JP2014107943A - 電線鳥害防止具 - Google Patents

電線鳥害防止具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014107943A
JP2014107943A JP2012258913A JP2012258913A JP2014107943A JP 2014107943 A JP2014107943 A JP 2014107943A JP 2012258913 A JP2012258913 A JP 2012258913A JP 2012258913 A JP2012258913 A JP 2012258913A JP 2014107943 A JP2014107943 A JP 2014107943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
wire
damage prevention
overhead
electric wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012258913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6026867B2 (ja
Inventor
Katsumi Ikegawa
勝己 池側
Eiji Kotani
栄治 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yotsugi Co Ltd
Original Assignee
Yotsugi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yotsugi Co Ltd filed Critical Yotsugi Co Ltd
Priority to JP2012258913A priority Critical patent/JP6026867B2/ja
Publication of JP2014107943A publication Critical patent/JP2014107943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6026867B2 publication Critical patent/JP6026867B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

【課題】 確実に鳥類が架空電線に降り立つことを防止することができる電線鳥害防止具を提供する。
【解決手段】 架空電線Mが挿通される環状の第1リム2と、第1リム2と軸線L1を同じくして設けられ、架空電線Mが挿通される環状の第2リム3と、第1リム2および第2リム3を連結する複数の固定ロッド4と、第1リム2から上方に突出する第1軸受部5と、第1軸受部5と軸線L2を同じくして設けられ、第2リム3から上方に突出する第2軸受部6と、第1および第2軸受部5,6によって回転自在に支持される回転体7とを有する。回転体7は、第1軸受部5に軸支される第1回転部材11と、第2軸受部6に共通な軸線上で軸支される第2回転部材12と、共通な軸線を含む一平面上で、共通な軸線に関して軸対称に配置され、一端部が第1回転部材に連結され、他端部が第2回転部材に連結される一対の回転ロッドとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鳥類が架空電線に降り立つことを阻止し、糞による周囲環境の汚損および鳴き声による騒音などの鳥害を防止するための電線鳥害防止具に関する。
架空電線にカラス、鳩、ムクドリなどの鳥類が降り立つことを阻止するために、従来から電線鳥害防止具が用いられており、このような電線鳥害防止具は、たとえば特許文献1に鳥獣類排除具として記載されている。
この従来技術の電線鳥害防止具は、架空電線が挿通された状態で、電線の長手方向に互いに間隔をあけて配置される2つの環状部材と、各環状部材間にわたって互いに平行に配置され、端部が各環状部材にそれぞれ固定される複数のバー部材とを備える。各バー部材には、3方向に延びる針状の突起を有する部材が、各バー部材の長手方向に間隔をあけて千鳥状に設けられる。
この従来技術では、電線鳥害防止具を架空電線に装着することによって、飛来した鳥類が前記突起に接触すると、電線鳥害防止具が電線を中心にして回動し、鳥類が安定に降り立てないようにして、鳥害を防止することが提案されている。
特開2012−34707号公報
前記従来技術では、鳥類が接触することによって電線鳥害防止具が電線のまわりで容易に回転するので、飛来した鳥類が安定に電線鳥害防止具にとまることができないように構成されるが、複数のバー部材の両端部は環状部材にそれぞれ固定されているので、飛来した鳥類が各バー部材の間で電線に直接降り立つ場合、あるいはバー部材に降り立ってバランスをとって停留する場合がある。そのような場合には、鳥類は安定に電線に停留し、鳥類が架空電線に降り立つことを確実に防止することができないという問題がある。
