JP2014102381A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光手段を支持する支持部材を移動させて露光手段を像担持体から離間させた上で、カートリッジを着脱可能に保持する部材を引き出してカートリッジの交換を行う構成にて、支持部材の移動により露光手段が傷つくことを防止する。
【解決手段】カートリッジ41を保持する収容トレイ43と、LEDユニット17を支持するアッパードア20とを有し、アッパードア20を移動させることによりLEDユニット17を感光ドラム42から離間させた上で、収容トレイ43を画像形成装置S本体から引き出してカートリッジ41の交換作業が行われる画像形成装置Sにおいて、アッパードア20を移動させてLEDユニット17を所定の退避位置に退避させるまで、収容トレイ43を画像形成装置S本体から引き出せないように、収容トレイ43をロックする第1ロック機構を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
一般に、画像形成装置としてのLED方式のプリンタや複写機等では、印刷対象から作成された画像データに対応するLED光を、感光体に照射して感光体上に静電潜像を形成している。そして、この感光体上の静電潜像にカートリッジ(プロセスカートリッジ)からトナーを供給して感光体上にトナー像を形成し、このトナー像を記録材に転写した後、定着させることで、記録材に画像を形成している。
このような画像形成装置では、LED光を照射するLEDユニットを感光体の近傍に対向して配置する必要があるため、LED方式のモノクロ・カラー画像形成装置では、各色に対応したLEDユニットが各カートリッジの間に設置されている。
したがって、このような装置では、特許文献1に開示された画像形成装置のように、カートリッジを手前に引き出して交換することはできなかった。
そのため、例えば特許文献2では、LEDユニットをアッパードアの開く動作と共にカートリッジよりも上方に退避させることで、カートリッジを画像形成装置本体前方に引き出すことを可能とした。
特開2006−98772号公報 特開2008−275805号公報
しかし、特許文献2のような構成では、カートリッジ及びカートリッジを着脱可能に保持する収容トレイが、画像形成装置本体前後方向に移動中であっても、LEDユニット(露光手段)を搭載したアッパードア(支持部材)を閉じることができる。
そのため、このような構成では、カートリッジが画像形成位置に収容されていない状態でアッパードアを閉めることが可能で、LEDユニットを傷つけてしまう可能性があった。
本発明は、露光手段を支持する支持部材を移動させて露光手段を像担持体から離間させた上で、カートリッジを着脱可能に保持する部材を引き出してカートリッジの交換を行う構成にて、支持部材の移動により露光手段が傷つくことを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
像担持体を露光して前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段を有し、前記像担持体上の静電潜像を現像して得られたトナー像を記録材に転写することで、記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
前記像担持体を有するカートリッジを保持するカートリッジ保持部材と、
前記露光手段を支持する露光手段支持部材と、
を有し、前記露光手段支持部材を移動させることにより前記露光手段を前記像担持体から離間させた上で、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出してカートリッジの交換作業が行われる、画像形成装置において、
前記露光手段支持部材を移動させて前記露光手段を所定の退避位置に退避させるまで、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出せないように、前記カートリッジ保持部材をロックする第1ロック機構を備えることを特徴とする。
像担持体を露光して前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段を有し、前記像担持体上の静電潜像を現像して得られたトナー像を記録材に転写することで、記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
前記像担持体を有するカートリッジを保持するカートリッジ保持部材と、
前記露光手段を支持する露光手段支持部材と、
を有し、前記露光手段支持部材を移動させることにより前記露光手段を前記像担持体から離間させた上で、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出してカートリッジの交換作業が行われる、画像形成装置において、
前記カートリッジ保持部材が画像形成装置本体から引き出された状態にある場合に、前記露光手段が所定の退避位置から戻らないように前記露光手段支持部材をロックするロック機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、露光手段を支持する支持部材を移動させて露光手段を像担持体から離間させた上で、カートリッジを着脱可能に保持する部材を引き出してカートリッジの交換を行う構成にて、支持部材の移動により露光手段が傷つくことを防止することができる。
実施例1の画像形成装置を示す概略斜視図 実施例1の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1のアッパードア及び収容トレイのロック解除機構の概略構成図 実施例1のアッパードア及び収容トレイのロック解除機構の概略構成図 実施例1のアッパードアが完全に開いた状態を示す図 実施例1の画像形成装置を後方より見たときの概略斜視図 実施例1のトレイロック後ろユニットを説明するための概略斜視図 実施例1のトレイロック後ろユニットを説明するための概略斜視図 収容トレイが引き出されカートリッジが取り出された状態を示す図 実施例1の画像形成装置を一部断面で示す概略斜視図 図10に示すJ部の拡大図 実施例1の画像形成装置を一部断面で示す概略斜視図 実施例2の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例2の前ドアが閉じた状態の前ドアロック機構周囲の概略構成図 実施例2の画像形成装置の断面を示す斜視図 実施例2のアッパードアロック機構を示す概略斜視図 実施例2のアッパードアロック機構を示す概略斜視図 実施例2の前ドア及びアッパードアロック機構の構成部品を示す概略図 実施例2のアッパードアロック機構の構成部品及び収容トレイを示す図 実施例2のラッチ爪部のスライド動作について説明するための概略斜視図 実施例2のアッパードアが完全に開いた状態の画像形成装置を示す概略図 実施例2のハンドルによるロック解除機構について示す概略断面図 実施例2のハンドルによるロック解除機構について示す概略断面図 実施例2の収容トレイを引き出した状態を示す概略斜視図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置な
