JP2014117209A - 釣竿用グリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ベイトリールをリールシートと共に容易且つ安定的に把持することができるグリップの提供。
【解決手段】このグリップ10は、釣竿に装着されるコア部材16と、グリップ本体17と、固定ナット18とを備える。グリップ本体17は、コア部材16に嵌め合わされる。グリップ本体17は筒状を呈し、主環部27及び膨出部28を有する。膨出部28は、主環部27に連続して径方向外方に膨らんでいる。この膨出部28は、釣人がベイトリール及び釣竿を把持した際に釣人の手の小指球に安定的に当接する。コア部材16にスプライン23が形成され、上記主環部27に突条35が設けられている。この突条35が上記スプライン23と嵌合し、グリップ本体17が確実にコア部材16と嵌合する。
【選択図】図2

Description

この発明は、釣人が釣竿を把持する際に握るグリップの構造に関するものである。
釣りのターゲットに応じて種々の釣竿が従来から提供されている。一般に、釣竿は釣人によって把持されるものであるから、釣竿の所要部位にグリップが設けられている。当然に、ターゲットとなる魚が大型になるほどグリップの重要性は増す。そのため、従来のグリップは、種々の改良が加えられている(たとえば、特許文献1〜特許文献3参照)。
特開2012−235708号公報 特開2012−217380号公報 特開2010−273620号公報
釣りのジャンルに「ジギング」と称されるものがある。ジギングでは、比較的重量が大きい金属製の疑似餌(一般に「ジグ」と称される)が海面から海底まで落下され、ジグの着底と同時にラインが巻き上げられることによりジグが水面に向けて引き上げられる。このとき、釣人はリールを操作してラインを巻き取ることによってジグをリトリーブする。ラインの巻き取り方、すなわちリールの操作の仕方によってジグはさまざまなアクションを起こす。釣人は、釣場の状況に応じてジグのアクションをコントロールし、ターゲットのバイトを誘う。
ところで、ジギングに際し両軸受け型リール(いわゆるベイトリール)が採用される場合、リールは釣人側から見て釣竿の上側に配置される。すなわち、実釣において重量の大きいリールが釣竿の上側に配置されることにより、釣人にとってタックルの操作が不安定となる。そのため、釣人は、釣竿を構成するブランクの後端部を脇に挟み、且つリールをリールシートと共に把持する必要があるが、このようにリールとリールシートとを同時に把持する動作は、釣人にとって負担が大きい。
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、ベイトリールをリールシートと共に容易且つ安定的に把持するための釣竿用グリップを提供することである。
(1) 本発明に係る釣竿用グリップは、ベイトリールが装着される釣竿に取り付けられ、当該釣竿の長手方向を軸方向とする筒状に形成されている。この釣竿用グリップは、第1の外径を有する円筒状の主環部及び当該主環部に連続し且つ径方向に膨出した第2の外径を有する膨出部を備える。上記第2の外径は、釣人が上記釣竿に装着されたベイトリールを把持した状態で当該釣人の手の小指球に上記膨出部の外縁が当接するように設定されている。
この釣竿用グリップは、筒状に形成されているから、釣竿を構成するブランクが主環部に嵌め合わされることによって、あるいは当該ブランクに設けられたリールシートが主環部に嵌め合わされることによって、簡単に当該釣竿に取り付けられる。この釣竿用グリップは、円筒状の主環部の外側に膨出部を備えるから、釣竿にベイトリールが装着された状態で釣人がベイトリールを指で掴めば、当該膨出部が釣人の手、特に小指球に当接する。これにより、釣人は、ベイトリールとグリップとを自然に把持し、安定して保持することができる。換言すれば、仮に上記膨出部が無ければ、釣人がベイトリールを掴んだ状態で、当該釣人の手のひらとグリップとの間に隙間が形成され、その結果、釣人は手首を異方向に折り曲げてベイトリール及びグリップを不自然に把持しなければならないが、この発明ではそのような不都合が解消される。
上記膨出部は、当該膨出部の外縁と上記釣竿に装着されたベイトリールの外縁を含み上記軸方向に沿う仮想平面との距離の絶対値が5mm以下となるように成形されているのが好ましい。これにより、釣人がベイトリール及びグリップを最も自然に且つ安定して保持することができる。
