JP2009145484A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー画像形成装置において、トナーが無くなったり画像形成ユニットが故障したりして複数の画像形成ユニットのいずれかが動作できなくなった場合でも、可能な範囲内でカラー画像の形成動作を継続しえるようにする。
【解決手段】カラー画像を形成するための複数の画像形成ユニットの動作状態を検知する。そして、動作不可能な画像形成ユニットが検知された場合には、当該画像形成ユニットのために印字不可能な色とその色に対し代用する候補色を画面に表示する。ユーザがその画面を確認しながら前記候補色を選択し、その選択に従って、残りの正常な画像形成ユニットを使用して画像形成を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、複数の画像形成ユニットを有するカラー電子写真複写機やカラープリンタ等のカラー画像形成装置に関する。
従来、タンデム型のカラー画像形成装置は、次に示すようなプロセスで画像形成が行われている。
タンデム型のカラー画像形成装置は、例えば4つの画像形成ユニットを備えている。各画像形成ユニットは、同一の構成を成し、感光ドラム、一次帯電器、光学系、及び現像装置を備えている。
各画像形成ユニットにおいては、まず一次帯電器により感光ドラムの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで光学系により、記録画像信号に応じて変調した例えばレーザビームなどの光線を感光ドラム上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置によって上記静電潜像を顕像化する。そして、各画像形成ユニットの転写位置に記録材を搬送し順次転写することによりカラー画像を形成する。
転写位置の下流側では、クリーニング装置により記録材に転写されずに感光ドラム上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。転写位置において転写された画像を載せた記録材は、定着ユニットによって加熱・加圧されることで画像の定着が行われた後、装置外部に排出される。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
従来、上述したような構成の画像形成装置では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色のトナーのうち1色のトナーが無くなった場合でも、装置の画像形成動作を止めなければならなかった。
そこで、この問題を解決するために、少なくとも1色のトナーが存在しない場合、存在しないトナーの印字データを他のトナーの印字データに変換し、他のトナーで画像形成を行う提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。この提案では、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンのうち少なくとも1色のトナーが無い場合は、イエロー、マゼンタ、シアンの色をブラックの色に変換し印字を可能とする。
特開平08−023454号公報
しかしながら、上記従来の提案では、少なくとも1色のトナーが存在しないために再現できない色に対して、ユーザが任意の色に変更することができない。さらに混色の場合、どの色が再現できないのか、また、どのような色に変更されるかが最終的に印字出力しないとユーザは分からなかった。
また、画像形成ユニットにおける光学系や感光ドラムは、モータや歯車により高精度に回転駆動させることができる。しかし、温度変化等の環境変化や長期期間の使用等に伴う経時変化により高精度に回転駆動することができず故障を検知した場合は、全ての画像形成動作が停止する。その後、サービスエンジニアによる修理または交換が終了するまで、ユーザは画像形成装置を使用することができなかった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、次のような、カラー画像形成装置を提供することを目的とする。即ち、トナーが無くなったり画像形成ユニットが故障したりして複数の画像形成ユニットのいずれかが動作できなくなった場合でも、可能な範囲内でカラー画像の形成動作を継続しえるようにする。その際、ユーザの意図しない代替色による画像形成を軽減することができるようにし、ユーザビリティを向上させることができるようにする。
本発明は上記目的を達成するため、画像データを基にカラー画像を形成するための複数の画像形成ユニットを有し、前記各画像形成ユニットで形成した所定の色の画像を、前記各画像形成ユニットの転写位置に搬送された転写媒体に順次転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、前記各画像形成ユニットが動作可能か否かを検知する検知手段と、前記複数の画像形成ユニットのうちの動作不可能な画像形成ユニットが存在することが前記検知手段によって検知された場合に、カラー画像として再現できない色を判断する判断手段と、前記判断手段により再現できないと判断された色に対し代用する色の候補を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記代用する色の候補から色を選択させる選択手段と、前記判断手段により再現できない色であると判断された色を、前記選択手段で選択された色に変更する変更手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の画像形成ユニットのいずれかが動作できなくなった場合でも、可能な範囲内でカラー画像の形成動作を継続することが可能になる。その際、再現できない色に対し代用する色をユーザが選択することができるので、ユーザの意図しない代替色による画像形成を軽減することができ、ユーザビリティを向上させることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<カラー画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置の構成例を示す概略断面図である。
