JP2014109167A - 平面往復式駐車装置とその運転方法 - Google Patents

平面往復式駐車装置とその運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014109167A
JP2014109167A JP2012265141A JP2012265141A JP2014109167A JP 2014109167 A JP2014109167 A JP 2014109167A JP 2012265141 A JP2012265141 A JP 2012265141A JP 2012265141 A JP2012265141 A JP 2012265141A JP 2014109167 A JP2014109167 A JP 2014109167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
lift
carriage
underground space
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012265141A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Yamada
圭介 山田
Wataru Ichiki
渡 一木
Hiroyuki Shinozuka
博之 篠塚
Kazuhiko Yagyu
和彦 柳生
Yuichiro Haga
雄一郎 芳賀
Kai Miyake
海 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Transport Machinery Co Ltd
Original Assignee
IHI Transport Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Transport Machinery Co Ltd filed Critical IHI Transport Machinery Co Ltd
Priority to JP2012265141A priority Critical patent/JP2014109167A/ja
Publication of JP2014109167A publication Critical patent/JP2014109167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】地下空間の床面からリフトピットを無くすことができ、かつ移動台車上に補助リフトを設ける必要がなく、これにより移動台車の大型化、重量化及び性能低下と装置全高の増加を回避することができる平面往復式駐車装置とその運転方法を提供する。
【解決手段】リフト10が、パレット2を車両乗込み高さFLと地下空間の最下層より上に位置する中間層との間で昇降させる主リフト12と、主リフト12より下方においてパレット2を地下空間の中間層と最下層との間で昇降させる補助リフト20とを備える。主リフト12により車両1を載せたパレット2を車両乗込み高さFLから中間層に位置する移動台車8B上に載せ替え、補助リフト20により中間層に位置する移動台車8B上のパレット2を中間層から最下層に位置する移動台車8A上に載せ替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、機械式駐車装置に係り、さらに詳しくは平面往復式駐車装置とその運転方法に関する。
パレット上に車両を載せて作動する機械式駐車装置として、エレベータ方式、垂直循環方式、多層循環方式、水平循環方式、平面往復方式、二段方式、多段方式、等が知られている。
このうち平面往復方式の機械式駐車装置(以下、「平面往復式駐車装置」と呼ぶ)は、特に地下式駐車装置に適しており、地下空間に多段(複数層)に設置された格納棚と、格納棚に沿って水平に移動する移動台車と、地上と地下との間を昇降するリフトとを備え、地上においてパレット上に車両が入庫し、リフトによりパレットを地上から地下空間まで下降させて移動台車上に載せ替え、移動台車が空の格納棚に隣接する位置まで水平移動し、格納棚内にパレットを水平移動して格納する。またこの逆の動作で車両を載せたパレットを地上まで移動して車両を出庫させるようになっている。
平面往復式駐車装置では、地上に位置するパレットへの車両の入出庫を容易にするため、パレットを昇降させるリフトは、パレットを下方から支持し、パレットの上方に突出する機構部分がないようになっている。
