JP2014096447A - 基板搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着ヘッドに吸着された基板を次の場所への搬送中に正しい位置に位置決めし得るようにする。
【解決手段】各ガイド部材22を離反位置に回動させた状態で基板Bを吸着ヘッド11に吸着させたのち、回動規制手段により各ガイド部材22を当接位置に向けて回動させるとともに、一時的に吸着を解除して基板Bを基板載置部Cに対して位置決めし、その後再度基板Bを吸着ヘッド11に吸着させて位置合わせする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線基板等の基板を搬送するために用いられる基板搬送装置に関し、さらに詳しく言えば、前工程で吸着ヘッドに吸着された基板を正しい位置に位置合わせして次工程に搬送する技術に関するものである。
この種の基板搬送装置は、例えば特許文献1に記載され、図9に模式的に示すように、X−Y−Zの3軸方向に移動可能で、下端に吸着ヘッド101を有するピックアップユニット100を備えている。なお、X軸方向,Y軸方向は水平面内で直交する2方向、Z軸方向は垂直方向である。
図9(a),(b)は、一例として、前工程のトレイT1に収納されている基板Bを吸着ヘッド101にて吸着し、次工程のトレイT2上に搬送する状態を示しているが、トレイT1とトレイT2との間の距離が一定である場合、ピックアップユニット100は、その間を往復するように、図示しない制御手段によって、その水平方向の移動距離が制御される。
この方法によれば、ピックアップユニット100を、図9(a)と図9(b)との間で往復させればよく、ピックアップユニット100の次工程のトレイT2に対する位置補正等を行う必要がないため、制御系を含めて装置全体の構成が簡素であり、コスト的にも安価に済ませることができる。
しかしながら、前工程での基板ピックアップ時に、基板Bの位置が横方向および/または回転方向にずれて、基板BがトレイT1からはみ出している場合には、そのまま基板Bが次工程に搬送されることから、図9(b)に示すように、基板Bを次工程のトレイT2に収納することができなくなる、という問題が生ずる。
特開平6−115733号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、吸着ヘッドに吸着された基板を次の場所への搬送中に正しい位置に位置決めし得るようにすることにある。
上述した課題を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。すなわち、被搬送物としての基板を解離可能に吸着する吸着ヘッドおよび上記吸着ヘッドを昇降駆動する第1アクチュエータを有するピックアップユニットと、上記ピックアップユニットをX,Y,Zの3軸方向に移動させる搬送駆動部と、上記基板の搬送を制御する制御部とを含み、上記基板を上記吸着ヘッドにて吸着して所定の位置にまで搬送する基板搬送装置において、上記吸着ヘッドに吸着された上記基板を、その搬送中に搬送先の基板載置部に対して位置決めする位置決め手段を備え、上記位置決め手段は、上記ピックアップユニットの周りに配置された水平回転軸に回動可能に保持され、下端側が上記基板の4辺の各々に対して当接離反可能な4つのガイド部材と、上記各ガイド部材の下端側を上記基板の各辺に当接させて上記基板を上記基板載置部に対して位置決めする当接位置と上記基板の各辺から離反させる離反位置とに回動させる回動規制手段とを備え、上記制御部は、上記回動規制手段により上記各ガイド部材を上記離反位置に回動させた状態で上記基板を上記吸着ヘッドに吸着させたのち、上記回動規制手段により上記各ガイド部材を上記当接位置に向けて回動させるとともに、一時的に吸着を解除して上記基板を上記基板載置部に対して位置決めし、その後再度上記基板を上記吸着ヘッドに吸着させることを特徴としている。
より好ましい態様として、上記各ガイド部材は、上記回動規制手段により上記当接位置に回動したとき、それら下端縁によって囲まれる面が上記基板の投影面積内に含まれ、上記各ガイド部材の下端側の内面に四角錐状のガイド面が形成されることを特徴としている。
