JP2014096002A - 両替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手を向上することができる両替装置を提供すること。
【解決手段】両替装置1は、包装硬貨を金種毎に収納し、開閉可能なドロア18と、包装硬貨に両替される紙幣が入金される投入・払出部14と、ドロア18における金種別の包装硬貨の在庫数を記憶する記憶部27と、制御部42とを含む。制御部42には、両替したい包装硬貨に関する情報が入力される。制御部42は、入力された包装硬貨の両替予定数と記憶部27における包装硬貨の在庫数とを比較し、在庫数が両替予定数以上であることを条件に、ドロア18の開放を許可する。
【選択図】図2

Description

この発明は、両替装置に関する。
両替装置として、特許文献1では、店舗においてPOSレジスタ等の外部機器に接続される金銭処理装置が提案されている。この金銭処理装置では、釣銭機をなす装置本体に対して、開閉可能な包装硬貨収納庫が配設されている。包装硬貨収納庫には、同一金種の硬貨を複数枚重ね合わせて樹脂フィルムによって包装した円柱状の包装硬貨(包装貨幣)が収納される。包装硬貨収納庫と装置本体との間には、係合手段が設けられている。係合手段は、装置本体に対して包装硬貨収納庫を閉塞した状態に保持する係合状態となったり、包装硬貨収納庫を開放させるために当該係合状態を解除したりする。
この金銭処理装置では、包装硬貨を使用した両替処理が選択されると、包装硬貨両替モード処理が実施される。包装硬貨両替モード処理では、入金された両替用貨幣の鑑別が行われたことに応じて係合手段が解除され、包装硬貨収納庫が押し出されて開放される。開放された包装硬貨収納庫に対して包装硬貨の入出金がなされる。包装硬貨の入出金後に包装硬貨収納庫が閉塞されると、金銭処理装置では、両替用貨幣の入金額と包装硬貨の出金額とが比較される。両替用貨幣の入金額と包装硬貨の出金額とが一致した場合には、係合手段が有効化されて係合状態となり、一連の包装硬貨両替モード処理が終了する。両替用貨幣の入金額と包装硬貨の出金額とが一致しない場合には、金銭処理装置では、その旨が報知され、係合手段が解除されたままとなる。
特開2010−39585号公報
特許文献1の金銭処理装置は、POSレジスタ等に接続されていることから、嵩張る上に設置場所が店舗の売り場に限定され、さらに、POSレジスタが接客取引の処理を行っている間では、両替処理を実行できない。また、この金銭処理装置の包装硬貨両替モード処理では、必要とする金種の包装硬貨が包装硬貨収納庫に有るか否かと関係なく、入金されれば包装硬貨収納庫が自動的に開放されるようになっている。そのため、包装硬貨収納庫を開放してから包装硬貨の在庫を確かめてみなければ、所望の両替が可能か否か分からないので、包装硬貨収納庫の開放後に、必要とする金種の包装硬貨がないことが分かれば、今までの手続きが無駄になってしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、使い勝手を向上することができる両替装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、貨幣を、金種毎に所定数の貨幣をまとめた包装貨幣に両替するための両替装置であって、包装貨幣を金種毎に収納し、開閉可能な包装貨幣収納部と、包装貨幣に両替される貨幣が入金される貨幣入金部と、両替したい包装貨幣に関する情報が入力される入力手段と、前記包装貨幣収納部における金種別の包装貨幣の在庫数を記憶する記憶手段と、前記入力手段に入力された包装貨幣の両替予定数と前記記憶手段における包装貨幣の在庫数とを比較し、前記在庫数が前記両替予定数以上であることを条件に、前記包装貨幣収納部の開放を許可する制御手段と、を含むことを特徴とする、両替装置である。
請求項2記載の発明は、前記在庫数が前記両替予定数未満であれば、在庫数が不足している旨を出力する出力手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の両替装置である。
請求項3記載の発明は、開放された前記包装貨幣収納部からの包装貨幣の取出数を検出する検出手段と、前記両替予定数と前記取出数とを照合して、前記両替予定数と前記取出数とが金種毎に一致すれば前記貨幣入金部への両替用貨幣の入金を促す旨を報知し、前記両替予定数と前記取出数とが金種毎に一致しなければ前記取出数の過不足についての情報を報知する報知手段と、を含むことを特徴とする、請求項1または2記載の両替装置である。
請求項4記載の発明は、前記包装貨幣収納部を閉じた状態でロックするロック手段を含み、前記ロック手段は、前記両替予定数と前記取出数とが一致すれば前記包装貨幣収納部を閉じた状態でロックし、前記両替予定数と前記取出数とが一致しなければ前記包装貨幣収納部をアンロック状態にすることを特徴とする、請求項3記載の両替装置である。
請求項5記載の発明は、前記貨幣入金部への両替用貨幣の入金額と前記両替予定数の包装貨幣の総額とを比較し、前記入金額と前記包装貨幣の総額とが一致していれば両替取引を完了させ、前記入金額が前記包装貨幣の総額より少なければ両替用貨幣の追加入金を促す旨を報知し、前記入金額が前記包装貨幣の総額より多ければ釣銭を出金する取引手段を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の両替装置である。
請求項1記載の発明によれば、両替装置では、これから両替したい包装貨幣についての両替予定数の入力に応じて在庫数確認(在庫確認)が行われ、両替予定数以上の在庫数があれば包装貨幣収納部を開放できるようになっている。これにより、包装貨幣収納部を開放できるか否かによって、所望の両替ができるか否かを速やかに把握できる。そのため、所望の両替ができるか否かを把握するために、包装貨幣収納部を一旦開放して包装貨幣収納部内の在庫数を目視等で確認する煩わしさから解放されるので、包装貨幣の両替に関する使い勝手を向上することができる。
また、この両替装置は、包装貨幣の両替に特化しているので、その分、小型化を図ることができる上に、売り場のPOSレジスタ等に接続せずに単独で配置できることから、大きさや配置の点でも両替装置の使い勝手を向上することができる。
