JP2006159695A - 記録装置、及び記録制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録装置にセットしてあるスケールの汚れ、傷等によってエンコーダ出力信号の乱れが生じた場合でも、正常な周期の記録ヘッド位置信号に補正してシステム制御ICへ入力することで、正確な記録タイミング生成し正常な記録を行うことを可能にする。
【解決手段】 エンコーダ出力信号の第n周期“t1”と第n+1周期“t2”(n:整数)を算出し、記録ヘッド位置信号補正手段では予め設定してある許容周期変動分“Δt”に対してt1−Δt≦t2≦t1+Δtの場合は周期がt2になるように記録ヘッド位置信号を出力するが、t2<t1−Δtの時は周期がt1に、また、t2>t1+Δtの時は周期がt1+Δtになるように記録ヘッド位置信号を出力するようにしている。
【選択図】 図8

Description

本発明は記録装置、及び記録制御方法に関し、特に、例えば、インクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッドを用いた記録装置、及び記録制御方法に関する。
ホストコンピュータの出力装置として、熱転写方式、電子写真方式、ドットインパクト方式、インクジェット方式等の記録装置が使用されている。
この中で加熱による液体の発泡を利用したインクジェット方式は、記録の高密度化が容易であり、静粛性に優れ、カラー化が容易であり、高速記録に耐え得る等の優れた特徴を有している。
まず従来のインクジェット記録装置の制御構成について説明する。
図9はインクジェット記録装置(以下、記録装置という)の制御システムの構成を示すブロック図である。
図9において、100はホストコンピュータ(以下、ホストという)で、所定のOS配下で動作する各種アプリケーションプログラムの実行状態を管理している。記録装置に記録データを送信するためのプリンタ制御プログラム(プリンタドライバ)はこのOS配下で動作する。101はホスト101からの記録データを記録装置1に取り込むためのホスト100と記録装置1とを接続するためのインタフェースケーブルでパラレル(セントロニクス)あるいはシリアル(USB)インタフェースが使われる。
記録装置1にはシステム制御部1が備えられ、ホスト100からの記録データを取り込むために使われるパラレル(セントロニクス)あるいはシリアル(USB)規格に準拠したインタフェース部104を有している。インタフェース部104で取り込んだ記録データはデータ受信バッファとなるRAM108に転送され格納される。
さらに、システム制御部103には、記録装置1を記録可能状態にするための起動スイッチや記録可能状態になったことを目視で分かるようにするための発光LEDを備えたオペレーション部105、CPU106、CPU106が実行する制御プログラムを格納するROM107が備えられる。
上述のように、各種データを一時的に格納するためのRAM108は、ホストから送信される記録データに対しては受信バッファとして、また、記録ヘッドに転送する記録データにはプリントバッファとして機能するのである。
システム制御IC109ではホスト100からの記録データを実際に記録ヘッドが記録を行うための実記録データに変換し、その実記録データを記録ヘッド3に転送するなどの記録ヘッド制御、各種モータ制御、オペレーション制御等を行う。
さらに、図9において、3はシステム制御IC109から送られてくる実記録データに基づいてインクを吐出する記録ヘッド、2は記録ヘッド3を搭載して往復移動するキャリッジ、M1は記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2を搬送するためのキャリッジモータ、M2は記録紙などの記録媒体搬送のための搬送モータである。そして、キャリッジモータM1、搬送モータM2は夫々、モータドライバ115、116により駆動され、これらモードドライバは記録制御を行うときに記録媒体上に正しく画像が形成されるようシステム制御IC109により記録データ処理とともに制御される。
キャリッジ2にはエンコーダ112が搭載され、キャリッジ2の移動に伴って記録ヘッド3の位置情報、速度情報となるパルス信号を出力し、システム制御IC109へ出力する。システム制御IC109ではこのパルス信号から記録ヘッド3のインク吐出タイミングを生成して、そのインク吐出タイミングに合わせて記録ヘッド3に実記録データ、インク吐出信号を転送するようにしいる。更に、システム制御IC109ではこのパルス信号から記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2が予め設定してある目標速度で移動するよう管理もしている。
なお、117はシステム制御部103、記録ヘッド3、モータドライバ115、116を駆動するための電力を供給するための主電源である。
このような従来の記録装置での記録タイミングはエンコーダ112によって生成されるエンコーダ信号に基づくものが多い。エンコーダ112はその分解能に合わせてスリットが配置されているスケール(不図示)とともに使用され、キャリッジ3に備えられたエンコーダ112が記録装置1に設けられたスケール上を移動することで、エンコーダ112からパルス信号が出力される構成となっている。通常、エンコーダ112から出力されるパルス信号としては90度位相が異なるA相、B相があり、この2つのパルス信号のうちのどちらか一方を使って記録ヘッドの記録タイミングを生成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−145730号公報
しかしながら、記録装置内のキャリッジ移動方向に沿って設けられたスケールが汚れたり、傷が付いたりした場合はエンコーダがスケール上のスリットを正確に読み取ることが難しくなり、エンコーダからパルス信号が記録ヘッドの位置を正しく示さないといった問題が発生してしまうという問題がある。そうした場合、パルス信号の周期が長くなったり、短くなったりするが、そうなると記録ヘッドへのデータ転送、記録タイミングが正常に制御できなくなってしまい、その結果、記録品質が低下するか、あるいは記録装置の動作全体に支障をきたす場合がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、スケールの汚れや傷等によってエンコーダ出力信号の乱れが生じた場合でも、その乱れたパルス信号から生成される記録ヘッド位置信号を正常な周期の記録ヘッド位置信号に補正することで、正確な記録タイミング生成し正常な記録を行うことを可能にした記録装置及び記録制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