より好ましい態様として、上記各ガイド部材は、上端と下端とが相反する方向に回動するように、それらの中間部分が上記水平回転軸に保持され、上記回動規制手段は、上記ガイド部材の下端側を上記当接位置に向けて付勢するように上記各ガイド部材の上端側の内面に設けられた第1付勢手段と、上記各ガイド部材の上端側と下端側との間の外面に沿って移動可能で上記第1付勢手段よりも大きな付勢力を有する第2付勢手段とを含み、上記各ガイド部材は、上記第2付勢手段が上記水平回転軸よりも上方の上記上端側にあるとき上記離反位置に保持され、上記第2付勢手段が上記水平回転軸よりも下方の上記下端側にあるとき上記当接位置に保持されることを特徴としている。
さらに好ましい態様として、上記各第2付勢手段は、同時に移動し得るように上記各ガイド部材の周りを囲む環状のフレームに取り付けられており、上記回動規制手段は、上記フレームを上記ガイド部材の上端側と下端側にかけて昇降させる第2アクチュエータを備えていることを特徴としている。
また別の態様として、上記各ガイド部材は、上端と下端とが相反する方向に回動するように、それらの中間部分が上記水平回転軸に保持され、上記回動規制手段は、上記ガイド部材の下端側を上記当接位置に向けて付勢するように上記各ガイド部材の上端側の内面に設けられた第1付勢手段と、上記各ガイド部材の周りを囲む環状のフレームとを含み、
上記フレームは、上記ガイド部材の上端側と下端側とにかけて移動可能であり、上記水平回転軸よりも上方に位置するとき、上記ガイド部材の外周面に接して、上記第1付勢手段による上記ガイド部材の上記当接位置へ回動を阻止し、上記水平回転軸よりも下方に位置したとき、上記当接位置への回動を許容することを特徴としている。
上記回動規制手段には、上記フレームを上記ガイド部材の上端側と下端側とにかけて昇降させる第2アクチュエータを備えていることを特徴としている。
また別の態様として、上記回動規制手段は、斜め方向に形成された溝で、その溝上端側が上記当接位置(もしくは上記離反位置)、溝下端側が上記離反位置(もしくは上記当接位置)を規定するカム溝を有する昇降可能なカムプレートと、上記ガイド部材側に設けられ上記カム溝と係合するカムフォロワとからなることを特徴としている。
これによれば、回動規制手段により上記各ガイド部材を上記離反位置に回動させた状態で上記基板を上記吸着ヘッドに吸着させたのち、上記回動規制手段により上記各ガイド部材を上記当接位置に向けて回動させるとともに、一時的に吸着を解除して上記基板を上記基板載置部に対して位置決めし、その後再度上記基板を上記吸着ヘッドに吸着させることにより、基板が基板載置部の中心からずれた状態で保持されたとしても、ガイド部材によって中心に位置合わせすることができ、基板載置部の中に確実に納めることができる。
また、各ガイド部材は、上記回動規制手段により上記当接位置に回動したとき、それら下端縁によって囲まれる面が上記基板の投影面積内に含まれ、上記各ガイド部材の下端側の内面に四角錐状のガイド面が形成されることにより、4枚のガイド部材を内側に傾け、四角錐状の内周面によって基板を確実に中心に合わせることができる。
さらに、各ガイド部材は、上記第2付勢手段が上記水平回転軸よりも上方の上記上端側にあるとき上記離反位置に保持され、上記第2付勢手段が上記水平回転軸よりも下方の上記下端側にあるとき上記当接位置に保持されることにより、簡単な仕組みで基板の位置合わせを行うことができる。
上記各第2付勢手段は、同時に移動し得るように上記各ガイド部材の周りを囲む環状のフレームに取り付けられており、上記回動規制手段は、上記フレームを上記ガイド部材の上端側と下端側との間を昇降させる第2アクチュエータを備えていることにより、回動ガイドを上下に昇降させるだけで、簡単にガイド部材の開閉を行うことができる。
ガイフレームは、上記ガイド部材の上端側と下端側とにかけて移動可能であり、上記水平回転軸よりも上方に位置するとき、上記ガイド部材の外周面に接して、上記第1付勢手段による上記ガイド部材の上記当接位置へ回動を阻止し、上記水平回転軸よりも下方に位置したとき、上記当接位置への回動を許容することにより、回動規制手段によって、ガイド部材が内側に回動することを規制することができる。
また、回動規制手段には、上記フレームを上記ガイド部材の上端側と下端側とにかけて昇降させる第2アクチュエータを備えていることにより、環状フレームが上下に摺動するのに合わせて、ガイド部材を開いたり閉じたりすることができる。
さらに、上記回動規制手段は、斜め方向に形成された溝で、その溝上端側が上記当接位置(もしくは上記離反位置)、溝下端側が上記離反位置(もしくは上記当接位置)を規定するカム溝を有する昇降可能なカムプレートと、上記ガイド部材側に設けられ上記カム溝と係合するカムフォロワとからなることにより、カムとカムフォロアを用いてガイド板を機械的に開閉することができる。
