JP2014108537A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パルス数によってキャリッジの位置を制御する画像形成装置において、キャリッジの基準位置におけるパルスカウンタのリセット後によるカウント値の誤差を防ぐことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】キャリッジ102が側壁に押し付けられた後に停止した位置におけるステータスカウンタ203のカウント値が、押し付けられた状態におけるカウント値よりも小さい場合、キャリッジ102が側壁に押し付けられた状態から停止するまでの移動量に応じたカウント値を1200LPIから300LPIに変換する際に、変換後の値が1カウント余分にカウントされた値となるように補正し、補正後の値によって300LPIカウンタ201をリセットする。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関し、特に、記録ヘッドの位置を制御するためのカウンタのリセットに関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された情報の出力に用いられるプリンタの一態様として、インクジェット方式を採用したプリンタ(以降、インクジェットプリンタとする)がある。インクジェットプリンタには、インクを吐出するノズルを含む記録ヘッドが搭載されており、この記録ヘッドを主走査方向に動かしながら、ノズルからインクを吐出させることにより画像形成出力が実行される。
上記記録ヘッドを主走査方向に動かす際の位置決め制御においては、エンコーダシート方式が用いられる。即ち、シート上に所定間隔で描かれたマークを、記録ヘッドの移動に応じてセンサで読み取ることにより、その検知結果に基づいて記録ヘッドの位置が認識され、制御される。
このような記録ヘッドの位置決め制御においては、高精度な位置決めを可能とするため、記録ヘッドを基準位置に位置させた上で上述したセンサの検知結果をリセットするホーミング動作を行う必要がある。このホーミング動作の方法として、記録ヘッドが搭載されているキャリッジを装置筐体の側板に突き当てた状態で位置決めを行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上述したエンコーダシートを用いた位置決め制御の態様として、エンコーダシート自体は300LPI(Line Per Inch)に対応したマークが描画されたものであり、その検知結果を逓倍することによってそれ以上の高精細な位置決め制御を可能とする態様がある。例えば、1200LPIの場合、300LPIのエンコーダシートの検知結果を4逓倍することによって実現される。
上述した逓倍形式は、具体的には、300LPIに対応したカウンタと、300LPIの逓倍に対応したカウンタとの2つのカウンタで構成することが可能である。このような場合、逓倍に対応したカウンタは、装置設計上の制約によりリセットすることができない場合があるため、基準位置における逓倍カウンタのカウント値によっては、上述したようなリセット後のカウント値の誤差が発生する。
尚、このような課題は、エンコーダシートを用いる形式に限らず、パルス数によってキャリッジの位置を制御する位置決め制御方式であれば同様に課題となり得る。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、パルス数によってキャリッジの位置を制御する画像形成装置において、キャリッジの基準位置におけるパルスカウンタのリセット後によるカウント値の誤差を防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、対象物に対して画像形成部を相対的に移動させながら画像形成出力を行う画像形成装置であって、所定間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号をカウントする所定間隔単位カウンタと、前記所定間隔が等分された間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号を、前記所定間隔毎にループする値でカウントする分割単位ループカウンタと、前記所定間隔単位カウンタ及び前記分割単位ループカウンタのカウント値に応じて、前記等分された間隔単位で前記画像形成部の位置を認識すると共に、前記画像形成出力動作に関する全体の制御を行う制御部とを含み、前記制御部は、前記画像形成部を移動範囲の一方の端部に押し付けるように移動制御し、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態から、その後停止した位置までの間隔に応じた前記等分された間隔単位でのカウント値を基準位置認識処理情報として取得し、取得した前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換し、変換後の前記カウント値を前記所定間隔単位カウンタにセットすると共に、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値を、前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置を示す値から差し引き、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた後に停止した位置における前記分割単位ループカウンタのカウント値が、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値よりも小さい場合、前記カウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換する際に、変換後の前記カウント値が1カウント余分にカウントされた値となるように補正された前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記所定間隔毎の単位に変換することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、対象物に対して画像形成部を相対的に移動させながら画像形成出力を行う画