即ち、記録ヘッドを往復走査して記録媒体に記録を行う記録装置であって、前記記録ヘッドを走査方向に沿って設けられ、等間隔にスリットを有したスケールと、前記記録ヘッドの走査とともに移動しながら前記スケールを読み取ってパルス信号を出力する位置検出手段と、前記記録ヘッドの移動に伴って前記位置検出手段から周期的に出力されるパルス信号のエッジを検出し前記記録ヘッドの位置を表す位置信号を生成する位置信号生成手段と、前記位置信号生成手段によって出力されるn番目とn+1番目の位置信号から該位置信号の間の第1の周期を算出する第1の周期算出手段と、前記位置信号生成手段によって出力されるn+1番目とn+2番目の位置信号から該位置信号の間の第2の周期を算出する第2の周期算出手段と、前記第1と第2の周期との間の周期変動と所定の許容値とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に従って、前記周期変動が前記所定の許容値内に収まるように前記位置信号を補正する補正手段とを有することを特徴とする。
さらに、前記補正手段によって補正された位置信号に基づいて前記記録ヘッドを駆動して記録を行う記録制御手段を有することが望ましい。
さて、前記補正手段は、以下のような構成を備えると良い。
(1)前記第1と第2の周期において、後に続く周期が所定の許容値を超えて前の周期より短くなっている場合には、前記後に続く周期が前記前の周期と同じになるように補正用の位置信号を出力するように補正する。
(2)前記第1と第2の周期において、後に続く周期と前の周期との間の周期変動が所定の許容値内にある場合には、前記位置信号を補正せずにそのまま出力する。
(3)前記第1と第2の周期において、後に続く周期が所定の許容値を超えて前の周期より長くなっている場合には、前記所定の許容値を超えた時点で、補正用の位置信号を出力するように補正する。
このような場合、前記補正手段は、前記所定の許容値を超えて前の周期より短くなっている位置信号や前記所定の許容値を超えて前の周期より長くなっている位置信号は無視する。
従って、前記第1及び第2の周期算出手段は、前記周期変動が前記所定の許容値を超えた場合、次の周期算出のために前記補正手段により出力された前記補正の位置信号を前記位置信号生成手段によって出力される位置信号の替わりに用いることが望ましい。
なお、前記位置信号生成手段は、前記位置検出手段から周期的に出力されるパルス信号のエッジの立ち上がりエッジ、或いは立ち下がりエッジのいずれかを選択し、該選択したパルス信号のエッジに基づいて前記位置信号を生成すると良い。
また、前記位置検出手段は2つの位相の異なるパルス信号を出力し、前記位置信号生成手段は、前記2つの位相の異なるパルス信号のいずれかを選択して前記位置信号を生成すると良い。
さらに、前記位置検出手段から出力されるパルス信号を入力して、前記パルス信号のノイズ成分を除去するフィルタ手段を備えることが望ましい。
また他の発明によれば、往復走査する記録ヘッドの走査方向に沿って設けられ等間隔にスリットを有したスケールを読取って前記記録ヘッドの位置を検出しながら記録を行う記録制御方法であって、前記記録ヘッドの移動に伴って前記スケールを読み取ることで周期的に発生するパルス信号のエッジを検出し前記記録ヘッドの位置を表す位置信号を生成する位置信号生成工程と、前記位置信号生成工程において出力されるn番目とn+1番目の位置信号から該位置信号の間の第1の周期を算出する第1の周期算出工程と、前記位置信号生成工程によって出力されるn+1番目とn+2番目の位置信号から該位置信号の間の第2の周期を算出する第2の周期算出工程と、前記第1と第2の周期との間の周期変動と所定の許容値とを比較する比較工程と、前記比較工程における比較結果に従って、前記周期変動が前記所定の許容値内に収まるように前記位置信号を補正し、前記補正された位置信号に基づいて記録を行うよう制御する記録制御工程とを有することを特徴とする記録制御方法を備える。
以上のような構成により本発明によれば、例えば、スケール上のスリットが汚れや傷により正常に読み取れなくなった場合には、出力パルス信号の周期が通常より長くなったり短くなったりするが、そのような場合には、その前の正常な周期と同じ周期になるように位置信号を補正される。
従って本発明によれば、記録装置に設けられたスケールの汚れや傷等によって記録ヘッドの位置を示す位置信号に乱れが生じた場合でも、その乱れた位置信号が正常な周期となるように補正されるので、正確な記録タイミング生成し正常な記録を行うことができるという効果がある。
さらに、スケールを読み取ってときに発生するパルス信号にノイズが混入した場合にもそれを除去することができるので、ノイズの影響を受けない正常な位置信号を生成することができる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<インクジェット記録装置の説明(図1)>
図1は本発明の代表的な実施形態であるインクジェット記録装置1の構成の概要を示す外観斜視図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置という)は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2にキャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構4より伝え、キャリッジ2を矢印A方向に往復移動させるとともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構5を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド3から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。
また、記録ヘッド3の状態を良好に維持するためにキャリッジ2を回復装置10の位置まで移動させ、間欠的に記録ヘッド3の吐出回復処理を行う。
記録装置1のキャリッジ2には記録ヘッド3を搭載するのみならず、記録ヘッド3に供給するインクを貯留するインクカートリッジ6を装着する。インクカートリッジ6はキャリッジ2に対して着脱自在になっている。
図1に示した記録装置はカラー記録が可能であり、そのためにキャリッジ2にはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを夫々、収容した4つのインクカートリッジを搭載している。これら4つのインクカートリッジは夫々独立に着脱可能である。
さて、キャリッジ2と記録ヘッド3とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド3は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、この実施形態の記録ヘッド3は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用し、熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備え、その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図1に示されているように、キャリッジ2はキャリッジモータM1の駆動力を伝達する伝達機構4の駆動ベルト7の一部に連結されており、ガイドシャフト13に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。従って、キャリッジ2は、キャリッジモータM1の正転及び逆転によってガイドシャフト13に沿って往復移動する。また、キャリッジ2の移動方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ2の絶対位置を示すためのスケール8が備えられている。この実施形態では、スケール8は透明なPETフィルムに必要なピッチ(所定の等間隔)で黒色のバー(スリット)を印刷したものを用いており、その一方はシャーシ9に固着され、他方は板バネ(不図示)で支持されている。そして、キャリッジ2にはスケール8のスリットを読み取るためのエンコーダ(後述)が設けられている。
