JP2014110575A - 歪み補償回路および増幅器モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の歪み補償回路では、中心周波数の異なる複数の変調波信号に対して個別に増幅器の非線形性を考慮した歪み補償を行い再度合波するため、増幅器モジュールでは複数の変調波の間において相互変調歪みが生じる問題があった。
【解決手段】増幅器の歪み特性を事前に把握し、入力される複数の周波数に対応して適した歪み補償を行うよう歪み補償回路を制御する制御部を設け、歪み補償回路は制御部からの制御に基づき歪み補償を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は複数の変調波信号を増幅する増幅器における非線形性を補償する歪み補償回路および増幅器モジュールに関するものである。
一般に、通信に用いられる増幅器では、信号を増幅する際に信号波形に歪みが生じる非線形性が発生する。通信では線形な信号伝送が求められるため、増幅器で発生する歪みを補償するために歪み補償回路が用いられる。
歪み補償回路は、負帰還型、フィードフォワード型、プリディスト−ション型の3つに大きく分類される。負帰還型は狭帯域の変調波に対して主に用いられ、フィードフォワード型とプリディスト−ション型は基地局用増幅器などに用いられる。プリディストーション型はディジタル信号処理を用いたディジタル・プリディストーションとしてよく用いられている。
近年では、中心周波数の異なる複数の変調波信号を1つの増幅器を用いて共通増幅する構成がよく用いられている。この複数の変調波信号に対応した歪み補償回路として、特許文献1では周波数毎に信号を分離して、非線形性の補償を行うディジタル・プリディスト−ションの構成が記載されている。特許文献2では周波数の異なる複数の信号の合成信号に対してディジタル・プリディスト−ションを行う構成が記載されている。
特開2007−013947号公報 特表2002−534829号公報
特許文献1に記載の方法では、中心周波数の異なる複数の変調波信号に対して周波数毎に個別にディジタル・プリディスト−ションにより歪み補償を行い再度合波する。しかし、本技術では個別の周波数の信号に対する歪み補償は考慮されているものの、増幅器において発生する異なる周波数の変調波の間の相互変調歪みに対しては考慮されておらず、複数の変調波の間において相互変調歪みが生じる問題がある。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、中心周波数の異なる複数の変調波信号を同時に送信する際に、信号に対して最適な歪み補償を行うことを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における増幅器モジュールでは、中心周波数の異なる複数の信号を入力する歪み補償回路と、前記歪み補償回路に接続された第1の増幅器と、前記第1の増幅器に接続された第2の増幅器と、前記歪み補償回路を制御する制御部とを備え、前記歪み補償回路は前記第2の増幅器で発生する歪みをあらかじめ補償し、前記制御部は前記中心周波数の異なる複数の信号の状態に応じて、前記歪み補償回路における歪み補償を制御することを特徴とする。
本発明にかかる歪み補償回路および増幅器モジュールでは、入力される複数の周波数に対応して適した歪み補償を行うことで適切な予歪みを発生させることができ、相互変調歪み成分及び3次歪み成分も改善することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る歪み補償回路および増幅器モジュールの構成。 本発明の実施の形態1に係る歪み補償制御の制御手順。 本発明の実施の形態1に係る歪み補償制御の基本原理。 本発明の実施の形態1における歪み補償回路および増幅器モジュールの特性。 本発明の実施の形態1における歪み補償前と歪み補償後での出力信号のスペクトル。 本発明の実施の形態1及び従来技術(特許文献1)における歪み補償前と歪み補償後における出力信号のスペクトル。 本発明の実施の形態2における歪み補償回路および増幅器モジュールの構成。 本発明の実施の形態2における歪み補償回路および増幅器モジュールの特性。 本発明の実施の形態1及び2における歪み補償を行った際の出力信号のスペクトル。 本発明の実施の形態3に係る歪み補償回路および増幅器モジュールの構成。 本発明の実施の形態3に係るダイオ−ドリニアライザの構成及び特性。 本発明の実施の形態4に係るダイオ−ドリニアライザの構成及び特性。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における歪み補償回路および増幅器モジュ−ルを示す構成図である。図1において、1は複数の異なる周波数の信号を発生させる信号生成部、2は歪み補償回路、3は可変利得増幅器、4は制御部、5はドライバ増幅器、6は高出力増幅器、7は信号発生部、8は信号情報出力部、9は信号出力部、10はメモリ、11は制御情報決定部、12は増幅器モジュールを表す。
