JP2014117399A - 医療用カセーター及び医療用カセーターの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長尺状の操作ワイヤー41と、操作ワイヤー41を板バネ83により支持した状態で密着コイル81に貫通し、シースの湾曲操作を行うための軸芯構造体と、該軸芯構造体を内部に貫通するシースを含むシース構造体と、シース構造体の後方に固定されたシース端部品33と、該シース端部品33の端部が取り付けられる軸部及び操作ワイヤー41の端部に接続されて軸部と相対的に移動する握り部とから成る操作部とを備え、シース構造体に軸芯構造体を固定するとき、密着コイル81が長尺状に自然状態で延びた状態から所定の範囲で圧縮されることによってシース端部品の後方端と密着コイル端部品33の後方端との間隔が所定の寸法差にするようにシースに組み込まれた医療用カセーター。
【選択図】図2
Description
まず、本発明の対象となる医療用カセーターの概略構造は、円筒状柔軟性プラスチック部材のシースを有するシース構造体と、長尺状に延びる細金属線から成る操作ワイヤーと、シースに貫通され、操作ワイヤーを貫通する密着コイルを有するシースの湾曲操作を行うための軸芯構造体と、シース構造体の端部が取り付けられる軸部及び操作ワイヤーの端部と接続されて軸部と相対的に移動する握り部とから成る操作部とから成り、操作部の軸部と握り部とを相対的に移動することによって軸芯構造体の操作ワイヤーが操作部側に牽引され、シース構造体の先端が湾曲されるように構成されている。
前記の第1実施形態においては、1本の操作ワイヤーによってシース20の湾曲部22を一方向に湾曲する医療用カセーターを説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、図7(a)に示すように、シース20内において板バネ83が密着コイル81の先端部分からシース先端部まで配置され、該板バネ83の上下に密着コイル81a及び81bが可撓部21から延びて配置され、図7(a)のA−A断面を示す図7B(b)に示すように、円筒状の湾曲部22内において、操作ワイヤー41a又は41bを貫通した密着コイル81a及び81bが板バネ83の上下に半田付け等によって固定され、湾曲部22内の密着コイル81a及び81bを除いた隙間に複数の電気導線60が複数電極に伸びるように配線されるように構成しても良い。
前述の実施形態においては、シース20の湾曲部22及び可撓部21を柔軟性プラスチック部材によって形成する例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、図8に示すように、ステンレス線を編み込んだブレード(編組鋼環)99を可撓部21の柔軟性プラスチック部材に内在させることによって、シースの回転追従性を向上させると共に可撓部の伸びに対する耐性を向上させるように構成しても良い。
また、前記実施形態においては、シースの後端に取り付けられるシース端部品及び密着コイル端部品を使用する例を説明したが、本発明はこれら端部品を用いるものに限られるものではなく、シースの端部を軸部に直接的に接合する様に構成しても良く、このときのシース構造体800に軸芯構造体900を内挿固定したときの軸芯構造体900後方端とシース構造体800後方端間の寸法は、前述の実施形態と同様に長尺状に自然状態で延びた状態の密着コイルを0.5%〜2.0%シース内に押し込んで圧縮するように設定するように構成する。
更に、本発明による医療用カセーターは、前述の構造に限られるものではなく、例えば、図10に示すように、軸芯構造体900の密着コイル81後端に円筒状のステンレスパイプ95を装着し、該ステンレスパイプ95を密着コイル端部品33の貫通孔に嵌入することにより。操作ワイヤー41の腰折れを防止するように構成しても良く、更に、内視鏡としての医療用カセーターに用いてもよい。
22 湾曲部、30 操作部、31 握り部、32 軸部、
33 密着コイル端部品、34 シース端部品、40 操作ワイヤー保持具、
41 操作ワイヤー、60 電気導線、81 板バネ、81 密着コイル、
83 板バネ、900 軸芯構造体、95 ステンレスパイプ
Claims (18)
- 円筒状のシースを有するシース構造体と、
前記シースに貫通され、操作ワイヤーを貫通し且つ先端側を板バネにより支持された密着コイルを有し、前記操作ワイヤーを前後進させることにより前記シースの湾曲操作を行うための軸芯構造体と、
前記シース構造体の後方端及び軸芯構造体の後方端が固定される軸部並びに前記操作ワイヤー端部に接続され前記軸部に対して相対的に移動する握り部とから成る操作部とを備える医療用カセーターであって、
前記密着コイルが、長尺状に自然状態で延びた状態から所定の範囲で圧縮されることによって前記シース構造体の後方端と軸芯構造体の後方端との間を所定の寸法差にするように、前記シースに組み込まれていることを特徴とする医療用カセーター。 - 円筒状のシースを有するシース構造体と、
前記シースに貫通され、操作ワイヤーを貫通し且つ先端側を板バネにより支持された密着コイルを有し、前記操作ワイヤーを前後進させることにより前記シースの湾曲操作を行うための軸芯構造体と、
前記シース構造体後方端及び軸芯構造体後方端が固定される軸部並びに前記操作ワイヤー端部に接続され前記軸部に対して相対的に移動する握り部とから成る操作部とを備える医療用カセーターであって、
前記シース構造体が、前記シースと、該シースの後端を前記軸部に固定するように前記シース構造体後方に固定されたシース端部品とを含み、
前記軸芯構造体が、前記シースの先端に配置されて該先端を湾曲するときの湾曲方向を規制する前記板バネと、前記操作ワイヤー覆うように弾性力を有して長尺状に延びる前記密着コイルと、前記操作ワイヤーを前後進可能に貫通し、前記密着コイルの後端を前記軸部に固定するように前記軸芯構造体後方に固定された密着コイル端部品とを含み、
