JP2014143134A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】短絡状態をより確実に維持できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】二次電池100は、導電性を有するケース10と、ケース10に収容され、ケース10から電気的に絶縁された電極組立体20とを備える。電極組立体20は、正極タブ30aを有する正極30と、負極タブ40aを有する負極40と、正極30と負極40との間のセパレータとを備える。ケース10と電極組立体20との間には、負極40と電気的に接続された第1導電板14と、正極30と電気的に接続された第2導電板16とが配置されている。第1導電板14と第2導電板16との間には絶縁部材18が配置されている。正極タブ30aには導電体22が電気的に接続されている。導電体22と正極タブ30aとの間には絶縁体24が介在する。絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22とケース10とが電気的に接続される。
【選択図】図2
【解決手段】二次電池100は、導電性を有するケース10と、ケース10に収容され、ケース10から電気的に絶縁された電極組立体20とを備える。電極組立体20は、正極タブ30aを有する正極30と、負極タブ40aを有する負極40と、正極30と負極40との間のセパレータとを備える。ケース10と電極組立体20との間には、負極40と電気的に接続された第1導電板14と、正極30と電気的に接続された第2導電板16とが配置されている。第1導電板14と第2導電板16との間には絶縁部材18が配置されている。正極タブ30aには導電体22が電気的に接続されている。導電体22と正極タブ30aとの間には絶縁体24が介在する。絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22とケース10とが電気的に接続される。
【選択図】図2
Description
本発明は、蓄電装置に関する。
従来、電極組立体の最外層に正極電位を有する第1の金属箔、負極電位を有する第2の金属箔、及び第1の金属箔と第2の金属箔との間に設けられた絶縁体を備える二次電池が知られている(例えば特許文献1参照)。この二次電池では、外部衝撃により電池が変形した場合に、最初に絶縁体が破断することにより第1の金属箔と第2の金属箔とが接触する。これにより二次電池の放電が行われ、二次電池の変形がさらに進んだ場合における正極活物質と負極活物質との接触に起因する大電流の発生及び発熱が抑制される。
上記二次電池では、電池の変形の際に、絶縁体の破断に伴い第1の金属箔と第2の金属箔との間が短絡され、第1の金属箔及び第2の金属箔の間に電流が流れる。しかしながら、上記二次電池では、第1の金属箔と第2の金属箔との間の電流に伴う発熱により、第1の金属箔又は第2の金属箔の一部が溶ける場合があった。この場合、第1の金属箔と第2の金属箔との間の短絡状態が解消されてしまい、二次電池の放電が十分に行われず、正極活物質と負極活物質とが接触した場合の発熱が十分に抑制されない可能性がある。
本発明は、短絡状態をより確実に維持できる蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、導電性を有するケースと、前記ケース内に収容され、前記ケースから電気的に絶縁された電極組立体であって、正極タブを有する正極と、負極タブを有する負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、を備えた電極組立体と、前記ケースと前記電極組立体との間に配置され、前記正極及び前記負極の一方と電気的に接続された第1導電板と、前記ケースと前記第1導電板との間に配置され、前記正極及び前記負極の他方と電気的に接続された第2導電板と、前記第1導電板と前記第2導電板との間に配置された絶縁部材と、前記正極タブ及び前記負極タブの一方を短絡用タブとして、前記短絡用タブ及び前記ケースのいずれか一方と電気的に接続された導電体と、前記導電体と、前記短絡用タブ及び前記ケースの他方と、の間に介在する絶縁体と、を備え、前記絶縁体が熱により融解した場合に、前記導電体と、前記短絡用タブ及び前記ケースの前記他方と、が電気的に接続される。
この蓄電装置では、例えば、第1導電板と第2導電板とが短絡された後、発熱により第1導電板又は第2導電板の一部が溶けた場合であっても、絶縁体が熱により融解し、導電体を介して短絡用タブとケースとの間が電気的に接続される。これにより、短絡用タブ及びケースを介して、第1導電板と第2導電板との間の短絡状態が維持される。したがって、上記蓄電装置では、第1導電板と第2導電板との間の短絡状態をより確実に維持できる。
