JP2002317770A - 圧縮機の運転制御装置及び運転制御方法 - Google Patents
圧縮機の運転制御装置及び運転制御方法Info
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Abstract
製ボトルのブロー成形機に、圧縮空気を無駄なく供給す
る。 【解決手段】 圧縮空気を吐出してブロー成形機101
〜10nに供給する複数の圧縮機201〜20nの運転
制御装置において、前記ブロー成形機101〜10nの
少なくとも空気使用量と、前記複数の圧縮機201〜2
0nの少なくとも空気吐出量とを入力し、一又は複数の
前記ブロー成形機が選択されたときに、前記複数の圧縮
機の中から前記ブロー成形機の空気使用量に対し、圧縮
機の負荷率が75%〜100%となるように前記圧縮機
の一又は複数を選定して運転させる構成とする。
Description
製品の製造装置、たとえば、樹脂製容器などを製造する
ブロー成形機に無駄なく圧縮空気を供給するための圧縮
機の運転制御装置と運転制御方法に関する。
空気が広く使用されており、それにともない圧縮空気を
発生させる圧縮機も各工場に設置されている。これら圧
縮機は、通常複数台設置されており、負荷変動に応じて
圧縮機の運転台数を増減させたり、一台ごとの圧縮機の
出力を調整したりしている。
は、従来からいろいろな方法が提案されており、たとえ
ば、特開昭58−167889号,特公平3−2459
1号,特開平5−60077号及び特開平7−1196
44号公報などで開示されている。これら公報に開示さ
れている圧縮機の運転制御方法は、いずれも、複数の圧
縮機から送られてくる圧縮空気をまとめて貯蔵するレシ
ーバタンクあるいはまとめて負荷に供給する母管の圧力
変動を検出し、この検出結果にもとづいて複数の圧縮機
の運転制御を行うようになっている。
開示されている圧縮機の組合せ台数制御システムの概略
構成図を示している。この従来例は、定風圧制御のター
ボ圧縮機510、520と、ロード・アンロード切換制
御のスクリューあるいはレシプロ圧縮機530、540
と、圧縮空気を貯蔵するレシーバータンク502と、タ
ンク内圧を検出する圧力センサ503とを組み合わせて
構成してある。そして、圧力センサ503で検出したタ
ンク502の内圧に応じ、台数制御盤501によりター
ボ圧縮機510、520とスクリューあるいはレシプロ
圧縮機530、540を制御の干渉がないように切換制
御を行い、必要最小限の台数の圧縮機を選定可能にして
いる。そして、この従来例によれば、ターボ圧縮機とス
クリュー圧縮機の組合せ台数制御において、異方式の圧
縮機の制御を干渉させずに装置全体の省力化を図って圧
力一定制御を行うことができる。
従来例のものは、圧縮空気の負荷変動によって変化する
レシーバタンク内の圧力を測定し、圧縮機の運転制御を
行っているため、圧縮空気を使用する装置がすべて停止
したり、圧縮空気の使用量が極端に減少した場合であっ
ても一部の圧縮機は運転を継続することになる。また、
圧縮空気の供給側における圧縮機の吐出量と、負荷側で
ある圧縮空気を使用する装置の使用量とのバランスが考
慮されていなかった。このため、レシーバタンク内の圧
力が上昇し一定以上になった場合には、レシーバタンク
から余剰空気を大気へ放風しており、その分だけエネル
ギーが無駄に損失されていた。
いて、ボトルを製造するためのブロー成形ラインを設備
してあるような場合には、ブロー成形機における圧縮空
気の使用量が多いことからブロー成形ラインにおける成
形速度の変化及び稼動ライン数の増減などにより大きく
負荷が変動し、しばしばレシーバタンク内の圧力が一定
以上となって放風を繰り返していた。また、ブロー成形
ラインにおいては、成形用金型を加熱する必要があるこ
とから、成形ラインの運転開始信号を出力してから実際
にボトルの成形を開始するまでにタイムラグがある。こ
のため、単に成形ラインの運転開始信号と連動させて圧
縮機の運転を開始させると、金型が加熱されるまでの間
は圧縮空気が放風され続けることもあり、はなはだエネ
ルギー損失が大きい。
ものであり、空気を使用する装置、特に、樹脂製のボト
ルをブロー成形するブロー成形機のように空気の使用量
が急激かつ大幅に変動するとともに、機械の運転指令か
ら実際に機械が運転を開始するまでにタイムラグのある
装置に対して、圧縮空気を最適に供給する圧縮機の運転
制御装置と運転制御方法の提供を目的とする。
