JP2014104890A - 信号出力装置、携帯端末装置、車輌灯制御システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車輌間におけるライト制御のばらつきが抑制され、各車輌において、適切なタイミングで車輌灯を点灯/消灯させることが可能となる信号出力装置、携帯端末装置、車輌灯制御システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】携帯端末装置1の制御部は、車輌の現在位置を取得する。また携帯端末装置1の制御部は、取得した現在位置及び現在日時に応じた日の入り時刻及び天気情報を取得する。携帯端末装置1の制御部は、取得した日の入り時刻から、取得した天気情報に応じた時間だけ前の時刻を算出し、車輌灯の点灯を開始する時刻とする。算出した時刻が経過したと判断した場合、携帯端末装置1の制御部は、点灯指示信号を信号変換装置2へ送信する。信号変換装置2の制御部は、受信した信号を変換し、変換後の信号を車輌灯制御装置3へ送信する。車輌灯制御装置3の制御部は、受信した点灯指示信号に従って車輌灯を点灯させる。
【選択図】図3
【解決手段】携帯端末装置1の制御部は、車輌の現在位置を取得する。また携帯端末装置1の制御部は、取得した現在位置及び現在日時に応じた日の入り時刻及び天気情報を取得する。携帯端末装置1の制御部は、取得した日の入り時刻から、取得した天気情報に応じた時間だけ前の時刻を算出し、車輌灯の点灯を開始する時刻とする。算出した時刻が経過したと判断した場合、携帯端末装置1の制御部は、点灯指示信号を信号変換装置2へ送信する。信号変換装置2の制御部は、受信した信号を変換し、変換後の信号を車輌灯制御装置3へ送信する。車輌灯制御装置3の制御部は、受信した点灯指示信号に従って車輌灯を点灯させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、車輌に設けられた車輌灯の点灯又は消灯の制御に用いる信号出力装置、携帯端末装置、車輌灯制御システム及びプログラムに関する。
従来、コンライトセンサを用いて車輌前方又は車輌近傍の明るさを検出し、検出結果に応じてヘッドライト等の車輌灯を点灯又は消灯させるライト制御装置が用いられている。このようなライト制御装置では、車輌前方又は車輌近傍が暗い場合に車輌灯が点灯されるので、運転者の視認性を向上させることができる。
また、特許文献1では、カメラを用いて車輌の前方を撮影し、得られた画像に基づいて車輌前方の明るさを検出し、検出結果に応じて車輌灯を点灯又は消灯させるオートライト装置が提案されている。このようなオートライト装置では、車輌前方の画像に基づいて車輌前方の明るさを検出するので、車輌の前方を見ながら車輌を運転している運転者が感じる明るさに合致した明るさを検出できる。よって、運転者が感じる明るさに合致したライト制御が可能となる。
また、特許文献1では、カメラを用いて車輌の前方を撮影し、得られた画像に基づいて車輌前方の明るさを検出し、検出結果に応じて車輌灯を点灯又は消灯させるオートライト装置が提案されている。このようなオートライト装置では、車輌前方の画像に基づいて車輌前方の明るさを検出するので、車輌の前方を見ながら車輌を運転している運転者が感じる明るさに合致した明るさを検出できる。よって、運転者が感じる明るさに合致したライト制御が可能となる。
しかしながら、上述したようにコンライトセンサ又はカメラを用いる装置では、コンライトセンサ又は撮像素子の精度、カメラのレンズの汚れ具合等に応じて、車輌前方又は車輌近傍の明るさを検出する精度にばらつきが生じる可能性がある。例えば、上述のオートライト装置では、撮像素子の精度又はカメラのレンズの汚れ具合等に応じて、撮影画像の精度にばらつきが生じる可能性がある。よって、複数のオートライト装置間において、撮影画像に基づいて検出される明るさにもばらつきが生じ、更に、検出された明るさに基づくライト制御にもばらつきが生じる可能性がある。従って、車輌灯を点灯させるタイミングが、車輌前方の明るさに適したタイミングよりも早い車輌と遅い車輌とが発生し、車輌間においてばらつきが生じるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、車輌間において車輌灯を点灯又は消灯させるタイミングのばらつきが抑制され、各車輌において、適切なタイミングで車輌灯を点灯又は消灯させることが可能となる信号出力装置、携帯端末装置、車輌灯制御システム及びプログラムを提供することにある。
本発明に係る信号出力装置は、車輌灯を点灯又は消灯する車輌灯制御装置と通信する通信部と、車輌の位置を示す位置情報を取得する位置取得部と、該位置取得部が取得した位置情報及び日時に基づいて、前記車輌灯を点灯させるか否かを判断する判断部と、該判断部の判断結果を示す信号を前記通信部にて前記車輌灯制御装置へ出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、車輌の位置及び日時に基づいて、判断部が車輌灯の点灯/消灯を判断する。これにより、車輌の現在位置及び現在日時に応じて車輌灯を点灯/消灯させることが可能となる。よって、車輌前方又は車輌周辺の明るさに基づいて車輌灯の点灯/消灯を切り替える構成において必要であるセンサ又はカメラ等が不要となる。また、センサ又はカメラの汚れ具合又は精度の違いによって生じる車輌間におけるライト制御のばらつきを抑制できる。また、判断結果を示す信号が、車輌灯を点灯/消灯する車輌灯制御装置へ出力され、車輌灯制御装置は、前記信号に基づいて車輌灯を点灯/消灯する。車輌灯を点灯/消灯する車輌灯制御装置は、外部から取得した信号に基づいて車輌灯を点灯/消灯すればよく、車輌灯の点灯/消灯の判断を行わないので、車輌灯制御装置における処理負担が増加しない。
本発明に係る信号出力装置は、前記位置取得部が取得した位置情報及び日時に応じた日の入り時刻情報又は日の出時刻情報を特定する時刻特定部と、該時刻特定部が特定した日の入り時刻情報又は日の出時刻情報に基づいて、前記車輌灯の点灯又は消灯を開始する時刻を決定する決定部とを備え、前記判断部は、前記決定部が決定した時刻及び日時に基づいて、前記車輌灯を点灯させるか否かを判断するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、車輌の位置及び日時に応じた日の入り時刻情報/日の出時刻情報に基づいて、車輌灯の点灯開始時刻/消灯開始時刻を決定部が決定し、決定された時刻に基づいて、判断部が車輌灯の点灯/消灯を判断する。これにより、日の入り時刻から決定される点灯開始時刻が到来した時点で車輌灯を点灯させることができ、日の出時刻から決定される消灯開始時刻が到来した時点で車輌灯を消灯させることができる。よって、車輌間において車輌灯の点灯タイミング/消灯タイミングを一致させることが可能となる。
