JP2007156272A - 装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工場での個別調整を要する動作仕様の変更を市場で行なうことができる装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御手段12は原稿の複写速度を制御パラメータに基づいて制御し、不揮発メモリ15は該制御パラメータの値として20CPM(20枚/分)用設定値を予め記憶している。チップ9の挿入により25CPMでの使用権が認証され、該チップ9から入手した25CPM用設定値を不揮発メモリ15に上書きして制御手段12の参照する制御パラメータの値を切り換えると、以後は25CPM機として動作する。装置の個体差に応じて個別調整を要するパラメータの場合は、調整済みの20CPM用設定値から25CPM用設定値を導出することで、個体差に対応した調整量が25CPM用設定値に反映される。
【選択図】図1

Description

本発明は、出荷した装置の動作仕様を市場で変更するための技術に関する。
装置の購入後に、該装置にない機能が必要になったり、購入した装置よりも高性能の機種に取り換えたりしたいなどの要求の生じることがある。
このような要求に対してオプション機能の追加については、たとえば、販売当初から装置に、各種のオプション機能に係わるハードウェアと該ハードウェアを動作させるためのプログラムとを使用制限した状態で予め搭載しておき、オプション機能を必要とするユーザには、使用制限の解除キーを購入させ、該解除キーの入力によりプログラムの使用制限を解除して該当するオプション機能を利用可能にする方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−67072号公報
ところで、複写機などの画像形成装置では、メーカが複写速度の異なる機種を製品構成として取り揃える場合に、製造コストや管理工数を低減するために、上位機種の性能(たとえば、25枚/分の性能)を持った装置本体を下位機種(たとえば、20枚/分の機種)にも共通使用することが行なうことが考えられる。
共通の装置本体を高速機とするか低速機とするか(複写速度やプリント速度等の記録速度の設定)は、制御用のプログラムが参照する制御パラメータの値を変更することが考えられる。電子写真プロセスを使用するような場合には、複写速度に関連する制御パラメータを、装置本体の機械的な個体差に合わせて個別に調整する必要がある。このため、工場に複写速度別の個体差調整ラインを設け、組み立ての完了した装置本体を出荷時の複写速度に応じた調整ラインに送り込み、制御パラメータの値を出荷時の複写速度に合わせるとともに、個体差を調整して記憶させ、複写速度の異なる別機種として出荷する必要がある。
このような技術の場合は、制御パラメータの調整を工場で行なってから出荷するという製造・販売形態を取るので、ユーザにおいて、装置の購入後に、複写速度のより速い機種に変更する必要が生じたときは、現在保有している装置が、その性能を潜在的に有する場合でも装置自体を買い換える以外に方法がなく、ユーザの経済的な負担が大きいばかりか、資源の有効利用という面でも問題が考えられる。また、メーカにおいては、機種別の調整ラインを要するほか、在庫管理に手間がかかるという問題もある。また、オプション機能を追加する場合と異なり、装置の個体差に応じた調整を要するので、単にプログラムの使用制限を解除するという従来の方法では上記の問題に対応することはできない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、工場での個別調整を要する動作仕様の変更を市場で行なうことのできる装置および画像形成装置を提供することを目的としている。
以上の目的は以下のいずれかの構成によって達成される。
(1)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御パラメータの値として、前記制御対象を第1動作モードで動作させるための第1の値と前記制御対象を第2動作モードで動作させるための第2の値とを予め記憶した記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている第2の値の使用権を認証する認証手段と、
前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記第1の値から前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする装置。
上記(1)に係わる発明によれば、制御対象を第1動作モードで動作させるための制御パラメータの値である第1の値と、制御対象を第2動作モードで動作させるための制御パラメータの値である第2の値とを予め記憶手段に記憶しておき、第2の値の使用権が認証されたとき、制御手段が参照する制御パラメータの値を第1の値から第2の値に変更する。制御パラメータの値を切り換えることにより、制御対象の動作が第1動作モードから第2動作モードに切り換わる。
第2の値の使用権の認証は、第2動作モードの使用権を認証するものでもよい。なお、制御パラメータの値が、装置の個体差に応じて調整を要する場合には、該装置の個体差に合わせて調整された第1の値および第2の値を記憶手段に予め記憶させておくとよい。
(2)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を外部から入手する入手手段と、
前記入手手段によって入手される前記第2の値の使用権を認証する認証手段と、
前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記入手手段で入手した前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする装置。
上記(2)に係わる発明によれば、制御パラメータの第2の値の使用権が認証されたとき、制御手段が参照する制御パラメータの値を記憶手段に予め記憶してある第1の値から、入手手段により外部から入手した第2の値に変更する。制御パラメータの値を切り換えることにより、制御対象の動作が第1動作モードから第2動作モードに切り換わる。第2の値を装置内に記憶していないため、第2の値の使用権が不正に認証されても動作モードは変更されない。
第2の値の入手方法は問わない。たとえば、情報記憶媒体から入手しても通信により入手してもよい。なお、制御パラメータの値が装置の個体差に応じて調整を要する場合には、記憶手段には該装置の個体差に合わせて調整された第1の値を記憶しておくとよい。また、入力手段から該装置の個体差に合わせて調整された第2の値が入手されるとよい。
(3)前記制御パラメータは、装置の個体差に応じた調整を要する項目に関するパラメータである
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の装置。
(4)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値であって該装置の個体差に合わせて調整済みの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を、動作モード変更情報に基づいて導出する導出手段と、
前記導出手段で導出される第2の値の使用権を認証する認証手段と、
