JP2014101664A - 掘削機械の表示システム及び掘削機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】掘削機械のオペレータが設計面にしたがって施工を進めるにあたって、オペレータに対して施工結果に関する情報を理解しやすく提供すること。
【解決手段】掘削機械の表示システム28は、バケットを含む作業機を備える掘削機械の現在位置に関する情報を検出する作業機状態検出部と、作業対象の目標形状を示す設計面の位置情報を記憶する記憶部43と、掘削機械の現在位置に関する情報に基づいてバケットの先端の位置を求め、設計面の法線方向における設計面の周囲の所定範囲にバケットの少なくとも一部が進入したときに、先端の位置に基づいて求めた、所定範囲内に存在する先端の軌跡を表示部42の画面に表示する処理部44と、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、掘削機械の表示システム及びこれを備えた掘削機械に関する。
一般に、油圧ショベル等の掘削機械は、操作者であるオペレータが操作レバーを操作することで、バケットを含む作業機が駆動されて、作業対象の地面等を掘削する。例えば、特許文献1には、法面仕上げ等精密を要するバックホウの作業において、得られる画面上に設計差異とバケット形状を示す技術が記載されている。また、特許文献2には、現在実際に機械についているバケットの種類に応じたバケットシンボルを表示することで掘削動作を正確に行えるようにした建設機械の表示システムの技術が記載されている。
特開2006−214246号公報 特開2001−132021号公報
油圧ショベル等の掘削機械を用い、施工対象の設計面の一部を目標面とし、これにしたがって作業対象の地面を掘削する場合、掘削機械のオペレータは、設計面の近傍における距離情報を特に必要とする。特許文献1及び特許文献2の技術は、バケット形状が表示されるので、表示装置の画面を見ながら目視又は監視により確認しながら施工を進める必要がある。このため、特許文献1及び特許文献2の技術は、施工対象の設計面の一部を目標面とした場合、目標面とバケットとの最短距離の情報を認識できず、特にバケットの尻部で設計面を超えた地面を掘削する可能性がある。
本発明は、掘削機械のオペレータが設計面にしたがって施工を進めるにあたって、オペレータに対して施工結果に関する設計面とバケットとの最短距離の情報を理解しやすく提供することを目的とする。
本発明によれば、バケットを含む作業機と、前記作業機が取り付けられる本体部とを有する掘削機械の表示システムであって、前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報及び前記バケットの先端の位置の情報を検出する作業機状態検出部と、設計地形を示す設計面の位置情報及び前記バケットの外形情報を記憶する記憶部と、前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報、前記バケットの先端の位置の情報及び前記バケットの外形情報に基づいて、前記バケットの先端を少なくとも含み前記バケットの尻部の外形に沿って予め複数定められた、位置を計測するための計測基準点のうち、前記設計面に最も近い計測基準点を求める処理部と、を含む掘削機械の表示システムが提供される。
本発明において、前記処理部は、前記設計面の法線方向における、前記計測基準点から前記設計面までの距離を設計面距離として求め、前記設計面距離の最小値に対応した情報を最短距離として表示装置の画面に表示することが好ましい。
本発明において、前記計測基準点は、前記バケットの移動方向と平行な面で前記バケットの前記外形を切った断面及び前記バケットの幅方向に沿ってそれぞれ予め複数定められ、前記処理部は、前記設計面の法線方向における、前記計測基準点から前記設計面までの距離を設計面距離として求め、前記設計面距離の最小値に対応した情報を最短距離として表示装置の画面に表示することが好ましい。
本発明において、前記処理部は、複数の前記設計面の法線方向に同一の前記計測基準点がある場合、当該計測基準点に対して複数の設計面距離を求めることが好ましい。
本発明において、前記処理部は、前記最短距離に基づき、警報を発報することが好ましい。
本発明において、前記処理部は、前記最短距離に応じて、前記警報として音を発報する態様を変更することが好ましい。
本発明において、前記処理部は、前記表示装置の画面に、前記設計面に最も近い計測基準点を特定する画像を表示することが好ましい。
本発明において、前記設計面に最も近い計測基準点を特定する画像が、前記設計面の法線を示す画像であることが好ましい。
本発明によれば、バケットを含む作業機と、前記作業機が取り付けられる本体部とを有する掘削機械の表示システムであって、前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報及び前記バケットの先端の位置の情報を検出する作業機状態検出部と、設計地形を示す設計面の位置情報及び前記バケットの外形情報を記憶する記憶部と、前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報、前記バケットの先端の位置の情報及び前記バケットの外形情報に基づいて、前記バケットの先端を少なくとも含み前記バケットの尻部の外形に沿って予め複数定められた、位置を計測するための計測基準点のうち、前記設計面に最も近い計測基準点を求め、前記設計面の法線方向における、前記設計面に最も近い計測基準点から前記設計面までの距離を設計面距離として求める処理部と、前記設計面距離の表示及び前記設計面に最も近い計測基準点を通る前記設計面の法線を示す画像の表示の少なくとも1つを表示する表示装置と、を含む掘削機械の表示システムが提供される。
本発明によれば、上述した掘削機械の表示システムを備えたことを特徴とする掘削機械が提供される。
本発明は、掘削機械のオペレータが設計面にしたがって施工を進めるにあたって、オペレータに対して施工結果に関する設計面とバケットとの最短距離の情報を理解しやすく提供することができる。
図1は、本実施形態に係る油圧ショベル100の斜視図である。 図2は、油圧ショベル100の側面図である。 図3は、油圧ショベル100の背面図である。 図4は、油圧ショベル100が備える制御系を示すブロック図である。 図5は、設計地形データによって示される設計地形を示す図である。 図6は、案内画面の一例を示す図である。 図7は、案内画面の一例を示す図である。 図8は、バケット8の刃先P3の現在位置を求める方法の一例を説明するための図である。 図9は、バケット8の刃先P3の現在位置を求める方法の一例を説明するための図である。 図10は、設計面へのバケット8の最短距離を求める例を示すフローチャートである。 図11は、バケット8の外形情報を記憶する手順を示すフローチャートである。 図12は、バケット8の外形情報の例を示す図である。 図13は、バケット8の外形情報のグラフィック例を示す図である。 図14は、バケット8の刃先P3を上面からみた設計面45とバケット8の刃先P3との最短距離を説明するための説明図である。 図15は、バケット8の外形を上面からみた設計面45とバケット8の尻部8Cとの最短距離を説明するための説明図である。 図16は、バケット8を側面からみた設計面45とバケット8との最短距離を説明するための説明図である。 図17は、バケット8による設計面70の衝突を説明するための図である。 図18は、バケット8と設計面との最短距離を表示する例を示す図である。 図19は、バケット8と設計面との最短距離を表示する他の例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下の実施形態は、掘削機械の一例として油圧ショベルを説明するが、対象とする掘削機械は、バケットなどのアタッチメントを装着して作業を行う建設機械であれば、油圧ショベルに限定されるものではない。実施形態は、建設機械として、例えばバックホウローダに適用してもよい。
