JP2014096566A - 検出装置及び検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄膜半導体製造技術によって製造されたAPS型の画素を有する検出装置や放射線検出装置において、好適なS/N比を確保しつつ所望の増幅度や出力に要する時間を確保する
【解決手段】 行列状に複数配列された画素Pと、画素Pに電気的に接続された信号配線22と、を基板10の上に有する検出装置であって、画素Pは、放射線又は光を電荷に変換する変換素子Sと、電荷に応じた電気信号を出力する増幅用薄膜トランジスタTと、増幅用薄膜トランジスタTによって出力された電気信号を保持する容量素子Cと、容量素子Cに保持された電気信号を信号配線22に転送する転送用薄膜トランジスタTと、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療用画像診断装置、非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置などに応用される検出装置、及び、検出システムに関するものである。
近年、薄膜半導体製造技術は、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチ素子と光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた検出装置や放射線検出装置に利用されている。このような検出装置や放射線検出装置は、35cm×43cmや43cm×43cmといった大面積で形成される。また、検出装置の各画素の構造についても、検出装置の感度を向上させるため、特許文献1や特許文献2に示すような、APS(Active Pixel Sensor)型の画素が提案されている。APS型の画素では、変換素子で発生した電荷が増幅用のスイッチ素子のゲートの電位を規定する。そして、選択用のスイッチ素子が導通状態となると、フォロア動作により規定されたゲートの電位に応じた電圧によって信号配線の寄生容量が充電される。これにより、変換素子で発生した電荷に応じて増幅された電気信号が、画素から信号配線に出力される。つまり、引用文献1や引用文献2に示すようなAPS型の画素を有する検出装置にあっては、画素から出力される電気信号の増幅度や出力に係る時間は、信号配線の寄生容量に依存したものとなる。
特開平11−307756号公報 特開2005−175418号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2では、装置によって装置の面積や信号配線の幅が変更されると、信号配線の寄生容量の値が変わるおそれがあり、画素から出力される電気信号の増幅度や出力に係る時間が変わってしまうおそれがある。装置の面積や信号配線の幅を調整して装置に関わらず信号配線の寄生容量を調整することによって増幅度や時間を調整することも考えられる。しかしながら、信号配線の寄生容量に依存するノイズを考慮すると、信号配線の寄生容量は極力小さくすることが要求されるため、信号配線の寄生容量を調整する設計では、好適なS/N比を確保しつつ所望の増幅度や出力に要する時間を確保することは容易ではない。特に、大面積で形成される、薄膜半導体製造技術によって生成された検出装置にあっては、面積の変更等によって信号配線の寄生容量は50〜150pFと大きく変わってしまい、信号配線の寄生容量の影響が顕著になってしまう。
そこで本発明は、薄膜半導体製造技術によって製造されたAPS型の画素を有する検出装置や放射線検出装置において、好適なS/N比を確保しつつ所望の増幅度や出力に要する時間を確保することが容易な装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の検出装置は、行列状に複数配列された画素と、前記画素に電気的に接続された信号配線と、を基板の上に有する検出装置であって、前記画素は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、前記電荷に応じた電気信号を出力する増幅用薄膜トランジスタと、前記増幅用薄膜トランジスタによって出力された電気信号を保持する容量素子と、前記容量素子に保持された電気信号を前記信号配線に転送する転送用薄膜トランジスタと、を含むことを特徴とする。
本発明により、薄膜半導体製造技術によって製造されたAPS型の画素を有する検出装置や放射線検出装置において、好適なS/N比を確保しつつ所望の増幅度や出力に要する時間を確保することが容易な装置を提供することが可能となる。
第1の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図、全体の概略的等価回路図、及び、読出回路の概略的等価回路図である。 第1の実施形態に係る検出装置の1画素の平面模式図及び断面模式図である。 第1の実施形態に係る検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図、平面模式図、及び、断面模式図である。 第3の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図、平面模式図、及び、断面模式図である。 第3の実施形態に係る検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第4の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図、平面模式図、及び、断面模式図である。 第5の実施形態に係る検出装置の平面模式図である。 第6の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図である。 検出装置の検出システムへの応用例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。なお、本明細書では、放射性崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギーを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども、放射線に含まれるものとする。
(第1の実施形態)
まず、図1(a)、図1(b)、及び、図1(c)を用いて、第1の実施形態に係る検出装置を説明する。図1(a)は、第1の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図であり、図1(b)は、全体の概略的等価回路図であり、図1(c)は、読出回路の概略的等価回路図である。
