と立体物の間に段差が存在するとして、距離検知手段の検知範囲を段差の検知距離(直線状検知距離)より遠方に変更する。そのため、検知範囲の変更後では、車両から直線状検知距離までの範囲にある物体(段差)が検知されてしまうのを防止でき、直線状検知距離より遠方にある検知対象、すなわち駐車空間に隣接する駐車車両等の立体物を検知しやすくできる。特に、距離検知手段が1回の探査波の送信で受信する反射波のうち、所定の閾値を超えた振幅を有した1番目に受信する反射波のみ有効としてその反射波に基づいて物体までの距離を検知する仕様であっても、段差の奥にある立体物の検知が可能となる。
本発明の第2の具体的態様として、本発明における前記抽出手段は、前記特徴点として前記画像内のエッジを抽出し、
前記対象検知手段は、直線状の前記エッジが抽出され、かつ、その直線状のエッジ近傍に前記距離検知手段が検知した検知距離の点が得られない場合に、前記検知対象としての低い段差又は路面に記された線があると判別する低段差判別手段を備えることを特徴とする。
路面上に低い段差又は線がある場合、画像内にはその低い段差又は線のエッジ(直線状のエッジ)が含まれる。一方で、距離検知手段による検知では、一定以上の高さに達しない物体、すなわち低い段差又は線からの反射波の受信は困難なので、直線状のエッジ近傍に検知距離の点が得られない。本発明によれば、直線状のエッジが抽出され、そのエッジ近傍に検知距離の点が得られない場合には低い段差又は線があると判別する。つまり、距離検知手段だけでは検知困難な、また撮像手段だけでは立体物のエッジと誤検知するおそれのある低い段差又は線を、精度良く検知できる。
本発明の第3の具体的態様として、本発明における前記抽出手段は、前記特徴点として前記画像内のエッジを抽出し、
前記対象検知手段は、直線状の前記エッジが抽出され、かつ、その直線状のエッジ近傍に前記距離検知手段が検知した検知距離の点が得られた場合に、前記検知対象としての高い段差があると判別する高段差判別手段を備えることを特徴とする。
路面上に高い段差がある場合には、その高い段差のエッジ(直線状のエッジ)が画像から抽出される。また、高い段差の場合には、距離検知手段でも検知される可能性が高い。そこで本発明では、直線状のエッジが抽出され、かつそのエッジ近傍に検知距離の点が得られた場合に高い段差があると判別している。これにより、距離検知手段、撮像手段をそれぞれ単独で用いた場合には低い段差、高い段差、線、駐車車両のどれかの判別が困難な高い段差が、判別可能になる。
本発明の第4の具体的態様として、本発明における前記対象検知手段は、
前記距離検知手段が検知した検知距離と前記特徴点の片方を用いて前記検知対象を検知する片方検知手段と、
前記検知距離と前記特徴点のうち、前記片方検知手段による前記検知対象の検知に用いる方を第1情報、その検知に用いない方を第2情報として、前記第2情報に基づいて前記検知対象と無関係の前記第1情報を無効とする無効手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、距離検知手段の検知距離と画像から得られる特徴点の片方(第1情報)を用いて検知対象を検知し、その検知の際にもう片方(第2情報)を補助的に用いている。すなわち、第2情報は、第1情報の長所、短所とは異なる長所、短所を有しているので、その第2情報を用いることで検知対象と無関係な第1情報(誤検知情報)を判断できる。本発明では、その誤検知情報を無効とするので、検知対象の誤検知を防止できる。
第4の具体的態様のさらに具体的態様として、本発明における前記片方検知手段は、前記特徴点に基づいて駐車枠線を前記検知対象として検知し、
前記無効手段は、前記検知距離の点列に基づいて前記画像内における立体物の範囲を設定する立体物範囲設定手段を備え、前記立体物の範囲に属する前記特徴点を無効とすることを特徴とする。
距離検知手段の検知は立体物の検知に適しており、距離検知手段が検知した検知距離の点列は立体物の位置を反映していると考えられるので、本発明では、その点列に基づいて画像内における立体物の範囲を設定する。そして、その立体物の範囲に属する特徴点は駐車枠線に無関係なので、その特徴点を無効とする。よって、駐車枠線に無関係な特徴点が除去されるので、駐車枠線の検知精度を向上できる。
第4の具体的態様のさらに別の具体的態様として、本発明における前記片方検知手段は、前記検知距離に基づいて駐車空間に隣接する立体物を前記検知対象として検知し、
前記無効手段は、前記特徴点に基づいて路面の範囲を設定する路面範囲設定手段を備え、前記路面の範囲に属する前記検知距離の点を無効とすることを特徴とする。
撮像手段の画像(特徴点)を用いると路面の範囲の判断は容易であるので、本発明では、特徴点に基づいて路面の範囲を設定する。路面の範囲に属する検知距離の点は、立体物に無関係なので、その検知距離の点を無効とする。よって、立体物に無関係な検知距離の点が除去されるので、立体物の検知精度を向上できる。
駐車支援装置1の構成を示したブロック図である。 測距センサ2の検知範囲27やカメラ3の撮像範囲31を示した図である。 探査波及び反射波を時間軸上に示した図である。 駐車車両6の側方通過時に駐車車両6に隣接した駐車空間100を検知する場面を示した図である。 駐車車両6と車両5の間に段差200が存在する場面を示した図である。 第1実施形態の駐車支援処理のフローチャートである。 探査波及び反射波を時間軸上に示した図であり、検知範囲を1番目の反射波261より遠方に変更した状態を示している。 車両5の側方に段差205が存在する場面を示した図である。 第2〜第4実施形態の駐車支援処理のうち、測距センサに関連する処理のフローチャートである。 第2実施形態の駐車支援処理のうち、カメラに関連する処理のフローチャートである。 第3実施形態の場面を例示した図である。 第3実施形態の駐車支援処理のうち、カメラに関連する処理のフローチャートである。 第4実施形態の場面を例示した図である。 第4実施形態の駐車支援処理のうち、カメラに関連する処理のフローチャートである。 駐車車両6と車両5の間に段差200が存在するために駐車車両6や駐車空間100の検知ができない場面を示した図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る駐車支援装置の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の駐車支援装置1の構成を示したブロック図である。その駐車支援装置1は車両5(図2参照)に搭載されている。図1に示すように、駐車支援装置1は、測距センサ2とカメラ3と車速センサ41と操舵角センサ42とそれらと接続したECU10とを備えている。