本発明の目的は、鳥類が架空電線および電線鳥害防止具自体に降り立つことを確実に防止することができる電線鳥害防止具を提供することである。
本発明は、略水平に延びる架空電線が挿通された状態で、架空電線によって支持される電線鳥害防止具であって、
架空電線が挿通される環状の第1リムと、
第1リムと軸線を同じくして設けられ、架空電線が挿通される環状の第2リムと、
第1リムおよび第2リムを連結する複数の固定ロッドと、
第1リムから上方に突出する第1軸受部と、
第1軸受部と軸線を同じくして設けられ、第2リムから上方に突出する第2軸受部と、
第1軸受部および第2軸受部によって回転自在に支持される回転体と、を含むことを特徴とする電線鳥害防止具である。
また本発明は、前記回転体は、第1軸受部に軸支される第1回転部材と、
第2軸受部に共通な軸線上で軸支される第2回転部材と、
共通な軸線を含む一平面上で、共通な軸線に関して軸対称に配置され、一端部が第1回転部材に連結され、他端部が第2回転部材に連結される一対の回転ロッドとを備えることを特徴とする。
また本発明は、一対の回転ロッドには、各回転ロッドの軸線から突出する複数の枝状片が設けられることを特徴とする。
また本発明は、第1リムは、第2リムから軸線方向に離反するにつれて内径が増加する環状の受面を有し、
第2リムは、第1リムから離反する方向に凸に湾曲した断面を成す当接部を有することを特徴とする。
また本発明は、固定ロッドには、上方に突出する複数のピンが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、電線鳥害防止具は、飛来した鳥類が架空電線または電線鳥害防止具自体にとまることを阻止するために、略水平に延びる架空電線に装着される。この状態では、電線鳥害防止具は架空電線が挿通され、架空電線によって支持される。
電線鳥害防止具は、架空電線が挿通される環状の第1リムと、第1リムと軸線を同じくして設けられ、架空電線が挿通される環状の第2リムと、第1リムおよび第2リムを連結する複数の固定ロッドと、第1リムから上方に突出する第1軸受部と、第1軸受部と軸線を同じくして設けられ、第2リムから上方に突出する第2軸受部と、第1軸受部および第2軸受部によって回転自在に支持される回転体とを有する。
このような構成によって、飛来した鳥類が架空電線または電線鳥害防止具自体に降り立とうとしても、回転体が邪魔になって架空電線にとまることはできず、また回転体が第1および第2軸受部によって容易に回転するので、鳥類が回転体にとまろうとしてもバランスをとることができず、架空電線または電線鳥害防止具に停留することはできず、回転体が障害となって、鳥類の架空電線または電線鳥害防止具自体へとまることを防止することができる。
また本発明によれば、回転体は、第1軸受部に軸支される第1回転部材と、第2軸受部に共通な軸線上で軸支される第2回転部材と、共通な軸線を含む一平面上で、共通な軸線に関して軸対称に配置され、一端部が第1回転部材に連結され、他端部が第2回転部材に連結される一対の回転ロッドとを備える。
このように回転体が構成されるので、電線鳥害防止具が架空電線に前述のように装着された状態では、第1リムと第2リムとを挿通する架空電線の周囲は、複数の固定ロッドによって外囲されるとともに、第1および第2軸受部によって、第1および第2回転部材が軸支され、これらの回転部材に一対の回転ロッドが連結されるので、各回転ロッドが飛来した鳥類の障害となって回転体自体に鳥類が降り立ち得る場所がなく、飛来した鳥類に降り立ち得ない場所として認識させ、電線鳥害防止具にとまることをより確実に阻止することができる。
しかも、各回転ロッドが連結される第1および第2回転部材は、第1および第2軸受部によって軸支されるので、飛来した鳥類が各回転ロッドのいずれかにとまろうとしても、回転ロッドは鳥類との接触によって第1および第2軸受部の軸線まわりに容易に回転するので、鳥類は回転ロッドに降り立つことができず、これによって、より確実に架空電線に鳥類が降り立つことを防止することができる。
また本発明によれば、一対の回転ロッドには、各回転ロッドの軸線から突出する複数の枝状片が設けられるので、架空電線に降り立とうとする鳥類は、枝状片によって囲まれた架空電線に降り立つことを断念し、これによって、より確実に架空電線に鳥類が降り立つことを防止することができる。
また本発明によれば、第1リムは、第2リムから軸線方向に離反するにつれて内径が増加する環状の受面を有し、第2リムは、第1リムから離反する方向に凸に湾曲した断面を成す当接部を有するので、架空電線に複数の電線鳥害防止具を装着した状態では、架空電線に沿って互いに隣接する一方の電線鳥害防止具の第1リムの受面によって、当該第1リムに対向する他方の電線鳥害防止具の第2リムの当接部が当接し、各電線鳥害防止具が交差する方向に相対的に傾斜した状態であっても、風圧などが作用によって各電線鳥害防止具の角変位を許容し、架空電線に沿って互いに隣接する2つの電線鳥害防止具間において、各電線鳥害防止具が互いの干渉によって、電線鳥害防止具が架空電線から脱落してしまうことを防止することができる。
