JP2014109310A - 変速駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シンクロ状態で変速機に発生する荷重を低減させることにより、変速駆動装置の小型化や低コスト化を実現できる変速駆動装置を提供すること。
【解決手段】インターナルレバーの他端部が3速出力用の出力ギヤに対応するシンクロ位置に達すると(ステップS16でYES)、制御部88は電動モータの回転を停止させる(ステップS17)。そして、その停止状態のまま、所定の一時停止期間(たとえば約200msec)の間停止させる(ステップS18)。電動モータの回転停止から所定の一時停止期間(たとえば約200(msec))が経過すると(ステップS18でYES)、制御部は電動モータの回転を再開させる(ステップS19)。
【選択図】図5
【解決手段】インターナルレバーの他端部が3速出力用の出力ギヤに対応するシンクロ位置に達すると(ステップS16でYES)、制御部88は電動モータの回転を停止させる(ステップS17)。そして、その停止状態のまま、所定の一時停止期間(たとえば約200msec)の間停止させる(ステップS18)。電動モータの回転停止から所定の一時停止期間(たとえば約200(msec))が経過すると(ステップS18でYES)、制御部は電動モータの回転を再開させる(ステップS19)。
【選択図】図5
Description
この発明は、複数のシフトロッドと、シフトロッドに固定されたシフトフォークとを有する変速機を駆動するための変速駆動装置に関する。
従来から、マニュアルトランスミッションの変速ギヤ段の変更を自動で行う機械式自動マニュアルトランスミッション(Automated Manual Transmission)の変速装置が知られている。機械式自動マニュアルトランスミッションの変速装置は、変速ギヤ等を収容する変速機と、変速機を変速駆動するための変速駆動装置とを備えている。変速駆動装置は、たとえば、変速機のシフトロッドに連結可能に設けられたシフトレバーと、軸方向の途中部にシフトレバーが固定されたシフトセレクト軸と、シフトセレクト軸を軸まわりに回動させるための電動アクチュエータとを備えている。
下記特許文献1では、電動モータ等を備え、電動モータにより発生される回転駆動力によって、シフトセレクト軸を軸中心まわりに回動させてシフトレバーをシフト動作させる電動アクチュエータが開示されている。
通常、変速機には、ギヤ入れの際にエンジン回転数と車輪側回転数とを同期させるためのシンクロメッシュ機構がギヤ毎に設けられている。シンクロメッシュ機構は、出力軸(メインシャフト)に同伴回転可能に取り付けられたシンクロナイザハブと、このシンクロナイザハブの外周に嵌合され、外周にシフトフォークが係合する溝を有するクラッチスリーブと、シフトフォークの次に述べるシフト移動によって連結対象の出力ギヤ(遊転ギヤ)に摩擦接触されるシンクロナイザリングとを含む。
特許文献1のような電動アクチュエータによるシフトレバーのシフト動作により、シフトロッドに固定されたシフトフォークが、シフトロッドの軸方向の一方に向けて移動される(シフト移動)。そして、シフト移動するシフトフォークが、スリーブを介してシンクロナイザリングを連結対象の出力ギヤ(遊転ギヤ)に押し付けることによりギヤ入れが達成される。ギヤ入れ時には、シンクロナイザリングと変速ギヤとの衝突に起因して変速機に大荷重が発生するおそれがある。
変速機に大荷重が生じても、変速機や変速駆動装置に破損や故障が生じないように、変速機や変速駆動装置の強度や耐久性を向上させる必要があり、その結果、変速駆動装置の小型化や低コスト化を図れないおそれがある。
そこで、この発明の目的は、シンクロ状態で変速機に発生する荷重を低減させることにより、変速駆動装置の小型化や低コスト化を実現できる変速駆動装置を提供することである。
そこで、この発明の目的は、シンクロ状態で変速機に発生する荷重を低減させることにより、変速駆動装置の小型化や低コスト化を実現できる変速駆動装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、複数のシフトロッド(10A〜10D)と、各シフトロッドに固定され、被操作部材を操作するためのシフトフォーク(11)とを有し、被操作部材(201)の操作によりシンクロ部材(211)が連結対象ギヤ(220)に接触させられることにより当該連結対象ギヤに前記被操作部材を連結させる変速機(2)を駆動するための変速駆動装置(3)であって、前記複数のシフトロッドに連結可能に設けられたシフトレバー(16)と、前記シフトレバーが同伴回転可能に連結された操作軸(15)と、前記操作軸を軸まわりに回動させるための電動アクチュエータ(21)と、前記電動アクチュエータを制御して前記操作軸を軸まわりに回動させて、前記シフトレバーをシフト動作させるシフト動作制御手段(88)とを含み、前記シフト動作制御手段は、前記シフトレバーを前記シフトロッドの軸方向に移動させるとともに、移動中の前記シフトレバーが前記シンクロ部材が連結対象ギヤに接触するようなシンクロ位置に達すると、前記シフトレバーの移動を予め定める期間停止させ、その期間の経過後前記シフトレバーの移動を再開させるシンクロ位置停止制御手段(88)を含む、変速駆動装置である。
なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符合を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。
この構成によれば、移動中のシフトレバーがシンクロ位置に達すると、シフトレバーの移動が予め定める期間停止され、その期間の経過後シフトレバーの移動が再開される。
この構成によれば、移動中のシフトレバーがシンクロ位置に達すると、シフトレバーの移動が予め定める期間停止され、その期間の経過後シフトレバーの移動が再開される。
シンクロ部材と連結対象ギヤとが接触し始めるシンクロ位置でシフトレバーの移動を停止させるので、シンクロ部材と連結対象ギヤとを緩やかに接触させることができる。これにより、ギヤ入れ時において変速機に生じる荷重を低減させることができる。
請求項2に記載の発明は、前記電動アクチュエータは、所定の荷重で、前記シフトレバーを所望の位置に保持させる保持手段(24,25)をさらに含む、請求項1に記載の変速駆動装置である。
請求項2に記載の発明は、前記電動アクチュエータは、所定の荷重で、前記シフトレバーを所望の位置に保持させる保持手段(24,25)をさらに含む、請求項1に記載の変速駆動装置である。
この構成によれば、電動アクチュエータが、シフトレバーを所定の荷重で、所望の位置に保持させることが可能である。そのため、シンクロ位置においてシフトレバーを静止保持させることができる。したがって、変速機からシフトレバーに逆入力があっても、シフトレバーをシンクロ位置に強固に保持しておくことができ、これにより、シフトレバーがシンクロ位置から移動するのを確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、前記予め定める期間の長さは200(msec)に設定されている、請求項1または2に記載の変速駆動装置である。
この構成によれば、予め定める期間の長さが約200(msec)である場合に、変速機に生じる荷重の大きさを最小限に抑制することができる。その結果、変速駆動装置の小型化や低コスト化を、より一層実現することができる。
この構成によれば、予め定める期間の長さが約200(msec)である場合に、変速機に生じる荷重の大きさを最小限に抑制することができる。その結果、変速駆動装置の小型化や低コスト化を、より一層実現することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る変速駆動装置3が適用された変速装置1の一部構成の概略分解斜視図である。図2は、変速装置1に含まれる変速機構5の要部を拡大して示す断面図である。図2は、変速装置1に含まれる変速機構5の要部を拡大して示す断面図である。図2では、遊転ギヤである3速出力用の出力ギヤ220を含む部分が、一例として示されている。
