JP2014116750A - データ送信装置、データ受信装置、データ送受信装置、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 バスの消費電力を低減可能なデータ送信装置、データ受信装置、データ送受信装置、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法を提供する。
【解決手段】 判定部は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、下位出力ビット生成部は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットを生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 判定部は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、下位出力ビット生成部は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットを生成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、データ送信装置、データ受信装置、データ送受信装置、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法に関し、低消費電力でデータを転送するデータ送信装置、データ受信装置、データ送受信装置、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法に関する。
データ転送ラインでの動的な消費電力(P)は、一般に、P=fCV2によって表される。ここで、fは充放電の回数、Cは負荷容量の大きさ、Vは負荷容量に印加される電圧である。データ処理をする集積回路では、内部構造を簡単にするため、データ転送ラインとしてバス構造を採用することが多い。しかしながら、バスの長さは長く、またバスには多くの資源が接続されるため、バスの負荷容量は大きいことが多い。このことは消費電力の消費を招く。
昨今のCMOS論理回路では、動作周波数の増加とともに、消費電力が増加している。そして、プロセスの微細化に伴い、論理回路で消費される電力よりも配線で消費される電力の割合が大きくなっている。
そこで、バスの状態遷移が少なくなるように、排他的論理和回路及び多数決回路でハミング距離を計り、バスの状態遷移が少なくなるように送信レジスタのデータをビット反転するデータ転送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のように、バスの状態遷移を少なくすることは、バスの消費電力を低減化する上で有用である。バスの消費電力をさらに低減することができれば、非常に有用である。
本発明は、斯かる事情に鑑み、バスの消費電力を低減可能なデータ送信装置、データ受信装置、データ送受信装置、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法を提供することを課題とする。
本発明に係るデータ送信装置は、バスに接続されるデータ送信装置であって、順次出力可能な複数のデジタルデータを出力する送信レジスタと、バスに出力されている第1デジタルデータの下位ビットと次にバスに出力される第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを加工するか否かを判断した結果を判定信号として出力する判定部と、判定信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットから、バスに出力する下位ビットを下位出力ビットとして生成する下位出力ビット生成部と、第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとをバスに出力する出力レジスタとを備え、判定部は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、下位出力ビット生成部は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成することを特徴とする。
本発明に係るデータ送信方法は、バスに接続されるデータ送信装置がデジタルデータを送信するデータ送信方法であって、順次出力可能な複数のデジタルデータを出力するステップと、バスに出力されている第1デジタルデータの下位ビットと次にバスに出力される第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを加工するか否かを判断した結果を判定信号として出力するステップと、判定信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットから、バスに出力する下位ビットを下位出力ビットとして生成するステップと、第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとをバスに出力するステップとを備え、判定信号として出力するステップは、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、下位出力ビットとして生成するステップは、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成することを特徴とする。
かかる構成によれば、判定部は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとを比較して、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成する。下位出力ビット生成部は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成する。一方、判定部は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半でないときには、判定信号として反転信号を生成しない。下位出力ビット生成部は、第2デジタルデータの下位ビットを反転せず、下位ビットをそのまま下位出力ビットとして生成する。これにより、第1デジタルデータの下位ビットの状態に応じて、バスの状態遷移を最適化することができる。したがって、バスで消費される消費電力を低減することができる。
また、本発明に係るデータ送信装置において、判定部は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離を用いた多数決回路により、判定信号を生成してもよい。
かかる構成によれば、判定部が第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離を用いた多数決回路により判定信号を生成するので、下位ビットの加工に係る判断を、バスの状態遷移に応じて適切に生成することができる。したがって、バスの状態遷移をさらに最適化することができ、バスで消費される消費電力をさらに低減することができる。
また、本発明に係るデータ送信装置において、判定部は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのそれぞれを分割し、分割したそれぞれのハミング距離を用いた多数決判定の結果に基づく下位ビット全体の多数決判定により、判定信号を生成してもよい。
かかる構成によれば、判定部が分割した下位ビットの多数決判定に基づいて、下位ビット全体の多数決判定をする。これにより、下位ビット全体を同時に多数決判定するときに比べ、多数決回路を小規模化することができる。
本発明に係るデータ受信装置は、バスに接続され、上記データ送信装置から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置であって、バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部と、バスに出力された第2デジタルデータの上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタとを備えることを特徴とする。
本発明に係るデータ受信方法は、バスに接続されるデータ受信装置が上記データ送信方法で送信されたデジタルデータを受信するデータ受信方法であって、バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成するステップと、バスに出力された第2デジタルデータの上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るデータ送受信装置は、上記データ送信装置と、上記データ受信装置とを備えることを特徴とする。
本発明に係るデータ送受信方法は、上記データ送信方法と、上記データ受信方法とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、下位ビット生成部が、バスに出力されている第2デジタルデータの下位出力データと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する。これにより、データ送信装置において、判定信号を利用して第2デジタルデータの下位ビットが加工されていたとしても、適切な第2デジタルデータを生成(復号化)することができる。
