JP2014105039A - プリフォームコンテナ搬送システム、及び、同システムを構成するコンテナケース並びにコンテナケース装着部 - Google Patents

プリフォームコンテナ搬送システム、及び、同システムを構成するコンテナケース並びにコンテナケース装着部 Download PDF

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Abstract

【課題】プリフォームを処理するラインなどへの塵埃の進入を環境条件などに関わらず十分に抑制し易いプリフォームコンテナ搬送システム、及び、同システムを構成するコンテナケース並びにコンテナケース装着部を提供する。
【解決手段】プリフォームを収納するプリフォームコンテナを搬送するためのプリフォームコンテナ搬送システムであって、プリフォームコンテナを収納するコンテナケース1に、プリフォームコンテナを出し入れするための開口部と、プリフォームコンテナを支持可能で且つ回転自在なコンベアと、開口部を閉鎖可能なシャッタとを設け、プリフォームを保管または処理する設備のコンテナ搬出口100A及びコンテナ搬入口200Aとの少なくとも一方に、コンベアを駆動する第1駆動操作部70と、シャッタを開閉操作する第2駆動操作部90とを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを搬送するためのプリフォームコンテナ搬送システム、及び、同システムを構成するコンテナケース並びにコンテナケース装着部に関する。
この種のプリフォームコンテナ搬送システムに関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。この特許文献1では、入庫室と保管室との間及び保管室と製造室との間にエアシャワー室を設けたことで、成形材料の搬入によって保管室や製造室の清浄度が低下することを抑制できるとされている。
特開2006−52873号公報(0031段落、図1)
しかし、特許文献1に記されたプリフォームコンテナ搬送システムでは、湿度などの環境条件によっては、入庫室に搬入されるプリフォームコンテナの表面などに付着している塵埃をエアシャワーによって完璧に除去できない場合も考えられるため、製造室などに持ち込まれる塵埃を十分に抑制できない虞があった。
そこで、本発明の目的は、上に例示した従来技術が与える課題に鑑み、製造ラインなどへの塵埃の進入を環境条件に関わらず十分に抑制し易いプリフォームコンテナ搬送システム、及び、同システムを構成するコンテナケース並びにコンテナケース装着部を提供することにある。
本発明によるプリフォームコンテナ搬送システムの特徴構成は、
複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを搬送するためのプリフォームコンテナ搬送システムであって、
プリフォームコンテナを収納するコンテナケースを有し、
前記コンテナケースは、プリフォームコンテナを出し入れするための開口部と、プリフォームコンテナを前記コンテナケース内に支持可能で且つ回転自在なコンベアと、前記開口部を閉鎖可能なシャッタとを備え、
プリフォームを保管または処理する設備のコンテナ搬出口またはコンテナ搬入口に、前記コンベアを駆動する第1駆動操作部と、プリフォームコンテナの出し入れのために前記シャッタを開閉操作する第2駆動操作部とが設けられている点にある。
上記の特徴構成を備えたプリフォームコンテナ搬送システムでは、例えばプリフォームを保管する設備のコンテナ搬出口にてプリフォームコンテナをコンテナケースに収納し、プリフォームコンテナを収納したコンテナケースのままプリフォームを処理する設備に搬送し、後者の設備のコンテナ搬入口から同設備に搬入することで、搬送途中でプリフォームコンテナの表面などに塵埃や雨滴などが付着する事態を防止できるので、プリフォームを処理するラインなどに持ち込まれる塵埃を環境条件に関わらず十分に抑制可能なプリフォームコンテナ搬送システムが提供される。
また、上記の特徴構成を備えたプリフォームコンテナ搬送システムでは、コンテナケースのコンベアを駆動する第1駆動操作部やコンテナケースのシャッタを駆動する第2駆動操作部がコンテナケースには設けられておらず、プリフォームを保管または処理する設備のコンテナ搬出口やコンテナ搬入口の側に設けられているので、コンテナ搬出口やコンテナ搬入口に比べて数多く用意しておく必要が生じる可能性のあるコンテナケースを簡素で安価に制作可能な装置とすることが可能になった。さらに、同じ理由からコンテナケースをより小型で軽量なものにできるため、コンテナ搬出口やコンテナ搬入口の間口などの寸法をより小さめに設定することができ、また、コンテナケースのコンテナ搬出口からの運び出しやコンテナ搬入口への運び入れをフォークリフトなどの汎用車両によって容易に実現することが可能になった。
本発明の他の特徴構成は、前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記コンテナケースを前記コンテナ搬出口または前記コンテナ搬入口と前記開口部とが密閉状に連通接続されるように配置する基準位置が設けられており、
前記コンテナケースが前記基準位置に配置されている状態において、前記第1駆動操作部と前記コンベアとの連結操作と、前記第2駆動操作部による前記シャッタの開放操作とが実行される点にある。
本構成であれば、コンテナ搬出口またはコンテナ搬入口とコンテナケースの開口部とが密閉状に連通接続された状態でシャッタが自動的に開放されて、コンベアによるコンテナ搬出口からコンテナケースへのまたはコンテナケースからコンテナ搬入口へのプリフォームコンテナの移動が可能になるので、コンテナ搬出口でプリフォームコンテナをコンテナケースに移す工程や、コンテナ搬入口でコンテナケースからプリフォームコンテナを製造設備に搬入する工程で、プリフォームコンテナに塵埃が付着する、或いは、コンテナ搬出口やコンテナ搬入口から建屋内に塵埃が進入する機会を抑制することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方の前記基準位置よりも前記コンテナ搬出口または前記コンテナ搬入口から離間した予備基準位置に前記コンテナケースが配置されたことを検出するケース検出手段が設けられており、
前記ケース検出手段による前記配置の検出に基づいて、前記コンテナケースを前記予備基準位置から前記基準位置に移動させるケース移動装置が設けられている点にある。
本構成であれば、フォークリフトなどによってコンテナケースを基準位置よりもコンテナ搬出口またはコンテナ搬入口から離間した予備基準位置に配置すれば、コンテナケースはケース検出手段によって検出され、ケース移動装置によって自動的に基準位置に移動される。したがって、フォークリフトなどによってコンテナケースを基準位置に運び込む必要のある構成に比べて高い作業精度が不要となる。
本発明の他の特徴構成は、前記コンテナケースを前記予備基準位置に配置中の運搬車両の存否を判定する存否判定手段が設けられており、
前記存否判定手段による前記運搬車両の不在判定と前記ケース検出手段による前記コンテナケースの検出とに基づいて、前記ケース移動装置が前記コンテナケースを前記予備基準位置から前記基準位置に移動させる点にある。
本構成であれば、存否判定手段による運搬車両の不在の判定に基づいてケース移動装置が駆動されるので、フォークリフトなどが未だコンテナ搬出口またはコンテナ搬入口に位置している間にケース移動装置がコンテナケースを予備基準位置から基準位置に移動させるような好ましくない操作が防止される。
本発明の他の特徴構成は、前記コンテナケースに収納されたプリフォームコンテナの移動を規制する規制位置と規制を解除した解除位置との間で変位可能なコンテナストッパが前記コンテナケースに設けられており、
前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記第1駆動操作部による前記コンベアの駆動開始以前に、前記コンテナストッパを前記規制位置から前記解除位置に切り換えるストッパ解除装置が設けられている点にある。
本構成であれば、コンテナケース内でのプリフォームコンテナの不用意な移動が、規制位置に変位されたコンテナストッパの作用によって防止されるので、プリフォームコンテナがコンテナケースのシャッタに損傷を与える虞が抑制される。また、第1駆動操作部によるコンベアの駆動開始以前に、コンテナストッパは自動的にストッパ解除装置によって解除位置に切り換えられるので、コンテナストッパがコンベアによるプリフォームコンテナの排出の妨げになることもない。
本発明の他の特徴構成は、前記コンテナ搬入口から搬入されたプリフォームコンテナを一方の設備の処理ラインに向けて搬送する搬入コンベアと、この搬入コンベアの上流側におけるプリフォームコンテナの存否を判定するコンテナ検出手段とが設けられており、
他方の設備のプリフォーム保管場所に設けられた搬出コンベアが、前記コンテナ検出手段によるプリフォームコンテナの不在判定に基づいて、搬出すべきプリフォームコンテナを前記コンテナ搬出口に向けて搬送する点にある。
本構成であれば、例えば前記一方の設備の処理ラインの搬入コンベアが他のプリフォームコンテナなどによって占有されている状態では、プリフォームコンテナはコンテナ搬出口に向けて搬送されないので、コンテナケースをコンテナ搬入口に運び込めば内部のプリフォームコンテナを搬入コンベア上に円滑に供給できる。したがって、コンテナケースを運び込んだフォークリフトなどがコンテナ搬入口で待機を余儀なくされるような事態などになり難い。
