JP2005290989A - 圧縮機設備の統合制御盤 - Google Patents

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潔 瀬川
Yukihiro Yamaguchi
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勺 向川原
Wataru Koide
渉 小出
Ayako Takeyama
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Abstract

【課題】メーカーや容量の異なる複数の圧縮機からなる圧縮機設備を、工場側設備まで含めて全体を接続して監視・制御することができ、安定した圧力を工場側設備へ供給しながら省エネを行うことができる統合制御盤を提供することを目的とする。
【解決手段】複数台の圧縮機およびヘッダーからなる圧縮機設備10と、圧縮機設備10から圧縮空気が供給されて稼動する各種機器が接続された工場側設備20とを備えたプラントにおける、圧縮機の台数を制御する統合制御盤100が、必要な圧縮機の台数をヘッダーの圧力から演算する台数制御手段と、工場の製造スケジュールに応じて予め設定してある圧縮機の最低台数および各圧縮機の設定値を自動で切り替えるスケジュール手段と、工場側設備の末端の圧力を取得する末端圧力入力手段と、工場側設備の末端辰力を制御する末端圧力制御手段とを統合して備える。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複数の圧縮機からなる圧縮機設備を、省エネルギーの観点から最適に運転制御するための統合制御盤に関するものである。
従来より、複数の圧縮機を用いて工場や現場の設備に圧縮空気を供給する場合、安定した圧縮空気を供給するために、複数の圧縮機の稼働時間の均一化や、工場の操業開始時刻と終了時刻に合わせた各圧縮機の起動・停止などの目的で、台数制御やスケジュール制御が行われている。
例えば、特許文献1では、複数の方式の異なる圧縮機を用いた圧縮機設備において、方式の異なる圧縮機(スクリュー型、ターボ型等)が互いに制御干渉しないよう、かつ設備全体の省力化をはかることを目的にした圧力一定制御を行う台数制御システムが開示されている。
しかしながら、従来の台数制御盤やスケジュール盤では、圧縮機設備としての省力化は考えていても、工場側設備まで含めた本当の意味での設備全体としては、省力化は考えられていなかった。
また、通常は同一メーカーの圧縮機についての制御は行われているが、他メーカーの圧縮機を接続して制御する、というようなことは行われていなかった。
特開平7−119644号公報
図1は、従来の制御方式における複数の圧縮機設備を制御するプラントの一例を示す概念図である。圧縮機A1〜A4はメーカーAの圧縮機、圧縮機B1〜B3はメーカーBの圧縮機、圧縮機C1はメーカーCの圧縮機、圧縮機D1はメーカーDの圧縮機であり、配管11〜13はそれら圧縮機が接続されている配管である。この例では、圧縮機A1〜A3は配管11に接続されており、これらをまとめてA社製圧縮機群と呼ぶ。同様に、圧縮機B1,B2は配管12に接続されており、これらはB社製圧縮機群と呼ぶ。また、A4,B3,C1,D1は配管13に接続されており、それぞれの配管11〜13がすべて配管14につながり、その配管14にヘッダー15が取り付けられている。また、16はそのヘッダー15の圧力を計測するヘッダー圧力計である。ここまでをまとめて圧縮機設備10と呼ぶ。
圧縮機設備10の下流側に工場側設備20があり、それらは複数のショップ21,31,41,・・・からなる。ここでショップとは、工場側設備20の中の配管ごとやある一塊の設備ごとの、製造に関わる1単位のことを言う。この図では、ショップ21についてのみ説明するが、そのショップ21には例えばショップ単位流量計22、送気調節弁23、管末圧力計24等のフィールド機器が接続されている。
ここで、工場側設備20のショップ21の末端圧制御を行いたい場合には、圧力計24と調節弁23との間に別途PID調節計25を接続してPIDループを作成して制御していた。