測距センサ2は、その周囲に存在する駐車車両等の物体までの距離を検知するセンサである。詳細には、測距センサ2は、制御部21と送受信部22と閾値設定部23と比較部24とを備えている。制御部21は、ECU10からの指示に基づき、超音波等の探査波を送信する圧電素子等から構成された送受信部22に探査波を送信させる。このとき、送受信部22は、測距センサ2(送受信部22)の正面方向に所定間隔おき(例えば100ミリ秒おきに)探査波を送信する。送受信部22は、送信した探査波が物体に当たって反射した反射波を受信する。また、閾値設定部23は、反射波の振幅の閾値を設定する。
送受信部22で受信された反射波及び閾値設定部23で設定された閾値は比較部24に入力される。比較部24は、入力された反射波の振幅と閾値とを比較し、反射波の振幅が閾値を超えている場合に、振幅が閾値を超えていることを示す信号を出力する。比較部24から出力された信号は制御部21に入力され、制御部21は、その信号が入力されたことに基づいて、反射波を受信したタイミング(例えば反射波の振幅が閾値を超えたタイミング)(以下、受信時間という)をECU10に通知する。なお、制御部21は、閾値設定部23で設定する閾値を変更することができる。
測距センサ2は、探査波を送信しその探査波の反射波を受信するセンサであれば良く、音波を用いるものであっても、光波を用いるものであっても、電波を用いるものであっても良い。測距センサ2としては、例えば超音波センサ、レーザレーダ、ミリ波レーダ等のセンサを用いることができる。
図2は、車両5における測距センサ2、カメラ3の搭載位置等を説明する図であり、車両5を上から見た図を示している。図2に示すように、測距センサ2は、車両5の左右側面51(図2では、左右側面51の前部)にて、車両5の側方に向けて搭載されている。つまり、左側面51に搭載された測距センサ2は、車両5の左側方に向けて探査波を送信し、右側面51に搭載された測距センサ2は車両5の右側方に向けて探査波を送信する。図2には、測距センサ2の物体の検知範囲27(探査波の送信範囲)を図示している。検知範囲27の指向性θ(探査波の指向性)は例えば70°〜120°程度となっている。また、測距センサ2が検知可能な最大検知距離MaxLは例えば2.5m〜6m程度となっている。
さらに、測距センサ2は、1回の探査波の送信で複数の反射波を受信する場合(複数の物体からの反射波がある場合)には、最初に受信する閾値を超えた反射波のみ有効とし、他の反射波は無効とする仕様のセンサである。図3は、探査波及び反射波を時間軸上に図示しており、詳細には、探査波25及び2つの反射波261、262を図示している。なお、図3には、閾値設定部23で設定された閾値のライン231も図示している。図3に示すように、1回の探査波25の送信で、2つの反射波261、262が発生した場合には、最初の反射波261のみ有効とする(受信する)。次の反射波262は無効とする(受信しない)。図3の場合、測距センサ2は、最初の反射波261の受信時間t0(探査波25を送信してから反射波261を受信するまでの時間)をECU10に通知する。
カメラ3は、例えば車両5の後部に搭載され、ECU10からの指示に基づいて所定間隔おきに車両5の後方を撮像する。そのカメラ3として、例えばバック駐車時に車両5の後方画像を車室内の画面(図示外)に表示したり、後方画像に基づいて駐車枠線を検知したりするために用いられるリヤカメラを採用することができる。図2に示すように、カメラ3の撮像範囲31は、車両5の後方範囲に加えて、車両5の側方範囲の少なくとも一部311を含むように設定されている。そのため、カメラ3の水平画角φは広角(例えば150°〜180°程度)に設定されている。カメラ3で撮像された画像はECU10に入力される。
車速センサ41は車両5の車速を検知するセンサであり、例えば車輪の回転数を検知するロータリーエンコーダである。操舵角センサ42は、車両5のステアリングの角度(操舵角)を検知するセンサである。車速センサ41、操舵角センサ42で検知された検知情報(車速、操舵角)はECU10に入力される。
ECU10は、CPU、ROM、RAM等から構成されたマイコン(マイクロコンピュータ)を主体として構成され、測距センサ2、カメラ3、車速センサ41、操舵角センサ42から入力された各検知情報に基づき車両5の駐車を支援する各種処理を実行する。また、ECU10は、自身が実行する処理に必要な各種情報を記憶するROM、RAM等のメモリ11を備えている。ECU10が実行する処理の具体例を説明すると、ECU10は、測距センサ2に探査波を送信するように指示するとともに、測距センサ2から反射波の受信時間t0(図3参照)の通知があった場合には、その受信時間t0及び探査波の速度(探査波として超音波を用いている場合には音速)に基づいて物体までの距離を算出する。なお、測距センサ2が物体までの距離を算出しても良い。この場合には、測距センサ2は、算出した物体までの距離をECU10に通知する。
図4は、ECU10による駐車支援処理が行われる場面を例示した図であり、詳細には、駐車車両6の側方通路101の通過時に駐車車両6に隣接した駐車空間100を検知する基本場面を示している。なお、図4では、駐車車両6として縦列駐車した2台の駐車車両61、62を図示している。ECU10は、側方通路101の通過時には、測距センサ2に駐車車両6までの距離を逐次検知させる。そして、ECU10は、測距センサ2が検知した検知距離に基づいて駐車車両6の輪郭点を算出する。具体的には、ECU10は、例えば、車速センサ41が検知した車速や操舵角センサ42が検知した操舵角に基づいて、距離検知を行う時の測距センサ2の位置(以下、センサ位置という)を算出し、そのセンサ位置から測距センサ2の正面方向に検知距離だけ離れた点7(以下、距離検知点という)を駐車車両6の輪郭点として算出する。
