JP2014096642A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発振器の特性劣化及び製造プロセスの煩雑化を抑制しつつ、発振器の発振周波数を適切に調整することが可能な半導体装置及びその製造方法の提供。
【解決手段】 半導体基板50上に、トランジスタ12と、これに接続され、信号線路32及び信号線路32の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランド34を含むコプレーナ線路30とを含む発振器100を形成する工程と、発振器100の特性を測定する工程と、第1グランド34上に設けられるべき調整グランド42の層のパターンを備えてなり、調整グランド42の平面上における信号線路32との距離が、所定の距離と同じ距離のパターンおよび所定の距離よりも小さい距離のパターンを含む複数の調整マスクの中から、測定の結果に基づいて1つを選択する工程と、選択された調整マスクを利用して第1グランド34上に調整グランド42を形成する工程と、を備える半導体装置の製造方法。
【選択図】 図7

Description

本発明は、発振器を含む半導体装置及びその製造方法に関する。
半導体基板上に、トランジスタ、バラクタダイオード、キャパシタ、及びコプレーナ線路から構成される発振器を形成する技術が知られている。コプレーナ線路は、信号線路及び信号線路の両側に沿って形成されたグランドとを含み、その特性インピーダンスは発振器の発振周波数に影響を与える。
特許文献1には、電圧制御発振器に関する技術が開示されている。
特2001−284962号公報
しかし、製造工程において、例えばコプレーナ線路における信号線路とグランドとの間の容量値にばらつきが生じると、発振周波数が所望の周波数からズレてしまう場合がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、発振器の特性劣化及び製造プロセスの煩雑化を抑制しつつ、発振器の発振周波数を適切に調整することが可能な半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、半導体基板上に、トランジスタと、これに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路とを含む発振器を形成する工程と、前記発振器の特性を測定する工程と、前記第1グランド上に設けられるべき調整グランドの層のパターンを備えてなり、前記調整グランドの平面上における前記信号線路との距離が、前記所定の距離と同じ距離のパターンおよび前記所定の距離よりも小さい距離のパターンを含む複数の調整マスクの中から、前記測定の結果に基づいて1つを選択する工程と、前記選択された調整マスクを利用して前記第1グランド上に調整グランドを形成する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法である。
本発明は、半導体基板上に、トランジスタと、これに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路とを含む発振器を形成する工程と、前記発振器の特性を測定する工程と、前記信号配線を覆う領域を備えた、前記第1グランド上に設けられるべき調整グランドの層のパターンをそれぞれが備えてなり、前記信号配線を覆う領域の割合が互いに異なる複数の調整マスクの中から、前記測定の結果に基づいて1つを選択する工程と、前記選択された調整マスクを利用して前記第1グランド上に前記調整グランドを形成する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法である。
上記構成において、前記第1グランドと前記調整グランドの間には、両者の間を電気的に接続するビアが設けられてなる構成とすることができる。
上記構成において、前記第1グランドと前記調整グランドの間には、第2グランドがさらに設けられてなり、前記発振器の特性の測定は、前記第2グランドが形成された後に実施される構成とすることができる。
上記構成において、前記第1グランドと前記第2グランドの間には絶縁膜が介在してなり、前記第1グランドを形成するために用いられるマスクは、キャパシタの下部電極のパターンを形成するために用いられるマスクと共通であり、前記第2グランドを形成するために用いられるマスクは、キャパシタの上部電極のパターンを形成するために用いられるマスクと共通である構成とすることができる。
上記構成において、前記調整マスクは、前記発振器と接続される配線層のパターンを形成するために用いられるマスクと共通である構成とすることができる。