像形成装置の制御方法であって、前記画像形成装置は、所定間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号をカウントする所定間隔単位カウンタと、前記所定間隔が等分された間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号を、前記所定間隔毎にループする値でカウントする分割単位ループカウンタとを有し、前記所定間隔単位カウンタ及び前記分割単位ループカウンタのカウント値に応じて、前記等分された間隔単位で前記画像形成部の位置を認識すると共に、前記画像形成出力動作に関する全体の制御を行い、前記画像形成部を移動範囲の一方の端部に押し付けるように移動制御し、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態から、その後停止した位置までの間隔に応じた前記等分された間隔単位でのカウント値を基準位置認識処理情報として取得し、前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換し、変換後の前記カウント値を前記第1の所定間隔単位カウンタにセットすると共に、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値を、前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置を示す値から差し引き、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた後に停止した位置における前記分割単位ループカウンタのカウント値が、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値よりも小さい場合、前記カウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換する際に、変換後の前記カウント値が1カウント余分にカウントされた値となるように補正された前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記所定間隔毎の単位に変換することを特徴とする。
本発明によれば、画質を劣化させることなく、画像形成出力のエンジンの特性に応じた画像形成出力を可能とすることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るエンジンの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るキャリッジの移動態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るエンコーダシートの態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る主走査エンコーダセンサのセンサ素子の配置を示す図である。 本発明の実施形態に係る主走査エンコーダセンサの検知信号の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るホーミング動作の全体的な処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るキャリッジの移動態様を示す図である。 従来技術に係るホーミング動作における各カウンタの値の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るホーミング動作における各カウンタの値の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るエンジンCPUの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、インクジェット方式を採用する画像形成装置において、インクを吐出するノズルが搭載された記録ヘッドを主走査方向に移動させるためのキャリッジの位置決め制御を特徴として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1全体のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはエンジン100及び操作部17が接続されている。
CPU11は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM12は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU11が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM13は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。上述したプリンタドライバを構成するためのソフトウェア・プログラムも、HDD14に格納されている。
I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。エンジン100は、画像形成装置1において実際に画像形成出力を実行する画像形成部である。操作部17は、タッチパネルやハードスイッチ等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM13やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM12に読み出され、CPU11がそれらのプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能が実現される。
次に、本実施形態に係るエンジン100の構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るエンジン100におけるキャリッジの制御構成を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係るエンジン100は、エンジンCPU101、キャリッジ102、主走査モータドライバ103及びFPGA(Field−Programmable Gate Array)200を含む。尚、図2においてはキャリッジ102に関する制御構成のみを図示しているが、エンジン100の制御構成としては、画像形成出力の対象である用紙の搬送を制御するための構成等が含まれる。