前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記導出手段で求めた前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする装置。
上記(4)に係わる発明によれば、制御パラメータの値は、装置の個体差に応じた調整を要するものであり、予め記憶手段に記憶してある第1の値は該装置の個体差に合わせて第1動作モード用に調整された値である。第2動作モード用の第2の値は、第1動作モードにおける制御パラメータの値と第2動作モードにおける制御パラメータの値との相関関係と、調整済みの第1の値とに基づいて導出される。相関を利用することで、第1の値に含まれる該装置の個体差が第2の値に反映される。相関を示す情報には、たとえば、相関関数、係数、オフセット値などがある。なお、第1の値から第2の値を導出するために必要な情報は予め装置に記憶させておいてもよいし、外部から入手してもよい。
(5)前記動作モード変更情報は、前記第1動作モードにおける前記制御パラメータの値と前記第2動作モードにおける前記制御パラメータの値との相関を示すものであり、前記第2の値は、該相関と前記第1の値に基づいて導出する
ことを特徴とする(4)に記載の装置。
(6)前記第2の値は、前記動作モード変更情報と装置毎の個体差に係わる調整量データに基づいて導出する
ことを特徴とする(4)に記載の装置。
(7)前記動作モード変更情報を外部から入手する入手手段をさらに有する
ことを特徴とする(4)乃至(6)のいずれか1つに記載の装置。
上記(7)に係わる発明によれば、第1の値から第2の値を導出する際に使用する情報は外部から入手される。入手方法は問わない。たとえば、情報記憶媒体から入手しても通信により入手してもよい。また、必要な情報の全部を外部から入手するほか、一部を外部から入手し、残りを装置側に予め記憶させておいてもよい。
(8)情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段を有し、
前記入手手段は、入手すべき情報を、前記インターフェイス手段に接続された前記情報記憶媒体から入手する
ことを特徴とする(2)または(7)に記載の装置。
上記(8)に係わる発明よれば、第2の値や、この第2の値を導出する際に使用する情報を装置に接続された情報記憶媒体から入手する。これらの情報が情報記憶媒体から入手できるので、ネットワークなど他の情報源へのアクセス手段を持たないローカル装置であっても動作モードを変更することができる。
(9)前記変更手段は、前記記憶手段に予め記憶されている前記第1の値に前記第2の値を上書きすることにより、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記第1の値から前記第2の値に変更する
ことを特徴とする(2)、(4)、(5)、(6)、(7)または(8)のいずれか1つに記載の装置。
上記(9)に係わる発明によれば、第2の値を記憶手段内の第1の値に上書きする。記憶手段の記憶容量が新たに消費されず、記憶手段を効率的に使用することができる。また、第1の値と同じアドレスに第2の値が上書きされるので、制御手段が制御パラメータの値を参照する際の参照先アドレスを変更する必要がない。
(10)情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
前記インターフェイス手段に接続された前記情報記憶媒体から認証情報を取得する取得手段と
を有し、
前記認証手段は、前記取得手段により取得した前記認証情報に基づいて認証を行なう
ことを特徴とする(1)乃至(9)のいずれか1つに記載の装置。
上記(10)に係わる発明によれば、第2の値の使用権の認証を受けるための認証情報を情報記憶媒体から取得する。情報記憶媒体が物理的な鍵の役割を果たすため、認証情報を別途入力するなどの面倒な操作を省略することができる。
(11)前記制御手段はCPUを有し、
前記変更手段は、前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御パラメータを前記第1の値から前記第2の値に変更すると共に、前記CPUが実行するプログラムを前記第1動作モードで動作させるための第1プログラムから前記第2動作モードで動作させるための第2プログラムに変更する
ことを特徴とする(1)乃至(10)のいずれか1つに記載の装置。
上記(11)に係わる発明では、制御パラメータの値と共に、CPUが実行するプログラムも第1プログラムから第2プログラムに変更する。動作モードの変更に際して制御パラメータだけでなく、プログラムの変更が必要な場合においても動作モードの変更が可能になる。第2プログラムは、予め装置内に記憶しておいてもよいし、外部から入手してもよい。また、第2プログラムを外部から入手する場合は、情報記憶媒体から入手しても通信により入手してもよく、特定の入手方法に限定されない。
(12)前記装置は、画像形成装置である
ことを特徴とする(1)乃至(11)のいずれか1つに記載の装置。
(13)前記第2動作モードは、前記第1動作モードに対して画像形成速度が異なる動作モードである
ことを特徴とする(12)に記載の装置。
(14)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御パラメータの値として、前記制御対象を第1動作モードで動作させるための第1の値と前記制御対象を第2動作モードで動作させるための第2の値とを予め記憶した記憶手段と、
情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
前記インターフェイス手段に前記情報記憶媒体が装着された場合、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記第1の値から前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする装置。
(15)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を記憶する情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
前記インターフェイス手段に前記情報記憶媒体が装着された場合、前記第2の値を前記情報記憶媒体から入手する入手手段と、
前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記入手手段で入手した前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする装置。
(16)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値であって該装置の個体差に合わせて調整済みの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
動作モード変更情報を記憶する情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
前記インターフェイス手段に前記情報記憶媒体が装着された場合、前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を、前記動作モード変更情報に基づいて導出する導出手段と、
前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記導出手段で求めた前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする装置。
