JP2014106140A - トルク検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環状の樹脂部材が熱膨張又は収縮した場合でも、磁界センサと端子部との間における電気的な接続の信頼性の低下を抑制することができるトルク検出装置を提供する。
【解決手段】トルク検出装置1は、入力軸2から出力軸3に伝達されるトルクに応じて捩じれるトーションバー4と、その捩じれに応じて相対変位する一対の回転ヨーク7を含む磁気回路1Aと、磁気回路1Aに磁束を発生させる磁石10と、発生した磁束の変化を検出する一対の磁界センサ6と、第1の磁界センサ61及び第2の磁界センサ62を磁石10の周方向に沿って並べて配置し、一括してモールドする樹脂ケース5とを備え、樹脂ケース5には、磁石10を収容する収容空間50が形成され、第1の磁界センサ61における第1の中心線61bと、第2の磁界センサ62における第2の中心線62bとが収容空間50の内部で交差する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、車両の舵取りを行う際、電動モータを駆動して操舵を補助し運転者の負担を軽減する電動パワーステアリング装置等に適用され、ハンドルに加えられたトルクを検出するトルク検出装置に関する。
従来、ハンドルにつながる入力軸と、操舵輪につながる出力軸と、入力軸及び出力軸を連結する連結軸(トーションバー)とを備え、連結軸に生じる捩じれ角度によって、入力軸に加わる操舵トルクを検出するトルク検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のトルク検出装置において、入力軸には円筒形状の永久磁石が同軸に設けられ、出力軸には永久磁石の磁気回路を形成する円筒形状のヨークが同軸に設けられている。また、ヨークからの磁束を誘導する一対の集磁リングがヨークを挟むようにして配置され、その一対の集磁リングの間に2つのホールIC(磁界センサ)が配置されている。2つのホールICは、本体部から引き出されたリード線を互いに平行にして、集磁リングの径方向に対して直交する方向に並んで配置されている。
一対の集磁リング及び2つのホールICは、環状の合成樹脂によりモールドされ一体化している。2つのホールICは、各々の検出方向を逆にしてトルクの出力差を求めることにより、ホールICの温度特性及び軸方向の検出感度の影響を相殺し、トルク検出装置の検出精度を高めている。2つのホールICはそれぞれ、合成樹脂の外部に設けられた基板に接続され、2つのホールICが検出した永久磁石からの磁力は、基板及び基板に接続された出力用電線を介して外部機器へ出力される。
特開2005−265581号公報
しかし、上記特許文献1に記載のトルク検出装置において、ホールICのリード線と接続された接続部も環状の合成樹脂によってモールドされている場合、環状の合成樹脂が温度変化の影響を受けてその環状方向に沿って熱膨張又は収縮すると、その接続部に応力がかかることがある。このため、例えばリード線と端子部とを強固に溶接する等、接続部の強度を高めるための工程を設ける必要があり、コスト削減を阻害する要因となっていた。
そこで、本発明の目的は、磁界センサをモールドする環状の樹脂部材が熱膨張又は収縮した場合でも、磁界センサと端子部との間における電気的な接続の信頼性の低下を抑制することができるトルク検出装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、一端部から他端部に伝達されるトルクに応じて前記一端部と前記他端部との間で捩じれる軸状の弾性部材と、前記弾性部材の捩じれに応じて相対変位する一対の軟磁性部材を含む磁気回路と、前記磁気回路に磁束を発生させる環状の磁石と、前記磁気回路に発生する磁束密度を検出する磁界検出素子を収容するセンサ本体部、及び前記センサ本体部から引き出された複数のリード線からなる複数の磁界センサと、前記複数のリード線の先端部に接続された金属からなる複数の端子と、前記複数の磁界センサと前記複数のリード線と前記複数の端子とを一括してモールドする環状の樹脂部材とを備え、前記複数の磁界センサは、前記環状の磁石の周方向に沿って並べて配置され、前記環状の樹脂部材には、前記環状の磁石を収容する筒状の収容空間が形成され、前記複数の磁界センサの前記複数のリード線の引き出し方向に沿った中心線が互いに前記収容空間の内部で交差するトルク検出装置を提供する。
また、前記中心線は互いに前記収容空間の中心部で交差するとよい。