本発明の他の特徴構成は、前記コンベア上に支持されたプリフォームコンテナの前記コンテナ搬出口側への突出を判定する突出判定手段が設けられており、
前記突出判定手段によるプリフォームコンテナの非突出判定に基づいて、前記第2駆動操作部による前記シャッタの閉鎖が実行される点にある。
本構成であれば、コンベア上に支持されたプリフォームコンテナがコンテナ搬出口側への突出した状況ではシャッタの閉鎖が実行されないので、コンテナケースの開口部を閉鎖するべく閉鎖姿勢に向かうシャッタがプリフォームコンテナと干渉する虞がない。
本発明の他の特徴構成は、前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記コンテナケース内のプリフォームコンテナの存否を判定するコンテナ検出手段が設けられており、
前記ケース移動装置は、前記コンテナ搬出口においては前記コンテナ検出手段によるプリフォームコンテナの検出に基づいて、前記コンテナ搬入口においては前記コンテナ検出手段によるプリフォームコンテナの非検出に基づいて、前記コンテナケースを前記基準位置から前記予備基準位置に移動させる点にある。
本構成であれば、コンテナ搬出口にてコンテナケースへのプリフォームコンテナの収納が未完了の状況や、コンテナ搬入口にてコンテナケースからのプリフォームコンテナの排出が未完了の状況でコンテナケースが基準位置から予備基準位置に移動される事態が防止される。
本発明の他の特徴構成は、前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記ケース移動装置による前記コンテナケースの前記基準位置から前記予備基準位置への移動が完了したことを告知する告知手段が設けられている点にある。
本構成であれば、コンテナケースをフォークリフトなどで搬送する作業者は、コンテナケースが基準位置から予備基準位置に移動完了されていることを告知手段によって確認した上で、コンテナケースの運び出し作業を開始することができるので、未だ基準位置にあるコンテナケースを運び出そうとする誤作業を防止できる。
本発明の他の特徴構成は、プリフォームを保管する設備に、同設備のコンテナ搬出口から搬出するプリフォームコンテナに付された識別子に基づいてプリフォームコンテナまたは同プリフォームコンテナ中のプリフォームに関する情報を読み取るリーダ手段が設けられており、さらに
前記リーダ手段によって読み取られた前記情報を蓄積する搬出情報管理部を備えている点にある。
本構成であれば、搬出情報管理部に記録されたデータを、プリフォームを保管する設備及びプリフォームを処理する設備に在席するプリフォームコンテナ及びプリフォームの数量などを管理するためのデータの基本として用いることができる。
本発明によるコンテナケースの特徴構成は、
複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを収納するためのコンテナケースであって、
プリフォームコンテナを出し入れするための開口部と、
前記開口部を閉鎖可能なシャッタと、プリフォームコンテナを支持可能で且つ回転自在なコンベアとを備え、さらに、
前記コンベアの回転駆動用として外部に設けられた第1駆動操作部と連結可能な第1入力部と、前記シャッタの開閉操作用として外部に設けられた第2駆動操作部と連結可能な第2入力部とを有する点にある。
上記の特徴構成を備えたコンテナケースでは、例えば、例えばプリフォームを保管する設備のコンテナ搬出口にてプリフォームコンテナをコンテナケースに収納し、プリフォームコンテナを収納したコンテナケースのままプリフォームを処理する設備に搬送し、同設備のコンテナ搬入口から処理ラインに搬入することができる。その結果、搬送途中でプリフォームコンテナの表面などに塵埃や雨滴などが付着する事態を防止できるので、処理ラインなどに持ち込まれる塵埃を環境条件に関わらず十分に抑制することができる。
また、外部に設けられた駆動操作部を第1入力部や第2入力部と連結させることで、コンテナケース内のコンベアやシャッタを駆動操作できるので、このような駆動操作部をコンテナケースに設ける必要がない。その結果、数多く用意しておく必要が生じ易いコンテナケースを簡素で安価に制作可能な装置とすることが可能になった。さらに、コンテナケースをより小型で軽量なものにできるため、コンテナケースのコンテナ搬出口からの運び出しやコンテナ搬入口への運び入れをフォークリフトなどの汎用車両によって容易に実現することが可能になり、コンテナ搬出口やコンテナ搬入口の間口などの寸法をより小さめに設定することも可能となった。
本発明によるコンテナケース装着部の特徴構成は、
複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを収納するコンテナケースを装着可能なように、プリフォームを保管または処理する設備のコンテナ搬出口とコンテナ搬入口との少なくともいずれか一方に設けられたコンテナケース装着部であって、
プリフォームコンテナを支持すべく前記コンテナケース内に設けられたコンベアを駆動する第1駆動操作部と、前記コンテナケースの開口部を閉鎖可能なシャッタを開閉操作する第2駆動操作部とを備えている点にある。
上記の特徴構成を備えたコンテナケース装着部とすれば、例えば、プリフォームを保管する設備のコンテナ搬出口に設けられたコンテナケース装着部にコンテナケースを装着した状態で、同コンテナケースにプリフォームコンテナを収納し、同コンテナケースを何らかの搬送手段で搬送して、プリフォームを処理する設備のコンテナ搬入口に設けられたコンテナケース装着部に装着したコンテナケースからプリフォームコンテナを処理設備に搬入することができる。その結果、搬送途中でプリフォームコンテナの表面などに塵埃や雨滴などが付着する事態を防止できるので、処理ラインなどに持ち込まれる塵埃を環境条件に関わらず十分に抑制することができる。
また、コンテナケースの開口部を閉鎖すべくコンテナケースに設けられたシャッタやプリフォームコンテナを支持すべくコンテナケース内に設けられたコンベアを、設備側のコンテナケース装着部に備えた第1駆動操作部及び第2駆動操作部によって駆動操作できるので、このような駆動操作部をコンテナケースに設ける必要がない。その結果、数多く用意しておく必要が生じ易いコンテナケースを簡素で安価に制作可能な装置とすることが可能になった。さらに、コンテナケースをより小型で軽量なものにできるため、コンテナケースのコンテナ搬出口からの運び出しやコンテナ搬入口への運び入れをフォークリフトなどの汎用車両によって容易に実現することが可能になり、コンテナケース装着部の間口などの寸法をより小さめに設定することも可能となった。
プリフォーム保管倉庫とボトル入り飲料の製造棟とを示す平面図である。 コンテナケース及びコンテナケース装着部を示す斜視図である。 コンテナケースを示す斜視図である。 コンテナケースを別の向きから見た斜視図である。 コンテナケースの内部に設けられた構成を示す斜視図である。 コンテナケース装着部を示す斜視図である。 コンテナケースの要部とコンベア駆動装置を示す斜視図である。 コンベア駆動装置の作用を示す正面図である。 コンテナストッパ(規制位置)とストッパ解除装置を示す背面図である。 コンテナストッパ(解除位置)とストッパ解除装置を示す背面図である。 コンテナケースの防塵シャッタの要部とシャッタ開閉装置を示す斜視図である。 防塵シャッタの要部を示す側面図である。 コンテナケースと防塵シャッタを示す説明図である。 コンテナ搬出口(コンテナ搬入口)とコンテナケース装着部の側面図である。 コンテナケースが予備基準位置に配置された状態を示す側面図である。 コンテナケースが予備基準位置から基準位置に移動された状態を示す側面図である。 コンテナストッパが解除され、防塵シャッタが開放された状態を示す側面図である。 プリフォームコンテナをコンテナケースに収納中の状態を示す側面図である。 プリフォームコンテナをコンテナケースに収納した状態を示す側面図である。 空のコンテナケースが基準位置から予備基準位置に移動された状態を示す側面図である。 空のプリフォームコンテナを収納したコンテナケースが基準位置から予備基準位置に移動された状態を示す側面図である。
以下に本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
(プリフォーム保管倉庫及び製造棟の構成)
図1は、樹脂製ボトル入りの飲料を製造するプラントに備えられた2つの建屋を示している。左側の建屋は多数のプリフォームPを保管するプリフォーム保管倉庫100(プリフォームを保管する設備の一例)であり、右側の建屋はプリフォームPからボトル状の容器Bを成形し、同容器Bに飲料を充填してボトル入り飲料とする製造棟200(プリフォームを処理する設備の一例)である。
プリフォームPは種類別にプリフォームコンテナCに収納された形態でプリフォーム保管倉庫100に供給され、同プリフォームコンテナCに収納された形態のまま保管・管理され、製造棟200にて必要となったプリフォームPはプリフォーム保管倉庫100からプリフォームコンテナCの形態のまま製造棟200に搬送される。
本発明に係るプリフォームコンテナ搬送システムでは、外部の塵埃や細菌、雨滴などなどの異物がコンテナの表面などに付着して製造棟200内に進入することを極力防止するために、プリフォーム保管倉庫100から製造棟200へのプリフォームコンテナCの搬送は、プリフォームコンテナCをそのまま収納した専用のコンテナケース1をフォークリフトFLなどの運搬車両によって搬送する形態で実施される。