本発明に係る信号出力装置は、前記位置取得部が取得した位置情報及び日時に応じた天気情報を取得する天気取得部を備え、前記決定部は、前記時刻特定部が特定した日の入り時刻情報又は日の出時刻情報と、前記天気取得部が取得した天気情報とに基づいて、前記車輌灯の点灯又は消灯を開始する時刻を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、車輌の位置及び日時に応じた日の入り時刻情報/日の出時刻情報と、天気情報とに基づいて、決定部が車輌灯の点灯開始時刻/消灯開始時刻を決定する。これにより、日の入り時刻/日の出時刻だけでなく天気情報も考慮して決定された点灯開始時刻/消灯開始時刻が到来した時点で車輌灯を点灯/消灯させることが可能となる。
本発明に係る信号出力装置は、前記位置取得部が取得した位置情報に基づいて、前記車輌がトンネル内を走行中であるか否かを判定する判定部を備え、前記判断部は、前記車輌がトンネル内を走行中であると前記判定部が判定した場合、前記車輌灯を点灯させると判断するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、車輌の位置に基づいて、車輌がトンネル内を走行中であるか否かを判定部が判定し、車輌がトンネル内を走行中であれば、車輌灯を点灯させると判断部が判断する。これにより、トンネル内を走行中であれば確実に車輌灯を点灯させることが可能となる。また、車輌の位置に基づいてトンネル内を走行中であるか否かが判定されるので、車輌前方又は車輌周辺の明るさを検出するためのセンサ又はカメラ等が不要となり、センサ又はカメラの汚れ具合又は精度の違いによって生じるライト制御のばらつきを抑制できる。
本発明に係る信号出力装置は、前記判断部の判断結果を示す信号を前記出力部が出力した場合に、前記判断結果のそれぞれに対応する所定信号を送信する送信部と、前記所定信号を受信する受信部とを備え、前記出力部は、前記受信部が前記所定信号を受信した場合、受信した所定信号に基づいて、前記車輌灯を点灯させるか否かを示す信号を前記通信部にて前記車輌灯制御装置へ出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、車輌灯を点灯させるか否かを示す信号を出力部が車輌灯制御装置へ出力した場合、それぞれの判断結果に対応する所定信号を送信部が外部へ送信する。一方、他の信号出力装置から出力された所定信号を受信部が受信した場合、受信した所定信号に応じて、車輌灯を点灯させるか否かを示す信号を出力部が車輌灯制御装置へ出力する。これにより、他車輌が車輌灯を点灯/消灯させている場合に自車輌の車輌灯を点灯/消灯させることが可能となり、車輌間で車輌灯の点灯タイミング/消灯タイミングを合わせることができる。
本発明に係る携帯端末装置は、上述したいずれかの信号出力装置を備えることを特徴とする。
本発明においては、上述した信号出力装置を携帯端末装置にて実現することができる。
本発明においては、上述した信号出力装置を携帯端末装置にて実現することができる。
本発明に係る車輌灯制御システムは、上述したいずれかの信号出力装置と、前記車輌灯制御装置と、前記信号出力装置及び車輌灯制御装置を中継する中継装置とを備え、前記中継装置は、前記出力部が出力した信号を受信する受信部と、該受信部が受信した信号を、前記車輌灯制御装置が扱う信号形式に変換する信号変換部と、該信号変換部が変換した信号を前記車輌灯制御装置へ送信する送信部とを有し、前記車輌灯制御装置は、前記中継装置が送信した信号を受信する受信部と、該受信部が受信した信号に基づいて前記車輌灯の点灯又は消灯を制御する制御部とを有することを特徴とする。
本発明においては、上述した信号出力装置が、判断結果を示す信号を中継装置へ出力する。中継装置は、信号出力装置が出力した信号を、車輌灯制御装置が扱う信号形式に変換して車輌灯制御装置へ送信する。車輌灯制御装置は、中継装置が送信した信号に基づいて車輌灯の点灯/消灯を制御する。車輌灯制御装置は、中継装置を介して取得する信号に基づいて車輌灯を点灯/消灯すればよく、車輌灯の点灯/消灯の判断を行わないので、車輌灯制御装置における処理負担が増加しない。また、外部装置(信号出力装置)及び車輌灯制御装置のそれぞれとの通信が可能な中継装置が既に搭載してある車輌においては、既存の中継装置及び車輌灯制御装置の構成を変更する必要がなく、コストの増加が生じない。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、位置を示す位置情報を取得するステップと、取得した位置情報及び日時に基づいて、車輌灯を点灯させるか否かを判断するステップと、判断結果を示す信号を、前記車輌灯を点灯又は消灯する車輌灯制御装置へ出力するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明においては、上述した信号出力装置をコンピュータにて実現することができる。特に本発明に係るプログラムを携帯端末装置にダウンロードして実行させることにより、上述した信号出力装置を任意の携帯端末装置にて実現することができる。
本発明においては、上述した信号出力装置をコンピュータにて実現することができる。特に本発明に係るプログラムを携帯端末装置にダウンロードして実行させることにより、上述した信号出力装置を任意の携帯端末装置にて実現することができる。
本発明によれば、車輌間におけるライト制御のばらつきが抑制され、各車輌において、適切なタイミングで車輌灯を点灯/消灯させることができる。
以下に、本発明に係る信号出力装置、携帯端末装置、車輌灯制御システム及びプログラムについて、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る車輌灯制御システムの構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る車輌灯制御システムは、携帯端末装置1、信号変換装置2、車輌灯制御装置3、車輌灯4及び電源5等を備える。信号変換装置2、車輌灯制御装置3、車輌灯4及び電源5は予め車輌(図示せず)に搭載されている。
携帯端末装置1は、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯型のコンピュータ、携帯型のゲーム機、携帯電話機等であり、本発明に係る信号出力装置の動作を行う。なお、携帯端末装置1の内部構成については、図2に基づいて後述する。