図1(b)に示すように、本実施形態における検出装置は、基板10の表面上に、行列状に複数配列された画素Pを含む画素アレイが設けられている。各画素Pは、図1(a)に示すように、変換素子Sと、増幅用薄膜トランジスタTと、選択用薄膜トランジスタTと、リセット用薄膜トランジスタTRSと、を含む。変換素子Sは、放射線又は光を電荷に変換するものであり、例えばPIN型フォトダイオードのような光電変換素子を用いることができ、変換素子Sの一方の電極は電極電源配線Vに電気的に接続される。増幅用薄膜トランジスタTは、変換素子で発生した電荷に応じた電気信号を出力するものであり、そのゲートが変換素子で発生した電荷を受ける。本実施形態では、増幅用薄膜トランジスタTのゲートは変換素子Sの他方の電極に、ソース及びドレインの一方は動作電源配線VDDに、それぞれ電気的に接続される。選択用薄膜トランジスタTは、画素を選択する機能を有するもので、導通状態となることで増幅用薄膜トランジスタTのゲートが受けた電荷に応じた電気信号を転送する。選択用薄膜トランジスタTのゲートは選択用駆動配線Gに、ソース及びドレインの一方は増幅用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの他方に、それぞれ電気的に接続される。リセット用薄膜トランジスタTRSは、少なくとも増幅用薄膜トランジスタTのゲートをリセットするものであり、本実施形態では、変換素子Sもリセットする形態である。リセット用薄膜トランジスタTRSのゲートはリセット用駆動配線GRSに、ソース及びドレインの一方はリセット電源配線Vに、ソース及びドレインの他方は変換素子Sの他方の電極及び増幅用薄膜トランジスタTのゲートに、それぞれ電気的に接続される。また、各画素Pは、容量素子Cと、転送用薄膜トランジスタTと、容量リセット用薄膜トランジスタTRCと、を更に含む。容量素子Cは、増幅用薄膜トランジスタTによって出力された電気信号を保持するものであり、一方の電極が選択用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの他方に電気的に接続される。選択用薄膜トランジスタTが導通状態となることにより、容量素子Cの一方の電極は、増幅用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの他方に電気的に接続される。転送用薄膜トランジスタTは、容量素子Cに保持された電気信号を信号配線22に転送するものである。転送用薄膜トランジスタTのゲートは転送用駆動配線Gに、ソース及びドレインの一方は容量素子Cに、ソース及びドレインの他方は信号配線22に、それぞれ電気的に接続される。本実施形態では、転送用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方は容量素子Cの他方の電極に電気的に接続される。容量リセット用薄膜トランジスタTRCは、容量素子Cをリセットするためのものであり、本実施形態では容量素子Cの一方の電極をリセットするものである。容量リセット用薄膜トランジスタTRCのゲートは容量リセット用駆動配線GRCに、ソース及びドレインの一方はリセット電源配線Vに、ソース及びドレインの他方は容量素子Cに、それぞれ電気的に接続される。本実施形態では、容量リセット用駆動配線GRCのソース及びドレインの他方は容量素子Cの一方の電極に電気的に接続される。
本実施形態の画素では、増幅用薄膜トランジスタTで増幅された電気信号が、所望の容量値に設定可能な容量素子Cに出力され、容量素子Cに出力された電気信号が、転送用薄膜トランジスタTによって画素から信号配線22に転送されることとなる。ここで、薄膜半導体製造技術によって製造されたAPS型の画素を有する検出装置においては、信号配線22の寄生容量は、容量素子Cの容量値に比べて約3桁大きいものである。また、検出装置の面積の変更に伴う信号配線22の寄生容量の変動量も、容量素子Cの容量値に比べて約3桁大きくなってしまう。本実施形態では、電気信号の増幅度や出力に係る時間に対しては、実質的に容量素子Cの容量値で規定できるものとなり、信号配線22の寄生容量を考慮する必要がなくなる。そのため、検出装置の面積の変更に伴って信号配線22の寄生容量が変わったとしても、その影響を抑制することが可能となる。また、電気信号の出力に係る時間に関しては、変換素子Sの容量値が0.5〜1.5pFで、信号配線22の寄生容量の容量値が60〜150pFである場合、本実施形態の構成を用いない場合は、十分な出力を行うのに約200μ秒の時間が必要となる。一方、本実施形態の構成を用いて、容量素子Cの容量値を1.5〜15pFに設定することにより、十分な出力を行うのに必要な時間は約1μ秒以下とすることができる。また、十分な増幅度も確保することができる。なお、本発明においては、選択用薄膜トランジスタT及び容量リセット用薄膜トランジスタTRCは必須なものではないが、あった方がより好ましい。また、後述する動作を複数回行うためにはリセット用薄膜トランジスタTRSは必須であるが、動作を1回だけ行う装置においては、リセット用薄膜トランジスタTRSも必須なものではない。
駆動配線群21は、複数種類の駆動配線を含むものであり、本実施形態では、選択用駆動配線Gとリセット用駆動配線GRSと転送用駆動配線Gと容量リセット用駆動配線GRCとを含む。選択用駆動配線Gは、後述する駆動回路30から選択用薄膜トランジスタTのゲートに、行単位で画素Pを選択するために選択用薄膜トランジスタTの導通状態を制御する選択用駆動信号を伝送するものである。リセット用駆動配線GRSは、駆動回路30からリセット用薄膜トランジスタTRSのゲートに、行単位でリセット用薄膜トランジスタTRSの導通状態を制御するリセット用駆動信号を伝送するものである。転送用駆動配線Gは、駆動回路30から転送用薄膜トランジスタTのゲートに、容量素子Cに保持された電気信号を行単位で信号配線22に転送するために転送用薄膜トランジスタTの導通状態を制御する転送用駆動信号を伝送するものである。容量リセット用駆動配線GRCは、駆動回路30から容量リセット用薄膜トランジスタTRCのゲートに、行単位で容量素子Cをリセットするために容量リセット用薄膜トランジスタTRCの導通状態を制御する容量リセット用駆動信号を伝送するものである。信号配線22は、画素から転送された電気信号を後述する読出回路40に伝送するものである。電源配線群23は、複数種類の電源配線を含むものであり、本実施形態では、電極電源配線Vと動作電源配線VDDとリセット電源配線Vとを含む。電極電源配線Vは、変換素子Sが放射線又は光を電荷に変換することが可能となる所望の電圧が変換素子Sに印加されるように、後述する電源回路50から変換素子Sの一方の電極に所望の電位を伝送するものである。動作電源配線VDDは、電源回路50から増幅用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方に、増幅用薄膜トランジスタTがソースフォロアなどの電荷増幅動作を行うための動作電圧を伝送するものである。リセット電源配線Vは、増幅用薄膜トランジスタTのゲートをリセットするための所定の電位を、電源回路50からリセット用薄膜トランジスタTRSのソース及びドレインの一方に伝送するものである。また、本実施形態では、リセット電源配線Vは、容量素子Cの一方の電極をリセットするための所定の電位を、電源回路50から容量リセット用薄膜トランジスタTRCのソース及びドレインの一方に伝送するものでもある。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。容量素子Cの一方の電極をリセットするための所定の電位を電源回路50から容量リセット用薄膜トランジスタTRCのソース及びドレインの一方に伝送するための所定の電位が供給され得る配線を別途設けてもよい。つまり、容量リセット用薄膜トランジスタTRCのソース及びドレインの一方は、所定の電位が供給され得る配線に電気的に接続されていればよい。