どは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
ここで、カートリッジ(プロセスカートリッジ)とは、像担持体に作用するプロセス手段としての、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と、像担持体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。或いは、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと、像担持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。さらには、少なくとも、プロセス手段としての現像手段と像担持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
以下に、実施例1について説明する。
図1は、本実施例の画像形成装置を示す概略斜視図である。図2は、本実施例の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
画像形成装置Sには、駆動ローラ1とテンションローラ2により張架された中間転写ベルト3の周面に沿うように、複数のカートリッジ41が並設されている。カートリッジ41は、画像形成装置Sの奥側から手前側に向かって(図2に示す矢印W方向に)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順番に横一列に並ぶようにカートリッジ保持部材としての収容トレイ43内に配置されている。
各カートリッジ41には、回転可能な像担持体としての感光ドラム42と、感光ドラム42の表面に形成された潜像(静電潜像)をトナー像に現像する現像ローラ(現像手段)が設けられている。また、画像形成装置Sには、感光ドラム42を露光して感光ドラム42の表面(像担持体上)に潜像(静電潜像)を形成する露光手段としてのLEDユニット17が、カートリッジ41と同様に図2に示す矢印W方向に複数並設されている。LEDユニット17は、感光ドラム42の回転軸方向に複数並設され画像情報に応じて発光する発光素子を有する。
各カートリッジ41やLEDユニット17、転写装置(転写手段)の構成及び動作は、用いるトナーの色が異なることを除いては実質的に同じである。したがって、以下の説明において特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すための添字Y,M,C,Kを省略して、総括的に説明する。
収容トレイ43には、カートリッジ41を着脱可能にそれぞれ収容(収納、保持)する複数のカートリッジ装着部5が設けられている。各カートリッジ装着部5は、上下方向に開口しており、その内側に各カートリッジ41を着脱(収容)可能となっている。ここで、本実施例では、図2に示す矢印W方向を画像形成装置Sの前方とし、矢印W方向とは逆方向を画像形成装置Sの後方として説明する。また、上下に関しては、画像形成装置Sの設置状態(使用状態)における鉛直方向の上下をいうものとする。
収容トレイ43は、画像形成装置S本体に対して、図2に示す矢印W方向にスライド可能に取り付けられている。収容トレイ43の上方には、画像形成装置S本体に対して回転可能に露光手段支持部材としてのアッパードア20が設けられており、このアッパードア20には、LEDユニット17が配設(支持)されている。
本実施例の画像形成装置Sにおいては、アッパードア20を回転させ収容トレイ43の上方に移動させて、LEDユニット17を感光ドラム42から離間させた状態で、画像形成装置S本体から収容トレイ43を引き出すことが可能となる。そして、カートリッジ41は、収容トレイ43が画像形成装置S本体から引き出された状態(後述する図10参照)で交換作業ができるように、収容トレイ43に対して着脱可能に装着されている。また、収容トレイ43を画像形成装置S本体から引き出す方向は、カートリッジ41が複数並設されている方向(図2に示す矢印W方向)と同じ方向である。
ここで、画像形成装置Sにおける画像形成動作について説明する。
まず、LEDユニット17により感光ドラム42が露光されることで、感光ドラム42の表面に潜像が形成される。次いで、感光ドラム42の表面に形成された潜像が現像ローラにより現像される。このようにして、各感光ドラム42の表面に各色のトナー像が形成される。
各感光ドラム42上に形成された各色のトナー像は、感光ドラム42と中間転写ベルト3との間に形成された1次転写部(ニップ部)で中間転写ベルト3に順次、1次転写される。
その後、中間転写ベルト3上に転写されたトナー像は、中間転写ベルト3と転写ローラ7との間に形成された2次転写部(ニップ部)で記録材Pに2次転写され、記録材P上にトナー像が形成される。トナー像が形成された記録材Pは、定着回転体10と加圧ローラ11との間に形成された定着ニップ部で挟持され搬送される間に加熱及び加圧される。このことで、記録材P上のトナー像は、記録材Pに定着される。定着部でトナー像が定着された記録材Pは、排出部により画像形成装置S本体の外部へ導かれ、最終的にアッパードア20上に積載される。
[ハンドルに連動したアッパードア及び収容トレイのロック解除機構]
図3,4は、アッパードア20及び収容トレイ43のロック機構の概略構成を示す断面図であり、図3は、アッパードア20及び収容トレイ43がロックされた状態を示し、図4は、アッパードア20及び収容トレイ43のロックが解除された状態を示している。