上記構成において、前記調整グランドを形成した場合の前記発振器の周波数帯は、前記発振器の特性を測定した時点での周波数帯よりも低い構成とすることができる。
本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた発振器とを備え、前記発振器は、トランジスタとこれに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路を含んでなり、前記コプレーナ線路には、前記第1グランド上に設けられ、平面上における前記信号線路との距離が、前記所定の距離よりも小さい距離の調整グランドの層からなるパターンを含む構成とすることができる。
本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた発振器とを備え、前記発振器は、トランジスタとこれに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路を含んでなり、前記コプレーナ線路には、前記第1グランド上に設けられるとともに、前記信号線路を覆う領域を備えた調整グランドの層からなるパターンを含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第1グランドと前記調整グランドの間には、第2グランドがさらに設けられてなる構成とすることができる。
本発明によれば、発振器の特性劣化及びプロセスの煩雑化を抑制しつつ、電圧制御発振器の発振周波数を適切に調整することができる。
電圧制御発振器の概略回路図である。 容量のばらつきによる発振周波数のズレを示すグラフである。 製造方法の原理図である。 製造工程を示すフローチャートである。 実施例1に係る半導体装置の製造工程図(その1)である。 実施例1に係る半導体装置の製造工程図(その2)である。 実施例1に係るマスクの選択工程を説明する断面図である。 実施例1に係るマスクの選択工程を説明する平面図である。 調整グランドによる修正結果を示すグラフである。 実施例2に係るマスクの選択工程を説明する上面図である。 実施例3に係る半導体装置の製造工程図(その1)である。 実施例3に係る半導体装置の製造工程図(その2)である。
図1は、実施例1に係る電圧制御発振器(VCO:Voltage-Controlled Oscillator)の概略回路図である。電圧制御発振器100は、負性抵抗回路10、疎結合用のキャパシタ20及び21、バラクタダイオード22、並びにコプレーナ線路30(コプレーナ共振器)から構成されている。
負性抵抗回路10は、トランジスタ12と、キャパシタ14を含む正帰還部16を有する。トランジスタには、例えばバイポーラ型または電界効果型(FET:Field-Effect transistor)のトランジスタを用いることができる。トランジスタ12のドレイン側の端子は電源電圧Vccに接続され、ソース側の端子は出力端子Outに接続されている。また、トランジスタ12のソース端子の出力は、正帰還部16を介してトランジスタ12のゲート端子に入力されるようになっており、これにより信号の発振(増幅)が可能となっている。
負性抵抗回路10におけるトランジスタ12のゲート端子には、キャパシタ20を介してコプレーナ線路30が接続されている。コプレーナ線路30は、信号線路32と、その両端に沿って形成されたグランド線路(第1グランド34)とを含み、発振信号を発生させる共振器として機能する。
コプレーナ線路の反対側(負性抵抗回路10が接続されていない側)には、キャパシタ21が接続され、更にバラクタダイオード22及び抵抗24のそれぞれを介して接地されている。バラクタダイオード22には、入力端子Inから電圧信号が入力され、当該電圧信号により発振周波数を変化させることが可能となっている。電圧制御発振器100におけるインダクタンスをL、容量をCとすると、発振周波数fとの関係は以下の式で表される
f∝1/{2π*(√LC)}………(式1)
なお、図1に示すキャパシタ14、20、21には、それぞれ例えばMIM(Metal Insulation Metal)構造のキャパシタを用いることができるが、これ以外の形態のキャパシタを用いてもよい。
上記の式によれば、電圧制御発振器100において容量Cの値がばらつくと、それに伴い発振周波数fの値もばらつくため、所望の変調周波数を満たす発振が行えなくなる場合がある。
図2は、容量のばらつきによる発振周波数のズレを示すグラフである。グラフの横軸は入力信号である電圧の大きさを、縦軸は発振周波数をそれぞれ示す。また、fで示す帯域は所望の変調周波数帯域であり、Cは当該所望の領域において周波数変調が行われている場合のグラフである。これに対し、Cでは発振周波数が所望の領域の値より大きく、Cでは発振周波数が所望の領域の値より小さくなっており、共に所望の周波数変調を行うことができていない。