図4には、車両5が通過する1台目の駐車車両61に対する距離検知点を符号「71」で、2台目の駐車車両62に対する距離検知点を符号「72」で図示している。なお、測距センサ2の検知範囲27は水平方向にある程度の広がりを持っているので、車両5が駐車車両6の正面に位置する前から測距センサ2による距離検知が開始され、車両5が駐車車両6を通過した後もしばらくの間は距離検知が続く。その結果、図4に示すように距離検知点7の点列には、駐車車両6の面上に検知される部分7aの他に、駐車車両6からはみ出した部分7bが含まれる。はみ出した部分7bは、駐車車両6の通過前、通過後に検知されることから、部分7aよりも奥行き方向(車両5の進行方向に対して垂直な方向)に検知される。そのため、それら部分7a、7bを合わせた形状は曲線状となる。
ECU10は、1台目の駐車車両61に対する距離検知点71と2台目の駐車車両62に対する距離検知点72の間の空間を駐車空間100として設定する。具体的には、ECU10は、距離検知点71の点列に基づいて1台目の駐車車両61のコーナー611の位置を求める。例えば、ECU10は、距離検知点71の点列の端点711から車両5の進行方向と逆方向に所定距離だけオフセットした点をコーナー611の位置として求める。または、隣り合う2つのセンサ位置間では探査波は同一の点で反射するとの仮定のもと、隣り合う2つのセンサ位置とそれらセンサ位置における2つの検知距離とに基づいて、三角測量の原理により点(以下、三角測量点という)を求める。隣り合う2つのセンサ位置を第1センサ位置、第2センサ位置とし、第1センサ位置での検知距離を第1検知距離、第2センサ位置での検知距離を第2検知距離としたとき、三角測量点は、第1センサ位置を中心とし半径が第1検知距離の第1円弧と、第2センサ位置を中心とし半径が第2検知距離の第2円弧との交点である。三角測量点は駐車車両6の車体面と略一致した位置で検知される(駐車車両6からはみ出ない)。そして、例えば1台目の駐車車両61に対する三角測量点の点列の端点を駐車車両61のコーナー611の位置として求める。同様にして、ECU10は、2台目の駐車車両62に対する距離検知点72の点列又は三角測量点の点列に基づいて2台目の駐車車両62のコーナー621の位置を求める。そして、ECU10は、求めたコーナー611、621間の空間100を駐車空間として設定する。
ところが、上記「発明が解決しようとする課題」で説明したように、駐車車両と車両の間に段差が存在する例外場面では、駐車車両をうまく検知できない可能性がある。図5はその例外場面を示しており、駐車車両6と車両5の間に段差200が存在する場面を示している。段差200は、駐車車両6及び駐車空間100の手前(車両5から見て手前)にて、側方通路101に沿って直線状に延びている。段差200の高さは例えば数cm程度である。図5の場面では、測距センサ2は段差200を距離検知してしまう場合がある。図3で説明したように測距センサ2は最初の反射波しか受信できない(有効としない)ので、段差200を距離検知してしまうと、段差200の奥に存在する駐車車両6の距離検知ができなくなってしまい、ひいては駐車空間100の検知ができなくなってしまう。なお、図5には、段差200に対する距離検知点73を図示している。
ECU10は、図5の場面においても駐車車両6(駐車空間100)の検知を可能とする駐車支援処理を実行する。以下、その駐車支援処理の詳細を説明する。図6はECU10が実行する駐車支援処理のフローチャートを示している。図6の処理は例えばドライバーによって支援開始スイッチ(図示外)が操作された時に開始する。
図6の処理が開始すると、先ず、測距センサ2に対して探査波の送信及び反射波の受信を指示する(S11)。また、カメラ3に撮像を指示して、カメラ3が撮像した画像(カメラ画像)を取得する(S11)。次に、測距センサ2で受信された反射波の振幅が、閾値設定部23(図1参照)で設定された閾値を超えたか否かを判断する(S12)。具体的には、上述したように、測距センサ2の制御部21は、反射波の振幅が閾値を超えた場合には反射波の受信時間をECU10に通知するので、ECU10は測距センサ2からその受信時間が通知されたか否かに基づいて、反射波の振幅が閾値を超えたか否かを判断する。
反射波の振幅が閾値を超えた場合、つまり測距センサ2から受信時間の通知があった場合には(S12:Yes)、通知された受信時間及び探査波の速度に基づいて物体までの距離(検知距離)を算出する(S13)。次に、算出した検知距離をメモリ11(図1参照)に蓄積する(S14)。S14の後、S15に進む。なお、ECU10は、測距センサ2が距離検知を行う時には車速及び操舵角に基づいてセンサ位置を算出し、算出したセンサ位置も検知距離に関連付けてメモリ11に蓄積している。図5の場面では、車両5が移動するにしたがって距離検知点73(検知距離及びセンサ位置)の点列がメモリ11に蓄積されていくことになる。S12において、反射波の振幅が閾値を超えなかった場合、又は反射波をそもそも受信しなかった場合、つまり測距センサ2から受信時間の通知が無い場合には(S12:No)、S15に進む。
S15では、メモリ11内の検知距離の蓄積回数が所定の複数回数を超え、かつ、各検知距離の値が同等であるか否かを判断する。このS15は、段差200に対する距離検知点73(図5参照)の点列(直線状の距離検知点の点列)の検知の有無を判断している。各検知距離の値が同等であるか否かは、例えば各検知距離が所定範囲内に収まっているか否かを判断すれば良い。より具体的には、例えば蓄積された検知距離がL1、L2、L3の場合には、各検知距離L1、L2、L3の差分(L1−L2、L1−L3、L2−L3)が所定範囲内に収まっているか否かを判断する。
