JP2014104666A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切な検査を短時間で行うことができる、製造コストが低い画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、付与を受けたライセンスに応じて恒久的な機能設定を行い、そのライセンスに対応する動作形態で画像形成装置のハードウェアが利用可能となる。画像形成装置の動作モードが、通常の動作モードとは異なる、装置各部の調整又は検査を行うための調整モードに設定されると、ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行う指示の受け付けが行われる(S301〜S304)。受け付けられた指示に基づいて、恒久的な機能設定とは異なる暫定的な機能設定が行われ(S305)、暫定的な機能設定に対応する動作形態で、ハードウェアを利用した調整動作が実行される(S306)。
【選択図】図12

Description

この発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関し、特に、付与されたライセンスに応じた動作形態で動作する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置には、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)や、ファクシミリ装置、複写機、及びプリンタなどがある。
このような画像形成装置において、例えば次のような方法で、プリント画像の良否を判定することが行われている。
下記特許文献1には、画像形成装置において、内蔵する基準画像データを印刷し、その画像を読み取って画像劣化を検査し結果表示を行うことで、サービスマンの負担の低減を図ることが記載されている。
下記特許文献2には、メンテナンスセンタから受信したテストプリント用データを印刷し、その画像を読み取ってプリンタ画質を判定するプリントシステムが開示されている。このプリントシステムは、判定結果をメンテナンスセンタに返信するものであり、サービスコストの低減が図られている。
下記特許文献3には、画像形成装置において、記録媒体の搬送速度の変動を検知して、その速度変動分を考慮して画像の良否判定を行うことで、速度変動に起因して生じる照合エラーを防ぐことが記載されている。
下記特許文献4には、画像形成装置において、用紙の種類に応じて検査条件を変更して画像の良否判定を行うことで、用紙の凹凸、光沢ムラ、不純物に起因して生じる照合エラーを防ぐことが記載されている。
下記特許文献5には、追跡用情報を表すコード画像を読み取ってシート上の目的画像を管理する画像形成装置の検査方法が開示されている。
特開平8−152415号公報 特開2003−94783号公報 特開2002−288635号公報 特開2007−148027号公報 特開2010−224838号公報
ところで、同一のハードウェア構成を有する画像形成装置に対して機種別(ライセンス別)の設定を行うことで、異なる機種の画像形成装置を製造し、機種に応じた機能や性能を発揮させるようにする新たなビジネスモデルが提案されている。このビジネスモデルによれば、画像形成装置に対して付与したライセンス(ユーザが購入した機種)に応じた動作を実行させることで、画像形成装置の機種を設定することができる。これにより、画像形成装置のハードウェア構成を機種間で共通化しつつ、画像形成装置の性能や機能に差を設けることができる。
ライセンスにより差が設けられる機能等の種類としては、例えば、印刷速度、画質、及びカラーモード(フルカラー画像を形成するかモノクローム画像を形成するかなど)がある。これらの機能等は、付与されたライセンスに応じたソフトウェアの制御のみによって差が設けられるものである。すなわち、画像形成装置のハードウェア構成としては、同一のものを用いながら、そのハードウェアの動作形態に差を設けることで、機能の設定が行われる。
このようなビジネスモデルでは、まず、製造ラインにおいて、画像形成装置のハードウェアや基本的な制御プログラムを含む部分が組み立てられ、ライセンス付与が行われていない未設定状態の画像形成装置が製造される。そして、製造ラインのその後の工程からユーザに向けた出荷段階までの間において、未設定状態の画像形成装置について特定の機種に対応する情報を設定する(ライセンス付与を行う)ことで、完成品として特定の機種の画像形成装置が製造され、ユーザに向けて出荷される。また、いったんライセンス付与が行われた完成品の画像形成装置に対して新たなライセンスを付与することにより、その画像形成装置を特定の機種へ機種変更(アップグレードやダウングレード)することもできる。例えば、特定の機種の画像形成装置が在庫不足になったときには、倉庫内などに保管されている、別の機種の画像形成装置について機種変更を行い、在庫を調整することができる。
ライセンス付与は、例えば次のような手順で、オペレータにより行われる。すなわち、まず、画像形成装置に、ライセンス付与のキーとして機能するドングル(Dongle)を接続する。ドングルは、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのインターフェースを介して画像形成装置に接続可能なものである。
次に、画像形成装置をネットワークに接続し、ライセンス管理サーバと通信可能とする。画像形成装置の電源を入れ、画像形成装置に所定のパスワードを入力する。画像形成装置の操作パネルには、ライセンス付与を行うための操作画面が表示される。オペレータは、操作画面について、機能などを設定するための入力操作を行い、ライセンス付与が完了するまで待機する。ライセンス付与は、画像形成装置にネットワークを介して接続されたライセンス管理サーバにより行われる。ライセンス管理サーバは、画像形成装置のシリアル番号と関連付けて、各画像形成装置に対するライセンス付与状況を管理する。ライセンス付与が完了すると、例えばその旨が操作パネルより通知される。オペレータは、ライセンス付与が完了したことを確認すると、画像形成装置の電源を切断してネットワークから切断し、ドングルを画像形成装置から取り外す。
ところで、このように、未設定状態の画像形成装置にライセンスを付与することで、最終的に完成品の画像形成装置を製造できるようにした場合においては、製造ラインで行われる画像形成装置の品質検査に手間がかかるという問題があった。品質検査に多くの工数が必要になると、画像形成装置の製造コストが上昇する。
ライセンスに応じて印刷速度が変更される場合を一例として説明する。未設定状態の画像形成装置は、設定されうるライセンスのそれぞれに応じた複数段階の印刷速度で動作可能であるため、画像形成装置の品質検査としては、各印刷速度について行う必要がある。なぜなら、印刷速度が変更されるとき、例えば、紙搬送系モータ、プロセス系モータ、ポリゴンモータの回転数が変更されるところ、モータにおける特定の回転数に起因する不良は、記録媒体の搬送速度変動のみを考慮した検査を行っても発見することができないからである。したがって、品質検査(画質検査)では、各印刷速度についてモータを動作させ、周期画像ムラや画像ゆらぎなど、モータの回転数に起因した画像形成不良が発生しないことを確認する必要がある。特に、例えば追跡用情報を表すコード情報を用紙に不可する機能についての読み取り検査については、特許文献5にも記載されているように、たとえ悪条件の紙種でも検査条件を緩めることはできないものである。すなわち、このような機能について検査するには、ライセンス付与による速度変更前後の両速度において、確実に追跡用情報が付加されることを確認する必要がある。
このような品質検査は、出荷前の製造ライン内において行う方が望ましい。特に、例えば追跡用情報を表すコード情報を用紙に不可する機能についての読み取り検査は、機密情報保持の観点から出荷後の設置場所などで行うことは許されず、製造ライン内において行う必要がある。
未設定状態の画像形成装置について、製造ラインで各印刷速度における品質検査を行うには、オペレータは、ライセンスが付与されていない画像形成装置としての品質検査に加えて、次のような手順で作業を行う必要がある。すなわち、まず、一時的なライセンス付与を行うために、上述のライセンス付与手順と同様の作業を行う。そして、画像形成装置の電源を投入し、ライセンス付与により得られる印刷速度で、印刷を実行するなど各種動作を実行させ、検査を行う。検査が終了すると、画像形成装置の電源を切断する。そして、上述のライセンス付与手順と同様の作業を行い、一時的に付与したライセンスを画像形成装置から消去する(ライセンスを取り消す)。
このように各印刷速度について品質検査を行う場合、一時的なライセンスの付与と取消しを行うために余分な時間がかかり、品質検査に必要な工数が増大するという問題がある。この工数は、いったんライセンス付与が行われた機種から別の機種への機種変更が行われない画像形成装置については、いわば無駄な工数となる。特に、いったんライセンス付与が行われた装置から機種変更される画像形成装置の割合が極端に低い場合(例えば、総ロットの2パーセント程度)には、機種変更が行われない画像形成装置(先の例についていえば、残りの98パーセント程度)についての無駄な工数の総量が大きくなる。したがって、できるだけ、品質検査にかかる工数を削減する必要がある。
