JP2014099038A - 防災システム - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速な避難を実行しつつ、避難状況を正確に把握できる防災システムの提供。
【解決手段】学校の敷地A内に設けられ、災害が発生したときに警報を表示する大型警報表示器1と、学校の敷地Aから避難地16までの避難経路に配置され、災害の発生に応じて学校の敷地Aのうち警戒地域に対応する信号を発信する発信機10〜12と、発信機10〜12から発信された信号を受信する受信機5と、受信機5が受信した信号に基づいて警戒地域を特定する送信元識別部5Bと、送信元識別部5Bによって特定された警戒地域を文字データに変換して大型警報表示器1へ表示させるコントローラ6と、受信機5が避難経路を移動する発信機10〜12から受信した信号に基づいて、送信元識別部5Bによって特定された警戒地域に対する避難状況を判定する避難状況判定部5Dとを備え、大型警報表示器1は、避難状況判定部5Dによって判定された避難状況を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、災害が発生したときに備える防災システムに係り、特に実際に災害が発生したときの避難や避難訓練に好適な防災システムに関する。
この種の防災システムの従来技術の1つとして、例えば学校等に適用され、異常の発生をその内容を含めて通報して生徒等の点呼や避難誘導等を行う防災システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、この従来技術の防災システムは、携帯無線端末と、校内ネットワークを介して携帯無線端末と通信するセンタ通信装置と、校内ネットワークを携帯無線端末とを接続するアクセスポイントとを備え、これらの携帯無線端末、センタ通信装置、及びアクセスポイントを利用した3つの機能が開示されている。
これらの3つの機能は携帯無線端末に格納されており、そのうち第1の機能は、当該携帯無線端末の所持者が管轄するメンバーの出欠状況を登録し確認する機能である。第2の機能は、異常事態発生時の避難経路を当該携帯無線端末がアクセス可能なアクセスポイントの位置情報をキーとして検索し取得する機能である。第3の機能は、異常事態発生時にその異常事態の内容に応じた緊急通報とアクセス可能なアクセスポイントの位置情報とを校内ネットワークを介してセンタ通信装置へ備えられた通報用釦の操作のみで通報する機能である。
特開2006−85250号公報
上述した特許文献1に開示された従来技術の防災システムは、建物として例えば小学校を想定すると、災害が発生したときに避難誘導者である教職員が携帯無線端末を使用して児童の出欠状況を登録し確認するようにしているが、児童は教室にいるとは限らないので、児童の出欠点呼の確認作業を行っていないこともあり、このような実情が反映されていない。一般的に、災害が発生したときの児童の出欠状況の確認は避難終了後に行われるので、従来技術の防災システムのように災害が発生した直後に児童の出欠状況を確認することは、迅速な避難の妨げになる虞がある。
また、地震、津波及び火災等の災害が発生した場合には、教室にいる児童を速やかに避難地へ移動させる必要があるが、従来技術の防災システムは、携帯無線端末のメニュー項目から避難経路のモードを選択し、携帯無線端末の表示画面に表示された避難経路を確認するようにしているので、この確認作業に時間を取られ、迅速な避難が図れない虞がある。
本来、避難地や避難経路は予め定められているので、避難地や避難経路を確認することよりも、避難が開始されたのか、避難中であるのか、及び避難が完了したのか等の避難状況を把握することが重要になっている。従来技術の防災システムでは、このような教職員による避難状況の報告が携帯無線端末からセンタ通信装置へ送信されるメールや音声等で行われるので、センタ通信装置が受信したメールや音声等を確認する他の教職員にとっては避難状況を把握し難く、避難状況が正確に伝わらないことが懸念されている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、迅速な避難を実行しつつ、避難状況を正確に把握できる防災システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の防災システムは、建物の敷地内に設けられ、災害が発生したときに警報を表示する警報表示器と、前記建物の敷地から避難地までの避難経路に配置され、災害の発生に応じて前記建物の敷地のうち警戒地域に対応する信号を発信する発信機と、この発信機と有線又は無線で接続され、前記発信機から発信された前記信号を受信する受信機と、この受信機が受信した前記信号に基づいて前記警戒地域を特定する送信元識別部と、この送信元識別部によって特定された前記警戒地域を文字データに変換して前記警報表示器へ表示させるコントローラとを備えた防災システムにおいて、前記受信機が前記避難経路を移動する前記発信機から受信した前記信号に基づいて、前記送信元識別部によって特定された前記警戒地域に対する避難状況を判定する避難状況判定部を備え、前記警報表示器は、前記避難状況判定部によって判定された前記避難状況を表示することを特徴としている。