(2) 上記軸方向を中心とする回転を規制する回転規制機構をさらに備えていてもよい。
これにより、実釣において釣竿用グリップが回転することが防止される。
(3) 上記回転規制機構は、上記主環部と、当該主環部の中心に嵌め合わされ且つ上記釣竿を構成するブランクが挿通されるパイプ状に形成されたコア部材とを有して構成され得る。そして、当該コア部材の外周面に設けられた係合部及び上記主環部に設けられた被係合部とが係合する。
この構成では、上記回転規制機構の構造が簡単である。
(4) 上記係合部はスプラインからなり、上記被係合部は上記スプラインと嵌合する突条からなるのが好ましい。
この構成では、釣竿用グリップの確実な回転規制が実現される。
(5) 上記コア部材は、上記主環部と嵌合した状態で当該主環部から軸方向に沿って突出する突出部を備えており、当該突出部に位置決め用ナットが螺合されているのが好ましい。
この構成では、実釣において釣竿用グリップが軸方向にずれてしまうことが防止される。
この発明によれば、釣人は、ベイトリールとグリップとを自然に把持し、安定して保持することが可能であるから、ジギングの実釣においてリトリーブやターゲットとのファイトが快適になる。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿用グリップが採用された釣竿の斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る釣竿用グリップの分解斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る釣竿用グリップの正面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る釣竿用グリップの側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されながら説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿用グリップ10(以下、単に「グリップ10」と称される。)が採用された釣竿11の使用状態における斜視図である。
本実施形態では、釣竿11は、ジギング用として構成されている。釣竿11は、釣竿本体12と、これに装着されたリールシート13とを備えており、このリールシート13にベイトリール14が取り付けられている。本実施形態では、グリップ10はリールシート13の後端部(釣竿11の竿尻側)に配置されている。
実釣では、釣人は、同図が示すように左手でリールシート13及びベイトリール14を把持する。本実施形態に係るグリップ10の特徴とするところは、グリップ10の外形形状であり、同図が示すように釣人がリールシート13及びベイトリール14を握った状態で、グリップ10が釣人の手のひら、特に小指球部分15に当接するようになっている点である。これにより、釣人は、リールシート13及びベイトリール14を安定して把持することができ、快適なロッド操作が可能になる。
釣竿本体12は、本実施形態では1本のブランクから構成されている。このブランクは、既知の要領で構成される。たとえば、カーボン繊維強化樹脂からなるシート(いわゆるプリプレグ)が所定形状に裁断され、これがマンドレルの周囲に巻回される。これが所定温度にて加熱処理され、マンドレルが引き抜かれることによって、釣竿本体12を構成するブランクが焼成される。もっとも、複数のブランクから釣竿本体12が構成されてもよいことは勿論である。なお、釣竿本体12の後端に竿尻グリップが設けられるとともに、所定位置にラインガイドが設けられる。
リールシート13は、ベイトリール14を着脱自在に保持するためのものであって、筒状に形成されている。リールシート13は一般に樹脂により形成されている。釣竿本体12はリールシート13を貫通しており、両者が接着剤等により固着されている。リールシート13は、既知の構造であって、ベイトリール14の脚部の一方を収容保持する固定フード及び脚部の他方を収容保持する可動フードを備えている。この可動フードが固定フードに対して接離する。可動フードが固定フード側に移動すると、可動フード及び固定フードによって上記脚部が挟持され、ベイトリール14がリールシート13に固定されるようになっている。リールシート13に関する詳しい説明は省略される。