このため、リフトは、昇降ガイド部からパレットの支持面までの高さが長くなり、その分、地下空間の最下層においてもパレットの下方に昇降ガイド部が突出するので、駐車装置の設置空間の床面に昇降ガイド部が下降できるようにリフトピットを設ける必要があった。
しかし、地下空間の床面にリフトピットを設けると、床面をその分厚くするか、その下の階下の天井に無駄な突起部を設ける必要があり、地下空間の利用効率が低下し、建物の製作費用が増大する。
そこで、リフトピットを不要とするピットレス形式の機械式駐車装置が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2001−220912号公報 特開2006−161327号公報
特許文献1、2のピットレス形式の機械式駐車装置は、最下層で水平移動する移動台車上に、最下層とその上の層(中間層)との間でパレットを昇降させる補助リフトを設け、中間層においてリフトからパレットを移動台車上に載せ替え、次いで移動台車上の補助リフトによりパレットを中間層から最下層に下降させるものである。
しかし、かかる従来のピットレス形式の機械式駐車装置は、移動台車上に補助リフトを設け、かつこの補助リフト上に格納棚との間でパレットを横行させる横行機構を設ける必要がある。このため、移動台車は大型化かつ重量化し、移動台車の性能(速度、エネルギー効率)が低下する。また、移動台車の高さが大きくなり、機械式駐車装置全体の高さが大きくなる問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、地下空間の床面からリフトピットを無くすことができ、かつ移動台車上に補助リフトを設ける必要がなく、これにより移動台車の大型化、重量化及び性能低下と装置全高の増加を回避することができる平面往復式駐車装置とその運転方法を提供することにある。
本発明によれば、地下空間の床面上に設置された複数層の格納棚と、各層の格納棚に沿って水平に移動する複数の移動台車と、地上と地下空間との間を昇降するリフトとを備え、地上の車両乗込み高さにおいてパレット上に車両を載せ、リフトによりパレットを地上から地下空間まで下降させて移動台車上に載せ替え、移動台車を目的の格納棚まで水平移動させ、パレットを横行移動して格納棚内に格納する平面往復式駐車装置であって、
前記リフトは、パレットを前記車両乗込み高さと地下空間の最下層より上に位置する中間層との間で昇降させる主リフトと、主リフトより下方においてパレットを地下空間の前記中間層と最下層との間で昇降させる補助リフトとを備える、ことを特徴とする平面往復式駐車装置が提供される。
本発明の実施形態によれば、パレットが昇降する昇降空間の外側であってパレットの長さ方向及び幅方向の外側に位置し、地下空間の床面から地上の車両乗込み高さの近傍まで鉛直に延びる4本の昇降ガイドを備え、
前記主リフトと補助リフトは、パレットの長手方向又は幅方向の両側に設けられ、前記両側が互いに同期して昇降するそれぞれ1対の主リフトフレームと補助リフトフレームを備え、
各主リフトフレームと各補助リフトフレームは、昇降ガイドにより姿勢を保持したまま昇降可能に案内される第1ガイド部と第2ガイド部をそれぞれ有し、
各主リフトフレームは、さらに第1ガイド部の内側から上方に延び上端部上面でパレットの下面を支持する第1支持部を有し、
各補助リフトフレームは、さらに第2ガイド部の内側から内方又は下方に延び下端部上面でパレットの下面を支持する第2支持部を有し、
第2ガイド部は、最下層に位置する移動台車の下方かつ地下空間の床面より上方であって、第2支持部が前記移動台車と干渉しない高さまで下降する。
また、移動台車がその上を走行可能であり、パレットの幅方向の外側かつ両側に水平に延びる複数層の台車走行レールを備え、
各層の台車走行レールは、4本の昇降ガイドの内側に水平に延びる内側レールと、内側レールの両端から内方端が第1隙間を隔てて位置し4本の昇降ガイドの外側に水平に延びる外側レールとからなり、
前記主リフトと補助リフトは、前記台車走行レールと干渉することなく前記第1隙間を昇降可能に構成されている。
また本発明によれば、地下空間の床面上に設置された複数層の格納棚と、各層の格納棚に沿って水平に移動する複数の移動台車と、地上と地下空間との間を昇降するリフトとを備え、地上の車両乗込み高さにおいてパレット上に車両を載せ、リフトによりパレットを地上から地下空間まで下降させて移動台車上に載せ替え、移動台車を目的の格納棚まで水平移動させ、パレットを横行移動して格納棚内に格納する平面往復式駐車装置の運転方法であって、
前記リフトは、パレットを前記車両乗込み高さと地下空間の最下層より上に位置する中間層との間で昇降させる主リフトと、主リフトより下方においてパレットを地下空間の前記中間層と最下層との間で昇降させる補助リフトとを備え、