本発明の防災システムによれば、迅速な避難を実行しつつ、避難状況を正確に把握できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の防災システムの一実施形態の構成を示す図である。 本実施形態に係る学校の敷地を説明する図であり、特にこの学校の敷地内における第1の中継器及び第2の中継器の配置を説明する図である。 本実施形態の動作を説明する図である。
以下、本発明に係る防災システムを実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係る防災システムの一実施形態は、建物として例えば図2に示すように学校に適用される。この学校の敷地Aには、例えば学校の教室17、体育館(図示せず)、教職員室13、プール14、及び運動場15がある。そして、本実施形態では、災害が発生したときに備え、学校の敷地Aから避難地16までの避難経路が予め設定されている。
ここで、学校では災害が発生したときに各教室17単位で担当する教職員の指示の下で避難が行われることが想定されるので、各教室17が学校の敷地Aのうち避難への警戒が行われる警戒地域として設定されている。また、避難地16は学校の敷地A外に設定されており、避難経路は、例えば教職員室13の近傍を通過する経路となっている。なお、有事における対応指示を行う教職員の責任者として、例えば教頭が選任されている。
本実施形態は、学校の敷地A内に設けられ、災害が発生したときに警報を表示する警報表示器を備えており、この警報表示器は、例えば図1、図2に示すように教職員室13内の各場所から表示された内容を教職員が確認できるように学校の職員室13の天井近傍の高所に設置され、大型に構成された大型警報表示器1から成っている。
また、大型警報表示器1は、例えば横20個及び縦15個の合計300個のLEDから構成され、警戒地域や警報等を表示するLED表示部2と、このLED表示部2に警報が表示されたときに点滅するフラッシュランプ3と、LED表示部2に警報が表示されたときに鳴動するサイレン4とを有している。
LED表示部2は、例えば大型警報表示器1の正面側から見て中央に配置されており、フラッシュランプ3は、例えばLED表示部2の左側方に配置され、サイレン4は、例えばLED表示部2の右側方に配置されている。また、フラッシュランプ3は、例えば頂点が表面から前方へ突出した三角柱に形成されたプラスチック状の筒体3aと、この筒体3a内に収容された複数のLED(図示せず)から成っている。
本実施形態は、学校の敷地A内の警戒地域から避難地16までの避難経路に配置され、災害の発生に応じて警戒地域に対応する信号を発信する発信機を備え、この発信機は、例えば各教室17に設けられ、押下することで信号を出力する複数の押釦型送信機10と、可搬可能に構成された可搬型送信機とを含んでいる。
本実施形態では、この可搬型送信機は例えば2種類の型があり、一方は、ペンダント型の形状に形成され、教職員の衣服等に取付けて可搬するペンダント型送信機11から成っている。他方は、腕時計の内部に格納され、腕時計を教職員の腕に装着して可搬する腕時計型送信機12から成っている。これらのペンダント型送信機11及び腕時計型送信機12には、例えば押釦型送信機10と同様の機能を有する押釦11a,12aがそれぞれ設けられている。
本実施形態では、押釦型送信機10は、例えば各教室17に少なくとも1個設置されており、各教室17よりも面積が広い体育館には複数個設置されることにより、各教室17の教職員が押釦型送信機10を有事に押下して操作するようにしている。また、プール14や運動場15では、押釦型送信機10の代わりに、各教室17の教職員が装着して可搬可能であるペンダント型送信機11や腕時計型送信機12の押釦11a,12aを押下することにより、押釦型送信機10を設置できない場所への対応を行うようにしている。
また、本実施形態は、押釦型送信機10、ペンダント型送信機11、及び腕時計型送信機12と無線で接続され、これらの押釦型送信機10、ペンダント型送信機11、及び腕時計型送信機12から出力された信号を受信する受信機5を備えている。この受信機5は、例えば受信部5Aと、この受信部5Aが受信した信号に基づいて警戒地域を特定する送信元識別部5Bとを有している。さらに、本実施形態は、この送信元識別部5Bによって特定された警戒地域を文字データに変換して大型警報表示器1のLED表示部2へ表示させるコントローラ6を備えている。