また、本発明に係るデータ送信装置は、第2デジタルデータの符号ビットを用いて、上位ビットから上位出力ビットを生成する上位出力ビット生成部をさらに備え、上位出力ビット生成部は、符号ビットが負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、符号ビットを除く上位ビットを反転させ、他方を示すときに符号ビットを除く上位ビットをそのままで上位出力ビットを生成し、出力レジスタは、バスに出力する上位ビットに代えて、上位出力ビットを上位出力ビット生成部から取得するとともに、符号ビットを取得して、符号ビット及び上位出力ビットをバスに出力してもよい。
かかる構成によれば、上位出力ビット生成部は、符号ビットが負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、符号ビットを除く上位ビットを反転させ、他方を示すときに符号ビットを除く上位ビットをそのままで上位出力ビットを生成する。これにより、上位ビットが負の整数を示すときであっても、上位ビットは、正の整数を示す値でバスに出力可能になる。逆に、上位ビットが正の整数を示すときであっても、上位ビットは、負の整数を示す値でバスに出力可能になる。したがって、バスの状態遷移をさらに最適化することができ、バスで消費される消費電力をさらに低減することができる。
このデータ送信装置に係るデータ受信装置は、バスに接続され、上記データ送信装置から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置であって、バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部と、バスに出力された第2デジタルデータの上位出力ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する上位ビット生成部と、バスから取得された符号ビットと上位ビット生成部で生成された符号ビットを除く上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタとを備え、下位ビット生成部は、判定信号が反転信号であるときに、下位出力ビットを反転させて下位ビットを生成することを特徴とする。
このデータ送信装置及びデータ受信装置に係るデータ送受信装置は、上記データ送信装置と、上記データ受信装置とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、上位ビット生成部が、符号ビットを用いて第2デジタルデータの上位ビットを生成する。また、下位ビット生成部が、判定信号を用いて第2デジタルデータの下位ビットを生成する。したがって、第2デジタルデータが符号ビット及び判定信号を用いて加工されていたとしても、適切に第2デジタルデータを生成(復号化)することができる。
一方、本発明に係るデータ送信装置は、第2デジタルデータの符号ビットを用いて、符号ビットを除く上位ビットをグレイコード符号化するグレイコード符号化部をさらに備え、出力レジスタは、バスに出力する上位ビットに代えて、グレイコード符号化部からグレイコード符号化された第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを上位出力ビットとして取得するとともに、符号ビットを取得して、符号ビット及び上位出力ビットをバスに出力してもよい。
かかる構成によれば、グレイコード符号化部が第2デジタルデータの上位ビットをグレイコード符号化することで、バスの状態遷移をさらに最適化することができ、バスで消費される消費電力をさらに低減することができる。
また、このデータ送信装置に係るデータ受信装置は、バスに接続され、上記データ送信装置から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置であって、バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部と、バスに出力されたグレイコード符号化された第2デジタルデータの上位出力ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する上位ビット生成部と、バスから取得された符号ビットと上位ビット生成部で生成された符号ビットを除く上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタとを備え、上位ビット生成部は、符号ビットが上位ビットを反転させた負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、上位出力ビットを反転させ、他方を示すときに上位出力ビットをそのままで符号ビットを除く上位ビットをを生成することを特徴とする。
このデータ送信装置及びデータ受信装置に係るデータ送受信装置は、上記データ送信装置と、上記データ受信装置とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、上位ビット生成部が、グレイコード符号化された第2デジタルデータの上位出力ビットから、実際の第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する。また、下位ビット生成部が、判定信号を用いて第2デジタルデータの下位ビットを生成する。したがって、第2デジタルデータがグレイコード及び判定信号を用いて加工されていたとしても、適切に第2デジタルデータを生成(復号化)することができる。
以上の如く、本発明に係るデータ送信装置、データ受信装置、データ送受信装置、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法によれば、バスの消費電力を低減できるというすぐれた効果を奏する。
以下、本発明に係る第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係るデータ送受信装置1は、デジタルデータを順次出力するデータ送信装置10と、データ送信装置10から順次出力されたデジタルデータを取得するデータ受信装置20と、データ送信装置10及びデータ受信装置20が接続されるバス30とを備える。なお、本実施形態において、データ送信装置10から先にバス30に出力されるデジタルデータを第1デジタルデータとし、次にデータ送信装置10からバス30に出力されるデータを第2デジタルデータとする。
データ送信装置10は、バス30に接続されるデータ送信装置10であって、順次出力可能な複数のデジタルデータを出力する送信レジスタ101と、バス30に出力されている第1デジタルデータの下位ビットと次にバス30に出力される第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを加工するか否かを判断した結果を判定信号として出力する判定部110と、判定信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットから、バス30に出力する下位ビットを下位出力ビットとして生成する下位出力ビット生成部105と、第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとをバス30に出力する出力レジスタ102とを備える。
送信レジスタ101は、メモリやシフトレジスタ等のデータ出力可能な記憶装置として構成され、バス30に出力する複数のデジタルデータを出力可能に構成されている。送信レジスタ101は、出力レジスタ102、判定部110、及び下位出力ビット生成部105に接続される。本実施形態において、送信レジスタ101は、16ビットのデジタルデータを順次出力する。
判定部110は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号(制御ビット)として反転信号を生成する。そのため、判定部110は、バス30に出力されている第1デジタルデータの下位ビットと送信レジスタ101から出力される第2デジタルデータの下位ビットとを取得して、ビット毎に排他的論理和を出力する判定部XORゲート103と、出力された排他的論理和から、第1デジタルデータの下位ビット及び第2でデジタルデータの下位ビットとのハミング距離を算出して、第2デジタルデータの下位ビットを反転するか否かを示す判定信号を出力する多数決回路104とを有する。判定部110は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離を用いた多数決回路104により、判定信号を生成する。
判定部XORゲート103は、入力側をバス30及び送信レジスタ101に接続される。判定部XORゲート103は、出力側を多数決回路104に接続される。本実施形態において、判定部XORゲート103は、第1デジタルデータの下位ビットとして、下位9ビットを取得する。また、判定部XORゲート103は、第2デジタルデータの下位ビットとして、下位9ビットを取得する。すなわち、図1において、mは7であり、nは16である。
