JP5059164B2 - 電線用防鳥装置 - Google Patents
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Description
すなわち、電線上に鳥が停留することを防ぐ電線用防鳥装置であって、鳥が止まりにくいように形成した防鳥手段を少なくとも上面に備え、断面が略十字形であって、電線と略平行に横架する防鳥横架体を設ける。そして、防鳥横架体の下部の両端部及び中途位置に1つ以上備えられ、開閉可能な環状構造内に電線を挿通して装置全体を電線に懸架する環状懸架体と、複数の環状懸架体の下部同士を連結し、断面が略四角形又は略円形かつ、全長にわたって略均一であって電線に懸架した際に防鳥横架体が上方に位置するようにバランスをとるバランス錘体とを備える。
すなわち、防鳥横架体が電線の直上方に位置して鳥が停留することを防ぐと共に、環状懸架体を中心にして防鳥横架体と環状懸架体が振り子状に揺動又は回動するため、仮に鳥が止まろうとしても、安定せず停留を妨げるように作用する。そして、上方の防鳥横架体と、下方のバランス錘体が共に環状懸架体を連結して十分な強度を有すると共に、全長方向にほぼ均一な質量をもつバランス錘体を備えることで、捻り方向の力にも耐性を具備する。
これにより、高い防鳥性能を発揮し、かつ十分な耐久性を有する電線用防鳥装置を提供することができる。
同様に、間接活線工法用工具で押圧するだけでロックできるロック機構を備えることにより、間接活線工法に対応することができ、作業性の向上、低コスト化を図ることができる。
図1は、本発明に係る電線用防鳥装置(1)を示す。図1(a)は本装置(1)の平面図、図1(b)は正面図である。
実際の使用方法としては、本装置(1)を電柱間の電線に複数直列させて取り付けることが好ましく、全長約1mの本装置(1)を例えば6本並べて配置することができる。
なお、針の強度及び防鳥効果の点から長針の長さは50mm以下とすることが好ましく、また、長針と短針との差異は15mm以上とすることが好ましい。また、各針の間隔は10mmないし25mmとすることが好ましい。
防鳥横架体(10)において横架する本体部分、すなわち針配列(11)の基部(12)は、図2(b)に示すように断面を十字形として縦方向及び横方向にそれぞれ面体を構成するので、軽量化を図りつつ、防鳥横架体(10)が撓りにくいように形成している。
さらに、縦方向の面体に対して風が当たることで、後述するように本装置(1)が電線(2)の周りを回動し、鳥が止まりにくくなる。また、回動により氷雪が堆積しにくくなる。
本発明において環状懸架体(20)の構成は任意であるが、図3のように上端から右側の略半周を固定された固定環状部(23)とし、残る左側の半周を回動環状部(24)としてもよい。本構成において、回動環状部(24)は固定環状部(23)に対してピン部(25)で枢支されるので、図4(a)(b)のように回動自在となる。
本構成によると、押圧部(26c)を固定環状部(23)に向けて押圧することで、弾性部(26a)の弾性に抗して係合突起(26b)が上方に変位し、係止突起(26d)と係合した後に、突起の高さ分だけ弾性部(26a)の作用で下方に戻る。その際、係合突起(26b)が係止突起(26d)の右側を叩くことで係合音が生じるので、ロックしたことが確実に分かる。
上記の防鳥横架体(10)が常に防鳥手段を上方に向けた状態で懸架するように、環状懸架体(20)の下部には、バランスをとるためのバランス錘体(30)を付設している。
そこで、鳥が間に入れない程度の距離となるようにアーム部(22)の長さを決めると共に、通常はバランス錘体(30)が下方となる程度の重さとする。そして、小鳥でも防鳥横架体(10)に止まった時には、その鳥の重さでバランス錘体(30)が上方に回動する程度の重さとする。
