JP2014102032A - 空気調和機の室外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッダーの膨張及び収縮時に接続管(の熱交換器接続側)にかかる応力を抑えることができる空気調和機の室外機を提供することを目的としている。
【解決手段】熱交換器5と、前記熱交換器5の一側面に設けられた複数の接続管12と、前記複数の接続管12に接続されたヘッダー11と、を有し、前記ヘッダー11は長手方向に分割され、隣り合う分割されたヘッダー11の側面を、U字管13で接続したものである。
【選択図】図7
【解決手段】熱交換器5と、前記熱交換器5の一側面に設けられた複数の接続管12と、前記複数の接続管12に接続されたヘッダー11と、を有し、前記ヘッダー11は長手方向に分割され、隣り合う分割されたヘッダー11の側面を、U字管13で接続したものである。
【選択図】図7
Description
本発明は、空気調和機の室外機に関するもので、特に室外機の熱交換器を形成するヘッダー構成に関するものである。
従来の空気調和機の室外機において、筐体内部に熱交換器と送風機等とを備え、熱交換器は複数のパスを構成する配管を有して複数の接続管により接続されたヘッダーを備え、ヘッダーを長手方向の一部で分割して形成されたものがある(特許文献1参照)。
上記この種の従来の空気調和機の室外機において、冷房運転と暖房運転とを繰り返す際に、熱交換器を形成するヘッダーが長手方向に膨張と収縮とを繰り返し、ヘッダーに接続されている複数の接続管がヘッダーに引っ張られる。それが繰り返されることで、熱交換器接続部の応力が最大となる最上部及び最下部の接続管で亀裂が発生し、冷媒漏れに至る可能性があるという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、ヘッダーの膨張及び収縮時に接続管(の熱交換器接続側)にかかる応力を抑えることができる空気調和機の室外機を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和機の室外機は、熱交換器と、前記熱交換器の一側面に設けられた複数の接続管と、前記複数の接続管に接続されたヘッダーと、を有し、前記ヘッダーは長手方向に分割され、隣り合う分割されたヘッダーの側面を、U字管で接続したものである。
本発明に係る空気調和機の室外機によれば、ヘッダーの膨張及び収縮時に接続管(の熱交換器接続側)にかかる応力を抑えることができるので、接続管が疲労破壊するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の分解斜視図である。
空気調和機の室外機1は、背面を形成する背面パネル14と、その両側面に設けられた側板2と、底部を形成する底板3と、前面を形成する図示省略の前面パネルとで外観が構成されている。室外機1の内部は仕切板4によって左右に分けられ、正面視して左側に位置する風路室8と、右側に位置する機械室10とで構成されている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の分解斜視図である。
空気調和機の室外機1は、背面を形成する背面パネル14と、その両側面に設けられた側板2と、底部を形成する底板3と、前面を形成する図示省略の前面パネルとで外観が構成されている。室外機1の内部は仕切板4によって左右に分けられ、正面視して左側に位置する風路室8と、右側に位置する機械室10とで構成されている。
風路室8には、風路室8の側面から背面全体にかけて設けられた熱交換器5と、熱交換器5の上下に渡って設けられた送風機取付板6と、送風機取付板6の上下2箇所に取付けられた図示省略のモータにそれぞれファン7aを装着して構成した2つの送風機7と、が収容されている。
2つの送風機7が動作することにより、例えば室外機1の側板2と背面パネル14とに設けられた図示省略の吸込口から空気が内部に流入し、その空気は、2つの送風機7によって前面に設けられた図示省略の吹出口から室外機1の前方に流出する。その際、例えば冷房運転時において、熱交換器5内の冷媒は流入した空気によって冷却され、熱交換器5を通過した空気は冷媒と熱交換することで加熱される。
機械室10には、底部に設けられた圧縮機9と、熱交換器5の側面に設けられた冷媒流路である複数の接続管12と、複数の接続管12と接続されたヘッダー11と、が収容されている。
例えば冷房運転時において、室内機1から送られた冷媒は圧縮機9において圧縮され、ヘッダー11から複数の接続管12を通って熱交換器5に送られる。
例えば冷房運転時において、室内機1から送られた冷媒は圧縮機9において圧縮され、ヘッダー11から複数の接続管12を通って熱交換器5に送られる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機におけるヘッダー拡大図である。