また本発明によれば、固定ロッドには、上方に突出する複数のピンが設けられるので、架空電線に降り立とうとする鳥類は、固定ロッドから上方に突出するピンによって、鳥類の架空電線に降り立つことを、より一層確実に阻止することができる。
本発明の一実施形態の電線鳥害防止具1を一側方から見た斜視図である。 電線鳥害防止具を他側方から見た斜視図である。 電線鳥害防止具1を一側方から見た側面図である。 電線鳥害防止具1を他側方から見た側面図である。 電線鳥害防止具を上方から見た平面図である。 電線鳥害防止具1の拡大正面図である。 電線鳥害防止具1の拡大背面図である。
図1は本発明の一実施形態の電線鳥害防止具1を一側方から見た斜視図であり、図2は電線鳥害防止具1を他側方から見た斜視図である。図3は電線鳥害防止具1を一側方から見た側面図であり、図4は電線鳥害防止具1を他側方から見た側面図である。図5は電線鳥害防止具1を上方から見た平面図である。これらの図面を参照して、本実施形態の電線鳥害防止具1の構成について説明する。
電柱間にわたって略水平に張架される電力送電線などの架空電線Mに、カラス、鳩、ムクドリなどの鳥類が飛来して停留すると、架空電線Mの下に鳥類の糞などが落下して道路や建物などの周辺環境を汚損する場合がある。このような糞は、架空電線Mの劣化の原因にもなる。このような問題の発生を回避するため、架空電線Mには、本実施形態の電線鳥害防止具1が複数本、互いに隣接して装着される。これらの電線鳥害防止具1は、架空電線Mが緩やかに挿通された状態で、架空電線Mによって支持される。
前記電線鳥害防止具1は、架空電線Mが挿通される環状の第1リム2と、第1リム2と軸線L1を同じくして設けられ、架空電線Mが挿通される環状の第2リム3と、第1リム2および第2リム3を連結する複数の固定ロッド4と、第1リム2から上方に突出する第1軸受部5と、第1軸受部5と軸線L2を同じくして設けられ、第2リム2から上方に突出する第2軸受部6と、第1軸受部5および第2軸受部6によって回転自在に支持される回転体7とを含む。
前記回転体7は、第1軸受部5に軸支される第1回転部材11と、第2軸受部6に共通な軸線L2上で軸支される第2回転部材12と、共通な軸線L2を含む一平面上で、共通な軸線L2に関して軸対称に配置され、一端部が第1回転部材11に連結され、他端部が第2回転部材12に連結される一対の回転ロッド13,14とを備える。前記軸線L1と軸線L2とは、平行である。
前記一対の回転ロッド13,14には、各回転ロッド13,14の軸線L3,L4から互いに近接する側に突出する複数の枝状片15,16がそれぞれ設けられる。前記各軸線L3,L4は、平行である。
前記第1リム2は、第2リム3から軸線L1方向に離反するにつれて内径が増加する環状、すなわち円錐台状の受面18を有する。また、前記第2リム3は、第1リム2から離反する方向に凸に湾曲した断面を成す当接部19を有する。
前記固定ロッド4には、電線鳥害防止具1に架空電線Mが挿通された状態、すなわち電線鳥害防止具1が架空電線Mに装着された状態において、上方に突出する複数のピン20が固定ロッド4の長手方向に間隔をあけて設けられる。前記複数のピン20は、固定ロッド4に連なる基端部から先端部に向かって先細状に形成され、回転体7が軸線L2まわりに回転しても枝状片15,16に接触しない長さとされる。
このような電線鳥害防止具1は、架空電線Mに電気絶縁性を有する工具を用いる間接活線工法によって装着し、あるいは取り外すために、各軸線L1,L2を含む仮想一平面に関してほぼ対称な半割れ状の2つの半割れ体1a,1bから成り、各半割れ体1a,1bは合着・分離が可能とされ、次のように構成される。
図6は電線鳥害防止具1の拡大正面図である。前述の図1〜図5をも参照して、前記第1リム2は、ピン21と、ピン21によって角変位自在に連結される大略的に半円環状の2つの第1リム部材22,23とを含む。
一方の第1リム部材22は、半円環状の基部22aと、基部22aの周方向一端部から突出し、前記ピン21が挿通される突部22bと、基部22aの周方向他端部から突出する延出部22cとを有する。延出部22cには、係止孔22c1が形成される。
他方の第1リム部材23は、半円環状の基部23aと、基部23aの周方向一端部から突出し、ピン21が挿通される前述の第1軸受部5と、基部23aの周方向他端部から突出する延出部23cとを有する。延出部23cには、前記係止孔22c1に着脱可能に嵌合して係止される係止爪23c1が形成される。
図7は電線鳥害防止具1の拡大背面図である。前述の図1〜図6をも参照して、前記第2リム3は、ピン24と、ピン24によって角変位自在に連結される大略的に半円環状の2つの第2リム部材25,26とを含む。
一方の第2リム部材25は、半円環状の基部25aと、基部25aの周方向一端部から突出し、ピン24が挿通される突部25bと、基部25aの周方向他端部から突出する延出部25cとを有する。延出部25cには、係止孔25c1が形成される。
他方の第2リム部材26は、半円環状の基部26aと、基部26aの周方向一端部から突出する前述の第2軸受部6と、基部26aの周方向他端部から突出する延出部26cとを有する。延出部26cには、前記係止孔25c1に着脱可能に嵌合して係止される係止爪26c1が形成される。