そのために、図2及び図6に示すように、プリフォーム保管倉庫100に設けられたコンテナ搬出口100Aには、コンテナケース1を一定の姿勢で連結させることの可能なコンテナケース装着部Sが備えられており、製造棟200に設けられたコンテナ搬入口200Aにも、コンテナ搬出口100Aのコンテナケース装着部Sと概して同様の構成を備えたコンテナケース装着部Sが備えられている。
(コンテナケースの構成)
図3及び図4に示すように、コンテナケース1は、2つのプリフォームコンテナCを横に並べて設置することの可能な平面視で長方形の底部1Aと、底部1Aの一対の短辺から上向きに立設された左右一対の側壁部1B,1Cと、底部1Aの一方の長辺から上向きに立設された1つの後壁部1Dと、側壁部1B,1C及び後壁部1Dの上端から横向きに延設された屋根部1Eとを有する。
コンテナケース1の後方下端にはフォークリフトFLの4本爪型のフォークを進入させることの可能なパレット部1Pが一体的に形成されている。
コンテナケース1の底部1Aと左右一対の側壁部1B,1Cと後壁部1Dと屋根部1Eとは板状の金属などで構成されているが、樹脂など他の材料で構成してもよい。
尚、ここでは便宜的に、コンテナケース1について述べる際には、基本的に、底部1Aの長方形の長手方向に対応する向きを幅方向または左右方向と称し、平面視で同長手方向と垂直な向きを前後方向と称することにする。
コンテナケース1の内部には、プリフォームコンテナCを収納するためのコンテナ収納空間が左右に2つ並置されているが、これら2つのコンテナ収納空間どうしは仕切り部材などで仕切られることなく、ほぼ完全な連通状態とされている。
尚、ここではコンテナケース1に収納可能なプリフォームコンテナCの数を2個とした形態について説明しているが、コンテナケース1に収納可能なプリフォームコンテナCの数を3個以上とした形態や、収納可能なプリフォームコンテナCの数を1個のみとした形態で実施することも可能である。
コンテナケース1の底部1Aの他方の長辺から上方に展開されている前面は、固定された壁状部材を有さない開口部1Fを構成しており、壁状部材の代わりに、同開口部1Fを開放した開放位置と同開口部1Fを閉鎖した閉鎖位置との間で切り換え可能な防塵シャッタ3(シャッタの一例)が設けられている。
コンテナケース1の側壁部1B,1Cと後壁部1Dとにはガラス板で遮蔽された窓10A,10Bが設けられており、これらの窓10A,10Bを介して外から内部のコンテナ収納空間の状態を目視確認することができる。
図5に示すように、コンテナケース1の底部1Aの上面には、収納したプリフォームコンテナCを支持可能なチェーンコンベア2(コンベアの一例)が設けられており、このプリフォームコンテナCが支持されたチェーンコンベア2を回転駆動させることによって、プリフォームコンテナCを開口部1Fから出し入れすることができる。
1つのプリフォームコンテナCは左右に離間した2本のチェーンコンベア2に支持されるので、コンテナケース1には、左右一対のプリフォームコンテナCに対応する2組のチェーンコンベア2が設けられている。
コンテナケース1の底部1Aの後端付近には、プリフォームコンテナCの後方向きの移動範囲を規制するための合計で4本の固定式のストッパ11が立設され、コンテナケース1の底部1Aの前端付近には、プリフォームコンテナCの前方向きの移動範囲を規制するためのやはり合計で4本の可動式ストッパ4(コンテナストッパの一例)が立設されている。
前端側の可動式ストッパ4は、プリフォームコンテナCの下端付近と係合可能な上方の作用位置と、プリフォームコンテナCの下端から下方に退避した解除位置との間で切り換え可能とされている。
これらのチェーンコンベア2、防塵シャッタ3、可動式ストッパ4を移動または駆動させる動力はコンテナケース1には設けられておらず、チェーンコンベア2、防塵シャッタ3、可動式ストッパ4はいずれもプリフォーム保管倉庫100のコンテナ搬出口100Aと製造棟200のコンテナ搬入口200Aの各コンテナケース装着部Sに設けられた動力によって操作される。
チェーンコンベア2と可動式ストッパ4とは左右のプリフォームコンテナCに応じて別々に移動可能または駆動可能に構成されている。他方、防塵シャッタ3については、防塵性などを高めるために、左右一対のコンテナ収納空間に対して共通の1枚のシャッタとされており、防塵シャッタ3の開閉によって左右のコンテナ収納空間が同時に開閉されることになる。
(チェーンコンベアの構成)
コンテナケース1の内部に設けられた左右2組のチェーンコンベア2は基本的に互いに同様の構成であるため、外からコンテナケース1の前部に向かって右側の1組のチェーンコンベア2を例に取って説明する。
図5に示すように、1組のチェーンコンベア2は、コンテナケース1の幅方向に離間し、概して前後方向に延びた2本の無端状のチェーン20を有し、各チェーン20の前端と後端は2個のスプロケット21によって支持されている。
前端側に位置する2つのスプロケット21は、両スプロケット21が常に一体回転されるように、長い入力軸22の両端付近に相対回転不能に固定されている。この入力軸22の右側の端部は、側壁部1B,1Cに形成された貫通孔からコンテナケース1の外側に突出しており、その端部には外部からの回転駆動力を受け取るための入力部22Dが設けられている。因みに、後端側に位置する2つのスプロケット21を連結する入力軸は設けられていない。
1つのコンテナケース1には左右2組のチェーンコンベア2があり、各チェーンコンベア2に1つの入力部22Dが設けてあるので、コンテナケース1の左右の側壁部1B,1Cの双方に入力部22Dが配置されていることになる。各入力部22Dは、入力軸22の端部に固定された短い円柱状の入力ヘッド22Hを備え、この入力ヘッド22Hの外側の端面には直線状の溝部22Kが形成されている。
外部から入力部22Dに加える回転駆動力の回転方向によって、プリフォームコンテナCをコンテナケース1に収納することと、プリフォームコンテナCをコンテナケース1から排出することとが選択的に可能となる。
左右2組のチェーンコンベア2どうしは互いに独立して設けられているので、左右に並置された2つのプリフォームコンテナCを同時に出し入れすることも可能であり、他方、左右のいずれか一方のプリフォームコンテナCのみを出し入れすることも可能である。
(可動式ストッパの構成)
コンテナケース1の底部1Aに設けられた左右の可動式ストッパ4(コンテナストッパの一例)は基本的に互いに同様の構成であるため、外からコンテナケース1の前部に向かって右側の可動式ストッパ4を例に取って説明する。
図7、図9、図10などに示すように、可動式ストッパ4は、コンテナケース1の底部1Aに概して水平な軸芯回りで揺動自在に支持された左右一対の長板状のリンク41と、各リンク41の外側の端部付近に枢支された左右一対の規制ロッド42と、各リンク41の内側の端部付近に枢支された単一の被操作体44とを有する。
左右一対の規制ロッド42の変位方向は規制ロッド42を摺動自在に内装した筒状ガイド43によって上下方向に規制されており、被操作体44の変位方向もガイド部材46によって上下方向に規制されている。
被操作体44に外力が作用していないときには、図9に示すように、被操作体44は自重によって下方位置にあり、各リンク41の内側の端部が下死点に配置される結果、可動式ストッパ4は、規制ロッド42の上端付近がチェーンコンベア2上のコンテナケース1の底部と係合可能となることで、プリフォームコンテナCの前方への移動を所定の範囲内に規制する規制位置に保持されている。
次に、被操作体44が外力によってその自重に抗して十分な高さの上方位置まで持ち上げられると、図10に示すように、被操作体よって各リンク41の内側の端部が上死点付近に移動される結果、可動式ストッパ4は、規制ロッド42の上端がチェーンコンベア2上のコンテナケース1の底部と干渉しない解除位置に切り換えられる。
尚、図17などに例示するように、プリフォームコンテナCの底部付近に規制ロッド42の上端付近が係入可能な溝状の係止手段CLを設けた場合は、規制位置において規制ロッド42の上端付近はプリフォームコンテナCの側方への移動やチェーンコンベア2上での回転をも規制することができる。
規制ロッド42と被操作体44はリンク41の長手方向などに沿って延びた長孔を介して連結された構成とすることができる。但し、長孔は規制ロッド42と被操作体44の少なくとも一方に形成されていてもよい。
(防塵シャッタの構成)
図11や図12などに示すように、防塵シャッタ3は、一枚でコンテナケース1の左右のコンテナ収納空間の双方を同時に閉鎖する広さを有する膜状のシャッタ本体30と、シャッタ本体30を、概して上下向きに延びることで開口部1Fを閉鎖した閉鎖位置(図3を参照)から、コンテナケース1の屋根部1E付近で概して前後向きに延びることで開口部1Fを開放した開放位置(図17などを参照)へと引上げ操作可能なシャッタ引上げ軸31とを有する。
図11や図13などに示すように、シャッタ引上げ軸31は、コンテナケース1の幅方向に延び、屋根部1Eの上に前後方向に移動可能に支持された円筒状の軸本体31Aと、軸本体31Aに互いに幅方向に間隔を空けた状態でボールベアリングなどを介して遊転自在に外嵌支持された複数の環状体32とを有する。
屋根部1Eの前端付近には、長尺の案内ローラ33がコンテナケース1の幅方向に延びた軸芯回りで遊転自在に支持されている。また、図12に示すように、シャッタ本体30の上端側は屋根部1Eの一部に固定されており、シャッタ本体30の下端に取り付けられた錘30Pの作用によって、シャッタ本体30の一部が常にシャッタ引上げ軸31の環状体32の後方側の外周面に巻き付けられ、シャッタ本体30の別の一部は常に案内ローラ33に巻き付けられた状態が保たれている。
