JP2007283664A - プリンタ、プリントシステムおよびプリンタ制御方法 - Google Patents

プリンタ、プリントシステムおよびプリンタ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタにおける印刷ジョブの中止を適時に行い得るようにする。
【解決手段】ホスト装置14のプリンタドライバ50が印刷条件の一つとしてユーザ所望の印刷速度を設定し、その速度設定を含んだ印刷ジョブがプリンタ12に送信される。印刷ジョブの送信に同期して、ホスト装置14のジョブマネージャ54が起動し、ジョブ停止ボタンを表示する。プリンタ12は、受信した印刷ジョブの速度設定に従って、その印刷ジョブの印刷速度を制御する。ユーザが表示された停止ボタンを操作すると、ジョブマネージャ54はジョブ停止命令をプリンタ12に送り、プリンタ12は印刷ジョブの処理を停止する。予めプリンタドライバ50上で印刷速度をより低く設定しておけば、沢山のプリントアウトが出てしまう前に印刷ジョブを停止することがより容易である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、プリントシステムおよびプリンタ制御方法に関わり、特に、印刷ジョブを中止するための制御に関する。
クライアントコンピュータ上で動作するステータスモニタが、プリントサーバでの印刷ジョブの一時停止や再開や中止などの操作を行なえること、および、プリントサーバが、ステータスモニタによる印刷ジョブの上記操作を有効/無効にできること、が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−112685号公報(特に段落0027〜0034)
しかしながら、高速なプリンタを使用している場合、そのプリンタに印刷ジョブが一旦入力されると、短時間で印刷ジョブが完了するので、その印刷ジョブを中止しようとユーザが欲しても、最早その時間的余裕がないということが少なくない。しかも、印刷ジョブの操作の手順は、一般に、例えばステータスモニタのプルダウンメニューを開き、そのメニュー中から所望の操作項目を選択する、というように複数段階からなるため、プリンタの高速性に打ち勝つほどの短時間にこれを行なうことは、ユーザにとり難しい。
従って、本発明の目的は、プリンタにおける印刷ジョブの中止を適時に行い得るようにすることにある。
本発明の一つの側面に従えば、プリンタは、ホスト装置から印刷ジョブを受信するプリンタコントローラと、前記プリンタコントローラに応答してプリントアウトを出力する印刷エンジンとを備え、前記プリンタコントローラは、前記ホスト装置から受信された1以上の印刷ジョブの各々に基づいて複数の印刷要求を生成し、生成された前記印刷要求を順次に前記印刷エンジンへ供給するジョブ処理手段と、前記ホスト装置から速度指示を受信し、前記受信された各印刷ジョブについての印刷速度を、前記速度指示に応じて可変制御する印刷速度制御手段と、前記ホスト装置から、前記受信された1以上の印刷ジョブ中から選択された印刷ジョブについて中止命令を受信し、前記選択された印刷ジョブの前記ジョブ処理手段による処理を中止するジョブ中止手段とを有する。
このプリンタによれば、印刷ジョブの印刷速度をホスト装置からの速度指示で可変制御できるので、事前にホスト装置から或る印刷ジョブの印刷速度が低くなるように速度指示を送っておけば、ユーザがその印刷ジョブを中止したくなった時に、多数のプリントアウトが出力されてしまう前に適時にその印刷ジョブを中止することが、ユーザにとり容易である。
好適な実施形態にかかるプリンタにおいては、前記印刷速度制御手段は、前記選択された印刷ジョブについて前記印刷要求の各々を前記印刷エンジンへ供給する前に前記速度指示に応じた待ち時間を入れるように、前記ジョブ処理手段を制御する。そのため、印刷エンジンが1つの印刷要求に対応したプリントアウトを生成する速度(つまり、印刷エンジンのハードウェアの動作速度)を変えなくても、印刷ジョブの全体の印刷速度を可変制御することができる。
好適な実施形態にかかるプリンタにおいては、前記プリンタコントローラは、ジョブメモリと、退避メモリとをさらに有し、前記ジョブ処理手段は、前記ホスト装置から受信した前記印刷ジョブを前記ジョブメモリに格納し、前記ジョブメモリ内に存在する前記印刷ジョブに基づいて前記印刷命令を生成する。さらに、前記プリンタコントローラは、前記ホスト装置から、前記受信された1以上の印刷ジョブ中から指定された印刷ジョブについて一時停止命令を受信し、前記ジョブメモリ内の前記指定された印刷ジョブを前記退避メモリへ移動することにより、前記所望の印刷時ジョブを一時停止する一時停止手段と、前記ホスト装置から、前記所望の印刷ジョブについて再開命令を受信し、前記退避メモリ内の前記指定された印刷ジョブを前記ジョブメモリへ戻すことにより、前記所望の印刷ジョブの一時停止を解除する再開手段とを有する。そして、前記ジョブ中止手段は、前記退避メモリ内から前記選択された印刷ジョブを消去することにより、前記選択された印刷ジョブを中止する。
この構成により、印刷ジョブを一時停止したり、一時停止した印刷ジョブを再開させたり、一時停止した印刷ジョブを中止したりすることができる。特に、印刷ジョブを中止する場合には、まずその印刷ジョブを一時停止し、その後に中止するという段階を踏むので、ユーザが焦ってしまって、中止すべきでない印刷ジョブを中止してしまうという問題が発生する虞が少ない。それに加え、中止すべきである印刷ジョブであっても、とりあえずそれを一時停止しさえすれば、多くのプリントアウトが出力されてしまうという問題が回避できる。
好適な実施形態にかかるプリンタにおいては、前記プリンタコントローラは、前記印刷ジョブの印刷順序を表した印刷キューをさらに有し、前記一時停止手段は、前記指定された印刷ジョブについての前記一時停止命令に応答して、前記印刷キューから前記指定された印刷ジョブの順位を外し、前記再開手段は、前記指定された印刷ジョブについての前記再開命令に応答して、前記印刷キューの最後尾に前記指定された印刷ジョブの順位を加える。これにより、或る印刷ジョブを一時停止した場合、それより後順位の印刷ジョブの順位を繰り上げて処理することができ、また、一旦一時停止された印刷ジョブを再開する場合、他の印刷ジョブの印刷順位に支障を与えることがない。
本発明の別の側面に従えば、プリントシステムは、ディスプレイスクリーンをもつホスト装置と通信することが可能なプリンタと、前記ホスト装置に設けられ、印刷条件を設定し、設定された印刷条件に従った印刷ジョブを作成して前記プリンタへ宛てて出力するプリンタドライバ手段と、前記プリンタドライバ手段から出力される前記印刷ジョブについての速度指示を出力する速度指示手段と、前記ホスト装置に設けられ、前記プリンタドライバ手段から出力された前記印刷ジョブを制御するジョブマネージャ手段とを備える。前記ジョブマネージャ手段は、ユーザにより操作され得るボタンをもつジョブコントロールパネルを前記ディスプレイ画面に表示するジョブコントロールパネル手段と、前記プリンタドライバ手段から既に出力された1以上の印刷ジョブ中からいずれかの印刷ジョブを選択し、前記ジョブコントロールパネル内の前記ボタンの操作に応答して、前記選択された印刷ジョブについて中止命令を前記プリンタへ送信するジョブ中止制御手段とを有する。また、前記プリンタは、前記ホスト装置から印刷ジョブを受信するプリンタコントローラと、前記プリンタコントローラに応答してプリントアウトを出力する印刷エンジンとを備え、前記プリンタコントローラは、前記ホスト装置から受信された1以上の印刷ジョブの各々に基づいて複数の印刷要求を生成し、生成された前記印刷要求を順次に前記印刷エンジンへ供給するジョブ処理手段と、前記ホスト装置から前記度指示を受信し、前記受信された各印刷ジョブについての印刷速度を、前記速度指示に応じて可変制御する印刷速度制御手段と、前記ホスト装置から、前記選択された印刷ジョブについて前記中止命令を受信し、前記選択された印刷ジョブの前記ジョブ処理手段による処理を中止するジョブ中止手段とを有する。
