JP2014108802A - 泡吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物と空気との混合比を細かく変更することができ、肌理の細かい泡を安定的に注出することができる泡吐出容器を提案する。
【解決手段】本発明の泡吐出容器は、内層体10を剥離可能に収納するとともに内層体10との間に空気を出入りさせる開口24を設けた外層体20と、内容物及び空気を泡状にする発泡部材70と、注出キャップ60とを備え、注出キャップ60の内側に、下部中栓30と、これに重ね合わされる上部中栓40とを配設し、上部中栓40に、下部中栓30に形成した貫通孔33に連通して充填空間M内の内容物を発泡部材70に向けて送り出す内容物通路42を設け、下部中栓30及び上部中栓40の少なくとも一方に、開口24より排出された空気を口部23とベース61との相互間を通して導入するとともに内容物通路42の近傍から発泡部材70に向けて送り出す空気通路を設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、内容物の充填空間を有する内層体と、この内層体を内側に収納する外層体とを備え、内容物の注出に伴って内層体のみを収縮させる機能を備えるとともに、内容物を泡状にして吐出することができる泡吐出容器に関するするものである。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸などを収納する容器としては、内容物の充填空間を有する内層体と、この内層体を剥離可能に収納する外層体とを備え、外層体の胴部を押圧することで内容物を注出する一方、押圧解除後は胴部が復元し、内層体と外層体との間に外気を導入して内層体を減容できるようにした二重容器(デラミ容器とも言う)が知られている。例えば特許文献1には、このような二重容器にフォーマーキャップを装着して、内容物を泡状にして注出することができる容器が示されている。
特開2009−149327号公報
このような泡注出機能を有する二重容器において、肌理(きめ)の細かい良好な泡を安定的に注出させるには、内容物と空気のバランス(内容物と空気の混合比)が重要な要素の1つであり、例えば、内容物流路の開口径と空気流路の開口径との比率を細かく変更して最適な混合比を見出している。ところで近年は内容物の種類も増え、また泡質もより肌理の細かいものが望まれているものの、内容物や空気の流路を形成する部材(通常、金型を用いて合成樹脂にて形成される)によっては、金型構造上、開口径の細かい変更や微小な開口径を形成することが困難であることも多く、未だ改善の余地が残されていた。
本発明は、このような従来の問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容物と空気との混合比を細かく変更するのに好適な泡吐出容器を提案するところにある。
本発明は、内容物の充填空間につながる上部開口を有する内層体と、該内層体を剥離可能に収納するとともに該内層体との間に空気を出入りさせる開口をその口部に設けた外層体と、該充填空間の内容物及び該開口からの空気を導入して泡状にする発泡部材と、該発泡部材にて発泡した内容物の注出口を有するとともに該口部を取り囲むベースにて該口部に装着される注出キャップとを備える泡吐出容器であって、
前記注出キャップの内側に、前記上部開口を覆う下部中栓と、該下部中栓に重ね合わされる上部中栓とを配設し、
前記上部中栓に、前記下部中栓に形成した貫通孔に連通して前記充填空間内の内容物を前記発泡部材に向けて送り出す内容物通路を設け、
前記下部中栓及び前記上部中栓の少なくとも一方に、前記開口より排出された空気を前記口部と前記ベースとの相互間を通して導入するとともに前記内容物通路の近傍から前記発泡部材に向けて送り出す空気通路を設けたことを特徴とする泡吐出容器である。
前記空気通路を、前記下部中栓及び前記上部中栓の合わせ面に形成するとともに、該合わせ面の外縁部から前記内容物通路の近傍まで延在させた横溝と、該内容物通路の近傍にて該横溝につなげた縦溝とにより構成することが好ましい。