図1は、本発明の一実施形態に係る変速駆動装置3が適用された変速装置1の一部構成の概略分解斜視図である。図2は、変速装置1に含まれる変速機構5の要部を拡大して示す断面図である。図2は、変速装置1に含まれる変速機構5の要部を拡大して示す断面図である。図2では、遊転ギヤである3速出力用の出力ギヤ220を含む部分が、一例として示されている。
変速装置1は、変速機2と、変速機2を変速駆動する変速駆動装置3とを備えている。変速機2は、公知の常時かみ合い式の平行軸歯車動力伝達機構により構成された変速機構5(図1には図示しない。図2参照)と、変速機構5の動力伝達経路を、複数の動力伝達経路の間で切り換えるための変速操作機構6と、これら変速機構5および変速操作機構6を収容するギヤハウジング7とを備えている。変速機2を含む構成の変速装置1は、乗用車やトラックなどの車両に搭載されている。変速機構5における動力伝達経路の切換えにより、動力伝達比を異ならせることができる。
図2に示すように、変速機構5は、複数の出力軸200と、各出力軸200に関連して配設されたクラッチスリーブ(被操作部材)201とを備えている。クラッチスリーブ201の内周には、クラッチスリーブ側スプライン部206が形成されている。なお、図2では3速出力用の変速機構5のみを一例をして挙げているが、他の変速段出力用の変速機構5も図2に示す構成と同様の構成が採用されている。以下、各変速機構5を、3速出力用の変速機構を例に挙げて説明する。
出力軸200の一端部(図2で示す左端部)の外周面には出力側スプライン部203が形成されている。出力側スプライン部203には、円筒状のシンクロナイザハブ204が出力軸200に回転不能に、かつ出力軸200の軸方向(図2では軸方向M5,M6)移動可能にスプライン嵌合している。シンクロナイザハブ204の外周にはハブ側スプライン部205が形成されている。シンクロナイザハブ204の外周の外周をシンクロナイザキー213が取り囲んでおり、その内周面がハブ側スプライン部205と係合している。また、シンクロナイザキー213の外周面には、径方向外方に突出し、クラッチスリーブ201のクラッチスリーブ側スプライン部206に係合する突起213Aが形成されている。
出力軸200における出力側スプライン部203に対し他端側(図2で示す右側)寄りには、出力ギヤ(遊転ギヤ)220が外嵌固定されている。また、出力軸200における出力側スプライン部203の一端部(図2で示す左端部)には、クラッチシャフト208が軸受209を介して回転可能に外嵌されている。
出力ギヤ220の他端部(左端部)の外周には、当該他端側に向かうに従って縮径になるコーン状の第1コーン面210が形成されている。出力ギヤ220の第1コーン面210には、略円筒状の第1シンクロナイザリング(シンクロ部材)211が遊びを持って外嵌されている。第1シンクロナイザリング211の内周面は第1コーン面210に整合するコーン状に形成されている。
出力ギヤ220の他端部(左端部)の外周には、当該他端側に向かうに従って縮径になるコーン状の第1コーン面210が形成されている。出力ギヤ220の第1コーン面210には、略円筒状の第1シンクロナイザリング(シンクロ部材)211が遊びを持って外嵌されている。第1シンクロナイザリング211の内周面は第1コーン面210に整合するコーン状に形成されている。
クラッチシャフト208の一端部(右端部)の外周には、当該一端側に向かうに従って縮径を示すコーン状の第2コーン面222が形成されている。クラッチシャフト208の第2コーン面222には、略円筒状の第2シンクロナイザリング223が遊びを持って外嵌されている。第2シンクロナイザリング223の内周面は第2コーン面222に整合するコーン状に形成されている。
次に、再び図1を参照して、変速操作機構6について説明する。
変速操作機構6はギヤハウジング7内に収容され、互いに平行に延びる複数のシフトロッド10A,10B,10C,10Dを有している。シフトロッド10Aは軸方向M1,M2に移動可能に設けられている。シフトロッド10Bは軸方向M3,M4に移動可能に設けられている。シフトロッド10Cは軸方向M5,M6に移動可能に設けられている。シフトロッド10Dは軸方向M7,M8に移動可能に設けられている。軸方向M1,M3,M5およびM7は、互いに同じ方向を向きかつ互いに並行な軸方向である。軸方向M2、M4、M6およびM8は、それぞれ、軸方向M1,M3,M5およびM7と逆向きの軸方向である。
変速操作機構6はギヤハウジング7内に収容され、互いに平行に延びる複数のシフトロッド10A,10B,10C,10Dを有している。シフトロッド10Aは軸方向M1,M2に移動可能に設けられている。シフトロッド10Bは軸方向M3,M4に移動可能に設けられている。シフトロッド10Cは軸方向M5,M6に移動可能に設けられている。シフトロッド10Dは軸方向M7,M8に移動可能に設けられている。軸方向M1,M3,M5およびM7は、互いに同じ方向を向きかつ互いに並行な軸方向である。軸方向M2、M4、M6およびM8は、それぞれ、軸方向M1,M3,M5およびM7と逆向きの軸方向である。
シフトロッド10A,10B,10C,10Dは、軸方向M1,M3,M5,M7(M2,M4,M6,M8)から見て一直線上に位置するように並置されている。各シフトロッド10A,10B,10C,10Dの途中部には、変速駆動装置3によって駆動されるシフトヘッド12A,12B,12C,12Dが固定されている。これらのシフトヘッド12A,12B,12C,12Dは、それぞれ、中立位置(後述する中立位置N1,N2,N3,N4。図3参照)にある状態で、軸方向M1,M3,M5,M7に関して揃っており、複数のセレクト方向位置(図3に示す上下方向の各位置。この実施形態では、たとえば4つのセレクト方向位置。たとえば、5速および6速用のセレクト方向位置、3速および4速用のセレクト方向位置、1速および2速用のセレクト方向位置ならびにR速のセレクト方向位置)に対応して設けられている。各シフトヘッド12A,12B,12C,12Dは変速駆動装置3に対向する対向面を有している。各対向面は同一平面を有している。各対向面には、係合溝14A,14B,14C,14Dが形成されている。各係合溝14A,14B,14C,14Dは、対応するシフトロッド10A〜10Dの軸方向M1〜M8に沿う方向に直交する内壁200A(図3参照)を有している。また、両端側の係合溝14A,14Dは、シフトセレクト軸(操作軸)15の第1および第2軸方向M11,M12に沿う方向に直交し、各係合溝14A,14Dの両端側の側面を閉塞する内壁200B(図3参照)を有している。換言すると、これら4つの係合溝14A,14B,14C,14Dによって、4つのシフトヘッド12A,12B,12C,12Dに跨る係合溝が構成される。
係合溝14A,14B,14C,14Dには、変速駆動装置3に含まれる、次に述べるインターナルレバー(シフトレバー)16の他端部(先端部)16Bが進入しており、他端部16Bが係合溝14A,14B,14C,14Dの内壁200Aおよび内壁200Bに押し当てられることにより、シフトヘッド12A,12B,12C,12Dと係合している。他端部16Bは、係合溝14A,14B,14C,14Dの内部空間を通って移動し、これにより、各シフトヘッド12A,12B,12C,12Dとの係合のための係合位置間を移動可能に設けられている。