め、本発明の、空気を使用する装置に圧縮空気を供給す
る複数の圧縮機の運転制御装置は、前記空気を使用する
装置の少なくとも空気使用量と、前記複数の圧縮機の少
なくとも空気吐出量とを入力し、一又は複数の前記空気
を使用する装置が選択されたときに、前記複数の圧縮機
の中から前記空気を使用する装置の空気使用量に対応し
た吐出量を有する一又は複数組合せてなる圧縮機を選定
し、かつ、この選定した一又は複数の圧縮機に運転信号
を出力する制御部を有した構成としてある。
量に対して、圧縮機の負荷率が75%〜100%となる
ように、圧縮機を一又は複数組合せて選定する構成とす
ることが好ましい。このようにすると、圧縮機から供給
される空気が、空気を使用する装置の空気使用量とほぼ
一致し、圧縮空気が無駄に放風されることがなくなる。
る装置の個々の空気使用量と合計の空気使用量及び個々
の装置の運転時間に関する使用情報にもとづき、複数の
圧縮機の中から、前記装置の個々の空気使用量と合計空
気使用量に対応した圧縮機を選定する構成としてある。
これにより、空気を利用する装置側における負荷変動に
対して圧縮機側の空気の吐出量を正確に対応させること
ができる。特に、空気を利用する側の一部の装置が停止
したような場合には、停止した装置の空気使用量に応じ
た空気を吐出する圧縮機を迅速に見付けだして停止させ
ることにより、無駄な放風を防ぐことができる。
ク内圧力データを検出し、基準値より低いときは、基準
値に到達するまで前記圧縮機に運転信号を出力する構成
としてある。これにより、空気を使用する装置が運転を
開始するときには、直ちに、十分な圧力を有する空気を
供給することができる。
複数台のブロー成形機を有するブロー成形システムであ
って、前記制御部が、ブロー成形機のヒータON信号を
入力することによって使用するブロー成形機の選択を行
なう構成としてある。さらに、ブロー成形機のブロー成
形開始信号を入力したときに前記選定してある圧縮機へ
運転信号を出力する構成としてある。これにより、本発
明を、樹脂製のボトル等を製造するブロー成形システム
のブロー成形機へ圧縮空気を供給する圧縮機の運転制御
に適用することが可能となる。
するデータをあらかじめメモリーに保存しておき、実際
にブロー成形機が選択されたとき、前記メモリに保存し
てある圧縮機データを読み出し、選択されたブロー成形
機の組合せと最適な関係となる圧縮機の組合せを求めて
出力する構成としてある。これにより、使用するブロー
成形機が選択されたときには、選択されたブロー成形機
の組合せと最適な関係にある圧縮機の組合せデータが求
められ、運転制御を開始することができる。
めブロー成形システムにおける全ブロー成形機と全圧縮
機に関するデータを入力し、ブロー成形機の予想される
組合せごとに圧縮機の最適な組合せを求めて、これらの
関係をデータベースとしてメモリに保存しておき、実際
にブロー成形機が選択されたとき、前記データベースか
ら、選択されたブロー成形機の組合せと最適な関係にあ
る圧縮機の組合せを読み出して出力する構成としてあ
る。これにより、使用するブロー成形機が選択されたと
きには、メモリのデータベースから、選択されたブロー
成形機の組合せと最適な関係にある圧縮機の組合せデー
タが読み出され、直ちに運転制御を開始することができ
る。
吐出された圧縮空気を集約する集約部を有し、前記制御
部が、前記集約部の圧力データを入力し、基準範囲より
外れているときは前記運転中の圧縮機の少なくとも一台
に対して制御信号を出力し、前記集約部の圧力が基準範
囲内となるように圧縮機の運転制御を行う構成としてあ
る。これにより、空気を使用する装置の運転中に負荷変
動があった場合でも、圧縮機の運転制御が可能となる。
する装置に供給する圧縮機の運転制御方法としても実現
することができ、前記空気を使用する一又は複数の装置
の空気使用量に対し、圧縮機の負荷率が75%〜100
%となるように、前記圧縮機の一又は複数を選定して運
転させる方法としてある。
された圧縮空気の圧力が基準範囲より高いときには、少
なくとも一の圧縮機の吐出量を下げるか、少なくとも一
の圧縮機の運転を停止させる方法とすることが好まし
い。また、複数の圧縮機から吐出され集約された圧縮空
気の圧力が基準範囲より低いときには、少なくとも一の
圧縮機の吐出量を上げるか、少なくとも一の新たな圧縮
機の運転を開始させる方法とすることが好ましい。
ても、空気を使用する装置に対し、圧縮機から過不足な
く圧縮空気を供給することができ、圧縮空気が無駄に放
