JP2014157066A - トルク検出装置 - Google Patents

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幸雄 池田
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Abstract

【課題】検出精度を確保しながら小型化を図ることが可能なトルク検出装置を提供する。
【解決手段】トルク検出装置は、一端部から他端部に伝達されるトルクに応じて一端部と他端部との間で捩じれる軸状のトーションバーと、トーションバーの捩じれに応じて相対変位する第1及び第2の回転ヨーク71,72を含む磁気回路と、磁気回路に磁束を発生させる磁石10と、磁気回路に発生する磁束密度を検出する一対の磁界センサ6とを備え、一対の磁界センサ6は、磁気回路において第1及び第2の回転ヨーク71,72並びに磁石10に対して直列に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、車両の舵取りを行う際、電動モータを駆動して操舵を補助し運転者の負担を軽減する電動パワーステアリング装置等に適用され、ハンドルに加えられたトルクを検出するトルク検出装置に関する。
従来、ハンドルにつながる入力軸と、操舵輪につながる出力軸と、入力軸及び出力軸を連結する連結軸(トーションバー)とを備え、連結軸に生じる捩じれ角度によって、入力軸に加わる操舵トルクを検出するトルク検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のトルク検出装置において、入力軸にはN極及びS極が周方向に等間隔に着磁された円筒形状の永久磁石が同軸に設けられ、出力軸には永久磁石の磁気回路を形成する円筒形状のヨークが同軸に設けられている。ヨークは、連結軸の軸方向に延びる二等辺三角形状の爪が交互に周設された一対の磁気ヨークから構成されている。また、ヨークからの磁束を誘導する一対の集磁リングがヨークを挟むようにして配置され、その一対の集磁リングの間に2つのホールIC(磁界センサ)が配置されている。
永久磁石から放出された磁束は、一対の磁気ヨークと一対の集磁リングとが並列した磁気回路を流れる。入力軸に一方向のトルクが加えられたとき、トーションバーに捩じれが生じて、一対の磁気ヨークの各爪と永久磁石との相対位置が変化する。これにより、一対の磁気ヨークを流れる磁束の磁気抵抗が変化する。一対の磁気ヨークに発生した磁束の一部は、一対の集磁リングによりそれぞれ誘導される。誘導された磁束は、2つのホールICにより検出される。
特開2005−265581号公報
ところで、近年の車両の小型軽量化の要請により、車両に搭載される各種の装置はより高密度に配置されるようになっている。検出装置についても、さらなる車両への搭載性の向上が要請されている。
特許文献1に記載のトルク検出装置では、永久磁石がヨークに対して径方向内側に設けられているので、永久磁石を小さくすれば外径の小型化を図ることが可能である。しかしながら、永久磁石を単に小型化すれば入力軸にトルクが加えられた際にホールICによって検出される磁束の変化量が少なくなるので、検出精度が低下するおそれがある。そのため、上記した従来の構成において永久磁石を小さくすることには制約がある。
そこで、本発明は、検出精度を確保しながら小型化を図ることが可能なトルク検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、一端部から他端部に伝達されるトルクに応じて前記一端部と前記他端部との間で捩じれる軸状の弾性部材と、前記弾性部材の捩じれに応じて相対変位する第1及び第2の軟磁性部材を含む磁気回路と、前記磁気回路に磁束を発生させる磁石と、前記磁気回路に発生する磁束密度を検出する磁界センサとを備え、前記磁界センサは、前記磁気回路において前記第1及び第2の軟磁性部材並びに前記磁石に対して直列に配置されているトルク検出装置を提供する。
本発明に係るトルク検出装置によれば、検出精度を確保しながら小型化を図ることが可能である。
本発明の実施の形態に係るトルク検出装置の断面図である。 トルク検出装置における磁気回路の構成例を示す分解斜視図である。 図1のA部を拡大した模式図である。 トルク検出装置の動作を示す説明図であり、(a)はトーションバーに捩じれが発生していない状態を、(b)はトーションバーが捩じれた状態を、それぞれ示す。 磁路を示す模式図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係るトルク検出装置の断面図である。