また、各シフトロッド10A,10B,10C,10Dには、動力伝達機構の動力伝達経路を切り換えるために操作されるクラッチスリーブ201と係合するためのシフトフォーク11(図1では、シフトロッド10Dに設けられたシフトフォーク11のみを示す)が固定されている。シフトフォーク11の軸方向M1〜M8移動により、シフトフォーク11をクラッチスリーブ201(図2参照)に係合させることができ、そのクラッチスリーブ201を駆動することができる。
変速駆動装置3は、変速操作機構6にシフト動作およびセレクト動作を行わせるためのインターナルレバー16と、インターナルレバー16が固定的に取り付けられた円柱状のシフトセレクト軸15と、シフトセレクト軸15をシフト動作およびセレクト動作させるための駆動源として用いられる電動アクチュエータ21とを備えている。シフトセレクト軸15は中心軸線17を有している。シフトセレクト軸15はギヤハウジング7に、シフトセレクト軸15の軸まわり(すなわち中心軸線17まわり)に第1および第2軸回転方向R1,R2に回転可能に、かつ第1および第2軸方向M11,M12に移動可能に支持されている。シフトセレクト軸15はシフトロッド10A,10B,10C,10Dのそれぞれといわゆる90°の食違い軸の関係をなす状態に配置されている。第2軸回転方向R2は第1軸回転方向R1と逆向きの回転方向である。第2軸方向M12は、第1軸方向M11と逆向きの軸方向である。
シフトセレクト軸15の途中部には、ギヤハウジング7内に収容されるインターナルレバー16の一端16Aが固定されている。インターナルレバー16は、シフトセレクト軸15の中心軸線17まわりに、シフトセレクト軸15に同伴して揺動する。シフトセレクト軸15の先端部(図1に示す右奥部)は、ギヤハウジング7外に突出している。
電動アクチュエータ21により、シフトセレクト軸15が第1軸方向M11移動されると、インターナルレバー16が第1軸方向M11移動させられる。また、電動アクチュエータ21により、シフトセレクト軸15が第2軸方向M12移動されると、インターナルレバー16が第2軸方向M12移動させられる。そして、セレクト方向位置でインターナルレバー16の他端部16Bが所要のシフトヘッド12A,12B,12C,12Dに係合し、これによりセレクト動作が達成される。
電動アクチュエータ21により、シフトセレクト軸15が第1軸方向M11移動されると、インターナルレバー16が第1軸方向M11移動させられる。また、電動アクチュエータ21により、シフトセレクト軸15が第2軸方向M12移動されると、インターナルレバー16が第2軸方向M12移動させられる。そして、セレクト方向位置でインターナルレバー16の他端部16Bが所要のシフトヘッド12A,12B,12C,12Dに係合し、これによりセレクト動作が達成される。
一方、電動アクチュエータ21によりシフトセレクト軸15が第1軸回転方向R1に回動されると、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに第1軸回転方向R1に揺動させられる。また、電動アクチュエータ21によりシフトセレクト軸15が第2軸回転方向R2に回動されると、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに第2軸回転方向R2に揺動させられる。その結果、インターナルレバー16の他端部16Bと係合しているシフトヘッド12A,12B,12C,12Dが、シフトロッド10A,10B,10C,10Dの軸方向M1〜M8に移動し、これにより、シフト動作が達成される。
以下、変速駆動装置3のシフト動作に伴う変速機構5および変速操作機構6の動きについて、図1および図2を参照しつつ具体的に説明する。図2では、インターナルレバー16のシフト動作の結果3速にギヤ入れする場合を例に挙げて説明する。
電動アクチュエータ21により、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに第2軸回転方向R2に揺動されると、インターナルレバー16の他端部16Bと係合しているシフトヘッド12Cおよびシフトロッド10Cが、軸方向M6に移動する。シフトロッド10Cの軸方向M6移動に同伴して、シフトロッド10Cのシフトフォーク11も軸方向M6移動する。このとき、シフトフォーク11がクラッチスリーブ201に係合するともに、クラッチスリーブ201がシンクロナイザキー213に係合する。これにより、シフトフォーク11、クラッチスリーブ201およびシンクロナイザキー213が、軸方向M6移動に同行移動する。軸方向M6移動するシンクロナイザキー213はやがて第1シンクロナイザリング211に摩擦接触し、第1シンクロナイザリング211を、出力ギヤ220の第1コーン面210に押し付ける(以下、このような接触状態を「シンクロ状態」という)。そして、第1シンクロナイザリング211と出力ギヤ220とが接触し始めるときのインターナルレバー16の他端部16Bの位置をシンクロ位置という。このとき、第1シンクロナイザリング211と第1コーン面210との間に摩擦力が生じ、そのため、出力ギヤ220の回転がクラッチスリーブ201の回転速度に近づき、やがて、出力ギヤ220の回転とクラッチスリーブ201の回転とが同期する。
電動アクチュエータ21により、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに第2軸回転方向R2に揺動されると、インターナルレバー16の他端部16Bと係合しているシフトヘッド12Cおよびシフトロッド10Cが、軸方向M6に移動する。シフトロッド10Cの軸方向M6移動に同伴して、シフトロッド10Cのシフトフォーク11も軸方向M6移動する。このとき、シフトフォーク11がクラッチスリーブ201に係合するともに、クラッチスリーブ201がシンクロナイザキー213に係合する。これにより、シフトフォーク11、クラッチスリーブ201およびシンクロナイザキー213が、軸方向M6移動に同行移動する。軸方向M6移動するシンクロナイザキー213はやがて第1シンクロナイザリング211に摩擦接触し、第1シンクロナイザリング211を、出力ギヤ220の第1コーン面210に押し付ける(以下、このような接触状態を「シンクロ状態」という)。そして、第1シンクロナイザリング211と出力ギヤ220とが接触し始めるときのインターナルレバー16の他端部16Bの位置をシンクロ位置という。このとき、第1シンクロナイザリング211と第1コーン面210との間に摩擦力が生じ、そのため、出力ギヤ220の回転がクラッチスリーブ201の回転速度に近づき、やがて、出力ギヤ220の回転とクラッチスリーブ201の回転とが同期する。
出力ギヤ220とクラッチスリーブ201との回転同期後、シフトフォーク11がさらに、軸方向M6移動(図2に示すたとえば右側に向けての移動)させられる。このとき、クラッチスリーブ201が、シフトフォーク11に同行して、軸方向M6に向けてギヤ噛合い位置(図2に示す二点鎖線)まで移動させられる。クラッチスリーブ201がギヤ噛合い位置に達した状態では、第1シンクロナイザリング211の外周および出力ギヤ220の他方側(図2に示すたとえば左側)端部の外周を、クラッチスリーブ201が取り囲んでいる。この状態で、ギヤ入れ操作は完了している。クラッチスリーブ側スプライン部206が、出力ギヤ220の出力側スプライン部215と係合している。クラッチスリーブ201と出力ギヤ220とが連結している。
なお、この実施形態では、全ての変速段のギヤにシンクロメッシュ機構が搭載されているものとして説明しているが、所定の変速段のギヤ(たとえば2〜5速)にのみシンクロメッシュ機構が設けられており、その他の変速段のギヤにはシンクロメッシュ機構を設けない構成であってもよい。
図3は、変速操作機構6のシフトパターンを説明するための図である。
図3は、変速操作機構6のシフトパターンを説明するための図である。
