JP7009078B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
画像形成装置には、着脱可能なカートリッジが設けられる。カートリッジとしては、画像形成プロセス手段としての帯電手段、現像ローラ、クリーニング手段のうちの少なくとも一つと感光ドラムとを一体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジが用いられる。
感光ドラムの表面は、露光手段により露光されて静電潜像が形成される。露光手段の一例として、特許文献1では、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)素子を感光ドラムの軸方向に複数個配置したLEDユニットを用いて、各LED素子の露光タイミングを制御する。これにより一様に帯電された感光ドラムの表面に静電潜像を形成する。発光素子であるLED素子が小さいLEDユニットを用いることで露光装置を小型化することが可能である。また、特許文献2では、カートリッジがドラムユニットに乗った状態で装置本体外に引き出される。このためカートリッジ交換がし易くユーザビリティ(usability;使い易さ)が良い。
特開2012-208362号公報 特開2010-271743号公報
LED素子は、レーザスキャナに比べて光量が低く、LED素子の光を集光させるための屈折率分布型レンズの焦点距離も短い。このためLEDユニットを感光ドラムに近接して配置する必要がある。特許文献1では、LEDユニットは、ドロワ(トレイ)に設置されている。このためドロワ(トレイ)を引き出す際にはLEDユニットを退避する必要がない。しかし、ドロワ(トレイ)内ではLEDユニットが感光ドラムの上部に近接して配置されている。このためドロワ(トレイ)に対してカートリッジを挿抜するときにLEDユニットに当らない位置までカートリッジを移動する必要がある。このためユーザビリティを損なう結果となっている。
特許文献2では、LEDユニットが装置本体に設置されている。このためドラムユニット(トレイ)を引き出す際にLEDユニットを装置本体の上方に退避している。LEDユニットを退避させる分だけ装置本体のサイズが大きくなり、小型化に寄与するLEDユニットを用いているメリットが薄れてしまう。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、トレイに対してカートリッジを挿抜する際にカートリッジの挿抜領域から発光ユニットを退避する操作を不要とした画像形成装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、少なくとも像担持体を有するカートリッジと、画像形成装置の本体に対して引き出し可能に設けられ、前記カートリッジを収容するトレイと、前記トレイに設けられ、前記像担持体に潜像を形成するために該像担持体の軸方向に配列された複数の発光素子を有する発光ユニットと、を有し、前記トレイは、前記カートリッジが一方向に沿って前記トレイに対して挿入可能、かつ前記一方向の反対方向に沿って取り外し可能なように、前記カートリッジを収容するように構成され、前記トレイを前記画像形成装置の本体から引き出した状態で、前記カートリッジは前記一方向に沿って移動することで前記トレイに挿入され、前記一方向に沿った前記カートリッジの挿入に応じて前記発光ユニットが前記一方向と交差する方向に移動することで前記カートリッジの挿抜領域外に移動可能に構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、トレイに対してカートリッジを挿抜する際にカートリッジの挿抜領域から発光ユニットを退避する操作を不要とすることができる。
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成を示す斜視説明図である。 第1実施形態の画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 (a)は、第1実施形態の中間転写ユニットの構成を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態の画像形成装置本体に装着されたトレイが中間転写ユニットと係合している状態を示す側面説明図である。 (a)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに装着した様子を示す断面説明図である。(b)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに装着した様子を示す斜視説明図である。 (a)は、第1実施形態のトレイの構成を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態のトレイにLEDユニットと帯電ローラとを設置した様子を示す斜視説明図である。 (a)は、第1実施形態のLEDユニットの構成を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態のLEDユニットの構成を示す断面説明図である。 (a)は、第1実施形態のカートリッジの構成を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態のカートリッジの構成を示す断面説明図である。 (a)は、第1実施形態の前ドアを閉じた様子を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態の前ドアを開いた様子を示す斜視説明図である。 (a)は、第1実施形態の前ドアを閉じた様子を示す側面説明図である。(b)は、第1実施形態の前ドアを開いた様子を示す側面説明図である。(c)は、第1実施形態の前ドアを閉じた状態で本体内側から本体外側を見た側面説明図である。(d)は、第1実施形態の前ドアを開いた状態で本体内側から本体外側を見た側面説明図である。 (a)は、第1実施形態の前ドアを閉じた状態のスライドカムの位置を示す側面説明図である。(b)は、第1実施形態の前ドアを開いた状態のスライドカムの位置を示す側面説明図である。 (a)は、第1実施形態の前ドアを閉じた状態の駆動系とリンク部材との構成を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態の前ドアを開いた状態の駆動系とリンク部材との構成を示す斜視説明図である。 (a)は、第1実施形態の駆動系でトレイに設けられた帯電ローラと、感光ドラムと、現像ローラのそれぞれの駆動が連結されている状態を示す側面説明図である。(b)は、第1実施形態の駆動系でトレイに設けられた帯電ローラと、感光ドラムと、現像ローラのそれぞれの駆動が解除されている状態を示す側面説明図である。 (a)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに挿入する前の様子を示す側面説明図である。(b)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに挿入する途中の様子を示す側面説明図である。(c)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに挿入した後の様子を示す側面説明図である。(d)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに挿入する前の様子を示す側面説明図である。(e)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに挿入する途中の様子を示す側面説明図である。(f)は、第1実施形態のカートリッジをトレイに挿入した後の様子を示す側面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の第2実施形態の構成を示す断面説明図である。 (a)は、第2実施形態のカートリッジをトレイに挿入する前の様子を示す側面説明図である。(b)は、第2実施形態のカートリッジをトレイに挿入する途中の様子を示す側面説明図である。(c)は、第2実施形態のカートリッジをトレイに挿入した後の様子を示す側面説明図である。(d)は、第2実施形態のカートリッジをトレイに挿入する前の様子を示す側面説明図である。(e)は、第2実施形態のカートリッジをトレイに挿入する途中の様子を示す側面説明図である。(f)は、第2実施形態のカートリッジをトレイに挿入した後の様子を示す側面説明図である。