このプリントシステムによれば、ホスト装置からの速度指示でプリンタにおける印刷ジョブの印刷速度が可変制御されるから、その速度指示を用いて、前もって或る印刷ジョブの印刷速度を低く設定しておけば、高速なプリンタを使用していても、沢山のプリントアウトが出力サテしまう前に適時にその印刷ジョブを中止することが、ユーザにとり容易になる。
好適な実施形態にかかるプリントシステムにおいては、前記速度指示手段は、前記プリンタドライバ手段が前記印刷条件を設定するときに、ユーザにより操作され得る速度設定ツールを前記ディスプレイスクリーンに表示し、速度設定ツールの操作に応答して、前記プリンタドライバ手段から出力される各印刷ジョブについての速度指示を出力する第1の速度指示手段と、前記プリンタドライバ手段が前記印刷ジョブを出力した後に、ユーザにより操作され得る速度調整ツールを前記ディスプレイスクリーンに表示し、前記プリンタドライバ手段から既に出力された印刷ジョブの中からいずれかの印刷ジョブを選択し、速度調整ツールの操作に応答して、前記選択された印刷ジョブについての速度指示を出力する第2の速度指示手段との少なくとも一方を有する。
第1の速度指示手段を用いた場合、ホスト装置で印刷ジョブを作成して出力する際に、その印刷ジョブについて速度指示をプリンタに与えられるので、印刷ジョブの印刷速度を始めから適切な速度に設定しておける。他方、第2の速度指示手段を用いた場合には、印刷ジョブがプリンタへ送られた後に、その印刷ジョブの印刷速度を変更することができる。
好適な実施形態にかかるプリントシステムにおいては、前記ジョブマネージャ手段の前記コントロールパネル手段は、前記プリンタドライバ手段に応答して自動的に、前記ジョブコントロールパネルを前記ディスプレイスクリーンに表示する。これにより、プリンタドライバ手段から印刷ジョブを出力すれば、ユーザが別途の操作をしなくても、ジョブコントロールパネルが自動的に表示されるので、ジョブコントロールパネルを用いて印刷ジョブを中止する操作をタイムリに行うことが、ユーザにとって容易である。
好適な実施形態にかかるプリントシステムにおいては、前記ジョブマネージャ手段は、前記プリンタへ送信された前記1以上の印刷ジョブの前記プリンタにおける状態を調べ、前記1以上の印刷ジョブと前記調べられた状態の表示したジョブモニタ画面を、前記ディスプレイスクリーンに表示するジョブモニタ手段をさらに有する。そして、前記ジョブマネージャ手段の前記コントロールパネル手段は、前記ジョブモニタ画面に表示された前記1以上の印刷ジョブの中からいずれかの印刷ジョブを、前記選択された印刷ジョブとして選択する。これにより、プリンタ内に存在する印刷ジョブの中から中止すべき印刷ジョブを迅速に選択することが、ユーザにとり容易である。
好適な実施形態にかかるプリントシステムにおいては、前記ジョブ中止制御手段は、前記プリンタドライバ手段から既に出力された1以上の印刷ジョブ中から、最後に出力された印刷ジョブを初期的に選択し、ユーザからの要求に応答してユーザが指定した印刷ジョブを選択する。これにより、中止する必要が発生する頻度の高い最後に出力された印刷ジョブについては、ユーザは別途にこれを選択する操作をすることなく、直ちにジョブコントロールパネルを操作して、これを中止することができる。
本発明のまた別の観点に従えば、ホスト装置から1以上の印刷ジョブを受信し、受信された前記印刷ジョブの各々に基づいて複数の印刷要求を生成し、そして、生成された前記印刷要求を順次に印刷エンジンへ供給してプリントアウトを出力するプリンタ、を制御する方法は、前記ホスト装置から速度指示を受信し、前記受信された各印刷ジョブについての印刷速度を、前記速度指示に応じて可変制御するステップと、前記ホスト装置から、前記受信された1以上の印刷ジョブの中から選択された印刷ジョブについて中止命令を受信し、前記プリンタにおける前記選択された印刷ジョブの処理を中止するステップとを有する。
本発明によれば、プリンタにおける印刷ジョブの中止を適時に行なうことがより容易である。
図1は、本発明の一実施形態にかかるプリントシステムの構成および制御流れの要点を示す。
図1に示すように、この実施形態にかかるプリントシステム10は、所謂レーザプリンタまたはインクジェットプリンタのような電子式のプリンタ12と、所謂パーソナルコンピュータ、デジタルカメラまたは携帯電話機のようなホスト装置14とを備える。プリンタ12とホスト装置14は、通信ネットワークまたは専用通信ケーブルのような通信装置を介して相互通信可能であり、両者間の通信パスに例えばプリントサーバのような第3装置が介在してもよい。ホスト装置14は、ディスプレイスクリーン(図示省略)を有する。
プリンタ12は、ホスト装置14から印刷ジョブを受信するプリンタコントローラ22と、プリンタコントローラ22に応答してプリントアウトを出力する印刷エンジン20と、ユーザにより操作可能でプリンタコントローラ22に対して各種のユーザ要求を出力するプリンタコントロールパネル24を有する。プリンタコントローラ22は、ジョブ処理部30と停止/速度制御部32とを有する。また、プリンタコントローラ22は、RAMのような書換え可能な記憶装置(図示省略)を有し、この記憶装置上に、ジョブメモリ34、退避メモリ36、印刷キュー38およびMIB(Management Information Base)メモリ40が、動的にまたは静的に確保される。ここで、MIBメモリ40は、プリンタMIB(プリンタの状態を外部へ公開するための情報ベースであり、印刷ジョブの状態や属性などの情報が含まれる)を保持する記憶領域である。これらのメモリ34,36,38,40は、ジョブ処理部30と停止/速度制御部32によって、後に述べるように利用される。
プリンタコントローラ22内のジョブ処理部30は、ホスト装置14から1またはそれ以上の印刷ジョブを逐次にまたは同時に受信し、各印刷ジョブに基づいて1以上の印刷要求(例えば、印刷媒体の枚毎あるいはページ毎の印刷要求)を生成し、そして、生成された印刷要求を印刷エンジンへ供給するという印刷要求生成機能をもつ。ここで、1つの印刷ジョブが複数枚または複数ページ分のプリントアウトを要するものである場合、1つの印刷ジョブから複数の印刷要求がジョブ処理部30にて生成され、それら複数の印刷要求が順次に印刷エンジン20へ送られることになる。