図1は、実施形態1に係る車輌灯制御システムの構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る車輌灯制御システムは、携帯端末装置1、信号変換装置2、車輌灯制御装置3、車輌灯4及び電源5等を備える。信号変換装置2、車輌灯制御装置3、車輌灯4及び電源5は予め車輌(図示せず)に搭載されている。
携帯端末装置1は、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯型のコンピュータ、携帯型のゲーム機、携帯電話機等であり、本発明に係る信号出力装置の動作を行う。なお、携帯端末装置1の内部構成については、図2に基づいて後述する。
車輌灯制御装置3は、例えば運転者によるスイッチ操作に応じて車輌灯4の点灯及び消灯を制御する。車輌灯4は、ヘッドランプ又はフォグランプ等の前照灯、テールランプ又はブレーキランプ等の尾灯、バックランプ等の後退灯、ウインカーの方向指示灯、ルームランプ、マップランプ等の車内灯等である。
車輌灯制御装置3は、電源5から車輌灯4への電力供給経路上に配されており、電源5から車輌灯4への電力の供給/非供給の切り替えを行うことによって、車輌灯4の点灯制御を行う。電源5は、車輌用の発電機又はバッテリ等を用いて構成されており、各種の車載機器へ電力を供給する。
車輌灯制御装置3は、電源5から車輌灯4への電力供給経路上に配されており、電源5から車輌灯4への電力の供給/非供給の切り替えを行うことによって、車輌灯4の点灯制御を行う。電源5は、車輌用の発電機又はバッテリ等を用いて構成されており、各種の車載機器へ電力を供給する。
本実施形態1の車輌灯制御装置3は、運転者によるスイッチ操作だけでなく、携帯端末装置1からの指示に応じて車輌灯4の点灯及び消灯を制御する。なお、携帯端末装置1は、運転者の視認性及び車輌の外部からの被視認性を向上させるために車輌灯4を点灯すべきか否かを判定する処理を行い、その結果に応じた指示を車輌灯制御装置3へ与える。よって、車輌灯制御装置3が携帯端末装置1からの指示に応じて点灯/消灯させる車輌灯4は、前照灯及び尾灯であるが、以下では車輌灯4として説明する。
車輌灯制御装置3は、車輌灯4の点灯/消灯を制御するECUであり、制御部30、CAN(Controller Area Network)通信部31、電力供給切替部32等を備える。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)又はマルチコアCPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有し、車輌灯制御装置3の各部の動作を制御する。ROMは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、制御部30が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。RAMは、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等であり、制御部30が制御プログラムを実行する際に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)又はマルチコアCPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有し、車輌灯制御装置3の各部の動作を制御する。ROMは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、制御部30が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。RAMは、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等であり、制御部30が制御プログラムを実行する際に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
電力供給切替部32は、制御部30から与えられる制御信号に応じて電源5から車輌灯4への電力の供給/非供給を切り替える。電力供給切替部32は、例えば電源5及び車輌灯4間の電力供給経路上に配されたスイッチング素子を有しており、制御部30からの制御信号に応じてスイッチング素子のオン/オフを切り替えて電力供給経路の接続/遮断を行う。これにより、電源5から車輌灯4への電力の供給/非供給が切り替えられる。
CAN通信部31は、通信線を介して外部の装置(車載機器)と接続されており、CANプロトコルに従って外部の装置と通信する。本実施形態1では、CAN通信部31は、制御部30から与えられたデータを信号変換装置2へ送信し、信号変換装置2から受信したデータを制御部30へ与える。なお、車輌灯制御装置3及び信号変換装置2間の通信は、CANプロトコルに限らず、例えばLIN(Local Interconnect Network)のプロトコルに基づいて行われてもよい。
信号変換装置2は、携帯端末装置1と車輌灯制御装置3との間を中継する中継装置である。信号変換装置2は、制御部20、無線通信部21、CAN通信部22、信号処理部23等を備える。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等を有し、信号変換装置2の各部の動作を制御する。ROMは、EEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、制御部20が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。RAMは、DRAM、SRAM等であり、制御部20が制御プログラムを実行する際に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等を有し、信号変換装置2の各部の動作を制御する。ROMは、EEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、制御部20が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。RAMは、DRAM、SRAM等であり、制御部20が制御プログラムを実行する際に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
