JP5059164B2 - 電線用防鳥装置 - Google Patents

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本発明は、電線上に鳥が停留することを防ぐ電線用防鳥装置に関し、特に鳥が止まろうとすると電線の周りで装置本体が回動することにより鳥を防ぐ機構に関する。
電力の送電線や、電話線、ケーブルテレビの信号線など、様々な架空電線が屋外に配線されている。これらの電線にカラスや鳩、ムクドリなどの多数の鳥類が停留することはごく自然な状況であるが、電線下に鳥類の糞が落下して周辺住民に迷惑となるだけでなく、糞による電線の劣化や、鳥類による短絡等で発生する事故の原因になることから、鳥を寄せ付けないための技術が開発されている。
例えば、特許文献1に記載の発明は、細長板の中央部に電線等を遊嵌させる円孔を半割り状に開設すると共に、その半割り端縁外側に係止片を対設する。係止片対は係止具で開閉自在に閉止させるようにして支持板を形成し、その支持板は少なくとも左右一対に配置して各支持板の長手方向両端を夫々バーで連結固定し、さらに各支持板の長手方向下端に磁性体よりなる重錘を設ける構成を開示している。これにより、電線等に鳥が休止するのを防止して、閃絡等の事故発生や糞害を防止させることを提案している。
また、特許文献2に記載の発明は、電線への取り付けが容易な揺動型鳥害防止具を開示したものであり、電線に係止される係止部と、係止部を連結する連結部を備えている。そして、係止部の連結線から外方に向かって先端に磁石を固定したアーム部を設けて、鳥害防止具の揺動により鳥を止まりにくくさえると共に、磁石により異常磁場を生じさせて鳥を近づかせないように構成している。また、本発明によれば、連結部には、絶縁ヤットコによって挟持可能な挟持片が備えることも提案されている。
特公平7−71372号公報 特開2001−95号公報
上記各特許文献は、いずれも磁石を備えて磁場を乱すことにより鳥を防止しようとするものであるが、磁場を乱すことによる防鳥効果はそもそも明らかでなく、磁石が錆びたり、器具の重量の増加、製造コストの上昇、異なる材料から構成することによるリサイクルの困難化などさまざまな問題の原因となっていた。
また、特許文献1の技術では、支持体に重錘を設け、支持体間は細いバーで連結されているため、支持体の強度とバーの強度にアンバランスが生じていた。特に鳥が停留すると、停留付近が回転しようとする一方、他の支持体は慣性により逆方向に作用するので、鳥害防止具全体に捻り方向の力が生じ、上記のアンバランスは不都合の原因となりかねない。
特許文献2の技術でも、リング体に重い磁石を設置した上、係止部を連結する連結部は一本であるため、特に捻り方向及び長手圧縮方向の力に弱い問題がある。すなわち、係止部を中心として連結部に捻り方向の力が集中しやすい点と、揺動型鳥害防止具を複数直列して設置した場合に、互いに圧縮方向の力を及ぼして連結部が撓む点に問題があった。製品の破損の原因となるだけでなく、連結部が撓むと重心位置が上方向に移動して連結部が下側に逆転し、本来の目的を達せられない原因にもなる。
また、この技術は、絶縁ヤットコを使用できる点に工夫が見られるが、絶縁ヤットコによる作業は、アプローチの際に周辺機器等への接触等により鳥害防止具を落下させてしまう恐れがある。確実な把持が可能でなければ、近年多用されている間接活線工法に十分に対応できるとは言えない。さらに、鳥害防止具が大きい場合には、2人での作業を余儀なくされ、設置時の作業性が悪く、設置コストが高くなる問題がある。
本発明は、これら従来技術の有する問題を解決するために創出されたものであり、鳥が停留しにくい防鳥手段と、止まろうとすると容易に回転する機構を備えると共に、装置全体の剛性に優れ、かつ、設置も容易な電線用防鳥装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような電線用防鳥装置を提供する。
