JP2014102347A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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【課題】定着装置において、光の照射により加熱された領域を冷却するのに必要な冷却部分を縮小する
【解決手段】定着装置50は、トナー像が形成された用紙pを支持する支持ローラ105と、支持ローラ105に対して用紙p側からレーザ光LBを照射する照射部101と、複数の用紙pを搬送路rに沿って順に搬送する平面状の搬送ベルト1071であって、支持ローラ105よりも搬送路rの上流側または下流側の少なくとも一方にある搬送ベルト1071とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
トナー像が形成された記録媒体にレーザ光を照射してトナーを記録媒体に定着させる定着装置が知られている。特許文献1には、レーザ光を透過する性質を有する搬送ベルトを用いることにより、搬送ベルトがレーザ光を照射されて破損することを抑制する技術が記載されている。
特開2011−107658号公報
本発明は、定着装置において、光の照射により加熱された領域を冷却するのに必要な冷却部分を縮小することを目的とする。
請求項1に係る定着装置は、光を吸収して定着される画像形成材料による画像が形成された記録媒体に接するローラと、前記ローラに対して前記記録媒体側から光を照射する照射部と、複数の前記記録媒体を搬送路に沿って順に搬送する平面状の搬送部材であって、前記ローラよりも前記搬送路の上流側または下流側の少なくとも一方にある搬送部材とを有する。
請求項2に係る定着装置は、請求項1に記載の構成において、前記搬送部材は、前記ローラよりも前記搬送路の上流側および下流側に配され、前記記録媒体に接するベルトを有することを特徴とする。
請求項3に係る定着装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記ローラによる前記光の反射率は、前記搬送部材による前記光の反射率よりも高いことを特徴とする。
請求項4に係る定着装置は、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の構成において、前記搬送路に対向し、前記照射部により照射された光および前記記録媒体により反射された反射光を通過させる開口部と、前記開口部を通過した前記反射光を前記記録媒体に反射する反射面とを有する反射部材を有し、前記搬送部材は、前記照射部からみて前記開口部の外側にあることを特徴とする。
請求項5に係る定着装置は、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の構成において、前記搬送部材は、前記ローラに対して前記搬送路の上流側および下流側にあって、前記ローラが接する前記記録媒体に対して、前記搬送路に沿った張力を与えることを特徴とする。
請求項6に係る定着装置は、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の構成において、前記搬送部材は、前記ローラに対して前記搬送路の上流側および下流側にあって、前記搬送部材が前記記録媒体に接する領域と前記ローラが前記記録媒体に接する領域とが、前記搬送路に垂直な方向において一致するように並んでいることを特徴とする。
請求項7に係る定着装置は、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の構成において、前記照射部は、レーザー光を照射することを特徴とする。
請求項8に係る画像形成装置は、光を吸収して定着される画像形成材料による画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写部により前記画像が転写された記録媒体に接するローラと、前記ローラに対して前記記録媒体側から光を照射する照射部と、複数の前記記録媒体を搬送路に沿って順に搬送する平面状の搬送部材であって、前記ローラよりも前記搬送路の上流側または下流側の少なくとも一方にある搬送部材とを有する。
請求項1に係る発明によれば、本発明を用いない場合に比べて冷却部分が縮小されることが期待できる。
請求項2に係る発明によれば、特に枚葉紙を用いた場合に、本発明を用いない場合に比べて、搬送の安定性を確保しつつ冷却部分が縮小されることが期待できる。