<掘削機械の全体構成>
図1は、本実施形態に係る油圧ショベル100の斜視図である。図2は、油圧ショベル100の側面図である。図3は、油圧ショベル100の背面図である。図4は、油圧ショベル100が備える制御系を示すブロック図である。図5は、設計地形データによって示される設計地形を示す図である。本実施形態において、掘削機械としての油圧ショベル100は、本体部としての車両本体1と作業機2とを有する。車両本体1は、上部旋回体3と走行装置5とを有する。上部旋回体3は、機関室3EGの内部に、図示しない動力発生装置及び油圧ポンプ等の装置を収容している。機関室3EGは、上部旋回体3の一端側に配置されている。
本実施形態において、油圧ショベル100は、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関を動力発生装置としているが、油圧ショベル100はこのようなものに限定されない。油圧ショベル100は、例えば、内燃機関と発電電動機と蓄電装置とを組み合わせた、いわゆるハイブリッド方式の動力発生装置を備えるもの等であってもよい。
上部旋回体3は、運転室4を有する。運転室4は、上部旋回体3の他端側に載置されている。すなわち、運転室4は、機関室3EGが配置されている側とは反対側に配置されている。運転室4内には、図4に示す、表示入力装置38及び操作装置25が配置される。これらについては後述する。走行装置5は、履帯5a、5bを有している。走行装置5は図示しない油圧モータが駆動し、履帯5a、5bが回転することにより走行して、油圧ショベル100を走行させる。作業機2は、上部旋回体3の運転室4の側方側に取り付けられている。なお、油圧ショベル100は、履帯5a、5bの代わりにタイヤを備え、図示しないディーゼルエンジンの駆動力を、トランスミッションを介してタイヤへ伝達し走行可能な走行装置を備えたものであってもよい。例えばこのような形態の油圧ショベル100としてホイール式油圧ショベルであってもよい。また、油圧ショベル100は、このようなタイヤを有した走行装置を備え、さらに車両本体(本体部)に作業機が取り付けられ、図1のような上部旋回体およびその旋回機構を備えていない構造を有する、例えばバックホウローダであってもよい。すなわち、バックホウローダは、車両本体に作業機が取り付けられ、車両本体の一部を構成する走行装置を備えたものである。
上部旋回体3は、作業機2及び運転室4が配置されている側が前であり、機関室3EGが配置されている側が後である。前に向かって左側が上部旋回体3の左であり、前に向かって右側が上部旋回体3の右である。また、油圧ショベル100又は車両本体1は、上部旋回体3を基準として走行装置5側が下であり、走行装置5を基準として上部旋回体3側が上である。油圧ショベル100が水平面に設置されている場合、下は鉛直方向、すなわち重力の作用方向側であり、上は鉛直方向とは反対側である。
作業機2は、ブーム6とアーム7とバケット8とブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とを有する。ブーム6の基端部は、ブームピン13を介して車両本体1の前部に揺動可能に取り付けられている。アーム7の基端部は、アームピン14を介してブーム6の先端部に揺動可能に取り付けられている。アーム7の先端部には、バケットピン15を介してバケット8が揺動可能に取り付けられている。
図2に示すように、ブーム6の長さ、すなわち、ブームピン13の中心からアームピン14までの長さは、L1である。アーム7の長さ、すなわち、アームピン14の中心からバケットピン15の中心までの長さはL2である。バケット8の長さ、すなわち、バケットピン15の中心からバケット8の刃先P3までの長さはL3である。刃先P3は、バケット8のバケットピン15とは反対側に取り付けられた刃8Bの先端である。刃8Bの先端は、作業機2が掘削力を発生するバケット8の先端である。バケット8のバケットピン15から刃先P3までの外側形状は通常突出しており、尻部8Cと呼ばれる。
図1に示すブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とは、それぞれ作動油の圧力(以下、適宜油圧という)によって駆動される油圧シリンダである。ブームシリンダ10はブーム6を駆動して、これを昇降させる。アームシリンダ11は、アーム7を駆動して、アームピン14の周りを回動させる。バケットシリンダ12は、バケット8を駆動して、バケットピン15の周りを回動させる。ブームシリンダ10、アームシリンダ11及びバケットシリンダ12等の油圧シリンダと図示しない油圧ポンプとの間には、図4に示す比例制御弁37が配置されている。後述する作業機用電子制御装置26が比例制御弁37を制御することにより、ブームシリンダ10、アームシリンダ11及びバケットシリンダ12に供給される作動油の流量が制御される。その結果、ブームシリンダ10、アームシリンダ11及びバケットシリンダ12との動作が制御される。
図2に示すように、ブーム6とアーム7とバケット8には、それぞれ第1ストロークセンサ16と第2ストロークセンサ17と第3ストロークセンサ18とが設けられている。第1ストロークセンサ16は、ブームシリンダ10のストローク長さを検出する。後述する表示制御装置39(図4参照)は、第1ストロークセンサ16が検出したブームシリンダ10のストローク長さから、後述する車両本体座標系のZa軸に対するブーム6の傾斜角θ1を算出する。第2ストロークセンサ17は、アームシリンダ11のストローク長さを検出する。表示制御装置39は、第2ストロークセンサ17が検出したアームシリンダ11のストローク長さから、ブーム6に対するアーム7の傾斜角θ2を算出する。第3ストロークセンサ18は、バケットシリンダ12のストローク長さを検出する。表示制御装置39は、第3ストロークセンサ18が検出したバケットシリンダ12のストローク長さから、アーム7に対するバケット8の傾斜角θ3を算出する。
車両本体1は、作業機状態検出部19を備える。作業機状態検出部19は、油圧ショベル100の現在位置、車両本体1の姿勢、刃先P3の現在位置を検出する。作業機状態検出部19は、RTK−GNSS(Real Time Kinematic - Global Navigation Satellite Systems、GNSSは全地球航法衛星システムをいう)用の2個のアンテナ21、22(以下、適宜GNSSアンテナ21、22という)と、3次元位置センサ23と、傾斜角センサ24と、第1ストロークセンサ16、第2ストロークセンサ17及び第3ストロークセンサ18とを有する。GNSSアンテナ21、22は、車両本体1、より具体的には上部旋回体3に設置される。本実施形態において、GNSSアンテナ21、22は、後述する車両本体座標系のYa軸に沿って一定距離だけ離して設置されている。GNSSアンテナ21、22は、車両本体座標系のXa軸に沿って一定距離だけ離してもよく、車両本体座標系のXa軸−Ya軸の面内で一定距離だけ離してもよい。なお、GNSSアンテナ21、22は上部旋回体3の上であって、油圧ショベル100の左右方向に離れた両端位置に設置されることが好ましい。また、上部旋回体3の上であって、図示しないカウンタウエイト(上部旋回体3の後端)あるいは運転室4の後方に設置されてもよい。いずれにしてもGNSSアンテナ21、22は可能な限り離れた位置に設置されるほうが、油圧ショベル100の現在位置の検出精度は上がる。また、GNSSアンテナ21、22は、オペレータの視界を極力妨げない位置に設置されることが好ましい。また、作業機状態検出部19は、掘削機械(本実施形態では油圧ショベル100)の現在位置や姿勢といった車両状態を検出することができる。
