JP2014112486A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極における電位分布の均一性が高く、セパレータに対する電極の位置決め精度が高く、生産性が高い蓄電装置を提供する。
【解決手段】二次電池100は、正極30と、負極40と、正極30を収容する袋状の第1セパレータ50とを備える。正極30は、第1金属箔30Bと、第1活物質層30Cと、第1活物質層30Cに対向配置された第2活物質層30Dとを備える。第1金属箔30Bは、本体部30Pと、本体部30Pの縁30Gに設けられたタブ30Aとを備える。本体部30Pは、第1活物質層30Cを備える第1部分30Hと、第2活物質層30Dを備える第2部分30Jと、湾曲部分30Kとを備える。タブ30Aは、第1部分30Hの内側領域30Lと、第2部分30Jの内側領域30Mと、湾曲部分30Kとからなる本体部30Pの中央領域30Nに設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】二次電池100は、正極30と、負極40と、正極30を収容する袋状の第1セパレータ50とを備える。正極30は、第1金属箔30Bと、第1活物質層30Cと、第1活物質層30Cに対向配置された第2活物質層30Dとを備える。第1金属箔30Bは、本体部30Pと、本体部30Pの縁30Gに設けられたタブ30Aとを備える。本体部30Pは、第1活物質層30Cを備える第1部分30Hと、第2活物質層30Dを備える第2部分30Jと、湾曲部分30Kとを備える。タブ30Aは、第1部分30Hの内側領域30Lと、第2部分30Jの内側領域30Mと、湾曲部分30Kとからなる本体部30Pの中央領域30Nに設けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、蓄電装置に関する。
陽極板の両端に陽極活物質層がそれぞれ形成され、中央に基体無地部が形成された陽極板を備えた密閉角型アルカリ蓄電池が知られている(特許文献1参照)。このアルカリ蓄電池では、基体無地部において陽極板が折り曲げられる。陽極板の両端にはそれぞれ突出した基体無地部が設けられている。
しかしながら、上記陽極板では、突出した基体無地部が陽極板の端部に設けられているので、突出した基体無地部から陽極板上の各点までの距離のばらつきが大きくなる。そのため、陽極板における電位分布の均一性が低い。さらに、上記アルカリ蓄電池では、セパレータ及び陽極板を積層機により積層する必要がある。そのため、セパレータに対する陽極板の位置決め精度が低い。セパレータ及び陽極板の積層には長い時間がかかるので、アルカリ蓄電池の生産性が低い。
本発明は、電極における電位分布の均一性が高く、セパレータに対する電極の位置決め精度が高く、生産性が高い蓄電装置を提供する。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に配置されると共に前記正極及び前記負極の一方の電極を収容する袋状の第1セパレータと、を備え、前記一方の電極は、第1金属箔と、前記第1金属箔上に形成された第1活物質層と、前記第1金属箔上に形成されると共に前記第1活物質層に対向配置された第2活物質層と、を備え、前記正極及び前記負極の他方の電極は、前記第1活物質層と前記第2活物質層との間に配置されており、前記第1金属箔は、一端及び他端を有する本体部と、前記一端から前記他端まで延在する前記本体部の縁に設けられたタブと、を備え、前記本体部は、前記一端側に配置されると共に前記第1活物質層を備える第1部分と、前記他端側に配置されると共に前記第2活物質層を備える第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間を接続する湾曲部分と、を備え、前記タブは、前記第1部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記第2部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記湾曲部分とからなる前記本体部の中央領域に設けられている。
この蓄電装置では、タブが中央領域に設けられているので、一方の電極における電位分布の均一性が高くなる。一方の電極が袋状の第1セパレータ内に収容されているので、第1セパレータに対する一方の電極の位置決め精度が高くなる。一方の電極を袋状の第1セパレータ内に収容することによって、一方の電極及び第1セパレータを積層する必要がなくなる。よって、蓄電装置の生産性が高くなる。
前記一方の電極は前記正極であり、前記正極及び前記負極の積層方向から見て、前記正極は前記負極よりも小さくてもよい。
