JP2014101128A - 飲料用容器の栓体 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体を閉める操作に伴って該蓋体をロック可能とする。
【解決手段】蓋体12は、栓本体10のロックボタン18と係合し、蓋パッキンが栓本体10に当接して閉状態を作り出す。また、ロックボタン18の作動を妨げる位置に移動する方向に付勢された可動ロック部材20と、制御部品19とを備える。飲み口を塞ぐ蓋パッキンを栓本体10へ当接させる方向の力により、蓋体12の蓋側係合片81が制御部品19の上係合爪部71に当接し、制御部品19が回転して下係合爪部66が裏側に移動し、制御部品19と可動ロック部材20との係合が解除され、可動ロック部材20がスプリング20の付勢により上昇し、ロック部材20がロックボタン18の作動を妨げる位置に移動し、蓋体12がロック状態となる。このように使用者が蓋体12を押し込むという一動作により、蓋体12を止水状態とし、蓋体12をロックすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲料用容器の栓体に関するものである。
従来、ワンタッチの栓体としてボタンを押すことにより開く片開きタイプの中栓が多数提案されている。これらワンタッチの栓体はボタンを押すだけで開けることができ、利便性に優れるが、反面ボタンを押すとバックの中で開いてしまう虞があり、これを防止するためロック機構が多数採用されている。
前記ロック機構としては、栓本体又は蓋体に上下動自在に設けた操作ボタンなどを用いる方式(例えば特許文献1〜10)や、栓本体に左右動自在に設けたロックボタンを用いる方式(例えば特許文献11)や、栓本体に回動自在に設けたU字型リングを蓋体に係止する方式(例えば特許文献12)が知られている。
特開2004−149189号公報 特開2009−23712号公報 特許第4449725号公報 特開2008−150058号公報 特開2008−222238号公報 特開2007−126186号公報 特開2006−298449号公報 特開2008−125965号公報 特開2005−193944号公報 特開2012−111498号公報 特開2006−141799号公報 特許第4482940号公報
上記各従来技術のものでは、各種のロック機構を備えることにより、その操作ボタンなどを操作して蓋体の開閉をロックすることができる。
しかしながら、それらのロック機構では、必ず使用者が自分でロック操作をしなければならず、使用状態によってはロックをすることを忘れて、バックに入れてしまい、開閉ボタンが押されて内容物が漏れてしまうこともあった。また、毎回、蓋体を閉めた後に操作ボタンなどを操作してロックを行う必要があるため、そのロックをする作業が面倒でもあった。
解決しようとする問題点は、蓋体を閉める操作に伴って該蓋体をロックすることができるようにする点である。
請求項1の飲料用容器の栓体は、飲料用容器本体に取り付けられる栓本体を備えた飲料用容器の栓体において、前記栓本体にヒンジ部を介して蓋体が連結されており、前記蓋体は、前記栓本体に取り付けられたロックボタンと係合し、蓋パッキンが前記栓本体に当接して閉状態を作り出し、前記ロックボタンの作動を妨げることのできる位置に移動する方向に付勢された可動ロック部材と、この可動ロック部材と係合する制御部品とを備え、前記蓋パッキンを前記栓本体へ当接させる方向の力により、前記蓋体が前記制御部品を作動させることによって、前記可動ロック部材をロック方向に作動させ、前記蓋体が閉状態となった時、前記可動ロック部材が前記ロックボタンの作動を妨げるように構成したことを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の栓体は、請求項1において、前記制御部品が回動可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項3の飲料用容器の栓体は、請求項1又は2において、前記制御部品が前記可動ロック部材の作動を妨げる方向に付勢されていることを特徴とする。
請求項4の飲料用容器の栓体は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記ロックボタンと前記制御部品が同軸上に配置されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、蓋体を閉じる際、蓋パッキンが栓本体に当接した後、さらに蓋体を押し込むことにより、蓋体が制御部品に当接して制御部品と可動ロック部材との係合が解除される。そして、可動ロック部材はロック方向に付勢されているため、ロックボタンの作動を妨げることのできる位置まで移動し、蓋体がロック状態となる。このように蓋体を蓋パッキンに当接した後に押し込むことは自然な動作であり、使用者は蓋体を押し込むという一動作のみで蓋体を止水状態にすることと、蓋体とロックボタンの係合を解除できないようにするということを同時に実現できる。
請求項2の発明によれば、制御部品が回動可能に設けられているため、省スペースで取り付けることができる上、蓋体が閉まった状態でも、可動ロック部材を動かすことにより、蓋体のロックとロック解除とを行うことできる。
請求項3の発明によれば、前記可動ロック部材の作動を妨げる方向に付勢されているため、移動中等に誤ってロック状態が解除されることがなくなる上、制御部品をより確実に作動させることができる。
請求項4の発明によれば、ロックボタン回りのスペースを有効活用でき、ロックボタンと制御部品を簡便に取り付けることができる。
本発明の実施例1を示す栓体の断面図である。 同上、ロック機構の拡大断面図であり、ボタン係合部に蓋側係合片を係合し更に押し込んだ状態を示す。 同上、ロック機構の拡大断面図であり、ロックが解除された状態を示す。 同上、栓体の分解斜視図である。 同上、栓体の斜視図である。 同上、栓体の斜視図であり、可動ロック部材が下方位置にある状態を示す。 同上、栓体の断面図(図1と逆側の断面図)である。 同上、栓体の断面図(図1と同側の断面図)である。 同上、ロックボタンと制御部品の斜視図である。 同上、栓体の要部の断面図である。 同上、ロックボタンと制御部品の背面図である。 同上、ロックボタンと制御部品を仮組みした状態の背面図である。 同上、栓本体の装着部の正面図であり、可動ロック部材が下方位置にある状態を示す。 同上、可動ロック部材を取り付けた状態の装着部の底面図である。 同上、一部を断面にしたロック機構周りの斜視図である。 同上、可動ロック部材を図示省略して一部を断面にした取付部材の取付状態を示す斜視図である。 同上、取付部材の斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明を金属製二重断熱構造の飲料用容器の栓体に適用した実施例1を図1〜図16に基づいて説明する。飲料用容器1は、手で持てる大きさの金属製の容器本体2と、該容器本体2の上部開口部である開口端部2Aに被着される合成樹脂製の栓体3とを備える。前記容器本体2は、内筒4と外筒5の開口端部2Aの縁を一体に接合し、内筒4と外筒5との間の空間を真空の断熱層6となした断熱二重構造で、外筒5の上部外周には、栓体3を螺着するための雄螺子部7が形成されている。
前記栓体3は栓本体10を備え、この栓本体10は、外筒5の上部外周を囲繞する筒状部8を有し、この筒状部8の内周に雌螺子部9が形成され、この雌螺子部9を外筒5の雄螺子部7に螺着して容器本体2の開口端部2Aに装着される。前記栓本体10の一側に設けた取付部11には、蓋体12が蓋ヒンジ部13を介して回動自在に結合され、この蓋ヒンジ部13に巻き掛けられたゴム輪等の弾性体14により、蓋体12が開方向に付勢されており、環状の弾性体14は、一端を栓本体10の取付部11の取付受け部15に係止すると共に、他端を蓋体12の取付受け部16に係止している。
そして、前記弾性体14は、蓋体12を閉状態から180度程度回動した位置で蓋体12を保持する力を有している。
また、一側の蓋ヒンジ部13に対して、容器本体2の口部中心を軸芯(図示せず)としたとき180度の位置に、すなわち蓋ヒンジ部13と径方向に対向する位置である他側には、蓋体12の先端を係止して蓋閉状態に保持するロック機構Rが設けられている。尚、前記蓋ヒンジ部13はヒンジ軸により構成されている。
栓本体10は、前記筒状部8の上面に、容器本体2の開口端部2Aを覆う天板17を設けた逆有底筒状に形成されており、筒状部8の一側部には、ロック機構Rの構成部材であるシーソ式のロックボタン18と、このロックボタン18と同軸に設けられるシーソ式の制御部品19と、これらロックボタン18と制御部品19の下方で上下昇降可能な可動ロック部材20とが設けられている。また、天板17の他側寄りには飲み口21が上向きに突設されている。
そして、後述するように、前記蓋体12には蓋側係合片81が設けられ、この蓋側係合片81に係合する上係合爪部71が前記制御部品19の上部に設けられ、この制御部品19の下部に下係合爪部66を設け、この下係合爪部66に係合する上係合爪部58が前記可動ロック部材20の上部に設けられている。また、制御部品19は、上部に上係合爪部71が設けられ、下部に下係合爪部66を設けられて、側面視で略弓型をなす。
前記飲み口21は、前記天板17から飲用者が口に含むのに適した太さで蓋体12に覆われる高さの略円柱状に突設されており、その内部を飲料の注出口21Aとしている。図10に示すように、飲み口21の上端面21Bは、飲み口21の中心軸と直交する線Lよりも蓋ヒンジ部13側が角度θ分だけ低くなるように傾斜していて、蓋体12の天板17と略同じ角度で、ロック機構R側が高く蓋ヒンジ部13側が低く形成されている。そして、飲み口21の上部は、閉蓋時に蓋体12に装着した蓋パッキン22で封止できるようになっている。
また、図1及び図4に示すように、栓本体10の筒状部8の内側に、容器本体2の開口端部2Aと栓体3の間を水密に止水する止水用パッキン23が設けらている。この止水用パッキン23は、エラストマー、ゴム或いは弾性合成樹脂によって形成され、栓本体10の内面に設けられたパッキン23の取付用の凹部24に着脱可能に取り付けられ、このパッキン23の取り付け用の凹部24は、平面が栓本体10と同心円状な円環状に設けられるものであり、雌螺子部9と天板17との上下方向の間で筒状部8に沿っており、下方向を開口している。そして、前記凹部24を形成するための内側に設けられる内壁25は、ほぼ凹部24の横幅程度の距離まで下方へ延出して栓本体10に形成されている。