また本実施形態では、図1(b)に示すように、画素アレイは行方向にn個配列され列方向にm個配列された複数の画素P11〜Pmnを含む。行方向に沿って配列された複数の画素Pには共通に、駆動配線群21が電気的に接続されており、駆動配線群21が列方向に複数並んで配置されている。列方向に沿って配列された複数の画素Pには共通に、信号線22が電気的に接続されており、信号線22が行方向に複数並んで配置されている。n個×m個の複数の画素Pには共通に、電源配線群23が電気的に接続されている。複数の駆動配線群21には駆動回路20が電気的に接続されており、駆動回路20は上述した各種駆動信号を複数の駆動配線群21のそれぞれに供給する。電源配線群23には電源回路50が電気的に接続されており、電源回路50は上述した各種電位を電源配線群に供給する。なお、電源回路50が動作電源配線VDDに供給する電位を変更することが可能な構成とすることにより、画素の増幅度を変更することが可能となる。更に、電源回路50が電極電源配線Vに供給する電位を変更することが可能な構成とすることにより、変換素子Sの感度を変更することが可能となる。複数の信号配線22には読出回路40が接続されており、読出回路20は画素アレイから並列に出力された電気信号を直列のデジタル信号に変換して出力する。読出回路40は、増幅回路41と、マルチプレクサ42と、A/D変換器43と、を含む。増幅回路41は、信号配線22によって伝送された電気信号を増幅して保持する回路であり、相関二重サンプリングを行うための機能を有してもよい。マルチプレクサ42は、画素アレイから並列に出力されて各増幅回路41で増幅された電気信号を直列の電気信号に変換する回路である。A/D変換器43はアナログの電気信号をデジタル信号に変換する回路であり、本実施形態では、マルチプレクサ42から出力された直列の電気信号をデジタル信号に変換する。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、信号配線22毎にA/D変換器43を有していてもよい。なお、増幅回路41及びマルチプレクサ42については、図1(c)を用いて後で詳細に説明する。制御回路60は、駆動回路30、読出回路40、及び、電源回路50に各種制御信号を供給することにより駆動回路30、読出回路40、及び、電源回路50を制御し、それによって画素アレイの動作を制御する回路である。
次に、図1(c)を用いて増幅回路41及びマルチプレクサ42について説明する。増幅回路41は、読み出された電気信号を増幅して出力する演算増幅器Aと、積分容量Cと、積分容量C及び信号配線22をリセットするリセットスイッチRと、を含む積分型の増幅器を含む。演算増幅器Aは、その反転入力端子に信号配線22が電気的に接続されており、信号配線22で伝送された電気信号が入力され、出力端子から増幅された電気信号を出力する。演算増幅器Aの正転入力端子には基準電源Vref1が電気的に接続される。リセットスイッチRには、図1(b)に示す制御回路60から制御信号ΦRが供給されることにより、積分容量C及び信号配線22をリセットするタイミングが制御される。このような増幅回路41を用いることにより、信号配線22の寄生容量が容量素子Cや積分容量Cの容量値に比べて十分大きい場合、増幅回路41に出力される電気信号の増幅度やその出力に係る時間は信号配線22の寄生容量に依存せずに設計できる。また、増幅回路41は、サンプリングスイッチSHとサンプリング容量Cとを含むサンプルホールド回路(以下、S/H回路と示す)を、4系統有している。これは2行分の電気信号に対応して、増幅回路41で発生するオフセットを抑制する相関二重サンプリング(CDS)処理を行うためである。本実施形態の増幅回路41は、SHSOとCTSOとを含む奇数行信号用のS/H回路、SHNOとCTNOとを含む奇数行ノイズ用のS/H回路を含む。更に、本実施形態の増幅回路41は、SHSEとCTSEとを含む偶数行信号用のS/H回路、SHNEとCTNEとを含む偶数行ノイズ用のS/H回路を含む。各サンプリングスイッチSHには、図1(b)に示す制御回路60から各制御信号ΦSHが供給されることにより、各S/H回路の動作のタイミングが制御される。マルチプレクサ42には、各サンプルホールド容量Cに保持された電気信号を転送するスイッチSWが、各サンプルホールド容量Cに対応して設けられている。各スイッチSWには、図1(b)に示す制御回路60から制御信号ΦSWが供給されることにより、各スイッチが順次選択され、並列信号を直列信号に変換する動作が行われる。なお、本実施形態では、信号用のスイッチSWSE及びSWSOが信号用出力配線に接続され、ノイズ用のスイッチSWNE及びSWNOがノイズ用出力配線に接続され、信号用出力配線及びノイズ用出力配線が差動アンプなどの差分回路(不図示)に接続される。それにより、読出回路40でCDS処理がなされる。
次に、図2(a)〜(c)を用いて、第1の実施形態に係る検出装置の1画素の構成を説明する。図2(a)は、第1の実施形態に係る検出装置の1画素の平面模式図であり、簡便化のため、各絶縁層と変換素子を省略して示している。図2(b)は、図2(a)のA− A’箇所の断面模式図であり、図2(c)は、図2(a)のB− B’箇所の断面模式図である。なお、図2(b)及び図2(c)では、図2(a)で省略した各絶縁層と変換素子も記載する。
図2(a)〜(c)に示すように、本実施形態の検出装置では、ガラス基板などの絶縁性の表面を有する基板100の上に、増幅用薄膜トランジスタT、選択用薄膜トランジスタT、及び、リセット用薄膜トランジスタTRSが配置されている。また、増幅用薄膜トランジスタT、選択用薄膜トランジスタT、及び、リセット用薄膜トランジスタTRSの上に、変換素子Sが配置されている。そして、容量素子Cは増幅用薄膜トランジスタT、選択用薄膜トランジスタT、及び、リセット用薄膜トランジスタTRSと基板100との間に配置されている。増幅用薄膜トランジスタT、選択用薄膜トランジスタT、及び、リセット用薄膜トランジスタTRSの上に比べて基板100の表面は高い平坦性を確保できるため、容量素子Cをより平坦な表面上に配置することができる。そのため、増幅用薄膜トランジスタT、選択用薄膜トランジスタT、及び、リセット用薄膜トランジスタTRSの上に容量素子Cを形成する場合に比べて、容量素子Cに用いる絶縁層を薄く形成することが容易となる。
本実施形態では、容量素子Cは、基板100の上に配置された第1導電層101と、第1導電層101の上に配置された第1絶縁層102と、第1絶縁層102の上に配置された第2導電層103と、を含む。第1導電層101及び第2導電層103は、各薄膜トランジスタ及び変換素子の製造工程における高温プロセスに耐え得る融点の材料で形成されることが望ましい。また、第1導電層101及び第2導電層103は、ITO等の透明導電性酸化物や不純物がドーピングされた多結晶半導体などの光透過性導電材料で形成されることが望ましい。このことは、各薄膜トランジスタとして多結晶シリコンを使用する場合や、変換素子Sに光を照射して行われる残像対策を鑑みると、より好ましい。容量素子Cの容量値は、電気信号の増幅度や出力に係る時間を鑑みると、変換素子Sの容量値の3〜10倍で、且つ、信号配線22の寄生容量の容量値の1/30〜1/10であることが望ましい。各薄膜トランジスタと基板との間に容量素子Cが配置されるため、容量素子Cは変換素子Sとほぼ等しい面積で形成できる。第1絶縁層102の材料としては、多結晶シリコンを用いて各薄膜トランジスタを形成する場合には、耐熱性が高い窒化シリコン(ε=6〜7.5)を使用することが好ましい。そのような構成で、変換素子Sとして半導体層がアモルファスシリコン(ε=12)のPIN型フォトダイオードを用いる場合には、第1絶縁層102の膜厚は変換素子Sの半導体層の膜厚の1/10〜1/3であることが望ましい。変換素子Sとして半導体層がアモルファスシリコン(ε=12)のPIN型フォトダイオードを用いる場合には、変換素子Sの半導体層の膜厚は500〜1500nmであり、第1絶縁層102の厚さは50〜150nmとなる。