また、上述のように品質検査が行われる場合、一時的なライセンスが付与されたまま、オペレータの作業ミスなどに起因してライセンス取消しが行われなくなる可能性もある。この場合、画像形成装置が本来とは異なる機種としてユーザに出荷されることになり、問題が発生する可能性がある。例えば、出荷後の画像形成装置についてメンテナンスを行うためのシステムを構築している場合において、ある画像形成装置が、システム側に登録されている機種とは異なる機種として実際に使用されるといった状況が生じる可能性がある。このような「機種の誤解」が生じている場合には、機種毎に定められた適切な周期で行われるべきサービスが、本来とは異なるタイミングで行われる可能性がある。また、メンテナンス作業により画像形成装置の基板の交換が行われたときに、画像形成装置の本体側で認識されている機種と交換される基板に設定されている機種とが相違することになり、機種コード異常などのエラーが発生する可能性がある。
さらにまた、ライセンス付与に伴って自動的に会計処理等が行われるような帳票システムを採用する場合、製造ラインにおいて品質検査のために行われる一時的なライセンス付与については会計処理を連動させないようにするなど、特殊で複雑な処理を行うことが必要であるという問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、適切な検査を短時間で行うことができる、製造コストが低い画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、通常の動作モードと、装置各部の調整又は検査を行うための調整モードとを切り替えて動作可能な画像形成装置は、ライセンスの付与を受けるライセンス受付手段と、ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、付与を受けたライセンスに対応する動作形態で画像形成装置のハードウェアが利用可能となるように、ハードウェアの動作形態に関する恒久的な機能設定を行う第1設定手段と、動作モードを調整モードに設定する調整モード設定手段と、調整モード設定手段により動作モードが調整モードに設定されたとき、ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行う指示の受け付けを行う受付手段と、受付手段により受け付けられた指示に基づいて、第1設定手段により行われる機能設定とは異なる暫定的な機能設定を行う第2設定手段と、第2設定手段により行われた暫定的な機能設定に対応する動作形態でハードウェアを利用し、調整動作を実行する実行手段とを備える。
好ましくは、画像形成装置は、実行手段により調整動作が実行された後に、第2設定手段による暫定的な機能設定を取り消す第1取消手段をさらに備える。
好ましくは、受付手段は、機能設定に関する選択項目を画像形成装置の表示部に表示して、受け付けを行う。
好ましくは、受付手段は、機能設定に関する複数の選択項目を画像形成装置の表示部に表示して、受け付けを行い、複数の選択項目は、対応するハードウェアの動作形態が互いに異なる複数の選択項目を含む。
好ましくは、受付手段は、印刷速度に関する機能設定を行う指示を受け付け、第2設定手段は、受付手段により受け付けられた指示に対応する印刷速度で印刷可能となるように、暫定的な機能設定を行い、実行手段は、暫定的な機能設定に応じた印刷速度で、印刷を伴う調整動作を実行する。
好ましくは、調整動作は、テストプリントパターンの印刷動作である。
好ましくは、暫定的な機能設定は、画像形成装置の複数種類の機能のそれぞれについて、個別に行われるものである。
好ましくは、調整モードは、画像形成装置を製造するための製造ラインで、製造された画像形成装置について出荷前の調整及び検査を行うために利用されるラインモードであり、調整モード設定手段は、製造ラインで、製造された画像形成装置の動作モードをラインモードに設定する。
好ましくは、調整モード設定手段は、外部の媒体に記憶された所定の情報が画像形成装置により読み取られたとき、動作モードを調整モードに設定する。
好ましくは、受付手段は、機能設定に関する選択項目とそれ以外の調整項目とを画像形成装置の表示部に一覧表示して、受け付けを行う。
好ましくは、画像形成装置は、第2設定手段により暫定的な機能設定が行われている場合において、画像形成装置の電源がオフになったとき、暫定的な機能設定を取り消す第2取消手段をさらに備える。
好ましくは、画像形成装置は、第2設定手段により暫定的な機能設定が行われてから所定期間が経過したとき、暫定的な機能設定を取り消す第3取消手段をさらに備える。
好ましくは、画像形成装置は、第2設定手段により暫定的な機能設定が行われてからの累積印刷枚数が所定値を超えたとき、暫定的な機能設定を取り消す第4取消手段をさらに備える。
好ましくは、第2設定手段により暫定的な機能設定が行われている場合において、ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、第1設定手段は、暫定的な機能設定を取り消し、付与を受けたライセンスに対応する恒久的な機能設定を行う。
好ましくは、画像形成装置は、第2設定手段により暫定的な機能設定が行われた回数に応じて、その後に第2設定手段が暫定的な機能設定を行うことを制限する第1制限手段をさらに備える。
好ましくは、画像形成装置は、第2設定手段により暫定的な機能設定が行われている場合において、調整モードとは異なる動作モードに画像形成装置の動作モードが遷移したとき、暫定的な機能変更を取り消す第5取消手段をさらに備える。
好ましくは、暫定的な機能設定及び恒久的な機能設定のそれぞれは、機能の追加、機能の削除、機能のアップ、及び機能のダウンのうち少なくとも1つに該当するものである。
好ましくは、画像形成装置は、画像形成装置の外部のライセンス管理機器に、画像形成装置の識別番号を送信する送信手段をさらに備える。
好ましくは、画像形成装置は、ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、その後に第2設定手段が暫定的な機能設定を行うことを制限する第2制限手段をさらに備える。
好ましくは、受付手段は、印刷時の解像度に関する機能設定を行う指示を受け付け、第2設定手段は、受付手段により受け付けられた指示に対応する解像度で印刷可能となるように、暫定的な機能設定を行い、実行手段は、暫定的な機能設定に応じた解像度で、印刷を伴う調整動作を実行する。
好ましくは、受付手段は、印刷時のカラーモードに関する機能設定を行う指示を受け付け、第2設定手段は、受付手段により受け付けられた指示に対応するカラーモードで印刷可能となるように、暫定的な機能設定を行い、実行手段は、暫定的な機能設定に応じたカラーモードで、印刷を伴う調整動作を実行する。
この発明の他の局面に従うと、通常の動作モードと、装置各部の調整又は検査を行うための調整モードとを切り替えて動作可能であって、ライセンスの付与を受けるライセンス受付手段と、ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、付与を受けたライセンスに対応する動作形態で画像形成装置のハードウェアが利用可能となるように、ハードウェアの動作形態に関する恒久的な機能設定を行う恒久設定手段とを備える画像形成装置の制御方法は、動作モードを調整モードに設定する調整モード設定ステップと、調整モード設定ステップにより動作モードが調整モードに設定されたとき、ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行う指示の受け付けを行う受付ステップと、受付ステップにより受け付けられた指示に基づいて、恒久設定手段により行われる機能設定とは異なる暫定的な機能設定を行う暫定設定ステップと、暫定設定ステップにより行われた暫定的な機能設定に対応する動作形態でハードウェアを利用し、調整動作を実行する実行ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、通常の動作モードと、装置各部の調整又は検査を行うための調整モードとを切り替えて動作可能であって、ライセンスの付与を受けるライセンス受付手段と、ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、付与を受けたライセンスに対応する動作形態で画像形成装置のハードウェアが利用可能となるように、ハードウェアの動作形態に関する恒久的な機能設定を行う恒久設定手段とを備える画像形成装置の制御プログラムは、動作モードを調整モードに設定する調整モード設定ステップと、調整モード設定ステップにより動作モードが調整モードに設定されたとき、ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行う指示の受け付けを行う受付ステップと、受付ステップにより受け付けられた指示に基づいて、恒久設定手段により行われる機能設定とは異なる暫定的な機能設定を行う暫定設定ステップと、暫定設定ステップにより行われた暫定的な機能設定に対応する動作形態でハードウェアを利用し、調整動作を実行する実行ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、調整モードに設定されたとき、ライセンスの付与に応じて行われる機能設定とは異なる暫定的な機能設定が行われ、暫定的な機能設定に対応する動作形態で調整動作が実行される。したがって、適切な検査を短時間で行うことができる、製造コストが低い画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置の外観を模式的に示す図である。 画像形成部の構成を模式的に示す断面図である。 画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態の背景となるビジネスモデルを模式的に示す図である。 操作パネルに表示されるライセンス付与画面を模式的に示す図である。 操作パネルに表示される操作画面を模式的に示す図である。 生産性一時変更画面を示す図である。 解像度一時変更画面を示す図である。 カラーモード一時変更画面を示す図である。 画像形成装置の動作モードの遷移について説明するフローチャートである。 ライセンス付与モードにおける動作について説明するフローチャートである。 ラインモードにおける動作について説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置について説明する。