従来の方式においては、図1に示すように、A社製圧縮機群の圧縮機A1〜A3には、これらA1〜A3の台数制御専用のA社製台数制御盤A11と、同じくA1〜A3のスケジュール制御専用のA社製スケジュール制御盤A12が接続され、B社製圧縮機群の圧縮機B1,B2には、これらB1,B2の台数制御専用のB社製台数制御盤B11が接続されていた。
また、配管13に接続された圧縮機のように、メーカーAの圧縮機A4,メーカーBの圧縮機B3,メーカーCの圧縮機C1,メーカーDの圧縮機D1のように、別々のメーカーの圧縮機が同じ圧縮機群として接続されている場合には、メーカー製の台数制御盤などは他のメーカーの圧縮機までは通常制御していないため、圧縮機ごとにそれぞれ独自の制御を行っていた。
なお、台数制御盤A11とB11は、ヘッダー圧力計16とも接続されており、このヘッダー圧力計16における圧力を監視して、圧縮機への指示を出している。
図2は、台数制御盤A11およびB11が行う制御の機能ブロック図を示している。図中、2−2はヘッダー15に接続された圧力計16の測定値を取り込むヘッダー圧力入力部、2−3はその値から必要な圧縮機の台数を演算する必要台数演算部、2−1は台数制御盤において自動・手動の選択を行ったり運転状態を表示したりする表示操作部、2−4は前記2−1での選択結果および2−3による演算結果とから圧縮機を起動・停止するための圧縮機出力部である。
ここで、必要台数演算部2−3では、ヘッダー圧力とその上下限値とを比較し、圧縮機の起動・停止を判断するようなアルゴリズムが使用されていることが多い。
図3は、スケジュール制御盤A12が行う制御の機能ブロック図を示している。図中、3−1はスケジュールを入力し、そのスケジュールを表示する表示操作部、3−2は前記表示操作部3−1で入力されたスケジュールに従って指定された時間になったら圧縮機の起動・停止を指示するスケジュール指示部、3−3は前記スケジュール指示部3−2の指示により圧縮機を起動・停止するための出力をする圧縮機出力部である。
また、図4は図1に図示しないメンテナンス盤の行う処理を示す機能ブロック図である。図中、4−2は圧縮機が起動中か停止中か等の状態を取り込む圧縮機状態入力部、4−3は圧縮機メンテナンス情報収集部、4−1はその状態を表示したりある時期になったら情報をリセットしたりする表示操作部である。
図5は、これら従来の台数制御盤、スケジュール制御盤、メンテナンス盤の機能をまとめて表した機能ブロック図である。図1に示したように台数制御盤がA11,B11と2台存在する場合にも、それぞれの台数制御盤はヘッダー圧力計16の測定値のみを基に個別に台数制御を行っており、スケジュール制御盤も入力されたスケジュールに基づいて個別に制御を行っている。そしてそれぞれの盤が接続されている圧縮機へ起動または停止の指示を出している。
図6は、図1におけるPID調節計25の機能を示す機能ブロック図である。6−2は管末圧力計24の測定値を取り込む末端圧力入力部、6−1はPID制御の各種パラメータや目標設定値等を入力する表示操作部、6−3は前記6−1で設定された各種パラメータと前記6−2で入力された管末圧力計24の測定値から末端圧力を制御する末端圧力制御演算部、6−4は前記6−3による演算結果から調節弁23の開度を出力する弁出力部である。
さてここで、図1,図5および図6を見るとわかるように、圧縮機設備10と工場側設備20とは何の関連もなくそれぞれ個別の制御を行っている。
例えば工場側設備20に対して0.5MPaの圧力供給が必要だった場合、ヘッダー15の供給圧力は例えば圧力損失分を加味して0.6MPaに保ちたいとする。この場合、台数制御盤A11,B11および圧縮機A4,B3,C1,D1は個別に制御を行っているため、それぞれに目標値または上下限値を設定する必要がある。