本実施形態では、容量素子Cを覆うように容量素子Cの上に第1パッシベーション層104及び第1層間絶縁層105が配置され、第1層間絶縁層105の上に各薄膜トランジスタとして多結晶シリコンの薄膜トランジスタが配置されている。これらの材料としては、多結晶シリコンを用いて各薄膜トランジスタを形成する場合には、耐熱性が高い窒化シリコン(ε=6〜7.5)を使用することが好ましい。その場合、第1パッシベーション層104及び第1層間絶縁層105の膜厚は、各薄膜トランジスタと容量素子Cとの間の寄生容量を低減するために、第1絶縁層102の膜厚よりも厚く形成されることが望ましい。上述した、第1絶縁層102の厚さが50〜150nmの場合、第1パッシベーション層104及び第1層間絶縁層105の膜厚は300〜1000nmであり、第1絶縁層102の膜厚の6〜20倍であることが好ましい。
図2(a)に示すように、増幅用薄膜トランジスタTは、第1層間絶縁層105の上に島状に形成された多結晶シリコン層に設けられた、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106を含む。ここで、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106はそれぞれ、増幅用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方、チャネル、及び、ソース及びドレインの他方となる。また、増幅用薄膜トランジスタTは、島状の多結晶シリコン層を覆うように多結晶シリコン層の上に配置されたゲート絶縁層107と、ゲート絶縁層107の上に配置されたゲート108とを更に含む。次に、選択用薄膜トランジスタTは、第1層間絶縁層105の上に島状に形成された多結晶シリコン層に設けられた、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106を含む。ここで、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106はそれぞれ、選択用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方、チャネル、及び、ソース及びドレインの他方となる。また、選択用薄膜トランジスタTは、ゲート絶縁層107と、ゲート絶縁層107の上に配置されたゲート108とを更に含む。次に、リセット用薄膜トランジスタTRSは、第1層間絶縁層105の上に島状に形成された多結晶シリコン層に設けられた、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106を含む。ここで、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106はそれぞれ、リセット用薄膜トランジスタTRSのソース及びドレインの他方、チャネル、及び、ソース及びドレインの一方となる。また、リセット用薄膜トランジスタTRSは、ゲート絶縁層107と、ゲート絶縁層107の上に配置されたゲート108とを更に含む。
次に、図2(b)に示すように、転送用薄膜トランジスタTは、第1層間絶縁層105の上に島状に形成された多結晶シリコン層に設けられた、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106を含む。ここで、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106はそれぞれ、転送用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方、チャネル、及び、ソース及びドレインの他方となる。また、選択用薄膜トランジスタTは、ゲート絶縁層107と、ゲート絶縁層107の上に配置されたゲート108とを更に含む。次に、容量リセット用薄膜トランジスタTRCは、第1層間絶縁層105の上に島状に形成された多結晶シリコン層に設けられた、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106を含む。ここで、不純物半導体領域106、真性半導体領域106、及び、不純物半導体領域106はそれぞれ、容量リセット用薄膜トランジスタTRCのソース及びドレインの他方、チャネル、及び、ソース及びドレインの一方となる。また、容量リセット用薄膜トランジスタTRCは、ゲート絶縁層107と、ゲート絶縁層107の上に配置されたゲート108とを更に含む。また、各薄膜トランジスタのゲートは、駆動配線群21を形成するために準備される導電膜を用いて形成されており、本実施形態では導電膜としてAlを含む金属膜が用いられている。また、各薄膜トランジスタのソース及びドレインとチャネルの間に、LDD領域又はオフセット領域が設けられることが好ましい。
図2(b)及び図2(c)に示すように、各薄膜トランジスタを覆うように第2層間絶縁層109が配置される。そして、信号配線22と動作電源配線VDDとリセット電源配線Vと第1接続部110と第2接続部110と第3接続部110と第4接続部110とが第2層間絶縁層109の上に配置される。動作電源配線VDDは、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、増幅用薄膜トランジスタTの不純物半導体領域106と電気的に接続される。第1接続部110は、第1絶縁層102、第2導電層103、第1パッシベーション層104、第1層間絶縁層105、ゲート絶縁層107、及び、第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、第1導電層101と電気的に接続される。また、第1接続部110は、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、選択用薄膜トランジスタTの不純物半導体領域106と電気的に接続される。リセット電源配線Vは、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、リセット用薄膜トランジスタTRSの不純物半導体領域106と電気的に接続される。また、リセット電源配線Vは、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、容量リセット用薄膜トランジスタTRCの不純物半導体領域106と電気的に接続される。第2接続部110は、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、リセット用薄膜トランジスタTRSの不純物半導体領域106と電気的に接続される。信号配線22は、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、転送用薄膜トランジスタTの不純物半導体領域106と電気的に接続される。第3接続部110は、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、転送用薄膜トランジスタTの不純物半導体領域106と電気的に接続される。また、第3接続部110は、第1パッシベーション層104、第1層間絶縁層105、ゲート絶縁層107、及び、第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、第2導電層103と電気的に接続される。第4接続部110は、ゲート絶縁層107及び第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、容量リセット用薄膜トランジスタTRCの不純物半導体領域106と電気的に接続される。また、第4接続部110は、第1絶縁層102、第2導電層103、第1パッシベーション層104、第1層間絶縁層105、ゲート絶縁層107、及び、第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、第1導電層101と電気的に接続される。信号配線22、動作電源配線VDD、リセット電源配線V、第1接続部110、第2接続部110、第3接続部110、及び、第4接続部110は、同じ導電膜を用いて形成されており、本実施形態では導電膜としてAlを含む金属膜が用いられている。