(トルク検出装置1の構成)
このトルク検出装置1は、例えば車両に搭載され、運転者がハンドルに付与する操舵トルクを検出するために用いられる。車両の操舵系には、操舵操作を補助する電動パワーステアリング装置が設けられ、トルク検出装置1が検出した操舵トルクに応じて電動モータが操舵輪(前輪)を転舵するためのトルクを出力する。
トルク検出装置1は、ハンドル側に連結された入力軸2と操舵輪側に連結された出力軸3との間に介在する軸状の弾性部材としてのトーションバー4と、トーションバー4を中心軸としてその外周に設けられた磁気回路1Mと、磁気回路1Mに磁束を発生させる磁石10と、磁気回路1Mに発生する磁束密度を検出する長方形状の一対の磁界センサ6とを備えている。
磁気回路1Mは、トーションバー4の捩じれに応じて相対変位する第1及び第2の軟磁性部材としての一対の回転ヨーク7(第1の回転ヨーク71及び第2の回転ヨーク72)と、磁石10で発生する磁束を一対の回転ヨーク7に誘導する第1及び第2の補助軟磁性部材としての一対の固定ヨーク8(第1の固定ヨーク81及び第2の固定ヨーク82)と、補助ヨーク9と、磁石10とを有している。
磁石10及び一対の磁界センサ6は、一対の回転ヨーク7の外側に配置され、一対の固定ヨーク8及び補助ヨーク9と共に樹脂からなるモールド成形体5によって一括してモールドされている。
入力軸2は、トーションバー4を貫通させる貫通孔20が形成された円筒状であり、その内面にトーションバー4の一端部4aが相対回転不能に連結されている。入力軸2の外周面には、筒部材11が固定されている。筒部材11は、鍔部110と円筒部111とを一体に有している。鍔部110は、円筒部111の一端部(トーションバー4の一端部4a側の端部)にて外周側に突出して形成され、鍔部110の外周面には、第1の回転ヨーク71が設けられている。筒部材11は、入力軸2と第1の回転ヨーク71とを相対回転不能に連結している。
出力軸3は、その中心軸に沿って大径の凹部31と小径の凹部32とを有している。小径の凹部32には、トーションバー4の他端部4bが例えば圧入によって相対回転不能に連結されている。大径の凹部31には、入力軸2の一端部が挿入され、大径の凹部31の内周面と入力軸2の外周面との間には空間30が形成されている。大径の凹部31の開口端には、非磁性体(例えば、黄銅、SUS304等)からなるアダプタ12が配置されている。アダプタ12は、出力軸3と第2の回転ヨーク72とを相対回転不能に連結している。
トーションバー4は、その軸方向の中央部4cが一端部4a及び他端部4bよりも小径に形成されている。トーションバー4は、入力軸2から出力軸3に伝達されるトルクに応じて、一端部4aと他端部4bとの間で中央部4cが捩じれる。一端部4aと他端部4bとは、中央部4cの捩じれに応じて相対的に回転する。
(磁気回路1Mの構成)
図2は、トルク検出装置1における磁気回路1Mの構成例を示す分解斜視図である。図3は、図1のA部を拡大した模式図である。なお、図3において、断面の後方に見える第1の回転ヨーク71及び第2の回転ヨーク72については図示を省略している。また、磁路Pを二点鎖線で示す。
第1の回転ヨーク71及び第2の回転ヨーク72は、トーションバー4を中心軸とした同心円状に形成されている。第1の回転ヨーク71は、環状の本体部710と、第2の回転ヨーク72に向かって突出する複数(本実施の形態では4つ)の第1の突起部711とを一体に有している。第1の突起部711には、磁気回路1Mに発生した磁束が通る空隙100(図3参照)を介して第2の回転ヨーク72に対向する第1の対向面711aが形成されている。第1の対向面711aは、トーションバー4の軸方向に対して傾斜している。
同様に、第2の回転ヨーク72は、環状の本体部720と、第1の回転ヨーク71に向かって突出する複数(本実施の形態では4つ)の第2の突起部721とを一体に有している。第2の突起部721には、第1の対向面711aに対向する第2の対向面721aが形成されている。第2の対向面721aは、トーションバー4の軸方向に対して傾斜している。なお、本実施の形態では、第1の突起部711及び第2の突起部721はそれぞれ三角形状である。
第1の固定ヨーク81は、第1の回転ヨーク71の外周側に、第2の固定ヨーク82は、第2の回転ヨーク72の外周側に、それぞれ配置されている。磁石10及び一対の磁界センサ6は、第1の固定ヨーク81と第2の固定ヨーク82との間に配置されている。