図2は、グリップ10の分解斜視図である。同図において左手前側が竿先側であり、右奥側が竿尻側である。また、図3は、グリップ10の正面図であり、図2におけるIII−矢視図である。さらに、図4は、グリップ10の側面である。
同図が示すように、グリップ10は、コア部材16と、グリップ本体17と、固定ナット18(特許請求の範囲に記載された「位置決め用ナット」に相当)とを備えている。なお、コア部材16は後述する回転規制機構19を構成し、固定ナット18はグリップ本体17のずれを防止する。
コア部材16は、樹脂又は金属からなり、全体としてパイプ状(本実施形態は円筒状)に形成されている。コア部材16は、大径部20と小径部21(特許請求の範囲に記載された「突出部」に相当)とを有しており、これらは軸方向22に連続している。大径部20の軸方向22の長さは小径部21の軸方向22の長さよりも大きく設定されている。後に詳述されるが、大径部20の軸方向22の長さは、図4が示すように、グリップ本体17の軸方向22の長さに対応されている。
大径部20の外周面にスプライン23(特許請求の範囲に記載された「係合部」に相当)が設けられている。本実施形態では2本のスプライン23が設けられており、図2が示すように大径部20の径方向に沿って対向配置されている。なお、スプライン23の数は2本に限定されるものではなく、1本でも良いし、さらに多数でも良い。スプライン23の形状は特に限定されるものではないが、本実施形態ではいわゆる蟻溝となっている。
小径部21は、大径部20の端面から軸方向22に突出している。小径部21の外周面に雄ねじ24が形成されている。この小径部21に上記固定ナット18が螺合するようになっている。なお、小径部21の内径は、上記釣竿本体12の外径に対応しており、釣竿本体12は、小径部21にぴったりと嵌め合わされるようになっている。
固定ナット18は、樹脂又は金属からなり、円環状に形成されている。固定ナット18の内周面に雌ねじ25が形成されている。図4が示すように、この雌ねじ25が上記小径部21の雄ねじ24と螺合することによって、固定ナット18が上記小径部21にねじ込まれる。固定ナット18の外周面にローレット26が形成されており、上記小径部21へのねじ込み操作が容易になっている。固定ナット18の外径は、上記大径部20の外径よりも大きく設定されている。
グリップ本体17は、筒状に形成されている。グリップ本体17は、本実施形態ではアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)からなる。もっとも、グリップ本体17を構成する材料は、NBRに限定されるものではなく、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)のほかコルクが採用され得る。
図3が示すように、グリップ本体17は、円筒状の主環部27及びこの主環部27の径方向外方に形成された膨出部28を有する。主環部27と膨出部28とは一体的に形成されており、両者の境界29は、同図において二点鎖線で示されている。主環部27の外径R1は、本実施形態では37mmに設定されている。但し、外径R1は、使用されるベイトリールの外形寸法に対応して適宜設計変更され得る。また、膨出部28は、主環部27の外周面に被せられた冠状の部材であり、主環部27が径方向に膨らんだ状態となっている。この膨出部28の最大外径R2は、40mmに設定されている。つまり、主環部27に膨出部28が被せられた状態となっており、これにより、主環部27は、径方向の一方側に向かって外方に3mmだけ膨らんでいる。但し、この最大外径R2も使用されるベイトリールの外形寸法に対応して適宜設計変更され得る。本実施形態では、膨出部28の外周面の曲率半径は周方向に沿って変化しており、頂部36の曲率半径が最も大きく、肩部37の曲率半径が最も小さくなるように設定されている。
本実施形態では、グリップ本体17が主環部27及び膨出部28を備えており、両者の境界が上記二点鎖線であることから、前述のように主環部27が円筒状であるとされている。しかし、上記主環部27及び膨出部28は一体的に形成されており、上記二点鎖線は上記主環部27及び膨出部28の構造を説明するために両者の境界を便宜的に示したものである。したがって、主環部27は筒状であれば円筒状である必要はなく、上記二点鎖線も円弧状である必要はない。要するに、上記膨出部28が設けられることによって、主環部27が径方向に膨らんだ状態となっていればよい。