また、前記複数の端子は、固定部材に一括して固定されているとよい。
また、前記環状の樹脂部材は、前記複数の磁界センサと前記複数のリード線と前記複数の端子と前記固定部材とを一括してモールドして成形されているとよい。
本発明に係るトルク検出装置によれば、磁界センサと端子部との間における電気的な接続の信頼性の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るトルク検出装置の断面図である。 トルク検出装置における磁気回路の構成例を示す分解斜視図である。 磁気回路の構成例を示す断面図である。 トルク検出装置の動作を示す説明図であり、(a)はトーションバーに捩じれが発生していない状態を、(b)はトーションバーが捩じれた状態を、それぞれ示す。 図1のA−A断面を下から見た模式図である。 本実施の形態に係る樹脂ケースが熱膨張した場合における磁界センサの位置の変化の例を示す説明図である。 図6の比較例を示す説明図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係るトルク検出装置1の断面図である。
このトルク検出装置1は、例えば車両に搭載され、運転者がハンドルに付与する操舵トルクを検出するために用いられる。車両の操舵系には、操舵操作を補助する電動パワーステアリング装置が設けられ、トルク検出装置1が検出した操舵トルクに応じて電動モータが操舵輪(前輪)を転舵するためのトルクを出力する。
トルク検出装置1は、ハンドル側に連結された入力軸2と操舵輪側に連結された出力軸3との間に介在する軸状の弾性部材としてのトーションバー4と、トーションバー4の外周側に配置された環状の樹脂部材としての樹脂ケース5と、樹脂ケース5にモールドされた一対の磁界センサ6と、トーションバー4と樹脂ケース5との間に配置された磁気回路1A及び環状の磁石10とを有している。
磁気回路1Aは、トーションバー4の捩じれに応じて相対変位する一対の軟磁性部材としての一対の回転ヨーク7と、一対の固定ヨーク8と、補助ヨーク9と、磁石10とを有している。一対の回転ヨーク7は、その内周面が磁石10の外周面に対向している。一対の固定ヨーク8は、一対の回転ヨーク7の外周側に配置され、樹脂ケース5に一対の磁界センサ6と共にモールドされている。補助ヨーク9は、磁石10の軸方向の一端面に接触し、磁石10の磁束を一方の回転ヨーク7に導くように配置されている。
入力軸2は、トーションバー4を挿通させる挿通孔20が形成された円筒状であり、その内面にトーションバー4の一端部4aが相対回転不能に連結されている。入力軸2の外周面には、筒部11が固定され、この筒部11の外周面に磁石10が設けられている。筒部11は、入力軸2と一方の回転ヨーク7とを相対回転不能に連結している。
出力軸3は、その中心軸に沿って大径の凹部31と小径の凹部32とを有している。小径の凹部32には、トーションバー4の他端部4bが例えば圧入によって相対回転不能に連結されている。大径の凹部31には、入力軸2の一端部が挿入され、大径の凹部31の内周面と入力軸2の外周面との間には空隙30が形成されている。大径の凹部31の開口端には、非磁性体(例えば、黄銅、SUS304等)からなるアダプタ12が配置されている。アダプタ12は、出力軸3と他方の回転ヨーク7とを相対回転不能に連結している。
トーションバー4は、その軸方向の中央部4cが一端部4a及び他端部4bよりも小径に形成されている。トーションバー4は、入力軸2から出力軸3に伝達されるトルクに応じて、一端部4aと他端部4bとの間で中央部4cが捩じれる。一端部4aと他端部4bとは、中央部4cの捩じれに応じて相対的に変位する。
図2は、トルク検出装置1における磁気回路1Aの構成例を示す分解斜視図である。図3は、磁気回路1Aの構成例を示す断面図である。
図2に示すように、筒部11は、鍔部110と円筒部111とを一体に有し、入力軸2を挿通させるための挿通孔112が中心部に形成されている。筒部11の外周には、磁石10の磁束を通過させる磁気回路1Aが配置されている。磁気回路1Aには、図3に示すように、第1の磁路H1と第2の磁路H2とからなる磁路Hが形成されている。
磁石10は、N極及びS極が中心軸に沿って形成され、磁路Hに磁束を発生させる。つまり、磁石10は、中心軸方向の一端部がN極として、他端部がS極として、それぞれ形成されている。