(17)前記動作モード変更情報は、前記第1動作モードにおける前記制御パラメータの値と前記第2動作モードにおける前記制御パラメータの値との相関を示すものであり、前記第2の値は、該相関と前記第1の値に基づいて導出する
ことを特徴とする(16)に記載の装置。
(18)前記第2の値は、前記動作モード変更情報と装置毎の個体差に係わる調整量データに基づいて導出する
ことを特徴とする(16)に記載の装置。
(19)前記装置は、画像形成装置である
ことを特徴とする(14)乃至(18)のいずれか1つに記載の装置。
(20)前記第2動作モードは、前記第1動作モードに対して画像形成速度が異なる動作モードである
ことを特徴とする(19)に記載の装置。
(21)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御対象を動作させて第1の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
前記制御対象を動作させて前記第1の記録速度より速い第2の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値である第2の値を外部から入手する入手手段と、
前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記入手手段で入手した前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
(22)制御対象と、
前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
前記制御対象を動作させて第1の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値であって該装置の個体差に合わせて調整済みの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
動作モード変更情報を外部から入手する入手手段と、
前記制御対象を動作させて前記第1の記録速度より速い第2の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値である第2の値を、前記動作モード変更情報に基づいて導出する導出手段と、
前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記導出手段で求めた前記第2の値に変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
本発明に係わる装置によれば、使用権の認証を条件として、制御手段が参照する制御パラメータの値を第1動作モード用の第1の値から第2動作モード用の第2の値に切り換えるようにしたので、動作仕様の変更に際して工場での個別調整を要する制御パラメータの値の変更を伴うような場合でも、該動作仕様の変更を市場で行なうことが可能になる。
これにより、工場では、製造する製品の動作仕様(機種)を統一して調整ラインを一本化できるほか、製品の在庫管理が容易になり、製造コストや管理費用を削減することができる。また、装置を買い換えることなく複写速度などの動作仕様を市場で変更できるので、上位機種への移行要求に対して買い換え以外の対応が可能となり、ユーザの選択肢を広げることができる。
また、装置の個体差に合わせて調整された第1の値に基づいて、第2動作モード用の制御パラメータの値である第2の値を導出するものでは、第2動作モードで動作させるための個別調整を行なうことなく、該装置の個体差に見合った第2の値を得ることができ、市場での動作仕様の変更を容易かつ適切に行なうことができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係わる画像形成装置10の電気的概略構成を示している。画像形成装置10は、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能などを備えたいわゆる複合機として構成されている。
画像形成装置10は、制御部11と、この制御部11に接続された読取部17と画像処理部18と、印刷部19とから構成されている。
制御部11は、当該画像形成装置10の動作を統括制御する機能を果たし、CPU(中央演算処理装置)12と、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、不揮発メモリ15となどを主要部とした回路で構成されている。
CPU12は、プログラムを実行して画像形成装置10の動作を制御する制御手段としての役割を果たす。ROM13は、CPU12が実行するプログラムなどを格納するメモリである。RAM14は、CPU12がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、画像データを一時的に記憶するページメモリとして機能する。不揮発メモリ15は、CPU12がプログラムを実行する際に参照する制御パラメータの値などが記憶されている書き換え可能なメモリである。
読取部17は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge
Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D(Analog to Digital)変換され、デジタルの画像データとして出力される。
画像処理部18は、画像データを拡大縮小する機能や、画像を回転させる機能などを果たす。
印刷部19は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって記録紙上に画像を形成するレーザー方式のプリンタエンジンとして構成されている。
本実施の形態における印刷部19は、A4の記録紙が横置きで給紙される場合に、複写速度25枚/分(25CPM:Copies Per Minute)の潜在的な性能を有しているが、工場出荷時の複写速度は20枚/分(20CPM)に制限されている。すなわち、画像形成装置10は、複写速度が20CPMとなる第1動作モードと複写速度が25CPMとなる第2動作モードとで動作可能に構成されているが、工場出荷時は、第1動作モードで動作し、第2動作モードでは動作しないように設定される。
第1動作モードと第2動作モードとの切り換えは、制御手段として機能するCPU12が制御用プログラムの実行時に参照する制御パラメータの値を切り換えることで行なわれる。複写速度が20CPMとなる第1動作モードで動作させるための制御パラメータの値を「第1の値」、複写速度が25CPMとなる第2動作モードで動作させるための制御パラメータの値を「第2の値」と呼ぶものとする。
第1動作モードと第2動作モードとを切り換えるための制御パラメータには、たとえば、記録紙の送り出し間隔(記録紙間隔)、電子写真プロセスにおける帯電電流の値、転写電流の値、分離電流の値、現像電圧の値等の項目がある。複写速度の変更は、記録紙の搬送速度を変更したり、記録紙の送り出し間隔を広げたり、これらを適宜組み合わせたりすることで実現される。たとえば、記録紙の搬送速度を第2動作モードと同じ25CPM用の速度としたまま記録紙間隔を広げることで、実質的に20CPMの複写速度を実現することができる。