エンジンCPU101は、エンジン100全体を制御する演算装置である。エンジンCPU101は、図示しないEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等の記憶媒体に格納されたプログラムに従い、エンジン100に含まれる各部を制御する。
キャリッジ102は、図2に示すように主走査エンコーダセンサ104、ヘッドドライバ105及び記録ヘッド106を含み、画像形成装置1における画像の記録媒体である用紙に対して相対的に移動することにより、用紙全体に対する画像の形成を可能とする。移行、キャリッジ102が移動する方向を主走査方向とし、用紙が搬送される方向を副走査方向とする。
主走査エンコーダセンサ104は、キャリッジ102の移動に応じて所定のマークが検知されるように設置されたエンコーダシートの読み取り結果を検知するセンサである。主走査エンコーダセンサ104及びエンコーダシートの構成については後に詳述する。
ヘッドドライバ105は、シリアルに入力される1行分の描画データに基づき、FPGA200から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を、記録ヘッド106から液滴を吐出させるためのエネルギーを発生する駆動素子に対して選択的に印加することで記録ヘッド106を駆動する。記録ヘッド106は、CMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)各色のインクを吐出するためのノズルを備えた画像形成出力部である。
主走査モータドライバ103は、FPGA200から入力されるパルス信号に基づき、キャリッジ102を主走査方向に移動させるために設けられるモータを駆動する。FPGA200は、300LPIカウンタ201、202、ステータスカウンタ203、1200LPIカウンタ値記憶部204、205、モータ通信バッファ206、モータ制御用CPU207、PWM(Pulse Width Modulation)モジュール208及びヘッド駆動回路209を含み、エンジンCPU101の制御に従ってキャリッジ102や主走査モータドライバ103を動作させる。300LPIカウンタ201、300LPIカウンタ202、ステータスカウンタ203は、主走査エンコーダセンサ104によるエンコーダシート表面の検知信号をカウントするカウンタである。
また、1200LPIカウンタ値記憶部204は、300LPIカウンタ201及びステータスカウンタ203のカウント値に基づいて300LPIから1200LPIに逓倍されたカウント値を記憶する記憶媒体である。また、1200LPIカウンタ値記憶部205は、300LPIカウンタ202及びステータスカウンタ203のカウント値に基づいて300LPIから1200LPIに逓倍されたカウント値を記憶する記憶媒体である。
これらのカウンタのカウント値のリセットに関する制御が、本実施形態に係る要旨である。これらのカウンタのカウント値の詳細については、主走査エンコーダセンサ104及びエンコーダシートの構成と共に後に詳述する。
モータ通信バッファ206は、エンジンCPU101によるキャリッジ102の移動制御をモータ制御用CPU207に伝える際のバッファである。モータ制御用CPU207は、エンジンCPU101からモータ通信バッファ206を介して通知されるキャリッジ102の移動制御に応じて、キャリッジ102を移動させるために主走査モータドライバ103を駆動するための駆動信号を出力する。PWMモジュール208は、モータ制御用CPU207による制御に応じて、主走査モータドライバ103を介して主走査モータを駆動するための駆動信号を出力する。
次に、画像形成装置1におけるキャリッジ102の移動態様について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置1におけるキャリッジ102の移動範囲の機械的な構成を示す図である。図3に示すように、キャリッジ102は、CMYK各色に対応した記録ヘッドである記録ヘッド106Y、106M、106C、106Kを搭載しており、各色の記録ヘッド106は、対応する色のインクが充填されたカートリッジにパイプで連結されている。
これにより、各色の記録ヘッド106は、カートリッジから供給されるインクを記録媒体である用紙Pに吐出する。各色の記録ヘッド106は、その吐出面、即ちノズル面が鉛直下方に向く状態でキャリッジ102に搭載されており、その鉛直下方において、用紙Pが搬送される。用紙Pは、記録ヘッド106が配置された側とは反対側から、プラテン113によって支持された状態で搬送される。プラテン113によって支持された範囲において記録ヘッド116からインクが吐出されることにより、用紙の波打ちや撓み等が無い状態で正確な画像が形成される。
キャリッジ102は、キャリッジ102の移動方向、即ち主走査方向に沿ってかけ渡されたタイミングベルト107に連結されており、タイミングベルト107が、主走査モータ109によって回転駆動される駆動プーリ108によって主走査方向に回転させられることで、図示しないガイドロッドに沿って主走査方向に往復移動する。
タイミングベルト107がかけ渡されている方向に沿って、少なくともキャリッジ102の移動範囲にわたってエンコーダシート110が配置されている。このエンコーダシート110の表面がキャリッジ102に搭載された主走査エンコーダセンサ104によって読み取られることにより、エンジン100の制御部においてキャリッジ102の主走査方向における位置が認識される。
キャリッジ102の移動範囲の一方の端部には、維持機構111が配置されている。維持機構111は、記録ヘッド106の吐出面の清掃、キャッピング、不要なインクの吐出等を行い、記録ヘッド106の状態を維持するための機能を提供する。その際、キャリッジ102は、タイミングベルト107の回転によって維持機構111の直上に移動される。