一方の第1リム部材22の延出部22cと一方の第2リム部材25の延出部25cとは、格子状の中間連結部27によって連結される。この中間連結部27の長手方向中央部には、前記工具によって把持される把持部27aが一体的に形成される。また、他方の第1リム部材23の延出部23cと他方の第2リム部材26の延出部26cとは、格子状の中間連結部28によって連結される。この中間連結部28の長手方向中央部には、前記工具によって把持される把持部28aが一体的に形成される。
前記半割れ体1a,1bは、たとえばポリプロピレンから成り、一体成型によって製造される。具体的には、回転体7と、各半割れ体1a,1bの前記回転体7以外の部分とを一体成型し、それらを図1〜図7のように組立てることによって、電線鳥害防止具1を実現することができる。
以上のように電線鳥害防止具1が構成されるので、電線鳥害防止具1が架空電線Mに前述のように装着された状態では、第1リム2と第2リム3とを挿通する架空電線Mの周囲は、複数の固定ロッド4によって外囲されるとともに、第1および第2軸受部5,6によって、第1および第2回転部材11,12が軸支され、これらの回転部材11,12に回転ロッド13,14が連結されるので、各回転ロッド13,14が飛来した鳥類の障害となって、架空電線Mにとまること、すなわち停留することを阻止することができる。
しかも、各回転ロッド13,14が連結される第1および第2回転部材11,12は、第1および第2軸受部5,6によって軸支されるので、飛来した鳥類が回転ロッド13,14にとまろうとしても、軸線L2を含む仮想鉛直面上から回転ロッド13,14のいずれかの軸線がずれる方向に移動し易く、したがって回転ロッド13,14は鳥類との接触によって第1および第2軸受部5,6の軸線L2まわりに容易に回転し、鳥類は回転ロッド13,14に安定して降り立つことができない。これによって、より確実に架空電線Mに鳥類が降り立つことを防止することができる。
また、一対の回転ロッド13,14には、各回転ロッド13,14の軸線から突出する複数の枝状片15,16が設けられるので、架空電線Mに降り立とうとする鳥類は、複数の枝状片15,16によって囲まれた架空電線Mに降り立つことを断念し、これによって、より確実に架空電線Mに鳥類が降り立つことを防止して、糞などによる環境汚染の発生を防止することができる。
さらに、第1リム2は、第2リム3から軸線L1方向に離反するにつれて内径が増加する環状の受面18を有し、第2リム3は、第1リム2から離反する方向に凸に湾曲した断面を成す当接部19を有するので、架空電線Mに複数の電線鳥害防止具1を装着した状態では、架空電線Mに沿って互いに隣接する一方の電線鳥害防止具1の第1リム2の受面18によって、当該第1リム2に対向する他方の電線鳥害防止具1の第2リム3の当接部19が当接し、各電線鳥害防止具1が交差する方向に相対的に傾斜した状態であっても、鳥類が降り立とうとした電線鳥害防止具1が、隣接して装着されている電線鳥害防止具1との摩擦抵抗によって、円滑に回転できなくなることを防止し、飛来した鳥類が目的とする電線鳥害防止具1に接触してわずかな力が作用しても、その電線鳥害防止具1は容易に回転し、電線鳥害防止具1へ鳥類が降り立つことを確実に防止することができる。また、互いに隣接する電線鳥害防止具1は、前述の受面18と当接部19とが接触するので、風などの作用によって各電線鳥害防止具1が揺動することを許容し、架空電線Mに沿って互いに隣接する2つの電線鳥害防止具1間において、各電線鳥害防止具1が互いの干渉によって、電線鳥害防止具1が架空電線Mから脱落してしまうことを防止することができる。
さらに、固定ロッド4には、上方に突出する複数のピン20が設けられるので、架空電線Mに降り立とうとする鳥類は、ピン20によって、鳥類の架空電線Mに降り立つことを、より一層確実に阻止することができる。
さらに、上記のように電線鳥害防止具1が構成されるので、上方からの降雪などが堆積することを防ぎ、さらに横方向からの風を受けて揺動し雪氷等が付着しにくくなる。電線鳥害防止具1自体が揺動することによって、架空電線Mへの氷雪の付着も防ぐことができ、冬期における架空電線Mへの負荷の低減、長寿命化を図ることができる。
前述の実施形態では、回転体7は2本の回転ロッド13,14に複数の枝状片15,16を設ける構成によって実現されるが、本発明の他の実施形態では、電線鳥害防止具1が架空電線Mに装着された状態で、電線鳥害防止具1の重心が、各軸線L1,L2を含む仮想一平面において、電線鳥害防止具1の架空電線Mによって支持される位置よりも下方となる範囲で、2またはそれ以上の回転体7を設けるようにしてもよい。このような構成によってもまた、上記の実施形態と同様な効果を奏することができる。
1 電線鳥害防止具
1a,1b 半割れ体
2 第1リム
3 第2リム
4 固定ロッド
5 第1軸受部
6 第2軸受部
7 回転体
11 第1回転部材
12 第2回転部材
13,14 回転ロッド
15,16 枝状片
18 受面