しかし、それぞれの台数制御盤や圧縮機の目標値や上下限値を同じ値に設定すると、すなわち、台数制御盤A11,B11および圧縮機A4,B3,C1,D1の目標設定値をすべて0.6MPaとすると、それぞれがヘッダー15への供給圧力を0.6MPaに維持するように制御しようとして、制御干渉を起こすことが考えられる。例えば、ヘッダー圧力計16の測定値が0.6MPaまで到達していない場合にはそれぞれが圧縮機を起動しようとしてしまい、それによりヘッダー圧力計16の測定値が0.6MPaを超えた場合には今度は一斉に圧縮機を停止してしまう、というような制御干渉が起こることが考えられるのである。
そこで、上述のような制御干渉を防ぐために、各台数制御盤や各圧縮機ごとに圧力の目標値や上下限値を少しずつずらした値にする必要があるが、設定値を少しずつずらしたことにより目標圧力範囲が広くなり、圧力の変動範囲が大きくなってしまう。
このような従来の圧力推移状態を図示したものが、図7である。図7は、横軸が時間、縦軸がヘッダー圧力計16の測定値である。これを見てもわかるように、従来の方式では圧力変動が大きく、工場の操業上は問題が無くても省エネの観点からは無駄なエネルギーが使われていた。
また、例えば、昼休みなどで工場側設備20の空気消費量が減る場合、それに合わせて省エネを行うために圧縮機設備10側の圧力の目標設定値を変えようとしたとすると、台数制御盤A11,B11、圧縮機A4,B3,C1,D1のそれぞれの設定値を変える必要がある。しかし、昼休み開始で目標設定値を全て変え、昼休み終了前に設定値を元に戻すことは、人手がかかるためほとんど行われない。その結果、昼休みで空気消費量が減っているにもかかわらず、必要以上の圧縮空気が作られそれに関わるエネルギーが無駄に使われていた。
また、工場側で管末圧力制御を行っている場合、仮に管末圧力が高すぎると、工場側設備20の調節弁23が閉まる方向へ動き、ショップに供給する空気の圧力を下げるが、調節弁23の動きとは関係なく圧縮空気の供給圧力は0.6MPaを目標に圧縮機設備10の圧縮機は起動するため、無駄に圧縮機を起動させ続ける、という運転をしてしまうことになる。
さらに、どんなに圧力供給量が必要以上に多かったとしても、ヘッダー15の目標設定圧力は意図的に人が変更しないと変えることはできないため、通常は最初に設定した値のまま運転が続けられ、それ以上省エネにつながるような制御をすることは不可能である。
しかしながら、工場側設備20への圧縮空気の供給が不足したのでは正常な工場運転ができなくなってしまうので、従来のような方式ではヘッダー15の目標設定圧力は余裕を持って設定せざるを得ないため、ますます省エネには結びつかない。
また、工場側設備20のショップの配管が複雑な場合など、あるショップの末端圧力だけが低くなってしまうということがあり、ヘッダー圧力だけで末端側の最低圧力を補償しようとするためには、ヘッダー圧力を必要以上に高く設定する必要があることが多かった。
本発明は、上記のような問題点を解決するために、メーカーや容量の異なる複数の圧縮機からなる圧縮機設備を、工場側設備まで含めて全体を接続して監視・制御することができ、安定した圧力を工場側設備へ供給しながら省エネを行うことができる統合制御盤を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明では、複数台の圧縮機およびヘッダーからなる圧縮機設備と、前記圧縮機設備から圧縮空気が供給されて稼動する各種機器が接続された工場側設備とを備えたプラントにおける、前記圧縮機の台数を制御する統合制御盤であって、必要な圧縮機の台数を前記ヘッダーの圧力から演算する台数制御手段と、工場の製造スケジュールに応じて予め設定してある圧縮機の最低台数および各圧縮機の設定値を自動で切り替えるスケジュール手段と、工場側設備の末端の圧力を取得する末端圧力入力手段と、前記工場側設備の末端圧力を制御する末端圧力制御手段とを統合して備える。
また、本発明では、さらに前記工場側設備の末端圧力の制御状態に応じて、前記圧縮機設備のヘッダー圧力の目標設定値を制御するヘッダー圧力目標設定手段を備える。
さらに、本発明では、上位PCや携帯電話などとの通信インタフェース部を備える。
本発明によれば、どのメーカーの、どの容量の圧縮機が混在していても、すべて接続して監視・制御することができる。
