JP2014112232A - 偏光板付ガラス板の製造方法、偏光板付ガラス板、偏光板付液晶セル - Google Patents

偏光板付ガラス板の製造方法、偏光板付ガラス板、偏光板付液晶セル Download PDF

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裕之 吉見
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Abstract

【課題】偏光板と、ガラス板(液晶セル)の接着において、気泡が入りにくく、熱や湿度による浮きや剥がれが生じにくく、しかも耐久性、リワーク性に優れた偏光板付ガラス板や偏光板付液晶セルの製造方法を提供する。
【解決手段】基材の表面にビニルアルコール系ポリマーの水溶液を塗布し乾燥した積層体を染色することにより偏光板13を形成する。該偏光板とガラス板11との間隙に、水を主成分とする液体12を充填することにより偏光板付ガラス板10を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は偏光板をガラス板に貼り合せて得られる偏光板付ガラス板とその製造方法に関する。また、本発明は偏光板を液晶セルに貼り合せて得られる偏光板付液晶セルに関する。本明細書において、「液晶セル」とは、偏光板などの光学フィルムを貼り合せる前の、代表的には、二枚のガラス基板で液晶をはさんだ状態のものをいう。従って、液晶セルに偏光板を貼り合せることは、ガラス基板に偏光板を貼り合せることになるから、偏光板を液晶セルに貼り合せる技術は、偏光板をガラス板に貼り合せる技術の応用と言える。
液晶表示装置に用いられる偏光板は、通常、液晶セルに粘着剤を用いて貼り合わされる。液晶セルの熱膨張率は、液晶をはさむ二枚のガラス基板の熱膨張率に、ほぼ等しい。一方、偏光板はガラス基板に比べ、熱や湿度による伸縮が大きい。そのため、偏光板は熱や湿度に伴う浮きや剥がれが生じやすい。偏光板の浮きや剥がれを防ぐため、通常、強い粘着強度と耐久性を有する粘着剤が使用される。
しかし粘着剤を介して偏光板を液晶セルに貼り合せる方法は、気泡が入りやすいという問題がある。気泡の問題は、特に、大型サイズやカールの大きい偏光板において顕著に生じる。また貼り合わせの位置ずれが発生したときのリワーク(やり直し作業)は、粘着強度が強いため、偏光板のサイズが大きくなるほど困難になる。
このため、特に大型サイズの偏光板の貼り合わせに際し、気泡が入りにくく、またリワークのしやすい偏光板の貼り合せ方法が、従来から求められていた(例えば特許文献1、2)。
また、偏光板を家屋、乗用車、バス、列車、船舶などの窓ガラスに貼ることにより、道路、芝生、雪面、水面などで反射した光を遮ることができる。これらの反射光は水平方向に直線偏光している。そのため、偏光方向の直線偏光を吸収し、偏光方向に直交する方向の直線偏光を透過させるように偏光板を配置することにより、反射光を低減し、まぶしさを防ぎ、視認性を高めることができる(特許文献3)。
特許文献3では、従来の液晶セルと同様、強力な粘着剤を介して偏光板を窓ガラスに貼り合せる。しかし窓ガラスはサイズが大きいため、大型サイズの液晶セル同様、気泡の問題およびリワークの問題が顕著に生じる。
特開2006−315262号公報 特開2008−90158号公報 特開平11−218609号公報
従来のような、強力な粘着剤を介して、大型サイズの偏光板をガラス板や液晶セルに貼り合せる方法は、気泡が入りやすく、またリワークが困難であった。
本発明はこれらの問題を解決し、気泡が入りにくく、リワークが容易な、偏光板付ガラス板や偏光板付液晶セルの製造方法を提供する。またその方法によって得られる偏光板付ガラス板および偏光板付液晶セルを提供する。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法は、ガラス板に、厚み1μm〜7μmの偏光子を基材に積層してなる偏光板を貼り合わせるに際し、前記ガラス板と前記偏光板との間隙に、水を主成分とする液体を充填して、前記偏光板を前記ガラス板に貼り合せることを特徴とする。
(2)本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法は、貼り合わせ前の前記偏光板の貼り合せ面に、水溶性接着剤層が形成されていることを特徴とする。
(3)本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法は、前記水溶性接着剤層がポリビニルアルコール系接着剤からなることを特徴とする。