請求項3に係る発明によれば、ローラによる光の反射率が、搬送部材による光の反射率よりも低い場合と比べて、照射部から照射された光によりローラが加熱されることを抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、照射部からみて反射部材の開口部の内側に搬送部材がある場合と比べて、照射部から照射された光により搬送部材が加熱されることを抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、搬送路に沿った張力が記録媒体に与えられない場合と比べて、画像が記録媒体に定着するときのムラを低減することができる。
請求項6に係る発明によれば、搬送部材が記録媒体に接する領域とローラが記録媒体に接する領域とが、搬送路に垂直な方向において一致していない場合と比べて、記録媒体が安定して搬送される。
請求項7に係る発明によれば、照射部からレーザ光が照射される場合に、搬送部材が加熱されることを抑制することができる。
請求項8に係る発明によれば、本発明を用いない場合に比べて冷却部分が縮小されることが期待できる。
画像形成装置の内部構成を示す概略図 定着装置を搬送方向の上流側から見た断面模式図 定着装置を幅方向の一方側から見た断面模式図 変形例2に係る定着装置を幅方向の一方側から見た断面模式図 変形例3に係る定着装置を幅方向の一方側から見た断面模式図
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構成の概略を示す図である。画像形成装置1は、複写機、プリンタ、スキャナ、およびファクシミリなどとして機能する装置である。画像形成装置1は、筐体100内に、収容部10、供給ローラ20、搬送ローラ30、転写部40、定着装置50、および排出ローラ60を有する。収容部10は、用紙p(記録媒体の一例)を収容する。供給ローラ20は、収容部10に収容された用紙pの1枚と接触し、用紙pを搬送路r(鎖線)に沿って供給する。搬送ローラ30は、円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転し、供給ローラ20により供給された用紙pを搬送する。用紙pは搬送ローラ30aおよび30bによって搬送されて転写部40を通過する。転写部40は、搬送ローラ30により搬送された用紙pにトナー像(画像の一例)を転写する。以下では、用紙pのトナー像が転写される面を「表」、トナー像が転写されない面を「裏」という。定着装置50は、転写部40により転写されたトナー像を光を照射することにより加熱して用紙pに定着させる。排出ローラ60は、トナー像が定着した用紙pを画像形成装置1から排出する。
転写部40は、感光体ドラム401、帯電器402、露光装置403、現像装置404、トナーカートリッジ405、中間転写ベルト406、回転ローラ407、一次転写ローラ408、二次転写ローラ409、およびバックアップローラ410を有する。感光体ドラム401は、外周面に光導電膜を積層した円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転するように支持される。感光体ドラム401は、中間転写ベルト406と接触するように配置され、中間転写ベルト406の移動に伴って、図中の矢印A1の方向に回転する。帯電器402は、例えばスコロトロン帯電器であり、感光体ドラム401の光導電膜を予め定められた電位に帯電させる。露光装置403は、帯電器402により帯電させられた感光体ドラム401を露光して、静電潜像を形成する。現像装置404は、Y(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(Black)のいずれかの色のトナーと、フェライト粉などの磁性体キャリアとを含む二成分現像剤を収容する。現像装置404は、感光体ドラム401上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。現像装置404は、トナー補給路を介してトナーカートリッジ405に接続され、図示せぬディスペンスモータの回転駆動によりトナーカートリッジ405からトナーの補給を受ける。中間転写ベルト406は、無端のベルト状の部材であり、図中の矢印A2の方向に回転する。回転ローラ407は、中間転写ベルト406の移動を支持する円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転する。一次転写ローラ408は、中間転写ベルト406を挟んで感光体ドラム401と対向する円筒状の部材である。一次転写ローラ408は、図示せぬ電源から転写バイアスを印加され、感光体ドラム401との間に電位差を生じさせて、感光体ドラム401の表面のトナー像を中間転写ベルト406の表面に転写する。二次転写ローラ409は、中間転写ベルト406を挟んでバックアップローラ410と対向する円筒状の部材である。二次転写ローラ409は、図示せぬ電源から転写バイアスを印加され、バックアップローラ410との間に電位差を生じさせて、中間転写ベルト406の表面のトナー像を用紙pに転写する。