シャッタ引上げ軸31が最も案内ローラ33に近接した前方側死点にあるとき、シャッタ本体30は、案内ローラ33から下向きにコンテナケース1の底部まで延びることで、前述した閉鎖位置を現出している。この状態から、外力によってシャッタ引上げ軸31をコンテナケース1の後方に移動させていくと、シャッタ本体30の下端はシャッタ引上げ軸31の環状体32によって引上げられていく。
シャッタ引上げ軸31とコンテナケース1の屋根部1Eとの間には、シャッタ引上げ軸31の姿勢を規制する姿勢制御機構3Bが設けられている。図11に示すように、姿勢制御機構3Bは、シャッタ引上げ軸31の左右の両端付近に外嵌固定されたピニオンギヤ34Pと、コンテナケース1の屋根部1Eの上面に前後方向に延びるように配置された一対の直線状のラック34Rとを有する。
左右のピニオンギヤ34Pと各ラック34Rとの噛合状態が常に保たれるように、屋根部1Eの上面にはシャッタ引上げ軸31の移動経路を屋根部1Eの上面と平行に保持するためのガイドレール34Gが設けられている。シャッタ引上げ軸31の軸本体31Aを回転自在に支持する軸受け部材35Bがガイドレール34Gの溝に内嵌状に摺動し、左右の軸受け部材35Bどうしは長尺の連結ロッド35Rによって連結された構成とされている。
したがって、シャッタ引上げ軸31が外力などによって前後方向に移動操作される際には、シャッタ引上げ軸31はその移動距離に対応した量の回転を強いられ、左右のピニオンギヤ34Pは各ラック34R上を常に等しい距離移動することから、仮にシャッタ引上げ軸31の左右両端に作用する前後方向の操作力にアンバランスが生じてもシャッタ引上げ軸31は平面視において傾斜し難いという効果が得られる。
前述したように、シャッタ本体の下端には錘30Pが取り付けられており、シャッタ引上げ軸31に外力が作用していない場合は、開放位置または開放位置と閉鎖位置の間の任意の位置にあるシャッタ本体30が錘30Pの作用によって自動的に閉鎖位置に移動操作される。
尚、屋根部1Eは、上面に雨水などが溜まり難いように、緩やかな傾斜状に構成されている。また、屋根部1Eの上面に降った雨水などが、開口部1Fのある前面ではなく、常に閉じられている後壁部1Dの側から落下するように、コンテナケース1の前端側から後端側に向かって下降する傾斜とされているので、屋根部1Eの上面から落下するシャッタ本体30の周辺などに雨水が当たり難い。
図13に示すように、コンテナケース1の前端の左右には、シャッタ本体30の左右の端面付近を上下方向に案内するためのガイドレール12が概して鉛直向きに設置されている。シャッタ本体30の左右の端面付近は、ガイドレール12の内側の面に形成されているガイド溝12Hに係入されており、このガイド溝12Hにはガイドレール1Gの内部空間を介して塵埃がコンテナケース1内に進入することを規制するためのブラシ状のシール部材12Jが、ブラシの遊端側がシャッタ本体30の前後の面に押付けられるように取り付けられている。
(コンテナケース装着部の構成)
プリフォーム保管倉庫100のコンテナ搬出口100A及び製造棟200のコンテナ搬入口200Aには、概してコンテナケース1の開口部1Fに対応する寸法の固定開口部が設けられている。これらの固定開口部の外側に設けられているコンテナケース装着部Sにコンテナケース1を配置すると、コンテナケース1の開口部1Fと固定開口部とが互いに連通した状態が得られる。
プリフォーム保管倉庫100のコンテナ搬出口100Aに設けられたコンテナケース装着部Sと、製造棟200のコンテナ搬入口200Aに設けられたコンテナケース装着部Sとは互いに本質的に類似した構造を備えているので、ここでは、これら2つのコンテナケース装着部Sに共通した構成を中心に説明する。
コンテナケース装着部Sは、固定開口部の外側に隣接した床面に設置された支持フレーム60と、固定開口部の左右一対の縦縁部付近から後方に向かって延出した搬出入ガイドバー61とを有する。支持フレームの左右両端には、複数の支持ローラが前後方向に互いに離間するように、且つ、回転自在に枢支されている。また、支持フレーム60の左右の後端付近には、固定開口部と対向する予備位置決め面62Aを備えた位置決め体62が設置されている。
搬出入ガイドバー61は、上下方向で互いに間隔を空けつつ前後方向に延びた3つのガイド体を有し、各ガイド体は、固定開口部のある前方に向かって次第に左右の間隔が狭まるように延びた第1ガイド部61Aと、第1ガイド部61Aの前端から平面視において互いに平行に延びた第2ガイド部61Bとを有する。第1ガイド部61Aの後端付近はコンテナケース1の左右の幅寸法よりも十分に広く作られているが、第1ガイド部61Aの前端付近及び第2ガイド部61Bの左右間隔はコンテナケース1の左右の幅寸法よりも僅かに広く構成されている。
コンテナケース1はフォークリフトFLを用いてコンテナケース装着部Sに搬送される。フォークリフトFLを操縦する作業者は、先ず、コンテナケース1の前端部分が左右の搬出入ガイドバー61の第1ガイド部61Aの間に入るようにフォークリフトFLを操作し、引き続きフォークリフトFLを前進させることで、コンテナケース1を左右の第2ガイド部61Bの間に配置する。
次に、コンテナケース1の後端が位置決め体62の予備位置決め面62Aに当接または近接するように配置しておいて、フォークリフトFLのフォークを下げてコンテナケース1を下降させると、コンテナケース1の側壁部の下面が自動的に支持ローラの上に支持される。この操作によって、コンテナケース1はコンテナケース装着部Sの予備基準位置P1に配置されたことになる。
コンテナケース装着部Sには、コンテナケース1の前述したチェーンコンベア2を回転駆動させるためのコンベア駆動装置70、可動式ストッパ4を規制位置から解除位置に切り換え操作するためのストッパ解除装置80、及び、防塵シャッタ3を開放位置と閉鎖位置の間で切り換え操作するためのシャッタ開閉装置90などが設けられているが、これらの装置はコンテナケース1が予備基準位置P1よりも固定開口部に近接した基準位置P2に配置されたときに初めて駆動操作可能となる。
(ケース移動装置の構成)
図6及び図14などに示すように、コンテナケース装着部Sには、コンテナケース装着部SにおけるフォークリフトFLのフォークの存否を検出する第1センサS1(存否検出手段の一例)と、予備基準位置P1に配置されているコンテナケース1を検出する第2センサS2(ケース検出手段の一例)と、コンテナケース1を基準位置P2に移動させるケース移動装置110とが設けられている。第1センサS1は超音波センサによって構成され、第2センサS2は近接センサによって構成されている。
また、コンテナケース装着部Sに設けられた制御装置300(図6を参照)は、第1センサS1によるコンテナケース装着部SにおけるフォークリフトFLのフォークの不在の検出と、コンテナケース1が予備基準位置P1へ配置されたことの第2センサS2による検出とに基づいて、コンテナケース1をケース移動装置110によって自動的に予備基準位置P1から基準位置P2に移動させるように構成されている。
さらに、コンテナケース装着部Sには、基準位置P2に配置されたコンテナケース1の内部に載置されているプリフォームコンテナCを検出可能な第3センサS3(コンテナ検出手段の一例)と、プリフォームコンテナCのチェーンコンベア2から前方側へのはみ出しの有無を検出する第4センサS4とが設けられている。第3センサS3と第4センサS4は左右一対の光電センサによって構成されている。
コンテナケース1の左右の側壁1B,1Cの一部には、透光性で塵埃の進入を許さない2つの小窓(第1小窓10C及び第2小窓10D)が前後に距離を隔てて形成されている。
コンテナケース1内にプリフォームコンテナCが存在しない場合、第3センサS3の発光部から横向きに発された光ビームは、後方寄りの左右の第1小窓10Cの一方からコンテナケース1内に入り、他方の第1小窓10Cから出て第3センサS3の受光部に到達する。
また、コンテナ搬出口100Aからコンテナケース1に移されたプリフォームコンテナCがチェーンコンベア2から前方側へはみ出していない場合は、第4センサS4の発光部から横向きに発された光ビームは、前方寄りの左右の第2小窓10Dの一方からコンテナケース1内に入り他方の第2小窓10Dから出て第4センサS4の受光部に到達する。
ケース移動装置110は、支持フレーム60における支持ローラ60Rよりも内側の位置に設置された左右一対のエアシリンダ111と、各エアシリンダ111内のピストン(不図示)から固定開口部に向かって突設された伸縮ロッド112と、伸縮ロッド112の前端から上方に向かって立設されたケース操作片113とを有する。コンテナケース1が予備基準位置P1に設置されると、ケース操作片113の上端付近がコンテナケース1の下面の所定位置に設けられた左右の溝状の係止部1J(図15などを参照のこと)に係入するように構成されている。
ケース操作片113の下部には断面が逆T字状の被ガイド部が設けられており、支持フレーム60には、この被ガイド部に外嵌されて被ガイド部の移動方向を直線状に規制するガイド体114が設けられている。
図14から図21に例示するように、ガイド体114には、ケース操作片113が第1位置(コンテナケース1の予備基準位置P1に対応)に位置することを検出する第5センサS5と、ケース操作片113が第2位置(コンテナケース1の基準位置P2に対応)に位置することを検出する第6センサS6(配置判定手段の一例)とが設けられている。第5センサS5と第6センサS6は近接センサによって構成されている。
エアシリンダ111によって伸縮ロッド112を伸長操作することで、ケース操作片113は後方の第1位置から前方の第2位置へと移動し、これに伴ってコンテナケース1が支持ローラ60Rの上を予備基準位置P1から基準位置P2へと移動操作される。
