JP2015185429A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケースにおける底部の強度を確保すると共に、電極組立体において異物が発生したとしても内部短絡が防止できる蓄電装置を提供する。【解決手段】二次電池100は、正極30と負極40とがセパレータ50を介して積層された電極組立体20と、電極組立体を収容する、底部11を有する筒状のケース10と、を備え、電極組立体の積層方向からみた底部の断面において、中央部11Aの厚みt1が両端部11Bの厚みt2と比べて小さく、電極組立体の積層方向からみた際の底部と電極組立体との距離Lが、両端部から中央部に向かうにつれて長くなっている。【選択図】図3
Description
本発明は、蓄電装置に関する。
リチウムイオン電池などの二次電池や、電気二重層キャパシタなどが、蓄電装置として知られている。これらの蓄電装置は、密閉されたケース内に電極組立体と電解液とが収容されている。電極組立体は、正極と負極とがセパレータを介して積層又は巻回された状態でケースに収容される。電極組立体からの電力の取り出しは、正極及び負極に接続された電極端子を通して行われている。このようなケースを備えた蓄電装置が、特許文献1に開示されている。
このような蓄電装置のケースは、載置される際に他の部材と接触する底部について、強度を確保することが求められている。しかしながら、上記従来の蓄電装置では、板状のガイド板によって底部が構成されており、底部の強度については課題があった。また、電極組立体を備える蓄電装置においては、電極組立体を構成する部材の一部が剥がれたりすることにより異物が発生するおそれがある。そして、この異物が電極組立体を構成する電極間に入り込むと内部短絡を生じさせる可能性がある。
そこで、本発明は、ケースにおける底部の強度を確保すると共に、電極組立体において異物が発生したとしても内部短絡が防止できる蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の蓄電装置は、正極と負極とがセパレータを介して積層された電極組立体と、電極組立体を収容する筒状のケースと、を備え、ケースは底部を有し、底部は、電極組立体の積層方向からみた断面において、中央部の厚みが両端部の厚みと比べて小さくなるように形成されており、電極組立体は、電極組立体の積層方向からみた際の底部との距離が、両端部から中央部に向かうにつれて長くなるように配置されている。
この蓄電装置によれば、底部における厚みを確保しながらも、電極組立体の積層方向からみた場合に底面の中央部を両端部と比べて薄くすることによって、底部と電極組立体との間に隙間を設けている。仮に電極組立体を構成する部材の一部が剥がれたりすることにより異物が発生しても、この異物は電極組立体を構成する電極間に留まることなく上記隙間に溜められる。この結果、ケースにおける底部の強度を確保しつつ、電極組立体において異物が発生したとしても内部短絡が防止できる。
本発明の蓄電装置では、電極組立体の積層方向からみた底部の断面において、電極組立体と対向する側の面である底面の形状が曲線状であってもよい。
この蓄電装置によれば、ケースの損壊を低減することができる。
上記蓄電装置が、二次電池であってもよい。
本発明によれば、ケースにおける底部の強度を確保すると共に、電極組立体において異物が発生したとしても内部短絡が防止できる。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。また、説明中、「上」、「下」などの方向を示す語は、図面に示された状態に基づいた便宜的な語である。
図1は、一実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置としての二次電池100は、例えばリチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。
二次電池100は、ケース10と、ケース10内に収容された電極組立体20とを備える。ケース10は、有底筒状であり、例えばアルミニウムなどの金属により作られる。電極組立体20は、正極30と、負極40と、正極30と負極40との間に配置されたセパレータ50とを備える。正極30及び負極40は、例えばシート状である。セパレータ50は、例えばシート状であるが、袋状であってもよい。複数の正極30及び複数の負極40が、セパレータ50を介して交互に積層されている。セパレータ50が袋状である場合には、セパレータ50内に、例えば正極30が収容される。ケース10内には電解液60が充填され得る。電解液60の例には、有機溶媒系及び非水系の電解液などが含まれる。電極組立体20は絶縁フィルムに覆われた状態でケース10に収容されている。なお、ケース10の内壁面に絶縁フィルムが配置されてもよい。
正極30は、金属箔30bと、金属箔30bの両面に設けられた正極活物質層30cとを備え得る。金属箔30bは、例えばアルミニウム箔である。正極活物質層30cは、正極活物質とバインダとを含んでもよい。正極活物質の例には、複合酸化物、金属リチウム、硫黄などが含まれる。複合酸化物は、マンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとを含む。
正極30は、縁部から突出した形状の正極タブ30aを有している。正極タブ30aには、正極活物質が担持されていない。正極30は、正極タブ30aを介して正極導電部材32に接続される。正極導電部材32は、正極端子34に接続され得る。正極端子34は、絶縁リング36を介してケース10に取り付けられてもよい。
負極40は、金属箔40bと、金属箔40bの両面に設けられた負極活物質層40cとを備え得る。金属箔40bは、例えば銅箔である。負極活物質層40cは、負極活物質とバインダとを含んでもよい。負極活物質の例には、黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボンなどのカーボン、リチウム、ナトリウムなどのアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)などの金属酸化物、ホウ素添加炭素などが含まれる。