画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能は、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)等に蓄積する機能である。複写機能は、さらにそれを用紙等に印刷(プリント)する機能である。プリンタとしての機能は、PC等の外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う機能である。ファクシミリ機能は、外部のファクシミリ装置等からファクシミリデータを受信してそれをHDD等に蓄積する機能である。データ通信機能は、接続された外部機器との間でデータを送受信する機能である。サーバ機能は、複数のユーザでHDD等に記憶したデータなどを共有可能にする機能である。
画像形成装置は、ライセンスの付与によって、ハードウェアの動作形態が変化するように構成されている。画像形成装置には、例えば、出荷前、製造ラインの最終工程から、ユーザに向けた出荷段階までの間(ユーザの手元で使用されるときまで)に、ライセンス付与が行われる。換言すると、画像形成装置の製造ラインにおいては、画像形成装置のハードウェアや基本的な制御プログラムを含む部分が組み立てられ、ライセンス付与が行われていない未設定状態の画像形成装置が製造される。未設定状態の画像形成装置について特定の機種として機能するようにライセンス付与が行われることで、完成品として当該機種の画像形成装置が製造される。機種毎に、ハードウェアの動作形態に差異を設定することができる。
本実施の形態では、本来は上述のようにライセンス付与が行われて発揮されるような機種毎に異なる動作形態に対応する機能について、ライセンス付与を行わずに、一時的に画像形成装置で発揮させることができる。これは、動作モードが所定の調整モードである場合に、例えば、画像形成装置の操作パネルの画面にライセンス付与により発揮される態様の機能についての項目を表示させ、その項目が選択されたときに、当該機能を発揮させるように制御することで実現される。換言すると、ライセンスを付与せずに、一時的に、選択された機能の使用が許可される。製造ラインでライセンス付与を行わずに種々の機能を発揮させることができるようにすることで、画像形成装置の製造コストを低減することができる。また、同一のハードウェアについて付与されたライセンスに応じて動作させる画像形成装置において、誤動作、誤使用、不正使用の防止などの効果を得ることができる。
[画像形成装置の構成]
始めに、本実施の形態の画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成装置の外観を模式的に示す図である。
画像形成装置1は、ここではMFPである。図1に示されるように、画像形成装置1は、給紙部11と、排紙トレイ5と、制御回路(コントローラ110、メカコン(メカニカルコントローラ)制御部120、スキャナ制御部140)と、画像形成部30と、画像読取部40と、操作パネル130と、ポート131及びポート132とを備える。制御回路は、画像形成装置1の動作を制御する。制御回路、画像形成部30、及び画像読取部40などは、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。
この画像形成装置1は、3つの給紙部11(給紙部11a,11b,11c)を有している。それぞれの給紙部11には、例えば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、及びA3サイズなど)が装てんされている。給紙部11は、画像形成装置1の下部に、画像形成装置1の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙部11に装てんされた用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙部11から給紙され、画像形成部30に送られる。なお、給紙部11の数は3つに限られず、それより多くても少なくてもよい。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体のうち画像形成部30が収納されている部位の上方で画像読取部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、画像形成部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
画像形成部30は、例えば電子写真方式で用紙に画像を形成する。画像形成部30の構成は、後述する。
画像読取部40は、画像形成装置1の筐体の上部に配置されている。画像読取部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。画像読取部40は、上述のスキャナ機能を実行する。画像読取部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、画像読取部40は、原稿トレイにセットされた複数の原稿を1枚ずつADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサにより原稿を読み取り、画像データとする。
画像読取部40により読み取られた画像は、コントローラ110により、仕上がり画像に変換される。コントローラ110は、生成した仕上がり画像を外部装置などに送信したり、仕上がり画像に基づいて画像形成部30により用紙に画像を形成したりできる。
操作パネル130は、画像形成装置1の上部前面(図1において正面)側に配置されている。操作パネル130には、ユーザにより押下操作可能な操作ボタン(キー)が配置されている。また、操作パネル130には、情報をユーザに表示する表示部130aが配置されている。
ポート131及びポート132は、例えば、操作パネル130の側面に設けられている。ポート131は、例えばUSB端子である。ポート131には、例えば、後述するライセンスカードや、後述するラインカードなどの外部機器を接続することができる。ポート132は、LAN(Local Area Network)ケーブルを接続するためLAN端子である。画像形成装置1は、ポート132にLANケーブルが接続されることで、LANなどのネットワークを介して、外部機器と通信可能になる。
図2は、画像形成部30の構成を模式的に示す断面図である。
図2を参照して、画像形成部30は、用紙搬送部10と、トナー像形成部20とを主に備えている。
用紙搬送部10は、レジストローラ12と、転写ローラ13と、定着ローラ14と、排出ローラ15と、反転ローラ16と、経路切替ゲート17などを含んでいる。レジストローラ12、転写ローラ13、定着ローラ14、及び経路切替ゲート17の各々は、用紙搬送路R1に沿って設けられている。経路切替ゲート17が設けられている部位において、用紙搬送路R1は2つに分岐している。分岐した用紙搬送路R1の各々には、排出ローラ15及び反転ローラ16の各々が設けられている。
給紙部11の用紙は、画像形成時に1枚ずつ給紙される。給紙部11から給紙された用紙の先端は、レジストローラ12に突き当てられる。これにより、用紙の搬送が一時停止され、用紙の傾きが矯正される。レジストローラ12によって再搬送された用紙は、感光体21と転写ローラ13との間を通過する際にトナー像が一方の面に転写され、続いて定着ローラ14を通過する際に熱によりトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、経路切替ゲート17によって排出ローラ15側の用紙搬送路R1に搬送され、排出ローラ15によって排出される。
一方、両面印刷の場合、トナー像が定着された用紙は、経路切替ゲート17によって反転ローラ16(又は排出ローラ15)側の用紙搬送路R1に搬送され、用紙後端が反転ローラ16(又は排出ローラ15)のニップ部を通過する直前で反転ローラを逆回転することによって、両面循環路R2に搬送される。用紙は、両面循環路R2を経由して用紙搬送路R1に搬送される。用紙搬送路R1に搬送された用紙は、レジストローラ12によって搬送が一時停止及び再搬送される。そして、用紙が感光体21と転写ローラ13との間を通過する際にトナー像が他方の面に転写され、続いて定着ローラ14を通過する際に熱によりトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、経路切替ゲート17によって排出ローラ15側の用紙搬送路R1に搬送され、排出ローラ15によって排出される。
トナー像形成部20は、必要に応じてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のYMCKの4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成する。トナー像形成部20は、感光体21と、帯電装置22と、露光装置23と、現像装置(現像ローラ)24などを備えている。感光体21は、転写ローラ13と対向する位置に配置されている。感光体21の周囲には、帯電装置22、露光装置23、及び現像装置24の各々が、矢印A1で示す感光体21の回転方向に沿ってこの順序で配置されている。帯電装置22及び現像装置24には高圧電源部(図示無し)が接続されている。露光装置23は、レーザ発振部(図示無し)と、レーザ発振器からのレーザ光を感光体上に操作するためのポリゴンミラー(図示無し)と、ポリゴンミラーを回転させるためのポリゴンモータ(図示無し)とを含んでいる。