正極を袋状の第1セパレータに収容すると、負極を袋状の第1セパレータに収容する場合に比べて第1セパレータを小さくすることができる。
前記第1金属箔の前記タブは、前記第1金属箔の前記第1部分の前記内側領域にのみ設けられてもよい。
この場合、タブを他の導電部材と溶接する際に溶接枚数を少なくすることができる。
前記他方の電極は袋状の第2セパレータ内に収容されており、前記他方の電極は、第2金属箔と、前記第2金属箔上に形成された第3活物質層と、前記第2金属箔上に形成されると共に前記第3活物質層に対向配置された第4活物質層と、を備え、前記一方の電極は、前記第3活物質層と前記第4活物質層との間に配置されており、前記第2金属箔は、一端及び他端を有する本体部と、前記第2金属箔の前記一端から前記他端まで延在する前記本体部の縁に設けられたタブと、を備え、前記第2金属箔の前記本体部は、前記第2金属箔の前記一端側に配置されると共に前記第3活物質層を備える第1部分と、前記第2金属箔の前記他端側に配置されると共に前記第4活物質層を備える第2部分と、前記第2金属箔の前記第1部分と前記第2部分との間を接続する湾曲部分と、を備え、前記第2金属箔の前記タブは、前記第2金属箔の前記第1部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記第2金属箔の前記第2部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記第2金属箔の前記湾曲部分とからなる前記第2金属箔の前記本体部の中央領域に設けられてもよい。
この場合、他方の電極においてもタブが中央領域に設けられているので、他方の電極における電位分布の均一性が高くなる。他方の電極が袋状の第2セパレータ内に収容されているので、第2セパレータに対する他方の電極の位置決め精度が高くなる。他方の電極を袋状の第2セパレータ内に収容することによって、他方の電極及び第2セパレータを積層する必要がなくなる。よって、蓄電装置の生産性が高くなる。
前記他方の電極は第2金属箔を備え、前記第2金属箔は、本体部と、前記第2金属箔の前記本体部の縁に設けられたタブと、を備え、前記第2金属箔の前記タブは、前記正極及び前記負極の積層方向から見て、前記第1金属箔の前記本体部の前記縁に交差する方向に延在する前記第1金属箔の前記第1部分の中心線に対して、前記第1金属箔の前記タブとは反対側に配置されてもよい。
この場合、一方の電極のタブと他方の電極のタブとの間の距離を大きくすることができる。
本発明によれば、電極における電位分布の均一性が高く、セパレータに対する電極の位置決め精度が高く、生産性が高い蓄電装置が提供され得る。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
図1は、一実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置としての二次電池100は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。図3は、一実施形態に係る蓄電装置の電極を平らに変形して示す図である。
二次電池100は、ケース10と、ケース10内に収容された電極組立体20とを備え得る。ケース10は、例えばアルミニウム又はステンレス鋼等の金属からなる。ケース10は、底板と、底板に対向配置される蓋と、底板の周縁と蓋の周縁との間を接続する側壁とを備え得る。ケース10の形状は例えば直方体である。
電極組立体20は、正極30(一方の電極)と、負極40(他方の電極)と、正極30と負極40との間に配置された第1セパレータ50とを備える。正極30、負極40及び第1セパレータ50は、例えばシート状である。複数の正極30及び複数の負極40が、第1セパレータ50を介して交互に積層されてもよい。ケース10内には電解液60が充填され得る。正極30及び負極40の積層方向から見て、正極30は負極40よりも小さくてもよい。
本実施形態において、正極30は、袋状の第1セパレータ50に収容される。正極30は、第1金属箔30Bと、第1金属箔30B上に形成された第1活物質層30Cと、第2活物質層30Dとを備える。第2活物質層30Dは、図2に示す正極30及び負極40が積層された状態で、第1活物質層30Cに対向するよう配置されている。第1活物質層30C及び第2活物質層30Dは、第1金属箔30Bの両面上に形成され得る。負極40は、第1活物質層30Cと第2活物質層30Dとの間に配置される。第1セパレータ50は、負極40と第1活物質層30Cとの間、及び、負極40と第2活物質層30Dとの間に配置され得る。