無線通信部21は、IEEE802.11b規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)規格に従う無線通信等の通信を行うためのインタフェースであり、無線通信が可能に構成された外部装置との間で無線通信を行う。本実施形態1では、無線通信部21は、携帯端末装置1との間で通信を行う。なお、信号変換装置2及び携帯端末装置1間は、無線通信に限らず、通信線を介した有線通信を行う構成でもよい。
CAN通信部22は、通信線を介して外部の装置(車載機器)と接続されており、CANプロトコルに従って外部の装置と通信する。本実施形態1では、CAN通信部22は、制御部20から与えられたデータを車輌灯制御装置3へ送信し、車輌灯制御装置3から受信したデータを制御部20へ与える。なお、CAN通信部22の代わりに、例えばLINプロトコルに従った通信を行う通信部を備えてもよい。
信号処理部23は、制御部20からの指示に従って信号の形式を変換する処理を行う。本実施形態1では、信号処理部(信号変換部)23は、無線通信部21を介して携帯端末装置1から受信した信号の形式を、CAN通信部22から車輌灯制御装置3へ送信できる形式(CAN形式)に変換する。これにより、既存の携帯端末装置1及び車輌灯制御装置3の構成を変更することなく、信号変換装置2を介して、携帯端末装置1から出力された信号を車輌灯制御装置3へ与えることができる。
図2は、携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。携帯端末装置1は、制御部10、RAM11、記憶部12、無線通信部13、通信部14、操作部15、表示部16等を備える。
制御部10は、例えばCPUであり、携帯端末装置1の各部の動作を制御する。記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive )又はフラッシュメモリ等であり、制御部10が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。RAM11は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ等であり、制御部10が制御プログラムを実行する際に発生する種々のデータを一時的に記憶する。制御部10は、記憶部12に格納されている制御プログラムを順次RAM11に読み出して実行することにより、携帯端末装置1を、本発明に係る信号出力装置として動作させる。また制御部10は、絶対時間(年、月、日、時、分、秒)を示す時計を有する。更に記憶部12は、本発明に係るプログラムである車輌灯制御プログラム12aを記憶している。
無線通信部13は、無線LAN、Bluetooth等の通信を行うためのインタフェースであり、無線通信が可能に構成された外部装置との間で無線通信を行う。本実施形態1では、無線通信部13は、信号変換装置2との間で通信を行う。なお、携帯端末装置1及び信号変換装置2間は、無線通信に限らず、通信線を介した有線通信を行う構成でもよい。
通信部14は、インターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワークを介して接続される外部装置との間で通信を行う。通信部14は、例えば、ネットワークに接続され、各種の情報をネットワークを介して提供するウェブサーバへのアクセスを行う。
通信部14は、インターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワークを介して接続される外部装置との間で通信を行う。通信部14は、例えば、ネットワークに接続され、各種の情報をネットワークを介して提供するウェブサーバへのアクセスを行う。
操作部15は、ユーザが携帯端末装置1を操作するために必要な各種の操作キーを備え、ユーザが操作した操作キーに基づく情報を受け付け、受け付けた情報を制御部10へ送出する。制御部10は、操作部15から取得した情報に応じて携帯端末装置1の各部の動作を制御する。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部10からの指示に従って各種の情報を表示する。
なお、操作部15及び表示部16は、タッチパネルにて一体に構成されてもよい。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部10からの指示に従って各種の情報を表示する。
なお、操作部15及び表示部16は、タッチパネルにて一体に構成されてもよい。
以下に、本実施形態1の車輌灯制御システムにおいて、携帯端末装置1が、車輌灯4を点灯させるか否かを判断し、判断結果に応じて車輌灯4を点灯させる処理について説明する。図3は、実施形態1の車輌灯制御システムにおける車輌灯4の点灯制御処理の手順を示すフローチャートである。図3では、左側に携帯端末装置1の制御部10が行う処理を、中央に信号変換装置2の制御部20が行う処理を、右側に車輌灯制御装置3の制御部30が行う処理をそれぞれ示す。
本実施形態1の車輌灯制御システムを利用して車輌灯4の点灯/消灯の自動制御を行いたいユーザは、車輌のイグニッションスイッチ(図示せず)をオンにすると共に、携帯端末装置1の制御部10に車輌灯制御プログラム12aの実行指示を行う。携帯端末装置1の制御部10は、操作部15にて車輌灯制御プログラム12aの実行を指示された場合、記憶部12に記憶してある車輌灯制御プログラム12aをRAM11に読み出して実行し、以下の処理を行う。なお、ユーザがイグニッションスイッチをオンにした時点では、車輌灯4は消灯状態であるとする。
携帯端末装置1の制御部10は、車載機器に接続されているか否かを判断する(S1)。詳細についての図示は省略するが、ここでは、制御部10は、無線通信部13を介して信号変換装置2に対して接続要求を出力し、信号変換装置2との接続(通信)が可能であるか否かを判断する。接続要求に対して信号変換装置2から応答があった場合、制御部10は、車載機器(信号変換装置2)に接続されている(通信可能である)と判断する。一方、信号変換装置2から応答がない場合、制御部10は、所定時間経過後に再度接続要求を送信し、信号変換装置2からの応答を待つ。なお、所定時間間隔で接続要求を所定回数送信しても信号変換装置2からの応答がなかった場合、制御部10は、車載機器(信号変換装置2)に接続されていない(通信可能でない)と判断する。
車載機器に接続されていないと判断した場合(S1:NO)、携帯端末装置1の制御部10は、処理を終了する。なお、このとき、制御部10は、例えば、「車載機器と通信できません」等のメッセージを表示部16に表示してユーザに通知してもよい。