工場出荷時の不揮発メモリ15には、複写速度が20CPMとなる第1動作モード用の制御パラメータの値である第1の値(20CPM用設定値16)が記憶されている。不揮発メモリ15に記憶されている制御パラメータの値を第1動作モード用の第1の値(20CPM用設定値16)から第2動作モード用の第2の値に書き換えることで、画像形成装置10は25CPMの機種として動作するようになる。なお、工場出荷時の不揮発メモリ15に記憶される第1の値のうち、装置の個体差に応じて個別調整を要する制御パラメータの値については、工場の調整ラインで装置毎に個別調整された値が記憶される。
CPU12は、ROM13に記憶されているプログラムを実行することで認証手段30、導出手段31、変更手段32としての機能をさらに果たす。認証手段30は、外部から取得した認証情報に基づいて、制御パラメータの第2の値の使用権を認証する機能を果たす。言い換えると、第2動作モードでの使用権を認証する機能を果たす。
導出手段31は、複写速度が20CPMとなる第1動作モードにおける制御パラメータの値と複写速度が25CPMとなる第2動作モードにおける制御パラメータの値との相関関係と、不揮発メモリ15に予め記憶されている第1の値(20CPM用設定値16)とに基づいて、当該装置10を25CPM機として動作させるための第2の値を導出し、該第2の値を変更手段32に提供する機能を果たす。
たとえば、第1動作モードにおける各制御パラメータの値と第2動作モードにおける各制御パラメータの値とを予め多数の装置について実際に個別調整するなどして求め、これらの実測値から第1動作モードにおける制御パラメータの値と第2動作モードにおける制御パラメータの値との相関関係を制御パラメータ毎に導出しておく。たとえば、補正値、補正係数、補正関数、オフセット値などで表した相関関係を予め求めておく。導出手段は、この相関関係を不揮発メモリ15に記憶されている調整済みの第1の値に対して適用することで、第1の値に含まれている該装置の個体差が反映された第2の値を導出する。
変更手段32は、認証手段30によって第2の値の使用権が認証されたとき、印刷部19などの制御対象の動作を制御する制御手段として機能するCPU12がプログラムの実行時に参照する制御パラメータの値を、不揮発メモリ15に予め記憶されていた第1の値から第2の値に変更する機能を果たす。具体的には、外部から入手したり、導出手段31で導出して第2の値を取得し、該第2の値を不揮発メモリ15内の20CPM用設定値16(第1の値)が格納されていたエリアに上書きする機能を果たす。
画像形成装置10は、さらに、ソケット20を有している。ソケット20は、チップ9と接続するインターフェイス手段としての機能を果たす。ソケット20と制御部11との間には、I/F(InterFace)回路21が接続されている。I/F回路21は、接続されたチップ9から認証情報を取得する取得手段としての機能と、複写速度を変更するために必要な情報(動作モード変更情報と呼ぶ。)を入手する入手手段としての機能とを果たす。ソケット20には、画像形成装置10の主電源がオフの状態でチップ9が接続される。I/F回路21は、装置10の主電源がオンになるとチップ9から認証情報や動作モード変更情報などを自動的に入手するようになっている。
チップ9は、認証情報8aと動作モード変更情報(図1の例では25CPM用情報8b)とを記憶した可搬性の情報記憶媒体である。チップ9には、小型で場所を取らないDIP(Dual Inline Package)タイプのワンチップマイコンが採用されている。ワンチップマイコンは、図示省略のCPUとメモリとインターフェイスとから構成される小型集積回路であり、本実施の形態では主にメモリに関する機能が利用されている。
なお、チップ9と接続するインターフェイス手段ならびに入手手段との関係は、上述したもの(ソケット20とI/F回路21)に限らない。たとえば、チップ9をRFID(Radio Frequency IDentification)などの無線タグで構成し、該チップとインターフェイス手段とが非接触通信により接続状態を維持し、入手手段は無線タグから非接触の通信で情報を入手するように構成してもよい。
図2は、不揮発メモリ15に予め記憶されている第1の値などと、チップ9から入手される動作モード変更情報と、不揮発メモリ15に上書きされる第2の値との関係を例示した設定値変更表40である。図2では、制御パラメータとして記録紙間隔と、帯電電流値と、転写電流値と、分離電流値とを例示してある。
記録紙間隔は、搬送中の記録紙と記録紙との間に設けられる隙間の距離を定める制御パラメータである。記録紙間隔は装置の個体差に影響されないパラメータなので、図2の第1行41に示すように、20CPM用の設定値(第1の値)として不揮発メモリ15に予め記憶されていた値「D1」が、チップ9から入手した値「D2」(動作モード変更情報)で直接書き換られ、書き換えられた結果、入手した動作モード変更情報が第2の値となる。このように、装置の個体差を伴わない項目に関する制御パラメータについては、チップ9に第2の値を保存させておき、これを入手してそのまま利用することが可能である。
帯電電流値は、放電によって感光体ドラムの表面を一様に帯電させるために図示省略の帯電電極に流すべき電流量を示す制御パラメータである。転写電流値は、感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写するために図示省略の転写電極に流すべき電流量を示す制御パラメータである。分離電流値は、トナー像転写後の記録紙を感光体ドラムから剥離するために分離電極に流すべき電流量を示す制御パラメータである。
帯電電流値、転写電流値、分離電流値はいずれも装置の個体差に応じて個別調整を要するパラメータである。このため、これらの制御パラメータに関する第2の値は、個別調整済みの第1の値に対して、第1動作モードにおける制御パラメータの値と第2動作モードにおける制御パラメータの値との相関関係を適用することにより求めている。これにより、調整済みの第1の値に含まれていた該装置の個体差の反映された第2の値が導出される。
図2の例では、第2行42に示す帯電電流値については、20CPM用の帯電電流値(第1の値)として不揮発メモリ15に予め記憶されていた値「A1」に、チップ9から入手した補正値「Δa」を加算することで25CPM用の帯電電流値(第2の値)「A1+Δa」を求めている。この場合、補正値「Δa」が第1動作モードにおける帯電電流値と第2動作モードにおける帯電電流値との相関を示している。
第3行43に示す転写電流値については、20CPM用の転写電流値(第1の値)として不揮発メモリ15に予め記憶されていた値「B1」に、チップ9から入手した補正係数値「α」を乗じることで25CPM用の転写電流値(第2の値)「α×B1」を求めている。この場合、補正係数値「α」が第1動作モードにおける転写電流値と第2動作モードにおける転写電流値との相関を示している。
第4行44に示す分離電流値については、予め不揮発メモリ15に、20CPM用の分離電流値(第1の値)である「C1」と、20CPM用の分離電流の標準値に対する「C1」のずれ量であるオフセット値「OS」とが記憶されている。すなわち、20CPM用の分離電流の標準値を「St20」とすると、「C1」=「St20」+「OS」の関係にある。
