JP2014114342A - ポリクロロプレンラテックス、ポリクロロプレンラテックス組成物及び浸漬成形製品 - Google Patents

ポリクロロプレンラテックス、ポリクロロプレンラテックス組成物及び浸漬成形製品 Download PDF

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Abstract

【課題】
モジュラスが低く、機械的特性が優れるポリクロロプレンラテックス、ポリクロロプレンラテックス組成物これを用いた浸漬成形製品を提供することを課題とする。
【解決手段】
クロロプレンとメタクリル酸を共重合させて得られる変性ポリクロロプレン100質量部と、水90〜150質量部と、乳化剤1〜5質量部と、カリウムイオン0.5〜2.5質量部を含有する、pHが7〜14であるポリクロロプレンラテックス。変性ポリクロロプレンは、クロロプレン97〜99質量%とメタクリル酸1〜3質量%を有するものであることが好ましく、乳化剤が、スルホン酸基含有アルカリ金属塩であるものが好ましい。ポリクロロプレンラテックス中の変性ポリクロロプレン100質量部あたり、金属酸化物1〜10質量部と、硫黄0.1〜3質量部を含有させることによりポリクロロプレンラテックス組成物とすることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、手袋、長靴、風船などの、浸漬成形製品の材料として使用されるポリクロロプレンラテックス、ポリクロロプレンラテックス組成物及びこれを用いて得られる浸漬成形製品に関する。特に、得られる皮膜のモジュラスが低く且つ強度や伸びなどの機械的特性が優れるポリクロロプレンラテックス及びその組成物に関する。
ポリクロロプレンを含むゴムラテックスの用途の一つとして、医療手術手袋、検査手袋、工業用手袋、カテーテル、ゴム長靴、ゴム糸、風船などの浸漬成形製品の材料がある。これらの浸漬成形製品は、主に凝固液法と呼ばれる方法で製造されている。凝固液法とは、陶器製または金属製の立体形状の成形型の表面に、ゴムラテックスを凝固させる働きをする凝固液を塗布した後、当該成形型を、ゴムラテックスに加硫剤や加硫促進剤などを配合させたラテックス組成物に浸漬して引き上げ、加熱乾燥して被膜を形成し、得られた皮膜を成形型から剥がして製品とする方法である。このような浸漬成形製品、特に、医療手術手袋や検査手袋用のゴムラテックスは、製品のコストダウンや手袋の装着感の改良が求められている。
製品のコストダウンを目的とした技術としては、ゴムラテックス組成物の固形分濃度を薄くしたり、成形型の浸漬時間を短くしたりすることによって、手袋自体を薄肉化する手段が考えられる。この場合、得られる皮膜の強度や伸びなどの機械的特性が不十分な場合には、手袋に亀裂やピンホールが発生することがある。
手袋の装着感を改良する技術としては、得られる皮膜のモジュラスを低く抑えることによって、皮膜にしなやかさを付与させる手段がある。
特許文献1には、天然ゴムラテックスを材料とした、機械的特性が優れ装着感の良い手袋が記載されている。しかしながら、天然ゴムラテックスに含まれるタンパク質を原因としたアレルギーの問題があり、材料自体の改良が望まれている。
特許文献2には、タンパク質を含まない合成ゴムラテックスとしてアクリロニトリル−ブタジエンゴムラテックスを手袋の材料とする技術が記載されている。これらアクリロニトリル−ブタジエンゴムラテックスを材料とした場合、得られる手袋は、タンパク質を原因としたアレルギーの問題がなく、引張強度や破断強度などの機械的特性に優れたものとなる。しかしながら、皮膜のモジュラスが高いため、手袋がゴワゴワして装着感が損なわれるという課題がある。
特許文献3には、特許文献2と同様にタンパク質を含まない合成ゴムラテックスとしてクロロプレンゴムラテックスを手袋の材料として用いる技術が記載されている。これらクロロプレンゴムラテックスを材料とした場合、得られた手袋は、タンパク質を原因としたアレルギーの問題がなく、手袋の装着感も良好である。しかしながら、引張強度や破断強度などの機械的特性が不十分なため手袋の薄肉化(コストダウン)に課題がある。
特開平11−081014号公報 特開2012−057164号公報 特開2000−319452号公報
これら特許文献に開示されたゴムラテックスは、医療手術手袋や検査手袋に要求される特性をある程度バランス良く兼ね備えた材料である。しかしながら、タンパク質によるアレルギーの課題、薄肉化によるコストダウンや装着感の要望を全て満足するものではない。
そこで、本発明は、得られる皮膜のモジュラスが低く且つ強度や伸びなどの機械的特性が優れた浸漬成形製品を得ることができるポリクロロプレンラテックス及びその組成物を提供することを課題とする。