(4)本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法は、前記基材の厚みが20μm〜100μmであることを特徴とする。
(5)本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法は、前記ガラス板が、液晶セルのガラス基板であることを特徴とする。
(6)本発明の偏光板付ガラス板は、上記に記載の製造方法によって得られることを特徴とする。
(7)本発明の偏光板付液晶セルは、上記に記載の製造方法に得られることを特徴とする。
本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法により、気泡が入りにくく、またリワークの容易な、偏光板とガラス板の貼り合せ方法が実現される。
また、本発明の、偏光板付液晶セルの製造方法により、気泡が入りにくく、またリワークの容易な、偏光板と液晶セルの貼り合せ方法が実現される。
本発明の製造方法の模式図 本発明に用いられる偏光板と従来の偏光板の模式図 実施例1の偏光板付液晶セルの模式図 実施例2の偏光板付液晶セルの模式図 実施例3の偏光板付液晶セルの模式図 比較例1の偏光板付液晶セルの模式図 比較例2の偏光板付液晶セルの模式図 比較例3の偏光板付液晶セルの模式図 比較例4の偏光板付液晶セルの模式図
本発明の製造方法においては、従来の強力な粘着剤の代わりに、水を主成分とする液体(代表的には水)を用いて、偏光板をガラス板または液晶セルに貼り合せる。本発明に用いられる偏光板は、厚み1μm〜7μmの偏光子を基材に積層してなる。
本発明の製造方法においては、偏光板の貼り合せ面に、水溶性接着剤層を付加してもよい。偏光板の貼り合せ面に水溶性接着剤層を付加すると、接着層の耐久性が高くなる。そのような水溶性接着剤層としては、ポリビニルアルコール系接着剤が適している。
図1に本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法を模式的に示す。なお、偏光板付液晶セルの製造方法は、偏光板付ガラス板の製造方法と、技術的に同様であるため、偏光板付液晶セルの製造方法の説明は、以後の説明の中の「ガラス板」を適宜「液晶セル」と置き替えれば良い。
図1(a)は、偏光板を貼り合せる前のガラス板11である。まず図1(b)に示すように、ガラス板11の片面に、スプレーなどを用いて水を主成分とする液体を噴霧し、水を主成分とする液体12の膜を形成する。次に図1(c)に示すように、水を主成分とする液体12の膜の上に偏光板13を載せ、ローラー14などで加圧し、水を主成分とする液体12の膜を介して、偏光板13をガラス板11に貼り合せる。その後、図1(d)に示すように、水を主成分とする液体12は徐々に蒸発して減少する。最終的に、図1(e)に示すように、水を主成分とする液体12は消失し、偏光板13とガラス板11が直接密着した状態となり、偏光板付ガラス板10が完成する。
[偏光板]
図2に、本発明に用いられる偏光板20の一例を、従来の偏光板30と共に模式的に示す。図2(a)は本発明に用いられる偏光板20である。本発明に用いられる偏光板20は、基材21の表面に偏光子22が積層されてなる。
基材21は、代表的には、厚み40μmのノルボルネン系樹脂フィルムである。偏光子22は、代表的には、厚み3μmのポリビニルアルコール膜である。このため、以後、偏光子22をポリビニルアルコール系偏光子と呼ぶことにする。
図2(b)は従来の偏光板30である。従来の偏光板30は、基材31と偏光子32が貼り合わされてなる。基材31は、代表的には、厚み40μmのトリアセチルセルロースフィルムであり、偏光子32は、代表的には、厚み30μmのポリビニルアルコールフィルムである。
本発明に用いられる偏光板20は、基材21の表面にポリビニルアルコール水溶液を塗布し、乾燥させてポリビニルアルコール膜を形成したのち、全体を延伸し、ヨウ素で染色して、ポリビニルアルコール系偏光子22を形成したものである。
本発明に用いられる偏光板20は、この製法によるため、従来に比べ、ポリビニルアルコール系偏光子22を非常に薄くすることができる(従来の偏光板30の偏光子32は厚み30μm、本発明に用いられる偏光板20のポリビニルアルコール系偏光子22は厚み3μm)。
従来の偏光板30は、ガラス板に比べて熱や湿度による伸縮が大きい。そのため、ガラス板に貼り合わされた偏光板30は、伸縮に伴なう浮きや剥がれが生じやすい。そのような浮きや剥がれを防ぐため、ガラス板と偏光板30を貼り合せるための粘着剤は、強い強度と耐久性を必要としていた。