また、記録装置には、記録ヘッド3の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられており、キャリッジモータM1の駆動力によって記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2が往復移動されると同時に、記録ヘッド3に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
さらに、図1において、14は記録媒体Pを搬送するために搬送モータM2によって駆動される搬送ローラ、15はバネ(不図示)により記録媒体Pを搬送ローラ14に当接するピンチローラ、16はピンチローラ15を回転自在に支持するピンチローラホルダ、17は搬送ローラ14の一端に固着された搬送ローラギアである。そして、搬送ローラギア17に中間ギア(不図示)を介して伝達された搬送モータM2の回転により、搬送ローラ14が駆動される。
またさらに、20は記録ヘッド3によって画像が形成された記録媒体Pを記録装置外ヘ排出するための排出ローラであり、搬送モータM2の回転が伝達されることで駆動されるようになっている。なお、排出ローラ20は記録媒体Pをバネ(不図示)により圧接する拍車ローラ(不図示)により当接する。22は拍車ローラを回転自在に支持する拍車ホルダである。
またさらに、記録装置には、図1に示されているように、記録ヘッド3を搭載するキャリッジ2の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の所望位置(例えば、ホームポジションに対応する位置)に、記録ヘッド3の吐出不良を回復するための回復装置10が配設されている。
回復装置10は、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピングするキャッピング機構11と記録ヘッド3の吐出口面をクリーニングするワイピング機構12を備えており、キャッピング機構11による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引手段(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させ、それによって、記録ヘッド3のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復処理を行う。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピング機構11によるキャッピングすることによって、記録ヘッド3を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構12はキャッピング機構11の近傍に配され、記録ヘッド3の吐出口面に付着したインク液滴を拭き取るようになっている。
これらキャッピング機構11及びワイピング機構12により、記録ヘッド3のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
<インクジェット記録装置の制御構成(図2)>
図2は図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
なお、図2において、既に従来の記録装置の構成を示す図9を参照して説明したのを同じ構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略し、ここでは、この実施例に特有の構成や機能についてのみ説明する。
図2において、プリンタドライバ102は、ホスト100で実行される各種アプリケーションプログラムにより生成されたファイルの画像データを、例えば、ブラック、シアン、マセンタ、イエロなどの実際に記録するのに使用するインクの色に対応している色成分データに変換して記録装置1へする。
この実施例のインタフェースコントローラ104aはホスト100との双方向のデータ通信制御を行うために、USB或いはセントロニクスのどちらのインタフェースを用いても制御可能なように構成されている。インタフェースコントローラ104aでは取り込んだ記録データを受信バッファとなるRAM(例えば、DRAM)108に転送するとともに、記録装置1内の内部状態を示すステイタス情報をホスト100のプリンタドライバ102に送信する等の処理を行う。
この実施例のシステム制御IC103では、主にホスト100からインタフェースコントローラ104aを通じて送られてくる記録データを実際に記録ヘッド3がインクを吐出して記録を実行するためのデータ(以後、実記録データという)に変換する記録データ処理、変換した実記録データを記録ヘッド3に転送するといった記録データ転送制御、記録ヘッド3内にあるブラック、シアン、マセンタ、イエロなどのインクをそれぞれのノズルから記録媒体上にインクを吐出するための記録ヘッド駆動制御、記録装置1内の各種モータを駆動するモータドライバを制御するためのモータ駆動制御、そしてシステム内の時間管理(ある所定のした時間をセットし、その時間が経過する毎にCPU106に対して割り込み処理を行う)を行うためのタイマ割り込み制御など記録制御を実行するときに必要となる各ブロックの制御で全て行っている。
記録ヘッド制御でのインク吐出タイミングやモータ駆動制御内で行われているモータを予め設定してある速度で駆動するためサーボ制御はエンコーダ112からのパルス信号を基準にして行う。
また、オペレーション部105には記録装置1を記録可能状態(ON LINE)にするための起動スイッチとなるパワーキー、印字動作をキャンセルするためのリジュームキーや記録可能状態になったことを目視で分かるようにするために発光LEDからなるパワーランプ、記録装置1のエラー状態を示すためのエラーランプを備えている。
さて、図2において、110は記録ヘッド位置信号生成部であり、まずエンコーダ112から出力されたパルス信号であるエンコーダ信号(ENC)を記録ヘッド位置信号(PHP)に変換し、記録ヘッド位置信号(PHP)が予め設定してある周期(t)で送られてくる場合にはそのままシステム制御IC109に出力するが、記録ヘッド位置信号(PHP)の周期がその周期(t)とは異なった場合には記録ヘッド位置信号の周期を周期(t)になるよう補正してシステム制御IC109に出力する。
エンコーダ112はキャリッジ2がその移動方向(図1の矢印A)に移動すると2つのパルス信号を出力する。そのパルス信号はシステム制御部103内の記録ヘッド位置信号生成110に入力される。また、図1を参照して説明したように、キャリッジ2が移動する場合にはエンコーダ112が必ずスケール8の上を通るようにしている。また、スケール8はエンコーダ112の分解能と同じ分解能のスリットが設けられている。