図2及び図4が示すように、グリップ本体17の竿尻側部分は、滑らかな湾曲面32となっている。具体的には、膨出部28の後端面30と外周面31とが滑らかな湾曲面32によって連続されている。なお、本実施形態では、グリップ本体17の竿先側部分33も面取加工が成されている。
グリップ本体17の中心(上記主環部27の中心)に軸方向22に沿って貫通孔34が設けられている。この貫通孔34の内径は、上記コア部材16の大径部20の外径に対応している。この貫通孔34の内壁面に突条35(特許請求の範囲に記載された「被係合部」に相当)が形成されている。本実施形態では、2本の突条35が形成されており、両者は径方向に対向配置されている。図3が示すように、この突条35は台形状に形成されており、上記コア部材16に設けられたスプライン23にぴったりと嵌め合わされるようになっている。本実施形態では、2本の突条35が形成されているが、これは上記スプライン23の数及び位置に対応されたものである。したがって、スプライン23の数及び位置に対応して突条35の数及び位置が決定される。
この釣竿は、次の要領で組み立てられる。
釣竿本体12(図1参照)がリールシート13及びコア部材16に挿通される、前述のように、リールシート13及びコア部材16は、釣竿本体12に接着剤等により固着される。このとき、リールシート13のシート面は上を向くように配置され、上記スプライン23は、上下方向に並ぶように(すなわち、一方のスプライン23がベイトリール14と対向するように)配置される。このリールシート13にベイトリール14が図1が示すように装着される。図2が示すように、グリップ本体17がコア部材16に嵌め込まれ、図3の状態となる。このとき、グリップ本体17に設けられた突条35が上記スプライン23と嵌合するが、スプライン23が蟻溝形状であるから、コア部材16に対してがたつくことなく確実にグリップ本体17が位置決めされる。
前述のように、コア部材16の大径部20の長さがグリップ本体17の長さに対応しているから、コア部材16にグリップ本体17が嵌め込まれた状態で、図4が示すように、小径部21がグリップ本体17から軸方向22に沿って突出する。上記固定ナット18が釣竿本体12に挿通され、上記小径部21に螺合する。固定ナット18がねじ込まれると、当該固定ナット18が上記小径部21と大径部20との段部に当接する。前述のように、固定ナット18の外径がコア部材16の大径部20の外径よりも大きいので、固定ナット18が上記段部に当接することによって、固定ナット18が位置決めされるとともに、上記大径部20に嵌め込まれたグリップ本体17が軸方向22にずれてしまうことが防止される。
グリップ10は筒状に形成されているから、釣竿本体12は、グリップ本体17(具体的には上記主環部27)に嵌め合わされることによって簡単に釣竿本体12に取り付けられる。図1が示すように、釣人が左手で釣竿本体12及びベイトリール14を掴む場合、グリップ10は、膨出部28が左側(釣人の左手側)に突出するように配置される。釣竿本体12にベイトリール14が装着された状態で、釣人は、ベイトリール14を指で掴む。グリップ本体17が上記膨出部28を備えているから、釣人がベイトリール14を掴むことにより、図1が示すように、上記膨出部28が釣人の小指球15に当接する。
本実施形態では、図3が示すように上記膨出部28は、主環部27から径方向外方に3mmだけ張り出している。この張出寸法は特に限定されるものではないことは前述のとおりであるが、膨出部28の頂部36とベイトリール14の外縁との距離Lが0mm〜2mmとなるように設定されるのが好ましい。具体的には、この距離Lは、上記膨出部28の頂部36(すなわち外縁)と、上記ベイトリール14の外縁を含み且つ上記軸方向22に沿う仮想平面38との距離の絶対値である。本実施形態では、仮想平面38が膨出部28の頂部37よりもさらに外側(すなわち径方向外方)に位置するが、仮想平面38が膨出部28の頂部37よりも内側に位置してもよい。
