JP2014109543A - 恒温装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDの温度加速寿命試験において、複数のLEDを均一な温度で安定した雰囲気に保持することができる恒温装置を提供する。
【解決手段】恒温装置100は、加熱手段である電気ヒータ11及び冷却手段である通液経路を有する恒温プレート10と、恒温プレート10上に積層された均熱プレート20上に配列された複数の供試体搭載ステージ30と、複数の供試体搭載ステージ30を開閉可能に覆う蓋部材50とを備えている。蓋部材50は、複数の供試体搭載ステージ30の周囲を包囲する開口部51aを有する隔壁部材51と、隔壁部材51の上方を閉塞する透光性の天井部材52とを有する。恒温プレート10、供試体搭載ステージ30及び蓋部材50などの供試体加熱部70を覆うカバー90が、ケーシング80に蝶番91を介して取り付けられ、カバー90の天井部90aの下面に給気ファン92が取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(Light Emittig Diode)の温度加速寿命試験に使用される恒温装置に関する。
LEDは長寿命を特長とする光源であるが、その明るさは点灯時間の増大に伴って徐々に減衰していくのが実状である。そこで、LED寿命の評価方法の一つとして「北米照明エンジニアリング協会」が策定した「IES LM−80」という規格が知られている。この規格はLEDの点灯時間に対する明るさの維持率(光束維持率)を試験して、その試験結果が一定値以上であるか否かによってLED寿命を評価するものである。
具体的には、同一の電流値で駆動する供試体LEDについて、55℃,85℃及びメーカーが決めた任意の温度(最高125℃)の3種類の温度条件下で6000時間(250日間)連続的に点灯して、1000時間ごとにLEDの明るさを測定するという試験方法である。このような試験を行う場合、供試体であるLEDを長期間に亘って一定温度に保持する必要があるが、従来、温風循環式の恒温槽が多用されている。
しかしながら、温風循環式の恒温槽内に供試体であるLEDをセットした場合、温度維持のために恒温槽内を循環する温風が直接LEDに当たることがあるので、試験結果に悪影響を及ぼす可能性がある。また、従来の温風循環式の恒温槽は、槽内の温度分布の均一性に劣る面があるので、複数のLEDを収容した場合、試験精度が低下することがある。
一方、LEDの温度加速寿命試験を行う装置として、従来、様々な種類の試験装置が提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1,2記載の試験装置がある。
特開2011−179937号公報 特開2010−245348号公報
特許文献1記載のLED寿命試験装置は、一つの被試験LEDをHAST装置内に配置して試験を行うので、温度分布の均一性は優れているが、複数のLEDについて寿命試験を行う場合、効率が悪い。
特許文献2記載の試験装置は、恒温恒湿槽内に複数の発光装置を配置することができるので、複数のLEDの寿命試験を行う場合の効率は良好であるが、現実には複数のLEDの温度を均一に保つことが困難である。また、連続して発光する複数のLEDの光線に含まれる熱線成分によって恒温恒湿槽内の温度が上昇して設定温度を超えてしまい、試験結果に悪影響を及ぼすことがある。このような状況は、試験対象であるLEDが高出力(高輝度)であるほど顕著であるため、近年、高輝度化する傾向にあるLEDに対し、正確な寿命試験を行うことが困難となっている。
本発明が解決しようとする課題は、LEDの温度加速寿命試験において、複数のLEDを均一な温度で安定した雰囲気に保持することができる恒温装置を提供することにある。
