JP4640519B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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ることを要旨とする。この構成によれば、端部位置が検出されないある主走査の次の主走査における主走査方向の記録範囲は、前記ある主走査が継続するほど、次の主走査ごとに徐々に拡大させて設定されるので、記録媒体の端部まで記録でき、しかも一気に記録範囲を増やす方法に比べ、記録媒体の端部からはみ出して記録される記録剤の量を少なく抑えることが可能となる。
以下、本発明を具体化した第一の実施形態を、図1〜図7に基づいて説明する。
図1は、インクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図、図2は、そのインクジェット式プリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図である。図1及び図2に示す記録装置としてのインクジェット式プリンタ(以下、プリンタという)100は、例えばJIS規格のA1判やB1判といった比較的大型のサイズの記録用紙にまで記録できる大型のプリンタであり、給紙部110、記録部120、排紙部130、脚部140がこの順で上部から配設された構成となっている。記録部120と排紙部130は本体100Aとして一体化されており、給紙部110及び脚部140とそれぞれ分離可能に構成されている。
実線は、理想的なプロファイルPoの例を示す。破線は紙検知の閾値Joを示しており、例えばロール紙表面の反射光量の80%を閾値に設定する。この場合、CPU17は、反射光量のプロファイルが閾値を超えた位置X1および閾値から落ちた位置X2をロール紙Pの左右側端主走査方向の両端であると認識し、これに基づいてインクを吐出する印刷範囲を決定する。しかし、記録媒体の種類や印字状態によっては、同じ幅の記録媒体であっても、一点鎖線や二点鎖線に示すようなプロファイルP1,P2が得られることがありうる。一点鎖線のプロファイルP1の例では、本来の記録媒体の幅よりも小さく認識され、二点鎖線のプロファイルP2の例では、記録媒体の左右側端を特定することは不可能である。特に、本実施形態では、紙検知センサ10が記録ヘッド121の下流側に備えられており、ロール紙Pの被検知域が印刷が終わった部分であるため、プロファイルは印刷した色調の影響を受ける。
S22では、ヘッド位置信号HPSが変化したか否かを判断する。変化がなければS21へ戻り、変化があればS23に移行する。
S25では、DMAC19が読み取った検知信号PDDをメモリ18に書き込み、その後、S21へ戻る。
(1)紙検知センサ10の検出信号から得られたプロファイルを解析してロール紙Pの左右側端位置(両端位置)が特定できるか否かを判定した。ロール紙Pの左右側端位置が特定(検出)できた場合は、特定できた左右側端位置から外側へ小さなマージン距離xを付けた印刷範囲Aを設定し、ロール紙Pの左右側端位置が特定(検出)できなかった場合は、正規の位置にあると仮定したロール紙Pの左右側端位置から外側へ大きなマージン距離yを付けた印刷範囲Bを設定する。このため、紙検知センサ10の検出結果からロール紙Pの左右側端位置を特定できない場合でも、用紙Pの縁まで確実に印刷できるうえ、用紙Pの端より外側に吐出されるインク量をなるべく少なく抑えられ、その後通過するロール紙を汚してしまうことを減らせる。
以下に、本発明を具体化した第二の実施形態を、図8に基づいて説明する。
本実施形態のプリンタは、第一の実施形態のプリンタの構成に加えて、過去の主走査時に記憶されたロール紙Pの左右側端位置から、後の主走査時の左右側端位置を算出可能な演算手段を有している。
(4)ロール紙Pの左右側端位置が特定できなかった場合で、ロール紙Pが斜行して給紙される場合にも、過去の左右側端位置データから今回の左右側端位置を算出する。これにより、マージンの大きい印刷範囲Bではなく、マージンの小さい印刷範囲Aを設定できるので、ロール紙Pの外側に吐出されるインク量を最小限に止めたうえ、左右に余白のない印刷結果を得ることができる。よって、第一の実施形態に比べ、その後、通過するロール紙Pを汚す頻度が減る。
以下に、本発明を具体化した第三の実施形態を、図9及び図11に基づいて説明する。
本実施形態のプリンタは、記録した画像の色情報に基づいて、ロール紙Pの左右側端位置が特定可能かどうかを判断している点で、第一の実施形態のプリンタと異なる。
S62では、読み出された画像の色情報データに基づいて、次の主走査駆動の間に、紙検知センサ10がロール紙Pの左右側端位置を特定可能か否かを判断する。すなわち、検知する部分に印刷された色が比較的淡い色であれば、図6の実線で示した理想に近いプロファイルPoが得られやすいため、特定可能であると判断してS61に進み、以降、第一の実施形態と同一の処理の流れで印刷範囲を決定する。また、検知する部分に印刷された色が濃い色であれば、図6の一点鎖線や二点鎖線で示したようなプロファイルP1,P2が得られやすいため、左右側端位置の特定は不可能と判断しS72へ進む。つまり、本主走査駆動の終了後、S68のプロファイル解析処理及びS69の紙幅位置特定判定処理を行わずに、設定された用紙サイズに応じて想定される理想的な左右側端位置に対して左右ともに所定距離yだけ外側へ拡げた印刷範囲Bを設定する。
(5)画像の色情報を参照することで、紙検知センサ10による用紙Pの左右側端位置の特定が可能かどうかを事前に判断できるので、特定が不能である場合は、プロファイルの解析処理が不要となり、無駄な時間を削減することができる。