トナー像形成部20において、感光体21は矢印A1で示す方向に回転する。帯電装置22は感光体21上に電荷を供給し、感光体21を一様に帯電させる。露光装置23は、用紙に形成する画像のデータに基づいて、一様に帯電した感光体21上にレーザ光を走査する。これにより、感光体21上に静電潜像が形成される。現像装置24は、例えばロータリー現像方式であり、必要に応じてYMCKのトナーを感光体21上に順次供給する。これにより、感光体21上の潜像が現像され、感光体21上にトナー像が形成される。感光体21上のトナー像は転写ローラ13によって用紙に転写される。
なお、現像装置24は、タンデム現像方式のものであってもよい。この場合、YMCK各色の現像装置によって現像されたトナー像が互いに重ね合わせた状態で中間転写ベルト上に1次転写され、中間転写ベルト上のトナー像が用紙に2次転写されるような態様であってもよい。画像形成装置1がカラープリントを行わず、モノクロプリントのみを行うものである場合、現像装置24はKのみのトナーを感光体21上に供給するものであってもよい。
図3は、画像形成装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
図3を参照して、画像形成装置1は、コントローラ110と、メカコン制御部120と、操作パネル130と、スキャナ制御部140と、各種負荷150とを備えている。
画像形成装置1における各種負荷150以外のブロックの各々は、例えば、互いに独立した電気回路基板よりなっており、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び不揮発メモリなどで構成されている。例えば、コントローラ110、メカコン制御部120、及びスキャナ制御部140には、それぞれ、不揮発メモリ110a,120a,140aが設けられている。各不揮発メモリ110a,120a,140aには、制御プログラム110b,120b,140bが記憶されている。
また、本実施の形態において、コントローラ110、メカコン制御部120、及びスキャナ制御部140には、それぞれ、暫定情報用メモリ110c,120c,140cが設けられている。各暫定情報用メモリ110c,120c,140cには、後述のように、ラインモードで一時的に設定される情報が記憶される。
コントローラ110は、印刷実行時のデータ処理や操作パネル130の制御など各種の処理動作を制御プログラム110bに従って実行する。メカコン制御部120は、印刷動作を行うエンジン部の動作制御を制御プログラム120bに従って実行する。メカコン制御部120は、入出力線(I/O線)又はアナログ信号線を通じて、各種負荷150との間で負荷制御信号を送受信することで、各種負荷150を制御する。
操作パネル130は、シリアル通信線を通じてコントローラ110との間で操作パネル制御情報を送受信する。これにより、操作パネル130は、画像形成装置1に関する各種情報を表示し、かつ表示部130aやハードウェアキーなどを通じてユーザからの画像形成装置1の各種操作を受け付ける。
スキャナ制御部140は、制御プログラム140bに従って、制御動作を行う。すなわち、シリアル通信線を通じてコントローラ110との間でスキャナ制御情報を送受信することで、スキャナ(図示無し)を制御する。スキャナ制御部140は、入出力線又はアナログ信号線を通じて、スキャナで読み取った画像の情報をコントローラ110へ送信する。
各種負荷150は、図2に示す各種ローラを駆動するモータ、露光装置23のポリゴンモータ、露光するためのレーザ発振器、定着ローラ14を加熱するためのヒータ、経路切替ゲート17のゲートを切り替えるためのソレノイド、及び帯電を行うための高圧電源などを含んでいる。
画像形成装置1は、ポート131を通じてカード(外部の媒体の一例)230と通信可能である。カード230は、例えば、カードリーダーを介してポート131に接続されることで、コントローラ110に読み取られる。なお、カード230は、カード型の形態を有するものに限られない。例えば、カード230は、USB端子を有するようないわゆるUSBフラッシュメモリのような形態のものであってもよく、その場合、ポート131にそのまま接続されるようにしてもよい。
カード230としては、ライセンスカード231や、ラインカード(外部の媒体の一例)232が用いられる。ライセンスカード231や、ラインカード232は、画像形成装置1の動作モードを変更するための、いわゆるドングルとして機能する。すなわち、ライセンスカード231は、画像形成装置1の動作モードをライセンスモード(ライセンス付与モード)に遷移させるための情報を保持するものである。ラインカード232は、画像形成装置1の動作モードを、ライセンスモードとは異なるラインモードへ遷移させるための情報を保持するものである。コントローラ110は、カード230がポートに接続された場合に、カード230で保持されている情報を読み込む。コントローラ110は、画像形成装置1の動作状態を、ライセンスモード又はラインモードなど、読み込んだ情報に対応する動作モードに遷移させる。
なお、コントローラ110は、ライセンスカード231やラインカード232がポート131に接続されていない場合には、画像形成装置1の動作状態を通常モードとして制御を行う。通常モードとは、ユーザが画像形成装置1のプリント機能、スキャナ機能など、種々の機能を実行する際の通常の動作モードである。通常モードには、印刷を行うためのプリンタモードや複写を行うためのコピアモードなどが含まれる。
画像形成装置1は、ポート132に接続された有線のLANケーブル(又は無線のLAN)を介してネットワークに接続可能である。画像形成装置1がネットワークに接続している状態では、コントローラ110は、PC(Personal Computer)210及びライセンス管理サーバ(ライセンス管理機器の一例)220の各々と通信可能である。
ライセンス管理サーバ220は、所定の場合に、画像形成装置1に対してライセンスを付与する。
プリンタモードでの印刷を行う場合の画像形成装置1の動作は次の通りである。PC210は、ネットワークを通じてコントローラ110に対して印刷要求を送信する。この印刷要求は、PDL(ページ記述言語)形式のコンピュータ言語で行われ、描画情報とページ情報(紙サイズ、カラーモードなど)とで構成される。コントローラ110は、印刷要求を受信すると、シリアル通信線を通じてページ情報をメカコン制御部120へ送信する。ページ情報は用紙1枚毎に発行される。メカコン制御部120は、ページ情報を受信するたびに、用紙を1枚ずつ給紙部から給紙する。ページ情報には用紙ID(Identification)が付加されている。
両面印刷の場合には、メカコン制御部120は用紙サイズなどに応じて両面循環路に搬送する用紙の枚数を計算して、その結果に応じた画像順番情報を、シリアル通信線を通じてコントローラ110へ送信する。例えば「用紙ID=53オモテ(53ページの表面の意味)→用紙ID=54オモテ→用紙ID=55オモテ→用紙ID=53ウラ→用紙ID=54ウラ→用紙ID=55ウラ」という順番で、画像順番情報を(用紙の枚数分ではなく)ページ数分だけ発行する。
コントローラ110は、画像順番情報に応じて印刷要求に含まれる描画情報をビットマップ形式に展開された画像データに変換し、その画像データをRAMに記憶する。そしてコントローラ110は、メカコン制御部120からのトリガ信号にあわせて、入出力線又はアナログ信号線を通じて画像データをメカコン制御部120へ出力する。メカコン制御部120は、図2を用いて説明した方法で各種負荷150を制御することによって、給紙した用紙に対して画像を形成し、機外へ排出する。
コピアモードでの印刷を行う場合の画像形成装置1の動作は次の通りである。コントローラ110は、シリアル通信線を通じて操作パネル130から受信した操作パネル制御情報に応じて、シリアル通信線を通じて、スキャナ制御部140に対して原稿をスキャンするためのスキャナ制御情報を送信する。スキャナ制御部140は、スキャナ制御情報に応じて原稿をスキャンして、入出力線又はアナログ信号線を通じて、画像データをコントローラ110へ出力する。コントローラ110は、画像データをRAMに記憶しつつ、ページ情報を作成してメカコン制御部120に発行する。これ以降は、プリンタモードと同様の流れで印刷が行われる。
[背景となるビジネスモデル]
続いて、本実施の形態の背景となるビジネスモデルについて説明する。
図4は、本発明の一実施の形態の背景となるビジネスモデルを模式的に示す図である。
図4(a)を参照して、画像形成装置1は、製造ライン(生産ライン)において組み立てられる。画像形成装置1の組み立ての際、画像形成装置1には特定の機種に対応する設定情報をインストールした電子部品が組み込まれる。これにより、同一のハードウェア構成を有する画像形成装置1が、例えば機種A〜Cという、生産性(印刷生産性)の異なる3つの機種に機能設定される(恒久的な機能設定の一例)。その後、機種A〜Cの画像形成装置1は、倉庫に搬送される。倉庫内に保管された画像形成装置1は、需要に応じて客先へ搬送(納品)される。
本実施の形態では、紙搬送系のローラ、ポリゴンミラー、感光体、現像ローラ、若しくは定着ローラの速度、定着温度、又はビデオデータクロック周期などがそれぞれソフトウェアの制御により変更される。これにより、異なる機種の間で、生産性(印刷速度)、印刷解像度、カラーモード(白黒か、フルカラーかなど)などそれぞれの機能について、差が設けられている。
なお、恒久的な機能設定は、次のように行われてもよい。すなわち、特定の機種の設定情報をインストールした電子部品を組み込む代わりに、設定情報をインストールしていない電子部品を組み込んだ後で、特定の機種の設定情報をインストールすることにより、画像形成装置1を特定の機種に機能設定するようにしてもよい。また、一の画像形成装置1に対して機種A〜Cのすべての設定情報をインストールした後で、いずれの設定情報に基づいて画像形成装置1を動作させるかの設定を受け付けることにより、画像形成装置1を特定の機種に機能設定するようにしてもよい。
