JP2016175254A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】速度情報を変更することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、画像形成装置は、第1取得部と、格納部と、操作部と、第1設定部と、印刷部と、を備える。第1取得部は、画像データを取得する。格納部は、複数個の速度情報を格納する。操作部は、前記格納部が格納する前記複数個の速度情報の1つを指定する指定操作を受け付ける。第1設定部は、前記操作部が受け付けた前記指定操作が指定した速度情報を設定する。印刷部は、前記第1設定部が設定した前記速度情報に基づく印刷速度で前記第1取得部が取得した前記画像データを印刷する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、印刷速度を示すCPM(Copies Per Minute)情報(速度情報)を用いて印刷速度を設定するものがある。CPM情報は、製造時などに画像形成装置のROMに格納される。従来の画像形成装置では、CPM情報を変更できないため、印刷速度を変更することができないという課題がある。
特開2006−129164号
上記の課題を解決するために、速度情報を変更することができる画像形成装置を提供する。
実施形態によれば、画像形成装置は、第1取得部と、格納部と、操作部と、第1設定部と、印刷部と、を備える。第1取得部は、画像データを取得する。格納部は、複数個の速度情報を格納する。操作部は、前記格納部が格納する前記複数個の速度情報の1つを指定する指定操作を受け付ける。第1設定部は、前記操作部が受け付けた前記指定操作が指定した速度情報を設定する。印刷部は、前記第1設定部が設定した前記速度情報に基づく印刷速度で前記第1取得部が取得した前記画像データを印刷する。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る操作パネルの例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るCPM情報の例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るタッチパネルの表示例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 図6は、第2実施形態に係る画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、第2実施形態に係る画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 図8は、第3実施形態に係る画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
図1が示すように、画像形成装置1は、CPU11、メインメモリ12、記憶装置13、操作パネル14、スキャナ15、入力画像処理部16、ページメモリ17、出力画像処理部18、及び、画像形成部19などを備える。
CPU11は、画像形成装置1全体及び各部を統括的に制御する。CPU11は、プログラムを実行することで処理を実現するプロセッサである。CPU11は、システムバスを介して、装置内の各部に接続する。CPU11は、各部との双方向の通信により、各部へ動作指示を出力したり、各部から種々の情報を取得したりする。また、CPU11は、装置内の各部に設置される各種のセンサの検知信号および動作状態などを示す情報を各種のセンサなどから受信する。
メインメモリ12は、揮発性のメモリである。メインメモリ12は、ワーキングメモリ、あるいはバッファメモリである。メインメモリ12は、CPU11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、メインメモリ12は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
記憶装置13は、書き換え可能な不揮発性メモリである。記憶装置13は、CPU11が実行する制御プログラムおよび制御データを記憶する。また、記憶装置13は、設定情報、及び/又は、処理条件などを記憶する。また、記憶装置13は、用紙に画像を印刷した印刷枚数などを記憶する。
また、記憶装置13(格納部)は、複数個のCPM情報を格納する。CPM情報については、後述する。
操作パネル14は、画像形成装置1の操作者によって、種々の指示が入力される。操作パネル14は、操作者に入力された指示のデータをCPU11へ送信する。操作パネル14は、操作部として、たとえば、キーボード、テンキー、及び、タッチパネルなどを備える。
また、操作パネル14は、画像形成装置1の操作者に対して、種々の情報を表示する。即ち、操作パネル14は、CPU11からの信号に基づいて、種々の情報を示す画面を表示する。操作パネル14は、表示部として、たとえば、液晶ディスプレイなどを備える。
図2は、操作パネル14の例を示す。
図2が示すように、操作パネル14は、ボタン群141、タッチパネル142及び表示パネル143などを備える。
