JP2014096048A - ライン制御装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

ライン制御装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギを消費して製造される流体を利用するシステムにおけるエネルギの消費量を削減する。
【解決手段】流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いを制御するライン制御装置において、記憶手段は、設備の稼働状態および非稼働状態を特定する情報を記憶する。取得手段は、供給ラインの内圧を取得する。制御手段は、非稼働状態での供給ラインの開度を、供給ラインの内圧を設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上で維持しながら、稼働状態における開度よりも低下させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、エネルギを消費して製造される流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いの制御に関する。
従来、工場等のシステムにおける消費電力の低減に関し、種々の技術が開示されている。たとえば、特許文献1(特開2001−034323号公報)には、自己の消費電力を測定して外部へ送信する工作機械が開示されている。特許文献2(特開2007−148726号公報)には、工場において、工程ごとに、用力負荷の推移やエネルギ消費量の推移を含むエネルギ消費を分析する装置が開示されている。
また、上記のようなシステムには、圧縮空気送出用コンプレッサから、配管を介して、各装置に圧縮空気を供給するシステムなど、エネルギを消費して製造される流体を利用するものがある。このようなシステムについて、コンプレッサの駆動によるエネルギ消費を抑えるための種々の技術が開示されている。たとえば、特許文献3(特開2004−176683号公報)、特許文献4(特開2007−291870号公報)、特許文献5(特開2011−226586号公報)、および、特許文献6(特開2012−031789号公報)には、コンプレッサの電力消費を抑えるための技術が開示されている。
特開2001−034323号公報 特開2007−148726号公報 特開2004−176683号公報 特開2007−291870号公報 特開2011−226586号公報 特開2012−031789号公報
上記のような従来のシステムでは、工作機械やコンプレッサ等、装置自体の消費電力の低減については検討されているものの、圧縮空気等の流体の消費量自体の削減については具体的な検討がなされていない。
しかしながら、上記したようなシステムでは、流体の生成においても、コンプレッサの駆動等の動力を必要とする。このことから、流体の消費量の削減について検討することも、流体の生成に要する動力の削減に寄与し、ひいては、システムにおけるエネルギ消費量の削減に寄与し得る。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、エネルギを消費して製造される流体を利用するシステムにおけるエネルギの消費量を削減することである。
ある局面に従うと、流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いを制御するライン制御装置が提供される。ライン制御装置は、設備の稼働状態および非稼働状態を特定する情報を記憶する記憶手段と、供給ラインの内圧または流体の流量を取得する取得手段と、非稼働状態での供給ラインの開度を、供給ラインの内圧または流体の流量を設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上または所定の流量以上で維持しながら、稼働状態における開度よりも低下させる制御手段とを備える。
好ましくは、ライン制御装置は、設備への電力の供給を制御する電力供給手段をさらに備える。制御手段は、非稼働状態から稼働状態への移行時に、供給ラインの開度を上昇させ、電力供給手段は、非稼働状態から稼働状態への移行時に、供給ラインの内圧が設備の稼働に適した設定値に到達したことを条件として、設備への電力の投入を開始する。
好ましくは、ライン制御装置は、設備への電力の供給を制御する電力供給手段をさらに備える。電力供給手段は、非稼働状態から稼働状態への移行時に、供給ラインの内圧が設備の稼働に適した設定値に到達したことを条件として、設備への電力の投入を開始する。
好ましくは、供給ラインには複数の設備が接続され、電力供給手段は、非稼働状態から稼働状態への移行時に、供給ラインの内圧が設定値に到達したことを条件として、複数の設備中で予め定められた順序で、複数の設備への電力の投入を開始する。
好ましくは、制御手段は、非稼働状態から稼働状態への移行時に、供給ラインの開度を段階的に上昇させる。
好ましくは、制御手段は、供給ラインの開度を或る段階に上昇させたとき、供給ラインの内圧が当該或る段階に対応する圧力まで上昇したことを条件として、次の段階へと供給ラインの開度を上昇させる。
好ましくは、制御手段は、非稼働状態において、供給ラインの開度を稼働状態での開度より低下させたことによって消費を抑えられたエネルギに関する情報を表示する。
好ましくは、情報は、非稼働状態において、供給ラインの開度を稼働状態での開度より低下させたことによって供給ラインへの流出を抑えられた流体の量に基づく情報である。
