JP2014105356A - 混合酸化物の処理システム及び方法 - Google Patents

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等 中村
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優也 高橋
Akira Yamada
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Abstract

【課題】高密度の混合酸化物から金属を分離回収する技術を提供する。
【解決手段】混合酸化物の処理システム10は、混合酸化物11を保持する導電性の保持部12と、保持部12を陰極として第一溶融塩15において電解還元を行う第一電解槽13と、第一電解槽13において電解還元した後に、保持部12を陽極として第二溶融塩17において電解精製を行う第二電解槽16と、第一電解槽13と第二電解槽16との間で保持部12を搬送させる搬送部25と、を備えることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、高密度の混合酸化物の処理技術に関する。
従来から、原子力発電における使用済み核燃料の再処理及び放射性廃棄物の処分といった、通常の核燃料サイクルにおける放射性物質を含む混合酸化物の再処理技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許第3868635号公報 特許第4487031号公報
原子力事故により冷却能力が喪失すると、核燃料の崩壊熱により、燃料集合体及び炉心構造物が過熱融解し、炉心溶融物が発生する可能性がある。
この炉心溶融物は、圧力容器や炉内外の構造物などの鉄系材料、被覆管やチャンネルボックス材料のジルコニウム材、核燃料中に含まれている酸化物燃料(酸化ウランや酸化プルトニウム)、FP(核分裂生成物)酸化物等の様々な物質が崩壊熱により不均一に溶融し混合した後に凝固した高密度の混合酸化物である。
通常、再処理技術の処理対象となる混合酸化物は、粉体または70%程度の密度で焼結した固体である。このため、電解還元によって混合酸化物を金属に還元する際は、混合酸化物中の酸素を分離するための空間が確保されている。
しかし、炉心溶融物のような高密度の酸化物では、酸素を分離するための離脱ルートがないため、電解還元による酸素分離を混合酸化物の内部までいきわたらせることができない。このため、電解精製を行っても、その反応が混合酸化物表面でしか進まず、混合酸化物内部の金属を回収することができないという課題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、高密度の混合酸化物に対して、電解還元及び電解精製を繰り返し実施することにより、混合酸化物の全容量を分離処理することができる混合酸化物の処理システムを提供することを目的とする。
本実施形態に係る混合酸化物の処理システムは、混合酸化物を保持する導電性の保持部と、前記保持部を陰極として第一溶融塩において電解還元を行う第一電解槽と、前記第一電解槽において電解還元した後に、前記保持部を陽極として第二溶融塩において電解精製を行う第二電解槽と、第一電解槽と第二電解槽との間で前記保持部を搬送させる搬送部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、高密度の混合酸化物に含まれる金属について、混合酸化物の全容量を分離回収することができる。
本発明の第一実施形態に係る混合酸化物の処理システムを示す構成図。 本発明の第一実施形態に係る混合酸化物の処理システムの上面図。 本発明の実施形態に適用される保持部を示す構成図。 本発明の実施形態に適用される混合酸化物の処理フロー図。 本発明の第二実施形態に係る混合酸化物の処理システムを示す構成図。 本発明の第三実施形態に係る混合酸化物の処理システムを示す構成図であって、(A)付着塩分離時、(B)電解精製時、における脱落物の回収を示す。 (A)本発明の第四実施形態に係る混合酸化物の処理システムを示す構成図、(B)同 上面図。