インターナルレバー16の他端部16Bに係合しているシフトヘッド12A〜12Dに対応するシフトロッド10A〜10Dが、所定の基準位置(中立位置)から軸方向移動していないときのシフト方向位置を中立位置N1,N2,N3,N4という。第1中立位置N1とは、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Aに係合している中立位置をいい、第2中立位置N2とは、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Bに係合している中立位置をいう。第3中立位置N3とは、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Cに係合している中立位置をいい、第4中立位置N4とは、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Dに係合している中立位置をいう。中立位置N1,N2,N3,N4にあるときは、出力ギヤは中立状態にあり、インターナルレバー16の他端部16Bと係合しているシフトヘッド12A,12B,12C,12Dに対応するシフトフォーク11は、クラッチスリーブ201(図2参照)に係合していない。
インターナルレバー16の他端部16Bが第2中立位置N2にある状態で、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15がその軸方向M11移動させられることにより、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の白抜矢符D1に向けて移動して、インターナルレバー16が第1中立位置N1に導かれる。インターナルレバー16の他端部16Bが第2中立位置N2にある状態で、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15がその軸方向M12移動させられることにより、インターナルレバー16が図3中の白抜矢符D2に向けて移動して、インターナルレバー16の他端部16Bが第3中立位置N3に導かれる。
また、インターナルレバー16の他端部16Bが第3中立位置N3にある状態で、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15がその軸方向M11移動させられることにより、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の白抜矢符D1に向けて移動して、インターナルレバー16の他端部16Bが第2中立位置N2に導かれる。インターナルレバー16の他端部16Bが第3中立位置N3にある状態で、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15がその軸方向M12移動させられることにより、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の白抜矢符D2に向けて移動して、インターナルレバー16の他端部16Bが第4中立位置N4に導かれる。
図3に示すように、第1中立位置N1およびR速位置はともに第1セレクト方向位置(図3に示す最も上方のセレクト方向位置)にあり、セレクト方向に関して互いに揃っている。1速位置、第2中立位置N2および2速位置はともに第2セレクト方向位置(図3に示す上から2つ目のセレクト方向位置)にあり、セレクト方向に関して互いに揃っている。3速位置、第3中立位置N3および4速位置はともに第3セレクト方向位置(図3に示す上から3つ目のセレクト方向位置)にあり、セレクト方向に関して互いに揃っている。5速位置、第4中立位置N4および6速位置はともに第4セレクト方向位置(図3に示す最も下方のセレクト方向位置)にあり、セレクト方向に関して互いに揃っている。
R速位置、2速位置、4速位置および6速位置はともに第1シフト方向位置(図3に示す左方のシフト方向位置)にあり、シフト方向に関して互いに揃っている。これらの位置は、中立位置N1,N2,N3,N4から見て加速方向側(図3中の白抜矢符ER、E2、E4およびE6で示す方向)に位置している。1速位置、3速位置および5速位置はともに第2シフト方向位置(図3に示す右方のシフト方向位置)にあり、シフト方向に関して互いに揃っている。これらの位置は、中立位置N1,N2,N3,N4から見て減速方向側(図3中の白抜矢符E1、E3およびE5に示す方向)に位置している。
図3に示すように、R速(リバース)にギヤ入れしているときは、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中のR速位置(図3中に「R速」と記載)にあり、このとき動力伝達機構のR速出力用の出力ギヤに、クラッチスリーブ201(図2参照)が係合している。インターナルレバー16がR速位置にある状態は、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Aに係合しているとともに、第1中立位置N1から他端部16Bがシフトヘッド12Aごと第1シフト方向位置(図3に示す左方のシフト方向位置)に軸方向M1移動(図3中の白抜矢符ERに向けて移動)させられた状態である。
1速にギヤ入れしているときは、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の1速位置(図3中に「1速」と記載)にあり、このとき動力伝達機構の1速出力用の出力ギヤにクラッチスリーブ201(図2参照)が噛み合い状態で係合している。インターナルレバー16が1速位置にある状態は、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Bに係合しているとともに、第2中立位置N2から他端部16Bがシフトヘッド12Bごと第2シフト方向位置(図3に示す右方のシフト方向位置)に軸方向M4移動(図3中の白抜矢符E1に向けて移動)させられた状態である。
2速にギヤ入れしているときは、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の2速位置(図3中に「2速」と記載)にあり、このとき動力伝達機構の2速出力用の出力ギヤに、クラッチスリーブ201(図2参照)が噛み合い状態で係合している。インターナルレバー16の他端部16Bが2速位置にある状態は、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Bに係合しているとともに、第2中立位置N2から他端部16Bがシフトヘッド12Bごと第1シフト方向位置(図3に示す左方のシフト方向位置)に軸方向M3移動(図3中の白抜矢符E2に向けて移動)させられた状態である。
3速にギヤ入れしているときは、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の3速位置(図3中に「3速」と記載)にあり、このとき動力伝達機構の3速出力用の出力ギヤ220(図2参照)に、クラッチスリーブ201(図2参照)が噛み合い状態で係合している。インターナルレバー16の他端部16Bが3速位置にある状態は、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Cに係合しているとともに、第3中立位置N3から他端部16Bがシフトヘッド12Cごと第2シフト方向位置(図3に示す右方のシフト方向位置)に軸方向M6移動(図3中の白抜矢符E3に向けて移動)させられた状態である。
4速にギヤ入れしているときは、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の4速位置(図3中に「4速」と記載)にあり、このとき動力伝達機構の4速出力用の出力ギヤに、クラッチスリーブ201(図2参照)が噛み合い状態で係合している。インターナルレバー16の他端部16Bが4速位置にある状態は、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Cに係合しているとともに、第3中立位置N3から他端部16Bがシフトヘッド12Cごと第1シフト方向位置(図3に示す左方のシフト方向位置)に軸方向M5移動(図3中の白抜矢符E4に向けて移動)させられた状態である。