このカラー画像形成装置は、画像入力部200と画像出力部400で構成されている。
画像入力部200は、原稿積載台としてのプラテンガラス201、不図示の原稿照明ランプ、走査ミラー204〜206等で構成される。画像入力部200では、画像取り込み処理が開始されると、走査ミラー204〜206が所定方向に往復走査される。そして、原稿の反射光が、走査ミラー204〜206を介してレンズ207を透過してイメージセンサ部208内のCCDセンサに結像する。
なお、画像入力部200上には、不図示のADF(自動原稿送り器)もしくは圧板カバーが設置されている。
画像出力部400は大別して、画像形成部10、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、及び制御ユニット50から構成されている。
画像形成部10は、4つのユニット(画像形成ユニット)が並設されており、その構成は同一である。個々の画像形成ユニットは、像担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向には、一次帯電器12a、12b、12c、12d、光学系13a、13b、13c、13d、現像装置14a、14b、14c、14dが配置されている。さらに、クリーニング装置15a、15b、15c、15dも配置されている。
この画像形成部10によれば、まず一次帯電器12a〜12dは、感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで光学系13a〜13dにより、画像信号に応じて変調した例えばレーザビームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光する。これによって感光ドラム11a〜11d上に静電潜像が形成される。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色のトナーをそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。
顕像化された可視画像を中間転写ベルト31に転写する画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側では、クリーニング装置15a〜15dによりドラム表面の清掃を行う。即ち、記録材P(転写媒体)に転写されずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は、給紙カセット21a,21b、手差しトレイ27、ピックアップローラ22a,22b,26、給紙ローラ対23、給紙ガイド24、及びレジストローラ25a、25bから成る。給紙カセット21a,21b及び手差しトレイ27は、記録材Pを収納するためのカセットである。ピックアップローラ22a,22bは、給紙カセット21a,21b内もしくは手差しトレイ27より記録材Pを一枚ずつ送り出すためのローラである。
給紙ローラ対23及び給紙ガイド24は、各ピックアップローラ22a,22bから送り出された記録材Pをレジストローラ25a、25bまで搬送するための部材である。レジストローラ25a、25bは、画像形成部10の画像形成タイミングに合わせて記録材Pを二次転写領域Teへ送り出すためのローラである。
中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31を有している。中間転写ベルト31は、中間転写ベルト31に駆動を伝達する駆動ローラ32と、ばねの付勢によって中間転写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ33と、ベルトを挟んで二次転写領域Teに対向する従動ローラ34とに巻回して取り付けられている。
駆動ローラ32はパルスモータ(不図示)によって回転駆動される。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写ブレード35a〜35dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は中間転写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。
制御ユニット50は、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板や、モータドライブ基板などから成る。
定着ユニット40は、二次転写領域Teにおいて転写された画像を載せた記録材Pを加熱・加圧することで画像を定着させる。内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、そのローラに加圧される加圧ローラ41bとを有する。
