JP4872517B2 - 障害物認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は物体検出装置に関し、特に、道路上における追越し車両や割込み車両などの障害物の検出を行う障害物認識装置に関するものである。
車両の走行支援装置の1つとして、車両側方に存在する追越し車両や割込み車両を検出し、ドライバーに警報を与える走行支援装置が実用化されている。特許文献1には、車両側方に物体との距離を検出する測距センサを配置し、検出された物体との距離が所定値よりも小さい場合に警報を発する装置が記載されている。この特許文献1に記載の装置では、測距センサによる検出結果に基づき、自車の車線変更に支障のない物体の存在に対しては警報の発生を抑えることにより、車線変更に関係のないガードレールや側壁等の路側物を誤検出しないようにしている。
特開2005−145196号公報
しかしながら、上記の技術では、測距センサよる検出結果のみに基づいて障害物を検出しているため、検出した物体が車両であるか路側物であるかの判断が不十分な場合があり、車両ではないガードレールや側壁等の路側物を車両として誤検出する場合がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より誤検出を少なくして障害物を認識できる障害物認識装置を提供することにある。
本発明は、自車の位置を測定可能なナビゲーション装置と、ナビゲーション装置の測定結果から自車が走行している走行レーンを認識して、自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性を判断する走行レーン認識手段と、自車の外部に存在する物体を検出可能な検出手段と、検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合に応じて、物体を障害物として抽出する障害物抽出手段と、を備え、障害物抽出手段は、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合が第1の度合以上のときに、物体を障害物として抽出し、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合が第1の度合より高い第2の度合以上のときに、物体を障害物として抽出する障害物認識装置である。
この構成によれば、走行レーン認識手段が、ナビゲーション装置の測定結果から自車が走行している走行レーンを認識して、自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性を判断するため、例えば一番右側の車線を自車が走行している場合、自車の右側に他車が存在する可能性は無いと判断することができる。
また、障害物抽出手段は、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合が第1の度合以上のときに、物体を障害物として抽出し、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合が第1の度合より高い第2の度合以上のときに、物体を障害物として抽出する。そのため、例えば一番右側の車線を自車が走行している場合、右側については物体を障害物として抽出する閾値を高くして、ガードレールや側壁等の路側物を車両として誤検出する可能性を低減し、より誤検出を少なくして障害物を認識することができる。
この場合、検出手段は、自車の外部に存在する物体に電磁波を放射し、電磁波の反射波を測定することにより物体を検出可能なレーダであり、障害物抽出手段は、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、レーダが測定した反射波の反射率が第1閾値以上のときに、物体を障害物として抽出し、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、レーダが測定した反射波の反射率が第1閾値より高い第2閾値以上のときに、物体を障害物として抽出するものとできる。
この構成によれば、検出手段はレーダであるため天候等の影響を受けにくく、障害物抽出手段はレーダが測定した反射波の閾値に基づいて障害物を抽出するため、比較的に簡易な装置構成とすることができる。
また、検出手段は、自車の外部に存在する物体を撮像することにより物体を検出可能な単眼画像センサであり、障害物抽出手段は、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、単眼画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が第1閾値以上のときに、物体を障害物として抽出し、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、単眼画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が第1閾値より高い第2閾値以上のときに、物体を障害物として抽出するものとできる。
この構成によれば、検出手段は単眼画像センサであり、障害物抽出手段は単眼画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数の閾値に基づいて障害物を抽出するため、画像を基準にして障害物を検出でき、比較的に簡易な装置構成とすることができる。