停止/速度制御部32は、印刷速度調整機能、ジョブ停止機能、ジョブ一時停止機能およびジョブ再開機能を有する。印刷速度調整機能は、ホスト装置14から、ユーザが任意に選択した印刷ジョブ(以下、「選択ジョブ」という)についての速度調整命令を受信し、その選択ジョブについての印刷速度(つまり、印刷エンジンからプリントアウトが出力される速度)を、受信された速度調整命令に応じて可変制御するという機能である。また、ジョブ停止機能は、ホスト装置14から或る選択ジョブについての中止命令を受信し、ジョブ処理部30におけるその選択ジョブの処理を中止するという機能である。ここで、印刷ジョブの「中止」とは、次に述べる「一時停止」とは異なり、中止された印刷ジョブの処理は再開することはできない。また、ジョブ一時停止機能は、ホスト装置14から或る選択ジョブについての一時停止命令を受信し、ジョブ処理部30におけるその選択ジョブの処理を一時停止するという機能である。また、ジョブ再開機能とは、ホスト装置14から、一旦一時停止された選択ジョブについての再開命令を受信し、ジョブ処理部30におけるその選択ジョブの一時停止を解除して、その処理を再開できる状態に戻すという機能である。
プリンタコントロールパネル24は、停止/速度制御部32に対して、上述したホスト装置14からの速度調整命令、停止命令、一時停止命令および再開命令と同様の命令を出力することができる。プリンタコントロールパネル24から停止/速度制御部32へ速度調整命令、停止命令、一時停止命令または再開命令が出力されると、停止/速度制御部32は、ホスト装置14からの速度調整命令、停止命令、一時停止命令または再開命令を受信した場合と同様の制御を行なう。
ホスト装置14は、プリンタドライバ50とスプーラ52とジョブマネージャ54とを有する。プリンタドライバ50は、印刷ジョブを生成して印刷ジョブをプリンタ12へ宛てて出力する。スプーラ52は、プリンタドライバ50から出力された1以上の印刷ジョブを一時的に記憶し、プリンタ12がその印刷ジョブを受信できる状態なるとその印刷ジョブをプリンタ12へ実際に送信する。ジョブマネージャ54は、プリンタドライバ50から既に出力された印刷ジョブを制御する。
プリンタドライバ50は、ジョブジェネレータ60と速度セッタ62を有する。ジョブジェネレータ60は、ユーザが操作可能な各種の印刷条件設定ツールと印刷実行ボタンとを有するプリンタドライバ画面をホスト装置14のディスプレイスクリーンに表示し、各種の印刷条件設定ツールへのユーザの操作に応答して各種の印刷条件(カラー印刷か白黒印刷か、解像度、印刷すべきページ、両面印刷か片面印刷か、印刷媒体のサイズと向き、など)を設定し、そして、印刷実行ボタンへのユーザの操作に応答して、設定された印刷条件に従った印刷ジョブを生成して出力する機能を有する。速度セッタ62は、ユーザが操作可能な速度設定ツールをホスト装置14のディスプレイスクリーンに表示し、速度設定ツールへのユーザの操作に応答して、印刷ジョブ毎の印刷速度値を設定する機能を有する。速度セッタ62はジョブジェネレータ60と連係して動作し、ジョブジェネレータ60から印刷ジョブが出力されるとき、速度セッタ62により設定されたその印刷ジョブの印刷速度値が、その印刷ジョブに関連付けられてプリンタ12へ通知される。
図2Aと図2Bは、それぞれ上述したディスプレイスクリーンに表示される速度設定ツールの例を示す。
図2Aに例示された速度設定ツール200は、ラジオボタン202により、印刷速度を低速、標準および高速などの複数段階の何れかに設定する。図2Bに例示された速度設定ツール204は、スライダ206により、印刷速度を速度「1」から「10」までの複数段階の何れかに設定する。
このような速度設定ツール200または204は、上述したプリンタドライバ画面(図示省略)の中に、印刷条件設定ツールの一つとして組み込まれてもよいし、あるいは、プリンタドライバ画面とは別に設けられてもよい。また、速度設定ツール200または204により設定された印刷速度値は、印刷条件の一つとして印刷ジョブの中に組み込まれた形式であってもよいし、あるいは、印刷ジョブとは別のデータまたは命令の形式でプリンタ12へ送られてもよいが、本実施形態は前者の形式を採用する。
再び図1を参照する。ジョブマネージャ54は、ジョブモニタ64とジョブコントローラ66を有する。ジョブモニタ64は、プリンタドライバ50から出力された1以上の印刷ジョブの現在の処理進捗状態および属性(ドキュメント名、印刷速度、ユーザ名、ページ数など)を調べ、それらの印刷ジョブとその現在の態とをリストの形で表示したジョブモニタ画面を、ホスト装置14のディスプレイスクリーンに表示する機能をもつ。ここで、ジョブモニタ64により調べられて表示される処理進捗状態の種類には、「スプール中」、「前処理中」および「印刷中」などがある。ここで、状態「スプール中」は、その印刷ジョブがスプーラ52に記憶されており、プリンタ12への送信はまだ開始されていない状態を意味する。状態「前処理中」は、その印刷ジョブがプリンタ12には入力されたが、まだその印刷要求の印刷エンジン20への出力はまだ開始されていない状態、換言すれば、その印刷ジョブがプリンタコントローラ22内のジョブ処理部30により解釈されている最中であるか、または、解釈される前にジョブメモリ34内の受信バッファ領域で待機している状態であることを意味する。また、状態「印刷中」は、その印刷ジョブがプリンタ12に入力され、その印刷要求の印刷エンジン20への送信が開始されてプリントアウトの生成が開始されたが、まだ全てのプリントアウトの生成は完了してない状態を意味する。これらの処理進捗状態および属性の情報は、プリンタ12内のMIBメモリ40内の「プリンタMIB」で管理されており、ジョブモニタ64は、これをプリンタコントローラ22から取得する。
ジョブコントローラ66は、ユーザが操作可能な複数種類のジョブ制御ボタンを有するジョブコントロールパネルをホスト装置14のディスプレイスクリーンに表示する機能をもつ。さらに、ジョブコントローラ66は、ジョブモニタ64が表示するジョブモニタ画面上でユーザが任意の印刷ジョブを選択する操作に応答して、そのユーザに選択された印刷ジョブを選択し、そして、上述したジョブコントロールパネル上のジョブ制御ボタンへのユーザの操作に応答して、選択された印刷ジョブ(選択ジョブ)についての速度調整命令、中止命令、一時停止命令または再開命令をプリンタ12へ送信するという機能を有する。既に説明したように、プリンタ12では、ジョブコントローラ66から出力された選択ジョブについての速度調整命令、中止命令、一時停止命令または再開命令に応答して、プリンタコントローラ22内の停止/速度制御部32が、その選択ジョブの印刷速度を調整し、または、その選択ジョブを中止し、一時停止し、もしくは再開する(一時停止を解除する)。
図3は、ディスプレイスクリーンに表示される上記ジョブモニタ画面とジョブコントロールパネルの例を示す。