GNSSアンテナ21、22が受信したGNSS電波に応じた信号は、3次元位置センサ23に入力される。3次元位置センサ23は、GNSSアンテナ21、22の設置位置P1、P2の位置を検出する。図3に示すように、傾斜角センサ24は、重力の作用する方向、すなわち鉛直方向Ngに対する車両本体1の幅方向の傾斜角θ4(以下、適宜ロール角θ4という)を検出する。なお、本実施形態において、幅方向とは、バケット8の幅方向を意味しており、上部旋回体3の幅方向、すなわち左右方向と一致している。ただし、作業機2が後述するチルトバケットを備える場合には、バケットの幅方向と上部旋回体3の幅方向とが一致しないこともあり得る。
油圧ショベル100は、操作装置25と、作業機用電子制御装置26と、作業機制御装置27と、掘削機械の表示システム(以下、適宜表示システムという)28を備える。操作装置25は、作業機操作部材31と、作業機操作検出部32と、走行操作部材33と、走行操作検出部34とを有する。作業機操作部材31は、オペレータが作業機2を操作するための部材であり、例えば、ジョイスティック又は操作レバーである。作業機操作検出部32は、作業機操作部材31の操作内容を検出して、検出信号として作業機用電子制御装置26へ送る。走行操作部材33は、オペレータが油圧ショベル100の走行を操作するための部材であり、例えば、ジョイスティック又は操作レバーである。走行操作検出部34は、走行操作部材33の操作内容を検出して、検出信号として作業機用電子制御装置26へ送る。
作業機用電子制御装置26は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)の少なくとも一方を含む作業機側記憶部35及びCPU(Central Processing Unit)等の演算部36を有している。作業機用電子制御装置26は、主として作業機2を制御する。作業機用電子制御装置26は、作業機操作部材31の操作に応じて作業機2を動作させるための制御信号を生成して、作業機制御装置27に出力する。作業機制御装置27は比例制御弁37を有しており、作業機用電子制御装置26からの制御信号に基づいて比例制御弁37が制御される。作業機用電子制御装置26からの制御信号に応じた流量の作動油が比例制御弁37から流出し、ブームシリンダ10、アームシリンダ11及びバケットシリンダ12の少なくとも1つに供給される。すると、図1に示すブームシリンダ10、アームシリンダ11及びバケットシリンダ12は、比例制御弁37から供給された作動油に応じて駆動される。その結果、作業機2が動作する。
<表示システム28>
表示システム28は、作業エリア内の地面を掘削して後述する設計面のような形状に形成するための情報をオペレータに提供するためのシステムである。表示システム28は、上述した第1ストロークセンサ16、第2ストロークセンサ17及び第3ストロークセンサ18、3次元位置センサ23及び傾斜角センサ24の他に、表示装置としての表示入力装置38と、表示制御装置39と、警報音を発報させるためのスピーカ等を含む音発生装置46とを有している。
表示入力装置38は、タッチパネル式の入力部41と、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部42とを有する。表示入力装置38は、掘削を行うための情報を提供するための案内画面を表示する。また、案内画面には、各種のキーが表示される。操作者であるオペレータ(油圧ショベル100を点検又は修理する際はサービスマン)は、案内画面上の各種のキーに触れることにより、表示システム28の各種の機能を実行させることができる。案内画面については後に詳細に説明する。
表示制御装置39は、表示システム28の各種の機能を実行する。表示制御装置39は、RAM及びROMの少なくとも一方を含む記憶部43、CPU等の処理部44を有する電子制御装置である。記憶部43は、作業機データを記憶している。作業機データは、上述したブーム6の長さL1、アーム7の長さL2、バケット8の長さL3を含む。また、作業機データは、ブーム6の傾斜角θ1と、アーム7の傾斜角θ2と、バケット8の傾斜角θ3とのそれぞれの最小値及び最大値を含む。
表示制御装置39と作業機用電子制御装置26とは、無線又は有線の通信手段を介して互いに通信可能となっている。表示制御装置39の記憶部43は、予め作成された設計地形データを記憶している。設計地形データは、3次元の設計地形の形状及び位置に関する情報である。設計地形は、作業対象となる地面の目標形状を示す。表示制御装置39は、設計地形データ及び上述した各種のセンサからの検出結果等の情報に基づいて、案内画面を表示入力装置38に表示させる。具体的には、図5に示すように、設計地形は、三角形ポリゴンによってそれぞれ表現される複数の設計面45によって構成されている。なお、図5では、複数の設計面のうち1つのみに符号45が付されており、他の設計面の符号は省略されている。目標作業対象は、これらの設計面45のうち1つ又は複数の設計面である。オペレータは、これらの設計面45のうち1つ又は複数の設計面を目標面として選択する。設計面70は、複数の設計面45のうち、目標面としてこれから掘削する面である。表示制御装置39は、設計面70の位置をオペレータに知らせるための案内画面を表示入力装置38に表示させる。
<案内画面>
図6、図7は、案内画面の一例を示す図である。案内画面は、設計面70とバケット8の刃先P3との位置関係を示し、作業対象である地面が設計面70と同じ形状になるように油圧ショベル100の作業機2を誘導するための画面である。図6及び図7に示すように、案内画面は、粗掘削モードの案内画面(以下、適宜粗掘削画面53という)と、繊細掘削モードの案内画面(以下、適宜繊細掘削画面54という)とを含む。
(粗掘削画面53)
図6に示す粗掘削画面53は、表示部42の画面42Pに表示される。粗掘削画面53は、作業エリアの設計地形と油圧ショベル100の現在位置とを示す上面図53aと、設計面70と油圧ショベル100との位置関係を示す側面図53bとを含む。粗掘削画面53の上面図53aは、複数の三角形ポリゴンによって上面視による設計地形を表現している。より具体的には、上面図53aは、油圧ショベル100が旋回する平面である旋回平面を投影面として設計地形を表現している。したがって、上面図53aは、油圧ショベル100の真上から見た俯瞰図であり、油圧ショベル100が傾いたときには設計面も傾くことになる。
また、複数の設計面45から目標作業対象として選択された設計面70は、他の設計面45と異なる色で表示される。なお、図6では、油圧ショベル100の現在位置が上面視による油圧ショベル100のアイコン61で示されているが、他のシンボルによって示されてもよい。また、上面図53aは、油圧ショベル100を設計面70に対して正対させるための情報を含んでいる。油圧ショベル100を設計面70に対して正対させるための情報は、目標面正対コンパス73として表示される。目標面正対コンパス73は、例えば、矢印形状の指針73Iが矢印R方向に回転して、設計面70に対する正対方向と油圧ショベル100を旋回させるべき方向とを示すアイコンである。油圧ショベル100のオペレータは、目標面正対コンパス73により、設計面70への正対度を確認することができる。