信号生成部1は信号発生部7、信号情報出力部8、信号出力部9を含み、信号発生部7では中心周波数の異なる複数の変調波信号を発生する。信号生成部1は制御部4に信号の情報を通知し、制御部4は歪み補償回路2と可変利得増幅器3でそれぞれ行われる歪み補償と増幅を制御する。歪み補償回路2及び可変利得増幅器3では、制御部4の指示に従いそれぞれドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みを補償する予歪み及び信号の振幅レベルの調整を行う。
なお、ドライバ増幅器5は高出力増幅器6を動作させるレべルまで信号の出力を上げる役割を果たす増幅器であり、通常ドライバ増幅器5と高出力増幅器6を組み合わせた特性に対して歪み補償が行われる。増幅器モジュール12は歪み補償回路2、可変利得増幅器3、制御部4、ドライバ増幅器5、高出力増幅器6によって構成される。
図2は本発明の制御手順を示している。図2を用いて、動作の詳細を説明する。
まず、信号生成部1では信号発生部7において中心周波数の異なる複数の変調波信号を発生する(S201)。信号発生部7において発生した信号の情報は信号情報出力部8から制御部4へ通知される(S202)。信号の情報としては、信号の数、各信号の送信される搬送波周波数、各信号の出力電力、各信号の変調波の種類などの情報が含まれる。また、それ以外の情報を含んでも構わない。
制御部4の制御情報決定部11は信号の情報を受け取るとメモリ10に格納された情報を参照し、歪み補償回路2において行われる予歪みと可変利得増幅器3において行われる増幅率の制御情報を決定する(S203)。メモリ10には歪み補償回路2に与える適切な予歪みと、可変利得増幅器3の増幅率を適切に決定するための制御情報があらかじめ格納されている。この予歪みはドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みをあらかじめ歪み補償回路2および可変利得増幅器3で補償するためのものであり、異なる中心周波数をもつ複数の変調波信号の入力に対応して、適した予歪みを与えるための制御情報がメモリ10に格納されている。
最適な予歪みはドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みに対する逆特性で与えられる。その予歪みを受けた信号波形はドライバ増幅器5と高出力増幅器6で歪みを受け、予歪みと歪みは互いに打ち消されて歪み成分が小さくなる。制御部4ではS203において予歪みと増幅率の制御情報を決定すると、その予歪みと増幅率に関する制御情報をそれぞれ歪み補償回路2および可変利得増幅器3に通知する(S204)。
歪み補償回路2は制御部4から制御情報を受け取ると、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みを補償するための予歪みを与える(S205)。また、可変利得増幅器3は制御部4からの制御情報に従い増幅率を決定し、歪み補償回路2からの信号を増幅してドライバ増幅器5への入力に適した振幅レベルとなるように増幅率を調整する(S206)。
歪み補償回路2と可変利得増幅器3の調整が行われた後、信号出力部9から中心周波数の異なる複数の変調波信号が歪み補償回路2へ送信される(S207)。歪み補償回路2で行われた予歪みは、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みと打ち消されるように設定される。歪み補償回路2と可変利得増幅器3を通過した信号波形(S208)は、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6でその歪み成分が打ち消され、最終的に高出力増幅器6から歪みの小さい信号波形が出力される(S209)。
以下では、まず図3を用いて歪み補償の基本原理を説明する。図3(a)は、一般的な増幅器における入力電力―出力電力特性を示している。増幅器では入力電力が大きくなるにつれ、その出力電力301が飽和状態となり、増幅器の非線形特性が発生する。図3(a)において増幅器の利得は傾き303で表され、図3(b)に示す増幅利得―出力電力特性では、増幅器の特性304はその出力電力が大きくなるとともに急激に下降する。この特性を補償するため、歪み補償回路2の特性302、305は補償後の特性306、307が線形となるように、増幅器の特性301、304と逆特性をもつよう制御される。その結果、歪み補償回路305と増幅器304の特性は互いに打ち消され、補償後の特性306、307は線形に近い特性となる。