図3に示された例では、ジョブマネージャ54に対応した印刷ジョブマネージャ画面210がディスプレイスクリーンに表示され、この印刷ジョブマネージャ画面210の中に、ジョブモニタ64に対応したジョブモニタ画面212と、ジョブコントローラ66に対応したジョブコントロールパネル214が表示される。ジョブモニタ画面212には、プリンタドライバ50から既に出力され且つまた印刷が完了してない印刷ジョブについて、ドキュメント名、状態、印刷速度、ユーザ名、およびページ数などの複数の属性と印刷条件の情報が、リストまたはテーブルの形で表示される。ここで、項目「状態」には、上述した「スプール中」、「前処理中」および「印刷中」などの、その印刷ジョブの現在の処理進捗段階が示される。項目「速度」には、その印刷ジョブの現在の印刷速度が示される。この印刷速度は、その印刷ジョブの発行初期には、プリンタドライバ50の速度セッタ62により設定された速度値であり、その後、ジョブコントロールパネル214でその印刷毒度が調整(減速または増速)されると、その調整後の速度値になる。項目「ユーザ名」には、その印刷ジョブを発したユーザ名またはホスト装置名が示される。
ジョブモニタ画面212に表示された1以上の印刷ジョブの中から、ユーザは所望の印刷ジョブを選択することできる。図3の例では、「ドキュメント4」の印刷ジョブ224が選択されている。ユーザが或る印刷ジョブを制御したいとき、ユーザはジョブモニタ画面212上でその印刷ジョブを選択した上で、ジョブコントロールパネル214を操作することになる。なお、ジョブモニタ画面212が表示された当初は、最後に出力された印刷ジョブが、デフォルトで選択されている。従って、最後に出力された印刷ジョブを制御したい場合(この場合が発生する頻度はおそらく最も高い)、ユーザはわざわざ選択操作をする必要はなく、直ちにジョブコントロールパネル214を操作すればよい。
ジョブコントロールパネル214には、複数種類のジョブ制御ボタン、例えば、停止ボタン216、再開ボタン218、減速ボタン220および増速ボタン222が含まれる。ユーザが或る印刷ジョブを選択した上で減速ボタン220または増速ボタン222を操作すると、その選択ジョブについて減速命令または増速命令(いずれも上述した速度調整命令の一種)がプリンタ12へ出力される。また、ユーザが或る印刷ジョブを選択した上で停止ボタン216を操作すると、その選択ジョブについて一時停止命令がプリンタ12に出力される。一時停止命令によって或る印刷ジョブが一時停止にされた後、同じ印刷ジョブが選択された上で停止ボタン216が再度操作されると、その選択ジョブについて中止命令がプリンタ12に出力される。また、一時停止命令によって或る印刷ジョブが一時停止にされた後、同じ印刷ジョブが選択された上で再開ボタン218が操作されると、その選択ジョブについて再開命令がプリンタ12に出力される。
ところで、同じプリンタ12を複数のユーザまたはホスト装置が共用する場合に、各ユーザが自分以外のユーザの印刷ジョブを誤って制御しないようにするために、ジョブモニタ64は、当該ユーザまたは当該ホスト装置からの発行された印刷ジョブの情報のみをジョブモニタ画面212に表示するようにすることができる。例えば、或るユーザがホスト装置14から印刷ジョブをプリンタ12へ送信する場合、そのユーザまたはそのホスト装置14に固有の識別情報(例えば、IPアドレス、ユーザ名、ホスト装置名など)をその印刷ジョブに付加してプリンタ12へ送信し、プリンタ12ではプリンタMIBにてその識別情報をその印刷ジョブの属性の一つとして管理し、そして、ジョブモニタ64は、その識別情報を用いてプリンタMIBから取得すべき印刷ジョブの情報を選別することができる。
さて、上述したホスト装置14のジョブコントローラ66のジョブ制御機能と同等の機能が、プリンタ12のプリンタコントロールパネル24にも具備される。プリンタコントロールパネル24には、例えば図4に示すような複数種類のボタン230,232,234,236があり、これらのボタン230,232,234,236に、図3に示されたジョブコントロールパネル214の停止ボタン216、再開ボタン218、減速ボタン220および増速ボタン222と同様な機能が割り当てられる。
以上のように構成された本実施形態にかかるプリントシステム10の制御流れの要点を、図1を再び参照して以下に説明する。
ホスト装置14において、ユーザから或る文書について印刷設定指示が入力されると、プリンタドライバ50が起動し、プリンタドライバ画面を表示する。プリンタドライバ画面は、従来からの一般的な構造に加えて、図2Aまたは図2Bに例示したような速度設定ツール200または204が含まれている。プリンタドライバのジョブジェネレータ60が、プリンタドライバ画面へのユーザの条件設定操作に応答して各種の印刷条件を設定する。また、速度セッタ62が、図2Aまたは図2Bに示された速度設定ツール200または204へのユーザの操作に応答して印刷速度値をジョブジェネレータ60に設定する(矢印70)。その後、ジョブジェネレータ60は、プリンタドライバ画面へのユーザの印刷実行要求操作に応答して、設定された印刷条件と印刷速度設定値の情報が組み込まれた印刷ジョブを作成し、その印刷ジョブをプリンタ12へ宛てて出力する(矢印72)。その印刷ジョブは、スプーラ52に一時的に記憶された後、スプーラ52からプリンタ12へ送信される(矢印74)。
プリンタ12では、プリンタコントローラ22のジョブ処理部30が、ホスト装置14から印刷ジョブを受信し、受信された印刷ジョブをジョブメモリ34の受信バッファ領域に格納し(矢印76)、その印刷ジョブのジョブIDを印刷キュー38の最後尾に追加する(矢印78)。
また、ジョブ処理部30は、印刷キュー38の先頭からジョブIDを読み(矢印78)、その先頭のジョブIDに該当する印刷ジョブをジョブメモリ34の受信バッファ領域から読み出し(矢印76)、読み出された印刷ジョブを解釈して中間的な印刷データを作成し、その中間的な印刷データをジョブメモリ34の中間バッファ領域に格納する(矢印76)。その後、ジョブ処理部30は、ジョブメモリ34の中間バッファ領域から中間的な印刷データを読み出し(矢印76)、その中間的な印刷データから印刷媒体の枚毎またはページ毎の印刷要求を作成し、作成された印刷要求をジョブメモリ34の出力バッファ領域に格納する(矢印76)。その後、ジョブ処理部30は、そして、ジョブメモリ34の出力バッファ領域から枚毎またはページ毎の印刷要求を逐次に読出し(矢印76)、その印刷要求を印刷エンジン20へ出力する(矢印82)。その後、その印刷ジョブにより要求された全てのプリントアウトが出力され終わると、ジョブ処理部30は、その印刷ジョブをジョブメモリ34から消去し(矢印76)、かつ、その印刷ジョブのジョブIDを印刷キュー38から消去する(矢印78)。
ジョブ処理部30は、各印刷ジョブに基づく印刷要求を逐次に印刷エンジン20へ出力する時、その印刷ジョブに組み込まれている印刷速度値に基づいて印刷エンジン20による印刷速度を制御する。印刷速度の制御方法として、この実施形態では、各枚または各ページの印刷要求を印刷エンジン20へ出力する前に上記印刷速度値に応じた待ち時間だけ待つ(換言すれば、前の印刷要求と次の印刷要求との間のインターバルを上記印刷速度値に応じて変更する)という方法が採用される。上記印刷速度値が低速になるほど、上記待ち時間つまりインターバルは短くなる。印刷要求が入力されない限り印刷エンジン20のハードウェア(例えば、レーザプリンタの場合の露光装置、帯電装置、転写装置および定着装置など)は動作しない。そのため、この制御方法によれば、1枚または1ページの印刷速度(印刷エンジン20のハードウェアの動作速度)を変えることなく、複数枚または複数ページから通常構成される印刷ジョブの全体の印刷速度が変更可能である。なお、この方法に代えてまたは併用して、印刷エンジン20のハードウェアの動作速度を変えるという方法で、印刷速度を制御してもよい。