まず、菱形形状(31)とすることで、バランスに必要な重量を持たせ、十分な強度を確保することができる。そして、降雪時などに菱形の傾斜面に沿って氷雪が流れるため、堆積しにくい利点がある。
加えて、菱形形状(31)と突出面部(32)(33)に対して、電線(2)の横方向からの風が当たることで、風圧を強く受けて本装置(1)を回動又は揺動することができる。本装置(1)が揺動することは鳥が止まりにくくなるだけでなく、付着した雨や氷雪を振動で落とす効果も有する。
間接活線工法は、絶縁操作棒を用いた工具により活線状態で直接作業を行う工法であり、活線から離れて作業を行えるため、感電事故を防ぐことができる。また、作業時間を短縮したり、保護具が不要なため作業者への負担を抑えることができる。
電線用防鳥装置は、電線上に多数の取付が必要なことから、間接活線工法を適用することで大幅に作業を簡略化することができるが、従来の同様の装置においてはこの工具への対応ができなかったり、あるいは不十分であり、作業性が悪い問題があった。
本発明では、絶縁ヤットコを用いて把持することもできるが、保持用孔部(13)を利用することで、設置時の落下等を防ぎ、効率のよい作業を実現する。
さらに、係合突起(26b)と係止突起(26d)の係合音によって、直接触れずに作業をしていてもロックしたことを確認することができ、確実な取付作業に寄与する。
まず、防鳥手段は、針配列(11)だけでなく、他の形状でも良い。例えば、図5に示すように針配列を山形に屈曲させて形成した山形配列(14)を備えてもよい。このような形状とすることで、鳥が止まりにくく停留を防ぐと共に、鳥に配慮した印象を与える外観とすることができる。特に自然保護の意識が高まる中、保護鳥などの生息地域においても設置環境の美観の向上に寄与する。
また、本発明のように断面形状に特徴を持たせたことで、樹脂成型でも十分に強度を確保し、長尺化が可能となった。
加えて、環状懸架体の開閉構造をピン部による枢支ではなく、例えば樹脂の弾性や可撓性による変形で開閉できるようにするなど、構造を変更して完全な一体成型で形成することもできる。この場合、部品点数や製造工数が削減され、さらに低コスト化に寄与する。
2 電線
10 防鳥横架体
11 針配列
12 基部
13 保持孔部
20 環状懸架体
30 バランス錘体
Claims (4)
- 電線上に鳥が停留することを防ぐ電線用防鳥装置であって、
鳥が止まりにくいように形成した防鳥手段を少なくとも上面に備え、断面が略十字形であって、電線と略平行に横架する防鳥横架体と、
該防鳥横架体下部の両端部及び中途位置に1つ以上備えられ、開閉可能な環状構造内に電線を挿通して装置全体を電線に懸架する環状懸架体と、
該複数の環状懸架体の下部同士を連結し、断面が略四角形又は略円形かつ、全長にわたって略均一であって、電線に懸架した際に該防鳥横架体が上方に位置するようにバランスをとるバランス錘体と
を備える構成において、
装置の略全体を1種の熱可塑性樹脂によって成型した
ことを特徴とする電線用防鳥装置。 - 前記環状懸架体の環状構造が、
略半周の固定環状部と、
該固定環状部の一端からピンによる枢支又は、樹脂の変形による開閉が可能であって、予め該固定環状部と一体化された回動環状部と、
該回動環状部を該固定環状部に対して押圧することでロックされるロック機構と
を備え、
間接活線工法用工具で該ロック機構を押圧することでロックできるようにした
請求項1に記載の電線用防鳥装置。 - 前記固定環状部の一端が、前記電線と該固定環状部との接点から偏位し、前記回動環状部が開閉する
請求項2に記載の電線用防鳥装置。 - 前記電線用防鳥装置の防鳥手段が、長短の針を交互に配置し、長針の高さを50mm以下、長針と短針の高さの差異を15mm以上、各針の間隔を10mmないし25mmとした
請求項1ないし3のいずれかに記載の電線用防鳥装置。
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