なお、上述のように、インクカートリッジ6と記録ヘッド3と分離可能に構成しても良いが、これらが一体的に形成されて交換可能なヘッドカートリッジIJCを構成しても良い。
図3は、インクタンクと記録ヘッドとが一体的に形成されたヘッドカートリッジIJCの構成を示す外観斜視図である。図3において、点線KはインクタンクITと記録ヘッドIJHの境界線である。ヘッドカートリッジIJCにはこれがキャリッジ2に搭載されたときには、キャリッジ2側から供給される電気信号を受け取るための電極(不図示)が設けられており、この電気信号によって、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてインクが吐出される。
なお、図3において、500はインク吐出口列である。また、インクタンクITにはインクを保持するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体が設けられている。
次に、この実施例に関係する記録ヘッド位置信号生成部の内部構成と動作について説明する。
図4は記録ヘッド位置信号生成部110の詳細な構成を示すブロック図である。
図4に示すように、エンコーダ112から出力されるパルス信号(エンコーダ信号)が記録ヘッド位置信号生成部内の各ブロックを通って処理され、その結果がシステム制御IC109内の記録ヘッド吐出制御部320、モータ制御部330、記録ヘッド位置信号カウント部340に入力される。具体的には、記録ヘッド位置信号生成部110ではエンコーダ112から出力されるパルス信号を記録ヘッドの位置情報となる記録ヘッド位置信号(PHP)に変換し、さらに記録ヘッド位置信号の周期補正が必要であれば補正を行って記録ヘッド吐出制御部320、モータ制御部330に正常な記録ヘッド位置信号を出力する。
図4において、311はエンコーダ112から出力されるA相、B相の2つのエンコーダ信号の内のどのパルス信号を記録ヘッド制御、サーボ制御の基準となる信号として使うかを選択するエンコーダ信号選択部、312は、エンコーダ信号選択部311で選択したパルス信号のエッジを検出して(立ち上がりエッジ、立下りエッジのどちらを基準にするか予め選択しておく)短パルス信号である記録ヘッド位置信号(PHP)を生成し出力するエッジ検出手段である。
また、313、314はエッジ検出部312から送られてくる第n番目から第n+1番目までの記録ヘッド位置信号(PHP)の周期を算出する第一周期算出部、第n+1番目から第n+2番目までの記録ヘッド位置信号(PHP)の周期を算出する第二周期算出部である。なお、第一周期算出部313の算出値を“周期t1”、第二周期算出部314の算出値を“周期t2”とする。このようにエッジ検出部311から送られてくる記録ヘッド位置信号の順番によって第一周期算出部、第二周期算出部を交互に使用する。
さらに、315は記録ヘッド位置信号補正部、316は記録ヘッド等速移動エリア設定レジスタ、317は等速時速度変動分周期設定レジスタ、318は加減速時速度変動分周期設定レジスタである。
なお、記録ヘッド位置信号カウント部340では記録ヘッド位置信号(PHP)のパルス数をカウントする。記録ヘッド位置信号カウント部340は記録ヘッドの初期位置(カウント数=0)からカウントを開始していくが、そのカウンタ値によって現在の記録ヘッドの位置がどこにあるかを把握できるようにしている。(記録ヘッド位置信号カウント部340のカウンタ値を“リアルカウンタ値(x0)”とする)
記録ヘッド等速移動エリア設定レジスタ316には記録ヘッド3が等速で移動するエリア情報を予め設定する。具体的には、例えば、記録ヘッド3が等速移動を開始する位置での記録ヘッド位置信号のカウンタ値(“等速スタートカウンタ値(x1)”とする)、記録ヘッド3が等速移動を終了する位置での記録ヘッド位置信号のカウンタ値(“等速エンドカウンタ値(x2)”とする)をそれぞれ設定する。
さらに、記録ヘッド3が等速移動するときの許容される速度変動分を記録ヘッド位置信号の周期変動値に置き換えて等速時速度変動分周期設定レジスタ317(その設定値を“許容変動周期(Δt1)”とする)に、記録ヘッドが加速、減速時するときの許容される速度変動分を記録ヘッド位置信号の周期変動値に置き換えて加減速時速度変動分周期設定レジスタ318(その設定値を“許容変動周期(Δt2)”とする)に予め設定する。
次に、以上のような構成の記録ヘッド位置信号生成部110の動作をフローチャートを参照して説明する。
図5〜図7は記録ヘッド位置信号生成部110の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS10では、エンコーダ112からA相、B相のエンコーダ信号を入力し、次のステップS20ではステップエンコーダ信号選択部311がいずれかの信号を選択し、ステップS30では、エッジ検出部312が選択されたエンコーダ信号のエッジを検出して、記録ヘッド位置信号(PHP)を生成する。
さらに、ステップS40では、第一周期算出部313がエッジ検出部312から送られてくる第n番目と第n+1番目の記録ヘッド位置信号(PHP)の周期(t1)を算出し、ステップS50では、第二周期算出部314がエッジ検出部312から送られてくる第n+1番目と第n+2番目の記録ヘッド位置信号(PHP)の周期(t2)を算出する。
さて、記録ヘッド位置信号補正部315では記録ヘッド位置信号カウント部340によってカウントされる“リアルカウント値(x0)”を常に監視しており、ステップS60では、記録ヘッド位置信号カウント部340の“リアルカウント値(x0)”が記録ヘッド等速位置設定レジスタ316の“等速スタートカウンタ値(x1)”になったかどうかを判断する。
ここで、x0=x1であれば、記録ヘッド3は等速エリアに入ったと判断し、処理はステップS70に進むが、x0≠x1であれば、記録ヘッド3は加速しているエリア(加減速移動エリア)にいると判断し、処理はステップS80に進む。
そして、ステップS70では、等速時速度変動分周期設定レジスタ317に“許容変動周期(Δt1)”をセットする。ステップS80では加減速時速度変動分周期設定レジスタ318に“許容変動周期(Δt2)”をセットする。
そして、第一周期算出部313で算出した第n番目と第n+1番目との記録ヘッド位置信号(PHP)の周期である第n周期(t1)に対して、第二周期算出部314で算出した第n+1番目と第n+2番目の記録ヘッド位置信号(PHP)の周期である第n+1周期(t2)が許容変動周期(Δt)以上に大きく変動してないかどうかを調べる。即ち、t2と(t1±Δt)とを比較する。
ここで、この比較により、t1とt2とは3つの場合が生じる。即ち、(1)t2<t1−Δtの場合、(2)t1−Δt≦t2≦t+Δtの場合、(3)t2>t1+Δtである。このような場合夫々に対応するために以下の処理を実行する。
まず、ステップS90では、t2<t1−Δtかどうかを調べる。