図3,4に示すように、収容トレイ43を画像形成装置S本体から前方へ引き出す際に操作されるハンドル45が、ハンドル回転中心46を回転中心として回転自在に収容トレイ43に支持されている。ここで、ハンドル45は操作部材に相当する。
また、アッパードア20を閉じた状態でロックするアッパードアロック47も、アッパードアロック回転中心48を回転中心として回転自在に収容トレイ43に支持されている。アッパードアロック47は、図示しない付勢バネによって図3に示す矢印A方向に常に付勢されている。ここで、アッパードアロック47と、アッパードアロック47がアッパードア20をロックする際に係合するアッパードア20の係合部とは、第3ロック機構を構成している。
また、収容トレイ43には、収容トレイ43の前側で、収容トレイ43を画像形成装置S本体にロックするためのトレイロック前49と、トレイロック前49をスライド可能にガイドするレール部51が設けられている。
トレイロック前49は、トレイロック前バネ50によって収容トレイ43に対して図3に示す矢印B方向に付勢された状態で、収容トレイ43に取り付けられている。
トレイロック前49が、画像形成装置S本体を構成する筐体(枠体)に形成されたトレイロック穴前44に係合されることで、画像形成装置S本体に対して収容トレイ43の前側がロック(係合、係止)された状態となる。
そして、トレイロック前49とトレイロック穴前44との係合が外れることで、画像形成装置S本体に対する収容トレイ43のロックが解除される。
次に、図2〜4を用いて、ハンドル45に連動してアッパードアロック47が解除される様子について説明する。
アッパードア20は、図2に示すアッパードア回転中心22を回転中心として回転自在(開閉可能)に画像形成装置S本体に取付けられており、第2付勢部材としての付勢バネ21によって画像形成装置S本体に対して図2に示す矢印D方向に付勢されている。ここで、付勢バネ21と上述した第3ロック機構は、ハンドル45の操作に連動してアッパー
ドア20の移動を開始させる第2連動機構を構成している。
図3に示す状態では、ハンドル45が矢印C方向に引かれていない(操作されていない)。このため、アッパードア20は、付勢バネ21により図2に示す矢印D方向に回転しないように、アッパードアロック47によって付勢バネ21の付勢力に抗してロックされた状態となっている。
ユーザの操作によりハンドル45が図3に示す矢印C方向に回転すると、ハンドル45に係合しているアッパードアロック47が図4に示すように矢印E方向に回転する。これにより、アッパードアロック47によるアッパードア20のロックが解除され、アッパードア20は付勢バネ21の付勢力によって図4に示す矢印F方向に回転を始める。
このとき、ハンドル45と係合しているトレイロック前49もハンドル45の動きに連動して図3に示す矢印B方向とは逆方向にスライドし、トレイロック前49はトレイロック穴前44から外れる。
このようにして、アッパードア20が画像形成装置S本体に対して完全に開いた状態となると共に、トレイロック前49による画像形成装置S本体に対する収容トレイ43のロックが解除された状態となる。図5にアッパードア20が完全に開いた状態を示す。
ここで、本実施例では、アッパードアロック47及びトレイロック前49がそれぞれハンドル45の回転動作に連動して移動(回転)動作を行うように構成されることで操作性、利便性を向上させているが、これに限るものではない。アッパードアロック47又はトレイロック前49の移動は、ハンドル45の操作に連動するものでなくてもよい。
[アッパードアの開閉に連動した収容トレイのロック機構]
図6は、画像形成装置Sを後方より見たときの概略斜視図である。図7,8は、トレイロック後ろユニット24を説明するための概略斜視図である。図7はアッパードア20がハンドル45によってロックされた状態を示し、図8はアッパードア20が開き、アッパードア20に連動してトレイロック後ろ27が解除された状態を示している。
収容トレイ43の後側を画像形成装置S本体にロックするロック機構(第1ロック機構)は、トレイロック後ろユニット24と、アッパードア20に設けられたリブ25と、収容トレイ43に設けられたスリット32とにより構成されている。そして、収容トレイ43の後側のロックが解除される際には、アッパードア20の移動(回転動作、開動作)に連動して収容トレイ43のロックが解除されるように構成されている。
まず、図7を用いてトレイロック後ろユニット24の構成について説明する。
トレイロック後ろユニット24は、ロック解除カム26、トレイロック後ろ27、トレイロック後ろホルダ29、及び付勢バネ30で構成されている。ここで、トレイロック後ろ27は、収容トレイ43に係合するロック位置と、収容トレイ43との係合が外れる非ロック位置との間を移動可能な第1ロック部材に相当する。また、付勢バネ30はトレイロック後ろ27がロック位置に位置するようにトレイロック後ろ27を付勢する第1付勢部材に相当する。
アッパードア20は、上述のように、アッパードア回転中心22を回転中心として回転自在に画像形成装置S本体に取付けられている。このアッパードア回転中心22の根元に、リブ25が形成されている。ここで、リブ25は、押圧部材に相当する。また、付勢バネ30及びリブ25は、アッパードア20の移動をトレイロック後ろ27の移動に変換する第1連動機構に相当する。
リブ25は、アッパードア20が図7に示す矢印F方向に開く動作に伴い変位し、後述するように、付勢バネ30の付勢力に抗してロック解除カム26を押し下げることでトレイロック後ろ27を押圧するように構成されている。そして、リブ25は、次に示すようなタイミングで、ロック解除カム26を押し下げ始めるようにアッパードア回転中心22に形成されている。
そのタイミングは、収容トレイ43を画像形成装置S本体から引き出すときに、アッパードア20上のLEDユニット17が、所定の退避位置に至るタイミング(所定の退避位置に移動(退避)したタイミング、又は移動した後のタイミング)である。
ここで、所定の退避位置は、収容トレイ43を画像形成装置S本体から引き出す際に、LEDユニット17と、収容トレイ43上(カートリッジ保持部材上)の他の部材との干渉が生じない位置(接触しない位置)である。また、他の部材とは、収容トレイ43、又は、収容トレイ43に配設、保持されている部材(例えばカートリッジ41)をいう。また所定の退避位置は、収容トレイ43が画像形成装置S本体から引き出される際の収容トレイ43の移動軌跡よりもLEDユニット17が上方に退避した(移動軌跡にLEDユニット17が重ならない、移動軌跡上にLEDユニット17が存在しない)位置である。