また、検出手段は、自車の外部に存在する物体を撮像することにより物体を検出可能なステレオ画像センサであり、障害物抽出手段は、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、ステレオ画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が第1閾値以上のときに、物体を障害物として抽出し、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、ステレオ画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が第1閾値より高い第2閾値以上のときに、物体を障害物として抽出するものとできる。
この構成によれば、検出手段はステレオ画像センサであり、障害物抽出手段はステレオ画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数の閾値に基づいて障害物を抽出するため、物体の距離や速度を検出しやすく、検出精度を向上させることができる。
あるいは、検出手段は、自車の外部に存在する物体に電磁波を放射して電磁波の反射波を測定することにより物体を検出可能なレーダと、自車の外部に存在する物体を撮像することにより物体を検出可能な画像センサとを含み、障害物抽出手段は、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、レーダと画像センサとの検出結果の一致度が第1閾値以上のときに、物体を障害物として抽出し、走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、レーダと画像センサとの検出結果の一致度が第1閾値より高い第2閾値以上のときに、物体を障害物として抽出するものとできる。
この構成によれば、検出原理を異にするレーダと画像センサとの両方によって障害物を抽出するため、障害物の検出精度が一層向上する。
本発明の障害物認識装置によれば、より誤検出を少なくして障害物を認識できる。
以下、本発明の実施の形態に係る障害物認識装置について添付図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図であり、本発明の障害物認識装置を走行支援システムに適用した場合における構成例を示す。
走行支援システム1は、主としてECU10からなる。ECU10は、ナビゲーションシステム(ナビゲーション装置)12、前方ミリ波レーダ(検出手段)30及び近距離ミリ波レーダ(検出手段)32が接続された物体検出部100と、車載システム14が接続されたシステム制御部20とを備える。
ナビゲーションシステム12は、GPS(Global Positioning System)等によって、自車の位置を測定するためのものであり、少なくとも現在における自車の走行する走行レーン(車線)を認識することが可能な精度で自車の位置を測定することができる。ナビゲーションシステム12の測定結果はECU10の物体検出部100に出力される。
前方ミリ波レーダ30は、ミリ波帯の電波を水平方向にスキャンしながら車両の前方へ照射し、車両などの物体表面で反射された電波を受信し、反射率(受信波の電波強度と照射波の電波強度との比率)、受信信号の周波数変化から先行車両の有無、先行車と自車両との距離、相対速度、自車両からの横変位(横位置)などのパラメータを求め、検出結果としてECU10に出力する。
近距離ミリ波レーダ32は、ミリ波帯の電波を水平方向にスキャンしながら車両の前方、側方及び後方に照射し、車両などの物体表面で反射された電波を受信し、反射率、受信信号の周波数変化から、並走車両、追越し車両及び割込み車両の有無、当該車両と自車両との距離、相対速度、自車両からの横変位(横位置)などのパラメータを求め、検出結果としてECU10に出力する。
物体検出部100は、走行レーン認識部(走行レーン認識手段)110とレーダ波検出部(障害物抽出手段)102とを含む。
走行レーン認識部110は、ナビゲーションシステム12からの測定結果に基づき、自車が現在走行している走行レーンが、左車線であるか、右車線であるか等を認識する。また、走行レーン認識部110は、自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性の有無を判断する。当該判断結果は、レーダ波検出部102に出力される。
レーダ波検出部102は、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32の検出結果から障害物を抽出する。レーダ波検出部102は、走行レーン認識部110が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断した場合は、当該側については、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32の反射波の反射率が第1閾値以上である場合に、当該反射波に係る物体を障害物であるとして抽出する。一方、レーダ波検出部102は、走行レーン認識部110が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断した場合は、当該側については、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32の反射波の反射率が第1閾値より高い第2閾値以上である場合に、当該反射波に係る物体を障害物であるとして抽出する。抽出した障害物に関する情報は、システム制御部30に出力される。