さらに他の局面に従うと、流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いを制御するライン制御装置の制御方法が提供される。当該制御方法は、ライン制御装置のコンピュータが、設備の稼働状態および非稼働状態を特定する情報を記憶するステップと、供給ラインの内圧または流体の流量を取得するステップと、非稼働状態での供給ラインの開度を、供給ラインの内圧または流体の流量を設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上または所定の流量以上で維持しながら、稼働状態における開度よりも低下させるステップとを含む。
さらに他の局面に従うと、流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いを制御するためのコンピュータが実行可能なプログラムが提供される。当該プログラムは、コンピュータに、設備の稼働状態および非稼働状態を特定する情報を記憶するステップと、供給ラインの内圧または流体の流量を取得するステップと、非稼働状態での供給ラインの開度を、供給ラインの内圧または流体の流量を設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上または所定の流量以上で維持しながら、稼働状態における開度よりも低下させるステップとを実行させる。
ある局面に従うと、設備の非稼働状態での供給ラインの開度が、当該供給ライン内を設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上または所定の流量以上で維持しながら、稼働状態における開度よりも低下する。
これにより、非稼働状態では、供給ラインの内圧の低下による影響を抑えながら、エネルギ流体の供給ラインへの供給量を低減できる。本発明の流体は、電力等のエネルギを用いて製造される流体である。本発明は、流体の使用量の低減を図ることができ、これにより、電力等のエネルギの使用量の削減に寄与する。
他の局面に従うと、設備の非稼働状態での供給ラインの開度がその稼働状態における開度よりも低下する。さらに、設備の非稼働状態から稼働状態への移行時に、供給ラインの内圧が設備の稼働に適した特定の圧力以上に到達したことを条件として、当該設備への電力の投入が開始される。
これにより、非稼働状態においてエネルギ流体の供給ラインへの供給量を低減し、かつ、非稼働状態から稼働状態に移行する際には、非稼働状態において供給ラインの内圧が低減されていたことによる設備への影響が抑えられる。
システム制御装置の制御対象となるシステムの構成の概要を示す図である。 コントローラのハードウェア構成を模式的に示す図である。 コントローラの機能構成を模式的に示す図である。 コントローラが、供給設備から消費設備への圧縮空気の供給を制御するための処理のフローチャートである。 図4の稼働時制御のサブルーチンのフローチャートである。 図4のアイドリング制御のサブルーチンのフローチャートである。 図4〜図6を参照して説明した処理に対応した、システムの挙動を示す図である。 図4〜図6を参照して説明した処理において利用された設定内容を入力するための画面(設定画面)の一例を示す図である。 消費を抑えられたエネルギに関する情報の表示画面の一例を示す図である。 コントローラによる消費設備の評価を説明するための図である。 第2の実施の形態における稼働時制御のサブルーチンのフローチャートである。 第2の実施の形態におけるアイドリング制御のサブルーチンのフローチャートである。 第2の実施の形態の制御による、図1のシステムの挙動を示す図である。 第2の実施の形態における設定内容を入力する画面の一例を示す図である。 第3の実施の形態における稼働時制御のサブルーチンのフローチャートである。 第3の実施の形態の制御による、図1のシステムの挙動を示す図である。 第3の実施の形態における設定内容を入力する画面の一例を示す図である。
以下、流体の一例として圧縮空気が供給されるシステムの制御装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、同一の構成要素には各図において同一の符号を付し、詳細な説明は繰返さない。
本明細書では、システムに供給される流体の一例として、圧縮空気が採用される。システムに供給され得る流体の他の例としては、冷却水等の液体や蒸気が挙げられる。
<第1の実施の形態>
[システムの概要]
図1は、システム制御装置の制御対象となるシステムの構成の概要を示す図である。図1を参照して、当該システムの構成の概要を説明する。
図1のシステムは、供給設備1000と、消費設備2000とを含む。消費設備2000は、圧縮空気の供給を受けて、製品の製造や研磨等の処理を行う設備801〜803を含む。供給設備1000は、設備801〜803に供給される圧縮空気を生成するコンプレッサ601〜604を含む。
供給設備1000は、コンプレッサ601〜604において生成された圧縮空気は、配管900を介して、タンク500で貯蔵される。タンク500に貯蔵された圧縮空気は、幹線910(供給ライン)を介して、消費設備2000へと送られる。幹線910には、当該幹線910内の圧力を計測するための圧力センサ701が設けられている。供給設備1000において、制御盤400は、圧力センサ701の計測結果に基づいて、幹線910内の圧力を当該幹線910の制御目標で維持するために、コンプレッサ601〜604を駆動する。制御盤400は、たとえば、圧力センサ701の計測結果を利用し、PID(Proportinal Integral Differential)制御により、コンプレッサ601〜604を駆動する。