この際、エンコーダシート110及び主走査エンコーダセンサ104によるキャリッジの位置決め制御の精度が低いと、キャリッジ102に搭載された各色の記録ヘッド106のノズル夫々が維持機構111に適切にキャッピングされず、ずれた状態となってしまう。このような状態を回避するため、エンコーダシート110及び主走査エンコーダセンサ104によるキャリッジの位置決め制御は高精度に行う必要があり、これが本件の要旨の1つである。
キャリッジ102の移動範囲の他方の端部においては、キャリッジ102が側壁112に突き当てられるように構成されている。本実施形態に係る画像形成装置1においては、キャリッジ102を側壁112に突き当てた上で、上述した300LPIカウンタ201等のカウント値のリセットを行う。これにより、画像形成装置1への電源投入毎に、キャリッジ102の位置が正確に認識される。このような動作をホーミング動作と呼ぶ。尚、このようなホーミング動作は、上述した装置への電源投入毎に限らず、キャリッジ102の位置精度を保つために更に頻繁に行われることもあり得る。
次に、本実施形態に係るエンコーダシート110及び主走査エンコーダセンサ104並びに300LPIカウンタ201等のカウンタ群を用いたキャリッジ102の位置決め制御について説明する。
図4は、本実施形態に係るエンコーダシート110の表面を模式的に示す図である。図4に示すように、本実施形態に係るエンコーダシート110は、300LPIに対応する間隔で黒線が描画されたシートである。黒線の幅と余白部分の幅とは同一であるため、本実施形態に係るエンコーダシート110は、実質的に600LPIの間隔で黒線と白線が交互に描画された状態となっている。
図5は、本実施形態に係る主走査エンコーダセンサ104の検知面におけるセンサ素子の配置関係を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係る主走査エンコーダセンサ104にはセンサ素子104a、104bの2つのセンサ素子が搭載されている。そして、この2つのセンサ素子104a、104bは、図4において説明した黒線と白線が交互に描画されている方向において、図5に示すようにギャップgの間隔でずらされて配置されている。そのため、センサ素子104aとセンサ素子104b夫々によるエンコーダシート110の表面の検知信号のタイミングは、図5に示すギャップgに応じた間隔で遅れて検知される。
図6は、センサ素子104a、104b夫々によるエンコーダシート110の表面の検知信号のタイミングと、300LPIカウンタ201、202及びステータスカウンタ203のカウントアップタイミングを示す図である。図6においては、センサ104素子aによる検知信号をエンコーダパルスA相とし、センサ素子104bによる検知信号をエンコーダパルスB相としている。
図6のタイミングtに示すように、キャリッジ102が主走査方向の一方向に動きながら主走査エンコーダセンサ104に含まれるセンサ104素子aが黒線を読み取る状態になると、A相の信号が立ち上がる。このA相の信号は300LPIカウンタ201、202に入力されており、これにより、300LPIカウンタ201、202が数値をカウントする。
また、主走査エンコーダセンサ104は、A相の信号の立ち上がりに応じてステータスパルスを出力する。このステータスパルスはステータスカウンタ203に入力される。これにより、ステータスカウンタ203が数値をカウントする。尚、ここでは、図6において“st0”と示すように、タイミングtにおけるカウントによってステータスカウンタ203が“0”になった場合を例として説明する。尚、カウンタをカウントアップするか、カウントダウンするかの判断は、主走査モータ109の回転方向によってなされる。
更にキャリッジ102が移動し、センサ104素子bが黒線を読み取る状態になると、図6のタイミングtに示すように、B相の信号が立ち上がる。このB相の立ち上がりタイミングにおいて、主走査エンコーダセンサ104はステータスパルスを出力する。これにより、上記と同様に、ステータスカウンタ203が数値をカウントし、カウント値が“1”となる。
更にキャリッジ102が移動し、センサ素子104aが黒線を読み取らない状態になると、図6のタイミングtに示すように、A相の信号が立ち下がる。このA相の立ち下がりタイミングにおいて、主走査エンコーダセンサ104はステータスパルスを出力する。これにより、上記と同様に、ステータスカウンタ203が数値をカウントし、カウント値が“2”となる。
更にキャリッジ102が移動し、センサ素子104bが黒線を読み取らない状態になると、図6のタイミングtに示すように、B相の信号が立ち下がる。このB相の立ち下がりタイミングにおいて、主走査エンコーダセンサ104はステータスパルスを出力する。これにより、上記と同様に、ステータスカウンタ203が数値をカウントし、カウントが“3”となる。
更にキャリッジ102が移動し、センサ素子104aが再度黒線を読み取る状態になると、図6のタイミングtに示すように、A相の信号が立ち上がる。これにより、再度300LPIカウンタ201、202が数値をカウントする。また、A相の信号の立ち上がりにより、主走査エンコーダセンサ104はステータスパルスを出力する。これにより、上記と同様に、ステータスカウンタ203が数値をカウントする。本実施形態に係るステータスカウンタ203は、2ビットのカウンタであり、タイミングtにおいてはカウント値が“0”に戻る。即ち、ステータスカウンタ203のカウント値は、300LPI毎にループする。移行、タイミングt以降と同様の処理が繰り返される。
このように、本実施形態に係るキャリッジ102の位置決め制御においては、300LPIカウンタ201、202が300LPIのエンコーダシートの読み取り結果に応じて数値をカウントすると共に、その4逓倍のステータスパルスに応じてステータスカウンタ203が“0”〜“3”までの数値をカウントする。
そして、1200LPIカウンタ204は、300LPIカウンタ201とステータスカウンタ203とのカウント値に基づいて1200LPIでのカウント値を記憶し、1200LPIカウンタ205は、300LPIカウンタ202とステータスカウンタ203とのカウント値に基づいて1200LPIでのカウント値を保持する。具体的に、1200LPIカウンタ204、205は、夫々300LPIカウンタ201、202のカウント値の4倍の値にステータスカウンタ203のカウント値を足すことにより、1200LPIでのカウント値を保持する。