また、工場側の末端圧力を測定して制御し、その制御結果から圧縮機設備のヘッダーの圧力目標設定値を変更することができるため、設備全体としてのきめ細かい省エネ運転を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図8は、本実施の形態における、複数の機種や容量が異なる圧縮機設備を用いたプラントの一例を示す概念図である。ここで、図1と同じ記号を用いたものは同じものを表すこととし、説明を省略する。本発明に係るエアー省エネ統合制御盤100は、すべての圧縮機A1〜A4,B1〜B3,C1,D1、ヘッダー15の圧力計16、工場側設備20の中のショップ21の単位流量計22、送気調節弁23、管末圧力計24等のフィールド機器など、図示しない他のショップに接続されたフィールド機器も含めてすべての計器に接続されている。
図9は、エアー省エネ統合制御盤100の機能ブロック図である。ここでも、図2〜6と同じ記号を用いたものは同じものを表すこととし、説明を省略する。ただし、同じ機能を持ちつつさらなる追加機能がある等、従来とは似ているが異なる機能を持つものについては、「ダッシュ」を付けて2−3’のように表すこととする。
8−1は、エアー省エネ統合制御盤100の表示設定部であり、ここで全体の監視・操作を行うことを基本とする。操作は、表示設定部に取り付けられたスイッチ、ボタン、画面のタッチパネル機能などにより行うことができる。
8−2は通信インタフェース部であり、この8−2を介してイーサネット経由で上位PC等から圧縮機の監視・操作を行うことができる。また、圧力低下警報や圧縮機のメンテナンス時期の発生を電子メールとして作成し、インターネット経由でPCや携帯電話、PHS等に通知することができる。
8−3は、管末圧力計24の測定値を末端圧力入力部6−2で取り込んだ値を入力として取り入れ、末端の最低圧を維持するためにその測定値の監視を行い、例えば何らかの原因により末端圧が急激に下がった場合には、ヘッダー圧力計16の測定値に関係なく、末端の最低圧を維持するのに必要な圧縮機台数を演算するための圧力を判定して出力する台数演算用圧力判定部である。
8−4は、ヘッダー圧力の目標値設定部であり、2−3’は、そのヘッダー圧力目標値設定部8−4による目標設定値とヘッダー圧力入力部2−2からのヘッダー圧力測定値および前記台数演算用圧力判定部8−3からの判定結果を取り入れ、圧縮機の必要台数を演算する必要台数演算部である。この必要台数演算部2−3’は、ヘッダー圧力をPID制御して、圧縮機の起動・停止を単なるヘッダー圧力とその上下限値との比較にとどまらないきめ細かな制御を行い、圧縮機の必要台数を演算し、圧縮機の追加・削減の要否を判断している。また、圧力判定部8−3の判定結果に従って、PID制御による演算結果とは関係なく圧縮機の追加・削減の要否を判断する機能も持っている。
また、ヘッダー圧力の目標値設定部8−4の目標設定値は、スケジュール指示部3−2’からの指示情報および末端圧力制御演算部6−3’からの出力とによって決定される。ここで、末端圧力制御演算部6−3’は、末端圧力入力部6−2から取り込んだ管末圧力計24の測定値と、スケジュール指示部3−2’からの末端圧力の目標設定値とにより、末端圧力のPID演算と予め設定したパターンに従うパターン制御とを行っている。また、末端圧力制御演算部6−3’の演算結果は、前記ヘッダー圧力の目標値設定部8−4だけでなく、弁出力部6−4にも出力され、送気調節弁23の開度を調節する。
8−5は、各圧縮機の状態を圧縮機状態入力部4−2’で取り込んだ後、それらの情報およびスケジュール指示部3−2’からの指示情報とにより使用可能な圧縮機を判定する使用可能圧縮機判定部である。
そして、前記必要台数演算部2−3’、スケジュール指示部3−2’および使用可能圧縮機判定部8−5の出力が圧縮機操作部8−6に取り込まれ、圧縮機出力部2−4’へと出力される。
圧縮機操作部8−6は、どの圧縮機をどの順序で起動させるか、という優先順位を保持しており、必要台数演算部2−3’からの圧縮機の起動・停止要求と、スケジュール指示部3−2’からの指示情報と、使用可能圧縮機判定部8−5からの判定結果を受け、実際に起動すべき圧縮機や停止すべき圧縮機を決定して圧縮機出力部2−4’へ出力する。