本発明に係る第一の恒温装置は、加熱手段及び冷却手段を有する恒温プレートと、前記恒温プレート上に配列された複数の供試体搭載ステージと、前記供試体搭載ステージを覆うように配置され前記供試体搭載ステージの周囲を包囲する隔壁部材及び前記隔壁部材で包囲された前記供試体搭載ステージの上方を閉塞する透光性の天井部材を有する蓋部材と、前記恒温プレート、前記供試体搭載ステージ及び前記蓋部材を覆うカバーと、前記カバー内に気体を導入する給気ファン若しくは前記カバー内の気体を排出する排気ファンの少なくとも一方を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る第二の恒温装置は、加熱手段及び冷却手段を有する恒温プレートと、前記恒温プレート上に配列された複数の供試体搭載ステージと、前記供試体搭載ステージを覆うように配置され前記供試体搭載ステージの周囲を包囲する隔壁部材及び前記隔壁部材で包囲された前記供試体搭載ステージの上方を閉塞する透光性の天井部材を有する蓋部材と、前記恒温プレート、前記供試体搭載ステージ及び前記蓋部材を覆うカバーと、前記カバー内の温度を調整する調温手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記恒温装置において、前記天井部材に通気孔を設けることが望ましい。
さらに、前記恒温装置において、前記恒温プレートの冷却手段として、冷却液が流動可能な通液経路を前記恒温プレートに設けることができる。
この場合、前記冷却液を、前記恒温プレートの中央部に位置する前記通液経路に導入し、前記恒温プレートの周辺部に位置する前記通液経路から排出することが望ましい。
また、前記通液経路に供給する冷却液を昇温若しくは降温させる液温調整手段を設けることが望ましい。
一方、前記恒温プレートの冷却手段として、ヒートシンク若しくはヒートパイプの少なくとも一方を前記恒温プレートに付設し、前記ヒートシンク若しくは前記ヒートパイプを冷却する送風ファンを設けることもできる。
また、前記恒温プレートの冷却手段として、ペルティエ素子を有する冷却部材を前記恒温プレートに付設することもできる。
なお、前記供試体搭載ステージと前記天井部材との隙間は3mm〜15mm(望ましくは8mm〜10mm)が好適である。
本発明により、LEDの温度加速寿命試験において、複数のLEDを均一な温度で安定した雰囲気に保持することができる恒温装置を提供することができる。
本発明の実施形態である恒温装置を示す一部省略斜視図である。 図1に示す恒温装置の一部省略正面図である。 図1に示す恒温装置を構成する供試体加熱部を示す平面図である。 図3に示す供試体加熱部の正面図である。 図3に示す供試体加熱部の斜視図である。 図1に示す恒温装置を構成する供試体加熱部及び予熱プレートを示す正面図である。 図6中に示す供試体加熱部を斜め下方から見た斜視図である。 図6中のB−B線における予熱プレートの平面図である。 図3中のA−A線における断面図である。 その他の実施形態である恒温装置の概要を示す一部省略正面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1〜図5に示すように、本実施形態の恒温装置100は、加熱手段である電気ヒータ11及び冷却手段である通液経路12(図7参照)を有する恒温プレート10と、恒温プレート10上に積層された均熱プレート20上に配列された複数の供試体搭載ステージ30と、複数の供試体搭載ステージ30を開閉可能に覆う蓋部材50とを備えている。蓋部材50は、複数の供試体搭載ステージ30の周囲を包囲する開口部51aを有する隔壁部材51と、隔壁部材51で包囲された供試体搭載ステージ30の上方を閉塞する透光性の天井部材52とを有する。
蓋部材50は、恒温プレート10及び均熱プレート20の背面に配置された複数の蝶番53を介して起伏可能に係止され、蓋部材50の正面には、蓋部材50の開閉操作時に使用される握持具54と、均熱プレート20の上面を蓋部材50で覆ったときにその状態を維持するためのロック部材55と、が設けられている。天井部材52には、複数の供試体搭載ステージ30の配列間隔と同位相をなす複数の通気孔52aが開設されている。
