JP5636518B1 - 避難通知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】多くの緊急避難用の施設や装置に収容された避難者の人数を簡単に通知でき、その通知に基づいて避難状況を的確に把握することができる避難通知システムを提供する。【解決手段】避難通知システムは、入力された避難者数と測定された避難位置と当該識別情報とを含む避難通知情報を所定時間間隔で自動送信することができ、施設や装置などの避難場所に備えられた避難通知端末装置Tと、避難通知端末装置から送信され、受信した避難通知情報に含まれた避難者数と避難位置と識別情報とに基づいて、端末画面に表示された地図上に避難位置マークを表示し、該マークに関連付けて避難者数を表示し、更には、移動履歴を表示できる防災センターCの受信端末装置と、を有している。【選択図】図7

Description

本発明は、津波、洪水などの災害発生時に、或いは、避難警報の発令時に、避難場所に避難した人数を避難監視場所(例えば、地方自治体に置かれた防災センターなど)に通知できるようにし、避難状況を速やかに且つ精度よく把握できる避難通知システムに関する。
一般に、津波、洪水などの水害対策は、地方自治体を中心にして講じられてきた。津波に対しては、例えば、大堤防を築き、津波の襲来に備えるとか、或いは、津波予報が発令された時には、素早く高台に避難するといった行政指導が行われている。
ところで、東日本大震災の際に発生した予想外の大津波襲来においては、大堤防も破壊されて、津波の到来を阻止できず、多くの人命が失われた。このとき、高台に避難した人々は助かった。このことからも、先ずは、高台に避難することが、最重要であり、基本的なことである。しかし、津波避難場所が指定されてあったとしても、それは、自然地形的に見て、高台であることが多く、必ずしも、避難場所に到達するのに苦労し、利用しやすいように整備されている訳ではない。特に、車椅子利用者、老人、子供などを含む社会的弱者にとっては、容易なことではない。
そこで、緊急時に迷う事なく利用でき、高台に駆け上がらなくても高台に避難したのと同じ効果があり、上述の社会的弱者であっても安全に避難収容できる津波避難用の施設が種々提案されており、本出願人も、緊急避難用装置(緊急避難用シェルター)を提案した(特許文献1を参照)。この緊急避難用装置は、水密構造の中空室を有する円環状浮体の中央部空間を貫通して遊嵌する誘導手段が、円環状浮体を載置する台座に固定された構成を有している。この誘導手段は、想定される津波や洪水の水位より高くなるように設置され、津波や洪水が襲来したときには、円環状浮体が、台座から浮上し、水位の増減に応じて、誘導手段に沿って上下に誘導される。そのため、円環状浮体は、水流の水圧を容易に回避することができ、水圧で破壊され難く、しかも、津波や洪水が終息したときには、円環状浮体1は、台座に載置されていた元の場所に戻る。
なお、提案した緊急避難用装置では、誘導手段の高さは、想定される津波や洪水の水位を基準に設定されているため、その想定を超える予想外の高い水位の津波や洪水が襲来した場合には、円環状浮体は、誘導手段から離れてしまい、水上に浮遊し、漂流することになる。しかし、円環状浮体は、漂流してしまっても、安定して浮遊するため、この円環状浮体内に収容された避難者の安全を確保することができる。
一方、津波、洪水などの災害発生時における避難状況を把握するための災害対応支援システムは、種々提案されており(例えば、特許文献2乃至5を参照)、このシステムによれば、避難状況として、罹災場所や避難人数を把握することができる。
特許第5274699号 特開2012−105129号公報 特開2007−235325号公報 特開2003−323683号公報 特開2008−21029号公報