画像形成装置1は、また、図示せぬ制御部、通信部、および記憶部を有する。制御部は、上述した画像形成装置1の各部の動作を制御する。制御部は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを有する。通信部は、パーソナルコンピュータまたはファクシミリなどの外部装置と接続し、画像データの送受信を行う。記憶部は、制御部により用いられるデータおよびプログラムを記憶する装置、例えばHDD(Hard Disk Drive)を有する。以上の構成により、画像形成装置1は、搬送路rに沿って用紙pを搬送する過程で用紙pへのトナー像の形成および定着を行う。以下では、用紙pが搬送される方向を単に「搬送方向」といい、搬送方向に直交する方向を「幅方向」という。
図2は、本発明の一実施形態に係る定着装置50を搬送方向の上流側から見た断面模式図である。図3は、定着装置50を幅方向の一方側から見た断面模式図である。x軸は幅方向、y軸は搬送方向、z軸は高さ方向(鉛直上向き方向)を表す。定着装置50は、照射部101、光学部材102、反射部材103、仕切り部材104、支持ローラ105、冷却部106、および搬送手段107を有する。なお図2において、冷却部106および搬送手段107は省略している。
照射部101は、搬送ローラ30により搬送される用紙pにレーザ光LBを照射する。照射部101は、レーザ光LBを発生させる複数の光源1011を有する。光軸a1は、レーザ光LBの光軸である。光源1011は、図2に示すように、幅方向に沿って間隔gで並んでいる。間隔gは、用紙pのトナー像が形成され得る領域の全体にレーザ光LBが照射されるように決められる。図2において、照射部101は、4つの光源1011を有する。光源1011は、また、図3に示すように、搬送方向に複数並んでいる。図3においては、2つの光源1011が搬送方向に並んでいる。レーザ光LBの波長は、トナーを溶融させるに足りるエネルギーをトナーに与えられるのであればどのような波長であってもよい。レーザ光LBとしては、例えば、赤外線が用いられる。この場合、現像装置404では、赤外線を吸収する材料を混入させたトナーを用いる。
光学部材102は、光源1011から照射されたレーザ光LBが伝播する方向を制御する部材、例えばレンズである。光学部材102は、一の光源1011に対して、それぞれ一枚ずつ設けられる。図2では、幅方向に並んだ4つの光源1011のそれぞれに対応させて、4枚の光学部材102が設けられている。また図3では、搬送方向に並んだ2つの光源1011のそれぞれに対応させて、2枚の光学部材102が設けられている。光源1011から照射されたレーザ光LBは、光学部材102に向かって伝播する。光学部材102は、図3に示すように、幅方向から見た断面が凸型を成しており、レーザ光LBを搬送方向に収束させる。光学部材102は、搬送方向の照射幅が定められた範囲内(例えば、1.0±0.1mm)に収まるように、レーザ光LBを収束させる。また、光学部材102は、図2に示すように、搬送方向から見た断面が矩形であり、レーザ光LBを幅方向に屈折させることなく透過させる。レーザ光LBは、光学部材102を透過すると、反射部材103に向かって伝播する。
反射部材103は、図2に示すように搬送方向から見た断面が矩形を成しており、図3に示すように幅方向から見た断面がアーチ状を成している。反射部材103は、孔1031、開口部1032、および反射面1033を有する。孔1031は、光源1011から照射されたレーザ光LBを反射部材103の内側に通過させる。開口部1032は、搬送路rと対向しており、反射部材103の内側を伝播したレーザ光LBを通過させる。開口部1032を通過したレーザ光LBは搬送路r上の幅方向に延びる照射領域D1に照射される。用紙pにレーザ光LBが照射されると、用紙pの表のトナー粒子が付着していない領域では、レーザ光LBが反射される。用紙pの表面では鏡面反射と拡散反射が生じるので、レーザ光LBはあらゆる方向に反射する。開口部1032は、また、用紙pの表面で反射された反射光を通過させる。反射面1033は、反射部材103の内側であって、搬送路rと対向する面である。反射面1033は、開口部1032を通過した反射光を用紙pに反射する。反射面1033は、レーザ光LBを反射させるための加工が施されている。例えば、反射部材103はアルミニウム等の金属で作製され、反射面1033が鏡面に研磨されてもよいし、反射面1033に銀等でめっきが施されてもよい。反射光は、反射面1033で反射されることによって、その一部がトナー粒子に吸収され、残りは再び用紙pの表面で反射される。このように、用紙pの表面と反射部材103の反射面1033とでレーザ光LBの反射が繰り返されると、反射面1033で反射されたレーザ光LBの一部がトナーに吸収されてトナーの加熱および溶融が促進される。