主リフトにより車両を載せたパレットを前記車両乗込み高さから中間層に位置する移動台車上に載せ替え、
補助リフトにより中間層に位置する移動台車上のパレットを中間層から最下層に位置する移動台車上に載せ替える、ことを特徴とする平面往復式駐車装置の運転方法が提供される。
本発明の実施形態によれば、(A)パレットの長手方向又は幅方向の両側に設けられ互いに同期して昇降する主リフトフレームによりパレットを車両乗込み高さから下降させ、中間層に位置する移動台車上に載せ替え、主リフトフレームは中間層の下方に退避し、
(B)前記中間層の移動台車を水平移動してリフト位置から退避させ、
(C)主リフトフレームを中間層より上方に上昇して退避させ、前記中間層の移動台車を水平移動してリフト位置に復帰させ、
(D)主リフトフレームより下方においてパレットの長手方向又は幅方向の両側に設けられ互いに同期して昇降する補助リフトフレームを上昇させて前記パレットを補助リフトフレーム上に載せ替え、前記中間層の移動台車を水平移動してリフト位置から退避させ、
(E)補助リフトフレームを下降させて最下層に位置する移動台車上に載せ替え、
(F)最下層の移動台車を目的の格納棚に水平移動してパレットを格納する。
上記本発明の装置及び方法によれば、リフトがパレットを車両乗込み高さと中間層との間で昇降させる主リフトと、主リフトより下方においてパレットを中間層と最下層との間で昇降させる補助リフトとを備え、主リフトによりパレットを車両乗込み高さから中間層に位置する移動台車上に載せ替え、補助リフトにより中間層に位置する移動台車上のパレットを中間層から最下層に位置する移動台車上に載せ替えるので、補助リフトを案内する昇降ガイド部(第2支持部)の下端からパレットの支持面までの高さを大幅に低くでき、地下空間の床面からリフトピットを無くすことができる。
また、本発明の装置及び方法によれば、補助リフトを移動台車上に設ける必要がなく、これにより移動台車の大型化、重量化、及び性能低下と、装置全高の増加を回避することができる。
本発明による平面往復式駐車装置の模式的正面図である。 図1の平面図である。 本発明による平面往復式駐車装置のリフト部の正面図である。 図3のA−A線における断面図である。 図3のB−B線における断面図である。 本発明による平面往復式駐車装置の運転方法の全体フロー図である。 S1〜S6の各ステップに相当する模式図である。 S7〜S10の各ステップに相当する模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明による平面往復式駐車装置の模式的正面図であり、図2は、図1の平面図である。
図1、図2において、1は車両、2は車両1を載せるパレットである。
本発明の平面往復式駐車装置は、地下空間の床面4上に設置された複数層の格納棚6と、各層の格納棚6に沿って水平に移動する複数の移動台車8と、地上と地下空間との間を昇降するリフト10とを備え、地上の車両乗込み高さFLにおいてパレット2上に車両1を載せ、リフト10によりパレット2を地上から地下空間まで下降させて移動台車8上に載せ替え、移動台車8を目的の格納棚6まで水平移動させ、パレット2を横行移動して格納棚6内に格納する。
複数層の格納棚6は、この例では最下層から順に格納棚6A、6B、6Cからなり、それぞれ最下層、最下層の上の第1中間層、第1中間層の上の第2中間層に対応する。
なお、格納棚6は、2層であっても、4層以上であってもよい。
複数の移動台車8は、この例では、最下層、第1中間層、第2中間層にそれぞれ対応する移動台車8A、8B、8Cからなる。
図1において、リフト10は、主リフト12と補助リフト20を備える。
主リフト12は、パレット2を車両乗込み高さFLと地下空間の最下層より上に位置する第1中間層との間で昇降させるようになっている。また補助リフト20は、主リフト12より下方においてパレット2を地下空間の第1中間層と最下層との間で昇降させるようになっている。
なお、本発明はこの構成に限定されず、主リフト12と補助リフト20を第1中間層以外の中間層との間で昇降させてもよい。
図2において、格納棚6は、移動台車8の走行ライン(図で左右方向)に対し、その両側に設けられている。
なお、本発明はこの構成に限定させず、移動台車8の走行ラインの片側のみでもよく、或いは片側又は両側に2列以上設けてもよい。
上述した主リフト12と補助リフト20を用い、本発明による平面往復式駐車装置の運転方法は、図1に示した主リフト12により車両1を載せたパレット2を車両乗込み高さFLから中間層に位置する移動台車8上に載せ替え、次いで、補助リフト20により中間層に位置する移動台車8上のパレット2を第1中間層から最下層に位置する移動台車8A上に載せ替えるようになっている。