検知距離の蓄積回数が所定回数未満の場合には(S15:No)、車両5の周辺に段差200、駐車車両6等の物体が存在しないか、存在したとしても距離検知の開始直後のために各種判断できるだけの検知距離のデータ数がそろっていないとして、S11に戻って測距センサ2による距離検知及びカメラ3による撮像を継続する。
また、検知距離の蓄積回数が所定回数を超えた場合でも、各検知距離の値が同等でない場合には(S15:No)、車両5の周辺に物体が存在しているものの、その物体は段差等の直線状の物体ではないとして、S16以降の処理を行わないでS11に戻る。この場合には、図4の基本場面であるとして、後述する測距センサ2の検知範囲の変更は行わずに、図4で説明したように各駐車車両61、62の距離検知点71、72に基づいて駐車空間100の検知が行われる。なお、S15の判断は、距離検知点の点列が直線状か否かを判断することと同義である。そして、図4の距離検知点71、72のように、距離検知点の点列の一部が直線状であっても、曲線状の部分(部分7b又は、部分7aと部分7bを合わせた部分)が含まれる場合には、距離検知点の点列が直線状ではないと判断する(S15:No)。
一方、メモリ11内の検知距離の蓄積回数が所定の複数回数を超え、かつ、各検知距離の値が同等である場合には(S15:Yes)、図5の場面(段差200が存在する場面)であるとして、S16以降の処理を実行する。すなわち、S11で取得したカメラ画像から直線状のエッジ(直線)を抽出する(S16)。カメラ画像から直線状のエッジを抽出する手法は公知の各種手法を採用することができるが、ここでは例えば、先ず、カメラ画像からエッジ点(輝度変化点)を抽出する。次に、抽出したエッジ点を鳥瞰変換する。最後に、鳥瞰変換後のエッジ点に対してハフ投票等の公知の直線当てはめを行うことで、直線状のエッジを検出する。
なお、S16では、メモリ11に蓄積された距離検知点をカメラ画像に重畳して、重畳した距離検知点付近の領域に限定して、直線状のエッジを抽出するようにしても良い。これによって、計算負荷を減らすことができる。図5をカメラ画像と考えて、図5には、段差200のエッジとしてS16で抽出された直線状のエッジ201を図示している。そのエッジ201は距離検知点73の点列の近傍に抽出される。
次に、メモリ11内に蓄積された検知距離(距離検知点)近傍にS16で抽出した直線状のエッジが存在するか否かを判断する(S17)。具体的には、S16で抽出された直線状のエッジが含まれた画像に、メモリ11内に蓄積された距離検知点の点列を重畳する。そして、重畳した距離検知点の点列近傍の所定範囲内に直線状のエッジが存在するか否かを判断する。直線状のエッジが存在しない場合には(S17:No)、メモリ11内に蓄積された検知距離(距離検知点)は、直線状の立体物(壁など)の距離検知結果などであり、段差の距離検知結果ではないとして、S11に戻る。
距離検知点近傍に直線状のエッジが存在する場合には(S17:Yes)、車両5の側方に段差が存在するとして、S18に進み、その段差としての直線状の距離検知点の点列が、駐車空間100の奥に検知された点列か否かを判断する。図4に示すように、駐車空間100の奥に縁石等の段差203が存在する場合には、その段差203を距離検知してしまうことがある。段差203の距離検知点75の点列も直線状であり、かつ、その距離検知点75の近傍に直線状のエッジが存在することになる。S18は、検知された距離検知点の点列が、図4の距離検知点75の点列(駐車空間100の奥の点列)か、図5の距離検知点73の点列(駐車空間100の手前の点列)かを判別する処理である。図4の場面では、最初に1台目の駐車車両61の距離検知点71が検知され、次に、その距離検知点71から奥行き方向に離れた位置に段差203の距離検知点75が検知される。そこで、S18では、例えば、現在検知している距離検知点の点列と直前に検知していた距離検知点の点列の位置関係に基づいて、現在検知している距離検知点の点列が駐車空間100の奥に検知された点列か否かを判断する。より具体的には、S18では、現在検知している距離検知点の点列が、直前に検知していた距離検知点の点列から奥行き方向に所定距離(例えば車幅程度(2m程度))以上離れた位置に検知されているか否かを判断することで、その点列が駐車空間100の奥に検知された点列か否かを判断する。直線状の距離検知点の点列が駐車空間100の奥に検知された点列である場合には(S18:Yes)、図4の場面であるとして、測距センサ2の検知範囲の変更を行わないで、S11に戻る。これにより、測距センサ2の検知範囲が遠方に変更されることで2台目の駐車車両62の距離検知点72(図4参照)が検知されなくなってしまうのを防止できる。
直線状の距離検知点の点列が駐車空間100の奥に検知された点列ではない場合、つまり、駐車空間100の手前に検知された点列である場合には(S18:No)、手前に段差200が存在する図5の場面であるとして、測距センサ2の検知範囲を、メモリ11内に蓄積された段差の検知距離(直線状検知距離)より遠方に変更する(S19)。具体的には、メモリ11内に蓄積された検知距離を代表する代表値(例えば最大の検知距離)をLdとしたとき、図2に示すように、測距センサ2から代表値Ldまでの範囲271を、物体を検知しない非検知範囲に変更する。その結果、測距センサ2の検知範囲は、非検知範囲271より遠方範囲272となる。
遠方範囲272に変更する具体的な方法を図7を参照して説明する。図7は、探査波25及びその探査波25が物体に当たって反射した2つの反射波261、262を時間軸上に図示している。この図7は、図5の場面に対応しており、1番目の反射波261は段差200からの反射波であり、2番目の反射波262は駐車車両6からの反射波である。上述したように、測距センサ2の検知範囲の変更前では、1番目の反射波261しか受信できない。