また、恒温プレート10、供試体搭載ステージ30及び蓋部材50などで構成される供試体加熱部70は直方体形状のケーシング80の上面に配置され、供試体加熱部70を覆う開閉式のカバー90が、ケーシング80上面の背面側に複数の蝶番91を介して起伏可能に取り付けられている。カバー90は下面が開口した直方体箱状の部材であり、カバー90内に気体を導入するための給気ファン92がカバー90の天井部90aの下面に取り付けられている。給気ファン92の下方には、天井部90aと平行をなす平板状の隔壁93が配置され、隔壁93には複数の通気孔93aが開設されている。また、天井部90aの給気ファン92直上部分にも複数の通気孔(図示せず)が開設されている。隔壁93に開設された複数の通気孔93aは、複数の供試体搭載ステージ30の配列間隔と同位相をなしている。
図5,図6に示すように、恒温プレート10、均熱プレート20、供試体搭載ステージ30及び蓋部材50などで構成される供試体加熱部70の直下のケーシング80内には、液温調整手段である予熱プレート40が配置されている。図1,図2に示すように、ケーシング80の正面には、恒温プレート10の通液孔12(図7参照)に供給される冷却液の流量を表示する流量計81及び前記流量を増減する流量調節ダイアル82が配置されている。ケーシング80の左側面の背面寄りの位置には、複数の発光部83a,83b,83cを有するシグナルタワー83が立設されている。複数の発光部83a,83b,83cは恒温装置100の稼働状況に応じてそれぞれ異なる色光で発光するように設定されている。
次に、図3〜図5を参照し、供試体加熱部70について説明する。図3〜図5に示すように、供試体加熱部70において、平面視形状が略正方形状の恒温プレート10に積層された均熱プレート20上面には、複数の供試体搭載ステージ30が、左右方向W及び前後方向Vに沿ってそれぞれ5個ずつ均等間隔で合計25個、着脱可能に配置されている。均熱プレート20上面において、前後方向Vに隣り合う供試体搭載ステージ30の間には、それぞれ左右方向Wに貫通する溝21が開設されている。これらの溝21は、供試体搭載ステージ30上にセットされたLEDへの給電線(図示せず)やLED近傍の温度を測定する温度センサの信号線(図示せず)などの配線スペースとして利用することができる。
蓋部材50を構成する隔壁部材51は、均熱プレート20上に配置された複数の供試体搭載ステージ30と同じ位相で開設された略円形の開口部51aを有する平板状の部材である。隔壁部材51において左右方向Wに隣り合う開口部51aを区画する複数の隔壁51bは前後方向Vに連続しており、それぞれの隔壁51b内に収容された状態で電気ヒータ56が配置されている。
蓋部材50を水平に倒伏させ、均熱プレート20上面を覆うと、複数の供試体搭載ステージ30がそれぞれ隔壁部材51の開口部51a内に嵌まり込み、均熱プレート20上面と隔壁部材51下面とが密着した状態となる。なお、恒温装置100においては、供試体搭載ステージ30及び開口部51aの平面視形状はいずれも略円形状としているが、これらに限定するものではないので、互いに嵌合する形状であれば他の形状(例えば、平面視形状が正方形状、楕円形状あるいは多角形状など)とすることもできる。
また、前後方向Vに隣り合う供試体搭載ステージ30の間に位置する隔壁部材51には切欠き部51cが設けられている。切欠き部51cは、均熱プレート20上面の溝21と同様、供試体搭載ステージ30上にセットされたLEDへの給電線(図示せず)やLED近傍の温度を測定する温度センサの信号線(図示せず)などの配線スペースとして利用することができる。均熱プレート20上面と隔壁部材51の下面とが密着したとき、切欠き部51cは均熱プレート20の溝21と連通した状態となる。
次に、図6〜図8を参照して、恒温プレート10及び予熱プレート40について説明する。図6〜図8に示すように、恒温プレート10は略正方形状の金属板で形成された部材であり、その正面と背面との間であって上面寄りの領域に板面方向及び前後方向Vと平行をなすように複数のヒータ収容孔13が等間隔に開設され、これらのヒータ収容孔13内にそれぞれ電気ヒータ11が収容されている。また、恒温プレート10の右側面と左側面との間であって下面寄りの領域に板面方向及び左右方向Wと平行をなすように複数の通液経路12が等間隔に形成されている。