ここで、t2<t1−Δtであるならば(周期が許容以上に短くなっている)、処理はステップS100に進み、記録ヘッド位置信号補正部315は、第n+1周期(t2)が第n+2番目の記録ヘッド位置信号(PHP)パルス入力タイミングを経過して第n周期(t1)になるところで、補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP)を生成して、記録ヘッド吐出制御部320、モータ制御部330と、第一周期算出部313とに出力する。これにより、処理はステップS160において、許容以上に短くなった周期(t2)は周期(t1)と同じになるように補正される。
なお、第n+1周期(t2)が第n周期(t1)になる前に記録ヘッド位置信号(PHP)が第二周期算出部314に入力された場合はその記録ヘッド位置信号は無視する。第一周期算出部313ではタイミングが(t1−Δt)の時点で入力された第1の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP1)からカウントをスタートさせエッジ検出部312から送られてくる次の記録ヘッド位置信号までカウントを行い、周期(t1)を算出する。
これに対して、t2≧t1−Δtであるならば、処理はステップS110に進み、さらに、t1−Δt≦t2≦t1+Δtであるかどうかを調べる。
ここで、t1−Δt≦t2≦t1+Δtであれば(周期変動は許容範囲内である)、処理はステップS120に進み、エッジ検出部312から入力された第n+2番目の記録ヘッド位置信号(PHP)をそのまま記録ヘッド吐出制御部320、モータ制御部330に出力する。
これに対して、第n+2番目の記録ヘッド位置信号が入力される前に第二周期算出部314で算出中の第n+1周期(t2)が、t2>t1+Δtになった場合は(周期が許容以上に長くなっている)、処理はステップS130に進み、その時点(即ち、t2>t1+Δtになった時点)で第1の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP1)を生成して記録ヘッド吐出制御部320、モータ制御部330と第一周期算出部313に出力する。
さらに、ステップS140では、第一周期算出部313では入力された第1の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP1)によってカウントをスタートし周期(t1)に達したと判断したところ(即ち、t1−Δtのタイミング)で第2の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP2)を生成して、後段と第二周期算出部314へ出力する。そして、ステップS150において、第二周期算出部314は入力された第2の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP2)でカウントをスタートしエッジ検出部312から送られてくる次の記録ヘッド位置信号までカウントを行い、新たな周期(t2)を算出する。
次に、ステップS170では、第n+2番目と第n+3番目の記録ヘッド位置信号(PHP)の周期である第n+2周期(t1)を第一周期算出部313で算出する。そして、ステップS60と同様に、ステップS180では、記録ヘッド位置信号カウント部340の“リアルカウント値(x0)”が記録ヘッド等速位置設定レジスタ316の“等速スタートカウンタ値(x1)”になったかどうかを判断する。
ここで、x0=x1であれば、記録ヘッド3は等速エリアに入ったと判断し、処理はステップS190に進み、ステップ70と同様に、周期変動値(Δt)に等速時速度変動分周期設定レジスタ317に設定された“許容変動周期(Δt1)”をセットする。これに対して、x0≠x1であれば、記録ヘッド3は加速しているエリア(加減速移動エリア)にいると判断し、処理はステップS200に進み、ステップS80と同様に、周期変動値(Δt)に加減速時速度変動分周期設定レジスタ318に設定された“許容変動周期(Δt2)”をセットする。
このようにして、第二周期算出部314で算出した第n+1番目と第n+2番目の記録ヘッド位置信号(PHP)の周期である第n+1周期(t2)に対して、第一周期算出部313で算出した第n+2番目と第n+3番目の記録ヘッド位置信号(PHP)の周期である第n+2周期(t1)が許容変動周期以上に大きく変動してないかどうかを調べる。即ち、t1と(t2±Δt)とを比較する。
ここで、この比較により、t1とt2とは3つの場合が生じる。即ち、(1)t1<t2−Δtの場合、(2)t2−Δt≦t1≦t2+Δtの場合、(3)t1>t2+Δtである。このような場合夫々に対応するために以下の処理を実行する。
まず、ステップS210では、t1<t2−Δtかどうかを調べる。
ここで、t1<t2−Δtであるならば、処理はステップS220に進み、記録ヘッド位置信号補正部315は、第n+2周期(t1)が第n+1周期(t2)になるところで補正用記録ヘッド位置信号を生成して、記録ヘッド吐出制御部320、モータ制御部330と、第二周期算出部314に出力する。これにより、処理はステップS280において、許容以上に短くなった周期(t1)は周期(t2)と同じになるように補正される。
これに対して、t1≧t2−Δtであるならば、処理はステップS230に進み、さらに、t2−Δt≦t1≦t2+Δtであるかどうかを調べる。
ここで、t2−Δt≦t1≦t2+Δtであれば(周期変動は許容範囲内である)、処理はステップS240に進み、エッジ検出部312から入力された第n+3番目の記録ヘッド位置信号(PHP)をそのまま記録ヘッド吐出制御部320、モータ制御部330に出力する。
これに対して、記録ヘッド位置信号(PHP)が入力される前にt1>t2+Δtになった場合は、処理はステップS250に進み、その時点(t1>t2+Δtになった時点)で第1の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP1)を生成して後段と第二周期算出部314に出力する。
そして、ステップS260において、第二周期算出部314が入力された第1の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP1)によってカウントをスタートし、周期(t2)に達したと判断したところ(即ち、t2−Δtのタイミング)で第2の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP2)を生成して後段と第一周期算出部313へ出力する。そして、ステップS270において、第一周期算出部313では入力された第2の補正用記録ヘッド位置信号(ΔPHP2)でカウントをスタートしエッジ検出部312から送られてくる次の記録ヘッド位置信号までカウントを行い、新たな周期(t1)を算出する。
次に、処理はステップS290に進み、第n+3番目と第n+4番目の記録ヘッド位置信号(PHP)の周期である第n+3周期(t2)を第2周期算出部314で算出する。以下、処理はステップS60に戻り、前述の処理を繰り返す。
