JP2016115302A - 自然水害に対する住民の避難シミュレーション方法、システム、携帯端末及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
従来、自然水害によって住民避難を予想するために、観測データに基づくリアルタイムな被害予想マップを作成する技術がある(例えば特許文献1参照)。リアルタイムハザードマップシステムであって、雨量データに基づいて洪水ハザードマップを計算し、ユーザの携帯端末に通知することができる。
また、コントローラが災害によって避難するプレイヤの行動を分析する、避難訓練のロールプレイングゲームの技術もある(例えば特許文献2参照)。
更に、机上訓練レベルのカードゲームとして、防災トランプも市販されている。
また、所定地域の住民全員を対象とした大規模な集団避難訓練では、膨大な行動負担が必要となる。集団避難訓練は、事前に災害の仮想シナリオが提示されており、普通の避難訓練を単純に可視化しているにすぎない。それだけでなく、近年、住民の生活リズムの多様化に伴って、集団避難訓練は極めて困難となっている。住民に避難を誘導する行政としても、地域一括網羅的な防災訓練では、支援重要度(トリアージ)判定も困難となっている。
管理サーバは、地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定しており、
管理サーバが、想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、携帯端末へ報知する第1のステップと、
携帯端末が、避難開始アラームを受信した後、測位手段によって測位された位置及び高度を、管理サーバへ定期的に送信する第2のステップと、
管理サーバが、想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、携帯端末の位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定し、真と判定された際に、当該携帯端末へ「避難失敗アラーム」を送信する第3のステップと、
携帯端末は、避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する第4のステップと
を有することを特徴とする。
管理サーバについて、想定避難事象を「津波」とし、
地図上の所定位置範囲毎に設定される危険高度を、時間経過に応じた海水の浸水高度とすることも好ましい。
管理サーバについて、想定避難事象を「雨量」とし、
地図上の所定位置範囲毎に設定される危険高度を、時間経過に応じた雨水の浸水高度とすることも好ましい。
管理サーバについて、地図上で、雨量に応じて土砂災害の危険領域とする所定位置範囲には、時間経過に応じた雨量が所定量以上となった際に、設定される危険高度を、最高高度に設定することも好ましい。
携帯端末について、測位手段は、少なくとも3つ以上のGPS(Global Positioning System)衛星からの測位電波を受信することによって、位置及び高度を測位することも好ましい。
携帯端末について、測位手段は、
GPS衛星からの測位電波、又は、携帯電話網の基地局測位によって、位置を測位すると共に、
気圧センサによって計測された気圧値を、高度として測位する
ことも好ましい。
管理サーバは、想定避難事象の発生時点後から、時間経過に応じて地図の危険高度が変化する複数の浸水想定地図を予め蓄積していることも好ましい。
管理サーバは、避難開始アラームの送信後、位置及び高度を定期的に受信する携帯端末の総数に対して、避難失敗アラームを送信した携帯端末の数の割合を、当該地域範囲における避難失敗確率とすることも好ましい。
携帯端末は、測位手段を有するスマートフォンであって、避難シミュレーションゲームのアプリケーションのプログラムを予めインストールしたものである事も好ましい。
管理サーバは、
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、携帯端末へ報知する避難開始アラーム報知手段と、
想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、携帯端末の位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定し、真と判定された際に、当該携帯端末へ「避難失敗アラーム」を送信する危険高度判定手段と
を有し、
携帯端末は、
避難開始アラームを受信した後、測位手段によって測位された位置及び高度を、管理サーバへ定期的に送信する測位情報送信手段と、
避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
を有することを特徴とする。
携帯端末であって、
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を報知する避難開始アラーム設定手段と、
避難開始アラームを設定した後、測位手段によって位置及び高度を、定期的に測位する測位制御手段と、
想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、携帯端末の位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定する危険高度判定手段と、