第1金属箔30Bは例えばアルミニウム箔である。第1活物質層30C及び第2活物質層30Dは、正極活物質とバインダとを含んでもよい。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物は、マンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとを含む。
第1金属箔30Bは、一端30E及び他端30Fを有する本体部30Pと、一端30Eから他端30Fまで延在する本体部30Pの縁30Gに設けられたタブ30Aとを備える。他端30Fは一端30Eに対向配置され得る。タブ30Aは、袋状の第1セパレータ50に形成された開口から外側に突出し得る。本体部30P及びタブ30Aの形状は例えば矩形状である。本体部30Pは、一端30E側に配置されると共に第1活物質層30Cを備える第1部分30Hと、他端30F側に配置されると共に第2活物質層30Dを備える第2部分30Jと、第1部分30Hと第2部分30Jとの間を接続する湾曲部分30Kとを備える。第1部分30H及び第2部分30Jは例えば平坦部分である。湾曲部分30Kは本体部30Pの中央に配置され得る。湾曲部分30Kには活物質層が形成されていない。
タブ30Aは、第1部分30Hにおける湾曲部分30Kに隣接する内側領域30Lと、第2部分30Jにおける湾曲部分30Kに隣接する内側領域30Mと、湾曲部分30Kとからなる本体部30Pの中央領域30Nに設けられている。内側領域30Lは、例えば第1部分30Hの内側半分の領域である。内側領域30Mは、例えば第2部分30Jの内側半分の領域である。タブ30Aは、第1部分30Hの内側領域30L、第2部分30Jの内側領域30M、及び、湾曲部分30Kに亘って設けられていてもよい。内側領域30Lは、正極30及び負極40の積層方向から見て、本体部30Pの縁30Gに交差する方向に延在する第1部分30Hの中心線A1と湾曲部分30Kとの間の領域であってもよい。内側領域30Mは、正極30及び負極40の積層方向から見て、本体部30Pの縁30Gに交差する方向に延在する第2部分30Jの中心線A2と湾曲部分30Kとの間の領域であってもよい。中心線A1及び中心線A2は、例えば本体部30Pの縁30Gに直交する。中心線A1は、正極30及び負極40の積層方向から見て中心線A2と重なっていてもよい。
タブ30Aには、活物質が保持されていない。正極30は、タブ30Aを介して導電部材32に接続され得る。導電部材32は例えば金属部材である。導電部材32は、正極端子34に接続され得る。正極端子34は、絶縁リング36を介してケース10に取り付けられてもよい。
正極30は、以下のように製造され得る。金属箔上に第1活物質層30C及び第2活物質層30Dを形成する。金属箔を打ち抜いて第1金属箔30Bを形成する。シート状のセパレータ上に第1金属箔30B及びシート状のセパレータをこの順に載置する。第1金属箔30Bの周囲に沿って、シート状のセパレータ同士を溶着して袋状の第1セパレータ50を形成する。
負極40は、第2金属箔40Bと、第2金属箔40B上に設けられた第3活物質層40Cとを備え得る。第3活物質層40Cは、第2金属箔40Bの両面上に形成され得る。第2金属箔40Bは例えば銅箔である。第3活物質層40Cは、負極活物質とバインダとを含んでもよい。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。
第2金属箔40Bは、本体部40Pと、本体部40Pの縁40Gに設けられたタブ40Aとを備え得る。本体部40P及びタブ40Aの形状は例えば矩形状である。タブ40Aは、正極30及び負極40の積層方向から見て、第1部分30Hの中心線A1又は第2部分30Jの中心線A2に対して、タブ30Aとは反対側に配置されていてもよい。
タブ40Aには、活物質が保持されていない。負極40は、タブ40Aを介して導電部材42に接続され得る。導電部材42は例えば金属部材である。導電部材42は、負極端子44に接続され得る。負極端子44は、絶縁リング46を介してケース10に取り付けられてもよい。
第1セパレータ50としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。
電解液60としては、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液等が挙げられる。
二次電池100では、タブ30Aが中央領域30Nに設けられているので、正極30における電位分布の均一性が高くなる。正極30が袋状の第1セパレータ50内に収容されているので、第1セパレータ50に対する正極30の位置決め精度が高くなる。正極30を袋状の第1セパレータ50内に収容することによって、正極30及び第1セパレータ50を積層する必要がなくなる。よって、二次電池100の生産性が高くなる。