粗掘削画面53の側面図53bは、設計面70とバケット8の刃先P3との位置関係を示す画像と、設計面70とバケット8の刃先P3との間の距離を示す距離情報とを含む。具体的には、側面図53bは、設計面の断面を示す線74と、設計面の断面を示す線79と、側面視による油圧ショベル100のアイコン75とを含む。設計面の断面を示す線74は、設計面70以外の設計面45の断面を示す。設計面の断面を示す線79は設計面70の断面を示す。設計面の断面を示す線74と設計面の断面を示す線79とは、図5に示すように、バケット8の刃先P3の現在位置を通る平面77と設計面45との交線80を算出することにより求められる。交線80は、表示制御装置39の処理部44が求める。バケット8の刃先P3の現在位置を求める方法については後に説明する。
側面図53bにおいて、設計面の断面を示す線79は、設計面の断面を示す線74と異なる色で表示される。なお、図6では線種を変えて、設計面の断面を示す線79と設計面の断面を示す線74とを表現している。また、側面図53bでは、設計面の断面を示す線79及び設計面の断面を示す線74よりも地中側の領域と、これらの線分よりも空中側の領域とは異なる色で示される。図6では、設計面の断面を示す線79及び設計面の断面を示す線74よりも地中側の領域にハッチングを付することにより、色の違いを表現している。
設計面70とバケット8の刃先P3との間の距離を示す距離情報は、数値情報83とグラフィック情報84とを含む。数値情報83は、バケット8の刃先P3と設計面70との間の最短距離を示す数値である。グラフィック情報84は、バケット8の刃先P3と設計面70との距離をグラフィックで示した情報である。グラフィック情報84は、バケット8の刃先P3の位置を示すための案内用の指標である。具体的には、グラフィック情報84は、インデックスバー84aと、インデックスバー84aのうちバケット8の刃先と設計面70との間の距離がゼロに相当する位置を示すインデックスマーク84bとを含む。インデックスバー84aは、バケット8の刃先P3と設計面70との最短距離に応じて、各インデックスバー84aが点灯するようになっている。なお、グラフィック情報84の表示のオン/オフが油圧ショベル100のオペレータによる入力部41の操作により変更可能とされてもよい。
上述したように、粗掘削画面53では、設計面の断面を示す線79と油圧ショベル100との相対位置関係及びバケット8の刃先P3と設計面の断面を示す線79との最短距離を示す数値が表示される。油圧ショベル100のオペレータは、設計面の断面を示す線79に沿ってバケット8の刃先P3を移動させることによって、現在の地形が設計地形になるように、容易に掘削することができる。なお、粗掘削画面53には案内画面を切り換えるための画面切換キー65が表示される。オペレータは、画面切換キー65を操作することにより、粗掘削画面53から繊細掘削画面54へ切り換えることができる。
(繊細掘削画面54)
図7に示す繊細掘削画面54は、表示部42の画面42Pに表示される。繊細掘削画面54は、粗掘削画面53よりも設計面70と油圧ショベル100との位置関係を詳細に示している。すなわち、繊細掘削画面54は、粗掘削画面53よりも設計面70とバケット8の刃先P3との位置関係を詳細に示している。繊細掘削画面54は、設計面70とバケット8とを示す正面図54aと、設計面70とバケット8とを示す側面図54bとを含む。繊細掘削画面54の正面図54aには、正面視によるバケット8を示すアイコン89と、正面視による設計面70の断面を示す線78とが含まれる。正面(正面視)とは、図1、図2に示すバケット8を車両本体1側から見ることであり、後述する車両本体座標系のYa軸と平行に見ることである。
繊細掘削画面54の側面図54bには、側面視によるバケット8を示すアイコン90と、設計面の断面を示す線74と、設計面の断面を示す線79とが含まれる。また、繊細掘削画面54の正面図54aと側面図54bとには、それぞれ、設計面70とバケット8との位置関係を示す情報が表示される。側面(側面視)とは、図1、図2に示すバケットピン15の延在方向(バケット8の揺動中心軸方向)から見ることであり、後述する車両本体座標系のXa軸と平行に見ることである。
正面図54aにおいて設計面70とバケット8との位置関係を示す情報は、距離情報86aと角度情報86bとを含む。距離情報86aは、バケット8の刃先P3と、設計面70との間のZa方向における距離を示したものである。この距離は、バケット8の刃先P3の幅方向における位置のうち設計面70に対する最近接位置と、設計面70との間の距離である。正面図54aには、最近接位置を示すマーク86cがバケット8の正面図のアイコン89に重ねて表示される。角度情報86bは、設計面70とバケット8との間の角度を示す情報である。具体的には、角度情報86bは、バケット8の刃先P3を通る仮想線分と設計面の断面を示す線78との間の角度である。
側面図54bにおいて、設計面70とバケット8との位置関係を示す情報は、距離情報87aと角度情報87bとを含む。距離情報87aは、バケット8と設計面70との間の最短距離、すなわち設計面70の法線方向におけるバケット8と設計面70との間の距離(例えば、バケット8の刃先P3と設計面70との間の距離)を示したものである。また、角度情報87bは、設計面70とバケット8との間の角度を示す情報である。具体的には、側面図54bに表示される角度情報87bは、バケット8の底面と設計面の断面を示す線79との間の角度である。
繊細掘削画面54は、上述したバケット8の刃先P3と設計面70との距離をグラフィックで示すグラフィック情報84を含む。グラフィック情報84は、粗掘削画面53のグラフィック情報84と同様に、インデックスバー84aとインデックスマーク84bとを有する。上述したように、繊細掘削画面54では、設計面の断面を示す線78、79とバケット8の刃先P3との相対位置関係が詳細に表示される。油圧ショベル100のオペレータは、設計面の断面を示す線78、79に沿ってバケット8の刃先P3を移動させることによって、現在の地形が3次元の設計地形と同じ形状になるように、さらに容易に掘削することができる。なお、繊細掘削画面54には、上述した粗掘削画面53と同様に画面切換キー65が表示される。オペレータは、画面切換キー65を操作することにより、繊細掘削画面54から粗掘削画面53へ切り換えることができる。
<バケット8の刃先P3の現在位置を求める方法>
設計面の断面を示す線79はバケット8の刃先P3の現在位置から算出される。表示制御装置39は、3次元位置センサ23、第1ストロークセンサ16、第2ストロークセンサ17、第3ストロークセンサ18及び傾斜角センサ24等の検出結果に基づき、グローバル座標系{X、Y、Z}でのバケット8の刃先P3の現在位置を求める。本実施形態において、バケット8の刃先P3の現在位置は、次のようにして求められる。
図8及び図9は、バケット8の刃先P3の現在位置を求める方法の一例説明するための図である。図8は、油圧ショベル100の側面図であり、図9は、油圧ショベル100の背面図である。バケット8の刃先P3の現在位置を求めるにあたって、表示制御装置39は、図8に示すように、上述したGNSSアンテナ21の設置位置P1を原点とする車両本体座標系{Xa、Ya、Za}を求める。本例では、油圧ショベル100の前後方向、すなわち車両本体1の座標系(車両本体座標系)COMのYa軸方向が、グローバル座標系COGのY軸方向に対して傾斜しているものとする。また、車両本体座標系COMでのブームピン13の座標は(0、Lb1、−Lb2)であり、予め表示制御装置39の記憶部43に記憶されている。