上述したように、津波や洪水などに対処できる緊急避難用の施設・装置が種々提案されている。しかし、これらの緊急避難用の施設や装置が多く用意されていたとしても、実際の災害発生時に、避難監視場所、例えば、行政自治体に置かれている防災センターでは、それらの施設・装置に避難した人数を、避難場所毎に、即座に把握することができないという問題があった。そのため、防災センターでは、その避難状況の把握に手間取り、情報が錯綜するなど、不確かな情報に頼ることとなって、救助・救援体制を整えるのに時間を要していた。また、災害発生が予測されるときに、防災センターが避難警報を発令しても、防災センターでは、それらの施設・装置へどれだけの人々が避難したのか、その情報が即座に得られず、正確な避難状況を把握するには、手間取って時間を要するという問題があった。また、上記提案された災害対応支援システムにおいても、罹災した人が移動したような場合には、移動した場所や、その時の人数を把握することは困難であった。
上記特許文献2で提案された災害対応システムでは、複数の携帯端末が、グループ内の個々のユーザによって所持されており、被災時に、自己の現在の位置情報を取得して、該位置情報を災害対応支援サーバに送信しているのみであって、被災人数は、災害対応支援サーバにおける処理によって特定されている。そのため、防災センターでは、避難場所や、避難施設、避難用シェルターなどに、どれだけの人が避難したか、その人数を即座に把握することができない。
また、上記特許文献3に開示された通信端末には、予め設定された情報(自宅住所情報、避難所住所情報)及び入力手段により入力された人数情報に基づいて送信情報を作成する送信情報作成手段と、電力線とコンタクトするためのコンタクト部と、電力線とコンタクトした場合に、前記送信情報作成手段により作成された送信情報を、電力線を介して送信する送信部とが備えられているが、この避難所住所情報は、予め設定された情報であって、通信端末で測定された位置情報ではなく、通信端末には、現在位置を測定する手段が備えられていないため、通信端末自体が移動したような場合には、当該端末の現在位置を把握することは困難である。
さらに、上記特許文献4で提案された防災システムは、地図を表示するための地図情報を記憶する地図情報データベースと、災害情報を前記地図と関連付けて記憶する防災情報データベースと、インターネットのウェブに地図を出力し、権限あるユーザから前記地図の位置を特定して災害情報が入力されると、前記防災情報データベースに地図と関連付けて記憶すると共に、ウェブの地図上には対応するアイコンを表示し、当該アイコンが選択されると、対応する災害情報の内容を表示するサーバとを備えており、防災情報には、居住地区内の危険箇所を指摘する危険個所情報と、居住地区内における高齢者及び障害者等であって本人又は家族の希望によって登録された、優先的避難を必要とする優先避難者の情報(優先避難者情報)が含まれているが、避難場所や、避難施設、避難用シェルターなどに、どれだけの人が避難したか、そして、特に、避難様シェルターなどが漂流して移動した場合に、その人数と現在位置とを即座に把握することができない。
そこで、本発明は、上述した課題に鑑みて、多くの緊急避難用の施設や避難用シェルターなどの装置に収容された避難者の人数を簡単に通知でき、しかも、それらの現在位置が自動的に送信され、その人数と現在位置の通知に基づいて避難状況を的確に把握することができる避難通知システムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本出願の発明では、次に示す構成を採用した。
(1)本発明の避難通知システムにおける避難通知端末装置は、避難場所に避難した避難者数を入力する少なくとも数字キーを有する入力手段と、電源がオン状態のとき、全地球測位システム(GPS)を利用して避難位置を自動的に測定する位置測定手段と、避難者による前記入力された避難者数と、前記測定された避難位置と、当該端末装置の識別情報とを含む避難通知情報を作成する制御手段と、前記避難者数の入力後に、送信ボタンが押されると、作成された前記避難通知情報を所定時間間隔で自動的に無線送信する送信手段と、を有し、避難場所に備えられ、避難者が携行して避難場所から移動できることを特徴とする。
(2)前記(1)の避難通知端末装置は、前記避難通知情報は、前記数字キーで入力される優先者数を含むことを特徴とする。
