JP2014105253A - エチレン−酢酸ビニル共重合体の剥離剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離し、分別回収した部品、ガラス、金属部材等を再利用するために使用する剥離剤の提供。
【解決手段】炭化水素系溶剤を10〜70重量%、アセテート系溶剤5〜20重量%、可溶化剤5〜20重量%、浸透剤を0.1〜5重量%、及び残部として水を含むエチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する剥離剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を剥離するための剥離剤に関し、特にエチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するために使用する剥離剤に関する。
エチレン−酢酸ビニル共重合体は、光透過性、耐候性、耐湿性、接着性がよく、かつ引裂強度、衝撃強度、ストレスクラッキング性等の機械的特性、電気絶縁性、耐電圧性等の電気的特性が良いので各種用途に用いられている。特に、太陽電池モジュールを構成する表面ガラス基板、太陽電池セル、裏面材(バックシート)等を強固に固定する封止材、電線・ケーブルの被覆材料、ガラスや金属のコーティング用材料等に使用されている。
上記太陽電池モジュール用封止剤、電線・ケーブルの被覆材料、コーティング用材料等は、太陽光を常時浴びる過酷な環境での使用による経年劣化、光透過度の低下、機械的特性の劣化等による製品の耐用年数が一般的に20〜30年と言われ、その後は廃棄されている。しかし、構成部材によっては、表面ガラス基板、太陽電池セル、裏面材のアルミニウム材料、銅やアルミニウムの金属導体等は十分使用可能であり、分別回収して再利用することが資源の有効利用からも求められている。また太陽電池モジュール、電線・ケーブル、コーティング部材の製造過程における規格はずれ対策として、分別回収して再利用することも必要になっている。
太陽電池モジュールを構成する表面ガラス基板、太陽電池セル、裏面材(バックシート)を太陽電池モジュールから分離回収したり、電線・ケーブル、ガラスや金属のコーティング部材からガラスや金属を回収するのに、これらに強固に固定されているエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる封止材、被覆材等を分離除去する必要がある。しかし、ガラスや金属に強固に接着しているエチレン−酢酸ビニル共重合体を分離除去するのは容易ではなく、特に、太陽電池モジュール用封止材の多くは架橋されたエチレン−酢酸ビニル共重合体であり、分離除去するのは特に困難である。そこで、従来から様々な検討がなされている。
エチレン−酢酸ビニル共重合体を分離除去するのに、現在までに次の処理方法が主に検討されている。即ち(i)大気雰囲気、又は不活性雰囲気中でエチレン−酢酸ビニル共重合体を燃焼して除去する方法であり、この応用として、太陽電池モジュールを酸溶液、アルカリ溶液または有機溶剤溶液に浸漬させた後、エチレン−酢酸ビニル共重合体を燃焼させて除去することが提案されている(特許文献1)。しかし、酸、アルカリ溶液はいずれも強酸、強アルカリ溶液である必要があり、有機溶剤も、使用環境条件、廃液処理等の対策が必要であり、設備や燃焼させるのにエネルギーコストを非常に要するものである。
(ii)窒素雰囲気等の不活性雰囲気中で温度を上げてエチレン−酢酸ビニル共重合体を熱分解除去する熱分解除去法がある。しかし、熱分解除去法は、不活性雰囲気中で500〜600度程度の高温で処理する必要があり、設備やエネルギーコストを非常に要するものである。更に、上記燃焼や熱分解による方法は、有機物が高温により煤状物やコークス状物の炭素質が回収物に付着したりする問題もある。
(iii)硝酸に浸漬してエチレン−酢酸ビニル共重合体を分解除去する方法として硝酸浸漬法があり、液温を50℃以上に保った硝酸に浸漬することが提案されている(特許文献2)。しかし、強酸である硝酸を用いるので太陽電池セルの電極や金属等が侵されてしまい、更に使用環境が悪く、排液処理等の対策が必要であるという問題がある。
(iv)有機溶剤を用いてエチレン−酢酸ビニル共重合体を膨潤、軟化、ないし流動化させて除去する方法として、例えば(d)−リモネン含有溶液と接触させる方法(特許文献3)、アルカリを溶解させた有機溶剤と接触させる方法(特許文献4)等が提案されている。しかし、特許文献3の(d)−リモネン含有溶液を用いる方法では、リモネンの化学構造中に炭素−炭素不飽和結合を有するため、長時間の使用では安定性に問題があり、かつ天然物由来であって供給量が安定せず、かつ高価な溶媒である。特許文献4のアルカリを溶解させた有機溶剤を用いる方法では、アルカリを用いているので作業環境の悪化、廃液処理等の問題がある。更に、現在のところ有機溶剤法はエチレン−酢酸ビニル共重合体を溶解できるものはなく、太陽電池セルの変形やわれを起したりして回収歩留まりが悪いという問題がある。