図2及び図4に示す3次元位置センサ23は、GNSSアンテナ21、22の設置位置P1、P2を検出する。検出された設置位置P1、P2の座標位置から、式(1)によってYa軸方向の単位ベクトルが算出される。
Figure 2014101664
図8に示すように、YaとZとの2つのベクトルで表される平面を通り、Yaと垂直なベクトルZ’を導入すると、式(2)及び式(3)の関係が成り立つ。式(3)のcは定数である。式(2)及び式(3)から、Z’は式(4)のように表される。さらに、Ya及びZ’と垂直なベクトルをX’とすると、X’は式(5)で示すようになる。
Figure 2014101664
Figure 2014101664
Figure 2014101664
Figure 2014101664
図9に示すように、車両本体座標系COMは、これをYa軸周りに、上述したロール角θ4だけ回転させたものであるから、式(6)のように表される。
Figure 2014101664
また、第1ストロークセンサ16、第2ストロークセンサ17及び第3ストロークセンサ18の検出結果から、上述したブーム6、アーム7、バケット8の現在の傾斜角θ1、θ2、θ3が算出される。車両本体座標系COM内におけるバケット8の刃先P3の座標(xat、yat、zat)は、傾斜角θ1、θ2、θ3及びブーム6、アーム7、バケット8の長さL1、L2、L3を用いて、式(7)、式(8)及び式(9)で求めることができる。バケット8の刃先P3は、車両本体座標系COMのYa−Za平面内を移動するものとする。グローバル座標系COGにおけるバケット8の刃先P3の座標は、式(10)で求めることができる。グローバル座標系COGにおける刃先P3の座標が刃先P3の位置である。
Figure 2014101664
Figure 2014101664
Figure 2014101664
Figure 2014101664
表示制御装置39は、上記のように算出したバケット8の刃先P3の現在位置と、記憶部43に記憶された設計地形データとに基づいて、図5に示すように、3次元設計地形とバケット8の刃先P3を通るYa−Za平面77との交線80を算出する。そして、表示制御装置39は、この交線80のうち設計面70を通る部分を上述した設計面の断面を示す線79として案内画面に表示する。次に、図4に示す表示制御装置39が、バケット8が作業対象となる地面を掘削するときの刃先P3の軌跡を、表示入力装置38の表示部42の画面42Pに表示させる例について説明する。
<設計面への最短距離の算出>
図10は、設計面へのバケット8の最短距離を求める例を示すフローチャートである。
バケット8を図4に示す表示部42の画面42Pに表示させるにあたり、ステップS1において、表示制御装置39、より具体的には処理部44は、バケット寸法の特定を行う。作業機2は、アーム7にバケット8が脱着自在であり、アーム7に付け替えてバケット8を取り付けることができる。図4に示す表示制御装置39の記憶部43には、入力部41から入力された、バケット8の寸法を特定するバケット外形情報が記憶されている。
ここで、記憶部43がバケット外形情報を記憶する手順について、図11、図12及び図13を用いて説明する。図11は、バケット8の外形情報を記憶する手順を示すフローチャートである。図12は、バケット8の外形情報の例を示す図である。図13は、バケット8の外形情報のグラフィック例を示す図である。図11に示すように、表示入力装置38の入力部41は、入力待ちとなる。ステップS11に示すように、表示入力装置38は、バケット種類の選択を受け入れ、処理部44が記憶部43に、表示入力装置38が受け付けたバケット種類の選択の情報を記憶する。
例えば、処理部44は、図12に示す登録識別コードに紐付けて、種類識別コード1を上述したバケット8のような標準バケットとして記憶する。処理部44は、登録識別コードに紐付けて、種類識別コード2を後述するチルトバケットとして記憶する。次に図11に示すステップS12において、表示入力装置38は、バケット情報を受け入れ、処理部44が記憶部43に、表示入力装置38が入力を受け付けたバケット情報を記憶する。このバケット情報は、例えば、バケット8のバケット幅、バケット長さ、バケットの凹部深さ、バケット高さ等の他に、バケット8の尻部A、尻部B、尻部C、尻部D及び尻部Eを計測基準点とした情報を含む。計測基準点Pen(nは、自然数、例えばn=1、2、3、4、5)は、図13に示すように、バケット8の尻部8Cの外形に沿って異なる場所であって、かつ予め複数定められている。図12に示すように、バケット情報は、バケット8の尻部A、尻部B、尻部C、尻部D及び尻部Eの各長さとして、図1、図2に示すバケットピン15の延在方向(バケット8の回動中心軸AX1方向)から見た、回動中心軸AX1と計測基準点Penとを結んだ長さを含む。また、バケット情報は、バケット8の尻部A、尻部B、尻部C、尻部D及び尻部Eの各角度として、バケットピン15の延在方向から見たときに、回動中心軸AX1と計測基準点Penとを結んだ直線と、回動中心軸AX1とバケット8の刃先P3を結んだ直線とのなす角度を含む。
次に、ステップS13において、処理部44は、例えば図12に示すバケットの外形情報に基づいて、図13に示す、バケット8のアイコンのグラフィックデータ8GAの形状を算出し、生成する。アイコンのグラフィックデータ8GAは、図12に示すバケットの外形情報を満たす形状をグラフィックで示した情報である。次にステップS14において、処理部44は、ステップS13で生成したバケット8のアイコンのグラフィックデータ8GAを記憶部43に記憶する。そして、上述したように、ステップS1において、処理部44は、入力部41の入力に基づいて記憶部43に記憶するバケット情報及びアイコンのグラフィックデータ8GAを読み出し、バケット寸法の特定を行う。
次に、図10に示すステップS2において、処理部44は、油圧ショベル100の現在位置及び車両本体1の姿勢を検出する。表示制御装置39は、3次元位置センサ23からの検出信号に基づいて、車両本体1の現在位置を検出する。上述したように、車両本体座標系COMにおいて、油圧ショベル100の作業機2は、ブーム6とアーム7とバケット8とがYa−Za平面に沿って、ブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とにより駆動される。ブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とが駆動すると、車両本体1の姿勢(傾き)に応じて定まる車両本体座標系COMにおける、Ya−Za平面に沿ってアーム7が移動し、バケット8が動くことになる。そこで、処理部44は、3次元位置センサ23、第1ストロークセンサ16、第2ストロークセンサ17、第3ストロークセンサ18及び傾斜角センサ24等の検出結果に基づき、作業機2の姿勢状態を検出する。