このような構成において、本実施形態に係る要旨は、ホーミング動作におけるカウンタのリセットにおけるリセット後のカウンタ値の精度に関する。本実施形態に係る要旨の説明として、まず画像形成装置1におけるホーミング動作について説明する。図7は、本実施形態のホーミング動作におけるエンジンCPU101及びモータ制御CPU207の動作を示すシーケンス図である。
図7に示すように、まずはエンジンCPU101がホーミング動作の開始制御のためのコマンドを、モータ通信バッファ206を介してモータ制御用CPU207に送信する(S701)。エンジンCPU101からのコマンドを受けたモータ制御用CPU207は、PWMモジュール208を制御することにより、図8(a)に示すように、キャリッジ102を側壁112に突き当てるように移動させる(S702)。
モータ制御用CPU207は、キャリッジ102が側壁112に接触したことが検知されるまでS702の制御を継続する。尚、キャリッジ102が側壁112に接触したことは、1200LPIカウンタ値記憶部205のカウンタ値によって判断可能である。即ち、所定期間以上、カウンタ値に変化がない場合に、キャリッジ102が側壁112に接触していると判断することができる。
キャリッジ102が側壁112に接触してモータ制御用CPU207が主走査モータドライバ103の駆動を停止した結果、キャリッジ102が側壁112からの反動で図8(b)に示すように跳ね返る可能性がある。そのため、モータ制御CPU207は、キャリッジ102が跳ね返った位置において停止するまで、待機する(S703)。このS703における待機時間は、例えば1秒である。
モータ制御用CPU207は、S702においてキャリッジの移動を開始してからキャリッジの移動を停止し、S703においてキャリッジが停止するまで待機する間の1200LPIカウンタ値記憶部205の値を参照可能である。そして、モータ制御用CPU207は、その間のカウンタ値の極値、即ち、キャリッジ102が最も側壁112に近づいて接触した状態における1200LPIカウンタ値記憶部205のカウント値を取得すると共に、S703において待機した後の1200LPIカウンタ値記憶部205のカウント値、即ち現在地を取得する(S704)。
本実施形態に係る画像形成装置1においては、キャリッジ102が最も側壁112に近づいて接触した状態の1200LPIでのエンコータ値をソフトウェア上、即ちエンジンCPU101における認識上で“0”として設定することにより、ホーミング動作を行う。そのため、モータ制御用CPU207は、S704において取得した極値と現在値との差、即ち、側壁112からのキャリッジ102の移動量に応じた1200LPIでのエンコーダ値をリセット値としてエンジンCPU101に伝えることにより、エンジンCPU101にリセットを実行させる(S705)。
モータ制御用CPU207からリセット値を受け付けたエンジンCPU101は、受け付けたリセット値に基づいて300LPIカウンタ201をリセットすると共に、1200LPIカウンタ値記憶部204の値を補正するためのソフトウェアリセットを行う(S706)。このような動作により、本実施形態に係るホーミング動作が完了する。
ここで、本実施形態に係るFPGA200においては、モータ制御用CPU207に対応したカウンタである300LPIカウンタ202及び1200LPIカウンタ値記憶部205については、電源投入毎のリセットを行わずに、予め定められた数値の範囲で制御される。そのため、300LPIカウンタ202と共に1200LPIカウンタ値記憶部205のカウント値を定めるために用いられるステータスカウンタ203についてもリセットはされない。
これに対して、エンジンCPU101については電源投入毎にキャリッジ102の位置決め制御の正確性を確認する必要があるため、上記のホーミング動作において300LPIカウンタ201がリセットされる。しかしながら、リセットされる300LPIカウンタとリセットされないステータスカウンタ203によって1200LPIカウンタ値記憶部204のカウント値が決定されるため、ステータスカウンタ203のカウント値に応じて誤差が発生する。
ここで、リセット前後における1200LPIカウンタ値記憶部204のカウント値の誤差について、図9を参照して説明する。図9は、キャリッジ102が側壁112に接触した状態、即ち上述した極値でのステータスカウンタ203のカウント値が“3”である場合の、リセット前後の各値を示す表である。例えば、側壁112からの跳ね返りが全く無かった場合、即ち、上述したリセット値が“0”である場合、1200LPIでの“0”の値を300LPIに変換しても“0”であるため、エンジンCPU101は、300LPIカウンタ201を“0”でリセットする。
この場合、ステータスカウンタ203の値が“3”であるため、1200LPIカウンタ値記憶部204が示す値は“3”となり、実際に認識するべきエンコーダ値である“0”との差は“3”となる。その結果、エンジンCPU101が設定するべきソフトウェア上のリセット値は“−3”となる。
他方、側壁112からの跳ね返り量が1200LPIでのカウント値として“3”である場合、即ち、上述したリセット値が“3”である場合、1200LPIでの“3”の値を300LPIに変換しても“0”であるため、エンジンCPU101は、300LPIカウンタ201を“0”でリセットする。
この場合、ステータスカウンタ203の値は、跳ね返り量である“3”に応じてカウントされた結果、“2”となっているため、1200LPIカウンタ値記憶部204が示す値は“2”となり、実際に認識するべきエンコーダ値である“3”との差は“−1”となる。その結果、エンジンCPU101が設定するべきソフトウェア上のリセット値は“+1”となり、上述した場合と異なる結果となってしまう。
また、側壁112からの跳ね返り量が1200LPIでのカウント値として“5”である場合、即ち、上述したリセット値が“5”である場合、1200LPIでの“5”の値を300LPIに変換すると、5/4=1余り1という計算結果に従って、“1”となり、エンジンCPU101は、300LPIカウンタ201を“1”でリセットする。