従って、受信機5は、例えば押釦型送信機10、ペンダント型送信機11、及び腕時計型送信機12から出力された警報信号や復旧信号等の各種の信号を受信すると、送信元の識別信号や警報信号等の種別信号をコントローラ6へ出力するようになっており、これらの信号が入力されたコントローラ6は、例えば大型警報表示器1へ表示するための文字データを抽出し、大型警報表示器1へ文字データ信号を出力するようにしている。
また、本実施形態は、コントローラ6に接続され、所定の振動を超える地震を検出して信号をコントローラ6へ出力する地震計8を備えており、コントローラ6は、この地震計8から信号が入力されることにより、災害発生の文字データ信号を大型警報表示器1へ出力するようにしている。
さらに、本実施形態は、コントローラ6に接続されたパソコン7を備えており、このパソコン7は、例えば新年度のクラス変更に伴って押釦型送信機10から出力される識別信号に対するクラス名の変更を含む文字データの書換え、受信機5から出力される信号の確認、及びコントローラ6の記憶装置(図示せず)に格納される履歴情報の取得等の保守作業に用いられる。
また、コントローラ6は、災害が発生したときや避難訓練を行うときに押下することによって災害発生信号を出力する災害発生押釦6Aと、大型警報表示器1の表示を含めた全ての警報をリセットする警報リセット釦6Bとを有している。なお、受信機5及びコントローラ6は、例えば指示対応が迅速に行われるように有事における対応指示を行う教職員の責任者である教頭の教頭席の近傍の壁に設置されている。
本実施形態は、学校の敷地A内に設けられ、避難経路の途中を移動するペンダント型送信機11及び腕時計型送信機12から受信機5へ発信される信号を中継する第1の中継器9Aと、避難地16の近傍に設けられ、避難地16へ到着する際にペンダント型送信機11及び腕時計型送信機12から受信機5へ発信される信号を中継する第2の中継器9Bとを備えている。
受信機5は、例えば受信部5A及び送信元識別部5Bの他に、受信部5Aが避難経路を移動するペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12から受信した信号に基づいて、送信元識別部5Bによって特定された警戒地域に対する避難状況を判定する避難状況判定部5Dを備えている。
具体的には、第1の中継器9Aは、例えば電波の受信が良好な教職員室13の外壁に設置され、第2の中継器9Bは、例えばペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12を持参する教職員が避難地16へ到着したときにペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12からの信号が受信不能となる位置に設置されている。
受信機5は、例えば受信部5Aが受信した信号が第1の中継器9A及び第2の中継器9Bのうち、いずれの中継器を経由したのかを識別する中継器識別部5Cを有しており、避難状況判定部5Dは、例えば中継器識別部5Cによって識別された中継器の情報に基づいて、避難状況を判定するようにしている。
そして、避難状況判定部5Dは、例えば災害が発生して受信機5が受信した信号が押釦型送信機10から発信されたものである場合に、避難状況を避難開始と判定するようにしている。また、避難状況判定部5Dは、例えば受信機5が受信した信号がペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12から発信されたものであり、当該信号が中継器識別部5Cによって第1の中継器9Aを経由したと識別された場合に、避難状況を避難中と判定するようにしている。
一方、避難状況判定部5Dは、例えば受信機5が受信した信号がペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12から発信されたものであり、当該信号が中継器識別部5Cによって第2の中継器9Bを経由したと識別され、受信機5が当該信号を受信しなくなった場合に、避難状況を避難完了と判定するようにしている。なお、本実施形態では、大型警報表示器1、受信機5、コントローラ6、第1の中継器9A、及び第2の中継器9Bは、災害が発生したときに生じる停電に備え、停電が発生したときにこれらの大型警報表示器1、受信機5、コントローラ6、第1の中継器9A、及び第2の中継器9Bへ電力の供給を行う非常用電源装置(図示せず)又は二次電池(図示せず)を有している。
次に、本実施形態の動作を図3のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、警戒地域である各教室のうち例えば2年1組の教職員が児童を引率して避難する場合について主に説明し、他の教室の教職員が児童を引率して避難する場合についての説明を省略する。
図3は本実施形態の動作を説明する図である。
まず、災害として例えば所定の揺れを超える地震が発生すると、地震計8がこの地震の揺れを検出し、災害発生信号をコントローラ6へ出力する。コントローラ6は、地震計8から災害発生信号を受信すると(コントローラ6側のステップ(以下、Dと記す)1)、「災害発生」の文字データを抽出して大型警報表示器1へ出力する(D2)。