次に、ステップS3において、処理部44は、バケット8の刃先P3を含むバケット8の外周の計測基準点Penの現在位置を求める。表示制御装置39は、上述した式(10)に従って算出したバケット8の刃先の現在位置を求めることができる。上述したブーム6、アーム7、バケット8の現在の傾斜角θ1、θ2、θ3を用いて、車両本体座標系COM内におけるバケット8の計測基準点Pen(例えば、n=1、2、3、4、5)の座標(xaen、yaen、zaen)は、傾斜角θ1、θ2、θ3及びブーム6、アーム7、バケット8の長さL1、L2、L3、バケット情報(長さEn、角度ψn、但しnは自然数であって、例えば、n=1、2、3、4、5)を用いて、式(11)、式(12)及び式(13)で求めることができる。そして、バケット8の計測基準点Penは、車両本体座標系COMのYa−Za平面内を移動するものとする。グローバル座標系COGにおけるバケット8の刃先P3の座標は、式(14)で求めることができる。グローバル座標系COGにおける計測基準点Penの各座標がバケット8の計測基準点Penの位置である。
Figure 2014101664
Figure 2014101664
Figure 2014101664
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表示制御装置39は、上記のように算出したバケット8の計測基準点Penの現在位置と、記憶部43に記憶された設計地形データとに基づいて、図5に示すように、3次元設計地形とバケット8の計測基準点Penを通るYa−Za平面77との交線80を算出する。そして、表示制御装置39は、この交線80のうち設計面70を通る部分を上述した設計面の断面を示す線79及び設計面の断面を示す線74として案内画面に表示する。
次に、ステップS4において、処理部44は、バケット8と設計面との距離(設計面距離)を求め、刃先P3を含むバケット8の計測基準点Penのうち、最短距離となるバケット8の計測基準点Penまたは刃先P3を求める。
この場合、処理部44は、バケット8の幅方向(Xa軸と平行な方向)の複数の計測基準点を考慮すると、より処理部44は、バケット8と設計面との距離の精度を高めることができる。図14は、バケット8の外形を上面からみた設計面45とバケット8の刃先P3との最短距離を説明するための説明図である。図14に示すように、処理部44は、バケット8の複数の刃8Bの先端を通りバケット8の幅方向寸法に一致する仮想線分LS1を演算する。なお、処理部44は、バケット8の幅方向寸法をステップS1において特定したバケット外形情報から読み出して、仮想線分LS1を演算している。
例えば、処理部44は、仮想線分LS1を、複数(例えば、4つ)の範囲に均等に分け、各範囲の境界及び両端を示す5つの点をCiとし、それぞれ第1計測基準点C1、第2計測基準点C2、第3計測基準点C3、第4計測基準点C4、第5計測基準点C5として設定する。分割数iは、自然数であり、本実施例ではiは1、2、3、4、5である。すなわち、第1計測基準点C1、第2計測基準点C2、第3計測基準点C3、第4計測基準点C4、第5計測基準点C5は、バケット8の刃先P3の幅方向における特定の複数の位置を示す。そして、ステップS2で検出された油圧ショベル100の現在位置に基づいて、処理部44は、第1計測基準点C1、第2計測基準点C2、第3計測基準点C3、第4計測基準点C4、第5計測基準点C5の現在位置を算出する。具体的には、処理部44は、上述したバケット8の刃先P3の現在位置の算出方法によって、中央の第3計測基準点C3の現在位置を算出する。そして、処理部44は、中央の第3計測基準点C3の現在位置、バケット8の幅方向寸法及び仮想線分LS1の延在方向から他の第1計測基準点C1、第2計測基準点C2、第4計測基準点C4、第5計測基準点C5の現在位置を算出する。
図15は、バケット8の外形を上面からみた設計面45とバケット8の尻部8Cとの最短距離を説明するための説明図である。図15に示すように、処理部44は、バケット8の計測基準点Penを通りバケット8の幅方向寸法に一致する仮想線分LSenを演算する。なお、処理部44は、バケット8の幅方向寸法をステップS1において特定したバケット外形情報から読み出して、仮想線分LSenを演算している。
例えば、処理部44は、仮想線分LSenを、複数(例えば、4つ)の範囲に均等に分け、各範囲の境界及び両端を示す5つの点をCeniとし、それぞれ第1計測基準点Cen1、第2計測基準点Cen2、第3計測基準点Cen3、第4計測基準点Cen4、第5計測基準点Cen5として設定する。分割数iは、自然数であり、上述したiの値と同じであることで、刃先P3と比較しやすい。すなわち、第1計測基準点Cen1、第2計測基準点Cen2、第3計測基準点Cen3、第4計測基準点Cen4、第5計測基準点Cen5は、バケット8の計測基準点Penの幅方向における特定の複数の位置を示す。そして、ステップS3で検出されたバケット8の計測基準点Penの現在位置の情報に基づいて、処理部44は、第1計測基準点Cen1、第2計測基準点Cen2、第3計測基準点Cen3、第4計測基準点Cen4、第5計測基準点Cen5の現在位置を算出する。具体的には、処理部44は、中央の第3計測基準点Cen3の現在位置を算出する。そして、処理部44は、中央の第3計測基準点Cen3の現在位置、バケット8の幅方向寸法及び仮想線分LSenの延在方向から他の第1計測基準点Cen1、第2計測基準点Cen2、第4計測基準点Cen4、第5計測基準点Cen5の現在位置を算出する。以上説明したように、複数の計測基準点は、バケット8の移動方向と平行な面、つまり上述したYa−Za平面と平行な平面で、バケット8の外形を切った断面及びバケット8の幅方向に沿ってそれぞれ予め複数定められている。
図16は、バケット8を側面からみた設計面45とバケット8との最短距離を説明するための説明図である。第i計測基準点Ci、Ceniを通るYa−Za平面と、設計面45との交線を交線Miとした場合、ステップS4において、処理部44は、交線Miに含まれる各交線MAi、MBi、MCiと第i計測基準点Ci、Ceniとの間の距離を算出する。ここでは、交線Miに含まれる各交線MAi、MBi、MCiについて第i計測基準点Ci、Ceniを通る垂線を算出し、交線MAi、MBi、MCiと第i計測基準点Ci、Ceniとの間の距離が算出される。例えば、図14、図15及び図16に示すように、第i計測基準点Ciが目標領域A1、A2、A3のうち目標領域A1内に位置している、第i計測基準点Ciを通る交線MAiの垂線が算出され、第i計測基準点Ci、Ceniと交線MAiとの間の設計面距離DAi、Deniが算出される。また、図14、図15及び図16に示すように、第i計測基準点Ci、Ceniが目標領域A1、A2、A3のうち目標領域A3内に位置している、第i計測基準点Ci、Ceniを通る交線MCiの垂線が算出され、第i計測基準点Ci、Ceniと交線MCiとの間の設計面距離DAic、Denicが算出される。このようにして、処理部44は、図14、図15及び図16に示す算出可能な距離から、最小の距離となる最短距離を求める。処理部44は、複数の交線MAi及び交線MCiの法線方向に同一の計測基準点Pe1、刃先P3の位置がある場合、計測基準点Pe1、刃先P3に対して複数の設計面距離De1i、DAiを求める。これにより、複数の設計面を考慮して最小の距離となる最短距離を求めることができるので、一方の設計面(交線MAi)を基準にしてバケット8を移動させ、意図しない他方の設計面(交線MCi)とバケット8との衝突を避けることができる。
次に、ステップS5において、処理部44は、ステップS4で求めた最短距離に対応した情報を、上述した図6に示す数値情報83または図7に示す距離情報87aとして表示する。また、処理部44は、グラフィック表示として、後述する画像SD1又はSD2を表示する。さらに、処理部44は、ステップS4で求めた最短距離に対応した情報をインデックスバー84aの点灯により表示してもよい。