(v)アルカリ溶液を用いてエチレン−酢酸ビニル共重合体を膨潤、軟化、ないし流動化させて除去する方法として、例えばpH10以上のアルカリ水溶液で処理することにより分離回収する方法が提案されている(特許文献5)。しかし、強アルカリを用いるので作業環境の悪化、廃液処理等の問題がある。
上記従来の処理方法は、いずれも、分別回収した部材、ガラス、金属部材自体の品質に影響してしまい再利用の効率が悪く、又処理設備に費用がかかったり、使用環境上問題があったり、処理後の廃液処理にも問題が生じ、環境負荷が大きく、エネルギー効率の悪いものであった。
特開2005−311178号公報 特開2004−42033号公報 国際公開第2005−065852号パンフレット 特開2009−214058号公報 特開2008−307491号公報
本発明は、エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離し、分別回収した部品、ガラス、金属部材等への品質に影響がなく、処理設備、使用環境上問題がなく、処理後の廃液処理の問題もなく、環境負荷が小さく、エネルギー効率がよく、簡単にエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離し、分別回収するために使用する剥離剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品から部品、ガラス、金属部材等を分別回収するのに用いる剥離剤として、炭化水素系溶剤を10〜70重量%、アセテート系溶剤5〜20重量%、可溶化剤5〜20重量%、浸透剤を0.1〜5重量%、及び残部として水を含む剥離剤を見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、次に関するものである。
[1]炭化水素系溶剤を10〜70重量%、アセテート系溶剤5〜20重量%、可溶化剤5〜20重量%、浸透剤を0.1〜5重量%、及び残部として水を含むエチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する剥離剤。
[2]前記炭化水素系溶剤が1−ドデセン、1−テトラデセンのうち少なくとも1つであり、前記アセテート系溶剤が3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート、又はジプロピレングリコールメチルエーテルアセテートのうち少なくとも1つであり、前記可溶化剤が界面活性剤、グリコール系溶剤、アルコール系溶剤のうち少なくとも1つである[1]に記載の剥離剤。
[3][1]又は[2]に記載の剥離剤を第1の剥離剤とし、プロピレングリコール系溶剤又は/及びジアルキルグリコール系溶剤にアミン系溶剤を加えアルカリ性とした剥離剤を第2の剥離剤とし、第1の剥離剤と第2の剥離剤とを組み合わせたエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する剥離剤セット。
本発明の剥離剤によれば、エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離し、分別回収した部品、ガラス、金属部材等への品質に影響が少なく、大型な処理設備を必要とせず、使用環境上安全で、処理後の廃液処理の問題もなく、環境負荷が小さく、エネルギー効率がよく、容易にエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する剥離剤及び組み合わせからなる剥離剤セットを提供することができる。
以下に、本発明を具体的に説明する。
本発明の剥離剤は、エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品から基材を分別回収するために使用するものであり、一体化した製品のうち基材としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体を用い基材とが一体化された製品であればいかなるものでもよい。特に、分別回収し、再利用する必要がある基材であるならばいかなるものでもよい。基材を例示すると、ガラス、金属、セラミックス、合成樹脂などがあり、これら基材と他の部材からなる部品であってもよい。
本発明の剥離剤は、主剤として炭化水素系溶剤、副剤としてアセテート系溶剤を含有し、更に好ましくは可溶化剤として、界面活性剤、グリコール系溶剤、アルコール系溶剤のうち少なくとも1つを用い、炭化水素系溶剤を水に可溶化させることで引火点のない剥離剤とすることができる。また、浸透を良くする浸透剤を含有し、水を含有するエチレン−酢酸ビニル共重合体用剥離剤である。