S19では、遠方範囲272に変更する第1方法として、図7(A)に示すように、探査波25を送信してから1番目の反射波261の受信が完了するまでの期間T1の閾値を、その期間T1の反射波の振幅が閾値を超えないように大きくする。図7(A)では、変更後の閾値232を図示している。期間T1以降の閾値231は変更しない。ECU10は、測距センサ2の制御部21(図1参照)に閾値を変更するように指示し、制御部21は、その指示に基づいて閾値設定部23で設定する閾値を期間T1では閾値232に変更する。これによって、期間T1で受信される段差200からの反射波261は閾値232未満で無効となるので、駐車車両6からの反射波262を有効な反射波として受信することができる。期間T1が図2の非検知範囲271に相当し、期間T1以降が遠方範囲272に相当する。なお、検知範囲を変更する前までは1番目の反射波261を受信していたので、検知範囲を変更する際にはそれまでに受信していた反射波261の受信時間に基づいて期間T1を設定することができる。
また、図7(B)に示すように、1番目の反射波261付近の期間T2(反射波261の受信期間)のみ大きな閾値232に変更しても良い。期間T2以前では閾値231を超える反射波は無いので、期間T2以降の反射波262を有効な反射波として受信することができる。
遠方範囲272に変更する第2方法として、図7(A)の期間T1は測距センサ2を不作動にする等により、期間T1の反射波を受け付けないようにしても良い。期間T1経過後から反射波の受信の受け付けを開始することで、駐車車両6からの反射波262を有効な反射波として受信することができる。
S19で検知範囲を遠方範囲272(図2参照)に変更した後、S11に戻って、変更後の検知範囲で探査波の送信及び反射波の受信を行う。このとき、駐車車両6からの反射波262の受信時間が測距センサ2からECU10に通知され(S12:Yes)、ECU10はその受信時間に基づいて駐車車両6までの距離を算出する(S13)。ECU10は、算出した距離及びセンサ位置をメモリ11に蓄積する(S14)。
遠方範囲272に変更後のメモリ11には駐車車両6の検知距離が蓄積され、駐車車両6の距離検知点の点列は曲線状の部分を含み各検知距離の値は同等にならないので(S15:No)、遠方範囲272に変更後はS16〜S19の処理は行われない。この場合、図4の基本場面で説明したように、駐車車両61、62の距離検知点71、72に基づいて駐車空間100の検知が行われる。駐車空間100を検知できた場合には、ECU10は、例えば、検知した駐車空間100に基づいて目標駐車位置を設定し、その目標駐車位置までの経路を算出する。その後、車両5のステアリングモータ等を制御して、算出した経路にしたがって車両5を目標駐車位置まで誘導する。
以上説明したように、本実施形態では、単一の反射波しか受信できない測距センサを用いた場合であっても、手前に段差が存在する場面で段差の奥に存在する駐車車両等の立体物の距離検知が可能となり、ひいてはその立体物に隣接する駐車空間の検知が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る駐車支援装置の第2実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心にして説明する。本実施形態は、図8に示すように、車両5の側方の駐車空間周囲又は駐車空間内に段差205が存在する場合にその段差205が高い段差か低い段差(又は線)かを判別可能とした実施形態である。なお、段差の高低を判別することは駐車支援に有用であり、具体的には例えば段差の高低の違いで車両がその段差を乗り越えられるか否かを判断することができる。例えば、縁石や駐車空間内の輪留めなど高い段差(例えば10cm以上の段差)の存在を判別できれば、車両はその段差を乗り越えられないとして警告を行ったり、段差に寄った位置に駐車するように支援したりできる。他方、低い段差(例えば3cm程度)又は線の存在を判別できれば、車両はその段差又は線を乗り越えられるとして、不要な警告を行わないようにできる。
本実施形態の駐車支援装置の構成は、第1実施形態の構成(図1)と同じである。ECU10が実行する駐車支援処理が第1実施形態の処理と異なっている。以下、本実施形態の駐車支援処理の詳細を説明する。なお、本実施形態も第1実施形態と同様に駐車空間の側方通過時にその駐車空間を検知する場面(図4、図5の場面)を想定している。
ECU10は、駐車支援処理として、図9のフローチャートの処理と、図10のフローチャートの処理とを並列に実行している。図9の処理は、測距センサ2に関連した処理であり、図6のS11〜S14に相当する処理である。図10の処理は、カメラ3に関連した処理(段差の高低の判定も含む)である。なお、図9、図10の処理は、例えばドライバーによって支援開始スイッチ(図示外)が操作された時に開始する。先ず、図9の処理から説明する。図9の処理が開始すると、先ず、測距センサ2に対して探査波の送信及び反射波の受信を指示する(S21)。次に、図6のS12と同様にして、測距センサ2で受信された反射波の振幅が閾値を超えたか否かを判断する(S22)。反射波の振幅が閾値未満の場合には(S22:No)、S21に戻って、探査波、反射波の送受を行う。
反射波の振幅が閾値を超えた場合には(S22:Yes)、図6のS13と同様にして検知距離及びセンサ位置を算出し(S23)、算出した検知距離及びセンサ位置をメモリ11に蓄積する(S24)。その後、S21に戻って、上述のS21〜S24を繰り返し実行する。これにより、車両5の移動にともなってメモリ11には距離検知点(検知距離)が蓄積されていく。
次に、図10の処理を説明する。図10の処理が開始すると、先ず、カメラ3に撮像を指示して、カメラ3が撮像した画像(カメラ画像)を取得する(S31)。次に、カメラ画像からエッジ点(輝度変化点)を抽出する(S32)。次に、図6のS16と同様にして、抽出したエッジ点に基づいて直線状のエッジ(直線)を検出する(S33)。次に、直線状のエッジを検出できたか否かを判断する(S34)。なお、S34では、駐車空間100の奥に存在する縁石203(図4参照)や駐車空間100の手前に存在する段差200(図5参照)の検知を想定する場合には、車両5の側方所定距離以内で、車両5に略平行(車両5の向きとのなす角度が所定角度(例えば10°)以内)の、直線状のエッジを検出できたか否かを判断しても良い。これにより、車両5の側方以外の範囲に存在する物体(例えば、車両5の後方の他車両)を誤って段差と判定してしまうのを防止できる。