(3)本発明の避難通知システムは、避難場所に備えられ、避難者が携行して避難場所から移動でき、避難者によって入力された避難者数と、電源オン状態の時に全地球測位システム(GPS)を利用して自動的に測定された避難位置と、当該装置の識別情報とを含めて作成された避難通知情報を、前記避難者数の入力後に、所定時間間隔で自動的に無線送信することができる避難通知端末装置と、避難監視場所に備えられ、前記避難通知端末装置から無線送信され、受信した前記避難通知情報に含まれた前記避難者数、前記避難位置及び前記識別情報に基づいて、端末画面に表示された地図上に避難位置マークを表示するとともに、該マークに関連付けて避難者数を表示することができ、さらに、前記避難通知端末装置が移動した履歴を表示することができる受信端末装置と、を有することを特徴とする。

以上の様に、本発明の避難通知システムは、避難場所等に備えられた避難通知端末装置と、避難監視場所に備えられた受信端末装置と有し、受信端末装置では、避難通知端末装置から所定時間間隔で送信された避難通知情報に含まれる避難者数及び避難位置と当該端末装置の識別情報とに基づいて、端末画面に表示された地図上に避難位置マークを表示するとともに、該マークに関連付けて避難者数を表示し、さらには、避難通知端末装置が移動した履歴を表示するようにしたので、避難監視場所、例えば、地方自治体に置かれた防災センターでは、広範囲に発生した災害においても、通常の通信網が途絶えても、避難した場所と、そこに避難した人数とを正確に把握することができる。そのため、避難状況を正確に、且つ、迅速に把握できるため、避難者への救助・救援体制を早期に整えることができる。
また、本発明の避難通知端末装置は、入力手段と位置測定手段と送信手段とを有するという簡単な構成になっている。この避難通知端末装置は、当該避難場所に避難した避難者が操作するのであって、避難者は、入力手段を使って、人数を入力するだけである。この入力操作と同時に、位置測定手段によって自動的に当該避難通知端末装置の位置を測定しているので、入力された避難者の人数と測定された避難位置と当該端末装置の識別情報とを含む避難通知情報が作成され、所定時間の間隔をおいて自動的に送信される。そのため、簡単な操作で避難通知情報を送信することができる。さらに、この避難通知端末を携行して、他の避難場所に移動した場合でも、移動後の位置測定が自動的に実行されるので、移動後の避難者数と位置情報とが含まれる避難通知情報が作成され、所定時間間隔で送信され、防災センターでも、移動後の避難状況を容易にかつ正確に把握することができる。また、前記避難通知端末が緊急避難用シェルター等に備えられている場合、この緊急避難様シェルター自体が流されて移動してしまったときにも、同様である。
また、本発明の受信端末装置では、避難通知端末装置から送信された少なくとも避難者数及び避難位置を含む複数の避難通知情報を受信して、各避難通知情報に含まれた避難者数及び避難位置に基づいて、受信端末装置の端末画面に表示された地図上に避難位置マークを表示するとともに、該避難位置マークに関連付けて避難者数を表示し、避難通知端末装置が移動した場合にはその移動履歴を表示するようにしたので、広範囲の地域に係る避難状況について、視覚的に、容易にかつ正確に把握することができ、避難者への救助・救援体制を早期に整えることが可能となる。
以上の様に構成された本発明は、津波、洪水などの災害発生時に、或いは、避難警報の発令時に、避難場所に避難した人数を避難監視場所(防災センター)に通知でき、避難者の人数と現在位置とにより、避難状況を速やかに且つ精度よく把握でき、避難者の安全を確保することができる。また、本発明の避難通知端末装置を、船舶等に備えられた救命ボート等に備えることもでき、船舶等が遭難したときにも、救難センターなどでは、避難状況を速やかに且つ精度よく把握でき、遭難者救助体制を迅速に整えることができる。