さらに、第1部分30Hと第2部分30Jとが湾曲部分30Kによって接続されて一体化されているので、第1活物質層30Cと第2活物質層30Dとの間の位置決め精度を高くすることができる。正極30では、2層分の正極が一体化されているので、正極30と負極40の積層回数を少なくすることができる。
第1金属箔30Bを例えば打ち抜きにより製造する場合、第1部分30Hと第2部分30Jとの間を切断する必要がないので、第1部分30Hと第2部分30Jとの間に抜き打ち代を形成する必要がない。そのため、第1金属箔30Bを打ち抜く際の打ち抜き代を全体として小さくすることができる。第1部分30Hと第2部分30Jとの間の距離(湾曲部分30Kの幅)を小さくすることができるので、金属箔の使用量を減らすことができる。打ち抜き回数を低減でき、打ち抜きに要する時間を短縮することができる。
電極組立体20を製造する際に、打ち抜き機、セパレータ包み機、積層機等の設備を減らすことができる。
タブ30Aが、第1部分30Hの内側領域30L、第2部分30Jの内側領域30M、及び、湾曲部分30Kに亘って設けられている場合、タブ30Aの電気抵抗を小さくすることができるので、タブ30Aの集電効率が向上する。
正極30及び負極40の積層方向から見て、正極30が負極40よりも小さい場合、正極30を袋状の第1セパレータ50に収容すると、負極40を袋状の第1セパレータ50に収容する場合に比べて第1セパレータ50を小さくすることができる。
負極40のタブ40Aが、正極30及び負極40の積層方向から見て、第1部分30Hの中心線A1に対して、正極30のタブ30Aとは反対側に配置されている場合、正極30のタブ30Aと負極40のタブ40Aとの間の距離を大きくすることができる。そのため、タブ30Aとタブ40Aとの間の電気的な相互作用を低減することができる。
図4は、第1変形例に係る電極を示す図である。図4に示される正極130は、タブ30Aに代えてタブ130Aを備えること以外は正極30と同一の構成を備える。正極130では、正極130及び負極40の積層方向から見て、本体部30Pの縁30Gに交差する方向に延在するタブ130Aの中心線A4が、本体部30Pの縁30Gに交差する方向に延在する本体部30Pの中心線A3からずれている。この場合、タブ130Aを他の導電部材(例えば導電部材32)と溶接する際に溶接枚数を少なくすることができる。中心線A3及び中心線A4は、例えば本体部30Pの縁30Gに直交する。
図5は、第2変形例に係る電極を示す図である。図5に示される正極230は、タブ30Aに代えてタブ230Aを備えること以外は正極30と同一の構成を備える。正極230では、タブ230Aが、第1部分30Hの内側領域30Lにのみ設けられている。この場合、タブ230Aを他の導電部材(例えば導電部材32)と溶接する際に溶接枚数を少なくすることができる。
図6は、第3変形例に係る電極を示す図である。図6に示される正極330は、タブ30Aに代えて複数のタブ330Aを備えること以外は正極30と同一の構成を備える。正極330では、1つのタブ330Aが、第1部分30Hの内側領域30Lに設けられており、もう1つのタブ330Aが、第2部分30Jの内側領域30Mに設けられている。この場合、タブ330Aの合計の電気抵抗を小さくすることができる。湾曲部分30Kにはタブ330Aが設けられていない。
図7は、変形例に係る電極組立体を模式的に示す断面図である。図7に示される電極組立体120は、負極40に代えて負極140を備え、袋状の第2セパレータ150を更に備えること以外は電極組立体20と同一の構成を備える。負極140は、正極30の構造と同様の構造を有する。第2セパレータ150の材料及び構造は、第1セパレータ50の材料及び構造と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
電極組立体120では、負極140が、袋状の第2セパレータ150内に収容される。負極140は、第2金属箔40Bと、第2金属箔40B上に形成された第3活物質層40Cと、第4活物質層40Dとを備える。第4活物質層40Dは、図7に示す正極30及び負極140が積層された状態で、第3活物質層40Cに対向するよう配置されている。第3活物質層40C及び第4活物質層40Dは、第2金属箔40Bの両面上に形成され得る。負極140は、正極30の第1活物質層30Cと第2活物質層30Dとの間に配置される。正極30は、負極140の第3活物質層40Cと第4活物質層40Dとの間に配置される。第2セパレータ150は、負極140と第1活物質層30Cとの間、及び、負極140と第2活物質層30Dとの間に配置され得る。