多数決回路104は、下位出力ビット生成部105に接続される。多数決回路104は、判定部XORゲート103から出力された排他的論理和を取得して、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離を算出する。多数決回路104は、算出したハミング距離と下位ビットのビット数(本実施形態においては9)とを比較する。多数決回路104は、比較の結果、ハミング距離が下位ビットのビット数の半分よりも大きいときに下位ビットを反転する反転信号を判定信号として出力する。一方、多数決回路104は、ハミング距離が下位ビットのビット数の半分よりも小さいときに下位ビットを反転しない信号を判定信号として出力する。具体的に、多数決回路104は、判定信号として、1ビットの制御ビットを出力する。より具体的には、多数決回路104は、判定信号として反転信号を出力する場合には、1を出力し、反転しない信号を出力するときは、0を出力する。多数決回路104は、出力した判定信号をバス30に送る。なお、多数決回路104は、ハミング距離及びビット数が同一であるときには、判定信号として、反転信号を出力してもよく、逆に、反転しない信号を出力してもよい。
具体的に、図2に示すように、第1デジタルデータ(時刻tのデータ)として、バス30に、上位ビット0000000、下位ビット000001111という16ビットデータがバス30に出力されていたとする。そして、第2デジタルデータ(時刻t+1のデータ)として、上位ビット0000000、下位ビット000010000という16ビットデータが送信レジスタ101から出力されるとする。このとき、2つのデジタルデータの下位ビットのハミング距離は5となる。これは、下位ビットのビット数の過半である。そこで、第2デジタルデータの下位ビットを反転すると、上位ビット0000000、下位ビット111101111となり、第1デジタルデータから下位ビットを反転した第2デジタルデータへの遷移数は4となる。これにより、バス30に出力されている第1デジタルデータに対して、第2デジタルデータを出力するときのバス30の状態遷移を減じることができ、バス30における消費電力を低減することが可能となる。
本実施形態において、多数決回路104は、第1デジタルデータの下位9ビットと、第2デジタルデータの下位9ビットとを取得する。多数決回路104は、判定信号として1ビットの信号を出力する。具体的に、多数決回路104は、判定信号として反転信号を出力するときには、1を出力し、判定信号として反転しない信号を出力するときには、0を出力する。
下位出力ビット生成部105は、XORゲートであり、入力側を送信レジスタ101及び下位出力ビット生成部105に接続され、出力側を出力レジスタ102に接続される。下位出力ビット生成部105は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成する。一方、下位出力ビット生成部105は、反転しない信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットをそのまま、下位出力ビットとして生成する。下位出力ビット生成部105は、生成した下位出力ビットを出力レジスタ102に送る。
出力レジスタ102は、メモリやシフトレジスタ等のデータ出力可能な記憶装置として構成され、送信レジスタ101及び下位出力ビット生成部105に接続される。出力レジスタ102は、第1のデジタルデータを保持して、バス30に出力する第1デジタルデータとして出力する。また、出力レジスタ102は、第1デジタルデータに代わり、第1デジタルデータの次に出力すべき第2デジタルデータを保持して、バス30に第2デジタルデータを出力する。出力レジスタ102は、送信レジスタ101から第2デジタルデータの上位ビット(本実施形態においては7ビット)を取得する。出力レジスタ102は、第2デジタルデータの下位出力ビットを下位出力ビット生成部105から取得する。出力レジスタ102は、取得した第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとをバス30に出力する第2デジタルデータとして出力する。
データ受信装置20は、バス30に接続され、データ送信装置10から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置20であって、バス30に出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部202と、バス30に出力された第2デジタルデータの上位ビットと下位ビット生成部202で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして格納する受信レジスタ201とを備える。
下位ビット生成部202は、XORゲートであり、入力側をいずれもバス30に接続される。また、下位ビット生成部202は、出力側を受信レジスタ201に接続される。下位ビット生成部202は、バス30から、第2デジタルデータの下位ビットと判定信号とを取得する。判定信号が反転信号である場合、下位ビット生成部202は、バス30から取得した第2デジタルデータの下位ビットを反転して出力する。一方、範囲信号が反転しない信号である場合、下位ビット生成部202は、バス30から出力した第2デジタルデータの下位ビットをそのまま出力する。これにより、下位ビット生成部202は、送信レジスタ101から出力された第2デジタルデータの下位ビットを復元する。
出力レジスタ102は、メモリやシフトレジスタ等の出力可能な記憶装置であり、バス30及び下位ビット生成部202に接続される。出力レジスタ102は、バス30から第2デジタルデータの上位ビットを取得する。また、出力レジスタ102は、バス30から第2デジタルデータの下位ビットを取得する。出力レジスタ102は、取得した第2デジタルデータの上位ビットと下位ビットとを第2デジタルデータとしてバス30に出力する。
バス30は、出力レジスタ102、判定部XORゲート103、下位ビット生成部202、及び受信レジスタ201が接続されるnビットの第1バス31と、多数決回路104及び下位ビット生成部202が接続される1ビットの第2バス32とを備える。
第1バス31は、出力レジスタ102から出力された第1デジタルデータ及び第2デジタルデータを伝送可能に構成される。第1バス31は、第1デジタルデータ及び第2デジタルデータを判定部XORゲート103、受信レジスタ201、及び下位ビット生成部202に伝送する。
第2バス32は、多数決回路104から出力された判定信号(制御ビット(本実施形態においては1ビット))を伝送可能に構成される。第2バス32は、判定信号を下位ビット生成部202に伝送する。
本実施形態に係る構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るフローチャートについて説明する。
まず、データ送信装置10がバス30にデジタルデータを出力する際の流れを図3のフローチャートを用いて説明する。
判定部XORゲート103は、バス30に出力されている第1デジタルデータの下位ビットを取得する(ステップS101)。また、判定部XORゲート103は、送信レジスタ101から、第2デジタルデータの下位ビットを取得する(ステップS102)。判定部XORゲート103は、第1デジタルデータの下位ビット及び第2デジタルデータの下位ビットの各ビットの排他的論理和を多数決回路104に出力する(ステップS103)。
多数決回路104は、判定部XORゲート103から出力された排他的論理和から、下位ビット同士のハミング距離を算出する(ステップS104)。そして、多数決回路104は、ハミング距離と下位ビットのビット数(すなわち、排他的論理和のビット数)の過半であるか否かを判断する。
多数決回路104は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を出力する(ステップS105)。多数決回路104は、反転信号を第2バス32及び下位出力ビット生成部105に送信する。下位出力ビット生成部105は、反転信号を取得するとともに、送信レジスタ101から第2デジタルデータの下位ビットを取得して、第2デジタルデータの下位ビットを反転する(ステップS106)。下位出力ビット生成部105は、反転した第2デジタルデータの下位ビットを下位出力ビットとして、出力レジスタ102に出力する。
一方、多数決回路104は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半に満たないときに、判定信号として反転しない信号を出力する(ステップS107)。多数決回路104は、反転しない信号を第2バス32及び下位出力ビット生成部105に送信する。下位出力ビット生成部105は、反転しない信号を取得するとともに、送信レジスタ101から第2デジタルデータの下位ビットを取得して、第2デジタルデータの下位ビットをそのまま下位出力ビットとして出力する(ステップS108)。下位出力ビット生成部105は、第2デジタルデータの下位ビットを下位出力ビットとして、出力レジスタ102に出力する。
出力レジスタ102は、送信レジスタ101から第2デジタルデータの上位ビットを取得するとともに、下位出力ビット生成部105から下位出力ビットを取得する(ステップS109)。出力レジスタ102は、取得した上位ビットと下位出力ビットとを第2デジタルデータとして、第1バス31に出力する。
次に、データ受信装置20がバス30からデジタルデータを取得する流れを図4を用いて説明する。