本発明の第1実施形態に係る基板搬送装置の構成を模式的に示した模式図。 基板搬送装置を上部から見た状態の模式図。 プランジャーの構造を説明するための要部断面図。 ガイド部材と、回動ガイドの相対的な動きを説明する説明図。 (a)〜(d)ガイド部材による基板の位置合わせ手順を説明する説明図。 (a)〜(c)ガイド部材による基板の位置合わせ手順を説明する説明図。 本発明の第2実施形態に係る基板搬送装置の構成を模式的に示した模式図。 (a)本発明の第3実施形態に係る基板搬送装置の構成を模式的に示した模式図および(b)ガイド部材を傾けた位置のカムとカムフォロアの説明図。 (a),(b)従来の基板搬送装置の搬送手順を模式的に説明する模式図。
次に、本発明のいくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、この第1実施形態に係る基板搬送装置は、回路基板Bを保持して搬送するピックアップユニット1と、同ピックアップユニット1によって保持された基板Bの位置を搬送先の収納トレイT2の基板載置部C(図5(d)参照)に位置決めする位置決め部2と、位置決め部2の回動を規制するための回動規制部3とを含んでおり、これらが主搬送部の可動アームFによって支持されている。
この例において、可動アームFは、図示しないX,Y,Zの3軸移動機構によって移動可能となっている。ここで、X軸方向とは紙面左右方向、Y軸方向とは紙面垂直方向、Z軸方向とは紙面上下方向を言う。
基板Bは、一般的な矩形状のプリント基板が用いられるが、本発明において、基板Bの具体的な構成は任意であってよく、例えば丸形や楕円状などであっても、本発明の基板搬送装置には適用可能である。
ピックアップユニット1は、下端に吸着ヘッド11を有するヘッド支持部12と、ヘッド支持部12を上下に昇降させる第1アクチュエータ13とを備えている。ヘッド支持部12は、矩形状の板体を呈し、その底面(図1では下面)には、吸着ヘッド11が取り付けられている。
吸着ヘッド11は、図示しない真空ポンプに接続された、いわゆる吸引型の吸着ヘッドであって、この例ではヘッド支持部12の底面に4カ所設けられている。この例において、吸着ヘッド11は吸引型であるが、本発明において吸着ヘッド11の数や仕様は、特に限定されるものではない。
この実施形態において、第1アクチュエータ13は、図示しない制御手段の指令によって可逆回転するモータと、モータに接続された送りネジ軸131を有する直動機構である。このネジ軸131の下端が、ヘッド支持部12の上面中央に接続されている。電動モータの回転駆動力を利用したネジ式であるが、これ以外の機械式であってもよし、圧縮空気を用いるなどしてもよい。
図2を併せて参照して、位置決め部2は、ピックアップユニット1の一部に固定される支持フレーム21と、支持フレーム21に水平回転軸211を介して回動自在に取り付けられる4枚のガイド板(ガイド部材)22とを備えている。
この実施形態において、支持フレーム21は、ピックアップユニット1の第1アクチュエータ13の図示しないフレームに対して固定されており、この例では、互いに平行な2対のフレームを、前後および左右(図2では上下および左右)に沿って組み込んだ、いわゆる井桁状に形成されている。
支持フレーム21の各先端は、ガイド板22の両側を挟み込んで支持するためコ字状に形成されており、ガイド板22が固定ピン型の水平回転軸211を介して回転可能に支持されている。各ガイド板22は、重心が水平回転軸211の位置から下となるように中央から上端寄りの位置で固定されている。
この例において、支持フレーム21は井桁状に形成されているが、これ以外の形状であってもよく、ヘッド支持部12の中心を通る対角線上に少なくとも1組のガイド板22が回動可能に支持可能な構造であれば、仕様に応じて任意に変更可能である。
ガイド板22は、例えばアルミニウムや合成樹脂などからなる矩形板であって、それぞれがヘッド支持部12の中心を通る対辺に沿って、中心から等間隔となるように配置されている。
ガイド板22の水平回転軸211から上端に至る間には、ガイド板22の下端側を常にヘッド支持部12の中心に向けて内側に押圧するため、ガイド板22の内周面L1を押圧する第1プランジャ23(第1付勢手段)が設けられている。本発明において、ヘッド支持部12の中心とは、後述する搬送先の収納トレイT2に設けられた基板載置部Cの中心でもある。