本発明の避難通知システムの全体概要を説明する図である。 本発明の避難通知端末装置の概観図である。 本発明の避難通知端末装置のシステム構成を説明する図である。 本発明の避難通知端末装置における処理フローチャートを説明する図である。 本発明の避難通知端末装置における表示処理を説明する図である。 本発明の受信端末装置のシステム構成を説明する図である。 本発明の受信端末装置における処理フローチャートを説明する図である。 本発明の受信端末装置における画面表示例を説明する図である。 避難通知端末装置の移動履歴を表示した画面表示例を説明する図である。
本発明による避難通知システムに関する実施形態について、以下に、図1乃至図9を参照しながら、実施例を示して具体的に説明する。
図1には、本発明の避難通知システムの実施例に関する全体的な概要が示される。図1に示されるように、避難通知システムは、緊急避難用装置、或いは、緊急避難シェルター等の緊急避難用装置、避難指定施設(学校、公民館等)、避難指定場所等の避難場所1−1、1−2に設置された避難通知端末装置T1、T2と、避難監視場所としての防災センターCに備えられた受信端末装置20とで構成される。図1では、避難場所は代表的に例示しており、具体的には、もっと多くの避難場所が存在している。そして、それらの避難場所毎に、避難通知端末装置Tが設置されている。さらに、受信端末装置20は、これらの避難通知端末装置Tから送信される避難通知情報を受信することができる。ここでの送信システムでは、少なくとも緊急避難時に、避難通知端末装置と受信端末装置との間で無線通信が形成されることが好ましい。なお、図1には、避難場所に避難者を例示している。
次に、図2に、図1に示した避難通知システムにおける避難場所に設置された避難通知端末装置T1、T2の具体例を示した。図2では、代表例として、避難場所1−1に設置された避難通知端末装置T1を示しているが、他の避難場所に設置された避難通知端末装置Tも、T1と同様の構成になっている。避難通知端末装置T1は、端末本体10、アンテナ11、電源ボタン12、入力キー13、表示画面14、送信ボタン15を備えている。入力キー13は、「0〜9」の数字キー、[・]の点キー、「C」のクリアキーからなっている。
避難通知端末装置の端末本体10には、電源としてのバッテリが内蔵され、避難者による電源ボタン12の操作により、端末機能が起動される。このバッテリは、日頃には、太陽光発電システムにより充電されるようにすることが好ましい。また、避難通知端末装置を固定設置せず、持ち運べるようにすることもでき、この場合には、この端末装置を充電装置から取り外したときに、端末機能を自動起動することも可能である。
図3には、避難通知端末装置の端末機能を実現できるシステム構成が示され、このシステム構成が端末本体10内に組み込まれている。このシステム構成は、制御手段101、入力手段102、位置測定手段103、記憶手段104、表示手段105、そして、送信手段106からなっている。入力手段102は、端末本体10に備えられた入力キー13、送信ボタン15を含み、位置測定手段103は、全地球測位システム(GPS)を利用して当該端末装置の位置を測定し、位置情報を得る。記憶手段104には、少なくとも、当該端末装置の識別情報、端末処理プログラム、表示メッセージが格納されている。表示手段105は、制御手段101からの指示に従って、表示画面14にメッセージを表示する。
以上の様に構成されたシステムに関する処理フローチャートが図4に示されている。このフローチャートは、記憶手段104に格納されたプログラムに従っており、制御手段101によって実行される。先ず、避難者による電源ボタン12の操作、或いは、自動起動によって、電源がON状態になると(ステップS1)、制御手段101は、位置測定手段103に当該端末装置の位置測定を指示し、現在の位置情報を得て、記憶手段104に記憶する(ステップS2)。次いで、制御手段101は、図5(a)に示されるメッセージ「避難人数を入力して下さい」を記憶手段104から読み出し、表示画面14にそのメッセージを表示させ、人数の入力指示を行う(ステップS3)。
