JP2014108902A - 圧電材料、および圧電材料の製造方法 - Google Patents

圧電材料、および圧電材料の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014108902A
JP2014108902A JP2012263087A JP2012263087A JP2014108902A JP 2014108902 A JP2014108902 A JP 2014108902A JP 2012263087 A JP2012263087 A JP 2012263087A JP 2012263087 A JP2012263087 A JP 2012263087A JP 2014108902 A JP2014108902 A JP 2014108902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
base material
piezoelectric material
general formula
mixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012263087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6076058B2 (ja
Inventor
Masanori Suzuki
真紀 鈴木
Akihiro Mitani
明洋 三谷
Yoshinari Oba
佳成 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2012263087A priority Critical patent/JP6076058B2/ja
Publication of JP2014108902A publication Critical patent/JP2014108902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6076058B2 publication Critical patent/JP6076058B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】圧電特性に優れ、極めて環境に優しい圧電材料を提供する。
【解決手段】一般式KNaNbTaCuα+fwt%Zn+gwt%Mn+xmol%(CaBa(1−y)TiO)で表され、当該一般式中の前記KNaNbTaCuαで表される化合物を母材として、当該母材は、αを不可避な変動値としつつ、1.000≦a+b≦1.001、0.200≦a≦0.8000、0.200≦b≦0.800、0.995≦c+d≦1.003、0.550≦c≦1.000、0.000≦d≦0.500、0.003≦e≦0.040を満たし、前記一般式中のf、g、xを前記母材に対する割合として、0.150≦f≦0.300、0.000≦g≦3.500、0.500≦x≦3.500を満たすとともに、前記一般式中の前記CaBa(1−y)TiOは、0.000≦y≦0.500を満たす圧電材料とした。
【選択図】図1

Description

本発明は圧電材料とその圧電材料の製造方法に関する。具体的には、鉛などの有害物質を含まない圧電材料に関する。
圧電材料としては、PZT(PbTiO−PbZrO)組成系セラミックスがよく知られている。PZTは、電気機械結合係数や圧電定数などの圧電特性に優れ、このPZTは、センサー、超音波モーター、フィルターなどの圧電素子に広く使用されている。
ところで、近年では、環境に対する要請から工業製品の「鉛フリー」化が急務となっている。当然、PZTも最終的に工業製品に使用されるため、圧電材料も、鉛(Pb)が含まれているPZTから、鉛を含まない他の圧電材料に置換していく必要がある。
鉛を含まない圧電材料(非鉛圧電材料)としては、一般式KNa(1−x)NbOで表される化合物(KNN)やチタン酸バリウム(BaTiO、以下BT)がよく知られている。そして、これらの圧電材料は、それ単体では、実用上問題があり、PZTに代替することはできないが、高い圧電特性を有しており、組成の一部を他の元素に置換するなどの改良を重ねることで、PZTと代替できる可能性を秘めている。
例えば、KNNの圧電特性をさらに向上させるために、KNNの組成を基本としつつ、その組成中のNbの一部をTaやSbに置換したり、Cuを含む焼結助剤を添加したりすることが知られている。一方、BTについては、キュリー温度(Tc)が約120℃と低いことから、そのTcを高めるため、BiO0.5Na0.5TiOの組成で知られる圧電材料(以下、BNT)との2成分系(BT−BNT系)として使用することも知られている(例えば、特許文献1)。さらに、以下の特許文献2には、KNNとBT−BNT系圧電材料の双方に近似する(K(1−x)(Nb1−z)Oで表される化合物(Aは、NaまたはBi,Bは、TaまたはTi)とCuとを含んだ圧電材料について記載されている。なお、圧電材料に関する一般的な技術については、以下の非特許文献1に詳しく記載されている。
特開2010−241615号公報 特開2009−96668号公報
FDK株式会社、"圧電セラミックス(技術資料)"、[online]、[平成24年11月9日検索]、インターネット<URL:http://www.fdk.co.jp/cyber-j/pdf/BZ-TEJ001.pdf>