制御盤400は、圧力センサ701の計測結果に基づいて、コンプレッサ601〜604の中のコンプレッサの駆動台数を決定する場合もある。より具体的には、制御盤400は、幹線910内の圧力が低くなると、コンプレッサ601〜604のうち駆動させるコンプレッサの台数を増加させ、幹線910内の圧力が高くなると、駆動させるコンプレッサの台数を低減させる。
消費設備2000には、幹線910から各設備801〜803へと圧縮空気を送るための枝管911〜913が設けられている。幹線910は、たとえば施設のダクト内に設けられている。枝管911〜913は、当該ダクトから施設内の設備へと引き出された配管として構成される。一般的に、枝管911〜913の径(10mm程度)は、幹線910の径(50mm程度)よりも小さく構成される。
幹線910には、さらに、当該幹線910内の圧縮空気の流量(瞬時流量)を計測する流量センサ722と、タンク500から幹線910への圧縮空気の流量を調整するためのバルブ721とが設けられている。
消費設備2000には、コントローラ100が設けられている。コントローラ100は、圧力センサ701や流量センサ722の計測結果に基づいて、バルブ721による幹線910の開閉の度合いを調整する。バルブ721の開閉の度合いが調整されることにより、タンク500から幹線910への圧縮空気の流量が調整される。
コントローラ100は、設備801〜803のそれぞれへ電力を供給する配電盤のスイッチの調整等により、設備801〜803のそれぞれへの電源のオン/オフを切り替えることができる。
コントローラ100は、システムの制御のための数値を含む種々の情報の入力を受け付け、また、システムに関する情報を表示する。コントローラ100は、情報の入力のための設定画面や、システムに関する情報を表示する画面を、当該コントローラ100に備えられた表示装置で行ってもよいし、他の機器において行ってもよい。本実施の形態では、コントローラ100は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略す)300と通信可能であり、PC300のディスプレイにおいて上記表示を行なう。
[コントローラ100のハードウェア構成]
図2は、コントローラ100のハードウェア構成を模式的に示す図である。
図2を参照して、コントローラ100は、コントローラ100全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、圧力センサ701や流量センサ722からの計測結果の受信などの通信を行なうモデム等により実現される通信装置18と、コントローラ100からPC300への画像データの送信の際のインターフェースである表示用インターフェース14と、コントローラ100に対する操作入力を受付けるための操作部15と、CPU10によって実行されるプログラム等を格納するための記録媒体16と、コントローラ100に対して着脱可能な記憶媒体Mにアクセスしてそこからファイルを読み出したり書き込んだりするためのメディアコントローラ17とを含む。
操作部15は、たとえばキーボードやマウスなどの入力装置によって実現される。通信装置18は、設備801〜803の電源のオン/オフ切替えのための情報の送信や、バルブ721の開閉度合いの調整のための情報の送信にも利用される。バルブ721は、たとえば、通信機能を有する電磁弁によって実現される。バルブ721は、コントローラ100からの制御信号に基づいて、幹線710における圧縮空気の流路の開閉の度合いを調整する。
本実施の形態では、たとえば、CPU10が適切なプログラムを実行することにより、本明細書に記載されたコントローラ100の機能の少なくとも一部が実現される。CPU10が実行するプログラムの少なくとも一部は、上記記憶媒体Mに記憶されていても良い。記憶媒体Mとしては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
また、CPU10が実行するプログラムは、ネットワークを介して、外部のサーバ装置Sからダウンロードされ、記録媒体16にインストールされる場合も有り得る。
[コントローラ100の機能構成]
図3は、コントローラ100の機能構成を模式的に示す図である。
図3を参照して、コントローラ100は、データ蓄積部101と、制御情報生成部102と、制御情報送信部103と、省エネ情報生成部104と、表示制御部105とを含む。データ蓄積部101は、たとえば、RAM12および/または記録媒体16によって実現される。制御情報生成部102、省エネ情報生成部104、および、表示制御部105は、たとえばCPU10が適切なプログラムを実行することによって実現されるが、専用の回路等、CPU10に対して独立したハードウェア資源によって実現される場合もあり得る。制御情報送信部103は、CPU10によってデータの送受信を指示される通信装置18によって実現される。
データ蓄積部101は、圧力センサ701および流量センサ722の計測結果を、受信し、蓄積する。
制御情報生成部102は、データ蓄積部101に蓄積された計測結果の履歴や、コントローラ100に格納される各種の設定値等に基づいて、バルブ721による上記流路の開閉度合いの制御、および、設備801〜803への電力の供給のオン/オフの制御のための情報を生成する。
制御情報送信部103は、制御情報生成部102が生成した情報に基づいて、バルブ721(または、バルブ721の動作を制御する装置)、および、設備801〜803(または、設備801〜803への電力の供給を制御する装置。配電盤等)へ、制御信号を送信する。