危険高度判定手段によって真と判定された際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
を有することを特徴とする。
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を報知する避難開始アラーム設定手段と、
避難開始アラームを設定した後、測位手段によって位置及び高度を、定期的に測位する測位制御手段と、
想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、携帯端末の位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定する危険高度判定手段と、
危険高度判定手段によって真と判定された際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
携帯端末1を所持するユーザにとって、津波や豪雨が発生したとしても、その場所が直ぐに危険となるわけではない。例えば海岸から津波が到来した場合、地上の水位が上昇するまで時間経過を要する。また、例えば豪雨が発生した場合も、河川水位や地上水位が上昇するまで時間経過を要する。そのために、地図上の所定位置範囲毎に、津波や豪雨の自然水害の規模に応じて、時間経過に伴ってその危険高度も変化するように予め設定される。即ち、「危険高度」とは、地図上の所定位置範囲毎に、住民(携帯端末を所持する当該ユーザ)が水害に巻き込まれる高度を意味する。
管理サーバ2は、想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、携帯端末1へ報知する。避難開始アラームは、避難シミュレーションに参加するユーザの携帯端末1へのみ送信される。その参加は、集団の複数の携帯端末であってもよいし、個人の単体の携帯端末であってもよい。
携帯端末1は、避難開始アラームの受信によって、ユーザに対する避難シミュレーション(ゲーム)の開始となる。これは、携帯端末1を所持するユーザにとって、アプリケーションプログラムから管理サーバ2へゲーム開始を要求するものであってもよいし、管理サーバ2から突然の避難シミュレーションのゲーム開始であってもよい。
そして、携帯端末1は、測位部によって測位された「位置及び高度」を、管理サーバ2へ定期的(例えば5分毎)に送信し始める。
管理サーバ2は、想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させる。
管理サーバ2は、想定避難事象を「津波」とする場合、地図上の所定位置範囲毎に設定される危険高度を、時間経過に応じた海水の浸水高度とするものであってもよい。この場合、時間経過に応じて、海岸に近い場所から順に、浸水高度が高くなっていく。
管理サーバ2は、想定避難事象を「雨量」とする場合、地図上の所定位置範囲毎に設定される危険高度を、時間経過に応じた雨水の浸水高度とするものであってもよい。この場合、時間経過に応じて、標高の低い場所から順に、浸水高度が高くなっていく。
管理サーバ2は、S3について真と判定された際に、当該携帯端末へ「避難失敗アラーム」を送信する。
携帯端末1は、避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する。
避難失敗確率=避難失敗アラームの送信数/参加の携帯端末の総数
(=避難失敗ユーザ数/参加ユーザ総数)
この避難失敗確率は、例えば地域行政にとって、住民の避難行動に基づくトリアージとして、その後の防災計画に反映することができる。
図4は、第2の時刻における水位状態を表す説明図である。
図5は、第3の時刻における水位状態を表す説明図である。
”[避難訓練]5mの津波が来ました。至急、避難してください!”
この表示を見た5人のユーザa,b,c,d,eはそれぞれ、自ら避難すべきと思う場所へ向けて避難行動を開始する。
”[避難訓練]避難失敗です!!!”
”[避難訓練]避難失敗です!!!”
測位部10は、少なくとも3つ以上のGPS衛星からの電波を受信することによって、「位置及び高度」を測位するものであってもよい。
また、他の実施形態として、測位部10は、携帯電話網の基地局測位によって位置を測位するものであってもよい。但し、基地局測位によっては、高度まで計測できない。その場合、スマートフォンでも一般的に搭載されつつある「気圧センサ」を用いることも好ましい。気圧センサは、周辺気温を基準として比較的高精度に高度を計測することができる。
そして、測位部10によって計測された「位置及び高度」は、測位情報制御部12へ出力される。
避難開始アラーム報知部11は、想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、携帯端末1へ報知する。図6によれば、避難開始アラームが、管理サーバ2から携帯端末1へ送信される。図7によれば、避難開始アラームは、ユーザ操作に基づく報知であってもよい。
避難開始アラームを受け取った携帯端末1は、例えば以下のようにディスプレイによってユーザに表示する。
”[避難訓練]5mの津波が来ました。至急、避難してください!”