本発明に用いられる偏光板20は、従来の偏光板30に比べ熱や湿度による伸縮が小さいため、それに伴なう浮きや剥がれが生じにくい。そのため偏光板20とガラス板との接着強度は、従来ほど強くなくてもよい。従って、従来のような強力な粘着剤を使う必要は無く、水を主成分とする液体12を用いて貼り合せることが可能である。水を主成分とする液体12による貼り合わせは、従来の粘着剤に比べて接着力が弱いため、貼り合せる際、気泡を防ぐことが容易であり、また位置ずれの際のリワークも容易である。
本発明に用いられる偏光板20は、高温で長時間保管しても、従来の偏光板30に比べて寸法変化が少ない。例えば80℃で500時間保管したときの寸法変化率(線収縮率)の絶対値は、0.1%以下である。これに対し従来の偏光板30は、高温で長時間保管すると、大きな寸法変化を示す。例えば80℃で500時間保管したときの寸法変化率(線収縮率)の絶対値は、代表的には0.4%程度である。
本発明に用いられる偏光板20が、高温での寸法変化の少ない理由は、次のように考えられる。
(1)ポリビニルアルコール系偏光子22の厚みが薄いため、寸法変化が少ない。従来の偏光子32は厚みが30μm程度であるが、本発明に用いられるポリビニルアルコール系偏光子22の厚みは1μm〜7μmである。一般的に、薄い膜やフィルムは厚いものに比べて、高温による寸法変化が少ない。
(2)基材21として、高温による寸法変化がポリビニルアルコール系偏光子22に比べて非常に少ない材質のものを選択することができる。本発明に用いられる偏光板20では、ポリビニルアルコール系偏光子22の収縮応力が発生しても、基材21がポリビニルアルコール系偏光子22よりも厚くて剛性が大きいため、ポリビニルアルコール系偏光子22の応力の影響が少なく、偏光板20は収縮しにくい。
従来の偏光板30においても、基材31としては、高温による寸法変化が偏光子32に比べて非常に少ない材質のものを選択することができる。しかし偏光子32と基材31の厚みが同程度(偏光子32が30μm、基材31が40μm)なので、偏光子32の収縮応力が発生したとき、基材31は応力に対抗するだけの剛性がなく、偏光板30の収縮を防ぐことができない。
本発明に用いられる偏光板20において、ポリビニルアルコール系偏光子22の適切な厚みは1μm〜7μmであり、基材21の適切な厚みは20μm〜100μmである。
本発明に用いられる偏光板20において、ポリビニルアルコール系偏光子22の厚みが1μm未満であると、吸収軸方向の偏光が十分吸収できないため、偏光子として十分機能しない。逆に、ポリビニルアルコール系偏光子22の厚みが7μmを超えると、ポリビニルアルコール系偏光子22の収縮応力が大きくなり、偏光板20が収縮しやすくなる。
基材21の厚みが20μmを下回ると、基材21の剛性が不足して偏光板20が収縮しやすくなる。逆に、基材21の厚みが100μmを超えると、偏光板20が厚くなりすぎて、実用性に欠ける。
[水を主成分とする液体]
本発明に用いられる、水を主成分とする液体12は、代表的には、水である。「水を主成分とする」とは、液体の総重量に対して、水を70重量%以上含む状態をいう。水を主成分とする液体12には、表面張力を減らし、偏光板とガラス板をなじみ易くするため、界面活性剤やアルコール類などの添加剤が含まれていてもよい。
本発明の、偏光板付ガラス板の製造方法では、偏光板13とガラス板11の間に水を主成分とする液体12を充填して、偏光板13をガラス板11に貼り合せる。
これにより、貼り合わせの際に気泡が発生しにくくなる。また貼り合わせの後も、水を主成分とする液体12が乾燥する前は、リワークが容易である。水を主成分とする液体12が乾燥したのち、ガラス板11と偏光板13が接着するが、乾燥後も接着力が極端に強いということはないので、乾燥後のリワークも困難ではない。
[水溶性接着剤層]
本発明に用いられる水溶性接着剤層は、偏光板13の、ガラス板11との貼り合せ面に設けられ、代表的には、ポリビニルアルコール系樹脂からなる。水溶性接着剤は、偏光板13の片面に通常の方法で塗布され、乾燥して、水溶性接着剤層を形成する。
偏光板13をガラス板11に水を主成分とする液体12を用いて貼り合せる際、水溶性接着剤層は水を主成分とする液体12に溶解して水溶性接着剤となり、ガラス板11と偏光板13の貼り合せ面全体を覆う。貼り合わせの際は、水を主成分とする液体12のみで貼り合わせた場合と同様、気泡が発生しにくく、リワークも容易である。水を主成分とする液体12が乾燥したのちは、接着層を形成し、ガラス板11と偏光板13を接着する。この接着層の接着力は、水を主成分とする液体12のみによる接着よりも強固であり、耐久性がある。