図3を併せて参照して、第1プランジャ23は、支持フレーム21の一部に固定されるシリンダ231と、シリンダ231の内周面に沿って挿通可能なピストンヘッド部232とを有し、シリンダ231とピストンヘッド部232との間には、圧縮バネ233が配置されている。
これによれば、圧縮バネ233による弾性復元力によって、ピストンヘッド部232が常に外側に向けてバネ付勢するようになっている。なお、ピストンヘッド部232は、シリンダ231から抜け落ちないようになっているが、その構成は特に説明しない。
したがって、この第1プランジャ23によりガイド板22の上端側の内周面L1を外側に向かって押圧することにより、押圧力は水平回転軸211によって内側向きの力に変換され、その結果、ガイド板22の下端が常に内側に向けて押圧される。
この実施形態において、第1付勢手段として第1プランジャ23が用いられているが、各ガイド板22の先端をヘッド支持部12の中心に向けて押圧可能な押圧手段であれば、これ以外の押圧手段が用いられてもよい。すなわち、圧縮バネをむき出しで使用してもよいし、圧縮空気プランジャなどによって押圧してもよい。
図1および図2を参照して、回動規制部3は、その一部が各ガイド板22の外周面に沿って上下に移動するガイドリング31と、ガイドリング31を上下方向に昇降させるための第2アクチュエータ32とを備えている。
ガイドリング31は、4枚のガイド板22を含む外接円よりも大径な内周面を有する環状フレームからなる。ガイドリング31の内周面の各ガイド板22に対向する位置には、ガイドリング31を上下方向に昇降する際にガイド板22に沿って摺接する第2プランジャ33が設けられている。
第2プランジャー33は、上記第1プランジャー23と基本的には同じ構成であって、基端側(シリンダ側)がガイドリング31の内周面側に固定されており、各ガイド板22の外周面を常に押圧するようになっている。
再び図1を参照して、 第2アクチュエータ32は、上述した第1アクチュエータ13と同じモータ35の回転駆動力によってネジ軸シャフトを回転する直動機構が用いられている。これ以外の機械式であってもよし、圧縮空気を用いるなどしてもよい。本発明において、第2アクチュエータ32の具体的な構成は任意であってよい。
第2アクチュエータ32のシャフトの下端には、ガイドリング31を保持する昇降フレーム34が一体的に取り付けられている。昇降フレーム34は、ガイドリング31を吊り下げて保持する吊り下げアーム341と、吊り下げアーム341を支持するとともにモータ35に接続される接続アーム342とを備えている。本発明において、昇降フレーム34の具体的な構成は任意的事項である。
この実施形態において、第2プランジャ33は、内蔵する圧縮バネの弾性復元力が第1プランジャ23の弾性復元力と同等もしくはそれよりも大きくなるように設定されている。
これによれば、ガイドリング31が水平回転軸211よりも上に位置している場合(図1参照)、第1プランジャ23と第2プランジャ33とがガイド板22を挟んで両側から押圧することにより、4つの各ガイド板22の下端がヘッド支持部12とは離反する方向に押し広げられる。
これに対して、ガイドリング31が水平回転軸211よりも下に位置した場合(図4参照)は、第1プランジャ23と第2プランジャ33との押圧力がそれぞれガイド板22の先端をヘッド支持部12に向かう方向に作用することによって、基板Bの側辺L2を4つの各ガイド板22の内周面L1で押圧し、ヘッド支持部12の中心に基板Bを位置合わせすることができる。
次に、図5および図6を参照しながら、この基板搬送装置の位置合わせ手順の一例について説明する。図5(a)に示すように、図示しない制御手段は、搬送元のトレイT1上の基板Bを把持するため、第1アクチュエータ13を起動して、ヘッド支持部12を下降させる。
併せて制御手段は、図示しない吸引手段を駆動して、吸着ヘッド11の先端に吸引力を与える。ヘッド支持部12が下降し、吸着ヘッド11の先端が基板Bに触れることにより、吸着ヘッド11によって基板Bが吸着される。
その際、基板Bを上から見て、図6(a)に破線で示すように、トレイT1の基板載置部に基板Bがずれた状態で収納されているとすれば、基板Bはずれた状態のまま吸着ヘッド11によって吸着される。
基板Bが吸着されると、制御手段は、第1アクチュエータ13に上昇指令を出す。これを受けて、図5(b)に示すように、第1アクチュエータ13はヘッド支持部12を初期位置まで持ち上げる。