主剤としての炭化水素系溶剤としては、例えば、ペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカンなどの炭素数5以上のいずれかの直鎖炭化水素、イソペンタン、イソヘキサン、イソへプタン、イソオクタン、イソノナン、イソデカン、イソウンデカン、イソドデカン、イソウンデカン、イソドデカン、イソトリデカン、イソテトラデカン、イソペンタデカン、イソヘキサデカンなどの炭素数5以上のいずれかの分岐炭化水素、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセンなどの炭素数5以上のαオレフィンなどが例示できる。より好ましくは、イソヘキサン、イソペンタン、イソドデカン、イソトリデカン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-ドデセン、1-テトラデセンである。これらのうち少なくとも一つを含むものであるが2種以上併用してもかまわない。剥離剤における炭化水素系溶剤の含有量は10〜70重量%、好ましくは40〜70重量%である。
副剤としてのアセテート系溶剤としては、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、酢酸ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸ジエチレングリコールモノブチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジアセテートなどが例示できる。好ましくは、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテートが例示できる。これらのうち少なくとも一つを含むものであるが2種以上併用してもかまわない。剥離剤におけるアセテート系溶剤の含有量は5〜20重量%、好ましくは7〜15重量%である。
本発明における可溶化剤として、好ましくはグリコール系溶剤、アルコール系溶剤、界面活性剤のうち少なくとも1つを用い炭化水素系溶剤を水に可溶化させることで引火点のない剥離剤とすることができる。剥離剤における可溶化剤の含有量は5〜20重量%、好ましくは7〜15重量%である。
グリコール系溶剤としては、脂肪族グリコール、芳香族グリコールのなかから選択される。脂肪族グリコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、メチルジグリコール、メチルトリグリコール、イソプロピルジグリコール、ブチルジグリコール、ヘキシルグリコール、ヘキシルジグリコール、2-エチルヘキシルグリコール、2-エチルヘキシルジグリコール等が例示でき、芳香族グリコールとしては、ベンジルグリコール、ベンジルジグリコール、ベンジルトリグリコール、フェニルグリコール、フェニルジグリコール等が例示できる。これらのうち少なくとも一つを含むものであるが2種以上併用してもかまわない。剥離剤におけるグリコール系溶剤の含有量は好ましくは5〜20重量%、より好ましくは7〜15重量%である。
アルコール系溶剤としては、1価のアルコール系溶剤であり、脂肪族アルコール、芳香族アルコールのなかから選択される。脂肪族アルコールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等が例示でき、芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、4-メチルベンジルアルコール、2-エチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール等が例示できる。なかでも芳香族アルコールとしてのベンジルアルコール、4-メチルベンジルアルコール、2-エチルベンジルアルコール、フェノキシエタノールから選択されることが好ましい。特に好ましいのは、ベンジルアルコール、フェノキシエタノールである。剥離剤におけるアルコール系溶剤の含有量は好ましくは5〜20重量%、より好ましくは7〜15重量%である。
本発明における可溶化剤としての界面活性剤は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤のいずれでも含有させることができるが、なかでも非イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。これらのうち少なくとも一つを含むものであるが2種以上併用してもかまわない。剥離剤における界面活性剤の含有量は5〜20重量%、好ましくは7〜15重量%である。