トレイロック後ろホルダ29もまた、画像形成装置S本体に固定されている。
トレイロック後ろ27は、トレイロック後ろ回転中心28を回転中心として回転自在にトレイロック後ろホルダ29に配置されており、付勢バネ30によって図7に示す矢印G方向に付勢されている。
図7に示す状態では、トレイロック後ろ27が、収容トレイ43のスリット32に差し込まれロック位置をとることによって、収容トレイ43をロックしている(収容トレイ43の移動が規制されている)。これにより、収容トレイ43が図7に示す矢印W方向に移動する(引き出される)ことを防ぐことができる。
ロック解除カム26は、トレイロック後ろ27に係合した状態でトレイロック後ろホルダ29にスライド可能に取付けられている。そして、ロック解除カム26の移動とトレイロック後ろ27の回転が連動するように、ロック解除カム26とトレイロック後ろ27は係合されている。また、トレイロック後ろ27が、収容トレイ43に係合するロック位置に位置するように、トレイロック後ろ27とロック解除カム26は付勢バネ30により付勢されている。
以上がアッパードア20の開閉動作に連動した収容トレイ43のロック機構の構成についての説明である。
次に、アッパードア20の開動作に連動して収容トレイ43のロックが解除される様子を図7,8を用いて説明する。
図7に示す状態において、ハンドル45が図3に示す矢印C方向に操作されることによって、アッパードア20のロック機構におけるロックが解除され、アッパードア20が図7に示す矢印F方向に開き始める。アッパードア20が図7に示す矢印F方向に回転し続け、LEDユニット17が上述した所定の退避位置まで退避すると、アッパードア20の移動に伴い変位したリブ25がロック解除カム26に接触する。
そして、その後もアッパードア20が矢印F方向に回転を続けることで、リブ25が付勢バネ30の付勢力に抗して、ロック解除カム26を図8に示す矢印H方向に押し下げる。
トレイロック後ろ27は、このロック解除カム26の移動に連動して、図8に示す矢印I方向に回転し、収容トレイ43との係合が外れる非ロック位置に向けて移動することとなる。このことで、トレイロック後ろ27がスリット32から完全に抜け(外れ)、トレイロック後ろ27による収容トレイ43のロックが解除される。
このように、アッパードア20の移動に伴いリブ25が変位することでロック解除カム26が移動し、ロック解除カム26の移動に伴いトレイロック後ろ27が回転することで、収容トレイ43のロックが解除される。
このとき、ユーザが図4に示すようにハンドル45を引いた状態であるならば、収容トレイ43の前後のロックが双方ともに解除された状態となり、収容トレイ43はトレイ押し出しバネ31によって前方にトレイ押し出しバネ31の付勢力により押し出される。
これにより、ユーザは、収容トレイ43を前方に引き出すことができる。
収容トレイ43が画像形成装置Sの前方に引き出され、カートリッジ41が上方に取り出された状態を図9に示している。
次に、アッパードア20の閉動作に連動して収容トレイ43がロックされる様子について説明する。
収容トレイ43が画像形成位置に位置した状態で、アッパードア20が閉じられると、ロック解除カム26を押していたリブ25が、ロック解除カム26から離れる方向に移動(回転)する。ロック解除カム26は付勢バネ30により付勢されているので、ロック解除カム26からリブ25が離れることで、ロック解除カム26は図8に示すH方向とは逆方向に移動するようになる。そして、ロック解除カム26の移動に伴い、付勢バネ30により付勢されているトレイロック後ろ27が図7に示す矢印G方向に回転することで、トレイロック後ろ27が収容トレイ43のスリット32に差し込まれ、収容トレイ43がロックされることとなる。
ここで、本実施例では、収容トレイ43のロック機構は、トレイロック後ろユニット24と、アッパードア20に設けられたリブ25と、収容トレイ43に設けられたスリット32とにより構成されているが、これに限るものではない。すなわち、収容トレイ43のロック機構は、アッパードア20を移動させてLEDユニット17を上述した所定の退避位置に退避させるまで、収容トレイ43を画像形成装置S本体から引き出せないように、収容トレイ43をロックするものであればよい。また、収容トレイ43のロック機構が、アッパードア20の移動に連動して収容トレイ43のロックが解除されるように構成されることで操作性、利便性を向上させているが、これに限るものではない。収容トレイ43のロック解除がアッパードア20の移動に連動せず、アッパードア20上のLEDユニット17が上述した所定の退避位置に位置した場合に限って、収容トレイ43のロック解除の操作を行えるように構成してもよい。
[収容トレイの引き出し動作に連動したアッパードアのロック機構]
図10は、本実施例の画像形成装置Sを一部断面で示す概略斜視図であり、アッパードア20が開かれた状態を示す図である。図11は、図10に示すJ部の拡大図である。
アッパードア20を開いた状態でロックするロック機構(第2ロック機構)は、アッパードア20から下方に向かって延びるアーム部材としてのアッパードアアーム23と、収容トレイ43の上面43aとにより構成されている。また、図11に示すように、収容トレイ43の上面43aのうち前方の一部には凹部としての溝33が設けられている。
収容トレイ43が画像形成位置(収容トレイ43がトレイロック前49によってロックされている位置)にある状態においては、この溝33がガイドとなりアッパードアアーム23がアッパードア20の開閉動作にあわせてスライドすることが可能となっている。
図12は、本実施例の画像形成装置Sを一部断面で示す概略斜視図であり、収容トレイ43が前方に引き出された状態を示す図である。
図12のように、収容トレイ43が引き出された状態(収容トレイ43が画像形成位置以外の位置にある状態)では、アッパードアアーム23の下端部23aが収容トレイ43の上面43aに干渉する(当接する、突き当たる)ように構成されている。
このように構成することで、収容トレイ43が引き出された状態では、アッパードア20を閉じようとしても、収容トレイ43の上面43aにアッパードアアーム23が干渉してアッパードア20がロックされることでアッパードア20を閉じることができない。すなわち、収容トレイ43が引き出された状態では、アッパードア20が閉じてしまうことを防止することができる(アッパードア20の下方への移動を抑制することができる)。