前記導電体が付勢部材により前記短絡用タブ及び前記ケースの前記他方側に付勢されていてもよい。
この場合、絶縁体が熱により融解すると、付勢部材により導電体が、短絡用タブ及びケースの他方に接触するため、第1導電板と第2導電板との間の短絡状態をより確実に維持できる。
前記付勢部材が前記導電体自体であってもよい。
この場合、導電体と別に付勢部材を設けなくとも、導電体自体の付勢作用により、導電体が短絡用タブ及びケースの他方に接触するため、第1導電板と第2導電板との間の短絡状態をより確実に維持できる。
前記ケースがアルミニウム、又はアルミニウム合金からなり、前記短絡用タブが前記正極タブであってもよい。
第1導電板と第2導電板のうち、正極と同電位を有する方の導電板には、融点が低いアルミニウムなどの金属が用いられることが多い。このため、正極と同電位を有する方の導電板は、発熱によって溶けやすい。しかしながら、上記の構成によれば、ケースがアルミニウムからなることにより、ケースが正極と同電位を有し、また、絶縁体が熱により融解することにより、正極タブとケースとが接続される。このため、正極タブ及びケースを介して、第1導電板と第2導電板との間の短絡状態が維持される。したがって、上記蓄電装置では、第1導電板と第2導電板との間の短絡状態をより確実に維持できる。
本発明の別の一側面に係る蓄電装置は、導電性を有するケースと、前記ケース内に収容され、前記ケースから電気的に絶縁された電極組立体であって、正極タブを有する正極と、負極タブを有する負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、を備えた電極組立体と、前記正極タブ及び前記ケースのいずれか一方と電気的に接続された第1導電体と、前記第1導電体と、前記正極タブ及び前記ケースの他方と、の間に介在する第1絶縁体と、前記負極タブ及び前記ケースのいずれか一方と電気的に接続された第2導電体と、前記第2導電体と、前記負極タブ及び前記ケースの他方と、の間に介在する第2絶縁体と、を備え、前記第1絶縁体が熱により融解した場合に、前記第1導電体と、前記正極タブ及び前記ケースの前記他方と、が電気的に接続され、前記第2絶縁体が熱により融解した場合に、前記第2導電体と、前記負極タブ及び前記ケースの前記他方と、が電気的に接続される。
この蓄電装置では、第1絶縁体及び第2絶縁体が熱により融解すると、第1導電体を介して正極タブとケースとの間が電気的に接続されるとともに、第2導電体を介して負極タブとケースとの間が電気的に接続される。これにより、正極タブ、ケース及び負極タブを介して、正極と負極との間が短絡される。したがって、短絡状態をより確実に維持できる。
前記蓄電装置が二次電池であってもよい。
本発明によれば、短絡状態をより確実に維持できる蓄電装置が提供され得る。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置としての二次電池100は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。
図1は、第1実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置としての二次電池100は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。
二次電池100は、ケース10と、ケース10内に収容された電極組立体20とを備える。ケース10は導電性を有し、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金等(以下、アルミニウム等)の金属からなってもよい。電極組立体20は、正極30と、負極40と、正極30と負極40との間に配置されたセパレータ50とを備える。正極30、負極40は、例えばシート状である。セパレータ50は、例えば袋状であるが、シート状であってもよい。袋状のセパレータ50内には、例えば正極30が収容される。複数の正極30及び複数の負極40が、セパレータ50を介して交互に積層されてもよい。ケース10内には電解液60が充填され得る。電解液60としては、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液等が挙げられる。
正極30は、金属箔30bと、金属箔30bの両面に設けられた正極活物質層30cとを備え得る。金属箔30bは例えばアルミニウム箔又はアルミニウム合金箔等(以下、アルミニウム箔等)である。正極活物質層30cは、正極活物質とバインダとを含んでもよい。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物は、マンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとを含む。