図17は、バケット8による設計面の衝突を説明するための図である。図18は、バケット8と設計面との最短距離を表示する例を示す図である。例えば、バケット8の刃先P3と設計面との距離だけをもとに、オペレータが作業機2を操作した場合、バケット8の刃8Bの先端よりも尻部8Cの方が設計面に近いことを判別することができない。図17に示すように、オペレータは、設計面の断面を示す線79を超えてバケット8の尻部8Cで地面の掘削をする可能性がある。そこで、本実施形態の処理部44は、例えば、図18に示すように、上述した繊細掘削画面54の側面図54bに、側面視によるバケット8のアイコン90とともに、画像SD1を表示する。画像SD1は、設計面の断面を示す線79の法線の画像であり、ステップS4で求めた設計面距離が最短距離となる、バケット8の計測基準点Pen又は刃先P3(例えば、Pe3)を通過する。このため、オペレータは、側面図54bで画像SD1を視認することで、バケット8の尻部8Cを含め、バケット8と設計面との最短距離を把握することができ、設計面を超えてバケット8の尻部8Cで地面の掘削をする可能性を低減することができる。
なお、画像SD1は、点線で表示したがこれに限られない。画像SD1は、実線、波線、一点鎖線、二点鎖線等の仮想線であってもよく、点、文字、線画等の絵柄が連続又は点在し、一見して最短距離となるバケット8の計測基準点Pen又は刃先P3の位置が判別できるシンボルを含む。例えば、図19は、バケット8と設計面との最短距離を表示する他の例を示す図である。本実施形態の処理部44は、例えば、図19に示すように、上述した繊細掘削画面54の側面図54bに、側面視によるバケット8のアイコン90とともに、画像SD2を表示する。画像SD2は、ステップS4で求めた設計面距離が最短距離となる、バケット8の計測基準点Pen又は刃先P3(例えば、Pe3)を特定する三角シンボルを含む。画像SD2は、この三角シンボルと、設計面の断面を示す線79の法線方向にあって、設計面の断面を示す線79に接する三角シンボルとを含み、三角シンボル間で、バケット8と設計面70との最短距離を表してもよい。これにより、オペレータは、側面図54bで画像SD2を視認することで、バケット8の尻部8Cを含め、画像SD2の三角シンボルで挟まれたバケット8と設計面との最短距離を把握することができ、設計面を超えてバケット8の尻部8Cで地面の掘削をする可能性を低減することができる。
オペレータは、画像SD1又はSD2を視認することで、バケット8の計測基準点Pen又は刃先P3のうち、設計面に最も近いバケット8の計測基準点Pen又は刃先P3を認識することが容易となる。したがって、オペレータは、ブームシリンダ10、アームシリンダ11及びバケットシリンダ12を調整してバケット8の尻部8C等で設計面に意図しない掘削をする可能性を最小限に抑えることができる。
本実施形態において、表示制御装置39は、ステップS4で求めたバケット8と設計面との最短距離に基づき、警報として音を発報する。これにより、表示制御装置39は、バケット8と設計面との衝突の可能性をオペレータに認識させることができる。例えば、ステップS4で求めたバケット8と設計面との最短距離が所定の閾値を超えた場合(ステップS6、Yes)、処理部44は、警報の発報が必要と判断して、表示制御装置39が図4に示す音発生装置46から警報音を発報させる(ステップS7)。
この場合、バケット8と設計面との距離に基づき、警報としての音を発報する態様を変更することで、処理部44は、油圧ショベル100のオペレータに、設計面に対してバケット8が近づき過ぎていることを認識させることができる。例えば、警報としての音を発報する態様を変更する例として、設計面にバケット8が近づく最短距離が短くなるにしたがって、音の周波数を高くする。又は、警報としての音を発報する態様を変更する例として、設計面にバケット8が近づく最短距離が短くなるにしたがって、音量を大きくする。あるいは、警報としての音を発報する態様を変更する例として、設計面にバケット8が近づく最短距離が短くなるにしたがって、断続鳴動の周期を短くする。そして、バケット8と設計面との衝突の可能性を認識したオペレータは、ブームシリンダ10、アームシリンダ11及びバケットシリンダ12を調整してバケット8で設計面に意図しない掘削をする可能性を最小限に抑えることができる。なお、ステップS4で求めたバケット8と設計面との最短距離が所定の閾値を超えない場合(ステップS6、No)、処理部44は、処理をステップS8に進める。
次に、ステップS8において、処理部44は、バケット8が動作を終了していない場合(ステップS8、No)、処理をステップS2へ戻し、処理部44は、油圧ショベル100の現在位置及び車両本体1の姿勢を検出する。処理部44は、バケット8が動作を終了している場合(ステップS8、Yes)、処理を終了する。
以上説明したように、掘削機械の表示システム28は、刃先P3で掘削力を発生するバケット8を含む作業機2と、この作業機2が取り付けられる車両本体1とを動作させるためのシステムである。掘削機械の表示システム28は、作業機状態検出部19と、記憶部43と、処理部44と、を含む。作業機状態検出部19は、油圧ショベル100の現在位置、車両本体1の姿勢、刃先P3の現在位置を検出する。記憶部43は、作業対象の目標形状を示す設計面の位置情報及びバケット8の外形情報を記憶する。
処理部44は、油圧ショベル100の現在位置に関する情報、車両本体1の姿勢、刃先P3の現在位置及びバケット8の外形情報に基づいて、バケット8の刃先P3を少なくとも含みバケット8の尻部8Cの外形に沿って予め複数定められた位置を計測するための計測基準点Penのうち、設計面に最も近い計測基準点の位置を求める。
バケット8の刃先P3と設計面との距離だけをもとに、オペレータが作業機2を操作した場合、バケット8の刃8Bの先端よりも尻部8Cの方が設計面に近いことを判別することができない可能性がある。本実施形態の掘削機械の表示システム28は、オペレータに、バケット8の尻部8Cを含めたバケット8と設計面との最短距離を認識させることができ、設計面を超えてバケット8の尻部8Cで地面の掘削をする可能性を低減することができる。
また、処理部44は、設計面と直交する方向における、計測基準点Penから設計面までの距離を設計面距離として求め、この設計面距離の最小値に対応した情報を最短距離として画面42Pに表示する。これにより、処理部44は、オペレータが設計面にしたがって施工を進めるにあたって、オペレータに対して施工結果に関する設計面とバケット8との最短距離の情報を理解しやすく提供することができる。なお、処理部44は、設計面と直交する方向における、計測基準点Penから設計面までの距離を設計面距離として求め、この設計面距離の最小値に対応した情報に基づいて、バケット8と設計面とが近づくにつれて、バケット8と設計面とが近づく近接速度を減速させる。処理部44は、設計面距離の最小値に対応した情報に基づいて、予め定められたバケット8と設計面との距離を閾値として、この閾値を超えた場合に、作業機2を停止する。このため、処理部44は、設計面を超えた地面を掘削する可能性を抑制することができる。