(第一実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示される混合酸化物の処理システム10(以下、単に処理システム10とする)は、混合酸化物11を保持する導電性の保持部12と、保持部12を陰極として第一溶融塩15において電解還元を行う第一電解槽13と、第一電解槽13において電解還元した後に、保持部12を陽極として第二溶融塩17において電解精製を行う第二電解槽16と、第一電解槽13と第二電解槽16との間で保持部12を搬送させる搬送部25と、から構成される。また、収納部20は、その上部に上部蓋21を備え、第一電解槽13と第二電解槽16とを一体として収納する。
混合酸化物11は、金属酸化物が溶融して混合した後に凝固したものである。特に、炉心溶融物のような、様々な金属酸化物が不均一に溶融し混合した後に凝固した高密度の混合酸化物が処理の対象となる。
保持部12は、分離処理の対象となる混合酸化物11を装荷して保持するものである。この保持部12は、鉄系もしくは炭素系等の導電性の材質から構成され、電解浴である第一溶融塩15及び第二溶融塩17に溶解しない。そして、第一電解槽13では陰極として第一溶融塩15に浸漬され、第二電解槽16では陽極として第二溶融塩17に浸漬される。
第一電解槽13は、電解浴として第一溶融塩15を収容している。この第一溶融塩15において、保持部12を陰極とし、陽極14を浸漬させて、溶融塩電解(電解還元)を行う。
第一溶融塩15は、収納部20の両側に設置されている電気炉19により加熱溶融される。なお、第一溶融塩15として、LiCl等の塩を適宜選択する。
陽極14と陰極である保持部12とを直流電源23に接続して電圧を印可する。これにより、保持部12において還元反応が発生し、混合酸化物11は金属に還元される。
次式(1)、(2)に示す反応が、陽極14、陰極(保持部12)のそれぞれにおいて発生する。なお、Mは混合酸化物11中に含まれる金属を例示している。
陽極: 2O2− → O+ 4e (1)
陰極: MO + 4e → M +2O2− (2)
したがって、保持部12内で還元反応が発生し、混合酸化物11の酸素が電気化学的に分離されてO2−イオンとなる。そして、このO2−イオンは、陽極14に移動して、陽極14表面で電子を与えられOガスとなる。
この還元反応により、混合酸化物11中の酸化物が、単体の金属に還元される。混合酸化物11が炉心溶融物の場合は、ウラン、プルトニウム、鉄、貴金属FP等の酸化物を単体の金属に還元することができる。
第二電解槽16は、電解浴として第二溶融塩17を収容する。この第二溶融塩17において、第一電解槽13における電解還元後の保持部12を陽極とし、陰極18を浸漬させて、溶融塩電解(電解精製)を行う。
ここで、第二溶融塩17は、収納部20の両側に設置されている電気炉19により加熱溶融されている。なお、第二溶融塩17として、LiCl−KCl等の混合塩を適宜選択する。
陽極である保持部12と陰極18とを直流電源24に接続して電圧を印可する。これにより、次式(3)、(4)に示す反応が、陽極(保持部12)、陰極18のそれぞれにおいて発生する。
陽極: M → M4+ + 4e (3)
陰極: M4+ + 4e → M (4)
したがって、陽極(保持部12)では酸化反応が発生し、混合酸化物11から金属イオンが、第二溶融塩17に溶け出す。そして、溶け出した金属イオンは、陰極18における還元反応により金属として析出する。
また、陰極18の電位をモニターし、陰極18の電位が貴側に変化した時点で陰極18を交換して金属を析出させる。これにより、混合酸化物11に含まれる特定の金属ごとに析出回収することが可能となる。混合酸化物11が炉心溶融物の場合は、ウラン、プルトニウム、鉄、貴金属FP等を、それぞれ別の陰極18に析出させて分離回収することができる。
搬送部25は、第一電解槽13と第二電解槽16との両電解槽間で、保持部12を搬送させるものである。搬送部25と保持部12とは接続され、搬送部25の搬送に従って保持部12は移動する。
搬送部25は、第一電解槽13において電解還元を行う場合は、保持部12を第一電解槽13まで搬送させる。そして、保持部12を下降させて第一溶融塩15に投入する。電解還元が終了したときは、保持部12を上昇させて、第一溶融塩15から引き上げる。
一方、第二電解槽16において電解精製を行う場合は、保持部12を第二電解槽16まで搬送させる。そして、保持部12を下降させて第二溶融塩17に投入する。電解精製が終了したときは、保持部12を上昇させて、第二溶融塩17から引き上げる。