以下では、一例として、信号情報を、信号数2、周波数f1,f2、周波数f1,f2の変調波の平均電力B、信号の変調に関する情報として、その場合の動作を説明する。
制御部4の制御情報決定部11では信号の情報を受信すると、信号の瞬時電力と平均電力の比の分布を把握する。図4(a)は瞬時電力対平均電力の相補累積分布関数CCDF(Complementary Cumulative Distribution Function)を示している。このCCDFは複数の信号の周波数f1,f2と信号の変調に依存して決定され、周波数f1,f2によって、CCDF及び最適な歪み補償は変化する。そのCCDFに関する情報は、あらかじめ周波数f1,f2の組み合わせパターンに対応した情報として制御部4で把握される。
図4(a)において、CCDFは異なる周波数f1、f2を有する複数の信号を同時に送信した際に発生する瞬時電力対平均電力がRを超える確率を示している。ここでは、CCDFが所定確率Pth以下となる状態を満たす瞬時電力対平均電力をαとして定義し、α以下の瞬時電力対平均電力を持つ信号波形の歪みが小さくなるように歪み補償回路を設計する。ここで、所定確率Pthは例えば0.0001などの極めて小さい値として設定され、実質的にαは信号のピーク電力対平均電力、すなわちPAPR(Peak to Average Power Ratio)を表す。
図4(b)はドライバ増幅器5と高出力増幅器6を組み合わせた増幅器利得−出力電力特性を示している。実線は周波数f1、破線は周波数f2における特性を示している。この特性は、制御に先立ってあらかじめドライバ増幅器5と高出力増幅器6の特性を測定することによって制御部4で把握される。信号の出力電力の平均値B、PAPR(=信号のピーク電力/平均電力):αを用いると、ピーク電力B+α以下の信号に対して歪み補償は行われる。
歪み補償回路2では、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪み成分を補償する予歪みを発生させる。図4(c)に歪み補償回路2で発生される最適な予歪みの特性を示す。歪み補償回路2で予歪みが行われると、その出力は可変利得増幅器3に入力され、可変利得増幅器3では適切な利得に制御される。この歪み補償回路2で予歪みを行うための制御信号と可変利得増幅器3での増幅利得を調整するための制御信号は制御部4のメモリ10に格納される。
可変利得増幅器3から出力され最適な予歪みを与えられた信号は、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6を通過する。ドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生した歪み成分は、歪み補償回路2で生じた予歪みと打ち消されあい、歪み成分が小さくなり歪み補償される。
図4(d)に歪み補償後の増幅器利得−出力電力特性を示す。図4(d)では、信号のピーク電力C=B+α以下の特性が線形であり、適切に歪み補償されていることがわかる。ここでは図示していないが、電力又は振幅特性と同様に入出力の位相特性も周波数によって線形となるように補償される。図5に歪み補償前と歪み補償後の高出力増幅器6の出力におけるスペクトラムを示す。図5(b)は図5(a)のf1とf2を拡大したスペクトラムを示しており、補償前には複数の周波数成分の相互作用によって発生する相互変調歪み及び3次歪み成分が発生している。一方、補償後では相互変調歪み及び3次歪み成分が大幅に軽減されている。このように、歪み補償回路2における予歪みによって、歪み成分が大幅に軽減されることが分かる。
本発明と従来技術(特許文献1)との違いについて述べる。従来技術(特許文献1)では複数の周波数f1とf2の信号が入力される場合、周波数毎に信号を分離して予歪み補償を行う。この場合、合波した際に複数の周波数f1、f2の相互変調による歪みが生じる問題がある。図6に従来技術(特許文献1)及び本発明において複数の周波数f1とf2の予歪みを最適にした場合の出力信号のスペクトラムを示す。従来技術(特許文献1)で補償した場合には相互変調歪み成分が残るのに対して、本発明では相互変調歪み成分が落ちていることがわかる。
一般にディジタル・プリディスト−ションによる歪み補償の場合、ベ−スバンド帯域(ここではf2−f1)の3倍帯域以上を補償する必要がある。そのため、補償すべき帯域が広がり、ADC(Analog to Digital Converter)やDAC(Digital to Analog Converter)の対象帯域が広がる。また、従来技術(特許文献2)のように、f1とf2の2波の合成波を補償する方法もあるが、相互歪みを補償するためには周波数f1(f2)を補償する際に周波数f2(f1)の情報もフィ−ドバックする必要がある。その結果、ディジタル回路に大きな負担がかかり、消費電力が増大する問題がある。また、処理負担を軽減するため従来技術(特許文献1)のように周波数別に補償すると、相互変調歪みが考慮されずに相互変調歪みがかえって悪化することもある。