複数のヒータ収容孔13と複数の通液経路12とは恒温プレート10内において互いに立体交差した状態となっている。また、通液経路12の両端部分はそれぞれ恒温プレート10の右側面及び左側面に開口し、それぞれの開口部12aにコネクタ14が取り付けられている。複数の通液経路12の中央部分はそれぞれ恒温プレート10の下面に開設された開口部12bに連通し、それぞれの開口部12bにコネクタ18が接続されている。
図6,図8に示すように、予熱プレート40は、略正方形状の金属板で形成されたプレート本体43の上下両面にそれぞれ平面状の電気ヒータ44を貼着して形成されている。プレート本体43背面の左右2箇所の開口部41には、冷却液を予熱プレート40内へ導入する給液管85が接続され、予熱プレート40の上面には、予熱プレート40内で温度調整された冷却液を恒温プレート10に向かって流出させるための複数の開口部42dが設けられ、各開口部42dに取り付けられたコネクタ42eを介して冷却液パイプ45が接続されている。
図8に示すように、予熱プレート40を構成するプレート本体43の内部には、プレート本体43背面の左右の開口部41から、プレート本体43の左右方向Wの中央部分に位置する複数の開口部42dに至る通液経路42が形成されている。通液経路42は、プレート本体43内において前後方向Vと平行に並列状に配置された直管部42aと、プレート本体43内の正面側及び背面側において、隣り合う直管部42a同士を連通する折り返し部42bと、左右方向Wの中央寄りに位置する二本の直管部42aを一本化する合流管部42cとを有し、合流管部43cの長手方向に沿って所定距離を隔てて複数の開口部42dが開設されている。
複数の給液管85を経由して、電気ヒータ44で所定温度に加熱された状態にある予熱プレート40の通液経路42内へ送り込まれた冷却液は、直管部42a及び折り返し部42bなどを通過する間に所定温度まで加熱されて合流管部42cへ流れ込み、複数の開口部42dからそれぞれコネクタ42eを経て冷却液パイプ45内へ流出する。
冷却パイプ45内へ流出した冷却液はそれぞれの冷却パイプ45内を上昇し、冷却パイプ45の上端と接続された、恒温プレート10下面のコネクタ18及び開口部12bを経由して恒温プレート10内の通液経路12の中央部分へ流入する。通液経路12に流入した冷却液は、その内部で左右に分流し、恒温プレート10の左右側面の開口部12aから排出され、開口部12aにコネクタ14を介して接続された排液管86を経由して所定の排液経路に廃棄されるか、所定の処理工程を経て再利用される。
恒温装置100を使用する場合、図1,図5に示すように、カバー90及び蓋部材50を開いて複数の供試体搭載ステージ30上に供試体であるLEDをそれぞれ載置し、給電線及び温度センサの信号線の配線を行った後、蓋部材50を閉止し、ロック部材55で蓋部材50をロックし、供試体加熱部70をカバー90で覆う。この後、恒温プレート10の電気ヒータ11、蓋部材50の電気ヒータ56及び予熱プレート40の電気ヒータ44への給電を開始するとともに、給液管85への冷却液(例えば、水)の供給を開始し、冷却ファン92を稼働させる。これにより、供試体搭載ステージ30上のLEDは、予め設定された温度(例えば、55℃,85℃あるいは125℃)まで上昇し、その温度に保持される。
恒温装置100においては、複数の供試体搭載ステージ30はそれぞれ隔壁51b及び天井部材52によって大気から区画され、且つ、加熱機能を有する恒温プレート10及び蓋部材50によって所定温度に連続的に加熱されるので、各供試体搭載ステージ30にセットされた複数のLEDを均一な温度で安定した雰囲気に保持することができる。また、供試体搭載ステージ30付近は天井部材52の通気孔52aを介して通気が確保されているため、LEDの過熱を防止することができる。従って、複数のLEDの温度加速寿命試験を高精度で効率良く行うことができる。
また、カバー90の天井部90aに設けられた給気ファン92から隔壁93の通気孔93aを経由してカバー90内へ外気が送り込むことにより、カバー90内の温度上昇を抑制することができるため、LEDの過熱防止に有効である。なお、給気ファン92によってカバー90内へ送り込まれた外気は、カバー90下面の周縁部90bとケーシング80の上面に設けられた隙間を通過して排出されるので、カバー90内の気圧が異常上昇することはない。