このようにエッジ検出部312から送られてくる記録ヘッド位置信号の順番によって記録ヘッド位置信号の周期算出を第一周期算出部313、第二周期算出部314にて交互に行い、記録ヘッド位置信号補正部315ではその算出結果である第n、n+2、n+4、……周期(t1)と、第n+1、n+3、n+5、……周期(t2)を交互に比較の基準として扱うようにしている。
なお、記録ヘッド位置信号補正部315にて、記録ヘッド位置信号カウント部340のリアルカウント値(x0)が記録ヘッド等速位置設定レジスタ315に設定された等速ストップカウンタ値(x2)になったことを検知し、記録ヘッドが等速移動エリアから加減速移動エリアに移動したと判断したならば、前述した加減速移動エリア時の処理同様に第一周期算出部313で算出した第n周期(t1)と加減速時速度変動分周期設定レジスタ317の設定値である許容変動周期(Δt2)から求めた許容周期(t1±Δt2)と第二周期算出部314で算出した第n+1周期(t2)とを比較するように制御する。
記録ヘッド位置信号補正部315は前述したように記録ヘッド3の移動が初期位置(ホームポジション)から離れていく方向に移動する場合(つまり記録ヘッド位置信号カウント部340がカウントアップするときの移動方向)は、記録ヘッド位置信号カウンタ部340のリアルカウント値(x0)が初期値“0”から等速スタートカウンタ値(x1)までのエリアと等速エンドカウンタ値(x2)から停止する位置までエリアを加減速移動エリアとして補正制御する。
しかしながら、記録ヘッド3が初期位置に向かう方向に移動する場合(つまり記録ヘッド位置信号カウント部340がカウントダウンする移動方向)でも、その停止位置から等速エンドカウンタ値(x2)までのエリアと等速スタートカウンタ値(x1)から初期位置までのエリアを加減速移動エリアとして補正制御するので、記録ヘッドの往復移動おいて記録ヘッド位置信号補正部315による補正制御が可能である。
さらに、記録ヘッド位置信号生成部の構成として図4には図示してはいないが、ノイズフィルタをエンコーダ信号選択部311の前段に置くことで、エンコーダから出力されるパルス信号にノイズが重畳されてしまった場合があったとしても、そのノイズ成分を除去することで、ノイズ成分のない正常なエンコーダからのパルス信号をエンコーダ信号選択部311に入力することが可能となり、記録ヘッド位置信号生成部310の安定した動作に貢献する。
図8は記録ヘッド位置信号生成部で生成される記録ヘッド位置信号を示す図である。
ここで、図8を参照して、エンコーダ出力のパルス波形が異常な場合に記録ヘッド位置信号生成部310で記録ヘッド位置信号がどのように補正されるかについて具体的に説明する。
まず、図8において、ENCはエンコーダ112からの出力パルス信号、PHPはエッジ検出部312で生成した記録ヘッド位置信号、CPHPは記録ヘッド位置信号補正部315からによって補正された記録ヘッド位置信号である。なお、記録ヘッド位置信号(PHP)はエンコーダ112からの出力信号に対してその立ち上がりエッジを基準に生成されたものである。
図8に示すように、エンコーダ出力信号(ENC)のENC(1)〜ENC(3)では特に波形に異常はなく、記録ヘッド位置信号補正部315では、エンコーダ出力信号のENC(1)とENC(2)とにより第一周期算出部313の算出値t1=aと、エンコーダ出力信号のENC(2)とENC(3)とにより第二周期算出手段314の算出値t2=bが比較される。この場合、t1−Δt≦t2≦t1+Δt(周期変動は許容範囲内)と判断され、エンコーダ出力信号に基づいて生成された記録ヘッド位置信号(PHP)をそのまま記録ヘッド位置信号補正部315から出力する。第一周期算出部313ではその記録ヘッド位置信号を受けて次の算出をスタートする。
エンコーダ出力信号(ENC)のENC(4)を用いた第一周期算出部313の算出値t1=cからも、t2−Δt≦t1≦t2+Δt(周期変動は許容範囲内)と判断され、エンコーダ出力信号のENC(4)に基づいて、生成された記録ヘッド位置信号もそのまま記録ヘッド位置信号補正部315から出力される。第二周期算出部314ではその記録ヘッド位置信号を受けて次の算出をスタートする。
さて、エンコーダ出力信号(ENC)のENC(5)ではパルス波形が欠けている状態であるが、この場合は、まず、図8の400に示すタイミング、即ち、記録ヘッド位置信号補正部315がt2>t1+Δtと判断したところで、第1の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のAを生成して出力する。次に、第一周期算出部313では第1の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のAを受けて算出をスタートし、記録ヘッド位置信号補正部315ではt1=c−Δtになったときに第2の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のBを生成して出力する。
第二周期算出部314では第2の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のBを受けて算出をスタートする。この時、第一周期算出部313、第二周期算出部314では第2の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のBが入力されるまではエッジ検出部312から新たな記録ヘッド位置信号(PHP)が入力されても、その信号入力に基づいては算出開始しないようにする。
従って、エンコーダ出力信号(ENC)のENC(5)に基づいた記録ヘッド位置信号(PHP)は無視される。また、続くエンコーダ出力信号(ENC)のENC(6)に基づいて生成した記録ヘッド位置信号(PHP)も第2の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のBの出力の直前に出力されているため、第一周期算出部313、第二周期算出部314では無視される。
さらに続くエンコーダ出力信号(ENC)のENC(7)に基づく記録ヘッド位置信号(PHP)は第二周期算出部314に入力される。そして、記録ヘッド位置信号補正部315ではENC(7)に基づく記録ヘッド位置信号(PHP)で算出した値t2=dと、t1=(c−Δt)±Δtとを比較する。この結果、周期変動が許容範囲内、即ち、t1−Δt≦t2≦t1+Δtと判断されるので、エンコーダ出力信号のENC(7)に基づいて生成した記録ヘッド位置信号(PHP)をそのまま記録ヘッド位置信号補正部315から出力する。第一周期算出部313ではその記録ヘッド位置信号を受けて次の算出を開始する。
図8に示される例では、エンコーダ出力信号(ENC)のENC(7)とENC(8)と間に短パルス(N1)が発生していて、その短パルスによって記録ヘッド位置信号を生成してしまう。しかしながら、記録ヘッド位置信号補正部315ではt1<t2−Δtと判断し、第一周期算出部313での算出値t1がt1=dになるまで算出を続け、t1=dになったところで第3の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のCを出力する。そして、第二周期算出部314では第3の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のCを受けて次の算出をスタートする。