次いで、避難者によって、避難している人数が、入力キー13で入力されると、制御手段101は、その人数を記憶手段104に記憶するとともに、例えば、入力された人数が、12人であれば、図5(b)に示されるように、表示画面14に、「12」と表示する(ステップS4)。ここで、避難者数と当該端末装置の位置情報を取得できたので、制御手段101は、記憶手段104から読み出した当該端末装置に係る識別情報と人数情報と位置情報とを送信システムに適したフォーマットに変換して避難通知情報を作成する(ステップS5)。次いで、制御手段101は、図5(c)に示されるように、表示画面14に、メッセージ「送信ボタンを押して下さい」と表示する。避難者によって、送信ボタン15が押されたことを確認して、送信手段106に、避難通知情報の送信を指示し(ステップS6)、図5(c)に示されるように、表示画面14に、メッセージ「送信を完了しました」と表示する(ステップS7)。その後、制御手段101は、内蔵するタイマー機能を使用し、所定時間(例えば、1分、5分など)の間隔をおいて、作成した避難通知情報を送信手段106に自動的に送信させる(ステップS8)。
なお、入力手段13における「C」のクリアキーを用いれば、人数入力の訂正が可能である。また、収容された避難者の中に、負傷者、高齢者など優先した対応が必要な優先者がいる場合には、避難者数の入力の後に、入力手段13における[・]の点キーを押下して、優先者人数を入力できるようにしてもよい。例えば、優先者人数が1人であれば、人数情報は、「12・1」となる。表示画面14に各メッセージを各ステップで表示するようにしたが、そのメッセージに替えて、或いは、そのメッセージの表示と同時に、音声で知らせることもできる。また、避難者数は変化する可能性があるので、その変化が有った時には、電源がON状態である限り、再度、人数の入力を繰り返して、その都度、送信ボタンを押下することにより、その人数情報とその時に測定された位置情報と識別情報とを含む避難通知情報を送信することが可能である。即ち、人数と現在位置を更新した避難通知情報を送信することができる。この避難通知情報は、所定時間間隔で自動的に送信される。避難者の心情を考慮すれば、避難している人がいることを防災センターに何度でもリアルタイムに送信できるようにすることが好ましい。
これまでに、避難通知システムにおける避難通知端末装置について説明したが、以下に、同システムにおける受信端末装置の実施例について、図6乃至図9を参照しながら説明する。
図6には、図1に示した避難通知システムにおける防災センターCに設置された受信端末装置20の端末機能を実現できるシステム構成が示されている。このシステム構成は、制御手段201、操作手段202、受信アンテナを有する受信手段203、記憶手段204、そして、表示手段205を有している。操作手段202は、防災センターCの担当者によって操作され、端末装置の機能を制御するためのものである。受信手段203は、避難通知端末装置Tから送信された電波を受信し、避難通知情報を取得する。記憶手段204には、少なくとも、地図画像情報、地図位置に関連付けられた所在地名(番地を含む)情報が記憶され、かつ、端末処理プログラムが格納されている。表示手段205は、制御手段101からの指示に従って、表示画面14には、少なくとも、地図画像、位置マーク、人数、移動履歴を表示する。
以上の様に構成されたシステムに関する処理フローチャートが図7に示されている。このフローチャートは、記憶手段204に格納されたプログラムに従っており、制御手段201によって実行される。先ず、防災センターCの担当者が、操作手段202によって、災害発生時、或いは、緊急避難命令の発令時に、受信端末装置20を起動し、或いは、常時起動しておいてもよく、受信可能状態、即ち、待ち受け状態にする(ステップ11)。ここで、避難通知端末装置から送信された電波により避難通知情報を受信したとき(ステップS12)、その避難通知情報から、人数、位置情報及び識別情報を取得する(ステップS13)。