一対の回転ヨーク7は、第1の回転ヨーク71と第2の回転ヨーク72とから形成され、軸方向に沿って磁石10を挟む位置に配置されている。第1の回転ヨーク71には、本体部710及び磁石10側に突出する複数の突起部711が一体となって形成されている。同様に、第2の回転ヨーク72には、本体部720及び磁石10側に突出する複数の突起部721が一体となって形成されている。
一対の固定ヨーク8は、第1の固定ヨーク81と第2の固定ヨーク82とから形成される。第1の固定ヨーク81は第1の回転ヨーク71の外周側に、第2の固定ヨーク82は第2の回転ヨーク72の外周側に、それぞれ配置される。
第1の固定ヨーク81は、第1の回転ヨーク71の本体部710に対向する環状部810と、環状部810の外周面に形成されて第1の回転ヨーク71の突起部711側に延出した延出部811と、延出部811の先端部から環状部810の外周面810aに直交する方向に突出し、後述する第2の固定ヨーク82の対向部822に対向する対向部812とを一体に有している。
同様に、第2の固定ヨーク82は、第2の回転ヨーク72の本体部720に対向する環状部820と、環状部820の外周面に形成されて第2の回転ヨーク72の突起部721側に延出した延出部821と、延出部821の先端部から環状部820の外周面820aに直交する方向に突出し、第1の固定ヨーク81の対向部812に対向する対向部822とを一体に有している。第1の固定ヨーク81の対向部812と第2の固定ヨーク82の対向部822との間には、隙間130が形成され、その隙間130に一対の磁界センサ6(図3には、一方の磁界センサ6のみを示す)が配置されている。
図3に示すように、第1の磁路H1は、磁石10と、一対の回転ヨーク7(第1の回転ヨーク71,第2の回転ヨーク72)と、補助ヨーク9とで構成される。第2の磁路H2は、磁石10と、一対の回転ヨーク7と、一対の固定ヨーク8(第1の固定ヨーク81,第2の固定ヨーク82)とで構成される。
第1の磁路H1における磁束の経路は、磁石10のN極→第1の回転ヨーク71→第2の回転ヨーク72→補助ヨーク9→磁石10のS極となる。また、第2の磁路H2における磁束の経路は、磁石10のN極→第1の回転ヨーク71→第1の固定ヨーク81→隙間130→第2の固定ヨーク82→第2の回転ヨーク72→補助ヨーク9→磁石10のS極となる。なお、本実施の形態では、磁石10のN極から出る磁束のうち、第1の磁路H1及び第2の磁路H2を経由せずに磁石10のS極に入る磁束は、無視できるほど小さい。
図4は、トルク検出装置1の動作を示す説明図であり、(a)はトーションバー4に捩じれが発生していない状態を、(b)はトーションバー4が捩じれた状態を、それぞれ示す。
入力軸2にトルクが作用してトーションバー4に捩じれが生じると、この捩じれに応じて第1の回転ヨーク71が第2の回転ヨーク72に対して相対的に回転し、図4(a)に示す位置から図4(b)に示す位置に変位する。
第1の回転ヨーク71が変位すると、第1の回転ヨーク71の突起部711と第2の回転ヨーク72の突起部721とが周方向に沿って相対的に位置ずれし、突起部711の先端面711aと突起部721の先端面721aとが対向する面積が減少する。これにより、第1の磁路H1内の磁気抵抗が大きくなり、第1の磁路H1を流れる磁束が少なくなる。第2の磁路H2内の磁気抵抗は、入力軸2に作用するトルクの有無に関係なく一定であるため、第1の磁路H1を流れる磁束に対して、第2の磁路H2を流れる磁束が大きくなる。
従って、トーションバー4の捩じれ量、すなわち入力軸2から出力軸3に伝達されるトルクを、第2の磁路H2を流れる磁束の変化量として、後述する磁界センサ6によって検出することが可能である。
図5は、図1のA−A断面を下から見た模式図である。
一対の磁界センサ6は、磁石10の周方向に沿って並べて配置された第1の磁界センサ61及び第2の磁界センサ62からなり、樹脂ケース5に一括してモールドされている。
第1の磁界センサ61は、磁気回路1Aに発生する磁束密度を検出する磁界検出素子61aを収容するセンサ本体部610と、複数(本実施の形態では3本)のリード線611とを有している。複数のリード線611はそれぞれ、センサ本体部610と反対側の先端部において、金属からなる複数(本実施の形態では3つ)の端子63に接続されている。
同様に、第2の磁界センサ62は、磁気回路1Aに発生する磁束密度を検出する磁界検出素子62aを収容するセンサ本体部620と、複数(本実施の形態では3本)のリード線621とを有している。複数のリード線621はそれぞれ、センサ本体部620と反対側の先端部において、金属からなる複数(本実施の形態では3つ)の端子64に接続されている。磁界検出素子61a,62aは、例えばホール効果を利用して磁界を検出するホール素子からなる。