図4(b)を参照して、客先からの需要が予測を上回ったことなどに起因して、倉庫内において特定の機種(ここでは機種C)の画像形成装置1が在庫不足になることがある。この場合、(c)に示すように、倉庫内に保管されている他の機種(ここでは機種A)の画像形成装置1に対して倉庫内などでライセンスを付与することにより、特定の機種への機種変更(アップグレードやダウングレード)が行われ、特定の機種に変更された画像形成装置1が客先へ搬送される。これにより、製造ラインで新たに機種Cの画像形成装置1を製造する場合に比べて、納期を短縮することができる。
このようなビジネスモデルを用いて、同一のハードウェア構成を有する機種A〜Cの画像形成装置1を提供する場合、機種間で、生産性のほか、印刷解像度に関する機能や、使用できる機能などに差異が設けられている。すなわち、機種Aは、例えば、36ppm(Page Per Minute)という生産性と、1200dpiという解像度とを有する。機種Bは、28ppmという生産性と、1200dpiという解像度とを有する。機種Cは、22ppmという生産性と、600dpiという解像度とを有する。
なお、これらの複数の機能は、別々に設定できるように構成されていてもよい。すなわち、このように画像形成装置1に、機能設定により異なる動作形態での動作が実現される機能が複数あるところ(印刷速度、解像度、カラーモードなど)、これらの機能別に、恒久的な機能設定を行えるようにしてもよい。これにより、ユーザのより決め細やかなニーズにこたえることが可能となる。
このような差異のうち、例えば生産性の差異について説明する。すなわち、このような機種A〜Cの生産性を実現するシステム速度を、それぞれV1、V2、及びV3であるものとする。この場合、機種Aとなる画像形成装置1には、システム速度V1を実現するための設定情報がインストールされる。機種Bとなる画像形成装置1には、システム速度V2を実現するための設定情報がインストールされる。機種Cとなる画像形成装置1には、システム速度V3を実現するための設定情報がインストールされる。画像形成装置1は、これらの設定情報のうちインストールされているいずれかの設定情報に対応するシステム速度で動作する。これにより、生産性の差異が設けられる。印刷解像度についてもこれと同様である。
なお、設定情報に代えて、コントローラ110、メカコン制御部120等のファームウェアの違いにより、上述のような差異が設けられるようにしてもよい。例えば、各ファームウェアとして、システム速度に関する定数や画質に関する定数などが機種毎に設定された、基本的には同一のソフトウェア構成を有するものを用いることができる。画像形成装置1は、インストールされているファームウェアに従って動作する。なお、各機種のファームウェアで、ソフトウェア構成が完全に異なるようにしてもよい。
[機種変更の説明]
続いて、画像形成装置1の機種変更(ライセンス付与;恒久的な機能設定の一例)の方法について説明する。
ライセンスカード231が接続され、ネットワークに接続可能な状態で画像形成装置1の電源がオンされると、画像形成装置1は、自動的にライセンスモードへ遷移する。ライセンスモードでは、画像形成装置1は、ライセンス管理サーバ220とネットワークを通じて通信を行う。なお、画像形成装置1は、ライセンスモードへ遷移するために、パスワードなどの認証情報の入力をさらに要求してもよい。
倉庫内で機種変更が行われる場合には、画像形成装置1の各部は、配送用にこん包された状態のままであることが多い。すなわち、スキャナや給紙カセット内の昇降板や、現像装置などの部品は、保護のためロックされており、各種モータの回転もロックされている状態にあることが多い。したがって、ライセンスモードでは、コントローラ110及びメカコン制御部120により、モータやヒータなどの出力系の負荷が一切動作しないように、各種負荷150の制御が行われる。
ライセンスモードへ遷移すると、画像形成装置1は、ライセンス付与画面を操作パネル130の表示部130aに表示する。
図5は、操作パネル130に表示されるライセンス付与画面を模式的に示す図である。
図5に示されるように、ライセンス付与画面には、生産性についての選択を受け付けるためのキー51〜53と、画質(解像度)についての選択を受け付けるためのキー54,55とが表示される。生産性についての選択項目としては、「36ppm」のキー51、「28ppm」のキー52、及び「22ppm」のキー53が表示されている。画質についての選択項目としては、「1200dpi」のキー54及び「600dpi」の55が表示されている。キー51〜55の各々はソフトウェアキーである。また、操作パネル130には、ハードウェアキーであるスタートキー59が設けられている。
倉庫内で機種変更を行うオペレータ(作業者)は、生産性及び画質の各々について所望のグレードのキー51〜55を押下した後、スタートキー59を押下する操作を行う。この操作が行われると、その画像形成装置1について、生産性及び画質が設定される。すなわち、画像形成装置1は、生産性及び画質の設定を受け付けると、設定を受け付けた生産性及び画質の情報と、画像形成装置1の識別番号(シリアル番号)とをライセンス管理サーバ220へ送信する。ライセンス管理サーバ220は、識別番号に基づいて、ライセンスの付与を受ける権限をその画像形成装置1が有していることを確認した上で、画像形成装置1に対してライセンスを付与する。すなわち、ライセンス管理サーバ220は、ライセンスの付与状況を記録すると共に、付与したライセンスに関する情報を、画像形成装置1に送信する。この情報は、例えば、当該機種に対応する設定情報そのものを含むものである。
ライセンスの付与を受け、ライセンス管理サーバ220からの情報を受信すると、画像形成装置1のコントローラ110、メカコン制御部120、及びスキャナ制御部140の各々は、設定情報を設定又は更新する。すなわち、ライセンスを付与された機種の生産性及び画質の情報に基づいて、不揮発メモリ110a,120a,140aに記憶している設定情報を変更する(恒久的な機能設定の一例)。このとき、画像形成装置1がライセンス管理サーバ220から設定情報を取得し、それを不揮発メモリ110a,120a,140aに記憶させるようにしてもよい。このように恒久的な機能設定が行われることで、付与を受けたライセンスに対応する動作形態で画像形成装置1のハードウェアが利用可能となり、様々な機能で画像形成装置1が動作可能となる。
なお、画像形成装置1は、設定可能なすべての機種の設定情報又はファームウェアを、機種を示す情報(例えば、機種コードなど)と関連付けて予め記憶しておくようにしてもよい。この場合例えば次のようにすればよい。すなわち、ある機種についてのライセンスの付与を受けた場合に、ライセンスを付与した機種を示す情報(機種コードなど)がライセンス管理サーバ220から画像形成装置1に送信される。画像形成装置1は、コントローラ110、メカコン制御部120、及びスキャナ制御部140の各々が、その機種コードの設定情報又はファームウェアに基づく制御を行う。
このように、付与するライセンスの種類により、画像形成装置1の機種を下位機種から上位機種へ変更することが可能である。同様に、上位機種から下位機種へ変更することも可能である。さらに、付与するライセンスの種類により、例えば画像形成装置1に対してスキャナなどの機能を付加したり削除したりすることが可能である。同様に、白黒専用機として機能するように設定情報が設定された画像形成装置1を、機種変更によりカラーモードの変更を行い、カラー機に変更できるようにしてもよい。
[ラインモードにおける動作の説明]
次に、画像形成装置1がラインモード(調整モード)であるときの動作について説明する。ラインモードは、画像形成装置1の装置各部の調整又は検査を行うための調整モードである。
ラインカード232が接続され、画像形成装置1の電源がオンされると、画像形成装置1は、自動的にラインモードに遷移する。このとき、ネットワークに接続してもよいが、接続しなくてもよい。ラインモードは、画像形成装置1の各種調整及び品質検査を行うための動作モードである。通常は、画像形成装置1の製造ラインにおける調整及び検査工程において、画像形成装置1の動作モードがラインモードとされる。なお、ラインカード232は、製造ラインにおいてのみ画像形成装置1に適用可能となるように、画像形成装置1の製造工場内などにおいて適正に管理されているものである。
画像形成装置1がラインモードに遷移すると、画像形成装置1は、操作画面を操作パネル130の表示部130aに表示する。
図6は、操作パネル130に表示される操作画面を模式的に示す図である。
図6に示されるように、操作画面60には、一時的な機種変更を行う操作を受け付けるためのキー61〜63と、画像形成装置1のハードウェアのチェックを行う操作を受け付けるためのキー64,65と、テストプリントについての操作を受け付けるためのテストプリントキー66とが表示される。一時的な機種変更を行う操作については、「印刷速度」について変更するためのキー61と、「解像度」について変更するためのキー62と、「カラーモード」について変更するためのキー63とが表示されている。ハードウェアのチェックとしては、「センサチェック」のキー64と、「モータチェック」のキー65とが表示されている。換言すると、操作画面60には、機能設定に関する複数の選択項目が含まれる。
このように、操作画面60においては、ライセンス付与で変更される項目(印刷速度、解像度、カラーモードなど、機能設定に関する選択項目)と、それ以外の、ライセンス付与とは関係ない調整検査項目(センサチェック、モータチェック)などが一覧表示される。これにより、ライン作業の利便性が高められている。