エアシリンダ111による伸縮ロッド112の伸長操作は、第6センサS6から制御装置300に送られる信号に基づいて停止されるが、支持フレーム60の前端付近には、コンテナケース1の固定開口部への異常接近を防止するための左右一対のコンテナケースストッパ60Sが立設されている。
伸縮ロッド112の伸長はコンプレッサ(不図示)などからエア配管(不図示)を介してエアシリンダ111に送られる圧縮空気によって操作され、ケース操作片113の第2位置での維持、すなわち伸縮ロッド112の伸長状態での保持は、例えば、前記エア配管に介装された電磁弁(不図示)を閉鎖することで実現することができる。
(コンベア駆動装置の構成)
コンテナケース装着部Sにおける、左右の最も下方のガイド体61の下方には、コンテナケース1が基準位置P2に設置されている状態で、コンテナケース1のチェーンコンベア2を回転駆動させるコンベア駆動装置70(第1駆動操作部の一例)が設けられている。
図7、図8に示すように、コンベア駆動装置70は、基準位置P2に設置されているコンテナケース1の側面に向かって幅方向に延びた出力軸71と、出力軸71を回転駆動させるモータ72とを有し、出力軸71の先端には、コンテナケース1の側面に設けられた入力ヘッド22Hの溝部22Kに係入可能な突状部71Pが設けられている。コンテナケース1が基準位置P2に設置されると、コンベア駆動装置70の出力軸71とコンテナケース1の入力ヘッド22Hとは互いの軸芯どうしが一致するように構成されている。
また、コンベア駆動装置70は、これらの出力軸71及びモータ72を備えた出力ユニット70Aをコンテナケース1の幅方向に移動操作可能な変位操作部73を有する。変位操作部73は出力ユニット70Aを、出力軸71の突状部71Pがコンテナケース1の入力ヘッド22Hの溝部22Kに係入、連結された連結位置と、出力軸71の突状部71Pがコンテナケース1の入力ヘッド22Hから横向きに十分に離間した非連結位置との間で往復移動させる。
コンテナケース1がコンテナケース装着部Sに配置されていない状況では、出力ユニット70Aは非連結位置に保持されており、コンテナケース1がコンテナケース装着部Sの予備基準位置P1に搬入され、コンテナケース1がケース移動装置110によって基準位置P2に設置されると、制御装置300は、第6センサS6から送られるケース操作片113の位置に関する検出信号に基づいて、変位操作部73によって出力ユニット70Aを連結位置に移動操作させる。
出力ユニット70Aが連結位置にある状態では、モータ72によって回転駆動される出力軸71が、入力軸22を介してチェーンコンベア2のチェーン20を回転駆動する。モータの回転方向を正逆いずれかの間で選択することによって、コンテナケース1のチェーンコンベア2に載置されたプリフォームコンテナCをコンテナケース1から排出する、或いは、プリフォームコンテナCをコンテナケース1の内部に収納することができる。
尚、出力軸71側の突状部71Pとコンテナケース1側の入力ヘッド22Hの溝部22Kとは互いの回転角度が必ずしも一致しないので、単に出力ユニット70Aを連結位置に向けて移動させただけでは、出力軸71の突状部71Pがコンテナケース1の入力ヘッド22Hの溝部22Kに係入した状態は得られない。
そこで、通常は、出力71軸の突状部71Pと入力ヘッド22Hにおける溝部22K以外の端面との間に押付け力が生じるように変位操作部73によって出力ユニット70Aを連結位置に向けて付勢しながら、モータ72で出力軸71を正逆いずれかの方向に所定角度(90°など)だけ回転させる予備回転動作が行われる。この予備回転動作の間に、出力軸71側の突状部71Pとコンテナケース1側の入力ヘッド22Hの溝部22Kとの回転角度が一致して、両部材間71P,22Hの連結が完了し、出力ユニット70Aは連結位置に到達する。
(ストッパ解除装置の構成)
コンテナケース装着部Sには、コンテナケース1が基準位置P2に設置されている状態で、コンテナケース1の可動式ストッパ4を規制位置から解除位置に切り換え操作するストッパ解除装置80が設けられている。
1つのコンテナケース1に対して左右一対の可動式ストッパ4が設けられており、コンテナケース装着部Sには左右一対のストッパ解除装置80が互いに独立に駆動操作可能に設けられている。
図7、図9、図10などに示すように、ストッパ解除装置80は、支持フレーム60の前端付近に上下移動可能に支持された左右一対の解除ヘッド81と、解除ヘッド81を図9に示す下方位置と図10に示す上方位置との間で上下移動させるエア式などの解除アクチュエータ82とを有する。
解除アクチュエータ82はシリンダ部82Aと、シリンダ部82Aによって上下移動可能に支持されたピストン部82Bとで構成することができ、ピストン部82Bの上端に解除ヘッド80が取り付けられている。
シリンダ部82Aには圧搾空気を供給するエアホース(不図示)が接続されており、エアホースの一部には第1開閉バルブ(不図示)が介装されている。
制御装置300は、通常、コンベア駆動装置70の連結動作に引き続き、左右の第1開閉バルブを開くことで、解除アクチュエータ82によって解除ヘッド80を上方位置に切り換える。これによって、可動式ストッパ4の被操作体が下方位置から上方位置に持ち上げられ、可動式ストッパ4は、規制位置から規制ロッド42の上端がチェーンコンベア2上のコンテナケース1の底部1Aと干渉しない解除位置に切り換えられる。
コンテナケース1へのプリフォームコンテナCの収納が完了した場合は、制御装置300が、第1開閉バルブを閉じ、シリンダ部82Aの下端付近などに設けられた第2開閉バルブ(不図示)を開放するので、可動式ストッパ4の被操作体44の自重などの作用でピストン部82Bと共に解除ヘッド81が下方位置に下がり、可動式ストッパ4は規制ロッド42の上端がチェーンコンベア2上のコンテナケース1の底部1Aと係合可能な規制位置に戻され、プリフォームコンテナCの不用意な移動が規制される。
(シャッタ開閉装置の構成)
コンテナケース装着部Sの最も上方のガイド体61のさらに上方の位置の左右には、コンテナケース1が基準位置P2に設置されている状態で、コンテナケース1の防塵シャッタ3を開放位置と閉鎖位置の間で切り換え操作するシャッタ開閉装置90(第2駆動操作部の一例)が設けられている。
図11に示すように、左右のシャッタ開閉装置90は、防塵シャッタ3の直線状のラック34Rと概して平行に延びた直線状のガイドレール91と、ガイドレール91の外周面に外嵌しつつ前後に摺動自在に連結されたキャリッジ92と、キャリッジ92をガイドレールに沿って前後方向に移動操作する搬送装置94とを有する。
キャリッジ92の一部から操作アーム93が側方に延出されており、この操作アーム93が防塵シャッタ3の左右の軸受け部材35Bどうしを連結する連結ロッド35Rの両端から下方に延びた被操作体35Fと係合可能に構成されている。
左右の搬送装置94によって、キャリッジ92が後方に移動されると、操作アーム93が左右の被操作体を介してシャッタ引上げ軸31を後方に移動させる結果、シャッタ本体30が引上げられ、コンテナケース1の左右のコンテナ収納空間が開放される。
この状態から、左右の搬送装置94によって、キャリッジ92及び操作アーム93が前方に移動されると、シャッタ本体30の下端に取り付けられた錘30Pの効果で、被操作体35Fとシャッタ引上げ軸31とは操作アーム93に追随する形で前方に移動するため、シャッタ本体30の下端がガイドレール12のガイド溝12Hに沿って下降し、コンテナケース1の左右のコンテナ収納空間が閉鎖される。
搬送装置94の構成は、種々の形態から選択することが可能であり、ここでは2つの形態を以下に例示するが、その個々の構成部材については図示を省略する。
搬送装置94は、コンプレッサ(不図示)などからシリンダ内に送り込まれる圧縮空気の力でキャリッジ92及び操作アーム93を前後に移動させるエアシリンダ式のものによって実現することができる。
或いは、上記の搬送装置94として、ガイドレール91と平行に延びたラック(不図示)と、このラックと噛合しつつキャリッジに枢支されたピニオンギヤと、このピニオンギヤを回転駆動する駆動モータとを有するギヤ式の搬送装置や、前後方向に離間した2箇所に回転自在に支持された2つのタイミングプーリ(不図示)と、これらのタイミングプーリに同時に巻き回され、一部がキャリッジに固定された1本のタイミングベルトと、タイミングプーリを回転駆動する駆動モータとを有するベルト式の搬送装置を用いてもよい。
(標識灯の構成)
コンテナケース装着部Sには、フォークリフトFLを操作する作業者などに対して各種の情報を伝えるための標識灯が設けられている。
図6に示すように、標識灯は、プリフォームコンテナ搬送システムの運転状態を示すシステム標識灯121と、プリフォームコンテナCやコンテナケース1に関連する情報を示すコンテナケース標識灯122とを含み、図示された例では、プリフォーム保管倉庫100及び製造棟200の外部から各コンテナケース装着部Sに向かって右側にシステム標識灯121が配置され、左側にコンテナ標識灯122が配置されている。
システム標識灯121は、赤・黄・緑など互いに色の異なる3つの円筒状のライトが上下に積層された3層状とされており、最上層のライトの点灯はプリフォームコンテナ搬送システムが停止中であることを示し、中間層のライトの点灯はプリフォームコンテナ搬送システムが手動運転中であることを示し、最下層のライトの点灯はプリフォームコンテナ搬送システムが自動運転中であることを示す。