容量ばらつきが生じる原因は様々であるが、1つにはコプレーナ線路30における信号線路32とグランド線路(第1グランド34)との容量が、製造工程におけるマスクの精度等に起因してばらつくことが挙げられる。対策としては、予め当該ばらつき(ズレ)を見込んで必要変調幅より変調周波数を大きく設定することや、コプレーナ線路30に並行してオープンスタブを設け、両者の間にワイヤを打つことにより容量を事後的に調整する等の方法がある。しかし、これらの方法はいずれも電圧制御発振器100のQ値を劣化させるため、位相雑音の増加や変調感度が低下といった特性劣化を生じる場合がある。また、後者の方法では、ワイヤを打つ工程や、その後に再評価を行う工程等が必要となることにより、製造プロセスが煩雑化してしまう。
そこで、以下の実施例では、電圧制御発振器の特性劣化及び製造プロセスの煩雑化を抑制しつつ、電圧制御発振器の発振周波数を適切に調整することのできる半導体装置及びその製造方法について説明する。
図3は、発振周波数を調整する原理を説明するためのコプレーナ線路30の断面図である。図3(a)に示すように、製造工程において、最初に半導体基板50上に、コプレーナ線路30における1層目の配線層(信号線路32及び第1グランド34)を形成する。次に、図3(b)に示すように、第1グランド34上に周波数調整用の2層目の配線層(調整グランド42)を形成する。ここで、2層目の配線層を形成するにあたり、事前に複数種類のマスクを用意しておく。そして、図3(a)の状態で電圧制御発振器100の特性の測定を行い、当該測定結果に基づいて、2層目の配線層を形成するためのマスクを選択する。
図3(b)は、調整グランド42が第1グランド34から大きくせり出し、信号線路32との距離が近くなるようなマスクを選択した場合である。この場合、コプレーナ線路30における対地容量が増加し、発振周波数が低周波側に大きくシフトする。このように、調整グランド42と信号線路32との距離を調整することにより、発振周波数を所望の値だけシフトさせることが可能となる。
図4は、具体的な製造プロセスを示すフローチャートであり、以下の説明における各ステップは当該図のものである。また、図5及び図6は、図4の製造工程に対応する断面模式図である。図5(a)は、図4のステップS10に対応するもので、以下同様に、図5(b)はステップS12及びS14に、図5(c)はステップS20に、図6はステップS22〜S26に、それぞれ対応する。製造工程に入る前提として、調整グランド42を形成するためのマスクを、予め複数用意(形成)しておく。
最初に、半導体基板50上にトランジスタ構造を形成する(ステップS10)。トランジスタとしては、例えばガリウムヒ素(GaAs)を用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)を用いることができ、そのゲート幅の合計は例えば200μmとすることができる。具体的には、半導体基板50に活性化領域(不図示)を形成した後に、図5(a)に示すように、半導体基板50の表面にゲート電極G並びに他のオーミック電極(ソース電極S及びドレイン電極D)を形成することで、トランジスタ12を形成する。このとき、バラクタダイオード22の電極も同時に形成する。バラクタダイオード22のアノード長は例えば6μm、アノード幅の合計は例えば1500μmとすることができる。
次に、第1層の配線の形成を行う(ステップS12)。図5(b)に示すように、第1層の配線54には、コプレーナ線路30の信号線路32及び第1グランド34と、MIMキャパシタ(ここでは代表として符号20を用いる、以下同様。)の下部電極26とが含まれる。第1層の配線54は、半導体基板50上に形成された絶縁層52上に形成される。コプレーナ線路30の信号線路32には、例えば金(Au)を用いることができる。また、信号線路32の配線幅は例えば30μm、配線長は例えば1000μmとすることができる。また、信号線路32と第1グランド34との距離(ギャップの長さ)は例えば40μmとすることができる。
次に、第2層の配線の形成を行う(ステップS14)。図5(b)に示すように、第2層の配線58には、コプレーナ線路30の第2グランド38と、MIMキャパシタ20の上部電極28とが含まれる。第2層の配線58は、第1層の配線54上に形成された絶縁層56上に形成される。本実施例では、第2グランド38の幅は、第1グランド34の幅と同じになるように設定されている。