図により本発明に係る画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1~図13を用いて本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。
<画像形成装置>
図1及び図2を用いて本発明に係る画像形成装置100の第1実施形態の構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置100の第1実施形態の構成を示す斜視説明図である。図2は、第1実施形態の画像形成装置100の構成を示す断面説明図である。
図1及び図2に示す画像形成装置100は、少なくとも像担持体となる感光ドラム1を有する複数のカートリッジとして、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBの四色のカートリッジPY,PM,PC,PKを有する。画像形成装置100は、電子写真画像形成プロセスを用いたフルカラーのLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)プリンタである。
尚、説明の都合上、カートリッジPY,PM,PC,PKを代表してカートリッジPを用いて説明する場合もある。他の画像形成プロセス手段についても同様である。カートリッジPは、記録材Sに画像を形成する画像形成手段として構成される。
画像形成装置100は、外部ホスト装置400から出力されてインターフェース部300を介して制御手段となる制御部200に入力される電気的画像信号に基づいてシート状の記録材Sに四色のフルカラー画像、或いは、モノクロ画像を形成することができる。外部ホスト装置400は、パーソナルコンピュータ、イメージリーダ、相手方のファクシミリ装置等である。
制御部200は、画像形成装置100の画像形成プロセスを制御する制御手段であり、外部ホスト装置400と各種の電気的情報の授受をする。また、各種のプロセス機器やセンサから入力する電気的情報の処理、各種のプロセス機器への指令信号の処理、所定のイニシャルシーケンス制御、所定の画像形成プロセスのシーケンス制御等を司る。
図1の右側に示す面102が画像形成装置100の前面側(正面側)である。画像形成装置100の後面側(背面側)は、面102の反対側(図1の左側)である。ここで、画像形成装置100の前後方向とは、画像形成装置100の後面側(図1の左側)から前面側(図1の右側)に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。
画像形成装置100の左右とは、画像形成装置100を前面側(図1の右側)から見て左または右である。画像形成装置100の左右方向とは、画像形成装置100を前面側(図1の右側)から見て右から左に向かう方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。
上と下とは、重力方向において上と下である。上方向とは下から上に向かう方向、下方向とは上から下に向かう方向である。また、長手方向とは、像担持体である感光ドラム1の回転軸線方向に並行な方向である。短手方向とは、前記長手方向に直交する方向である。また、感光ドラム1の長手方向の一端側が駆動側で、他端側が非駆動側である。
本実施形態では、図8(a),(b)に示すように、カートリッジPの長手方向の右端側が駆動側で、左端側が非駆動側である。画像形成装置100本体の内部には、図2の左側で示す後面側から図2の右側で示す前面側にかけて、四つのカートリッジPY,PM,PC,PKがトレイ250に対して一方向(上下方向)に着脱可能に装着されている。トレイ250は、画像形成装置100本体に対して図1の矢印A方向に引き出し可能に設けられている。トレイ250は、各カートリッジPを一方向(上下方向)に挿抜可能に収容する。
トレイ250に着脱可能に装着される各カートリッジPの装着位置とは、各カートリッジPが画像形成動作可能な位置である。各カートリッジPは、記録材Sに画像を形成する画像形成プロセスに寄与するものである。各カートリッジPは、画像形成装置100本体に対して取り外し可能に装着されて使用される。本実施形態の各カートリッジPは、静電潜像が形成される像担持体としてのドラム型の感光ドラム1を有する。
各カートリッジPには、感光ドラム1の表面に作用する画像形成プロセス手段が設けられる。本実施形態のカートリッジPは、図7(a),(b)に示すように、現像手段としての現像ユニット3が一体的に設けたプロセスカートリッジとして構成される。
図5(b)に示すように、トレイ250には、感光ドラム1の表面を一様に帯電する帯電手段としての帯電ローラ2が設けられる。更に、トレイ250には、一様に帯電された感光ドラム1の表面に対して画像情報に応じて光を照射する露光手段であって発光ユニットとなるLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)ユニット11が設けられている。
帯電ローラ2には、図示しない帯電バイアス電源から帯電バイアスが印可される。これにより感光ドラム1の表面を一様に帯電させる。一様に帯電された感光ドラム1の表面に対してLEDユニット11により画像情報に応じた光が露光される。これにより感光ドラム1の表面に静電潜像が形成される。
現像ユニット3は、感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に対してトナー(現像剤)を供給してトナー像(現像剤像)として現像する。各現像ユニット3には、各色のトナー(現像剤)を収容する現像剤収容部3bが設けられ、該現像剤収容部3b内には、現像剤担持体としての現像ローラ3aがそれぞれ設けられている。
各現像剤収容部3b内に収容されたトナー(現像剤)の色は、各カートリッジPでそれぞれ異なる。カートリッジPYの現像ユニット3Yの現像剤収容部3bY内には、イエローY色のトナーが収容されている。これにより感光ドラム1Yの表面にイエローY色のトナー像を形成する。
カートリッジPMの現像ユニット3Mの現像剤収容部3bM内には、マゼンタM色のトナーが収容されている。これにより感光ドラム1Mの表面にマゼンタM色のトナー像を形成する。カートリッジPCの現像ユニット3Cの現像剤収容部3bC内には、シアンC色のトナーが収容されている。これにより感光ドラム1Cの表面にシアンC色のトナー像を形成する。カートリッジPKの現像ユニット3Kの現像剤収容部3bC内には、ブラックK色のトナーが収容されている。これにより感光ドラム1Kの表面にブラックK色のトナー像を形成する。
トレイ250には、LEDユニット11が設けられている。LEDユニット11は、各カートリッジPの画像形成装置100本体における前面側(図2の右側)で各感光ドラム1の表面に近接して設けられている。LEDユニット11は、各カートリッジPの感光ドラム1の表面に画像情報に応じて露光する。これにより感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
