JP2014099626A - 固体撮像装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】有効画素領域内のウェル電位の安定化を図りながら、少なくとも画素特性の改善を図ることが可能な固体撮像装置を提供する。
【解決手段】半導体ウェル領域に形成された、光電変換部と画素トランジスタTr11〜Tr14,Tr〜Trから成る複数の画素と、画素間及び画素内の素子分離領域82,85とを備え、増幅トランジスタと選択トランジスタとが並ぶ行の、少なくとも選択トランジスタが垂直信号線と接続する側の拡散層に近接して並ぶ位置に、半導体ウェル領域に固定電圧を印加するためのウェルコンタクト部が設けられている固体撮像装置61を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置、及びこの固体撮像装置を備えたカメラ等に適用される電子機器に関する。
固体撮像装置として、CMOS固体撮像装置が知られている。CMOS固体撮像装置は、電源電圧が低く、低消費電力のため、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、さらにカメラ付き携帯電話などの各種携帯端末機器、等に使用されている。
CMOS固体撮像装置は、光電変換部であるフォトダイオードと複数の画素トランジスタからなる画素が複数、規則性をもって2次元配列された画素領域と、画素領域の周辺に配置された周辺回路部とを有して構成される。周辺回路部としては、列方向に信号を伝播する列回路(垂直駆動部)、列回路によって伝播された各列の信号を順次出力回路に伝送する水平回路(水平転送部)等を有している。複数の画素トランジスタとしては、例えば転送トランジスタ、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタの3トランジスタによる構成、あるいは選択トランジスタを追加した4トランジスタによる構成等が知られている。
一般的なCMOS固体撮像装置は、1つのフォトダイオードと複数の画素トランジスタとを組とした単位画素を複数配列して構成される。近年では画素サイズの微細化が進み、単位画素当りの画素トランジスタ数を減らしてフォトダイオード面積を広げるために、画素トランジスタを複数の画素で共有させた、いわゆる画素共有のCMOS固体撮像装置が開発されている(特許文献1、2参照)。
一方、CMOS固体撮像装置では、例えばn型半導体基板にp型半導体ウェル領域が形成され、画素領域に対応するp型半導体ウェル領域に複数の画素が形成される。そして、このp型半導体ウェル領域には、一定のウェル電位に固定するために、ウェルコンタクト部を介して、ウェル電位が与えられる(特許文献3〜5参照)。
特開2006−54276号公報 特開2009−135319号公報 特開2006−269546号公報 特開2006−73567号公報 特開2006−86232号公報
ところで、CMOS固体撮像装置においては、画素数が多くなり、画素領域の面積が大きくなるにしたがって、半導体ウェル領域のウェル電位の揺れが問題となっていた。ウェル電位の揺れは、電源線の電圧変動などによって画素領域のウェル電位が影響を受けることに起因し、これが為に画素特性が変動することが検証されている。
このウェル電位の揺れを防止するためには、画素領域内にウェルコンタクト部を配置することが有効となる。しかしこの際、ウェルコンタクト部の配置する位置や、コンタクト抵抗を低減するためのイオン注入を行う工程の増加が問題となっていた。ウェルコンタクト部を配置する位置によっては、画素の対称性が崩れ、画素ごとの感度差により、画素特性にも悪影響を与える。また、ウェルコンタクト部を配置する位置によっては、白点の発生などの画素特性の悪化も懸念される。例えば、ウェルコンタクト部の不純物濃度によってはフォトダイオードに悪影響を与える。また、フォトダイオードに近い領域にウェルコンタクト部を配置したときに、フォトダイオードに悪影響を与え、画素特性を悪化させる可能性が高い。
参考例として、図19〜図22に、4画素共有として、光電変換部となるフォトダイオードの形成領域にウェルコンタクト部を配置した固体撮像装置を示す。図19Aは画素領域の要部の概略平面図、図20は図19AのA−A線上の断面図、図21は図19AのB−B線上の断面図、図22は図19AのC−C線上の断面図を示す。本参考例の固体撮像装置1は、縦2画素、縦2画素の計4画素のフォトダイオードPD[PD1〜PD4]を1共有単位(いわゆる4画素共有)として、この1共有単位が2次元アレイ状に配列して画素領域2が構成される。1共有単位は、4つのフォトダイオードPD[PD1〜PD4]に対して1つのフローティングディフージョン部FDを共有する。また、画素トランジスタとしては、4つの転送トランジスタTr1[Tr11〜Tr14]と、共有する1つずつのリセットトランジスタTr2、増幅トランジスタTr3及び選択トランジスタTr4で構成される。
フローティングディフージョン部FDは、4つのフォトダイオードPD1〜PD4に囲まれた中央に配置される。転送トランジスタTr11〜Tr14は、それぞれ共通のフローティングディフージョン部FDと各対応するフォトダイオードPDとの間に配置された転送ゲート電極2[2〜2]を有する。
リセットトランジスタTr2、増幅トランジスタTr3、選択トランジスタTr4は、フォトダイオードPD、フローティングディフージョン部FD及び転送トランジスタTr1が形成されたフォトダイオード形成領域から離れたトランジスタ形成領域に形成される。リセットトランジスタTr2は、一対のソース/ドレイン領域3及び4とリセット電極5を有して形成される。増幅トランジスタTr3は、一対のソース/ドレイン領域6及び7と増幅ゲート電極8を有して形成される。選択トランジスタTr4は、一対のソース/ドレイン領域7及び9と選択ゲート電極10を有して形成される。
これらフォトダイオードPDと画素トランジスタ(Tr1〜Tr4)は、図18〜図20の断面図で示すように、例えばn型半導体基板12のp型半導体ウェル領域13に形成される。すなわち、n型半導体基板12にp型半導体ウェル領域13が形成され、画素領域に対応するp型半導体ウェル領域13にフォトダイオードPDと画素トランジスタTr1〜Tr4が形成される。フォトダイオードPDは、n型半導体領域35と表面の高不純物濃度のp型半導体領域36を有して構成される。各転送トランジスタTr11〜Tr14は、n型半導体領域による共通のフローティングディフージョン部FDと各フォトダイオードPD1〜PD4との間にゲート絶縁膜11を介して形成した転送ゲート電極2[2〜2]を有して構成される。
リセットトランジスタTr2は、一対のn型のソース/ドレイン領域3及び4と、ゲート絶縁膜16を介して形成されたリセットゲート電極5を有して構成される。増幅トランジスタTr3は、一対のn型のソース/ドレイン領域6及び7と、ゲート絶縁膜11を介して形成された増幅ゲート電極8を有して構成される。選択トランジスタTr4は、一対のn型のソース/ドレイン領域7及び9と、ゲート絶縁膜11を介して形成された選択ゲート電極10を有して構成される(図19参照)。
フローティングディフージョン部FDは、接続配線12を介してリセットトランジスタTr2の一方のソース/ドレイン領域4及び増幅ゲート電極8に接続される(図17参照)。
一方、フォトダイオード形成領域内の素子分離領域14は、不純物拡散領域、この例では高不純物濃度のp型半導体領域15とその表面上の絶縁膜16とを有して構成される。トランジスタ形成領域の素子分離領域17も、同様に高不純物濃度のp型半導体領域15とその表面上の絶縁膜16とを有して構成される。そして、フォトダイオード形成領域の素子分離領域14にウェルコンタクト部となるウェルコンタクト用領域19が形成される。ウェルコンタクト用領域19は、隣り合う1共有単位間の所要位置に形成される。ウェルコンタクト用領域19下の素子分離領域14は、p型半導体領域15のみにて形成される。この素子分離領域14のp型半導体領域15の表面にp型半導体領域15より高不純物濃度のp型半導体領域によるウェルコンタクト用領域19が形成される。