前記密着コイルが、長尺状に自然状態で延びた状態から所定の範囲で圧縮されることによって前記シース端部品の後方端と密着コイル端部品の後方端との間を所定の寸法差にするように前記シースに組み込まれていることを特徴とする医療用カセーター。 - 前記所定の範囲が、密着コイルが自然状態で延びた状態から0.5%〜2.0%の範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の医療用カセーター。
- 前記操作ワイヤーが貫通した密着コイルが前記板バネの両面に一対に配置され、前記操作部が一対の操作ワイヤーの何れか一方を牽引することによってシースの先端を板バネ両面の何れか一方の面方向に湾曲可能に構成したことを特徴とする請求項1から3何れかに記載の医療用カセーター。
- 前記シースが、前記湾曲する先端を除き柔軟性プラスチック製材料に編組鋼環を内在したことを特徴とする請求項1から4何れかに記載の医療用カセーター。
- 前記密着コイルの後端に円筒状のステンレスパイプを装着したことを特徴とする請求項1から5何れかに記載の医療用カセーター。
- 前記シースの外径が1mm〜1.5mm且つ軸芯構造体の全長が1mのとき、前記所定の寸法差が、5mm〜10mmであることを特徴とする請求項1から6何れかに記載の医療用カセーター。
- 前記シースの外径が1.6mm〜2.5mm且つ軸芯構造体の全長が1mのとき、前記所定の寸法差が、5mm〜15mmであることを特徴とする請求項1から6何れかに記載の医療用カセーター。
- 前記シースの外径が2.6mm〜4.5mm且つ軸芯構造体の全長が1mのとき、前記所定の寸法差が、8mm〜20mmであることを特徴とする請求項1から6何れかに記載の医療用カセーター。
- 円筒状のシースを有するシース構造体と、
前記シースに貫通され、操作ワイヤーを貫通し且つ先端側を板バネにより支持された密着コイルを有し、前記操作ワイヤーを前後進させることにより前記シースの湾曲操作を行うための軸芯構造体と、
前記シース構造体の後方端及び軸芯構造体の後方端が固定される軸部並びに前記操作ワイヤー端部に接続され前記軸部に対して相対的に移動する握り部とから成る操作部とを備える医療用カセーターの製造方法であって、
前記密着コイルを、長尺状に自然状態で延びた状態から所定の範囲で圧縮させることによって前記シース構造体の後方端と軸芯構造体の後方端との間を所定の寸法差にするように、前記シースに組み込むことを特徴とする医療用カセーターの製造方法。 - 円筒状のシースを有するシース構造体と、
前記シースに貫通され、操作ワイヤーを貫通し且つ先端側を板バネにより支持された密着コイルを有し、前記操作ワイヤーを前後進させることにより前記シースの湾曲操作を行うための軸芯構造体と、
前記シース構造体後方端及び軸芯構造体後方端が固定される軸部並びに前記操作ワイヤー端部に接続され前記軸部に対して相対的に移動する握り部とから成る操作部とを備える医療用カセーターの製造方法であって、
前記シース構造体を、前記シースと、該シースの後端を前記軸部に固定するように前記シース構造体後方に固定されたシース端部品とを用いて構成し、
前記軸芯構造体を、前記シースの先端に配置されて該先端を湾曲するときの湾曲方向を規制する前記板バネと、前記操作ワイヤー覆うように弾性力を有して長尺状に延びる前記密着コイルと、前記操作ワイヤーを前後進可能に貫通し、前記密着コイルの後端を前記軸部に固定するように前記軸芯構造体後方に固定された密着コイル端部品とを用いて構成し、
前記密着コイルを、長尺状に自然状態で延びた状態から所定の範囲で圧縮させることによって前記シース端部品の後方端と密着コイル端部品の後方端との間を所定の寸法差にするように、前記シースに組み込むことを特徴とする医療用カセーターの製造方法。 - 前記所定の範囲が、密着コイルが自然状態で延びた状態から0.5%〜2.0%の範囲として組み込むことを特徴とする請求項10又は11記載の医療用カセーターの製造方法。
- 前記操作ワイヤーを貫通した密着コイルが前記板バネの両面に一対に配置し、前記操作部が一対の操作ワイヤーの何れか一方を牽引することによってシースの先端を板バネ両面の何れか一方の面方向に湾曲可能に組み込むことを特徴とする請求項10から12何れかに記載の医療用カセーターの製造方法。
- 前記シースに、前記湾曲する先端を除き柔軟性プラスチック製材料に編組鋼環を内在させて組み込むことを特徴とする請求項10から13何れかに記載の医療用カセーターの製造方法。
- 前記密着コイルの後端に円筒状のステンレスパイプを装着して組み込むことを特徴とする請求項10から14何れかに記載の医療用カセーターの製造方法。
- 前記シースの外径が1mm〜1.5mm且つ軸芯構造体の全長が1mのとき、前記所定の寸法差を、5mm〜10mmとして組み込むことを特徴とする請求項10から15何れかに記載の医療用カセーターの製造方法。
- 前記シースの外径が1.6mm〜2.5mm且つ軸芯構造体の全長が1mのとき、前記所定の寸法差が、5mm〜15mmとして組み込むことを特徴とする請求項10から15何れかに記載の医療用カセーターの製造方法。
- 前記シースの外径が2.6mm〜4.5mm且つ軸芯構造体の全長が1mのとき、前記所定の寸法差が、8mm〜20mmとして組み込むことを特徴とする請求項10から15何れかに記載の医療用カセーターの製造方法。
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2012
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