次に、第2層間絶縁層109、信号配線22、動作電源配線VDD、リセット電源配線V、第1接続部110、第2接続部110、第3接続部110、及び、第4接続部110を覆うように第2パッシベーション層111が配置される。そして、第2パッシベーション層111を覆うように第2パッシベーション層111の上に第3層間絶縁層112が配置される。第3層間絶縁層112は、信号配線22と変換素子Sとの間の寄生容量を低減するために、厚い膜厚で形成可能な有機絶縁材料を用いることが好ましい。
図2(b)及び図2(c)に示すように、変換素子Sは、第3層間絶縁層112の上に配置されている。本実施形態では、変換素子Sに用いられる光電変換素子が、第3層間絶縁層112の側から順に配置された、第1電極201、第1導電型の不純物半導体層202、半導体層203、第2導電型の不純物半導体層204、及び、第2電極205を含む。第1電極201は、第3層間絶縁層112の上に配置されており、第2パッシベーション層111及び第3層間絶縁層122に設けられたコンタクトホールにおいて、第2接続部110と電気的に接続される。また、第1電極201は、第2層間絶縁層109、第2パッシベーション層111、及び、第3層間絶縁層122に設けられたコンタクトホールにおいて、増幅用薄膜トランジスタTのゲート108と電気的に接続される(不図示)。なお、隣接する変換素子Sの第1電極201の間に、第3層間絶縁層109の表面を覆うように無機材料からなる絶縁部材200を設けることが好ましい。第1導電型の不純物半導体層202は、第1導電型の極性を示し、半導体層203及び第2導電型の不純物半導体層204よりも第1導電型の不純物の濃度が高いものである。半導体層203は、真性半導体であることが望ましい。第2導電型の不純物半導体層204は、第1導電型と逆の第2導電型の極性を示し、第1導電型の不純物半導体層202及び半導体層203よりも第2導電型の不純物の濃度が高いものである。第1導電型と第2導電型とは互いに異なる極性の導電型であり、例えば第1導電型がn型であれば第2導電型はp型である。なお、本実施形態では、アモルファスシリコンを主材料とした用いたフォトダイオードを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば非晶質セレンを用いた、放射線を直接電荷に変換する素子も用いることができる。第1電極201及び第2電極205には、光透過性のITO等の透明導電性酸化物が用いられる。ただし、第1電極201には金属材料を用いてもよい。特に、光電変換素子と後述する波長変換体300とを備えた間接型の変換素子である場合には、波長変換体300側の電極である第2電極205には透明導電性酸化物が用いられる。一方、第2電極205よりも波長変換体から遠い第1電極201には、Alからなる光透過性の低い導電体を用いてもよい。本実施形態では、光電変換素子を覆うように第3パッシベーション層206が配置されており、第3パッシベーション層206を覆うように第4層間絶縁層207が配置されている。そして、第4層間絶縁層207の上に電極電源配線Vが配置されており、電極電源配線Vは第3パッシベーション層206及び第4層間絶縁層207に設けられたコンタクトホールにおいて第2電極205に電気的に接続される。そして、第4層間絶縁層207及び電極電源配線Vを覆うように第4パッシベーション層208及び平坦化層209が配置され、平坦化層209上に波長変換体300が配置され得る。平坦化層209は、表面平坦性向上のための絶縁層であり、有機絶縁材料が好適に用いられる。
次に、図3を用いて、本実施形態の検出装置の動作を説明する。図3は、本実施形態の検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。ここで、ΦX−rayは放射線の照射パルスであり、ΦGS1〜ΦGSmは1〜m行目の画素にそれぞれ対応する選択用駆動配線GS1〜GSmに駆動回路30から供給される選択用駆動信号である。ΦGT1〜ΦGTmは1〜m行目の画素にそれぞれ対応する転送用駆動配線GT1〜GTmに駆動回路30から供給される転送用駆動信号である。ΦGRS1〜ΦGRSmは1〜m行目の画素にそれぞれ対応するリセット用駆動配線GRS1〜GRSmに駆動回路30から供給されるリセット用駆動信号である。ΦGRC1〜ΦGRCmは1〜m行目の画素にそれぞれ対応する容量リセット用駆動配線GRC1〜GRCmに駆動回路30から供給されるリセット用駆動信号である。ΦRは、図1(b)に示す制御回路60から図1(c)に示す増幅回路41のリセットスイッチRに供給される制御信号である。ΦSHSOは制御回路60から増幅回路41の奇数行信号用のS/H回路に供給される制御信号、ΦSHSEは制御回路60から増幅回路41の偶数行信号用のS/H回路に供給される制御信号である。ΦSHNOは制御回路60から増幅回路41の奇数行ノイズ用のS/H回路に供給される制御信号、ΦSHNEは制御回路60から増幅回路41の偶数行ノイズ用のS/H回路に供給される制御信号である。
図3に示すように、ΦX−rayに応じて検出装置に放射線が照射された後、行単位で以下に説明する動作が行われる。まず、図1(b)に示す駆動回路30から1行目の転送用駆動配線GT1に転送用駆動信号ΦGT1が供給され、図1(b)に示す1行目の画素P11〜P1nに含まれる、図1(a)に示す各転送用薄膜トランジスタTが導通状態とされる。図1(b)に示す制御回路60から、図1(c)に示す増幅回路41のリセットスイッチRに制御信号が供給されて、増幅回路41及び信号配線22がリセットされる。また、制御回路60から奇数行ノイズ用のS/H回路に制御信号ΦSHNOが供給され、転送用薄膜トランジスタTが導通状態で、増幅回路41及び信号配線22のリセットの終了まで、サンプリングスイッチSHNOの導通状態が維持される。増幅回路41及び信号配線22のリセットの終了後、サンプリングスイッチSHNOの導通状態が終了する。このことにより、増幅用薄膜トランジスタTのオフセットを含むノイズ成分としての演算増幅器Aの出力が、奇数行ノイズ用のS/H回路に保持される。なお、この際、奇数行信号用のS/H回路にも制御信号が供給され、サンプリングスイッチSHSOの導通状態が維持されていてもよい。サンプリングスイッチSHNOの導通状態が終了した後、転送用薄膜トランジスタTが導通状態で、駆動回路30から1行目の選択用駆動配線GS1に選択用駆動信号ΦGS1が供給される。これにより、1行目の画素P11〜P1nに含まれる各選択用薄膜トランジスタTが導通状態とされる。