ボタン群141は、操作者に押下されることで操作の入力を受け付ける。たとえば、ボタン群141は、テンキー、メニュー画面を表示させるメニューボタン、コピーを開始するコピーボタン、スキャンを開始するスキャンボタン、及び、電源をオン/オフする電源ボタンなどから構成される。
タッチパネル142は、操作者にタッチされることで操作の入力を受け付ける。
表示パネル143は、操作者に対して種々の情報を表示する。
ここでは、タッチパネル142と表示パネル143とは、一体的に形成される。
たとえば、表示パネル143は、アイコンなどを表示する。タッチパネル142は、表示パネル143が表示するアイコンがタッチされたことを検知して操作の入力を受け付ける。
スキャナ15は、原稿面を光学的に走査し、原稿上の画像を画像データとして読み取る。スキャナ15は、原稿をカラー画像として読み取ってもよいし、原稿をモノクロ画像として読み取ってもよい。
入力画像処理部16は、スキャナ15が読み取った画像データを処理する。なお、入力画像処理部16は、スキャナ15以外からの画像データを処理してもよい。たとえば、入力画像処理部16は、USBメモリ、PC、又は、スマートフォンなどから送られた画像データを処理してもよい。
ページメモリ17は、入力画像処理部16が処理した画像データを格納する。
出力画像処理部18は、画像形成部19が画像データを用紙に印刷できるように、ページメモリ17が格納する画像データを処理する。
画像形成部19は、CPU11の指示に基づいて、出力画像処理部18が処理した画像データを用紙に印刷する。また、画像形成部19(印刷部)は、CPU11が設定したCPM情報に基づいて画像データを用紙に印刷する。
画像形成部19は、たとえば、インクジェット方式または電子写真方式により画像データを用紙に印刷する。また、画像形成部19は、画像データが印刷される用紙を供給する用紙供給部、用紙を搬送する用紙搬送部、及び、用紙に画像データを印字する印字部などを備えてもよい。
次に、CPM情報について説明する。
CPM情報は、画像形成部19が画像データを用紙に印刷する速度を示す情報である。
図3は、記憶装置13が格納するCPM情報の例を示す。
図3が示すように、記憶装置13は、第1CPM情報13A及び第2CPM情報13Bなどを備える。
ここでは、第1CPM情報13Aは、デフォルトで画像形成装置1に設定されるCPM情報である。また、第2CPM情報13Bは、第1CPM情報13Aよりも高速なCPM情報である。
CPM情報は、用紙サイズごとに印刷速度(枚/分)を示す。
たとえば、第1CPM情報13Aは、用紙サイズ「A4」に対応する印刷速度「25」、用紙サイズ「A4R」に対応する印刷速度「20」、用紙サイズ「B4」に対応する印刷速度「17」及び用紙サイズ「A3」に対応する印刷速度「15」などを示す。
第2CPM情報13Bは、用紙サイズ「A4」に対応する印刷速度「50」、用紙サイズ「A4R」に対応する印刷速度「36」、用紙サイズ「B4」に対応する印刷速度「29」及び用紙サイズ「A3」に対応する印刷速度「25」などを示す。
なお、CPM情報の構成は、特定の構成に限定されるものではない。また、画像形成部19が画像データを用紙に印刷する速度を示す情報(速度情報)は、CPM情報に限定されるものではない。たとえば、速度情報は、PPM(Page per Minute)などであってもよい。
例えば、CPM情報は、印刷の解像度に応じた印刷速度を示してもよい。また、CPM情報は、解像度及び用紙サイズに応じた印刷速度を示してもよい。
また、記憶装置13は、3つ以上のCPM情報を格納してもよい。記憶装置13が格納するCPM情報の個数は、特定の個数に限定されるものではない。
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置のCPU11が備える機能について説明する。
CPU11は、画像データを取得する機能を有する(第1取得部)。たとえば、CPU11は、スキャナ15を通じて画像データを取得する。なお、CPU11は、USBメモリ、外部PC又はスマートフォンなどから画像データを取得してもよい。
また、CPU11は、記憶装置13が格納する複数個のCPM情報の1つを指定する指定操作を受け付ける機能を有する(操作部)。即ち、CPU11は、操作者から、画像形成装置1に設定するCPM情報の指定を受け付ける。たとえば、CPU11は、操作パネル14を通じてCPM情報の指定を受け付ける。
図4は、操作パネル14の表示パネル143が表示する操作画面の例を示す。
図4が示す表示例では、表示パネル143は、速度アップアイコン143Aを表示する。印刷速度の指定を受け付ける際に、速度アップアイコン143Aは、操作者が印刷速度の高速化を指示するアイコンである。言い換えると、速度アップアイコン143Aは、高速なCPM情報を指定するためのアイコンである。即ち、操作者が速度アップアイコン143Aをタッチすると、タッチパネル142は、速度アップが指示されたことを検知する速度アップアイコン143Aが指示されたことを検知する。