5速にギヤ入れしているときは、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の5速位置(図3中に「5速」と記載)にあり、このとき動力伝達機構の5速出力用の出力ギヤに、クラッチスリーブ201(図2参照)が係合している。インターナルレバー16の他端部16Bが5速位置にある状態は、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Dに係合しているとともに、その第4中立位置N4から他端部16Bがシフトヘッド12Dごと第2シフト方向位置(図3に示す右方のシフト方向位置)に軸方向M8移動(図3中の白抜矢符E5に向けて移動)させられた状態である。
6速にギヤ入れしているときは、インターナルレバー16の他端部16Bが図3中の6速位置(図3中に「6速」と記載)にあり、このとき動力伝達機構の6速出力用の出力ギヤに、クラッチスリーブ201(図2参照)が係合している。インターナルレバー16の他端部16Bが6速位置にある状態は、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Dに係合しているとともに、その第4中立位置N4から他端部16Bがシフトヘッド12Dごと第1シフト方向位置(図3に示す左方のシフト方向位置)に軸方向M7移動(図3中の白抜矢符E6に向けて移動)させられた状態である。
次に、図1および図3を参照して、R速へのギヤ入れについて説明する。第2中立位置N2からR速にギヤ入れする場合には、インターナルレバー16の他端部16Bが第2中立位置N2にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15がその軸方向M11移動させられることにより(図3中の白抜矢符D1)、インターナルレバー16が軸方向M11移動して、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトヘッド12Aと係合する(第1中立位置N1に位置する)。次いで、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15が回転方向R2に回動させられ、これに同伴してインターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに揺動させられて、シフトヘッド12Aおよびシフトロッド10Aが軸方向M1移動させられる(図3中の白抜矢符ER)。インターナルレバー16の他端部16BがR速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これによりR速へのギヤ入れが達成される。
次に、図1および図3を参照して、1速→2速→3速→4速→5速→6速のシフトアップについて説明する。
まず、第2中立位置N2から1速へのギヤ入れについて説明する。インターナルレバー16の他端部16Bが第2中立位置N2にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されて、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに回転方向R1に揺動させられることにより、シフトヘッド12Bおよびシフトロッド10Bが軸方向M4移動させられる(図3中の白抜矢符E1)。インターナルレバー16の他端部16Bが1速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これにより1速へのギヤ入れが達成される。
まず、第2中立位置N2から1速へのギヤ入れについて説明する。インターナルレバー16の他端部16Bが第2中立位置N2にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されて、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに回転方向R1に揺動させられることにより、シフトヘッド12Bおよびシフトロッド10Bが軸方向M4移動させられる(図3中の白抜矢符E1)。インターナルレバー16の他端部16Bが1速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これにより1速へのギヤ入れが達成される。
次に、1速から2速へのギヤ入れについて説明する。インターナルレバー16の他端部16Bが1速位置にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されて、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに回転方向R2に揺動させられることにより、シフトヘッド12Bおよびシフトロッド10Bが軸方向M3移動させられる(図3中の白抜矢符E2)。インターナルレバー16の他端部16Bが、第2中立位置N2を通って2速位置に向けて移動させられる。これにより、他端部16Bが2速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これにより2速へのギヤ入れが達成される。
次に、2速から3速へのギヤ入れについて説明する。インターナルレバー16の他端部16Bが2速位置にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されて、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトセレクト軸15まわりに回転方向R1に揺動させられることにより、シフトヘッド12Bおよびシフトロッド10Bが軸方向M4移動させられて(図3中の白抜矢符E1)、インターナルレバー16の他端部16Bが第2中立位置N2に位置させられる。次いで、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15がその軸方向M12移動させられることにより(図3中の白抜矢符D2)、インターナルレバー16の他端部16Bが軸方向M12移動し、シフトヘッド12Bと離脱してシフトヘッド12Cに係合させられる(第3中立位置N3に位置させられる)。次いで、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15が回転方向R1に回動させられる。このシフトセレクト軸15の回転に同伴してインターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに揺動させられて、シフトヘッド12Cおよびシフトロッド10Cが軸方向M6移動させられる(図3中の白抜矢符E3)。インターナルレバー16の他端部16Bが3速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これにより3速へのギヤ入れが達成される。
次に、3速から4速へのギヤ入れについて説明する。インターナルレバー16の他端部16Bが3速位置にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されて、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトセレクト軸15まわりに回転方向R2に揺動させられることにより、シフトヘッド12Cおよびシフトロッド10Cが軸方向M5移動させられる(図3中の白抜矢符E4)。インターナルレバー16の他端部16Bが、第3中立位置N3を通って4速位置に向けて移動させられる。これにより、他端部16Bが4速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これにより4速へのギヤ入れが達成される。