正極30は、縁に形成された正極タブ30aを有してもよい。正極タブ30aには、正極活物質が担持されていない。正極30は、正極タブ30aを介して導電部材32に接続され得る。導電部材32は、正極端子34に接続され得る。正極端子34は、絶縁リング36を介してケース10に取り付けられてもよい。図2に示すように、複数の正極30の正極タブ30aは、電極組立体20における正極30及び負極40の積層方向において1箇所に集められる。集められた正極タブ30aは、導電部材32に沿うように曲げられ得る。導電部材32とケース10との間には、絶縁板38が設けられていてもよい。
負極40は、金属箔40bと、金属箔40bの両面に設けられた負極活物質層40cとを備え得る。金属箔40bは例えば銅箔又は銅合金箔等(以下、銅箔等)である。負極活物質層40cは、負極活物質とバインダとを含んでもよい。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。
負極40は、縁に形成された負極タブ40aを有してもよい。負極タブ40aには、負極活物質が担持されていない。負極40は、負極タブ40aを介して導電部材42に接続され得る。導電部材42は、負極端子44に接続され得る。負極端子44は、絶縁リング46を介してケース10に取り付けられてもよい。
セパレータ50としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。
ケース10と電極組立体20との間には、第1導電板14が配置される。第1導電板14は、例えば複数の金属箔14a〜14cを積層してなるが、単一の板状部材であってもよい。第1導電板14には、活物質層が設けられていない。第1導電板14の厚みは、負極40の金属箔40bの厚みよりも厚くてもよい。第1導電板14の剛性は、金属箔40bの剛性よりも高くてもよい。
ケース10と第1導電板14との間には、第2導電板16が配置される。第2導電板16は、例えば複数の金属箔16a〜16cを積層してなるが、単一の板状部材であってもよい。第2導電板16には、活物質層が設けられていない。第2導電板16の厚みは、正極30の金属箔30bの厚みよりも厚くてもよい。第2導電板16の剛性は、金属箔30bの剛性よりも高くてもよい。
第1導電板14と第2導電板16との間には、絶縁部材18が配置される。絶縁部材18は、絶縁シート又は絶縁層であってもよい。絶縁部材18としては、例えば樹脂シート、樹脂層、又はセパレータ50が用いられてもよい。
第1導電板14は、正極30及び負極40の一方と電気的に接続される。第2導電板16は、正極30及び負極40の他方と電気的に接続される。本実施形態では、第1導電板14が負極40と電気的に接続され、第2導電板16が正極30と電気的に接続される。この場合、例えば、第1導電板14は銅又は銅合金からなり、第2導電板16はアルミニウム又はアルミニウム合金からなる。
第1導電板14は、縁に形成されたタブ14dを有してもよい。タブ14dは、負極40の負極タブ40aに接続され得る。タブ14dの厚みは、第1導電板14における他の部分の厚みに比べて薄くてもよい。タブ14dは負極タブ40aと重なるように配置され得る。第2導電板16は、縁に形成されたタブ16dを有してもよい。タブ16dは、正極30の正極タブ30aに接続され得る。タブ16dの厚みは、第2導電板16における他の部分の厚みに比べて薄くてもよい。タブ16dは正極タブ30aと重なるように配置され得る。
二次電池100は、導電体22と、絶縁体24と、を備える。導電体22は、導電性を有し、例えばリード線である。正極タブ30a及び負極タブ40aの一方を短絡用タブとした場合に、導電体22の一端は、短絡用タブ及びケース10の一方に電気的に接続されている。導電体22の材質は、例えば金属である。特に、導電体22の材質を、短絡用タブ及びケース10のうち、導電体22に接続されるものと同材質にした場合、導電体22と短絡用タブ又はケース10との溶接がしやすくなる。絶縁体24は、導電体22と、短絡用タブ及びケース10の他方と、の間に介在する。以下の説明では、短絡用タブが正極タブ30aであり、導電体22の一端が正極タブ30aに電気的に接続されているものとする。ケース10がアルミニウム等からなる場合に、短絡用タブが正極タブ30aであってもよい。導電体22の一端は、タブ16dに接続され、タブ16dを介して正極タブ30aに電気的に接続されている。導電体22の他端とケース10との間には、絶縁体24が介在している。絶縁体24は、例えば、薄板状の形状を有し、ケース10の内壁に沿って配置される。導電体22の他端は、例えば、絶縁体24に埋め込まれていてもよい。絶縁体24の材質は、例えばポリエチレン(PE)等の熱可塑性樹脂である。特に、絶縁体24の融点が、第1導電板14の融点及び第2導電板16の融点のうち低い方よりも低い場合、第1導電板14及び第2導電板16が熱により融解する前に絶縁体24が融解するため、第1導電板14と第2導電板16との短絡状態をより確実に維持しやすくなる。