上述したように、Pbを含まない環境に優しく、かつPZTに代替可能な非鉛系圧電材料を開発することが急務となっている。しかし、近年の更なる環境への配慮から、Pb以外の圧電材料に含まれる物質についても議論され始めている。具体的には、上記特許文献1に記載の圧電材料はBiを含み、また、特許文献2に記載の圧電材料においてもこのBiを含ませることを想定している。そして、Biは、KNN中のNbと置換可能なSbとともに有害物質である、との疑いがもたれている。
また、Biは、焼成中に揮発し、緻密化を阻害し、分極時にはリークを引き起こす原因としても知られている。さらに、特許文献1や2に記載の圧電材料では、PZTと代替可能な特性を備えるまでには至っていない。例えば、比較的比誘電率εrが高い特許文献2に記載の圧電材料であっても、その値は、900弱である。PZTとの置換を考えるのであれば、少なくとも、1200以上は必要である。
そこで本発明は、KNNの組成を基本としつつ、圧電特性に優れ、Pbはもちろん、Biなど、現時点において有毒物質の疑いがある物質も含まない極めて環境に優しい圧電材料を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、一般式KNaNbTaCuα+fwt%Zn+gwt%Mn+xmol%(CaBa(1−y)TiO)で表される圧電材料であって、
当該一般式中の前記KNaNbTaCuαで表される化合物を母材として、当該母材は、αを不可避な変動値としつつ、
1.000≦a+b≦1.001
0.200≦a≦0.8000
0.200≦b≦0.800
0.995≦c+d≦1.003
0.550≦c≦1.000
0.000≦d≦0.500
0.003≦e≦0.040を満たし、
前記一般式中のf、g、xを前記母材に対する割合として、
0.150≦f≦0.300
0.000≦g≦3.500
0.500≦x≦3.500
を満たすとともに、前記一般式中の前記CaBa(1−y)TiOは、
0.000≦y≦0.500
を満たす、
ことを特徴とする圧電材料である。
また、上記圧電材料の製造方法も本発明の範囲であって、当該製造方法に係る発明は、
前記母材の原材料を混合する第1混合ステップと、
前記第1混合ステップにより混合された前記母材の原材料を仮焼成する仮焼成ステップと、
前記仮焼成ステップを経た前記原材料を粉砕して粉体を得る粉体生成ステップと、
前記粉体生成ステップによって得た粉体と、前記一般式における母材以外の材料とを混合するする第2混合ステップと、
前記第2混合ステップにより得た混合されたものにバインダーを添加して造粒したものを所定の形状に成形した上で焼成する焼成ステップと、
を含む圧電材料の製造方法としている。
本発明によれば、極めて環境に優しく、圧電特性に優れ、PZTとの置換も可能な圧電材料を提供することができる。
本発明の実施例に係る圧電材料の製造方法を説明するための工程図である。
===本発明に想到する過程===
本発明者は、上述したBT−BNT系圧電材料の特性向上を目的として鋭意研究を重ねた結果、2成分系のBT−BNT系圧電材料について、添加剤との組み合わせを最適化したり、製造方法を工夫したりすることによって特性に優れた圧電材料を発明し、これを、先に特許出願した(特願2012−67894:以下、先発明)。しかしながら、この先発明では、上述した有毒性が懸念されるBiが含まれていることから、KNNとBTとを基本的な圧電物質としつつPZTに代替可能な圧電材料について検討した。しかし、BTは、KNNと比較すると焼成温度が高く、このBTの焼成温度で最終的な圧電材料を焼成してしまうと、KNN中のKが揮発して特性が著しく劣化する。そこで、BTを添加物として可能な限り減量させつつ、KNNやBTの組成の一部を変更したり、最適な添加剤との組み合わせなどを検討したりした。その結果、極めて環境に優しく、PZTとの置換も可能な高い圧電特性を備えた本発明に係る圧電材料を得た。
===圧電材料の組成===
本発明の実施例における圧電材料は、KNNの組成を基本としつつ、当該組成中の元素の一部を他の元素に置換したり、焼結性を高めるための材料を添加したりしている。概略的には、まず、KNN中のNbの一部を圧電特性の向上が見込まれるTaに置換した圧電物質(KNNT)に、KNNの焼結助剤として周知のCuを加え、一般式、KNaNbTaCuαで表される化合物を主体としている。
なお、主体となる化合物をKNNTとせず、KNaNbTaCuαとしているのは、本発明に想到する過程で、KNNTを仮焼成した上で、Cuを含めた他の材料とともに焼成すると、圧電特性の再現性が低下し、安定した品質の圧電材料を得ることが難しくなる、ということを知見し、さらに、KNaNbTaの材料とCuαの材料とを混合して仮焼成し、その仮焼成後の物質に対して他の添加剤を混合して焼結させて得た最終的な圧電材料では、安定した圧電特性が得られた、という事実に基づいている。
なお、Cuαにおけるαの値は、焼成時に不可避的に変動するものであり、2〜4の範囲の数値となる。いずれにしても、本発明に係る圧電材料は、KNaNbTaCuαによって表現される化合物を主要な物質(母材)とし、その母材と微量の添加物とを混合したものを焼結させたものである。