図2に示すように、各カートリッジPの下方には、中間転写ユニット12が設けられている。中間転写ユニット12は、中間転写体としての誘電体からなり可撓性を有する無端状の中間転写ベルト13を有する。中間転写ベルト13は、駆動ローラ14と、補助ローラ15と、テンションローラ16とにより図2の時計回り方向に回転可能に張架されている。駆動ローラ14と補助ローラ15とは、画像形成装置100本体内の後面側(図2の左側)に配置されている。テンションローラ16は、画像形成装置100本体内の前面側(図2の右側)に配置されている。
各カートリッジPがトレイ250の装着位置に装着され、トレイ250が画像形成装置100本体内の所定位置に挿入された状態で、感光ドラム1(像担持体)は、画像形成装置100本体の画像形成時の所定位置に設けられる。その状態において、各感光ドラム1の表面に対向して中間転写体となる中間転写ベルト13の外周面が接している。
中間転写ベルト13の内周面側には、一次転写手段となる一次転写ローラ17が各感光ドラム1の表面に対向してそれぞれ設けられている。図示しない一次転写バイアス電源から各一次転写ローラ17に一次転写バイアスが印加される。これにより各感光ドラム1の表面に形成されたトナー像は、図2の時計回り方向に回転する中間転写ベルト13の外周面上に一次転写されて重畳される。
各カートリッジPにおいて、各感光ドラム1の表面と中間転写ベルト13の外周面とにより形成されるニップ部がそれぞれ一次転写ニップ部T1である。一方、駆動ローラ14には、中間転写ベルト13を介して二次転写手段となる二次転写ローラ27が当接している。二次転写ローラ27と中間転写ベルト13の外周面とにより形成されるニップ部が二次転写ニップ部T2である。
中間転写ユニット12の下方には、記録材Sを収容し、二次転写ニップ部T2に記録材Sを搬送する給送ユニット18が設けられている。給送ユニット18は、記録材Sを積載して収容する給送トレイ19と、給送トレイ19内に収容された記録材Sを分離パッド21との協働により一枚ずつ給送する給送ローラ20と、レジストローラ22とを有して構成される。
給送ローラ20により給送される記録材Sの先端部が停止しているレジストローラ22のニップ部に突き当たって記録材Sの斜行が補正される。斜行が補正された記録材Sは、所定のタイミングでレジストローラ22により挟持搬送されて二次転写ニップ部T2に送られる。給送トレイ19は、画像形成装置100本体の前面側(図2の右側)から出し入れ可能に装着されている。
画像形成装置100本体の後面側(図2の左側)の上部には、トナー像が転写された記録材Sを加熱及び加圧して熱定着させる定着手段となる定着装置23が設けられている。定着装置23は、定着フィルムが設けられた定着ユニット23aと、加圧ローラ23bとを有して構成される。トナー像が転写された記録材Sが定着ユニット23aと、加圧ローラ23bとにより挟持搬送される過程においてトナー像が加熱及び加圧されて記録材Sに熱定着される。
定着装置23から排出された記録材Sは、排出ローラ24aと排出コロ24bとを有して構成される排出ローラ対24により挟持搬送されて画像形成装置100本体の上面に設けられた排出トレイ25上に排出される。画像形成装置100の前面側(図2の右側)には、前ドア31が回動可能に支持されている。前ドア31を開閉することで、ユーザが各カートリッジPを交換することが可能になる。
<画像形成動作>
次に、図2を用いて画像形成装置100により記録材Sにフルカラー画像を形成する画像形成動作について説明する。各カートリッジPに設けられた感光ドラム1が図2の反時計回り方向に所定の周速度で回転駆動される。中間転写ベルト13は感光ドラム1の周速度に対応した周速度で図2の時計回り方向に回転駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジPにおいて、各帯電ローラ2が所定の制御タイミングでそれぞれの感光ドラム1の表面を所定の極性及び電位に一様に帯電する。
次に、各LEDユニット11が各感光ドラム1の表面を各色の画像信号に応じた光を照射して露光する。これにより各感光ドラム1の表面に各色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。各感光ドラム1の表面上に形成された静電潜像は、各現像ユニット3に設けられた現像ローラ3aによりトナー(現像剤)が供給されてトナー像(現像剤像)として現像される。
このような画像形成プロセス動作によりカートリッジPYの感光ドラム1Yの表面には、フルカラー画像のイエローY色のトナー像が形成される。図示しない一次転写バイアス電源により現像ローラ3aYに一次転写バイアスが印加されることにより感光ドラム1Yの表面に形成されたトナー像がカートリッジPYの一次転写ニップ部T1Yにおいて中間転写ベルト13の外周面上に一次転写される。
カートリッジPMの感光ドラム1Mの表面には、フルカラー画像のマゼンタM色のトナー像が形成される。図示しない一次転写バイアス電源により現像ローラ3aMに一次転写バイアスが印加される。これにより感光ドラム1Mの表面に形成されたトナー像がカートリッジPMの一次転写ニップ部T1Mにおいて中間転写ベルト13の外周面上にすでに転写されているイエローY色のトナー像に重畳されて一次転写される。
カートリッジPCの感光ドラム1Cの表面には、フルカラー画像のシアンC色のトナー像が形成される。図示しない一次転写バイアス電源により現像ローラ3aCに一次転写バイアスが印加される。これにより感光ドラム1Cの表面に形成されたトナー像がカートリッジPCの一次転写ニップ部T1Cにおいて中間転写ベルト13の外周面上にすでに転写されているイエローY色とマゼンタM色のトナー像に更に重畳されて一次転写される。
カートリッジPKの感光ドラム1Kの表面には、フルカラー画像のブラックK色のトナー像が形成される。図示しない一次転写バイアス電源により現像ローラ3aKに一次転写バイアスが印加される。これにより感光ドラム1Kの表面に形成されたトナー像がカートリッジPKの一次転写ニップ部T1Kにおいて中間転写ベルト13の外周面上にすでに転写されているイエローY色とマゼンタM色とシアンC色のトナー像に更に重畳されて一次転写される。このように中間転写ベルト13の外周面上にイエローY色とマゼンタM色とシアンC色とブラックK色の四色のトナー像が重畳されて未定着トナー像が形成される。
一方、所定の制御タイミングで給送ローラ20が回転駆動される。これにより給送ローラ20と分離パッド21との協働により給送トレイ19内に積載して収容されている記録材Sが一枚ずつ分離給送される。その後、レジストローラ22により挟持搬送されて、所定の制御タイミングで二次転写ニップ部T2に導入される。
このとき、記録材Sが二次転写ニップ部T2に到達し、中間転写ベルト13の外周面と二次転写ローラ27とにより挟持搬送されていく過程で、図示しない二次転写バイアス電源により二次転写ローラ27に二次転写バイアスを印加する。これにより中間転写ベルト13の外周面上に重畳して担持された四色のフルカラートナー像が記録材Sの面に一括して二次転写される。
トナー像が二次転写された記録材Sは、中間転写ベルト13の外周面から分離されて搬送ガイドからなる搬送路4を通って定着装置23に導入される。定着ユニット23aと加圧ローラ23bとにより形成される定着ニップ部Qにおいて未定着トナー像が担持された記録材Sが加熱及び加圧されて各色のトナー像が熱溶融し、混色されて記録材Sに熱定着される。定着装置23から排出された記録材Sは、排出ローラ対24により挟持搬送されて排出トレイ25上に排出される。二次転写後に中間転写ベルト13の外周面上に残留した二次転写残トナーは、クリーニング手段となるクリーナ26により除去される。