前記止水用パッキン23は、容器本体2の開口端部2Aと前記凹部24との間に介在するパッキン本体である止水突起部23Aと、止水突起部23Aから下方へ延出する下方延出壁23Bと、下方延出壁23Bの下端から内向きに延出する内向き延出面23Cとからなる。止水突起部23Aは開口端部2Aと、栓本体10の凹部24にそれぞれ下面及び上面で接して止水するもので、その平面は円環状で、縦断面はほぼ矩形であって、その外周面の上下方向の中央には溝23Dが内向きに全周にわたって設けられ、止水突起部23Aが外側が開口した断面略コ字状に形成されている。下方延出壁23Bは前記内壁25の外面に沿って配置され、内向き延出面23Cは内壁25の下端に沿い、内向き延出面23Cの下面が、前記パッキン23を凹部24へ取り付ける場合の押ししろ部に形成され、前記内向き延出面23Cが、前記パッキン23を取り外す場合のつかみ代に形成されている。
図10などに示すように、前記蓋体12の上面12Jには、前記飲み口21に対応して、蓋パッキン装着用の筒部26が形成され、この筒部26は、蓋体12の下面から下方に突設され、前記飲み口21より小径で該飲み口21とほぼ同心円上に配置されている。前記筒部26には、蓋体12の内外面を貫通する貫通孔27が形成され、該筒部26の厚さは下方に向かってテーパー状に薄くなるように形成されている。また、前記貫通孔27の上部には径大部27Aが設けられている。
前記蓋パッキン22は、エラストマー、ゴム或いは弾性合成樹脂によって形成され、前記貫通孔27に下側から着脱可能に嵌入して取り付ける略円柱状の取付部28と、この取付部28の下端に設けた湾曲板状のシール体29と、前記筒部26の外周に外嵌するテーパ状の内筒部30とを一体に備え、この内筒部30の外周とシール体29の内面との間には、シール体29の弾性変形を許容する空隙部31が設けられている。また、前記取付部28の先端には、前記径大部27Aに係止する径大部28Aが設けられている。さらに、前記シール体29の外面(下面)は下側に凹な湾曲面状をなし、そのシール体29の内面(上面)周囲には前記蓋体内面に当接する平坦面32が形成されている。尚、シール体29は上端面21Bより大径である。
そして、蓋パッキン22を蓋体12に取り付けるには、蓋体12の上面12Jの内面側から取付部28を貫通孔27に圧入すると、径大部28Aが径大部27Aに係止し、蓋体12の内面に平坦面32が当接し、蓋体12の内面とシール体29の内面との間に空隙部31が形成される。
したがって、図1などに示すように、蓋体12を閉めると、飲み口21の上端面21Bがシール体29に圧接してシール体29が弾性変形し、ロックボタン18が蓋体12に係止した状態で、シール体29の内面と蓋体12の内面に空隙部31ができる。
前記ロック機構Rのロックボタン18は、合成樹脂製からなる表面部たるボタン本体33を備え、このボタン本体33の左右縁部33F,33Fは上下方向に形成され、その上縁部33Uは上に凸な湾曲状に形成され、その下縁部33Sは下に凸な湾曲状に形成されている。また、ボタン本体33の上部裏面に、前記蓋体12の蓋側係合片81に係合して該蓋体12を閉状態に保持するボタン係合部34が内向きに突設され、このボタン係合部34より下方でボタン本体33の上部裏面の左右に腕部35,35が内向きに突設され、これら左右の腕部35,35に横方向の軸孔35A,35Aを穿設し、これら軸孔35A,35Aに回転中心となる軸部36が挿通される。尚、ボタン係合部34は、ロックボタン側上係合部であって、蓋体側下係合部たる蓋側係合片81に係止する。
また、前記左右の腕部35,35の対向する内面には、前記制御部品19の回転中心筒部61の両端が係合する略円筒状の凹部37,37を形成し、この凹部37は裏面側が開口している。また、ボタン本体33の裏面には、円柱状の取付部39が内向きに突設され、この取付部39は前記腕部35より下方で左右方向略中央に設けられており、その取付部39に付勢手段たるスプリング40の基端側が取り付けられ、ロックボタン18を栓本体10に取り付けた状態で、前記スプリング40の先端が前記筒状部8の外面に当接し、圧縮されたスプリング40の弾性復元力により、ボタン係合部34が常時蓋体12をロックする方向に付勢されている。尚、図1では、前記ロックする方向は右方向である。
前記ボタン本体33の表面には、前記軸孔35Aより下方に押圧操作部41が設けられ、この押圧操作部41は、下方に向かって前側に傾斜する傾斜面により構成されると共に、下縁部33Sと同様に正面視で湾曲状に形成されている。
前記栓本体10の筒状部8の反蓋ヒンジ部側には、前記ロック機構Rの装着部42が設けられている。この装着部42は左右の壁部43,43を有し、左右の壁部43,43の間において、前記筒状部8の外面は平坦面42Mに形成され、それら左右の壁部43,43の下側には、前記可動ロック部材20が取付部材44により取り付けられる。
前記取付部材44は、前記ボタン本体33の下縁部33Sの形状に倣った横方向の前枠部45と、この前枠部45の左右端から垂設された縦方向の案内枠部46,46とを一体に有し、取付部材44は下部が開口した略コ字形をなし、前記案内枠部46,46が可動ロック部材20を上下に案内する案内部である。また、前記装着部42は、前記左右の壁部43,43の下部内側を、左右方向の下壁部47により連結し、この下壁部47の前側には、図14に示すように、左右の壁部43,43間において内側に凹んだ凹部48が形成されており、この凹部48の左右には、左右の案内凹部49,49がそれぞれ縦設され、これら左右の案内凹部49,49は内側に凹んでいる。
前記可動ロック部材20の左右側面は、前記案内枠部46,46に係合して摺動する案内受け部たる案内溝部51,51が設けられ、その可動ロック部材20の裏面左右には、前記左右の案内凹部49,49に係入する係入部52,52が形成されている。そして、前記案内枠部46,46に前記案内溝部51,51を係合して取付部材44に可動ロック部材20を装着し、図14、図15に示すように、上方から、その取付部材44の案内枠部46,46を、前記左右の壁部43,43の内面に沿うようにして挿入し、取付部材固定リブ91が前記筒状部8に設けられた栓体側固定リブ90を乗り越え上下方向固定で取り付けることにより、係入部52が、あり溝状の抜け止め状態となって、装着部42に取り付けられ、これにより可動ロック部材20が案内枠部46に沿って上下動可能に装着される。具体的には、図14〜図17に示すように、前記左右の壁部43,43の内面には、前記案内枠部46,46を案内する案内突条92,92が縦設されると共に、これら案内突条92,92の上部後方に前記栓体側固定リブ90,90が突出形成されている。また、前記案内突条92は平断面が略等脚台形状をなし、その案内突条92が係入する外案内溝部93を、前記案内枠部46の枠後部46Kの左右側面にそれぞれ設けており、この枠後部46Kの上端に、前記取付部材固定リブ91が後向きに突設されている。また、前記枠後部46Kの下部は案内枠部46より短く、図16に示すように、その枠後部46Kの下端46Sが前記下壁部47の上面に当接した位置で、前記案内枠部46の下端面と前記下壁部47の下面が略面一になると共に、前記栓体側固定リブ90の下部に前記取付部材固定リブ91が係止し、取付部材44が上下に抜け止め状態で装着部42に装着される。そして、取付部材固定リブ91は断面略三角形状をなし、その三角形の斜面が下向きに設けられており、前記栓体側固定リブ90を乗り越える際、取付部材固定リブ91が弾性変形して栓体側固定リブ90の下部に係止する。
また、可動ロック部材20が前記前枠部45に当接した位置がロックボタン18のロック位置(上限位置)であり、この位置で可動ロック部材20の外面上部のロック部53が、前記ボタン本体33の内面下部のロック受け部54の内面側に位置し、ロックボタン18の下部を後側に押すと、ロック受け部54がロック部53に当接し、これによりロックボタン18によるロック解除動作が防止される。
また、可動ロック部材20の裏面には、受け座55が突設され、この受け座55の下面に円柱状の取付部56が下向きに突設され、この取付部56に付勢手段たるスプリング57の基端側が取り付けられ、可動ロック部材20を栓本体10に取り付けた状態で、前記スプリング57の先端が前記下壁部47の上面に当接し、そのスプリング57の弾性復元力により可動ロック部材20がロックボタン18に係合する方向(上方)に付勢している。
そして、可動ロック部材20のロック部53の裏面側には、前記制御部品19に係合するロック部材側係合部たる上係合爪部58,58が裏面側に斜めに突設され、この例では、間隔を置いて左右に、略鉤形の上係合爪部58,58が設けられている。この上係合爪部58は、先端側に上面係合部58Uと下面係合部58Sとを有する。
また、前記可動ロック部材20の表面下部には、押圧操作部59が設けられ、この押圧操作部59は、下方に向かって前側に傾斜する傾斜面により構成され、正面視で湾曲状に形成されている。そして、前記ボタン本体33の表面は、押圧操作部41を除いて、前記壁部43の前面43M及び前枠部45の前面と略面一であり、前記可動ロック部材20の表面は、押圧操作部59を除いて、前記壁部43の前面43M及び前枠部45の前面と略面一である。
前記制御部品19は、回転中心となる水平方向の回転中心筒部61を有し、この回転中心筒部61内の軸孔61Hが前記軸孔35A,35Aに連通した状態で、前記腕部35,35間に配置され、それら腕部35,35A,35内に前記軸部36が遊挿される。また、前記軸部36が前記左右の壁部43,43に設けた装着孔43A,43Aに装着され、前記軸部36を中心に前記制御部品19及びロックボタン18が回動自在に設けられる。
また、前記制御部品19の回転中心筒部61に、左右の縦部材63,63の上部を連結し、これら左右の縦部材63,63の下部を横部材64により連結し、それら枠状をなす回転中心筒部61,縦部材63,63及び横部材64の間に、前後に貫通する貫通部65が形成され、この貫通部65に、前記ロックボタン18の取付部39及びスプリング40が挿通状態で収納される。また、前記横部材64には前記上係合爪部58,58に係止する制御部品側下係合部たる下係合爪部66が設けられ、この下係合爪部66は、略鉤状をなし、その先端側に、前記可動ロック部材20の上係合爪部58の上面係合部58Uと下面係合部58Sに係合する下面係合部68Sと上面係合部68Uを有する。