風されることがなくなる。また、空気を使用する装置の
運転中に負荷変動があった場合でも、圧縮機の吐出量
や、一部圧縮機の運転開始あるいは運転停止などの制御
が可能となる。
て説明する。図1は、本発明を、ブロー成形機を複数台
用いた樹脂ボトルのブロー成形ラインに圧縮空気を供給
する圧縮機の運転制御装置の一実施形態を示すブロック
図であり、ボトルのブロー成形を行うブロー成形システ
ム100と、ブロー成形システム100に圧縮空気を供
給する圧縮機201,…,20nと、各種入力データ及
び検出データにもとづいて圧縮機201,…,20nの
運転を制御する制御部300からなっている。
のブロー成形機101,…,10nを有しており、それ
ぞれのブロー成形機101,…,10nごとにブロー成
形ラインを構成している。これらブロー成形ラインに
は、図示していないが、ブロー成形機101,…,10
nにパリソンを直接供給するための押出機、あるいはあ
らかじめ射出成形等したパリソンを予備加熱して供給す
るためのパリソン供給機などが設けてある。
機101,…,10nにおける金型が加熱され、かつパ
リソンの供給が可能となった段階で、ラインの運転が開
始される。したがって、ブロー成形機101,…,10
nの電源がONになったときには、まず、パリソンの加
熱用ヒータ及びブロー成形機の金型用ヒータが加熱され
る。その後、パリソン及びブロー成形機の金型が所定の
温度まで上昇すると成形ラインとしての運転が開始され
ブロー成形機の金型内に圧縮空気が供給される。
成形機101,…,10nは、成形するボトルの種類や
成形速度に応じて圧縮空気の使用量が異なり、たとえ
ば、5m3N/min,30m3N/min,60m3N
/min,85m3N/minの圧縮空気を使用するブ
ロー成形機を複数台設置してある。
0と検出部131,…,13nを有しており、操作部1
20から各ブロー成形機101,…,10nの電源をO
N-OFF制御するとともに、各検出部131,…,1
3nによって各ブロー成形機101,…,10nにパリ
ソンが供給されたことを検出する。なお、操作部は、ブ
ロー成形システムの個々のブロー成形機に設置して、各
操作部において各ブロー成形機の電源をON‐OFF制
御する構成とすることも可能である。
1,…,20nが並列に設けられている。これら圧縮機
201,…,20nはそれぞれモータ211,…,21
nによって駆動され圧縮空気を発生させる。これら圧縮
機201,…,20nは、ターボ型あるいはレシプロ型
などの種々のタイプからなり、その吐出量及び吐出圧も
いろいろな定格のものを揃えてある(たとえば、吐出圧
4.5MPaで吐出量80又は100m3/minのタ
ーボ型及びレシプロ型を組み合わせた圧縮機、吐出圧
4.5MPaで30m3/minのレシプロ型圧縮
機)。各圧縮機の種類は、ブロー成形システム100に
おける各ブロー成形機101,…,10nの空気使用量
を考慮して選んである。
流には、それぞれ空気を貯留しておくタンク221,
…,22nが接続されており、これらタンク221,
…,22nに貯留された空気の圧力は圧力センサ23
1,…,23nによって検出される。各タンク221,
…,22nの下流には、各タンク221,…,22nか
ら送られてくる圧縮空気をまとめ、ブロー成形システム
100に送る集約部240が接続してある。この集約部
240における空気の圧力は、集約部圧力センサ250
によって検出される。
かじめ上記した各ブロー成形機101,…,10nにお
ける少なくとも空気使用量に関する情報、及び各圧縮機
201,…,20nにおける少なくとも吐出圧と吐出量
に関する情報を入力し、これら情報をメモリ320に記
憶させてある。また、制御部300には図示しない演算
処理部が内蔵されており、上記各ブロー成形機101,
…,10nに関する情報と各圧縮機201,…,20n
における情報にもとづいて、各ブロー成形機一台ごとに
対応した圧縮機と、ブロー成形機を種々組み合わせて運
転した場合における、その組合わせに対応した圧縮機の
組合わせ形態をあらかじめ演算し、メモリ320にテー
ブル化して記憶させてある。
形機が選択されたとき、前記データベースから、選択さ
れたブロー成形機の組合せと最適な関係にある圧縮機の
組合せを読み出して出力する。なお、制御部300は、
全圧縮機に関するデータをあらかじめメモリーに記憶し
ておき、選択されたブロー成形機の情報を入力したとき
に、その都度、圧縮機に関するデータをメモリーから読