搬送部25が、第一電解槽13と第二電解槽16との両電解槽間を繰り返し搬送することで、混合酸化物11に対して電解還元及び電解精製を繰り返し実施することができる。
また、保持部12は、両電解槽と上部蓋21とで閉じられ、不活性雰囲気にした上部空間を介して、両電解槽間を行き来する。これにより、保持部12を搬送するときに懸念される混合酸化物11表面の再酸化を防止できるため、処理効率を高めることができる。
図2は、処理システム10の上面図を示している。
収納部20は、円状の形状を有し、一方には第一電解槽13を、他方には第二電解槽16を配置して収納する。
収納部20の上部蓋21には回転板26が備えられており、この回転板26は、上部蓋21の中心を軸に回転する。これにより、回転板26の回転に従って搬送部25が移動することで、保持部12が、第一電解槽13と第二電解槽16との間を相互に移動することができる。
これにより、両電解槽間を混合酸化物11が頻繁に移動する場合でも、同一の収納部20内で処理することができ、かつ処理システム10全体を小型化することができる。放射性物質を含む混合酸化物11の場合には、隔離、遮蔽を容易にする。
図3は、保持部12の内部構造を示す。
保持部12は、混合酸化物11と当接する針状の電極27を有し、これらの針状の電極27により混合酸化物11を一定圧力で支持する。混合酸化物11は、複数の針状の電極27に一定の圧力により支持され、針状の電極27との接触を保つことにより、一定の電流が付加される。
混合酸化物11は、不規則な形状を持つ場合が多く、また電解還元、電解精製が繰り返される過程で体積、質量とも減少し、その形状は変化する。
保持部12が針状の電極27を有することにより、混合酸化物11と保持部12自身との電気的接触を維持するのが困難な場合でも、混合酸化物11に対して一定の電流を安定的に供給することができる。
これにより、混合酸化物11の形状の不規則性、形状に左右されること無く混合酸化物11に対して電流を安定的に供給して、電解還元、電解精製を行うことができる。
図4は、システム10における処理フロー図を示す。
第一電解槽13において、電解還元を行い、混合酸化物11中の金属を還元する(S10)。
次に、保持部12において金属に還元された混合酸化物11は、第二電解槽16において、電解精製を行い、混合酸化物11の金属を析出させる(S11)。析出した金属は、蒸留工程で溶融塩を除去した後に(S15)、回収して保管する(S16)。この回収物は、金属燃料として再処理することができる。
電解精製反応後において、混合酸化物11の残留物がある場合は、再び第一電解槽13において、電解還元、電解精製を行う(S12、Yes)。なお、残留物がない場合は、終了する(S12、No)。
また、電解還元(S10)、電解精製(S11)における反応過程で、混合酸化物11から脱落した脱落物(未還元酸化物)は、第一溶融塩15又は第二溶融塩17から回収する。そして、蒸留工程で溶融塩を除去した後に(S13)、回収して保管する(S14)。
混合酸化物11が高密度のため、一度の電解還元では混合酸化物11を金属に還元するのは困難である場合は、一定時間の電解還元を行った後に電解精製を行う。つまり、混合酸化物11表面で金属に還元した還元相を、電解精製により溶解して混合酸化物11の表面を露出させることで、再び混合酸化物11を還元できる状態にする。
この処理を繰り返し、混合酸化物11の表面から徐々に処理していくことにより、混合酸化物11の全容量を分離処理することができる。したがって、金属を含む混合酸化物11について、全容量を特定の金属ごとに分離回収することが可能となる。
(第二実施形態)
図5は、本発明の第二実施形態に係る混合酸化物の処理システムを示す構成図である。
第二実施形態における第一実施形態との相違点は、保持部12全体を内側に格納する格納部28を有する点にある。さらに、搬送部25は、保持部12を自転させる機構を備える。なお、第一実施形態と同様な構成については省略して説明する。
格納部28は、保持部12全体を収納することができる筒状の形状を有し、その一端が収納部20の上部蓋21に接し、他端が電解槽に対して開口されている。保持部12は、この開口されている部分から格納部28へ出入りする。
上部蓋21は、その下面に格納部28の水平面における移動を可能とするため、レール等の移動機構を有している。格納部28は、上部蓋21の下面に沿って移動を行うことで、保持部12の両電解槽間の移動に追随する。そして、第一電解槽13又は第二電解槽16における溶融塩電解後の保持部12を格納する。