次に、4速から5速へのギヤ入れについて説明する。インターナルレバー16の他端部16Bが4速位置にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されて、インターナルレバー16の他端部16Bがシフトセレクト軸15まわりに回転方向R1に揺動させられることにより、シフトヘッド12Cおよびシフトロッド10Cが軸方向M6移動させられて(図3中の白抜矢符E3)、インターナルレバー16の他端部16Bが第3中立位置N3に位置させられる。次いで、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15がその軸方向M12移動させられることにより(図3中の白抜矢符D2)、インターナルレバー16の他端部16Bが軸方向M12移動し、シフトヘッド12Cと離脱してシフトヘッド12Dに係合させられる(第4中立位置N4に位置させられる)。次いで、電動アクチュエータ21が駆動されてシフトセレクト軸15が回転方向R1に回動させられる。このシフトセレクト軸15の回動に同伴してインターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに揺動させられて、シフトヘッド12Dおよびシフトロッド10Dが軸方向M8移動させられる(図3中の白抜矢符E5)。インターナルレバー16の他端部16Bが5速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これにより5速へのギヤ入れが達成される。
次に、5速から6速へのギヤ入れについて説明する。インターナルレバー16の(他端部16B)が5速位置にある状態から、電動アクチュエータ21が駆動されて、インターナルレバー16がシフトセレクト軸15まわりに回転方向R2に揺動させられることにより、シフトヘッド12Dおよびシフトロッド10Dが軸方向M7移動させられる(図3中の白抜矢符E6)。インターナルレバー16の他端部16Bが、第4中立位置N4を通って6速位置に向けて移動させられる。これにより、他端部16Bが6速位置に達するまで電動アクチュエータ21の駆動が続行され、これにより6速へのギヤ入れが達成される。
また、6速→5速→4速→3速→2速→1速のシフトダウンについては、前述のシフトアップの場合と逆の手順であるので、その説明を省略する。
図4は、電動アクチュエータ21を含む変速駆動装置3の電気的構成を示すブロック図である。図1および図4を参照しつつ、電動アクチュエータ21について説明する。
電動アクチュエータ21は、たとえばギヤハウジング7の外表面に固定されている。電動アクチュエータ21は、電動モータ23と、電動モータ23により発生された回転駆動力を、シフトセレクト軸15を軸まわりに回転させる力に変換するためのシフト変換機構24と、電動モータ23によって発生させられた回転駆動力を、シフトセレクト軸15を第1または第2軸方向M11,M12に移動させる力に変換するためのセレクト変換機構25と、電動モータ23によって発生させられた回転駆動力をシフト変換機構24および/またはセレクト変換機構25に断続するための切換ユニット(図示しない)とを備えている。電動モータ23は、第1回転方向(たとえばモータ出力軸側から見て時計まわり)と第2回転方向(たとえばモータ出力軸側から見て時計まわりと逆方向)とに正逆回転可能な電動モータであり、この電動モータ23としてたとえばブラシレス電動モータが採用されている。切換ユニットは、電動モータ23からの回転駆動力をシフト変換機構に伝達/遮断するシフト電磁クラッチ43と、電動モータ23からの回転駆動力をセレクト変換機構に伝達/遮断するセレクト電磁クラッチ45とを備えている。
図4は、電動アクチュエータ21を含む変速駆動装置3の電気的構成を示すブロック図である。図1および図4を参照しつつ、電動アクチュエータ21について説明する。
電動アクチュエータ21は、たとえばギヤハウジング7の外表面に固定されている。電動アクチュエータ21は、電動モータ23と、電動モータ23により発生された回転駆動力を、シフトセレクト軸15を軸まわりに回転させる力に変換するためのシフト変換機構24と、電動モータ23によって発生させられた回転駆動力を、シフトセレクト軸15を第1または第2軸方向M11,M12に移動させる力に変換するためのセレクト変換機構25と、電動モータ23によって発生させられた回転駆動力をシフト変換機構24および/またはセレクト変換機構25に断続するための切換ユニット(図示しない)とを備えている。電動モータ23は、第1回転方向(たとえばモータ出力軸側から見て時計まわり)と第2回転方向(たとえばモータ出力軸側から見て時計まわりと逆方向)とに正逆回転可能な電動モータであり、この電動モータ23としてたとえばブラシレス電動モータが採用されている。切換ユニットは、電動モータ23からの回転駆動力をシフト変換機構に伝達/遮断するシフト電磁クラッチ43と、電動モータ23からの回転駆動力をセレクト変換機構に伝達/遮断するセレクト電磁クラッチ45とを備えている。
シフト電磁クラッチ43を選択的に接続した状態(セレクト電磁クラッチ45を切断した状態)で電動モータ23を回転させることにより、シフトセレクト軸15を回転させてインターナルレバー16を揺動させることができ、また、電動モータ23の回転方向を切り換えることにより、インターナルレバー16の揺動方向を切り換えることができる。電動アクチュエータ21の構造は公知であり、たとえば特開2012−97803号公報に記載されている電動アクチュエータの構成を採用することができる。
ところで、電動アクチュエータ21は、インターナルレバー16を所望の姿勢に(他端部16Bを所望の位置に)静止保持可能に設けられている。電動アクチュエータ21において、シフト変換機構24およびセレクト変換機構25に、シフトセレクト軸15からの逆入力を阻止する構成が採用されている。したがって、シフトセレクト軸15の軸まわりの荷重がインターナルレバー16に作用しても、シフトセレクト軸15は回動しないし、第1または第2軸方向M11,M12(図1参照)に沿う荷重がインターナルレバー16に作用しても、シフトセレクト軸15は軸方向M11,M12移動しない。換言すると、電動アクチュエータ21によりインターナルレバー16を所望の姿勢に静止保持可能である。
変速駆動装置3は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)などによって構成される制御部(シフト動作制御手段、シンクロ位置停止制御手段)88を備えている。制御部88は、CPU300および記憶部301を含む構成のマイクロコンピュータを備えている。制御部88には、車両のドライバーによる変速操作レバー93の操作に基づく信号が入力されるようになっている。また、制御部88には、シフトセレクト軸15の軸方向位置を検出するためのセンサ87や、シフトセレクト軸15の回転角度位置を検出するためのセンサ89からの検出出力がそれぞれ入力されるようになっている。制御部88には、電動アクチュエータ21のシフト電磁クラッチ43およびセレクト電磁クラッチ45がそれぞれ制御対象として接続されている。
記憶部301は、インターナルレバー16の他端部16B(図1等参照)の各位置や各中立位置N1〜N4(図3参照)の位置情報を記憶している。また、記憶部301は、インターナルレバー16が各シンクロ位置にあるときの位置情報を記憶している。これらの位置情報は、シフト方向の位置データとセレクト方向の位置データとによって特定される。
制御部88は、予め記憶されているプログラムや記憶部301の記憶内容に従って、制御対象を駆動制御する。