請求項2記載の発明によれば、これから両替したい包装貨幣についての在庫数が両替予定数未満であれば、在庫数が不足している旨が出力されることによって、所望の両替ができないことを速やかに把握できる。これにより、包装貨幣の両替に関する使い勝手を一層向上することができる。
請求項3記載の発明によれば、この両替装置は、包装貨幣収納部から包装貨幣を取り出した後に両替用貨幣を入金する後払い方式の両替装置である。両替装置では、包装貨幣収納部からの包装貨幣の取出数が管理されていて、両替予定数と取出数とが一致すれば、両替用貨幣を入金するステップに進むことができ、両替予定数と取出数とが一致しなければ、その旨が報知されて、取出数に過不足があることに気付くことができるので、使い勝手が良い。
請求項4記載の発明によれば、包装貨幣収納部から包装貨幣を取り出した後に包装貨幣収納部を閉じた状態でロックできるか否かによって、両替予定数と(包装貨幣の)取出数とが一致しているか否かを容易に把握できるので、使い勝手が良い。
請求項5記載の発明によれば、両替装置では、両替用貨幣の入金額と両替予定数の包装貨幣の総額との一致や差異に応じて、両替取引を完了させたり、両替用貨幣の追加入金を促したり、釣銭を出金したりと適切な処理を行うので、使い勝手が良い。
図1は、この発明の一実施形態に係る両替装置1の外観を示す斜視図である。 図2は、両替装置1の構成を示す図である。 図3は、両替装置1の収納庫3においてにドロア18を開閉する様子を説明するための模式図である。 図4Aは、両替装置1における第1収納庫3Aに記憶される管理テーブル35の内容を示す図である。 図4Bは、両替装置1におけるターミナル4に記憶される管理テーブル50の内容を示す図である。 図5は、両替装置1において行われる両替処理の一例を示すフローチャートである。 図6Aは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Bは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Cは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Dは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Eは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Fは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Gは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Hは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Iは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図6Jは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。 図7は、両替処理の変形例を示すフローチャートである。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る両替装置1の外観を示す斜視図である。図2は、両替装置1の構成を示す図である。
図1に示す両替装置1は、スーパーマーケット等の小売店の店舗において、サービスカウンターや売場外の事務所等に設置されている。店舗では、釣銭用硬貨が不足しそうなレジがあった場合に、レジ係の従業員(または要請を受けた従業員)が、このレジから両替用貨幣(この実施形態では紙幣のみ)を抜き出して両替装置1までやってきて、両替装置1に、当該両替用貨幣と必要分の釣銭用貨幣とを両替してもらう。ここで、必要分の釣銭用貨幣は、ばらの貨幣でなく、金種毎に所定数(たとえば50枚)毎にまとめられて紙等で包装された貨幣(以下では「包装貨幣」ということがある)として、両替装置1から従業員に払い出される。つまり、この両替装置1は、貨幣を、金種毎に所定数の貨幣をまとめた包装貨幣に両替するためのものである。なお、この実施形態の包装貨幣は、硬貨のみで構成された包装硬貨100である。
この両替装置1は、包装硬貨100の両替に特化しているので、その分、小型化を図ることができる上に、売り場のPOSレジスタ等に接続せずに単独で配置できることから、大きさや配置の点で両替装置1の使い勝手を向上することができる。
ここで、図1は、両替装置1を操作する従業員から見たときの両替装置1を示しており、図1における紙面手前側が両替装置1の正面側(前側)であり、図1における紙面奥側が両替装置1の奥側(後側)であり、図1における左右は、両替装置1の左右と一致している。以下では、図1における前後上下左右方向に基づいて、両替装置1の構成について説明する。
この両替装置1は、両替用貨幣(ここでは紙幣のみ)を処理するための釣銭機2と、金種毎の包装硬貨100を収納するための収納庫3と、釣銭機2および収納庫3のそれぞれを制御するためのターミナル4とを含んでいる。釣銭機2およびターミナル4は、左右に並んだ状態で、収納庫3の上に載せられており、この状態で、釣銭機2、収納庫3およびターミナル4は連結されている。また、この実施形態では、収納庫3は、第1収納庫3Aおよび第2収納庫3Bというように、複数台(ここでは2台)設けられていて、第1収納庫3Aが第2収納庫3Bよりも上位にくるように、上下に重なった状態で配置されている。収納庫3の数は自在に変更可能であり、所望の台数の収納庫3を増設することができる。そして、釣銭機2および各収納庫3のそれぞれは、通信ケーブル(たとえばRS232Cケーブル)を介して、ターミナル4に対して通信可能に接続されている。
次に、図1および図2の両方を参照しながら、釣銭機2、収納庫3およびターミナル4のそれぞれについて説明する。