次に、大型警報表示器1は、コントローラ6から「災害発生」の文字データが入力されると、「災害発生」画面2AをLED表示部2に表示し、フラッシュランプ3を点滅させると共にサイレン4を鳴動させる(大型警報表示器1側のステップ(以下、Eと記す)E1)。
次に、大型警報表示器1の「災害発生」画面2Aを見た教職員室13の教職員は、校内放送設備(図示せず)で校内の児童及び教職員全員の避難放送を行う。そして、避難放送を聞いた警戒地域である各教室17のうち例えば2年1組の教職員は、教室17内の押釦型送信機10を押下すると(送信機側のステップ(以下、Aと記す)1)、押釦型送信機10は、信号を受信機5へ送信する。その後、2年1組の教職員は、身に付けているペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12のスイッチ(図示せず)を押下した後、ペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12を持参し、2年1組の児童を引率して教室17から避難地16への避難を開始する(A2)。
一方、受信機5の受信部5Aは、手順A1において押釦型送信機10から信号を受信すると(受信機5側のステップ(以下、Cと記す)1)、受信機5の送信元識別部5Bは送信IDから2年1組を特定する。そして、受信機5の避難状況判定部5Dは、受信部5Aが受信した信号から2年1組の避難状況を認識して避難開始と判定し、「2−1避難開始」の信号をコントローラ6へ送信する(C2)。
コントローラ6は、避難状況判定部5Dから「2−1避難開始」の信号を受信すると、この信号から「2−1避難開始」の文字データを抽出し、「2−1避難開始」の文字データを大型警報表示器1へ出力する(D3)。大型警報表示器1は、コントローラ6から「2−1避難開始」の文字データが入力されると、「2−1避難開始」画面2BをLED表示部2に表示する(E2)。
次に、2年1組の教室から出た教職員は、避難経路の途中にある教職員室13の近傍を通過すると、第1の中継器9Aは、送信IDの受信を確認して、例えば2年1組の教職員が持参するペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12から送信IDを受信し(中継器9A,9B側のステップ(以下、Bと記す)1)、受信した送信IDを受信機5へ送信する(B2)。
受信機5の受信部5Aは、手順B2において第1の中継器9Aから送信された送信IDを受信すると(C3)、受信機5の送信元識別部5Bは送信IDから2年1組を特定し、受信機5の中継器識別部5Cは受信部5Aが受信した信号が第1の中継器9Aを経由したと識別する。そして、受信機5の避難状況判定部5Dは、受信部5Aが受信した信号及び中継器識別部5Cによって識別された情報から2年1組の避難状況を認識して避難中と判定し、「2−1避難中」の信号をコントローラ6へ出力する(C4)。
コントローラ6は、手順C4において避難状況判定部5Dから「2−1避難中」の信号が入力されると、この信号から「2−1避難中」の文字データを抽出し、「2−1避難中」の文字データを大型警報表示器1へ出力する(D4)。大型警報表示器1は、コントローラ6から「2−1避難中」の文字データが入力されると、「2−1避難中」画面2CをLED表示部2に表示する(E3)。
次に、教職員室13の近傍を通過した教職員が避難地16へ近づくと、第2の中継器9Bは、送信IDの受信を確認して、例えば2年1組の教職員が持参するペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12から送信IDを受信し(B3)、受信した送信IDを受信機5へ送信する(B4)。
そして、受信機5の受信部5Aは、手順B4において第2の中継器9Bから送信された送信IDを受信すると(C3)、受信機5の送信元識別部5Bは送信IDから2年1組を特定し、受信機5の中継器識別部5Cは受信部5Aが受信した信号が第2の中継器9Bを経由したと識別する。そして、受信機5の避難状況判定部5Dは、受信部5Aが受信した信号及び中継器識別部5Cによって識別された情報から2年1組の避難状況を認識して避難中と判定し、「2−1避難中」の信号をコントローラ6へ出力する(C4)。
コントローラ6は、手順C4において避難状況判定部5Dから「2−1避難中」の信号が入力されると、この信号から「2−1避難中」の文字データを抽出し、「2−1避難中」の文字データを大型警報表示器1へ出力し続ける(D4)。大型警報表示器1は、コントローラ6から「2−1避難中」の文字データが入力されると、「2−1避難中」画面2CをLED表示部2に表示し続ける(E3)。