[実施例1]
ポリビニルアルコール樹脂(日本合成社製NH−18)を熱水溶解してから冷却し、7重量%のポリビニルアルコール水溶液を調製した。
ノルボルネン系樹脂フィルム(JSR社製アートン(登録商標)、厚み150μm、幅750mm)の表面を、易接着のためのコロナ処理をしたのち、前記のポリビニルアルコール水溶液を塗工し、100℃で10分間乾燥させ、厚み7μmのポリビニルアルコール塗膜を得た。このようにして、ポリビニルアルコール塗膜とノルボルネン系樹脂フィルムを積層した積層体を得た。
得られた積層体をロールtoロールにて、140℃で、横自由端で縦4.5倍延伸して延伸積層体とした。延伸積層体は、フィルム幅が360mm、総厚みは60μm、その内ポリビニルアルコール塗膜の厚みは3μmであった。
次に、延伸積層体を、20℃のヨウ素水溶液(ヨウ素:ヨウ化カリウム:水=1:10:200)に60秒間浸漬した。その後、55℃の10重量%ホウ酸水溶液に420秒間浸漬した。さらに30℃の4重量%ヨウ化カリウム水溶液に10秒間浸漬した。その後60℃で4分間乾燥を行ない、図3(a)に示す偏光板43を得た。
得られた偏光板43の総厚みは60μmであり、その中で、延伸されたノルボルネン系樹脂フィルムからなる基材41の厚みは57μm、ポリビニルアルコール塗膜からなる偏光子42の厚みは3μmであった。
得られた偏光板43の光学特性を、紫外可視分光光度計(日本分光社製V−7100)を用いて、単体透過率、平行透過率(H)、直交透過率(H90)、および偏光度(P)を測定したところ、透過率41.5%、偏光度99.7%であった。
各直線偏光に対する透過率は、グランテーラープリズム偏光子を通して得られた完全偏光を100%として測定した。なおこれらの透過率は、JIS Z 8701の2度視野(C光源)により視感度補正を行なった三刺激値Yの値である。
また偏光度Pは、
P={(H−H90)/(H+H90)}1/2×100
により算出した。
上記の偏光板43(サイズ600mm×320mm)を、図3(a)に示すように、水44を介して液晶セル45に貼り合わせた。ポリビニルアルコールは水溶性であるが、ポリビニルアルコール系偏光子42は架橋が進んでいるので、ほとんど水に溶けない。
図3(a)は、乾燥前の偏光板付液晶セル40の模式図である。ノルボルネン系樹脂フィルムからなる基材41とポリビニルアルコール系偏光子42の積層体からなる偏光板43が、水44を介して、液晶セル45に貼り合わされている。
図3(b)は、乾燥後の偏光板付液晶セル40の模式図である。水44が消失し、偏光板43が液晶セル45と密着している。
[実施例2]
アセトアセチル基を有するポリビニルアルコール樹脂(平均重合度1200、ケン化度98.5モル%、アセトアセチル化度5モル%)100部に対し、メチロールメラミン32部を30℃の温度条件下に純水に溶解し、固形分濃度が4重量%のポリビニルアルコール系水溶性接着剤を調製した。
実施例1と同様にして作製された偏光板53(図4(a))の偏光子52の面に、上記のポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布、乾燥し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層54を形成し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層付偏光板を得た。乾燥後のポリビニルアルコール系水溶性接着剤層54の厚みは2μmであった。
上記のポリビニルアルコール系水溶性接着剤層付偏光板(サイズ600mm×320mm)を、水55を介して液晶セル56に貼り合わせた。
図4(a)は、乾燥前の偏光板付液晶セル50の模式図である。ノルボルネン系樹脂フィルムからなる基材51とポリビニルアルコール系偏光子52の積層体からなる偏光板53は、その表面にポリビニルアルコール系水溶性接着剤層54が積層され、水55を介して液晶セル56に貼り合わされている。
図4(b)は乾燥後の偏光板付液晶セル50の模式図である。水55が消滅し、偏光板53は、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層54を介して、液晶セル56と接着している。
[実施例3]