母材に対する添加物としては焼結性を向上させるための焼結助剤や、母材単体では不足する圧電特性を補填するための他の圧電材料などである。そして、添加物として、まず、チタン酸カルシウム(CaTiO、以下CT)に着目した。CTは、周知のごとく、温度補償用磁器コンデンサ材料として多く用いられている。また、KTNと並ぶ非鉛系の代表的な圧電材料であるBTにおけるキュリー点での急激な誘電率の変化を抑制する添加剤としても用いられている。そこで、CT中のCaをBaに置換して、CTの一部をBTとしたCaBa(1−y)TiOで表される化合物(以下、CBT)を添加剤として採用するとともに、CBT中のCTとBTの割合の適正範囲を求めることとした。すなわち、CT中のCaをどの程度までBaに置換すれば、高い圧電性能を安定して発現させることができるのか、ということを見極めるために、このCBTをKNNTの特性を向上させるための添加剤として母材に対して微量添加することとした。さらに、焼結助剤については、Znや先発明で用いたMnを加えた。それによって、焼結温度よりも低い温度でCBTを確実に焼結させて、母材中のKの揮発を防止し、しかも圧電特性を安定的に向上させることを目指した。そして、最終的に得られた本発明に係る圧電材料は、以下の一般式で表現される化合物である。
NaNbTaCuα+fwt%Zn+gwt%Mn+xmol%(CaBa(1−y)TiO
ただし、f、g、xは、母材KNaNbTaCuαに対する添加量である。
===サンプル===
上記一般式で表現される圧電材料(以下、本圧電材料)について、優れた圧電特性を得るために、組成(a〜g、x、yの値)を最適化した。具体的には、本圧電材料の上記一般式中のa〜g、x、yの値を変えた多種多様な圧電材料をサンプルとして作製し、各サンプルの圧電特性を評価した。
<製造方法>
圧電材料の一般的な製造方法は、全原材料を混合して焼成することを基本としているが、上述したように、この方法では、同じ条件で製造した圧電材料であっても、圧電特性や密度などの物性にバラツキがあることが知見された。そこで、本発明の実施例に係る圧電材料の特性の信頼性を高めるため、本圧電材料に適した製造方法を検討した。その結果、焼結助剤であるCuについても母材を構成する元素として、母材の原材料を焼成温度より低い温度で仮焼成し、その仮焼成して得た母材の粉体を、母材以外の材料と混合して焼成した。
図1に、本圧電材料であるサンプルの製造手順を具体的に示した。この図に示したように、まず、母材の原材料となるKCO、NaCO、Ta、CuOを秤量する(s1)。このとき、各原材料の量や割合を変えると、母材を表す化学式KNaNbTaCuα中のa〜eが変わる。次に、母材の原材料をボールミル中で溶媒となるアルコール(エタノールなど)を入れて24h湿式混合する(s2)。それによって、母材の原材料の混合物が粉体状に粉砕される。そして、この粉体状の混合物を大気中にて800℃〜1000℃の温度で1時間(h)〜3h仮焼成する(s3)。
さらに、仮焼成によって得た粉体状の母材の原材料を再度ボールミルによって24h混合しながら粉砕する(s4)。そして、この粉砕後の母材の原材料と、母材以外の成分である、Zn、Mn、CT、BTの原材料とをボールミルを用いて24h混合する(s5)。具体的には、サンプルに応じ、ZnCO、MnCO、CaCO、BaCO、TiOを必要量混合する。もちろん、上記化学式中のa〜g、x、yの値のいずれかが0となるサンプルもあり、このようなサンプルでは、上記化学式中のZn、Mn、CT、BTのいずれかが含まれていないことになる。したがって、当該混合工程(s5)では、サンプルの組成に応じ、母材以外の原材料を適宜に取捨選択するとともに、選択した原材料を適量混合することになる。
そして、仮焼成を経た母材の原材料とそれ以外の原材料との混合物にバインダーとなるPVA水溶液を加えて混合し、適宜な大きさの粒子径の粉末となるように造粒する(s6)。その後、この造粒された粉末を目的とする形状に成形する。ここでは、3000kg/cmの圧力で、直径Φ≧20mm、厚さt=1.0mmとなる円板状に加工する(s7)。そして、その成形物を大気中で1250〜1350℃で2h焼成し(s8)、圧電セラミックスを得る。最後に、焼結した円板状の圧電セラミックスの両面にAg電極を焼き付け(s9)、4Kv/mmの電界を70℃の温度下で30min印加することで分極処理を施し、評価対象となる最終的な圧電材料(サンプル)を完成させる(s10)
表1にサンプルの組成を示した。
Figure 2014108902
===特性評価===
上記表1に示した組成が異なる各種サンプルについての特性を評価した。具体的には、電気機械結合係数Kp(%)、比誘電率εr、圧電定数d31を圧電特性として測定し、さらに、同じ組成のサンプルを多数製造することとし、その製造過程にある分極処理中に機械的な破壊が発生しなかった割合(分極歩留:%)を求めた。そして、各圧電特性の値や分極歩留まり(以下、歩留まり)の割合に応じ、合否を判定した。なお、合否の判定基準としては、PZTとの代替を考慮し、Kp>40%、εr>1200、d31<−100、歩留まり>95%を採用した。
表2に当該評価結果を示した。
Figure 2014108902
表1と表2とに基づいて、合格判定となったサンプルについての組成を調べた。そして、まず、母材の組成について考察すると、サンプルNo.22〜25より、母材中のKとNaの割合に対応するaとbの値が、それぞれ、0.200≦a≦0.800、0.200≦b≦0.800であるときに合格判定となることがわかる。具体的には、aとbの値が上記の範囲外になるとKpとd31の値が低下し、不合格となる。また、a<0.200、b>0.800であると、歩留まりも低下する。なお、aとbの加算値は、ほぼ1.0であり、秤量時の不可避的な誤差により、1.000≦a+b≦1.001となる。すなわち、KとNaは、総量がほぼ一定となる。