省エネ情報生成部104は、システムにおいて消費を抑えられたエネルギ量等の情報を生成する。
表示制御部105は、データ蓄積部101に蓄積された計測結果や、省エネ情報生成部104によって生成された情報等の、各種の情報の表示用画面を生成し、PC300へ送信する。PC300では、表示制御部105から受信した情報に基づいて、コントローラ100における処理に関する各種の画面が表示される。
[制御フロー]
図4は、コントローラ100のCPU10が、供給設備1000から消費設備2000への圧縮空気の供給を制御するための処理のフローチャートである。また、図5および図6は、図4の処理のサブルーチンのフローチャートである。以下、図4〜図6を参照して、コントローラ100が実行する処理の流れを説明する。
図4を参照して、まずステップS10で、コントローラ100は、稼働準備時刻が到来しているか否かを判断する。そして、コントローラ100は、稼働準備時刻が到来したと判断するとステップS20へ処理を進める。稼働準備時刻とは、図1のシステムの稼働状態の開始時に当該システムを稼働可能な状態とするために準備を開始する時刻である。
本実施の形態において、設備801〜803について、「稼働状態」と「非稼働状態」とが定義される。稼働状態とは、設備801〜803の少なくとも一つが、稼働する期間をいう。稼働とは、設備801〜803のそれぞれが、電力の供給を受けて、製品の加工等の動作を実行することをいう。非稼働状態とは、稼働状態以外の期間をいう。
稼働状態の開始時刻および非稼働状態の開始時刻は、予め操作部15を介して、または、通信装置18を介して他の装置から、コントローラ100に登録されているものとする。登録されている各時刻は、たとえば記録媒体16に格納される。本実施の形態では、稼働状態の開始時刻/終了時刻は、それぞれ、非稼働状態の終了時刻/開始時刻に相当する。また、コントローラ100には、稼働準備時刻から稼働状態の開始時刻までの時間の長さ(準備時間)を特定する情報が登録されている。
ステップS20では、コントローラ100は、稼働時制御を実行して、ステップS30へ処理を進める。稼働時制御の内容については、図5を参照して後述する。
ステップS30では、コントローラ100は、非稼働状態の開始時刻が到来したか否かを判断する。そして、コントローラ100は、非稼働状態の開始時刻が到来したと判断するとステップS40へ処理を進める。
ステップS40では、コントローラ100は、アイドリング制御を実行して、ステップS10へ処理を戻す。アイドリング制御の内容については、図6を参照して後述する。
図5は、図4のステップS20の稼働時制御のサブルーチンのフローチャートである。以下、図5を参照して、稼働時制御の処理内容を説明する。
図5を参照して、ステップS102では、コントローラ100は、バルブ721による流路の開度(以下、単に「バルブ721の開度」という)を上昇させて、ステップS104へ処理を進める。開度を上昇させる態様(単位時間あたりの開度を低減する度合い、等)については、公知技術を採用することができるため、ここではその詳細は繰り返さない。
ステップS104では、コントローラ100は、圧力センサ701の計測結果に基づいて、幹線910の内圧が予め設定された「目標値1」に到達したか否かを判断する。そして、コントローラ100は、「目標値1」に到達したと判断するまで待機し、到達したと判断するとステップS106へ処理を進める。
ステップS106では、コントローラ100は、予め設定された時間「t1」だけバルブ721の開度を維持した後、さらに、バルブ721の開度を上昇させて、ステップS108へ処理を進める。
ステップS108では、コントローラ100は、圧力センサ701の計測結果に基づいて、幹線910の内圧が予め設定された「目標値2」に到達したか否かを判断する。そして、コントローラ100は、「目標値2」に到達したと判断するまで待機し、到達したと判断するとステップS110へ処理を進める。
ステップS110では、コントローラ100は、予め設定された時間「t2」だけバルブ721の開度を維持した後、さらに、バルブ721の開度を上昇させて、ステップS112へ処理を進める。
ステップS112では、コントローラ100は、圧力センサ701の計測結果に基づいて、幹線910の内圧が予め設定された「設定値」に到達したか否かを判断する。そして、コントローラ100は、「設定値」に到達したと判断するまで待機し、到達したと判断するとステップS114へ処理を進める。
図5に示された処理では、幹線910の内圧について設定された各値は、以下の式(1)の関係にある。
目標値1<目標値2<設定値 …(1)
ステップS114では、コントローラ100は、ステップS112において上記内圧が上記「設定値」に到達したと判断されてから予め設定された時間「T1」が経過したことを条件として、設備801の電源をオン(コントローラ100のチャンネル「out1」をオン)して、ステップS116へ処理を進める。
ステップS116では、コントローラ100は、ステップS112において上記内圧が上記「設定値」に到達したと判断されてから予め設定された時間「T2」が経過したことを条件として、設備802の電源をオン(コントローラ100のチャンネル「out2」をオン)して、ステップS118へ処理を進める。