下位ビット生成部202は、第1バス31から第2デジタルデータの下位出力ビットを取得する(ステップS201)。また、下位ビット生成部202は、第2バス32から第2デジタルデータの判定信号を取得する(ステップS202)。下位ビット生成部202は、判定信号の内容に応じて、下位出力ビットから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する(ステップS203)。
具体的に、下位ビット生成部202は、判定信号が反転信号である場合、第2デジタルデータの下位出力ビットの各ビットを反転して下位ビットとして出力する。一方、下位ビット生成部202は、判定信号が反転しない信号である場合、第2デジタルデータの下位出力ビットの各ビットを反転せずに、そのまま下位ビットとして出力する。下位ビット生成部202は、生成した下位ビットを受信レジスタ201に送る。
受信レジスタ201は、第1バス31から、第2デジタルデータの上位ビットを取得する(ステップS204)。また、受信レジスタ201は、下位ビット生成部202から、第2デジタルデータの下位ビットを取得する(ステップS205)。受信レジスタ201は、取得した第2デジタルデータの上位ビット及び下位ビットを合わせて、第2デジタルデータとして出力する。
以上より、本実施形態に係るデータ送信装置10は、バス30に接続されるデータ送信装置10であって、順次出力可能な複数のデジタルデータを送信する送信レジスタ101と、バス30に出力されている第1デジタルデータの下位ビットと次にバス30に出力される第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを加工するか否かを判断した結果を判定信号として出力する判定部110と、判定信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットから、バス30に出力する下位ビットを下位出力ビットとして生成する下位出力ビット生成部105と、第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとをバス30に出力する出力レジスタ102とを備え、判定部110は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、下位出力ビット生成部105は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成する。
本発明に係るデータ送信方法は、バス30に接続されるデータ送信装置10がデジタルデータを送信するデータ送信方法であって、順次出力可能な複数のデジタルデータを送信するステップと、バス30に出力されている第1デジタルデータの下位ビットと次にバス30に出力される第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを加工するか否かを判断した結果を判定信号として出力するステップと、判定信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットから、バス30に出力する下位ビットを下位出力ビットとして生成するステップと、第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとをバス30に出力するステップとを備え、判定信号として出力するステップは、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、下位出力ビットとして生成するステップは、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成する。
かかる構成によれば、判定部110は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとを比較して、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成する。下位出力ビット生成部105は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成する。一方、判定部110は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半でないときには、判定信号として反転信号を生成しない。下位出力ビット生成部105は、第2デジタルデータの下位ビットを反転せず、下位ビットをそのまま下位出力ビットとして生成する。これにより、第1デジタルデータの下位ビットの状態に応じて、バス30の状態遷移を最適化することができる。したがって、バス30で消費される消費電力を低減することができる。
また、本実施形態に係るデータ送信装置10において、判定部110は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離を用いた多数決回路104により、判定信号を生成する。
かかる構成によれば、判定部110が第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離を用いた多数決回路104により判定信号を生成するので、下位ビットの加工に係る判断を、バス30の状態遷移に応じて適切に生成することができる。したがって、バス30の状態遷移をさらに最適化することができ、バス30で消費される消費電力をさらに低減することができる。
本実施形態に係るデータ受信装置20は、バス30に接続され、上記データ送信装置10から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置20であって、バス30に出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部202と、バス30に出力された第2デジタルデータの上位ビットと下位ビット生成部202で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタ201とを備える。
本実施形態に係るデータ受信方法は、バス30に接続されるデータ受信装置20が上記データ送信方法で送信されたデジタルデータを受信するデータ受信方法であって、バス30に出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成するステップと、バス30に出力された第2デジタルデータの上位ビットと下位ビット生成部202で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力するステップとを備える。
本実施形態に係るデータ送受信装置1は、上記データ送信装置10と、上記データ受信装置20とを備える。
本実施形態に係るデータ送受信方法は、上記データ送信方法と、上記データ受信方法とを備える。
かかる構成によれば、下位ビット生成部202が、バス30に出力されている第2デジタルデータの下位出力データと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する。これにより、データ送信装置10において、判定信号を利用して第2デジタルデータの下位ビットが加工されていたとしても、適切な第2デジタルデータを生成(復号化)することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について、図5〜図8を参照して説明する。なお、図5〜図8において、図1〜図4の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同一の構成又は要素を表す。
本実施形態に係るデータ送信装置10は、第1実施形態に係るデータ送信装置10に対して、第2デジタルデータの符号ビットを用いて、上位ビットから符号ビットを除く上位出力ビットを生成する上位出力ビット生成部106をさらに備える点で相違する。また、出力レジスタ102が、送信レジスタ101から直接上位ビットを取得するのに代えて、送信レジスタ101から符号ビットを取得するとともに、上位出力ビット生成部106で生成された上位出力ビットを取得する点で相違する。その他の構成は、第1実施形態に係るデータ送信装置10と同様であるので、本実施形態では説明をしない。
上位出力ビット生成部106は、XORゲートであり、入力側の双方を送信レジスタ101に接続され、出力側を出力レジスタ102に接続される。上位出力ビット生成部106は、送信レジスタ101から取得した上位ビットのうち、符号ビットを一方の入力とし、上位ビットのうち符号ビットを除く上位ビットを他方の入力とする。上位出力ビット生成部106は、符号ビットが負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、符号ビットを除く上位ビットを反転させ、他方を示すときに符号ビットを除く上位ビットをそのままで上位出力ビットを生成する。本実施形態において、上位出力ビット生成部106は、符号ビットが負の整数を示すときに、符号ビットを除く上位ビットを反転させて上位出力ビットを生成する。上位出力ビット生成部106は、生成した上位出力ビットを出力レジスタ102に出力する。
図6に示すように、本実施形態において、符号ビットは、第2デジタルデータにおける最上位のビットである。そして、上位出力ビット生成部106は、符号ビットが負の整数を示す場合(すなわち、図6において、−1及び−2のとき)、符号ビットを除く上位ビットは、反転されて上位出力ビットとされる。本実施形態において、符号ビットを除く上位ビットは6ビットであり、図5のm−1は、6である。