本発明の剥離剤に配合される浸透剤としては、アセチレン系界面活性剤、エチレンオキサイド付加型非イオン系界面活性剤、アルキルスルホン酸系アニオン界面活性剤を例示でき、好ましくは、アセチレン系界面活性剤を用いることができる。これらのうち少なくとも一つを含むものであるが2種以上併用してもかまわない。剥離剤における浸透剤の含有量は0.1〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%である。
本発明の剥離剤における水は、水道水、蒸留水、イオン交換水、純水等いずれでもかまわない。本発明の水は、上記界面活性剤成分を溶解するためのものであり、主剤として炭化水素系溶剤、副剤としてアセテート系溶剤、可溶化剤としての界面活性剤、グリコール系溶剤、アルコール系溶剤のうち少なくとも1つ、浸透剤を加えた残部量配合する。剥離剤として必須であり、本発明の剥離剤は、水を必須成分としているから準水系剥離剤ともいえる。
本発明の剥離剤のpHは5〜9である。好ましくは、中性域である6.5〜8.5である。界面活性剤などの添加や大気中の二酸化炭素の吸収によって経時的に低下することがあるがpH5〜9ならば十分使用できる。
上記の剥離剤を第1の剥離剤とし、プロピレングリコール系溶剤又は/及びジアルキルグリコール系溶剤にアミン系溶剤を加えアルカリ性とした剥離剤を第2の剥離剤とするエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する組み合わせた剥離剤セットも、本発明の一態様である。
第2の剥離剤は、第1の剥離剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品から、基材を分別回収するために使用した後に使用するものである。例えば、第1の剥離剤により、太陽電池モジュールのようなエチレン−酢酸ビニル共重合体とガラス基板とが一体化された製品からガラス基板を分離後、エチレン−酢酸ビニル共重合体とセルの主要部材であるシリコーン、配線類の銅、銀、アルミニウムなどの金属類が一体となった積層体部材をミルを用いて細粒に破砕した後、第2の剥離剤を用いると、エチレン−酢酸ビニル共重合体と金属類の一体化した積層体部材の細粒物からエチレン−酢酸ビニル共重合体を容易に膨潤、剥離することができる。
第2の剥離剤は、プロピレングリコール系溶剤又は/及びジアルキルグリコール系溶剤にアミン系溶剤を加えアルカリ性とした剥離剤とする。更に、アルカリ性剥離剤には、第1の剥離剤に用いた炭化水素系溶剤、界面活性剤、水を含有させてもよい。水系のアルカリ性剥離剤とした場合には、本リサイクル作業において安全な剥離剤となりより好ましい。
アルカリ性剥離剤としてのプロピレングリコール系溶剤としては、メチルプロピレングリコール、メチルプロピレンジグリコール、メチルプロピレントリグリコール、プロピルプロピレングリコール、プロピルプロピレンジグリコール、ブチルプロピレングリコール、ブチルプロピレンジグリコール、ブチルプロピレントリグリコール、フェニルプロピレングリコール、メチルプロピレングリコールアセテートなどが例示でき、なかでもメチルプロピレングリコール、メチルプロピレンジグリコール、メチルプロピレントリグリコールが好ましい。
アルカリ性剥離剤としてのジアルキルグリコール系溶剤としては、ジメチルグリコール、ジ メチルジグリコール、ジメチルトリグリコール、ジエチレンジグリコール、ジブチルジグリコール、ジメチルプロピレンジグリコールなどが例示でき、なかでもジエチレンジグリコール、ジメチルプロピレンジグリコールが好ましい。
アルカリ性剥離剤としてのアミン系溶剤としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、N,N-ジメチルエタノールアミン、N,N-ジエチルエタノールアミン、N,N-ジブチルエタノールアミン、N-(β-アミノエチル)エタノールアミン、N-メチルエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミン、N-エチルエタノールアミン、N-エチルジエタノールアミン、N-n-ブチルエタノールアミン、N-n-ブチルジエタノールアミン、N-(β-アミノエチル)イソプロパノールアミン、N,N-ジエチルイソプロパノールアミン等のモノ〜トリアルカノールアミン、2−エチルヘキシルアミン等、シクロへキシルアミン、ジメチルアミノシクロヘキサン等の脂環式アミン、アニリンや、トルイジン等の芳香族アミン、ジアミルアミン等のジアルキルアミン、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミドが例示でき、なかでもモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジプロパノールアミンが好ましい。