<発光ユニット>
次に、図6を用いて、発光ユニットとなるLEDユニット11の構成について説明する。図6(a)は、LEDユニット11の構成を示す斜視説明図である。図6(b)は、LEDユニット11の構成を示す断面説明図である。図6(a),(b)に示すLEDユニット11は、LED素子11a、屈折率分布型のレンズ11b、回路基板11c、筐体11d、回転体となるコロ11eとを有して構成されている。LEDユニット11(発光ユニット)は、トレイ250に設けられ、感光ドラム1(像担持体)の表面上に画像情報に応じた静電潜像を形成するために該感光ドラム1の軸方向に複数の発光素子となるLED素子11aが配列されている。
コロ11eは、筐体11dに回動可能に軸支されている。筐体11dの長手方向の両端部には、図5(a)に示すトレイ250に設けられた溝250aR,250aL(溝250aLは図示されていない)内に摺動可能に係合する凸部11fが設けられている。LED素子11aは、回路基板11cの長手方向に沿って複数個配置されている。LED素子11aに対応して複数個のレンズ11bが筐体11dの長手方向に沿って配置されている。複数個のLED素子11aが回路基板11cに支持され、レンズ11bと回路基板11cとが筐体11dに支持されている。
回路基板11cは、図2に示す制御部200に電気的に接続されている。一様に帯電された感光ドラム1の表面上に画像情報に応じた静電潜像を形成する動作は、外部ホスト装置400から制御部200に入力された各色の画像情報に対応して制御部200により各LED素子11aの発光のON/OFFを制御している。これにより各LED素子11aから出射された光がレンズ11bを通して各感光ドラム1の表面上に集光され、一様に帯電された感光ドラム1の表面上に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
<トレイ>
次に、図5を用いて、トレイ250の構成について説明する。図5(a)は、トレイの構成を示す斜視説明図である。図5(b)は、トレイにLEDユニットと帯電ローラとを設置した様子を示す斜視説明図である。図5(b)に示すように、トレイ250には、LEDユニット11と帯電ローラ2とが設けられている。
LEDユニット11は、トレイ250に設けられた図5(a)に示す溝250aR,250aL(溝250aLは図示されていない)内に図6(a)に示す凸部11fが摺動可能に嵌合される。図5(b)に示すように、トレイ250とLEDユニット11との間に付勢手段となる圧縮バネ251R,251Lが設けられている。圧縮バネ251R,251Lの付勢力によりLEDユニット11(発光ユニット)を溝250aR,250aLに沿って各カートリッジPの感光ドラム1の表面に近接する方向に向かって付勢する構成になっている。
各カートリッジPをトレイ250に設けられた溝部からなる係合部250eR,250eL,250fR,250fL内に対して挿入する。その際には、各カートリッジPの一部となる感光ドラム1(像担持体)の表面がLEDユニット11(発光ユニット)の一部となるLEDユニット11に回転可能に支持された回転体となるコロ11eに当接する。そして、両者が当接しながら圧縮バネ251R,251L(付勢手段)の付勢力に抗して各カートリッジPが所定位置に挿入される。
そして、圧縮バネ251R,251L(付勢手段)の付勢力によりLEDユニット11(発光ユニット)が各カートリッジPの所定位置に位置決めされる。これによりLEDユニット11と感光ドラム1の表面との間の露光距離を高精度に保ち、高画質な画像形成を行うことができる。
また、帯電ローラ2は、図5(a)に示すトレイ250に設けられた軸受250bR,250bLに回動可能に軸支されている。トレイ250は、画像形成装置100本体から引き出す際に一度上方向に移動してから、前方向に移動して引き出す。帯電ローラ2がトレイ250側に設けられている。これによりトレイ250を画像形成装置100本体から引き出す際にトレイ250と一緒に帯電ローラ2も引き出される。このためトレイ250は、中間転写ベルト13の外周面から離間する分だけ上方向に移動すれば良く、画像形成装置100本体を小型化することができる。
<カートリッジ>
次に、図7を用いて、各カートリッジPの構成について説明する。図7(a)は、カートリッジPの構成を示す斜視説明図である。図7(b)は、カートリッジPの構成を示す断面説明図である。図7(a),(b)に示すカートリッジPは、トナー(現像剤)を収容する現像剤収容部3bが枠体により形成されている。現像剤収容部3bは、感光ドラム1(像担持体)よりも鉛直方向で上方に配置されている。現像剤収容部3b内には、現像剤担持体となる現像ローラ3aが設けられている。現像ローラ3aは、感光ドラム1に対向して配置されている。各カートリッジPの現像剤収容部3b内には、各色のトナーが収容されている。
図7(a)に示すように、感光ドラム1は、フランジ3bR,3bL(フランジ3bLは図示されていない)により回転可能に支持されている。また、現像ローラ3aは、フランジ3aR,3aL(フランジ3aLは図示されていない)により回転可能に支持されている。また、感光ドラム1の長手方向の一端部の駆動側には、画像形成装置100本体側に設けられた駆動源となるモータの回転駆動力を感光ドラム1に伝達するカップリング1aが設けられている。また、現像ローラ3aの長手方向の一端部の駆動側には、画像形成装置100本体側に設けられた駆動源となるモータの回転駆動力を現像ローラ3aに伝達するカップリング3dが設けられている。
<カートリッジとトレイとの関係>
次に、図4を用いて、各カートリッジPがトレイ250に装着された状態について説明する。図4(a)は、各カートリッジPをトレイ250に装着した様子を示す断面説明図である。図4(b)は、各カートリッジPをトレイ250に装着した様子を示す斜視説明図である。各カートリッジPでトレイ250に対する装着状態は同じであるためカートリッジPKを代表して説明する。
カートリッジPKは、トレイ250に装着された状態では、カートリッジPKの感光ドラム1を回転可能に支持するフランジ3bKRが、トレイ250に設けられた溝部からなる係合部250eKR内に挿入されて係合する。また、現像ローラ3aを回転可能に支持するフランジ3aKRが、トレイ250に設けられた溝部からなる係合部250fKRの底面250fK1Rに接地している。
また、図4(a)に示す駆動側と反対側の非駆動側も同様に各カートリッジPの側面に設けられた突起部がトレイ250に設けられた溝部からなる係合部250eKL内に挿入されて係合する。同様に各カートリッジPの側面に設けられた他の突起部がトレイ250に設けられた溝部からなる係合部250fKLの底面250fK1Lに接地している。これによりトレイ250に対して各カートリッジPKの姿勢を保持している。
<中間転写ユニットとトレイとの関係>
次に、図3及び図4を用いて、中間転写ユニット12とトレイ250との位置決めについて説明する。図3(a)は、中間転写ユニット12の構成を示す斜視説明図である。図3(b)は、画像形成装置100本体に装着されたトレイ250が中間転写ユニット12と係合している状態を示す側面説明図である。中間転写ユニット12は、画像形成装置100本体に固定されている。図3(b)及び図4(b)に示すように、トレイ250には、ボス250cR,250dR,250cL,250dLと、レール250gR,250gLが設けられている。