車載機器(具体的には信号変換装置2)に接続されていると判断した場合(S1:YES)、携帯端末装置1の制御部(位置取得部)10は、自装置及び自装置が搭載されている車輌の現在位置を示す位置情報を取得する(S2)。
車載機器(具体的には信号変換装置2)に接続されていると判断した場合(S1:YES)、携帯端末装置1の制御部(位置取得部)10は、自装置及び自装置が搭載されている車輌の現在位置を示す位置情報を取得する(S2)。
車輌灯制御プログラム12aには、現在位置を検出する位置検出プログラムが含まれており、携帯端末装置1は、GPS衛星(図示せず)から送信される電波を受信するGPSアンテナ(図示せず)を有する。制御部10は、車輌灯制御プログラム12aの位置検出プログラムを実行することにより、GPSアンテナを介して受信するGPS衛星からの電波に基づいて現在位置を検出し、現在位置を示す位置情報(例えば、経度及び緯度の座標値)を取得する。なお、現在位置を検出する方法は、GPS衛星からの電波に基づく方法に限らない。
位置検出プログラム(又は車輌灯制御プログラム12a)には地図情報も含まれており、制御部(判定部)10は、検出した現在位置に基づいて、現在トンネルを走行中であるか否かを判定する(S3)。具体的には、制御部10は、検出した現在位置がトンネルと一致するか否かを判定する。トンネルを走行中であると判定した場合(S3:YES)、制御部(判断部)10は、車輌灯4を点灯させると判断し、無線通信部13を介して信号変換装置2へ点灯指示信号を送信する(S8)。
トンネルを走行中でないと判定した場合(S3:NO)、制御部(時刻特定部)10は、ステップS2で取得した現在位置に応じた日の入り時刻を取得する(S4)。具体的には、制御部10は、予め設定してあるウェブサーバに通信部14を介してアクセスし、現在位置と、自身の時計が示す現在日時に含まれる現在の年月日とに応じた日の入り時刻を示す情報をウェブサーバから取得する。なお、車輌灯制御プログラム12aに、各場所(地域)及び月日に応じた日の入り時刻(日の入り時刻の平均時刻)を含めておき、制御部10が、現在位置及び現在の月日に応じた日の入り時刻を車輌灯制御プログラム12a中から特定する構成としてもよい。また、車輌灯制御プログラム12aに、各場所(地域)及び月日に応じた日の入り時刻を特定するための演算式又はテーブルを含めておき、制御部10が、演算式又はテーブルから、現在位置及び現在の月日に応じた日の入り時刻を特定する構成としてもよい。
また制御部(天気取得部)10は、ステップS2で取得した現在位置に応じた天気情報を取得する(S5)。ここでも制御部10は、予め設定してあるウェブサーバに通信部14を介してアクセスし、現在位置と、自身の時計が示す現在日時とに応じた天気情報をウェブサーバから取得する。
制御部(決定部)10は、ステップS4で取得した日の入り時刻及びステップS5で取得した天気情報に基づいて、車輌灯4を点灯させるべき点灯時刻(点灯開始時刻)の算出処理を実行する(S6)。
図4は、点灯時刻算出処理の手順を示すフローチャートである。制御部10は、ステップS5で取得した天気情報が晴れを示す情報であるか否かを判断する(S21)。晴れを示す情報であると判断した場合(S21:YES)、制御部10は、ステップS4で取得した日の入り時刻からα時間前の時刻を算出し(S22)、車輌灯4の点灯時刻(点灯開始時刻)とする。α時間は、例えば1時間とする。
図4は、点灯時刻算出処理の手順を示すフローチャートである。制御部10は、ステップS5で取得した天気情報が晴れを示す情報であるか否かを判断する(S21)。晴れを示す情報であると判断した場合(S21:YES)、制御部10は、ステップS4で取得した日の入り時刻からα時間前の時刻を算出し(S22)、車輌灯4の点灯時刻(点灯開始時刻)とする。α時間は、例えば1時間とする。
一方、晴れを示す情報でないと判断した場合(S21:NO)、制御部10は、ステップS5で取得した天気情報が曇りを示す情報であるか否かを判断する(S23)。曇りを示す情報であると判断した場合(S23:YES)、制御部10は、ステップS4で取得した日の入り時刻からβ時間前の時刻を算出し(S24)、車輌灯4の点灯時刻(点灯開始時刻)とする。β時間は、例えば2時間とする。また、曇りを示す情報でないと判断した場合(S23:NO)、制御部10は、ステップS4で取得した日の入り時刻からγ時間前の時刻を算出し(S25)、車輌灯4の点灯時刻(点灯開始時刻)とする。γ時間は、例えば3時間とする。
制御部10は、ステップS5で取得した天気情報及びステップS4で取得した日の入り時刻に基づいて車輌灯4の点灯時刻を算出した後、図3の処理に戻る。なお、車輌灯4の点灯時刻を算出する際に用いるα、β及びγの各値は、1,2,3に限らない。日の入り(日没)時刻に対して車輌の周囲(屋外)が暗くなる時刻は、天気が晴れの場合、曇りの場合、その他の場合(例えば、雨又は雪の場合)の順に早くなる可能性が高い。従って、α、β及びγの各値を、α<β<γの関係を満たす値とすれば、それぞれの天気に応じて車輌灯4の点灯を開始すべき時刻を適切に算出できる。また、α、β及びγの各値は、予め車輌灯制御プログラム12aに含めて記憶部12に記憶されていてもよいし、ユーザ(運転者等)によって任意に変更できるようにしてもよい。
制御部10は、自身の時計が示す現在日時に基づいて、ステップS6で算出した点灯時刻が経過したか否かを判断する(S7)。具体的には、制御部10は、現在日時が、算出した点灯時刻に一致するか、点灯時刻よりも後であるかを判断する。点灯時刻が経過していないと判断した場合(S7:NO)、制御部10は、ステップS2に処理を戻し、ステップS2〜S7の処理を繰り返す。点灯時刻が経過したと判断した場合(S7:YES)、制御部(出力部)10は、車輌灯4を点灯させると判断し、無線通信部(通信部)13を介して信号変換装置2へ点灯指示信号を送信する(S8)。
信号変換装置2の制御部20は、携帯端末装置1から送信された点灯指示信号を無線通信部(受信部)21にて受信し、受信した点灯指示信号を、信号処理部23にてCAN形式に変換する(S9)。そして、制御部20は、変換後の点灯指示信号を、CAN通信部(送信部)22を介して車輌灯制御装置3へ送信する(S10)。
車輌灯制御装置3の制御部30は、信号変換装置2から送信された点灯指示信号をCAN通信部(受信部)31にて受信し、受信した点灯指示信号に従って電力供給切替部32を制御し、車輌灯4を点灯させる(S11)。