更に、上記ローラ対41a、41bのニップ部へ記録材Pを導くためのガイド43のほか、上記ローラ対41a、41bから排出されてきた記録材Pを装置外部に導き出すための内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45を備えている。外排紙ローラ45の外側には、記録材P積載する排紙トレイ48が設置されている。
<カラー画像形成装置内の制御部>
図2は、本実施の形態に係るカラー画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
本実施の形態に係るカラー画像形成装置の制御部は、制御ユニット50内の制御基板に設けられ、CPU171、操作部172、I/O部173、ROM174、及びRAM175を備えている。CPU171はカラー画像形成装置の基本制御を行う。CPU171には、制御プログラムが書き込まれたROM174と、処理を行うためのワークRAM175と、入出力ポートであるI/O部173とがアドレスバス、データバスにより接続されている。I/O部173には、カラー画像形成装置を制御する、モータ、クラッチ等の各種負荷や、記録材である紙の位置を検知するセンサ等の入力が接続されている。
CPU171は、ROM174の内容に従ってI/O部173を介して順次入出力の制御を行い画像形成動作を実行する。また、CPU171には操作部172が接続されており、操作部172の表示機能及びキー入力機能を制御する。操作者はキー入力機能を通して、画像形成動作モードや表示の切り替えをCPU171に指示し、CPU171はカラー画像形成装置の状態や、キー入力による動作モード設定の表示を行う。CPU171には、イメージセンサ部208で電気信号に変換された信号を処理する画像処理部180と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部181とが接続されている。また、画像メモリ部181には、外部装置とのインターフェースを司る外部I/F処理部182が接続されている。
<露光走査系の構成>
次に、本実施の形態に係るカラー画像形成装置の露光走査系について、図3を参照して説明する。
図3は、本実施の形態に係るカラー画像形成装置の露光走査系の概略構成を示す模式図であり、4つの画像形成ユニットのうちの1つだけが図示されている。
図3において、レーザユニット602は、入力された画像信号(VIDEO信号)に基づいて、レーザビームをドット単位でオン/オフする。レーザユニット602から発振されたレーザビーム603は、回転多面鏡(ポリゴンミラー)605に照射される。このポリゴンミラー605は、ポリゴンモータ604により回転駆動されて、レーザビームを偏向させる。
結像レンズ606は、偏向されたレーザビーム607の焦点が感光ドラム11a上に結ばれるように作用する。このレーザビーム607の照射により、感光ドラム11aには画像信号に対応する静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置14aによりトナー像として現像されて、記録紙に転写される。
上記ポリゴンモータ604は、ポリゴンミラー605を毎分1万〜2万回転位の高速で回転させている。このポリゴンミラー605の1つの鏡面でレーザビーム607が図3の左右方向に1回振られる間に、感光ドラム11aは、図3の縦方向に1ドット分だけ回転される。即ち、感光ドラム11aが主走査方向にレーザビーム607で1ライン露光走査される間に、感光ドラム11aは、副走査方向に1ドット分だけ回転される。
反射鏡620は、レーザビーム607による露光走査位置が主走査方向の先頭位置になったときに、当該反射鏡620にレーザビーム607が照射される位置に配備されている。この反射鏡620で反射されたレーザビーム607は、光電変換素子609に入射される。光電変換素子609は、入射されたレーザビーム607を光電変換し、電気的な主走査同期信号(以下、BD信号という)として出力する。
このBD信号は、ケーブル610を介して、ポリゴンモータ604の回転制御等の各種の制御を行う露光制御部120に伝送される。なお、上記の説明から明らかなように、BD信号は、ポリゴンミラー605の鏡面毎に1パルスづつ生成されることになる。本実施の形態では、6面のポリゴンミラー605を使用しているので、1回転当たり6回のBD信号が生成されることになる。
<ポリゴンモータの速度制御>
次に、本実施の形態のポリゴンモータ604の速度制御方法について説明する。
図4は、図3に示した露光制御部120の回路ブロック図であり、ポリゴンモータ604等を模式的に書き加えている。また、BD信号検出用の反射鏡620等は省略している。
図4に示したように、主走査同期信号であるBD信号は、分周回路711に入力される。分周回路711では、BD信号をポリゴンミラー605の鏡面数に等しい値で分周する。ここでは、6面のポリゴンミラー605を使用しているので、BD信号を6分周することになる。そして、分周回路711で分周されたBD信号(BD/6信号)の周期を基にして、ポリゴンモータ604の速度制御を行うことになる。
BD信号を6分周してBD/6信号を生成すると、図5に示す波形のように、ポリゴンモータ604の1回転で1パルスのBD信号(BD/6信号)に整形される。この場合、ポリゴンモータ604の回転速度が目標速度で安定していれば、BD/6信号は、ポリゴンミラー605の各鏡面間の面精度のばらつきの影響を受けずに、その周期が常に一定(Tround)になる。
分周回路711で分周されたBD信号(BD/6信号)は、カウンタ712に入力される。カウンタ712は、図示しないクロックを計数するアップカウンタであり、BD/6信号が入力される毎にそのカウント値をクリアし、BD/6信号の周期、即ちポリゴンモータ604の回転周期を計測するように構成されている。