図1を参照して、釣銭機2は、前後に長手のボックス状であり、その正面の右寄りの位置に、両替用の紙幣(両替用紙幣)が投入される投入口5と、釣銭として払い戻される紙幣(釣銭用紙幣)が払い出される払出口6とが、左右に並んで形成されている。投入口5および払出口6は、いずれも縦長スリット状であり、投入口5が払出口6よりも右側に位置している。釣銭機2の天面の前端部における右寄り位置には、顧客操作部7が設けられている。顧客操作部7は、表示器8やボタン9で構成されている。表示器8には、必要な情報が表示される。従業員は、ボタン9を操作することによって、釣銭機2の動作を制御することができる。釣銭機2の正面において、投入口5および払出口6よりも左隣の領域には、アクセスカバー10が設けられている。アクセスカバー10には、鍵穴11が設けられている。通常状態のアクセスカバー10は釣銭機2にロックされて取り外し不能となっているのだが、従業員が鍵穴11に鍵(図示せず)を差し込んで操作すると、アクセスカバー10のロック状態を解除し、アクセスカバー10を手前に引き出すことができる。
図2を参照して、釣銭機2は、制御部12を備えている。制御部12は、CPUおよびそのプログラム等を記憶したROM、RAM等で構成されており、プログラムに従って演算処理等の所定の処理を実行する。釣銭機2は、制御部12に対して電気的に接続される構成として、前述した顧客操作部7と、通信I/F(インターフェース)部13と、投入・払出部14(貨幣入金部)と、記憶部15とを含んでいる。
制御部12は、顧客操作部7について、顧客操作部7の表示内容を制御したり、ボタン9(図1参照)の操作を受け付けたりすることができる。制御部12は、通信I/F部13を介することによって、ターミナル4と通信することができる。
投入・払出部14は、一括カセット36と、金種別収納部16と、識別部37と、投入部38と、払出部39とを含んでいる。一括カセット36には、補充される紙幣や、機内から回収される紙幣が収納される。一括カセット36は、前述したアクセスカバー10(図1参照)と一体化されており、アクセスカバー10とともに着脱可能である。金種別収納部16は、補充された紙幣や投入された紙幣を金種別に収納し、出金時や回収時に繰り出すものである。識別部37は、補充された紙幣や、投入された紙幣や、出金される紙幣の真偽および金種を識別するものである。投入部38は、投入口5から投入される両替用紙幣をまとめて受け入れて、1枚ずつ機内へ取り込む。つまり、投入・払出部14には、包装硬貨100に両替される両替用の紙幣が入金される。また、払出部39は、出金されれる紙幣や入金リジェクトされた紙幣を払出口6から払い出す。さらに、投入・払出部14は、金種別収納部16内の紙幣や、投入口5に投入された紙幣を金種毎に計数することができる。金種別収納部16内の紙幣についての投入・払出部14による金種毎の計数結果は、金種毎の紙幣の在庫数として、記憶部15に記憶される。
図1に戻り、各収納庫3は、1つのドロア18(包装貨幣収納部)と、フレーム19とを含んでいる。ドロア18は、いわゆる引出しであって、上下に薄くて天面が開放されたボックス状である。フレーム19は、ドロア18を支持するボックス状であり、上下に薄い。なお、この実施形態では、第1収納庫3Aのフレーム19と、第2収納庫3Bのフレーム19とは一体化されているが、別々に設けられていてもよい。
各収納庫3のドロア18は、フレーム19に支持された状態で前後にスライド可能である。詳しくは、ドロア18は、第1収納庫3Aのドロア18のように前壁18A以外の全てがフレーム19内に収まった閉位置と、第2収納庫3Bのドロア18のように後壁18B以外のほぼ全てがフレーム19から前側へはみ出た開位置との間で前後にスライドすることによって、開閉可能である。
ドロア18内には、前後に延びる2枚の仕切り板20が左右に離れて配置されており、これにより、ドロア18の内部空間は、左右に並ぶ3つの収納室21に区画されている。また、各収納室21には、左右に延びる複数の区画板22が、前後に等間隔で離れて配置されている。各収納室21において、前後に隣り合う2枚の区画板22間の領域や、ドロア18の前壁18Aと最前列の区画板22との間の領域や、ドロア18の後壁18Bと最後尾の区画板22との間の領域は、左右に細長い収納スペース23を区画している。各収納室21は、複数の収納スペース23が前後に並んで形成されている。1つの収納スペース23には、いずれかの金種の包装硬貨100が左右に長手となった姿勢で1本収納される。そのため、ドロア18全体で見れば、ドロア18には、包装硬貨100が金種毎に収納されている。この例では、収納スペース23が10本ずつ3列設けられる収納庫3が2段配置される。
図2を参照して、各収納庫3(第1収納庫3Aおよび第2収納庫3Bのそれぞれ)は、制御部24(検出手段)を備えている。制御部24は、CPUおよびそのプログラム等を記憶したROM、RAM等で構成されており、プログラムに従って演算処理等の所定の処理を実行する。各収納庫3は、制御部24に対して電気的に接続される構成として、通信I/F部25と、ドロアユニット26と、記憶部27(記憶手段)とを含んでいる。
制御部24は、通信I/F部25を介することによって、ターミナル4と通信することができる。
ドロアユニット26は、前述したドロア18と、ロック部28(ロック手段)と、位置センサ30と、識別・計数部31とを含んでいる。
ロック部28は、ドロア18を閉位置で(閉じた状態で)ロックしたり、そのロックを解除したりする。たとえば、ロック部28は、フック(図示せず)と、フックを動かすソレノイド(図示せず)とで構成されている。ロック部28では、閉位置のドロア18にフックが係合することによってドロア18を閉位置でロックでき、ソレノイドがフックをドロア18から外すことによってドロア18のロックを解除できる。または、ロック部28は、電磁的にドロア18を閉位置でロックしたり、そのロックを解除したりしてもよい。両替装置1が待機状態にあってドロア18が閉位置にある場合には、各収納庫3において、ロック部28は、ドロア18を閉位置でロックしている。ロックが解除されるとドロア18はポップアップし、手動で引出し可能となる。
位置センサ30は、ドロア18の位置を検知するセンサである。位置センサ30は、たとえば複数の遮光センサで構成することができる。具体的には、ドロア18が閉位置にあるときに、第1の遮光センサにおける検知光がドロア18によって遮光される一方で、第2の遮光センサにおける検知光が透光されるようにしておく。そして、ドロア18が閉位置から開位置までスライドすると、第1の遮光センサにおける検知光が透光される一方で、第2の遮光センサにおける検知光がドロア18によって遮光されるようにしておく。このようにすれば、位置センサ30は、第1および第2のそれぞれの遮光センサでの検知光の遮光/透光状態によって、ドロア18が閉位置または開位置のいずれにあるのかを検知できる。