ヘッド支持部12が持ち上げられたことを確認すると、制御手段は、第2アクチュエータ32に下降指令を出す。これを受けて、第2アクチュエータ32は、ガイドリング31を下降させる。
ガイドリング31が下降し、ガイド板22の水平回転軸211より下に位置すると、図5(c)に示すように、第1および第2プランジャ23,33の押圧力によって各ガイド板22が回動し、その内周面L1が基板Bの側辺L2に当接する。その際、制御手段は吸着手段の吸引を一時的に解除する。
これにより、図6(b)に示すように、基板Bの四方から各ガイド板22が基板Bの各側辺L2を中心に向かって押圧することにより、当初ずれて吸着された基板Bがピックアップユニット2の中心(基板載置部Cの中心)に位置決めされる。
次に、制御手段は、第2アクチュエータ32に上昇指令を出し、これを受けて、第2アクチュエータ32は、ガイドリング31を再び初期位置まで持ち上げる。これにより、図6(c)に示すように、各ガイド板22が開かれ、ヘッド支持部12の中心に基板Bが保持された状態となる。
さらに制御手段は、可動アームFによりピックアップユニット2を収納トレイT2の直下に移動させたのち、第1アクチュエータ13に下降指令を出す。これを受けて、第1アクチュエータ13は、ヘッド支持部12を収納トレイT2の基板載置面Cまで下降させる。
しかるのち、制御手段は、吸着ノズル11の吸引を解除することにより、図5(d)に示すように、基板Bが基板載置面Cに収納される。最後に、制御手段は、第1アクチュエータ13に上昇指令を与えて、ヘッド支持部12を再び初期位置に戻す。
上記第1実施形態では、ガイドリング31には、ガイド板22を押圧するための第2プランジャ33が取り付けられているが、本発明において、ガイド板22を押圧する付勢手段は、少なくとも一方に設けられていればよい。
すなわち、図7に示すように、この第2実施形態に係る基板搬送装置のガイドリング31は、内周面311が各ガイド板22の外周面に沿って摺接するように配置されている。なお、図7において、支持アームFは省略されている。
これによれば、ガイドリング31が水平回転軸211よりも上方に位置したとき、ガイドリング22の内周面311とガイド板22の外周面とがほぼ密着した状態であることにより、ガイド板22の下端が内側に回動するのを防止する回動規制手段として機能することになる。
逆に、ガイドリング31が水平回転軸211よりも下方に位置したとき、ガイド板22の外周面に対するガイドリング31の内周面311による規制が解除されることにより、ガイド板33の下端が内側に回動できるようになる。このような態様も本発明に含まれる。
この例において、ガイド板22は基板Bの四辺Xを囲むように4カ所設けられているが、ヘッド支持部12の中心を含む対角線状に対向するように少なくとも1対設けられていればよい。
また、ガイドリング31とプランジャ23,33による回動規制手段に代えて、図8に示す回動規制手段を用いてもよい。すなわち、図8(a)に示すように、この第3実施形態に係る基板搬送装置は、第2アクチュエータ32により上下に往復移動するカム板35と、ガイド板22の下端を回動させるためのカムフォロア24とを有している。
カム板35には、円弧状に形成されたカム溝351が、この例では右斜め方向に設けられている。これによれば、図8(b)に示すように、カム板35を上に移動させることにより、カムフォロア24がカム溝351に沿って移動し、これにより、ガイド板22が回動される。
この例において、カム溝351は、カムフォロア24がスムーズに追従しやすいように円弧状に形成されているが、カム板35を上下に動かした際に、カムフォロア24が左右に移動可能な形状、すなわち、上下方向に対して斜め方向に形成された溝であればよく、直線状に形成されてもよい。
なお、カム溝351は、ガイド板22の回動方向に合わせて、互いに向き合うガイド板22同士が対称形状となることにより、ガイド板22同士を互いに内側に向けて回動させることができる。このような態様も本発明に含まれてよい。
1 ピックアップユニット
11 吸着ヘッド
12 ヘッド支持部
13 第1アクチュエータ
2 位置決め部
21 支持フレーム
22,22a ガイド板
23 第1プランジャ
3 ガイド部
31 ガイドリング
32 第2アクチュエータ
33 第2プランジャ
34 昇降フレーム
35 モータ
B 基板
T1,T2 収納トレイ

Claims (7)