次いで、制御手段201は、記憶手段204から、格納されていた地図画像情報を読み出し、表示手段205にその地図情報を伝送し、表示画面22に地図画像を表示する。そして、取得した位置情報に基づいて、表示された地図画像上の位置を特定し、その位置に、避難場所、即ち、避難通知端末装置の現在位置を示す位置マークを表示する(ステップ14)。この位置マークは、避難通知端末装置の現在位置が明確に表示できれば十分であり、単に、赤色などのドットであってもよい。図8では、一例として、Tの字を丸で囲んだ記号を用い、2か所に表示している。受信して取得できた避難通知情報が複数あれば、その全ての避難通知情報に対応して、位置マークを表示する。ここで、地図画面22に映し出される地図画像を拡大表示すれば、例えば、図8に示されるように、避難通知端末装置の現在位置と道路との関係を明瞭に表示される。なお、防災センターCについて、例えば、図8のように、Cの字を丸で囲んだ記号を用いて表示すると、防災センターCと避難場所との位置関係が明瞭になる。
ここで、制御手段201は、避難通知情報から取得した人数情報に基づいて、表示された位置マークに関連付けて、人数を表示する(ステップ15)。例えば、図8に示されるように、位置マークから吹き出し部を表示して、そこに、人数n1、n2と表示する。図5の例に従えば、「12」と表示される。なお、受信した避難通知情報に含まれる位置情報が、既に受信していた避難通知情報に含まれる位置情報と同じである場合には、人数を上書きして、人数表示を更新するようにしてもよい。また、人数情報に、負傷者、高齢者などの優先情報が含まれる場合には、当該吹き出し部に、例えば、赤字による人数を表示してもよい。さらに、吹き出し部には、記憶手段204から、当該位置に対応する所在地情報を読み出し、その現在地の地名・番地を表示するようにしてもよい。
防災センターCに関しては、その位置マークから延びる吹き出し部に、避難通知情報の全てから取得した人数情報に基づいて、避難者数の総計Nを表示することができる。防災センターの担当者は、操作手段202を操作して、表示画面22を切り替えた画面、或いは、表示されている画面おける別ウインドウに、避難通知端末装置毎に、現在位置の地名(番地)と避難者数とを一覧表形式で表示することも可能である。この段階でも、避難監視場所となる防災センターにおいては、津波、洪水などの災害発生時に、或いは、避難警報の発令時に、避難場所への避難状況を速やかに且つ精度よく把握できる。
これまでは、避難場所に設置された避難通知端末装置が、当該避難場所に留まり、移動しない場合であった。しかし、前述したように、災害の状況を考慮して、避難者自らが当該避難場所では危険であると判断した時には、さらに安全な避難場所を求めて移動することが考えられる。この様なときには、当該避難場所に設置されていた避難通知端末装置を携行して移動するようにすれば、防災センターCの表示画面22には、移動後の位置に従った位置マークが表示され、その吹き出し部には、移動後の避難者数が表示される。そのため、防災センターCでは、リアルタイムで避難状況を把握することができる。
この場合には、避難者は、携行した避難通知端末装置を用いて、移動後に、避難者数を新たに入力して、避難通知情報を送信することも可能であるが、防災センターCの受信端末装置20においては、所定時間間隔で受信した避難通知情報に含まれる識別情報及び位置情報に基づいて、既に取得した識別情報と、新しく取得した識別情報とが同じであるかどうかを判断し、既に取得した識別情報と新しく取得した識別情報とが同じである場合には、既に取得した位置情報と新しく取得した位置情報とが異なる場合には、避難通知端末装置が移動されたと判断して、表示画面22には、図9に示されるように、新しく取得した位置情報と人数情報とに基づいて、新しい現在位置に対応した位置マークと新しい人数とを表示するとともに、既に取得した位置から延びる太い実線で表される移動履歴を表示する(ステップS16)。なお、図9の移動履歴表示例では、位置P1から位置P2に移動した場合の移動履歴が示された。ここでは、所定時間間隔で受信したことを表すため、それを黒丸で表示し、既に取得した避難通知情報に係る表示を消去している。また、移動していない避難通知端末装置(図9では、吹き出し部に人数n1と表示されている)に関しては、例えば、表示中の位置マークを、所定時間間隔で点滅させることもできる。この様に、避難監視場所となる防災センターにおいては、津波、洪水などの災害発生時に、或いは、避難警報の発令時に、避難場所への避難状況を速やかに且つ精度よく把握でき、避難者の安全を確保できる救助・救援体制を的確迅速に整えることができる(ステップS17)。