識別・計数部31は、ドロア18内に収納されている包装硬貨100の有無や金種を識別したり、包装硬貨100を計数したりするセンサである。
図3は、識別・計数部31に関連して、両替装置1の収納庫3においてにドロア18を開閉する様子を説明するための模式図である。
図3では、閉位置にあるドロア18を図3(a)で示していて、閉位置から開位置まで引き出したときのドロア18を図3(b)で示していて、開位置から閉位置まで戻ったときのドロア18を図3(b)で示している。つまり、図3では、図3(a)から図3(c)へ向けてドロア18の位置が変わっていく様子が時系列順に示されている。
ドロア18において、識別・計数部31は、収納室21毎(図1参照)に設けられている。つまり、識別・計数部31は、収納室21と同数設けられている。各識別・計数部31は、たとえば、遮光センサで構成されていて、検知光32を発する発光素子33と、当該検知光32を受ける受光素子34とを含んでいる。発光素子33および受光素子34は、上下に離れた状態で、収納庫3のフレーム19における前側(図3では左側)の定位置に固定されており、検知光32は、収納庫3における前側の所定の位置で上下に走るようになっている。識別・計数部31では、発光素子33が発した検知光32が受光素子34で受けられている場合には透光状態にあり、検知光32が受光素子34で受けられていない場合には遮光状態にある。
図3(a)に示すようにドロア18が閉位置にあるとき、識別・計数部31は、自身が担当する収納室21と左右方向(図3における紙面に垂直な方向)における同じ位置にあって、この識別・計数部31の検知光32は、ドロア18の前壁18Aによって遮光されている。
そして、図3(b)に示すように、ドロア18を閉位置から開位置まで引き出すと、収納室21内の包装硬貨100が前側から順番に検知光32を横切っていき、最終的に、検知光32は、ドロア18の後壁18Bによって遮光される。包装硬貨100が検知光32を横切っている間では、検知光32は遮光されているが、隣り合う包装硬貨100の間に検知光32が差し掛かると、一旦透光されるようになっている。識別・計数部31は、遮光が途切れると、その都度、パルスPを1つ出力するようになっている。また、ドロア18の開き始めにおいて検知光32が前壁18Aと最前列の包装硬貨100との間に差し掛かったときや、ドロア18の開き終わりにおいて検知光32が後壁18Bと最後尾の包装硬貨100との間に差し掛かったときにも、その都度、一旦透光されるようになっている。そのため、ドロア18を閉位置から開位置まで引き出すと、識別・計数部31は、収納室21内の包装硬貨100と同数のパルスPを出力する。なお、検知光32が前壁18Aと最前列の包装硬貨100との間に差し掛かったときや、ドロア18の開き終わりにおいて検知光32が後壁18Bと最後尾の包装硬貨100との間に差し掛かったときには、パルスPは出力されない。
識別・計数部31は、出力したパルスPの数をカウントすることによって、ドロア18が閉位置から開位置まで引き出された直後の時点における収納室21内の包装硬貨100の数(「第1在庫数」ということにする)を計数する。ここで、1つのパルスPの幅Wは、検知光32が包装硬貨100によって遮光されていた時間に応じて異なる。金種の異なる包装硬貨100では、外径が異なるので、その分、パルスPの幅Wも異なる。そのため、識別・計数部31は、パルスPの幅Wに応じて、収納室21内における個々の包装硬貨100の金種を識別する。また、収納室21内の包装硬貨100は、前側の包装硬貨100から順に検知光32を横切っていくので、識別・計数部31は、パルスPを出力するタイミングによって、収納室21内の各収納スペース23における包装硬貨100の有無を前側から順に識別している。ちなみに、識別・計数部31は、パルスPを1つ出力してから次のパルスPを出力するまでに所定時間以上のインターバルがあれば、当該インターバルに相当する収納スペース23において包装硬貨100が存在しないことを識別する。
このように、ドロア18を閉位置から開位置まで引き出すと、識別・計数部31は、各収納室21内の各収納スペース23における包装硬貨100の有無や金種を識別するとともに、金種毎の包装硬貨100の数(第1在庫数)を計数する。なお、包装硬貨100の有無や金種を識別したり、計数したりする構成は、特許第4795056号公報において詳しく説明されている。
そして、図3(c)に示すように、ドロア18を開位置から閉位置まで戻すと、収納室21内の包装硬貨100が順番に検知光32を横切っていき、先程と同様に、識別・計数部31は、収納室21内の包装硬貨100と同数のパルスPを出力する。識別・計数部31は、パルスPや(前述した)インターバルによって各収納スペース23における包装硬貨100の有無を識別するとともに、パルスPの幅Wに応じて、各収納スペース23における個々の包装硬貨100の金種を識別する。そして、識別・計数部31は、出力したパルスPの数に応じて、ドロア18が開位置から閉位置まで戻された時点における収納室21内における金種毎の包装硬貨100の数(「第2在庫数」ということにする)を計数する。
そして、このドロア18を有する収納庫3の制御部24は、第1在庫数から第2在庫数を差し引いて得られる数を、ドロア18が開位置にあったときに取り出された金種毎の包装硬貨100の数(取出数)であると判断する。また、ドロア18を開位置から閉位置まで戻したときに、存在しないことを識別・計数部31によって新たに識別された包装硬貨100が、今回取り出された包装硬貨100である。制御部24は、識別・計数部31が識別した当該包装硬貨100の金種に基づいて、今回開放されたドロア18から取り出された包装硬貨100の金種および数(取出数)や、当該包装硬貨100を今まで収納していた収納スペース23を検出する。また、第2在庫数が、金種毎の最新の在庫数である。なお、取出数が正の値であれば、ドロア18から包装硬貨100が取り出されたことになるが、取出数が負の値であれば、ドロア18に包装硬貨100が新たに収納(補充)されたことになる。