ケース10は、さらに付勢部材を備えていてもよい。付勢部材は、例えば、図2に示されるバネ26aである。バネ26aは、タブ16dと絶縁体24との間に、圧縮された状態で配置されている。バネ26aは、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22をケース10に対して付勢する。これにより、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22とケース10とが接触し、導電体22とケース10とが電気的に接続される。
図3は、付勢部材の別の例を模式的に示す図である。図3に示される例では、ケース10の内壁に、ケース10の内壁と交差する方向に、受け板10aが立設されている。受け板10aの上には、絶縁体24が設けられている。絶縁体24の上には、錘26bが配置されている。錘26bは、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22を受け板10aに対して付勢する。これにより、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22と受け板10aとが接触し、導電体22とケース10とが、受け板10aを介して電気的に接続される。
図4は、付勢部材のさらに別の例を模式的に示す図である。図4に示される例では、ケース10の内壁に、ケース10の側壁と交差する方向に、受け板10aが立設されている。受け板10aの上には、絶縁体24が設けられている。絶縁体24の内部には、導電体22が埋め込まれている。絶縁体24及び受け板10aは、絶縁体24が受け板10aに対して付勢されるように、クリップ26cにより挟まれている。クリップ26cは、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22を受け板10aに対して付勢する。これにより、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22と受け板10aとが接触し、導電体22とケース10とが、受け板10aを介して電気的に接続される。
図5は、付勢部材のさらに別の例を模式的に示す図である。図5に示される例では、付勢部材が導電体22b自体である。言い換えれば、導電体22b自体が、自らをケース10に対して付勢する。導電体22bは、例えばコイルバネなどのバネ状の形状を有する。導電体22bは、通常状態では、圧縮された状態で絶縁体24と正極タブ30aとの間に配置されている。導電体22bの一端は、正極タブ30aと電気的に接続されている。絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22bが伸び、導電体22bの他端がケース10の内壁に接触する。これにより、導電体22bが、ケース10と電気的に接続される。
なお、図3、図4及び図5に示される例では、導電体22がいずれも正極タブ30aに電気的に接続され、絶縁体24が導電体22とケース10との間に介在している。これに対し、図6、図7及び図8に示される例のように、導電体22がケース10に電気的に接続され、絶縁体24が導電体22と正極タブ30aとの間に介在していてもよい。図6及び図7に示される例の場合、受け板10aに代えて、正極タブ30aに、正極タブ30aと交差する方向に受け板30dが立設されている。
図6に示される例の場合、絶縁体24が熱により融解した場合に、錘26bが導電体22を受け板30dに対して付勢する。これにより、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22と受け板30dとが接触し、導電体22と正極タブ30aとが、受け板30dを介して電気的に接続される。
図7に示される例の場合、絶縁体24が熱により融解した場合に、クリップ26cが導電体22を受け板30dに対して付勢する。これにより、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22と受け板30dとが接触し、導電体22と正極タブ30aとが、受け板30dを介して電気的に接続される。
図8に示される例の場合、絶縁体24が熱により融解した場合に、導電体22bが伸び、導電体22bの他端が正極タブ30aに接触する。これにより、導電体22bが、正極タブ30aと電気的に接続される。