この動作により、1行目のP11〜P1nに含まれる、変換素子Sで生成された放射線の照射に応じた電荷が増幅用薄膜トランジスタTのゲートの電位を規定し、増幅用薄膜トランジスタTのゲートの電位に応じた電荷が容量素子Cに保持される。そして容量素子Cに保持された電荷が、転送用薄膜トランジスタTによって、信号配線22に転送される。そして、その信号配線22に転送され演算増幅器Aで増幅された演算増幅器Aの出力が、奇数行信号用のS/H回路に保持される。サンプリングスイッチSHSOの導通状態が終了した後、駆動回路30から1行目のリセット用駆動配線GRS1にリセット用駆動信号ΦGRS1が供給される。これにより、1行目の画素P11〜P1nに含まれる各リセット用薄膜トランジスタTRSが導通状態とされ、増幅用薄膜トランジスタTのゲートの電位がリセットされる。リセット用薄膜トランジスタTRSの導通状態が終了した後、駆動回路30から1行目の容量リセット用駆動配線GRC1に容量リセット用駆動信号ΦGRC1が供給される。これにより、1行目の画素P11〜P1nに含まれる各容量リセット用薄膜トランジスタTRCが導通状態とされ、容量素子Cの一方の電極がリセットされる。以上で、1行目の画素P11〜P1nに対する動作が完了する。同様に、制御回路60がリセットスイッチR、偶数行ノイズ用のS/H回路、及び、偶数行信号用のS/H回路を、駆動回路が2行目の画素P21〜P2nを制御することにより、1行目の画素P21〜P2nに対する動作が行われる。そして、これらの動作を全ての行に対して順次に行うことにより、全ての画素に対する動作が行われる。
(第2の実施形態)
次に、図4(a)、図4(b)、図4(c)及び、図11を用いて、第2の実施形態に係る検出装置を説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同じものは同じ番号を付与してあり、詳細な説明は割愛する。図4(a)は、第2の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図であり、図4(b)は、第2の実施形態に係る検出装置の1画素の平面模式図であり、図4(c)は、図4(b)のB− B’箇所の断面模式図である。なお、図4(b)のA− A’箇所の断面模式図は第1の実施形態と同様であるため、図示及び詳細な説明は割愛する。図11は、第2の実施形態に係る検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図1(a)に示す第1の実施形態では、容量素子Cの一方の電極は増幅用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの他方に、容量素子Cの他方の電極は転送用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方に、それぞれ電気的に接続されている。一方、図4(a)に示す本実施形態では、容量素子Cの一方の電極は増幅用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの他方及び転送用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方に電気的に接続されている。また、容量素子Cの他方の電極は、動作電源配線VDDに電気的に接続されている。なお、本実施形態の容量素子Cの他方の電極は動作電源配線VDDに電気的に接続されているが、本発明はそれに限定されるものではない。本実施形態の容量素子Cの他方の電極は所定の電位が供給され得る配線に接続されていればよく、リセット電源配線Vに電気的に接続されてもよく、別途電源配線を専用に設けてもよい。なお、図1(b)に示す電源回路50がリセット電源配線Vに供給する電位を変更することが可能な構成とすることにより、本実施形態の容量素子Cは可変容量として扱うことが可能となり、画素の増幅度を変更することが可能となる。
また、図4(b)及び図4(c)に示すように、動作電源配線VDDは、第1パッシベーション層104、第1層間絶縁層105、ゲート絶縁層107、及び、第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、第2導電層103と電気的に接続される。そして、第3接続部110は、第1絶縁層102、第2導電層103、第1パッシベーション層104、第1層間絶縁層105、ゲート絶縁層107、及び、第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、第1導電層101と電気的に接続される。このような構成により、第1導電層101よりも各薄膜トランジスタに近い第2導電層103に定電位が供給されることとなる。それにより、容量素子Cは各薄膜トランジスタの動作に伴う電位変動を受けにくい構成となる。
本実施形態では、図11に示すように、以下の点で第1の実施形態の動作と異なる。転送用薄膜トランジスタTが非導通状態で、駆動回路30から1行目の選択用駆動配線GS1に選択用駆動信号ΦGS1が供給される。これにより、1行目の画素P11〜P1nに含まれる各選択用薄膜トランジスタTが導通状態とされる。この動作により、1行目のP11〜P1nに含まれる、変換素子Sで生成された放射線の照射に応じた電荷が増幅用薄膜トランジスタTのゲートの電位を規定し、増幅用薄膜トランジスタTのゲートの電位に応じた電荷が容量素子Cに保持される。そして、駆動回路30から1行目の転送用駆動配線GT1に転送用駆動信号ΦGT1が供給され、図1(b)に示す1行目の画素P11〜P1nに含まれる、図4(a)に示す各転送用薄膜トランジスタTが導通状態とされる。それにより、容量素子Cに保持された電荷が、転送用薄膜トランジスタTによって、信号配線22に転送される。
(第3の実施形態)
次に、図5(a)、図5(b)、及び、図6を用いて、第3の実施形態に係る検出装置を説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同じものは同じ番号を付与してあり、詳細な説明は割愛する。図5(a)は、第3の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図であり、図5(b)は、第3の実施形態に係る検出装置の1画素の平面模式図である。なお、断面模式図は第1の実施形態と同様であるため、図示及び詳細な説明は割愛する。図6は、第3の実施形態の検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図1(a)及び図2(a)に示す第1の実施形態では、選択用薄膜トランジスタTのゲートは選択用駆動配線Gに、容量リセット用薄膜トランジスタTRCのゲートは容量リセット用駆動配線GRCに、それぞれ電気的に接続されている。一方、図5(a)及び図5(b)に示す本実施形態では、選択用薄膜トランジスタTのゲート及び容量リセット用薄膜トランジスタTRCのゲートは選択用駆動配線Gに共通に、電気的に接続されている。つまり、容量リセット用駆動配線GRCが選択用駆動配線Gと共通化されている。これにより、図6に示すように、選択用薄膜トランジスタTと容量リセット用薄膜トランジスタTRCが同時に導通状態となり、容量リセット用薄膜トランジスタTRCが負荷抵抗として機能することとなる。また、信号配線22と交差する配線数が少なくなるため、信号配線22の寄生容量が低減される。
(第4の実施形態)