このような印刷ジョブの処理過程において、ジョブ処理部30は、その印刷ジョブの現在の処理進捗状態をMIBメモリ40に記録し、処理進捗状態が変化するとMIBメモリ40の記録を更新する(矢印80)。MIBメモリ40に記録される処理進捗状態の種類は、図3に例示されたようなジョブモニタ画面212の項目「状態」に表示される処理進捗状態の種類よりも詳細であってよい。例えば、この実施形態は、「解釈前待機中」、「解釈中」および「印刷中」という3段階の処理進捗状態が管理される。ここで、「解釈前待機中」は、印刷ジョブがジョブメモリ34の受信バッファ領域に存在するが、まだ、その解釈が開始されていない状態を意味する。「解釈中」は、印刷ジョブの解釈が既に開始されたが、印刷エンジン20への印刷要求の送信はまだ開始されていない状態を意味する。「印刷中」は、印刷エンジン20への印刷要求の送信は既に開始されたが、まだ全てのプリントアウトが生成され終わってない状態を意味する。
一方、ホスト装置14では、プリンタドライバ50が、印刷ジョブを出力するときに、ジョブマネージャ54がまだ起動してなければ、ジョブマネージャ54を自動的に起動する(矢印90)。ジョブマネージャ54は、図3に例示したような印刷ジョブマネージャ画面210を表示する。そのとき、ジョブマネージャ54のジョブモニタ64は、スプーラ52からそこに記憶されている印刷ジョブの各種属性を取得し(矢印92)、また、プリンタ12のジョブ処理部30から、MIBメモリ40で管理されている印刷ジョブの現在の処理進捗状況や各種属性の情報を取得して(矢印94)、そして、取得した印刷ジョブの情報を図3に例示したようなジョブモニタ画面212に表示する。ジョブモニタ画面212では、スプーラ52に記憶されている印刷ジョブの状態は、「スプール中」と表示され、プリンタ12内のMIBメモリ40で「解釈前待機中」または「解釈中」の印刷ジョブの状態は、「前処理中」と表示され、また、「印刷中」の印刷ジョブの状態は、「印刷中」と表示される。
ユーザが、図3に例示したようにジョブモニタ画面212から任意の印刷ジョブを選択して、ジョブコントロールパネル214のいずれかのボタン216,218,220または222を操作すると、ジョブコントローラ66が、その選択ジョブについて操作されたボタンに応じたジョブ制御命令、つまり一時停止命令、中止命令、再開命令、減速命令または増速命令、を出力する(矢印96または98)。そのとき、選択ジョブの状態が「スプール中」であれば、その制御命令はスプーラ52に出力され(矢印92)、他方、選択ジョブの状態が「前処理中」または「印刷中」であれば、そのジョブ制御命令はプリンタ12に出力される(矢印98)。
ジョブコントローラ66からプリンタ12へ選択ジョブについての一時停止命令、中止命令、再開命令、減速命令または増速命令が出力されると(矢印98)、プリンタ12では、プリンタコントローラ22内の停止/速度制御部32が、その命令により命じられたジョブ制御動作を選択ジョブについて行なう。すなわち、選択ジョブについての一時停止命令を受けた場合、停止/速度制御部32は、ジョブ処理部30による選択ジョブの処理を一時停止させる。一時停止の方法として、本実施形態では、ジョブメモリ34内にある選択ジョブ(それが受信バッファ領域、中間バッファ領域および出力バッファ領域のいずれに存在してもよい)を、退避メモリ36に移動させ(矢印84および102)、かつ、印刷キュー38から選択ジョブのジョブIDを消去する(矢印104)。この動作を以下、選択ジョブを「退避する」という。この選択ジョブを退避することにより、ジョブ処理部30から見ると、選択ジョブが存在しなくなったと同等の状態になるので、ジョブ処理部30は選択ジョブの処理を停止し、印刷キュー38上で選択ジョブの次の順位にあった別の印刷ジョブの処理を開始することになる。
なお、選択ジョブをジョブメモリ34から退避メモリ36に移動させる方法としては、ジョブメモリ34と退避メモリ36を物理的に異なる記憶領域に用意しておいて、前者の記憶領域から後者の記憶領域へと印刷ジョブを物理的に移動させるという方法を用いてもよいし、あるいは、選択ジョブが格納されている記憶領域の属性を「ジョブメモリ」から「退避メモリ」へと書き換えて(例えば、その属性を区別するフラグを立てて)、ジョブ処理部30がその記憶領域をジョブメモリ34として認識しないようにするという方法(以下、これを、「選択ジョブをジョブメモリ34から退避メモリ36へと『論理的』に移動する』」という)を用いてもよい。
また、一時停止されている選択ジョブについての中止命令を受けた場合、停止/速度制御部32は、ジョブ処理部30による選択ジョブの処理を中止させる。中止の方法として、本実施形態では、退避メモリ36内にある選択ジョブを消去する(矢印102)という方法を用いる。これより、プリンタ12内から選択ジョブが無くなるので、ジョブ処理部30は最早選択ジョブを処理できず、次に述べる「再開」もできないようになる。
また、一時停止されている選択ジョブについての再開命令を受けた場合、停止/速度制御部32は、ジョブ処理部30による選択ジョブの一時停止を解除する。一時停止解除の方法として、本実施形態では、選択ジョブを退避メモリ36から、その選択ジョブが一時停止直前に存在していたジョブメモリ34のバッファ領域(受信バッファ領域、中間バッファ領域または出力バッファ領域)へと移動させ(矢印102および84)、かつ、印刷キュー38の最後尾に選択ジョブのジョブIDを追加する(矢印104)。これにより、ジョブ処理部30から見ると、選択ジョブが一時停止直前の状態とほぼ同等の状態に戻る(ただし、印刷キュー38で管理される選択ジョブの印刷順位は最後順位に落ちる)ので、以後、ジョブ処理部30は選択ジョブの処理を再開できるようになる。なお、選択ジョブを退避メモリ36からジョブメモリ34に移動させる方法は、上述した物理的に移動させる方法でも、論理的に移動させる方法でもよい。
また、選択ジョブについての減速命令または増速命令を受けた場合、停止/速度制御部32は、選択ジョブの印刷速度を減速または増速する制御を行なう。減速または増速の制御方法としては、停止/速度制御部32がジョブメモリ34に記憶されている選択ジョブの印刷速度値を減速または増速された値に書き換える(矢印84)、あるいは、停止/速度制御部32からジョブ処理部30に対して、選択ジョブについて印刷速度を減速または増速する制御指示を与える(矢印86)というような方法を用いることができる。いずれの制御方法を採用するにせよ、本実施形態では、ジョブ処理部30は、停止/速度制御部32の上記減速または増速制御に応答して、各枚または各ページの印刷要求の前に挿入される待ち時間つまり印刷要求間のインターバルを変更する(すなわち、減速する場合には長くし、増速する場合には短くする)ことで、印刷速度を変更する。勿論、前述したように、印刷エンジン20のハードウェアの動作速度を減速または増速することで印刷速度を変えるという制御方法を採用してもよい。