直線状のエッジを検出できなかった場合には(S34:No)、車両5の周囲に段差が存在しないとして、S31に戻る。これに対し、直線状のエッジを検出できた場合には(S34:Yes)、車両5の周囲に段差が存在するとして、S35以降の処理を実行する。S35では、直線状のエッジ近傍の所定範囲内に、図9のS24でメモリ11に蓄積された距離検知点(検知距離)が存在するか否かを判断する。具体的には、直線状のエッジが含まれた画像に、メモリ11に蓄積された各距離検知点を重畳し、重畳した各距離検知点と画像内の直線状のエッジとの距離が所定範囲内か否かを判断する。
S35の処理を行う理由を図8を参照して説明すると、図8に示すように、測距センサ2の検知範囲27に段差205が存在する場合、その段差205の高低によっては段差205から反射波が返ってきたり返ってこなかったりする。具体的には、段差205が高い場合には、段差205の反射面205aの面積が大きいので、測距センサ2は閾値を超える反射波を受信でき、段差205の距離検知ができる。つまり、段差205近傍に距離検知点が存在する。これに対し、段差205が低い場合には、探査波は段差205に当たらないか、当たったとしても反射面205aの面積が小さいので、測距センサ2は閾値未満の反射波しか受信できず、段差205の距離検知ができない。つまり、段差205近傍には距離検知点が存在しない。よって、直線状のエッジが検出され、かつ、その直線状のエッジ近傍に距離検知点が存在するか否かを判断することで、段差の高低を判別することができる。なお、段差の存在を精度良く判定するために、S35では、距離検知点の点列が直線状であるという条件を付加してもよい。すなわち、S35では、距離検知点の点列が直線状であり、かつ、直線状のエッジ近傍にその直線状の点列が存在するか否かを判断しても良い。なお、距離検知点の点列が直線状か否かは図6のS15と同様にして判断すれば良い。
S35において、直線状のエッジ近傍に距離検知点が存在する場合には(S35:Yes)、S36に進み、車両5の周囲に高い段差が存在すると判別する。具体的には、検出された直線状のエッジ、距離検知点の位置に、高い段差(例えば車両5が乗り越え不能な10cm以上の段差。例えば縁石、輪留め)が存在すると判別する(S36)。その後、S31に戻り、上述の処理を繰り返す。
S35において、直線状のエッジ近傍に距離検知点が存在しない場合には(S35:No)、S37に進み、検出された直線状のエッジの位置に低い段差(例えば、車両5が容易に乗り越え可能な3cm未満の段差)又は路面に記された線(駐車枠線など)が存在すると判別する。その後、S31に戻り、上述の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態では、車両の周囲に段差が存在する場合にその段差の高低を高精度に判別することができる。なお、本実施形態の発明は、駐車空間の側方通過時だけでなく、バック駐車時などの駐車動作時にも適用することができる。バック駐車時に本発明を適用する場合には、測距センサを車両の後方に向けて搭載するのが好適である。これにより、バック駐車時に車両の後方に存在する輪留め、駐車枠線等の種別(段差の高低)を判別できるので、バック駐車を適切に支援することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る駐車支援装置の第3実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心にして説明する。本実施形態は、駐車枠線202(図11参照)を検知する実施形態である。本実施形態の駐車支援装置は第1、第2実施形態と同じ構成(図1)である。ただし、測距センサ2は複数の反射波を受信できる仕様であっても良い。ECU10が実行する駐車支援処理が上記実施形態と異なっている。以下、本実施形態の駐車支援処理の詳細を説明する。なお、図11は、本実施形態が想定する場面を示している。図11は、2台の駐車車両6に挟まれた駐車空間100の側方を通過後、駐車枠線202が記された駐車空間100に、車両5がバック駐車している場面を示している。なお、図11では、並列駐車の場面(駐車車両6が並列駐車している場面)であるが、縦列駐車の場面であっても良い。
ECU10は、駐車支援処理として、図9のフローチャートの処理と、図12のフローチャートの処理とを並列に実行している。図9の処理は、第2実施形態で説明したように測距センサ2に関連した処理である。図12の処理はカメラ3に関連した処理である。なお、図9、図12の処理は、例えばドライバーによって支援開始スイッチ(図示外)が操作された時に開始する。
図11の場面で駐車支援処理が実行されたとすると、側方通路101の通過時に、図9の処理により、駐車車両6までの距離が逐次検知されて、その検知距離がメモリ11に蓄積されていく(S21〜S24)。図11には、距離検知点7(測距センサ2から測距センサ2の正面方向に検知距離だけ離れた点)を図示しており、メモリ11にはその距離検知点7が蓄積されることになる。なお、図11では、駐車車両6のフロント面63に距離検知点7が検知されている。
一方、図12の処理が開始すると、先ず、カメラ3に撮像を指示して、カメラ3が撮像した画像(カメラ画像)を取得する(S41)。次に、取得したカメラ画像に対し歪み補正やグレースケール変換等の画像前処理を施す(S42)。次に、画像前処理が施されたカメラ画像からエッジ点(輝度変換点)を抽出する(S43)。次に、抽出したエッジ点を鳥瞰変換する(S44)。図11をS44の鳥瞰変換後のエッジ点画像と考えて、図11にはS43で抽出しS44で鳥瞰変換したエッジ点8(×の点)を例示している。エッジ点8には、駐車枠線202のエッジ点81の他に、立体物(図11では駐車車両6)のエッジ点82が含まれる。