アルカリ性剥離剤を例示すると、プロピレングリコール系溶剤20〜60重量%、ジアルキルグリコール系溶剤10〜35重量%、アミン系溶剤5〜15重量%、炭化水素系溶剤1〜10重量%、アセチレン系浸透剤0.1〜5%、残り水である。なかでもメチルプロピレントリグリコール49重量%、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート30重量%、モノイソプロパノールアミン10重量%、1-テトラデセン5重量%、アセチレン系浸透剤1%、残り水としたアルカリ性剥離剤を例示できる。
本発明は、第1の剥離剤とアルカリ性とした剥離剤を第2の剥離剤とをセットとしたエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する剥離剤の組み合わせも本発明に含まれる。第1の剥離剤で剥離処理が不十分なときには、更にアルカリ性とした第2の剥離剤を用いて剥離処理すると、エチレン−酢酸ビニル共重合体の剥離がより効率的に行える。特に、第1の剥離剤での処理後、処理対象物を細粒化して第2の剥離剤を用いるのがよい。
更に、本発明における剥離剤には必要に応じて適宜、従来の剥離剤に配合されている各種添加剤、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘度調整剤、増粘剤、顔料などの着色剤、香料などを添加してもよい。
本発明の剥離剤は、上記した各成分を配合したものであるが、使用する各成分が比較的揮発性が低いため、組成変動が少なく、長期間安定して良好な剥離効果を発揮できる。また各成分は人体への影響の大きい成分を含まないので、作業操作上安全で、かつ剥離剤が水性液であるので長期間の使用後に水を補給することで容易に剥離液再生ができ、その上剥離処理後の液管理も容易である。
本発明の剥離剤を用いる剥離方法は、被剥離物に剥離剤を接触させることができるならばいかなる方法でもよい。浸漬、塗布、スプレー、シャワーなどの方法によって、大気中で常温ないし加熱下で接触させればよいが、剥離剤を加熱下で使用する方が剥離をより促進することができる。特に本発明の剥離剤を高温に加温した剥離剤槽に被剥離物を浸漬あるいは揺動浸漬して剥離する方法が好ましい。また剥離剤槽中で超音波振動を1周波数、2周波数併用することもできる。これにより、高温液中においてエチレン−酢酸ビニル共重合体の剥離がより短時間でできる。
本発明の剥離剤を用いる剥離方法においては、剥離剤の加熱は水が蒸発しない条件で、即ち常温〜90℃で用いることができる。好ましくは30〜90℃、特に好ましくは50〜85℃に加温した剥離剤槽に、被剥離物を入れて剥離処理することがよい。処理時間としては1〜20時間浸漬あるいは揺動浸漬し、その後通常の洗浄・乾燥で剥離剤を除去すればよい。例えば水、アセトン、イソプロピルアルコールなどを用いて洗浄したのち、室温で乾燥して剥離剤を除去すればよい。
本発明の剥離剤を使用し得る対象としての被剥離物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とからなる製品、物品であるならば如何なるものでもよい。特に、製品としては太陽電池モジュール、被覆電線・ケーブルを例示できる。なかでも太陽電池モジュールを構成する表面ガラス基板、太陽電池セル、裏面材(バックシート)等を強固に固定するエチレン−酢酸ビニル共重合体の封止材、電線・ケーブル、ガラスや金属基材にエチレン−酢酸ビニル共重合体を被覆したコーティング物品のエチレン−酢酸ビニル共重合体の剥離に使用される。
以下には、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
<剥離対象物>ガラス基板として青板ガラス(100mm×100mm×3mm)に、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA:Hangzhou First PV Material Co. Ltd製)シートを2枚用いて、150℃、10分の条件で貼り合わせ、室温で2時間放置して試料を作成した。
<剥離方法>下記各種剥離剤を液温40〜80℃に加温した剥離剤槽に試料を浸漬しそのまま、又超音波処理を併用して剥離処理した。
<評価手段、方法>剥離処理はガラス基板が剥離するまでの時間、ガラス基板の剥離状態を調べた。剥離時間は、目視によりガラス基板が完全に剥離するまでの時間で評価した。
[実施例1]
1−テトラデセン20重量%、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート10重量%、2−エチルヘキシルジグリコール16重量%、メチルプロピレントリグリコール27重量%、ヘキシルジグリコール5重量%、ブチルジグリコール16重量%、アセチレン系浸透剤1重量%(ダイノール604、日信化学工業製)、残り水とした剥離剤を80℃に加温し、試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、及び剥離時間は、表1に示す。