図3(a)に示すように、中間転写ユニット12には、トレイ250に設けられたボス250cR,250dR,250cL,250dLを嵌入して係合する受け部12cR,12dR,12cL,12dLが設けられている。駆動側では、ボス250cRを受け部12cRに嵌入して係合し、ボス250dRを受け部12dRに嵌入して係合する。また、非駆動側では、ボス250cLを受け部12cLに嵌入して係合し、ボス250dLを受け部12dLに嵌入して係合する。これによりトレイ250が中間転写ユニット12に対して位置決めされ、高精度な画像形成プロセスを行うことができる。
<トレイの挿抜>
各カートリッジPは、購入したユーザにとって満足できる品質の画像を形成することが出来なくなる程度まで現像剤が消費された際に、カートリッジPとしての商品価値が喪失する。そこで、個々のカートリッジPに図示しない検知手段を設けて現像剤残量を検知する。その検知結果に基づいて制御部200は、現像剤残量値を、予め設定したカートリッジPの寿命予告や寿命警告を行うための閾値と比較する。
そして、現像剤残量値が閾値よりも少ない残量値となったカートリッジPについては、図示しない表示部に、そのカートリッジPについての寿命予告、或いは、寿命警告を表示してユーザにカートリッジPの交換を促す。ユーザは、図1に示す画像形成装置100本体に開閉可能に設けられた前ドア31を開けて、トレイ250を画像形成装置100本体の外まで矢印A方向に引き出し、トレイ250から各カートリッジPを上方向に取り外して交換する。
次に、図8~図10を用いて、各カートリッジPが図2に示す画像形成可能位置から画像形成装置100本体外の交換可能位置に引き出されるまでの操作について説明する。図8(a)は、前ドア31を閉じた様子を示す斜視説明図である。図8(b)は、前ドア31を開いた様子を示す斜視説明図である。
図9(a)は、前ドア31を閉じた様子を示す側面説明図である。図9(b)は、前ドア31を開いた様子を示す側面説明図である。図9(c)は、前ドア31を閉じた状態で本体内側から本体外側を見た側面説明図である。図9(d)は、前ドア31を開いた状態で本体内側から本体外側を見た側面説明図である。図10(a)は、前ドア31を閉じた状態のスライドカム42Rの位置を示す側面説明図である。図10(b)は、前ドア31を開いた状態のスライドカム42Rの位置を示す側面説明図である。
図8(a),(b)に示すように、各カートリッジPは、トレイ250内に挿入されて支持されている。トレイ250を画像形成装置100本体の外に引き出す。そのためには、図4(b)に示すトレイ250の下部に設けられたボス250cR,250dR,250cL,250dLを図3(a)に示す中間転写ユニット12の上部に設けられた受け部12cR,12dR,12cL,12dLから外す必要がある。このためトレイ250を持ち上げて中間転写ユニット12から上方へ離間し、前ドア31が設けられた画像形成装置100本体の前方向へ移動させる必要がある。
図8(a),(b)に示すように、前ドア31は、図示しない画像形成装置100本体のフレームに設けられたヒンジ部31aL,31aRにより画像形成装置100本体に対して回動可能に支持されている。前ドア31の幅方向両端部には、長穴31bL,31bRが設けられている。
各長穴31bL,31bRには、リンク部材40L,40Rの一端部にそれぞれ設けられたボス40bL,40bRが摺動可能に挿通されている。ボス40bL,40bRは、長穴31bL,31bRに沿って移動可能で且つ各長穴31bL,31bR内を回転可能に支持されている。リンク部材40L,40Rの他端部に設けられたヒンジ部40aL,40aRは、図示しない画像形成装置100本体のフレームに回動可能に支持されている。
以下は、駆動側の構成を代表して説明するが、非駆動側も同様に構成されるため重複する説明を省略する。図9(d)に示すように、リンク部材40Rの一端部に設けられたボス40cRがスライドリンク41Rに設けられた長穴41aR内に該長穴41aRに沿って移動可能及び回転可能に支持されている。スライドリンク41Rは、画像形成装置100本体に固定されている右側板50Rに対して前後方向(図9(a),(b)の左右方向)に移動可能に支持されている。
図9(a)~(d)に示すように、スライドカム42Rに設けられたボス42aR,42bRがスライドリンク41Rに設けられた長穴41bR,41cR内に摺動可能に挿通されている。これによりスライドカム42Rが長穴41bR,41cRに沿って図9(c),(d)の上下方向に移動可能に支持されている。図10(a),(b)に示すように、右側板50Rには、Z形状の長穴50aR,50bRが設けられており、該長穴50aR,50bR内にスライドカム42Rのボス42aR,42bRが摺動可能に挿通されている。これにより図9(c),(d)に示すように、スライドカム42Rは、Z形状の長穴50aR,50bRに沿って平行移動と斜行移動可能に支持されている。
前ドア31が図8(a)に示す閉じた状態から図8(b)に示す開いた状態へ移行する。このとき、前ドア31は、ヒンジ部31aL,31aRを回動中心として回動する。これに伴い、前ドア31の幅方向両端部に設けられた長穴31bL,31bR内をボス40bL,40bRが摺動移動する。そして、リンク部材40L,40Rがヒンジ部40aL,40aRを回動中心として回動する。このとき、図9(d)に示すリンク部材40Rの一部に設けられたボス40cRもヒンジ部40aRを回動中心として前方向へ回動する。これにより図9(d)に示すように、ボス40cRが挿通された長穴41aRを介してスライドリンク41Rが前方向に移動する。
スライドリンク41Rが前方向へ移動すると、スライドリンク41Rの長穴41bR,41cR内に挿通して係合されたボス42aR,42bRを介してスライドカム42Rも前方向へ移動する。スライドカム42Rのボス42aR,42bRは、図10(a),(b)に示す右側板50Rに設けられた長穴50aR,50bR内にも挿通されて係合している。このため前方向へ移動するスライドカム42Rのボス42aR,42bRが右側板50Rに設けられたZ形状の長穴50aR,50bRの斜面50a1R,50b1Rを登る。これにより図9(d)に示すように、スライドカム42Rは、前方向(図9(d)の右方向)に移動しつつ、上方向にも移動する。
図11(a)は、前ドア31を閉じた状態の駆動系とリンク部材43Rとの構成を示す斜視説明図である。図11(b)は、前ドア31を開いた状態の駆動系とリンク部材43Rとの構成を示す斜視説明図である。
図12(a)は、トレイ250に設けられた帯電ローラ2と、感光ドラム1と、現像ローラ3aのそれぞれの駆動が連結されている状態を示す側面説明図である。図12(b)は、トレイ250に設けられた帯電ローラ2と、感光ドラム1と、現像ローラ3aのそれぞれの駆動が解除されている状態を示す側面説明図である。
図11(a),(b)に示すように、スライドリンク41Rには、リンク部材43Rが設けられている。リンク部材43Rには、レバー80K,81K,82Kの一端部が回動可能に軸支されている。レバー81Kの他端部は、ドラムカム71Kに対して回動可能に連結されている。レバー80Kの他端部は、帯電ローラカム70Kに対して回動可能に連結されている。レバー82Kの他端部は、現像ローラカム72Kに対して回動可能に連結されている。
前ドア31を閉じた図11(a)に示す状態から図11(b)に示すように前ドア31を開く。すると、ヒンジ部40aL,40aRを中心にスライドリンク41Rが前方向に回動する。これに伴って図9(d)に示すように、スライドリンク41Rに設けられたボス40cRもスライドリンク41Rと一体的に前方向に回動する。これによりボス40cRが挿通された長穴41aRを介してスライドリンク41Rが前方向に移動する。