図23〜図28に、参考例に係る固体撮像装置1の製造方法の概略を説明する。図23〜図28では、フローティングディフージョン部FDを含むフォトダイオードPDの領域21、画素トランジスタTr2〜Tr4の領域22及び周辺回路部のpチャネルトランジスタの領域23を模式的に示す。
図23に示すように、n型半導体基板12の表面側に素子分離領域を形成する。すなわち、周辺回路部側(領域23)では絶縁膜18Aが埋め込まれたSTI構造の素子分離領域18を形成する。画素領域側(領域21,22)では、p型半導体領域15と絶縁膜16とからなる素子分離領域14及び17のうちの絶縁膜16を形成する。 次に、n型半導体基板の画素領域(領域21,22)及び周辺回路部(領域23)に対応する全域にp型半導体ウェル領域13を形成する。周辺回路部側の領域23にn型半導体ウェル領域20を形成する。
フォトダイオードPDの領域21に対応するp型半導体ウェル領域13上に、ゲート絶縁膜11を介して転送ゲート電極2[2〜2]を形成する。画素トランジスタの領域22に対応するp型半導体領域13上に、ゲート絶縁膜11を介して各リセットゲート電極5、増幅ゲート電極8、選択ゲート電極10を形成する。周辺回路部のpチャネルMOSトランジスタの領域23に対応するn型半導体ウェル領域20上に、ゲート絶縁膜11を介してpチャネルMOSトランジスタのゲート電極24を形成する。図示しないが、周辺回路部のnチャネルMOSトランジスタのゲート電極も同時に形成する。
この各ゲート電極2[2〜2]、5、8,10、24を形成する工程の前後に、フォトダイオードPDを形成するための不純物のイオン注入を行う。この前後のイオン注入により、n型半導体領域35とその表面のp型半導体領域36を形成してフォトダイオードPDを形成する。また、各ゲート電極[2〜2]、5、8,10、24を形成する工程の前、あるいは後の工程で、画素領域側(領域21、22)の素子分離領域14を構成する絶縁膜16を通してp型不純物をイオン注入してp型半導体領域15を形成する。このp型半導体領域15とその上の絶縁膜16により素子分離領域14を形成する。一方、ウェルコンタク部下の素子分離領域14は、表面に絶縁膜16が形成されず、p型半導体領域15のみで形成する。
次に、図24に示すように、フォトダイオードPDの領域21に、フォトダイオードPD等を保護するための例えばシリコン窒化膜による保護膜26を選択的に形成する。
次に、図25に示すように、画素領域の領域21、22にn型不純物25をイオン注入してn型のフローティングディフージョン部FDを含む夫々のn型のソース/ドレイン領域3、4、6、7を形成する。また、周辺回路部の領域23にp型不純物27をイオン注入して一対のp型のソース/ドレイン領域28及び29を形成する。
次に、図26に示すように、フォトダイオードの領域21の所要位置において、素子分離領域14のp型半導体領域15の表面に、レジストマスク30を介してp型不純物31をイオン注入して、p型のウェルコンタクト用領域19を形成する。このp型のウェルコンタク用領域19は、p型半導体領域15のみの素子分離領域14の表面に形成される。
次に、図27に示すように、基板上に層間絶縁膜32を形成する。この層間絶縁膜32は複数層の配線を形成する際の層間膜である。
次に、図28に示すように、層間絶縁膜32にコンタクト孔を形成し、コンタク孔内にウェルコンタクト用領域19に接続する導電性ビア33を埋め込む。その後、配線34及び層間絶縁膜32を、複数層を形成して多層配線層を形成する。さらに、図示しないが、多層配線層上に平坦化膜、オンチップカラーフィルタ、オンチップマイクロレンズを形成して固体撮像装置1を製造する。
上述の参考例に係る固体撮像装置1では、フォトダイオード領域内にp型のウェルコンタクト用領域19が配置されることにより、画素の対称性が得られない。例えば、図17Bに示すように、一つのフォトダイオードPD1を例にとると、転送ゲート電極2が一方向のみに形成されている。フォトダイオードPD21への光Lは全方位から入射される。このとき、右下方向からの光Laは転送ゲート電極21に邪魔されるが、他の光Lは転送ゲート電極21に邪魔され難くなり、光入射の非対称が生じる。その結果、画素ごとの感度差など、画素特性に悪影響を与える。また、p型のウェルコンタクト用領域19の配置する位置により、前述したように、白点などの画素特性を悪化させる懼れもある。さらに製造方法で明らかなように、p型のウェルコンタクト用領域19は別途イオン注入で形成することになるので、製造工程数が増えることになる。
一方、画素領域の素子分離領域によっても画素特性の悪化が見られる。例えば、フォトダイオードの横にSTI(shallow trench isolation)構造の素子分離領域が形成されていた場合、暗電流や白点が悪化する可能性がある。酸化膜による素子分離領域は、素子分離できる範囲内で、出来るだけ少なくする方が良いことが知られている。
本発明は、上述の点に鑑み、有効画素領域内のウェル電位の安定化を図りながら、少なくとも画素特性の改善を図ることが可能な固体撮像装置を提供するものである。
本発明は、かかる固体撮像装置を備えた、カメラなどに適用される電子機器を提供するものである。
本発明に係る固体撮像装置は、第1導電型の半導体ウェル領域と、半導体ウェル領域に形成された、光電変換部と画素トランジスタから成る複数の画素と、画素間及び画素内の素子分離領域とを備える。
画素トランジスタとして、少なくとも転送トランジスタ、増幅トランジスタ、及び、選択トランジスタを有し、少なくとも2個以上の光電変換部が、増幅トランジスタ及び選択トランジスタを共有する。
画素は、光電変換部とフローティングディフージョンとを含む転送トランジスタが並ぶ第1行、及び、増幅トランジスタと選択トランジスタとが並ぶ第2行からなる平面配置を有する。
そして、増幅トランジスタと選択トランジスタとが並ぶ第2行の、少なくとも選択トランジスタが垂直信号線と接続する側の拡散層に近接して並ぶ位置に、半導体ウェル領域に固定電圧を印加するためのウェルコンタクト部が設けられている。
また、本発明に係る電子機器は、光学系と、上記固体撮像装置と、固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路を備える。
本発明に係る固体撮像装置は、第1導電型の半導体ウェル領域と、半導体ウェル領域に形成された、光電変換部と画素トランジスタから成る複数の画素と、画素間及び画素内の素子分離領域とを備える。
複数の画素は、第1の選択トランジスタ及び第1のフローティングディフージョンを共有する第1の画素群と、第2の選択トランジスタ及び第2のフローティングディフージョンを共有する第2の画素群とを有する。そして、第1の選択トランジスタと第2の選択トランジスタとの間の半導体ウェル領域に、ウェルコンタクト部が配置されている。
また、本発明に係る電子機器は、光学系と、上記固体撮像装置と、固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路を備える。
本発明に係る固体撮像装置によれば、有効画素領域内のウェル電位の安定化を図りながら、少なくとも画素特性の改善を図ることができる。
本発明に係る電子機器によれば、上記本発明の固体撮像装置を備えることにより、固体撮像装置での画素特性が向上し、高画質、高品質の電子機器を提供することができる。