出力レジスタ102は、送信レジスタ101から符号ビットを取得するとともに、上位出力ビットを上位出力ビット生成部106から取得する。また、出力レジスタ102は、下位出力ビット生成部105から、下位出力ビットを取得する。出力レジスタ102は、取得した符号ビット、上位出力ビット、第1バス31に出力する。
本実施形態に係るデータ受信装置20は、第1実施形態に係るデータ受信装置20に対して、バス30に出力された第2デジタルデータの上位出力ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する上位ビット生成部203を備える点で、第1実施形態と異なる。また、受信レジスタ201が、符号ビットと、上位ビット生成部203から取得した符号ビットを除く上位ビットと、下位ビット生成部202から取得した下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する点で第1実施形態と異なる。その余の点は、第1実施形態と同様であるので、本実施形態では説明しない。
上位ビット生成部203は、XORゲートであり、入力側の双方を第1バス31に接続される。上位ビット生成部203は、出力側を受信レジスタ201に接続される。上位ビット生成部203は、第1バス31に出力されている第2デジタルデータの符号ビットを取得する。また、上位ビット生成部203は、第1バス31に出力されている第2デジタルデータの上位出力ビットを取得する。上位ビット生成部203は、符号ビットが負の整数を示す値(本実施形態においては、1)であるときに、上位出力ビットの各ビットを反転して、符号ビットを除く上位ビットを出力する。一方、上位ビット生成部203は、符号ビットが正の整数を示す値(本実施形態においては、0)であるときに、上位出力ビットの各ビットをそのままで符号ビットを除く上位ビットとして出力する。
受信レジスタ201は、第1バス31から符号ビットを取得する。受信レジスタ201は、上位ビット生成部203から、符号ビットを除く上位ビットを取得する。また、受信レジスタ201は、下位ビット生成部202から出力される下位ビットを取得する。受信レジスタ201は、符号ビット、符号ビットを除く上位ビット、及び下位ビットを合わせて出力する。
本実施形態に係る構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るフローチャートについて説明する。なお、データ送信装置10における下位ビットから下位出力ビットの出力のフローと、データ受信装置20における下位出力ビットから下位ビットの出力のフローとは、第1実施形態と同様であるので、本実施形態において説明しない。
まず、データ送信装置10からバス30にデジタルデータを出力する際の流れを図7のフローチャートを用いて説明する。
上位出力ビット生成部106は、送信レジスタ101から、第2デジタルデータの符号ビットを取得する(ステップS111)。上位出力ビット生成部106は、送信レジスタ101から、符号ビットを除く第2デジタルデータの上位ビットを取得する(ステップS112)。
上出力ビット生成部は、符号ビットと符号ビットを除く上位ビットとの排他的論理和を上位出力ビットとして出力する(ステップS113)。すなわち、上位ビット生成部203は、符号ビットが負の整数を示す値であるときに、符号ビットを除く上位ビットの各ビットを反転して、上位出力ビットとして出力する。一方、上位ビット生成部203は、符号ビットが正の整数を示す値であるときに、符号ビットを除く上位ビットの各ビットをそのまま上位出力ビットとして出力する。
出力レジスタ102は、送信レジスタ101から符号ビットを取得する(ステップS114)。出力レジスタ102は、上位出力ビット生成部106から上位出力ビットを取得する。また、出力レジスタ102は、下位出力ビット生成部105から下位出力ビットを取得する。そして、出力レジスタ102は、桁データ、上位出力ビット、及び下位出力ビットを合わせて第2デジタルデータとして第1バス31に出力する。
次に、データ受信装置20が、バス30からデジタルデータを出力する際の流れを図8のフローチャートを用いて説明する。
下位ビット生成部202は、第1バス31から、第2デジタルデータの符号ビットを取得する(ステップS211)。下位ビット生成部202は、第1バス31から、第2デジタルデータの上位出力ビットを取得する(ステップS212)。
下位ビット生成部202は、符号ビット及び上位出力ビットとの排他的論理和を符号ビットを除く上位ビットとして出力する(ステップS213)。具体的に、下位ビット生成部202は、符号ビットが負の整数を示す値であるときに、上位出力ビットの各ビットを反転して、符号ビットを除く上位ビットを出力する。一方、上位ビット生成部203は、符号ビットが正の整数を示す値であるときに、上位出力ビットの各ビットをそのまま符号ビットを除く上位ビットとして出力する。
受信レジスタ201は、第1バス31から符号ビットを取得する。受信レジスタ201は、上位ビット生成部203から、符号ビットを除く上位ビットを取得する。受信レジスタ201は、下位ビット生成部202から下位ビットを取得する。受信レジスタ201は、符号ビット、符号ビットを除く上位ビット、及び下位ビットを合わせて、第2デジタルデータとして出力する。
以上より、本実施形態に係るデータ送信装置10は、第2デジタルデータの符号ビットを用いて、上位ビットから上位出力ビットを生成する上位出力ビット生成部106をさらに備え、上位出力ビット生成部106は、符号ビットが負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、符号ビットを除く上位ビットを反転させ、他方を示すときに符号ビットを除く上位ビットをそのままで上位出力ビットを生成し、出力レジスタ102は、上位出力ビットを上位出力ビット生成部106から取得して出力する。
かかる構成によれば、上位出力ビット生成部106は、符号ビットが負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、符号ビット以外の上位ビットを反転させ、他方を示すときに符号ビットを除く上位ビットをそのままで上位出力ビットを生成する。これにより、上位ビットが負の整数を示すときであっても、上位ビットは、正の整数を示す値でバス30に出力可能になる。逆に、上位ビットが正の整数を示すときであっても、上位ビットは、負の整数を示す値でバス30に出力可能になる。したがって、バス30の状態遷移をさらに最適化することができ、バス30で消費される消費電力をさらに低減することができる。
本実施形態に係るデータ受信装置20は、バス30に接続され、上記データ送信装置10から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置20であって、バス30に出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの符号ビットを除く下位ビットを生成する下位ビット生成部202と、バス30に出力された第2デジタルデータの上位出力ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの上位ビットを生成する上位ビット生成部203と、上位ビット生成部203で生成された上位ビットと下位ビット生成部202で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタ201とを備える。
本実施形態に係るデータ送受信装置1は、上記データ送信装置10と、上記データ受信装置20とを備える。
かかる構成によれば、上位ビット生成部203が、符号ビットを用いて第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する。また、下位ビット生成部202が、判定信号を用いて第2デジタルデータの下位ビットを生成する。したがって、第2デジタルデータが符号ビット及び判定信号を用いて加工されていたとしても、適切に第2デジタルデータを生成(復号化)することができる。
次に、本発明に係る第3実施形態について、図9〜図13を参照して説明する。なお、図9〜図13において、図1〜図4の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同一の構成又は要素を表す。
本実施形態に係るデータ送信装置10は、図9に示すように、第1実施形態に係るデータ送信装置10に対して、第2デジタルデータの符号ビットを用いて、符号ビットを除く上位ビットをグレイコード符号化するグレイコード符号化部107を備える点で、第1実施形態と相違する。また、出力レジスタ102が、送信レジスタ101から直接上位ビットを取得するのに代えて、符号ビットを取得するとともに、グレイコード符号化部107で生成された上位出力ビットを取得する点で相違する。その他の構成は、第1実施形態に係るデータ送信装置10と同様であるので、本実施形態では説明をしない。
グレイコード符号化部107は、送信レジスタ101から第2デジタルデータの符号ビットを取得するとともに、符号ビットを除く上位ビットを取得する。グレイコード符号化部107は、符号ビットを利用して、符号ビットを除く上位ビットをグレイコード符号化して、上位出力ビットとして出力する。