実施例1と同様にして作製された偏光板の偏光子62(図5(a))の面に、厚み40μmのノルボルネン系樹脂フィルム63(JSR社製アートン(登録商標))を粘着剤(図示しない)で貼り付け、偏光板64を得た。
次に前記のノルボルネン系樹脂フィルム63の表面に、実施例2と同様にして作製されたポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布、乾燥し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層65を形成し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層付偏光板を得た。乾燥後のポリビニルアルコール系水溶性接着剤層65の厚みは2μmであった。
上記のポリビニルアルコール系水溶性接着剤層付偏光板(サイズ600mm×320mm)を、水66を介して液晶セル67に貼り合わせた。
図5(a)は乾燥前の偏光板付液晶セル60の模式図である。ノルボルネン系樹脂フィルム61とポリビニルアルコール系偏光子62とノルボルネン系樹脂フィルム63との積層体からなる偏光板64の表面に、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層65が積層され、水66を介して液晶セル67に貼り合わされている。
図5(b)は乾燥後の偏光板付液晶セル60の模式図である。水66が消滅し、偏光板64は、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層65を介して、液晶セル67と接着している。
[実施例4]
延伸前のポリビニルアルコール塗膜の厚みが14μm、延伸後のポリビニルアルコール塗膜の厚みが6μm、延伸後の積層体の厚みが63μm、偏光子の厚みが6μmであること以外は、実施例1と同様にして、偏光板を作製した。
次に実施例2と同様にして、偏光板にポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布、乾燥し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を作製した。
次に実施例2と同様にして、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を液晶セルに貼り合わせた。偏光子、偏光板の厚みを別にすれば、乾燥前の偏光板付液晶セルの構成は図4(a)と同じであり、乾燥後の偏光板付液晶セルの構成は図4(b)と同じである。
[実施例5]
延伸前のポリビニルアルコール塗膜の厚みが5μm、延伸後のポリビニルアルコール塗膜の厚みが2μm、延伸後の積層体の厚みが59μm、偏光子の厚みが2μmであること以外は、実施例1と同様にして、偏光板を作製した。
次に実施例2と同様にして、偏光板にポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布、乾燥し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を作製した。
次に実施例2と同様にして、前記のポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を液晶セルに貼り合わせた。偏光子、偏光板の厚みを別にすれば、乾燥前の偏光板付液晶セルの構成は、図4(a)と同じであり、乾燥後の偏光板付液晶セルの構成は図4(b)と同じである。
[実施例6]
実施例1よりも幅の広いノルボルネン系樹脂フィルム(JSR社製アートン(登録商標)、厚み150μm、幅1340mm)を用いて、実施例1と同様にして、幅640mmの積層体を得た。
得られた積層体を用いて、実施例1と同様にして、偏光板を作成した。偏光板の厚み方向の構成と各層の厚みは、実施例1と同じである(基材の厚み57μm、偏光子の厚み3μm)。
上記の偏光板(サイズ1800mm×600mm)を、水を介してガラス板(旭硝子社製デューカットII)に貼り合わせ、偏光板付ガラス板を得た。
実施例6の偏光板付ガラス板の構成は、図3の液晶セル45をガラス板に代えたこと以外は、実施例1の偏光板付液晶セルと同じである。すなわち、乾燥前の偏光板付ガラス板は図3(a)に示すとおりであり、乾燥後の偏光板付ガラス板は図3(b)に示すとおりである。
[実施例7]
実施例6と同様に作製された偏光板の偏光子面に、実施例2と同様に作製されたポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布、乾燥し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を得た。乾燥後のポリビニルアルコール系水溶性接着剤の厚みは2μmであった。