これによりリンク部材43Rに回動可能に軸支されたレバー80K,81K,82Kを介してドラムカム71K、帯電ローラカム70K、現像ローラカム72Kが回転する。これに伴いドラムカム71Kのカム面71a、帯電ローラカム70Kのカム面70a、現像ローラカム72Kのカム面72aもそれぞれ位相が回転する。
これにより図12(a)に示すカム面71aと接していたギヤ61Kのカム面61aが図12(b)に示すカム面71bに当接摺動してギヤ61Kは、図12(b)の右方向へ移動する。これによりギヤ61Kと、図7(a)に示す感光ドラム1のカップリング1aとの係合が外れて駆動が伝達されなくなる。
帯電ローラカム70Kも同様に図12(a)に示すカム面70aと接していたギヤ60Kのカム面60aが図12(b)に示すカム面70bに当接摺動してギヤ60Kは、図12(b)の右方向へ移動する。これによりギヤ60Kと、帯電ローラ2の図示しないカップリングとの係合が外れて駆動が伝達されなくなる。
現像ローラカム72Kも同様に図12(a)に示すカム面72aと接していたギヤ62Kのカム面62aが図12(b)に示すカム面72bに当接摺動してギヤ62Kは、図12(b)の右方向へ移動する。これによりギヤ62Kと現像ローラ3aのカップリング3dとの係合が外れて駆動が伝達されなくなる。これによりトレイ250を前方向に引き出すことが可能になる。
図2に示すように、前ドア31が閉じた状態では、トレイ250は中間転写ユニット12に係合されている。この状態では、図12(a)に示すように、スライドカム42Rの面42eRは、トレイ250の下部に設けられたレール250gRとは接していない。この状態から前ドア31が開くと、前述したようにスライドカム42Rが上方向へ移動する。このため図12(b)に示すように、スライドカム42Rの面42eRとトレイ250の下部に設けられたレール250gRとが接する。そして、スライドカム42Rがトレイ250を上方に押し上げる。これによりトレイ250と中間転写ユニット12とが離間される。
このとき、トレイ250に設けられた帯電ローラ2と、感光ドラム1と、現像ローラ3aのそれぞれの駆動連結が解除される。駆動の連結と解除は、各カートリッジPで同様である。ここでは、カートリッジPKについて説明し、重複する説明は省略する。図12(a)に示すように、感光ドラム1は、ギヤ61Kにカップリングすることで駆動が伝達される。帯電ローラ2は、ギヤ60Kにカップリングすることで駆動が伝達される。現像ローラ3aは、ギヤ62Kにカップリングすることで駆動が伝達される。
感光ドラム1に駆動を入力しているギヤ61Kには、カム面61aが設けられている。ギヤ61Kのカム面61aは、ドラムカム71Kのカム面71aと接している。帯電ローラ2に駆動を入力しているギヤ60Kには、カム面60aが設けられている。ギヤ60Kのカム面60aは、帯電ローラカム70Kのカム面70aと接している。現像ローラ3aに駆動を入力しているギヤ62Kには、カム面62aが設けられている。ギヤ62Kのカム面62aは、現像ローラカム72Kのカム面72aと接している。
<カートリッジの挿抜>
次に、図13を用いて各カートリッジPをトレイ250に挿入する操作について説明する。図13(a)は、カートリッジPをトレイ250に挿入する前の様子を示す側面説明図である。図13(b)は、カートリッジPをトレイ250に挿入する途中の様子を示す側面説明図である。図13(c)は、カートリッジPをトレイ250に挿入した後の様子を示す側面説明図である。図13(d)は、カートリッジPをトレイ250に挿入する前の様子を示す側面説明図である。図13(e)は、カートリッジPをトレイ250に挿入する途中の様子を示す側面説明図である。図13(f)は、カートリッジPをトレイ250に挿入した後の様子を示す側面説明図である。
図13(a)~(f)に示すように、トレイ250を前方向に移動させて画像形成装置100本体から引き出した状態で、各カートリッジPはトレイ250に対して挿入方向(図13(a)~(f)の下方向)に移動することで該トレイ250内に挿入される。このとき、各カートリッジPの挿入に応じてLEDユニット11(発光ユニット)が各カートリッジPの挿入方向と交差する方向(図13(d)~(f)の左方向)に移動する。これによりLEDユニット11(発光ユニット)は、各カートリッジPの挿抜領域外に移動可能に構成されている。
トレイ250に対して各カートリッジPを挿抜することで、各カートリッジPを交換することが可能になる。各カートリッジPの交換は、同様に操作するためここではカートリッジPKの交換操作について説明する。カートリッジPKをトレイ250に挿入するとき、図13(a)に示すように、感光ドラム1を回転可能に支持するフランジ3bKRと、トレイ250の溝部からなる係合部250eKRの両側の側面からなるガイド250eK1Rが当接摺動する。
これにより感光ドラム1の前後方向を規制し、感光ドラム1がトレイ250に対して上下方向のみ移動可能にすることができる。本実施形態では、露光装置としてLEDユニット11を採用している。LEDユニット11の光を集光させるための屈折率分布型のレンズ11bの焦点距離は短い。このためLEDユニット11を感光ドラム1の表面に近接して配置する必要がある。
図13(a)に示すように、感光ドラム1のトレイ250の溝部からなる係合部250eKRに対する挿入方向を上下方向のみとする。これにより感光ドラム1の表面と、LEDユニット11のレンズ11bやその他の電子素子との接触を防止することが可能となる。また、ユーザは一つの方向(上下方向)のみでカートリッジPKをトレイ250に対して挿抜可能なため各カートリッジPの挿抜操作を迷いなくできる。
図13(b)に示すように、カートリッジPKをトレイ250の溝部からなる係合部250eKR内にある程度挿入する。すると、図13(e)に示すように、カートリッジPK側に設けられた感光ドラム1の表面と、トレイ250側に設けられたLEDユニット11のコロ11eとが接する。
本実施形態では、LEDユニット11は、感光ドラム1の表面に対して略水平に露光するように設けられている。このためコロ11eと感光ドラム1の表面とが接触することで、感光ドラム1の表面とLEDユニット11のレンズ11bの表面11b1との距離を高精度に保ち、高画質な画像形成が可能となる。カートリッジPKを更にトレイ250の溝部からなる係合部250eKR内に挿入する。すると、感光ドラム1の表面に当接するコロ11eを介してLEDユニット11を図5(b)に示す圧縮バネ251R,251Lの付勢力に抗して画像形成装置100本体の前方向(図13の左方向)に移動させる。
図13(c)に示すように、カートリッジPKをトレイ250の溝部からなる係合部250eKR内に完全に挿入する。その状態では、カートリッジPKは感光ドラム1を回転可能に支持するフランジ3bKRがトレイ250の溝部からなる係合部250eKRの底面250eK2Rに当接する。そして、現像ローラ3aを回転可能に支持するフランジ3aKRがトレイ250の溝部からなる係合部250fKRの底面250fK1Rに当接する。これによりカートリッジPKの位置が決まる。
この状態で、LEDユニット11は、感光ドラム1の表面に当接したコロ11eを介してカートリッジPKの挿抜領域の外まで押されて退避する。そして、LEDユニット11は、図5に示す圧縮バネ251R,251Lにより感光ドラム1の回転中心方向に付勢されて、感光ドラム1との距離が高精度で保持される。