端子63及び端子64は、固定部材65に一括して固定されている。第1の磁界センサ61,第2の磁界センサ62,複数の端子63,複数の端子64,及び固定部材65は、一括して樹脂ケース5にモールドされている。
樹脂ケース5は、円弧状の円弧部51と、第1の磁界センサ61及び第2の磁界センサ62をモールドする本体部52と、ボルト等によって車体に取り付けられる取付部53とを一体に有している。本体部52には、複数(本実施の形態では3本)の電線66及び複数(本実施の形態では3本)の電線67を挿通させる複数(本実施の形態では6つ)の挿通孔54が形成されている。また、樹脂ケース5には、一対の回転ヨーク7と補助ヨーク9と磁石10と筒部11とアダプタ12の一部とが収容される筒状の収容空間50が形成されている。
第1の磁界センサ61のセンサ本体部610及び第2の磁界センサ62のセンサ本体部620は、収容空間50の中心軸Cの周方向に沿って配置されている。これにより、センサ本体部610とセンサ本体部620とは、その間の距離に応じて互いに傾斜して配置されている。
センサ本体部610の外縁におけるリード線611の引き出し方向に沿った両辺の一方を辺610aとし、他方を辺610bとすると、辺610aからの距離と辺610bからの距離とが等しくなる点の軌跡(第1中心線61a)が描かれる。同様に、センサ本体部620の外縁におけるリード線621の引き出し方向に沿った両辺の一方を辺620aとし、他方を辺620bとすると、辺620aからの距離と辺620bからの距離とが等しくなる点の軌跡(第2中心線62a)が描かれる。第1の中心線61b及び第2の中心線62bは、収容空間50の内部における中心部(例えば、中心軸Cから半径1mm以内の範囲)で交差する。図5に示す例では、第1の中心線61b及び第2の中心線62bとが、収容空間50の中心軸Cで交わっている。
(実施の形態の作用及び効果)
次に、本実施の形態の作用及び効果について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、本実施の形態に係る樹脂ケース5が熱膨張した場合における磁界センサ6の位置の変化の例を示す説明図である。なお、図6では樹脂ケース5が熱膨張する前の位置を一点鎖線で示す。
樹脂ケース5が熱膨張する際、収容空間50には、中心軸Cを基点として径方向に広がるように力が作用する。つまり、第1の中心線61b及び第2の中心線62bの延伸方向に沿った力が作用する。第1の磁界センサ61のセンサ本体部610は、第1の中心線61bの延伸方向に沿って、リード線611の方向に動く。第2の磁界センサ62のセンサ本体部620は、第2の中心線62bの延伸方向に沿って、リード線621側に動く。
図7は、図6の比較例を示す説明図である。なお、図7では樹脂ケース5が熱膨張する前の位置を一点鎖線で示す。
図7において、収容空間50の中心軸C、及び電線66と電線67との間を通る線を円周中心線60とする。第1の磁界センサ61のセンサ本体部610は、辺610bが円周中心線60と平行になるように配置されている。第2の磁界センサ62のセンサ本体部620は、辺620aが円周中心線60と平行になるように配置されている。
この場合において樹脂ケース5が熱膨張すると、センサ本体部610及びセンサ本体部620は、円周中心線60の延伸方向に沿って固定部材65側に動く。さらに、センサ本体部610及びセンサ本体部620は、円周中心線60に対して傾斜する方向にも力を受ける。従って、リード線611と端子63との間、及びリード線621と端子64との間に応力が働き、これらの接続強度が低い場合には、接続不良を起こすこともあり得る。
一方、図6に示すように、第1中心線61aと第2中心線62aとが収容空間50の内部で交差するようにセンサ本体部610及びセンサ本体部620を配置すると、センサ本体部610及びセンサ本体部620が受ける力の向きが樹脂ケース5の熱膨張による力の向きに沿うため、リード線611と端子63との間及びリード線621と端子64との間に働く応力が、図7の場合と比べて小さくなる。これにより、リード線611と端子63との間、及びリード線621と端子64との間における電気的な接続の信頼性の低下が抑制される。