ここで、第1グランド34と第2グランド38の間を電気的に接続するために、絶縁層56にビア36を形成する。ビア36は絶縁層56を貫通する穴であり、円形あるいは矩形の平面形状を有している。ビア36は典型的には第1グランド34の延長方向に飛び飛びに複数設けられている。以下説明する他ビアも同様の態様を有する。また、キャパシタ20における上部電極28と下部電極26の間には、キャパシタの誘電体膜として機能させるために、絶縁層56とは異なる誘電体層29を形成する。誘電体層29には、例えば窒化シリコン(SiN)を用いることができる。また、キャパシタの容量は、図1の負性抵抗回路10側の疎結合キャパシタ20は例えば0.3pF、反対側の疎結合キャパシタ21は例えば1.0pFとすることができる。本実施例では、図示しないが、本ステップにおいて電圧制御発振器100(VCO)の特性評価を行う試験用端子を形成する。
次に、電圧制御発振器100(VCO)の特性評価を行う(ステップS16)。特性評価では、図2のグラフのように電圧変化に対する発振周波数の変化を測定し、実際に得られた測定値と基準値(所望の変調周波数)とを比較する。なお、この特性評価はステップS14で形成された試験用端子(図示なし)を用いて測定する。次に、ステップS16の特性評価に基づいて、調整グランド42を含む第3層の配線を形成するための調整マスクを選択する(ステップS18)。この点については後段で詳述する。
次に、第3層の配線の形成を行う(ステップS20)。図5(c)に示すように、第3層の配線62には、コプレーナ線路30の調整グランド42が含まれる。また、第3層の配線62には、他にも、電圧制御発振器100と接続される電子素子及び配線(例えば、方向性結合器等)を形成するための配線層が含まれる。第3層の配線62は、第2層の配線58上に形成された絶縁層60上に形成する。また、第2グランド38と調整グランド42とを接続するために、絶縁層60にビア40を形成する。
次に、第4層の配線の形成を行う(ステップS22)。図6に示すように、第4層の配線66は、コプレーナ線路30の調整グランドと接続されたベタグランド46が含まれる。第4層の配線66は、第3層の配線62上に形成された絶縁層64上に形成する。また、調整グランド42とベタグランド46とを接続するために、絶縁層64にビア44を形成する。
図5(a)〜図6に示す工程において、第1層の配線54、第2層の配線58、第3層の配線62、及び第4層の配線66には、例えば金(Au)、銅(Cu)、アルミ(Al)等を用いることができ、その厚みは例えば0.5μm〜3μmとすることができる。また、各配線層間の絶縁層(52、56、60、64)には、例えばポリイミドを用いることができ、その厚みは例えば2〜5μmとすることができる。
次に、第4層の配線66上に保護膜70の形成を行う(ステップS24)。保護膜70には、例えば窒化シリコン(SiN)を用いることができ、その厚みは例えば50μm〜300μmとすることができる。次に、保護膜70の一部をエッチング等により除去し、第4層の配線66とコンタクトを図るための端子を形成する(ステップS26)。図6に示すように、端子は下地金属(UBM:Under Barrier Metal)72上に半田ボール74を設けることにより形成される。下地金属72には、例えば金(Au)を用いることができる。半田ボール74には、例えば錫銀銅(SnAgCu)を用いることができ、その直径は例えば200μm〜500μmとすることができる。また、半田ボール74同士の距離(ピッチ)は、例えば100μm〜300μmとすることができる。以上の工程により、実施例1に係る半導体装置が完成する。
図7及び図8は、ステップS16の特性評価に基づき、ステップS18において調整マスクを選択する方法を説明するための図である。図7(a)〜(c)は、それぞれ製造工程におけるコプレーナ線路部分の概略断面図であり、3種類の調整マスクにより形成された調整グランド(42A〜42C)の構成を示している。図7(a)〜(c)では、説明の便宜のために第1グランド34及び第2グランド38を1つにまとめて図示し、層間の絶縁層等の表示も省略している。また、図7(d)はステップS16における測定結果を示すグラフである。図8(a)〜(c)は、それぞれ図7(a)〜(c)に対応する上面図であり、調整グランド42より上側にある層(ベタグランド46等)の表示は省略している。図8(d)のグラフは、図7(d)と同一のものである。
図7(d)に示す測定結果は、A〜Cの順に発振周波数の変調帯域が低くなっている。ここで、コプレーナ線路30を設計するにあたっては、想定される発振周波数の測定結果のうち最も低い測定結果Cに合わせて、所望の周波数帯fを設定しておくことが好ましい。これは、本実施例における発振周波数の調整方法では、周波数を低い方にシフトさせることは容易であるが、その逆を行うことは難しいためである。