これに対して、本発明では複数の信号の情報を用いて、その複数の信号の組み合わせによって発生する歪みを適切に予測し、その歪みを事前に補償する。その結果、歪み補償回路2および利得可変増幅器3では、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みを効率よく補償できる。また、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みをあらかじめ測定し、メモリ10に適切な制御情報を格納するため、複数の周波数を同時に処理するための高速な演算処理を必要としない。本発明では、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6の歪みに対して予め最適な予歪みを発生させるため、相互変調歪み成分も3次歪み成分も改善することが可能となる。
なお、制御部4では信号生成部1から得られる信号の情報は信号数、周波数、平均電力、個々の変調波の平均電力、信号の変調に関する情報としたが本発明はこれに限られるものではない。また、可変利得増幅器3はこの発明の第1の増幅器に相当し、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6はこの発明の第2の増幅器に相当する。
実施の形態2.
実施の形態1では制御部4が歪み補償回路2と可変利得増幅器3を制御したのに対して、本実施の形態では制御部4がその他の増幅器及び補正回路を制御する構成を示す。
図7は本発明の実施の形態2による歪み補償回路および増幅器モジュ−ルを示す構成図である。図7において、信号生成部1、歪み補償回路2、可変利得増幅器3、制御部4、ドライバ増幅器5、高出力増幅器6、信号発生部7、信号情報出力部8、信号出力部9、メモリ10は実施の形態1と同一である。また、図7では、実施の形態1とは異なり、新たに利得偏差補正回路70、段階補正回路71が構成に含まれている。
本実施の形態では、制御部4は信号生成部1、歪み補償回路2、可変利得増幅器3のみならず、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6とも接続されている。
メモリ10には、予め中心周波数の異なる複数の変調波信号に対して最適な歪み補償を行うために、歪み補償回路2、可変利得増幅器3、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6に対する制御信号が格納されている。制御部4は信号生成部1から得られる信号の情報をもとに、歪み補償回路2、可変利得増幅器3のみならず、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6に対しても制御信号を送り、最適な歪み補償を行う機能を持つ。本実施の形態では、制御部4が利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6を制御することによって、より適した歪み補償を行うことが可能となる。
歪み補償回路2は、制御部4から得られた制御信号をもとに、最適な予歪みを重畳させ可変利得増幅器3へ出力する機能を持つ。可変利得増幅器3は、歪み補償回路2から入力された信号を制御部4から得られる制御信号をもとに最適な出力振幅レベルに調整する機能を持つ。利得偏差補正回路70は、制御部4から得られる制御信号をもとに、ドライバ増幅器5と、高出力増幅器6で生じる利得の偏差を減少させる。ドライバ増幅器5は、制御部4から得られる制御信号をもとに、制御電圧を変化させることによって最適な歪み補償をするための増幅器利得−出力電力(AM−AM)特性および増幅器位相−出力電力(AM−PM)特性を調整する機能を持つ。
段間補正回路71は、制御部4から得られる制御信号をもとに、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6の段間インピ−ダンスを調整し、最適な歪み補償をするための増幅器利得−出力電力(AM−AM)特性および増幅器位相−出力電力(AM−PM)特性を調整する。高出力増幅器6は制御電圧を変化させ、最適な歪み補償をするための増幅器利得−出力電力(AM−AM)特性および増幅器位相−出力電力(AM−PM)特性を調整する機能を持つ。
次に、動作について説明する。
信号生成部1の信号情報出力部8は中心周波数の異なる複数の変調波信号に関する信号の情報を制御部4に通知する。また、信号生成部1の信号出力部9はその信号を歪み補償回路2に出力する。制御部4は信号情報出力部8から出力された信号の情報を受信する。