また、第1の中心線61bと第2の中心線62bとが収容空間50の中心部(例えば、中心軸Cから半径1mm以内の範囲)で交差することにより、センサ本体部610及びセンサ本体部620が受ける力の向きが樹脂ケース5の熱膨張による力の向きと一致し、リード線611と端子63との間及びリード線621と端子64との間に働く応力がより小さくなる。従って、リード線611と端子63との間、及びリード線621と端子64との間における電気的な接続の信頼性をさらに向上させることが可能となる。
また、磁界センサ6と複数の端子63及び複数の端子64と固定部材65とが一括して樹脂ケース5にモールドされているため、各接続部分における鉄屑や鉄粉等の塵埃による接続不良の低減が可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
例えば、磁界センサ6のセンサ本体部610及びセンサ本体部620は、長方形状でなくてもよい。さらに、磁界センサ6の数に制限はなく、1つあるいは3つ以上でもよい。
また、リード線611及びリード線621と電線66及び電線67は3本以上でもよい。
また、磁石10におけるN極及びS極の配列が中心軸と直交する方向に沿っていてもよい。その場合、第1の回転ヨーク71の突起部711及び第2の回転ヨーク72の突起部721の形状は錐体となる。
また、樹脂ケース5の本体部52及び取付部53の形状に制限はなく、磁界センサ6と、端子63及び端子64と、固定部材65とが一括してモールドされていればよい。
また、樹脂ケース5は熱膨張だけでなく収縮する場合においても、本発明は有効である。
1…トルク検出装置、1A…磁気回路、2…入力軸、3…出力軸、4…トーションバー(弾性部材)、4a…一端部、4b…他端部、4c…中央部、5…樹脂ケース(樹脂部材)、6…磁界センサ、7…回転ヨーク(軟磁性部材)、8…固定ヨーク、9…補助ヨーク、10…磁石、11…筒部、12…アダプタ、20…挿通孔、30…空隙、31…大径の凹部、32…小径の凹部、50…収容空間、51…円弧部、52…本体部、53…取付部、54…挿通孔、60…円周中心線、61…第1の磁界センサ、61a…磁界検出素子、61b…第1の中心線、62…第2の磁界センサ、62a…磁界検出素子、62b…第2の中心線、63…端子、64…端子、65…固定部材、66…電線、67…電線、71…第1の回転ヨーク(軟磁性部材)、72…第2の回転ヨーク(軟磁性部材)、81…第1の固定ヨーク、82…第2の固定ヨーク、110…鍔部、111…円筒部、112…挿通孔、130…隙間、610…センサ本体部、610a…辺、610b…辺、611…リード線、620…センサ本体部、620a…辺、620b…辺、621…リード線、710…本体部、711…突起部、711a…先端面、720…本体部、721…突起部、721a…先端面、810…環状部、810a…外周面、811…延出部、812…対向部、820…環状部、820a…外周面、821…延出部、822…対向部、C…中心軸、H…磁路、H1…磁路、H2…磁路

Claims (4)

  1. 一端部から他端部に伝達されるトルクに応じて前記一端部と前記他端部との間で捩じれる軸状の弾性部材と、
    前記弾性部材の捩じれに応じて相対変位する一対の軟磁性部材を含む磁気回路と、
    前記磁気回路に磁束を発生させる環状の磁石と、
    前記磁気回路に発生する磁束密度を検出する磁界検出素子を収容するセンサ本体部、及び前記センサ本体部から引き出された複数のリード線からなる複数の磁界センサと、
    前記複数のリード線の先端部に接続された金属からなる複数の端子と、
    前記複数の磁界センサと前記複数のリード線と前記複数の端子とを一括してモールドする環状の樹脂部材とを備え、
    前記複数の磁界センサは、前記環状の磁石の周方向に沿って並べて配置され、
    前記環状の樹脂部材には、前記環状の磁石を収容する筒状の収容空間が形成され、
    前記複数の磁界センサの前記複数のリード線の引き出し方向に沿った中心線が互いに前記収容空間の内部で交差する、
    トルク検出装置。
  2. 前記中心線は互いに前記収容空間の中心部で交差する、
    請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 前記複数の端子は、固定部材に一括して固定されている、
    請求項1又は2に記載のトルク検出装置。
  4. 前記環状の樹脂部材は、前記複数の磁界センサと前記複数のリード線と前記複数の端子と前記固定部材とを一括してモールドして成形された、
    請求項3に記載のトルク検出装置。
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