発振周波数が最も高い測定結果Aが得られた場合には、図7(a)及び図8(a)に示すように、信号線路32との距離が最も近くなる調整グランド42Aを形成するための調整マスクを選択する。発振周波数が最も低い測定結果Cが得られた場合には、図7(c)及び図8(c)に示すように、信号線路32との距離が最も遠くなる調整グランド42Cを形成するための調整マスクを選択する。本実施例では、調整グランド42Cの幅(半導体基板50の上面方向から見た場合の信号線路32との距離)は、第1グランド34及び第2グランド38と同じとなっている。発振周波数が中程度(測定結果Aと測定結果Cの中間)の測定結果Bが得られた場合には、図7(b)及び図8(b)に示すように、信号線路32との距離が中程度(42A及び42Bの中間)となる調整グランド42Bを形成するための調整マスクを選択する。
図9は、調整グランド42による修正結果を示すグラフである。図9(a)は修正前の特性を、図9(b)は修正後の特性をそれぞれ示す。図示するように、所望の変調周波数との乖離が最も大きい測定結果Aに対しては、信号線路32との距離が最も近い調整グランド42Aにより、周波数を低周波側に大きくシフトさせている。また、所望の変調周波数との乖離が最も小さい測定結果Cに対しては、信号線路32との距離が最も遠い調整グランド42Cにより、周波数をほとんどシフトさせていない。また、所望の変調周波数との乖離が中程度の測定結果Bに対しては、信号線路32との距離が中程度の調整グランド42Bにより、周波数を低周波側にシフトさせている。その結果、全ての測定結果A〜Cに対し、調整後の測定結果A’〜C’は、周波数変調が所望の領域に収まるようになっている。
以上のように、実施例1に係る半導体装置によれば、製造工程において電圧制御発振器100の特性を測定した上で、予め用意した複数の調整マスクのうち1つを用いて、調整グランド42の形成を行う。本製造方法によれば、周波数の調整工程においては、予め用意した調整マスクから、調整に最適な1つのマスクを選択するだけでよいため、製造プロセスの煩雑化を抑制しつつ、周波数の調整を適切に行うことができる。また、本製造方法は、コプレーナ線路にワイヤを打つ場合と比べてQ値の劣化が少ないため、位相雑音の増加や変調感度の低下による特性劣化を抑制することができる。
また、実施例1では、調整グランド42が信号線路32の両側に沿って形成され、且つ調整グランド42と信号線路32との距離がそれぞれ異なるように、複数の調整マスクのそれぞれを形成している。換言すれば、複数の調整マスクは、調整グランド42の平面上(基板50の表面に対し垂直方向から見た場合)における信号線路32との距離が、信号線路32と第1グランド34の平面上の距離と同じ所定の距離となるパターンと、当該所定の距離よりも小さい距離となるパターンとを含む。これにより、発振周波数の調整を段階的に行うことができる。なお、実施例1では、発振周波数の調整を3段階で行うようにしたが、調整マスクの数を増やして4段階以上で調整を行うようにしてもよい。これにより、更に精度の高い周波数調整が可能となる。反対に、調整マスクの数を少なくして2段階で調節を行うことも可能である。
実施例2は、調整マスクの具体的形態を変更した例である。
図10は、実施例2における調整マスクの選択方法を説明するための図であり、実施例1の図8に対応する(断面図の記載は省略する)。また、調整グランドの形成以外については実施例1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図10(a)〜(c)に示すように、実施例2における調整グランド42A〜42Cは、信号線路32に沿って形成されると共に、その一部が信号線路32の上部を異なる割合で覆うように形成されている。調整グランド42が信号線路32を覆う割合が大きいほど、対地容量が増加するため、発振周波数は低周波側へシフトする。ただし、図10(c)では、調整グランド42Cによる周波数シフト量を抑制するため、調整グランド42Cが信号線路32の上部を覆わない構成となっている。すなわち、上記の「異なる割合で覆う」とは、調整グランド42が信号線路32を全く覆わない場合をも含むものとする。
調整マスクの選択にあたっては、実施例1と同様に、発振周波数が最も高い測定結果Aが得られた場合には、図10(a)に示すように、信号線路32を覆う割合が最も大きい調整グランド42Aを形成するための調整マスクを選択する。発振周波数が最も低い測定結果Cが得られた場合には、図10(c)に示すように、信号線路32を覆う割合が最も小さい調整グランド42Cを形成するための調整マスクを選択する。発振周波数が中程度(測定結果Aと測定結果Cの中間)の測定結果Bが得られた場合には、図10(b)に示すように、信号線路32を覆う割合が中程度(42A及び42Bの中間)となる調整グランド42Bを形成するための調整マスクを選択する。