第1の固定ヨーク81は、トーションバー4を中心軸として同心円状に形成されて第1の回転ヨーク71の外周に配置された環状部810と、環状部810から径方向外側に突出した突出部811と、突出部811における環状部810とは反対側の一端から第2の固定ヨーク82側に延出した延出部812と、延出部812における突出部811とは反対側の一端から環状部810の径方向外側(本実施の形態では、突出部811に平行な方向)に突出し、後述する第2の固定ヨーク82の対向部823に対向する対向部813とを一体に有している。
同様に、第2の固定ヨーク82は、トーションバー4を中心軸として同心円状に形成されて第2の回転ヨーク72の外周に配置された環状部820と、環状部820から径方向外側に突出した突出部821と、突出部821における環状部820とは反対側の一端から第1の固定ヨーク81側に延出した延出部822と、延出部822における突出部821とは反対側の一端から環状部820の径方向外側(本実施の形態では、突出部821に平行な方向)に突出し、第1の固定ヨーク81の対向部813に対向する対向部823とを一体に有している。
第1の固定ヨーク81の対向部813と第2の固定ヨーク82の対向部823との間には、磁石10、補助ヨーク9、及び一対の磁界センサ6が配置されている。磁石10は、第1の固定ヨーク81の対向部813側に、一対の磁界センサ6は、第2の固定ヨーク82の対向部823側に配置されている。
補助ヨーク9は、磁石10の一端面に接触する接触部91と、一対の磁界センサ6に対向するセンサ対向部92と、接触部91及びセンサ対向部92を連結する連結部93とを一体に有している。磁石10は、N極及びS極が中心軸に沿って形成され、磁気回路1Mに磁束を発生させる。磁石10は、中心軸方向の一端部(本実施の形態では、第1の固定ヨーク81側)がN極として、他端部(本実施の形態では、第2の固定ヨーク82側)がS極として、それぞれ形成されている。
磁石10で発生した磁束の経路(磁路P)は、図3に示すように、磁石10のN極→第1の固定ヨーク81→第1の回転ヨーク71→第2の回転ヨーク72→第2の固定ヨーク82→補助ヨーク9→磁石10のS極となる。なお、本実施の形態では、磁石10のN極から放出される磁束のうち、磁路Pを経由せずに磁石10のS極に入る磁束は、無視できるほど小さい。
(トルク検出装置1の動作)
図4は、トルク検出装置1の動作を示す説明図であり、(a)はトーションバー4に捩じれが発生していない状態を、(b)はトーションバー4が捩じれた状態を、それぞれ示す。図5は、磁路Pを示す模式図である。
一対の磁界センサ6は、図5に示すように、磁気回路1Mにおいて、第1及び第2の回転ヨーク71,72、第1及び第2の固定ヨーク81,82、磁石10、及び補助ヨーク9に対して直列に配置されている。磁石10の起磁力の大きさをF、磁気回路1M内を流れる磁束の大きさΦ、第1の回転ヨーク71と第2の回転ヨーク72との間の空隙100における磁気抵抗の大きさをR、磁気回路1M内の空隙100における磁気抵抗以外の磁気抵抗の大きさをRとすると、F、Φ、R、Rそれぞれの関係は次式(数1)のようになる。
Figure 2014157066
すなわち、一対の磁界センサ6で検出される磁束の大きさΦは、磁気回路1M内の磁気抵抗の大きさR+Rに反比例する。なお、Rには、第1の回転ヨーク71、第2の回転ヨーク72、第1の固定ヨーク81、第2の固定ヨーク82、補助ヨーク9の磁気抵抗、及び磁石10の内部磁気抵抗が含まれる。空隙100における磁気抵抗の大きさRは、Rよりも大きく、磁気回路1Mの全体の磁気抵抗の中ではRが支配的である。
例えば、入力軸2にトルクが作用してトーションバー4に捩じれが生じると、この捩じれに応じて第1の回転ヨーク71が第2の回転ヨーク72に対して相対的に回転し、図4(a)に示す位置から図4(b)に示す位置に相対変位する。これにより、空隙100における第1の対向面711aと第2の対向面721aとの間の距離が変化し、第1の回転ヨーク71と第2の回転ヨーク72との間の空隙100における磁気抵抗の大きさRが変化する。
より具体的には、入力軸2に図1に示す矢印a方向のトルクが作用した場合は、空隙100における第1の対向面711aと第2の対向面721aとの間の距離が短くなり、空隙100における磁気抵抗(R)が小さくなる。これにより、空隙100を流れる磁束の大きさΦが大きくなる。
逆に、入力軸2に図1に示す矢印b方向のトルクが作用した場合は、空隙100における第1の対向面711aと第2の対向面721aとの間の距離が離れ、空隙100における磁気抵抗(R)が大きくなる。これにより、空隙100を流れる磁束の大きさΦが小さくなる。