ステップS118では、コントローラ100は、ステップS112において上記内圧が上記「設定値」に到達したと判断されてから予め設定された時間「T3」が経過したことを条件として、設備803の電源をオン(コントローラ100のチャンネル「out3」をオン)して、図4へ処理をリターンさせる。
図6は、図4のステップS40のアイドリング制御のサブルーチンのフローチャートである。以下、図6を参照して、アイドリング制御の処理内容を説明する。
図6を参照して、ステップS202で、コントローラ100は、設備801〜803の電源をオフ(コントローラ100のチャンネル「out1」「out2」「out3」をオフ)して、ステップS204へ処理を進める。
ステップS204で、コントローラ100は、バルブ721の開度を低減させて、ステップS206へ処理を進める。ステップS204においてバルブ721の開度の低減の態様(単位時間あたりの開度を低減する度合い、等)については、公知技術を採用することができるため、ここではその詳細は繰り返さない。
ステップS206では、コントローラ100は、バルブ721の開度が、上記流路を最大限閉じる程度まで低減されたか否かを判断する。コントローラ100は、当該程度まで低減されたと判断するまで、継続して、バルブ721の開度を低減する。そして、コントローラ100は、当該程度まで低減されたと判断すると、図4へ処理をリターンさせる。
以上、主に図6を参照して説明された処理によれば、消費設備2000の稼働の終了時には、設備801〜803の電源がオフされた後、消費設備2000への圧縮空気の供給ライン(幹線910)の、バルブ721による開閉の度合いが低減される。また、主に図5を参照して説明された処理によれば、消費設備2000の稼働の開始時には、消費設備2000への圧縮空気の供給ライン(幹線910)の、バルブ721による開閉の度合いが上昇し、当該供給ラインの内圧が「設定値」まで上昇(回復)したことを条件として、設備801〜803の電源がオンされる。
図7は、図4〜図6を参照して説明した処理に対応した、システムの挙動を示す図である。図7において、(A)は、幹線910の内圧を示す。(B)は、バルブ721の開閉の度合いを示す。(C),(D),(E)は、それぞれ、設備801(out1),設備802(out2),設備803(out3)のそれぞれの電源のオン/オフの状態を示す。(F)は、バルブ721内の圧縮空気の流量を示す。図7の(A)〜(F)は、いずれも各値の時間変化を示す。これらの図において、時刻TAは、図6のアイドリング制御が開始された時刻に相当する。時刻TBは、稼働状態の開始時刻に相当する。図5の稼働時制御は、稼働状態の開始時刻より上記準備時間以上前に開始される。
図7から理解されるように、時刻TAからバルブ721の開度の低減が開始されることにより(B)、幹線910内の圧縮空気の流量の低下が始まり(F)、幹線910の内圧の低下が始まる(A)。そして、バルブが閉じられる(開度0%)ことにより(B)、幹線910内の圧縮空気の流量が0(NL/min)に近づき(F)、幹線910の内圧は大気圧まで低下する(A)。
これにより、本実施の形態のシステムでは、消費設備2000の非稼働状態に、消費設備2000への圧縮空気の供給量を抑えることができる。したがって、供給設備1000における圧縮空気の消費量を抑えることができ、これにより、コンプレッサ601〜604による電力の消費量を抑えることができる。
また、図7から理解されるように、上記のようにバルブ721の開度が低減された後、図5の稼働時制御が開始することにより、バルブ721の開度の上昇が開始される(B)。これにより、幹線910内の圧縮空気の流量が上昇を開始し(F)、幹線910の内圧の上昇が始まる(A)。
このとき、バルブ721の開度は、段階的に上昇している。より具体的には、図5のステップS104〜ステップS110の処理として説明したように、幹線910の内圧が「目標値1」に到達するとその状態が時間「t1」だけ維持し、さらに、幹線910の内圧が「目標値2」に到達するとその状態が時間「t2」だけ維持するように、バルブ721の開度が制御される。これにより、幹線910の内圧が急激に上昇することを回避できる。
図1のシステムでは、図5の稼働時制御により、少なくとも時刻TBまでには、幹線910の内圧は「設定値」以上に回復する。
また、本実施の形態では、幹線910の内圧が「設定値」まで回復した後、消費設備2000内の設備801〜803は、これらの中で予め定められたシーケンスで、電源をオンされる。具体的には、幹線910の内圧の回復からT1後、設備801の電源がオンされる。次に、幹線910の内圧の回復からT2後、設備802の電源がオンされる。次に、幹線910の内圧の回復からT3後、設備803の電源がオンされる。このようなシーケンスで各設備の電源がオンされることにより、消費設備2000内の環境をより安全に保持できる。ただし、消費設備2000の環境が、複数の設備の間で電源をオンする順序等に影響を受けることがない場合には、設備801〜803の間での電源オンの順序は考慮される必要はない。
[設定画面]
図8は、図4〜図6を参照して説明した処理において利用された設定内容を入力するための画面(設定画面)の一例を示す図である。図8を参照して、各種の設定内容の入力について説明する。
図8には、画面310が示されている。コントローラ100は、操作部15に対して設定画面を呼出を要求する操作がなされると、または、PC300を介して当該要求が入力されると、PC300のディスプレイに画面310を表示させる。