さらに、前記回転中心筒部61の左右に長径大部67L,短径大部67Sを設け、さらに前記制御部品19を回転方向に回転止めする回転止め面67Tを設ける。これら長径大部67L,短径大部67Sに前記左右の縦部材63,63の上部が連結され、それら長径大部67Lと短径大部67Sの間に隙間68が設けられている。尚、長径大部67Lと短径大部67Sは略同一径であり、長径大部67Lは短径大部67Sより長い。また、短径大部67Sから回転中心筒部61の一端部61Aが外側に突設され、この一端部61Aが一方の前記腕部35の凹部37に係入する。さらに、前記長径大部67Lの外端部には、回転付勢手段たるコイルバネ69を装着するバネ用凹部70が設けられ、この凹部70から回転中心筒部61の他端部61Bが外側に突設され、この他端部61Bが前記一方の前記腕部35の凹部37に係入する。また、その他端部61Bにコイルバネ69を外装し、コイルバネ69の一端69Aを凹部70に係止し、制御部品19を栓本体10に取り付けた状態で、コイルバネ69の他端69Bを筒状部8の外面に係止し、コイルバネ69の弾性復元力により、制御部品19の下側が外側に回動するように該制御部品19が回動付勢される。尚、長径大部67Lが一方の径大部であり、短径大部67Sが他方の径大部である。尚、制御部品19は回転止め面67Tが筒状部8の外面である平坦面42Mに接触し回転範囲が規制される。具体的には、制御部品19は、図3の位置から反時計回り方向に回転すると、回転止め面67Tが平坦面42Mに接触して回り止めされ、該制御部品19がボタン本体33の裏面側に当たることがない。
さらに、前記制御部品19の短径大部67Sには、斜め上で表側向きに傾斜した上係合爪部71が設けられている。この上係合爪部71の先端は前記ボタン係合部34より下方に位置する。また、前記上係合爪部71は、制御部品側上係合部であって、前記蓋体12の蓋側係合片81が当接する。具体的には、使用者により蓋体12を閉める動作に伴って、蓋側係合片81の下円弧面81Aが上係合爪部71の上円弧面71Aを押し、下係合爪部66が裏面側に後退するように制御部品19を回動させ、これにより下係合爪部66と可動ロック部材20の上係合爪部58との係合が解除される。
尚、この例では、短径大部67Sのみに上係合爪部71を設けたが、長径大部67Lにも設けたり、長径大部67Lのみに設けてもよい。
また、前記ボタン本体33の裏面には、前記制御部品19の隙間68に係入する係入片73が裏面側に略水平に突設されている。この係入片73は、制御部品19の左右位置を決める位置決め突起部であって、左右の腕部35,35の間で上側に位置する。
したがって、図12に示すように、ロックボタン18の左右の腕部35,35の凹部37,37間に、制御部品19の回転中心筒部61を挿入配置すると、前記係入片73が上係合爪部58と短径大部67Sとの間に挟まれ、さらに、貫通部65にスプリング57が遊挿され、縦向きで、回転中心筒部61の両端部61A,61Bが凹部37,37に係入し、係入片73が上係合爪部58と短径大部67Sとの間に挟まれて制御部品19が左右に位置決めされ、これにより、ロックボタン18に制御部品19を仮組みすることができる。
上述したように、装着部42の下部に可動ロック部材20を組み付けた後、前記仮組みしたロックボタン18と制御部品19を、装着部42の壁部43,43間に挿入配置し、その壁部43の装着孔43Aに腕部35の軸孔35Aを合わせ、装着孔43A,軸孔35A,61H,35A,装着孔43Aに軸部36を挿入し、これにより装着部42にロックボタン18と制御部品19が装着され、これらロックボタン18と制御部品19は水平方向の前記軸部36を中心に回動自在に設けられる。
また、図2及び図3などに示すように、蓋体12の回動端、すなわち蓋ヒンジ部13の反対側には、前記ボタン係合部34が係止可能な前記蓋側係合片81が左右横向き方向の段部によって形成され、前記係合片81の上部には、前記ロックボタン18の前記上縁部33Uに略倣った形状をなす覆い部82が蓋体12に設けられている。また、ボタン係合部34の先端上部には上傾斜面34Aが設けられ、この上傾斜面33Aに対応して、前記蓋側係合片81に下円弧面81Aが形成され、これにより蓋側係合片81は先端側に向って細くなるように形成されている。
そして、コイルバネ69の付勢により制御部品19は下側が表側(外側)に向うように付勢され、制御部品19は回転止め面67Tにより回転を規制されており、ロックボタン18の作動による影響を受け難い上、蓋が閉まっている場合は特にこの制御部品19がロックボタン18から力を受けることはない。一方、ロックボタン18はスプリング40により回転付勢され、これにより蓋側係合片81の上面部81Jにボタン係合部34の下面34Kが係止する。このようにロックボタン18と制御部品19とは相互に干渉せずに独立して回転付勢されている。
また、前記蓋側係合片81の上面部81Jと覆い部82の下面との間隔Kは、前記ボタン係合部34の上下方向の厚さTより大きく、図3に示すように、蓋側係合片81にボタン係合部34が係止した状態で、ボタン係合部34と覆い部82の間には、押し付け代となる隙間Sが形成され、この状態で蓋パッキン22のシール体29は飲み口21により弾性変形して該飲み口21に密着しているが、飲み口21の上端面21Bが当たった位置のシール体29と蓋体12の内面との間には、押し付け代となる隙間があるか、ここからシール体29が弾性変形して後述する隙間の分だけ蓋体12を押し込むことができるようになっている。また、図5及び図6は蓋側係合片81にボタン係合部34が係止した状態の斜視図であり、前記隙間Sと共に、前記蓋体12の下縁部12Fと、この下縁部12Fに対応した栓本体10の縁受け部83との間に、蓋体12の押し付け代となる隙間S´がある。尚、蓋体12を押すと、その下縁部12Fが縁受け部83に当たる。
前記蓋側係合片81の下円弧面81Aは、蓋体12を閉める動作に伴って、前記制御部品19の上係合爪部71に当接する当接部である。そして、可動ロック部材20の上係合爪部58の上に、制御部品19の下係合爪部66が係合した状態で、蓋体12を閉めると、下円弧面81Aが上係合爪部71を下方に押し、制御部品19が回動して、制御部品19の下係合爪部66と可動ロック部材20の上係合爪部58との係合が解除され、即ち、制御部品19の下係合爪部66が裏面側(後側)に移動し、スプリング57の付勢により、可動ロック部材20が上昇し、ロックボタン18のロック受け部54の裏面に可動ロック部材20のロック部53が位置し、ロックボタン18の操作が規制される。さらに、蓋体12を閉め終えて手を離すと、弾性体14と弾性変形したシール体29の弾性復元力により、蓋体12が開く方向の力を受け、ロックボタン18のボタン係合部34に蓋側係合片81が係止する。
次に前記構成についてその作用を説明する。まず、ロック機構Rの組み立てにおいて、上述したように取付部材44により可動ロック部材20を装着部42の下部に取り付ける。この後、仮組みしたロックボタン18と制御部品19とを、装着部42の壁部43,43間に挿入配置し、その壁部43の装着孔43Aに腕部35の軸孔35Aを合わせ、装着孔43A,軸孔35A,61H,35A,装着孔43Aに軸部36を挿入し、これによりロックボタン18と制御部品19を装着部42に装着する。このようにロックボタン18と制御部品19といった複数の部材を共通する軸部36を用いて簡便に栓本体10に取り付けることができる。
そして、飲料を収容するときは、まず、予め開いている容器本体2の開口より飲料を容器本体2に収容し、次に、開口端部2Aに栓体3を取り付ける。
この後、蓋ヒンジ部13を回動中心として蓋体12を閉じるように回動すると、ボタン係合部34の先端の上傾斜面34Aが、蓋側係合片81の下円弧面81Aの先端側によって押され、コイルスプリング40に抗してボタン係合部34が外側に移動するようにロックボタン18が傾動し、さらに、蓋体12を閉じるように蓋体12を押圧すると、ボタン係合部34が蓋側係合片81を押して該蓋側係合片81が後方に移動し、ボタン係合部34が蓋側係合片81を乗り越え、蓋側係合片81の上面部81Jがボタン係合部34の下面34Kに係止し、蓋体12が栓本体10に対して固定可能となる。
この際、飲み口21により蓋パッキン22が押され、シール体29が弾性変形するが、蓋側係合片81の上面部81Jがボタン係合部34の下面34Kに係止するロック位置(上部位置)で、ボタン係合部34と覆い部82の間には、押し付け代となる隙間Sがあり、飲み口21の上端面21Bが当たった位置のシール体29と蓋体12の内面との間には、押し付け代となる隙間である空隙部31があり、前記蓋体12の下縁部12Fと、この下縁部12Fに対応した栓本体10の縁受け部83との間に、押し付け代となる隙間S´があるため、蓋体12を押して閉める動作により、該蓋体12の蓋側係合片81が制御部品19の上係合爪部71を押し、制御部品19が角度回動し、下係合爪部66が裏面側に移動し、図3に示すように、下係合爪部66の下側に上係合爪部58が当接して、否ロック位置(下部位置)にあった可動ロック部材20が、コイルスプリング57の付勢により上昇し、図2に示すように、可動ロック部材20のロック部53がロックボタン18のロック受け部54の裏面側に入り込み、ロックボタン18の下部を押しても、ロック部53にロック受け部54が当たるため、蓋側係合片81とボタン係合部34との係合を解除することができなくなり、蓋体12のロック状態が得られる。この位置で、可動ロック部材20は前枠部45に当たっている。
そして、蓋体12を閉める動作が完了し、蓋体12から手を離せば、蓋パッキン22の弾性復元力と弾性体14の力により、蓋側係合片81とボタン係合部34とが係合したロック状態が保持される。尚、蓋体12を閉める動作で、可動ロック部材20が上昇しなかった場合は、蓋体12を上から押してやれば、該蓋体12の蓋側係合片81が制御部品19の上係合爪部71を押し、ロック状態とすることができる。また、図5の可動ロック部材20のロック位置と図6の可動ロック部材20の否ロック位置(下部位置)で明らかなように、可動ロック部材20を見ればロック状態が簡単に確認できる。
また、蓋体12を開いた状態では、図3に示すように、可動ロック部材20の上係合爪部58の上に、制御部品19の下係合爪部66が位置するため、可動ロック部材20は否ロック位置に保持される。
さらに、図1,図7及び図8に示すように、蓋側係合片81にボタン係合部34が係止して蓋体12が閉じ、可動ロック部材20がロック位置の状態では、下係合爪部66の下面係合部66Sの先端側と上係合爪部58の上面係合部58Uの先端側とが噛み合うように係合しており、使用者が可動ロック部材20を押し下げる際、コイルバネ69の付勢に抗して下係合爪部66が裏面側に移動するため、クリック感が得られる。また、このクリック感は抵抗でもあると共に、可動ロック部材20はスプリング57により常時上方に付勢されているため、可動ロック部材20が単に外部に接触しても、該可動ロック部材20が否ロック位置に移動することはない。このように、噛み合うように係合した下係合爪部66の下面係合部66Sと上係合爪部58などにより、可動ロック部材20の誤動作を防止する誤動作防止機構を構成し、この誤動作防止機構により、ロック位置の可動ロック部材20が不用意に否ロック位置に移動することを防止している。