本発明は、クロロプレンとメタクリル酸を共重合させて得られる変性ポリクロロプレン100質量部と、水90〜150質量部と、乳化剤1〜5質量部と、カリウムイオン0.5〜2.5質量部を含有する、pHが7〜14であるポリクロロプレンラテックスである。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、これに含まれる変性ポリクロロプレンが、クロロプレン97.0〜99.0質量%とメタクリル酸1.0〜3.0質量%を有するものであることが好ましく、乳化剤が、スルホン酸基含有アルカリ金属塩であるものが好ましい。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、ポリクロロプレンラテックス中の変性ポリクロロプレン100質量部あたり、金属酸化物1〜10質量部と、硫黄0.1〜3質量部を含有させることによりポリクロロプレンラテックス組成物とすることができ、このポリクロロプレン組成物は、浸漬成形製品の材料、特に浸漬成形手袋の材料として用いることができる。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、得られる皮膜のモジュラスが低く且つ強度や伸びなどの機械的特性に優れた手袋の材料として有用なものである。このポリクロロプレンラテックスを用いて得られる手袋は、薄肉化によるコストダウンとその装着感に優れたものであり、医療手術手袋や検査手袋として利用される。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、クロロプレンとメタクリル酸を共重合させて得られる変性ポリクロロプレンと、水と、乳化剤、カリウムイオンを含むものであり、そのpHを7〜14に調整したものである。
クロロプレンは、2−クロロ−1,3−ブタジエンであり、重合して得られる変性ポリクロロプレンの骨格を形成するものである。
メタクリル酸は、ポリクロロプレンラテックスを用いて得られる浸漬成形製品の強度や伸びを調整するために用いるものである。
変性ポリクロロプレン中のメタクリル酸の共重合量は、1.0〜3.0質量%とすることが好ましく、1.2〜2.8質量%の範囲が更に好ましい。メタクリル酸の共重合量が1.0質量%未満の場合、ポリクロロプレンラテックスから得られる浸漬成形製品の強度が損なわれることがある。また、3.0質量%を超えるとポリクロロプレンラテックスから得られる浸漬成形製品の伸びが損なわれることがある。
クロロプレンとメタクリル酸の共重合は、クロロプレン95〜98質量部とメタクリル酸2〜5質量部を重合缶に仕込んで共重合させることが好ましい。クロロプレンとメタクリル酸の共重合反応は、その反応性比から良好とは言えず、メタクリル酸が2質量部未満の場合、得られる変性ポリクロロプレン中のメタクリル酸の共重合量が1.0質量%に満たないことがある。また、共重合量が5質量%を超えると得られる変性ポリクロロプレン中のメタクリル酸の共重合量が3.0質量%を超える場合がある。
変性ポリクロロプレンには、これら2種類の化合物に加えて、共重合可能な他の単量体を共重合させてもよい。クロロプレン単量体と共重合可能な単量体としては、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1−クロロ−1,3−ブタジエン、硫黄、メタクリル酸エステル類、アクリル酸エステル類、1−クロロブタジエン、ブタジエン、イソプレン、エチレン、スチレン、アクリロニトリル等をなどが挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種類以上を併用してもよい。
ポリクロロプレンラテックスに含まれる水は、ポリクロロプレンラテックスの固形分の濃度を調整するために用いられるものである。水は、後述する乳化重合の際に添加されるものや、重合終了後のpH調整の際に添加されるものの他、重合終了後に添加してポリクロロプレンラテックスの固形分の濃度を調整するものがある。水の含有量は、変性ポリクロロプレン100質量部に対して90〜150質量部である。水の含有量が90質量部に満たない場合、得られるポリクロロプレンラテックスの貯蔵安定性が低下する。また、水の含有量が150質量部を越える場合は、得られるポリクロロプレンラテックスを用いた組成物を浸漬成形する際の成膜性が損なわれる。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、これらの単量体を乳化剤、開始剤、連鎖移動剤の存在下でラジカル乳化重合させ、重合停止剤を用いて重合を終了させることによって製造することができる。その際の重合温度は、特に限定されるものではないが、重合反応を円滑におこなうために、5〜50℃とすることが好ましい。
ラジカル乳化重合に使用される乳化剤は、特に限定されるものではなく、適宜選択して使用することができ、具体的には、アニオン性乳化剤やノニオン性乳化剤、カチオン性乳化剤が挙げられる。
アニオン性乳化剤としては、カルボン酸型及び硫酸エステル型などがあり、例えば、ロジン酸のアルカリ金属塩類、アルキル硫酸のアルカリ金属塩、アルキルポリオキシエチレン硫酸のアルカリ金属塩、アルキルアリール硫酸のアルカリ金属塩などの硫酸基含有アルカリ金属塩類、アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩、及びナフタリンスルホン酸ナトリウムとホルムアルデヒドの縮合物などのスルホン酸基含有アルカリ金属塩類などが挙げられる。