本実施の形態では、制御部4はあらかじめ測定しておいた利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6、それぞれの特性に関する情報をもとに制御信号をメモリ10に格納する。制御部4の制御情報決定部11では信号生成部1から伝えられた情報をもとに制御部4の中にあるメモリ10を参照し、歪み補償回路2、可変利得増幅器3に加えて、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6に制御情報を伝達して制御する。
制御部4の制御信号を受け取った歪み補償回路2は、後段の利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6で発生する歪みを補償するための予歪みを発生させる。また、可変利得増幅器3は制御部4からの制御信号に基づき、入力信号を出力する際の最適な振幅レベルを選択する。可変利得増幅器3を通過した信号はさらに、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6を通過する。この際、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6で発生する歪みと歪み補償回路2で発生した予歪みは互いに打ち消され、歪みの小さい信号が得られる。
実施の形態1ではドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生した歪みを歪み補償回路2で補償したのに対して、本実施の形態では利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6を制御する。この制御により、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6で発生する歪みを抑えることができ、歪み補償回路2の回路規模を小さくすることができる。
以下では、一例として、信号の情報を、信号数2、周波数f3,f4、周波数f3,f4の変調波の平均電力B、信号の変調に関する情報、とした場合について述べる。
図8(a)に実施の形態1を適用する環境におけるドライバ増幅器5と高出力増幅器6の周波数f3、f4での増幅器利得−出力電力特性を示す。また、図8(b)に実施の形態1で補償した場合の増幅器利得−出力電力特性を示す。実施の形態1で補償した場合、歪み補償回路2では周波数f3、f4ごとに歪み補償を行い、さらに周波数f3、f4の相互変調歪みについても改善する必要がある。この場合、増幅器の周波数特性差が大きいため、歪み補償回路2も大きな周波数特性差を用いて補償する必要がある。その結果、歪み補償回路2の回路規模は大きくなり、増幅器においても歪み補償回路2においても周波数特性差に起因する歪みが生じる。
これに対して、図8(c)に実施の形態2におけるドライバ増幅器5、高出力増幅器6、利得偏差補正回路70、段間補正回路71での周波数f3、f4での増幅器利得−出力電力特性を示す。図8(c)では図8(a)よりも周波数による特性差が小さくなっていることがわかる。これは制御部4からの制御によって、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6のバイアス電圧を変更して動作点を変更するとともに、利得偏差回路70で利得の周波数偏差を小さくし、段間補正回路71でAM−AM特性及びAM−PM特性を変更しているためである。その結果、実施の形態1の場合よりもドライバ増幅器5、高出力増幅器6、利得偏差補正回路70、段間補正回路71での周波数による特性差を小さくできる。図8(d)に歪み補償後の実施の形態2で補償した場合の増幅器利得−出力電力特性を示す。
図9に実施の形態1と実施の形態2で補償した場合の高出力増幅器6の出力におけるスペクトラムを示す。実施の形態1で補償した場合のスペクトラムに比べて、実施の形態2で補償した場合のスペクトラムでは、歪み補償後の3次歪みと相互変調歪みが改善していることがわかる。このように、本実施の形態では、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6を制御することにより、利得偏差補正回路70、ドライバ増幅器5、段階補正回路71、高出力増幅器6で発生する歪みを抑えることができる。
以上のように、本実施の形態では、歪み補償回路2、利得可変増幅器3のみならず、ドライバ増幅器5、高出力増幅器6、利得偏差補正回路70および段間補正回路71に最適な制御信号を送ることで、ドライバ増幅器5と高出力増幅器6で発生する歪みを効率よく補償できる。このような構成によって、歪み補償回路2における歪み補償を簡易かつ効果的に行うことが可能になる。
なお、制御部4では信号生成部1から得られる信号の情報は信号数、周波数、平均電力、個々の変調波の平均電力、信号の変調に関する情報としたが、本発明はこれに限られるものではない。
実施の形態3.