上記の偏光板(サイズ1800mm×600mm)を、水を介してガラス板(旭硝子社製デューカットII)に貼り合わせ、偏光板付ガラス板を得た。
図4の液晶セル56をガラス板に代えたこと以外は、実施例7の偏光板付ガラス板の構成は、実施例2の偏光板付液晶セルと同じである。すなわち、乾燥前の偏光板付ガラス板は図4(a)に示すとおりであり、乾燥後の偏光板付ガラス板は図4(b)に示すとおりである。
[実施例8]
延伸前のポリビニルアルコール塗膜の厚みが3μm、延伸後のポリビニルアルコール塗膜の厚みが1μm、得られた偏光板の総厚みが58μm、偏光子の厚みが1μmであること以外は、実施例1と同様にして、偏光板を作製した。
次に実施例2と同様にして、前記のポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を液晶セルに貼り合わせた。偏光子、偏光板の厚みを別とすれば、乾燥前の偏光板付液晶セルの構成は図4(a)と同じであり、乾燥後の偏光板付液晶セルの構成は図4(b)と同じである。
[比較例1]
厚み28μmのポリビニルアルコール系偏光子72(図6(a))を、厚み80μmの2枚のトリアセチルセルロースフィルム71、73で狭持した従来の偏光板(日東電工株式会社製NPF−SEG1224DU)の片面に、実施例2と同様にして作製されたポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布、乾燥し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層75を形成し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層付偏光板を得た。乾燥後のポリビニルアルコール系水溶性接着剤層75の厚みは2μmであった。
上記のポリビニルアルコール系水溶性接着剤層付偏光板(サイズ600mm×320mm)を、水76を介して液晶セル77に貼り合わせ、偏光板付液晶セル70を得た。
図6(a)は乾燥前の偏光板付液晶セル70の模式図である。トリアセチルセルロースフィルム71とポリビニルアルコール系偏光子72とトリアセチルセルロースフィルム73との積層体からなる偏光板74は、表面にポリビニルアルコール系水溶性接着剤層75が積層され、水76を介して液晶セル77に貼り合わされている。
図6(b)は乾燥後の偏光板付液晶セル70の模式図である。水76が消滅し、偏光板74は、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層75を介して液晶セル77と接着している。
[比較例2]
冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル99部、アクリル酸4−ヒドロキシブチル1.0部、および2,2'−アゾビスイソブチロニトリル0.3部を酢酸エチルとともに加えて、窒素ガス気流下、60℃で4時間反応させた。
次にその反応液に酢酸エチルを加えて、重量平均分子量1,650,000のアクリル系ポリマーを含有する溶液(固形分濃度30重量%)を得た。
前記のアクリル系ポリマー溶液に、その固形分100部あたり、0.15部のジベンゾイルパーオキシド(日本油脂株式会社製ナイパーBO−Y)と、0.02部のトリメチロールプロパンキシレンジイソシアネート(三井武田ケミカル株式会社製タケネートD110N)と、0.2部のアセトアセチル基含有シランカップリング剤(綜研化学株式会社製A−100)を配合して、アクリル系粘着剤溶液を得た。
アクリル系粘着剤溶液を、シリコーン系剥離剤で表面処理したポリエステルフィルムからなるセパレータに塗工し、155℃で3分間加熱処理して、厚み20μmのアクリル系粘着剤層を得た。
厚み28μmのポリビニルアルコール系偏光子82(図7)を、厚み80μmの2枚のトリアセチルセルロースフィルム81、83で狭持した従来の偏光板84(日東電工株式会社製NPF−SEG1224DU)の片面に、アクリル系粘着剤層85をセパレータから移着させ、アクリル系粘着剤層付偏光板を作製した。
アクリル系粘着剤層付偏光板(サイズ600mm×320mm)を、水を介さず、アクリル系粘着剤層85により液晶セル86に貼り合わせ、偏光板付液晶セル80を得た。