識別・計数部29による各収容庫3におけるドロア18内の各包装硬貨100の有無や金種についての識別結果や、金種毎の包装硬貨100の在庫数は、記憶部27(図2参照)に記憶されている。たとえば、ドロア18内の各収納スペース23に識別番号が割り振られていて、図4Aに示すように、当該識別番号と包装硬貨100の有無や金種とを関連付けた管理テーブル35(記憶手段)が記憶部27に記憶されている。管理テーブル35には、ドロア18における金種別(図4Aでは、1円硬貨、5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、500円硬貨のそれぞれ)の包装硬貨100についての最新の在庫数も記憶されている。図4Aにおける包装硬貨の在庫数の欄において、「フル」とは、予定されている最大在庫数であり、図4Aの場合、たとえば、10円の包装硬貨100は、フルで15本のところ、現在の在庫数は12本であり、1円の包装硬貨100は、フルが0本なので、当初から在庫の対象外となっている。なお、図4Aは、第1収納庫3Aにおける管理テーブル35の内容を示しているが、第2収納庫3Bについての管理テーブル35も存在し、第2収納庫3Bの記憶部27に記憶されている。また、ターミナル4には、各収納庫3の管理テーブル35の内容を一括記憶した管理テーブル50(記憶手段)が記憶されており(図4B参照)、管理テーブル50における包装硬貨の在庫数は、2つの収納庫3全体での在庫数である。
なお、各収納庫3では、ドロア18の開閉に伴って包装硬貨100がドロア18から新たに取り出されたり、ドロア18に新たに補充されたりすると、その都度、制御部24は管理テーブル35の内容を更新する。各収納庫3の管理テーブル35の内容が更新されると、そのときの更新情報は、ターミナル4に通知され、ターミナル4側で管理されている管理テーブル50の内容も更新される。
図1に戻り、ターミナル4は、後側へ向けて斜め上方へ延びる天面4Aを有するボックス状である。この天面4Aには、液晶のタッチパネルで構成された操作パネル部40(出力手段)と、従業員のIDカード(図示せず)を通すためのスリット41とが設けられている。スリット41は、操作パネル部40の右側において、前後に延びている。
図2を参照して、ターミナル4は、制御部42(入力手段、制御手段、出力手段、検出手段、報知手段、ロック手段、取引手段)を備えている。制御部42は、CPUおよびそのプログラム等を記憶したROM、RAM等で構成されており、プログラムに従って演算処理等の所定の処理を実行する。ターミナル4は、制御部42に対して電気的に接続される構成として、前述した操作パネル部40と、プリンタ部43と、カードリーダ部44と、通信I/F部45と、記憶部46とを含んでいる。
制御部42は、操作パネル部40の表示内容を制御したり、操作パネル部40に表示されたタッチキーの操作を受け付けたりすることができる。プリンタ部43は、ジャーナルプリンタであって、両替内容等を印字したレシートを発行することができる。なお、図1では、プリンタ部43は、奥側に隠れていて見えない。従業員が両替装置1にアクセスするために自身のIDカードをスリット41に通すと、カードリーダ部44が当該IDカードを読み取る。これによって、従業員の本人確認が実行され、予め許可された従業員だけが両替装置1にアクセス可能となる。制御部42は、通信I/F部45を介することによって、釣銭機2や各収納庫3と通信することができる。これにより、制御部42は、釣銭機2の制御部12や各収納庫3の制御部24に指示を与えて、釣銭機2や各収納庫3の動作を制御したり、釣銭機2の記憶部15や各収納庫3の記憶部27に記憶された情報(前述した管理テーブル35の内容)にアクセスしたりすることができる。記憶部46には、両替装置1における各種設定内容が記憶されている。たとえば、2台の収納庫3の在庫情報(管理テーブル35)をまとめた情報(図4Bに示す管理テーブル50)が、記憶部46に記憶されている。
次に、両替装置1において行われる両替処理について説明する。
図5は、両替装置1において行われる両替処理の一例を示すフローチャートである。図6A〜図6Jは、操作パネル部40における表示内容の一例を示す図である。図7は、両替処理の変形例を示すフローチャートである。
また、この実施形態では、釣銭機2、各収納庫3およびターミナル4において、別々の制御部(制御部12,24,42)が存在し、釣銭機2の制御部12および収納庫3の制御部24は、ターミナル4の制御部42の指示によって個別の制御処理を行っている。そこで、以下では、制御部12および制御部24を制御部42の一部とし、実際には制御部12や制御部24が行っている処理も、制御部42が行っているものとみなして説明する。
待機状態の両替装置1において、ターミナル4の操作パネル部40には、スクリーンセーバーが表示されている。これから両替取引を開始したい従業員が操作パネル部40に触れると、制御部42は、ターミナル4の操作パネル部40に、図6Aに示す担当者No入力画面51を表示する。担当者No入力画面51には、「担当者Noを入力してください」というメッセージ52と、テンキー53と、決定ボタン54とが含まれている。
ここで、担当者Noとは、両替装置1にアクセスできる従業員のそれぞれに割り振られている識別番号であり、記憶部46に記憶されている。従業員は、テンキー53を操作して自身の担当者Noを入力してから、決定ボタン54を押す。制御部42は、入力された担当者Noが記憶部46に記憶された担当者Noと一致していれば、本人確認がOKであると判断する。なお、従業員がテンキー53を操作する以外に、従業員が自身のIDカードをターミナル4のスリット41(図1参照)に通すことで本人確認が行われてもよい。この場合、従業員が自身のIDカードをターミナル4のスリット41に通すと、カードリーダ部44が当該IDカードに記憶された担当者Noを読み取る。制御部42は、読み取られた担当者Noが記憶部46に記憶された担当者Noと一致していれば、本人確認がOKであると判断する。
図5を参照して、本人確認がOKであれば(ステップS1でYES)、制御部42は、操作パネル部40に、図6Bに示す両替画面55を表示して、従業員による額面ボタンの選択があるか否かを監視する(ステップS2)。両替画面55には、「両替したい金種を選んでください」というメッセージ56と、複数(ここでは2つ)の額面ボタン57と、戻るボタン58とが含まれている。戻るボタン58を押せば、操作パネル部40には、1つ前の画面(図6Bの場合には、前述した担当者No入力画面51)が表示される。