上記の調整の結果、実施例1(図9)と同様に、所望の変調周波数との乖離が最も大きい測定結果Aは低周波側に大きくシフトし、所望の変調周波数との乖離が最も小さい測定結果Cはほとんどシフトしない。また、所望の変調周波数との乖離が中程度の測定結果Bの低周波側へのシフト量は、測定結果A及びCの中間値となる。その結果、全ての測定結果A〜Cに対し、調整後の測定結果A’〜C’は、周波数変調が所望の領域に収まるようになっている。
以上のように、実施例2においても、実施例1と同様に、予め用意した複数の調整マスクのうち1つを用いて調整グランド42の形成を行うことにより、製造プロセスの煩雑化を抑制しつつ、周波数の調整を適切に行うことができる。また、実施例2では、調整グランド42が信号線路32の両側に沿って形成されると共に調整グランド42の一部が信号線路32を覆うように形成され、且つ調整グランド42が信号線路32を覆う割合がそれぞれ異なるように、複数の調整マスクのそれぞれを形成している。これにより、発振周波数の調整を段階的に行うことができる。なお、実施例2においても、実施例1と同様に、調整マスクの数を増やして4段階以上で行ってもよいし、反対に調整マスクの数を減らして2段階で調節を行ってもよい。
実施例3は、コプレーナ線路のグランドの形成方法を変更した例である。
図11及び図12は、実施例3に係る半導体装置の製造工程を示す断面図であり、実施例1の図5及び図6に対応する。本実施例では、実施例1との相違点を中心に説明し、その他の部分については詳細な説明を省略する。
図11(b)に示すように、実施例3では、コプレーナ線路30の第2グランド38を形成するにあたり、実施例1のように第1グランド34の幅と同じとするのではなく、その下のビア36の延長領域にのみ配線層(38)を形成している。すなわち、実施例3では、コプレーナ線路30における第2グランド38は実質的には形成されず、第1グランド34のみの1層グランド構造となっている。この場合でも、図11(c)における調整グランド42の形成工程以降は実施例1と同様であるから、予め用意した複数の調整マスクのうち1つを用いて調整グランド42の形成を行うことにより、製造プロセスの煩雑化を抑制しつつ、周波数の調整を適切に行うことができる。
実施例1〜3では、コプレーナ線路30の信号線路32を含む層を第1層の配線54とした場合に、第2グランド38を含む第2層の配線58を挟んだ第3層の配線62において、調整グランド42の形成を行っている。しかし、図3の原理図にて示したように、調整グランド42は、コプレーナ線路30の信号線路32及びその両側の第1グランド34と異なる層に形成されていればよい。従って、例えば実施例1〜3における第2層の配線58において、調整グランド42の形成を行ってもよい。
また、実施例1〜3では、コプレーナ線路30の第1グランド34と、キャパシタ20の下部電極26とを、共通のマスクにより形成している(配線54)。また、コプレーナ線路30の第2グランド38と、キャパシタ20の上部電極28とを、共通のマスクにより形成している(配線58)。このように、コプレーナ線路30とMIMキャパシタ20の形成を共通のマスクを用いて同時に行うことで、製造工程の効率化を図ることができる。
また、実施例1〜3では、コプレーナ線路30の調整グランド42と、電圧制御発振器100に接続される配線層(他の電子素子及び配線)との形成を、共通のマスクを用いて行っている(配線62)。このように、調整グランド42の形成工程を、電圧制御発振器100に必要な他の構成要素の形成と同時に行うことで、製造工程の効率化を図ることができる。
また、実施例1〜3では、調整グランド42を形成した場合の電圧制御発振器100A’〜C’の周波数帯は、電圧制御発振器100の特性を測定した時点での周波数帯A〜Cよりも低くなっている。調整グランド42による周波数の調整は、周波数帯を低くする方向で調整する調整する方が容易であるため、上記構成により、周波数帯の調整を容易に行うことができる。
実施例1〜3では、トランジスタ12、キャパシタ20、バラクタダイオード22、及びコプレーナ線路30を含む電圧制御発振器100を例に説明を行ったが、発振器の具体的な形態はこれに限定されるものではない。実施例1〜3に係る製造方法は、トランジスタと、これに接続されたコプレーナ線路(信号線路及び当該信号線路から所定の距離で位置するグランドを含むもの)を備えた発振器であれば、種々の発振器に対し適用することが可能である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 負性抵抗回路
12 トランジスタ
14、20、21 キャパシタ
16 正帰還部