図7は貼り合わせ後の偏光板付液晶セル80の模式図である。トリアセチルセルロースフィルム81とポリビニルアルコール系偏光子82とトリアセチルセルロースフィルム83との積層体からなる偏光板84が、厚み20μmのアクリル系粘着剤層85により、液晶セル86に貼り合わされている。
[比較例3]
アクリル系粘着剤層95(図8)の厚みを2μmとしたこと以外は、比較例2と同様にして、アクリル系粘着剤層付偏光板を作製した。アクリル系粘着剤層付偏光板(サイズ600mm×320mm)を、水を介さず、アクリル系粘着剤層95により液晶セル96に貼り合わせ、偏光板付液晶セル90を得た。
図8は貼り合わせ後の偏光板付液晶セル90の模式図である。トリアセチルセルロースフィルム91とポリビニルアルコール系偏光子92とトリアセチルセルロースフィルム93との積層体からなる偏光板94が、厚み2μmのアクリル系粘着剤層95により、液晶セル96に貼り合わされている。
[比較例4]
厚み28μmのポリビニルアルコール系偏光子102(図9)を、厚み80μmの2枚のトリアセチルセルロースフィルム101、103で狭持した従来の偏光板104(日東電工株式会社製NPF−SEG1224DU、サイズ600mm×320mm)を、水105を介して液晶セル106に貼り合わせ、偏光板付液晶セル100を得た。
図9は乾燥前の偏光板付液晶セル100の模式図である。トリアセチルセルロースフィルム101とポリビニルアルコール系偏光子102とトリアセチルセルロースフィルム103の積層体からなる偏光板104が、水105を介して液晶セル106に貼り合わされている。
[比較例5]
延伸前のポリビニルアルコール塗膜の厚みが28μm、延伸後のポリビニルアルコール塗膜の厚みが12μm、延伸後の積層体の厚みが69μm、偏光子の厚みが12μmであること以外は、実施例1と同様にして、偏光板を作製した。
次に実施例2と同様にして、偏光板にポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布、乾燥し、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を作製した。
次に実施例2と同様にして、ポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を液晶セルに貼り合わせた。偏光子、偏光板の厚みを別にすれば、乾燥前の偏光板付液晶セルの構成は、図4(a)と同じであり、乾燥後の偏光板付液晶セルの構成は図4(b)と同じである。
[比較例6]
サイズを1800mm×600mmとしたこと以外は、比較例1と同様にして得られたポリビニルアルコール系水溶性接着剤付偏光板を、水を介してガラス板(旭硝子社製デューカットII)に貼り合わせた。
[比較例7]
サイズを1800mm×600mmとしたこと以外は、比較例2と同様にして得られたアクリル系粘着剤付偏光板を、アクリル系粘着層を介してガラス板(旭硝子社製デューカットII)に貼り合わせた。
[比較例8]
サイズを1800mm×600mmとしたこと以外は、比較例4と同様にして得られた偏光板を、水を介してガラス板(旭硝子社製デューカットII)に貼り合わせた。
[評価]
実施例1〜8、比較例1〜8について、貼り合わせ性、リワーク性、耐久性、寸法変化率を評価した。結果を表1に示す。
Figure 2014112232
表1における評価の基準は次のとおりである。
(1)貼り合わせ性:貼り合わせの際にかみ込んだ気泡の数をカウントした。気泡数が9個以内であれば○、10個以上であれば×とした。
(2)リワーク性:偏光板のリワーク(剥離)作業を行なった。偏光板がきれいに剥離できたものは○、偏光板が割れたり、接着剤または粘着剤が糊残りしたものは×とした。
(3)耐久性:偏光板付液晶セルを90℃の恒温室に500時間保管し、偏光板と液晶セルの貼り合わせ部分を観察した。発泡や剥がれのないものは◎、発泡や剥がれが一部発生しているが実用上問題ないものは○とし、発泡や剥がれが顕著に発生しており実用にならないものは×とした。
(4)寸法変化率:偏光板を吸収軸に沿って120mm×120mmの大きさに切り出し、80℃の乾燥機内に500時間投入後、取り出して、加熱前後の寸法変化率を次式に基づいて算出した。
寸法変化率(%)=(初期長さ−加熱後長さ)/初期長さ×100
なお、寸法変化率は、延伸軸と非延伸軸(延伸軸と直交方向)の二方向について調べ、寸法変化率(絶対値)の大きい方を測定値とした。
[評価のまとめ]
(1)水で貼り合わせたものは、貼り合わせ性、リワーク性に優れている。
(2)さらにポリビニルアルコール系水溶性接着剤を用いたものは、耐久性も優れている。