さらに、図9に示すように、供試体搭載ステージ30と天井部材52との隙間Xを3mm〜15mm(望ましくは8mm〜10mm)とし、LEDを天井部材52に最接近配置すれば、LEDから発生した光の大部分が天井部材52を透過して発散するようになるため、隔壁部材51などに照射されるLEDの光を大幅に減少させることができる。従って、LEDの光に含まれる熱線の照射に起因する隔壁部材51などの温度上昇を防止することができる。
また、恒温プレート10の冷却手段として、冷却液が流動可能な複数の通液孔12が恒温プレート10に設けられていることにより、電気ヒータ12によって連続的に加熱されている恒温プレート10を確実かつ均等に冷却することができるため、過熱を防止することができ、温度精度の向上に有効である。
この場合、通液経路12に供給する冷却液を昇温させる液温調整手段として、予熱プレート40を設けたことにより、恒温プレート10の通液経路12に供給される冷却液の温度を、恒温プレート10自体の設定温度に近づけて供給することができるので、恒温プレート10の温度変動を抑制することができ、加熱温度の安定化に有効である。
さらに、冷却液は、恒温プレート10の左右方向Wの中央部に位置する開口部12bから通液経路12内へ導入し、恒温プレート10の周縁部である左右側面に位置する通液経路12開口部12aから排出するので、冷却水の流入による恒温プレート10の温度変動を抑制する上で有効である。
また、蓋部材50を構成する隔壁部材51に副加熱手段である電気ヒータ56を設けたことにより、隔壁部材51自体も加熱機能を有することとなるので、均熱性の向上を図ることができる。
前述したように、恒温装置100は、供試体加熱部70(恒温プレート10、供試体搭載ステージ30及び蓋部材51など)を覆う開閉式のカバー90を備えているため、供試体加熱部70全体をカバーで覆うことにより、熱の散逸や外気による熱影響を防止することができる。
次に、図10に基づいて、本発明のその他の実施形態である恒温装置200について説明する。なお、図10に示す恒温装置200において、前述した恒温装置100の構成部分と同様の構造、機能を有する部分は図1〜図9中の符号と同符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、恒温装置200は、恒温プレート10、均熱プレート20及び蓋部材50などで構成される供試体加熱部70をケーシング80上面に配置するとともに、供試体加熱部70を覆う内カバー90xと、内カバー90xの外周を覆う外カバー90yと、を設け、内カバー90xと外カバー90yとの間に形成された通気経路95内に調温手段96及び送風ファン97が配置されている。また、内カバー90xの右側壁90xa及び左側壁90xbは通気性を有している。
供試体加熱部70を使用してLEDの温度加速寿命試験を行う場合、調温手段96及び送風ファン97を稼働させると、調温手段96によって所定温度に調整された温調気体が送風ファン97から右側壁90xaを通過して内カバー90x内へ気体が送り込まれ、内カバー90xの内部を通過した後、左側壁90xbを通過して通気経路95内へ排出され、温調手段96によって温度調整された後、再び送風ファン97によって内カバー90x内へ送り込まれる。
このように、送風ファン97及び調温手段96を稼働させ、内カバー90xの内部と通気経路95との間で温調気体を循環させることにより、内カバー90x内の温度を所定温度に保持することができるので、外気による熱影響を防止することができ、LEDの温度加速寿命試験において、複数のLEDを均一な温度で安定した雰囲気に保持することができる。
一方、恒温プレート10の冷却手段は前述したものに限定しないので、その他の冷却手段として、図示していないが、恒温プレート10の下面や外周面などにヒートシンクを付設し、このヒートシンクを冷却する送風ファンを設けることもできる。この場合、ヒートシンクと送風ファンとの間に気流整流用のカバーを設けることが望ましい。