19 当接部
20,21,24 ピン
22,23 第1リム部材
22a,23a,25a,26a 基部
22b,25b 突部
22c,23c,25c,26c 延出部
25,26 第2リム部材
27,28 中間連結部
27a,28a 把持部
L1,L2,L3,L4 軸線
M 架空電線

Claims (5)

  1. 略水平に延びる架空電線が挿通された状態で、架空電線によって支持される電線鳥害防止具であって、
    架空電線が挿通される環状の第1リムと、
    第1リムと軸線を同じくして設けられ、架空電線が挿通される環状の第2リムと、
    第1リムおよび第2リムを連結する複数の固定ロッドと、
    第1リムから上方に突出する第1軸受部と、
    第1軸受部と軸線を同じくして設けられ、第2リムから上方に突出する第2軸受部と、
    第1軸受部および第2軸受部によって回転自在に支持される回転体と、を含むことを特徴とする電線鳥害防止具。
  2. 前記回転体は、第1軸受部に軸支される第1回転部材と、
    第2軸受部に共通な軸線上で軸支される第2回転部材と、
    共通な軸線を含む一平面上で、共通な軸線に関して軸対称に配置され、一端部が第1回転部材に連結され、他端部が第2回転部材に連結される一対の回転ロッドとを備えることを特徴とする請求項1に記載の電線鳥害防止具。
  3. 一対の回転ロッドには、各回転ロッドの軸線から突出する複数の枝状片が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の電線鳥害防止具。
  4. 第1リムは、第2リムから軸線方向に離反するにつれて内径が増加する環状の受面を有し、
    第2リムは、第1リムから離反する方向に凸に湾曲した断面を成す当接部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電線鳥害防止具。
  5. 固定ロッドには、上方に突出する複数のピンが設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電線鳥害防止具。
JP2012258913A 2012-11-27 2012-11-27 電線鳥害防止具 Active JP6026867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258913A JP6026867B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 電線鳥害防止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258913A JP6026867B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 電線鳥害防止具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014107943A true JP2014107943A (ja) 2014-06-09
JP6026867B2 JP6026867B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=51029003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012258913A Active JP6026867B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 電線鳥害防止具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6026867B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016178766A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社愛洋産業 鳥害防止具
JP2017028877A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 ミツギロン工業株式会社 鳥害防止具及び鳥害防止装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02231915A (ja) * 1989-08-24 1990-09-13 Kinki Denki Kk 電線等の鳥害防止器
JP3150957U (ja) * 2009-03-23 2009-06-04 大都工業株式会社 鳥獣類排除構造及びその鳥獣類排除具
JP2010088333A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Aiyoh Sangyo Co Ltd 鳥害防止具
JP2011172561A (ja) * 2010-01-29 2011-09-08 Aiyoh Sangyo Co Ltd 鳥害防止具用の支持部材、鳥害防止用部材、これら支持部材及び鳥害防止用部材を用いて組み立てられた鳥害防止具