図6Bに示された2つの額面ボタン57のうち、上側の額面ボタン57Aには、「10円×2本(1,000円)」という情報が表示され、下側の額面ボタン57Bには、「100円×2本(10,000円)」という情報が表示されている。「10円×2本(1,000円)」とは、1,000円を10円の包装硬貨2本と両替することを意味しており、「100円×2本(10,000円)」とは、10,000円を100円の包装硬貨2本と両替することを意味している。図6Bでは、2つの両替パターンに応じて2つの額面ボタン57を設けているが、様々な両替パターンに応じて額面ボタン57の数を任意に増やしたり、他の両替パターンを表示するボタンを追加したりしてもよい。たとえば、10,000円を100円の包装硬貨2本と両替する両替パターン以外に、異なる金種の包装硬貨100の組み合わせ(100円の包装硬貨1本および50円の包装硬貨2本等)と両替する両替パターンも想定される。
従業員は、表示された額面ボタン57の中から、自分が望む両替パターンの額面ボタン57を選択して押す。
図5に戻り、従業員がいずれかの額面ボタン57を選択して押した場合(ステップS2でYES)、制御部42には、従業員が両替したい包装硬貨100に関する情報(当該包装硬貨100の金種や本数(両替予定数))が入力されることになる。この場合(ステップS2でYES)、制御部42は、各収納庫3の記憶部27(図2参照)に記憶された管理テーブル35(図4A参照)を参照して(管理テーブル50を参照しても構わない)、従業員が指定した金種の包装硬貨100が、両替に必要な数あるか(つまり在庫があるか)否かを金種毎に確認する(ステップS3)。
在庫がなければ(ステップS3でNO)、制御部42は、操作パネル部40に、図6Cに示す在庫なし画面59を表示する(ステップS4)。在庫なし画面59には、「在庫がありません」というメッセージ60と、前述した戻るボタン58とが含まれている。在庫がなければ、今回の両替は不可能なので、制御部42は、在庫なし画面59を所定時間表示した後に、今回の取引をキャンセルして、待機状態に戻る。なお、在庫なし画面59には、在庫がない金種を示す情報が表示されてもよい。また、在庫なし画面59等の表示に合わせて、ブザー等の警告音を発するようにしてもよい。
図5を参照して、いずれの金種についても在庫があれば(ステップS3でYES)、制御部42は、今回の両替に必要な包装硬貨100を収納している収納庫3のロック部28(図2参照)を制御して、ドロア18のロックを解除する(ステップS5)。なお、両替に必要な包装硬貨100がいずれかの収納庫3に収納されていれば、該当する収納庫3のドロア18についてのみロックを解除し、両替に必要な包装硬貨100が全ての収納庫3に収納されていれば、全ての収納庫3のドロア18についてロックを解除する。
このように、制御部42は、入力された包装硬貨100の両替予定数(両替に必要とされる本数)と管理テーブル35(管理テーブル50でもよい)における包装硬貨100の在庫数とを金種毎に比較し、各金種の在庫数が両替予定数以上であることを条件に(ステップS3でYES)、ドロア18の開放を許可する(ステップS5)。つまり、両替装置1では、これから両替したい包装硬貨100についての両替予定数の入力に応じて在庫数確認(在庫確認)が行われ、両替予定数以上の在庫数があればドロア18を開放できるようになっている。これにより、ドロア18を開放できるか否かによって、所望の両替ができるか否かを速やかに把握できる。そのため、所望の両替ができるか否かを把握するために、ドロア18を一旦開放してドロア18内の在庫数を目視等で確認する煩わしさから解放されるので、包装硬貨100の両替に関する使い勝手を向上することができる。
一方、制御部42は、いずれかの金種について在庫数が両替予定数未満であれば(ステップS3でNO)、在庫数が不足している旨を、操作パネル部40における在庫なし画面59(図6C参照)によって出力する(ステップS4)。そのため、これから両替したい包装硬貨100についての在庫数が両替予定数未満であれば、在庫数が不足している旨が出力されることによって、所望の両替ができないことを速やかに把握できる。これにより、包装硬貨100の両替に関する使い勝手を一層向上することができる。
そして、制御部42は、ステップS5において、ドロア18のロックを解除するのと同時に、操作パネル部40に、図6Dに示すガイダンス画面61を表示する。ガイダンス画面61には、「包装硬貨を抜き取ってください」というメッセージ62と、ロックが解除されたドロア18が開位置にある状態を示すイラスト63と、抜き取るべき包装硬貨100の金種および本数を示す確認メッセージ64と、今回の取引をキャンセルするために押す取消ボタン85とが含まれている。
メッセージ62を見た従業員は、イラスト63において開位置になっているドロア18の現物を、実際の開位置まで引き出す。なお、ドロア18が、収納庫3内に設けられた付勢部材(図示せず)によって開位置側へ付勢されていて、ロックが解除されてから、従業員がドロア18の前壁18A(図1参照)を押すと、当該ドロア18が自動的に開位置まで移動してもよい。
確認メッセージ64に関し、たとえば、今回の取引で10,000円を100円の包装硬貨2本と両替することを選択していた場合には、「両替金種:100円×2本」という内容の確認メッセージ64が表示される。
なお、イラスト63において、抜き取るべき包装硬貨100が位置する領域に相当する部分を、図6Dにおいて破線Hで取り囲んで当該破線Hを点灯または点滅させる等によって、目立させてもよい。そうすれば、従業員は、必要な包装硬貨100がドロア18のどこにあるのかをすぐに把握でき、包装硬貨100の取り出しミスを防止できる。同様の効果を奏するために、実際のドロア18においても、包装硬貨100を収納する収納スペース23(図1参照)に、LEDのランプ等を設けておいて、今回抜き取るべき包装硬貨100を収納する収納スペース23のランプだけを点灯または点滅させてもよい。
従業員は、開位置のドロア18から所望の包装硬貨100(図6Dの場合には100円の包装硬貨2本)を取り出した後に、このドロア18を閉位置まで押し込んで閉める。