前記空気通路を、前記内容物通路の周囲を間隔をあけて取り囲んで空気通路集合体とすることが好ましい。
前記下部中栓は、前記貫通孔を取り囲んで垂下する筒状部を有し、該筒状部に、該貫通孔へ流れ込む内容物の量を制限する流量調整部材を設けることが好ましい。
本発明に従う泡吐出容器は、注出キャップの内側に、内層体の上部開口を覆う下部中栓と、下部中栓に重ね合わされる上部中栓とを備えていて、上部中栓は、下部中栓に形成した貫通孔に連通して充填空間内の内容物を発泡部材に向けて送り出す内容物通路を備えており、また下部中栓及び上部中栓の少なくとも一方に、開口より排出された空気を口部とベースとの相互間を通して導入するとともに内容物通路の近傍から発泡部材に向けて送り出す空気通路を設けている。すなわち、内容物の流量及び空気の流量は、下部中栓及び上部中栓の2つの部材で調節できるので、適切な部材を選んで流量を変更することができ、細かい変更を行いやすい。
空気通路を、下部中栓及び上部中栓の合わせ面に形成するとともに、合わせ面の外縁部から内容物通路の近傍まで延在させた横溝と、内容物通路の近傍にて該横溝につなげた縦溝とにより構成する場合、横溝及び縦溝は、下部中栓や上部中栓の外表面上に設けられるため、溝幅や溝深さの細かい変更も容易に行うことができる。
空気通路を、内容物通路の周囲を間隔をあけて取り囲んで空気通路集合体とする場合は、内容物と空気とを、混合させつつ発泡部材に送り出すことができるので、内容物と空気との撹拌が均一に進んで肌理の細かい泡を安定的に注出させることができる。
下部中栓に、貫通孔を取り囲む筒状部を設け、筒状部に、貫通孔へ流れ込む内容物の量を制限する流量調整部材を設ける場合は、形状の異なる他の流量調整部材に取り替えることで内容物と空気との混合比を簡単に変更することができる。
本発明に従う泡吐出容器の一実施形態を示す、側面視での断面図である。 図1に示す泡吐出容器の要部を示す、部分拡大断面図である。 図1に示す泡吐出容器の下部中栓につき、(a)は、平面図であり、(b)は(a)に示すA−Aに沿う断面図である。 図1に示す泡吐出容器の上部中栓につき、(a)は、平面図であり、(b)は、(a)に示すB−Bに沿う断面図である。 図1に示す泡吐出容器の胴部を圧搾して内容物を注出する状態を示す断面図である。 図5に示す状態から胴部が復元した状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う泡吐出容器の一実施形態を示す、側面視での断面図であって、図2は、図1に示す泡吐出容器の要部を示す、部分拡大断面図であって、図3は、図1に示す泡吐出容器の下部中栓につき、(a)は、平面図であり、(b)は(a)に示すA−Aに沿う断面図であって、図4は、図1に示す泡吐出容器の上部中栓につき、(a)は、平面図であり、(b)は、(a)に示すB−Bに沿う断面図であって、図5は、図1に示す泡吐出容器の胴部を圧搾して内容物を注出する状態を示す断面図であって、図6は、図5に示す状態から胴部が復元した状態を示す断面図である。
図1において、符号10は、内容物を収納する内層体であり、符号20は、内層体10を内側に収めるとともに可撓性を有する外層体であり、符号30は、内層体10の上部に取り付けられる下部中栓であり、符号40は、下部中栓30に重ね合わされる上部中栓であり、符号50は、内容物及び空気の逆止弁であり、符号60は、下部中栓30、上部中栓40及び逆止弁50を内側に収めて外層体20に装着される注出キャップであり、符号70は内容物及び空気を泡状にする発泡部材であり、符号80は内容物の流量を制限する流量調整部材である。
内層体10は、例えば薄肉の合成樹脂にて形成され、その内側に内容物を収納する充填空間Mを備えている。内層体10の上端部は、充填空間Mにつながる上部開口11となっている。