システム制御部30は、物体検出部100からの障害物に関する情報に応じて車載システム14に制御量やフラグを出力するためのものである。システム制御部30は、運転負荷軽減システム部22と安全システム部24とを含む。運転負荷軽減システム部22は、ACC、LKA、IPA等のドライバーの運転負荷を軽減するためのシステムを制御する。安全システム部24は、PCS/FCAAS、PB、PSB、PBA、サスペンション制御、警報、操舵回避支援、ヘッドレスト制御、シート制御、アクティブフード、アクティブバンパー等の他、ナビゲーションシステム用の強調画像等、ドライバーの安全を確保するためのシステムを制御する。
車載システム14は、システム制御部30からの制御量やフラグに基づいて、所定の操舵、加減速、警報の報知等の動作を行う。
その他、ECU10の物体検出部100には、ソナー50、車両運動状態センサ60、顔向きセンサ70が接続されており、これらからの情報は障害物の認識に利用される。車両運動状態センサ60の出力情報は自車運動状態推定部62で処理された後に物体検出部100に送られ、顔向きセンサ70の出力情報はドライバー状態推定部72で処理された後に物体検出部100に送られる。自車運動状態推定部62及びドライバー状態推定部72による処理情報は、直接にシステム制御部20に出力され、システムの制御に利用される。また、物体検出部100に接続された前方ミリ波レーダ30、近距離ミリ波レーダ32等のセンサ類は相互に接続されており、各々のセンサの動作を制御する。
次に、図2を参照して走行支援システム1の動作について説明する。図2は、第1実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。以下の説明では自車の右側に存在する障害物を検出する場合を例にとり説明する。
まず、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32によって、自車の右側方における物体の反射波を検出する(S101)。次に、走行レーン認識部110は、ナビゲーションシステム12からの測定結果に基づき、現在の自車の走行レーンの位置に関する情報を取得し、自車の右側に追越し車両及び割込み車両が存在する可能性の有無を判断する(S102)。
図3(a)に示すように、例えば2車線ある道路の左車線Lを自車200が現在走行中であるときは、右車線Rを他車300が走行する可能性が有るため、当該右側には他車300が存在する可能性が有ると判断する。一方、図3(b)に示すように、2車線ある道路の右車線Rを自車200が現在走行中であるときは、自車200の右側には車線はないため、当該右側には他車が存在する可能性は無いと判断する。
図2に戻り、走行レーン認識部110が自車右側には追越し車両及び割込み車両が存在する可能性が無いと判断した場合は、レーダ波検出部102は、反射波の反射率の閾値を第1閾値より大きい第2閾値に設定する(S103,S104)。一方、走行レーン認識部110が自車右側には追越し車両及び割込み車両が存在する可能性が有ると判断した場合は、レーダ波検出部102は、反射波の反射率の閾値を低い方の第1閾値のままに設定する(S103)。
最後に、レーダ波検出部102は、反射波の反射率が設定した閾値以上の場合に、当該反射波に係る物体を障害物として抽出する(S104)
本実施形態によれば、走行レーン認識部110が、ナビゲーションシステム12の測定結果から自車200が走行している走行レーンを認識して、自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性を判断するため、例えば図3(b)に示すように2車線道路の右車線Rを自車が走行している場合、自車200の右側に他車300が存在する可能性は無いと判断することができる。
また、本実施形態によれば、レーダ波検出部102は、走行レーン認識部110が自車200の左側及び右側のいずれかの側に他車200が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32の反射波の反射率が第1閾値以上のときに物体を障害物として抽出し、走行レーン認識部110が自車200の左側及び右側のいずれかの側に他車300が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32の反射波の反射率が第1閾値より高い第2閾値以上のときに物体を障害物として抽出する。そのため、図3(b)に示すように2車線道路の右車線Rを自車200が走行している場合、右側については物体を障害物として抽出する閾値を高くして、ガードレールや側壁等の路側物を車両として誤検出する可能性を低減し、より誤検出を少なくして障害物を認識することができる。
さらに、本実施形態によれば、検出手段は前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32であり、レーダ波検出部102は前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32が測定した反射波の閾値を変更するため、天候等の影響を受けにくく、比較的に簡易な装置構成とすることができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態においては、検出手段として、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32の替わりに、単眼画像センサである前方画像単眼カメラ40及び後方/側方/周辺画像単眼カメラ42を備える。また、本実施形態においては、障害物抽出手段として、レーダ波検出部102の替わりにエッジ処理部104を備える。