次に、鳥瞰変換後のエッジ点画像における立体物が存在する範囲(以下、立体物範囲という)を設定する(S45)。測距センサ2による物体検知は、一定以上の高さを有する物体(立体物)の検知に適しており、測距センサ2の距離検知結果である距離検知点は立体物上の点であると推測できる。そこで、S45では、図9のS24でメモリ11に蓄積された距離検知点に基づいて立体物範囲を設定する。具体的には、エッジ点画像に、メモリ11内の距離検知点を重畳する。図11を距離検知点7が重畳されたエッジ点画像と考えて、例えば第1実施形態の図4で説明したように、距離検知点7の点列に基づいて駐車車両6のコーナー位置65を設定する。設定したコーナー位置65から奥行き方向P2(側方通路101移動時の車両5の進行方向1に対して垂直な方向)に所定量(一般的な車長)の範囲600を立体物範囲として設定する。
次に、立体物範囲に属するエッジ点を除去する(S46)。図11の例では、立体物範囲600に属するエッジ点82を除去する。次に、除去されなかったエッジ点(図11の例ではエッジ点81)に対してハフ投票等の公知の直線当てはめを行うことで、エッジ点画像から直線(直線状のエッジ)を検出する(S47)。図11の例では、一方の駐車枠線202aのエッジに相当する直線301a、301bと、他方の駐車枠線202bのエッジに相当する直線302a、302bが検出される。
次に、検出した直線に基づいて駐車枠(駐車空間)を確定する(S48)。駐車枠の確定方法は公知の各種方法(例えば特開2012−80497号公報に記載の方法)を採用することができる。基本的な考え方としては、所定距離内で平行な2本(ペア)の直線を見つけ、そのペアの直線を、駐車枠を構成する1本の駐車枠線とする。そして、所定の関係を有する複数の駐車枠線の組を駐車枠として確定する。図11の例では、直線301a、301bにより駐車枠線202aが検知され、直線302a、302bにより駐車枠線202bが検知される。
次に、確定した駐車枠に基づき目標駐車位置を計算する(S49)。その後、ステアリングモータ等を制御して、目標駐車位置まで車両5を誘導する(S49)。目標駐車位置への誘導が完了したら、図12のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、測距センサの距離検知結果から設定された立体物範囲に属する特徴点(エッジ点)を除去しているので、立体物のエッジを誤って駐車枠線と検知してしまうのを防止できる。つまり、駐車枠線の検知精度を向上できる。また、駐車枠線に無関係なエッジ点を除去しているので、全てのエッジ点を計算して駐車枠線を検知する場合に比べて計算負荷を減らすことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る駐車支援装置の第4実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心にして説明する。本実施形態の駐車支援装置は上記実施形態と同じ構成(図1)である。ECU10が実行する駐車支援処理が上記実施形態と異なっている。以下、本実施形態の駐車支援処理の詳細を説明する。なお、図13は、本実施形態が想定する場面を示している。図13の場面は、第1実施形態の図4の場面と同様であり、駐車車両6の側方通路101の通過時に測距センサ2で駐車車両6の距離検知を行い、その距離検知結果に基づいて駐車車両6に隣接する駐車空間100を検知する場面である。
ECU10は、駐車支援処理として、図9のフローチャートの処理と、図14のフローチャートの処理とを並列に実行している。図9の処理は、第2実施形態で説明したように測距センサ2に関連した処理である。図14の処理はカメラ3に関連した処理である。なお、図14において、図12と同じ処理には同一符号を付している。図9、図14の処理は、例えばドライバーによって支援開始スイッチ(図示外)が操作された時に開始する。
図13の場面で駐車支援処理が実行されたとすると、車両5が側方通路101を移動するにしたがって、図9の処理により、駐車車両6までの距離が逐次検知されて、その検知距離(距離検知点)がメモリ11に蓄積されていく(S21〜S24)。図13には、メモリ11に蓄積される距離検知点7の点列を図示している。測距センサ2では駐車車両6等の立体物の距離検知を想定しているが、探査波の送信範囲27(図13参照)が路面にまで及ぶことにより路面を誤検知してしまうことがある。図13には路面上に検知された距離検知点74を図示している。
一方、図14の処理が開始すると、カメラ3からカメラ画像を取得して(S41)、取得したカメラ画像に対して画像前処理を施し(S42)、エッジ点を抽出し(S43)、抽出したエッジ点を鳥瞰変換する(S44)。次に、鳥瞰変換後のエッジ点画像における路面範囲を設定する(S51)。図13をエッジ点画像と考えて、その図13を参照してS51の処理を説明すると、エッジ点画像内で、車両5が直前に通過してきた部分91と、その部分91と同等の輝度で繋がった部分92(エッジが無い部分)とを路面範囲9として設定する。なお、画像から路面範囲を抽出する方法は公知であるので(例えば特開2007−310805号公報参照)、S51では、公知の路面範囲抽出方法を採用して路面範囲を設定すれば良い。
次に、メモリ11に蓄積された距離検知点をエッジ点画像に重畳し、重畳した距離検知点のうち、路面範囲に属する距離検知点(検知距離)を除去する(S52)。図13の例では、路面範囲9に属する距離検知点74が除去される。
次に、第1実施形態の図4の場面で説明したように、検知距離(距離検知点又は三角測量点)に基づいて駐車車両の位置を判定する。すなわち、駐車車両6の位置として駐車車両6のコーナー6aを求める。次に、求めたコーナー6aの位置に基づいて駐車空間100を設定する(S54)。その後、図14のフローチャートの処理を終了する。その後、設定した駐車空間への自動駐車を行う。
以上説明したように、本実施形態では、駐車車両等の立体物と無関係の路面範囲内の検知距離が除去されるので、測距センサによる駐車車両等の立体物の検知精度を向上できる(誤検知を低減できる)。
なお、本発明に係る駐車支援装置は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、リヤカメラを採用した例を説明したが、車両の側方を撮像するサイドカメラを採用しても良い。また、本発明は、並列駐車と縦列駐車のどちらの場面でも適用できる。