本発明に係る固体撮像装置の第1実施の形態を示す画素領域の要部の概略構成図である。 図1のA−A線上の断面図である。 図1のB−B線上の断面図である。 第1実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その1)である。 第1実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その2)である。 第1実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その3)である。 第1実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その4)である。 第1実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その5)である。 第1実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その6)である。 本発明に係る固体撮像装置の第2実施の形態を示す画素領域の要部の概略構成図である。 図10のA−A線上の断面図である。 図10のB−B線上の断面図である。 図10のC−C線上の断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の第3実施の形態を示す画素領域の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体撮像装置の第4実施の形態を示す画素領域の要部の概略構成図である。 本発明に適用されるCMOS固体撮像装置の一例を示す概略構成図である。 4画素共有の等価回路図である。 本発明の第5実施の形態に係る電子機器の概略構成図である。 A,B 参考例に係る固体撮像装置の画素領域の要部を示す概略構成図、及びフォトダイオードへの光の入射状況を示す模式図である。 図19のA−A線上の断面図である。 図19のB−B線上の断面図である。 図19のC−C線上の断面図である。 参考例に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その1)である。 参考例に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その2)である。 参考例に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その3)である。 参考例に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その4)である。 参考例に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その5)である。 参考例に係る固体撮像装置の製造方法を示す製造工程図(その6)である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.MOS固体撮像装置の概略構成例
2.第1実施の形態(固体撮像装置の構成例と製造方法例)
3.第2実施の形態(固体撮像装置の構成例と製造方法例)
4.第3実施の形態(固体撮像装置の構成例)
5.第4実施の形態(固体撮像装置の構成例)
6.第5実施の形態(電子機器の構成例)
<1.CMOS固体撮像装置の概略構成例>
図16に、本発明の各実施の形態に適用されるMOS固体撮像装置の一例の概略構成を示す。本例の固体撮像装置41は、図16に示すように、半導体基板51例えばシリコン基板に光電変換部を含む複数の画素42が規則的に2次元的に配列された画素領域(いわゆる撮像領域)43と、周辺回路部とを有して構成される。画素42としては、1つの光電変換部と複数の画素トランジスタからなる単位画素を適用することができる。また、画素42としては、複数の光電変換部が転送トランジスタを除く他の画素トランジスタを共有し、且つフローティングディフージョンを共有する、いわゆる画素共有の構造を適用することができる。複数の画素トランジスタは、前述したように、3トランジスタ、4トランジスタで構成することができる。
周辺回路部は、垂直駆動回路44と、カラム信号処理回路45と、水平駆動回路46と、出力回路47と、制御回路48などを有して構成される。
制御回路48は、入力クロックと、動作モードなどを指令するデータを受け取り、また固体撮像装置の内部情報などのデータを出力する。すなわち、制御回路48では、垂直同期信号、水平同期信号及びマスタクロックに基いて、垂直駆動回路44、カラム信号処理回路45及び水平駆動回路46などの動作の基準となるクロック信号や制御信号を生成する。そして、これらの信号を垂直駆動回路44、カラム信号処理回路45及び水平駆動回路46等に入力する。
垂直駆動回路44は、例えばシフトレジスタによって構成され、画素駆動配線を選択し、選択された画素駆動配線に画素を駆動するためのパルスを供給し、行単位で画素を駆動する。すなわち、垂直駆動回路44は、画素領域43の各画素42を行単位で順次垂直方向に選択走する。そして、垂直信号線49を通して各画素42の光電変換素子となる例えばフォトダイオードにおいて受光量に応じて生成した信号電荷に基く画素信号をカラム信号処理回路45に供給する。
カラム信号処理回路45は、画素42の例えば列ごとに配置されており、1行分の画素42から出力される信号を画素列ごとにノイズ除去などの信号処理を行う。すなわちカラム信号処理回路45は、画素42固有の固定パターンノイズを除去するためのCDSや、信号増幅、AD変換等の信号処理を行う。カラム信号処理回路45の出力段には水平選択スイッチ(図示せず)が水平信号線50との間に接続されて設けられる。
水平駆動回路46は、例えばシフトレジスタによって構成され、水平走査パルスを順次出力することによって、カラム信号処理回路45の各々を順番に選択し、カラム信号処理回路45の各々から画素信号を水平信号線50に出力させる。
出力回路47は、カラム信号処理回路45の各々から水平信号線50を通して順次に供給される信号に対し、信号処理を行って出力する。例えば、バファリングだけする場合もあるし、黒レベル調整、列ばらつき補正、各種デジタル信号処理などが行われる場合もある。入出力端子52は、外部と信号のやりとりをする。
<2.第1実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図1〜図3に、本発明に係る固体撮像装置の第1実施の形態の概略構成を示す。本実施の形態は、CMOS固体撮像装置であって、4画素共有の固体撮像装置に適用した場合である。図1は画素領域の要部の概略平面図、図2は図1のA−A線上の断面図、図3は図1のB−B線上の断面図を示す。
第1実施の形態に係る固体撮像装置61は、縦2画素、縦2画素の計4画素のフォトダイオードPD[PD1〜PD4]を1共有単位(いわゆる4画素共有)として、この1共有単位が2次元アレイ状に配列して画素領域62が構成される。1共有単位は、4つのフォトダイオードPD[PD1〜PD4]に対して1つのフローティングディフージョン部FDを共有する。また、画素トランジスタとしては、4つの転送トランジスタTr1[Tr11〜Tr14]と、共有する各1つずつのリセットトランジスタTr2、増幅トランジスタTr3及び選択トランジスタTr4で構成される。この4画素共有の等価回路は、後述する(図15参照)。
フローティングディフージョン部FDは、4つのフォトダイオードPD1〜PD4に囲まれた中央に配置される。転送トランジスタTr11〜Tr14は、それぞれ共通のフローティングディフージョン部FDと、このフローティングディフージョン部FDと各対応するフォトダイオードPDとの間に配置された転送ゲート電極65[65〜65]とを有して形成される。
ここで、各行毎の共有単位のフォトダイオードPD1〜PD4、フローティングディフージョン部FD及び転送トランジスタTr11〜Tr14を含む領域を、フォトダイオード形成領域63とする。また、各行毎の共有単位の画素トランジスタのうち、4画素が共有するリセットトランジスタTr2、増幅トランジスタTr3、選択トランジスタTr4を含む領域を、トランジスタ形成領域64とする。この水平方向に連続する夫々のトランジスタ形成領域64とフォトダイオード形成領域63は、画素領域62の垂直方向に交互に配置された形となる。
リセットトランジスタTr2は、一対のソース/ドレイン領域66及び67とリセット電極68を有して形成される。増幅トランジスタTr3は、一対のソース/ドレイン領域69及び70と増幅ゲート電極72を有して形成される。選択トランジスタTr4は、一対のソース/ドレイン領域70及び71と選択ゲート電極73を有して形成される。