比較器713は、カウンタ712のカウント値(BDprd信号)と目標速度(Vtgt)とを比較し、その比較結果に応じてポリゴンモータ604の加速/減速を指示する制御信号を生成する。なお、目標速度Vtgtとしては、BD/6信号に対応する目標速度が設定されている。
次に、比較器713の動作例を図6及び図7のタイミングチャートを参照して説明する。図6は、ポリゴンモータの回転速度が目標速度より遅い場合の回転速度制御を説明するためのタイムチャートであり、図7は、ポリゴンモータの回転速度が目標速度より速い場合の回転速度制御を説明するためのタイムチャートである。なお、図6,図7の例では、目標速度(Vtgt)を「80」としている。
まず、ポリゴンモータ604の速度が目標速度よりも遅い場合について説明する。
図6に示したように、BD/6信号の立下りエッジが入力されると、カウンタ712のカウント値(BDprd)が「0」にクリアされる。その後、カウンタ712は、図示しないクロックに同期して1,2,3,…とカウントアップしていく。そして、カウント値がVtgtとして設定されている値「80」を超えると、比較器713は、BD/6信号の次の立ち下りエッジが入力されるまで、「High」レベルのACC信号を出力する。
この場合、ポリゴンモータ604の速度が目標速度に対して遅くなるほどBD/6信号の周期は長くなるので、ACC信号は、ポリゴンモータ604の速度が遅くなるほど「High」レベルの幅が長くなることになる。
次に、ポリゴンモータ604の速度が目標速度よりも速い場合について説明する。
図7に示したように、2個目のBD/6信号の立ち下りエッジが入力された時のカウント値が「77」であったとすると、比較器713は、目標速度である「80」に対して足りない分の幅だけ「High」レベルのDEC信号を出力する。
この場合、ポリゴンモータ604の速度が速くなるほどBD/6信号の周期は短くなるので、DEC信号は、ポリゴンモータ604の速度が目標速度に対して速くなるほど「High」レベルの幅が長くなることになる。
ポリゴンモータ604の速度が目標速度に等しい場合、即ち、BD/6信号の周期=Vtgtの場合は、ACC信号、DEC信号ともに「Low」レベルのままとなる。
比較器713で生成されたACC信号とDEC信号は、モータ駆動部714に入力される。モータ駆動部714は、定電流源719,720、スイッチング素子716,717、チャージポンプコンデンサ715、増幅器718により構成されている。
定電流源719,720とスイッチング素子716,717は、チャージポンプコンデンサ715の充放電回路を形成している。DEC信号が「High」になるとスイッチング素子716がオンし、定電流源719を介してチャージポンプコンデンサ715が充電される。また、ACC信号が「High」になると、スイッチング素子717がオンし、電流源720を介してチャージポンプコンデンサ715が放電される。
従って、チャージポンプコンデンサ715の電圧は、ACC信号、DEC信号の「High」レベルの幅に比例して増減する。この電圧を次段の増幅器718を介してモータドライバ721に伝送する。モータドライバ721では、この電圧に比例した電流をポリゴンモータ604に供給して回転させる。
ポリゴンモータ604の回転速度が目標速度よりも遅い場合、ACC信号が「High」になるのでチャージポンプコンデンサ715の電圧が高くなり、ポリゴンモータ604は加速される。逆に、ポリゴンモータ604の回転速度が目標速度よりも速い場合は、DEC信号が「High」になるのでチャージポンプコンデンサ715の電圧が低下し、ポリゴンモータ604は減速される。
また、ACC信号,DEC信号が共に「Low」の場合は、スイッチング素子716,717が共にオフとなっているので、チャージポンプコンデンサ715の電圧は変化せず、速度を保持するモードとして動作する。このようにして、ポリゴンモータ604の回転速度は、最終的には目標速度で安定する。
<画像形成ユニットの動作状態判断>
ポリゴンモータ604が定常回転に達したかか否かは、図7に示す比較器713から出力される定常回転検出信号TSに基づいて判断することができる。即ち、CPU171は、この定常回転検出信号TSによりポリゴンモータ604の駆動状態、つまり各画像形成ユニットの故障を検知するようになっている。
図8は、ポリゴンモータ604の駆動状態を検知し、各画像形成ユニットの故障を判断するための処理を示すフローチャートである。
まず、CPU171は、S1801において、ポリゴンモータ604の目標速度を設定し、次のS1802では、定常回転するまでの時間分(ここでは例えば2.5秒)待つ。即ち、ポリゴンモータ604の回転が開始されてから2.5秒後に、ポリゴンモータ604が目標速度で安定したとき、比較器713から定常回転検出信号TSが出力される。
次にS1803において、CPU171は、比較器713から定常回転検出信号TSが出力されたか否かを判定する。そして、もし定常回転検出信号TSが検出できた場合には、CPU171は、S1804で当該画像形成ユニットが正常であると判断するが、検出できなかった場合には、S1805で当該画像形成ユニットを故障を判断する。