電気炉29は、格納部28の周囲に設けられており、格納部28を単独で加熱するものである。
具体的な動作の流れについて説明する。第一電解槽13において溶融塩電解後、搬送部25は、保持部12を第一溶融塩15から引き上げて格納部28に搬入する。そして、搬送部25は、第一電解槽13上で保持部12を高速で自転させる。
保持部12が、高速回転することにより遠心力が生じる。この遠心力により、溶融塩電解において混合酸化物11表面に付着した付着塩30が表面から脱着して飛散する。飛散した付着塩30は、保持部12を覆う格納部28の側壁に付着する。そして付着した塩は、格納部28の側壁を伝って第一電解槽13へ戻る。
同様に、第二電解槽16において溶融塩電解反応を行った後、搬送部25は、保持部12を第二溶融塩17から引き上げて格納部28に搬入する。そして、搬送部25は、第二電解槽16上で保持部12を高速回転させる。これにより、混合酸化物11表面に付着した付着塩30は、第二電解槽16へ戻る。
電気炉29は、格納部28の直近の周囲に配置されて、格納部28を直接加熱することにより、付着塩30を加熱する。これにより、付着塩30について、混合酸化物11からの脱着や格納部28の側壁から電解槽への回収が促進される。
各電解槽における溶融塩電解後において、保持部12を格納部28内で高速回転させることにより、付着塩30を元の電解槽に戻すことができる。さらに、格納部28を有することにより、一方の電解槽に係る溶融塩が、他方の電解槽に係る溶融塩と混合することを防止することができる。したがって、第一電解槽13と第二電解槽16とで用いられる組成の異なる塩が、異なる電解槽に混合することを防止することができる。
(第三実施形態)
図6は、本発明の第三実施形態に係る混合酸化物の処理システム10の構成図である。第三実施形態における第二実施形態との相違点は、混合酸化物11から脱落する脱落物32を回収する回収部31を有する点にある。なお、図6は、第一電解槽13等は省略して表している。
図6(A)は、第二実施形態で示した付着塩の分離を行う場合において、混合酸化物11からの脱落物32の回収を示している。
図6(B)は、第二電解槽16での溶融塩電解反応中において、混合酸化物11からの脱落物32の回収を示している。なお、第一電解槽13等については省略して示している。
脱落物32は、電解還元反応において還元されず、混合酸化物11の表面から崩壊して脱落するものである。特に、第二電解槽16での電解精製において、混合酸化物11から金属が分離されると同時に生じる。
回収部31は、皿状の形状を有し、保持部12の直下で一定の距離を保って設けられ、保持部12の上下動に追従して移動する。
これにより、混合酸化物11からの脱落物32は、溶融塩中に落下すること無く、回収部31により回収することができる。なお、回収部31にて回収された脱落物32は、蒸留により塩を分離して保管される。
なお、図6では第二電解槽16において回収部31を設ける場合を示したが、第一電解槽13においても同様に回収部31を設けて、脱落物32を回収することができる。
(第四実施形態)
図7(A)は、本発明の第四実施形態に係る混合酸化物の処理システム10の構成図である。図7(B)は、処理システム10の上面図を示している。なお、図7は、第一電解槽13等は省略して表している。
第四実施形態における第三実施形態との相違点は、第二電解槽16に陰極となる複数の電極18a〜18eを浸漬する点にある。なお、図7では5つの電極18a〜18eの場合を例示しているが、この構成に限定されるものではない。
参照電極33は、第二電解槽16に浸漬され、陰極の電位を測定するための基準となるものである。電圧計34は、電解精製中において、第二電解槽16に浸漬された参照電極33と陰極との間の電位差を検知して陰極電位を測定する。
具体的な動作について、まず電極18aを陰極とした場合について説明する。
陽極である保持部12と電極18aとを直流電源24に接続して電圧を印可する。
電圧計34をモニターして、電極18aの電位が貴側に変化した時点で、電極18aから他の電極(例えば、電極18b)に切り替えて陰極とする。
同様にして、電圧計34をモニターし、陰極の電位が貴側に変化した時点で、電極を切り替えて行く。