コンテナケース標識灯122は、緑・青・黄・白など互いに色の異なる4つの円筒状のランプが上下に積層された4層状とされており、最上層のライトの点灯はコンテナケース装着部Sに配置されているコンテナケース1を運び出す作業を実施してもよいことを示し、上から2番目のライトの点灯はコンテナケース装着部Sにコンテナケース1を配置する作業を実施してもよいことを示し、上から3番目のライトは製造棟200に貯留されている空のプリフォームコンテナCの数量を同ライトの点滅回数によって示し、最下層のライトは製造棟200に追加貯留可能な空のプリフォームコンテナCの数量を同ライトの点滅回数によって示す。
すなわち、コンテナケース標識灯122の最上層のライトは、ケース移動装置110によるコンテナケース1の予備基準位置P1への移動が完了しているために、コンテナケース1を運び出すためのフォークリフトFLのフォークをコンテナケース1のパレット部1Pに進入させてもよいことを告知する告知手段を構成している。
(プリフォーム保管倉庫の構成)
プリフォーム保管倉庫100には、外部から供給されたプリフォーム入りのプリフォームコンテナCを順次受け入れるコンテナ受入部101と、受け入れた多数のプリフォームコンテナCを保管するための十分な広さを持ったコンテナ保管部102とが設けられている。
図17などに示すように、個々のプリフォームコンテナCの側面の一部には、プリフォームコンテナCに収納されているプリフォームの種類と数量に関する情報を含む識別子CTが付されている。識別子CTは情報量の観点からQRコード(登録商標)のような二次元バーコードで構成することが最も好ましいが、図で例示するように一次元バーコードによって構成してもよい。
プリフォームコンテナCは、コンテナ受入部101に設けられたエアシャワー室101AにてプリフォームコンテナCの表面から塵埃などを除去された状態で受け入れられ、屋内用のフォークリフトFL(不図示)によってコンテナ保管部102内の適所に配置される。
尚、フォークリフトFLによるプリフォームコンテナCの移動操作を効率化するために、個々のプリフォームコンテナCの下部にはフォークリフトFLのフォークを挿通可能なパレット部CPが設けられている。
製造棟200で必要となったプリフォームの入っているプリフォームコンテナCはフォークリフトFLによってコンテナ保管部102から取り出されて、コンテナ搬出口100Aからコンテナケース1に収納されて、屋外用のフォークリフトFLによって製造棟200に運ばれる。
プリフォーム保管倉庫100には、フォークリフトFLによってコンテナ保管部102から取り出されたプリフォームコンテナCをコンテナ搬出口100Aに向けて送り出すための手段として、コンテナ搬出口100Aを含む建屋壁面と概して平行に連設された複数の横送りコンベア103と、横送りコンベア103の下流側端部から垂直に延びた複数の縦送りコンベア106とが設けられている。
横送りコンベア103の途中には、各プリフォームコンテナCの識別子CTに含まれる情報を読み取るためのデータ読み取り部が設けられている。データ読み取り部は、識別子CTの情報を読み取るバーコードリーダ104(リーダ手段の一例)と、プリフォームコンテナCを載置した状態で鉛直軸芯回りにて回転可能な回転台105とを有する。
作業者がプリフォームコンテナCをフォークリフトFLで上流側の端部に載置すると、プリフォーム保管倉庫100に設けられた制御装置300による指令に基づいて、横送りコンベア103がプリフォームコンテナCを下流側に向けて回転台105まで搬送し、バーコードリーダ104が識別子CTを検出するまで回転台105が一方向に回転され、バーコードリーダ104による情報の読み取りが完了すると、プリフォームコンテナCは再び横送りコンベア103によって縦送りコンベア106の上流側端部まで送られ、引き続き、縦送りコンベア106によって、コンテナ搬出口100Aに配置されているコンテナケース1のチェーンコンベア2に引き渡される。
因みに、回転台105及び縦送りコンベア106は、横送りコンベア103がプリフォームコンテナCを搬送している間は、横送りコンベア103よりも下方に引退した下方位置に配置されており、横送りコンベア103からプリフォームコンテナCを受け取るタイミングで、自動的に横送りコンベア103よりも上方に突出した上方位置に切り換えられる。
横送りコンベア103はプリフォームコンテナCを1列状で搬送するが、縦送りコンベア106はプリフォームコンテナCを2列状で搬送可能な2列構成とされており、これは2つのプリフォームコンテナCを左右に搭載可能に設けられたコンテナケース1内のチェーンコンベア2と対応する構成である。
縦送りコンベア106の下流側には、縦送りコンベア106によって送り出されるプリフォームコンテナCを支持可能な複数の遊転ローラ107が、縦送りコンベア106の駆動軸と平行な軸芯回りで回転可能に設けられており、縦送りコンベア106と遊転ローラ107の間には、コンテナ搬出口100Aを閉鎖する膜状シャッタ108が開閉自在に設けられている。膜状シャッタ108はコンテナ搬出口100Aの上方に配置された電動式などの巻き取り機構(不図示)によって開閉操作される。
また、コンテナ搬出口100Aに配置されたコンテナケース1の幅方向に関して遊転ローラ107の両外側の位置には、遊転ローラ107上など、縦送りコンベア106とコンテナケース1の開口部1Fとの間の位置でのプリフォームコンテナCの有無を検出する第7センサS7が設けられている。第7センサS7は光電センサ対によって構成されている。
また、コンテナ搬出口100Aの矩形の外縁部には発泡ポリウレタンなどの弾性部材からなるシール部材120が全体として矩形の枠状を呈するように取り付けられており、コンテナ搬出口100Aの基準位置P2にコンテナケース1が配置されると、シール部材120が弾性変形しながらコンテナ搬出口100Aとコンテナケース1との間の間隙を埋めることで、コンテナ搬出口100Aとコンテナケース1との間からプリフォーム保管倉庫100内への塵埃や小昆虫類などの進入が防止される。
(製造棟の構成)
製造棟200には、コンテナ搬入口200Aのコンテナケース装着部Sに配置されたコンテケース1から排出されるプリフォームコンテナCを製造棟200内に受け入れるための手段として、複数の横送りコンベア202がコンテナ搬入口200Aを含む建屋壁面と概して平行に連設配置されている。
また、横送りコンベア202の上流側端部付近には、コンテナケース1から排出されたプリフォームコンテナCを横送りコンベア202まで搬送するための縦送りコンベア201が設けられている。横送りコンベア202がプリフォームコンテナCを搬送開始する際は、縦送りコンベア201は横送りコンベア202よりも下方に引退した下方位置に配置される。横送りコンベア202はプリフォームコンテナCを1列状で搬送するが、ここでも縦送りコンベア201はプリフォームコンテナCを2列状で搬送可能な2列構成とされている。
プリフォーム保管倉庫100の場合と同様に、縦送りコンベア201とコンテナ搬入口200Aの間には、コンテナケース1のチェーンコンベア2によって排出されるプリフォームコンテナCを支持可能な複数の遊転ローラ207が、縦送りコンベア201の駆動軸と平行な軸芯回りで回転可能に設けられており、縦送りコンベア201と遊転ローラ207の間には、コンテナ搬入口200Aを閉鎖可能な巻き取り式の膜状シャッタ208が開閉自在に設けられている。尚、コンテナ搬入口100A,200Aの膜状シャッタ108,208は遊転ローラ207よりも外側に設けてもよい。
また、コンテナ搬入口200Aに配置されたコンテナケース1の幅方向に関して遊転ローラ207の両外側の位置にも、縦送りコンベアとコンテナケース1の開口部1Fとの間の位置でのプリフォームコンテナCの有無を検出する第7センサS7が設けられている。
横送りコンベア202の側方におけるコンテナ搬入口200Aと対向する位置には、横送りコンベア202の上流側端部に供給されたプリフォームコンテナCの存在を検出可能な第8センサS8(搬入検出手段の一例)が設けられている。第8センサS8は近接センサによって構成されている。
また、コンテナ搬入口200Aの外縁部にもシール部材120が設けられており、コンテナ搬入口200Aの基準位置P2にコンテナケース1が配置されると、シール部材120が弾性変形しながらコンテナ搬入口200Aとコンテナケース1との間の間隙を埋めることで、コンテナ搬入口200Aとコンテナケース1との間から製造棟200内への塵埃や小昆虫類などの進入が防止される。
横送りコンベア202の下流側に続く製造ラインは、プリフォームコンテナCからランダムな姿勢で排出された多数のプリフォームPを一定の姿勢で一列状に整列させるアンスクランブラ210、アンスクランブラ210から送り出されたプリフォームPを洗浄するリンサー211、プリフォームPをボトル状などの容器Bにブロー成形する成形装置212、容器Bに飲料などの中身を充填する充填装置213、容器に入った飲料を箱詰めする箱詰め装置214などを備えている。
(プリフォームコンテナ搬送システムの作用)
以下に、本発明に係るプリフォームコンテナ搬送システムを用いて行われるプリフォームコンテナ搬送方法について説明する。
本発明に係るプリフォームコンテナ搬送システムを用いて行われる具体的なプリフォームコンテナ搬送の工程の中では、例えば最も代表的なものは、プリフォーム保管倉庫100のコンテナ搬出口100Aに設けられたコンテナケース装着部Sに空のコンテナケース1を配置する第1工程、このコンテナケース1に対してプリフォーム保管倉庫100からプリフォーム入りのプリフォームコンテナCを収納する第2工程、プリフォームコンテナCを収納したコンテナケース1をフォークリフトFLでコンテナ搬出口100Aから搬出して製造棟200側に運び込み、製造棟200のコンテナ搬入口200Aに設けられたコンテナケース装着部Sに配置する第3工程、及び、配置されたコンテナケース1から製造棟200にプリフォームコンテナCを搬入する第4工程である。