次に、教職員が避難地16へ到着すると、第2の中継器9Bは、送信IDの受信を確認して、2年1組の教職員が持参するペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12から送信された送信IDが受信不能となり(B5)、送信IDの不可信号を受信機5へ送信する(B6)。
そして、受信機5の受信部5Aは、手順B6において第2の中継器9Bから送信された送信IDの不可信号を受信すると(C5)、受信機5の送信元識別部5Bは送信IDの不可信号から2年1組を特定し、受信機5の中継器識別部5Cは受信部5Aが受信した信号が第2の中継器9Bを経由したと識別する。そして、受信機5の避難状況判定部5Dは、受信部5Aが受信した信号及び中継器識別部5Cによって識別された情報から2年1組の避難状況を認識して避難完了と判定し、「2−1避難完了」の信号をコントローラ6へ出力する(C6)。
コントローラ6は、手順C6において避難状況判定部5Dから「2−1避難完了」の信号が入力されると、この信号から「2−1避難完了」の文字データを抽出し、「2−1避難完了」の文字データを大型警報表示器1へ出力する(D5)。大型警報表示器1は、コントローラ6から「2−1避難完了」の文字データが入力されると、「2−1避難完了」画面2DをLED表示部2に表示する(E4)。
一方、教頭(災害が発生したときの責任者(複数人でも良い))は、大型警報表示器1に表示される教室17毎の避難状況を確認し、手順E3において大型警報表示器1のLED表示部2に避難中の表示がなされていない教室17に対して避難指示を行う。そして、教頭は、全教室17が避難中であることを確認すると、避難していないで学校の敷地A内に残っている児童の確認を行いながら自らも避難地16へ避難する。
次に、避難が終了すると、教頭は教職員室13に戻り、コントローラ6の警報リセット釦6Bを押下する(D6)。そして、警報リセット釦6Bは、大型警報表示器1へ終了指令信号を出力し(D7)、大型警報表示器1は、終了指令信号が入力されると、LED表示部2を消灯し、フラッシュランプ3を消灯させると共にサイレン4を停止させる(E5)。その後、教頭又は教職員がパソコン7をコントローラ6へ接続することにより、パソコン7の記憶装置に格納された履歴情報を取得して各教室17の避難開始時刻や避難地16への到着時刻を検証し、本実施形態の動作を終了する。
このように構成した本実施形態によれば、災害が発生したり、あるいは避難訓練を行うときに、避難誘導者である教職員は、押釦型送信機10を押下し、ペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12を持参して児童を引率しながら避難地16へ向かうだけで良いので、迅速な避難を実行することができる。さらに、受信機5の避難状況判定部5Dによって各教室17の避難状況が大型警報表示器1のLED表示部2に表示されるので、有事における対応指示を行う教職員の責任者である教頭は各教室17の避難状況を正確に把握することができる。
また、本実施形態は、避難経路において電波の受信が良好な教職員室13の外壁に第1の中継器9Aを設置すると共に、ペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12を持参する教職員が避難地16へ到着したときにペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12からの信号が受信不能となる位置に第2の中継器9Bを設置している。そのため、ペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12からの信号が第1の中継器9A及び第2の中継器9Bのうち、いずれの中継器を経由したのかを受信機5の中継器識別部5Cで識別することにより、避難経路を移動して避難する教職員の位置を的確に把握することができる。これにより、受信機5の避難状況判定部5Dによる各教室17の避難状況の判定精度を高めることができる。
また、本実施形態は、大型警報表示器1のLED表示部2に避難状況として、「2−1避難開始」画面2B、「2−1避難中」画面2C、及び「2−1避難完了」画面2Dが避難を行っている教室17に対応して表示されるので、有事における対応指示を行う教職員の責任者である教頭がこれらの画面2B〜2Dを確認することにより、各教室17の避難状況を容易に把握することができる。これにより、教頭は、避難が遅れている教室17に対する指示を確実に行うことができると共に、自らの避難時期も判断できるので、災害が発生したときの被害を抑えることができる。
また、本実施形態は、災害が発生したときに、大型警報表示器1のLED表示部2に「災害発生」が表示されるだけでなく、フラッシュランプ3が点滅すると共に、サイレン4も鳴動するので、教職員室13内にいる教頭や教職員に対して注意を喚起することができる。特に、大型警報表示器1は学校の教職員室13の天井近傍の高所に設置されており、表示された内容が確認し易くなっているので、教頭や教職員を避難への行動に円滑に移すことができる。