また、母材の組成におけるcとdの適正値については、サンプルNo.26〜28より、0.550≦c≦1.000、0.000≦d≦0.500となることがわかる。cとdが適正値の範囲外であると、サンプルNo.28から、分極歩留まりが低下することがわかった。なお、このcとdの加算値c+dもほぼ一定となり、0.995≦c+d≦1.003の範囲となる。さらに、母材中のeの値については、サンプルNo.10、11、20、21から、0.003≦e≦0.040となることがわかる。この範囲より小さいとが低下し、大きいとd31と歩留まりが低下する。なお、αについては、上述したように不可避的、かつ不規則に増減する値であり、一般的にはαは、2〜4の値となる。
つぎに、母材以外の成分についての最適な添加量や組成を検討すると、fについては、サンプルNo.12〜15から、0.150≦f≦0.300が適正値であることがわかり、fがこの適正値より小さいと歩留まりが低下し、大きいとd31が低下する。gについては、サンプルNo.17〜19から、0.000≦g≦3.500が適正値であることがわかる。そして、g>3.500であると歩留まりが低下する。
さらに、母材の組成と焼結助剤(Zn,Mn)の量が同じで、その量が適正範囲内にあるサンプルNo.1〜9についての評価結果を見ると、サンプルNo.4より、CTあるいはBTが必ず含まれていること(x>0.000)が必要条件となる。その一方で、サンプルNo.8、9からx≦3.500であることも必要となる。そして、合格判定となったNo.5から、0.500≦x≦3.500の条件が求まる。ところで、CBTが含まれていないサンプルNo.4は、全サンプルの中で、唯一、比誘電率εrが上記条件(εr>1200)を満たさなかったサンプルである。すなわち、CBTが比誘電率εrの増加に寄与していることがわかる。なお、サンプルNo.9から、CBTの添加量が多すぎると歩留まりが低下することがわかった。
つぎに、CBTを構成するCTとBTの最適比について検討すると、CBT中のCTの割合となるxの値はNo.1〜3から、0.500以下であることが必要となる。そして、サンプルNo.5〜8から、CBTにおいてCaが含まれていないBTであってもよいこともわかる。すなわち、0.000≦y≦0.500となり、結果として、添加量(x)が適正であれば、CBTではなく、BT単体を添加してもよいことがわかった。なお、CBT中のCTは、その割合が適正範囲を超えると分極歩留まりが低下し、CTがさらに多くなると、分極歩留まりが極度に低下するとともに、Kpの値も低下する。
以上の各サンプルに対する評価結果から、組成中のa〜g、x、yが上記条件を充足する本圧電材料では、圧電特性に優れ、Kp>40%、d31<−100の特性を維持しつつ、比誘電率εrが非常に高い値εr>1200となることがわかった。しかも、歩留まりが95%以上あり、低価格化も期待できる。すなわち、本圧電材料は、Pbはもちろん、BiやSbも含まないため、極めて環境に優しく、かつPZTと代替できる可能性が極めて高い圧電材料である、と言える。
この発明は、圧電ブザーや超音波モーターなどの圧電性を利用した機器や素子に利用することができる。
s1 原料配合工程、s2 混合粉砕工程、s3 仮焼成工程、s5 原料混合工程、
s6 造粒工程、s7 成形工程、s8 焼成工程、s10 分極工程

Claims (2)

  1. 一般式KNaNbTaCuα+fwt%Zn+gwt%Mn+xmol%(CaBa(1−y)TiO)で表される圧電材料であって、
    当該一般式中の前記KNaNbTaCuαで表される化合物を母材として、当該母材は、αを不可避な変動値としつつ、
    1.000≦a+b≦1.001
    0.200≦a≦0.8000
    0.200≦b≦0.800
    0.995≦c+d≦1.003
    0.550≦c≦1.000
    0.000≦d≦0.500
    0.003≦e≦0.040を満たし、
    前記一般式中のf、g、xを前記母材に対する割合として、
    0.150≦f≦0.300
    0.000≦g≦3.500
    0.500≦x≦3.500
    を満たすとともに、前記一般式中の前記CaBa(1−y)TiOは、
    0.000≦y≦0.500
    を満たす、
    ことを特徴とする圧電材料。
  2. 請求項1に記載の前記圧電材料の製造方法であって、
    前記母材の原材料を混合する第1混合ステップと、
    前記第1混合ステップにより混合された前記母材の原材料を仮焼成する仮焼成ステップと、
    前記仮焼成ステップを経た前記原材料を粉砕して粉体を得る粉体生成ステップと、
    前記粉体生成ステップによって得た粉体と、前記一般式における母材以外の材料とを混合するする第2混合ステップと、
    前記第2混合ステップにより得た混合されたものにバインダーを添加して造粒したものを所定の形状に成形した上で焼成する焼成ステップと、
    を含むことを特徴とする圧電材料の製造方法。