負極140の第2金属箔40Bは、一端40E及び他端40Fを有する本体部40Pと、本体部40Pの縁40Gに設けられたタブ40Aとを備える(図1参照)。他端40Fは一端40Eに対向配置され得る。タブ40Aは、袋状の第2セパレータ150に形成された開口から外側に突出し得る。本体部40P及びタブ40Aの形状は例えば矩形状である。本体部40Pは、一端40E側に配置されると共に第3活物質層40Cを備える第1部分40Hと、他端40F側に配置されると共に第4活物質層40Dを備える第2部分40Jと、第1部分40Hと第2部分40Jとの間を接続する湾曲部分40Kとを備える。第1部分40H及び第2部分40Jは例えば平坦部分である。湾曲部分40Kは本体部40Pの中央に配置され得る。湾曲部分40Kには活物質層が形成されていない。
タブ40Aは、第1部分40Hにおける湾曲部分40Kに隣接する内側領域40Lと、第2部分40Jにおける湾曲部分40Kに隣接する内側領域40Mと、湾曲部分40Kとからなる本体部40Pの中央領域40Nに設けられている。内側領域40Lは、例えば第1部分40Hの内側半分の領域である。内側領域40Mは、例えば第2部分40Jの内側半分の領域である。図3のタブ30Aと同様に、タブ40Aは、第1部分40Hの内側領域40L、第2部分40Jの内側領域40M、及び、湾曲部分40Kに亘って設けられていてもよい。図4のタブ130Aと同様に、正極30及び負極140の積層方向から見て、本体部40Pの縁40Gに交差する方向に延在するタブ40Aの中心線が、本体部40Pの縁40Gに交差する方向に延在する本体部40Pの中心線からずれていてもよい。図5のタブ230Aと同様に、タブ40Aは、第1部分40Hの内側領域40Lにのみ設けられていてもよい。図6のタブ330Aと同様に、1つのタブ40Aが、第1部分40Hの内側領域40Lに設けられており、もう1つのタブ40Aが、第2部分40Jの内側領域40Mに設けられてもよい。
電極組立体120では、負極140においてもタブ40Aが中央領域40Nに設けられているので、負極140における電位分布の均一性が高くなる。負極140が袋状の第2セパレータ150内に収容されているので、第2セパレータ150に対する負極140の位置決め精度が高くなる。負極140を袋状の第2セパレータ150内に収容することによって、負極140及び第2セパレータ150を積層する必要がなくなる。
さらに、第1部分40Hと第2部分40Jとが湾曲部分40Kによって接続されて一体化されているので、第3活物質層40Cと第4活物質層40Dとの間の位置決め精度を高くすることができる。負極140では、2層分の負極が一体化されているので、正極30と負極140の積層回数を少なくすることができる。
第2金属箔40Bを例えば打ち抜きにより製造する場合、第1部分40Hと第2部分40Jとの間を切断する必要がないので、第1部分40Hと第2部分40Jとの間に抜き打ち代を形成する必要がない。そのため、第2金属箔40Bを打ち抜く際の打ち抜き代を全体として小さくすることができる。第1部分40Hと第2部分40Jとの間の距離(湾曲部分40Kの幅)を小さくすることができるので、金属箔の使用量を減らすことができる。打ち抜き回数を低減でき、打ち抜きに要する時間を短縮することができる。
電極組立体120を製造する際に、打ち抜き機、セパレータ包み機、積層機等の設備を減らすことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、図7の負極140は第2セパレータ150に収容されなくてもよい。
蓄電装置として、二次電池100の他に、例えば電気二重層キャパシタ等が挙げられる。
蓄電装置は、車両に搭載されてもよい。車両としては、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、電気車椅子、電動アシスト自転車、電動二輪車等が挙げられる。
二次電池100において、正極30を負極に変更し、負極40を正極30に変更してもよい。湾曲部分30Kに活物質層を形成してもよい。この場合、第1部分30H上の第1活物質層30C、湾曲部分30K上の活物質層、及び第2部分30J上の第2活物質層30Dを一体化することができる。よって、活物質層の形成が容易になるので、二次電池100の生産性が向上する。
30,130,230,330…正極、30A,40A,130A,230A,330A…タブ、30B…第1金属箔、40B…第2金属箔、30C…第1活物質層、30D…第2活物質層、40C…第3活物質層、40D…第4活物質層、30E,40E…一端、30F,40F…他端、30G,40G…縁、30H,40H…第1部分、30J,40J…第2部分、30K,40K…湾曲部分、30L,30M,40L,40M…内側領域、30N,40N…中央領域、30P,40P…本体部、40,140…負極、50…第1セパレータ、100…二次電池(蓄電装置)、150…第2セパレータ、A1…第1部分の中心線。
Claims (5)
- 正極と、