ここで、収容トレイ43の上面43aは、アッパードアアーム23の下端部23aが干渉するように構成されていればよく、収容トレイ43のうち上方を向いている面(収容トレイ43の上方に位置するアッパードア20に対向している面)であればよい。
アッパードア20を閉じるときには、アッパードアアーム23の下端部23aが収容トレイ43の上面43aに干渉せず、アッパードアアーム23が溝33内をスライド可能となるように、収容トレイ43を移動させて画像形成位置に位置させる。
収容トレイ43が画像形成位置に位置する(収容トレイ43が画像形成装置本体から引き出されていない状態となる)動作に連動して、アッパードア20のロックが解除され、アッパードア20を閉じることが可能となる。
ここで、本実施例では、アッパードア20のロック機構は、アッパードアアーム23と収容トレイ43の上面43aとにより構成されているが、これに限るものではない。すなわち、アッパードア20のロック機構は、収容トレイ43が画像形成装置S本体から引き出された状態にある場合に、LEDユニット17が上述した所定の退避位置から戻らないようにアッパードア20をロックするものであればよい。また、アッパードア20のロックの解除が、収容トレイ43の画像形成位置への移動に連動して行われることで操作性、利便性を向上させているが、これに限るものではない。アッパードア20のロックの解除が、収容トレイ43の画像形成位置への移動に連動して行われるものでなくてもよい。
[カートリッジ交換作業手順]
上記のように本実施例では、4つの連動ロック機構によって、カートリッジ41を交換する際に行わなければならない作業手順を作っている。
この作業手順を発生させることによって、ユーザのカートリッジ交換作業においてLEDユニット17が傷ついてしまうことを防ぎ、信頼性のあるユーザビリティを実現している。
以下に、本実施例におけるユーザによるカートリッジ41の交換作業の手順について説明する。
カートリッジ41を交換するために、まず第1にユーザはハンドル45を掴み、アッパードア20のロック及びトレイロック前49のロック状態を図4に示すように解除する。すると、アッパードア20は、付勢バネ21の付勢力により図4に示す矢印F方向に開き始める。
アッパードア20が開く過程にて、アッパードア20に支持されたLEDユニット17が上述した所定の退避位置まで移動すると、アッパードア20の開動作に連動して、トレイロック後ろユニット24が図7のロック状態から図8のロック解除状態に移行する。この退避位置にLEDユニット17が位置することで、収容トレイ43が画像形成装置S本体から引き出されるときに、LEDユニット17と、収容トレイ43又は収容トレイ43内のカートリッジ41とが接触することはない。
このとき、ハンドル45が引かれた状態であるので、トレイロック前49も解除された状態にあり、収容トレイ43はトレイ押し出しばね31の付勢力によって前方に押し出される。
この状態において、ユーザは収容トレイ43を画像形成装置S本体から引き出すことができ、引き出した状態が図9に示す状態となる。
図9に示す状態で、カートリッジ41を交換する。
このとき、図9に示す状態、又は収容トレイ43を引き出している途中の状態で、アッパードア20を閉めようとしても、アッパードアアーム23が収容トレイ43の上面43aに干渉するので閉じることができない。
このアッパードアアーム23によるアッパードア20のロック機構により、カートリッジ41の交換作業中に、収容トレイ43が画像形成位置にない状態でアッパードア20を閉めてしまい、LEDユニット17を傷つけてしまうことを防ぐことができる。
カートリッジ41の交換後は、ユーザにより、ハンドル45、又は、収容トレイ43の前方部が押され、収容トレイ43が画像形成位置まで押し込められる。
収容トレイ43が画像形成位置まで押し込められると、図3に示すように、トレイロック前49がトレイロック穴前44に係合することより収容トレイ43が画像形成位置で固定される。
収容トレイ43が画像形成装置S本体内に収容されることで、アッパードアアーム23によるアッパードア20のロック状態が解除され、アッパードア20を押し下げることが可能となる。
アッパードア20が押し下げられると、アッパードア20の閉動作に連動して、アッパードアロック47がロックされると共に、トレイロック後ろ27が収容トレイ43のスリット32に差し込まれ、カートリッジ41の交換作業は終了する。
以上説明したように本実施例によれば、カートリッジ41が画像形成装置S本体内の画像形成位置にあり、かつ、アッパードア20が完全に開いていない状態では、カートリッジ41を画像形成装置S本体から引き出すことができない。また、カートリッジ41が画像形成装置S本体から引き出され、画像形成位置にない状態では、アッパードア20を閉じることができない。
このようにしてアッパードア20の開閉動作及びカートリッジ41の抜き差しを規制することで、アッパードア20に支持されたLEDユニット17をカートリッジ交換時に傷つけてしまうことを防ぐことができる。これにより、カートリッジ交換時の信頼性を高めることができるので、さらにユーザビリティ(利便性)を向上させることができる。
ここで、本実施例においては、カートリッジ41の交換の際に、アッパードア20が収容トレイ43の上方に移動することで、LEDユニット17が感光ドラム42から離間するように構成されるものであったが、これに限るものではない。カートリッジ41の交換の際に、LEDユニット17が感光ドラム42から離間するように構成された画像形成装置であれば、本発明を好適に適用できる。
また、本実施例においては、アッパードア20の開閉に連動した収容トレイ43のロック機構、及び、収容トレイ43の引き出し動作に連動したアッパードア20のロック機構を備えた構成について説明したが、これに限るものではない。すなわち、画像形成装置においては、これら2つのロック機構のうちいずれかのロック機構を備えるものであってもよい。
また、本実施例では、露光手段としてLEDユニット17を用いた場合について説明したが、これに限るものではない。感光ドラム42の近傍に露光手段が配置され、カートリッジ交換時に露光手段を傷つけてしまうことが懸念される構成に対して、本発明は好適に適用することができる。