ノニオン性乳化剤としては、ポリビニルアルコール又はその共重合体(例えばアクリルアミドとの共重合体)、ポリビニルーテル又はその共重合体(例えば、マレイン酸との共重合体)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノール、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアシルエステル等が挙げられる。
カチオン性乳化剤の具体例としては、脂肪族アミン塩及び脂肪族4級アンモニウム塩等があり、例えば、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド及びジラウリルジメチルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
この中では、ポリクロロプレンラテックスの安定性の観点から特にスルホン酸基含有アルカリ金属塩を用いることが好ましい。
スルホン酸基含有アルカリ金属塩としては、ジアルキルスルホコハク酸アルカリ金属塩、アルカンスルホン酸アルカリ金属塩、アルファオレフィンスルホン酸アルカリ金属塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩、アルキル(分岐型)ベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩、ナフタレンスルホン酸アルカリ金属塩ホルムアルデヒド縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸アルカリ金属塩などが挙げられる。スルホン酸基含有アルカリ金属塩は、これら単体だけでなく2種以上のものを併用してもよい。
さらに、乳化剤として、アルキルアリルスルホン酸、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどを加えることができる。これらのアニオン系の乳化剤や分散剤としては、ナトリウム塩が汎用的である。
ラジカル乳化重合に使用される乳化剤の仕込み量は、初期仕込み単量体の合計100質量部に対して、0.5〜5質量部であることが好ましく、1〜3質量部の範囲が更に好ましい。乳化剤の添加量が0.5質量部未満では、機械剪断だけで析出物が発生するなど安定性が損なわれる可能性がある。また、乳化剤の添加量が5質量部を超えているラテックスの場合、その組成物を浸漬成形する際の成膜性が損なわれる。
ラジカル乳化重合に使用する開始剤は、特に限定されるものではないが、例えば、過硫酸カリウム等の過硫酸塩や第3−ブチルヒドロパーオキサイド等の有機過酸化物等を使用することができる。
また、連鎖移動剤の種類も特に限定されるものではなく、通常クロロプレンの乳化重合に使用されるものが使用できるが、例えばn−ドデシルメルカプタンやターシャリー−ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィドやジエチルキサントゲンジスルフィド等のジアルキルキサントゲンジスルフィド類、ヨードホルム等の公知の連鎖移動剤を使用することができる。
重合停止剤(重合禁止剤)も特に限定されるものではなく、例えば、2,6−ターシャリーブチル−4−メチルフェノール、フェノチアジン、ヒドロキシアミン等を使用することができる。
最終重合率は、特に限定するものではないが、70〜100%で任意に調節することができ、80〜98%の範囲が好ましい。最終重合率が80%未満である場合は生産性が悪化し、98%以上の場合は得られる浸漬成形製品が脆くなる場合がある。未反応単量体の除去(脱モノマー)は、減圧加熱等の公知の方法によって行えばよい。なお、クロロプレン重合体のポリマー構造は、特に限定されるものではないが、重合温度、重合開始剤、連鎖移動剤、重合停止剤及び重合率等を任意に選択することで、得られるクロロプレン重合体の分子量、分子量分布、ゲル含有量、分子末端構造及び結晶化速度等を制御することが可能である。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、ポリクロロプレンラテックス中の変性ポリクロロプレン100質量あたり、0.5〜2.5質量部のカリウムイオンを有するよう調整する。カリウムイオンの量が0.5質量部未満の場合、得られるポリクロロプレンラテックスの低温安定性が低下するため凍結安定剤を添加しなければならなくなる。この場合、得られるポリクロロプレンラテックス組成物のゴム凝集性が損なわれてしまう。ゴム凝集性が損なわれたポリクロロプレンラテックスは、これを用いて得られる浸漬成形製品の品質が均一にならない。カリウムイオンの量が2.5質量%を超えた場合、得られるポリクロロプレンラテックスの貯蔵安定性が低下する。カリウムイオンの好ましい範囲は0.7〜2.1質量%である。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、そのpHを7〜14に調整したものである。pHが7未満の場合、得られるポリククロロプレンラテックスの貯蔵安定性が低下する。pHの好ましい範囲は8〜14である。
ポリクロロプレンラテックスのカリウムイオンの含有量やpHを調整するには、乳化重合終了後の反応液に添加するpH調整剤の種類や量を調整すればよい。