1 駐車支援装置
2 測距センサ
3 カメラ
5 車両
6、61、62 駐車車両
7、71、72、73、74、75 距離検知点
8、81、82 エッジ点
200、205 段差
202 駐車枠線

Claims (12)

  1. 車両(5)周辺に探査波を逐次送信し、その探査波が物体に当たって反射した反射波を受信してその反射波に基づいて物体までの距離を逐次検知する距離検知手段(2)と、
    前記車両周辺を撮像する撮像手段(3)と、
    前記撮像手段が撮像した画像内の特徴点を抽出する抽出手段(S16、S32、S43)と、
    前記距離検知手段による距離検知結果と前記特徴点の抽出結果の両者を用いて駐車空間周囲又は駐車空間内の検知対象(6、61、62、205、202)を検知する対象検知手段(10)と、
    を備えることを特徴とする駐車支援装置(1)。
  2. 前記距離検知手段は、駐車空間の側方通過時に前記車両の側方に前記探査波を送信し、
    前記撮像手段は、駐車空間の側方通過時に前記車両の側方を少なくとも含む範囲を撮像し、
    前記抽出手段は、前記特徴点として前記画像内のエッジを抽出し、
    前記対象検知手段は、
    前記距離検知手段が検知した検知距離の点列(7)が直線状であり、かつ、その直線状の点列近傍に直線状の前記エッジが抽出された場合に、前記距離検知手段の検知範囲を、直線状の点列となる前記検知距離である直線状検知距離より遠方に変更する検知範囲変更手段(S15〜S17、S19)と、
    前記検知範囲変更手段による前記検知範囲の変更後に検知された前記検知距離に基づいて駐車空間(100)に隣接する立体物(6、61、62)を前記検知対象として検知する立体物検知手段(10)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記距離検知手段は、1回の前記探査波の送信で受信する前記反射波のうち、所定の閾値を超えた振幅を有した1番目に受信する前記反射波のみ有効としてその反射波に基づいて物体までの距離を検知することを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記検知範囲変更手段(S19)は、前記直線状検知距離の検知元となる前記反射波の受信期間における前記閾値を、前記反射波の振幅が前記閾値を超えないように大きくすることを特徴とする請求項2又は3に記載の駐車支援装置。
  5. 前記検知範囲変更手段(S19)は、前記車両から前記直線状検知距離までの範囲からの前記反射波の受信を受け付けないようにすることを特徴とする請求項2又は3に記載の駐車支援装置。
  6. 前記検知範囲変更手段(S15)は、前記検知距離の点列に曲線状の部分が含まれている場合には、前記検知距離の点列に直線状の部分が含まれていたとしても、前記検知範囲の変更を行わないことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  7. 前記検知距離の点列が駐車空間の奥に検知された点列(75)であることを判断する奥点列判断手段(S18)を備え、
    前記検知範囲変更手段(S19)は、前記検知距離の点列が直線状であり、かつ、その直線状の点列近傍に直線状の前記エッジが抽出された場合であっても、前記検知距離の点列が駐車空間の奥に検知された点列であると前記奥点列判断手段が判断したときには、前記検知範囲の変更を中止することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  8. 前記抽出手段は、前記特徴点として前記画像内のエッジを抽出し、
    前記対象検知手段は、直線状の前記エッジが抽出され、かつ、その直線状のエッジ近傍に前記距離検知手段が検知した検知距離の点が得られない場合に、前記検知対象としての低い段差又は路面に記された線があると判別する低段差判別手段(S34、S35、S37)を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  9. 前記抽出手段は、前記特徴点として前記画像内のエッジを抽出し、
    前記対象検知手段は、直線状の前記エッジが抽出され、かつ、その直線状のエッジ近傍に前記距離検知手段が検知した検知距離の点が得られた場合に、前記検知対象としての高い段差があると判別する高段差判別手段(S34、S35、S36)を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  10. 前記対象検知手段は、
    前記距離検知手段が検知した検知距離と前記特徴点の片方を用いて前記検知対象を検知する片方検知手段(10)と、
    前記検知距離と前記特徴点のうち、前記片方検知手段による前記検知対象の検知に用いる方を第1情報、その検知に用いない方を第2情報として、前記第2情報に基づいて前記検知対象と無関係の前記第1情報を無効とする無効手段(S45、S46、S51、S52)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  11. 前記片方検知手段は、前記特徴点に基づいて駐車枠線を前記検知対象として検知し、
    前記無効手段(S46、S45)は、前記検知距離の点列に基づいて前記画像内における立体物の範囲(600)を設定する立体物範囲設定手段を備え、前記立体物の範囲に属する前記特徴点(82)を無効とすることを特徴とする請求項10に記載の駐車支援装置。
  12. 前記片方検知手段は、前記検知距離に基づいて駐車空間に隣接する立体物を前記検知対象として検知し、
    前記無効手段(S51、S52)は、前記特徴点に基づいて路面の範囲(9)を設定する路面範囲設定手段を備え、前記路面の範囲に属する前記検知距離の点(74)を無効とすることを特徴とする請求項10に記載の駐車支援装置。
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