具体的に、図10に示すように、上位ビットにおいて隣接するビット間の排他的論理和をとることでグレイコード符号化する。これにより、グレイコード符号化部107は、符号ビットが変化する場合においても状態遷移を発生せずに第1デジタルデータから第2デジタルデータを出力することができる。
図11(a)に示すように、グレイコード符号化部107の論理回路は、6つのXORゲート111,112,113,114,115,116を有する。最上位のXORゲート111には、符号ビットと、符号ビットを除く上位ビットの最上位ビットが入力される。それ以下のXORゲート112,113,114,115,116には、符号ビットを除く上位ビットの並びに合わせて、直前にXORゲート111,112,113,114,115に入力されたビットと該ビットに隣接する下位1ビットが入力される。6つのXORゲート111,112,113,114,115,116は、その出力を上位出力ビットとして出力する。
出力レジスタ102は、送信レジスタ101から第2デジタルデータの符号ビットを取得する。出力レジスタ102は、グレイコード符号化部107から上位出力ビットを取得する。出力レジスタ102は、下位出力ビット生成部105から、下位出力ビットを取得する。出力レジスタ102は、符号ビット、上位出力ビット、及び下位出力ビットを合わせて、第2デジタルデータとして第1バス31に出力する。
本実施形態に係るデータ受信装置20は、第1実施形態に係るデータ受信装置20に対してバス30に出力されたグレイコード符号化された第2デジタルデータの上位出力ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する上位ビット生成部204を備える点で第1実施形態と異なる。また、受信レジスタ201が、符号ビットと、上位ビット生成部204から取得した符号ビットを除く上位ビットと、下位ビット生成部202から取得した下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する点で第1実施形態と異なる。その余の点は、第1実施形態と同様であるので、本実施形態では説明しない。
上位ビット生成部204は、2つの入力側を第1バス31に接続される。上位ビット生成部204は、出力側を受信レジスタ201に接続される。上位ビット生成部204は、第1バス31に出力されている第2デジタルデータの上位出力ビットから、符号ビットを取得する。また、上位ビット生成部204は、第1バス31に出力されている第2デジタルデータの上位出力ビットから符号ビットを除く上位ビットを取得する。上位ビット生成部204は、符号ビットを用いてグレイコード符号化された上位出力ビットを復号化する。そして、上位ビット生成部204は、復号化した結果を符号ビットを除く上位ビットとして出力する。
図11(b)に示すように、グレイコード符号化部107の論理回路は、6つのXORゲート211,212,213,214,215,216を有する。最上位のXORゲート211には、符号ビットと、上位出力ビットの最上位ビットとが入力される。それ以下のXORゲート212,213,214,215,216には、隣接する上位のXORゲート211,212,213,214,215の出力と、上位出力ビットの並びに合わせて、直前にXORゲート211,212,213,214,215に入力されたビットに隣接する下位1ビットが入力される。6つのXORゲート211,212,213,214,215,216は、その出力を符号ビットを除く上位ビットとして出力する。
受信レジスタ201は、第1バス31から符号ビットを取得する。受信レジスタ201は、上位ビット生成部204から、符号ビットを除く上位ビットを取得する。また、受信レジスタ201は、下位ビット生成部202から出力される下位ビットを取得する。受信レジスタ201は、符号ビット、符号ビットを除く上位ビット、及び下位ビットを合わせて出力する。
本実施形態に係る構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るフローチャートについて説明する。なお、データ送信装置10における下位ビットから下位出力ビットの出力のフローと、データ受信装置20における下位出力ビットから下位ビットの出力のフローとは、第1実施形態と同様であるので、本実施形態において説明しない。
まず、データ送信装置10からバス30にデジタルデータを出力する際の流れを図12のフローチャートを用いて説明する。
グレイコード符号化部107は、送信レジスタ101から、第2デジタルデータの符号ビットを取得する(ステップS121)。グレイコード符号化部107は、送信レジスタ101から、符号ビットを除く第2デジタルデータの上位ビットを取得する(ステップS122)。
グレイコード符号化部107は、符号ビットを用いて、符号ビットを除く上位ビットをグレイコード符号化する(ステップS123)。そして、グレイコード符号化部107は、符号ビットを除くグレイコード符号化された上位ビットを上位出力ビットとして出力する。すなわち、グレイコード符号化部107は、任意の1ビットに隣接する上位1ビットが1であるときに、任意の1ビットを反転させる。グレイコード符号化部107は、符号ビットを除く上位ビットの全てのビットに対して処理を完了すると、結果を上位出力ビットとして出力する。
出力レジスタ102は、送信レジスタ101から符号ビットを取得する(ステップS124)。出力レジスタ102は、上位出力ビット生成部106から上位出力ビットを取得する。また、出力レジスタ102は、下位出力ビット生成部105から下位出力ビットを取得する。そして、出力レジスタ102は、桁データ、上位出力ビット、及び下位出力ビットを合わせて第2デジタルデータとして第1バス31に出力する。
次に、データ受信装置20が、バス30からデジタルデータを出力する際の流れを図13のフローチャートを用いて説明する。
下位ビット生成部202は、第1バス31から、第2デジタルデータの符号ビットを取得する(ステップS221)。下位ビット生成部202は、第1バス31から、第2デジタルデータの上位出力ビットを取得する(ステップS222)。
上位ビット生成部204は、符号ビットを用いて上位出力ビットを復号化した結果を、符号ビットを除く上位ビットとして出力する(ステップS223)。具体的に、上位ビット生成部204は、符号ビットを用いて、上位出力ビットの最上位のビットを復号化する。そして、上位ビット生成部204は、任意の1ビットに隣接する上位1ビットの値が1であるときに、任意の1ビットを反転させる。上位ビット生成部204は、全てのビットに処理を適用した結果を、符号ビットを除く上位ビットとして出力する。
受信レジスタ201は、第1バス31から符号ビットを取得する(ステップS224)。受信レジスタ201は、上位ビット生成部204から、符号ビットを除く上位ビットを取得する。受信レジスタ201は、下位ビット生成部202から下位ビットを取得する。受信レジスタ201は、符号ビット、符号ビットを除く上位ビット、及び下位ビットを合わせて、第2デジタルデータとして出力する。
以上により、本実施形態に係るデータ送信装置10は、第2デジタルデータの符号ビットを用いて、上位ビットをグレイコード符号化するグレイコード符号化部107をさらに備え、出力レジスタ102は、グレイコード符号化部107からグレイコード符号化された第2デジタルデータの上位ビットを取得して、バス30に出力する第2デジタルデータの上位ビットとする。
かかる構成によれば、グレイコード符号化部107が第2デジタルデータの上位ビットをグレイコード符号化することで、バス30の状態遷移をさらに最適化することができ、バス30で消費される消費電力をさらに低減することができる。
また、本実施形態に係るデータ受信装置20は、バス30に接続され、上記データ送信装置10から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置20であって、バス30に出力された第2デジタルデータの上位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部202と、バス30に出力されたグレイコード符号化された第2デジタルデータの上位ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの上位ビットを生成する上位ビット生成部204と、上位ビット生成部204で生成された上位ビットと下位ビット生成部202で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタ201とを備えることを特徴とする。
本実施形態に係るデータ送受信装置1は、上記データ送信装置10と、上記データ受信装置20とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、上位ビット生成部204が、グレイコード符号化された第2デジタルデータの上位ビットから、実際の第2デジタルデータの上位ビットを生成する。また、下位ビット生成部202が、判定信号を用いて第2デジタルデータの下位ビットを生成する。したがって、第2デジタルデータがグレイコード及び判定信号を用いて加工されていたとしても、適切に第2デジタルデータを生成(復号化)することができる。