外層体20は、内層体10を剥離可能に収納するものであり、例えば相溶性の低い外層パリソンと内層パリソンとを共押出して積層パリソンとし、この積層パリソンをブロー成形することで得られる。本実施形態において外層体20は、底部21の縁部を取り囲む胴部22を有し、胴部22の上部に口部23を備えている。また、図2に示すように口部23には、その表裏を貫通する少なくとも1つの開口24を備えていて(図示の例では外層体20の軸線Cを挟んで対向配置で2つ設けている)、この開口24を通して内層体10と外層体20との間に空気を出入りさせることができる。口部23の外周面にはねじ部が形成されていて、更に、ねじ部を縦方向に切断するスリット25を少なくとも1本(本実施形態では開口24に対応する位置に総計2本)設けている。
また、内層体10と外層体20との相互間には、使用開始時において予め空気が導入されている。例えば、前述したようにブロー成形にて内層体10と外層体20を形成する場合、内層体10を容易に剥離させることを目的として、開口24から空気を吹き込んで一旦内層体10を全剥離させておき、その後、上部開口11から空気を圧入したり内容物を充填したりして内層体10を元の形状まで戻す初期剥離処理を行うことが一般的であるが、内層体10の復元を途中で停止することで、内層体10と外層体20との相互間に空気を導入することができる。
下部中栓30は、図2に示すように内層体10の上部開口11を覆う円板状の天壁31と、天壁31の縁部から立ち上がる環状の縁壁32とを備えていて、天壁31の中央部には貫通孔33を備えている。天壁31の下面には、貫通孔33を取り囲む筒状部34と、内層体10に対して液密に当接するシール壁35を備えている。また、図3(a)、(b)に示すように縁壁32には、下方から上方に向けて天壁31及び縁壁32を切り欠いた切り欠き部32aを少なくとも1つ(本実施形態では周方向に等間隔で総計4つ)設けるとともに、縁壁32の内周面に環状の凸部32bを設けている。更に、筒状部34の内周面には、環状の凸部34aを形成している。また、図3(a)、(b)に示すように天壁31の上面には、貫通孔33を取り囲む環状壁36を設けていて、環状壁36の上部には小径のピン36aを設けている。本実施形態においてピン36aは、切り欠き部32aを設けた位置に対応させて総計4つ設けている。また、天壁31の上面には切り欠き部32aから環状壁36に至る横溝37が形成され(本実施形態では総計4つ)、更に、環状壁36及びピン36aを切り欠く縦溝38を横溝37に接続している。本実施形態において、前記縦溝は、環状壁36の基端からピン36aの先端まで延設されている。
上部中栓40は、図2に示すように下部中栓30の天壁31に重ね合わされる円板状の頂壁41を備えている。更に、図4(a)、(b)に示すように、頂壁41の中央部には、下方に向けて突出する円筒部42を設けていて、円筒部42の径方向外側には、円筒部42の周囲を取り囲む孔43(本実施形態では等間隔で総計4つ)を設けている。また、頂壁41の上面における孔43の径方向外側には、同心二重配置となる内側環状壁44と外側環状壁45を設けていて、頂壁41の縁部には、孔43に対応する位置に切り欠き部46を設けている。
逆止弁50は、図2に示すように環状となる円筒状の基部51を備えていて、基部51の径方向内側には、アーム52を介してつながる円板状弁体53を設けている。本実施形態では3点弁で例示しているが、1点弁であってもよく、他の構成の弁を用いることも可能である。また、基部51の径方向外側には環状弁体54を設けている。すなわち、円板状弁体53が内容物通路と空気通路の両方を、環状弁体54が外気導入孔65を、開放可能に密閉している。更に、本実施形態においては円板状弁体53の下面に、逆止弁50とは異材質のシール部材(パッキン等)55を設けている。逆止弁50は屈曲性及び耐久性に優れる材料を用い、シール部材55は気密性、液密性に優れる材料を用いることで、逆止弁としての性能を高めることができる。