そこで、第4行44に示す分離電流値においては、予め不揮発メモリ15に記憶されていたオフセット値「OS」と、チップ9から入手した25CPM用の分離電流の標準値「St25」とを加算することで25CPM用の分離電流値(第2の値)「St25+OS」を求めている。この場合、オフセット値「OS」は個体差に係わる調整量を示しており、「St20」と「St25」とが第1動作モードにおける分離電流値と第2動作モードにおける分離電流値との相関を示している。このように、入手した動作モード変更情報と個体差にかかわる調整量データとに基づいて第2の値を導出することも可能である。
上記の分離電流値の例では、第1の値「C1」と「OS」とを不揮発メモリ15に予め記憶しておくようにしたが、情報の記憶形式はこれに限定されない。たとえば、不揮発メモリ15に20CPM用の標準値「St20」と「OS」とを記憶させておき、CPU12がこれらを加算して第1の値「C1」を導出して使用するように構成してもよい。また、第1の値「C1」と標準値「St20」とを記憶させておき、「C1」から「St20」を減算して「OS」を求めるようにしてもよい。
なお、設定値変更表40に列挙した制御パラメータの種類や個体差を反映させる方法は代表例であり、これらに限定されない。たとえば、定着器に与える定着電流なども必要に応じて変更される。各装置の個体差に係わる調整量データにつき、工場における調整工程において、画像形成装置10に保存させ、係る調整量データと動作モード変更情報とに基づいて第2の値を導出し、係る第2の値をチップ9に保存させるようにしても良い。この場合、チップ9に保存された値は個別の個体差を調整済みの値であるため、チップ9から入手した値により、第1の値を直接書き換えることも可能である。
次に、本実施の形態に係わる画像形成装置10の製造工程を図3に基づいて説明する。
はじめに複写速度が25CPMの性能を有する画像形成装置10本体を組み立て(P1)、その後、画像形成装置10の動作を制御するためのプログラム(ソフトウェア)が書き込まれたROM13を画像形成装置10に搭載する(P2)。次に、画像形成装置10を20CPMの複写速度で動作させるための調整を装置の個体差に合わせて行ない(P3)、調整の結果得られた20CPM用設定値(第1の値)やオフセット値を不揮発メモリ15に書き込む(P4)。以上の工程により、実際に利用できる複写速度が20CPMの画像形成装置10が生産されて工場から出荷される(P5)。
工場出荷時の状態においては、画像形成装置10は不揮発メモリ15に格納されている第1動作モード用の第1の値を参照して動作することにより、20CPM機として動作する。
販売元では、入荷した画像形成装置10を複写速度が20CPMの機種として販売する場合は、工場出荷時の状態で販売する。一方、ユーザが上記機種(複写速度25CPMの機種)の購入を希望している場合は、工場から入荷した画像形成装置10を25CPM機として販売し、その設置時などに制御パラメータの値を25CPM用に変更する操作、すなわち、25CPM用の動作モード変更情報が記憶されたチップ9をソケット20に装着して電源を立ち上げるという操作を行なう。また、既に複写速度20CPMの機種を購入済みのユーザが上位機種への移行を希望している場合には、代金受け取りと引き換えにサービスパーソンをユーザの下へ派遣するなどして、同様の操作を行なう。
図4は、複写速度20CPMの画像形成装置10を25CPMの装置10に変更する動作の流れを示している。
主電源がオンになると(スタート)、画像形成装置10はチップ9がソケット20に装着されているか否かを確認する(ステップS101)。チップ9が装着されていない場合には(ステップS101;N)、そのまま初期化処理を終えて待機状態に入る。これにより、画像形成装置10の動作を制御するプログラムは不揮発メモリ15に格納されている第1の値を参照して実行され、画像形成装置10は第1動作モードによる複写速度20CPMの装置として動作する(ステップS107)。
一方、チップ9が装着されている場合は(ステップS101;Y)、チップ9から取得した認証情報に基づいて、25CPM用設定値(第2の値)の使用権が認証されたか否かを確認する(ステップS102)。認証されなかった場合は(ステップS102;N)、図示省略の表示部にエラー表示などを行なう(ステップS108)。
25CPM用設定値(第2の値)の使用権が認証された場合は(ステップS102;Y)、動作モード変更情報をチップ9から入手し(ステップS103)、個体差を反映すべき制御パラメータについては、不揮発メモリ15に格納されている第1の値や入手した動作モード変更情報に基づいて第2の値を導出する(ステップS104)。導出方法は、図3に例示した方法(補正値の加算、係数値の乗算)などが使用される。
25CPM用設定値が揃ったら、不揮発メモリ15内の20CPM用設定値(第1の値)に25CPM用設定値(第2の値)を上書きする(ステップS105)。以後、画像形成装置10の動作においては、不揮発メモリ15に格納されている第2の値がプログラムの実行時に参照され、画像形成装置10は第2動作モードによる複写速度25CPMの装置として動作する(ステップS106)。
このように、プログラムが参照する制御パラメータの値を、使用権の認証を条件に、第1の値から第2の値に切り換えるので、制御パラメータの値の変更を伴う動作仕様の変更を市場で行なうことができる。これにより、工場では、生産する画像形成装置10における複写速度の仕様(機種)を統一して調整ラインを一本化できるほか、在庫管理が容易になり、製造コストや管理費用を削減することができる。また、画像形成装置10を買い換えることなく複写速度を市場で変更できるので、上位機種への移行要求に対して買い換え以外の対応が可能となり、ユーザの選択肢を広げることができる。
また、画像形成装置10の個体差に合わせて調整された20CPM用設定値(第1の値)から25CPM用設定値(第2の値)を導出するものでは、25CPMの複写速度で動作させるための個別調整を行なうことなく、装置の個体差に見合った25CPM用設定値を得ることができ、市場での複写速度の変更を適切かつ容易に行なうことができる。
また、制御パラメータの値の切り換えに際して使用権を認証するので、複写速度の不正な変更が防止され、使用権の購入により市場で複写速度をアップさせるという製造・販売形態を実現することができる。
特に、認証に必要な認証情報をチップ9から取得することにより、このチップ9が物理的な鍵の役割を果たし、複写速度の不正な変更をより確実強固に防止できると共に、認証情報を入力するための別途の操作を省略することができる。なお、チップ9の管理がなされている場合は、不正に入手されたチップ9が画像形成装置10に装着されることがないので、上述のような認証の工程を省略することも可能である。この場合、チップ9に認証情報を保存させておく必要がない。画像形成装置10にチップ9が装着された場合に、第2の値をチップ9から入手して、第1の値を第2の値で書き換えるよう制御することも可能である。
また、複写速度の変更に必要な動作モード変更情報をチップ9から入手するので、ネットワークなど他の情報源へのアクセス手段を持たないローカル装置であっても複写速度を変更することができる。
特に本実施の形態では、認証情報と動作モード変更情報とが同じチップ9に記憶されているので、認証から制御パラメータの値の変更までに必要なすべての情報を同一のチップ9から入手できる。このため、これらの情報が別々のチップ9に記憶されている場合に比べて複写速度を変更する際の操作がより一層簡便になる。
また、不揮発メモリ15に格納されている20CPM用設定値(第1の値)に25CPM用設定値(第2の値)を上書きするので、不揮発メモリ15の記憶容量が節減されると共に、プログラムにおいては、制御パラメータの参照先のアドレスを変更する必要がない。