この運転方法の詳細は、後述する。
図3は、本発明による平面往復式駐車装置のリフト部の正面図である。
この図において、複数層の格納棚6は、この例では最下層から順に格納棚6A、6B、6C、6Dからなり、それぞれ最下層、第1中間層、第2中間層、第2中間層の上の第3中間層に対応する。
以下区別が必要な場合を除き、第1中間層〜第3中間層を単に「中間層」と呼ぶ。
図3において、本発明の平面往復式駐車装置は、地下空間の床面4から地上の車両乗込み高さFLの近傍まで鉛直に延びる4本(図では左右2本のみ示す)の昇降ガイド16を備える。
この昇降ガイド16は、下端から上端まで切れ間なく連続的に構成されている。昇降ガイド16は、この例ではH型鋼であるが、断面形状が一定である限り、その他の部材であってもよい。
図4は、図3のA−A線における断面図であり、図5は、図3のB−B線における断面図である。
図4、図5は、第1中間層及び最下層の移動台車8B、8Aが、それぞれリフト位置に位置する状態を示している。ここで、「リフト位置」とは、主リフト12又は補助リフト20との間でパレット2を載せ替える際の予め設定された移動台車8B、8Aの停止位置を意味する。なおこれらの図で、パレット2は矩形の2点鎖線で示している。
図4、図5において、4本の昇降ガイド16は、パレット2が昇降する昇降空間3の外側であってパレット2の長さ方向及び幅方向の外側に位置する。
また、本発明の平面往復式駐車装置は、移動台車8B、8Aがその上を走行可能であり、パレット2の幅方向の外側かつ両側に水平に延びる複数層の台車走行レール18を備える。
各層の台車走行レール18は、4本の昇降ガイド16の内側に水平に延びる内側レール18aと、内側レール18aの両端から内方端が第1隙間Cを隔てて位置し4本の昇降ガイド16の外側に水平に延びる外側レール18bとからなる。
移動台車8B、8Aは、台車走行レール18上を走行するための車輪9aと、その上に載せたパレット2を幅方向(図で上下方向)に横行させるための横行装置9b(いわゆるトンボ機構)とを備える。
車輪9aは、この例では移動台車8B、8Aの4隅に3つずつ、計12が設けられており、そのうちの一部が駆動され、台車走行レール18の第1隙間Cを水平を維持したまま円滑に通過できるようになっている。なお車輪9aは、4隅に2つずつであってもよい。
横行装置9b(トンボ機構)は、この例では、移動台車8B、8Aの中央部に設けられ、鉛直軸を中心に水平回転するアームの先端とパレット2の下面に設けられた係合溝との係合により、パレット2を幅方向(図で上下方向)に横行させるようになっている。なおこの構成は必須ではなく、その他の横行装置であってもよい。
なお上述した昇降ガイド16、台車走行レール18、及び移動台車8B、8Aは、図4、図5において同一である。
図4、図5において、主リフト12と補助リフト20は、パレット2の長手方向の両側に設けられ、互いに同期して昇降するそれぞれ1対の主リフトフレーム13と補助リフトフレーム22を備える。なお、主リフト12と補助リフト20は、パレット2の幅方向の両側に設けてもよい。
各主リフトフレーム13と各補助リフトフレーム22は、昇降ガイド16により姿勢を保持したまま昇降可能に案内される第1ガイド部13aと第2ガイド部22aをそれぞれ有する。
図4において、第1ガイド部13aは、幅方向(図で上下方向)に対向して位置する1対の昇降ガイド16によりそれぞれ姿勢を保持したまま昇降可能に案内される1対の両端部材14aと、その間を連結して幅方向に延びる中間部材14bとからなる。中間部材14bは、台車走行レール18の第1隙間Cの間を上下方向に通過できるようになっている。
図5において、第2ガイド部22aは、幅方向(図で上下方向)に対向して位置する1対の昇降ガイド16によりそれぞれ姿勢を保持したまま昇降可能に案内される1対の両端部材23aと、その間を連結して幅方向に延びる中間部材23bとからなる。中間部材23bは、台車走行レール18の第1隙間Cの間を上下方向に通過できるようになっている。
なお図4、図5において、上述した主リフトフレーム13と補助リフトフレーム22、第1ガイド部13aと第2ガイド部22a及び後述する第1支持部13bと第2支持部22bは、上方から見た平面視において、実質的に同一位置に位置する。
図3において、各主リフトフレーム13は、さらに第1ガイド部13aの内側から上方に延び上端部上面cでパレット2の下面を支持する1対(図4参照)の第1支持部13bを有する。
すなわち図3において左右の第1支持部13bは、第1ガイド部13aの中間部材14bに下端が固定され、その内側で上方に延び、その上端部上面cでパレット2の長さ方向両端部を支持するようになっている。