次に、本発明に係る第4実施形態について、図14〜図19を参照して説明する。なお、図14〜図19において、図1〜図13の符号と同一の符号を付した部分は、第1乃至第3実施形態と同一の構成又は要素を表す。
本実施形態に係るデータ送信装置10は、第1乃至第3実施形態に係るデータ送信装置10に対して、判定部110は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのそれぞれを分割し、分割したそれぞれのハミング距離を用いた多数決判定の結果に基づく下位ビット全体の多数決判定により、判定信号を生成する。その他の構成は、第1乃至第3実施形態に係るデータ送信装置10と同様であるので、本実施形態では説明をしない。
下位ビットを分割しない判定部110は、一例として、図14に示すように、5つの全加算器121,122,123,124,125と、2つの半加算器126,127と、2つのANDゲート128,129と、1つのORゲート130で示される論理回路で多数決回路104を有する構成となる。図15(a)及び図15(b)に、全加算器121,122,123,124,125の回路構成と、半加算器126,127の回路構成をそれぞれ示す。この多数決回路104のゲート数は、75となる。
一方で、下位ビットを分割して多数決判定をそれぞれについて実施する判定部110は、一例として、図16に示すように、3ビット多数決回路131,132,133,134を4つ用いた多数決回路104を有する構成となる。図17に、3ビット多数決回路131,132,133,134の回路構成を示す。この多数決回路104のゲート数は、16となる。
したがって、データ送信装置10の多数決回路104を小型化することができる。ひいては、データ送信装置10自体を小型化することができる。
以上より、本実施形態に係るデータ送信装置10において、判定部110は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのそれぞれを分割し、分割したそれぞれのハミング距離を用いた多数決判定の結果に基づく下位ビット全体の多数決判定により、判定信号を生成する。
かかる構成によれば、判定部110が分割した下位ビットの多数決判定に基づいて、下位ビット全体の多数決判定をする。これにより、下位ビット全体を同時に多数決判定するときに比べ、多数決回路104を小規模化することができる。
次に、第1実施形態乃至第4実施形態による実施例を示す。
(第1実施例)
図18(a)〜図18(c)は、第1実施例乃至第3実施例のそれぞれで、第2デジタルデータの下位ビット数を変化させた際における、複数のデジタルデータによるバス30の遷移数の比率を示す。横軸は、下位ビットのビット数を示し、縦軸は、遷移数の比率を示す。遷移数の比率は、1のときに、送信レジスタ101から出力された第2デジタルデータをそのまま出力した場合と同等の遷移数であることを示す。なお、図18(a)〜図18(c)中、Voidは第1実施形態による遷移数の比率を示し、Msbは、第2実施形態による遷移数の比率を示し、Grayは、第3実施形態による遷移数の比率を示す。
図18(a)〜図18(c)は、第1実施例乃至第3実施例のそれぞれで、第2デジタルデータの下位ビット数を変化させた際における、複数のデジタルデータによるバス30の遷移数の比率を示す。横軸は、下位ビットのビット数を示し、縦軸は、遷移数の比率を示す。遷移数の比率は、1のときに、送信レジスタ101から出力された第2デジタルデータをそのまま出力した場合と同等の遷移数であることを示す。なお、図18(a)〜図18(c)中、Voidは第1実施形態による遷移数の比率を示し、Msbは、第2実施形態による遷移数の比率を示し、Grayは、第3実施形態による遷移数の比率を示す。
図18(a)〜図18(c)に示すように、第1実施形態乃至第3実施形態のいずれの場合においても、遷移数の比率の低減が認められた。したがって、バス30の遷移数を低減することができており、バス30の消費電力の低減をすることが可能であることがわかった。
図19(a)及び図19(b)のそれぞれは、第2実施形態における、静かな音楽と賑やかな音楽とで遷移数の比率を示したものである。縦軸及び横軸は、図18(a)〜図18(c)と同様であり、デジタルデータとして16ビットを用いた。図19(a)及び図19(b)に示すように、遷移数の比較的少ない静かな音楽において、遷移数の比較的多い賑やかな音楽においても、バス30の遷移数を低減することができており、バス30の消費電力の低減をすることが可能であることがわかった。
(第2実施例)
図20は、図14で示す9ビット多数決回路104による多数決判定に対して、図16で示す3ビット多数決回路131,132,133,134を用いた多数決判定による誤判定の割合を示す。また、図21は、14で示す多数決回路104の回路規模に対する、図16で示す多数決回路104の回路規模による評価を示す。これらから、図16で示す多数決回路104においても、バス30の状態遷移を低減できることで消費電力の低減を実現できるとともに、回路規模を考慮した符号化方式性能は、約4.5倍になることがわかった。
図20は、図14で示す9ビット多数決回路104による多数決判定に対して、図16で示す3ビット多数決回路131,132,133,134を用いた多数決判定による誤判定の割合を示す。また、図21は、14で示す多数決回路104の回路規模に対する、図16で示す多数決回路104の回路規模による評価を示す。これらから、図16で示す多数決回路104においても、バス30の状態遷移を低減できることで消費電力の低減を実現できるとともに、回路規模を考慮した符号化方式性能は、約4.5倍になることがわかった。
なお、本発明に係るデータ送信装置10、データ受信装置20、データ送受信装置1、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、本実施形態に係るデジタルデータは、帯域制限されたデジタルデータであれば、より効果を得られる。具体的に、帯域制限されたデジタルデータであれば、上位ビットの変化率は低くなるので、より消費電力の低減効果を得られる。また、帯域制限されたデジタルデータは、負の整数及び正の整数とを行き交うことが多くなることがあり得る。奏した場合には、さらに消費電力の低減効果をえることができる。
また、本実施形態に係るデジタルデータとしては、音楽、画像、及び動画など、連続性のある複数のデジタルデータであれば、より効果を得ることができる。
また、本実施形態に係るデータ送信装置10、データ受信装置20、及びデータ送受信装置1は、内部バス30を用いた小型回路のみならず、外部バスを用いた大型システム(いわゆるチップ間の接続)にも適用することができる。外部バスを利用した大型回路であっても、遷移数が低減されることで、消費電力を低減する効果が期待できる。
また、第2実施形態及び第3実施形態において、上位出力ビット生成部106及びグレイコード符号化回路の前にNOTゲートを置いて、符号ビットを反転して入力してもよい。このようにすることでも、負の整数を示す第2デジタルデータと正の整数を示す第2デジタルデータとの遷移数を低減することができる。したがって、バス30の消費電力を低減することができる。
また本実施形態に係るデータ送信装置、データ受信装置、及びデータ送受信装置は、送信されるデジタルデータの状況に応じて、下位ビットと上位ビットとのビット数のそれぞれを変化させてもよく、下位ビットを分割した上で、判定部で判定するビット数を決定してもよい。
また、第2実施形態において、符号ビットを最上位のビットとして説明したが、符号ビットは、最上位のビットであることには限定されない。
1…データ送受信装置、10…データ送信装置、20…データ受信装置、30…バス、31…第1バス、32…第2バス、101…送信レジスタ、102…出力レジスタ、103…判定部XORゲート、104…多数決回路、105…下位出力ビット生成部、106…上位出力ビット生成部、107…グレイコード符号化部、110…判定部、111,112,113,114,115,116,211,212,213,214,215,216…XORゲート、121,122,123,124,125…全加算器、126,127…半加算器、128,129…ANDゲート、130…ORゲート、131,132,133,134…3ビット多数決回路、201…受信レジスタ、202…下位ビット生成部、203,204…上位ビット生成部
Claims (14)
- バスに接続されるデータ送信装置であって、
順次出力可能な複数のデジタルデータを出力する送信レジスタと、
バスに出力されている第1デジタルデータの下位ビットと次にバスに出力される第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを加工するか否かを判断した結果を判定信号として出力する判定部と、
判定信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットから、バスに出力する下位ビットを下位出力ビットとして生成する下位出力ビット生成部と、
第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとを第2デジタルデータとしてバスに出力する出力レジスタと
を備え、