次に、制御パラメータの第1の値と第2の値とが予め不揮発メモリに記憶されている第2の実施の形態について説明する。
図5は、第2の実施の形態に係わる画像形成装置50の電気的概略構成を示している。第2の実施の形態に係わる画像形成装置50は、図1に示した第1の実施の形態に係わる画像形成装置10と、概略同一の構成を有している。図5では、図1に示したものと同一部分には同一の符号を付してある。
不揮発メモリ15aは、20CPM用設定値(第1の値)16aと25CPM用設定値(第2の値)16bとを予め記憶している。また、変更手段32は、プログラムの実行時にCPU12が参照する制御パラメータの値を20CPM用設定値16aから、25CPM用設定値16bに切り換える機能を果たす。
たとえば、プログラムを、RAM14の所定エリアにある制御パラメータを参照して動作するように構成しておき、変更手段32は、電源投入後の初期化処理などにおいて、RAM14の該所定エリアへ不揮発メモリ15a内の第1の値と第2の値のいずれか一方を複製するように構成される。すなわち、第2の値の使用権が認証手段30によって認証されないときは第1の値をRAM14の所定エリアに複製し、第2の値の使用権が認証された場合は第2の値を複製するように構成すればよい。また、参照すべき制御パラメータの格納エリアを示すポインタの内容を、第1の値の記憶エリアの先頭アドレスと第2の値の記憶エリアの先頭アドレスのいずれかに書き換えるように構成してもよい。
なお、第2の実施の形態においては不揮発メモリ15aに予め25CPM用設定値(第2の値)16bが記憶されているので、チップ9aには、認証情報8aが記憶されていればよい。また、第1の値から第2の値を導出する動作は行なわれないので、CPU12は導出手段31としての機能を具備しない。
図6は、第2の実施の形態に係わる不揮発メモリ15aに予め記憶されている20CPM用設定値(第1の値)と25CPM用設定値(第2の値)とを例示した設定値変更表60を示している。20CPM用の帯電電流値A1、転写電流値B1、分離電流値C1は20CPMで画像形成装置50を動作させた状態で個別調整された値であり、25CPM用の帯電電流値A2、転写電流値B2、分離電流値C2は25CPMで画像形成装置50を動作させた状態で個別調整された値である。これらの値は、工場の調整ラインで調整されて記憶される。
図7は、第2の実施の形態に係わる画像形成装置50を製造する概略工程を示している。該工程では、複写速度20CPMで動作させる第1動作モードと複写速度25CPMで動作させる第2動作モードとのそれぞれに対して調整ラインにおいて制御パラメータの値の調整を行ない、それぞれの動作モードでの設定値を不揮発メモリ15aに記憶させて出荷するようになっている。
詳細には、25CPMの性能を有する画像形成装置50本体を組み立て(Q1)、制御用のプログラム(ソフトウェア)をROM13に書き込んだ(Q2)後、20CPMで動作させる場合と25CPMで動作させる場合のそれぞれについて制御パラメータの値を調整ラインで調整し(Q3)、該調整で得た20CPM用設定値(第1の値)16aと25CPM用設定値(第2の値)16bとの双方を不揮発メモリ15に書き込む(Q4)。
その後、CPU12がプログラムの実行時に制御パラメータとして20CPM用設定値(第1の値)を参照するように設定する(Q5)。具体的には、チップ9aをソケット20に装着しないことにより該設定が行なわれる。以上の工程を経て実際に利用できる複写速度が20CPMの画像形成装置50が生産されて工場から出荷される(Q6)。
画像形成装置50の販売時または販売した後に、ユーザの希望に応じて20CPMの複写速度を25CPMに変更する操作を行なう点は、第1の実施の形態の場合と同様である。
図8は、第2の実施の形態における画像形成装置50の複写速度を20CPMから25CPMに変更する動作の流れを示している。
主電源がオンになると(スタート)、画像形成装置50は、チップ9aがソケット20に装着されているか否かを確認し(ステップS201)、装着されていない場合は(ステップS201;N)、不揮発メモリ15aに格納されている20CPM用設定値(第1の値)がプログラムの実行時に参照されるように設定する。これにより、画像形成装置50は第1動作モードによる複写速度20CPMの装置として動作する(ステップS205)。
一方、チップ9aが装着されている場合には(ステップS201;Y)、チップ9aから取得した認証情報に基づいて、25CPM用設定値(第2の値)の使用権が認証されたか否かを確認し(ステップS202)、認証されない場合は(ステップS202;N)、図示省略の表示部にエラー表示を行なう(ステップS206)。
25CPM用設定値(第2の値)の使用権が認証された場合は(ステップS202;Y)、不揮発メモリ15aに格納されている25CPM用設定値(第2の値)がプログラムの実行時に参照されるように切り換え設定する。(ステップS203)。これ以後、プログラムの実行時に25CPM用設定値(第2の値)が参照され、画像形成装置50は複写速度が25CPMの装置として動作する(ステップS204)。
第2の実施の形態に係わる画像形成装置50では、第2の値を予め記憶してあるので、導出手段31によって第1の値から第2の値を導出する動作が必要なく、第1動作モードにおける制御パラメータの値と第2動作モードにおける制御パラメータの値との間の相関関係を見出す必要がなく、事前に相関を調べる手間を省くことができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、画像形成装置10、50の複写速度を変更する場合について例示したが、変更する動作仕様はこれに限定されない。たとえば、スキャナ機能のスキャン速度などを変更してもよい。また、画像形成装置に限らず、制御パラメータに基づいて制御対象の動作を制御する装置であれば、どのような種類の装置に対しても本発明を適用できる。
また、実施の形態では、画像形成装置10、50の複写速度を20CPMから25CPMに変更する場合について説明したが、変更前後の複写速度はこれに限定されない。
また、第1の実施の形態では、不揮発メモリ15内の20CPM用設定値(第1の値)に25CPM用設定値(第2の値)を上書きするように構成したが、上書きをせずに別の記憶領域に書き込んでもよい。上書きしなければ複写速度を変更する前の制御パラメータの値が消去されないので、複写速度を元に戻すことも可能になる。たとえば、有効期限付きで25CPM機としての能力を提供するような場合に有効になる。
また、複写速度を段階的に高めることができるように構成してもよい。たとえば、画像形成装置の本体が30CPMの潜在性能を有する場合に、当初は20CPMとし、第1段階で25CPMにアップさせ、その後の第2段階で30CPMに速度アップできるようにしてもよい。このとき、第1段階の変更時に20CPM用の設定値を消去せずに保存しておけば、第2段階の変更時に20CPM用の設定値を基礎にして30CPM用の設定値を導出することができる。一方、第1段階で求めた25CPM用の設定値を基礎にして第2段階で30CPM用の設定値を導出するように構成してもよい。また、第1段階で求めた25CPM用から20CPM用の設定値を一旦逆算し、該値から30CPM用の設定値を導出するように構成してもよい。