この場合、ステータスカウンタ203の値は、跳ね返り量である“3”に応じてカウントされた結果、“0”となっているため、1200LPIカウンタ値記憶部204が示す値は“4”となり、実際に認識するべきエンコーダ値である“5”との差は“−1”となる。その結果、エンジンCPU101が設定するべきソフトウェア上のリセット値は“+1”となり、この場合も、上述した“−3”の場合と異なる結果となってしまう。
このような誤った結果は、1200LPIのリセット値を300LPIに変換して300LPIカウンタ201に設定する際に、ステータスカウンタ203のカウント値はリセットされないため、リセットの前後でステータスカウンタ203のカウント値と300LPIカウンタ201との間に不整合が生じることによる。
尚、このような課題は、300LPIカウンタ201のリセットに際してステータスカウンタ203のカウント値をリセットすることができないために生じる。本実施形態においては、エンジンCPU101とモータ制御用CPU207とでステータスカウンタ203を共用しており、モータ制御用CPU207については、リセットを行わずに予め定められた値の範囲でカウンタを使用するために、ステータスカウンタ203のカウント値をリセットすることができないが、これに限らず、ステータスカウンタ203のカウント値をリセットすることができない要因は装置設計上の制約等様々な要因があり得る。
尚、本実施形態においては、ステータスカウンタ203をエンジン制御用CPU101とモータ制御用CPU207とで共用しているが、エンジン制御用CPU101とモータ制御用CPU207夫々についてステータスカウンタを用意する態様もあり得る。このような場合においても、上述したような装置設計上の要因によりステータスカウンタ203のカウント値のリセットが困難であることに変わりはなく、上記と同様の課題が生じる。
また、本実施形態においては、モータ制御用CPU207がPWMモジュール208を介して主走査モータドライバ103を制御する構成を例としているが、エンジン制御用CPU101が同様の制御を行う構成も可能である。即ち、本実施形態においては、エンジン制御用CPU101とモータ制御用CPU207とが連動してエンジン全体を制御する制御部として機能しているが、エンジン制御CPU101が単体でエンジン全体を制御する制御部として機能することも可能である。
その場合、300LPIカウンタ202及び1200LPIカウンタ値記憶部205が不要となるが、上述した課題は300LPIカウンタ201のリセットによって生じる問題であるため、エンジン制御用CPU101がPWMモジュール208を介して主走査モータドライバ103を制御する場合であっても、同様の問題が生じ得る。
このような弊害に対応するため、本実施形態に係るエンジンCPU101は、上述した極値、即ち側壁112にキャリッジ102が接触した状態におけるステータスカウンタ203の値と、跳ね返り後のキャリッジ102の位置に応じたステータスカウンタ203の値との差異に応じて、300LPIカウンタ201のリセット処理に変化を与える。これが、本実施形態に係る要旨の1つである。
以下、本実施形態に係るエンジンCPU101によるリセット処理について、図9に対応する図10及び図11のフローチャートを参照して説明する。図10も、図9と同様に、極値でのステータスカウンタ203のカウント値が“3”である場合の、リセット前後の各値を示す表である。側壁112からの跳ね返りが全く無かった場合、即ち、上述したリセット値が“0”である場合は、図9と同様の処理であり、ソフトウェア上のリセット値は“−3”となる。
他方、例えば、側壁112からの跳ね返り量が1200LPIでのカウント値として“3”である場合、即ち、上述したリセット値が“3”である場合、上述したようにステータスカウンタ203のカウント値は“2”となっている。即ち、キャリッジ102が側壁112から跳ね返って現在の位置で停止するまでの間に、ステータスカウンタ203のカウント値は一度“0”に戻っており、同時に300LPIカウンタが1プラスされていることとなる。
しかしながら、図9において説明したように、1200LPIでのリセット値“3”を4で割って300LPIに変換しても3/4=0余り3で“0”となってしまい、300LPIカウンタ201のリセット後の値として“0”を設定するため、300LPIカウンタ201のカウント値“0”とステータスカウンタ203のカウント値“2”とが関連性の無い不正な値となってしまう。
ここで、そのため、本実施形態に係るエンジンCPU101は、図11に示すようにリセット値を取得し(S1101)、300LPIカウンタをリセットするためにリセット値を300LPIに変換する際、ステータスカウンタ203のカウント値が、上述した極値におけるステータスカウンタ203のカウント値、即ち、キャリッジ102が側壁112に接触した状態でのステータスカウンタ203のカウント値よりも小さい場合(S1102/YES)、即ち、キャリッジ102が側壁から跳ね返ったことによって、300LPIカウンタ201が少なくともプラス1カウントされている場合には、リセット値の300LPIへの変換に際して、300LPI変換後の値を強制的にプラス1カウントするため、逓倍数に応じた値をリセット値にプラスして補正する(S1103)。
S1102における判断は、換言すると、1200LPI単位から300LPI単位に変換することにより、上述したように余りが切り捨てられてしまい、300LPIカウンタ201のカウント値とステータスカウンタ203のカウント値とに基づいて生成される1200LPIカウンタ値記憶部204のカウント値が、300LPIカウンタの1カウント分少なくなってしまう状態を検知する判断である。
実際に、図10に示す場合においては、跳ね返り後のエンコーダ値が例えば“4”、“5”、“6”の場合、跳ね返り後の移動によってステータス値は一度“0”に戻っており、300LPIカウンタは1カウントされている。しかしながら、壁でのステータス値が“3”であるため、リセット値は、夫々“1”、“2”、“3”となり、単純に300LPIに変換すると“0”となってしまう。このような状態を補正することが本実施形態に係る要旨である。