また、仮に、蓋体12を開いた状態で、可動ロック部材20がロック位置になっても、ロックボタン18の下部を後側におしても動かないため、蓋体12を閉めることはできず、使用者は可動ロック部材20を下に押し下げてから、蓋体12を閉めることになる。
以上のように、本実施例では、蓋体12を閉じる際、飲み口21が蓋パッキン22が当接した後、さらに押し込むことにより、蓋体12の蓋側係合片81が制御部品19に当接して、制御部品19と可動ロック部材20との係合が解除される。可動ロック部材20はロックバネであるスプリング57により上方向に付勢されているため、ロック受け部54の位置まで移動し、ロックボタン18の裏側に入り込む。これによりロックボタン18を蓋体12の係合を解除するまで押し込むことが不可能になるため、栓体ユニットはロック状態となる。また、一般的に、蓋体12を蓋パッキン22に当接した後に押し込むことは自然な動作であり、使用者が蓋体12を押し込むという一動作のみで蓋体12を止水状態にすることと、ロックボタン18との係合を解除できないようにするということを同時に実現できる。
このためロックのし忘れが無くなり、利便性が向上する。また、通常の止水位置よりも押し込めるようにしているため、止水位置より蓋パッキン22の当接が弱くなることもない。なお、本実施例では右側面図のみで蓋体12の蓋側係合片81と制御部品19の上係合爪部71が当接するが、これは左側面図で当接するようにしても良い。
また、図3などに示すように、ボタン係合部34が蓋側係合片81に係止した蓋体12の閉状態では弾性体14により開く方向に蓋体12が付勢されているため、蓋体12の蓋側係合片81と制御部品19のボタン係合部34とは接触しておらず、ここにも僅かな隙間が有る。このように常時持ち運ぶ状態で僅かな隙間があることにより、蓋体12が閉状態を保つことに制御部品19はなんら悪影響を与えることが無い。
さらに、制御部品19が回動可能に設けられているため、省スペースで有る上、蓋体12が閉まった状態でも可動ロック部材20の係合状態、解除状態への切り替えを可動ロック部材20を略上下方向などに動かすことにより可能となる。
しかも、制御部品19が制御部品付勢バネたるコイルバネ69により常に閉方向に付勢されているため、移動中等に誤ってロック状態が解除されることがなくなる。この付勢の力は可動ロック部材20と制御部品19が係合している地点について、ロックバネであるコイルスプリング57よりも強くなっており、可動ロック部材20が勝手に閉まってしまわないように調整されている。
さらに、ロックボタン18と制御部品19とを同軸にすることにより、ロックボタン18回りのスペースを有効活用できる。この際、制御部品19の片側を制御付勢バネのような片持ちトーションバネを用いることによりさらなるスペースの有効活用が可能である。
そして、本実施例では、蓋体12のボタン係合部34は、栓本体10に取り付けられたロックボタン18の上係合爪部71と係合し、蓋パッキン22が栓本体10に当接して閉状態を作り出し、ロックボタン18の作動を妨げることのできる位置に移動する方向に付勢手段たるコイルスプリング57により付勢された可動ロック部材20と、この可動ロック部材20と同軸上で回動自在に設けられた制御部品19とを備え、蓋パッキン22を栓本体10の飲み口21へ当接させる方向の力、即ち使用者が蓋体12を閉める力により、蓋体12のボタン係合部34が制御部品19の上係合爪部71に当接して、蓋体12が制御部品19を作動することによって、可動ロック部材20をロック方向に作動させ、蓋体12が閉状態となった時、下面係合部66Sが上面係合部58Uに当接して、可動ロック部材20がロックボタン18の作動を妨げ、蓋側係合片81の上面部81Jにボタン係合部34の下面34Kが係止した状態では、下係合爪部66の下面係合部66Sの先端側と上係合爪部58の上面係合部58Uの先端側とが噛み合うように係合するから、蓋体12を閉める操作に伴って該蓋体12をロック可能とする栓体を提供することができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、飲料用容器本体2に取り付けられる栓本体10を備えた飲料用容器の栓体において、栓本体10にヒンジ部たる蓋ヒンジ部13を介して蓋体12が連結されており、蓋体12は、栓本体10に取り付けられたロックボタン18と係合し、蓋パッキン22が栓本体10に当接して閉状態を作り出し、ロックボタン18の作動を妨げることのできる位置に移動する方向に付勢された可動ロック部材20と、この可動ロック部材20と係合する制御部品19とを備え、蓋パッキン22を栓本体10へ当接させる方向の力により、蓋体12が制御部品19を作動させることによって、可動ロック部材20をロック方向に作動させ、蓋体12が閉状態となった時、可動ロック部材20がロックボタン18の作動を妨げるように構成したから、蓋体12を閉じる際、蓋パッキン22が栓本体10に当接した後、さらに押し込むことにより、蓋体12が制御部品19に当接して制御部品19と可動ロック部材20との係合が解除される。そして、可動ロック部材20はロック方向に付勢されているため、ロックボタン18の作動を妨げることのできる位置まで移動し、蓋体12がロック状態となる。このように蓋体12を蓋パッキン22に当接した後に押し込むことは自然な動作であり、使用者が蓋体12を押し込むという一動作のみで蓋体12を止水状態にすることと、ロックボタン18との係合を解除できないようにするということを同時に実現することができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、制御部品19が回動可能に取り付けられているから、部品を省スペースで取り付けることができる上、蓋体12が閉まった状態も、可動ロック部材20を動かすことにより、ロックとロック解除とを行うことが可能となる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、制御部品19が可動ロック部材20の作動を妨げる方向に付勢され、移動中等に誤ってロック状態が解除されることがなくなる上、制御部品をより確実に作動させることができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、ロックボタン18と制御部品19が同軸上に配置されているから、ロックボタン18の周りのスペースを有効活用でき、ロックボタン18と制御部品19を簡便に取り付けることができる。
また、以下、実施例上の効果として、前記左右の腕部35,35の対向する内面には、前記制御部品19が係合する略円筒状の凹部37,37を形成し、長径大部67Lと短径大部67Sの間に隙間68が設けられているから、回転中心筒部61を有する制御部品19をロックボタン18の裏面側に容易に仮組みすることができ、これにより制御部品19とロックボタン18の両者を容易に栓本体10に取り付けることができる。また、制御部品19とロックボタン18とを重ね合わせて配置することにより、コンパクトに組み立てることができる。
さらに、可動ロック部材20を別体の取付部材44を用いて装着部42に取り付けたから、栓本体10に可動ロック部材20を簡便に取り付けることができる。また、装着部42の壁部43の内面に栓体側固定リブ90を設けると共に、取付部材44の枠後部46Kに取付部材固定リブ91を設け、取付部材44の案内枠部46,46を、左右の壁部43,43の内面に沿うように上方から挿入することにより、前記栓体側固定リブ90の下部に前記取付部材固定リブ91が係止し、これにより接着や他の取付手段を用いることなしに、取付部材44を装着部42に取付固定することができる。
また、押し付け代となる隙間S,S´が形成され、飲み口21の上端面21Bが当たった位置のシール体29と蓋体12の内面との間には、押し付け代となる隙間があるか、ここからシール体29が弾性変形して後述する隙間の分だけ蓋体12を押し込むことができるため、蓋体12を閉める動作に伴って可動ロック部材20を作動させることができる。
さらに、前記蓋体12には蓋側係合片81が設けられ、この蓋側係合片81に係合する上係合爪部71が前記制御部品19の上部に設けられ、この制御部品19の下部に下係合爪部66を設け、この下係合爪部66に係合する上係合爪部58が前記可動ロック部材20の上部に設けられ、蓋側係合片81,上係合爪部71及び下係合爪部66が一側方向(前側)を向き、蓋体12を閉める動作により蓋側係合片81が上係合爪部71を押し、ボタン係合部34及び上面係合部58Uは前記一側方向とは反対の他側方向(後側)に向き、可動ロック部材20が否ロック位置では下係合爪部66の下部が上面係合部58Uの上部に当たり、可動ロック部材20がロック位置では下係合爪部66と上面係合部58Uが噛み合った状態となるから、蓋体12の開閉により、制御部品19が可動ロック部材20の上方への移動の許容と、移動防止との制御を行うことができ、しかも、ロックボタン18に係止する蓋側係合片81により、制御部品19を操作を兼用するから、余分な部品が不要で、ロック機構Rをコンパクトにすることができる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、付勢手段としてコイルスプリングやコイルバネを例示したが、弾性復元力により付勢するものであれば、各種のものを用いることができる。また、ロックボタン,制御部品及び可動ロック部材は、実施例では、合成樹脂製のものを例示したが、各種材質のものを用いることができる。
2 飲料用容器本体
2 容器本体
2A 開口端部
3 栓体
10 栓本体
12 蓋体
13 蓋ヒンジ部(ヒンジ部)
R ロック機構
18 ロックボタン
19 制御部品
20 可動ロック部材
21 飲み口
22 蓋パッキン
34 ボタン係合部(ロックボタン側上係合部)
36 軸部
40 スプリング(付勢手段)
53 ロック部
54 ロック受け部
57 スプリング(付勢手段)
58 上係合爪部(ロック部材側係合部)
66 下係合爪部(制御部品側下係合部)
69 コイルバネ
71 上係合爪部(制御部品側上係合部)
81 蓋側係合片(蓋体側下係合部)
S 隙間
S1 隙間
本発明は、飲料用容器の栓体に関するものである。
従来、ワンタッチの栓体としてボタンを押すことにより開く片開きタイプの中栓が多数提案されている。これらワンタッチの栓体はボタンを押すだけで開けることができ、利便性に優れるが、反面ボタンを押すとバックの中で開いてしまう虞があり、これを防止するためロック機構が多数採用されている。
前記ロック機構としては、栓本体又は蓋体に上下動自在に設けた操作ボタンなどを用いる方式(例えば特許文献1〜10)や、栓本体に左右動自在に設けたロックボタンを用いる方式(例えば特許文献11)や、栓本体に回動自在に設けたU字型リングを蓋体に係止する方式(例えば特許文献12)が知られている。