二次電池100では、例えば外力を受けて変形を生じた場合などに、第1導電板14と第2導電板16とが短絡された後、発熱により第1導電板14又は第2導電板16の一部が溶けた場合であっても、絶縁体24が熱により融解し、短絡用タブである正極タブ30a又は負極タブ40aとケース10との間が導電体22を介して電気的に接続される。これにより、短絡用タブ及びケース10を介して、第1導電板14と第2導電板16との間の短絡状態が維持される。したがって、二次電池100では、第1導電板14と第2導電板16との間の短絡状態をより確実に維持できる。
導電体22が錘26bやクリップ26cなどの付勢部材により短絡用タブ又はケース10側に付勢されている場合、絶縁体24が熱により融解すると、付勢部材により導電体22が、短絡用タブ又はケース10に接触するため、第1導電板14と第2導電板16との間の短絡状態をより確実に維持できる。
導電体22bのように付勢部材が導電体22b自体である場合、導電体22bと別に付勢部材を設けなくとも、導電体22b自体の付勢作用により、導電体22bが短絡用タブ又はケース10に接触するため、第1導電板14と第2導電板16との間の短絡状態をより確実に維持できる。
ケース10がアルミニウム等からなり、短絡用タブが正極タブ30aである場合、次の作用効果が得られる。第1導電板14と第2導電板16のうち、正極30と同電位を有する方の導電板である第2導電板16には、融点が低いアルミニウム等の金属が用いられることが多い。このため、第2導電板16は、発熱によって溶けやすい。しかしながら、上記の構成によれば、ケース10がアルミニウム等からなることにより、ケース10が正極30と同電位を有し、また、絶縁体24が熱により融解することにより、正極タブ30aとケース10とが接続される。このため、正極タブ30a及びケース10を介して、第1導電板14と第2導電板16との間の短絡状態が維持される。したがって、第1導電板14と第2導電板16との間の短絡状態をより確実に維持できる。
(第2実施形態)
図9、図10及び図11は、第2実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図10は、図9のX−X線に沿った断面図である。図11は、図9のXI−XI線に沿った断面図である。
図9、図10及び図11は、第2実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図10は、図9のX−X線に沿った断面図である。図11は、図9のXI−XI線に沿った断面図である。
図9に示される二次電池100Aは、以下の相違点を除いて、図1の二次電池100と同様の構成を備える。
第1の相違点は、第1導電板14及び第2導電板16の有無である。二次電池100は、第1導電板14及び第2導電板16を備える。これに対し、二次電池100Aは、第1導電板14及び第2導電板16を備えていない。
第2の相違点は、正極タブ30a又は負極タブ40aと、ケース10と、の間に介在する導電体及び絶縁体の数である。二次電池100は、正極タブ30aに接続された導電体22と、導電体22とケース10との間に介在する絶縁体24とを備える。これに対し、二次電池100Aは、正極タブ30aに接続された第1導電体22Aと、第1導電体22Aとケース10との間に介在する第1絶縁体24Aと、負極タブ40aに接続された第2導電体22Bと、第2導電体22Bとケース10との間に介在する第2絶縁体24Bと、を備える。
図10に示されるように、二次電池100Aにおける正極タブ30a、第1導電体22A、第1絶縁体24A及びケース10の配置は、図2に示される二次電池100における正極タブ30a、導電体22、絶縁体24及びケース10の配置と同様のものとすることができる。二次電池100Aは、二次電池100と同様に、バネ26aを備えていてもよい。二次電池100Aは、図10に示される構成に代えて、図3〜図8に示される付勢部材を備えた構成を有していてもよい。
図11に示されるように、二次電池100Aにおける負極タブ40a、第2導電体22B、第1絶縁体24B及びケース10の配置は、図2に示される二次電池100における正極タブ30a、導電体22、絶縁体24及びケース10の配置と同様のものとすることができる。二次電池100Aは、二次電池100と同様に、バネ26aを備えていてもよい。二次電池100Aは、図11に示される構成に代えて、図3〜図8に示される付勢部材のいずれかを備えた構成を有していてもよい。
二次電池100Aでは、第1絶縁体24A及び第2絶縁体24Bが熱により融解すると、第1導電体22Aを介して正極タブ30aとケース10との間が電気的に接続されるとともに、第2導電体22Bを介して負極タブ40aとケース10との間が電気的に接続される。これにより、正極タブ30a、ケース10及び負極タブ40aを介して、正極30と負極40との間が短絡される。したがって、短絡状態を維持できる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、第1導電板14が正極30と電気的に接続され、第2導電板16が負極40と電気的に接続されてもよい。この場合、第1導電板14は、負極40と電気的に絶縁される。