次に、図7(a)、図7(b)、及び、図7(c)を用いて、第4の実施形態に係る検出装置を説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同じものは同じ番号を付与してあり、詳細な説明は割愛する。図7(a)は、第4の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図であり、図7(b)は、第4の実施形態に係る検出装置の1画素の平面模式図であり、図7(c)は、図7(b)のB− B’箇所の断面模式図である。なお、図7(b)のA− A’箇所の断面模式図は第1の実施形態と同様であるため、図示及び詳細な説明は割愛する。
図7(a)に示す本実施形態では、第2の実施形態と同様に、容量素子Cの一方の電極は増幅用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの他方及び転送用薄膜トランジスタTのソース及びドレインの一方に電気的に接続されている。また、容量素子Cの他方の電極は動作電源配線VDDに、それぞれ電気的に接続されている。なお、図1(b)に示す電源回路50がリセット電源配線Vに供給する電位を変更することが可能な構成とすることにより、本実施形態の容量素子Cは可変容量として扱うことが可能となり、画素の増幅度を変更することが可能となる。
また、図7(b)及び図7(c)に示すように、動作電源配線VDDは、第1パッシベーション層104、第1層間絶縁層105、ゲート絶縁層107、及び、第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、第2導電層103と電気的に接続される。そして、第3接続部110は、第1絶縁層102、第2導電層103、第1パッシベーション層104、第1層間絶縁層105、ゲート絶縁層107、及び、第2層間絶縁層109に設けられたコンタクトホールにおいて、第1導電層101と電気的に接続される。このような構成により、第2の実施形態と同様に、第1導電層101よりも各薄膜トランジスタに近い第2導電層103に定電位が供給されることとなる。それにより、容量素子Cは各薄膜トランジスタの動作に伴う電位変動を受けにくい構成となる。
また、図7(a)及び図7(b)に示す本実施形態では、第3の実施形態と同様に、選択用薄膜トランジスタTのゲート及び容量リセット用薄膜トランジスタTRCのゲートは選択用駆動配線Gに共通に、電気的に接続されている。これにより、第3の実施形態と同様に、選択用薄膜トランジスタTと容量リセット用薄膜トランジスタTRCが同時に導通状態となり、容量リセット用薄膜トランジスタTRCが負荷抵抗として機能することとなる。また、信号配線22と交差する配線数が少なくなるため、信号配線22の寄生容量が低減される。
(第5の実施形態)
次に、図8を用いて、第5の実施形態に係る検出装置を説明する。図8は、第5の実施形態に係る検出装置の2行×2列分の画素の平面模式図である。
図2(a)に示す第1の実施形態では、1つの画素Pに対して1つの容量素子Cが設けられていた。一方、図8に示す本実施形態では、2つの画素に対して1つの容量素子C’が共通に設けられている。このような構成にすることにより、より画素サイズが小さくなっても、大きな容量値の容量素子を準備することが容易になる。本実施形態では、2つの画素として、連続する2行分の画素に対して1つの容量素子C’が共通に設けられている。ただし、本発明はそれに限定されるものではなく、2以上の複数の画素に対応していればよい。また、図8では画素毎に転送用薄膜トランジスタTを設けているが、容量素子Cが共通化されている複数の画素に対して1つの転送用薄膜トランジスタTが設けられる形態であってもよい。
(第6の実施形態)
次に、図9(a)、及び、図9(b)を用いて、第6の実施形態に係る検出装置を説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同じものは同じ番号を付与してあり、詳細な説明は割愛する。図9(a)は、第6の実施形態に係る検出装置の1画素の概略的等価回路図であり、図9(b)は、第6の実施形態に係る他の例の検出装置の1画素の概略的等価回路図である。
図1(a)に示す第1の実施形態では、リセット用薄膜トランジスタTRSのソース及びドレインの一方はリセット電源配線Vにが設けられていた。一方、図9(a)に示す本実施形態では、リセット用薄膜トランジスタTRSのソース及びドレインの一方は信号配線22に電気的に接続されている。このようにリセット用薄膜トランジスタTRSを接続することにより、リセット用薄膜トランジスタTRSを介して変換素子で発生した電荷に応じた電気信号を出力することも可能となる。そのため、増幅用薄膜トランジスタTで増幅された電気信号を転送用薄膜トランジスタTによって画素から信号配線22に転送される経路と、変換素子で発生した電荷に応じた電気信号をリセット用薄膜トランジスタTRSによって画素から信号配線22に転送される経路と、を選択可能な構成とすることができる。図9(b)に示す他の例でも、図4(a)に示す第2の実施形態に比べて、リセット用薄膜トランジスタTRSのソース及びドレインの一方は信号配線22に電気的に接続されている。なお、このような回路の場合、電極電源配線Vに供給され得る電圧及び基準電源Vref1の電圧を適宜調整することにより、好適に動作がなされ得る。
(応用実施形態)
次に、図10を用いて、検出装置を用いた放射線検出システムを説明する。
放射線源であるX線チューブ6050で発生した放射線であるX線6060は、患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過し、検出装置6040に含まれる変換素子に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応して変換部3で放射線を電荷に変換して、電気的情報を得る。この情報はデジタルデータに変換され信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなど表示手段となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録手段となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
P 画素
増幅用薄膜トランジスタ
容量素子
転送用薄膜トランジスタ
選択用薄膜トランジスタ
RS リセット用薄膜トランジスタ
RC 容量リセット用薄膜トランジスタ
電極電源配線
DD 動作電源配線
リセット電源配線
転送用駆動配線
選択用駆動配線
RS リセット用駆動配線
RC 容量リセット用駆動配線
10 基板
21 駆動配線群
22 信号配線群
23 電源配線群
30 駆動回路
40 読出回路
50 電源回路
60 制御回路

Claims (14)

  1. 行列状に複数配列された画素と、前記画素に電気的に接続された信号配線と、を基板の上に有する検出装置であって、
    前記画素は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、前記電荷に応じた電気信号を出力する増幅用薄膜トランジスタと、前記増幅用薄膜トランジスタによって出力された電気信号を保持する容量素子と、前記容量素子に保持された電気信号を前記信号配線に転送する転送用薄膜トランジスタと、を含むことを特徴とする検出装置。