CPU11は、タッチパネル142が速度アップアイコン143Aへの指定を検知すると、CPMを高速化する。たとえば、CPU11は、現在設定されているCPM情報(例えば、第1CPM情報13A)を高速なCPM情報(たとえば、第2CPM情報13B)に変更する。
また、CPU11は、速度アップアイコン143Aへの指定に応じてCPM情報を設定する機能を有する(第1設定部)。たとえば、CPU11は、速度アップアイコン143Aへの指定がない場合、現在設定されている低速なCPM情報(たとえば、第1CPM情報13A)を設定する。
また、CPU11は、速度アップアイコン143Aへの指定を受け付けた場合、CPM情報の設定を高速なCPM情報(たとえば、第2CPM情報13B)に変更する。
CPU11は、印刷速度を設定する制御情報として、指定されたCPM情報を記憶装置13に格納してもよい。また、CPU11は、印刷速度を設定する制御情報として、指定されたCPM情報をメインメモリ12に格納してもよい。
また、CPU11は、設定されたCPM情報に従って、印刷データを用紙に印刷する機能を有する。即ち、CPU11は、画像形成部19に、設定されたCPM情報に従って印刷データを用紙に印刷させる。
CPU11は、用紙のサイズに対応する印刷速度で画像データを用紙に印刷する。即ち、CPU11は、設定されたCPM情報から用紙のサイズに対応する印刷速度を取得し、取得された印刷速度で画像データを用紙に印刷する。
また、CPU11は、CPM情報に従って印刷された用紙の枚数をカウントする機能を有してもよい。たとえば、CPU11は、第1CPM情報13Aを用いて印刷した用紙の枚数、及び/又は、第2CPM情報13Bを用いて印刷した用紙の枚数をカウントしてもよい。
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置におけるCPM情報の設定処理について説明する。
CPM情報の設定は、操作者が画像データを印刷する際に実行される。たとえば、操作者がコピーを開始するコピーボタンを押下した後に、又は、コピーボタンを押下する前に、CPU11は、CPM情報を設定する。
図5は、第1の実施形態に係る画像形成装置におけるCPM情報の設定処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU11は、操作パネル14に速度アップアイコン143Aを表示する(Act11)。
速度アップアイコン143Aを表示すると、CPU11は、速度アップアイコン143Aがタッチされたか判定する(Act12)。
速度アップアイコン143Aがタッチされたと判定すると(Act12、YES)、CPU11は、印刷速度を示す制御情報として高速なCPM情報(第2CPM情報13B)を設定する(Act13)。
速度アップアイコン143Aがタッチされていないと判定すると(Act12、NO)、CPU11は、CPM情報の設定を低速なCPM情報(第1CPM情報13A)のままとする(Act14)。たとえば、CPU11は、速度アップアイコン143Aがタッチされずに印刷開始ボタンが押下された場合に、速度アップアイコン143Aがタッチされていないと判定する。すなわち、CPU11は、速度アップアイコン143Aへのタッチの有無に応じてCPM情報の設定を決定する。
高速なCPM情報を設定した場合(Act13)、又は、低速なCPM情報のままとした場合(Act14)、CPU11は、CPM情報の設定動作を終了する。
CPU11は、CPM情報の設定を決定した後に印刷を開始してもよい。また、CPU11は、高速なCPM情報を用いて印刷した枚数、又は、低速なCPM情報を用いて印刷した枚数をカウントしてもよい。
また、CPU11は、3つ以上のCPM情報のから1つのCPM情報を指定する操作を受け付けてもよい。たとえば、CPU11は、表示パネル143に複数個のアイコンを表示し、CPM情報の指定を受け付けてもよい。
以上のように構成された画像形成装置は、複数のCPM情報を備え、CPM情報を切り替えて印刷することができる。その結果、画像形成装置は、操作者の指示に従って印刷に用いるCPM情報を変更することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る画像形成装置1は、CPMメモリ2がCPM情報を格納する点で第1実施形態に係る画像形成装置1と異なる。従って、他の構成については同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、第2実施形態に係る画像形成装置1の構成例を示すブロック図である。
図6が示すように、画像形成装置1は、さらにメモリインターフェース20を備える。
メモリインターフェース20は、CPMメモリ2とデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、CPU11は、メモリインターフェース20を通じて、CPMメモリ2からデータを読み出す。また、CPU11は、メモリインターフェース20を通じて、CPMメモリ2にデータを書き込む。