熱交換器5の機械室10側の側面には、複数の接続管12が設けられている。それらの一端はそれぞれ熱交換器5の側面と接続されており、複数の冷媒流路を形成している。複数の接続管12の他端は、それぞれヘッダー11と接続されており、ヘッダー11は、それら接続管12からの冷媒を集合させる、あるいは、それら接続管12へ冷媒を分流させる役割を果たしている。
熱交換器5の機械室10側の側面には、複数の接続管12が設けられている。それらの一端はそれぞれ熱交換器5の側面と接続されており、複数の冷媒流路を形成している。複数の接続管12の他端は、それぞれヘッダー11と接続されており、ヘッダー11は、それら接続管12からの冷媒を集合させる、あるいは、それら接続管12へ冷媒を分流させる役割を果たしている。
図3は、従来の空気調和機の室外機における膨張時のヘッダー概略図、図4は、従来の空気調和機の室外機における収縮時のヘッダー概略図である。
室外機1の冷房運転時において、高温の冷媒がヘッダー11内を流れることにより、ヘッダー11が熱膨張する。そして、複数の接続管12は一端が接続されたヘッダー11に、その長手方向に引っ張られ、図3に示すように実線から破線の位置に変形する。
室外機1の冷房運転時において、高温の冷媒がヘッダー11内を流れることにより、ヘッダー11が熱膨張する。そして、複数の接続管12は一端が接続されたヘッダー11に、その長手方向に引っ張られ、図3に示すように実線から破線の位置に変形する。
また、室外機1の暖房運転時において、低温の冷媒がヘッダー11内を流れることにより、ヘッダー11が熱収縮する。そして、複数の接続管12は一端が接続されたヘッダー11に、その長手方向に引っ張られ、図4に示すように実線から破線の位置に変形する。
これら変形したとき、接続管12の熱交換器5の接続側において応力がかかる。そして、その応力は最も変形量の多い最上部及び最下部の接続管12で最大となる。そのため、冷房運転と暖房運転とを繰り返すことで接続管12が図3と図4に示す変形を繰り返し、やがて疲労破壊を起こす。それは特に、最上部及び最下部の接続管12で顕著に表れる。そして疲労破壊を起こした接続管12からは冷媒漏れが発生し、室外機1の故障の原因となる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機における膨張時のU字管を設けたヘッダー概略図、図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機における収縮時のU字管を設けたヘッダー概略図である。
図5及び図6に示すように、ヘッダー11を複数、例えば3つに分割し、その隣り合うヘッダー11同士をU字管13で接続する。U字管13は配管加工できる直管部のある半円状のU字形状であり、その径はヘッダー11よりも細くなっている。また、U字管13はヘッダー11の側面に熱交換器5の側面側から突出するように接続されており、隣り合うヘッダー11内の冷媒がU字管13を通って互いに流れるようになっている。
図5及び図6に示すように、ヘッダー11を複数、例えば3つに分割し、その隣り合うヘッダー11同士をU字管13で接続する。U字管13は配管加工できる直管部のある半円状のU字形状であり、その径はヘッダー11よりも細くなっている。また、U字管13はヘッダー11の側面に熱交換器5の側面側から突出するように接続されており、隣り合うヘッダー11内の冷媒がU字管13を通って互いに流れるようになっている。
室外機1の冷房運転時において、高温の冷媒がヘッダー11内を流れることにより、ヘッダー11が熱膨張する。そして、複数の接続管12は一端が接続されたヘッダー11に、その長手方向に引っ張られ、図5に示すように実線から破線の位置に変形する。
また、室外機1の暖房運転時において、低温の冷媒がヘッダー11内を流れることにより、ヘッダー11が熱収縮する。そして、複数の接続管12は一端が接続されたヘッダー11に、その長手方向に引っ張られ、図6に示すように実線から破線の位置に変形する。
これら変形したとき、接続管12の熱交換器5の接続側において応力がかかるが、ヘッダーを分割することで各ヘッダー11の長さが短くなったため、それらの変形量が少なくなり、接続管12にかかる応力を緩和させることができる。さらに、分割したヘッダー11同士をU字管13で接続することで、U字管13において応力が吸収され、接続管12にかかる応力を緩和させることができる。そのため、冷房運転と暖房運転とを繰り返すことで接続管12が図5と図6に示す変形を繰り返しても、接続管12の疲労破壊を抑制することができる。