前方画像単眼カメラ40は、車両前方の画像を取得するCCDカメラである。また、後方/側方/周辺画像単眼カメラ42は車両の後方、側方及び周辺の画像を取得するCCDカメラであり、状況に応じて適宜魚眼レンズ等の広角レンズが装着される。
エッジ処理部104は、前方画像単眼カメラ40及び後方/側方/周辺画像単眼カメラ42から取得した画像をエッジ処理し、エッジ点の形状や、エッジ点の速度ベクトル、オプティカルフロー等から物体を認識する。また、エッジ処理部104は、走行レーン認識部110が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断した場合は、当該側については、前方画像単眼カメラ40及び後方/側方/周辺画像単眼カメラ42の画像中における物体のエッジ点数が第1閾値以上である場合に、当該物体を障害物であるとして抽出する。一方、エッジ処理部104は、走行レーン認識部110が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断した場合は、当該側については、前方画像単眼カメラ40及び後方/側方/周辺画像単眼カメラ42の画像中における物体のエッジ点数が第1閾値より高い第2閾値以上である場合に、当該物体を障害物であるとして抽出する。
図5は、第2実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。以下の説明では、上記第1実施形態と同様に、自車の右側に存在する障害物を検出する場合を例にとり説明する。
まず、前方画像単眼カメラ40及び後方/側方/周辺画像単眼カメラ42によって、自車の右側方に置ける物体の画像を取得し、エッジ処理部104は当該画像をエッジ処理しエッジ画とする(S201)。次に、上記第1実施形態と同様に、走行レーン認識部110は、ナビゲーションシステム12からの測定結果に基づき、現在の自車の走行レーンの位置に関する情報を取得し、自車の右側に追越し車両及び割込み車両が存在する可能性の有無を判断する(S202)。
走行レーン認識部110が自車右側には追越し車両及び割込み車両が存在する可能性が無いと判断した場合は、エッジ処理部104は、エッジ点数の閾値を第1閾値より大きい第2閾値に設定する(S203,S204)。一方、走行レーン認識部110が自車右側には追越し車両及び割込み車両が存在する可能性が有ると判断した場合は、エッジ処理部104は、エッジ点数の閾値を低い方の第1閾値のままに設定する(S203)。
最後に、エッジ処理部104は、エッジ点数が設定した閾値以上の場合に、当該画像に係る物体を障害物として抽出する(S204)
本実施形態においては、検出手段として単眼画像センサを用いるため、画像を基準にして障害物を検出でき、装置の構造を比較的に簡便にすることができるという利点がある。
以下、本発明の第3実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態においては、検出手段として、単眼画像センサである前方画像単眼カメラ40及び後方/側方/周辺画像単眼カメラ42の替わりに、ステレオ画像センサである前方画像ステレオカメラ44及び後方/側方/周辺画像ステレオカメラ46を備える。
前方画像ステレオカメラ44は、車両前方の画像を取得する一対のCCDカメラである。また、後方/側方/周辺画像ステレオカメラ46は車両の後方、側方及び周辺の画像を取得する一対のCCDカメラであり、状況に応じて適宜魚眼レンズ等の広角レンズが装着される。
本実施形態におけるエッジ処理部104は、上記第2実施形態と同様に、前方画像ステレオカメラ44及び後方/側方/周辺画像ステレオカメラ46の画像をエッジ処理し、走行レーン認識部110の判断に基づいて設定されたエッジ点数の閾値により、障害物を抽出する。また、本実施形態におけるエッジ処理部104は、前方画像ステレオカメラ44及び後方/側方/周辺画像ステレオカメラ46の一対をなすCCDカメラの取得画像中における物体の位置の違いを基にした三角測量方式によって、物体との距離及び自車からの横変位を求め、前のフレーム時に求めた距離に対する変化量から相対速度を求める。
図7は、第3実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。図7では、上記第1実施形態と同様に、自車の右側に存在する障害物を検出する場合を例にとっており、ステップS301において、前方画像ステレオカメラ44及び後方/側方/周辺画像ステレオカメラ46によって自車の右側方に置ける物体の画像を取得すること以外は、以下のステップS302〜S305は、上記第2実施形態におけるステップS202〜S205と同様に行われる。
本実施形態においては、検出手段としてステレオ画像センサを用いるため、物体の距離や速度をより正確に検出しやすく、障害物の検出精度をより向上させることができるという利点がある。
以下、本発明の第4実施形態について説明する。図8は、第4実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図である。図8に示すように、本実施形態においては、検出手段として、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32、並びに画像センサである前方画像カメラ48及び後方/側方/周辺画像カメラ49を備えている。前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32からの情報は、上記第1実施形態と同様にレーダ波検出部102によって処理され、前方画像カメラ48及び後方/側方/周辺画像カメラ49とからの情報は上記第2実施形態と同様にエッジ処理部104によって処理される。なお、前方画像カメラ48及び後方/側方/周辺画像カメラ49は、単眼カメラ及びステレオカメラのいずれであっても適用することができる。