積層型の電極組立体20に代えて巻回型の電極組立体が用いられてもよい。巻回型の電極組立体は、帯状の正極30、負極40及びセパレータ50を軸線の周りに巻回することによって作製される。
蓄電装置として、二次電池100の他に、例えば電気二重層キャパシタ等が挙げられる。
例えば二次電池100等の蓄電装置は、車両に搭載されてもよい。車両としては、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、電気車椅子、電動アシスト自転車、電動二輪車等が挙げられる。
10…ケース、14…第1導電板、16…第2導電板、18…絶縁部材、20…電極組立体、22,22b…導電体、22A…第1導電体、22B…第2導電体、24…絶縁体、24A…第1絶縁体、24B…第2絶縁体、26a…バネ(付勢部材)、26b…錘(付勢部材)、26c…クリップ(付勢部材)、30…正極、30a…正極タブ、40…負極、40a…負極タブ、50…セパレータ、100,100A…二次電池(蓄電装置)。
Claims (6)
- 導電性を有するケースと、
前記ケース内に収容され、前記ケースから電気的に絶縁された電極組立体であって、正極タブを有する正極と、負極タブを有する負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、を備えた電極組立体と、
前記ケースと前記電極組立体との間に配置され、前記正極及び前記負極の一方と電気的に接続された第1導電板と、
前記ケースと前記第1導電板との間に配置され、前記正極及び前記負極の他方と電気的に接続された第2導電板と、
前記第1導電板と前記第2導電板との間に配置された絶縁部材と、
前記正極タブ及び前記負極タブの一方を短絡用タブとして、
前記短絡用タブ及び前記ケースのいずれか一方と電気的に接続された導電体と、
前記導電体と、前記短絡用タブ及び前記ケースの他方と、の間に介在する絶縁体と、
を備え、
前記絶縁体が熱により融解した場合に、前記導電体と、前記短絡用タブ及び前記ケースの前記他方と、が電気的に接続される、蓄電装置。 - 前記導電体が付勢部材により前記短絡用タブ及び前記ケースの前記他方側に付勢されている、請求項1に記載の蓄電装置。
- 前記付勢部材が前記導電体自体である、請求項2に記載の蓄電装置。
- 前記ケースがアルミニウム、又はアルミニウム合金からなり、
前記短絡用タブが前記正極タブである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電装置。 - 導電性を有するケースと、
前記ケース内に収容され、前記ケースから電気的に絶縁された電極組立体であって、正極タブを有する正極と、負極タブを有する負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、を備えた電極組立体と、
前記正極タブ及び前記ケースのいずれか一方と電気的に接続された第1導電体と、
前記第1導電体と、前記正極タブ及び前記ケースの他方と、の間に介在する第1絶縁体と、
前記負極タブ及び前記ケースのいずれか一方と電気的に接続された第2導電体と、
前記第2導電体と、前記負極タブ及び前記ケースの他方と、の間に介在する第2絶縁体と、
を備え、
前記第1絶縁体が熱により融解した場合に、前記第1導電体と、前記正極タブ及び前記ケースの前記他方と、が電気的に接続され、
前記第2絶縁体が熱により融解した場合に、前記第2導電体と、前記負極タブ及び前記ケースの前記他方と、が電気的に接続される、蓄電装置。 - 前記蓄電装置が二次電池である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3336934A1 (en) * | 2016-12-14 | 2018-06-20 | Lithium Energy and Power GmbH & Co. KG | Battery |
CN109037544A (zh) * | 2018-10-18 | 2018-12-18 | 天津中聚新能源科技有限公司 | 一种具有热失控控制功能的锂离子动力电池 |
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2013
- 2013-01-25 JP JP2013011921A patent/JP2014143134A/ja active Pending
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