判定部は、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、
下位出力ビット生成部は、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットを生成することを特徴とするデータ送信装置。 - 判定部は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離を用いた多数決回路により、判定信号を生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
- 判定部は、第1デジタルデータの下位ビットと第2デジタルデータの下位ビットとのそれぞれを分割し、分割したそれぞれのハミング距離を用いた多数決判定の結果に基づく下位ビット全体の多数決判定により、判定信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のデータ送信装置。
- 第2デジタルデータの符号ビットを用いて、上位ビットから上位出力ビットを生成する上位出力ビット生成部をさらに備え、
上位出力ビット生成部は、符号ビットが負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、符号ビットを除く上位ビットを反転させ、他方を示すときに符号ビットを除く上位ビットをそのままで上位出力ビットを生成し、
出力レジスタは、バスに出力する上位ビットに代えて、上位出力ビットを上位出力ビット生成部から取得するとともに、符号ビットを取得して、符号ビット及び上位出力ビットをバスに出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ送信装置。 - 第2デジタルデータの符号ビットを用いて、符号ビットを除く上位ビットをグレイコード符号化するグレイコード符号化部をさらに備え、
出力レジスタは、バスに出力する上位ビットに代えて、グレイコード符号化部からグレイコード符号化された第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを上位出力ビットとして取得するとともに、符号ビットを取得して、符号ビット及び上位出力ビットをバスに出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ送信装置。 - バスに接続され、請求項1乃至3のいずれか一項に係るデータ送信装置から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置であって、
バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部と、
バスに出力された第2デジタルデータの上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして格納する受信レジスタと
を備え、
下位ビット生成部は、判定信号が反転信号であるときに、下位出力ビットを反転させて下位ビットを生成することを特徴とするデータ受信装置。 - バスに接続され、請求項4に係るデータ送信装置から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置であって、
バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部と、
バスに出力された第2デジタルデータの上位出力ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する上位ビット生成部と、
バスから取得された符号ビットと上位ビット生成部で生成された符号ビットを除く上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタとを備え、
上位ビット生成部は、符号ビットが上位ビットを反転させた負又は正の整数のいずれか一方を示すときに、上位出力ビットを反転させ、他方を示すときに上位出力ビットをそのままで符号ビットを除く上位ビットをを生成することを特徴とするデータ受信装置。 - バスに接続され、請求項5に係るデータ送信装置から送信されたデジタルデータを受信するデータ受信装置であって、
バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成する下位ビット生成部と、
バスに出力されたグレイコード符号化された第2デジタルデータの上位出力ビットと符号ビットとから、第2デジタルデータの符号ビットを除く上位ビットを生成する上位ビット生成部と、
バスから取得された符号ビットと上位ビット生成部で生成された符号ビットを除く上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして出力する受信レジスタとを備え、
上位ビット生成部は、符号ビットを用いて、上位出力ビットをグレイコード復号化して、符号ビットを除く上位ビットを生成することを特徴とするデータ受信装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載されたデータ送信装置と、請求項6に記載されたデータ受信装置とを備えることを特徴とするデータ送受信装置。
- 請求項4に記載されたデータ送信装置と、請求項7に記載されたデータ受信装置とを備えることを特徴とするデータ送受信装置。
- 請求項5に記載されたデータ送信装置と、請求項8に記載されたデータ受信装置とを備えることを特徴とするデータ送受信装置。
- バスに接続されるデータ送信装置がデジタルデータを送信するデータ送信方法であって、
順次出力可能な複数のデジタルデータを格納するステップと、
バスに出力されている第1デジタルデータの下位ビットと次にバスに出力される第2デジタルデータの下位ビットとのハミング距離に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを加工するか否かを判断した結果を判定信号として出力するステップと、
判定信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットから、バスに出力する下位ビットを下位出力ビットとして生成するステップと、
第2デジタルデータの上位ビットと下位出力ビットとをバスに出力すべく格納するステップとを備え、
判定信号として出力するステップは、ハミング距離が下位ビットのビット数の過半であるときに、判定信号として反転信号を生成し、
下位出力ビットとして生成するステップは、反転信号に応じて、第2デジタルデータの下位ビットを反転して、下位出力ビットとして生成することを特徴とするデータ送信方法。 - バスに接続されるデータ受信装置が請求項12に係るデータ送信方法で送信されたデジタルデータを受信するデータ受信方法であって、
バスに出力された第2デジタルデータの下位出力ビットと判定信号とから、第2デジタルデータの下位ビットを生成するステップと、
バスに出力された第2デジタルデータの上位ビットと下位ビット生成部で生成された下位ビットとを合わせて第2デジタルデータとして格納するステップと
を備えることを特徴とするデータ受信方法。 - 請求項12に記載されたデータ送信方法と、請求項13に記載されたデータ受信方法とを備えることを特徴とするデータ送受信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012268590A JP2014116750A (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | データ送信装置、データ受信装置、データ送受信装置、データ送信方法、データ受信方法、及びデータ送受信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=51172345
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014116750A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101942033B1 (ko) * | 2018-11-19 | 2019-01-24 | 동국대학교 산학협력단 | t+a개의 오류 코드가 삽입된 부호 기반의 암호화 데이터의 복호화가 가능한 전자 장치 및 그 동작 방법 |
US10194109B2 (en) | 2015-10-30 | 2019-01-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Data transfer circuit using digital transfer and image sensor |
US11763418B2 (en) | 2019-04-12 | 2023-09-19 | Eizo Corporation | Image processing device, image processing method, and computer program |
-
2012
- 2012-12-07 JP JP2012268590A patent/JP2014116750A/ja active Pending
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