なお、本実施の形態では、各画像形成ユニットが動作可能か否かの状態を検知する手段として、各画像形成ユニットに存在するポリゴンモータ604の比較器713を用いて、画像形成ユニットの駆動状態を検出するように構成している。しかし、同手段はこれに限定するものではなく、例えば、レーザユニット602や、感光ドラム11a〜11d、現像装置14a〜14d、一次帯電器12a〜12d、クリーニング装置15a〜15dの駆動状態を検知してもよい。また、現像装置14a〜14bの中にトナーが無いことを判断する手段を設けて、トナーが無い場合に画像形成ユニットが動作不可能と検知しても構わない。
<画像形成ユニット動作不可能時の機能制限動作>
次に、ポリゴンモータ604が定常回転に達しないことを検知し、イエロー色が使用できない場合の機能制限動作について、図9〜図14を参照して説明する。
図9は、本実施の形態に係る、画像形成ユニット動作不可能時の機能制限動作全体を示すフローチャートであり、図10は、当該機能制限動作中の画面表示処理及び設定処理の詳細を示すフローチャートである。
まずS101において、CPU171は、操作部172でスタートキーが押下されたのを検出すると、次のS102において画像入力部200により、原稿を全て読み取る動作を実行する。なお、本実施の形態では、画像入力部200によって原稿を全て読み取り、その読み取った画像データを入力しているが、外部のコンピュータ等から転送されたプリントジョブで画像データを入力してもよい。
その後のS103において、CPU171は、読み取った原稿の画像データ内に、動作不可能な画像形成ユニットが印字すべき印字色(本例ではイエロー色)が使用されているか否かを判断する。原稿の画像データ内のページにイエロートナーを使用する色が無い場合、CPU171は、S104で原稿の画像データに従い、単色または複数色で画像形成を行う。
一方、原稿の画像データ内にイエロートナーを使用する色が使われている場合には、本例ではイエロー色を印字する画像形成ユニットが使用できないため、CPU171は、S105で、次のような画面表示処理を行う。即ち、CPU171は、図11または図12に示すような機能制限モード画面500,501を操作部172に表示する。そして、続くS106において、CPU171は、ユーザが前記機能制限モード画面500,501を用いて実施するページ毎の設定確認動作を受け付ける設定処理を行う。
次に、前記画面表示処理と前記設定処理の詳細について、図10のフローチャートのほか、図11〜図13を参照して説明する。図11は、ページ内の一部の色を変更する際の機能制限モード画面を示す画面図であり、図12は、ページ内の全体の色を変更する際の機能制限モード画面を示す画面図である。また、図13は、機能制限モードの最終確認画面を示す画面図である。
まず前記画面表示処理(S105)の詳細を説明する。図10のS201では、CPU171は、原稿の対象となるページ内に、動作不可能な画像形成ユニットが印字すべき印字色が2色未満であるか否かを判断し、2色未満であれば、S202へ進む。S202では、図11に示すような、ページ内の一部の色を変更するための機能制限モード画面を表示する。
この機能制限モード画面では、図11に示すように、色変更選択部1301、プレビュー部1304、キャンセルボタン1306、及びOKボタン1305で構成される画面が表示される。さらに、色変更選択部1301は、印字不可能色1302と代用候補色及び濃度選択部1303で構成される。ユーザは、印字不可能色1302に対して、好みの色を代用候補色及び濃度選択部1303を使って選択することができる。さらに、選択した結果ページ内の色はプレビュー部1304で確認することができる。
一方、動作不可能な画像形成ユニットが印字すべき印字色が2色以上(再現できない色の数が所定数以上)である場合には、S203へ進む。S203では、CPU171は、図12に示すような、ページ全体の色を選択するページ色変更選択部1401を備えた機能制限モード画面を操作部172に表示する。
続いて前記設定処理(S106)の詳細を説明する。
ユーザは、S202またはS203で表示された機能制限モード画面に従い、プレビュー部1304で色を確認しながら印字できない色またはページ全体の色を選択する。その際、CPU171は、ユーザの選択結果を受け付けてプレビュー部1304の内容を更新する(S205)。
そして、CPU171は、S206、S207において、ユーザがOKボタン1305またはキャンセルボタン1306を押下したのを検出し、本ページの設定を終了し、S208へ進む。S208では、原稿のページが最終ページか否かを確認し、最終ページでなければ、次ページの設定を行うために、次ページに遷移し(S209)、再度S201へ戻る。
なお、この図10に示すフローは、原稿の各ページで設定を実施していくが、正常に動作する画像形成ユニットのみで印字可能なページであれば、上記画面表示処理と設定処理を省くことも可能である。
図9に戻り、CPU171は、S107で、図13の最終画面で設定OKボタン1501を押下したのを検出すると、前記S106でユーザが設定した色に従い、機能制限動作で単色または複数色で画像形成を行う。
ここで、S107において設定OKボタン1501の押下を検出せずに、S108で設定キャンセルボタン1502を押下したのを検出した場合、CPU171は、図14に示すような単色モード選択画面を表示し、ユーザに単色モードの選択を促す(S109)。
図14は、機能制限モードの単色モード選択画面を示す画面図である。この単色モード選択画面は、コピーキャンセルボタン1605と、単色モードボタン1601、1602、1603、1604から構成されている。ユーザは、この画面により、コピーをキャンセルするか、或いは単色モードとして出力するかを選択することができる。単色モードボタン1601、1602、1603、1604は、それぞれイエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(K)に対応している。