これらフォトダイオードPDと画素トランジスタ(Tr1〜Tr4)は、図2〜図3の断面図で示すように、半導体基板75に形成された半導体ウェル領域76に形成される。すなわち、半導体基板75として、第2導電型、例えばn型の半導体基板が用意される。この半導体基板75に第1導電型、例えばp型の半導体ウェル領域76が形成され、このp型半導体ウェル領域76に上述のフォトダイオードPDと画素トランジスタTr1〜Tr4が形成される。フォトダイオードPDは、n型半導体領域77と表面の高不純物濃度のp型半導体領域78を有して構成される。各転送トランジスタTr11〜Tr14は、n型半導体領域による共通のフローティングディフージョン部FDと各フォトダイオードPD1〜PD4との間にゲート絶縁膜79を介して形成した転送ゲート電極65[65〜65]を有して構成される(図2参照)。
リセットトランジスタTr2は、一対のn型のソース/ドレイン領域66及び67と、ゲート絶縁膜79を介して形成されたリセットゲート電極68を有して構成される。増幅トランジスタTr3は、一対のn型のソース/ドレイン領域69及び70と、ゲート絶縁膜79を介して形成された増幅ゲート電極72を有して構成される。選択トランジスタTr4は、一対のn型のソース/ドレイン領域70及び71と、ゲート絶縁膜79を介して形成された選択ゲート電極73を有して構成される(図3参照)。
フローティングディフージョン部FDは、接続配線81を介してリセットトランジスタTr2の一方のソース/ドレイン領域67及び増幅ゲート電極72に接続される。
図17に、4画素共有の等価回路を示す。4画素共有の等価回路では、4つのフォトダイオードPD[PD1〜PD4]が、それぞれ対応する4つの転送トランジスタTr11〜TR14のソースに接続される。各転送トランジスタTr11〜Tr14のドレインは、1つのリセットトランジスタTr2のソースに接続される。各転送トランジスタTr11〜Tr14のドレインが共通のフローティングディフージョン部FDに相当する。フローティングディフージョン部FDは、増幅トランジスタTr3のゲートに接続される。増幅トランジスタTr3のソースは1つの選択トランジスタTr4のドレインに接続される。リセットトランジスタTr2のドレイン及び増幅トランジスタTr3のドレインは、電源Vddに接続される。選択トランジスタTr4のソースは垂直信号線9に接続される。
一方、画素領域62のフォトダイオード形成領域63内には素子分離領域82が形成され、画素領域62のそれ以外のトランジスタ形成領域64を含む領域内には素子分離領域85が形成される。フォトダイオード形成領域63内の素子分離領域82は、本例では不純物拡散領域であるp型半導体領域83とその表面上の絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)84を有して構成される。トランジスタ形成領域64を含む領域の素子分離領域85も、本例では同様にp型半導体領域83とその表面上の絶縁膜84を有して構成される。つまり、隣り合う画素トランジスタ間、及び画素トランジスタの周囲を含むトランジスタ形成領域64内の素子分離領域85は、p型半導体領域83と絶縁膜84で構成される。画素領域と周辺回路部間、及び周辺回路部内の素子分離領域87は、例えば溝内に絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)86を埋め込んでなるSTI構造で構成される(図4参照)。
そして、本実施の形態では、トランジスタ形成領域64内にp型半導体ウェル領域76に固定電圧を印加するための、ウェルコンタクト部となるウェルコンタクト用領域88が形成される。ウェルコンタクト用領域88の下の素子分離領域85は、p型半導体領域のみにて形成される。ウェルコンタクト用領域88は、不純物拡散領域であるp型半導体領域で形成される。ウェルコンタクト用領域88は、p型半導体領域83のみにて形成された素子分離領域85の表面に、p型半導体領域83より高不純物濃度のp型半導体領域で形成される。ウェルコンタクト用領域88は、素子分離領域を兼ねており、隣り合う共有単位の画素トランジスタ間に形成される。換言すれば、絶縁膜を有しない素子分離領域はウェルコンタクト部を兼ねる。ウェルコンタクト用領域88は、導電性ビア89を介して多層配線層91の所要の配線92に接続される。この配線92から導電性ビア89、ウェルコンタクト用領域88を通じてp型半導体ウェル領域76に所要の固定電圧が印加される。多層配線層91は、層間絶縁膜93を介して複数層の配線92を配置して形成される(図3参照)。多層配線層91上には、図示しないが、平坦化膜を介してオンチップカラーフルタ、オンチップマイクロレンズが形成される。
[固体撮像装置の製造方法]
図4〜図8を用いて、第1実施の形態に係る固体撮像装置61の製造方法の概略を説明する。図4〜図8では、フローティングディフージョン部FDを含むフォトダイオードPDの領域95、画素トランジスタTr2〜Tr4の領域96及び周辺回路のpチャネルトランジスタの領域97を模式的に示す。
先ず、図4に示すように、n型の半導体基板75の表面に素子分離領域を形成する。すなわち、周辺回路部側(領域97)では、溝内に絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)86が埋め込まれたSTI構造の素子分離領域87を形成する。画素領域側のフォトダイオード形成領域63及びトランジスタ形成領域64では、p型半導体領域83と絶縁膜84とからなる素子分離領域82及び85のうちの絶縁膜84を形成する。次に、n型半導体基板75の画素領域(領域63,64)及び周辺回路部(図では領域97)に対応する全域にp型半導体ウェル領域76を形成する。周辺回路側の領域97にn型半導体ウェル領域90を形成する。
フォトダイオード形成領域63に対応するp型半導体ウェル領域76上に、ゲート絶縁膜79を介して転送ゲート電極65[65〜65]を形成する。トランジスタ形成領域64に対応するp型半導体ウェル領域76上に、ゲート絶縁膜79を介して各リセットゲート電極68、増幅ゲート電極72、選択ゲート電極73を形成する。なお、図4では隣り合う共有単位における、隣り合った選択ゲート電極73とリセットゲート電極68のみを示す。
周辺回路部のpチャネルMOSトランジスタの形成領域97に対応するn型半導体ウェル領域90上に、ゲート絶縁膜79を介してpチャネルMOSトランジスタのゲート電極98を形成する。図示しないが、同時に、周辺回路部のnチャネルMOSトランジスタの形成領域に対応するp型半導体ウェル領域上に、ゲート絶縁膜を介してnチャネルMOSトランジスタのゲート電極を形成する。
この各ゲート電極65[65〜65]、68、72、73、98を形成する工程の前後に、フォトダイオードPDを形成するための不純物のイオン注入を行う。この前後のイオン注入により、n型半導体領域77とその表面のp型半導体領域78を形成してフォトダイオードPDを形成する。また、各ゲート電極65[65〜65]、68、72、73、98を形成する工程の前、あるいは後の工程で、画素領域側(領域63,64)の素子分離領域82を構成する絶縁膜84を通してp型不純物をイオン注入してp型半導体領域83を形成する。このp型半導体領域83とその上の絶縁膜84により素子分離領域82及び85を形成する。一方、このp型不純物のイオン注入で、同時にウェルコンタクト部を形成する領域に、素子分離領域85となるp型半導体領域83を形成する。ウェルコンタクト部を形成する領域の素子分離領域85は、表面に絶縁膜84が形成されず、p型半導体領域83のみで形成される。
次に、図5に示すように、フォトダイオードPDの領域95上に、例えばシリコン窒化膜による保護膜99を選択的に形成する。
次に、図6に示すように、レジストマスク94を介して、周辺回路部の領域97にp型不純物27をイオン注入して一対のp型のソース/ドレイン領域101及び102を形成して、pチャネルMOSトランジスタTr5を形成する。このp型不純物27のイオン注入工程で、同時にウェルコンタクト部となるウェルコンタクト用領域88を形成する。即ち、この周辺回路部のp型のソース/ドレイン領域101及び102のイオン注入と同じイオン注入条件で、トランジスタの領域64の絶縁膜のないp型半導体領域83の表面に、p型不純物をイオン注入してp型のウェルコンタクト用領域88を形成する。本例では、隣り合う共有単位における、隣り合った選択トランジスタTr4とリセットトランジスタTr2間のp型半導体ウェル領域76に、高不純物濃度のp型ウェルコンタクト用領域88を形成する。このウェルコンタクト用領域88は、素子分離領域を兼ね、且つコンタクト部におけるコンタクト抵抗を低減するための高不純物濃度領域である。