すなわち、電線上に鳥が停留することを防ぐ電線用防鳥装置であって、鳥が止まりにくいように形成した防鳥手段を少なくとも上面に備え、断面が略十字形であって、電線と略平行に横架する防鳥横架体を設ける。そして、防鳥横架体の下部の両端部及び中途位置に1つ以上備えられ、開閉可能な環状構造内に電線を挿通して装置全体を電線に懸架する環状懸架体と、複数の環状懸架体の下部同士を連結し、断面が略四角形又は略円形かつ、全長にわたって略均一であって電線に懸架した際に防鳥横架体が上方に位置するようにバランスをとるバランス錘体とを備える。
上記の電線用防鳥装置において、環状懸架体の環状構造が、略半周の固定環状部と、該固定環状部の一端からピンによる枢支又は、樹脂の変形による開閉が可能であって、予め該固定環状部と一体化された回動環状部と、該回動環状部を該固定環状部に対して押圧することでロックされるロック機構とを備え、間接活線工法用工具で該ロック機構を押圧することでロックできるように構成してもよい。
上記の固定環状部の一端が、前記電線と該固定環状部との接点から偏位し、前記回動環状部が開閉するようにしてもよい。
前記電線用防鳥装置の防鳥手段が、長短の針を交互に配置し、長針の高さを50mm以下、長針と短針の高さの差異を15mm以上、各針の間隔を10mmないし25mmとすることもできる。
本発明は、次のような効果を奏する。
すなわち、防鳥横架体が電線の直上方に位置して鳥が停留することを防ぐと共に、環状懸架体を中心にして防鳥横架体と環状懸架体が振り子状に揺動又は回動するため、仮に鳥が止まろうとしても、安定せず停留を妨げるように作用する。そして、上方の防鳥横架体と、下方のバランス錘体が共に環状懸架体を連結して十分な強度を有すると共に、全長方向にほぼ均一な質量をもつバランス錘体を備えることで、捻り方向の力にも耐性を具備する。
これにより、高い防鳥性能を発揮し、かつ十分な耐久性を有する電線用防鳥装置を提供することができる。
さらに、本発明の電線用防鳥装置は、防鳥横架体に間接活線工法用の工具、例えば絶縁棒等を通して電線に取り付ける際に保持するための保持用孔部を備えたため、従来技術のように落下させる恐れが全くなく、作業の効率化、安全性の向上に寄与する。本発明では、装置が長尺になっても、保持用孔部を用いて安定的に保持しながら電線にアプローチでき、一人での作業で十分に対応することができる。
同様に、間接活線工法用工具で押圧するだけでロックできるロック機構を備えることにより、間接活線工法に対応することができ、作業性の向上、低コスト化を図ることができる。
また、バランス錘体に板状の突出面部を備えることにより、上方からの降雪等が堆積することを防ぎ、さらに横方向からの風を受けて揺動し雪氷等が付着しにくくなる。電線用防鳥装置自体が揺動することで、電線への氷雪の付着も防ぐことができ、冬期における電線への負荷の低減、長寿命化に寄与する。
本発明に係る電線用防鳥装置である。 本装置の中央近傍における部分拡大図である。 環状懸架体を付設した部位における本装置の断面図である。 本発明におけるロック機構の動作説明図である。 防鳥手段の別実施例である。
以下、本発明の実施形態を、図面に示す実施例を基に説明する。なお、実施形態は下記に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る電線用防鳥装置(1)を示す。図1(a)は本装置(1)の平面図、図1(b)は正面図である。
本装置(1)は、送電線等に鳥類が停留することを防ぐために電線上に懸架して取り付ける。リサイクル性を考慮して単色のポリプロピレンで一体成型しており、装置全体でも電線に負荷がかからないように軽量な構成としている。磁石等を用いず、一体成型により構成することで、部品点数を削減して低コスト化を実現できる他、万一落下した際にも、軽量なため通行者等への被害を防ぐことができる。