圧縮機メンテナンス情報収集部4−3’は、メーカーや容量など機種の異なるすべての圧縮機の状態を圧縮機状態入力部4−2’から取り込み、表示操作部や上位PCにて表示させるだけでなく、累積稼動時間などからメンテナンス時期を通知する。
8−7は、ヘッダー圧力入力部2−2からのヘッダー圧力計16の測定値と、末端圧力入力部6−2からの管末圧力計24の測定値と、スケジュール指示部3−2’からのスケジュール指示情報とを取り込み、そのスケジュール指示情報に従ってアラームを通知する/しないの判断をし、実際の通知・非通知を行うアラーム通知部である。ここでは、それぞれの圧力計において圧力の測定値と警報上下限設定値とを比較して、正常範囲からはずれた場合には警報を通知する。
ここで、図8に示すプラントのシステムにおいて、どのように統合的な制御が行われるかを具体的に説明する。まずスケジュール設定画面から、1日の生産パターン(品種の切り替えや休み時間による運転停止などのパターン)に従って、ヘッダー圧力の目標値、末端圧力の目標値、使用禁止とする圧縮機の設定等を行う。
図10は、前述のようにスケジュール設定を行った結果の、圧力と時間の変化をおおまかに表すグラフである。この例では、夜間は圧力供給が不要とし、昼休みには工場での空気消費量が減るため低圧化することとしている。その結果、従来の方式による、スケジュールにより操業開始前に圧縮機を起動し操業終了後に圧縮機を停止する、というだけの自動化と比較すると、本発明の実施の形態では昼休みにヘッダー圧力の設定値を下げるため、不必要な圧縮機の起動を防ぐという省エネ効果がある。
その後の運転において、例えば設定したヘッダー圧力の目標設定値が0.6MPaの時に実際のヘッダー15の圧力計16の計測値が0.55MPaであった場合、PID演算の結果、圧縮機の追加が判定されたとする。従来では、各圧縮機群が個別に圧縮機の起動・停止を判断するため制御干渉が起こり、圧縮機設備で複数台の圧縮機が起動してしまうことがあったが、本実施の形態では統合的に監視・制御を行っているため、システム全体として1台の圧縮機が起動する。また、その1台の圧縮機が起動する際にも、優先順位に従って運転効率の良いものから起動したり、インバーター付きの圧縮機を常に負荷吸収用に使用するなど、細かな制御を行うことができる。その結果、圧縮機の無駄な運転を省くことができ、おおいに省エネの効果がある。
また、末端の送気調節弁23の開度が例えば80%となっていたとすると、この値をヘッダー圧力の目標値設定部に送り、調節弁23の開度が100%になるようにヘッダー圧力の目標設定値0.6MPaを下げるような制御が行われる。ここで、送気調節弁の圧力が100%以下になっているということは、管末圧力が高すぎるために弁開度をしぼろうとしている、ということを意味しており、つまりは、そこへ圧縮空気を供給しているヘッダー圧力が高すぎる、ということを示している。したがって、その高すぎる分をヘッダー圧力の目標設定値を下げることで解消することができる。この結果、送気調節弁23で弁開度をしぼることにより圧力を下げていた非効率的な運転を、ヘッダー圧力の目標設定値を下げることにより、無駄な圧縮機の運転を行わない効率的な運転とすることができ、おおいに省エネの効果がある。
このように、すべての圧縮機および末端の圧力計まですべての機器を接続して統合制御することができたことにより、従来の図7に示すような大きな圧力変動が起こることもなく、図11に示すように非常に安定した圧力推移状態を得ることができる。
さらに、配管が複雑な場合などで、ヘッダー圧力だけでは工場側設備の末端側の最低圧力の補償が困難な場合などでも、台数演算用圧力判定部8−3において末端圧力入力部6−2からの管末圧力を監視して制御することにより、末端側の最低圧力を補償することができる。
さらに、工場側設備の管末圧力を測定してその末端圧制御もこの統合制御盤で行うことができるため、別途そのループに調節計などの機器を追加する必要がなくなる。