本実施形態に係る逓倍数は“4”である。従って、1200LPIの値を300LPIに変換した際に300LPIの値が強制的にプラス1カウントされるためには、“3”若しくは“4”の値をリセット値にプラスすれば良い。図10の例においては、“4”の値をリセット値にプラスしている。その結果、補正後のリセット値は、“7”となる。
エンジンCPU101は、この補正後の“7”という値を1200LPIから300LPIに変換する(S1104)。この場合、7/4=1余り3となり、変換後の値は“1”となるため、エンジンCPU101は、300LPIカウンタ201に“1”の値をセットする(S1105)。すると、1200LPIカウンタ値記憶部204の値は、300LPIカウンタ201のカウント値“1”と、ステータスカウンタ203のカウント値“2”を合わせて、“6”となる。
結果として、実際に認識するべきエンコーダ値である“3”との差は、上記リセット値“0”の場合と同様に、“3”となり、ソフトウェア上で必要なリセット値は“−3”となる。この値は、キャリッジ102が側壁112に接触した状態におけるステータスカウンタ203のカウント値であり、その状態での1200LPIカウンタ値記憶部204を“0”とするためには必ず差し引く必要がある値である。
従って、エンジンCPU101は、このように300LPIカウンタ201の値をセットした後、上述した極地におけるステータスカウンタ203の値を、1200LPIカウンタ値記憶部204の値からソフトウェア上で差し引くソフトウェア上のリセット値として記憶する(S1106)ことにより、ホーミング動作におけるリセット処理を完了する。
以上、説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1においては、エンジンCPU101とモータ制御用CPU207とでステータスカウンタ203を共用する場合において、キャリッジ102が側壁112に接触したホームポジションにおけるステータスカウンタ203のカウント値が、キャリッジ102が側壁112から跳ね返った後の位置におけるステータスカウンタ203のカウント値よりも大きく、跳ね返りによって300PLPIカウンタ201の値がカウントアップされていることがわかる場合には、モータ制御用CPU207から通知されたリセット値を300LPIに変換する際に、変換後の値を強制的にプラス1カウントするための補正値をリセット値に加える。
これにより、ステータスカウンタ203を共用する低コストなFPGA200においても、リセット前後におけるステータスカウンタ203のカウント値と300LPIカウンタ201のカウント値との不整合を解消し、キャリッジ102の正確な位置決め制御を行うことが可能となる。
尚、上記実施形態においては、エンジンCPU101のための1200LPIカウンタ値記憶部204及びモータ制御CPU207のための1200LPIカウンタ値記憶部205を夫々設ける場合を例として説明した。この他、300LPIカウンタ201、202のカウント値と、ステータスカウンタ203のカウント値とに基づいた1200LPI単位のエンコーダ値の認識処理を、エンジンCPU101、モータ制御CPU207夫々によるソフトウェア処理によって行い、1200LPIカウンタ値記憶部204を省略することも可能である。
また、上記実施形態においては、エンジンCPU101において、キャリッジ102が側壁112に接触した状態におけるエンコーダ値であるステータスカウンタ203のカウント値(上記実施形態においては“3”)に相当する値を、ソフトウェアリセット値として差し引く場合を例として説明した。この他、エンジンCPU101の処理により、1200LPIカウンタ値記憶部204に対するレジスタ設定により、1200LPIカウンタ値記憶部204が保持する値を差し引いても良い。
1 画像形成装置
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 HDD
15 I/F
17 操作部
18 バス
100 エンジン
101 エンジンCPU
102 キャリッジ
103 主走査モータドライバ
104、104a、104b 主走査エンコーダセンサ
105 ヘッドドライバ
106、106Y、106M、106C、106K 記録ヘッド
200 FPGA
201、202 300LPIカウンタ
203 ステータスカウンタ
204、205 1200LPIカウンタ値記憶部
206 モータ通信バッファ
207 モータ制御用CPU
208 PWMモジュール
209 ヘッド駆動回路
特開2010−215399号公報 特開2008−126453号公報

Claims (9)

  1. 対象物に対して画像形成部を相対的に移動させながら画像形成出力を行う画像形成装置であって、
    所定間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号をカウントする所定間隔単位カウンタと、
    前記所定間隔が等分された間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号を、前記所定間隔毎にループする値でカウントする分割単位ループカウンタと、
    前記所定間隔単位カウンタ及び前記分割単位ループカウンタのカウント値に応じて、前記等分された間隔単位で前記画像形成部の位置を認識すると共に、前記画像形成出力動作に関する全体の制御を行う制御部とを含み、
    前記制御部は、
    前記画像形成部を移動範囲の一方の端部に押し付けるように移動制御し、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態から、その後停止した位置までの間隔に応じた前記等分された間隔単位でのカウント値を基準位置認識処理情報として取得し、
    取得した前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換し、変換後の前記カウント値を前記所定間隔単位カウンタにセットすると共に、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値を、前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置を示す値から差し引き、