本実施の形態は実施の形態1の構成の歪み補償回路2を具体化した構成を示している。図10は本発明の実施の形態3による歪み補償回路および増幅器モジュ−ルを示す構成図である。
歪み補償回路2はLRZ11からLRZNMのリニアライザ(LRZ)から構成されている。LRZ11からLRZNMは、少なくとも1つ以上のダイオ−ドを用いたダイオ−ドリニアライザである。個々のLRZは制御部2から個別に制御できる。
図11にLRZ11からLRZNMで用いられる代表的なダイオ−ドリニアライザの構成とそのAM−AM特性を示す。図11(a)はアンチパラレルダイオ−ドリニアライザでAM−AM特性は出力電力が大きくなると増幅利得がいったん減少し、その後増加する特性になる。図11(b)は直列型ダイオ−ドリニアライザで、AM−AM特性は出力電力が大きくなると増幅利得が減少する特性になる。図8(c)は直列型ダイオ−ドリニアライザで、AM−AM特性は出力電力が大きくなると増幅利得が増加する特性になる。図8(d)は直列型ダイオ−ドリニアライザのダイオ−ド容量を可変できる構成を示しており、AM−AM特性は出力電力が大きくなると増幅利得が増加する特性になる。
歪み補償回路2の動作について説明する。信号生成部1から制御部4に信号の情報が伝達されると、制御部4は歪み補償回路2に通知する制御情報を実施の形態1と同様に決定する。制御部4は歪み補償回路2の各LRZに対して、後段のドライバ増幅器5、高出力増幅器6の歪みをあらかじめ補償する最適な予歪みを与える制御電圧を与える。図11に示すLRZ11からLRZNMのさまざまな組み合わせにより、歪み補償回路2から出力される信号はドライバ増幅器5、高出力増幅器6で発生する歪みをあらかじめ補償する最適な予歪みとなるように設定される。
なお、図11のダイオ−ドリニアライザは代表的なものであって、本発明は図11の構成に限られるものではない。整合回路やコンデンサやインダクタンスを追加した形状のダイオ−ドリニアライザであってもよい。また、図には示していないが、各ダイオ−ドリニアライザをスイッチで切り替えたり、ダイオ−ドリニアライザ間に可変利得増幅器を接続して制御することも可能である。
動作や効果は実施の形態1と同等である。ここでは、実施の形態1の構成の歪み補償回路2を具体化した構成を示したが、本構成は実施の形態2の構成における歪み補償回路2にも適用することができる。
実施の形態4.