特開2004−149189号公報 特開2009−23712号公報 特許第4449725号公報 特開2008−150058号公報 特開2008−222238号公報 特開2007−126186号公報 特開2006−298449号公報 特開2008−125965号公報 特開2005−193944号公報 特開2012−111498号公報 特開2006−141799号公報 特許第4482940号公報
上記各従来技術のものでは、各種のロック機構を備えることにより、その操作ボタンなどを操作して蓋体の開閉をロックすることができる。
しかしながら、それらのロック機構では、必ず使用者が自分でロック操作をしなければならず、使用状態によってはロックをすることを忘れて、バックに入れてしまい、開閉ボタンが押されて内容物が漏れてしまうこともあった。また、毎回、蓋体を閉めた後に操作ボタンなどを操作してロックを行う必要があるため、そのロックをする作業が面倒でもあった。
解決しようとする問題点は、蓋体を閉める操作に伴って該蓋体をロックすることができるようにする点である。
請求項1の飲料用容器の栓体は、飲料用容器本体に取り付けられる栓本体を備えた飲料用容器の栓体において、前記栓本体にヒンジ部を介して蓋体が連結されており、前記蓋体は、該蓋体に設けた蓋側係合片が前記栓本体に取り付けられたロックボタンのボタン係合部と係合し、蓋パッキンが前記栓本体に当接して閉状態を作り出し、前記ロックボタンの作動を妨げることのできるロック位置に移動する方向に付勢された可動ロック部材と、否ロック位置で前記可動ロック部材係合する制御部品とを備え、前記制御部品と前記可動ロック部材の係合により、前記可動ロック部材は前記否ロック位置に保持され、前記蓋体を閉める動作に伴って、前記蓋側係合片が前記ボタン係合部に係合し、前記蓋パッキンが前記栓本体に当接した後、さらに前記蓋体を押し込むことにより、前記蓋側係合片が前記制御部品を押して前記制御部品と前記可動ロック部材との係合が解除され、前記否ロック位置にあった前記可動ロック部材が付勢により前記ロック位置に移動し、前記蓋体から手を離せば、前記蓋パッキンの弾性復元力により前記蓋側係合片と前記ボタン係合部とが係合し、前記蓋体が閉状態となった時、前記可動ロック部材が前記ロックボタンの作動を妨げるように構成したことを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の栓体は、請求項1において、前記制御部品が回動可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項3の飲料用容器の栓体は、請求項1又は2において、前記制御部品が前記可動ロック部材の作動を妨げる方向に付勢されていることを特徴とする。
請求項4の飲料用容器の栓体は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記ロックボタンと前記制御部品が同軸上に配置されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、蓋体を閉じる際、蓋パッキンが栓本体に当接した後、さらに蓋体を押し込むことにより、蓋体が制御部品に当接して制御部品と可動ロック部材との係合が解除される。そして、可動ロック部材はロック方向に付勢されているため、ロックボタンの作動を妨げることのできる位置まで移動し、蓋体がロック状態となる。このように蓋体を蓋パッキンに当接した後に押し込むことは自然な動作であり、使用者は蓋体を押し込むという一動作のみで蓋体を止水状態にすることと、蓋体とロックボタンの係合を解除できないようにするということを同時に実現できる。
請求項2の発明によれば、制御部品が回動可能に設けられているため、省スペースで取り付けることができる上、蓋体が閉まった状態でも、可動ロック部材を動かすことにより、蓋体のロックとロック解除とを行うことできる。
請求項3の発明によれば、前記可動ロック部材の作動を妨げる方向に付勢されているため、移動中等に誤ってロック状態が解除されることがなくなる上、制御部品をより確実に作動させることができる。
請求項4の発明によれば、ロックボタン回りのスペースを有効活用でき、ロックボタンと制御部品を簡便に取り付けることができる。
本発明の実施例1を示す栓体の断面図である。 同上、ロック機構の拡大断面図であり、ボタン係合部に蓋側係合片を係合し更に押し込んだ状態を示す。 同上、ロック機構の拡大断面図であり、ロックが解除された状態を示す。 同上、栓体の分解斜視図である。 同上、栓体の斜視図である。 同上、栓体の斜視図であり、可動ロック部材が下方位置にある状態を示す。 同上、栓体の断面図(図1と逆側の断面図)である。 同上、栓体の断面図(図1と同側の断面図)である。 同上、ロックボタンと制御部品の斜視図である。 同上、栓体の要部の断面図である。 同上、ロックボタンと制御部品の背面図である。 同上、ロックボタンと制御部品を仮組みした状態の背面図である。 同上、栓本体の装着部の正面図であり、可動ロック部材が下方位置にある状態を示す。 同上、可動ロック部材を取り付けた状態の装着部の底面図である。 同上、一部を断面にしたロック機構周りの斜視図である。 同上、可動ロック部材を図示省略して一部を断面にした取付部材の取付状態を示す斜視図である。 同上、取付部材の斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明を金属製二重断熱構造の飲料用容器の栓体に適用した実施例1を図1〜図16に基づいて説明する。飲料用容器1は、手で持てる大きさの金属製の容器本体2と、該容器本体2の上部開口部である開口端部2Aに被着される合成樹脂製の栓体3とを備える。前記容器本体2は、内筒4と外筒5の開口端部2Aの縁を一体に接合し、内筒4と外筒5との間の空間を真空の断熱層6となした断熱二重構造で、外筒5の上部外周には、栓体3を螺着するための雄螺子部7が形成されている。
前記栓体3は栓本体10を備え、この栓本体10は、外筒5の上部外周を囲繞する筒状部8を有し、この筒状部8の内周に雌螺子部9が形成され、この雌螺子部9を外筒5の雄螺子部7に螺着して容器本体2の開口端部2Aに装着される。前記栓本体10の一側に設けた取付部11には、蓋体12が蓋ヒンジ部13を介して回動自在に結合され、この蓋ヒンジ部13に巻き掛けられたゴム輪等の弾性体14により、蓋体12が開方向に付勢されており、環状の弾性体14は、一端を栓本体10の取付部11の取付受け部15に係止すると共に、他端を蓋体12の取付受け部16に係止している。
そして、前記弾性体14は、蓋体12を閉状態から180度程度回動した位置で蓋体12を保持する力を有している。
また、一側の蓋ヒンジ部13に対して、容器本体2の口部中心を軸芯(図示せず)としたとき180度の位置に、すなわち蓋ヒンジ部13と径方向に対向する位置である他側には、蓋体12の先端を係止して蓋閉状態に保持するロック機構Rが設けられている。尚、前記蓋ヒンジ部13はヒンジ軸により構成されている。
栓本体10は、前記筒状部8の上面に、容器本体2の開口端部2Aを覆う天板17を設けた逆有底筒状に形成されており、筒状部8の一側部には、ロック機構Rの構成部材であるシーソ式のロックボタン18と、このロックボタン18と同軸に設けられるシーソ式の制御部品19と、これらロックボタン18と制御部品19の下方で上下昇降可能な可動ロック部材20とが設けられている。また、天板17の他側寄りには飲み口21が上向きに突設されている。
そして、後述するように、前記蓋体12には蓋側係合片81が設けられ、この蓋側係合片81に係合する上係合爪部71が前記制御部品19の上部に設けられ、この制御部品19の下部に下係合爪部66を設け、この下係合爪部66に係合する上係合爪部58が前記可動ロック部材20の上部に設けられている。また、制御部品19は、上部に上係合爪部71が設けられ、下部に下係合爪部66を設けられて、側面視で略弓型をなす。
前記飲み口21は、前記天板17から飲用者が口に含むのに適した太さで蓋体12に覆われる高さの略円柱状に突設されており、その内部を飲料の注出口21Aとしている。図10に示すように、飲み口21の上端面21Bは、飲み口21の中心軸と直交する線Lよりも蓋ヒンジ部13側が角度θ分だけ低くなるように傾斜していて、蓋体12の天板17と略同じ角度で、ロック機構R側が高く蓋ヒンジ部13側が低く形成されている。そして、飲み口21の上部は、閉蓋時に蓋体12に装着した蓋パッキン22で封止できるようになっている。
また、図1及び図4に示すように、栓本体10の筒状部8の内側に、容器本体2の開口端部2Aと栓体3の間を水密に止水する止水用パッキン23が設けらている。この止水用パッキン23は、エラストマー、ゴム或いは弾性合成樹脂によって形成され、栓本体10の内面に設けられたパッキン23の取付用の凹部24に着脱可能に取り付けられ、このパッキン23の取り付け用の凹部24は、平面が栓本体10と同心円状な円環状に設けられるものであり、雌螺子部9と天板17との上下方向の間で筒状部8に沿っており、下方向を開口している。そして、前記凹部24を形成するための内側に設けられる内壁25は、ほぼ凹部24の横幅程度の距離まで下方へ延出して栓本体10に形成されている。
前記止水用パッキン23は、容器本体2の開口端部2Aと前記凹部24との間に介在するパッキン本体である止水突起部23Aと、止水突起部23Aから下方へ延出する下方延出壁23Bと、下方延出壁23Bの下端から内向きに延出する内向き延出面23Cとからなる。止水突起部23Aは開口端部2Aと、栓本体10の凹部24にそれぞれ下面及び上面で接して止水するもので、その平面は円環状で、縦断面はほぼ矩形であって、その外周面の上下方向の中央には溝23Dが内向きに全周にわたって設けられ、止水突起部23Aが外側が開口した断面略コ字状に形成されている。下方延出壁23Bは前記内壁25の外面に沿って配置され、内向き延出面23Cは内壁25の下端に沿い、内向き延出面23Cの下面が、前記パッキン23を凹部24へ取り付ける場合の押ししろ部に形成され、前記内向き延出面23Cが、前記パッキン23を取り外す場合のつかみ代に形成されている。
図10などに示すように、前記蓋体12の上面12Jには、前記飲み口21に対応して、蓋パッキン装着用の筒部26が形成され、この筒部26は、蓋体12の下面から下方に突設され、前記飲み口21より小径で該飲み口21とほぼ同心円上に配置されている。前記筒部26には、蓋体12の内外面を貫通する貫通孔27が形成され、該筒部26の厚さは下方に向かってテーパー状に薄くなるように形成されている。また、前記貫通孔27の上部には径大部27Aが設けられている。