また、他メーカーの圧縮機もすべて接続して統合的に制御できているため、全圧縮機の保全情報などを1つの画面上で管理することができる。保全情報としては、各圧縮機の起動回数、潤滑油交換時間、フィルタ交換時間等、メンテナンスのために必要と考えられる値を適宜表示させればよい。これにより、各圧縮機のメンテナンス情報を一度に見ることができ、警報によりそれらを管理することもでき、さらには省エネの状態を確認することができる。
さらに、エアー省エネ統合制御盤100は、モジュール構造をとっており、入出力のためのインタフェースとしてアナログ入出力、接点入出力、シリアル接続、インターネット接続ポート等、各種のインタフェースを有しており、そのためにメーカーや容量を問わずすべての圧縮機の状態を取りこんで制御することができるだけでなく、新設のシステムだけでなく既設のシステムにもこの統合制御盤を設置してすべての機器を接続して制御することができる。また、圧縮機などをユーザが現場で後から増設することも多々あるが、その場合にもその圧縮機を接続するだけで容易にその圧縮機の状態も取りこみ制御することができる。
従来の制御方式における複数の圧縮機設備を制御するプラントの一例を示す概念図 従来の圧縮機台数制御盤の機能ブロック図 従来のスケジュール制御盤の機能ブロック図 従来のメンテナンス盤の機能ブロック図 従来の圧縮機制御全体の機能ブロック図 従来の末端圧力の調節計の機能ブロック図 従来の制御方式によるヘッダー圧力推移状態を示す図 本願発明における複数の機種や容量が異なる圧縮機設備を用いたプラントの一例を示す概念図 本願発明におけるエアー省エネ統合制御盤100の機能ブロック図 本願発明におけるスケジュール設定による圧力推移の概念図 本願発明におけるヘッダー圧力推移状態を示す図
符号の説明
2−1,3−1,4−1,6−1,8−1:表示操作部、2−2:ヘッダー圧力入力部、2−3,2−3’:必要台数演算部、2−4,2−4’,3−3:圧縮機出力部、3−2,3−2’:スケジュール指示部、4−2,4−2’:圧縮機状態入力部、4−3,4−3’:圧縮機メンテナンス情報収集部、6−2:末端圧力入力部、6−3,6−3’:末端圧力制御演算部、6−4:弁出力部、8−2:上位PCインタフェース部、8−3:台数演算用圧力判定部、8−4:ヘッダー圧力目標値設定部、8−5:使用可能圧縮機判定部、8−6:圧縮機操作部、8−7:アラーム通知部、10:圧縮機設備、11,12,13,14:配管、15:ヘッダー、16:ヘッダー圧力計、20:工場側設備、21,31,41,・・・:ショップ、22:ショップ単位流量計、23:送気調節弁、24:管末圧力計、25:PID調節計、100:エアー省エネ統合制御盤、A1,A2,A3,A4:メーカーAの圧縮機、A11:メーカーAの圧縮機専用の台数制御盤、A12:メーカーAの圧縮機専用のスケジュール制御盤、B1,B2,B3:メーカーBの圧縮機、B11:メーカーBの圧縮機専用の台数制御盤、C1:メーカーCの圧縮機、D1:メーカーDの圧縮機

Claims (3)

  1. 複数台の圧縮機およびヘッダーからなる圧縮機設備と、前記圧縮機設備から圧縮空気が供給されて稼動する各種フィールド機器が接続された工場側設備とを備えたプラントにおける、前記圧縮機の台数を制御する統合制御盤であって、
    必要な圧縮機の台数を前記ヘッダーの圧力から演算する台数制御手段と、
    工場の製造スケジュールに応じて予め設定してある圧縮機の最低台数および各圧縮機の設定値を自動で切り替えるスケジュール手段と、
    工場側設備の末端の圧力を取得する末端圧力入力手段と、
    前記工場側設備の末端圧力を制御する末端圧力制御手段と
    を備えることを特徴とする統合制御盤。
  2. 請求項1において、
    前記工場側設備の末端圧力の制御状態に応じて、前記圧縮機設備のヘッダーの圧力の目標設定値を制御するヘッダー圧力目標設定手段を備えることを特徴とする統合制御盤。
  3. 請求項1または2において、
    通信インタフェース部を有することを特徴とする統合制御盤。
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