レーザ光LBにより、加熱されたトナーの一部は昇華して気体となり、これが冷却されて粉塵が発生する場合がある。仕切り部材104は、反射部材103で囲まれた空間に粉塵が入り込まないように照射部101と搬送路rとの間を仕切る。仕切り部材104は、短辺と長辺とを有する矩形且つ板状の部材であり、光を透過する材料、例えば石英ガラスにより形成される。仕切り部材104は、開口部1032において、短辺が搬送方向に、長辺が幅方向に沿うように反射部材103により支持される。
支持ローラ105は、トナー像が転写された用紙pを支持する。支持ローラ105は、また、用紙pの搬送に伴って回転軸a2を中心に矢印A3の方向に回転する。回転軸a2は、中空の軸である。支持ローラ105は、側面が開口部1032に向かい合うように設けられる。支持ローラ105の側面には、用紙p側からレーザ光LBが照射される。図3では、支持ローラ105は、照射領域D1において用紙pを支持している。支持ローラ105は、後述する搬送手段107よりも光の反射率が高くなるように設計されている。
冷却部106は、レーザ光LBが照射されることにより加熱された支持ローラ105を冷却する。冷却部106は、回転軸a2の内部に水を送り出すことにより支持ローラ105を冷却する。
搬送手段107は、搬送部材(搬送ベルト)1071および駆動ローラ1072を有し、複数の用紙pを搬送路rに沿って順に搬送する。搬送ベルト1071は、無端のベルト状の部材であり用紙pに接する。搬送ベルト1071は、図示せぬ帯電装置により予め定められた電位に帯電させられており、用紙pを吸着する。駆動ローラ1072は、矢印A4に示す方向に回転する一対のローラである。駆動ローラ1072aは搬送路rの下流側のローラであり、駆動ローラ1072bは搬送路rの上流側のローラである。駆動ローラ1072aは図示せぬ電源により回転駆動され、駆動ローラ1072bは駆動ローラ1072aの回転に伴って回転する。駆動ローラ1072が矢印A4に示す方向に回転駆動すると、搬送ベルト1071は矢印A5に示す方向に回転する。搬送手段107は、支持ローラ105に対して搬送路rの上流側または下流側の少なくとも一方に設けられる。図3に示す例では、搬送手段107は、支持ローラ105に対して搬送路rの上流側および下流側にそれぞれ設けられている。搬送手段107aは搬送路rの上流側の搬送手段であり、搬送手段107bは搬送路rの下流側の搬送手段である。搬送手段107は、また、照射部101からみて開口部1032の外側に設けられる。具体的には、搬送手段107aは、駆動ローラ1072aが、開口部1032の搬送方向の上流側の辺よりも上流(矢印D2で示した領域)にくるように設けられる。また、搬送手段107bは、上流側の駆動ローラ1072bが、開口部1032の搬送方向の下流側の辺よりも下流(矢印D3で示した領域)にくるように設けられる。
特に枚葉紙(カット紙ともいい、連帳紙ではないもの)を利用した場合、枚葉紙は平面を有する搬送ベルトによって好適に搬送される。しかし、平面状の搬送ベルトに対して照射部101からレーザ光LBが照射されると、搬送ベルト全体を冷却部により強力に冷却する必要が生じる。本実施形態の場合、照射部101からレーザ光LBが照射される照射領域D1にのみ支持ローラ105を配しており、レーザ光LBの照射によって最も熱しられやすい部分が支持ローラ105の範囲に収まることが期待される。
搬送手段107aおよび107bは、支持ローラ105により支持される用紙pに対して搬送路rに沿った張力を与える。搬送手段107bの駆動ローラ1072aは、搬送手段107aの駆動ローラ1072aに比べて回転速度が速くなるように駆動される。したがって、搬送手段107bの搬送ベルト1071の回転速度は搬送手段107aの搬送ベルト1071の回転速度よりも速くなる。これにより、搬送手段107aおよび107bは、用紙pに対して搬送路rの下流側に向かう張力を与える。