メモリインターフェース20は、CPMメモリ2としての記憶装置に応じたインターフェースとなる。たとえば、メモリインターフェース20は、USB、又は、SDカードリーダライタなどである。メモリインターフェース20は、CPMメモリ2としての記憶装置が着脱可能なインターフェースでも良い。メモリインターフェース20の構成は、特定に構成に限定されるものではない。
CPMメモリ2(メモリ)は、CPM情報を格納する。たとえば、CPMメモリ2は、第1CPM情報13A、又は、第2CPM情報13Bを格納する。
また、CPMメモリ2は、CPM情報に対応する使用制限情報を格納する。
使用制限情報は、対応するCPM情報を使用して印刷することができる条件を示す。たとえば、使用制限情報は、当該CPM情報を使用して印刷することができる上限枚数を示す出力可能枚数情報である。この場合、CPU11は、当該CPM情報を使用して印刷した印刷枚数をカウントする。CPU11は、カウントされた印刷枚数が上限枚数より小さければ、当該CPM情報が使用可能であると判定する。
また、たとえば、使用制限情報は、対応するCPM情報を利用することができる使用可能期間を示す使用可能期間情報である。この場合、CPU11は、現在の日時が使用可能期間内であると、当該CPM情報が使用可能であると判定する。
なお、使用制限情報は、特定の条件に限定されるものではない。
CPMメモリ2は、画像形成装置1から容易に取り外し、又は、取り付けることができる構造になっている。即ち、CPMメモリ2は、容易に交換可能なメモリである。CPMメモリ2は、たとえば、USBメモリ、又は、SDカードなどである。CPMメモリ2の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
また、CPMメモリ2は、画像形成装置1の筐体の一部にセットされてもよい。たとえば、CPMメモリ2は、画像形成装置1の商品名が書かれたエンブレムの一部に取り付けられてもよい。
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置のCPU11が備える機能について説明する。
CPU11は、メモリインターフェース20を通じて、CPMメモリ2からCPM情報と使用制限情報とを取得する機能を有する(第2取得部)。
また、CPU11は、使用制限情報に基づいて、CPM情報が使用可能であるか判定する機能を有する(判定部)。たとえば、使用制限情報が出力可能枚数情報である場合、CPU11は、当該CPM情報を使用して印刷した印刷枚数を取得する。印刷枚数は、記憶装置13に格納されてもよいし、CPMメモリ2に格納されてもよい。また、印刷枚数は、他の不揮発性メモリに格納されてもよい。CPU11は、取得された印刷枚数が、取得可能枚数情報が示す上限枚数よりも小さいと判断した場合、CPM情報が使用可能であると判定する。また、CPU11は、取得された印刷枚数が、取得可能枚数情報が示す上限枚数と同数であると判断した場合、CPM情報が利用不可能であると判定する。
また、たとえば、使用制限情報が使用可能期間情報である場合、CPU11は、現在の日時が、使用可能期間情報が示す期間内であるか判定する。現在の日時が期間内であると判定した場合、CPU11は、CPM情報が使用可能のであると判定する。また、現在の日時が期間外であると判定した場合、CPU11は、CPM情報が利用不可能のであると判定する。
また、CPU11は、印刷速度を制御する制御情報として、使用可能であると判定されたCPM情報を設定する機能を有する(第2設定部)。たとえば、CPU11は、印刷速度を設定する制御情報として、使用可能と判断されたCPM情報を記憶装置13に格納してもよい。また、CPU11は、印刷速度を設定する制御情報として、使用可能と判断されたCPM情報をメインメモリ12に格納してもよい。
また、CPU11は、CPM情報毎に印刷枚数をカウントする機能を有する。たとえば、CPU11は、印刷枚数をCPMメモリ2に格納する。また、CPU11は、印刷枚数を当該CPM情報と対応付けて記憶装置13に格納してもよい。なお、使用制限情報が出力可能枚数情報でない場合には、CPU11は、当該機能を実行しなくともよい。
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置におけるCPM情報の設定処理について説明する。
CPU11は、画像形成装置1の電源がオンになった時に、CPM情報を設定してもよい。また、CPU11は、CPMメモリ2が交換された際に、CPM情報を設定してもよい。また、CPU11は、印刷動作の開始前に、CPM情報の設定をしてもよい。
図7は、第2の実施形態に係る画像形成装置におけるCPM情報の設定処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU11は、メモリインターフェース20を通じて、CPMメモリ2からCPM情報及び使用制限情報を取得する(Act21)。
CPM情報及び使用制限情報を取得すると、CPU11は、取得された使用制限情報が使用可能期間情報であるか判定する(Act22)。