測位情報制御部12は、避難開始アラームを受け取った後、測位部10によって測位された「位置及び高度」を、危険高度判定部14へ定期的に送信する。図6によれば、「位置及び高度」が、携帯端末1から管理サーバ2へ送信される。
危険高度地図蓄積部13は、地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定する。この危険高度は、避難シミュレーションのゲーム開始後、時間経過に基づく浸水位の変化に応じて蓄積されている。
危険高度判定部14は、危険高度地図蓄積部13を用いて、想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、携帯端末の位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定する。
そして、危険高度判定部14は、真と判定された際に、当該携帯端末1へ「避難失敗アラーム」を送信する。
避難失敗アラーム明示部15は、避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する。携帯端末1は、例えば以下のようにディスプレイによってユーザに表示する。
”[避難訓練]避難失敗です!!!”
標高データベースは、位置情報と海抜高度情報とからなる標高データを蓄積する。浸水位は、標高の低い場所から順に高くなっていく。
(氾濫データベース)
氾濫データベースは、各河川の地点における氾濫水位を蓄積する。氾濫水位を超えた際に、その周辺地域の浸水位が急激に高くなる。
(降水データベース)
降水データベースは、雨量計又は降水レーダによって計測された雨量を蓄積する。
(水位データベース)
水位データベースは、津波や雨量に応じて、河川に設置された複数の水位センサによって計測された観測水位を蓄積する。
(土砂災害データベース)
土砂災害データベースは、当該所定位置範囲で土砂災害が発生した時に、その雨量を蓄積する。
10 測位部
11 避難開始アラーム報知部
12 測位情報制御部
13 危険高度地図蓄積部
14 危険高度判定部
15 避難失敗アラーム明示部
16 危険高度推定部
2 管理サーバ
管理サーバは、地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定しており、
管理サーバが、想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、携帯端末へ報知する第1のステップと、
携帯端末が、避難開始アラームを受信した後、測位手段によって測位された位置及び高度を、管理サーバへ定期的に送信する第2のステップと、
管理サーバが、想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、携帯端末から受信した位置及び高度について、地図上の当該位置における当該高度が危険高度以下となったか否かを判定し、真と判定された際に、当該携帯端末へ「避難失敗アラーム」を送信する第3のステップと、
携帯端末は、避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する第4のステップと
を有することを特徴とする。
管理サーバは、
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、携帯端末へ報知する避難開始アラーム報知手段と、
想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、携帯端末から受信した位置及び高度について、地図上の当該位置における当該高度が危険高度以下となったか否かを判定し、真と判定された際に、当該携帯端末へ「避難失敗アラーム」を送信する危険高度判定手段と
を有し、
携帯端末は、
避難開始アラームを受信した後、測位手段によって測位された位置及び高度を、管理サーバへ定期的に送信する測位情報送信手段と、
避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
を有することを特徴とする。
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を報知する避難開始アラーム設定手段と、
避難開始アラームを設定した後、測位手段によって位置及び高度を、定期的に測位する測位制御手段と、
想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、測位した位置及び高度について、地図上の当該位置における当該高度が危険高度以下となったか否かを判定する危険高度判定手段と、
危険高度判定手段によって真と判定された際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
を有することを特徴とする。
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を報知する避難開始アラーム設定手段と、
避難開始アラームを設定した後、測位手段によって位置及び高度を、定期的に測位する測位制御手段と、
想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて地図の危険高度を変化させると共に、測位した位置及び高度について、地図上の当該位置における当該高度が危険高度以下となったか否かを判定する危険高度判定手段と、
危険高度判定手段によって真と判定された際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
Claims (12)
- 位置及び高度を測位可能な測位手段を有する携帯端末と、該携帯端末とネットワークを介して通信可能な管理サーバとを有するシステムを用いた避難シミュレーション方法であって、
前記管理サーバは、地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定しており、
前記管理サーバが、想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、前記携帯端末へ報知する第1のステップと、
前記携帯端末が、避難開始アラームを受信した後、前記測位手段によって測位された位置及び高度を、前記管理サーバへ定期的に送信する第2のステップと、