図14は、プリフォーム保管倉庫100のコンテナ搬出口100Aのコンテナケース装着部Sに未だコンテナケース1が運び込まれていないときの状態を示す。
ケース移動装置110の伸縮ロッド112は縮退しており、ケース操作片113はコンテナケース1の予備基準位置P1に対応する後方の第1位置に配置されている。コンベア駆動装置70の出力ユニット70Aは非連結位置に引退されている。ストッパ解除装置80の解除ヘッド81は下方位置に保持され、シャッタ開閉装置90のキャリッジ92と操作アーム93はコンテナ搬出口100A寄りの前方に配置されている。
(第1工程)
図15は、コンテナ搬出口100Aのコンテナケース装着部SにフォークリフトFLによって空のコンテナケース1が運び込まれた状態を示す。コンテナケース1は予備基準位置P1に配置されており、左右のケース移動装置110のケース操作片113は、コンテナケース1の下面の溝状の係止部1Jに係入されている。
通常は、フォークリフトFLを操縦する作業者は、システム標識灯121ではシステムが自動運転中であることを示す最下層のライトが点灯し、コンテナケース標識灯122ではコンテナケース装着部Sにコンテナケース1を配置する作業を実施してもよいことを示す上から2番目のライトが点灯していることを確認した上で、空のコンテナケース1をコンテナ搬出口100Aのコンテナケース装着部Sに配置する。
コンテナケース1を運び込んだフォークリフトFLがコンテナケース装着部Sから離間されると、制御装置300は、第1センサS1(存否検出手段の一例)からのフォークの不在信号と、第2センサS2(予備検出手段の一例)からのコンテナケース1の検出信号とに基づいて、図16に示すように、ケース移動装置110の伸縮ロッド112を伸張させる。これによって、ケース操作片113は前方の第2位置に移動されるため、空のコンテナケース1が基準位置P2まで押出され、コンテナ搬出口100Aの外縁部に設けられたシール部材120によってコンテナ搬出口100Aとコンテナケース1との間の間隙がシールされる。
引き続き、制御装置300からの指令によって、コンベア駆動装置70の出力ユニット70Aが突出されて、コンベア駆動装置70の出力軸71とコンテナケース1のチェーンコンベア2の入力部22Dの間の連結状態が得られ、また、ストッパ解除装置80の解除ヘッド81が上方位置に変位操作されることで、コンテナケース1の可動式ストッパ4の規制ロッド42が下方の解除位置に切り換えられる。
この間に、プリフォーム保管倉庫100では、制御装置300からの指令に基づいて、製造棟200で必要とされるプリフォームの入ったプリフォームコンテナCを作業者がフォークリフトFLで横送りコンベア103の上流側に載置する作業が行われる。
プリフォームコンテナCは横送りコンベア103によって回転台105まで搬送され、制御装置300は、バーコードリーダ104によってプリフォームコンテナCの識別子CTからプリフォームコンテナC及び内部のプリフォームPに関するデータを読み取らせ、同データをプリフォーム保管倉庫100から製造棟200への搬出予定物品として記録する搬出情報管理部(不図示)を有する。搬出情報管理部に記録されたデータは、プリフォーム保管倉庫100及び製造棟200に在席するプリフォームコンテナC及びプリフォームPの数量などを管理するためのデータの基本として用いられる。
この段階で、製造棟200の横送りコンベア202の上流側端部での空きの有無の判定が制御装置300によって行われ、空きがある場合は引き続きコンテナケース1へのプリフォームコンテナCの収納が実行されるが、空きがない場合は、回転台105上でまたは横送りコンベア103の下流側端部まで搬送された状態で、製造棟200の横送りコンベア202の上流側端部で空きが生じるまで待機状態とされる。
(第2工程)
コンテナケース1にプリフォームコンテナCを収納する際は、図17に示すように、プリフォームコンテナCが横送りコンベア103の下流側端部まで搬送されて、制御装置300からの指令によってコンテナ搬出口100Aの膜状シャッタ108(補助シャッタ)とコンテナケース1のシャッタ本体30とが順次開放される。
次に、図18に示すように、制御装置300からの指令によって、横送りコンベア103よりも高い位置に上昇された縦送りコンベア106と、コンテナケース1のチェーンコンベア2との協働によって、プリフォームコンテナCがコンテナケース1内に収納される。一般に2つのプリフォームコンテナCが同時にコンテナケース1内に収納される。
図19に示すように、コンテナケース1内のプリフォームコンテナCが第3センサS3によって検出され、プリフォームコンテナCのはみ出しのない状態が第4センサS4によって検出されると、制御装置300からの指令によって、可動ストッパ4の規制ロッド42を上方の規制位置に戻すためにストッパ解除装置80の解除ヘッド81は下方位置に切り換えられ、コンテナ搬出口100Aの膜状シャッタ108とコンテナケース1のシャッタ本体30が閉鎖され、コンベア駆動装置70の出力軸71とコンテナケース1の入力ヘッド22Hの間の連結状態を解除するためにコンベア駆動装置70の出力ユニット70Aは非連結位置に引退される。
以上の操作を完了した後に、制御装置300は、図20に示すように、コンテナケース1を基準位置P2からフォークリフトFLによる運び出しが可能な予備基準位置P1に移動させるためにケース移動装置110を前回とは逆向き(コンテナ搬出口100Aから離間する向き)に駆動する。
(第3工程)
フォークリフトFLを操縦する作業者は、コンテナケース標識灯122において、コンテナケース1を運び出す作業を実施してもよいことを示す最上層のライトが点灯していることを確認した上で、フォークリフトFLのフォークをコンテナケース1の後方下端に設けられたパレット部1Pに進入させ、コンテナケース1を運び出し、製造棟200に運び込む。
製造棟200では、プリフォーム保管倉庫100の場合と同様の要領で、製造棟200のコンテナ搬入口200Aに設けられたコンテナケース装着部Sにコンテナケース1が配置される。
この製造棟200のコンテナ搬入口200Aのコンテナケース装着部Sにコンテナケース1が配置された状態は、プリフォームコンテナCを収納したコンテナケース1が運び出される前の状態を示す図20と実質的に同様である。
(第4工程)
引き続き、プリフォーム保管倉庫100からフォークリフトFLとコンテナケース1を用いてプリフォームコンテナCを搬出する場合と逆の手順で操作が自動的に進められる。
すなわち、図20の状態から、先ず、図19と類似の要領で、ケース移動装置110によってコンテナケース1が基準位置P2に移動され、コンベア駆動装置70の出力ユニット70Aを突出させることで、コンベア駆動装置70の出力軸71とコンテナケース1のチェーンコンベア2の入力ヘッド22Hとを連結させ、ストッパ解除装置80によってコンテナケース1の可動ストッパ4の規制ロッド42が下方の解除位置に切り換えられる。
引き続き、図18及び図17と類似の要領で、コンテナ搬入口200Aの膜状シャッタ208とコンテナケース1の防塵シャッタ3とが開放されて、コンテナケース1のチェーンコンベア2とコンテナ搬入口200Aの縦送りコンベア201との協働によりプリフォームコンテナCがコンテナ搬入口200Aの横送りコンベアの上流側端部まで送り出され、コンテナ搬入口200Aと対向する位置に配置された第8センサS8からプリフォームコンテナCに関する検出信号が出される。
制御装置300は、第8センサS8からの上述した検出信号と、第3センサS3(コンテナ検出手段の一例)からのコンテナケース1内におけるプリフォームコンテナCの不在を示す判定信号とに基づいて、コンテナ搬入口200Aの膜状シャッタ208とコンテナケース1の防塵シャッタ3とを閉鎖させる。
さらに、コンベア駆動装置70の出力ユニット70Aを引退させて、コンベア駆動装置70の出力軸71とコンテナケース1のチェーンコンベア2の入力ヘッド22Hとの連結を解除させ、ストッパ解除装置80の解除ヘッド81を引き下げることで可動式ストッパ4を規制位置に戻した上で、コンテナケース1を基準位置P2に保持していた手段、すなわちエアシリンダ111へのエア配管に介装された電磁弁を開操作すると、コンテナケース1は、ケース移動装置110に基づく押し付け力によって弾性変形させられていたシール部材120の復元力によって、基準位置P2から予備基準位置P1に移動される。
次に、予備基準位置P1に配置されたコンテナケース1をフォークリフトFLによってコンテナ搬入口200Aから運び出せば、一連の基本的な搬送プロセスが完了する。
尚、図21に例示するように、製造棟200で発生した空のプリフォームコンテナCも、コンテナ搬入口200Aのコンテナケース装着部Sに配置したコンテナケース1に移して、フォークリフトFLによってコンテナケース1をプリフォーム保管倉庫100のコンテナ搬出口100Aに配置し、プリフォーム保管倉庫100に回収することで、プリフォームコンテナCへの塵埃の付着を防ぐことができる。
図21では、プリフォームコンテナCを折り畳み、上下に三段に積層させた状態でコンテナケース1に収納することで、一度に6個の空のプリフォームコンテナCを回収する状態を示している。
〔別実施形態〕