JP2012263087A 2012-11-30 2012-11-30 圧電材料、および圧電材料の製造方法 Active JP6076058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012263087A JP6076058B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 圧電材料、および圧電材料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012263087A JP6076058B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 圧電材料、および圧電材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014108902A true JP2014108902A (ja) 2014-06-12
JP6076058B2 JP6076058B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=51029746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012263087A Active JP6076058B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 圧電材料、および圧電材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6076058B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096668A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Univ Nagoya 圧電セラミックス
JP2012162408A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Fdk Corp 圧電材料

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096668A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Univ Nagoya 圧電セラミックス
JP2012162408A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Fdk Corp 圧電材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP6076058B2 (ja) 2017-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2610233B1 (en) Piezoelectric ceramic and piezoelectric device
US9935256B2 (en) Piezoelectric composition, piezoelectric element and sputtering target
JPWO2007094115A1 (ja) 圧電磁器組成物
JP2004244300A (ja) 圧電磁器組成物及びその製造方法,並びに圧電素子及び誘電素子
JP2009227535A (ja) 圧電性磁器組成物
JP2006151796A (ja) 圧電セラミックス組成物
JP2007145644A (ja) 圧電セラミックス材料
JP2006315909A (ja) 圧電セラミックス
JP2011088786A (ja) 圧電セラミックス
JP5967532B2 (ja) 圧電セラミックス
WO2012114938A1 (ja) ニオブ酸アルカリ系圧電材料及びニオブ酸アルカリ系圧電材料の製造方法
JP5914081B2 (ja) 圧電材料、圧電材料の製造方法
JP2009096668A (ja) 圧電セラミックス
KR101866845B1 (ko) 전계유기 변형 특성이 우수한 무연 압전 세라믹 조성물 및 이의 제조방법
JP6076058B2 (ja) 圧電材料、および圧電材料の製造方法
KR101590703B1 (ko) 무연 압전 세라믹 조성물 및 이의 제조방법
KR20180003277A (ko) 전계유기 변형특성이 우수한 무연 압전 세라믹스의 제조방법
KR101299677B1 (ko) 피지엔-피지티계 압전 세라믹 조성물 및 그 제조방법
JP4828570B2 (ja) 圧電磁器組成物、圧電磁器組成物の製造方法および圧電セラミック部品
JP2010076958A (ja) 圧電セラミックス、及びその製造方法
JP2012162408A (ja) 圧電材料
JP5830252B2 (ja) 圧電材料
JP2011157252A (ja) 圧電セラミックス及びその製造方法
JP4940825B2 (ja) 圧電磁器組成物の製造方法
JP6913547B2 (ja) 圧電磁器組成物および圧電磁器組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6076058

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250