図3において、主リフト12は、1対の主リフトフレーム13を4本の昇降ガイド16に沿って同期して昇降させる吊上げ装置15を備える。
吊上げ装置15は、車両乗込み高さFLの下部に、パレット2と干渉しない位置に設けられている。吊上げ装置15は、4本の昇降ガイド16の内側に沿って4本の吊りワイヤ15aを同期して昇降可能に吊り下げている。
この4本の吊りワイヤ15aの下端は、第1ガイド部13aの両端部材14a(図4のaの位置)に固定され、4本の吊りワイヤ15aが同期して昇降することにより、1対の主リフトフレーム13が昇降ガイド16に沿って姿勢を保持したまま同期して昇降するようになっている。
吊上げ装置15による主リフトフレーム13の昇降速度は、車両乗込み高さFLと中間層との間を短時間で昇降できるように高速(例えば100〜150m/min)に設定されている。
主リフト12(すなわち主リフトフレーム13)の昇降範囲は、パレット2を車両乗込み高さFLと地下空間の最下層の間で昇降させる範囲である。すなわち、主リフトフレーム13の上限は、パレット2が車両乗込み高さFLに位置するときの支持位置、その下限は最下層の上に位置する第1中間層に移動台車8Bが位置するときに第1中間層より下方であって第1中間層の移動台車8Bの走行と干渉しない高さに設定されている。
図3において、各補助リフトフレーム22は、さらに第2ガイド部22aの内側から内方に延び下端部上面dでパレット2の下面を支持する1対(図5参照)の第2支持部22bを有する。
すなわち図3において左右の第2支持部22bは、第2ガイド部22aの中間部材23bに上端が固定され、その内側で内方に延び、その下端部上面dでパレット2の長さ方向両端部を支持するようになっている。なお、第2支持部22bは第2ガイド部22aの内側から下方に延びてもよい。
図3において、補助リフト20は、地下空間の中間層と最下層の間で1対の補助リフトフレーム22を4本の昇降ガイド16の内側に沿って同期して昇降させる補助昇降装置24を備える。
補助昇降装置24は、図3において、長手方向両側の4本の昇降ガイド16の外側に設けられ昇降ガイド16に沿って鉛直に上下動可能な4本(図では2本のみ示す)のチェーン24aと、4本のチェーン24aを同期して駆動する図示しないチェーン駆動装置とを有する。
この4本のチェーン24aの一部(この例では一端)が、第2ガイド部22aの両端部材23a(図5のbの位置)に固定され、4本のチェーン24aが同期して上下動することにより、1対の補助リフトフレーム22が昇降ガイド16に沿って姿勢を保持したまま同期して昇降するようになっている。
補助昇降装置24による補助リフトフレーム22の昇降速度は、昇降距離が短いため、吊上げ装置15よりも低速(例えば20〜30m/min)に設定されている。
補助リフト20(すなわち補助リフトフレーム22)の昇降範囲は、パレット2を地下空間の第1中間層と最下層との間で昇降させる範囲である。すなわち、補助リフトフレーム22の上限は、第1中間層に移動台車8Bが位置するときに移動台車8Bより上方であって移動台車8Bの走行と干渉しない高さであり、その下限は最下層の移動台車8Aより下方かつ地下空間の床面4より上方であって、第2支持部22bが移動台車8Aの走行と干渉しない高さに設定されている。
なお、本発明はこの構成に限定されず、補助リフト20を第1中間層以外の中間層との間で昇降させてもよい。
この構成により、補助リフト20の第2支持部22bは、最下層に位置する移動台車8A上にパレット2を残して、移動台車8Aと干渉しない高さまで下降可能であり、かつその位置で下端が地下空間の床面4より上方に位置することができる。
主リフト12と補助リフト20の第1ガイド部13aと第2支持部22bは、共通する4本の昇降ガイド16によってそれぞれ案内される。また、主リフト12と補助リフト20の下限位置において、第1ガイド部13aと第2支持部22bが互い干渉しないように、それぞれの高さが設定されている。
また図4、図5において、第1支持部13bと第2支持部22bは、上方から見た平面視において台車走行レール18B、18Aと干渉せず、パレット2の両端部を直接支持できるように位置決めされている。
上述した構成により、移動台車8B、8Aが、リフト位置に位置するときに、第1支持部13b又は第2支持部22bで両端支持されたパレット2を、第1支持部13b又は第2支持部22bの下降により、移動台車8B又は移動台車8Aの上に載せ替えることができる。
また、逆に、移動台車8B又は移動台車8Aの上のパレット2を、第1支持部13b又は第2支持部22bの上昇により、第1支持部13b又は第2支持部22bで両端支持して主リフトフレーム13又は補助リフトフレーム22に載せ替えることができる。