このように選択ジョブの一時停止、中止、再開または印刷速度調整を行なうと、選択ジョブの処理進捗状況または属性(特に印刷速度)が変化することになる。そのような変化に応じて、停止/速度制御部32は、MIBメモリ40に規則されている選択ジョブの処理進捗状況または属性(特に印刷速度)の情報を更新する(矢印100)。
上述したようにして、ホスト装置14のジョブマネージャ54は、プリンタ12へ送信された印刷ジョブの情報を表示したり、プリンタ12に命令することで選択ジョブについて一時停止、中止、再開および印刷速度調整を行なったりすることができる。これと同様に、プリンタ12内のプリンタコントロールパネル24も、ジョブ処理部30から印刷ジョブの情報を取得して(矢印110)その情報を表示したり、停止/速度制御部32に指示する(矢印112)ことで選択ジョブについて一時停止、中止、再開および印刷速度調整を行なったりすることができる。
次に、図1に示されたホスト装置14内のプリンタドライバ50とジョブマネージャ54、ならびにプリンタ12内のジョブ処理部30と停止/速度制御部32がそれぞれ行なう制御について、特に選択ジョブの一時停止、中止、再開および印刷速度調整の制御に焦点を絞り、図5〜図9を参照して説明する。
図5は、ホスト装置14内のプリンタドライバ50が行う印刷ジョブの作成/出力のための制御の流れを示す。
図5に示すように、プリンタドライバ50は、ホスト装置14に入力されるユーザからの印刷設定指示に応答して起動して、プリンタドライバ画面を表示する(ステップS1)。このとき、プリンタドライバ画面には、従来の一般的なプリンタドライバ画面の構成要素に加え、図2Aまたは図2Bに例示したような速度設定ツール200または204が含まれており、そこには、印刷速度の初期設定値が示されている。その後、速度設定ツール200または204をユーザが操作して速度値を変更したかがチェックされ(S2)、そのけかがイエスならば、印刷速度の設定値が同様に変更される(S3)。
プリンタドライバ画面にユーザが印刷実行指示を入力すると、印刷速度の設定値が組み込まれた印刷ジョブが作成され、その印刷ジョブがプリンタドライバ50から出力される(S4)。これと同時に、プリンタドライバ50は、このときまだジョブマネージャ54が起動してなければ、ジョブマネージャ54を自動的に起動する(S5)。印刷ジョブの出力が終了すると、プリンタドライバ50は自動的に終了する。
図6は、ホスト装置14内のジョブマネージャ54が行うジョブ管理のための制御の流れを示す。
図6に示すように、ジョブマネージャ54は、プリンタドライバ50が印刷ジョブを作成し出力した際に、プリンタドライバ50によって自動的に(つまり、ユーザが別途にジョブマネージャ54を起動させる操作を行わなくても)、起動される(S10)。ジョブマネージャ54は、図3に例示したような印刷ジョブマネージャ画面210を表示し(S11)、そこには、ジョブモニタ画面212とジョブコントロールパネル214が含まれている。
ジョブマネージャ54のジョブモニタ64が、スプーラ52とプリンタ12に問い合わせて、現在スプーラ52とプリンタ12にそれぞれ存在する印刷ジョブの現在の進捗状況と所定の属性とを把握し、把握された印刷ジョブの情報を印刷ジョブマネージャ画面210のジョブモニタ画面212に表示する(S12)。ユーザがジョブモニタ画面212上で任意の印刷ジョブを選択してジョブコントロールパネル214を操作すると、ジョブマネージャ54のジョブコントローラ66が、その選択ジョブを一時停止、中止、再開またはその印刷速度を調整するためのジョブ制御を行なう(S13)。ジョブコントローラ66によるジョブ制御の詳細については、後に図6を参照して説明する。
ジョブコントローラ66によるジョブ制御が行なわれると、印刷ジョブの処理進捗状況または属性(特に印刷速度)が変化する。ステップS12とS13の制御は短い周期で繰り返されるので、印刷ジョブの処理進捗状況または属性が変化すると、それに伴ってジョブモニタ画面212の表示も変化する。従って、或る印刷ジョブの印刷が完了したり、その印刷ジョブが中止されたりすると、その印刷ジョブの表示はジョブモニタ画面212から消える。ジョブマネージャ54は、ジョブモニタ画面212から(換言ずれば、スプーラ52内とプリンタ12内から)印刷ジョブが全く無くなったかどうかをチェックし(S14)、その結果がイエスなら、自動的に終了する。
図7は、図6のステップS13の制御、すなわち、ジョブコントローラ66によるジョブ制御の流れを示す。
図7に示すように、ジョブコントローラ66は、図3に例示されたようなジョブモニタ画面212上でユーザがいずれかの印刷ジョブを選択したかをチェックし(S20)、その結果がイエスなら、その選択ジョブの停止フラグを読み込む(S21)。
ここで、停止フラグとは、管理しているフラグである。すなわち、ジョブコントローラ66は、図8に例示するように、ジョブモニタ64により把握された(つまり、スプーラ52内とプリンタ12内とに存在する)印刷ジョブ毎に停止フラグ230を有している。各印刷ジョブの停止フラグは、それが「1」であれが、その印刷ジョブが現在一時停止された状態にあることを意味し、それが「0」であれば、その印刷ジョブが現在処理可能な状態にあることを意味する。図8の例によれば、現在把握されている4つのジョブ「ジョブ1」〜「ジョブ4」の中で、一つのジョブ「ジョブ2」だけが一時停止されていることがわかる。
再び図7を参照する。ジョブコントローラ66は、図3に例示したようなジョブコントロールパネル214上の停止ボタン216の操作(停止要求の入力)(S22)、再開ボタン218の操作(再開要求の入力)(S23)、または、減速もしくは増速ボタン220または222の操作(速度調整要求の入力)(S24)が、それぞれ行われたかどうかをチェックする。
上記チェックの結果、停止要求が入力された場合(S22でYes)、選択ジョブの停止フラグがチェックされる(S25)。その結果、停止フラグが「0」であれば(選択ジョブが処理可能な状態であれば)(S25でNo)、選択ジョブの停止フラグが「1」にセットされ(S26)、そして、次の制御が行なわれる。すなわち、選択ジョブの処理進捗状態が「スプール中」の場合には、ジョブコントローラ66はスプーラ52に指示して、その選択ジョブの送信を一時停止させる(S27)。他方、選択ジョブの処理進捗状態が「スプール中」以外である(つまり、選択ジョブがプリンタ12内に存在する)場合には、ジョブコントローラ66は、その選択ジョブについての一時停止命令をプリンタ12に送信する(S27)。
また、上述したステップS25のチェックの結果、選択ジョブの停止フラグが「1」である場合(つまり、選択ジョブが一時停止中である場合)には(S25でYes)、次の制御が行なわれる。すなわち、選択ジョブの処理進捗状態が「スプール中」の場合には、ジョブコントローラ66はスプーラ52に指示して、その選択ジョブをスプーラ52から消去する(S28)。他方、選択ジョブの処理進捗状態が「スプール中」以外である(つまり、選択ジョブがプリンタ12内に存在する)場合には、ジョブコントローラ66は、その選択ジョブについての中止命令をプリンタ12に送信する(S28)。