さらに、エンコーダ出力信号(ENC)のENC(8)はパルス波形がかなり欠けている状態であり、ENC(8)に基づいて生成された記録ヘッド位置信号(PHP)は、第3の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のCが出力されてから、許容範囲を超えたかなり速いタイミング、即ち、t2<t1−Δtで出力される。従って、記録ヘッド位置信号補正部315は第二周期算出部314の算出値がt2=dとなったところで、第4の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のDを出力する。第一周期算出部313では第4の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のDを受けて次の算出を開始する。
またさらに、図8に示される例では、エンコーダ出力信号(ENC)のENC(8)とENC(9)との間に短パルス(N2)があるが、この短パルスにより生成された記録ヘッド位置信号は、第4の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のDが出力される前に出力されているため、第一周期算出部313、第二周期算出部314では無視される。
これに続くエンコーダ出力信号(ENC)のENC(9)に基づいて生成された記録ヘッド位置信号も第4の補正された記録ヘッド位置信号(CPHP)のDが出力される直前に出力されているため、第一周期算出部313、第二周期算出部314では無視される。
またさらに、エンコーダ出力信号のENC(9)とENC(10)との間にノイズ(N3とN4)があるが、これはノイズフィルタで除去されるため、エッジ検出部312で記録ヘッド位置信号を生成することはない。
図8によれば、さらに続いて、エンコーダ出力信号(ENC)のENC(10)が入力され、第一周期算出部313の算出値t1=eが得られる。そして、この値を記録ヘッド位置信号補正手段部ではt2と比較する。その結果、周期変動は許容範囲内、即ち、t2−Δt≦t1≦t2+Δtであると判断され、エッジ検出部312で生成した記録ヘッド位置信号(PHP)をそのまま出力する。
以上が記録ヘッド位置信号生成部310におけるエンコーダ出力信号を入力してから記録ヘッド位置信号を出力するまでの具体的な動作の説明である。
このように以上説明した実施例に従えば、記録ヘッド位置信号補正部315を記録ヘッド位置信号生成部311内に有することで、記録装置に設けられたスケールの汚れや傷等によってエンコーダ出力信号の乱れが生じた場合でも、その乱れたパルス信号を正常な記録ヘッド位置信号へと補正して記録ヘッド吐出制御部320、サーボ制御部330へ入力することで、正確な記録タイミングを生成し正常な記録を行うことが可能となる。
また、記録ヘッドの移動速度は記録装置の動作モードにより異なるが、等速移動時の速度変動値Δt1、加減速移動時の速度変動値Δt2についても各種動作モードによって変更が可能である。例えば、記録装置の初期化動作モード時はそのときの記録ヘッドの速度に合わせて等速移動時の速度変動値Δt1、加減速移動時の速度変動値Δt2を用いるが、記録モード時にはその時の記録ヘッド速度に合わせて等速移動時の速度変動値Δt1、加減速移動時の速度変動値Δt2を等速時速度変動分周期設定レジスタ316、前記加減速時速度変動分周期設定レジスタ317に設定するようにして、記録ヘッド位置信号補正部315において、各々の動作モードに応じたエンコーダ周期のチェックを行い正常な記録ヘッド位置信号を生成すると良い。
例えば、複数の記録モード(例えば、“はやい”、“標準”、“きれい”等)によって記録速度が異なるので、各記録モードに応じて等速時速度変動分周期設定レジスタ316、加減速時速度変動分周期設定レジスタ317の値を可変すると良い。
従って、記録ヘッド位置信号の補正制御は記録ヘッドの等速移動時だけではなく、加減速時においても有効に機能し、また初期化動作モード時、記録モード時等の移動速度が異なるような動作モードにおいても有効に機能し、異常なエンコーダ出力があったとしてもそれを補正して正常な記録ヘッド位置信号を後段の各制御部に出力することができる。
<他の実施例>
上述の実施例では、エンコーダのA相、B相出力信号のいずれかを選択して用いる例について説明したが、両方の信号を用いても良い。これらA相、B相2つの信号の両方のエッジを利用することで、キャリッジ移動方向の記録解像度を高くすることができるのである。
このような場合には、例えば、以下に示す2つの方法のいずれかのようにして記録ヘッド位置信号補正部315にて補正制御を行う。
最初の方法によれば、まず、エンコーダからのA相、B相のどちらかの信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジを記録ヘッド位置信号として生成し、補正制御する。この場合、エンコーダから出力されるA相、B相のどちらかのパルス信号の“H(ハイレベル)”、“L(ローレベル)”の時間幅が異常ではないかをチェックする。この場合、等速移動時の速度変動値(Δt1)、加減速移動時の速度変動値(Δt2)はパルス信号の“H”、“L”の時間幅に対しての変動分になるため、前述した周期変動分に対しては小さい値(約1/2)に設定する。
そして、記録ヘッド位置信号生成部310では、エンコーダ選択部311で選択したパルス信号をエッジ検出部312に入力し、エッジ検出部312では立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方に対して記録ヘッド位置信号を生成する。さらに、第一周期算出部313、第二周期算出部314では周期(t1)、周期(t2)を算出して、その結果を記録ヘッド位置信号補正部315で比較し、異常であると判断した場合には補正用記録ヘッド位置信号を生成するのである。
別の方法では、エンコーダA相、B相のそれぞれの立ち上がりエッジ、立下りエッジに対して記録ヘッド位置信号を生成し補正制御する。この場合、A相信号の立ち上がりエッジからB相信号の立ち上がりエッジまでの時間(T1)、B相信号の立ち上がりエッジからA相信号の立下りエッジまでの時間(T2)、A相信号の立ち上がりエッジからB相信号の立ち下がりエッジまでの時間(T3)、B相信号の立ち上がりエッジからA相信号の立ち上がりエッジまでの時間(T4)をチェックする。
そして、記録ヘッド位置信号生成部310では、エンコーダのA相、B相信号の両方のパルス信号をエッジ検出部312に入力し、エッジ検出部312ではA相、B相の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジの両方に対して記録ヘッド位置信号を生成する。さらに、第一周期算出部313、第二周期算出部314では周期(t1)、周期(t2)を算出して、その結果を記録ヘッド位置信号補正部315で比較し、異常であると判断した場合には補正用記録ヘッド位置信号を生成する。