本実施の形態は実施の形態1の構成の歪み補償回路2を具体化した構成を示しており、実施の形態3とは異なる構成を示している。図12は本発明の実施の形態4による歪み補償回路および増幅器モジュ−ルを示す構成図である。
図12において、歪み補償回路2はLRZ1からLRZnおよびLRZaからLRZzのリニアライザから構成されている。LRZ1からLRZnおよびLRZaからLRZzは、少なくとも1つ以上のダイオ−ドを用いたダイオ−ドリニアライザである。個々のLRZは制御部4から個別に制御できる。LRZ1からLRZnおよびLRZaからLRZzは図11に示すダイオ−ドリニアライザが用いられる。
歪み補償回路2の動作について説明する。信号生成部1から制御部4に信号の情報が伝達されると、制御部4は歪み補償回路2に通知する制御情報を実施の形態1と同様に決定する。制御部4は歪み補償回路2の各LRZに制御信号を送信し、後段のドライバ増幅器5、高出力増幅器6の歪みをあらかじめ補償する最適な予歪みを与える制御電圧を与える。
LRZ11からLRZNMの組み合わせにより、歪み補償回路2から出力される信号はドライバ増幅器5、高出力増幅器6で発生する歪みをあらかじめ補償する最適な予歪みとなるように設計される。信号生成部1から入力された信号は周波数成分ごとにフィルタ1201〜120nで分波され、周波数毎にLRZにより歪み補償される。歪み補償後に合波され、合波した際に発生した相互変調歪みをLRZaからLRZzのリニアライザで歪み補償する。
すなわち、各周波数の信号に対してまずLRZ1からLRZnで個別に歪み補償が行われ、合波した際に生じる相互変調歪みに対してLRZaからLRZzのリニアライザで歪み補償が行われる。
このような構成により、相互変調歪みを歪み補償することができる。図には示していないが、各ダイオ−ドリニアライザをスイッチで切り替えたり、ダイオ−ドリニアライザ間に可変利得増幅器を接続して制御することも可能である。
図11のダイオ−ドリニアライザは代表的なものであって、整合回路やコンデンサやインダクタンスを追加した形状のダイオ−ドリニアライザであってもよい。
動作や効果は実施の形態1と同等である。ここでは、実施の形態1の構成の歪み補償回路2を具体化した構成を示したが、本構成は実施の形態2の構成における歪み補償回路2にも適用することができる。
1:信号生成部
2:歪み補償回路
3:可変利得増幅器
4:制御部
5:ドライバ増幅器
6:高出力増幅器
7:信号発生部
8:信号情報出力部
9:信号出力部
10:メモリ
11:制御情報決定部
12:増幅器モジュール
301:増幅器の特性
302:歪み補償回路の特性
303:増幅器の利得
304:増幅器の特性
305:歪み補償回路の特性
306:補償後の特性
307:補償後の特性

Claims (9)

  1. 中心周波数の異なる複数の信号を入力する歪み補償回路と、
    前記歪み補償回路に接続された第1の増幅器と、
    前記第1の増幅器に接続された第2の増幅器と、
    前記歪み補償回路を制御する制御部とを備え、
    前記歪み補償回路は前記第2の増幅器で発生する歪みをあらかじめ補償し、
    前記制御部は前記複数の信号の状態に応じて、前記歪み補償回路における歪み補償を制御することを特徴とする増幅器モジュール。
  2. 前記第1の増幅器は可変利得増幅器であることを特徴とする請求項1に記載の増幅器モジュール。
  3. 前記制御部は前記信号生成部で生成される複数の信号の状態に応じて、前記第1の増幅器における増幅利得を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載の増幅器モジュール。
  4. 前記第2の増幅器はドライバ増幅器と高出力増幅器により構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の増幅器モジュール。
  5. 前記第2の増幅器は
    ドライバ増幅器と、
    高出力増幅器と、
    前記高出力増幅器の利得偏差を補正する利得偏差補正回路と、
    前記高出力増幅器の入力インピーダンスを可変する段間補正回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の増幅器モジュール。
  6. 前記制御部は前記ドライバ増幅器と前記高出力増幅器の動作点を制御することを特徴とする請求項5に記載の増幅器モジュール。
  7. 前記歪み補償回路は1又は複数個のダイオードを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の増幅器モジュール。
  8. 前記歪み補償回路は1又は複数個のダイオードと前記ダイオードに信号を導通する信号線路により構成され、
    前記歪み補償回路において前記中心周波数の異なる複数の信号はフィルタによって周波数ごとに分波され、分波された前記複数の信号はそれぞれ1個以上のダイオードを用いた歪み補償回路により歪み補償されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の増幅器モジュール。
  9. 中心周波数の異なる複数の信号を入出力する歪み補償回路であって、
    前記歪み補償回路の後段の増幅器で発生する歪みをあらかじめ補償するための歪み補償を行う機能を備え、
    前記歪み補償は前記複数の信号の状態に応じて制御されることを特徴とする歪み補償回路。
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