画面310は、上記「設定値」、時間「T1」「T2」「T3」の設定内容を入力するための表示欄314を含む。表示欄314において、「目標値」の入力欄が上記「設定値」の入力欄に相当する。また、「ディレイ1」,「ディレイ2」,「ディレイ3」のそれぞれの入力欄が、上記「T1」「T2」「T3」の入力欄に相当する。
画面310は、上記「目標値1」「目標値2」および時間「t1」「t2」の設定内容を入力するための表示欄315を含む。表示欄315の「目標値1」についての圧力と時間の入力欄が、上記「目標値1」と「t1」の入力欄に相当する。また、表示欄315の「目標値2」についての圧力と時間の入力欄が、上記「目標値2」と「t2」の入力欄に相当する。
画面310に対して入力された設定内容は、たとえば、記録媒体16に格納される。なお、各設定内容は、コントローラ100外の記憶装置に格納され、CPU10は、当該設定内容を当該記憶装置から取得して図4〜図6を参照して説明した処理を実行してもよい。
[効果の報知]
コントローラ100は、図4〜図6を参照して説明した処理が実行されることにより消費を抑えられたエネルギに関する情報を表示することができる。より具体的には、コントローラ100は、図7の(F)の時刻TAから時刻TBまでの期間の圧縮空気の流量の、当該圧縮空気の流量についての規定値との差の積分値(図7の(F)のハッチング部分に相当)を、当該情報として表示する。
さらに、コントローラ100は、上記積分値と、圧縮空気の単位体積当たりのコストとの積を、エネルギ消費が抑えられたことにより抑えられたコストとして、表示する。圧縮空気の単位体積当たりのコストは、たとえば、予め記録媒体16等に登録されている。
図9は、消費を抑えられたエネルギに関する情報の表示画面の一例を示す図である。図9の画面750では、欄751に上記積分値が表示され、欄752に上記の「抑えられたコスト」が表示される。また、画面750には、「10月31日13:00〜16:00」として、時刻TAから時刻TBを特定する情報が表示される。
コントローラ100は、非稼働状態において、稼働状態よりも、消費設備2000への圧縮空気の供給量が抑えられるとともに、図9に画面750として示されたように、供給量が抑えられた効果が具体的に表示される。
[消費設備の評価]
コントローラ100は、さらに、図4〜図6を参照して説明した処理の内容に基づいて、消費設備2000の劣化の度合いを評価することができる。
たとえば、消費設備2000において、幹線910や設備801〜803においてもれの度合いが大きいほど、バルブ721の開度を上昇させるとより急速に幹線910の圧力が低下する。このことから、たとえば、アイドリング制御の開始時の幹線910の圧力の低下の度合いに基づいて、消費設備2000の劣化の度合いが評価され得る。より具体的には、図10に示されるように、アイドリング制御の開始時において圧力の低下の速度が、消費設備2000の初期状態でアイドリング制御が行われたときよりも、速くなっていれば消費設備2000は劣化していると考えられる。一方、当該低下の速度が初期状態よりも遅くなっている場合には、消費設備2000の劣化が改善されたと考えられる。
コントローラ100は、このような評価の結果を、たとえば、所定期間ごとに、または、操作部15に対する要求の入力もしくは外部の装置からの要求に応じて、PC300に表示させる。
<第2の実施の形態>
図1のシステムにおける制御内容の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態のアイドリング制御では、幹線910の内圧が、予め設定された圧力値(後述する「目標値3」)まで低減するように、バルブ721の開度が調整される。また、第2の実施の形態の稼働時制御では、バルブ721の開度は段階を経ることなく上昇される。
図11は、第2の実施の形態における稼働時制御のサブルーチンのフローチャートである。図12は、第2の実施の形態におけるアイドリング制御のサブルーチンのフローチャートである。第2の実施の形態では、図5の処理の代わりに図11の処理が、図6の処理の代わりに図12の処理が、それぞれ実行される。
[稼働時制御]
第2の実施の形態の稼働時制御について、説明する。
図11を参照して、ステップSA102では、コントローラ100は、バルブ721の開度を上昇させて、ステップSA112へ処理を進める。開度を上昇させる態様(単位時間あたりの開度を低減する度合い、等)については、公知技術を採用することができるため、ここではその詳細は繰り返さない。
ステップSA112では、コントローラ100は、圧力センサ701の計測結果に基づいて、幹線910の内圧が予め設定された「設定値」に到達したか否かを判断する。そして、コントローラ100は、「設定値」に到達したと判断するまで待機し、到達したと判断するとステップSA114へ処理を進める。
ステップSA114では、コントローラ100は、ステップSA112において上記内圧が上記「設定値」に到達したと判断されてから予め設定された時間「T1」が経過したことを条件として、設備801の電源をオンして、ステップSA116へ処理を進める。
ステップSA116では、コントローラ100は、ステップSA112において上記内圧が上記「設定値」に到達したと判断されてから予め設定された時間「T2」が経過したことを条件として、設備802の電源をオンして、ステップSA118へ処理を進める。
ステップSA118では、コントローラ100は、ステップSA112において上記内圧が上記「設定値」に到達したと判断されてから予め設定された時間「T3」が経過したことを条件として、設備803の電源をオンして、図4へ処理をリターンさせる。
[アイドリング制御]