  2. 前記容量素子は、前記増幅用薄膜トランジスタ及び前記転送用薄膜トランジスタと前記基板との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記容量素子の容量値は、前記変換素子の容量値の3〜10倍で、且つ、前記信号配線の寄生容量の容量値の1/30〜1/10であることを特徴とする請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記増幅用薄膜トランジスタ及び前記転送用薄膜トランジスタは、多結晶シリコンの薄膜トランジスタであり、
    前記容量素子は、前記基板の上に配置された第1導電層と、前記第1導電層の上に配置された絶縁層と、前記絶縁層の上に配置された第2導電層と、を含み、
    前記第1導電層の材料は、窒化シリコンであることを特徴とする請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記増幅用薄膜トランジスタ及び前記転送用薄膜トランジスタと前記容量素子との間に配置されたパッシベーション層及び層間絶縁層を更に含み、
    前記パッシベーション層及び前記層間絶縁層の材料は、窒化シリコンであり、
    前記層間絶縁層の膜厚は、前記絶縁層の膜厚よりも厚いことを特徴とする請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記層間絶縁層の膜厚は、前記絶縁層の膜厚6〜20倍であることを特徴とする請求項5に記載の検出装置。
  7. 前記変換素子の一方の電極に電気的に接続された電極電源配線と、前記増幅用薄膜トランジスタのソース及びドレインの一方に電気的に接続された動作電源配線と、前記転送用薄膜トランジスタのゲートに接続された転送用駆動配線と、を更に含み、
    前記増幅用薄膜トランジスタのゲートは、前記変換素子の他方の電極に電気的に接続されており、
    前記第1導電層は、前記増幅用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方に電気的に接続されており、前記第2導電層は、前記転送用薄膜トランジスタのソース及びドレインの一方に電気的に接続されており、
    前記転送用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方は、前記信号配線に電気的に接続されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の検出装置。
  8. 前記変換素子の一方の電極に電気的に接続された電極電源配線と、前記増幅用薄膜トランジスタのソース及びドレインの一方に電気的に接続された動作電源配線と、前記転送用薄膜トランジスタのゲートに接続された転送用駆動配線と、を更に含み、
    前記増幅用薄膜トランジスタのゲートは、前記変換素子の他方の電極に電気的に接続されており、
    前記第1導電層は、前記増幅用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方、及び、前記転送用薄膜トランジスタのソース及びドレインの一方に電気的に接続されており、前記第2導電層は、所定の電位が供給され得る配線に電気的に接続されており、
    前記転送用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方は、前記信号配線に電気的に接続されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 前記所定の電位が供給され得る配線に電気的に接続された電源回路を更に含み、
    前記電源回路は、前記所定の電位が供給され得る配線に供給する電位を変更することが可能な構成であることを特徴とする請求項8に記載の検出装置。
  10. 前記画素は、前記増幅用薄膜トランジスタのゲートをリセットするリセット用薄膜トランジスタと、前記画素を選択する選択用薄膜トランジスタと、前記容量素子をリセットする容量リセット用薄膜トランジスタと、を更に含み、
    前記リセット用薄膜トランジスタのソース及びドレインの一方は、リセット電源配線に電気的に接続されており、前記リセット用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方は、前記増幅用薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続されており、
    前記選択用薄膜トランジスタのソース及びドレインの一方は、前記増幅用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方に電気的に接続されており、前記選択用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方は、前記第1導電層に電気的に接続されており、
    前記容量リセット用薄膜トランジスタのソース及びドレインの一方は、所定の電位が供給され得る配線に電気的に接続されており、前記容量リセット用薄膜トランジスタのソース及びドレインの他方は、前記第1導電層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の検出装置。
  11. 前記第1導電層及び前記第2導電層は、光透過性導電材料で形成されることを特徴とする請求項10に記載の検出装置
  12. 前記選択用薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続された選択用駆動配線と、前記リセット用薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続されたリセット用駆動配線と、前記転送用駆動配線と前記選択用駆動配線に電気的に接続された駆動回路と、前記信号配線に電気的に接続された読出回路と、前記駆動回路及び前記読出回路を制御する制御回路と、更に含み、
    前記読出回路は、前記信号配線をリセットするリセットスイッチと、前記信号配線に電気的に接続された演算増幅器と、前記演算増幅器に電気的に接続されたサンプルホールド回路と、を含み、
    前記サンプルホールド回路は、信号用のサンプルホールド回路と、ノイズ用のサンプルホールド回路と、を含み、
    前記制御回路は、前記信号配線を前記リセットスイッチがリセットした後で、前記転送用薄膜トランジスタが導通状態とされている間に、前記ノイズ用のサンプルホールド回路が前記演算増幅器の出力を保持し、前記ノイズ用のサンプルホールド回路が前記演算増幅器の出力を保持した後に前記転送用薄膜トランジスタが導通状態とされ、前記転送用薄膜トランジスタが導通状態とされた後に前記信号用のサンプルホールド回路が前記演算増幅器の出力を保持するように、前記駆動回路及び前記読出回路を制御することを特徴とする請求項10又は11に記載の検出装置。
  13. 前記容量リセット用薄膜トランジスタのゲートは前記選択用駆動配線と電気的に接続されていることを特徴とする請求項12に記載の検出装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の検出装置と、
    前記検出装置からの信号を処理する信号処理手段と、
    前記信号処理手段からの信号を表示するための表示手段と、
    前記信号処理手段からの信号を伝送するための伝送処理手段と、
    を具備する検出システム。
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