注出キャップ60は、環状となる円筒状のベース61を備えていて、ベース61の内周面には、ねじ部を設けている。またねじ部の上方には、下部中栓30に嵌合する環状の凹部61aを設けている。更に、ベース61の上部には上壁62が一体連結されていて、上壁62の中央部には段部63を介して筒状壁64を設けている。また、段部63の径方向外側には、上壁62を貫通する少なくとも1つの外気導入孔65を設けている。更に、筒状壁64の径方向内側には、下向きに突出する突起66を設けていて、突起66は周方向に間隔をあけて配置される連結壁67を介して筒状壁64に一体連結している。また、上壁62の下面には、段部63との間で下向き開放の凹部空間を形成する環状リブ62aを設けるとともに、ベース61の内周面との境界付近にリブ62bを設けている。
発泡部材70は、リング71の端面に固着されたメッシュ72からなり、空気及び内容物がこの発泡部材70を通過することにより発泡し、内容物を泡状にすることができる。本実施形態では、図2に示すように発泡部材70を2個設け、メッシュ72を下方及び上方へ向けるように背中合わせの姿勢とし、相互に間隔をあけて筒状壁64内に配置している。なお、発泡部材70の設置個数や配置場所、メッシュ72の目の粗さ等は内容物の種類に応じて適宜変更される。
流量調整部材80は、本実施形態では円筒状であって、下部中栓30に設けた筒状部34に挿入され、凸部34aによって嵌合保持される。また流量調整部材80の内径や長さは、所期する泡質に応じて適宜変更される。
次に、前述した構成部材の組立方法について説明する。まず、上部中栓40を下部中栓30に重ね合わせると、上部中栓40の外縁部が凸部32bに係合して上部中栓40は抜け止め保持される。またこの際、円筒部42は環状壁36に嵌まり込み、ピン36aは孔43に嵌まり込む。そして、注出キャップ60の段部63及び環状リブ62aに逆止弁50の基部51を嵌め込むとともに、基部51の下端部に上部中栓40の内側環状壁44及び外側環状壁45を嵌め込むようにして、重ね合わせた下部中栓30及び上部中栓40を注出キャップ60に押し込む。これにより、下部中栓30の縁壁32の上面が注出キャップ60に設けたリブ62bに当接し、下部中栓30の外縁部が注出キャップ60の凹部61aに嵌まり込んで抜け止め保持される。また、発泡部材70及び流量調整部材80は、前述した方法にて注出キャップ60及び下部中栓30に装着される。そして、各種構成部材を取り付けた注出キャップ60を、予め内層体10との相互間に空気を導入した外層体20にねじ止めすることで組立は終了する。なお、取り付けの順番は適宜変更可能である。
次に、前述した構成となる泡吐出容器の使用方法について説明する。図5に示すように外層体20を圧搾すると、内層体10と外層体20の間の空気が開口24から押し出される。口部23とベース61との相互間にはスリット25によって開口24に連通する空気導入路が形成されており、また、空気導入路は下部中栓30の切り欠き部32aに連通し、切り欠き部32aは、下部中栓30及び上部中栓40の合わせ面に設けられた横溝37及び縦溝38に連通しているので、開口24からの空気は、スリット25と切り欠き部32aとを経由し、横溝37を通り抜けて縦溝38の出口に至る。また、外層体20の圧搾によって充填空間M内の内容物は、流量調整部材80と貫通孔33を通り抜けて円筒部42の出口に至る。そして圧力が高まった空気及び内容物によって円板状弁体53が押し上げられ、内容物と空気は混合しながらアーム52の相互間の隙間及び連結壁67の相互間の隙間を通り抜け、2つの発泡部材70によって発泡して、筒状壁64の先端にて開口する注出口64aから注出される。本実施形態では、空気の出口である4つの縦溝38が、内容物の出口である円筒部42を周方向に間隔をあけて取り囲んでいるので(4つの縦溝38及びこれにつながる横溝37にて空気通路集合体を形成している)、内容物は空気と混ざり合いながら送り出されて偏りなく混合される。なお、円板状弁体53の上方には突起66を設けているので、急激に強い力で圧搾しても、円板状弁体53の過度の持ち上がりが防止される。また、内容物の注出が進むと内層体10と外層体20との間の空気の量が増えるため、使用開始時に対して使用途中の方が、同じ圧搾量でも多くの空気が送り出されるおそれがあるところ、本実施形態では横溝37及び縦溝38の溝幅及び溝高さを小さくして、空気の送給量を予め制限しているので、使用開始時から終了時に亘って同質の泡を安定的に注出することができる。