前記蓋パッキン22は、エラストマー、ゴム或いは弾性合成樹脂によって形成され、前記貫通孔27に下側から着脱可能に嵌入して取り付ける略円柱状の取付部28と、この取付部28の下端に設けた湾曲板状のシール体29と、前記筒部26の外周に外嵌するテーパ状の内筒部30とを一体に備え、この内筒部30の外周とシール体29の内面との間には、シール体29の弾性変形を許容する空隙部31が設けられている。また、前記取付部28の先端には、前記径大部27Aに係止する径大部28Aが設けられている。さらに、前記シール体29の外面(下面)は下側に凹な湾曲面状をなし、そのシール体29の内面(上面)周囲には前記蓋体内面に当接する平坦面32が形成されている。尚、シール体29は上端面21Bより大径である。
そして、蓋パッキン22を蓋体12に取り付けるには、蓋体12の上面12Jの内面側から取付部28を貫通孔27に圧入すると、径大部28Aが径大部27Aに係止し、蓋体12の内面に平坦面32が当接し、蓋体12の内面とシール体29の内面との間に空隙部31が形成される。
したがって、図1などに示すように、蓋体12を閉めると、飲み口21の上端面21Bがシール体29に圧接してシール体29が弾性変形し、ロックボタン18が蓋体12に係止した状態で、シール体29の内面と蓋体12の内面に空隙部31ができる。
前記ロック機構Rのロックボタン18は、合成樹脂製からなる表面部たるボタン本体33を備え、このボタン本体33の左右縁部33F,33Fは上下方向に形成され、その上縁部33Uは上に凸な湾曲状に形成され、その下縁部33Sは下に凸な湾曲状に形成されている。また、ボタン本体33の上部裏面に、前記蓋体12の蓋側係合片81に係合して該蓋体12を閉状態に保持するボタン係合部34が内向きに突設され、このボタン係合部34より下方でボタン本体33の上部裏面の左右に腕部35,35が内向きに突設され、これら左右の腕部35,35に横方向の軸孔35A,35Aを穿設し、これら軸孔35A,35Aに回転中心となる軸部36が挿通される。尚、ボタン係合部34は、ロックボタン側上係合部であって、蓋体側下係合部たる蓋側係合片81に係止する。
また、前記左右の腕部35,35の対向する内面には、前記制御部品19の回転中心筒部61の両端が係合する略円筒状の凹部37,37を形成し、この凹部37は裏面側が開口している。また、ボタン本体33の裏面には、円柱状の取付部39が内向きに突設され、この取付部39は前記腕部35より下方で左右方向略中央に設けられており、その取付部39に付勢手段たるスプリング40の基端側が取り付けられ、ロックボタン18を栓本体10に取り付けた状態で、前記スプリング40の先端が前記筒状部8の外面に当接し、圧縮されたスプリング40の弾性復元力により、ボタン係合部34が常時蓋体12をロックする方向に付勢されている。尚、図1では、前記ロックする方向は右方向である。
前記ボタン本体33の表面には、前記軸孔35Aより下方に押圧操作部41が設けられ、この押圧操作部41は、下方に向かって前側に傾斜する傾斜面により構成されると共に、下縁部33Sと同様に正面視で湾曲状に形成されている。
前記栓本体10の筒状部8の反蓋ヒンジ部側には、前記ロック機構Rの装着部42が設けられている。この装着部42は左右の壁部43,43を有し、左右の壁部43,43の間において、前記筒状部8の外面は平坦面42Mに形成され、それら左右の壁部43,43の下側には、前記可動ロック部材20が取付部材44により取り付けられる。
前記取付部材44は、前記ボタン本体33の下縁部33Sの形状に倣った横方向の前枠部45と、この前枠部45の左右端から垂設された縦方向の案内枠部46,46とを一体に有し、取付部材44は下部が開口した略コ字形をなし、前記案内枠部46,46が可動ロック部材20を上下に案内する案内部である。また、前記装着部42は、前記左右の壁部43,43の下部内側を、左右方向の下壁部47により連結し、この下壁部47の前側には、図14に示すように、左右の壁部43,43間において内側に凹んだ凹部48が形成されており、この凹部48の左右には、左右の案内凹部49,49がそれぞれ縦設され、これら左右の案内凹部49,49は内側に凹んでいる。
前記可動ロック部材20の左右側面は、前記案内枠部46,46に係合して摺動する案内受け部たる案内溝部51,51が設けられ、その可動ロック部材20の裏面左右には、前記左右の案内凹部49,49に係入する係入部52,52が形成されている。そして、前記案内枠部46,46に前記案内溝部51,51を係合して取付部材44に可動ロック部材20を装着し、図14、図15に示すように、上方から、その取付部材44の案内枠部46,46を、前記左右の壁部43,43の内面に沿うようにして挿入し、取付部材固定リブ91が前記筒状部8に設けられた栓体側固定リブ90を乗り越え上下方向固定で取り付けることにより、係入部52が、あり溝状の抜け止め状態となって、装着部42に取り付けられ、これにより可動ロック部材20が案内枠部46に沿って上下動可能に装着される。具体的には、図14〜図17に示すように、前記左右の壁部43,43の内面には、前記案内枠部46,46を案内する案内突条92,92が縦設されると共に、これら案内突条92,92の上部後方に前記栓体側固定リブ90,90が突出形成されている。また、前記案内突条92は平断面が略等脚台形状をなし、その案内突条92が係入する外案内溝部93を、前記案内枠部46の枠後部46Kの左右側面にそれぞれ設けており、この枠後部46Kの上端に、前記取付部材固定リブ91が後向きに突設されている。また、前記枠後部46Kの下部は案内枠部46より短く、図16に示すように、その枠後部46Kの下端46Sが前記下壁部47の上面に当接した位置で、前記案内枠部46の下端面と前記下壁部47の下面が略面一になると共に、前記栓体側固定リブ90の下部に前記取付部材固定リブ91が係止し、取付部材44が上下に抜け止め状態で装着部42に装着される。そして、取付部材固定リブ91は断面略三角形状をなし、その三角形の斜面が下向きに設けられており、前記栓体側固定リブ90を乗り越える際、取付部材固定リブ91が弾性変形して栓体側固定リブ90の下部に係止する。
また、可動ロック部材20が前記前枠部45に当接した位置がロックボタン18のロック位置(上限位置)であり、この位置で可動ロック部材20の外面上部のロック部53が、前記ボタン本体33の内面下部のロック受け部54の内面側に位置し、ロックボタン18の下部を後側に押すと、ロック受け部54がロック部53に当接し、これによりロックボタン18によるロック解除動作が防止される。
また、可動ロック部材20の裏面には、受け座55が突設され、この受け座55の下面に円柱状の取付部56が下向きに突設され、この取付部56に付勢手段たるスプリング57の基端側が取り付けられ、可動ロック部材20を栓本体10に取り付けた状態で、前記スプリング57の先端が前記下壁部47の上面に当接し、そのスプリング57の弾性復元力により可動ロック部材20がロックボタン18に係合する方向(上方)に付勢している。
そして、可動ロック部材20のロック部53の裏面側には、前記制御部品19に係合するロック部材側係合部たる上係合爪部58,58が裏面側に斜めに突設され、この例では、間隔を置いて左右に、略鉤形の上係合爪部58,58が設けられている。この上係合爪部58は、先端側に上面係合部58Uと下面係合部58Sとを有する。
また、前記可動ロック部材20の表面下部には、押圧操作部59が設けられ、この押圧操作部59は、下方に向かって前側に傾斜する傾斜面により構成され、正面視で湾曲状に形成されている。そして、前記ボタン本体33の表面は、押圧操作部41を除いて、前記壁部43の前面43M及び前枠部45の前面と略面一であり、前記可動ロック部材20の表面は、押圧操作部59を除いて、前記壁部43の前面43M及び前枠部45の前面と略面一である。
前記制御部品19は、回転中心となる水平方向の回転中心筒部61を有し、この回転中心筒部61内の軸孔61Hが前記軸孔35A,35Aに連通した状態で、前記腕部35,35間に配置され、それら腕部35,35A,35内に前記軸部36が遊挿される。また、前記軸部36が前記左右の壁部43,43に設けた装着孔43A,43Aに装着され、前記軸部36を中心に前記制御部品19及びロックボタン18が回動自在に設けられる。
また、前記制御部品19の回転中心筒部61に、左右の縦部材63,63の上部を連結し、これら左右の縦部材63,63の下部を横部材64により連結し、それら枠状をなす回転中心筒部61,縦部材63,63及び横部材64の間に、前後に貫通する貫通部65が形成され、この貫通部65に、前記ロックボタン18の取付部39及びスプリング40が挿通状態で収納される。また、前記横部材64には前記上係合爪部58,58に係止する制御部品側下係合部たる下係合爪部66が設けられ、この下係合爪部66は、略鉤状をなし、その先端側に、前記可動ロック部材20の上係合爪部58の上面係合部58Uと下面係合部58Sに係合する下面係合部66Sと上面係合部66Uを有する。
さらに、前記回転中心筒部61の左右に長径大部67L,短径大部67Sを設け、さらに前記制御部品19を回転方向に回転止めする回転止め面67Tを設ける。これら長径大部67L,短径大部67Sに前記左右の縦部材63,63の上部が連結され、それら長径大部67Lと短径大部67Sの間に隙間68が設けられている。尚、長径大部67Lと短径大部67Sは略同一径であり、長径大部67Lは短径大部67Sより長い。また、短径大部67Sから回転中心筒部61の一端部61Aが外側に突設され、この一端部61Aが一方の前記腕部35の凹部37に係入する。さらに、前記長径大部67Lの外端部には、回転付勢手段たるコイルバネ69を装着するバネ用凹部70が設けられ、この凹部70から回転中心筒部61の他端部61Bが外側に突設され、この他端部61Bが前記一方の前記腕部35の凹部37に係入する。また、その他端部61Bにコイルバネ69を外装し、コイルバネ69の一端69Aを凹部70に係止し、制御部品19を栓本体10に取り付けた状態で、コイルバネ69の他端69Bを筒状部8の外面に係止し、コイルバネ69の弾性復元力により、制御部品19の下側が外側に回動するように該制御部品19が回動付勢される。尚、長径大部67Lが一方の径大部であり、短径大部67Sが他方の径大部である。尚、制御部品19は回転止め面67Tが筒状部8の外面である平坦面42Mに接触し回転範囲が規制される。具体的には、制御部品19は、図3の位置から反時計回り方向に回転すると、回転止め面67Tが平坦面42Mに接触して回り止めされ、該制御部品19がボタン本体33の裏面側に当たることがない。