また、前記特許に係る緊急避難用装置によれば、津波や洪水などが襲来したとき、その水位が想定される水位より低い場合には、円環状浮体は、誘導手段を上下して浮遊し、漂流することは無く、設置された避難通知端末装置も移動しないため、防災センターCに設置された受信端末装置における表示画面上では、現在位置を示す位置マークは、移動しない。これに対して、その水位が想定を超えた場合には、円環状浮体は、誘導手段との遊嵌から外れて、漂流することになる。しかし、この場合にも、当該円環状浮体に設置されていた避難通知端末装置が、この円環状浮体の漂流に伴って移動することになるので、この漂流中に、その円環状浮体に避難している避難者が、避難者数を新たに入力して、避難通知情報を繰り返して送信することもでき、避難通知情報が所定時間間隔で自動的に送信されるので、防災センターCの受信端末装置の表示画面にも、上述の避難通知端末装置を携行して移動した場合と同様に表示処理が行われ、漂流移動の様子をリアルタイムで把握することができる。
更には、緊急避難通知端末を、船舶等の救命ボートや救命イカダ等に搭載しておくと、例えば、船舶等が遭難した場合に、緊急避難用シェルター等に設置された場合と同様に、救難センター等では、救命ボート等に避難した人数情報と、当該救命ボート等に係る位置情報を速やかに且つ精度よく把握することができる。しかも、漂流移動の様子をリアルタイムで把握することができる。
10 端末本体
11、21 アンテナ
12 電源ボタン
13 入力キー
14、205 表示画面
15 送信ボタン
20 受信端末装置
22 情報表示画面
101、201 制御手段
102 入力手段
104、204 記憶手段
105、205 表示手段
106 送信手段
202 操作手段
203 受信手段
C 防災センター
T1、T2 避難通知端末装置



Claims (3)

  1. 避難場所に避難した避難者数を入力する少なくとも数字キーを有する入力手段と、
    電源がオン状態のとき、全地球測位システム(GPS)を利用して避難位置を自動的に測定する位置測定手段と、
    前記入力された避難者数と前記測定された避難位置と当該端末装置の識別情報とを含む避難通知情報を作成する制御手段と、
    避難者による前記避難者数の入力後に、送信ボタンが押されると、作成された前記避難通知情報を所定時間間隔で自動的に無線送信する送信手段と、
    を有し、避難場所に備えられ、避難者が携行して避難場所から移動できることを特徴とする避難通知端末装置。
  2. 前記避難通知情報は、前記数字キーで入力される優先者数を含むことを特徴とする請求項1に記載の避難通知端末装置。
  3. 避難場所に備えられ、避難者が携行して避難場所から移動でき、避難者によって入力された避難者数と電源オン状態の時に全地球測位システム(GPS)を利用して自動的に測定された避難位置と当該端末装置の識別情報とを含めて作成された避難通知情報を、前記避難者数の入力後に、所定時間間隔で自動的に無線送信することができる避難通知端末装置と、
    避難監視場所に備えられ、前記避難通知端末装置から無線送信され、受信した前記避難通知情報に含まれた前記避難者数、前記避難位置及び前記識別情報に基づいて、端末画面に表示された地図上に避難位置マークを表示するとともに、該マークに関連付けて避難者数を表示することができ、さらに、前記避難通知端末装置が移動した履歴を表示することができる受信端末装置と、
    を有することを特徴とする避難通知システム。
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