また、隣り合うヘッダー11の端面同士は、ヘッダー11の熱膨張時に互いに接触しない間隔を有して形成する。そうすることにより、ヘッダー11同士の接触による破損を防ぐことができる。
なお、本実施の形態1ではヘッダー11を3つに分割したが、他の数に分割してもよい。
なお、本実施の形態1ではヘッダー11を3つに分割したが、他の数に分割してもよい。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機におけるヘッダー拡大図である。
以下、本実施の形態2について説明するが、本実施の形態1と重複するものについては省略する。
図7に示すように、ヘッダー11を複数、例えば3つに分割し、その隣り合うヘッダー11同士をU字形状のU字管13で接続する。U字管13はヘッダー11の側面に、熱交換器5の側面側から突出するように接続されており、さらにヘッダー11の正面にも、そのU字管13と略垂直となるようにU字管が接続されている。つまり、本実施の形態2では、同じ位置に2つのU字管13が設けられている。そして、隣り合うヘッダー11内の冷媒が2つのU字管13を通って互いに流れるようになっている。
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機におけるヘッダー拡大図である。
以下、本実施の形態2について説明するが、本実施の形態1と重複するものについては省略する。
図7に示すように、ヘッダー11を複数、例えば3つに分割し、その隣り合うヘッダー11同士をU字形状のU字管13で接続する。U字管13はヘッダー11の側面に、熱交換器5の側面側から突出するように接続されており、さらにヘッダー11の正面にも、そのU字管13と略垂直となるようにU字管が接続されている。つまり、本実施の形態2では、同じ位置に2つのU字管13が設けられている。そして、隣り合うヘッダー11内の冷媒が2つのU字管13を通って互いに流れるようになっている。
上記のようにヘッダー11において同じ位置に複数のU字管13を接続することで、1つのU字管13を接続したときに比べ冷媒の流路をより多く確保できる。そのため、冷媒の流量を減らさずに応力を緩和させることができる。
なお、本実施の形態2ではヘッダー11を3つに分割したが、他の数に分割してもよい。
また、同じ位置に設けるU字管13の数を2つとしたが、他の数でもよい。
なお、本実施の形態2ではヘッダー11を3つに分割したが、他の数に分割してもよい。
また、同じ位置に設けるU字管13の数を2つとしたが、他の数でもよい。
1 室外機、2 側板、3 底板、4 仕切板、5 熱交換器、6 送風機取付板、7 送風機、7a ファン、8 風路室、9 圧縮機、10 機械室、11 ヘッダー、12 接続管、13 U字管、14 背面パネル。
Claims (3)
- 熱交換器と、
前記熱交換器の一側面に設けられた複数の接続管と、
前記複数の接続管に接続されたヘッダーと、を有し、
前記ヘッダーは長手方向に分割され、
隣り合う分割されたヘッダーの側面を、U字管で接続した
ことを特徴とする空気調和機の室外機。 - 前記隣り合う分割されたヘッダーは、前記ヘッダーの熱膨張時に互いに接触しない間隔を有して形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。 - 前記隣り合うヘッダーの側面を、複数の前記U字管でそれぞれ接続した
ことを特徴とする請求項1及び2に記載の空気調和機の室外機。
Priority Applications (2)
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JP2012254208A JP2014102032A (ja) | 2012-11-20 | 2012-11-20 | 空気調和機の室外機 |
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CN (1) | CN203464409U (ja) |
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CN106152389A (zh) * | 2015-04-22 | 2016-11-23 | Tcl空调器(中山)有限公司 | 空调器控制方法、装置及系统 |
KR101855635B1 (ko) * | 2017-12-22 | 2018-05-04 | 이기복 | 라디에이터 |
WO2019162995A1 (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、及び、冷凍サイクル装置 |
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