図6は、本発明による平面往復式駐車装置の運転方法の全体フロー図である。
この図において、本発明の方法は、S1〜S10の各ステップ(工程)からなる。
図7は、S1〜S6の各ステップに相当する模式図であり、図8は、S7〜S10の各ステップに相当する模式図である。
以下、図6〜図8を用いて、本発明の方法を説明する。
初めに、地上の車両乗込み高さFLにおいて、車両1が入庫し、パレット2上に車両1を載せる(S1、図7A)。
次いで、主リフトフレーム13によりパレット2を車両乗込み高さFLから下降させ(S2、図7B)、中間層に位置する移動台車8B上に載せ替え(S3、図7C)、主リフトフレーム13は中間層の下方に退避する(S3、図7C)。
次に、中間層の移動台車8Bを水平移動してリフト位置から退避させる(S4、図7D)。
次いで、主リフトフレーム13を中間層より上方に上昇させ(S5、図7E)、中間層の移動台車8Bを水平移動してリフト位置に復帰させる(S6、図7F)。
上述した、S1〜S6により、主リフト12により車両1を載せたパレット2を車両乗込み高さFLから中間層に位置する移動台車8B上に載せ替えることができる。
次に、補助リフトフレーム22を上昇させて移動台車8B上のパレット2を補助リフトフレーム22上に載せ替え(S7、図8G)、中間層の移動台車8Bを水平移動してリフト位置から退避させる(S8、図8H)。
次いで、補助リフトフレーム22を下降させて最下層に位置する移動台車8A上に載せ替える(S9、図8I)。
上述した、S7〜S9により、補助リフト20により中間層に位置する移動台車8B上のパレット2を中間層から最下層に位置する移動台車8A上に載せ替えることができる。
次いで、最下層の移動台車8Aを目的の格納棚6に水平移動してパレット2を格納する(S10、図8J)。
なおこの逆の動作で車両1を載せたパレット2を地上まで移動して車両1を出庫させることができる。空のパレット2を地上まで移動する場合も同様である。
上述した本発明の装置及び方法によれば、リフト10がパレット2を車両乗込み高さFLと中間層との間で昇降させる主リフト12と、主リフト12より下方においてパレット2を中間層と最下層との間で昇降させる補助リフト20とを備え、主リフト12によりパレット2を車両乗込み高さFLから中間層に位置する移動台車8B上に載せ替え、補助リフト20により中間層に位置する移動台車8B上のパレット2を中間層から最下層に位置する移動台車8A上に載せ替えるので、補助リフト20を案内する昇降ガイド部(第2支持部22b)の下端からパレット2の支持面までの高さを大幅に低くでき、地下空間の床面4からリフトピットを無くすことができる。
また、本発明の装置及び方法によれば、補助リフト20を移動台車8上に設ける必要がなく、これにより移動台車8の大型化、重量化、及び性能低下と、装置全高の増加を回避することができる。
なお本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 車両、2 パレット、4 床面、
6(6A、6B、6C、6D) 格納棚、
8(8A、8B、8C) 移動台車、
9a 車輪、9b 横行装置(トンボ機構)、
10 リフト、12 主リフト、13 主リフトフレーム、
13a 第1ガイド部、13b 第1支持部、
14a 両端部材、14b 中間部材、
15 吊上げ装置、15a 吊りワイヤ、
16 昇降ガイド、18 台車走行レール、
18a 内側レール、18b 外側レール、
20 補助リフト、22 補助リフトフレーム、
22a 第2ガイド部、22b 第2支持部、
23a 両端部材、23b 中間部材、
24 補助昇降装置、24a チェーン

Claims (5)

  1. 地下空間の床面上に設置された複数層の格納棚と、各層の格納棚に沿って水平に移動する複数の移動台車と、地上と地下空間との間を昇降するリフトとを備え、地上の車両乗込み高さにおいてパレット上に車両を載せ、リフトによりパレットを地上から地下空間まで下降させて移動台車上に載せ替え、移動台車を目的の格納棚まで水平移動させ、パレットを横行移動して格納棚内に格納する平面往復式駐車装置であって、
    前記リフトは、パレットを前記車両乗込み高さと地下空間の最下層より上に位置する中間層との間で昇降させる主リフトと、主リフトより下方においてパレットを地下空間の前記中間層と最下層との間で昇降させる補助リフトとを備える、ことを特徴とする平面往復式駐車装置。
  2. パレットが昇降する昇降空間の外側であってパレットの長さ方向及び幅方向の外側に位置し、地下空間の床面から地上の車両乗込み高さの近傍まで鉛直に延びる4本の昇降ガイドを備え、