陰極電位が貴側に変化した時点で電極18a〜18eを交換していくことで、混合酸化物11に含まれる特定の金属ごとに分離回収することができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の混合酸化物の処理システム10によれば、混合酸化物11を保持する保持部12について、第一電解槽13と第二電解槽16との間を相互に搬送させる搬送部25を有することにより、電解還元及び電解精製を繰り返し実施することができる。このため、高密度の混合酸化物11に含まれる金属について、混合酸化物11の全容量を分離回収することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…混合酸化物の処理システム、11…混合酸化物、12…保持部、13…第一電解槽、14…陽極、15…第一溶融塩、16…第二電解槽、17…第二溶融塩、18…陰極、18a、18b、18c、18d、18e…電極、19、29…電気炉、20…収納部、21…上部蓋、23、24…直流電源、25…搬送部、26…回転板、27…針状の電極、28…格納部、30…付着塩、31…回収部、32…脱落物、33…参照電極、34…電圧計。

Claims (9)

  1. 混合酸化物を保持する導電性の保持部と、
    前記保持部を陰極として第一溶融塩において電解還元を行う第一電解槽と、
    前記第一電解槽において電解還元した後に、前記保持部を陽極として第二溶融塩において電解精製を行う第二電解槽と、
    第一電解槽と第二電解槽との間で前記保持部を搬送させる搬送部と、
    を備えることを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  2. 請求項1に記載の混合酸化物の処理システムにおいて、
    前記保持部は、前記混合酸化物に当接する複数の針状の電極を有し、これらの針状の電極により前記混合酸化物を一定圧力で支持することを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の混合酸化物の処理システムにおいて、
    前記第一電解槽と前記第二電解槽とを一体として収納する収納部をさらに備えることを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  4. 請求項3に記載の混合酸化物の処理システムにおいて、
    前記収納部は、その上部蓋に回転板を備え、
    前記搬送部は、前記回転板の回転に従って前記保持部を搬送させることを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の混合酸化物の処理システムにおいて、
    電解槽に対して開口し、前記保持部全体を内側に格納する格納部をさらに備え、
    前記搬送部は、前記保持部を自転させる機構を備えることを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の混合酸化物の処理システムにおいて、
    前記保持部の直下において、前記混合酸化物からの脱落物を回収する回収部が、前記第一電解槽または前記第二溶解槽に設けられることを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の混合酸化物の処理システムにおいて、
    前記第二溶解槽には、陰極となる複数の電極が設けられることを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  8. 請求項7に記載の混合酸化物の処理システムにおいて、
    前記第二溶解槽には、陰極電位を測定するための基準となる参照電極が設けられ、
    前記陰極電位の値に基づいて前記複数の電極を切り替えることを特徴とする混合酸化物の処理システム。
  9. 混合酸化物を導電性の保持部により保持させるステップと、
    前記保持部を陰極として第一溶融塩により第一電解槽において電解還元を行うステップと、
    前記第一電解槽において電解還元した後に、前記保持部を陽極として第二溶融塩により第二電解槽において電解精製を行うステップと、
    前記第一電解槽と前記第二電解槽との間で前記保持部を搬送させるステップと、
    を含むことを特徴とする混合酸化物の処理方法。
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