(3)ノルボルネン系樹脂フィルムにポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布したものは、耐久性が良い。しかし、トリアセチルセルロースフィルムにポリビニルアルコール系水溶性接着剤を塗布したものは、耐久性が良くない。
(4)アクリル系粘着剤を用いたものは、貼り合わせ性、リワーク性が良くない。
(5)従来の偏光板を水で貼り合わせても、すぐに剥がれてしまうため実用にならない。
従来のような、強力な粘着剤を介して、大型サイズの偏光板をガラス板や液晶セルに貼り合せる方法は、気泡が入りやすく、またリワークが困難であった。
本発明はこれらの問題を解決し、気泡が入りにくく、リワークが容易な、偏光板付ガラス板の製造方法を提供する。またその製造方法によって得られる偏光板付ガラス板および偏光板付液晶セルを提供する。
10 偏光板付ガラス板
11 ガラス板
12 水を主成分とする液体
13 偏光板
14 ローラー
20 偏光板
21 基材
22 偏光子
30 偏光板
31 基材
32 偏光子
40 偏光板付液晶セル
41 基材
42 偏光子
43 偏光板
44 水
45 液晶セル
50 偏光板付液晶セル
51 基材
52 偏光子
53 偏光板
54 ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層
55 水
56 液晶セル
60 偏光板付液晶セル
61 ノルボルネン系樹脂フィルム
62 ポリビニルアルコール系偏光子
63 ノルボルネン系樹脂フィルム
64 偏光板
65 ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層
66 水
67 液晶セル
70 偏光板付液晶セル
71 トリアセチルセルロースフィルム
72 ポリビニルアルコール系偏光子
73 トリアセチルセルロースフィルム
74 偏光板
75 ポリビニルアルコール系水溶性接着剤層
76 水
77 液晶セル
80 偏光板付液晶セル
81 トリアセチルセルロースフィルム
82 ポリビニルアルコール系偏光子
83 トリアセチルセルロースフィルム
84 偏光板
85 アクリル系粘着剤層
86 液晶セル
90 偏光板付液晶セル
91 トリアセチルセルロースフィルム
92 ポリビニルアルコール系偏光子
93 トリアセチルセルロースフィルム
94 偏光板
95 アクリル系粘着剤層
96 液晶セル
100 偏光板付液晶セル
101 トリアセチルセルロースフィルム
102 ポリビニルアルコール系偏光子
103 トリアセチルセルロースフィルム
104 偏光板
105 水
106 液晶セル

Claims (7)

  1. 基材の表面にビニルアルコール系ポリマーの水溶液を塗布し、乾燥させて、前記基材と前記ビニルアルコール系ポリマーの膜の積層体を形成し、
    前記積層体を横自由端で縦延伸して、前記ビニルアルコール系ポリマーの膜の厚さが1μm〜7μmの延伸積層体とし、
    前記延伸積層体を染色して、前記ビニルアルコール系ポリマーの膜をビニルアルコール系偏光子とすることにより、前記延伸積層体を偏光板とし、
    ガラス板と前記偏光板との間隙に、水を主成分とする液体を充填して、前記偏光板を前記ガラス板に貼り合せることを特徴とする、偏光板付ガラス板の製造方法。
  2. 貼り合わせ前の前記偏光板の貼り合せ面に、水溶性接着剤層が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載された偏光板付ガラス板の製造方法。
  3. 前記水溶性接着剤層がポリビニルアルコール系接着剤からなることを特徴とする、請求項2に記載された偏光板付ガラス板の製造方法。
  4. 前記基材の厚みが20μm〜100μmであることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載された偏光板付ガラス板の製造方法。
  5. 前記ガラス板が、液晶セルのガラス基板であることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載された偏光板付ガラス板の製造方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の製造方法によって得られることを特徴とする、偏光板付ガラス板。
  7. 請求項5に記載の製造方法に得られることを特徴とする、偏光板付液晶セル。
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