次に、図7に示すように、レジストマスク85及びゲート電極65[65〜65]、68,72,73をマスクにn型不純物をイオン注入してn型フローティングディフージョン部FDを含む夫々のn型のソース/ドレイン領域66,68,69、70及び71を形成する。
次に、図8に示すように、基板上に層間絶縁膜93を形成する。この層間絶縁膜93は複数層の配線を形成する際の層間膜である。
次に、図9に示すように、層間絶縁膜93にコンタクト孔を形成し、コンタク孔内にウェルコンタクト用領域88に接続する導電性ビア89を埋め込む。その後、配線92及び層間絶縁膜93を複数層形成して多層配線層91を形成する。ウェルコンタクト用領域88は、導電性ビア89を介して所要の配線92に接続される。さらに、図示しないが、多層配線層上に平坦化膜、オンチップカラーフィルタ、オンチップマイクロレンズを形成して固体撮像装置61を製造する。
第1実施の形態に係る固体撮像装置61によれば、ウェルコンタクト用領域88が、フォトダイオードPD間の領域ではなく、画素トランジスタ形成領域64内、本例では隣り合う共有単位における、隣り合った画素トランジスタ間に形成される。つまり、所要の画素トランジスタ間の絶縁膜を有しない素子分離領域85がp型半導体領域83のみで形成され、このp型半導体領域83の表面に、素子分離領域85を兼ねる高濃度のp型のウェルコンタクト用領域88が形成される。換言すれば、この所要の画素トランジスタ間の絶縁膜を有しない素子分離領域85は、ウェルコンタクト部を兼ねることになる。
この構成により、ウェルコンタクト用領域88がフォトダイオードPDに悪影響を与えることがなく、画素特性を向上することができる。トランジスタ形成領域64にウェルコンタクト用領域88が形成されて、絶縁膜を有しない素子分離領域が形成されるので、素子分離領域の絶縁膜の占有面積が減り、その分、暗電流や白点の発生を抑制でき、画素特性を向上することができる。ウェルコンタクト用領域88を通じて半導体ウェル領域76にウェル電位が与えられるので、有効画素領域内のウェル電位の安定化を図ることができる。
また、製造においては、ウェルコンタクト用領域88を形成するためのイオン注入が、周辺回路部におけるpチャネルトランジスタのソース/ドレイン領域101及び102を形成する際の、p型不純物のイオン注入を兼ねている。従って、参考例に比べてイオン注入工程が減り、製造工程数を削減することができる。
<3.第2実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図10〜図13に、本発明に係る固体撮像装置の第2実施の形態を示す。本実施の形態は、CMOS固体撮像装置であって、4画素共有の固体撮像装置に適用した場合である。図10は画素領域の要部の概略平面図、図11は図10のA−A線上の断面図、図12は図10のB−B線上の断面図、図13は図10のC−C線上の断面図を示す。
第2実施の形態に係る固体撮像装置105は、各共有単位内の各画素において、転送ゲート電極に対向するダミー電極を追加した以外は第1実施の形態の固体撮像素子と同様である。第2実施の形態において、第1実施の形態と対応する部分には同一符号を付して示す。
第2実施の形態に係る固体撮像装置105は、第1実施の形態と同様に、縦2画素、縦2画素の計4画素のフォトダイオードPD[PD1〜PD4]を1共有単位(4画素共有)として、この1共有単位を2次元アレイ状に配列して画素領域62が構成される。1共有単位は、4つのフォトダイオードPD[PD1〜PD4]に対して1つのフローティングディフージョン部FDを共有する。また、画素トランジスタとしては、4つの転送トランジスタTr1[Tr11〜Tr14]と、共有する各1つのリセットトランジスタTr2、増幅トランジスタTr3及び選択トランジスタTr4で構成される。
フローティングディフージョン部FDは、4つのフォトダイオードPD1〜PD4に囲まれた中央に配置される。転送トランジスタTr11〜Tr14は、それぞれ共通のフローティングディフージョン部FDと、このフローティングディフージョン部FDと各対応するフォトダイオードPDとの間に配置された転送ゲート電極65[65〜65]とを有して形成される。
前述と同様に、各行毎の共有単位のフォトダイオードPD1〜PD4、フローティングディフージョン部FD及び転送トランジスタTr11〜Tr14を含む領域を、フォトダイオード形成領域63とする。また、各行毎の共有単位の画素トランジスタのうち、4画素が共有するリセットトランジスタTr2、増幅トランジスタTr3、選択トランジスタTr4を含む領域を、トランジスタ形成領域64とする。この水平方向に連続する夫々のトランジスタ形成領域63とフォトダイオード形成領域64は、画素領域62の垂直方向に交互に配置された形となる。
リセットトランジスタTr2は、一対のソース/ドレイン領域66及び67とリセット電極68を有して形成される。増幅トランジスタTr3は、一対のソース/ドレイン領域69及び70と増幅ゲート電極72を有して形成される。選択トランジスタTr4は、一対のソース/ドレイン領域70及び71と増幅ゲート電極73を有して形成される。
これらフォトダイオードPDと画素トランジスタ(Tr1〜Tr4)は、図11〜図12の断面図で示すように、半導体基板75に形成された第1導電型の半導体ウェル領域76に形成される。すなわち、半導体基板75として、第2導電型、例えばn型の半導体基板が用意される。この半導体基板75に第1導電型、例えばp型の半導体ウェル領域76が形成され、このp型半導体ウェル領域76に上述のフォトダイオードPDと画素トランジスタTr1〜Tr4が形成される。フォトダイオードPDは、n型半導体領域77と表面の高不純物濃度のp型半導体領域78を有して構成される。各転送トランジスタTr11〜Tr14は、n型半導体領域による共通のフローティングディフージョン部FDと各フォトダイオードPD1〜PD4との間にゲート絶縁膜79を介して形成した転送ゲート電極65[65〜65]を有して構成される(図11参照)。
リセットトランジスタTr2は、一対のn型のソース/ドレイン領域66及び67と、ゲート絶縁膜79を介して形成されたリセットゲート電極68を有して構成される。増幅トランジスタTr3は、一対のn型のソース/ドレイン領域69及び70と、ゲート絶縁膜79を介して形成された増幅ゲート電極72を有して構成される。選択トランジスタTr4は、一対のn型のソース/ドレイン領域70及び71と、ゲート絶縁膜79を介して形成された選択ゲート電極73を有して構成される(図12参照)。
フローティングディフージョン部FDは、接続配線81を介してリセットトランジスタTr2の一方のソース/ドレイン領域67及び増幅ゲート電極72に接続される。
一方、フォトダイオード形成領域63内及びトランジスタ形成領域64内のそれぞれの素子分離領域82及び85は、例えば不純物拡散領域であるp型半導体領域83とその表面上の絶縁膜84を有して構成される。図示しないが、それ以外の画素領域と周辺回路部間、周辺回路内の素子分離領域は、第1実施の形態と同様にSTI構造で構成される。
そして、本実施の形態では、トランジスタ形成領域64内にp型半導体ウェル領域76に固定電圧を印加するための、ウェルコンタクト部となるウェルコンタクト用領域88が形成される。ウェルコンタクト用領域88の下の素子分離領域85は、p型半導体領域のみにて形成される。ウェルコンタクト用領域88は、不純物拡散領域であるp型半導体領域で形成される。ウェルコンタクト用領域88は、p型半導体領域83のみにて形成された素子分離領域85の表面に、p型半導体領域83より高不純物濃度のp型半導体領域で形成される。ウェルコンタクト用領域88は、素子分離領域を兼ねており、隣り合う共有単位の画素トランジスタ間に形成される。換言すれば、絶縁膜を有しない素子分離領域はウェルコンタクト部を兼ねる。ウェルコンタクト用領域88は、導電性ビア89を介して多層配線層91の所要の配線92に接続される。この配線92から導電性ビア89、ウェルコンタクト用領域88を通じてp型半導体ウェル領域76に所要の固定電圧が印加される。多層配線層91は、層間絶縁膜93を介して複数層の配線92を配置して形成される(図12参照)。