図3において、搬送手段107aの搬送ベルト1071が用紙pに接する領域D4、搬送手段107bの搬送ベルト1071が用紙pに接する領域D5、および支持ローラ105が用紙pに接する領域(照射領域D1)は、搬送路rに垂直な方向(z軸方向)において一致するように並んでいる。ここでいう「一致」には、これらの領域がz軸方向において完全に一致した状態だけでなく、所定の誤差の範囲内で両者がずれた状態も含まれる。誤差は、用紙pに対して搬送路rの下流側に向かう張力が与えられる範囲であれば問題ない。
(変形例)
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下で説明する変形例のうち、2つ以上のものが組み合わされて用いられてもよい。
(1)変形例1
搬送手段107は、支持ローラ105に対して搬送路rの上流側および下流側にそれぞれ設けられる場合に限らない。搬送手段107は、例えば、支持ローラ105に対して搬送路rの上流側にのみ設けられてもよい。
(2)変形例2
搬送手段の構成は、実施形態に記載したものに限らない。搬送手段は、例えば、搬送ベルトを有していなくてもよい。
図4は、変形例2に係る搬送手段108を有する定着装置51を幅方向の一方側から見た断面模式図である。図4に示す例では、支持ローラ105に対して搬送路rの上流側に搬送手段107が設けられ、また、支持ローラ105に対して搬送路rの下流側に搬送手段108が設けられている。搬送手段108は、搬送台1081および給紙ローラ1082を有する。搬送台1081は、用紙pを支持する面を有する。給紙ローラ1082は、支持ローラ105により支持された用紙pを搬送路rに沿って送り出す一対のローラである。給紙ローラ1082は、円筒の中心を軸として矢印A6に示す方向に回転する。変形例2において、搬送手段108は、搬送手段107と同様に、照射部101からみて開口部1032の外側に設けられる。具体的には、搬送手段108は、搬送台1081が、開口部1032の搬送方向の下流側の辺よりも下流(矢印D3で示した領域)にくるように設けられる。なお図4において、冷却部106は省略している。
変形例2においても、実施形態と同様に用紙pに対して搬送路rに沿った張力が与えられる。給紙ローラ1082は、駆動ローラ1072aに比べて回転速度が速くなるように駆動される。これにより、用紙pが給紙ローラ1082に接触すると、用紙pに対して搬送路rの下流側に向かう張力が与えられる。また、図4において、搬送手段107の搬送ベルト1071が用紙pに接する領域D4、搬送台1081が用紙pに接する領域D6、および支持ローラ105が用紙pに接する領域(照射領域D1)は、搬送路rに垂直な方向(z軸方向)において一致するように並んでいる。
(3)変形例3
支持ローラ105に対して搬送路rの上流側または下流側(以下、単に「上流側または下流側」という)に設けられる搬送手段の数は1つである場合に限らない。上流側または下流側には、複数の搬送手段が設けられてもよい。この場合、複数の搬送手段は、開口部1032の搬送方向の上流側の辺よりも上流(矢印D2で示した領域)、または開口部1032の搬送方向の下流側の辺よりも下流(矢印D3で示した領域)に設けられる。またこの場合、複数の搬送手段は同じ構成でなくてもよい。
図5は、変形例3に係る定着装置52を幅方向の一方側から見た断面模式図である。この例では、支持ローラ105に対して搬送路rの下流側に搬送手段107bおよび搬送手段108が設けられている。搬送手段107bおよび搬送手段108は、開口部1032の搬送方向の下流側の辺よりも下流(矢印D3で示した領域)に設けられている。また、搬送手段108は、搬送手段107bよりも搬送路rの下流側に設けられている。図5において、搬送手段107aの搬送ベルト1071が用紙pに接する領域D4、搬送手段107bの搬送ベルト1071が用紙pに接する領域D5、搬送台1081が用紙pに接する領域D6、および支持ローラ105が用紙pに接する領域(照射領域D1)は、搬送路rに垂直な方向(z軸方向)において一致するように並んでいる。なお図5において、冷却部106は省略している。
(4)変形例4
上述の実施形態では、ローラの一例として支持ローラ105が用紙pを支持する例を説明した。この点、ローラは、用紙pに接していれば、用紙pを支持していなくてもよい。ローラは、例えば、高さ方向に搬送される用紙pの裏に接していてもよい。別の例で、ローラは、搬送路rに対して高さ方向の上側から用紙pの裏に接していてもよい。この場合、照射部101は、搬送路rに対して高さ方向の下側から用紙pの表にレーザ光LBを照射する。
(5)変形例5
光源1011は、搬送方向に複数並んでいる場合に限らない。光源1011は、搬送方向に1つであってもよい。
(6)変形例6