pH調整剤としては、ピロ亜硫酸カリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、燐酸カリウム、燐酸水素カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、燐酸ナトリウム、燐酸水素ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられる。pH調整剤は、これら単体だけでなく2種以上のものを併用してもよい。
これらのpH調整剤の中でも、水酸化カリウムや水酸化ナトリウムを用いると、pHの値を大きくする効果が高いため好ましい。
また、水酸化カリウムを用いると、pHとカリウムイオンの含有量の双方を高くする効果が高いため好ましい。
pH調整剤のうち、ピロ亜硫酸カリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、燐酸カリウム、燐酸水素カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、燐酸ナトリウム、燐酸水素ナトリウムは、ポリクロロプレンの乳化重合中に添加することで、乳化重合を促進させる効果も有する。特に、亜硫酸ナトリウムを用いると、乳化重合を促進する効果が高いため好ましい。
本発明のポリクロロプレンラテックスは、重合後に凍結安定剤、乳化安定剤、粘度調整剤、酸化防止剤、防腐剤などを本発明の効果を阻害しない範囲で任意に添加することができる。
ポリクロロプレンラテックスは、ポリクロロプレンラテックス中の変性ポリクロロプレン100質量部あたり、金属酸化物1〜10質量部、硫黄0.1〜3質量部を添加してポリクロロプレンラテックス組成物とすることができる。得られたポリクロロプレンラテックス組成物は、得られる皮膜のモジュラスが低く且つ強度や伸びなどの機械的特性に優れた浸漬成形製品の材料とすることができる。ポリクロロプレンラテックスに添加する材料のうち、水に不溶であったり、ポリクロロプレンラテックスのコロイド状態を不安定化させるものは、予め水系分散体を作製してからポリクロロプレンラテックスに添加するとよい。
金属酸化物としては、特に限定されるものではないが、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどが挙げられる。これらは単独で、または必要に応じて2種以上を組み合わせて用いることができる。金属酸化物の添加量は、ポリクロロプレンラテックス中の変性ポリクロロプレン100質量部あたり、1〜10質量部が好ましく、1.5〜5質量部が更に好ましい。1質量部未満では、ポリクロロプレンラテックス組成物から得られる浸漬成形製品のフィルムの破断強度が損なわれることがあり、10質量部を超えるとポリクロロプレンラテックス組成物から得られる浸漬成形製品の伸びが損なわれることがある。
硫黄の添加量は、ポリクロロプレンラテックス中の変性ポリクロロプレン100質量部あたり、0.1〜3質量部が好ましく、0.3〜1.5質量部が更に好ましい。0.1質量部未満では、ポリクロロプレンラテックス組成物から得られる浸漬成形製品の加硫速度が不十分となり、3質量部を超えると加硫が速くなりすぎてスコーチしやすくなる。
ポリクロロプレンラテックス組成物には、上記以外の添加剤として、加硫促進剤、酸化防止剤、充填剤、可塑剤、顔料、着色剤、湿潤剤、消泡剤などを本発明の効果を阻害しない範囲で任意に添加することができる。
本発明のポリクロロプレンラテックス組成物は、通常の凝固液法と呼ばれる浸漬成形法により、浸漬・凝固後、浸出(水溶性不純物の除去)、乾燥させた後、加硫することでフィルム状の浸漬成形品が得られる。
得られるフィルムの厚さは、ポリクロロプレンラテックス組成物への成形型の浸漬時間やポリクロロプレンラテックス組成物の固形分によって調整できる。フィルムの厚さを薄くしたい場合は、浸漬時間を短縮したりポリクロロプレンラテックス組成物の固形分を低く調整すればよい。
以上の様な条件で製造されたポリクロロプレンラテックスは、ポリクロロプレンが本来有する基本特性を維持しつつ、浸漬成形をする際のゴム凝集性が改良され、成形後の膜の強度を向上させること、および製品の不良率を低減させることができる。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を説明する。
(実施例1)
(ポリクロロプレンラテックスの製造)
内容量10リットルの反応器に、窒素気流下で水90質量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.75質量部(花王社製:ネオペレックスG−65(有効成分65%)を2.69質量部)、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(花王社製:デモールN)0.5質量部と亜硫酸ナトリウム0.5質量部を投入し、溶解後、攪拌しながらクロロプレン67.9質量部、メタクリル酸3質量部、及びn−ドデシルメルカプタン0.4質量部を加えた。過硫酸カリウムを開始剤として用い、窒素雰囲気下40℃で重合を開始し、重合率が40%に達したところでクロロプレン29.1質量部を重合率が80%となるまで均等に添加した。その後、重合率が96%に達したところでフェノチアジンの乳濁液を加えて重合を停止した。水酸化カリウム水溶液を用いて重合液のpHを9.0に調整した後、減圧下で未反応単量体を除去し、ポリクロロプレンラテックスを得た。更に水を加えてポリクロロプレンラテックスの固形分が45%になるように調整した。