み出して圧縮機を選定するようにすることも可能であ
る。
タンク221,…,22nの圧力センサ231,…,2
3nからの検出データ(1)…(n)、集約部圧力セン
サ250からの検出データ、各ブロー成形機101,
…,10nからのパリソン及び金型の温度データ(11
1)…(11n)及び各検出部131,…,13nから
のパリソン検出データ(141)…(14n)を入力す
る。そして、これら入力した検出データとメモリ320
に記憶させてあるデータにもとづいて各圧縮機201,
…,20nのモータ211,…,21nに運転制御信号
(11)…(1n)を出力する。
の運転制御方法の一実施形態について説明する。樹脂製
のボトルをブロー成形して製造する工場において、作業
を開始する準備ができると、作業員によって操作部12
0から製造に使用されるブロー成形機のヒータにON信
号が送られる(S1)。ここで、ブロー成形機ヒータO
N信号は、どのブロー成形機を選択して作動させるかを
決定する。ブロー成形機選択信号としても機能する。操
作部120からのブロー成形機ヒータON信号は、選択
された各ブロー成形機に送られるとともに、制御部30
0にも送られる。
れてきたブロー成形機の選択信号を入力すると、これら
ブロー成形機の空気使用量に見合った圧縮空気を供給す
るにはどの圧縮機を選定して運転させればよいかを判断
する(S2)。具体的には、選択された各ブロー成形機
一台ごとに対応した圧縮機データと、これら各ブロー成
形機を種々組み合せて運転した場合に対応する圧縮機の
組み合せデータを記憶してあるメモリ320から、今
回、選択されたブロー成形機の組合せに対応した圧縮機
の組合わせが選定される。
の装置の空気使用量に対し、圧縮機の負荷率が75%〜
100%となるように前記圧縮機の一又は複数を選定し
て運転させることが好ましい。ここで、圧縮機の負荷率
が75%以下であると、無駄な放風量が増加してエネル
ギー損失が大きくなる。
組合わせが、圧縮空気使用量30Nm3/minのもの
が二台,60Nm3/minのものが一台,85Nm3/
minのものが一台ある場合には、圧縮機としては吐出
量100m3/minのものが一台、80m3/minの
ものが一台、30m3/minのものが一台選定され
る。
圧縮機201,202,…,20nが選定されてたとす
ると、制御部300はこれら圧縮機201,202,
…,20nの下流に位置するタンク221,222,
…,22nの内部圧力を圧力センサ231,232,
…,23nを介して測定する(S3)。そして、タンク
内圧力が基準圧力に達しているか否かを判断する(S
4)。ここで、タンク内圧力が、基準圧力に達していな
いとすると、ブロー成形機の運転開始時に十分な量の圧
縮空気を供給できなくなるおそれがあることから圧縮機
を運転してタンク内圧力が基準値に達した状態とする。
例えば、制御部300が、タンク221の圧力が基準値
より低いと判断すると、制御部300はモータ211に
信号を送って作動させ、タンク221の圧力が基準値に
達するまで圧縮機201の運転を行う。
値に達した状態となった圧縮機201と、元々タンク2
22,22nが基準値に達している圧縮機202,20
nは運転待機状態となる(S5)。
02,10nのパリソン及び金型に対する加熱が十分行
われると、ブロー成形システム100がボトルの製造を
開始し、ブロー成形機101,102,10nも成形動
作を開始する(S6)。このブロー成形の開始は、ブロ
ー成形システムの操作部120によって指示され、その
指示は、制御部300へも伝えられる。制御部300
は、ブロー成形の開始を検出すると、選定してある圧縮
機201,202,20nのモータ211,212,2
1nの運転を開始させる(S7)。
形システム100におけるある種の動作、例えばパリソ
ンの流れを検出部131で検出することにより行うこと
もできる。このようにすると、ブロー成形機のヒータを
ONにしてから一定時間後にブロー成形システムを自動
的に運転させるようなプログラムにもとづいてブロー成
形を開始させる場合にも適応することができる。
脂製のボトルを成形している間は、成形速度の変化等に
よって負荷変動があるので、各圧縮機201,202,
20nから吐出される圧縮空気が、それぞれのタンク2
21,222,22nを介して集まる集約部240の空
気圧力を、圧力センサ250を介して検出し、基準範囲
内に入っているかどうかを判断する(S8)。
いるときは、各ブロー成形機101,102,10nへ