本装置(1)の上から順に、防鳥横架体(10)、環状懸架体(20)、バランス錘体(30)から成り、環状懸架体(20)の環状構造に電線(2)を挿通させ、本装置(1)を電線(2)に懸架させて取り付ける。
実際の使用方法としては、本装置(1)を電柱間の電線に複数直列させて取り付けることが好ましく、全長約1mの本装置(1)を例えば6本並べて配置することができる。
防鳥横架体(10)は本装置(1)の全長にわたって電線(2)に平行に横架し、上面には防鳥手段として例えば図示するような針配列(11)を備えている。本実施例において、針配列(11)は長短の針が交互に並んでおり、長針は高さ40mm、短針は高さ22mm、各針の間隔は16mmである。
このように針を交互に長短とすることや、針の間隔を調整することは鳥の停留を防ぐために重要な要素であり、本実施例では実験的知見に基づいて上記の値を採用している。すなわち、交互に長短とすると、短い針に止まろうとした時に長い針が体に抵触する。また、針の間隔を本実施例の長さとすることで、針のない部分には脚が入れられず、電線に停留することが特に多いカラスや鳩、ムクドリなどが止まろうとしても針を避けることができない。
なお、針の強度及び防鳥効果の点から長針の長さは50mm以下とすることが好ましく、また、長針と短針との差異は15mm以上とすることが好ましい。また、各針の間隔は10mmないし25mmとすることが好ましい。
図2(a)は本装置(1)の中央近傍における背面から見た時の部分拡大図である。
防鳥横架体(10)において横架する本体部分、すなわち針配列(11)の基部(12)は、図2(b)に示すように断面を十字形として縦方向及び横方向にそれぞれ面体を構成するので、軽量化を図りつつ、防鳥横架体(10)が撓りにくいように形成している。
さらに、縦方向の面体に対して風が当たることで、後述するように本装置(1)が電線(2)の周りを回動し、鳥が止まりにくくなる。また、回動により氷雪が堆積しにくくなる。
防鳥横架体(10)の左右両端と中央部の3箇所において、基部(12)の下部(12a)に環状懸架体(20)が付設されている。図3に環状懸架体(20)を付設した部位における本装置(1)の断面図を示す。
環状懸架体(20)は、環状構造(21)の上部(21a)において防鳥横架体の基部(12)と連結し、開閉して電線(2)を挿通可能な環状部(21b)と共に、下方に延びるアーム部(22)を備えている。
本発明において環状懸架体(20)の構成は任意であるが、図3のように上端から右側の略半周を固定された固定環状部(23)とし、残る左側の半周を回動環状部(24)としてもよい。本構成において、回動環状部(24)は固定環状部(23)に対してピン部(25)で枢支されるので、図4(a)(b)のように回動自在となる。
取付時には、図3のようにロック機構(26)がロックして環状構造(21)を閉鎖する一方、図4(a)のように最大の開放時はロック時から70度回動して電線(2)を挿通しやすくする。この状態から、図4(b)のように回動環状部(24)を回動させていき、固定環状部(23)に向けて押圧することで、ロックされる。
ロック機構(26)は、回動環状部(24)側に弾性部(26a)と、係合突起(26b)、押圧部(26c)を設け、固定環状部(23)側に、係合突起(26b)を係止する係止突起(26d)を設けて構成する。
本構成によると、押圧部(26c)を固定環状部(23)に向けて押圧することで、弾性部(26a)の弾性に抗して係合突起(26b)が上方に変位し、係止突起(26d)と係合した後に、突起の高さ分だけ弾性部(26a)の作用で下方に戻る。その際、係合突起(26b)が係止突起(26d)の右側を叩くことで係合音が生じるので、ロックしたことが確実に分かる。
一方、ロックを解除する際には、押圧部(26c)を下から上方に押圧することで、弾性部(26a)の広がろうとする力が、ロックが解除される向きに作用し、図4(b)に示すような状態まで自然に開放される。これにより本装置(1)を取り外す場合も、簡便に作業を行うことができる。