    前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態からその後停止するまでの間において、前記分割単位ループカウンタのカウント値が少なくとも1回初期値に戻っている場合、前記カウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換する際に、変換後の前記カウント値が1カウント余分にカウントされた値となるように補正された前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記所定間隔毎の単位に変換することを特徴とする画像形成装置。
  2. 所定間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号を、前記画像形成部の移動制御のためにカウントする移動制御用所定間隔単位カウンタを含み、
    前記制御部は、前記移動制御用所定間隔単位カウンタ及び分割単位ループカウンタのカウント値に応じて、前記等分された間隔単位で前記画像形成部の位置を認識して前記画像形成部を移動させるための動力系の制御を行う移動制御部を含み、
    前記移動制御部が、前記画像形成部を移動範囲の一方の端部に押し付けるように移動制御し、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態から、その後停止した位置までの間隔に応じた前記等分された間隔単位でのカウント値を基準位置認識処理情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた後に停止した位置における前記分割単位ループカウンタのカウント値が、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値よりも小さい場合に、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態からその後停止するまでの間において、前記分割単位ループカウンタのカウント値が少なくとも1回初期値に戻っていると判断することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値を取得し、その値を前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置を示す値から差し引くことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態からその後停止するまでの間において、前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置が極値となった際の前記分割単位ループカウンタのカウント値を、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値として取得することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記分割単位ループカウンタがループする値の範囲に応じた値を前記基準位置認識処理情報が示すカウント値に加算することにより、変換後の前記カウント値が1カウント余分にカウントされた値となるように補正することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記画像形成部が移動範囲の一方の端部に押し付けられたことを検知した場合に、前記画像形成部の移動制御を停止し、所定期間経過後に前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置を、前記基準位置認識処理情報として取得することを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置が所定期間一定であった場合に、前記画像形成部が移動範囲の一方の端部に押し付けられたことを検知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 対象物に対して画像形成部を相対的に移動させながら画像形成出力を行う画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置は、
    所定間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号をカウントする所定間隔単位カウンタと、
    前記所定間隔が等分された間隔毎の前記画像形成部の移動に応じて出力される信号を、前記所定間隔毎にループする値でカウントする分割単位ループカウンタとを有し、
    前記所定間隔単位カウンタ及び前記分割単位ループカウンタのカウント値に応じて、前記等分された間隔単位で前記画像形成部の位置を認識すると共に、前記画像形成出力動作に関する全体の制御を行い、
    前記画像形成部を移動範囲の一方の端部に押し付けるように移動制御し、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態から、その後停止した位置までの間隔に応じた前記等分された間隔単位でのカウント値を基準位置認識処理情報として取得し、
    前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換し、変換後の前記カウント値を前記第1の所定間隔単位カウンタにセットすると共に、前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態における前記分割単位ループカウンタのカウント値を、前記等分された間隔単位で認識される前記画像形成部の位置を示す値から差し引き、
    前記画像形成部が前記端部に押し付けられた状態からその後停止するまでの間において、前記分割単位ループカウンタのカウント値が少なくとも1回初期値に戻っている場合、前記カウント値を前記等分された間隔毎の単位から前記所定間隔毎の単位に変換する際に、変換後の前記カウント値が1カウント余分にカウントされた値となるように補正された前記基準位置認識処理情報が示すカウント値を前記所定間隔毎の単位に変換することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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