第2の実施の形態のアイドリング制御について、説明する。
図12を参照して、ステップSA202で、コントローラ100は、設備801〜803の電源をオフして、ステップSA204へ処理を進める。
ステップSA204で、コントローラ100は、バルブ721の開度を低減させて、ステップSA206へ処理を進める。ステップSA204においてバルブ721の開度の低減の態様(単位時間あたりの開度を低減する度合い、等)については、公知技術を採用することができるため、ここではその詳細は繰り返さない。
ステップSA206では、コントローラ100は、幹線910の内圧が、予め設定された「目標値3」まで低下したか否かを判断する。コントローラ100は、幹線910の内圧が、「目標値3」まで低下したと判断するまで、継続して、バルブ721の開度を低減する。そして、コントローラ100は、「目標値3」まで低下したと判断すると、ステップSA208へ処理を進める。
ステップSA208では、コントローラ100は、幹線910の内圧が、上記「目標値3」以上で維持されるようバルブ721の開度の調整を継続して、図4へ処理をリターンさせる。
これにより、次回、稼働時制御が開始されるまで、幹線910の内圧が、上記「目標値3」以上で維持される。
[システムの挙動]
図13は、第2の実施の形態の制御による、図1のシステムの挙動を示す図である。図13の(A)〜(F)は、図7の(A)〜(F)と同様の内容を表す。具体的には、(A)は、幹線910の内圧を示す。(B)は、バルブ721の開閉の度合いを示す。(C),(D),(E)は、それぞれ、設備801(out1),設備802(out2),設備803(out3)のそれぞれの電源のオン/オフの状態を示す。(F)は、バルブ721内の圧縮空気の流量を示す。
図13から理解されるように、第2の実施の形態のシステムでは、時刻TAから時刻TBの期間、幹線910の内圧は、目標値3以上で維持される。
[設定画面]
図14は、第2の実施の形態における設定内容を入力する画面の一例を示す図である。
図14の画面320では、表示欄323の「目標値」の入力欄が、上記「目標値3」の入力欄に相当する。
また、画面320では、表示欄324において、「目標値」の入力欄が上記「設定値」の入力欄に相当する。また、「ディレイ1」,「ディレイ2」,「ディレイ3」のそれぞれの入力欄が、上記「T1」「T2」「T3」の入力欄に相当する。
<第3の実施の形態>
図1のシステムにおける制御内容の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態のアイドリング制御では、幹線910における圧縮空気の流量が、予め設定された値(後述する「目標値4」)まで低減するように、バルブ721の開度が調整される。図15は、第3の実施の形態における稼働時制御のサブルーチンのフローチャートである。第3の実施の形態では、図5の処理の代わりに図15の処理が実行される。本実施の形態の稼働時制御は、第2の実施の形態と同様とすることができるため、詳細な説明は繰り返さない。
[アイドリング制御]
第3の実施の形態のアイドリング制御について、説明する。
図15を参照して、ステップSA302で、コントローラ100は、設備801〜803の電源をオフして、ステップSA304へ処理を進める。
ステップSA304で、コントローラ100は、バルブ721の開度を低減させて、ステップSA306へ処理を進める。ステップSA304においてバルブ721の開度の低減の態様(単位時間あたりの開度を低減する度合い、等)については、公知技術を採用することができるため、ここではその詳細は繰り返さない。
ステップSA306では、コントローラ100は、幹線910内の圧縮空気の流量が、予め設定された「目標値4」まで低下したか否かを判断する。コントローラ100は、当該流量が、「目標値4」まで低下したと判断するまで、継続して、バルブ721の開度を低減する。そして、コントローラ100は、当該流量が「目標値4」まで低下したと判断すると、ステップSA308へ処理を進める。
ステップSA308では、コントローラ100は、幹線910内の圧縮空気の流量が、上記「目標値4」で維持されるようバルブ721の開度の調整を継続して、図4へ処理をリターンさせる。
これにより、次回、稼働時制御が開始されるまで、幹線910内の圧縮空気の流量が、上記「目標値4」以上で維持される。
[システムの挙動]
図16は、第3の実施の形態の制御による、図1のシステムの挙動を示す図である。図16の(A)〜(F)は、図7の(A)〜(F)と同様の内容を表す。具体的には、(A)は、幹線910の内圧を示す。(B)は、バルブ721の開閉の度合いを示す。(C),(D),(E)は、それぞれ、設備801(out1),設備802(out2),設備803(out3)のそれぞれの電源のオン/オフの状態を示す。(F)は、バルブ721内の圧縮空気の流量を示す。
図16から理解されるように、第3の実施の形態のシステムでは、時刻TAから時刻TBの期間、幹線910内の圧縮空気の流量は、目標値4以上で維持される。
[設定画面]
図17は、第3の実施の形態における設定内容を入力する画面の一例を示す図である。
図17の画面330では、表示欄333の「目標値」の入力欄が、上記「目標値4」の入力欄に相当する。
また、画面330では、表示欄334において、「目標値」の入力欄が上記「設定値」の入力欄に相当する。また、「ディレイ1」,「ディレイ2」,「ディレイ3」のそれぞれの入力欄が、上記「T1」「T2」「T3」の入力欄に相当する。