(固形分濃度)
ポリクロロプレンラテックスの固形分濃度は、ポリクロロプレンラテックス2gを110℃の熱風乾燥機で3時間乾燥させた際の、乾燥前後の重量変化より算出した。
(メタクリル酸の共重合量)
重合を停止した後、水酸化カリウム水溶液を添加する前のラテックスの一部を採取した。このラテックスの固形分を25質量%に調整した後、2倍容量のメタノールを加えてポリマーを析出させた後、析出物を濾過によって取りだし、60℃で12時間真空乾燥した。乾燥した析出物を、はさみを用いて、2mm角に刻んだ。2mm角のゴム0.2gに、エタノール20ml、水10mlを加え、撹拌しながら、水酸化カリウムの0.02N含水エタノール溶液を用いて、室温でチモールフタレインを指示薬とする中和滴定をおこない、メタクリル酸の共重合量を求めた。
(カリウムイオン量)
ラテックスを純水で希釈した後、遠心分離し、得られた上澄み液について、液体クロマトグラフィーにより、カリウムイオンを定量した。測定値をもとにして、ラテックスの固形分に対するカリウムイオン量に換算した。
(pH)
ポリクロロプレンラテックスのpHは、ポリクロロプレンラテックスの温度を20℃に調整した後、堀場製作所製pHメーターF−22型を用いて測定した。
(ポリクロロプレンラテックスの貯蔵安定性)
ポリクロロプレンラテックスを23℃の雰囲気下で1日放置し、ポリクロロプレンラテックスの状態を観察した。ポリクロロプレンラテックスの状態が変わらなかったものを○、粘度が上昇したものを△、凝固または凝固物が発生したものを×とした。
(ポリクロロプレンラテックスの低温安定性)
ポリクロロプレンラテックスを−1℃の雰囲気下で1日放置し、ポリクロロプレンラテックスの状態を観察した。ポリクロロプレンラテックスの状態が変わらなかったものを○、粘度が上昇したものを△、凝固または凝固物が発生したものを×とした。また、ポリクロロプレンラテックスの貯蔵安定性が悪く、低温安定性の評価ができなかったものを−と記述した。
(ポリクロロプレンラテックス組成物の作製)
ポリクロロプレンラテックス100質量部、硫黄0.5質量部、2種酸化亜鉛2質量部、ジ−n−ブチル−ジチオカルバミン酸亜鉛(大内新興化学工業株式会社製:ノクセラーBZ)0.5質量部、酸化チタン1.5質量部、ラウリル硫酸ナトリウム(花王株式会社製エマール10)0.2質量部を添加した後、水を加えて、固形分を30%に調整したポリクロロプレンラテックス組成物を得た。
(未加硫フィルムの作製)
外径50mmの陶器製の筒を、水70質量部と硝酸カルシウム四水和物30質量部を混合した凝固液に30秒間浸して取り出し、2分間乾燥させた後、ポリクロロプレンラテックス組成物に4分間浸した。その後、流水で1分間洗浄し、23℃の雰囲気下で1日乾燥させて陶器製の筒から剥離して、未加硫フィルムを得た。
(未加硫フィルムの成膜性)
陶器製の筒から剥離した未加硫フィルムの製膜状態を、目視にて観察した。フィルムが十分に形成されているものを○、破れが認められるものを×とした。また、ポリクロロプレンラテックスの貯蔵安定性が悪く、成膜性の評価自体ができなかったものを−と記述した。
(加硫フィルム物性)
未加硫フィルムを120℃、30分で熱処理して加硫フィルムとし、JIS−K6251に準拠して破断伸び、破断強度及び300%伸張時のモジュラスを測定した。
Figure 2014114342
(実施例2)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、クロロプレンの初期仕込み量を68.6質量部とし、メタクリル酸の初期仕込み量を2質量部とし、クロロプレンの分添仕込み量を29.4質量部にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例3)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、クロロプレンの初期仕込み量を66.5質量部とし、メタクリル酸の初期仕込み量を5質量部とし、クロロプレンの分添仕込み量を28.5質量部にそれぞれ変更した。また、得られたラテックスのpHを8.7に調整した。これら以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例4)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの仕込み量を1質量部に変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例5)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの仕込み量を3質量部に変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例6)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、pHを10.5に調整した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例7)