車輌灯制御装置3の制御部30は、信号変換装置2から送信された点灯指示信号をCAN通信部(受信部)31にて受信し、受信した点灯指示信号に従って電力供給切替部32を制御し、車輌灯4を点灯させる(S11)。
携帯端末装置1の制御部10は、上述した処理、特にステップS2〜S8の処理を定期的に繰り返す。そして、携帯端末装置1から点灯指示信号が送信される都度、信号変換装置2の制御部20及び車輌灯制御装置3の制御部30はステップS9〜S11の処理を行う。これにより、移動中の車輌において、随時変化する現在位置に応じた日の入り時刻と、随時変化する現在位置及び現在日時に応じた天気情報に基づいて、車輌灯4を点灯すべき時刻が適宜決定される。そして、決定された時刻に基づいて、適切なタイミングで車輌灯4を点灯させることができる。各車輌の現在位置及び現在日時に応じた日の入り時刻及び天気情報に応じて車輌灯4が点灯されるので、それぞれの位置(場所)において、車輌間における車輌灯4の点灯タイミングにばらつきが生じない。
本実施形態1の車輌灯制御システムでは、携帯端末装置1の制御部10が、車輌灯4を点灯すべき時刻を算出し、算出した時刻に基づいて車輌灯4を点灯すべきか否かを判断する構成である。従って、車輌灯制御装置3の制御部30は、信号変換装置2を介して携帯端末装置1から受信する点灯指示信号に従って車輌灯4を点灯させればよく、車輌灯制御装置3における処理負担が増加しない。
上述の処理において、携帯端末装置1の制御部10は、ステップS4で現在位置及び現在日時に応じた日の入り時刻を取得し、ステップS5で現在位置及び現在日時に応じた天気情報を取得する構成であったが、これに限らない。例えば、制御部10が現在位置を検出できない場合、日本国内において、現在日時(現在の年月日)に応じた日の入り時刻の平均時刻及び平均的な天気情報を取得する構成としてもよい。この場合、制御部10は、取得した平均時刻に対して、取得した平均的な天気情報に応じた時間だけ前の時刻を、車輌灯4の点灯時刻とすればよい。また、所定場所(例えば、自宅の場所)をデフォルト位置として予め設定しておき、デフォルト位置及び現在日時に応じた日の入り時刻及び天気情報を取得する構成としてもよい。
また携帯端末装置1の制御部10は、ステップS4で取得した日の入り時刻から、ステップS5で取得した天気情報に応じた時間だけ前の時刻を車輌灯4の点灯開始時刻として算出する構成であったが、これに限らない。例えば、ステップS4で日の入り時刻を取得できない場合、制御部10は、現在位置(現在位置を含む所定地域)及び現在日時(現在の月日)に応じた日の入り時刻の平均時刻を取得してもよい。なお、制御部10は、現在位置及び現在の月日に応じた日の入り時刻の平均時刻を所定のウェブサーバから取得すればよい。また、各場所(地域)及び月日に応じた日の入り時刻の平均時刻が予め車輌灯制御プログラム12aに含まれている場合、制御部10は、現在位置及び現在の月日に応じた日の入り時刻を車輌灯制御プログラム12a中から特定してもよい。
また、所定場所(例えば、自宅の場所)及びそれぞれの月日に応じた日の入り時刻の平均時刻を予め車輌灯制御プログラム12aに含めておいてもよい。そして、制御部10は、現在位置及び現在の月日に応じた日の入り時刻の代わりに、所定場所及び現在の月日に応じた日の入り時刻の平均時刻を車輌灯制御プログラム12aから特定してもよい。現在位置と所定場所とが近い場合には、所定場所における日の入り時刻と現在位置における日の入り時刻とに大きな差はないので、所定場所における日の入り時刻を用いて車輌灯4を点灯させるか否かを判断してもよい。
更に、ステップS5で天気情報を取得できない場合、制御部10は、天気情報を考慮せずに、現在位置及び現在日時に応じた日の入り時刻から所定時間前の時刻を、車輌灯4の点灯開始時刻としてもよい。なお、ここでの所定時間は、例えば、雨又は雪の場合に用いる値としてもよい。
上述の処理において、車輌灯制御装置3の制御部30は、信号変換装置2から送信された点灯指示信号を受信した場合に車輌灯4を点灯させる構成であったが、これに限らない。例えば、車輌灯制御装置3は、車輌灯4の点灯/消灯を自動で制御するオートモードと、ユーザによるスイッチ操作に従って車輌灯4の点灯/消灯を制御するマニュアルモードとの切り替えが可能に構成されている場合がある。このような構成の車輌灯制御装置3では、制御部30は、信号変換装置2からの点灯指示信号を受信した場合、オートモードが選択(設定)されているか否かを判断する。そして、制御部30は、オートモードが選択されていると判断した場合にのみ、車輌灯4を点灯させるようにしてもよい。これにより、マニュアルモードを選択しているユーザの利便性が損なわれない。
上述の処理によれば、各車輌の現在位置及び現在日時に応じた日の入り時刻及び天気情報から特定された時刻に車輌灯4を点灯させることができる。同様の処理により、各車輌の現在位置及び現在日時に応じた日の出時刻及び天気情報に基づいて、車輌灯4を自動的に消灯させることもできる。具体的には、携帯端末装置1の制御部10は、車輌の現在位置及び現在日時に応じた日の出時刻及び天気情報を取得し、取得した日の出時刻から、取得した天気情報に応じた時間だけ後の時刻を車輌灯4の消灯時刻(消灯開始時刻)として算出する。そして、制御部10は、算出した車輌灯4の消灯時刻が経過した場合に、無線通信部13を介して信号変換装置2へ消灯指示信号を送信する。なお、ここでは、例えば、天気が晴れの場合、曇りの場合、その他の場合の順に、日の出時刻から遅い時刻となるように消灯時刻を算出すればよい。
信号変換装置2の制御部20は、携帯端末装置1から消灯指示信号を受信した場合、受信した消灯指示信号をCAN形式に変換して車輌灯制御装置3へ送信する。また車輌灯制御装置3の制御部30は、信号変換装置2から受信した消灯指示信号に従って電力供給切替部32を制御して車輌灯4を消灯させる。これにより、各車輌の現在位置及び現在日時に応じた日の出時刻及び天気情報から特定された時刻に車輌灯4を消灯させることができ、車輌灯4における不要な点灯を抑制できる。
また車輌灯4の消灯時間中(消灯時刻経過後)において、携帯端末装置1の制御部10は、車輌の現在位置に基づいて、現在トンネルを走行中であるか否かを判断し、トンネルを走行中でないと判断した場合に消灯指示信号を信号変換装置2へ送信してもよい。これにより、車輌灯4が点灯すべきでない時間帯において、車輌がトンネルを走行中でない場合には、車輌灯4を消灯させることができ、車輌灯4における不要な点灯を抑制できる。
(実施形態2)