また、第2の値を導出する方法は、設定値変更表40などに例示した方法に限定されず、たとえば、第1の値と第2の値との相関関数を記憶させておき、第1の値を該相関関数に代入して第2の値を導出するようにしてもよい。また、複写速度から制御パラメータの値を求める関数を用意し、該関数により第2の値を求めるように構成してもよい。
また、第2の実施の形態では、20CPMと25CPMとの2段階の複写速度に対応する制御パラメータの値を不揮発メモリ15に記憶しておく場合を例示したが、3段階以上の複写速度に対応するものを記憶しておいてもよい。この場合には、チップ9から取得する認証情報に、変更後の複写速度を示す識別情報を付しておき、この識別情報に対応する制御パラメータの値の使用権を認証するようにするとよい。
第1の実施の形態では、制御パラメータの値のうち個体差に応じた調整を要するものについては相関を利用して導出するようにしたが、すべての制御パラメータについて第2の値をチップ9から直接入手するように構成してもよい。この場合、第2の値は個体差を無視した標準値でもかまわないが、画像形成装置毎に調整ラインで第2動作モードでも調整を行なう調整済みの第2の値を求めておき、製造番号などと関連付けて第2の値を別途管理し、必要に応じて該当する第2の値をチップに記憶させるようにするなどで個別対応を図ることが望ましい。
さらに、第2の値の取得に関しては、第1の実施の形態の方式と第2の実施の形態の方式とを組み合わせてもよい。たとえば、25CPM用設定値の一部を不揮発メモリ15に記憶させておき、他の設定値はチップ9から入手したり、補正値や標準値を利用して導出したりしてもよい。
また、第1の実施の形態では、25CPM用設定値や補正値など複写速度を変更するために必要な情報をチップ9から入手するように構成したが、これらの情報を入手する手法はチップ9などの情報記憶媒体を利用する場合に限定されない。たとえば、インターネットを利用して入手してもよいし、サービスパーソンによる手入力でもよい。認証情報についても同様に、チップ9以外の手段を使って取得してもかまわない。
実施の形態では、制御パラメータの値を変更することにより、複写速度を変更する場合について説明したが、制御パラメータの値と共にCPU12が実行するプログラムの一部または全部を変更するように構成してもよい。変更が必要なプログラムは、情報記憶媒体などを利用して外部から入手してもよいし、予め画像形成装置本体に記憶させておいてもよい。なお、実施の形態においては、画像形成装置10の記録速度として複写速度を用いて説明したが、画像形成装置10は、コピー機能以外にも、プリンタ機能やファクシミリ機能等を有する複合機として構成されているため、記録速度としてプリント速度を用いてもよい。また、第1の値を第2の値に切換えるに際して、一旦、操作者に対して、本当に変更しても良いかを確認する画面を表示し、変更するという意志が入力された場合に、第1の値を第2の値に切換えるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の電気的概略構成を示すブロック図である。 複写速度を変更するため制御パラメータの値を変更する手法を示した設定値変更表の一例を示す説明図である。 画像形成装置を製造する概略工程を示した説明図である。 画像形成装置の複写速度を20CPMから25CPMに変更する動作の流れを示した流れ図である。 第2の実施の形態に係わる画像形成装置の電気的概略構成を示すブロック図である。 複写速度の変更前後の制御パラメータの値を示した設定値変更表の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態に係わる画像形成装置を製造する概略工程を示した説明図である。 第2の実施の形態に係わる画像形成装置の複写速度を20CPMから25CPMに変更する動作の流れを示した流れ図である。
符号の説明
8a…認証情報
8b…25CPM用の動作モード変更情報
9、9a…チップ
10…画像形成装置
11…制御部
12…CPU
13…ROM
14…RAM
15、15a…不揮発メモリ
16、16a…20CPM用設定値
16b…25CPM用設定値
17…読取部
18…画像処理部
19…印刷部
20…ソケット
21…I/F回路
30…認証手段
31…導出手段
32…変更手段
40…設定値変更表
50…画像形成装置
60…設定値変更表

Claims (22)

  1. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御パラメータの値として、前記制御対象を第1動作モードで動作させるための第1の値と前記制御対象を第2動作モードで動作させるための第2の値とを予め記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている第2の値の使用権を認証する認証手段と、
    前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記第1の値から前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする装置。
  2. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
    前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を外部から入手する入手手段と、
    前記入手手段によって入手される前記第2の値の使用権を認証する認証手段と、
    前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記入手手段で入手した前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする装置。
  3. 前記制御パラメータは、装置の個体差に応じた調整を要する項目に関するパラメータである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値であって該装置の個体差に合わせて調整済みの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
    前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を、動作モード変更情報に基づいて導出する導出手段と、
    前記導出手段で導出される第2の値の使用権を認証する認証手段と、
    前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記導出手段で求めた前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする装置。
  5. 前記動作モード変更情報は、前記第1動作モードにおける前記制御パラメータの値と前記第2動作モードにおける前記制御パラメータの値との相関を示すものであり、前記第2の値は、該相関と前記第1の値に基づいて導出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記第2の値は、前記動作モード変更情報と装置毎の個体差に係わる調整量データに基づいて導出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 前記動作モード変更情報を外部から入手する入手手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1つに記載の装置。