本実施例において環状構造(21)の内径は32mmとし、一般的な電線(2)の直径よりも十分な余裕をもつので、環状構造(21)は電線(2)の周りを自由に回動することができる。
上記の防鳥横架体(10)が常に防鳥手段を上方に向けた状態で懸架するように、環状懸架体(20)の下部には、バランスをとるためのバランス錘体(30)を付設している。
本発明のバランス錘体(30)は、各環状懸架体(20)のアーム部(22)の下端同士を連結する棒状の部材であり、太さは全長にわたって略均一である。本装置(1)は電線(2)と環状構造(21)との接点を支点として、防鳥横架体(10)とバランス錘体(30)とのバランスによって安定するので、アーム部(22)の長さと、バランス錘体(30)の重量が重要である。
具体的には、アーム部(22)の長さが長いほどバランス錘体(30)の重量は小さくすることができ、本装置(1)の軽量化を図ることができるが、バランス錘体(30)をあまり下方にすると電線(2)との距離が開いて、鳥がバランス錘体(30)上に停留することができるようになってしまう。
そこで、鳥が間に入れない程度の距離となるようにアーム部(22)の長さを決めると共に、通常はバランス錘体(30)が下方となる程度の重さとする。そして、小鳥でも防鳥横架体(10)に止まった時には、その鳥の重さでバランス錘体(30)が上方に回動する程度の重さとする。
本発明は、このようなアーム部(22)の長さ、バランス錘体(30)の重さとすることで、鳥がバランス錘体(30)には止まれず、防鳥横架体(10)に止まろうとするとすぐに本装置(1)が電線(2)の周りを回動するようになるので、鳥の停留を効果的に防止する。
さらに、本実施例ではバランス錘体(30)の断面を図2(c)に示すような菱形形状(31)とすると共に、上端及び下端からそれぞれ上方及び下方に向かって板状の突出面部(32)(33)を備えている。
まず、菱形形状(31)とすることで、バランスに必要な重量を持たせ、十分な強度を確保することができる。そして、降雪時などに菱形の傾斜面に沿って氷雪が流れるため、堆積しにくい利点がある。
次に、突出面部(32)(33)によって、上方に向かって突出することで、氷雪がさらに堆積しにくくすると共に、凍結時に菱形形状(31)に付着した水分がバランス錘体(30)の全周に回り込んで強固に凍結することを防ぐことができる。
加えて、菱形形状(31)と突出面部(32)(33)に対して、電線(2)の横方向からの風が当たることで、風圧を強く受けて本装置(1)を回動又は揺動することができる。本装置(1)が揺動することは鳥が止まりにくくなるだけでなく、付着した雨や氷雪を振動で落とす効果も有する。
本発明の特徴として、間接活線工法用の工具によって簡便に取付を行うことができる点が挙げられる。以下に、間接活線工法のための構成について説明する。
間接活線工法は、絶縁操作棒を用いた工具により活線状態で直接作業を行う工法であり、活線から離れて作業を行えるため、感電事故を防ぐことができる。また、作業時間を短縮したり、保護具が不要なため作業者への負担を抑えることができる。
電線用防鳥装置は、電線上に多数の取付が必要なことから、間接活線工法を適用することで大幅に作業を簡略化することができるが、従来の同様の装置においてはこの工具への対応ができなかったり、あるいは不十分であり、作業性が悪い問題があった。
本装置(1)は、まず防鳥横架体(10)の全長方向中央部、すなわち左右の重心位置に、間接活線工法用工具を用いて保持する保持用孔部(13)(図2参照)を備える。間接活線工法用工具には様々な種類が提供されているが、例えば棒状の絶縁体で先端が二股になった工具の一端を保持用孔部(13)に掛ければ簡単に持ち上げることができる。
本発明では、絶縁ヤットコを用いて把持することもできるが、保持用孔部(13)を利用することで、設置時の落下等を防ぎ、効率のよい作業を実現する。