なお、上述した本実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
また、本実施形態は、地震計8が地震の揺れを検出して災害発生信号をコントローラ6へ出力した場合について説明したが、この場合に限らず、地震計8の代わりに災害発生信号と等価な信号を出力するコントローラ6の災害発生押釦6Aを押下しても良い。これにより、避難訓練のときに実際に災害が発生したときと同様の動作が行われるので、有効な避難訓練を実施することができる。
また、本実施形態は、第2の中継器9Bは、ペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12を持参する教職員が避難地16へ到着したときにペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12からの信号が受信不能となる位置に設置された場合について説明したが、この場合に限らず、ペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12を持参する教職員が避難地16へ到着したときにペンダント型送信機11又は腕時計型送信機12のスイッチをOFFにしても良い。
また、本実施形態は、受信機5が押釦型送信機10と無線で接続された場合について説明したが、この場合に限らず、受信機5は押釦型送信機10と有線で接続されていても良い。
1 大型警報表示器
2 LED表示部
3 フラッシュランプ
4 サイレン
5 受信機
5A 受信部
5B 送信元識別部
5C 中継器識別部
5D 避難状況判定部
6 コントローラ
9A 第1の中継器
9B 第2の中継器
10 押釦型送信機
11 ペンダント型送信機
12 腕時計型送信機
16 避難地

Claims (4)

  1. 建物の敷地内に設けられ、災害が発生したときに警報を表示する警報表示器と、前記建物の敷地から避難地までの避難経路に配置され、災害の発生に応じて前記建物の敷地のうち警戒地域に対応する信号を発信する発信機と、この発信機と有線又は無線で接続され、前記発信機から発信された前記信号を受信する受信機と、この受信機が受信した前記信号に基づいて前記警戒地域を特定する送信元識別部と、この送信元識別部によって特定された前記警戒地域を文字データに変換して前記警報表示器へ表示させるコントローラとを備えた防災システムにおいて、
    前記受信機が前記避難経路を移動する前記発信機から受信した前記信号に基づいて、前記送信元識別部によって特定された前記警戒地域に対する避難状況を判定する避難状況判定部を備え、
    前記警報表示器は、前記避難状況判定部によって判定された前記避難状況を表示することを特徴とする防災システム。
  2. 請求項1に記載の防災システムにおいて、
    前記建物の敷地内に設けられ、前記避難経路の途中を移動する前記発信機から前記受信機へ発信される前記信号を中継する第1の中継器と、
    前記避難地の近傍に設けられ、前記避難地へ到着する際に前記発信機から前記受信機へ発信される前記信号を中継する第2の中継器と、
    前記受信機が受信した前記信号がこれらの第1の中継器及び第2の中継器のうち、いずれの中継器を経由したのかを識別する中継器識別部とを備え、
    前記避難状況判定部は、前記中継器識別部によって識別された中継器の情報に基づいて、前記避難状況を判定することを特徴とする防災システム。
  3. 請求項2に記載の防災システムにおいて、
    前記発信機は、
    前記警戒地域に設けられた押釦型送信機と、
    可搬可能に構成された可搬型送信機とを含み、
    前記避難状況判定部は、災害が発生して前記受信機が受信した前記信号が前記押釦型送信機から発信されたものである場合に、前記避難状況を避難開始と判定し、前記受信機が受信した前記信号が前記可搬型送信機から発信されたものであり、当該信号が前記中継器識別部によって前記第1の中継器を経由したと識別された場合に、前記避難状況を避難中と判定し、前記受信機が受信した前記信号が前記可搬型送信機から発信されたものであり、当該信号が前記中継器識別部によって前記第2の中継器を経由したと識別され、前記受信機が当該信号を受信しなくなった場合に、前記避難状況を避難完了と判定することを特徴とする防災システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の防災システムにおいて、
    前記警報表示器は、
    複数個のLEDから構成されるLED表示部と、
    このLED表示部に前記警報が表示されたときに点滅するフラッシュランプと、
    前記LED表示部に前記警報が表示されたときに鳴動するサイレンとを有することを特徴とする防災システム。
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