の圧縮空気の供給が十分行われており問題はない。しか
し、基準範囲より低いときにはブロー成形機101,1
02,10nへの圧縮空気の供給が不足することにな
り、ブロー成形不良を起こす原因となることから、制御
部300は、モータ211,212,21nの一又は複
数を制御して圧縮機201,202,20nの一又は複
数の吐出量を高くする。また、集約部240の圧力が基
準範囲よりも高いときにも、同様にして圧縮機201,
202,20nの一つまたは複数の吐出量を低くする。
このようにして、圧縮機の制御を行う(S10)。
成形機101の停止による大幅なものであるときには、
圧縮機の吐出量を調整するだけでは集約部240の圧力
を基準範囲内に維持することができない。したがって、
このような場合、制御部300は、操作部120または
ブロー成形機101から停止信号を受け(sa)、直ち
に、ブロー成形機102と10nの組合わせに適した圧
縮機の組合わせを検索して再選定する(S11)。ま
た、例えばブロー成形機103(図示せず)の追加運転
による場合にも、同様にしてブロー成形機101〜10
3,10nの組合わせに適した圧縮機の組合わせを検索
して再選定する(S11)。
あるいは停止したりするときは、あらかじめ、これらブ
ロー成形機の運転時間を制御部300に入力しておきプ
ログラム運転を行うようにすることもできる。このよう
にすると、より速やかに、圧縮機の運転あるいは停止の
制御を行うことができる。
在運転している圧縮機を優先して選定した組合わせとな
るようにすることが好ましい。したがって、前記したよ
うに、成形機全体の使用量に対応した吐出量となる圧縮
機の組合せだけでなく、成形機個々と圧縮機個々の対応
関係をも考慮して圧縮機を選定しておくと、成形機の一
部が停止したような場合には、それに応じた圧縮機を停
止させるだけで、良好な対応関係を維持することができ
る。
成形が行われているあいだ、集約部240の圧力が基準
範囲から外れないように圧縮機の運転制御を行い、ブロ
ー成形システムに、常時、過不足のない空気を供給する
ことができる。
ボトルの製造が終了し、操作部120においてブロー成
形機のヒータがOFFとされた場合(S12)、あるい
はパリソンの流れが停止したことを検出部131が検出
した場合などには、制御部300は一定時間負荷変動が
ないことを確認し(S13)、その後運転していた圧縮
機201,202,20nを停止する(S14)。
300は、新たなブロー成形機のヒータがONあるいは
一度ヒータOFFとなったブロー成形機のヒータが再度
ONになったか否かを確認し(S15)、ブロー成形機
のヒータがONになっている場合には、再度、使用する
ブロー成形機に対応する圧縮機を選定して(S2)、上
記のS2〜S15のステップを繰り返す。
使用する装置に対し、圧縮機から過不足なく圧縮空気を
供給することができ、圧縮空気が無駄に放風されること
がなくなる。また、空気を利用する装置側における負荷
変動に対して圧縮機側の空気の吐出量を正確に対応させ
ることができる。特に、空気を利用する側の一部の装置
が停止したような場合には、停止した装置の空気使用量
に応じた空気を吐出する圧縮機を迅速に見付けだして停
止させることにより、無駄な放風を防ぐことができる。
おける全ブロー成形機と全圧縮機に関するデータを入力
し、ブロー成形機の予想される組合せごとに圧縮機の最
適な組合せを求めて、これらの関係をデータベースとし
てメモリに保存しておき、実際にブロー成形機が選択さ
れたとき、前記データベースから、選択されたブロー成
形機の組合せと最適な関係にある圧縮機の組合せを読み
出して出力する構成としてあるので、使用するブロー成
形機が選択されたときには、メモリのデータベースか
ら、選択されたブロー成形機の組合せと最適な関係にあ
る圧縮機の組合せデータが読み出され、直ちに運転制御
を開始することができる。
運転制御装置を示すブロック構成図である。
運転制御方法を説明するためのフローチャートを示す。
ロック構成図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 圧縮空気を吐出して空気を使用する装置
に供給する複数の圧縮機の運転制御装置において、 前記空気を使用する装置の少なくとも空気使用量と、前
記複数の圧縮機の少なくとも空気吐出量とを入力し、一
又は複数の前記空気を使用する装置が選択されたとき
に、前記複数の圧縮機の中から前記空気を使用する装置
の空気使用量に対応した吐出量を有する一又は複数組合