  8. 情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段を有し、
    前記入手手段は、入手すべき情報を、前記インターフェイス手段に接続された前記情報記憶媒体から入手する
    ことを特徴とする請求項2または7に記載の装置。
  9. 前記変更手段は、前記記憶手段に予め記憶されている前記第1の値に前記第2の値を上書きすることにより、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記第1の値から前記第2の値に変更する
    ことを特徴とする請求項2、4、5、6、7または8のいずれか1つに記載の装置。
  10. 情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
    前記インターフェイス手段に接続された前記情報記憶媒体から認証情報を取得する取得手段と
    を有し、
    前記認証手段は、前記取得手段により取得した前記認証情報に基づいて認証を行なう
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の装置。
  11. 前記制御手段はCPUを有し、
    前記変更手段は、前記認証手段によって前記第2の値の使用権が認証されたとき、前記制御パラメータを前記第1の値から前記第2の値に変更すると共に、前記CPUが実行するプログラムを前記第1動作モードで動作させるための第1プログラムから前記第2動作モードで動作させるための第2プログラムに変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の装置。
  12. 前記装置は、画像形成装置である
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の装置。
  13. 前記第2動作モードは、前記第1動作モードに対して画像形成速度が異なる動作モードである
    ことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御パラメータの値として、前記制御対象を第1動作モードで動作させるための第1の値と前記制御対象を第2動作モードで動作させるための第2の値とを予め記憶した記憶手段と、
    情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
    前記インターフェイス手段に前記情報記憶媒体が装着された場合、前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記第1の値から前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする装置。
  15. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
    前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を記憶する情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
    前記インターフェイス手段に前記情報記憶媒体が装着された場合、前記第2の値を前記情報記憶媒体から入手する入手手段と、
    前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記入手手段で入手した前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする装置。
  16. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御対象を第1動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値であって該装置の個体差に合わせて調整済みの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
    動作モード変更情報を記憶する情報記憶媒体と接続するインターフェイス手段と、
    前記インターフェイス手段に前記情報記憶媒体が装着された場合、前記制御対象を第2動作モードで動作させるための前記制御パラメータの値である第2の値を、前記動作モード変更情報に基づいて導出する導出手段と、
    前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記導出手段で求めた前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする装置。
  17. 前記動作モード変更情報は、前記第1動作モードにおける前記制御パラメータの値と前記第2動作モードにおける前記制御パラメータの値との相関を示すものであり、前記第2の値は、該相関と前記第1の値に基づいて導出する
    ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記第2の値は、前記動作モード変更情報と装置毎の個体差に係わる調整量データに基づいて導出する
    ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  19. 前記装置は、画像形成装置である
    ことを特徴とする請求項14乃至18のいずれか1つに記載の装置。
  20. 前記第2動作モードは、前記第1動作モードに対して画像形成速度が異なる動作モードである
    ことを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御対象を動作させて第1の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
    前記制御対象を動作させて前記第1の記録速度より速い第2の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値である第2の値を外部から入手する入手手段と、
    前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記入手手段で入手した前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  22. 制御対象と、
    前記制御対象の動作を制御パラメータに基づいて制御する制御手段と、
    前記制御対象を動作させて第1の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値であって該装置の個体差に合わせて調整済みの値である第1の値を予め記憶した記憶手段と、
    動作モード変更情報を外部から入手する入手手段と、
    前記制御対象を動作させて前記第1の記録速度より速い第2の記録速度にて記録用紙に記録を行うための前記制御パラメータの値である第2の値を、前記動作モード変更情報に基づいて導出する導出手段と、
    前記制御手段が参照する制御パラメータの値を前記記憶手段に予め記憶されていた前記第1の値から前記導出手段で求めた前記第2の値に変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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