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、pHを8.1に調整した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例8)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、pHを7.2に調整した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例9)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、pHを11.5に調整した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例10)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、クロロプレンの初期仕込み量を69.3質量部とし、メタクリル酸の初期仕込み量を1質量部とし、クロロプレンの分添仕込み量を29.7質量部にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例11)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、クロロプレンの初期仕込み量を65.8質量部とし、メタクリル酸の初期仕込み量を6質量部とし、クロロプレンの分添仕込み量を28.2質量部にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(比較例1)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの仕込み量を0.3質量部に変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
Figure 2014114342
(比較例2)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの仕込み量を6質量部に変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
(比較例3)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、pHを6.0に調整した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
(比較例4)
ポリクロロプレンラテックスを製造する際に、pHを12.3に調整した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
(比較例5)
ポリクロロプレンラテックスの固形分濃度を55質量%に変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
(比較例6)
ポリクロロプレンラテックスの固形分濃度を38質量%に変更した以外は、実施例1と同様にポリクロロプレンラテックス組成物を製造した。得られたポリクロロプレンラテックス組成物、未加硫フィルム及び加硫フィルムについて、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
(手袋の作製)
陶器製の筒を、手袋の成形型に変更して実施例1〜11及び比較例1〜6のポリクロロプレンラテックス組成物を用いて手袋を作製した。各実施例のポリクロロプレンラテックス組成物を用いた場合は、陶器製の筒を用いた場合と同様に未加硫フィルム物性、加硫フィルム物性とも良好な手袋が得られた。各比較例のポリクロロプレンラテックス組成物を用いた場合は、陶器製の筒を用いた場合と同様に、ポリクロロプレンラテックス自体の物性や未加硫フィルム物性、加硫フィルム物性の全ての要求特性を満たすものが得られなかった。

Claims (6)

  1. クロロプレンとメタクリル酸を共重合させて得られる変性ポリクロロプレン100質量部と、水90〜150質量部と、乳化剤1〜5質量部と、カリウムイオン0.5〜2.5質量部を含有する、pH7〜14のポリクロロプレンラテックス。
  2. 変性ポリクロロプレンが、クロロプレン97.0〜99.0質量%とメタクリル酸1.0〜3.0質量%を有するものであることを特徴とする請求項1記載のポリクロロプレンラテックス。
  3. 乳化剤が、スルホン酸基含有アルカリ金属塩であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のポリクロロプレンラテックス。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載したポリクロロプレンラテックスと、ポリクロロプレンラテックス中の変性ポリクロロプレン100質量部あたり、金属酸化物1〜10質量部と、硫黄0.1〜3質量部を含有させたことを特徴とするポリクロロプレンラテックス組成物。
  5. 請求項4に記載したポリクロロプレンラテックス組成物を用いて浸漬成形して得られた浸漬成形製品。
  6. 手袋であることを特徴とする請求項5に記載の浸漬成形製品。
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