JP2012034707A (ja) * 2011-11-18 2012-02-23 Daito Kogyo Kk 鳥獣類排除構造及びその鳥獣類排除具
JP2012105405A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Kinki Denki Kk 低風圧鳥害防止器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02231915A (ja) * 1989-08-24 1990-09-13 Kinki Denki Kk 電線等の鳥害防止器
JP2010088333A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Aiyoh Sangyo Co Ltd 鳥害防止具
JP3150957U (ja) * 2009-03-23 2009-06-04 大都工業株式会社 鳥獣類排除構造及びその鳥獣類排除具
JP2011172561A (ja) * 2010-01-29 2011-09-08 Aiyoh Sangyo Co Ltd 鳥害防止具用の支持部材、鳥害防止用部材、これら支持部材及び鳥害防止用部材を用いて組み立てられた鳥害防止具
JP2012105405A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Kinki Denki Kk 低風圧鳥害防止器
JP2012034707A (ja) * 2011-11-18 2012-02-23 Daito Kogyo Kk 鳥獣類排除構造及びその鳥獣類排除具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016178766A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社愛洋産業 鳥害防止具
JP2017028877A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 ミツギロン工業株式会社 鳥害防止具及び鳥害防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6026867B2 (ja) 2016-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9608424B2 (en) Wildlife protective cover having a conductor/insulator guard and system for power distribution and transmission systems and related methods
JP6026867B2 (ja) 電線鳥害防止具
US20180055038A1 (en) Raptor Nest Deterrent
RU124035U1 (ru) Птицезащитное устройство для подвесного изолятора и изолятор, снабженный таким устройством
RU121965U1 (ru) Устройство для предотвращения посадки птиц на опоры воздушных линий электропередачи
JP2013143899A (ja) 鳥害防止装置
JP2004072842A (ja) テグス架線具
CN205583526U (zh) 一种用于高压电塔上的鸟窝清除装置
CN103579983B (zh) 输电线路防鸟针板
JP5059164B2 (ja) 電線用防鳥装置
JP6339050B2 (ja) 鳥害防止具及び鳥害防止装置
JP3179852U (ja) 植物および小動物の登はん防止具
CN108808554B (zh) 一种电杆除鸟窝的装置
JP7119975B2 (ja) 腕金用鳥害防止具
JP6541458B2 (ja) 地絡防止絶縁カバー
KR101014959B1 (ko) 까치 퇴치 장치
JP5461678B1 (ja) 鳥害防止具取付用治具
KR101127638B1 (ko) 배전용 전주의 양방향 볼쇄클
RU2561726C1 (ru) Устройство защиты изолятора опоры линии электропередач
JP2015097445A (ja) 鳥害防止具
JP5969341B2 (ja) 回転式鳥害防止具取付装置
JP2013165651A (ja) 鳥害防止具
GB2526334A (en) Bird flight diverter
JP3176168U (ja) 鳥類飛来防止器
JP7172738B2 (ja) 鳥害防止具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6026867

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250