一方、第1の固定ヨーク81及び第2の固定ヨーク82は、トーションバー4に捩じれが生じても相対回転しないため、第1の固定ヨーク81と第2の固定ヨーク82との間の磁気抵抗の大きさは入力軸2に作用するトルクの有無に関係なく一定である。したがって、磁気回路1M内の空隙100における磁気抵抗以外の磁気抵抗の大きさRは、入力軸2に作用するトルクの有無に関係なく一定となる。
この磁気回路1M内を流れる磁束の大きさΦの変化量を一対の磁界センサ6で検出することにより、トーションバー4の捩じれ量、すなわち入力軸2に入力されたトルク量を検出することができる。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)一対の磁界センサ6は、磁気回路1Mにおいて、第1及び第2の回転ヨーク71,72、第1及び第2の固定ヨーク81,82、並びに磁石10に対して直列に配置されているため、一対の磁界センサ6で検出される磁束の大きさΦは、磁気回路1M内の磁気抵抗の大きさR+Rに反比例する。第1の回転ヨーク71と第2の回転ヨーク72との間の空隙100における磁気抵抗の大きさRは、空隙100における第1の対向面711aと第2の対向面721aとの距離に応じて変化するが、磁気回路1M内の空隙100における磁気抵抗以外の磁気抵抗の大きさRは一定値である。したがって、空隙100における第1の対向面711aと第2の対向面721aとの距離が、一対の磁界センサ6で検出される磁束の磁束密度に直接的に影響する。これにより、第1の回転ヨーク71と第2の回転ヨーク72との間の空隙100における磁気抵抗の変化量ΔRが小さい場合でも、一対の磁界センサ6で検出される磁束の変化量ΔΦは大きくなる。すなわち、一対の磁界センサ6は、入力軸2に作用するトルク量が小さい場合においても、高精度に磁束の変化量ΔΦを検出することが可能である。
(2)磁石10及び一対の磁界センサ6は、第1の回転ヨーク71及び第2の回転ヨーク72の外周側に配置されているため、第1の回転ヨーク71及び第2の回転ヨーク72を小さくすることができ、トルク検出装置1の小型化につながる。
(3)第1の回転ヨーク71における第1の突起部711の第1の対向面711a、及び第2の回転ヨーク72における第2の突起部721の第2の対向面721aは、それぞれトーションバー4の軸方向に対して傾斜しているため、第1の対向面711aと第2の対向面721aとの間の距離がトーションバー4の捩じれに応じて緩やかに変化する。これにより、第1の回転ヨーク71と第2の回転ヨーク72との間の空隙100における磁気抵抗の大きさRは定常的に変化し、一対の磁界センサ6における磁束密度の検出をより高精度に行うことができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]一端部(4a)から他端部(4b)に伝達されるトルクに応じて前記一端部(4a)と前記他端部(4b)との間で捩じれる軸状の弾性部材(トーションバー4)と、前記弾性部材(トーションバー4)の捩じれに応じて相対変位する第1及び第2の軟磁性部材(第1及び第2の回転ヨーク71,72)を含む磁気回路(1M)と、前記磁気回路(1M)に磁束を発生させる磁石(10)と、前記磁気回路(1M)に発生する磁束密度を検出する磁界センサ(6)とを備え、前記磁界センサ(6)は、前記磁気回路(1M)において前記第1及び第2の軟磁性部材(第1及び第2の回転ヨーク71,72)並びに前記磁石(10)に対して直列に配置されているトルク検出装置(1)。
[2]前記磁石(10)及び前記磁界センサ(6)は、前記第1及び第2の軟磁性部材(第1及び第2の回転ヨーク71,72)の外周側に配置されている、[1]に記載のトルク検出装置(1)。
[3]前記第1の軟磁性部材(第1の回転ヨーク71)は、前記第2の軟磁性部材(第2の回転ヨーク72)に向かって突出し、前記磁気回路(1M)に発生した磁束が通る空隙(100)を介して前記第2の軟磁性部材(第2の回転ヨーク72)に対向する第1の対向面(711a)が形成された複数の第1の突起部(711)を有し、前記第2の軟磁性部材(第2の回転ヨーク72)は、前記空隙(100)を介して前記第1の対向面(711a)に対向する第2の対向面(721a)が形成された複数の第2の突起部(721)を有し、前記第1及び第2の対向面(711a,721a)は、それぞれ前記弾性部材(トーションバー4)の軸方向に対して傾斜している、[1]又は[2]に記載のトルク検出装置(1)。