図5は、制御部88による電動アクチュエータ21のシフト動作制御の一例を示すフローチャートである。図5では、4速→3速のシフトダウンの動作制御を示す。
以下、図1、図3、図4および図5を参照して、インターナルレバー16のシフト動作について、4速→3速のシフトダウンの場合を例に挙げて説明する。このようなシフト動作では、インターナルレバー16は、4速位置(図3に示す「4速」)から第3中立位置N3(図3参照)を経由して3速位置(図3に示す「3速」)まで移動する。
図5は、制御部88による電動アクチュエータ21のシフト動作制御の一例を示すフローチャートである。図5では、4速→3速のシフトダウンの動作制御を示す。
以下、図1、図3、図4および図5を参照して、インターナルレバー16のシフト動作について、4速→3速のシフトダウンの場合を例に挙げて説明する。このようなシフト動作では、インターナルレバー16は、4速位置(図3に示す「4速」)から第3中立位置N3(図3参照)を経由して3速位置(図3に示す「3速」)まで移動する。
シフト動作時には、制御部88は、セレクト電磁クラッチ45を切断したままシフト電磁クラッチ43を接続状態にし(ステップS11)、かつ電動モータ23を所定の回転方向に回転させる(ステップS12)。これにより、インターナルレバー16が第1軸回転方向R1に揺動させられる。その結果、インターナルレバー16の他端部16Bおよびシフトロッド10Cは、4速位置(図3に示す「4速」)から軸方向M6移動させられる。その後、インターナルレバー16の他端部16Bが第3中立位置N3に達するまで電動モータ23の回転が続行される。
インターナルレバー16の他端部16Bが第3中立位置N3に達すると(ステップS13でYES)、制御部88は電動モータ23の回転を停止させ(ステップS14)、インターナルレバー16の他端部16Bを第3中立位置N3に停止させる。その後、制御部88は電動モータ23の回転を再開させ(ステップS15)、インターナルレバー16の他端部16Bおよびシフトロッド10Cが軸方向M6移動させられる。
その後、インターナルレバー16の他端部16Bが3速出力用の出力ギヤ220(図2参照)に対応するシンクロ位置に達すると(ステップS16でYES)、制御部88は電動モータ23の回転を停止させる(ステップS17)。そして、その停止状態のまま、所定の一時停止期間(たとえば約200(msec))の間停止させる(ステップS18)。
前述のように、電動アクチュエータ21によりインターナルレバー16の他端部16Bを所望の位置に静止保持可能であるので、3速出力用の出力ギヤ220(図2参照)に対応するシンクロ位置でインターナルレバー16の他端部16Bを静止保持しておくことができる。そのため、変速機2からインターナルレバー16に逆入力があっても、インターナルレバー16の他端部16Bを、そのシンクロ位置に強固に保持しておくことができ、これにより、インターナルレバー16の他端部16Bがシンクロ位置から移動するのを確実に防止することができる。
前述のように、電動アクチュエータ21によりインターナルレバー16の他端部16Bを所望の位置に静止保持可能であるので、3速出力用の出力ギヤ220(図2参照)に対応するシンクロ位置でインターナルレバー16の他端部16Bを静止保持しておくことができる。そのため、変速機2からインターナルレバー16に逆入力があっても、インターナルレバー16の他端部16Bを、そのシンクロ位置に強固に保持しておくことができ、これにより、インターナルレバー16の他端部16Bがシンクロ位置から移動するのを確実に防止することができる。
電動モータ23の回転停止から所定の一時停止期間が経過すると(ステップS18でYES)、制御部88は電動モータ23の回転を再開させる(ステップS19)。
これにより、インターナルレバー16の他端部16Bおよびシフトロッド10Cが軸方向M6移動させられる。そして、インターナルレバー16の他端部16Bが3速位置に到達すると(ステップS20でYES)、電動モータ23の回転が停止され、図5のシフト動作制御が終了する。
これにより、インターナルレバー16の他端部16Bおよびシフトロッド10Cが軸方向M6移動させられる。そして、インターナルレバー16の他端部16Bが3速位置に到達すると(ステップS20でYES)、電動モータ23の回転が停止され、図5のシフト動作制御が終了する。
なお、図5ではシフトダウンの動作制御を例に挙げて説明したが、シフトアップの動作制御の場合にも同様の制御を適用できる。また、3速にギヤ入れする場合を例に挙げて説明したが、1速、2速、4速、5速、6速およびR速にギヤ入れする場合に、同様の制御を採用することができる。
以上により、この実施形態によれば、移動中のインターナルレバー16の他端部16Bがシンクロ位置に達すると、インターナルレバー16の移動が所定の一時停止期間の間停止され、その期間の経過後インターナルレバー16の移動が再開される。第1シンクロナイザリング211と3速出力用の出力ギヤ220とが接触し始めるシンクロ位置で、インターナルレバー16の移動を停止させるので、第1シンクロナイザリング211と出力ギヤ220とを緩やかに接触させることができる。これにより、ギヤ入れのシンクロ時において変速機2に生じる荷重を低減させることができる。
以上により、この実施形態によれば、移動中のインターナルレバー16の他端部16Bがシンクロ位置に達すると、インターナルレバー16の移動が所定の一時停止期間の間停止され、その期間の経過後インターナルレバー16の移動が再開される。第1シンクロナイザリング211と3速出力用の出力ギヤ220とが接触し始めるシンクロ位置で、インターナルレバー16の移動を停止させるので、第1シンクロナイザリング211と出力ギヤ220とを緩やかに接触させることができる。これにより、ギヤ入れのシンクロ時において変速機2に生じる荷重を低減させることができる。
次に、第1〜第4実施例および比較例について説明する。
特開2012−97803号公報に示す構成を備える電動アクチュエータ21を用いて、変速機構5(図2参照)を4速から3速にシフトダウンさせるシフト変速試験を2回行った。各変速試験では、変速機構5において4速位置から第3中立位置N3までの距離および第3中立位置N3から3速位置までの距離をたとえばそれぞれ12(mm)とし、第3中立位置N3から3速出力用の出力ギヤ220(図2参照)に対応するシンクロ位置までの距離を、たとえば7(mm)とした。
特開2012−97803号公報に示す構成を備える電動アクチュエータ21を用いて、変速機構5(図2参照)を4速から3速にシフトダウンさせるシフト変速試験を2回行った。各変速試験では、変速機構5において4速位置から第3中立位置N3までの距離および第3中立位置N3から3速位置までの距離をたとえばそれぞれ12(mm)とし、第3中立位置N3から3速出力用の出力ギヤ220(図2参照)に対応するシンクロ位置までの距離を、たとえば7(mm)とした。
1回目のシフト変速試験では、エンジン側の回転数を1053(rpm)とし、出力軸200(図2参照)の回転数を450(rpm)とし、次にそれぞれ述べる実施例1および比較例の変速操作を行った。
第1実施例では、図5に示す変速操作制御を行った。インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とし、また、一時停止期間を150(msec)とした。
第1実施例では、図5に示す変速操作制御を行った。インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とし、また、一時停止期間を150(msec)とした。
比較例では、一時停止期間を設けなかった。すなわち、第3中立位置N3から第3位置まで連続して移動させた。また、インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とした。その結果を、図6および図7にそれぞれ示す。