以下に、実施例2について説明する。
図13は、本実施例の画像形成装置Sの概略構成を示す断面図である。
実施例1では、アッパードア20のロック解除機構がハンドル45の動作に連動していたが、本実施例では、アッパードア20のロック解除機構が前ドア34の開く動作に連動していることを特徴とする。ここで、本実施例では、前ドア34が、収容トレイ43を画像形成装置S本体から前方へ引き出す際に操作される操作部材に相当する。
まず、実施例1と異なる前ドアロック機構と前ドアに連動したアッパードアロック解除機構について説明し、次に、本実施例におけるカートリッジ41の交換作業手順について説明する。なお、本実施例においては、実施例1に対して異なる構成部分について説明するものとし、実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
[前ドアロック機構]
図14は、前ドア34が閉じた状態の前ドアロック機構35周囲の概略構成を示す斜視図である。
前ドア34は、図13に示す前ドア回転中心36を回転中心として回転自在に画像形成装置S本体に設けられている。
前ドア34には、前ドアロック機構35が形成されており、この前ドアロック機構35が、収容トレイ43に形成されたスリット52に係合することで、前ドア34が画像形成装置S本体に対して固定される(閉じた状態となる)。
この状態から、ユーザが、ある一定以上の力で前ドア34を図14に示す矢印K方向(前方)に引くことで、前ドアロック機構35のスナップフィットが撓み、前ドアロック機構35がスリット52より外れて、前ドア34が開放される。このとき、前ドア34は、前ドア回転中心36を回転中心として矢印K方向に回転する。
[前ドアに連動したアッパードアのロック機構]
図15には、本実施例の画像形成装置Sを前後方向に切断したときの断面を概略斜視図で示している。
図15に示すように、前ドア34に連動したアッパードアロック機構60は、画像形成装置Sの前側に配置されている。図16,17は、アッパードアロック機構60を示す概略斜視図である。図16は、アッパードアロック機構60のロック状態を示し、図17にはアッパードアロック機構60のロック状態が解除された状態を示す。
アッパードアロック機構60は、前ドア34、収容トレイ43、アッパードア20にそれぞれ配置された複数の部材により構成されている。前ドア34には前ドアアーム64が形成され、その先端部にロック解除爪62及び引っ張りバネ61が配置されている。
図18は、前ドア34及び前ドア34に配置されたアッパードアロック機構60の構成部品を示す概略図である。
ロック解除爪62は、ロック解除爪中心63を回転中心として図18に実線で示す位置から矢印M方向に回転可能に前ドアアーム64に支持されている。
ロック解除爪62は、ロック解除爪62に外力が働いていない場合には、引っ張りバネ61により図18に示す矢印N方向に付勢された状態で、前ドアアーム64に干渉(接触)する位置(図18に実線で示す位置)に位置している。このような構成により、ロック解除爪62は、図18に示す矢印M方向に外力が掛かった場合に、矢印M方向に回転する。
図19は、アッパードアロック機構60の構成部品及び該構成部品が配置される収容トレイ43について示す概略斜視図である。図20は、ラッチ爪部67のスライド動作について説明するための概略斜視図である。
収容トレイ43には、アッパードアラッチ66とラッチ爪部67が、収容トレイ43に形成されたラッチレール68によってスライド可能に保持されている。
アッパードアラッチ66とラッチ爪部67は、図19,20に示すようにラッチ爪回転中心69を回転中心として回転可能に係合しており、アッパードアラッチ66及びラッチ爪部67はラッチレール68に沿って一体となってスライドする。
図16,19,20を用いてアッパードアラッチ66とラッチ爪部67のスライド動作について説明する。
まず、外力が図16,19に示す矢印L方向に加わると、アッパードアラッチ66とラッチ爪部67は矢印L方向にスライドする。その後、図20に示すように、ラッチ爪部67のみラッチレール68のレール形状に沿って矢印O方向にラッチ爪回転中心69を回転中心として回転する。
ラッチユニット(アッパードアラッチ66とラッチ爪部67が係合した形態)は、外力が掛からない状態となると、ラッチばね70の付勢力によって図16,19に示す位置(ロック位置)に戻る。
アッパードア20には図16に示すようにラッチ穴71が設けられており、アッパードア20を閉じた状態では、図16に示すようにアッパードアラッチ66がラッチ穴71に入り込むことで、アッパードア20がロックされる。
ここで、ロック解除爪62、引っ張りバネ61、アッパードアラッチ66、ラッチ爪部67、ラッチレール68、ラッチばね70、及びラッチ穴71は、第3ロック機構を構成している。また、付勢バネ21と上述した第3ロック機構は、第2連動機構に相当する。
以上がアッパードアロック機構60の構成についての説明である。
次に、前ドア34を開く動作に連動してアッパードア20が開く様子を説明する。
ユーザが前ドア34を図16に示す矢印K方向(前方)に引くと、前ドア34は前ドア回転中心36を回転中心として矢印K方向に回転を始める。
すると、前ドア34の回転動作に合わせて前ドアアーム64に係合しているロック解除爪62も回転し、ロック解除爪62は、ラッチ爪部67に接触する。この状態から前ドア34がさらに回転すると、ロック解除爪62は、ラッチ爪部67ごとアッパードアラッチ66を図16に示す矢印L方向に移動させるようになる。
アッパードアラッチ66が、図17に示すように、ラッチ穴71から外れるまで移動すると、アッパードア20のロック状態は解除され、アッパードア20は図13に示す付勢バネ21の付勢力により図17に示す矢印I方向に開き始める。
その後、ロック解除爪62とラッチ爪部67の係合は、ラッチ爪部67が、図17に示すように、ラッチレール68の形状に沿って上方に移動することで外れることとなる。
次に、アッパードア20、前ドア34をそれぞれ閉じたときの、アッパードアロック機構60が動く様子について説明する。