図5は、実施形態2に係る車輌灯制御システムの概略を示す模式図である。本実施形態2の車輌灯制御システムは、上述の実施形態1の車輌灯制御システムを複数用いて実現されるので、構成についての説明は省略する。
本実施形態2の車輌灯制御システムでは、上述の実施形態1で説明した車輌灯制御システムが車輌A,Bにそれぞれ搭載されている。なお、図5では、車輌A,Bにそれぞれ携帯端末装置1のみが搭載された状態を示しているが、車輌A,Bのそれぞれには信号変換装置2、車輌灯制御装置3、車輌灯4及び電源5も搭載されている。
図5は、実施形態2に係る車輌灯制御システムの概略を示す模式図である。本実施形態2の車輌灯制御システムは、上述の実施形態1の車輌灯制御システムを複数用いて実現されるので、構成についての説明は省略する。
本実施形態2の車輌灯制御システムでは、上述の実施形態1で説明した車輌灯制御システムが車輌A,Bにそれぞれ搭載されている。なお、図5では、車輌A,Bにそれぞれ携帯端末装置1のみが搭載された状態を示しているが、車輌A,Bのそれぞれには信号変換装置2、車輌灯制御装置3、車輌灯4及び電源5も搭載されている。
本実施形態2の車輌灯制御システムにおいて、携帯端末装置1は、他の車輌に搭載された他の携帯端末装置1との間で無線通信できるように構成されている。複数の携帯端末装置1間での通信は、無線通信部13又は通信部14を介して行われてもよいし、また、各携帯端末装置1が無線通信部13及び通信部14とは異なる他の無線通信部を備える場合、他の無線通信部を介して行われてもよい。
以下に、本実施形態2の車輌灯制御システムにおいて、携帯端末装置1が車輌灯4を点灯させる処理について説明する。図6は、実施形態2の車輌灯制御システムにおける車輌灯4の点灯制御処理の手順を示すフローチャートである。図6では、左側に車輌Aに搭載された携帯端末装置1の制御部10が行う処理を、右側に車輌Bに搭載された携帯端末装置1の制御部10が行う処理をそれぞれ示す。
本実施形態2においても、携帯端末装置1の制御部10は、図3中のステップS1〜S8と同様の処理を行う。なお、信号変換装置2の制御部20及び車輌灯制御装置3の制御部30も、図3中のステップS9〜S11と同様の処理を行う。
本実施形態2において、車輌Aに搭載された携帯端末装置1の制御部10は、無線通信部13を介して信号変換装置2へ点灯指示信号を送信した場合(S8)、車輌灯4が点灯中であることを示す点灯信号を、他の携帯端末装置1に対して送信する(S31)。点灯信号の送信処理は、無線通信部13又は通信部14を介して行ってもよいし、他の無線通信部を介して行ってもよい。なお、他の無線通信部としては、例えば、ミリ波、赤外線等を用いた車車間通信を行うためのインタフェースを利用できる。
本実施形態2において、車輌Aに搭載された携帯端末装置1の制御部10は、無線通信部13を介して信号変換装置2へ点灯指示信号を送信した場合(S8)、車輌灯4が点灯中であることを示す点灯信号を、他の携帯端末装置1に対して送信する(S31)。点灯信号の送信処理は、無線通信部13又は通信部14を介して行ってもよいし、他の無線通信部を介して行ってもよい。なお、他の無線通信部としては、例えば、ミリ波、赤外線等を用いた車車間通信を行うためのインタフェースを利用できる。
一方、車輌Bに搭載された携帯端末装置1の制御部10は、図3に示す処理を行いつつ、他の携帯端末装置1から送信された点灯信号を受信したか否かを判断している(S32)。他の携帯端末装置1から送信された点灯信号を受信していないと判断した場合(S32:NO)、車輌Bの携帯端末装置1の制御部10は、図3に示す処理を継続しつつ、ステップS32の処理を繰り返す。
他の携帯端末装置1から送信された点灯信号を受信したと判断した場合(S32:YES)、車輌Bの携帯端末装置1の制御部10は、無線通信部13を介して、車輌Bに搭載された信号変換装置2へ点灯指示信号を送信する(S33)。
他の携帯端末装置1から送信された点灯信号を受信したと判断した場合(S32:YES)、車輌Bの携帯端末装置1の制御部10は、無線通信部13を介して、車輌Bに搭載された信号変換装置2へ点灯指示信号を送信する(S33)。
以降の処理についての図示は省略するが、車輌Bに搭載された信号変換装置2の制御部20は、携帯端末装置1から送信された点灯指示信号を無線通信部21にて受信し、受信した点灯指示信号を、信号処理部23にてCAN形式に変換する。そして、制御部20は、変換後の点灯指示信号を、CAN通信部22を介して車輌灯制御装置3へ送信する。また車輌灯制御装置3の制御部30は、信号変換装置2から送信された点灯指示信号をCAN通信部31にて受信し、受信した点灯指示信号に従って電力供給切替部32を制御し、車輌灯4を点灯させる。
なお、車輌Bの携帯端末装置1の制御部10も、車輌Bの信号変換装置2へ点灯指示信号を送信した後、車輌灯4が点灯中であることを示す点灯信号を他の携帯端末装置1に対して送信する。
なお、車輌Bの携帯端末装置1の制御部10も、車輌Bの信号変換装置2へ点灯指示信号を送信した後、車輌灯4が点灯中であることを示す点灯信号を他の携帯端末装置1に対して送信する。
上述した処理により、車輌Bにおいて、携帯端末装置1が、車輌Bの現在位置、日の入り時刻又は天気情報を適切に検出できず、車輌灯4の点灯開始時刻を適切に決定できない場合であっても、近傍の車輌Aからの点灯信号に基づいて、車輌Aの点灯タイミングに応じて車輌Bの車輌灯4を点灯させることができる。また同様の処理により、車輌Aの車輌灯4の消灯タイミングに基づいて、車輌Bの車輌灯4を消灯させることもできる。例えば、車輌Aの携帯端末装置1の制御部10は、車輌Aの信号変換装置2へ消灯指示信号を送信した場合に、車輌Aの車輌灯4が消灯中であることを示す消灯信号を、他の携帯端末装置1に対して送信する。そして、車輌Bの携帯端末装置1の制御部10は、車輌Aからの消灯信号に基づいて、車輌Bの信号変換装置2へ消灯指示信号を送信すればよい。これにより、近傍の車輌Aの消灯タイミングに応じて車輌Bの車輌灯4も消灯させることができる。
上述の実施形態1,2では、本発明に係るプログラムである車輌灯制御プログラム12aは、予め記憶部12に記憶されている構成であったが、これに限らない。例えば、携帯端末装置1が、ネットワークを介して外部のサーバ装置から車輌灯制御プログラム12aをダウンロードして記憶部12に記憶させてもよい。また、携帯端末装置1が外部メモリに記憶してあるデータの読み出しが可能なドライブ(図示せず)を備える場合には、外部メモリに記憶された車輌灯制御プログラム12aをドライブによって読み出して記憶部12に記憶させてもよい。