図5を参照して、制御部42は、ステップS5でロック解除した後、位置センサ30(図2参照)の検知結果に基づいて、ロック解除したドロア18が閉まったか(閉位置まで戻ったか)否かを監視している(ステップS6)。制御部42は、ステップS5でロック解除してから所定時間経過しても(ロック解除した)ドロア18が閉まってなければ(ステップS6でNO)、操作パネル部40に表示されているガイダンス画面61上に、図6Eに示す警告画面65をポップアップ表示する(ステップS7)。警告画面65には、「ドロアを閉めてください」というメッセージ66と、OKボタン67とが含まれている。なお、警告画面65が表示されている間は、前述した取消ボタン85(図6D参照)は表示されない。
警告画面65を見た従業員は、開位置のドロア18を閉位置まで押し込んで閉め、OKボタン67を押す。OKボタン67の押下に応じて、制御部42は、警告画面65の表示を止める。
図5を参照して、このように警告画面65を表示させたか否かを問わず、制御部42は、ステップS5でロック解除した後に、(ロック解除した)ドロア18が最終的に閉まれば(ステップS6でYES)、当該ドロア18が開位置にあった間に従業員によって取り出された包装硬貨100の金種および数が正しいか否かを確認する(ステップS8)。図3を用いて説明したように、ドロア18の開閉があった収納庫3では、その収納庫3の制御部24(図2参照)が、今回取り出された包装硬貨100の金種および数を検出(把握)する。制御部42は、制御部24が把握した(今回取り出された)包装硬貨100の金種および数(取出数)と、ステップS2で従業員が選択した包装硬貨100の金種および数(両替予定数)とが完全に一致すれば、ステップS8において正しいと判断し、金種および数の少なくとも一方が一致していなければ、ステップS8において正しくないと判断する。
制御部42は、今回取り出された包装硬貨100の金種および数が正しくないと判断すると(ステップS8でNO)、操作パネル部40に表示されているガイダンス画面61上に、図6Fや図6Gに示す警告画面68をポップアップ表示する(ステップS9)。
取り出した包装硬貨100の金種に間違いがある場合の警告画面68には、図6Fに示すように、「指定された金種と取出した金種が合っていません」というメッセージ69と、戻るボタン70と強制実行ボタン71とが表示されている。なお、警告画面68が表示されている間は、前述した取消ボタン85(図6D参照)は表示されない。なお、強制実行ボタン71については、後述する。
取り出した包装硬貨100の数(本数)に間違いがある場合の警告画面68には、図6Gに示すように、「取出した金種の本数が合っていません」というメッセージ72と、前述した戻るボタン70および強制実行ボタン71とが表示されている。
なお、警告画面68には、どの金種の包装硬貨100を何本追加で取り出すべきなのかや、どの金種の包装硬貨100を何本ドロア18に戻すべきなのかをいった情報も表示されるとよい。
このように、制御部42は、両替予定数と取出数とを照合して、両替予定数と取出数とが金種毎に一致しなければ取出数の過不足についての情報を、警告画面68によって報知する。
警告画面68を見た従業員は、さっき閉じたドロア18を開位置まで開き、先ほど取り出した包装硬貨100のうち、取り出すべきでなかった包装硬貨100をドロア18に戻して、正しい金種(本来取り出すべきであった金種)の包装硬貨100を必要な数(本来取り出すべき本数となるのに必要な数)だけ取り出す。そして、従業員は、このドロア18を閉位置まで動かして閉じてから、警告画面68の戻るボタン70を押す。
図5を参照して、制御部42は、戻るボタン70の押下に応じて警告画面68の表示を止め、その後、ドロア18が閉まったことを確認してから(ステップS6でYES)、最終的に取り出された包装硬貨100の金種および数が正しいか否かを再確認する(ステップS8)。
警告画面68を表示させたか否かを問わず、制御部42は、先ほど閉まったドロア18から従業員によって取り出された包装硬貨100の金種および数が正しければ(ステップS8でYES)、当該ドロア18に対応するロック部28を制御して、当該ドロア18を閉じた状態でロックする(ステップS10)。
ステップS8〜S10において、制御部42は、前述した両替予定数と取出数とが金種毎に一致すれば(ステップS8でYES)、閉じられたドロア18を閉じた状態でロックし(ステップS10)、両替予定数と取出数とが(いずれかの金種で)一致しなければ(ステップS8でNO)、当該ドロア18をアンロック状態にするようになっている(ステップS9)。そのため、ドロア18から包装硬貨100を取り出した後にドロア18を閉じた状態でロックできるか否かによって、両替予定数と(包装硬貨100の)取出数とが一致しているか否かを容易に把握できるので、使い勝手が良い。
そして、制御部42は、ステップS10でドロア18をロックした後、操作パネル部40において、今まで表示していたガイダンス画面61の代わりに、図6Hに示す投入画面73を表示する(ステップS11)。投入画面73には、「両替用の紙幣を投入してください」というメッセージ74と、両替装置1において紙幣を投入する部分(投入・払出部14であって、厳密には投入口5付近)を示すイラスト75と、投入すべき金額を示す確認メッセージ76とが含まれている。
このように、制御部42は、前述した両替予定数と取出数とを照合して、両替予定数と取出数とが金種毎に一致すれば投入・払出部14(投入口5)への両替用紙幣の投入(入金)を、投入画面73によって促す。つまり、この両替装置1は、ドロア18から包装硬貨100を取り出した後に両替用紙幣を入金する後払い方式の両替装置1である。両替装置1では、ドロア18からの包装硬貨100の取出数が管理されていて、両替予定数と取出数とが一致すれば、両替用紙幣を入金するステップS11に進むことができ、両替予定数と取出数とが一致しなければ、その旨(警告画面68)が報知されて、取出数に過不足があることに気付くことができるので、使い勝手が良い。
投入画面73における確認メッセージ76に関し、たとえば、今回の取引で10,000円を100円の包装硬貨2本と両替することを選択していた場合には、「両替金額:10,000円」という内容の確認メッセージ76が表示される。