以下に、本発明を具体化した第四の実施形態を、図10に基づいて説明する。
本実施形態のプリンタは、第三の実施形態と同様、記録した画像の色情報に基づいて、紙検知センサ10によるロール紙の左右側端位置が特定可能かどうかを判断している。
(6)画像の色情報を参照することで、紙検知センサ10によるロール紙の左右側端位置の特定が可能かどうかを事前に判断できるので、特定が不能である場合は、プロファイルの解析処理が不要となり、無駄な時間を削減することができる。
(変形例1)前記第一及び第三の実施形態では、ロール紙Pの左右側端位置を検出不能と判定した場合、次回の主走査時に直ぐ印刷範囲Bに拡大した。これに対し、ロール紙Pの左右側端位置を検出不能と判定した場合でも、その位置検出不能となってから、ロール紙Pが設定量紙送りされるまで正常時の印刷範囲Aを維持し、その位置検出不能状態のままロール紙Pが設定量紙送りされ終わってはじめて正常時の印刷範囲Aから印刷範囲Bに拡大させるようにする。この場合、仮にロール紙Pが斜行していてこの斜行したロール紙Pの紙端を検出できなくなっても、しばらくはそのままの印刷範囲Aで印刷を継続し、その検出できないままの印刷状態が設定量紙送りされるまで続いた場合、その時はじめて印刷範囲Aから印刷範囲Bに拡大させる。ロール紙Pの斜行する角度とマージン距離xから決まる設定量以内の紙送りのうちは過去の検出位置から決まる印刷範囲を継続しても、紙端がマージンxの範囲内にあるので、縁なし印刷を確実に継続できる。この場合、印刷範囲を拡大する期間を減らすことができ、インクをロール紙Pの端からはみ出して打つ量を少なく抑えることができる。
(1)請求項7に記載の発明において、記録すべき画像の色情報に基づき前記端部位置が前記検出手段により検出できないことを予測する予測手段をさらに備え、前記制御部は前記予測手段により前記端部位置が検出できないことが予測される場合に、前記推定手段により推定された前記記録動作開始位置及び終了位置の間で記録動作するよう前記記録ヘッドを制御することを特徴とする記録装置。
Claims (7)
- 記録ヘッドを有するキャリッジを主走査方向に駆動する主走査駆動部と、
前記主走査方向と略直交する副走査方向に記録媒体を搬送する副走査駆動部と、
前記キャリッジに位置し、記録媒体の端部位置を検出する検出手段と、
を備え、
前記端部位置は、前記記録ヘッドの主走査において検出され、
前記主走査における主走査方向の記録範囲は、前記主走査よりも前の主走査において検出された前記端部位置に基づいて設定され、
ある主走査の次の主走査における主走査方向の記録範囲は、前記ある主走査において前記端部位置が検出されない場合に、前記ある主走査における主走査方向の記録範囲と同じ範囲に設定されることを特徴とする記録装置。 - 前記副走査駆動部は、前記ある主走査と、前記次の主走査との間に、前記記録媒体を搬送することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 記録ヘッドを有するキャリッジを主走査方向に駆動する主走査駆動部と、
前記主走査方向と略直交する副走査方向に記録媒体を搬送する副走査駆動部と、
前記キャリッジに位置し、記録媒体の端部位置を検出する検出手段と、
を備え、
前記端部位置は、前記記録ヘッドの主走査において検出され、
前記主走査における主走査方向の記録範囲は、前記主走査よりも前の主走査において検出された前記端部位置に基づいて設定され、
前記端部位置が検出されないある主走査の次の主走査における主走査方向の記録範囲は、前記ある主走査が継続するほど、前記次の主走査ごとに徐々に拡大させて設定されることを特徴とする記録装置。 - 前記次の主走査における主走査方向の記録範囲は、前記次の主走査ごとに連続的に増やして設定されることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記次の主走査における主走査方向の記録範囲は、前記次の主走査ごとに段階的に増やして設定されることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 主走査駆動部、副走査駆動部および検出手段を備える記録装置を用いる記録方法であって、
前記主走査駆動部が、記録ヘッドを有するキャリッジを主走査方向に駆動し、
前記副走査駆動部が、前記主走査方向と略直交する副走査方向に記録媒体を搬送し、
前記検出手段は、前記キャリッジに位置し、前記記録ヘッドの主走査において、前記端部位置を検出し、
前記主走査における主走査方向の記録範囲を、前記主走査よりも前の主走査において検出された前記端部位置に基づいて設定し、
ある主走査の次の主走査における主走査方向の記録範囲を、前記ある主走査において前記端部位置が検出されない場合に、前記ある主走査における主走査方向の記録範囲と同じ範囲に設定することを特徴とする記録方法。 - 主走査駆動部、副走査駆動部および検出手段を備える記録装置を用いる記録方法であって、
前記主走査駆動部が、記録ヘッドを有するキャリッジを主走査方向に駆動し、
前記副走査駆動部が、前記主走査方向と略直交する副走査方向に記録媒体を搬送し、
前記検出手段は、前記キャリッジに位置し、前記記録ヘッドの主走査において、前記端部位置を検出し、
前記主走査における主走査方向の記録範囲を、前記主走査よりも前の主走査において検出された前記端部位置に基づいて設定し、
前記端部位置が検出されないある主走査の次の主走査における主走査方向の記録範囲を、前記ある主走査が継続するほど、前記次の主走査ごとに徐々に拡大させて設定することを特徴とする記録方法。
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