オペレータは、ラインモードに遷移すると、画像形成装置1の調整及び検査を、操作画面60を操作することで行うことができる。すなわち、例えばハードウェアのチェックを行う場合には、キー63,64を操作することにより、センサチェックやモータチェックを行うことができる。センサチェックでは、例えば、画像形成部30に設けられている、用紙の位置を検出するためのセンサなどが適切に動作しているか否かを検査できる。モータチェックでは、各モータを動作させ、適切に動作しているか否かを検査できる。
ラインモードでは、オペレータは、テストプリントキー66を操作することで、テストプリント(調整動作の一例)を実行させることができる。テストプリントでは、例えば、グレースケールの所定のテストプリントパターン(基準画像パターン)を印刷させて、適正に印刷可能に調整されているかを確認できる。また、カラーレジストパターンを印刷させて、色ずれや各色の濃度等について確認できる。なお、このようなテストプリントパターンとしては、感光体21の回転変動による画像周期ムラや、ポリゴンミラーの回転変動による画像ゆらぎなどの異常が検出しやすいものが用いられる。換言すると、テストプリントパターンの印刷結果を見ることで、感光体21やポリゴンミラーの回転変動の有無や程度について検査することができる。
ここで、本実施の形態において、オペレータは、ラインモードの操作画面60において、一時的な機種変更(暫定的な機能設定)に関するキー61〜63を操作することにより、一時的に、画像形成装置1の機種変更が行われたのと同じような状態になるように、ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行うことができる。この機能設定は、ライセンスの付与に伴って行われる恒久的な機能設定とは異なる、暫定的な機能設定である。これにより、オペレータは、製造ラインにおいて、画像形成装置1が付与される可能性のあるすべてのライセンスについて、そのライセンスが付与された状態におけるテストプリントパターンの印刷を容易に行うことができる。これにより、製造ラインにおいて、オペレータは、速やかにかつ適正に画像形成装置1の品質検査を行うことができる。
図7は、生産性一時変更画面を示す図である。
操作画面60において、「印刷速度」について変更するためのキー61が操作されると、表示画面が、図7に示されるような生産性一時変更画面71に遷移する。生産性一時変更画面71には、第1キー61a、第2キー61b、第3キー61c及びバックキー69が含まれている。キー61a〜61cは、ハードウェアの動作形態が互いに異なる3つの選択項目に対応しており、例えば、「36ppm」、「28ppm」、「22ppm」にそれぞれ対応する。バックキー69は、生産性一時変更画面71が表示されている状態から、操作画面60に戻るために操作されるキーである。
オペレータは、キー61a〜61cを操作して所望の印刷速度を選択した後、スタートキー59を押下操作することができる。このような操作が行われると、画像形成装置1は、内蔵しているテストプリントパターンを、選択されたキー61a〜61cに対応する印刷速度で印刷する。すなわち、機種変更が一時的に行われた状態(暫定的に機能設定が行われた状態)における動作形態でハードウェアを動作させ、テストプリントパターンを印刷させることができる。
ここで、このような一時的な機種変更は、例えば次のようにして実現されている。すなわち、上述のような恒久的なライセンス付与が行われたときと、一時的な機種変更が行われたときとは、ライセンスに関する情報が異なる部位に記憶される。すなわち、恒久的なライセンス付与が行われると、生産性に関する情報が不揮発メモリ110a,120a,140aに記憶される。これにより、恒久的なライセンスに基づいて、定められた生産性で動作可能となる。他方、一時的な機種変更が行われるとき、生産性に関する情報は、暫定情報用メモリ110c,120c,140cに記憶される。このように暫定情報用メモリ110c,120c,140cに情報が記憶されているとき、画像形成装置1は、暫定情報用メモリ110c,120c,140cの記憶内容に従って、選択された印刷速度でテストプリントパターンを印刷することができる。
なお、このようにして設定された暫定的な印刷速度などの一時的な機種変更は、ラインモードである場合において、所定の条件を満たす限りで維持されるように構成されている。一時的な機種変更は、例えば次の場合には解除され(暫定的な機能設定が取り消され)、一時的な機種変更が行われる前の状態に戻る。すなわち、バックキー69が操作されて、ラインモードを抜けて、調整モードとは異なる動作モード(例えば、通常モード)に遷移したときには、一時的な機種変更は解除される。また、画像形成装置1の電源がオフされたとき、一時的な機種変更の設定後(例えば、暫定的な印刷速度の設定後)に所定期間(例えば30分間)が経過したとき、又は一時的な機種変更の設定後、累積印刷枚数が所定値(例えば10枚)を超過したとき、一時的な機種変更が解除され、元の機種の速度に自動的に戻る。
本実施の形態のように一時的な機種変更を実施可能にすると、弊害が生じる可能性がある。例えば、一時的な機種変更が解除されないまま、そのまま継続して行われることになると、誤使用や不正使用が生じる可能性がある。また、一時的な機種変更が行われた状態のまま画像形成装置1が出荷されると、その後の整備サービスが適切に行われないなど、不具合が発生する可能性がある。しかしながら、上述のようにして一時的な機種変更が自動的に解除される仕組みが設けられているため、このような弊害は防止される。
なお、画像形成装置1の1台当たりの、上記のような一時的な機種変更を行うことができる回数に制限を設けるようにしてもよい。換言すると、一時的な機種変更が行われた回数に応じて、その後に一時的な機種変更を行うことを制限するようにしてもよい。このようにしても、一時的な機種変更を繰り返しながら本来とは異なる機種として画像形成装置1を使用し続けるというような不正使用が行われることを防止することができる。
また、画像形成装置1について一時的な機種変更が行われている場合において、ライセンス付与が行われたときには、一時的な機種変更が解除され、恒久的な機能設定が行われるようにしてもよい。この場合、その画像形成装置1については、その後、一時的な機種変更を行うことができなくなる(暫定的な機能設定を行うことが制限される)ように構成されていてもよい。例えば、ライセンスの付与が行われると、暫定情報用メモリ110c,120c,140cなどに、以後一時的な機種変更が行えなくなるような情報が書き込まれるようにしてもよい。
なお、上述では一時的な機種変更として、印刷速度が暫定的に変更される場合について説明したが、解像度やカラーモードなど、印刷速度とは異なる種類の機能についても、個別に、一時的な機種変更や恒久的な機能設定が行えるようにしてもよい。
図8は、解像度一時変更画面を示す図である。図9は、カラーモード一時変更画面を示す図である。
操作画面60において、「解像度」について変更するためのキー62が操作されると、表示画面が、図8に示されるような解像度一時変更画面72に遷移する。解像度一時変更画面72には、第4キー62a、第5キー62b及びバックキー69が含まれている。キー62a,62bは、例えば、「1200dpi」、「600dpi」にそれぞれ対応する。バックキー69は、解像度一時変更画面72が表示されている状態から、操作画面60に戻るために操作されるキーである。
また、操作画面60において、「カラーモード」について変更するためのキー63が操作されると、表示画面が、図9に示されるようなカラーモード一時変更画面73に遷移する。カラーモード一時変更画面73には、第6キー63a、第7キー63b及びバックキー69が含まれている。キー63a,63bは、例えば、「フルカラー」、「白黒」にそれぞれ対応する。バックキー69は、カラーモード一時変更画面73が表示されている状態から、操作画面60に戻るために操作されるキーである。
このような解像度一時変更画面72やカラーモード一時変更画面73において、キー62a,62b,63a,63bが操作された場合も、上述の印刷速度についてのキー61a〜61cが操作された場合と同様に、一時的な機種変更が行われる。すなわち、オペレータは、画像形成装置1について、検査すべき機種に対応する解像度やカラーモードを選択する操作を行うことで、一時的に選択した解像度等で画像形成装置1が動作できるように設定した状態で、テストプリントパターンのプリント等を行う。これにより、容易にかつ速やかに、様々な機能、グレードについての品質検査を行うことができる。このような一時的な機種変更は、印刷速度、解像度、カラーモードのそれぞれについて、個別に適宜行えるようにすればよい。
[画像形成装置1の動作モードの遷移及び動作についての説明]
図10は、画像形成装置1の動作モードの遷移について説明するフローチャートである。
以下の動作については、画像形成装置1の制御回路の制御に基づいて実行される。すなわち、制御回路を構成する各部のうち、コントローラ110が中心となり、メカコン制御部120、スキャナ制御部140などがそれぞれ制御を行うことにより、以下の動作が画像形成装置1により実行される。
図10を参照して、画像形成装置1の電源がオンされると、ステップS101の処理が行われる。すなわち、ステップS101において、コントローラ110は、ライセンスカード231が接続されているか否かを判断する。
ステップS101でライセンスカード231が接続されていれば、ステップS102の処理に進む。すなわち、ステップS102において、画像形成装置1の動作モードがライセンス付与モードに遷移する。ライセンス付与モードにおける制御動作の流れについては、後述する。
他方、ステップS101でライセンスカード231が接続されていなければ、ステップS103において、コントローラ110は、ラインカード232が接続されているか否かを判断する。