使用制限情報が使用可能期間情報であると判定すると(Act22、YES)、CPU11は、使用可能期間情報から使用可能期間を取得する(Act23)。
使用可能期間を取得すると、CPU11は、現在の日時が使用可能期間外であるか判定する(Act24)。
使用制限情報が使用可能期間情報でないと判定すると(Act22、NO)、CPU11は、使用可能期間情報から上限枚数を取得する(Act25)。
上限枚数を取得すると、CPU11は、印刷枚数が上限枚数に達しているか判定する(Act26)。たとえば、CPU11は、印刷枚数をCPMメモリ2又は記憶装置13から取得する。
現在の日時が使用可能期間外でないと判定した場合(Act24、NO)、又は、印刷枚数が上限枚数に達していないと判定した場合(Act26、NO)、CPU11は、印刷速度を制御する制御情報として、CPMメモリ2から取得されたCPM情報を設定する(Act27)。
現在の日時が使用可能期間外であると判定した場合(Act24、YES)、又は、印刷枚数が上限枚数に達していると判定した場合(Act26、YES)、CPU11は、操作パネル14などに、CPMメモリ2の交換を促すメッセージを表示する(Act28)。
CPM情報を設定した場合(Act27)、又は、メッセージを表示した場合(Act28)、CPU11は、動作を終了する。
CPU11は、その後に、印刷開始の指示があるまで待機してもよい。CPU11は、印刷開始の指示を受け付けると、設定されたCPM情報に基づいて画像データを用紙に印刷する。また、CPU11は、当該CPM情報を用いて印刷した印刷枚数をカウントアップして、CPMメモリ2又は記憶装置13に格納してもよい。
なお、記憶装置13は、デフォルトのCPM情報(たとえば、第1CPM情報13A)を格納し、CPMメモリ2は、他のCPM情報(たとえば、第2CPM情報13B)を格納してもよい。この場合、CPU11は、操作者の指示に従って、CPM情報を選択して設定してもよい。
また、デフォルトのCPM情報(たとえば、第1CPM情報13A)を格納するCPMメモリ2は、使用制限のないことを示す使用制限情報を格納してもよい。
また、使用制限情報が出力可能枚数情報である場合、CPU11は、残りの印刷可能枚数(上限枚数−印刷枚数)を操作パネル14などに表示してもよい。また、使用制限情報が使用可能期間情報である場合、CPU11は、使用可能期間又は残りの使用期間を操作パネル14などに表示してもよい。
以上のように構成された画像形成装置は、CPMメモリが格納するCPM情報を設定することができる。その結果、画像形成装置は、CPMメモリを交換することで、CPM情報を変更することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係る画像形成装置1は、スキャナ15を通じてCPM情報を取得する点で、第1実施形態に係る画像形成装置1と異なる。従って、他の構成については同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
記憶装置13は、デフォルトのCPM情報(たとえば、第1CPM情報13A)を格納する。記憶装置13は、製造時などにデフォルトのCPM情報を格納する。
次に、第3の実施形態に係る画像形成装置のCPU11が備える機能について説明する。
CPU11は、スキャナ15を通じて、CPM情報及び使用制限情報を取得する機能を有する(第2取得部)。たとえば、CPU11は、スキャナ15を通じて、デフォルトのCPM情報とは異なるCPM情報(第2CPM情報13B)と、当該CPM情報に対応する使用制限情報を取得する。
たとえば、CPU11は、スキャナ15を通じて、CPM情報と使用制限情報とを示すバーコード又は2次元コード(コード)などを読み取って、CPM情報と使用制限情報とを取得する。また、CPU11は、PDFファイルが含むバーコード又は2次元コードなどを取得して、CPM情報と使用制限情報とを取得してもよい。また、CPU11は、外部装置との通信などによって、CPM情報と使用制限情報とを取得してもよい。CPU11がCPM情報と使用制限情報とを取得する手段は、特定の構成に限定されるものではない。
CPU11は、取得されたCPM情報及び使用制限情報を記憶装置13に格納する。
また、CPU11は、取得された使用制限情報に基づいて、取得されたCPM情報が使用可能であるか判定する機能を有する(判定部)。この機能は、第2実施形態の判定部と同様であるため詳細な説明を省略する。
また、CPU11は、印刷速度を制御する制御情報として、使用可能であると判定されたCPM情報を設定する機能を有する(第2設定部)。この機能は、第2実施形態の第1設定部と同様であるため詳細な説明を省略する。
また、CPU11は、CPM情報を使用して印刷した印刷枚数をカウントする機能を有する。たとえば、CPU11は、印刷枚数を記憶装置13に格納する。なお、使用制限情報が出力可能枚数情報でない場合には、CPU11は、当該機能を実行しなくともよい。
次に、第3の実施形態に係る画像形成装置におけるCPM情報の設定処理について説明する。
CPU11は、画像形成装置1の電源がオンになった時に、CPM情報を設定してもよい。また、CPU11は、印刷動作の開始前に、CPM情報の設定をしてもよい。