さらに、本実施の形態では、画素の対称性を改善するために、各共有単位内の各フォトダイオードPDの開口面積を制限するように、ダミー電極106を配置して構成される。このダミー電極106は、夫々のフォトダイオードPDにおいて、転送ゲート電極65と同じもしくは、これに近い大きさ、形状に形成され、転送ゲート電極65に対向する位置に配置される。図10では、ダミー電極106が、水平方向に隣り合う転送ゲート電極65[65〜65]との間に、垂直方向の線に対して4つの転送ゲート電極65[65〜65]と線対称の位置に4つずつ配置される(図10、図13参照)。多層配線層91上には、図示しないが、平坦化膜を介してオンチップカラーフルタ、オンチップマイクロレンズが形成される。
[固体撮像装置の製造方法例]
第2実施の形態に係る固体撮像装置105の製造方法は、第1実施の形態の図4の転送ゲート電極65を形成するときに、同時にダミー電極106を形成する。その他の工程は第1実施の形態の固体撮像装置の製造方法で説明したと同様であるので、重複説明を省略する。
第2実施の形態に係る固体撮像装置105によれば、第1実施の形態と同様に、ウェルコンタクト用領域88が、画素トランジスタ形成領域64内、本例では隣り合う共有単位における、隣り合った画素トランジスタ間に形成される。これにより、ウェルコンタクト用領域88がフォトダイオードPDに悪影響を与えることがなく、画素特性を向上することができる。トランジスタ形成領域64にウェルコンタクト用領域88が形成されて、絶縁膜を有しない素子分離領域が形成されるので、素子分離領域の絶縁膜の占有面積が減り、その分、暗電流や白点の発生を抑制でき、画素特性を向上することができる。ウェルコンタクト用領域88を通じて半導体ウェル領域76にウェル電位が与えられるので、有効画素領域内のウェル電位の安定化を図ることができる。
さらに、各フォトダイオードPDに隣接してダミー電極106が形成されるので、各画素における対称性が改善される。すなわち、フォトダイオードPDにおいて、本実施の形態では2方向からの光が転送ゲート電極65とダミー電極106に邪魔されるので、図17Bで示す1方向の光Laが転送ゲート電極2に邪魔される参考例と比較して、光入射に対する対称性が改善される。従って、光入射に対する対称性が改善されるので、画素毎の感度差が低減しもしくは感度差を無くし、画素特性の更なる向上を図ることができる。
また、製造においては、ウェルコンタクト用領域88を形成するためのイオン注入が、周辺回路部におけるpチャネルトランジスタのソース/ドレイン領域を形成する際の、p型不純物のイオン注入を兼ねている。従って、参考例に比べてイオン注入工程が減り、製造工程数を削減することができる。
<4.第3実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図14に、本発明に係る固体撮像装置の第3実施の形態を示す。本実施の形態は、CMOS固体撮像装置であって、4画素共有の固体撮像装置に適用した場合である。第3実施の形態に係る固体撮像装置108は、各フォトダイオードPD[PD1〜PD4]の転送ゲート電極65[65〜65]が配置される1つのコーナ部を除く他の3つのコーナ部にダミー電極106を配置して構成される。すなわち、ダミー電極1063つ配置される。その他の構成は、第2実施の形態で説明したと同様であるので、図10と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第3実施の形態に係る固体撮像装置108によれば、ダミー電極106がフォトダイオードPDの転送ゲート電極65を除く3つのコーナ部に配置されるので、第2実施の形態と比較して、更に各画素における対称性が改善される。すなわち、フォトダイオードPDに対して4つのーナー部方向からの光入射が同じ条件になり、フォトダイオードPDへの光入射に対する対称性が更に改善される。従って、画素毎の感度差が低減し、もしくは感度差をなくし、画素特性の更なる向上を図ることができる。
その他、第2実施の形態で説明したと同様の効果を奏する。
上述した第1、第2、第3実施の形態では、画素領域内の素子分離領域82及び85をp型半導体領域83とその表面絶縁膜84とにより構成したが、その他の素子分離領域の構成も採り得る。例えば、フォトダイオード形成領域63の素子分離領域82は不純物拡散領域であるp型半導体領域83のみで構成し、トランジスタ形成領域64を含む領域の素子分離領域85はp型半導体領域83とその表面絶縁膜84とにより構成する。この場合、フォトダイオード形成領域63内のp型半導体領域83のみの素子分離領域82上には、ゲート絶縁膜と同等の厚みの絶縁膜が延長して形成される。また、フォトダイオード形成領域63の素子分離領域82は不純物拡散領域であるp型半導体領域83のみで構成し、トランジスタ形成領域64を含む領域の素子分離領域85はSTI構造で構成する。また、フォトダイオード形成領域63及びトランジスタ形成領域64の双方の素子分離領域82及び85共に、不純物拡散領域であるp型半導体領域83のみで構成する。また、フォトダイオード形成領域63内の素子分離領域82はp型半導体領域83とその表面上の絶縁膜84を有して構成し、トランジスタ形成領域64を含む領域の素子分離領域85はSTI構造で構成することも可能である。さらには、フォトダイオード形成領域63及びトランジスタ形成領域64の素子分離領域82及び85共に、STI構造で構成することも可能である。
<5.第4実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図15に、本発明に係る固体撮像装置の第4実施の形態の概略構成を示す。本実施の形態は、CMOS固体撮像装置であって、単位画素を2次元アレイ状に配列した固体撮像装置に適用した場合である。第4実施の形態に係る固体撮像装置111は、光電変換部となる1つのフォトダイオードPDと複数の画素トランジスタとからなる単位画素が2次元アレイ状に配列された画素領域113と、周辺回路部(図示せず)とを有して構成される。画素トランジスタは、本例では転送トランジスタTr1と、リセットトランジスタTr2と、増幅トランジスタTr3とからなる3トランジスタで構成される。
転送トランジスタTr1は、例えばn型半導体領域によるフローティングディフージョン部FDとフォトダイオードPDとの間にゲート絶縁膜を介して形成した転送ゲート電極114を有して構成される。リセットトランジスタTr2は、一方がフローティングディフージョン部FDとする一対のn型のソース/ドレイン領域115と、ゲート絶縁膜を介して形成したリセットゲート電極117を有して構成される。増幅トランジスタTr3は、一対のn型のソース/ドレイン領域115及び116と、ゲート絶縁膜を介して形成された増幅ゲート電極118を有して構成される。
各画素間には素子分離領域121が形成される。素子分離領域121は、前述と同様に、p型半導体領域とその上の絶縁膜とからなる素子分離領域で構成することができる。あるいは、素子分離領域121は、フォトダイオード間と、隣り合う画素トランジスタ間とに分けて、上述した他の構成例を採用することができる。
そして、本実施の形態では、隣り合う画素トランジスタの間、すなわち隣り合う画素の画素トランジスタTr3及びTr1との間に素子分離領域を兼ねるp型半導体領域によるウェルコンタクト用領域123が形成される。つまり、例えば素子分離領域121がp型半導体領域と絶縁膜で構成されたときには、素子分離領域121の一部が、絶縁膜の無いp型半導体領域とその上のp型ウェルコンタクト用領域とに置き換えられる。あるいは、
例えば素子分離領域121がSTI構造で構成されたときには、STI構造の素子分離領域122の一部が、素子分離領域を兼ねるp型のウェルコンタクト用領域に置き換えられる。