また、恒温プレート10の冷却手段として、図示していないが、恒温プレート10の下面や外周面などに熱伝導部材を介してヒートパイプを取り付けるとともに、このヒートパイプの一部にヒートシンクを取り付け、当該ヒートシンクを冷却する送風ファンを設けることもできる。この場合も、ヒートシンクと送風ファンとの間に気流整流用のカバーを設けることができる。
さらに、恒温プレート10の冷却手段として、図示していないが、ペルティエ素子を有する冷却部材を恒温プレート10に付設することもできる。
なお、図1〜図10に基づいて説明した恒温装置100,200などは本発明の一例を示すものであり、本発明の恒温装置は前述した恒温装置100,200に限定されない。
本発明に係る恒温装置は、各種LEDの温度加速寿命試験が行われる電子・電気機器産業あるいは機械産業などの分野において広く利用することができる。
10 恒温プレート
11,44,56 電気ヒータ
12 通液経路
12a,41,42d 開口部
13 ヒータ収容孔
14,18,42e コネクタ
20 均熱プレート
21 溝
30 供試体搭載ステージ
40 予熱プレート
42 通液経路
42a 直管部
42b 折り返し部
42c 合流管部
43 プレート本体
50 蓋部材
51 隔壁部材
51a 開口部
51b 隔壁
51c 切欠き部
52 天井部材
52a,93a 通気孔
53,91 蝶番
54 把持具
55 ロック部材
70 供試体加熱部
80 ケージング
81 流量計
82 流量調整ダイアル
83 シグナルタワー
83a,83b,83c 発光部
90 カバー
90a 天井部
90b 周縁部
90x 内カバー
90y 外カバー
92 給気ファン
93 隔壁
96 調温手段
97 送風ファン
100,200 恒温装置
V 前後方向
W 左右方向
X 隙間

Claims (9)

  1. 加熱手段及び冷却手段を有する恒温プレートと、前記恒温プレート上に配列された複数の供試体搭載ステージと、前記供試体搭載ステージを覆うように配置され前記供試体搭載ステージの周囲を包囲する隔壁部材及び前記隔壁部材で包囲された前記供試体搭載ステージの上方を閉塞する透光性の天井部材を有する蓋部材と、前記恒温プレート、前記供試体搭載ステージ及び前記蓋部材を覆うカバーと、前記カバー内に気体を導入する給気ファン若しくは前記カバー内の気体を排出する排気ファンの少なくとも一方を備えた恒温装置。
  2. 加熱手段及び冷却手段を有する恒温プレートと、前記恒温プレート上に配列された複数の供試体搭載ステージと、前記供試体搭載ステージを覆うように配置され前記供試体搭載ステージの周囲を包囲する隔壁部材及び前記隔壁部材で包囲された前記供試体搭載ステージの上方を閉塞する透光性の天井部材を有する蓋部材と、前記恒温プレート、前記供試体搭載ステージ及び前記蓋部材を覆うカバーと、前記カバー内の温度を調整する調温手段とを備えた恒温装置。
  3. 前記天井部材に通気孔を設けた請求項1または2記載の恒温装置。
  4. 前記恒温プレートの冷却手段として、冷却液が流動可能な通液経路を前記恒温プレートに設けた請求項1〜3のいずれかに記載の恒温装置。
  5. 前記冷却液を、前記恒温プレートの中央部に位置する前記通液経路に導入し、前記恒温プレートの周辺部に位置する前記通液経路から排出する請求項4記載の恒温装置。
  6. 前記通液経路に供給する冷却液を昇温若しくは降温させる液温調整手段を設けた請求項4または5記載の恒温装置。
  7. 前記恒温プレートの冷却手段として、ヒートシンク若しくはヒートパイプの少なくとも一方を前記恒温プレートに付設し、前記ヒートシンク若しくは前記ヒートパイプを冷却する送風ファンを設けた請求項1〜3のいずれかに記載の恒温装置。
  8. 前記恒温プレートの冷却手段として、ペルティエ素子を有する冷却部材を前記恒温プレートに付設した請求項1〜3のいずれかに記載の恒温装置。
  9. 前記供試体搭載ステージと前記天井部材との隙間を3mm〜15mmとした請求項1〜8のいずれかに記載の恒温装置。
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