このように、上記膨出部28が釣人の小指球15に当接するから、釣人は、ベイトリール14とグリップ10とを自然に把持し、安定して保持することができる。換言すれば、仮に上記膨出部28が無ければ、釣人がベイトリール14を掴んだ状態で、釣人の手のひらとグリップとの間に隙間が形成されるから、釣人は手首を異方向に折り曲げてベイトリール14及びグリップを不自然に把持しなければならないが、本実施形態に係る釣竿11では、上記グリップ10が設けられているので、そのような不都合が解消される。その結果、釣人は、ベイトリール14とグリップ10とを自然に把持し、安定して保持することが可能であるから、ジギングの実釣においてリトリーブやターゲットとのファイトが快適になる。
本実施形態では、図2及び図4が示すように、グリップ本体17は、湾曲面32を備えている。この湾曲面32が形成されているから、釣人がグリップ10を握った際に、小指球15が湾曲面32に沿ってストレス無く当接する。したがって、グリップ10の握り心地が向上する。また、図2及び図3が示すように、グリップ10の主環部27に設けられた突条35と、コア部材16に形成されたスプライン23とが嵌め合わされているから、グリップ10が軸方向22を中心として回転することが規制される。つまり、上記主環部及びコア部材16によって、グリップ10の回転を規制する回転規制機構19が構成されている。しかも、上記突条35及び上記スプライン23によって回転規制が行われるので、簡単で確実な回転規制が実現する。これにより、快適な実釣が可能になる。
なお、本実施形態では、釣人が左手でベイトリール14及び釣竿本体12を把持する場合について記載されているが、右手でベイトリール14及び釣竿本体12を把持する釣人も存在する。その場合であっても、グリップ本体17は、コア部材16に嵌め込まれているだけであるから、コア部材16が180°だけ反転されるだけで、簡単にグリップ本体17の向きが変更される。つまり、グリップ本体17をコア部材16から引き抜き、180°反転させて再びコア部材16に嵌め込むだけで、上記膨出部28が図1において右側に突出し、釣人の右手の小指球に当接する。
加えて、本実施形態では、グリップ本体17とコア部材16とがスプライン結合されているから、両者の着脱作業は、グリップ本体17の外形形状にかかわらず簡単である。したがって、膨出部28(図3参照)の形状が異なる複数のグリップ本体が予め容易されるならば、使用されるベイトリールのサイズに合わせて簡単にグリップ本体17が他のグリップ本体と交換される。ただし、その場合、たとえば上記竿尻グリップが着脱自在であって、グリップ本体17の交換時に竿尻グリップも容易に取り外せる構造であるのが好ましい。
10・・・釣竿用グリップ
11・・・釣竿
12・・・釣竿本体
13・・・リールシート
14・・・ベイトリール
15・・・小指球
16・・・コア部材
17・・・グリップ本体
18・・・固定ナット
19・・・回転規制機構
20・・・大径部
21・・・小径部
22・・・軸方向
23・・・スプライン
27・・・主環部
28・・・膨出部
35・・・突条
36・・・頂部
38・・・仮想平面

Claims (5)

  1. ベイトリールが装着される釣竿に取り付けられ、当該釣竿の長手方向を軸方向とする筒状に形成された釣竿用グリップであって、
    第1の外径を有する主環部及び当該主環部に連続し且つ径方向に膨出した第2の外径を有する膨出部を備え、
    上記第2の外径は、釣人が上記釣竿に装着されたベイトリールを把持した状態で当該釣人の手の小指球に上記膨出部の外縁が当接するように設定されている釣竿用グリップ。
  2. 上記軸方向を中心とする回転を規制する回転規制機構をさらに備えている請求項1に記載の釣竿用グリップ。
  3. 上記回転規制機構は、
    上記主環部と、当該主環部の中心に嵌め合わされ且つ上記釣竿を構成するブランクが挿通されるパイプ状に形成されたコア部材とを有し、
    当該コア部材の外周面に設けられた係合部及び上記主環部に設けられた被係合部とが係合している請求項2に記載の釣竿用グリップ。
  4. 上記係合部はスプラインからなり、上記被係合部は上記スプラインと嵌合する突条からなる請求項3に記載の釣竿用グリップ。
  5. 上記コア部材は、上記主環部と嵌合した状態で当該主環部から軸方向に沿って突出する突出部を備えており、当該突出部に位置決め用ナットが螺合されている請求項3又は4に記載の釣竿用グリップ。


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