[4]前記第1及び第2の軟磁性部材(第1及び第2の回転ヨーク71,72)の外側には、それぞれ前記磁石(10)にて発生する磁束を前記第1及び第2の軟磁性部材(第1及び第2の回転ヨーク71,72)に誘導する第1及び第2の補助軟磁性部材(第1及び第2の固定ヨーク81,82)が配置され、前記第1及び第2の軟磁性部材(第1及び第2の回転ヨーク71,72)は、前記第1及び第2の補助軟磁性部材(第1及び第2の固定ヨーク81,82)に対して相対変位し、前記磁石(10)及び前記磁界センサ(6)は、前記第1の補助軟磁性部材(第1の固定ヨーク81)と前記第2の補助軟磁性部材(第2の固定ヨーク82)との間に配置されている、[1]乃至[3]の何れか1項に記載のトルク検出装置(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、第1の突起部711及び第2の突起部721はそれぞれ三角形状であったが、これに限らず、第1の突起部711と第2の突起部721とが対向する面(第1の対向面711a及び第2の対向面721a)が形成されていればよい。
また、上記実施の形態では、一対の磁界センサ6により磁束を検出していたが、磁界センサ6の数や形状について特に制限はない。
また、上記実施の形態では、磁石10と一対の磁界センサ6との間に補助ヨーク9が配置されていたが、これに限らず、例えば磁石10のトーションバー4の軸方向における寸法が大きい場合には、補助ヨーク9は不要である。
1…トルク検出装置、1M…磁気回路、2…入力軸、3…出力軸、4…トーションバー(弾性部材)、4a…一端部、4b…他端部、4c…中央部、5…モールド成形体、6…磁界センサ、7…回転ヨーク(軟磁性部材)、8…固定ヨーク(補助軟磁性部材)、9…補助ヨーク、10…磁石、11…筒部材、12…アダプタ、20…貫通孔、30…空間、31…大径の凹部、32…小径の凹部、71…第1の回転ヨーク(第1の軟磁性部材)、72…第2の回転ヨーク(第2の軟磁性部材)、81…第1の固定ヨーク(第1の補助軟磁性部材)、82…第2の固定ヨーク(第2の補助軟磁性部材)、91…接触部、92…センサ対向部、93…連結部、100…空隙、110…鍔部、111…円筒部、710…本体部、711…第1の突起部、711a…第1の対向面、720…本体部、721…第2の突起部、721a…第2の対向面、810,820…環状部、811,821…突出部、812,822…延出部、813,823…対向部、P…磁路

Claims (4)

  1. 一端部から他端部に伝達されるトルクに応じて前記一端部と前記他端部との間で捩じれる軸状の弾性部材と、
    前記弾性部材の捩じれに応じて相対変位する第1及び第2の軟磁性部材を含む磁気回路と、
    前記磁気回路に磁束を発生させる磁石と、
    前記磁気回路に発生する磁束密度を検出する磁界センサとを備え、
    前記磁界センサは、前記磁気回路において前記第1及び第2の軟磁性部材並びに前記磁石に対して直列に配置されている
    トルク検出装置。
  2. 前記磁石及び前記磁界センサは、前記第1及び第2の軟磁性部材の外周側に配置されている、
    請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 前記第1の軟磁性部材は、前記第2の軟磁性部材に向かって突出し、前記磁気回路に発生した磁束が通る空隙を介して前記第2の軟磁性部材に対向する第1の対向面が形成された複数の第1の突起部を有し、
    前記第2の軟磁性部材は、前記空隙を介して前記第1の対向面に対向する第2の対向面が形成された複数の第2の突起部を有し、
    前記第1及び第2の対向面は、それぞれ前記弾性部材の軸方向に対して傾斜している、
    請求項1又は2に記載のトルク検出装置。
  4. 前記第1及び第2の軟磁性部材の外側には、それぞれ前記磁石にて発生する磁束を前記第1及び第2の軟磁性部材に誘導する第1及び第2の補助軟磁性部材が配置され、
    前記第1及び第2の軟磁性部材は、前記第1及び第2の補助軟磁性部材に対して相対変位し、
    前記磁石及び前記磁界センサは、前記第1の補助軟磁性部材と前記第2の補助軟磁性部材との間に配置されている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のトルク検出装置。
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