本実施形態においては、物体検出部100は、障害物抽出手段として一致度検出部106をさらに備える。一致度検出部106は、レーダ波検出部102とエッジ処理部104とからの検出結果の一致度を、例えば、当該物体の距離や位置の差の一致度により判定する。この場合、一致度検出部106は、物体の距離又は位置の差の逆数について閾値を設定しておき、検出結果における距離又は位置の差の逆数が設定した閾値以上であるか否かによって、一致度を判定する。一致度検出部106は、走行レーン認識部110が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断した場合は、当該側については、上記検出結果の一致度が第1閾値以上である場合に、当該物体を障害物であるとして抽出する。一方、一致度検出部106は、走行レーン認識部110が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断した場合は、当該側については、上記検出結果の一致度が第1閾値より高い第2閾値以上である場合に、当該物体を障害物であるとして抽出する。
図9は、第4実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。以下の説明では、上記第1実施形態と同様に、自車の右側に存在する障害物を検出する場合を例にとり説明する。
まず、前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32、並びに前方画像カメラ48及び後方/側方/周辺画像カメラ49によって、自車側方の物体を検出する(S401)。次に、上記第1実施形態と同様に、走行レーン認識部110は、ナビゲーションシステム12からの測定結果に基づき、現在の自車の走行レーンの位置に関する情報を取得し、自車の右側に追越し車両及び割込み車両が存在する可能性の有無を判断する(S402)。
走行レーン認識部110が自車右側には追越し車両及び割込み車両が存在する可能性が無いと判断した場合は、一致度検出部106は、一致度の閾値を第1閾値より大きい第2閾値に設定する(S403,S404)。一方、走行レーン認識部110が自車右側には追越し車両及び割込み車両が存在する可能性が有ると判断した場合は、一致度検出部106は、一致度の閾値を低い方の第1閾値のままに設定する(S403)。
最後に、一致度検出部106は、一致度が設定した閾値以上の場合に、当該物体を障害物として抽出する(S404)。すなわち、一致度検出部106は、例えば、検出結果における物体の距離又は位置の差の逆数が設定した閾値以上である場合に、当該物体を障害物として抽出する。
ここで、ミリ波レーダは、物体までの距離や物体との相対速度の検出精度が高いものの、横変位や物体幅の検出精度はステレオカメラ等のカメラより劣る。一方、ステレオカメラ等のカメラは、横変位や物体幅の検出精度が高いものの、物体までの距離や物体との相対速度の検出精度はミリ波レーダ10より劣る。そのため本実施形態によれば、検出原理を異にする前方ミリ波レーダ30及び近距離ミリ波レーダ32、並びに前方画像カメラ48及び後方/側方/周辺画像カメラ49によるパラメータが融合されて障害物が抽出されるので、障害物の検出精度が一層向上する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。本実施形態では障害物認識装置の一例として走行支援システムに適用する場合を中心に説明したが、本発明の障害物認識装置の適用分野としてはこれに限定されない。
第1実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図である。 第1実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 (a)(b)は左右それぞれの走行レーンにおける右側方の障害物の認識を示す図である。 第2実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図である。 第2実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図である。 第3実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る走行支援システムを示すブロック図である。 第4実施形態に係る走行支援システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…走行支援システム、10…ECU、12…ナビゲーションシステム、14…車載システム、20…システム制御部、22…運転負荷軽減システム部、24…安全システム部、30…前方ミリ波レーダ、32…近距離ミリ波レーダ、40…前方画像単眼カメラ、42…後方/側方/周辺画像単眼カメラ、44…前方画像ステレオカメラ、46…後方/側方/周辺画像ステレオカメラ、48…前方画像カメラ、49…後方/側方/周辺画像カメラ、50…ソナー、60…車両運動状態センサ、62…自車運動状態推定部、70…顔向き検出センサ、72…ドライバー状態推定部、100…物体検出部、102…レーダ波検出部、104…エッジ処理部、106…一致度検出部、110…走行レーン認識部、200…自車、300…他車。

Claims (5)

  1. 自車の位置を測定可能なナビゲーション装置と、