[実施例2]
1−テトラデセン63重量%、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート10重量%、2−エチルヘキシルジグリコール3重量%、ベンジルアルコール1重量%、、非イオン界面活性剤16.8重量%(ファインサーフD−1303、青木油脂製、8重量%;ファインサーフD140K、青木油脂製、6重量%;イオネットT−80V、三洋化成製、2.8重量%)、アセチレン系浸透剤0.2重量%(ダイノール604、日信化学工業製)、残り水とした剥離剤を80℃に加温し、試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、及び剥離時間は、表1に示す。
[実施例3]
実施例2において、剥離剤を80℃に加温し、超音波振動を40kHzで印加しながら試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、及び剥離時間は、表1に示す。
[実施例4]
実施例2において、剥離剤を80℃に加温し、超音波振動を100kHzで印加しながら試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、及び剥離時間は、表1に示す。
Figure 2014105253
[実施例5]
実施例2において、剥離剤を80℃に加温し、超音波振動を40kHzと100kHz併用印加しながら試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、及び剥離時間は、表2に示す。
[実施例6]
実施例2において、剥離剤を60℃に加温し、超音波振動を40kHzと100kHz併用印加しながら試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、及び剥離時間は、表2に示す。
[実施例7]
実施例2において、剥離剤を40℃に加温し、超音波振動を40kHzと100kHz併用印加しながら試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、及び剥離時間は、表2に示す。
Figure 2014105253
[比較例1〜3]
剥離剤として、炭化水素系溶剤である1−テトラデセン100重量%とした剥離剤を比較例1、炭化水素系溶剤である1−テトラデセン90重量%、アセテート系溶剤である3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート10重量%とした剥離剤を比較例2、炭化水素系溶剤である1−テトラデセン89.8重量%、アセテート系溶剤である3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート10重量%、アセチレン系浸透剤0.2重量%(ダイノール604、日信化学工業製)とした剥離剤を比較例3とし、80℃に加温し、試料を浸漬させ剥離処理した。剥離剤組成、剥離条件、剥離時間は表3に示す。
Figure 2014105253
実施例1は、炭化水素系溶剤、アセテート系溶剤、グリコール系溶剤、及び浸透剤、水からなる剥離剤であり、5時間の剥離時間で剥離状態も完全剥離の状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離することができた。実施例2〜4によれば、剥離剤の温度を80度にした場合、超音波振動をなくても、40kHz、100kHzを印加しても同様に3時間でかつ剥離状態も完全剥離の状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体は剥離することができた。実施例5によれば、超音波振動を40kHzと100kHzを併用印加した場合、剥離剤の温度を80度にした場合2.5時間という短時間で完全剥離の状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離することができた。一方、本発明の主剤のみ、主剤と副剤のみとした比較例1、2は、剥離時間が25時間以上の長時間を要してしまった。また、比較例1〜3は、可溶化剤、水を含有していないので、それぞれ引火点が113℃、76.5℃、101℃となってしまし、取扱い上問題となるものであった。
[実施例8]
エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA:Hangzhou First PV Material Co. Ltd製)で包被された太陽電池セルをミルを用いて破砕、約1mm角程度にする細粒化処理を行った後、第2の剥離剤中に細粒を10重量%添加し撹拌処理を行った。剥離の確認は一定時間撹拌処理をした後、剥離液をろ過して剥離対象物を取り出し目視及びマイクロスコープによる観察で行った。第2の剥離剤としては、主剤としてのプロピレングリコール系溶剤(メチルプロピレントリグリコール)、アセテート系溶剤(ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート)、アミン系溶剤(モノイソプロパノールアミン)、及び水を表4の配合割合とし、剥離温度80℃で撹拌しながら処理した。結果は表4に示す。
[実施例9]
実施例8において、更に炭化水素系溶剤(1-テトラドデセン)を5重量%加えて表4の配合割合とし、剥離温度80℃で撹拌しながら処理した。結果は表4に示す。
[実施例10]
実施例8において、更に炭化水素系溶剤(1-テトラドデセン)を5重量%、浸透剤としてアセチレン系界面活性剤(ダイノール604(日信化学工業))を1重量%加えて表4の配合割合とし、剥離温度80℃で撹拌しながら処理した。結果は表4に示す。
[実施例11]
実施例8において、主剤としてのプロピレングリコール系溶剤(メチルプロピレントリグリコール)、ジアルキルグリコール系溶剤(ジエチレンジグリコール)、アミン系溶剤(モノイソプロパノールアミン)、炭化水素系溶剤(1-テトラドデセン)、アセチレン系界面活性剤(ダイノール604(日信化学工業))及び水を表4の配合割合と変更し、剥離温度80℃で撹拌しながら処理した。結果は表4に示す。
Figure 2014105253
[実施例12]
実施例10において、剥離温度40℃で撹拌しながら処理した。結果は表5に示す。
[実施例13]
実施例10において、剥離温度60℃で撹拌しながら処理した。結果は表5に示す。
[比較例4]
実施例10において、主剤としてのプロピレングリコール系溶剤(メチルプロピレントリグリコール)、アセテート系溶剤(ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート)、グリコール系溶剤(モノブチルジグリコール)及び水を表5の配合割合と変更し、剥離温度80℃で撹拌しながら処理した。結果は表5に示すとおり、5時間かけたが剥離することができなかった。
Figure 2014105253
実施例8〜13によれば、エチレン−酢酸ビニル共重合体で包被された太陽電池セルを約1mm角程度にする細粒化処理を行った後、第2の剥離剤80℃の薬液中に細粒を10重量%添加し撹拌処理したところ、1〜2時間以上で剥離状態も完全剥離の状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離することができた。一方、アミン系溶剤を含まない剥離剤である比較例4では、剥離することができなかった。
本発明は、エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに分別回収した部品、ガラス、金属部材等への品質に影響がなく剥離できるので、エチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とからなる各種製品、物品の剥離剤として有用である。特に、太陽電池モジュールを構成する表面ガラス基板、太陽電池セル、裏面材(バックシート)等を強固に固定するエチレン−酢酸ビニル共重合体の封止材、電線・ケーブル、ガラスや金属基材にエチレン−酢酸ビニル共重合体をコーティングした物品のエチレン−酢酸ビニル共重合体の剥離に使用できる。

Claims (3)

  1. 炭化水素系溶剤を10〜70重量%、アセテート系溶剤5〜20重量%、可溶化剤5〜20重量%、浸透剤を0.1〜5重量%、及び残部として水を含むエチレン−酢酸ビニル共重合体と基材とが一体化された製品からエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する剥離剤。
  2. 前記炭化水素系溶剤が1−ドデセン、1−テトラデセンのうち少なくとも1つであり、前記アセテート系溶剤が3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート、又はジプロピレングリコールメチルエーテルアセテートのうち少なくとも1つであり、前記可溶化剤が界面活性剤、グリコール系溶剤、アルコール系溶剤のうち少なくとも1つである請求項1に記載の剥離剤。
  3. 請求項1又は2に記載の剥離剤を第1の剥離剤とし、プロピレングリコール系溶剤又は/及びジアルキルグリコール系溶剤にアミン系溶剤を加えアルカリ性とした剥離剤を第2の剥離剤とし、第1の剥離剤と第2の剥離剤とを組み合わせたエチレン−酢酸ビニル共重合体を剥離するのに使用する剥離剤セット。
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