ここでは、CPU11は、第2CPM情報13Bと、第2CPM情報13Bに対応する使用制限情報とを予め取得し、記憶装置13に格納しているものとする。
図8は、第3の実施形態に係る画像形成装置におけるCPM情報の設定処理の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、CPU11は、記憶装置13から第2CPM情報と、第2CPM情報に対応する使用制限情報とを取得する。
Act22〜Act26は、図7のそれらと同様なので説明を省略する。
現在の日時が使用可能期間外でないと判定した場合(Act24、NO)、又は、印刷枚数が上限枚数に達していないと判定した場合(Act26、NO)、CPU11は、印刷速度を制御する制御情報として、記憶装置13から取得された第2CPM情報13Bを設定する(Act32)。
現在の日時が使用可能期間外であると判定した場合(Act24、YES)、又は、印刷枚数が上限枚数に達していると判定した場合(Act26、YES)、CPU11は、印刷速度を制御する制御情報として、デフォルトのCPM情報(第1CPM情報13A)を設定する(Act33)。
第2CPM情報を設定した場合(Act32)、又は、デフォルトのCPM情報を設定した場合(Act33)、CPU11は、動作を終了する。
CPU11は、その後に、印刷開始の指示があるまで待機してもよい。CPU11は、印刷開始の指示を受け付けると、設定されたCPM情報に基づいて画像データを用紙に印刷する。また、CPU11は、当該CPM情報を用いて印刷した印刷枚数をカウントアップして、記憶装置13に格納してもよい。また、CPU11は、現在設定されているCPM情報を操作パネル14などに表示してもよい。
また、CPU11は、第2CPM情報が使用可能であると判定した場合、操作者の指示に従ってデフォルトのCPM情報と第2CPM情報13Bとから1つのCPM情報を選択して設定してもよい。たとえば、CPU11は、デフォルトのCPM情報と第2CPM情報13BとからCPM情報を選択させるアイコンなどを表示してもよい。
また、使用制限情報が出力可能枚数情報である場合、CPU11は、残りの印刷可能枚数(上限枚数−印刷枚数)を操作パネル14などに表示してもよい。また、使用制限情報が使用可能期間情報である場合、CPU11は、使用可能期間又は残りの使用期間を操作パネル14などに表示してもよい。
以上のように構成された画像形成装置は、事後的にCPM情報を追加することができる。また、画像形成装置は、当該CPM情報の使用制限を満たす限り当該CPM情報を用いて画像データを印刷することができる。そのため、画像形成装置は、CPM情報を変更することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成装置、2…CPMメモリ、11…CPU、12…メインメモリ、13…記憶装置、13A…第1CPM情報、13B…第2CPM情報、14…操作パネル、15…スキャナ、19…画像形成部、142…タッチパネル、143…表示パネル、143A…速度アップアイコン。

Claims (5)

  1. 画像データを取得する第1取得部と、
    複数個の速度情報を格納する格納部と、
    前記格納部が格納する前記複数個の速度情報の1つを指定する指定操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部が受け付けた前記指定操作が指定した速度情報を設定する第1設定部と、
    前記第1設定部が設定した前記速度情報に基づく印刷速度で前記第1取得部が取得した前記画像データを印刷する印刷部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 画像データを取得する第1取得部と、
    速度情報を取得する第2取得部と、
    前記第2取得部が取得した前記速度情報が使用可能であるか判定する判定部と、
    前記判定部が、前記速度情報が使用可能であると判定した場合、前記速度情報を設定する第2設定部と、
    前記第2設定部が設定した前記速度情報に基づく印刷速度で前記第1取得部が取得した前記画像データを印刷する印刷部と、
    を備える画像形成装置。
  3. 前記第2取得部は、さらに、前記速度情報に対応する使用制限情報を取得し、
    前記判定部は、前記第2取得部が取得した前記使用制限情報に基づいて前記速度情報が使用可能であるか判定する、
    前記請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2取得部は、取り外し可能な媒体から前記速度情報を取得する、
    前記請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2取得部は、前記速度情報を示すコードを読み取るスキャナである、
    前記請求項2又は3に記載の画像形成装置。
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