光学部材102は、レーザ光LBを搬送方向に収束させるものに限らない。光学部材102は、例えば、レーザ光LBを幅方向に拡散させてもよい。この場合、搬送方向から見た断面が凹型のレンズが光学部材102として用いられる。別の例で、一の光源1011に対して、レーザ光LBを幅方向に拡散させるレンズと、レーザ光LBを搬送方向に収束させるレンズとが設けられてもよい。さらに別の例で、幅方向に沿って並んだ複数の光源1011に対応させて、幅方向に沿って延びる一枚の光学部材が設けられても良い。
(7)その他の変形例
実施形態では、支持ローラ105が用紙pと照射領域D1で接する例を説明した。この点、支持ローラ105が用紙pと接する領域と照射領域D1とは異なる領域であってもよい。
実施形態では画像形成材料の例としてトナーを示したが、画像形成材料はインクであっても構わない。この場合、インクが光を照射されて乾燥することにより画像が用紙pに定着する。
実施形態では、画像形成装置1はカラーの画像を形成するものであったが、モノクロの画像を形成してもよい。
なお本発明は冷却に必要な範囲を狭めることを目的としているが、他の部分の冷却を否定するものではない。副次光照射などの影響を鑑み、支持ローラ105以外の部品を冷却しても構わないことは言うまでもない。
1…画像形成装置、10…収容部、20…供給ローラ、30…搬送ローラ、40…転写部、401…感光体ドラム、402…帯電器、403…露光装置、404…現像装置、405…トナーカートリッジ、406…中間転写ベルト、407…回転ローラ、408…一次転写ローラ、409…二次転写ローラ、410…バックアップローラ、50,51,52…定着装置、60…排出ロール、100…筐体、101…照射部、1011…光源、102…光学部材、103…反射部材、1031…孔、1032…開口部、1033…反射面、104…仕切り部材、105…支持ローラ、106…冷却部、107,108…搬送手段、1071…搬送部材(搬送ベルト)、1072…駆動ローラ、1081…搬送台、1082…給紙ローラ

Claims (8)

  1. 光を吸収して定着される画像形成材料による画像が形成された記録媒体に接するローラと、
    前記ローラに対して前記記録媒体側から光を照射する照射部と、
    複数の前記記録媒体を搬送路に沿って順に搬送する平面状の搬送部材であって、前記ローラよりも前記搬送路の上流側または下流側の少なくとも一方にある搬送部材と
    を有する定着装置。
  2. 前記搬送部材は、前記ローラよりも前記搬送路の上流側および下流側に配され、前記記録媒体に接するベルトを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ローラによる前記光の反射率は、前記搬送部材による前記光の反射率よりも高い
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記搬送路に対向し、前記照射部により照射された光および前記記録媒体により反射された反射光を通過させる開口部と、前記開口部を通過した前記反射光を前記記録媒体に反射する反射面とを有する反射部材を有し、
    前記搬送部材は、前記照射部からみて前記開口部の外側にある
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記搬送部材は、前記ローラに対して前記搬送路の上流側および下流側にあって、前記ローラが接する前記記録媒体に対して、前記搬送路に沿った張力を与える
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記搬送部材は、前記ローラに対して前記搬送路の上流側および下流側にあって、前記搬送部材が前記記録媒体に接する領域と前記ローラが前記記録媒体に接する領域とが、前記搬送路に垂直な方向において一致するように並んでいる
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記照射部は、レーザー光を照射する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 光を吸収して定着される画像形成材料による画像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記転写部により前記画像が転写された記録媒体に接するローラと、
    前記ローラに対して前記記録媒体側から光を照射する照射部と、
    複数の前記記録媒体を搬送路に沿って順に搬送する平面状の搬送部材であって、前記ローラよりも前記搬送路の上流側または下流側の少なくとも一方にある搬送部材と
    を有する画像形成装置。
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