せてなる圧縮機を選定し、かつ、この選定した一又は複
数の圧縮機に運転信号を出力する制御部を備えたことを
特徴とする圧縮機の運転制御装置。 - 【請求項2】 前記制御部が、 空気を使用する装置の空気使用量に対して、圧縮機の負
荷率が75%〜100%となるように一又は複数組合せ
てなる圧縮機を選定することを特徴とした請求項1記載
の圧縮機の運転制御装置。 - 【請求項3】 前記制御部が、 前記複数の空気を使用する装置の個々の空気使用量と合
計の空気使用量及び個々の装置の運転時間に関する使用
情報にもとづき、複数の圧縮機の中から、前記装置の個
々の空気使用量と合計空気使用量に対応した圧縮機を選
定することを特徴とした請求項1又は2記載の圧縮機の
運転制御装置。 - 【請求項4】 前記制御部が、 選定された圧縮機のタンク内圧力データを入力し、その
タンク内圧力が基準値より低いときは基準値に到達する
まで前記圧縮機に運転信号を出力することを特徴とした
請求項1又は2記載の圧縮機の運転制御装置。 - 【請求項5】 空気を使用する装置が、複数台のブロー
成形機を有するブロー成形システムであって、前記制御
部が、ブロー成形機のヒータON信号を入力することに
よって使用するブロー成形機の選択を行なうことを特徴
とした請求項1,2又は3記載の圧縮機の運転制御装
置。 - 【請求項6】 前記制御部が、 ブロー成形機のブロー成形開始信号を入力したときに前
記選定してある圧縮機へ運転信号を出力することを特徴
とした請求項5記載の圧縮機の運転制御装置。 - 【請求項7】 制御部が、 全圧縮機に関するデータをあらかじめメモリーに保存し
ておき、実際にブロー成形機が選択されたとき、前記メ
モリに保存してある圧縮機データを読み出し、選択され
たブロー成形機の組合せと最適な関係となる圧縮機の組
合せを求めて出力することを特徴とした請求項5または
6に記載の圧縮機の運転制御装置。 - 【請求項8】 前記制御部が、 あらかじめブロー成形システムにおける全ブロー成形機
と全圧縮機に関するデータを入力し、ブロー成形機の予
想される組合せごとに圧縮機の最適な組合せを求めて、
これらの関係をデータベースとしてメモリに保存してお
き、実際にブロー成形機が選択されたとき、前記データ
ベースから、選択されたブロー成形機の組合せと最適な
関係にある圧縮機の組合せを読み出して出力することを
特徴とした請求項5または6に記載の圧縮機の運転制御
装置。 - 【請求項9】 前記運転中の圧縮機から吐出された圧縮
空気を集約する集約部を有し、 前記制御部が、前記集約部の圧力データを入力し、基準
範囲より外れているときは前記運転中の圧縮機の少なく
とも一台に対して制御信号を出力し、前記集約部の圧力
が基準範囲内となるように圧縮機の運転制御を行うこと
を特徴とした請求項1〜8のいずれかに記載の圧縮機の
運転制御装置。 - 【請求項10】 圧縮空気を吐出して空気を使用する装
置に供給する圧縮機の運転制御方法において、 前記空気を使用する一又は複数の装置の空気使用量に対
し、圧縮機の負荷率が75%〜100%となるように前
記圧縮機の一又は複数を選定して運転させることを特徴
とした圧縮機の運転制御方法。 - 【請求項11】 複数の圧縮機から吐出され集約された
圧縮空気の圧力が基準範囲より高いときには、少なくと
も一の圧縮機の吐出量を下げるか、少なくとも一の圧縮
機の運転を停止させることを特徴とした請求項10記載
の圧縮機の運転制御方法。 - 【請求項12】 複数の圧縮機から吐出され集約された
圧縮空気の圧力が基準範囲より低いときには、少なくと
も一の圧縮機の吐出量を上げるか、少なくとも一の新た
な圧縮機の運転を開始させることを特徴とした請求項1
0又は11記載の圧縮機の運転制御方法。
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JP2001123337A JP2002317770A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 圧縮機の運転制御装置及び運転制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2001-04-20 JP JP2001123337A patent/JP2002317770A/ja active Pending
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