    前記ナビゲーション装置の測定結果から自車が走行している走行レーンを認識して、自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性を判断する走行レーン認識手段と、
    自車の外部に存在する物体を検出可能な検出手段と、
    前記検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合に応じて、前記物体を障害物として抽出する障害物抽出手段と、
    を備え、
    前記走行レーン認識手段は、
    前記ナビゲーション装置の測定結果から自車が走行している走行レーンの左側及び右側のいずれかの側に走行レーンが存在するときは、当該側について、他車が存在する可能性が有ると判断し、
    前記ナビゲーション装置の測定結果から自車が走行している走行レーンの左側及び右側のいずれかの側に走行レーンが存在しないときは、当該側について、他車が存在する可能性が無いと判断し、
    前記障害物抽出手段は、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、前記検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合が第1の度合以上のときに、前記物体を障害物として抽出し、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、前記検出手段によって検出された物体が障害となり得る度合が前記第1の度合より高い第2の度合以上のときに、前記物体を障害物として抽出する、
    障害物認識装置。
  2. 前記検出手段は、自車の外部に存在する物体に電磁波を放射し、前記電磁波の反射波を測定することにより前記物体を検出可能なレーダであり、
    前記障害物抽出手段は、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、前記レーダが測定した反射波の反射率が第1閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出し、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、前記レーダが測定した反射波の反射率が前記第1閾値より高い第2閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出する、
    請求項1に記載の障害物認識装置。
  3. 前記検出手段は、自車の外部に存在する物体を撮像することにより前記物体を検出可能な単眼画像センサであり、
    前記障害物抽出手段は、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、前記単眼画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が第1閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出し、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、前記単眼画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が前記第1閾値より高い第2閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出する、
    請求項1に記載の障害物認識装置。
  4. 前記検出手段は、自車の外部に存在する物体を撮像することにより前記物体を検出可能なステレオ画像センサであり、
    前記障害物抽出手段は、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、前記ステレオ画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が第1閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出し、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、前記ステレオ画像センサの撮像画像をエッジ処理して得られたエッジ点数が前記第1閾値より高い第2閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出する、
    請求項1に記載の障害物認識装置。
  5. 前記検出手段は、自車の外部に存在する物体に電磁波を放射して前記電磁波の反射波を測定することにより前記物体を検出可能なレーダと、自車の外部に存在する物体を撮像することにより前記物体を検出可能な画像センサとを含み、
    前記障害物抽出手段は、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が有ると判断したときは、当該側について、前記レーダと前記画像センサとの検出結果の一致度が第1閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出し、
    前記走行レーン認識手段が自車の左側及び右側のいずれかの側に他車が存在する可能性が無いと判断したときは、当該側について、前記レーダと前記画像センサとの検出結果の一致度が前記第1閾値より高い第2閾値以上のときに、前記物体を障害物として抽出する、
    請求項1に記載の障害物認識装置。
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