負極と、
前記正極と前記負極との間に配置されると共に前記正極及び前記負極の一方の電極を収容する袋状の第1セパレータと、
を備え、
前記一方の電極は、第1金属箔と、前記第1金属箔上に形成された第1活物質層と、前記第1金属箔上に形成されると共に前記第1活物質層に対向配置された第2活物質層と、を備え、
前記正極及び前記負極の他方の電極は、前記第1活物質層と前記第2活物質層との間に配置されており、
前記第1金属箔は、一端及び他端を有する本体部と、前記一端から前記他端まで延在する前記本体部の縁に設けられたタブと、を備え、
前記本体部は、前記一端側に配置されると共に前記第1活物質層を備える第1部分と、前記他端側に配置されると共に前記第2活物質層を備える第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間を接続する湾曲部分と、を備え、
前記タブは、前記第1部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記第2部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記湾曲部分とからなる前記本体部の中央領域に設けられている、蓄電装置。 - 前記一方の電極は前記正極であり、
前記正極及び前記負極の積層方向から見て、前記正極は前記負極よりも小さい、請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記第1金属箔の前記タブは、前記第1金属箔の前記第1部分の前記内側領域にのみ設けられている、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
- 前記他方の電極は袋状の第2セパレータ内に収容されており、
前記他方の電極は、第2金属箔と、前記第2金属箔上に形成された第3活物質層と、前記第2金属箔上に形成されると共に前記第3活物質層に対向配置された第4活物質層と、を備え、
前記一方の電極は、前記第3活物質層と前記第4活物質層との間に配置されており、
前記第2金属箔は、一端及び他端を有する本体部と、前記第2金属箔の前記一端から前記他端まで延在する前記本体部の縁に設けられたタブと、を備え、
前記第2金属箔の前記本体部は、前記第2金属箔の前記一端側に配置されると共に前記第3活物質層を備える第1部分と、前記第2金属箔の前記他端側に配置されると共に前記第4活物質層を備える第2部分と、前記第2金属箔の前記第1部分と前記第2部分との間を接続する湾曲部分と、を備え、
前記第2金属箔の前記タブは、前記第2金属箔の前記第1部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記第2金属箔の前記第2部分における前記湾曲部分に隣接する内側領域と、前記第2金属箔の前記湾曲部分とからなる前記第2金属箔の前記本体部の中央領域に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電装置。 - 前記他方の電極は第2金属箔を備え、
前記第2金属箔は、本体部と、前記第2金属箔の前記本体部の縁に設けられたタブと、を備え、
前記第2金属箔の前記タブは、前記正極及び前記負極の積層方向から見て、前記第1金属箔の前記本体部の前記縁に交差する方向に延在する前記第1金属箔の前記第1部分の中心線に対して、前記第1金属箔の前記タブとは反対側に配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012266475A JP2014112486A (ja) | 2012-12-05 | 2012-12-05 | 蓄電装置 |
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JP2012266475A Pending JP2014112486A (ja) | 2012-12-05 | 2012-12-05 | 蓄電装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019079711A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 株式会社東芝 | 電池及びその製造方法 |
JP2019096465A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電素子 |
-
2012
- 2012-12-05 JP JP2012266475A patent/JP2014112486A/ja active Pending
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