  1. 被搬送物としての基板を解離可能に吸着する吸着ヘッドおよび上記吸着ヘッドを昇降駆動する第1アクチュエータを有するピックアップユニットと、上記ピックアップユニットをX,Y,Zの3軸方向に移動させる搬送駆動部と、上記基板の搬送を制御する制御部とを含み、上記基板を上記吸着ヘッドにて吸着して所定の位置にまで搬送する基板搬送装置において、
    上記吸着ヘッドに吸着された上記基板を、その搬送中に搬送先の基板載置部に対して位置決めする位置決め手段を備え、
    上記位置決め手段は、上記ピックアップユニットの周りに配置された水平回転軸に回動可能に保持され、下端側が上記基板の4辺の各々に対して当接離反可能な4つのガイド部材と、上記各ガイド部材の下端側を上記基板の各辺に当接させて上記基板を上記基板載置部に対して位置決めする当接位置と上記基板の各辺から離反させる離反位置とに回動させる回動規制手段とを備え、
    上記制御部は、上記回動規制手段により上記各ガイド部材を上記離反位置に回動させた状態で上記基板を上記吸着ヘッドに吸着させたのち、上記回動規制手段により上記各ガイド部材を上記当接位置に向けて回動させるとともに、一時的に吸着を解除して上記基板を上記基板載置部に対して位置決めし、その後再度上記基板を上記吸着ヘッドに吸着させることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 上記各ガイド部材は、上記回動規制手段により上記当接位置に回動したとき、それら下端縁によって囲まれる面が上記基板の投影面積内に含まれ、上記各ガイド部材の下端側の内面に四角錐状のガイド面が形成されることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 上記各ガイド部材は、上端と下端とが相反する方向に回動するように、それらの中間部分が上記水平回転軸に保持され、
    上記回動規制手段は、上記ガイド部材の下端側を上記当接位置に向けて付勢するように上記各ガイド部材の上端側の内面に設けられた第1付勢手段と、上記各ガイド部材の上端側と下端側との間の外面に沿って移動可能で上記第1付勢手段よりも大きな付勢力を有する第2付勢手段とを含み、
    上記各ガイド部材は、上記第2付勢手段が上記水平回転軸よりも上方の上記上端側にあるとき上記離反位置に保持され、上記第2付勢手段が上記水平回転軸よりも下方の上記下端側にあるとき上記当接位置に保持されることを特徴とする請求項1または2に記載の基板搬送装置。
  4. 上記各第2付勢手段は、同時に移動し得るように上記各ガイド部材の周りを囲む環状のフレームに取り付けられており、上記回動規制手段は、上記フレームを上記ガイド部材の上端側と下端側とにかけて昇降させる第2アクチュエータを備えていることを特徴とする請求項3に記載の基板搬送装置。
  5. 上記各ガイド部材は、上端と下端とが相反する方向に回動するように、それらの中間部分が上記水平回転軸に保持され、
    上記回動規制手段は、上記ガイド部材の下端側を上記当接位置に向けて付勢するように上記各ガイド部材の上端側の内面に設けられた第1付勢手段と、上記各ガイド部材の周りを囲む環状のフレームとを含み、
    上記フレームは、上記ガイド部材の上端側と下端側とにかけて移動可能であり、上記水平回転軸よりも上方に位置するとき、上記ガイド部材の外周面に接して、上記第1付勢手段による上記ガイド部材の上記当接位置へ回動を阻止し、上記水平回転軸よりも下方に位置したとき、上記当接位置への回動を許容することを特徴とする請求項1または2に記載の基板搬送装置。
  6. 上記回動規制手段には、上記フレームを上記ガイド部材の上端側と下端側とにかけて昇降させる第2アクチュエータを備えていることを特徴とする請求項5に記載の基板搬送装置。
  7. 上記回動規制手段は、斜め方向に形成された溝で、その溝上端側が上記当接位置(もしくは上記離反位置)、溝下端側が上記離反位置(もしくは上記当接位置)を規定するカム溝を有する昇降可能なカムプレートと、上記ガイド部材側に設けられ上記カム溝と係合するカムフォロワとからなることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
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WO2007046152A1 (ja) * 2005-10-18 2007-04-26 Hirata Corporation 吸着ヘッド装置

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