    前記主リフトと補助リフトは、パレットの長手方向又は幅方向の両側に設けられ、前記両側が互いに同期して昇降するそれぞれ1対の主リフトフレームと補助リフトフレームを備え、
    各主リフトフレームと各補助リフトフレームは、昇降ガイドにより姿勢を保持したまま昇降可能に案内される第1ガイド部と第2ガイド部をそれぞれ有し、
    各主リフトフレームは、さらに第1ガイド部の内側から上方に延び上端部上面でパレットの下面を支持する第1支持部を有し、
    各補助リフトフレームは、さらに第2ガイド部の内側から内方又は下方に延び下端部上面でパレットの下面を支持する第2支持部を有し、
    第2ガイド部は、最下層に位置する移動台車の下方かつ地下空間の床面より上方であって、第2支持部が前記移動台車と干渉しない高さまで下降する、ことを特徴とする請求項1に記載の平面往復式駐車装置。
  3. 移動台車がその上を走行可能であり、パレットの幅方向の外側かつ両側に水平に延びる複数層の台車走行レールを備え、
    各層の台車走行レールは、4本の昇降ガイドの内側に水平に延びる内側レールと、内側レールの両端から内方端が第1隙間を隔てて位置し4本の昇降ガイドの外側に水平に延びる外側レールとからなり、
    前記主リフトと補助リフトは、前記台車走行レールと干渉することなく前記第1隙間を昇降可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の平面往復式駐車装置。
  4. 地下空間の床面上に設置された複数層の格納棚と、各層の格納棚に沿って水平に移動する複数の移動台車と、地上と地下空間との間を昇降するリフトとを備え、地上の車両乗込み高さにおいてパレット上に車両を載せ、リフトによりパレットを地上から地下空間まで下降させて移動台車上に載せ替え、移動台車を目的の格納棚まで水平移動させ、パレットを横行移動して格納棚内に格納する平面往復式駐車装置の運転方法であって、
    前記リフトは、パレットを前記車両乗込み高さと地下空間の最下層より上に位置する中間層との間で昇降させる主リフトと、主リフトより下方においてパレットを地下空間の前記中間層と最下層との間で昇降させる補助リフトとを備え、
    主リフトにより車両を載せたパレットを前記車両乗込み高さから中間層に位置する移動台車上に載せ替え、
    補助リフトにより中間層に位置する移動台車上のパレットを中間層から最下層に位置する移動台車上に載せ替える、ことを特徴とする平面往復式駐車装置の運転方法。
  5. (A)パレットの長手方向又は幅方向の両側に設けられ互いに同期して昇降する主リフトフレームによりパレットを車両乗込み高さから下降させ、中間層に位置する移動台車上に載せ替え、主リフトフレームは中間層の下方に退避し、
    (B)前記中間層の移動台車を水平移動してリフト位置から退避させ、
    (C)主リフトフレームを中間層より上方に上昇して退避させ、前記中間層の移動台車を水平移動してリフト位置に復帰させ、
    (D)主リフトフレームより下方においてパレットの長手方向又は幅方向の両側に設けられ互いに同期して昇降する補助リフトフレームを上昇させて前記パレットを補助リフトフレーム上に載せ替え、前記中間層の移動台車を水平移動してリフト位置から退避させ、
    (E)補助リフトフレームを下降させて最下層に位置する移動台車上に載せ替え、
    (F)最下層の移動台車を目的の格納棚に水平移動してパレットを格納する、ことを特徴とする請求項4に記載の平面往復式駐車装置の運転方法。



JP2012265141A 2012-12-04 2012-12-04 平面往復式駐車装置とその運転方法 Pending JP2014109167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265141A JP2014109167A (ja) 2012-12-04 2012-12-04 平面往復式駐車装置とその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265141A JP2014109167A (ja) 2012-12-04 2012-12-04 平面往復式駐車装置とその運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014109167A true JP2014109167A (ja) 2014-06-12

Family