さらに、前記制御部品19の短径大部67Sには、斜め上で表側向きに傾斜した上係合爪部71が設けられている。この上係合爪部71の先端は前記ボタン係合部34より下方に位置する。また、前記上係合爪部71は、制御部品側上係合部であって、前記蓋体12の蓋側係合片81が当接する。具体的には、使用者により蓋体12を閉める動作に伴って、蓋側係合片81の下円弧面81Aが上係合爪部71の上円弧面71Aを押し、下係合爪部66が裏面側に後退するように制御部品19を回動させ、これにより下係合爪部66と可動ロック部材20の上係合爪部58との係合が解除される。
尚、この例では、短径大部67Sのみに上係合爪部71を設けたが、長径大部67Lにも設けたり、長径大部67Lのみに設けてもよい。
また、前記ボタン本体33の裏面には、前記制御部品19の隙間68に係入する係入片73が裏面側に略水平に突設されている。この係入片73は、制御部品19の左右位置を決める位置決め突起部であって、左右の腕部35,35の間で上側に位置する。
したがって、図12に示すように、ロックボタン18の左右の腕部35,35の凹部37,37間に、制御部品19の回転中心筒部61を挿入配置すると、前記係入片73が上係合爪部58と短径大部67Sとの間に挟まれ、さらに、貫通部65にスプリング57が遊挿され、縦向きで、回転中心筒部61の両端部61A,61Bが凹部37,37に係入し、係入片73が上係合爪部58と短径大部67Sとの間に挟まれて制御部品19が左右に位置決めされ、これにより、ロックボタン18に制御部品19を仮組みすることができる。
上述したように、装着部42の下部に可動ロック部材20を組み付けた後、前記仮組みしたロックボタン18と制御部品19を、装着部42の壁部43,43間に挿入配置し、その壁部43の装着孔43Aに腕部35の軸孔35Aを合わせ、装着孔43A,軸孔35A,61H,35A,装着孔43Aに軸部36を挿入し、これにより装着部42にロックボタン18と制御部品19が装着され、これらロックボタン18と制御部品19は水平方向の前記軸部36を中心に回動自在に設けられる。
また、図2及び図3などに示すように、蓋体12の回動端、すなわち蓋ヒンジ部13の反対側には、前記ボタン係合部34が係止可能な前記蓋側係合片81が左右横向き方向の段部によって形成され、前記係合片81の上部には、前記ロックボタン18の前記上縁部33Uに略倣った形状をなす覆い部82が蓋体12に設けられている。また、ボタン係合部34の先端上部には上傾斜面34Aが設けられ、この上傾斜面34Aに対応して、前記蓋側係合片81に下円弧面81Aが形成され、これにより蓋側係合片81は先端側に向って細くなるように形成されている。
そして、コイルバネ69の付勢により制御部品19は下側が表側(外側)に向うように付勢され、制御部品19は回転止め面67Tにより回転を規制されており、ロックボタン18の作動による影響を受け難い上、蓋が閉まっている場合は特にこの制御部品19がロックボタン18から力を受けることはない。一方、ロックボタン18はスプリング40により回転付勢され、これにより蓋側係合片81の上面部81Jにボタン係合部34の下面34Kが係止する。このようにロックボタン18と制御部品19とは相互に干渉せずに独立して回転付勢されている。
また、前記蓋側係合片81の上面部81Jと覆い部82の下面との間隔Kは、前記ボタン係合部34の上下方向の厚さTより大きく、図3に示すように、蓋側係合片81にボタン係合部34が係止した状態で、ボタン係合部34と覆い部82の間には、押し付け代となる隙間Sが形成され、この状態で蓋パッキン22のシール体29は飲み口21により弾性変形して該飲み口21に密着しているが、飲み口21の上端面21Bが当たった位置のシール体29と蓋体12の内面との間には、押し付け代となる隙間があるか、ここからシール体29が弾性変形して後述する隙間の分だけ蓋体12を押し込むことができるようになっている。また、図5及び図6は蓋側係合片81にボタン係合部34が係止した状態の斜視図であり、前記隙間Sと共に、前記蓋体12の下縁部12Fと、この下縁部12Fに対応した栓本体10の縁受け部83との間に、蓋体12の押し付け代となる隙間S´がある。尚、蓋体12を押すと、その下縁部12Fが縁受け部83に当たる。
前記蓋側係合片81の下円弧面81Aは、蓋体12を閉める動作に伴って、前記制御部品19の上係合爪部71に当接する当接部である。そして、可動ロック部材20の上係合爪部58の上に、制御部品19の下係合爪部66が係合した状態で、蓋体12を閉めると、下円弧面81Aが上係合爪部71を下方に押し、制御部品19が回動して、制御部品19の下係合爪部66と可動ロック部材20の上係合爪部58との係合が解除され、即ち、制御部品19の下係合爪部66が裏面側(後側)に移動し、スプリング57の付勢により、可動ロック部材20が上昇し、ロックボタン18のロック受け部54の裏面に可動ロック部材20のロック部53が位置し、ロックボタン18の操作が規制される。さらに、蓋体12を閉め終えて手を離すと、弾性体14と弾性変形したシール体29の弾性復元力により、蓋体12が開く方向の力を受け、ロックボタン18のボタン係合部34に蓋側係合片81が係止する。
次に前記構成についてその作用を説明する。まず、ロック機構Rの組み立てにおいて、上述したように取付部材44により可動ロック部材20を装着部42の下部に取り付ける。この後、仮組みしたロックボタン18と制御部品19とを、装着部42の壁部43,43間に挿入配置し、その壁部43の装着孔43Aに腕部35の軸孔35Aを合わせ、装着孔43A,軸孔35A,61H,35A,装着孔43Aに軸部36を挿入し、これによりロックボタン18と制御部品19を装着部42に装着する。このようにロックボタン18と制御部品19といった複数の部材を共通する軸部36を用いて簡便に栓本体10に取り付けることができる。
そして、飲料を収容するときは、まず、予め開いている容器本体2の開口より飲料を容器本体2に収容し、次に、開口端部2Aに栓体3を取り付ける。
この後、蓋ヒンジ部13を回動中心として蓋体12を閉じるように回動すると、ボタン係合部34の先端の上傾斜面34Aが、蓋側係合片81の下円弧面81Aの先端側によって押され、コイルスプリング40に抗してボタン係合部34が外側に移動するようにロックボタン18が傾動し、さらに、蓋体12を閉じるように蓋体12を押圧すると、ボタン係合部34が蓋側係合片81を押して該蓋側係合片81が後方に移動し、ボタン係合部34が蓋側係合片81を乗り越え、蓋側係合片81の上面部81Jがボタン係合部34の下面34Kに係止し、蓋体12が栓本体10に対して固定可能となる。
この際、飲み口21により蓋パッキン22が押され、シール体29が弾性変形するが、蓋側係合片81の上面部81Jがボタン係合部34の下面34Kに係止するロック位置(上部位置)で、ボタン係合部34と覆い部82の間には、押し付け代となる隙間Sがあり、飲み口21の上端面21Bが当たった位置のシール体29と蓋体12の内面との間には、押し付け代となる隙間である空隙部31があり、前記蓋体12の下縁部12Fと、この下縁部12Fに対応した栓本体10の縁受け部83との間に、押し付け代となる隙間S´があるため、蓋体12を押して閉める動作により、該蓋体12の蓋側係合片81が制御部品19の上係合爪部71を押し、制御部品19が角度回動し、下係合爪部66が裏面側に移動し、図3に示すように、下係合爪部66の下側に上係合爪部58が当接して、否ロック位置(下部位置)にあった可動ロック部材20が、コイルスプリング57の付勢により上昇し、図2に示すように、可動ロック部材20のロック部53がロックボタン18のロック受け部54の裏面側に入り込み、ロックボタン18の下部を押しても、ロック部53にロック受け部54が当たるため、蓋側係合片81とボタン係合部34との係合を解除することができなくなり、蓋体12のロック状態が得られる。この位置で、可動ロック部材20は前枠部45に当たっている。
そして、蓋体12を閉める動作が完了し、蓋体12から手を離せば、蓋パッキン22の弾性復元力と弾性体14の力により、蓋側係合片81とボタン係合部34とが係合したロック状態が保持される。尚、蓋体12を閉める動作で、可動ロック部材20が上昇しなかった場合は、蓋体12を上から押してやれば、該蓋体12の蓋側係合片81が制御部品19の上係合爪部71を押し、ロック状態とすることができる。また、図5の可動ロック部材20のロック位置と図6の可動ロック部材20の否ロック位置(下部位置)で明らかなように、可動ロック部材20を見ればロック状態が簡単に確認できる。
また、蓋体12を開いた状態では、図3に示すように、可動ロック部材20の上係合爪部58の上に、制御部品19の下係合爪部66が位置するため、可動ロック部材20は否ロック位置に保持される。
さらに、図1,図7及び図8に示すように、蓋側係合片81にボタン係合部34が係止して蓋体12が閉じ、可動ロック部材20がロック位置の状態では、下係合爪部66の下面係合部66Sの先端側と上係合爪部58の上面係合部58Uの先端側とが噛み合うように係合しており、使用者が可動ロック部材20を押し下げる際、コイルバネ69の付勢に抗して下係合爪部66が裏面側に移動するため、クリック感が得られる。また、このクリック感は抵抗でもあると共に、可動ロック部材20はスプリング57により常時上方に付勢されているため、可動ロック部材20が単に外部に接触しても、該可動ロック部材20が否ロック位置に移動することはない。このように、噛み合うように係合した下係合爪部66の下面係合部66Sと上係合爪部58などにより、可動ロック部材20の誤動作を防止する誤動作防止機構を構成し、この誤動作防止機構により、ロック位置の可動ロック部材20が不用意に否ロック位置に移動することを防止している。
また、仮に、蓋体12を開いた状態で、可動ロック部材20がロック位置になっても、ロックボタン18の下部を後側におしても動かないため、蓋体12を閉めることはできず、使用者は可動ロック部材20を下に押し下げてから、蓋体12を閉めることになる。
以上のように、本実施例では、蓋体12を閉じる際、飲み口21が蓋パッキン22が当接した後、さらに押し込むことにより、蓋体12の蓋側係合片81が制御部品19に当接して、制御部品19と可動ロック部材20との係合が解除される。可動ロック部材20はロックバネであるスプリング57により上方向に付勢されているため、ロック受け部54の位置まで移動し、ロックボタン18の裏側に入り込む。これによりロックボタン18を蓋体12の係合を解除するまで押し込むことが不可能になるため、栓体ユニットはロック状態となる。また、一般的に、蓋体12を蓋パッキン22に当接した後に押し込むことは自然な動作であり、使用者が蓋体12を押し込むという一動作のみで蓋体12を止水状態にすることと、ロックボタン18との係合を解除できないようにするということを同時に実現できる。
このためロックのし忘れが無くなり、利便性が向上する。また、通常の止水位置よりも押し込めるようにしているため、止水位置より蓋パッキン22の当接が弱くなることもない。なお、本実施例では右側面図のみで蓋体12の蓋側係合片81と制御部品19の上係合爪部71が当接するが、これは左側面図で当接するようにしても良い。