ステップS103でラインカード232が接続されていれば、ステップS104の処理に進む。すなわち、ステップS104において、画像形成装置1の動作モードは、ラインモードに遷移する。ラインモードにおける制御動作の流れについては、後述する。
他方、ステップS103でラインカード232が接続されていなければ、ステップS105において、画像形成装置1は、通常モードとして、各部のウオーミングアップを行う。コントローラ110は、通常モードの動作モードで、画面表示を行う。すなわち、操作パネル130の表示部130aに、通常モードの画面表示として、例えばメニュー画面が表示される。
ステップS105の処理が行われるか、ライセンス付与モードやラインモードでの処理が終了すると、一連の動作が終了する。
図11は、ライセンス付与モードにおける動作について説明するフローチャートである。
図11を参照して、ライセンス付与モードに動作モードが遷移すると、ステップS201において、コントローラ110は、出力系の負荷をすべてオフにする。例えば、各種モータ等への電力の供給が、オフとされる。
ステップS202において、コントローラ110は、画像形成装置1がネットワーク接続されているか否かを確認する。
ステップS202でネットワークに接続されていなければ、ステップS203において、コントローラ110は、接続確認表示を行う。これにより、操作パネル130に、ネットワークに接続するようにオペレータに促す表示が行われる。
ステップS202でネットワークに接続されていれば、ステップS204の処理が行われる。すなわち、画像形成装置1の操作パネル130には、ライセンス付与画面が表示される。コントローラ110は、ライセンス付与についてのオペレータの操作を受け付ける。
ステップS205において、コントローラ110は、スタートキー59が選択されたか否かを判断する。オペレータは、印刷速度等、ライセンス付与される機能を選択した上で、スタートキー59を押下する操作を行う。スタートキー59が選択されたと判断されれば、ステップS206の処理に進む。
ステップS206において、コントローラ110は、画像形成装置1の識別番号(シリアル番号)と、オペレータにより選択された機能についての設定情報を、ライセンス管理サーバ220に送信する。
ステップS207において、コントローラ110は、ライセンス管理サーバ220によってライセンスの付与が行われるのを待つ。
ステップS207でライセンスが付与されれば、ステップS208において、画像形成装置は、恒久的に印刷速度等の変更を行う。これにより、画像形成装置1について、付与されたライセンスについての設定情報が設定される。
ステップS208の処理が行われるか、ステップS207でライセンスが付与されなければ、ステップS209の処理が行われる。すなわち、コントローラ110は、操作パネル130にライセンス付与に関する結果表示を行う。例えば、ライセンスが付与されたときには、ライセンスの付与により設定情報が設定された旨が表示される。他方、ライセンスが付与されなかったときには、その旨が表示される。これにより、オペレータは、入力した操作に応じて画像形成装置1にライセンスが付与されたか否かを確認できる。これにより、ライセンス付与モードについての一連の処理が終了する。
図12は、ラインモードにおける動作について説明するフローチャートである。
図12を参照して、画像形成装置1の動作モードがラインモードに遷移すると、ステップS301において、コントローラ110は、ラインモードの操作画面60を操作パネル130に表示する。これにより、操作画面60中に含まれるキー61〜66などの操作が受け付けられる。一時的な機種変更を行おうとするオペレータは、一時的な機種変更を行う操作を受け付けるためのキー61〜63を操作する。ここでは、オペレータが印刷速度に関する設定を行う場合を想定し、以下の説明を行うが、他の解像度やカラーモードなどの機能に関する設定を行う場合も同様である。
ステップS302において、コントローラ110は、キー61(印刷速度設定キー)が選択されたか否かを検知する。選択されたことが受け付けられると、ステップS303の処理に進む。
ステップS303において、コントローラ110は、操作パネル130に、暫定印刷速度を設定するための生産性一時変更画面71を表示する。オペレータは、生産性一時変更画面71において、第1キー61a、第2キー61b、第3キー61cのうち、所望の印刷速度に対応するキーを選択することができる。また、オペレータは、バックキー69を選択することもできる。
ステップS304において、コントローラ110は、バックキー69が操作されたか否かを判断する。バックキー69の選択操作が受け付けられたときには、ステップS301からの処理に戻る。
ステップS305において、コントローラ110は、スタートキー59の選択操作が行われたか否かを判断する。オペレータは、一時的に機種変更する対象となる印刷速度に対応するキーを選択した上で、スタートキー59を押下する操作を行う。スタートキー59の選択操作が受け付けられたときには、次のステップS306の処理に進む。
ステップS306において、コントローラ110は、テストプリントを行う。ここで、ステップS305で受け付けられた印刷速度に対応する、生産性に関する情報が、暫定情報用メモリ110c,120c,140cに記憶される。コントローラ110、メカコン制御部120は、暫定情報用メモリ110c,120cに記憶された生産性に関する情報を参照し、それに対応する印刷速度で、テストプリントを実行させる。すなわち、テストプリントは、オペレータによる選択された印刷速度で、一時的に機種変更が行われた状態で実行される。
ステップS307において、テストプリントが終了すると、コントローラ110は、一時的な機種変更の解除すなわち暫定的な機能設定の取消を行う。これにより、例えば、暫定情報用メモリ110c,120c,140cに記憶した情報が削除される。一時的な機種変更が解除されると、一連のラインモードでの処理が終了する。
なお、テストプリントが終了しても、ユーザによるバックキー69などの操作がなければ、ラインモードのまま動作状態が維持されるようにしてもよい。このようにラインモードのまま維持されるとき、所定の取消条件に合致するまでは、一時的な機種変更は、維持されるようにしてもよい。
[実施の形態における効果]
以上のように構成された画像形成装置では、製造ラインにおいて、暫定的な機能設定(一時的な機種変更)を行うことで、ライセンスの付与が行われたときと同等のハードウェアの動作形態で、テストプリントを行うことができる。したがって、時間や手間がかかり、さらには不正利用の可能性も発生するようなライセンスの付与や取消による方法を用いずに、安全にかつ簡単に、画像形成装置が動作しうる様々な動作形態における調整及び品質検査を行うことができる。換言すると、このように、暫定的な機能設定に対応する動作形態で調整動作を実行させることができるので、適切な検査を短時間で行うことができるようになり、画像形成装置の製造コストを低減させることができる。
また、機能設定により異なる動作形態での動作が実現される機能が複数あるところ(印刷速度、解像度、カラーモードなど)、ラインモードにおいて、これらの機能別に、暫定的な機能設定を行うことができる。本実施の形態においては、これらの機能項目についての選択項目が、ラインモードの操作画面において一覧表示されるので、製造ラインでの作業の利便性を向上させることができる。
さらにまた、暫定的な機能設定については、様々な、自動的に機能設定を取り消す仕組みが設けられている。これにより、暫定的な機能設定についての誤動作及び誤使用や、不正使用などを防止することができる。
[その他]
なお、暫定的な機能設定及び恒久的な機能設定のそれぞれは、上述のような機能のアップ、及び機能のダウン(例えば、印刷速度の高速化、低速化など)に限られない。例えば、機能の追加や、機能の削除などに関して、機能設定を行えるようにしてもよい。
画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。電子写真方式により画像を形成するものに限られず、例えばいわゆるインクジェット方式により画像を形成するものであってもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
30 画像形成部(画像形成装置のハードウェアの一例)
60 操作画面
71 生産性一時変更画面
72 解像度一時変更画面
73 カラーモード一時変更画面
110 コントローラ
110a,120a,140a 不揮発メモリ
110b,120b,140b 制御プログラム
110c,120c,140c 暫定情報用メモリ
120 メカコン制御部
130 操作パネル
130a 表示部
131,132 ポート
140 スキャナ制御部
150 各種負荷
210 パソコン
220 ライセンス管理サーバ(ライセンス管理機器の一例)
230 カード
231 ライセンスカード
232 ラインカード(外部の媒体の一例)

Claims (23)

  1. 通常の動作モードと、装置各部の調整又は検査を行うための調整モードとを切り替えて動作可能な画像形成装置であって、
    ライセンスの付与を受けるライセンス受付手段と、
    前記ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、付与を受けたライセンスに対応する動作形態で前記画像形成装置のハードウェアが利用可能となるように、前記ハードウェアの動作形態に関する恒久的な機能設定を行う第1設定手段と、
    動作モードを前記調整モードに設定する調整モード設定手段と、