また、上述したステップS23のチェックの結果、再開要求が入力された場合(SS24でYes)、選択ジョブの停止フラグがチェックされる(S30)。その結果、停止フラグが「0」であれば(選択ジョブが処理可能な状態であれば)(S30でNo)、何も行なわれない。他方、選択ジョブの停止フラグが「1」である場合(つまり、選択ジョブが一時停止中である場合)には(S30でYes)、選択ジョブの停止フラグが「0」にセットされ(S31)、そして、次の制御が行なわれる。上述したステップS23のチェックの結果、次の制御が行なわれる。すなわち、選択ジョブの処理進捗状態が「スプール中」の場合には、ジョブコントローラ66はスプーラ52に指示して、その選択ジョブの送信の一時停止を解除して、その選択ジョブを送信できるようにする(S32)。他方、選択ジョブの処理進捗状態が「スプール中」以外である(つまり、選択ジョブがプリンタ12内に存在する)場合には、ジョブコントローラ66は、その選択ジョブについての再開命令をプリンタ12に送信する(S32)。
また、上述したステップS24のチェックの結果、減速または増速の要求(速度調整要求)が入力された場合には(S24でYes)、ジョブコントローラ66は、その選択ジョブについての減速命令または増速命令(速度調整命令)をプリンタ12に送信する(S33)。
図9は、プリンタ12内の停止/速度制御部32が行うジョブ制御の流れを示す。
図9に示すように、停止/速度制御部32は、ホスト装置14またはプリンタコントロールパネル24から、いずれかの印刷ジョブ(選択ジョブ)についての停止命令、中止命令、再開命令または、減速もしくは増速命令(速度調整命令)が入力されたかをチェックする(S40、S41、S42、S43)。このチェックの結果、或る選択ジョブについての一時停止命令が入力された場合(S40でYes)、その選択ジョブの処理進捗状態が調べられ、その状態に応じて次の制御が行なわれる。すなわち、選択ジョブの処理進捗状態が「解釈前待機中」である場合には、その選択ジョブが退避される(S44)。ここで「退避される」とは、前述したように、選択ジョブがジョブメモリ34から退避メモリ36へ移動され、選択ジョブのジョブIDが印刷キュー38から削除されることである。また、選択ジョブの処理進捗状態が「解釈中」である場合には、ジョブ処理部30が選択ジョブの解釈結果から印刷要求を生成して印刷エンジン20へ送信することが事前に停止され、その選択ジョブが退避される(S44)。また、選択ジョブの処理進捗状態が「印刷中」である場合には、ジョブ処理部30が選択ジョブの未だ印刷エンジンへ送信されてない印刷要求を印刷エンジン20へ送信することが停止され、選択ジョブが退避される(S44)。
また、上記ステップS41で、一時停止している選択ジョブについての中止命令が入力された場合(S41でYes)、その選択ジョブが退避メモリ36から削除される。また、上記ステップS42で、一時停止している選択ジョブについての再開命令が入力された場合(S42でYes)、その選択ジョブが退避メモリ36からジョブメモリ34へ戻され、印刷キュー38の最後尾に選択ジョブのジョブIDが追加される(S42)。
また、上記ステップS43で、選択ジョブについての減速または増速命令(速度調整命令)が入力された場合(S43でYes)、選択ジョブの枚毎またはページ毎の印刷要求がジョブ処理部30から印刷エンジン20へ出力されるときに、各印刷要求の出力前に挿入される待ち時間つまりインターバルの長さがを速度調整命令に応じて変更される。
以上説明した本発明の実施形態にかかるプリントシステム10によれば、ユーザは印刷ジョブを発行する時および発行した後に、その印刷ジョブの印刷速度を変更することができるので、高速なプリンタを使用する場合であっても、印刷ジョブの印刷速度を予め減速しておくことで、その印刷ジョブを停止(一時停止または中止)したいとき、その停止を多くのプリントアウトが出力される前に適時に行なうことが容易である。他方、停止する可能性のない印刷ジョブについては、始めから高い印刷速度を設定しておけば、高速なプリンタの能力を活かすことができる。
さらに、ホスト装置14から印刷ジョブが発行されると、印刷ジョブの停止を直ちに指示できるボタンを有したジョブコントロールパネル214がホスト装置14に自動的に表示されるので、ユーザはそれを欲したときに素早く、印刷ジョブを停止することができる。また、複数の印刷ジョブが出力されている場合に、最後に出力された印刷ジョブを停止したい場合、ユーザはジョブ選択操作を省略して、より素早くジョブ停止操作が行える。
また、ホスト装置14には、スプーラ52内に存在する印刷ジョブだけでなく、プリンタ内に存在する印刷ジョブの状態や属性も表示され、表示された印刷ジョブの中から停止したい印刷ジョブが選べるので、プリンタ内に存在する印刷ジョブの停止操作が容易である。
さらに、ジョブコントロールパネル214中の停止ボタン216を1回操作すると、選択ジョブが一時停止され、さらにもう1回操作すると選択ジョブが中止されるようになっているので、ユーザが焦って操作を行うことで中止すべできない印刷ジョブを誤って中止してしまうという問題が発生する虞が少ない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるプリントシステムの構成および制御流れの要点を示すブロック図。 ディスプレイスクリーンに表示される速度設定ツールの2通りの例を示す図。 ディスプレイスクリーンに表示されるジョブモニタ画面とジョブコントロールパネルの例を示す図。 プリンタコントロールパネル24のジョブ制御用のボタンの例を示す図。 ホスト装置14内のプリンタドライバ50が行う印刷ジョブの作成/出力のための制御のフローチャート。 ホスト装置14内のジョブマネージャ54が行うジョブ管理のための制御のフローチャート。 図6のステップS13の制御、すなわち、ジョブコントローラ66によるジョブ制御のフローチャート。 印刷ジョブ毎の停止フラグの例を示す図。 プリンタ12内の停止/速度制御部32が行うジョブ制御のフローチャート。
符号の説明
10…プリントシステム、12…プリンタ、14…ホスト装置、20…印刷エンジン、22…プリンタコントローラ、24…プリンタコントロールパネル、30…ジョブ処理部、32…停止/速度制御部、34…ジョブメモリ、36…退避メモリ、38…印刷キュー、40…MIBメモリ、50…プリンタドライバ、52…スプーラ、54…ジョブマネージャ、60…ジョブジェネレータ、62…速度セッタ、64…ジョブモニタ、66…ジョブコントローラ、200…速度設定ツール、204…速度設定ツール、210…印刷ジョブマネージャ画面、212…ジョブモニタ画面、214…ジョブコントロールパネル、216…停止ボタン、218…再開ボタン、220…減速ボタン、222…増速ボタン。

Claims (10)

  1. ホスト装置から印刷ジョブを受信するプリンタコントローラと、
    前記プリンタコントローラに応答してプリントアウトを出力する印刷エンジンと、
    を備え、
    前記プリンタコントローラは、
    前記ホスト装置から受信された1以上の印刷ジョブの各々に基づいて複数の印刷要求を生成し、生成された前記印刷要求を順次に前記印刷エンジンへ供給するジョブ処理手段と、