負極40は、縁部から突出した形状の負極タブ40aを有している。負極タブ40aには、負極活物質が担持されていない。負極40は、負極タブ40aを介して負極導電部材42に接続される。負極導電部材42は、負極端子44に接続され得る。負極端子44は、絶縁リング46を介してケース10に取り付けられてもよい。
セパレータ50の例には、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロースなどからなる織布及び不織布などが含まれる。
図3は、ケース10における底部11を拡大して示す断面図である。この図3は、ケース10における底部11を、電極組立体20の積層方向から見た図である。図3に示すように、ケース10の底部11は、電極組立体20の積層方向(図3の紙面に直交する方向)からみた断面形状が、両端部11Bから中央部11Aに向かうにつれて徐々に薄くなるように形成されている。
電極組立体20は、電極組立体20の積層方向からみた際の底部11との距離Lが、両端部11Bから中央部11Aに向かうにつれて徐々に長くなるように配置されている。言い換えれば、電極組立体20の積層方向からみた際の底部11と電極組立体20との隙間が、両端部11Bから中央部11Aに向かうにつれて徐々に大きくなっている。底部11と電極組立体20との距離Lは、電極組立体を構成する部材の一部が剥がれたりすることにより発生するおそれがある異物のサイズに合わせて適宜設定される。例えば、異物における一端から他端までの長さの内、最も長い部分の長さよりも、距離Lを長くするとよい。
ケース10の底部11は、電極組立体20の積層方向からみた断面において、電極組立体20と対向する側の面である底面12の形状が曲線状に形成されている。また、ケース10の底部11は、電極組立体20の積層方向からみた断面において、底面12と反対側の面である載置面13の形状が直線状に形成されている。さらに、ケース10の側部と底部とがなす角度が略90°となっている。言い換えれば、底部11の載置面13がフラットに形成されているので、二次電池100を安定的に被載置面に載置することができる。
このような形状の底部11を有するケース10は、削り出し、深絞り及びインパクト成形などにより形成することができる。また、予めプレス成形などにより上述したような形状の底部11を作成しておき、筒状部材のケース本体部に溶接することより形成してもよい。
以上説明した構成を有する二次電池100によれば、底部11における厚みを確保しながらも、電極組立体20の積層方向からみた場合に底部11の中央部11Aを両端部11Bと比べて薄くすることによって、底部11と電極組立体20との間に隙間を設けている。仮に電極組立体20を構成する部材の一部が剥がれたりすることにより異物が発生しても、この異物は電極組立体20を構成する電極間に留まることなく上記隙間に溜められる。この結果、ケース10における底部11の強度を確保しつつ、電極組立体20において異物が発生したとしても内部短絡が防止できる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態の二次電池100では、ケース10が、電極組立体20の積層方向からみた底部11の断面において、電極組立体20と対向する側の面である底面12の形状が曲線状に形成されている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。図4は、他の実施形態に係る二次電池100Aのケース10における底部111を拡大して示す断面図である。また、図4は、ケース10における底部111を、電極組立体20の積層方向から見た図である。例えば、図4に示すように、ケース10の底部111は、電極組立体20の積層方向からみた断面において、電極組立体20と対向する側の面である底面112の形状が直線状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態の二次電池100,100Aにおいて、ケース10の底部11は、図3に示すように、電極組立体20の積層方向からみた断面において、中央部11Aの厚みt1が、両端部11Bの厚みt2と比べて小さくなるように形成されていてもよい。
上記実施形態の二次電池100では、積層型の電極組立体20を例に挙げて説明したが、この積層型の電極組立体20に代えて巻回型の電極組立体が用いられてもよい。巻回型の電極組立体は、帯状の正極30、帯状の負極40及び帯状のセパレータ50を積層させた状態で軸線の周りに巻回することによって作製される。
上記実施形態では、蓄電装置の例として二次電池100を挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば電気二重層キャパシタなどであってもよい。
上記実施形態の二次電池100などの蓄電装置は、例えば、車両に搭載されてもよい。車両の例には、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、電気車椅子、電動アシスト自転車、電動二輪車などが含まれる。
10…ケース、11,111…底部、11A…中央部、11B…両端部、12,112…底面、20…電極組立体、30…正極、40…負極、50…セパレータ、60…電解液、100,100A…二次電池(蓄電装置)、L…電極組立体と底部との距離。
Claims (3)
- 正極と負極とがセパレータを介して積層された電極組立体と、
前記電極組立体を収容する筒状のケースと、
を備え、
前記ケースは底部を有し、前記底部は、前記電極組立体の積層方向からみた断面において、中央部の厚みが両端部の厚みと比べて小さくなるように形成されており、
前記電極組立体は、前記電極組立体の積層方向からみた際の前記底部との距離が、前記両端部から前記中央部に向かうにつれて長くなるように配置されている、蓄電装置。 - 前記電極組立体の積層方向からみた前記底部の断面において、前記電極組立体と対向する側の面である底面の形状が曲線状である、請求項1に記載の蓄電装置。
- 前記蓄電装置が二次電池である、
請求項1又は2に記載の蓄電装置。
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