    前記調整モード設定手段により動作モードが前記調整モードに設定されたとき、前記ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行う指示の受け付けを行う受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた指示に基づいて、前記第1設定手段により行われる機能設定とは異なる暫定的な機能設定を行う第2設定手段と、
    前記第2設定手段により行われた暫定的な機能設定に対応する動作形態で前記ハードウェアを利用し、調整動作を実行する実行手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記実行手段により前記調整動作が実行された後に、前記第2設定手段による暫定的な機能設定を取り消す第1取消手段をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記受付手段は、前記機能設定に関する選択項目を前記画像形成装置の表示部に表示して、前記受け付けを行う、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記受付手段は、前記機能設定に関する複数の選択項目を前記画像形成装置の表示部に表示して、前記受け付けを行い、
    前記複数の選択項目は、対応する前記ハードウェアの動作形態が互いに異なる複数の選択項目を含む、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記受付手段は、印刷速度に関する機能設定を行う指示を受け付け、
    前記第2設定手段は、前記受付手段により受け付けられた指示に対応する印刷速度で印刷可能となるように、前記暫定的な機能設定を行い、
    前記実行手段は、前記暫定的な機能設定に応じた印刷速度で、印刷を伴う調整動作を実行する、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記調整動作は、テストプリントパターンの印刷動作である、請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記暫定的な機能設定は、画像形成装置の複数種類の機能のそれぞれについて、個別に行われるものである、請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記調整モードは、前記画像形成装置を製造するための製造ラインで、製造された画像形成装置について出荷前の調整及び検査を行うために利用されるラインモードであり、
    前記調整モード設定手段は、前記製造ラインで、製造された画像形成装置の動作モードを前記ラインモードに設定する、請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記調整モード設定手段は、外部の媒体に記憶された所定の情報が前記画像形成装置により読み取られたとき、動作モードを前記調整モードに設定する、請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記受付手段は、前記機能設定に関する選択項目とそれ以外の調整項目とを前記画像形成装置の表示部に一覧表示して、前記受け付けを行う、請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記第2設定手段により前記暫定的な機能設定が行われている場合において、前記画像形成装置の電源がオフになったとき、前記暫定的な機能設定を取り消す第2取消手段をさらに備える、請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記第2設定手段により前記暫定的な機能設定が行われてから所定期間が経過したとき、前記暫定的な機能設定を取り消す第3取消手段をさらに備える、請求項1から11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記第2設定手段により前記暫定的な機能設定が行われてからの累積印刷枚数が所定値を超えたとき、前記暫定的な機能設定を取り消す第4取消手段をさらに備える、請求項1から12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記第2設定手段により前記暫定的な機能設定が行われている場合において、前記ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、前記第1設定手段は、前記暫定的な機能設定を取り消し、前記付与を受けたライセンスに対応する恒久的な機能設定を行う、請求項1から13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記第2設定手段により前記暫定的な機能設定が行われた回数に応じて、その後に前記第2設定手段が前記暫定的な機能設定を行うことを制限する第1制限手段をさらに備える、請求項1から14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記第2設定手段により前記暫定的な機能設定が行われている場合において、前記調整モードとは異なる動作モードに前記画像形成装置の動作モードが遷移したとき、前記暫定的な機能変更を取り消す第5取消手段をさらに備える、請求項1から15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 前記暫定的な機能設定及び前記恒久的な機能設定のそれぞれは、機能の追加、機能の削除、機能のアップ、及び機能のダウンのうち少なくとも1つに該当するものである、請求項1から16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 前記画像形成装置の外部のライセンス管理機器に、前記画像形成装置の識別番号を送信する送信手段をさらに備える、請求項1から17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 前記ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、その後に前記第2設定手段が前記暫定的な機能設定を行うことを制限する第2制限手段をさらに備える、請求項1から18のいずれかに記載の画像形成装置。
  20. 前記受付手段は、印刷時の解像度に関する機能設定を行う指示を受け付け、
    前記第2設定手段は、前記受付手段により受け付けられた指示に対応する解像度で印刷可能となるように、前記暫定的な機能設定を行い、
    前記実行手段は、前記暫定的な機能設定に応じた解像度で、印刷を伴う調整動作を実行する、請求項1から19のいずれかに記載の画像形成装置。
  21. 前記受付手段は、印刷時のカラーモードに関する機能設定を行う指示を受け付け、
    前記第2設定手段は、前記受付手段により受け付けられた指示に対応するカラーモードで印刷可能となるように、前記暫定的な機能設定を行い、
    前記実行手段は、前記暫定的な機能設定に応じたカラーモードで、印刷を伴う調整動作を実行する、請求項1から20のいずれかに記載の画像形成装置。
  22. 通常の動作モードと、装置各部の調整又は検査を行うための調整モードとを切り替えて動作可能であって、
    ライセンスの付与を受けるライセンス受付手段と、
    前記ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、付与を受けたライセンスに対応する動作形態で前記画像形成装置のハードウェアが利用可能となるように、前記ハードウェアの動作形態に関する恒久的な機能設定を行う恒久設定手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    動作モードを前記調整モードに設定する調整モード設定ステップと、
    前記調整モード設定ステップにより動作モードが前記調整モードに設定されたとき、前記ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行う指示の受け付けを行う受付ステップと、
    前記受付ステップにより受け付けられた指示に基づいて、前記恒久設定手段により行われる機能設定とは異なる暫定的な機能設定を行う暫定設定ステップと、
    前記暫定設定ステップにより行われた暫定的な機能設定に対応する動作形態で前記ハードウェアを利用し、調整動作を実行する実行ステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
  23. 通常の動作モードと、装置各部の調整又は検査を行うための調整モードとを切り替えて動作可能であって、
    ライセンスの付与を受けるライセンス受付手段と、
    前記ライセンス受付手段によりライセンスの付与を受けたとき、付与を受けたライセンスに対応する動作形態で前記画像形成装置のハードウェアが利用可能となるように、前記ハードウェアの動作形態に関する恒久的な機能設定を行う恒久設定手段とを備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    動作モードを前記調整モードに設定する調整モード設定ステップと、
    前記調整モード設定ステップにより動作モードが前記調整モードに設定されたとき、前記ハードウェアの動作形態に関する機能設定を行う指示の受け付けを行う受付ステップと、
    前記受付ステップにより受け付けられた指示に基づいて、前記恒久設定手段により行われる機能設定とは異なる暫定的な機能設定を行う暫定設定ステップと、
    前記暫定設定ステップにより行われた暫定的な機能設定に対応する動作形態で前記ハードウェアを利用し、調整動作を実行する実行ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラム。
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