    前記ホスト装置から速度指示を受信し、前記受信された各印刷ジョブについての印刷速度を、前記速度指示に応じて可変制御する印刷速度制御手段と、
    前記ホスト装置から、前記受信された1以上の印刷ジョブの中から選択された印刷ジョブについて中止命令を受信し、前記選択された印刷ジョブの前記ジョブ処理手段による処理を中止するジョブ中止手段と
    を有する、
    プリンタ。
  2. 請求項1記載のプリンタにおいて、
    前記印刷速度制御手段は、前記選択された印刷ジョブについて前記印刷要求の各々を前記印刷エンジンへ供給する前に前記速度指示に応じた待ち時間を入れるように、前記ジョブ処理手段を制御する、
    プリンタ。
  3. 請求項1記載のプリンタにおいて、
    前記プリンタコントローラは、ジョブメモリと、退避メモリとをさらに有し、
    前記ジョブ処理手段は、前記ホスト装置から受信した前記印刷ジョブを前記ジョブメモリに格納し、前記ジョブメモリ内に存在する前記印刷ジョブに基づいて前記印刷命令を生成し、
    前記プリンタコントローラは、
    前記ホスト装置から、前記受信された1以上の印刷ジョブ中から指定された印刷ジョブについて一時停止命令を受信し、前記ジョブメモリ内の前記指定された印刷ジョブを前記退避メモリへ移動することにより、前記所望の印刷時ジョブを一時停止する一時停止手段と、
    前記ホスト装置から、前記所望の印刷ジョブについて再開命令を受信し、前記退避メモリ内の前記指定された印刷ジョブを前記ジョブメモリへ戻すことにより、前記所望の印刷ジョブの一時停止を解除する再開手段と
    をさらに有し、
    前記ジョブ中止手段は、前記退避メモリ内から前記選択された印刷ジョブを消去することにより、前記選択された印刷ジョブを中止する、
    プリンタ。
  4. 請求項3記載のプリンタにおいて、
    前記プリンタコントローラは、前記印刷ジョブの印刷順序を表した印刷キューをさらに有し、
    前記一時停止手段は、前記指定された印刷ジョブについての前記一時停止命令に応答して、前記印刷キューから前記指定された印刷ジョブの順位を外し、
    前記再開手段は、前記指定された印刷ジョブについての前記再開命令に応答して、前記印刷キューの最後尾に前記指定された印刷ジョブの順位を加える、
    プリンタ。
  5. ディスプレイスクリーンをもつホスト装置と通信することが可能なプリンタと、
    前記ホスト装置に設けられ、印刷条件を設定し、設定された印刷条件に従った印刷ジョブを作成して前記プリンタへ宛てて出力するプリンタドライバ手段と、
    前記プリンタドライバ手段から出力される前記印刷ジョブについての速度指示を出力する速度指示手段と、
    前記ホスト装置に設けられ、前記プリンタドライバ手段から出力された前記印刷ジョブを制御するジョブマネージャ手段と、
    を備え、
    前記ジョブマネージャ手段は、
    ユーザにより操作され得るボタンをもつジョブコントロールパネルを前記ディスプレイ画面に表示するジョブコントロールパネル手段と、
    前記プリンタドライバ手段から既に出力された1以上の印刷ジョブ中からいずれかの印刷ジョブを選択し、前記ジョブコントロールパネル内の前記ボタンの操作に応答して、前記選択された印刷ジョブについて中止命令を前記プリンタへ送信するジョブ中止制御手段と
    を有し、
    前記プリンタは、
    前記ホスト装置から印刷ジョブを受信するプリンタコントローラと、
    前記プリンタコントローラに応答してプリントアウトを出力する印刷エンジンと、
    を備え、
    前記プリンタコントローラは、
    前記ホスト装置から受信された1以上の印刷ジョブの各々に基づいて複数の印刷要求を生成し、生成された前記印刷要求を順次に前記印刷エンジンへ供給するジョブ処理手段と、
    前記ホスト装置から前記度指示を受信し、前記受信された各印刷ジョブについての印刷速度を、前記速度指示に応じて可変制御する印刷速度制御手段と、
    前記ホスト装置から、前記選択された印刷ジョブについて前記中止命令を受信し、前記選択された印刷ジョブの前記ジョブ処理手段による処理を中止するジョブ中止手段と
    を有する、
    プリントシステム。
  6. 請求項5記載のプリントシステムにおいて、
    前記速度指示手段は、
    前記プリンタドライバ手段が前記印刷条件を設定するときに、ユーザにより操作され得る速度設定ツールを前記ディスプレイスクリーンに表示し、速度設定ツールの操作に応答して、前記プリンタドライバ手段から出力される各印刷ジョブについての速度指示を出力する第1の速度指示手段と、
    前記プリンタドライバ手段が前記印刷ジョブを出力した後に、ユーザにより操作され得る速度調整ツールを前記ディスプレイスクリーンに表示し、前記プリンタドライバ手段から既に出力された印刷ジョブの中からいずれかの印刷ジョブを選択し、速度調整ツールの操作に応答して、前記選択された印刷ジョブについての速度指示を出力する第2の速度指示手段と
    の少なくとも一方を有する、
    プリントシステム。
  7. 請求項5記載のプリントシステムにおいて、
    前記ジョブマネージャ手段の前記コントロールパネル手段は、前記プリンタドライバ手段に応答して自動的に、前記ジョブコントロールパネルを前記ディスプレイスクリーンに表示する、
    プリントシステム。
  8. 請求項5記載のプリントシステムにおいて、
    前記ジョブマネージャ手段は、
    前記プリンタへ送信された前記1以上の印刷ジョブの前記プリンタにおける状態を調べ、前記1以上の印刷ジョブと前記調べられた状態の表示したジョブモニタ画面を、前記ディスプレイスクリーンに表示するジョブモニタ手段
    をさらに有し、
    前記ジョブマネージャ手段の前記コントロールパネル手段は、前記ジョブモニタ画面に表示された前記1以上の印刷ジョブの中からいずれかの印刷ジョブを、前記選択された印刷ジョブとして選択する、
    プリントシステム。
  9. 請求項5記載のプリントシステムにおいて、
    前記ジョブ中止制御手段は、前記プリンタドライバ手段から既に出力された1以上の印刷ジョブ中から、最後に出力された印刷ジョブを初期的に選択し、ユーザからの要求に応答してユーザが指定した印刷ジョブを選択する、
    プリントシステム。
  10. ホスト装置から1以上の印刷ジョブを受信し、受信された前記印刷ジョブの各々に基づいて複数の印刷要求を生成し、そして、生成された前記印刷要求を順次に印刷エンジンへ供給してプリントアウトを出力するプリンタ、を制御する方法において、
    前記ホスト装置から速度指示を受信し、前記受信された各印刷ジョブについての印刷速度を、前記速度指示に応じて可変制御するステップと、
    前記ホスト装置から、前記受信された1以上の印刷ジョブの中から選択された印刷ジョブについて中止命令を受信し、前記プリンタにおける前記選択された印刷ジョブの処理を中止するステップと
    を有するプリンタ制御方法。
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