アッパードア20が閉じられる場合には、まず、アッパードア20に配設されラッチ穴71が形成されているラッチ穴部材72の先端部(下端部)が、アッパードアラッチ66の先端部(画像形成装置Sの後方側の端部)に設けられたテーパ部に当接する。さらにアッパードア20が閉じられていくと、ラッチ穴部材72の先端部がアッパードアラッチ66のテーパ部を押していくことで、アッパードアラッチ66が図16のL方向に移動する。そして、ラッチ穴71がアッパードアラッチ66に対向する位置までアッパードア20が閉じられると、ラッチばね70の付勢力によってアッパードアラッチ66がラッチ穴71に入り込むことで、アッパードア20がロックされる(図16,19参照)。
また、前ドア34が閉じられる場合には、ロック解除爪62のテーパ部が、ラッチ爪部67に当接し、ロック解除爪62が図18に示す矢印M方向に回転することで、ロック解除爪62とラッチ爪部67が係合するようになる。このとき、前ドア34の前ドアロック機構35が、収容トレイ43のスリット52に係合することで、前ドア34が閉じた状態となる。
[カートリッジの交換作業手順]
以下に、本実施例におけるユーザによるカートリッジ41の交換作業の手順について説明する。
カートリッジ41を交換するためにまず第1にユーザは、前ドア34を開くことで、アッパードア20のロック状態を図17に示すように解除する。
すると、アッパードア20は付勢バネ21の付勢力により図17に示す矢印I方向に開き始める。
アッパードア20が開く過程にて、アッパードア20に支持されたLEDユニット17
が次に示す位置まで移動すると、アッパードア20の開動作に連動して、トレイロック後ろユニット24が図7のロック状態から図8のロック解除状態に移行する。それは、実施例1同様、LEDユニット17が、収容トレイ43及び収容トレイ43内のカートリッジ41のスライド軌跡より上方に退避した位置である。
図21は、アッパードア20が完全に開いた状態の画像形成装置Sを示す概略斜視図である。図22,23は、ハンドル45によるロック解除機構について示す概略断面図である。
図21に示すように、アッパードア20が完全に開いた状態になると、ハンドル45にユーザがアクセス可能となる。ハンドル45を図22に示す矢印C方向に引くと、ハンドル45に連動してトレイロック前49が図22の矢印Q方向に移動し、図23に示すようにトレイロック前49とトレイロック穴前44とのロック状態が解除される(実施例1同様)。
以上のように、収容トレイ43の前後のロックが共に解除されることで、収容トレイ43はトレイ押しばね31の付勢力によって前方に押し出される。
このように、トレイロック前49及びトレイロック後ろ27が両方解除された状態ではじめてユーザは収容トレイ43を引き出すことができる。
図24は、収容トレイ43を引き出した状態を示す概略斜視図である。
ユーザは、図24に示す状態で、カートリッジ41を上方に抜き、カートリッジ41を交換する。
このとき、図24に示す状態、又は収容トレイ43を引き出している途中の状態で、アッパードア20を閉めようとしても、実施例1同様、アッパードアアーム23が収容トレイ43の上面43aに干渉することで閉じることができない。
このアッパードアアーム23によるアッパードア20のロック機構により、カートリッジ41の交換作業中に、収容トレイ43が画像形成位置にない状態でアッパードア20を閉めてしまい、LEDユニット17を傷つけてしまうことを防ぐことができる。
カートリッジ41の交換後は、ユーザにより、ハンドル45、又は、収容トレイ43の前方部が押され、収容トレイ43が画像形成位置まで押し込められる。
収容トレイ43が画像形成位置まで押し込められると、図22に示すように、トレイロック前49がトレイロック穴前44に係合することより、収容トレイ43が画像形成位置で固定される。
収容トレイ43が画像形成装置S本体内に収容されることで、アッパードアアーム23によるアッパードア20のロックが解除され、アッパードア20を押し下げることが可能となる。
アッパードア20が押し下げられると、アッパードア20の閉動作に連動して、アッパードア20がアッパードアラッチ66によってロックされると共に、トレイロック後ろ27が収容トレイ43のスリット32に差し込まれる。最後に前ドア34を閉め、カートリッジ41の交換作業は終了する。このとき、アッパードア20と前ドア34はどちらを先に閉めても良い。
以上のように本実施例によれば、収容トレイ43を引き出す際に前ドア34が操作される構成の画像形成装置においても、上述した実施例1同様の効果を得ることが可能となる。
17…LEDユニット、20…アッパードア、25…リブ、26…ロック解除カム、27…トレイロック後ろ、30…付勢バネ、32…スリット、41…カートリッジ、42…
感光ドラム、43…収容トレイ、P…記録材、S…画像形成装置

Claims (18)

  1. 像担持体を露光して前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段を有し、前記像担持体上の静電潜像を現像して得られたトナー像を記録材に転写することで、記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記像担持体を有するカートリッジを保持するカートリッジ保持部材と、
    前記露光手段を支持する露光手段支持部材と、
    を有し、前記露光手段支持部材を移動させることにより前記露光手段を前記像担持体から離間させた上で、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出してカートリッジの交換作業が行われる、画像形成装置において、
    前記露光手段支持部材を移動させて前記露光手段を所定の退避位置に退避させるまで、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出せないように、前記カートリッジ保持部材をロックする第1ロック機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定の退避位置は、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出す際に前記露光手段と前記カートリッジ保持部材上の他の部材との干渉が生じない位置であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1ロック機構は、前記露光手段支持部材の移動に連動して前記カートリッジ保持部材のロックが解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1ロック機構は、