前記管理サーバが、前記想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて前記地図の危険高度を変化させると共に、前記携帯端末から受信した前記位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定し、真と判定された際に、当該携帯端末へ「避難失敗アラーム」を送信する第3のステップと、
前記携帯端末は、前記避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する第4のステップと
を有することを特徴とする避難シミュレーション方法。 - 前記管理サーバについて、前記想定避難事象を「津波」とし、
地図上の所定位置範囲毎に設定される危険高度を、時間経過に応じた海水の浸水高度とする
ことを特徴とする請求項1に記載の避難シミュレーション方法。 - 前記管理サーバについて、前記想定避難事象を「雨量」とし、
地図上の所定位置範囲毎に設定される危険高度を、時間経過に応じた雨水の浸水高度とする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の避難シミュレーション方法。 - 前記管理サーバについて、地図上で、雨量に応じて土砂災害の危険領域とする所定位置範囲には、時間経過に応じた雨量が所定量以上となった際に、設定される危険高度を、最高高度に設定する
ことを特徴とする請求項3に記載の避難シミュレーション方法。 - 前記携帯端末について、前記測位手段は、少なくとも3つ以上のGPS(Global Positioning System)衛星からの測位電波を受信することによって、前記位置及び高度を測位する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の避難シミュレーション方法。 - 前記携帯端末について、前記測位手段は、
GPS衛星からの測位電波、又は、携帯電話網の基地局測位によって、前記位置を測位すると共に、
気圧センサによって計測された気圧値を、前記高度として測位する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の避難シミュレーション方法。 - 前記管理サーバは、前記想定避難事象の発生時点後から、時間経過に応じて前記地図の危険高度が変化する複数の浸水想定地図を予め蓄積している
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の避難シミュレーション方法。 - 前記管理サーバは、前記避難開始アラームの送信後、位置及び高度を定期的に受信する携帯端末の総数に対して、避難失敗アラームを送信した携帯端末の数の割合を、当該地域範囲における避難失敗確率とする
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の避難シミュレーション方法。 - 前記携帯端末は、前記測位手段を有するスマートフォンであって、避難シミュレーションゲームのアプリケーションのプログラムを予めインストールしたものである
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の避難シミュレーション方法。 - 位置及び高度を測位可能な測位手段を有する携帯端末と、該携帯端末とネットワークを介して通信可能な管理サーバとを有する避難シミュレーションシステムであって、
前記管理サーバは、
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を、前記携帯端末へ報知する避難開始アラーム報知手段と、
前記想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて前記地図の危険高度を変化させると共に、前記携帯端末から受信した前記位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定し、真と判定された際に、当該携帯端末へ「避難失敗アラーム」を送信する危険高度判定手段と
を有し、
前記携帯端末は、
前記避難開始アラームを受信した後、前記測位手段によって測位された位置及び高度を、前記管理サーバへ定期的に送信する測位情報送信手段と、
前記避難失敗アラームを受信した際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
を有することを特徴とする避難シミュレーションシステム。 - 位置及び高度を測位可能な測位手段を有し、避難の危険性をシミュレーションする
携帯端末であって、
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を報知する避難開始アラーム設定手段と、
前記避難開始アラームを設定した後、前記測位手段によって位置及び高度を、定期的に測位する測位制御手段と、
前記想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて前記地図の危険高度を変化させると共に、前記携帯端末から受信した前記位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定する危険高度判定手段と、
前記危険高度判定手段によって真と判定された際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
を有することを特徴とする携帯端末。 - 位置及び高度を測位可能な測位手段を有する携帯端末に搭載されたコンピュータを、避難の危険性をシミュレーションするように機能させるプログラムであって、
地図上の所定位置範囲毎に「危険高度」を設定した危険高度地図蓄積手段と、
想定避難事象の発生に基づく「避難開始アラーム」を報知する避難開始アラーム設定手段と、
前記避難開始アラームを設定した後、前記測位手段によって位置及び高度を、定期的に測位する測位制御手段と、
前記想定避難事象の発生後からの時間経過に応じて前記地図の危険高度を変化させると共に、前記携帯端末から受信した前記位置及び高度が、当該地図の危険高度以下となったか否かを判定する危険高度判定手段と、
前記危険高度判定手段によって真と判定された際に、当該携帯端末のユーザへ「避難失敗アラーム」を明示する避難失敗アラーム明示手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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