保持用孔部(13)を使って電線(2)を環状構造(21)内に挿通させたあと、間接活線工法用工具を使って押圧部(26c)を押圧する。本発明では、ワンタッチで環状構造(21)を閉鎖できるようにしているので、周知の工具を使って押圧部(26c)を押すだけの作業で取付が完了する。
さらに、係合突起(26b)と係止突起(26d)の係合音によって、直接触れずに作業をしていてもロックしたことを確認することができ、確実な取付作業に寄与する。
本発明は、以上の構成を備えるが、請求項記載の範囲で適宜変更することができる。
まず、防鳥手段は、針配列(11)だけでなく、他の形状でも良い。例えば、図5に示すように針配列を山形に屈曲させて形成した山形配列(14)を備えてもよい。このような形状とすることで、鳥が止まりにくく停留を防ぐと共に、鳥に配慮した印象を与える外観とすることができる。特に自然保護の意識が高まる中、保護鳥などの生息地域においても設置環境の美観の向上に寄与する。
防鳥横架体(10)、バランス錘体(30)の断面形状は上記に限らず、単なる円形、四角形等でもよい。環状懸架体(20)は、少なくとも2個以上を備えていれば、任意の個数にすることができ、本装置(1)の全長も設置場所に応じて適宜変更することができる。
本発明は、上記したポリプロピレンの他、任意の材料を用いて構成することができるが、リサイクル性を考慮して、1種の熱可塑性樹脂により成型することが好ましい。すなわち、1種の材料で全体を構成すれば、リサイクル時に分別の必要がなく、リサイクル材を用いて再度成型することもできる。
また、本発明のように断面形状に特徴を持たせたことで、樹脂成型でも十分に強度を確保し、長尺化が可能となった。
加えて、環状懸架体の開閉構造をピン部による枢支ではなく、例えば樹脂の弾性や可撓性による変形で開閉できるようにするなど、構造を変更して完全な一体成型で形成することもできる。この場合、部品点数や製造工数が削減され、さらに低コスト化に寄与する。
1 電線用防鳥装置
2 電線
10 防鳥横架体
11 針配列
12 基部
13 保持孔部
20 環状懸架体
30 バランス錘体

Claims (4)

  1. 電線上に鳥が停留することを防ぐ電線用防鳥装置であって、
    鳥が止まりにくいように形成した防鳥手段を少なくとも上面に備え、断面が略十字形であって、電線と略平行に横架する防鳥横架体と、
    該防鳥横架体下部の両端部及び中途位置に1つ以上備えられ、開閉可能な環状構造内に電線を挿通して装置全体を電線に懸架する環状懸架体と、
    該複数の環状懸架体の下部同士を連結し、断面が略四角形又は略円形かつ、全長にわたって略均一であって、電線に懸架した際に該防鳥横架体が上方に位置するようにバランスをとるバランス錘体と
    を備える構成において、
    装置の略全体を1種の熱可塑性樹脂によって成型した
    ことを特徴とする電線用防鳥装置。
  2. 前記環状懸架体の環状構造が、
    略半周の固定環状部と、
    該固定環状部の一端からピンによる枢支又は、樹脂の変形による開閉が可能であって、予め該固定環状部と一体化された回動環状部と、
    該回動環状部を該固定環状部に対して押圧することでロックされるロック機構と
    を備え、
    間接活線工法用工具で該ロック機構を押圧することでロックできるようにした
    請求項1に記載の電線用防鳥装置。
  3. 前記固定環状部の一端が、前記電線と該固定環状部との接点から偏位し、前記回動環状部が開閉する
    請求項2に記載の電線用防鳥装置。
  4. 前記電線用防鳥装置の防鳥手段が、長短の針を交互に配置し、長針の高さを50mm以下、長針と短針の高さの差異を15mm以上、各針の間隔を10mmないし25mmとした
    請求項1ないし3のいずれかに記載の電線用防鳥装置。
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