ID=51029969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012265141A Pending JP2014109167A (ja) 2012-12-04 2012-12-04 平面往復式駐車装置とその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014109167A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109989607A (zh) * 2019-04-25 2019-07-09 宝鸡文理学院 一种基于ar技术的入地式多层智能升降停车系统
CN110607932A (zh) * 2018-06-15 2019-12-24 王国凡 一种智能环保立体空中停车场
CN110689231A (zh) * 2019-09-03 2020-01-14 耀灵人工智能(浙江)有限公司 一种城域地下空间的智能管理方法与系统
JP2020097874A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 Ihi運搬機械株式会社 機械式駐車装置とその制御方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110607932A (zh) * 2018-06-15 2019-12-24 王国凡 一种智能环保立体空中停车场
JP2020097874A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 Ihi運搬機械株式会社 機械式駐車装置とその制御方法
JP7197345B2 (ja) 2018-12-19 2022-12-27 Ihi運搬機械株式会社 機械式駐車装置とその制御方法
JP7427751B2 (ja) 2018-12-19 2024-02-05 Ihi運搬機械株式会社 機械式駐車装置とその制御方法
CN109989607A (zh) * 2019-04-25 2019-07-09 宝鸡文理学院 一种基于ar技术的入地式多层智能升降停车系统
CN110689231A (zh) * 2019-09-03 2020-01-14 耀灵人工智能(浙江)有限公司 一种城域地下空间的智能管理方法与系统
CN110689231B (zh) * 2019-09-03 2023-01-06 耀灵人工智能(浙江)有限公司 一种城域地下空间的智能管理方法与系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104302562B (zh) 搬运系统以及搬运系统中的物品的临时保管方法
TWI636940B (zh) Temporary storage system, transfer system using it, and temporary storage method
US20210179355A1 (en) An automated storage and retrieval system, a method of operating the system and a multi trolley vehicle
JP6168476B2 (ja) 搬送台車と搬送台車システム
CN105775547A (zh) 产品立体存取装置
JP2014109167A (ja) 平面往復式駐車装置とその運転方法
JP2010007271A (ja) 機械式駐車装置とその制御方法
CN111977240A (zh) 一种箱式复合提升机
CN110980097A (zh) 陶瓷大板裸砖立体存放装置
CN206753156U (zh) 一种新型立体停车库
JP2013237511A (ja) カゴ台車用移載装置
JP2007056653A (ja) 走行路に配置した横行装置
JP6870370B2 (ja) スタッカクレーン、および、自動倉庫
KR20090009513U (ko) 고양정 스태커크레인의 소형 경량화구조
JP6006100B2 (ja) 機械式駐車装置
JP6435704B2 (ja) 搬送保管システム
JP6533086B2 (ja) フォーク式駐車装置とその運転方法
JP2006207359A (ja) 乗込口の横行装置
JP2015009937A (ja) 自動倉庫
JP6790719B2 (ja) 駆動台車
JP2019210776A (ja) 縦列型フォーク式駐車装置とその運転方法
JP6801364B2 (ja) 懸垂式スタッカクレーン
JP5750204B2 (ja) 駐車装置
JPS63272704A (ja) 立体収納庫
JP6448907B2 (ja) オーバーヘッド式運搬格納装置、及び自動格納・取出し式の資材収容庫