このp型のウェルコンタクト用領域123は、周辺回路部のCMOSトランジスタのうちのpチャネルトランジスタにおけるp型のソース/ドレイン領域と同時に形成される。p型ウェルコンタクト用領域123のイオン注入は、周辺回路部のp型不純物のイオン注入を兼ねて行われる。ウェルコンタクト用領域123は、図示しないが、導電性ビアを介して多層配線層の所要の配線に接続される。多層配線層上には平坦化膜を介してオンチップカラーフィルタ、オンチップマイクロレンズが積層形成される。
第4実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法は、基本的に第1実施の形態で説明したと同様の工程で製造することができる。
第4実施の形態に係る固体撮像装置111によれば、ウェルコンタクト用領域123を隣り合う画素トランジスタの間に形成されるので、ウェルコンタクト用領域88がフォトダイオードPDに悪影響を与えることがなく、画素特性を向上することができる。ウェルコンタクト部を兼ねる絶縁膜を有しない素子分離領域が形成されるので、素子分離領域の絶縁膜の占有面積が減り、その分、暗電流や白点の発生を抑制でき、画素特性を向上することができる。ウェルコンタクト用領域88を通じて半導体ウェル領域76にウェル電位が与えられるので、有効画素領域内のウェル電位の安定化を図ることができる。
また、製造においては、ウェルコンタクト用領域123のイオン注入は、周辺回路のp型不純物のイオン注入を兼ねて行われるので、イオン注入工程が減り、製造工程数を削減することができる。
第1、第2及び第3実施の形態では、画素の構成として4画素共有としたが、2画素共有、4画素共有以上の複数画素共有にも本発明は適用できる。
複数の画素トランジスタとしては、3画素トランジスタ、4画素トランジスタのいずれでも構成することができる。
上例では、信号電荷として電子を用い、第1導電型半導体をp型半導体とし、第2導電型半導体をn型半導体として構成したが、信号電荷として正孔を用いることもできる。その場合は、第1導電型半導体をn型半導体に、第2導電型半導体をp型半導体に置き換えて構成される。
<6.第5実施の形態>
[電子機器の構成例]
上述の本発明に係る固体撮像装置は、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、カメラ付き携帯電話、あるいは撮像機能を備えた他の機器、などの電子機器に適用することができる。
図18に、本発明に係る電子機器の一例としてカメラに適用した第5実施の形態を示す。本実施形態例に係るカメラは、静止画像又は動画撮影可能なビデオカメラを例としたものである。本実施形態例のカメラ131は、固体撮像装置132と、固体撮像装置132の受光センサ部に入射光を導く光学系133と、シャッタ装置134を有する。さらに、カメラ131は、固体撮像装置132を駆動する駆動回路135と、固体撮像装置132の出力信号を処理する信号処理回路136を有する。
固体撮像装置132は、上述した各実施の形態の固体撮像装置のいずれかが適用される。光学系(光学レンズ)133は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置132の撮像面上に結像させる。これにより、固体撮像装置132内に、一定期間信号電荷が蓄積される。光学系133は、複数の光学レンズから構成された光学レンズ系としてもよい。シャッタ装置134は、固体撮像装置132への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動回路135は、固体撮像装置132の転送動作及びシャッタ装置134のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路135から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置132の信号転送を行う。信号処理回路136は、各種の信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶され、或いは、モニタに出力される。
第5実施の形態に係る電子機器131によれば、固体撮像装置132において、ウェルコンタクト部がフォトダイオードPDに悪影響を与えることがないので、画素特性を向上することができる。また、暗電流、白点を抑制して画素特性を向上することができる。さらに画素の非対称性が改善され、すなわち画素の対称性が得られ、画素毎の感度差を低減もしくは無くし、更なる画素特性の向上を図ることができる。従って、高画質、高品質の電子機器を提供することがでる。例えば、画質を向上したカメラなどを提供することができる。
61、105、111・・固体撮像装置、62、113・・画素領域、PD、PD1〜PD4・・フォトダイオード、FD・・フローティングディフージョン部、63・・フォトダイオード形成領域、64・・トランジスタ形成領域、65[65〜65]・・転送ゲート電極、Tr11〜Tr14、Tr2〜Tr4・・画素トランジスタ、82・・素子分離領域、85・・素子分離領域、88・・ウェルコンタクト用領域、89・・導電性ビア、106・・ダミー電極、131・・電子機器、132・・固体撮像装置、133・・光学系、134・・シャッタ装置、135・・駆動回路、136・・信号処理回路

Claims (34)

  1. 第1導電型の半導体ウェル領域と、
    前記半導体ウェル領域に形成された、光電変換部と画素トランジスタから成る複数の画素と、
    画素間及び画素内の素子分離領域と、を備え、
    前記画素トランジスタとして、少なくとも転送トランジスタ、増幅トランジスタ、及び、選択トランジスタを有し、
    少なくとも2個以上の前記光電変換部が、前記増幅トランジスタ及び前記選択トランジスタを共有し、
    前記画素は、前記光電変換部とフローティングディフージョンとを含む前記転送トランジスタが並ぶ第1行、及び、前記増幅トランジスタと前記選択トランジスタとが並ぶ第2行からなる平面配置を有し、
    前記増幅トランジスタと前記選択トランジスタとが並ぶ前記第2行の、少なくとも前記選択トランジスタが垂直信号線と接続する側の拡散層に近接して並ぶ位置に、前記半導体ウェル領域に固定電圧を印加するためのウェルコンタクト部が設けられている
    固体撮像装置。
  2. 前記第1行と前記第2行とが、列方向に交互に配置されている請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記ウェルコンタクト部が、少なくとも、前記画素間及び前記画素内の前記素子分離領域を形成する不純物拡散領域に接続されている請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. リセットトランジスタが、前記半導体ウェル領域において、前記光電変換部と前記フローティングディフージョンとを含む前記転送トランジスタ、前記増幅トランジスタ、及び、前記選択トランジスタから、前記素子分離領域を介して配置されている請求項1から3のいずれかに記載の固体撮像装置。
  5. 前記光電変換部及び前記画素トランジスタがn型半導体領域を有し、前記素子分離領域がp型半導体領域を有する請求項1から4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 前記ウェルコンタクト部は、前記素子分離領域を形成する前記不純物拡散領域よりも高不純物濃度に形成されている請求項1から5のいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 周辺回路部のCMOSトランジスタの第1導電型のソース/ドレイン領域と同時工程で形成された第1導電型の前記ウェルコンタクト部を有する請求項1から6のいずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 光学系と、
    固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路を備え、
    前記固体撮像装置は、
    第1導電型の半導体ウェル領域と、
    前記半導体ウェル領域に形成された、光電変換部と画素トランジスタから成る複数の画素と、
    画素間及び画素内の素子分離領域と、を含み、