このような記録ヘッド位置信号の補正制御により、エンコーダ出力信号を細かく利用した高解像度記録を可能にした記録装置においても、異常エンコーダ出力があったとしてもそれを補正して正常な記録ヘッド位置信号を後段の各制御部に出力することで、安定した記録動作を行うことが可能になる。
さらに、以上の実施例において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
以上の実施例は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
加えて、以上の実施例のようなシリアルスキャンタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
さらに加えて、本発明のインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力装置として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。 インクタンクと記録ヘッドとが一体的に形成されたヘッドカートリッジの構成を示す外観斜視図である。 記録ヘッド位置信号生成部の構成を示すブロック図である。 記録ヘッド位置信号生成部の動作を示すフローチャートである。 記録ヘッド位置信号生成部で生成される記録ヘッド位置信号波形を示す図である。 従来のインクジェット記録装置の制御構成の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
8 スケール
100 ホストコンピュータ
103 システム制御部
106 CPU
109 システム制御IC
110 記録ヘッド位置信号生成部
112 エンコーダ
117 電源
311 エンコーダ信号選択部
312 エッジ検出部
313 第一周期算出部
314 第二周期算出部
315 記録ヘッド位置信号補正部

Claims (12)

  1. 記録ヘッドを往復走査して記録媒体に記録を行う記録装置であって、
    前記記録ヘッドを走査方向に沿って設けられ、等間隔にスリットを有したスケールと、
    前記記録ヘッドの走査とともに移動しながら前記スケールを読み取ってパルス信号を出力する位置検出手段と、
    前記記録ヘッドの移動に伴って前記位置検出手段から周期的に出力されるパルス信号のエッジを検出し前記記録ヘッドの位置を表す位置信号を生成する位置信号生成手段と、
    前記位置信号生成手段によって出力されるn番目とn+1番目の位置信号から該位置信号の間の第1の周期を算出する第1の周期算出手段と、
    前記位置信号生成手段によって出力されるn+1番目とn+2番目の位置信号から該位置信号の間の第2の周期を算出する第2の周期算出手段と、
    前記第1と第2の周期との間の周期変動と所定の許容値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に従って、前記周期変動が前記所定の許容値内に収まるように前記位置信号を補正する補正手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記補正手段によって補正された位置信号に基づいて前記記録ヘッドを駆動して記録を行う記録制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記補正手段は、前記第1と第2の周期において、後に続く周期が前記所定の許容値を超えて前の周期より短くなっている場合には、前記後に続く周期が前記前の周期と同じになるように補正用の位置信号を出力するように補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記補正手段は、前記第1と第2の周期において、後に続く周期と前の周期との間の周期変動が前記所定の許容値内にある場合には、前記位置信号を補正せずにそのまま出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記補正手段は、前記第1と第2の周期において、後に続く周期が前記所定の許容値を超えて前の周期より長くなっている場合には、前記所定の許容値を超えた時点で、補正用の位置信号を出力するように補正することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記補正手段は、前記所定の許容値を超えて前の周期より短くなっている位置信号を無視することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  7. 前記補正手段は、前記所定の許容値を超えて前の周期より長くなっている位置信号は無視することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  8. 前記第1及び第2の周期算出手段は、前記周期変動が前記所定の許容値を超えた場合、次の周期算出のために前記補正手段により出力された前記補正の位置信号を前記位置信号生成手段によって出力される位置信号の替わりに用いることを特徴とする請求項3又は5に記載の記録装置。
  9. 前記位置信号生成手段は、前記位置検出手段から周期的に出力されるパルス信号のエッジの立ち上がりエッジ、或いは立ち下がりエッジのいずれかを選択し、該選択したパルス信号のエッジに基づいて前記位置信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  10. 前記位置検出手段は2つの位相の異なるパルス信号を出力し、
    前記位置信号生成手段は、前記2つの位相の異なるパルス信号のいずれかを選択して前記位置信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  11. 前記位置検出手段から出力されるパルス信号を入力して、前記パルス信号のノイズ成分を除去するフィルタ手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  12. 往復走査する記録ヘッドの走査方向に沿って設けられ等間隔にスリットを有したスケールを読取って前記記録ヘッドの位置を検出しながら記録を行う記録制御方法であって、
    前記記録ヘッドの移動に伴って前記スケールを読み取ることで周期的に発生するパルス信号のエッジを検出し前記記録ヘッドの位置を表す位置信号を生成する位置信号生成工程と、
    前記位置信号生成工程において出力されるn番目とn+1番目の位置信号から該位置信号の間の第1の周期を算出する第1の周期算出工程と、
    前記位置信号生成工程によって出力されるn+1番目とn+2番目の位置信号から該位置信号の間の第2の周期を算出する第2の周期算出工程と、
    前記第1と第2の周期との間の周期変動と所定の許容値とを比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較結果に従って、前記周期変動が前記所定の許容値内に収まるように前記位置信号を補正し、前記補正された位置信号に基づいて記録を行うよう制御する記録制御工程とを有することを特徴とする記録制御方法。
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