図13(a)~(f)に示す一連の操作によりユーザはカートリッジPKをトレイ250に対して下方向のみで挿入し、逆の操作でカートリッジPKをトレイ250に対して上方向のみで取り外すことが可能である。これによりユーザは、各カートリッジPをトレイ250に対して一方向(上下方向)のみの挿抜操作により迷いなく安心して挿抜できる。また、トレイ250に対して垂直な方向に各カートリッジPを挿抜することができるため各カートリッジPをトレイ250に対して最短距離で挿抜可能である。
例えば、各カートリッジPの挿抜軌跡が少なくとも二つの方向を有する構成では、各カートリッジPの挿抜方向が切り替わる際にユーザが力を入れる方向も変える必要が生じる。本実施形態では、各カートリッジPの挿抜方向が一方向(上下方向)である。このためユーザが力を入れる方向を変える必要が無い。これにより短い距離でカートリッジPを挿抜でき、力の方向を変えたりしないためユーザのストレスの低減を図ることができる。
また、図13(f)に示すように、感光ドラム1(像担持体)の表面を帯電する帯電手段となる帯電ローラ2がトレイ250に設けられている。カートリッジPKをトレイ250の溝部からなる係合部250eKR,250fKR,250eKL,250fKL内に完全に挿入した状態で、感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2と接触している。これによりカートリッジPKを挿入したトレイ250の状態で、画像形成装置100本体内に挿入し、感光ドラム1の表面を中間転写ベルト13の外周面と当接することで画像形成動作が可能となる。
本実施形態によれば、画像形成装置100の小型化に寄与するLEDユニット11を露光装置として用いて、カートリッジPの挿抜操作のユーザビリティが良いトレイ250の引き出しタイプの画像形成装置100を提供することができる。トレイ250が画像形成装置100本体から引き出された状態で、感光ドラム1を有するカートリッジPは、一方向(上下方向)のみでトレイ250から挿抜可能である。
その際に、トレイ250に支持されたLEDユニット11は、感光ドラム1の挿抜軌跡外に移動可能に構成する。これによりトレイ250が画像形成装置100本体から引き出される際にLEDユニット11を画像形成装置100本体内に退避する必要がない。このため画像形成装置100の小型化ができる。ユーザはカートリッジPを一方向(上下方向)のみで挿抜可能なためカートリッジPを迷いなく安心して挿抜できる。また、カートリッジPの挿抜軌跡が少なくとも二つの方向を有する構成よりもカートリッジPを短い距離でトレイ250から挿抜可能である。
カートリッジPの挿抜軌跡が少なくとも二つの方向を有する構成では、カートリッジPの挿抜方向が切り替わる際にユーザが力を入れる方向も変える必要が生じる場合がある。しかし、本実施形態では、カートリッジPの挿抜方向が一方向(上下方向)のみであるためユーザが力を入れる方向を変える必要が無い。これにより短い距離でカートリッジPを挿抜でき、力の方向を変えたりしないためユーザのストレス低減を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図14及び図15を用いて本発明に係る画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図14は、本発明に係る画像形成装置の第2実施形態の構成を示す断面説明図である。
<画像形成装置>
本実施形態の画像形成装置100は、図14に示すように、各カートリッジPに設けられた感光ドラム1と、一次転写手段となる一次転写ローラ17とにより一次転写ニップ部T1が形成される。この一次転写ニップ部T1に記録材Sを搬送する静電搬送ベルト(ETB;Electrostatic Transportation Belt)213が設けられた一例である。
前記第1実施形態では、図2に示すように、感光ドラム1の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト(ITB;Intermediate Transfer Belt)13に一次転写する画像形成装置100の一例について説明した。図14に示すETB方式の画像形成装置100にも本発明が適用可能である。図14に示すETB方式の画像形成装置100では、搬送ユニット212以外の構成と、画像形成動作は、図2に示すITB方式の画像形成装置100と同様であるため重複する説明は省略する。
図14に示す搬送ユニット212は、駆動ローラ14とテンションローラ16とにより静電搬送ベルト213が図14の反時計回り方向に回転可能に張架されている。静電搬送ベルト213の内周面側には、一次転写手段となる一次転写ローラ17が設けられている。画像形成装置100本体の画像形成時の所定位置に設けられた感光ドラム1(像担持体)の表面に対抗して記録材Sを搬送する静電搬送ベルト213(搬送ベルト)が設けられる。
給送ユニット18の給送トレイ19内に収容された記録材Sは、給送ローラ20により繰り出され分離パッド21との協働により一枚ずつ分離給送される。記録材Sの先端部が停止したレジストローラ22のニップ部に突き当てられて記録材Sの斜行が補正される。その後、所定のタイミングでレジストローラ22が回転駆動されて搬送ガイド5に沿って搬送された記録材Sは、静電搬送ベルト213に受け渡された後、静電搬送ベルト213により静電吸着されて搬送される。
トレイ350に保持されている四つのカートリッジPには、それぞれ像担持体となる感光ドラム1が設けられている。本実施形態の感光ドラム1は、図14の時計回り方向に回転する。感光ドラム1の表面は、トレイ350側に設けられた帯電ローラ2により一様に帯電される。一様に帯電された感光ドラム1の表面に露光手段となるLEDユニット11から画像情報に応じた光が照射されて静電潜像が形成される。感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に対して現像ローラ3aによりトナーが供給されてトナー像が現像される。
静電搬送ベルト213により静電吸着されて搬送される記録材Sが一次転写ニップ部T1に到達すると、図示しない一次転写バイアス電源から一次転写ローラ17に一次転写バイアスが印加される。これにより各感光ドラム1の表面に形成されたトナー像が各一次転写ニップ部T1において順次、記録材Sに転写されて重畳される。
各感光ドラム1の表面に形成されたトナー像が重畳して転写された記録材Sは、搬送ガイド6に沿って定着装置23に搬送される。定着装置23に設けられた定着ユニット23aと加圧ローラ23bとによりトナー像が転写された記録材Sが挟持搬送される過程において加熱及び加圧されて熱定着される。その後、排出ローラ対24により排出トレイ25上に排出される。
図14に示すETB方式の画像形成装置100でも前記第1実施形態と同様にカートリッジPの挿抜を行うことが可能である。図15(a)は、カートリッジPをトレイ350に挿入する前の様子を示す側面説明図である。図15(b)は、カートリッジPをトレイ350に挿入する途中の様子を示す側面説明図である。図15(c)は、カートリッジPをトレイ350に挿入した後の様子を示す側面説明図である。図15(d)は、カートリッジPをトレイ350に挿入する前の様子を示す側面説明図である。図15(e)は、カートリッジPをトレイ350に挿入する途中の様子を示す側面説明図である。図15(f)は、カートリッジPをトレイ350に挿入した後の様子を示す側面説明図である。
図14に示す前ドア31を開けて、トレイ350を画像形成装置100本体の外に移動させる。この状態において、カートリッジPはトレイ350から挿抜可能である。本実施形態のLEDユニット11も前記第1実施形態と同様に感光ドラム1の表面に対して水平に露光するように配置している。各カートリッジPの交換操作は同様である。このため図15(a)~(f)では、カートリッジPKのみの交換操作について説明する。