また、処理部44は、油圧ショベル100の現在位置に関する情報、車両本体1の姿勢、刃先P3の現在位置及びバケット8の外形情報に基づいて、バケット8の刃先P3を少なくとも含みバケット8の尻部8Cの外形に沿って予め複数定められた位置を計測するための計測基準点Penのうち、設計面に最も近い計測基準点の位置を求める。そして、処理部44は、設計面の法線方向における、設計面に最も近い計測基準点Penから設計面までの距離を最短の設計面距離として求める。表示入力装置38は、求められた最短の設計面距離の表示又は設計面に最も近い計測基準点Penを通る設計面の法線を示す画像SD1の表示の少なくとも1つを表示部42に表示する。
本実施形態の掘削機械の表示システム28は、画像SD1を視認させることで、オペレータに、バケット8の尻部8Cを含めたバケット8と設計面との最短距離を認識させることができ、設計面を超えてバケット8の尻部8Cで地面の掘削をする可能性を低減することができる。
本実施形態においては、上述した繊細掘削画面54に側面図54bを表示する例を説明したが、粗掘削画面53にこれを表示してもよい。なお、本実施形態の処理部44は、上述した正面図54a、側面図54bは、車両本体座標系COMにおける正面図(Ya軸と平行にみた図)、側面図(Xa軸と平行にみた図)として表示した。処理部44は、正面図54a、側面図54bの少なくとも1つを、グローバル座標系における上面図(Y軸と平行にみた図)、側面図(X軸と平行にみた図)として表示してもよい。
以上、本実施形態を説明したが、上述した内容により本実施形態が限定されるものではない。また、上述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、上述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
例えば、各案内画面の内容は上記のものに限られず、適宜、変更されてもよい。また、表示制御装置39の機能の一部又はすべてが、油圧ショベル100の外部に配置されたコンピュータによって実行されてもよい。また、目標作業対象は、上述したような平面に限らず、点、線又は3次元の形状であってもよい。表示入力装置38の入力部41は、タッチパネル式のものに限られず、ハードキーやスイッチなどの操作部材によって構成されてもよい。
上記の実施形態では、作業機2は、ブーム6、アーム7、バケット8を有しているが、作業機2はこれに限られず、少なくともバケット8を有するものであればよい。また、上記の実施形態では、第1ストロークセンサ16、第2ストロークセンサ17及び第3ストロークセンサ18によって、ブーム6、アーム7、バケット8の傾斜角を検出しているが、傾斜角の検出手段はこれらに限られない。例えば、ブーム6、アーム7、バケット8の傾斜角を検出する角度センサが備えられてもよい。
上記の実施形態では、バケット8を有しているが、バケットはこれに限られない。例えば、作業機2は、チルトバケット、法面バケットなどの他のアタッチメントを装着してもよい。なお、チルトバケットとは、バケットチルトシリンダを備え、バケットが左右にチルト傾斜することで油圧ショベルが傾斜地にあっても、斜面、平地を自由な形に成形、整地をすることができ、低板プレートによる転圧作業もできるバケットである。また、法面バケットとは、底が平らで、平面又は法面の地固め作業に適したバケットである。
1 車両本体
2 作業機
3 上部旋回体
4 運転室
5 走行装置
8 バケット
8B 刃
8C 尻部
19 作業機状態検出部
21、22 アンテナ
23 3次元位置センサ
24 傾斜角センサ
28 掘削機械の表示システム(表示システム)
38 表示入力装置
39 表示制御装置
41 入力部
42 表示部
42P 画面
43 記憶部
44 処理部
45 設計面
46 音発生装置
70 設計面
78、79 設計面の断面を示す線
84 グラフィック情報
100 油圧ショベル

Claims (10)

  1. バケットを含む作業機と、前記作業機が取り付けられる本体部とを有する掘削機械の表示システムであって、
    前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報及び前記バケットの先端の位置の情報を検出する作業機状態検出部と、
    設計地形を示す設計面の位置情報及び前記バケットの外形情報を記憶する記憶部と、
    前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報、前記バケットの先端の位置の情報及び前記バケットの外形情報に基づいて、前記バケットの先端を少なくとも含み前記バケットの尻部の外形に沿って予め複数定められた、位置を計測するための計測基準点のうち、前記設計面に最も近い計測基準点を求める処理部と、
    を含む掘削機械の表示システム。
  2. 前記処理部は、
    前記設計面の法線方向における、前記計測基準点から前記設計面までの距離を設計面距離として求め、前記設計面距離の最小値に対応した情報を最短距離として表示装置の画面に表示する、請求項1に記載の掘削機械の表示システム。
  3. 前記計測基準点は、前記バケットの移動方向と平行な面で前記バケットの前記外形を切った断面及び前記バケットの幅方向に沿ってそれぞれ予め複数定められ、
    前記処理部は、
    前記設計面の法線方向における、前記計測基準点から前記設計面までの距離を設計面距離として求め、前記設計面距離の最小値に対応した情報を最短距離として表示装置の画面に表示する、請求項1に記載の掘削機械の表示システム。
  4. 前記処理部は、
    複数の前記設計面の法線方向に同一の前記計測基準点がある場合、当該計測基準点に対して複数の設計面距離を求める、請求項2又は3に記載の掘削機械の表示システム。
  5. 前記処理部は、
    前記最短距離に基づき、警報を発報する、請求項2から4いずれか1項に記載の掘削機械の表示システム。
  6. 前記処理部は、
    前記最短距離に応じて、前記警報として音を発報する態様を変更する、請求項5に記載の掘削機械の表示システム。
  7. 前記処理部は、前記表示装置の画面に、前記設計面に最も近い計測基準点を特定する画像を表示する、請求項1から6のいずれか1項に記載の掘削機械の表示システム。
  8. 前記設計面に最も近い計測基準点を特定する画像が、前記設計面の法線を示す画像である、請求項7に記載の掘削機械の表示システム。
  9. バケットを含む作業機と、前記作業機が取り付けられる本体部とを有する掘削機械の表示システムであって、
    前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報及び前記バケットの先端の位置の情報を検出する作業機状態検出部と、
    設計地形を示す設計面の位置情報及び前記バケットの外形情報を記憶する記憶部と、
    前記掘削機械の現在位置に関する情報、前記本体部の姿勢に関する情報、前記バケットの先端の位置の情報及び前記バケットの外形情報に基づいて、前記バケットの先端を少なくとも含み前記バケットの尻部の外形に沿って予め複数定められた、位置を計測するための計測基準点のうち、前記設計面に最も近い計測基準点を求め、前記設計面の法線方向における、前記設計面に最も近い計測基準点から前記設計面までの距離を設計面距離として求める処理部と、
    前記設計面距離の表示及び前記設計面に最も近い計測基準点を通る前記設計面の法線を示す画像の表示の少なくとも1つを表示する表示装置と、
    を含む掘削機械の表示システム。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の掘削機械の表示システムを備えたことを特徴とする掘削機械。
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