上述の実施形態1,2の車輌灯制御システムでは、携帯端末装置1から送信された点灯指示信号(又は消灯指示信号)を車輌灯制御装置3へ与えるために信号変換装置2を備える構成であった。このほかに、信号変換装置2を、車輌に搭載されているナビゲーション装置に設ける構成でもよい。この場合、携帯端末装置1は、点灯指示信号(又は消灯指示信号)をナビゲーション装置へ送信し、ナビゲーション装置にて信号形式が変換されて車輌灯制御装置3へ送信される。なお、ナビゲーション装置が既に外部装置(携帯端末装置1)と通信可能であり、外部装置から受信した信号をCAN形式に変換する構成を有する場合、既存のナビゲーション装置及び車輌灯制御装置3の構成を変更する必要がないので、コストの増加が生じない。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯端末装置(信号出力装置)
10 制御部(位置取得部、判断部、出力部、時刻特定部、決定部、天気取得部、判定部)
13 無線通信部(通信部)
2 信号変換装置(中継装置)
21 無線通信部(受信部)
22 CAN通信部(送信部)
23 信号処理部(信号変換部)
3 車輌灯制御装置
30 制御部
31 CAN通信部(受信部)
4 車輌灯
10 制御部(位置取得部、判断部、出力部、時刻特定部、決定部、天気取得部、判定部)
13 無線通信部(通信部)
2 信号変換装置(中継装置)
21 無線通信部(受信部)
22 CAN通信部(送信部)
23 信号処理部(信号変換部)
3 車輌灯制御装置
30 制御部
31 CAN通信部(受信部)
4 車輌灯
Claims (8)
- 車輌灯を点灯又は消灯する車輌灯制御装置と通信する通信部と、
車輌の位置を示す位置情報を取得する位置取得部と、
該位置取得部が取得した位置情報及び日時に基づいて、前記車輌灯を点灯させるか否かを判断する判断部と、
該判断部の判断結果を示す信号を前記通信部にて前記車輌灯制御装置へ出力する出力部と
を備えることを特徴とする信号出力装置。 - 前記位置取得部が取得した位置情報及び日時に応じた日の入り時刻情報又は日の出時刻情報を特定する時刻特定部と、
該時刻特定部が特定した日の入り時刻情報又は日の出時刻情報に基づいて、前記車輌灯の点灯又は消灯を開始する時刻を決定する決定部とを備え、
前記判断部は、前記決定部が決定した時刻及び日時に基づいて、前記車輌灯を点灯させるか否かを判断するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の信号出力装置。 - 前記位置取得部が取得した位置情報及び日時に応じた天気情報を取得する天気取得部を備え、
前記決定部は、前記時刻特定部が特定した日の入り時刻情報又は日の出時刻情報と、前記天気取得部が取得した天気情報とに基づいて、前記車輌灯の点灯又は消灯を開始する時刻を決定するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の信号出力装置。 - 前記位置取得部が取得した位置情報に基づいて、前記車輌がトンネル内を走行中であるか否かを判定する判定部を備え、
前記判断部は、前記車輌がトンネル内を走行中であると前記判定部が判定した場合、前記車輌灯を点灯させると判断するようにしてあることを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の信号出力装置。 - 前記判断部の判断結果を示す信号を前記出力部が出力した場合に、前記判断結果のそれぞれに対応する所定信号を送信する送信部と、
前記所定信号を受信する受信部とを備え、
前記出力部は、前記受信部が前記所定信号を受信した場合、受信した所定信号に基づいて、前記車輌灯を点灯させるか否かを示す信号を前記通信部にて前記車輌灯制御装置へ出力するようにしてあることを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の信号出力装置。 - 請求項1から5までのいずれかひとつに記載の信号出力装置を備えることを特徴とする携帯端末装置。
- 請求項1から5までのいずれかひとつに記載の信号出力装置と、
前記車輌灯制御装置と、
前記信号出力装置及び車輌灯制御装置を中継する中継装置とを備え、
前記中継装置は、
前記出力部が出力した信号を受信する受信部と、
該受信部が受信した信号を、前記車輌灯制御装置が扱う信号形式に変換する信号変換部と、
該信号変換部が変換した信号を前記車輌灯制御装置へ送信する送信部とを有し、
前記車輌灯制御装置は、
前記中継装置が送信した信号を受信する受信部と、
該受信部が受信した信号に基づいて前記車輌灯の点灯又は消灯を制御する制御部とを有することを特徴とする車輌灯制御システム。 - コンピュータに、
位置を示す位置情報を取得するステップと、
取得した位置情報及び日時に基づいて、車輌灯を点灯させるか否かを判断するステップと、
判断結果を示す信号を、前記車輌灯を点灯又は消灯する車輌灯制御装置へ出力するステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012260076A JP2014104890A (ja) | 2012-11-28 | 2012-11-28 | 信号出力装置、携帯端末装置、車輌灯制御システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014104890A true JP2014104890A (ja) | 2014-06-09 |
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ID=51026735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012260076A Pending JP2014104890A (ja) | 2012-11-28 | 2012-11-28 | 信号出力装置、携帯端末装置、車輌灯制御システム及びプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019189200A (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-31 | イ ヨングクYi, Yong Guk | 車両安全システム |
-
2012
- 2012-11-28 JP JP2012260076A patent/JP2014104890A/ja active Pending
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