図6および図7は、4速から3速にシフトダウンさせる場合におけるインターナルレバー位置(インターナルレバー16の他端部16Bの位置)の変化、およびシンクロ荷重の変化を示すグラフである。図6に実施例1を示し、図7に比較例を示す。
図6および図7は、4速から3速にシフトダウンさせる場合におけるインターナルレバー位置(インターナルレバー16の他端部16Bの位置)の変化、およびシンクロ荷重の変化を示すグラフである。図6に実施例1を示し、図7に比較例を示す。
図6および図7に示すように、シンクロ状態になると、インターナルレバー16に大荷重が急激に作用する。シンクロ状態中には、その初期に大荷重がほぼ一定大きさで続き、その後、荷重変動が上下動する。シンクロ状態の終了後、荷重変動の多少の振幅は見られるものの零に収束する。
図6および図7から、一時停止期間を設ける場合には、一時停止期間を設けない場合と比べて、シンクロ状態の初期時の荷重(以下「シンクロ荷重」という場合がある)が低減することがわかった。また、時停止期間を設ける場合には、一時停止期間を設けない場合と比べて、シンクロ状態の最大荷重(以下「シンクロ最大荷重」という場合がある)が低減することがわかった。
図6および図7から、一時停止期間を設ける場合には、一時停止期間を設けない場合と比べて、シンクロ状態の初期時の荷重(以下「シンクロ荷重」という場合がある)が低減することがわかった。また、時停止期間を設ける場合には、一時停止期間を設けない場合と比べて、シンクロ状態の最大荷重(以下「シンクロ最大荷重」という場合がある)が低減することがわかった。
2回目のシフト変速試験では、エンジン側の回転数を2878(rpm)とし、出力軸200(図2参照)の回転数を1230(rpm)とし、次にそれぞれ述べる第2〜第4実施例の変速操作を行った。
実施例2では、図5に示す変速操作制御を行った。インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とし、また、一時停止期間を150(msec)とした。
実施例2では、図5に示す変速操作制御を行った。インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とし、また、一時停止期間を150(msec)とした。
実施例3では、図5に示す変速操作制御を行った。インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とし、また、一時停止期間を200(msec)とした。
実施例4では、図5に示す変速操作制御を行った。インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とし、また、一時停止期間を250(msec)とした。
図8は、実施例2〜4のシンクロ荷重およびシンクロ最大荷重を示す図である。
実施例4では、図5に示す変速操作制御を行った。インターナルレバー16の他端部16Bの移動速度を約100(mm/sec)とし、また、一時停止期間を250(msec)とした。
図8は、実施例2〜4のシンクロ荷重およびシンクロ最大荷重を示す図である。
図8から、一時停止期間が長くなるにしたがって、シンクロ荷重が低減することがわかった。また、一時停止期間が約200(msec)でシンクロ最大荷重が最も低く、それよりも一時停止期間が長い/短いと、シンクロ最大荷重がやや増大することがわかった。以上により、一時停止期間は約200(msec)が最適であるということがわかった。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2…変速機、3…変速駆動装置、10A…シフトロッド、10B…シフトロッド、10C…シフトロッド、10D…シフトロッド、11…シフトフォーク、15…シフトセレクト軸(操作軸)、16…インターナルレバー(シフトレバー)、21…電動アクチュエータ、88…制御部(シフト動作制御手段、シンクロ位置停止制御手段)、24…シフト変換機構(保持手段)、25…セレクト変換機構(保持手段)、201…クラッチスリーブ、211…第1シンクロナイザリング(シンクロ部材)、220…出力ギヤ(連結対象ギヤ)
Claims (3)
- 複数のシフトロッドと、各シフトロッドに固定され、被操作部材を操作するためのシフトフォークとを有し、被操作部材の操作によりシンクロ部材が連結対象ギヤに接触させられることにより当該連結対象ギヤに前記被操作部材を連結させる変速機を駆動するための変速駆動装置であって、
前記複数のシフトロッドに連結可能に設けられたシフトレバーと、
前記シフトレバーが同伴回転可能に連結された操作軸と、
前記操作軸を軸まわりに回動させるための電動アクチュエータと、
前記電動アクチュエータを制御して前記操作軸を軸まわりに回動させて、前記シフトレバーをシフト動作させるシフト動作制御手段とを含み、
前記シフト動作制御手段は、前記シフトレバーを前記シフトロッドの軸方向に移動させるとともに、移動中の前記シフトレバーが前記シンクロ部材が連結対象ギヤに接触するようなシンクロ位置に達すると、前記シフトレバーの移動を予め定める期間停止させ、その期間の経過後前記シフトレバーの移動を再開させるシンクロ位置停止制御手段を含む、変速駆動装置。 - 前記電動アクチュエータは、所定の荷重で、前記シフトレバーを所望の位置に静止保持させる静止保持手段をさらに含む、請求項1に記載の変速駆動装置。
- 前記予め定める期間の長さは200(msec)に設定されている、請求項1または2に記載の変速駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012263142A JP2014109310A (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 変速駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012263142A JP2014109310A (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 変速駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014109310A true JP2014109310A (ja) | 2014-06-12 |
Family
ID=51030072
Family Applications (1)
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JP2012263142A Pending JP2014109310A (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 変速駆動装置 |
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JP (1) | JP2014109310A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017129245A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | いすゞ自動車株式会社 | 変速機の制御装置 |
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2012
- 2012-11-30 JP JP2012263142A patent/JP2014109310A/ja active Pending
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