〈1〉上記の実施形態では、プリフォーム保管倉庫100に設けられたコンテナ搬出口100Aと、プリフォーム保管倉庫100とは別の建屋である製造棟200に設けられたコンテナ搬入口200Aとの間で、プリフォームコンテナCを搬送する事例について解説したが、本発明は、例えば、1つの共通の建屋の内部にある設備の間でプリフォームコンテナCを搬送する事例にも適用可能である。特に、共通の建屋内の2つのクリーンな設備の間に塵埃などの多いクリーンでない領域が存在する場合に本発明の効果が十分に発揮される。
〈2〉また、本発明は、例えば、1つの建屋の内部に複数の設備があり、一方の設備のコンテナ搬出口100Aと他方の設備のコンテナ搬入口200Aとが建屋の外側に開口されているような事例において、コンテナ搬出口100Aからコンテナ搬入口200Aへと建屋の外を通ってプリフォームコンテナCを搬送する場合にも適用可能であり、本発明の効果が十分に発揮される。
複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを搬送するためのプリフォームコンテナ搬送システムに従来見られた課題を解決するための技術として利用可能な発明である。
C プリフォームコンテナ
CT 識別子
FL フォークリフト
P プリフォーム
P1 予備基準位置
P2 基準位置
S コンテナケース装着部
S1 第1センサ(存否検出手段)
S2 第2センサ(ケース検出手段)
S3 第3センサ(コンテナ検出手段)
S6 第6センサ(配置判定手段)
S8 第8センサ(搬入検出手段)
1 コンテナケース
1A 底部
1B 側壁部
1C 側壁部
1E 屋根部
1F 開口部
2 チェーンコンベア(コンベア)
3 防塵シャッタ(シャッタ)
3B 姿勢制御機構
4 可動式ストッパ(コンテナストッパ)
20 チェーン
22 入力軸
22D 入力部
22H 入力ヘッド
30 シャッタ本体
34P ピニオンギヤ
34R ラック
35R 連結ロッド
42 規制ロッド
44 被操作体
46 ガイド部材
60 支持フレーム
60S コンテナケースストッパ
70 コンベア駆動装置(第1駆動操作部)
70A 出力ユニット
71 出力軸
71P 突状部
73 変位操作部
80 ストッパ解除装置
90 シャッタ開閉装置(第2駆動操作部)
93 操作アーム
100 プリフォーム保管倉庫
100A コンテナ搬出口
110 ケース移動装置
122 コンテナケース標識灯(告知手段)
101 コンテナ受入部
102 コンテナ保管部
103 横送りコンベア
104 バーコードリーダ(リーダ手段)
105 回転台
106 縦送りコンベア
108 膜状シャッタ(補助シャッタ)
200 製造棟
200A コンテナ搬入口
201 縦送りコンベア
202 横送りコンベア
208 膜状シャッタ(補助シャッタ)
300 制御装置

Claims (12)

  1. 複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを搬送するためのプリフォームコンテナ搬送システムであって、
    プリフォームコンテナを収納するコンテナケースを有し、
    前記コンテナケースは、プリフォームコンテナを出し入れするための開口部と、プリフォームコンテナを前記コンテナケース内に支持可能で且つ回転自在なコンベアと、前記開口部を閉鎖可能なシャッタとを備え、
    プリフォームを保管または処理する設備のコンテナ搬出口またはコンテナ搬入口に、前記コンベアを駆動する第1駆動操作部と、プリフォームコンテナの出し入れのために前記シャッタを開閉操作する第2駆動操作部とが設けられているプリフォームコンテナ搬送システム。
  2. 前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記コンテナケースを前記コンテナ搬出口または前記コンテナ搬入口と前記開口部とが密閉状に連通接続されるように配置する基準位置が設けられており、
    前記コンテナケースが前記基準位置に配置されている状態において、前記第1駆動操作部と前記コンベアとの連結操作と、前記第2駆動操作部による前記シャッタの開放操作とが実行される請求項1に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  3. 前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方の前記基準位置よりも前記コンテナ搬出口または前記コンテナ搬入口から離間した予備基準位置に前記コンテナケースが配置されたことを検出するケース検出手段が設けられており、
    前記ケース検出手段による前記配置の検出に基づいて、前記コンテナケースを前記予備基準位置から前記基準位置に移動させるケース移動装置が設けられている請求項2に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  4. 前記コンテナケースを前記予備基準位置に配置中の運搬車両の存否を判定する存否判定手段が設けられており、
    前記存否判定手段による前記運搬車両の不在判定と前記ケース検出手段による前記コンテナケースの検出とに基づいて、前記ケース移動装置が前記コンテナケースを前記予備基準位置から前記基準位置に移動させる請求項3に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  5. 前記コンテナケースに収納されたプリフォームコンテナの移動を規制する規制位置と規制を解除した解除位置との間で変位可能なコンテナストッパが前記コンテナケースに設けられており、
    前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記第1駆動操作部による前記コンベアの駆動開始以前に、前記コンテナストッパを前記規制位置から前記解除位置に切り換えるストッパ解除装置が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  6. 前記コンテナ搬入口から搬入されたプリフォームコンテナを一方の設備の処理ラインに向けて搬送する搬入コンベアと、この搬入コンベアの上流側におけるプリフォームコンテナの存否を判定するコンテナ検出手段とが設けられており、
    他方の設備のプリフォーム保管場所に設けられた搬出コンベアが、前記コンテナ検出手段によるプリフォームコンテナの不在判定に基づいて、搬出すべきプリフォームコンテナを前記コンテナ搬出口に向けて搬送する請求項1から5のいずれか一項に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  7. 前記コンベア上に支持されたプリフォームコンテナの前記コンテナ搬出口側への突出を判定する突出判定手段が設けられており、
    前記突出判定手段によるプリフォームコンテナの非突出判定に基づいて、前記第2駆動操作部による前記シャッタの閉鎖が実行される請求項1から6のいずれか一項に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  8. 前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記コンテナケース内のプリフォームコンテナの存否を判定するコンテナ検出手段が設けられており、
    前記ケース移動装置は、前記コンテナ搬出口においては前記コンテナ検出手段によるプリフォームコンテナの検出に基づいて、前記コンテナ搬入口においては前記コンテナ検出手段によるプリフォームコンテナの非検出に基づいて、前記コンテナケースを前記基準位置から前記予備基準位置に移動させる請求項3または4に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  9. 前記コンテナ搬出口及び前記コンテナ搬入口の少なくとも一方に、前記ケース移動装置による前記コンテナケースの前記基準位置から前記予備基準位置への移動が完了したことを告知する告知手段が設けられている請求項8に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  10. プリフォームを保管する設備に、同設備のコンテナ搬出口から搬出するプリフォームコンテナに付された識別子に基づいてプリフォームコンテナまたは同プリフォームコンテナ中のプリフォームに関する情報を読み取るリーダ手段が設けられており、さらに
    前記リーダ手段によって読み取られた前記情報を蓄積する搬出情報管理部を備えている請求項1から9のいずれか一項に記載のプリフォームコンテナ搬送システム。
  11. 複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを収納するためのコンテナケースであって、
    プリフォームコンテナを出し入れするための開口部と、
    前記開口部を閉鎖可能なシャッタと、プリフォームコンテナを支持可能で且つ回転自在なコンベアとを備え、さらに、
    前記コンベアの回転駆動用として外部に設けられた第1駆動操作部と連結可能な第1入力部と、前記シャッタの開閉操作用として外部に設けられた第2駆動操作部と連結可能な第2入力部とを有するコンテナケース。
  12. 複数のプリフォームを収納可能なプリフォームコンテナを収納するコンテナケースを装着可能なように、プリフォームを保管または処理する設備のコンテナ搬出口とコンテナ搬入口との少なくともいずれか一方に設けられたコンテナケース装着部であって、
    プリフォームコンテナを支持すべく前記コンテナケース内に設けられたコンベアを駆動する第1駆動操作部と、前記コンテナケースの開口部を閉鎖可能なシャッタを開閉操作する第2駆動操作部とを備えているコンテナケース装着部。
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