内容物の注出が終了して外層体20への圧搾を解除すると、図6に示すように外層体20は元の形状に復元しようとし、内層体10と外層体20との相互間は負圧になることから、外気は逆止弁50の環状弁体54を押し下げつつ外気導入孔65を通り抜ける。そして上部中栓40の切り欠き部46及び下部中栓30の切り欠き部32aを経由し、スリット25を通り抜けて開口24から内層体10と外層体20との相互間に導入される。これにより外層体20は復元し、内層体10のみを減容させることができる。
本実施形態では、外層体20にスリット25を設けたが、これを注出キャップ60のベース61に設けてもよく、外層体20及び注出キャップ60の両方に設けてもよい。また、横溝37及び縦溝38を下部中栓30に設けたが、これらを上部中栓40に設けてもよく、下部中栓30及び上部中栓40の両方に設けてもよい。特に、横溝37及び縦溝38のサイズが小さくなると、1つの中栓のみで溝を形成することが困難になるが、例えば一方の中栓で形成した溝の一部を他方の中栓で塞ぐようにすることで、サイズの小さい溝でも容易に形成することができる。また、内容物によっては、流量調整部材80を設けなくても肌理の細かい泡を得ることができる。
また、本実施形態では、逆止弁50にシール部材55を設けたが、より簡易な構成が好ましい場合は、シール部材55を設けずに円板状弁体53で直接シールするようにしてもよい。
本発明によれば、内容物と空気との混合比を細かく変更することができるので、肌理の細かい泡を安定的に注出することができる泡吐出容器を提供できる。
10 内層体
11 上部開口
20 外層体
23 口部
24 開口
30 下部中栓
33 貫通孔
34 筒状部
37 横溝(空気通路)
38 縦溝(空気通路)
40 上部中栓
42 円筒部(内容物通路)
60 注出キャップ
61 ベース
64a 注出口
70 発泡部材
80 流量調整部材
M 充填空間

Claims (4)

  1. 内容物の充填空間につながる上部開口を有する内層体と、該内層体を剥離可能に収納するとともに該内層体との間に空気を出入りさせる開口をその口部に設けた外層体と、該充填空間の内容物及び該開口からの空気を導入して泡状にする発泡部材と、該発泡部材にて発泡した内容物の注出口を有するとともに該口部を取り囲むベースにて該口部に装着される注出キャップとを備える泡吐出容器であって、
    前記注出キャップの内側に、前記上部開口を覆う下部中栓と、該下部中栓に重ね合わされる上部中栓とを配設し、
    前記上部中栓に、前記下部中栓に形成した貫通孔に連通して前記充填空間内の内容物を前記発泡部材に向けて送り出す内容物通路を設け、
    前記下部中栓及び前記上部中栓の少なくとも一方に、前記開口より排出された空気を前記口部と前記ベースとの相互間を通して導入するとともに前記内容物通路の近傍から前記発泡部材に向けて送り出す空気通路を設けたことを特徴とする泡吐出容器。
  2. 前記空気通路を、前記下部中栓及び前記上部中栓の合わせ面に形成するとともに、該合わせ面の外縁部から前記内容物通路の近傍まで延在させた横溝と、該内容物通路の近傍にて該横溝につなげた縦溝とにより構成した請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記空気通路を、前記内容物通路の周囲を間隔をあけて取り囲んで空気通路集合体とした請求項1又は2に記載の泡吐出容器。
  4. 前記下部中栓は、前記貫通孔を取り囲んで垂下する筒状部を有し、該筒状部に、該貫通孔へ流れ込む内容物の量を制限する流量調整部材を設けた請求項1〜3の何れかに記載の泡吐出容器。
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