図14に示すETB方式の画像形成装置100のカートリッジPの挿抜操作は、図2に示すITB方式の画像形成装置100のカートリッジPの挿抜操作と同様である。図15(a)に示すように、カートリッジPKをトレイ350に設けられた溝部からなる係合部350eKR,350fKR内に挿入する。そのとき、感光ドラム1に設けられたフランジ360bKRと、トレイ350の溝部からなる係合部350eKRの両側面で構成されるガイド350eK1Rとが接する。
これにより感光ドラム1の前後方向を規制し、感光ドラム1がトレイ350に対して上下方向のみ移動可能にすることができる。これにより感光ドラム1の挿入方向を上下方向のみの一方向にすることで、感光ドラム1の表面と、図6に示すLEDユニット11のレンズ11bやその他の電子素子との接触を防止することが可能となる。また、ユーザは一方向(上下方向)のみでカートリッジPを挿抜可能なため各カートリッジPを迷いなく挿抜できる。
図15(b)に示すように、カートリッジPをある程度、トレイ350の溝部からなる係合部350eKR,350fKR内に挿入する。すると、感光ドラム1の表面と、図6に示すLEDユニット11のコロ11eとが接する。本実施形態では、LEDユニット11は、感光ドラム1の表面に対して水平に露光するように配置している。
このとき、コロ11eと感光ドラム1の表面とが接触することで、感光ドラム1の表面とLEDユニット11のレンズ11bの表面11b1との距離を高精度に保ち、高画質な画像形成が可能となる。カートリッジPKを更にトレイ350の溝部からなる係合部350eKR,350fKR内に挿入すると、感光ドラム1の表面が当接したコロ11eを介してLEDユニット11を画像形成装置100本体の後方向(図15の右方向)に移動させる。
図15(c)に示すように、カートリッジPをトレイ350の溝部からなる係合部350eKR,350fKR内に完全に挿入する。その状態では、カートリッジPは、感光ドラム1に設けられたフランジ360bKRがトレイ350の係合部350eKRのガイド350eK1Rに沿って挿入された後、底面350eK2Rに当接する。更に、現像ローラ3aに設けられたフランジ360aKRがトレイ350の溝部からなる係合部350fKRの底面350fK1Rに当接する。これによりカートリッジPの位置が決まる。
この状態では、図15(f)に示すように、感光ドラム1の表面に図6(a),(b)に示すコロ11eが当接して、図5(b)に示す圧縮バネ251R,251Lの付勢力に抗してLEDユニット11は、カートリッジPKの挿抜領域の外まで押されて退避する。このとき、LEDユニット11は、圧縮バネ251R,251Lにより感光ドラム1の回転軸中心に向かって付勢される。これにより感光ドラム1の表面と、LEDユニット11のレンズ11bの表面11b1との距離を高精度で保持している。
図15(a)~(f)に示す一連の操作によりユーザはカートリッジPをトレイ350に対して下方向のみで挿入し、逆にカートリッジPをトレイ350に対して上方向のみで取り外すことが可能である。これによりユーザは、カートリッジPを迷いなく安心して挿抜できる。また、トレイ350に対して垂直な方向にカートリッジPを挿抜するため最短距離でカートリッジPを挿抜可能である。
例えば、カートリッジPの挿抜軌跡が少なくとも二つの方向を有する構成では、カートリッジPの挿抜方向が切り替わる際にユーザが力を入れる方向も変える必要が生じる。本実施形態では、カートリッジPの挿抜方向が一方向(上下方向)のみであるためユーザが力を入れる方向を変える必要が無い。これにより短い距離でカートリッジPを挿抜でき、力の方向を変えたりしないためユーザのストレス低減を図ることができる。
図14に示すように、カートリッジPをトレイ350の係合部350eKR,350fKR,350eKL,350fKL(係合部350eKL,350fKLは図示されていない)内に完全に挿入した状態で感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2と接触している。これによりトレイ350の状態で画像形成装置100本体内に挿入し、感光ドラム1の表面と、搬送ユニット212の静電搬送ベルト213の外周面とを当接することで画像形成動作が可能となる。尚、本実施形態においても前ドア31の開閉動作に連動するトレイ350の移動動作は、図8~図10に示して前述したと同様である。
図14に示すETB方式の画像形成装置100でもLEDユニット11を露光装置として用いて画像形成装置100を小型化でき、カートリッジPの挿抜操作のユーザビリティが良い画像形成装置100を提供することが可能となる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
P,PY,PM,PC,PK…カートリッジ
11,11Y,11M,11C,11K…LEDユニット(発光ユニット)
100…画像形成装置
250…トレイ

Claims (7)

  1. 少なくとも像担持体を有するカートリッジと、
    画像形成装置の本体に対して引き出し可能に設けられ、前記カートリッジを収容するトレイと、
    前記トレイに設けられ、前記像担持体に潜像を形成するために該像担持体の軸方向に配列された複数の発光素子を有する発光ユニットと、
    を有し、
    前記トレイは、前記カートリッジが一方向に沿って前記トレイに対して挿入可能、かつ前記一方向の反対方向に沿って取り外し可能なように、前記カートリッジを収容するように構成され、
    前記トレイを前記画像形成装置の本体から引き出した状態で、前記カートリッジは前記一方向に沿って移動することで前記トレイに挿入され、前記一方向に沿った前記カートリッジの挿入に応じて前記発光ユニットが前記一方向と交差する方向に移動することで前記カートリッジの挿抜領域外に移動可能に構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発光ユニットを前記カートリッジに向かって付勢する付勢手段を有し、
    前記カートリッジを前記トレイに対して挿入する際には、前記カートリッジの一部が前記発光ユニットの一部に当接しながら前記付勢手段の付勢力に抗して所定位置に挿入され、前記付勢手段の付勢力により前記発光ユニットが前記カートリッジの所定位置に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カートリッジの一部は、前記像担持体の表面であり、前記発光ユニットの一部は、前記発光ユニットに回転可能に支持された回転体であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記カートリッジは、現像剤を収容する現像剤収容部を有し、前記現像剤収容部は、前記像担持体よりも鉛直方向で上方に配置されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体を帯電する帯電手段が前記トレイに設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置の本体の画像形成時の所定位置に設けられた前記像担持体に対向して中間転写体が設けられたことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置の本体の画像形成時の所定位置に設けられた前記像担持体に対向して記録材を搬送する搬送ベルトが設けられたことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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