CPU171は、S109で単色モードボタンのいずれかの選択を検出した場合には、S110で単色による画像形成動作を実施する。ここで例えばイエロー色が使用できず、イエロー色を再現できない場合は、単色モードボタン(Y)1601は選択することができない。一方、S109でコピーキャンセルボタン1605の押下を検出すると、S111で画像形成動作を中止する。
<本実施の形態に係る利点>
本実施の形態によれば、比較器713により画像形成ユニットの動作状態を検知し、動作不可能な画像形成ユニットが検知された場合には、印字不可能な色(再現できない色)とその色に対し代用する候補色を画面に表示する。ユーザがその画面を確認しながら前記候補色を選択し、その選択に従って、残りの正常な画像形成ユニットを使用して画像形成が行われる。
そのため、複数の画像形成ユニットのいずれかに駆動系の故障が発生したり、トナーが不足したりして、動作不可能な画像形成ユニットが存在した場合でも、可能な範囲内でカラー画像の画像形成動作を継続することができる。また、その際、画像形成する前にユーザが印字不可能な色を確認することができるとともに好みの代用色を選択することができるため、機能制限動作としてのユーザビリティが向上し、ユーザの意図しない色による画像形成を軽減することが可能である。
実施の形態に係るカラー画像形成装置の構成例を示す概略断面図である。 実施の形態に係るカラー画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態に係るカラー画像形成装置の露光走査系の概略構成を示す模式図である。 図3に示した露光制御部120の回路ブロック図である。 ポリゴンモータの制御動作を示すタイムチャートである。 ポリゴンモータの回転速度が目標速度より遅い場合の回転速度制御を説明するためのタイムチャートである。 ポリゴンモータの回転速度が目標速度より速い場合の回転速度制御を説明するためのタイムチャートである。 ポリゴンモータの駆動状態を検知し、各画像形成ユニットの故障を判断するための処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る、画像形成ユニット動作不可能時の機能制限動作全体を示すフローチャートである。 機能制限動作中の画面表示処理及び設定処理の詳細を示すフローチャートである。 ページ内の一部の色を変更する際の機能制限モード画面を示す画面図である。 ページ内の全体の色を変更する際の機能制限モード画面を示す画面図である。 機能制限モードの最終確認画面を示す画面図である。 機能制限モードの単色モード選択画面を示す画面図である。
符号の説明
10 画像形成部
20 給紙ユニット
30 中間転写ユニット
40 定着ユニット
50 制御ユニット
171 CPU
172 操作部
174 ROM
175 RAM
200 画像入力部
400 画像出力部

Claims (6)

  1. 画像データを基にカラー画像を形成するための複数の画像形成ユニットを有し、前記各画像形成ユニットで形成した所定の色の画像を、前記各画像形成ユニットの転写位置に搬送された転写媒体に順次転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記各画像形成ユニットが動作可能か否かを検知する検知手段と、
    前記複数の画像形成ユニットのうちの動作不可能な画像形成ユニットが存在することが前記検知手段によって検知された場合に、カラー画像として再現できない色を判断する判断手段と、
    前記判断手段により再現できないと判断された色に対し代用する色の候補を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記代用する色の候補から色を選択させる選択手段と、
    前記判断手段により再現できない色であると判断された色を、前記選択手段で選択された色に変更する変更手段と
    を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記選択手段は、少なくとも色または濃度を選択させること特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記選択手段で選択された色を用いた画像を表示する手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記画像データが複数のページの場合に、前記判断手段により再現できないと判断された色を使用しているページを表示する手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記判断手段により再現できないと判断された色の数が所定数以上の場合に、前記表示手段は、再現できないと判断された色を使用しているページ全体の色を前記代用する色の候補とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記選択手段は、前記判断手段により前記再現できない色を使用しているページ毎に前記代用する色の候補を選択させる構成にしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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