また、図3などに示すように、ボタン係合部34が蓋側係合片81に係止した蓋体12の閉状態では弾性体14により開く方向に蓋体12が付勢されているため、蓋体12の蓋側係合片81と制御部品19のボタン係合部34とは接触しておらず、ここにも僅かな隙間が有る。このように常時持ち運ぶ状態で僅かな隙間があることにより、蓋体12が閉状態を保つことに制御部品19はなんら悪影響を与えることが無い。
さらに、制御部品19が回動可能に設けられているため、省スペースで有る上、蓋体12が閉まった状態でも可動ロック部材20の係合状態、解除状態への切り替えを可動ロック部材20を略上下方向などに動かすことにより可能となる。
しかも、制御部品19が制御部品付勢バネたるコイルバネ69により常に閉方向に付勢されているため、移動中等に誤ってロック状態が解除されることがなくなる。この付勢の力は可動ロック部材20と制御部品19が係合している地点について、ロックバネであるコイルスプリング57よりも強くなっており、可動ロック部材20が勝手に閉まってしまわないように調整されている。
さらに、ロックボタン18と制御部品19とを同軸にすることにより、ロックボタン18回りのスペースを有効活用できる。この際、制御部品19の片側を制御付勢バネのような片持ちトーションバネを用いることによりさらなるスペースの有効活用が可能である。
そして、本実施例では、蓋体12のボタン係合部34は、栓本体10に取り付けられたロックボタン18の上係合爪部71と係合し、蓋パッキン22が栓本体10に当接して閉状態を作り出し、ロックボタン18の作動を妨げることのできる位置に移動する方向に付勢手段たるコイルスプリング57により付勢された可動ロック部材20と、この可動ロック部材20と同軸上で回動自在に設けられた制御部品19とを備え、蓋パッキン22を栓本体10の飲み口21へ当接させる方向の力、即ち使用者が蓋体12を閉める力により、蓋体12のボタン係合部34が制御部品19の上係合爪部71に当接して、蓋体12が制御部品19を作動することによって、可動ロック部材20をロック方向に作動させ、蓋体12が閉状態となった時、下面係合部66Sが上面係合部58Uに当接して、可動ロック部材20がロックボタン18の作動を妨げ、蓋側係合片81の上面部81Jにボタン係合部34の下面34Kが係止した状態では、下係合爪部66の下面係合部66Sの先端側と上係合爪部58の上面係合部58Uの先端側とが噛み合うように係合するから、蓋体12を閉める操作に伴って該蓋体12をロック可能とする栓体を提供することができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、飲料用容器本体2に取り付けられる栓本体10を備えた飲料用容器の栓体において、栓本体10にヒンジ部たる蓋ヒンジ部13を介して蓋体12が連結されており、蓋体12は、該蓋体12に設けた蓋側係合片81が栓本体10に取り付けられたロックボタン18のボタン係合部34と係合し、蓋パッキン22が栓本体10に当接して閉状態を作り出し、ロックボタン18の作動を妨げることのできるロック位置に移動する方向に付勢された可動ロック部材20と、否ロック位置で可動ロック部材20係合する制御部品19とを備え、制御部品19と可動ロック部材20の係合により、可動ロック部材20は否ロック位置に保持され、蓋体12を閉める動作に伴って、蓋側係合片81がボタン係合部34に係合し、蓋パッキン22が栓本体10に当接した後、さらに蓋体12を押し込むことにより、蓋側係合片81が制御部品19を押して制御部品19と可動ロック部材20との係合が解除され、前記否ロック位置にあった可動ロック部材20が付勢により前記ロック位置に移動し、蓋体12から手を離せば、蓋パッキン22の弾性復元力により蓋側係合片81とボタン係合部34とが係合し、蓋体12が閉状態となった時、可動ロック部材20がロックボタン18の作動を妨げるように構成したから、蓋体12を閉じる際、蓋パッキン22が栓本体10に当接した後、さらに押し込むことにより、蓋体12が制御部品19に当接して制御部品19と可動ロック部材20との係合が解除される。そして、可動ロック部材20はロック方向に付勢されているため、ロックボタン18の作動を妨げることのできる位置まで移動し、蓋体12がロック状態となる。このように蓋体12を蓋パッキン22に当接した後に押し込むことは自然な動作であり、使用者が蓋体12を押し込むという一動作のみで蓋体12を止水状態にすることと、ロックボタン18との係合を解除できないようにするということを同時に実現することができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、制御部品19が回動可能に取り付けられているから、部品を省スペースで取り付けることができる上、蓋体12が閉まった状態も、可動ロック部材20を動かすことにより、ロックとロック解除とを行うことが可能となる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、制御部品19が可動ロック部材20の作動を妨げる方向に付勢され、移動中等に誤ってロック状態が解除されることがなくなる上、制御部品をより確実に作動させることができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、ロックボタン18と制御部品19が同軸上に配置されているから、ロックボタン18の周りのスペースを有効活用でき、ロックボタン18と制御部品19を簡便に取り付けることができる。
また、以下、実施例上の効果として、前記左右の腕部35,35の対向する内面には、前記制御部品19が係合する略円筒状の凹部37,37を形成し、長径大部67Lと短径大部67Sの間に隙間68が設けられているから、回転中心筒部61を有する制御部品19をロックボタン18の裏面側に容易に仮組みすることができ、これにより制御部品19とロックボタン18の両者を容易に栓本体10に取り付けることができる。また、制御部品19とロックボタン18とを重ね合わせて配置することにより、コンパクトに組み立てることができる。
さらに、可動ロック部材20を別体の取付部材44を用いて装着部42に取り付けたから、栓本体10に可動ロック部材20を簡便に取り付けることができる。また、装着部42の壁部43の内面に栓体側固定リブ90を設けると共に、取付部材44の枠後部46Kに取付部材固定リブ91を設け、取付部材44の案内枠部46,46を、左右の壁部43,43の内面に沿うように上方から挿入することにより、前記栓体側固定リブ90の下部に前記取付部材固定リブ91が係止し、これにより接着や他の取付手段を用いることなしに、取付部材44を装着部42に取付固定することができる。
また、押し付け代となる隙間S,S´が形成され、飲み口21の上端面21Bが当たった位置のシール体29と蓋体12の内面との間には、押し付け代となる隙間があるか、ここからシール体29が弾性変形して後述する隙間の分だけ蓋体12を押し込むことができるため、蓋体12を閉める動作に伴って可動ロック部材20を作動させることができる。
さらに、前記蓋体12には蓋側係合片81が設けられ、この蓋側係合片81に係合する上係合爪部71が前記制御部品19の上部に設けられ、この制御部品19の下部に下係合爪部66を設け、この下係合爪部66に係合する上係合爪部58が前記可動ロック部材20の上部に設けられ、蓋側係合片81,上係合爪部71及び下係合爪部66が一側方向(前側)を向き、蓋体12を閉める動作により蓋側係合片81が上係合爪部71を押し、ボタン係合部34及び上面係合部58Uは前記一側方向とは反対の他側方向(後側)に向き、可動ロック部材20が否ロック位置では下係合爪部66の下部が上面係合部58Uの上部に当たり、可動ロック部材20がロック位置では下係合爪部66と上面係合部58Uが噛み合った状態となるから、蓋体12の開閉により、制御部品19が可動ロック部材20の上方への移動の許容と、移動防止との制御を行うことができ、しかも、ロックボタン18に係止する蓋側係合片81により、制御部品19を操作を兼用するから、余分な部品が不要で、ロック機構Rをコンパクトにすることができる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、付勢手段としてコイルスプリングやコイルバネを例示したが、弾性復元力により付勢するものであれば、各種のものを用いることができる。また、ロックボタン,制御部品及び可動ロック部材は、実施例では、合成樹脂製のものを例示したが、各種材質のものを用いることができる。
2 飲料用容器本体
2 容器本体
2A 開口端部
3 栓体
10 栓本体
12 蓋体
13 蓋ヒンジ部(ヒンジ部)
R ロック機構
18 ロックボタン
19 制御部品
20 可動ロック部材
21 飲み口
22 蓋パッキン
34 ボタン係合部(ロックボタン側上係合部)
36 軸部
40 スプリング(付勢手段)
53 ロック部
54 ロック受け部
57 スプリング(付勢手段)
58 上係合爪部(ロック部材側係合部)
66 下係合爪部(制御部品側下係合部)
69 コイルバネ
71 上係合爪部(制御部品側上係合部)
81 蓋側係合片(蓋体側下係合部)
S 隙間
S1 隙間

Claims (4)

  1. 飲料用容器本体に取り付けられる栓本体を備えた飲料用容器の栓体において、
    前記栓本体にヒンジ部を介して蓋体が連結されており、
    前記蓋体は、前記栓本体に取り付けられたロックボタンと係合し、蓋パッキンが前記栓本体に当接して閉状態を作り出し、
    前記ロックボタンの作動を妨げることのできる位置に移動する方向に付勢された可動ロック部材と、この可動ロック部材と係合する制御部品とを備え、
    前記蓋パッキンを前記栓本体へ当接させる方向の力により、前記蓋体が前記制御部品を作動させることによって、前記可動ロック部材をロック方向に作動させ、前記蓋体が閉状態となった時、前記可動ロック部材が前記ロックボタンの作動を妨げるように構成したことを特徴とする飲料用容器の栓体。
  2. 前記制御部品が回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の飲料用容器の栓体。
  3. 前記制御部品が前記可動ロック部材の作動を妨げる方向に付勢されていることを特徴とする請求項1又は2記載の飲料用容器の栓体。
  4. 前記ロックボタンと前記制御部品が同軸上に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓体。
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