    前記カートリッジ保持部材に係合するロック位置と、前記カートリッジ保持部材との係合が外れる非ロック位置との間を移動可能な第1ロック部材と、
    前記露光手段支持部材の移動を前記第1ロック部材の移動に変換する第1連動機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1連動機構は、
    前記第1ロック部材が前記ロック位置に位置するように前記第1ロック部材を付勢する第1付勢部材と、
    前記露光手段支持部材の移動に伴い変位し、前記露光手段が前記所定の退避位置に至るタイミングで前記第1ロック部材が前記非ロック位置に移動するように前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記第1ロック部材を押圧する押圧部材と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記カートリッジ保持部材が画像形成装置本体から引き出された状態にある場合に、前記露光手段が前記所定の退避位置から戻らないように前記露光手段支持部材をロックする第2ロック機構を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2ロック機構は、前記カートリッジ保持部材の移動に連動して前記露光手段支持部材のロックが解除されるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記露光手段支持部材は、前記カートリッジ保持部材の上方に移動して前記露光手段を退避させる構成であり、
    前記第2ロック機構は、前記露光手段支持部材から下方に向かって延びるアーム部材の下端部を前記カートリッジ保持部材の上面に突き当てることにより、前記露光手段支持部材の下方への移動を抑制するものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形
    成装置。
  9. 前記カートリッジ保持部材が画像形成装置本体から引き出されていない状態では、前記アーム部材の下端部が前記カートリッジ保持部材に突き当たらないように、前記カートリッジ保持部材の上面の一部に凹部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記カートリッジ保持部材を引き出す際に操作される操作部材と、
    前記操作部材の操作に連動して、前記露光手段支持部材の移動を開始させる第2連動機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2連動機構は、
    前記露光手段が前記所定の退避位置に移動するように前記露光手段支持部材を付勢する第2付勢部材と、
    前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記露光手段支持部材をロックする第3ロック機構と、を有し、
    前記操作部材が操作されることで前記第3ロック機構のロックが解除されると、前記第2付勢部材の付勢力により前記露光手段支持部材が移動することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 像担持体を露光して前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段を有し、前記像担持体上の静電潜像を現像して得られたトナー像を記録材に転写することで、記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記像担持体を有するカートリッジを保持するカートリッジ保持部材と、
    前記露光手段を支持する露光手段支持部材と、
    を有し、前記露光手段支持部材を移動させることにより前記露光手段を前記像担持体から離間させた上で、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出してカートリッジの交換作業が行われる、画像形成装置において、
    前記カートリッジ保持部材が画像形成装置本体から引き出された状態にある場合に、前記露光手段が所定の退避位置から戻らないように前記露光手段支持部材をロックするロック機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記所定の退避位置は、前記カートリッジ保持部材を画像形成装置本体から引き出す際に前記露光手段と前記カートリッジ保持部材上の他の部材との干渉が生じない位置であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記ロック機構は、前記カートリッジ保持部材の移動に連動して前記露光手段支持部材のロックが解除されるように構成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 前記露光手段支持部材は、前記カートリッジ保持部材の上方に移動して前記露光手段を退避させる構成であり、
    前記ロック機構は、前記露光手段支持部材から下方に向かって延びるアーム部材の下端部を前記カートリッジ保持部材の上面に突き当てることにより、前記露光手段支持部材の下方への移動を抑制するものであることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記カートリッジ保持部材が画像形成装置本体から引き出されていない状態では、前記アーム部材の下端部が前記カートリッジ保持部材に突き当たらないように、前記カートリ
    ッジ保持部材の上面の一部に凹部が設けられていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記像担持体は回転可能に設けられており、
    前記露光手段は、前記像担持体の回転軸方向に複数並設され画像情報に応じて発光する発光素子を有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記カートリッジ及び前記露光手段は、それぞれ複数並設されており、
    前記カートリッジ保持部材が画像形成装置本体から引き出される方向は、前記カートリッジが複数並設されている方向と同じ方向であることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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