今回開示された各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態およびその変形例は、単独でも、また必要に応じて適宜組み合わされて、実施されることが意図される。
本実施の形態において説明された制御装置は、圧縮空気の流量等の制御の他に、他の流体(たとえば、窒素ガス、冷却水、熱水など)の制御にも適用することができる。
100 コントローラ、101 データ蓄積部、102 制御情報生成部、103 制御情報送信部、104 省エネ情報生成部、105 表示制御部、300 PC、400 制御盤、701 圧力センサ、722 流量センサ、801〜803 設備、910 幹線。

Claims (10)

  1. 流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いを制御するライン制御装置であって、
    前記設備の稼働状態および非稼働状態を特定する情報を記憶する記憶手段と、
    前記供給ラインの内圧または流体の流量を取得する取得手段と、
    前記非稼働状態での前記供給ラインの開度を、前記供給ラインの内圧または流体の流量を前記設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上または所定の流量以上で維持しながら、前記稼働状態における前記開度よりも低下させる制御手段とを備える、ライン制御装置。
  2. 前記設備への電力の供給を制御する電力供給手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記非稼働状態から前記稼働状態への移行時に、前記供給ラインの開度を上昇させ、
    前記電力供給手段は、前記非稼働状態から前記稼働状態への移行時に、前記供給ラインの内圧が前記設備の稼働に適した設定値に到達したことを条件として、前記設備への電力の投入を開始する、請求項1に記載のライン制御装置。
  3. 前記設備への電力の供給を制御する電力供給手段をさらに備え、
    前記電力供給手段は、前記非稼働状態から前記稼働状態への移行時に、前記供給ラインの内圧が前記設備の稼働に適した設定値に到達したことを条件として、前記設備への電力の投入を開始する、請求項1に記載のライン制御装置。
  4. 前記供給ラインには複数の設備が接続され、
    前記電力供給手段は、前記非稼働状態から前記稼働状態への移行時に、前記供給ラインの内圧が前記設定値に到達したことを条件として、複数の前記設備中で予め定められた順序で、複数の前記設備への電力の投入を開始する、請求項2または請求項3に記載のライン制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記非稼働状態から前記稼働状態への移行時に、前記供給ラインの開度を段階的に上昇させる、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のライン制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記供給ラインの開度を或る段階に上昇させたとき、前記供給ラインの内圧が当該或る段階に対応する圧力まで上昇したことを条件として、次の段階へと前記供給ラインの開度を上昇させる、請求項5に記載のライン制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記非稼働状態において、前記供給ラインの開度を前記稼働状態での開度より低下させたことによって消費を抑えられたエネルギに関する情報を表示する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のライン制御装置。
  8. 前記情報は、前記非稼働状態において、前記供給ラインの開度を前記稼働状態での開度より低下させたことによって前記供給ラインへの流出を抑えられた流体の量に基づく情報である、請求項7に記載のライン制御装置。
  9. 流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いを制御するライン制御装置の制御方法であって、
    前記ライン制御装置のコンピュータが、
    前記設備の稼働状態および非稼働状態を特定する情報を記憶するステップと、
    前記供給ラインの内圧または流体の流量を取得するステップと、
    前記非稼働状態での前記供給ラインの開度を、前記供給ラインの内圧または流体の流量を前記設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上または所定の流量以上で維持しながら、前記稼働状態における前記開度よりも低下させるステップとを含む、ライン制御装置の制御方法。
  10. 流体の供給源と設備とを接続する供給ラインの開閉の度合いを制御するためのコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    当該プログラムは、コンピュータに、
    前記設備の稼働状態および非稼働状態を特定する情報を記憶するステップと、
    前記供給ラインの内圧または流体の流量を取得するステップと、
    前記非稼働状態での前記供給ラインの開度を、前記供給ラインの内圧または流体の流量を前記設備の許容範囲内の値である所定の圧力以上または所定の流量以上で維持しながら、前記稼働状態における前記開度よりも低下させるステップとを実行させる、プログラム。
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