    前記画素トランジスタとして、少なくとも転送トランジスタ、増幅トランジスタ、及び、選択トランジスタを有し、
    少なくとも2個以上の前記光電変換部が、前記増幅トランジスタ及び前記選択トランジスタを共有し、
    前記画素は、前記光電変換部とフローティングディフージョンとを含む前記転送トランジスタが並ぶ第1行、及び、前記増幅トランジスタと前記選択トランジスタとが並ぶ第2行からなる平面配置を有し、
    前記増幅トランジスタと前記選択トランジスタとが並ぶ前記第2行の、少なくとも前記選択トランジスタが垂直信号線と接続する側の拡散層に近接して並ぶ位置に、前記半導体ウェル領域に固定電圧を印加するためのウェルコンタクト部が設けられている
    電子機器。
  9. 前記第1行と前記第2行とが、列方向に交互に配置されている請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記ウェルコンタクト部が、少なくとも、前記画素間及び前記画素内の前記素子分離領域を形成する不純物拡散領域に接続されている請求項8又は9に記載の電子機器。
  11. リセットトランジスタが、前記半導体ウェル領域において、前記光電変換部と前記フローティングディフージョンとを含む前記転送トランジスタ、前記増幅トランジスタ、及び、前記選択トランジスタから、前記素子分離領域を介して配置されている請求項8から10のいずれかに記載の電子機器。
  12. 前記光電変換部及び前記画素トランジスタがn型半導体領域を有し、前記素子分離領域がp型半導体領域を有する請求項8から11のいずれかに記載の電子機器。
  13. 前記ウェルコンタクト部は、前記素子分離領域を形成する前記不純物拡散領域よりも高不純物濃度に形成されている請求項8から12のいずれかに記載の電子機器。
  14. 周辺回路部のCMOSトランジスタの第1導電型のソース/ドレイン領域と同時工程で形成された第1導電型の前記ウェルコンタクト部を有する請求項8から13のいずれかに記載の電子機器。
  15. 第1導電型の半導体ウェル領域と、
    前記半導体ウェル領域に形成された、光電変換部と画素トランジスタから成る複数の画素と、
    画素間及び画素内の素子分離領域と、を備え、
    前記複数の画素は、第1の選択トランジスタ及び第1のフローティングディフージョンを共有する第1の画素群と、第2の選択トランジスタ及び第2のフローティングディフージョンを共有する第2の画素群とを有し、
    前記第1の選択トランジスタと前記第2の選択トランジスタとの間の前記半導体ウェル領域に、ウェルコンタクト部が配置されている
    固体撮像装置。
  16. 前記第1の画素群で共有される第1の増幅トランジスタと、前記第2の画素群で共有される第2の増幅トランジスタとを有する請求項15に記載の固体撮像装置。
  17. 前記第1の選択トランジスタと前記第1の増幅トランジスタを有する第1の画素トランジスタ群と、前記第2の選択トランジスタと前記第2の増幅トランジスタとを有する第2の画素トランジスタ群との間の前記半導体ウェル領域に、前記ウェルコンタクト部が配置されている請求項16に記載の固体撮像装置。
  18. 前記第1の画素群を構成する第1の光電変換部、前記第1の選択トランジスタ及び前記第1のフローティングディフージョン、並びに、前記第2の画素群を構成する第2の光電変換部、前記第2の選択トランジスタ及び前記第2のフローティングディフージョンが並ぶ第1行、及び、
    前記第1の画素群を構成する前記第1の選択トランジスタ及び前記第1の増幅トランジスタ、並びに、前記第2の画素群を構成する前記第2の選択トランジスタ及び前記第2の増幅トランジスタが並ぶ第2行、からなる平面配置を有する、
    請求項16又は17に記載の固体撮像装置。
  19. 前記第1行と前記第2行とが前記半導体ウェル領域の列方向に交互に配置されている請求項18に記載の固体撮像装置。
  20. 前記ウェルコンタクト部が、少なくとも、前記画素間及び前記画素内の前記素子分離領域を形成する不純物拡散領域に接続されている請求項15から19のいずれかに記載の固体撮像装置。
  21. リセットトランジスタが、前記半導体ウェル領域において、前記光電変換部、増幅トランジスタ及び選択トランジスタ以外の画素トランジスタから、前記素子分離領域を介して配置されている請求項15から20のいずれかに記載の固体撮像装置。
  22. 前記光電変換部及び前記画素トランジスタがn型半導体領域を有し、前記素子分離領域がp型半導体領域を有する請求項15から21のいずれかに記載の固体撮像装置。
  23. 前記ウェルコンタクト部が前記素子分離領域よりも不純物濃度の高いp型半導体領域である請求項15から22のいずれかに記載の固体撮像装置。
  24. 周辺回路部のCMOSトランジスタの第1導電型のソース/ドレイン領域と同時工程で形成された第1導電型の前記ウェルコンタクト部を有する請求項15から23のいずれかに記載の固体撮像装置。
  25. 光学系と、
    固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路を備え、
    前記固体撮像装置は、
    第1導電型の半導体ウェル領域と、
    前記半導体ウェル領域に形成された、光電変換部と画素トランジスタから成る複数の画素と、
    画素間及び画素内の素子分離領域と、を含み、
    前記複数の画素は、第1の選択トランジスタ及び第1のフローティングディフージョンを共有する第1の画素群と、第2の選択トランジスタ及び第2のフローティングディフージョンを共有する第2の画素群とを有し、
    前記第1の選択トランジスタと前記第2の選択トランジスタとの間の前記半導体ウェル領域に、ウェルコンタクト部が配置されている
    電子機器。
  26. 前記第1の画素群で共有される第1の増幅トランジスタと、前記第2の画素群で共有される第2の増幅トランジスタとを有する請求項25に記載の電子機器。
  27. 前記第1の選択トランジスタと前記第1の増幅トランジスタとからなる第1の画素トランジスタ群と、前記第2の選択トランジスタと前記第2の増幅トランジスタとからなる第2の画素トランジスタ群との間に、前記ウェルコンタクト部が配置されている請求項26に記載の電子機器。
  28. 前記第1の画素群を構成する第1の光電変換部、前記第1の選択トランジスタ及び前記第1のフローティングディフージョン、並びに、前記第2の画素群を構成する第2の光電変換部、前記第2の選択トランジスタ及び前記第2のフローティングディフージョンが並ぶ第1行、及び、
    前記第1の画素群を構成する前記第1の選択トランジスタ及び前記第1の増幅トランジスタ、並びに、前記第2の画素群を構成する前記第2の選択トランジスタ及び前記第2の増幅トランジスタが並ぶ第2行、からなる平面配置を有する、
    請求項26又は27に記載の固体撮像装置。
  29. 前記第1行と前記第2行とが前記半導体ウェル領域の列方向に交互に配置されている請求項28に記載の固体撮像装置。
  30. 前記ウェルコンタクト部が、少なくとも、前記画素間及び前記画素内の前記素子分離領域を形成する不純物拡散領域に接続されている請求項25から29のいずれかに記載の電子機器。
  31. リセットトランジスタが、前記半導体ウェル領域において、前記光電変換部及び前記リセットトランジスタ以外の画素トランジスタから、前記素子分離領域を介して配置されている請求項25から30のいずれかに記載の電子機器。
  32. 前記光電変換部及び前記画素トランジスタがn型半導体領域を有し、前記素子分離領域がp型半導体領域を有する請求項25から31のいずれかに記載の電子機器。
  33. 前記ウェルコンタクト部が前記素子分離領域よりも不純物濃度の高いp型半導体領域である請求項25から32のいずれかに記載の電子機器。
  34. 周辺回路部のCMOSトランジスタの第1導電型のソース/ドレイン領域と同時工程で形成された第1導電型の前記ウェルコンタクト部を有する請求項25から33のいずれかに記載の電子機器。
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