22 バラクタダイオード
24 抵抗
26 下部電極
28 上部電極
29 誘電体層
30 コプレーナ線路
32 信号線路
34 第1グランド
36、40、44 ビア
38 第2グランド
42 調整グランド
46 ベタグランド
50 半導体基板
52、56、60、64 絶縁層
54、58、62、66 配線層
70 保護膜
72 下地金属
74 半田ボール
100 電圧制御発振器

Claims (10)

  1. 半導体基板上に、トランジスタと、これに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路とを含む発振器を形成する工程と、
    前記発振器の特性を測定する工程と、
    前記第1グランド上に設けられるべき調整グランドの層のパターンを備えてなり、前記調整グランドの平面上における前記信号線路との距離が、前記所定の距離と同じ距離のパターンおよび前記所定の距離よりも小さい距離のパターンを含む複数の調整マスクの中から、前記測定の結果に基づいて1つを選択する工程と、
    前記選択された調整マスクを利用して前記第1グランド上に調整グランドを形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に、トランジスタと、これに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路とを含む発振器を形成する工程と、
    前記発振器の特性を測定する工程と、
    前記信号配線を覆う領域を備えた、前記第1グランド上に設けられるべき調整グランドの層のパターンをそれぞれが備えてなり、前記信号配線を覆う領域の割合が互いに異なる複数の調整マスクの中から、前記測定の結果に基づいて1つを選択する工程と、
    前記選択された調整マスクを利用して前記第1グランド上に前記調整グランドを形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1グランドと前記調整グランドの間には、両者の間を電気的に接続するビアが設けられてなることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1グランドと前記調整グランドの間には、第2グランドがさらに設けられてなり、前記発振器の特性の測定は、前記第2グランドが形成された後に実施されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1グランドと前記第2グランドの間には絶縁膜が介在してなり、前記第1グランドを形成するために用いられるマスクは、キャパシタの下部電極のパターンを形成するために用いられるマスクと共通であり、
    前記第2グランドを形成するために用いられるマスクは、キャパシタの上部電極のパターンを形成するために用いられるマスクと共通であることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記調整マスクは、前記発振器と接続される配線層のパターンを形成するために用いられるマスクと共通であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記調整グランドを形成した場合の前記発振器の周波数帯は、前記発振器の特性を測定した時点での周波数帯よりも低いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた発振器とを備え、
    前記発振器は、トランジスタとこれに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路を含んでなり、
    前記コプレーナ線路には、前記第1グランド上に設けられ、平面上における前記信号線路との距離が、前記所定の距離よりも小さい距離の調整グランドの層からなるパターンを含むことを特徴とする半導体装置。
  9. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた発振器とを備え、
    前記発振器は、トランジスタとこれに接続され、信号線路及び前記信号線路の両側に沿って所定の距離で位置する第1グランドを含むコプレーナ線路を含んでなり、
    前記コプレーナ線路には、前記第1グランド上に設けられるとともに、前記信号線路を覆う領域を備えた調整グランドの層からなるパターンを含むことを特徴とする半導体装置。
  10. 前記第1グランドと前記調整グランドの間には、第2グランドがさらに設けられてなることを特徴とする請求項8または9に記載の半導体装置。
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