確認メッセージ76を見た従業員は、両替用の紙幣(図6Hの場合には10,000円)を両替装置1の釣銭機2における投入口5に投入する。紙幣の投入に応じて、制御部42は、操作パネル部40において、今まで表示していた投入画面73の代わりに、図6Iに示す入金画面77を表示する。初期の入金画面77には、「紙幣の投入が終了したら[完了]を押してください」というメッセージ78と、完了ボタン79とが含まれている。
従業員は、両替用の紙幣を全て投入口5に投入すると、完了ボタン79を押す。すると、図5を参照して、制御部42は、釣銭機2における投入・払出部14(図2参照)による(投入口5に投入された)紙幣の計数結果から、今回投入された紙幣の総額を算出し、当該総額に過不足があるか否かを判断する(ステップS12)。つまり、ステップS12において、制御部42は、今回の両替で払い出される包装硬貨100の総額(前述した両替予定数の包装硬貨100の総額)と、投入口5に投入された紙幣の総額(投入・払出部14への両替用紙幣の入金額)とを比較し、投入された紙幣の総額に過不足があるか否かを判断する。
投入された紙幣の総額に過不足がなければ(ステップS12でNO)、制御部42は、図6Iに示すように、操作パネル部40の入金画面77において、詳細情報80を表示する。詳細情報80には、今回取り出された包装硬貨100の総額である取出金額(図6Iでは10,000円)と、従業員によって投入された紙幣の総額である投入金額(図6Iでは10,000円)と、取出金額と投入金額との差額(図6Iでは0円)とが含まれている。図5を参照して、制御部42は、詳細情報80を表示してから、プリンタ部43(図2参照)を制御して、今回の両替の取引内容を印字したレシートを出力(ジャーナル出力)させる(ステップS13)。ジャーナル出力の後、両替装置1は、待機状態に戻る。つまり、制御部42は、両替用紙幣の入金額と包装硬貨100の総額とが一致していれば両替取引を完了させる。
投入された紙幣の総額に過不足があれば(ステップS12でYES)、制御部42は、投入された紙幣の総額が(取り出された)包装硬貨100の総額よりも多いか否かを確認する(ステップS14)。
投入された紙幣の総額が包装硬貨100の総額よりも少なければ(ステップS14でNO)、制御部42は、操作パネル部40に表示されている入金画面77上に、図6Jに示す警告画面81をポップアップ表示する(ステップS15)。警告画面81には、「投入金額が不足しています」というメッセージ82と、戻るボタン83と、強制完了ボタン84とが表示されている。なお、メッセージ82において、不足額も表示されているとよい。つまり、制御部42は、両替用紙幣の入金額が包装硬貨100の総額より少なければ、両替用紙幣の追加入金を促す旨を警告画面81で報知する。なお、強制完了ボタン84については、後述する。
警告画面81を見た従業員は、戻るボタン83を押す。制御部42は、戻るボタン83の押下に応じて警告画面81の表示を止める。その後、従業員が、不足額の紙幣を投入口5に投入してから、完了ボタン79を押すと、図5を参照して、制御部42は、今回投入された紙幣の総額に過不足があるか否かを再確認し(ステップS12)、過不足の有無に応じて、ステップS13またはS14の処理を行う。
投入された紙幣の総額が包装硬貨100の総額よりも多ければ(ステップS14でYES)、制御部42は、投入・払出部14(図2参照)を制御して、投入された紙幣の総額と包装硬貨100の総額との差額を、お釣りとして、釣銭機2の払出口6(図1参照)から払い出す(ステップS16)。制御部42は、お釣りを払い出した後に、今回の両替の取引内容を印字したレシートをジャーナル出力する(ステップS13)。その後、両替装置1は、待機状態に戻る。つまり、制御部42は、両替用紙幣の入金額が包装硬貨100の総額より多ければ釣銭を出金する。
以上のように、この両替装置1では、両替用紙幣の入金額と両替予定数の包装硬貨100の総額との一致や差異に応じて、両替取引を完了させたり、両替用紙幣の追加入金を促したり、釣銭を出金したりと適切な処理を行うので、使い勝手が良い。
なお、レジにおける釣銭不足により、従業員が、早急に包装硬貨100を必要としている状況が想定される。その場合、従業員が必要な包装硬貨100をドロア18から取り出した後において、操作パネル部40に、前述した警告画面68(図6Fおよび図6G参照)や警告画面81(図6J参照)が表示されていても、従業員は、強制実行ボタン71(図6Fおよび図6G参照)や強制完了ボタン84(図6J参照)を押すことによって、今回の両替取引を強制的に完了させてもよい。この場合、ターミナル4の記憶部46(図2参照)には、強制的に完了した今回の両替取引の履歴が、今回の両替取引に関わった従業員の担当者Noに関連付けて記憶されているので、当該従業員は、この両替取引を正常に完了し直すための精算処理を、店舗の閉店時等において事後的に行うことができる。
図7は、両替処理の変形例を示すフローチャートである。
図7のフローチャートにおいて、図5のフローチャートと同じ個々の処理には、同じステップ番号を付すことにする。
図7の両替処理は、実施する個々の処理の内容においては、図5の両替処理と同じであるが、個々の処理を行う順番が図5の両替処理と異なっている。
具体的に、図7を参照して、制御部42は、図5の場合と同様に、本人確認がOKであって(ステップS1でYES)、額面ボタンの選択があると(ステップS2でYES)、在庫の確認を行う(ステップS3)。在庫がなければ(ステップS3でNO)、制御部42は、在庫なし画面59を表示する(ステップS4)。
在庫がある場合には(ステップS3でYES)、図5の場合と異なり、制御部42は、ドロア18のロックを解除するのではなく、投入画面73(図6H参照)を表示させる(ステップS11)。投入画面73の表示後、制御部42は、投入された紙幣の過不足に関するステップS12、S14〜S16の処理を行ってから、ドロア18のロックを解除する(ステップS5)。つまり、図7の場合には、両替用紙幣を先払いするようになっている。
ドロア18のロックが解除されてから、従業員によってドロア18が開位置まで引き出されてから包装硬貨100が取り出される。その後、制御部42は、ドロア18が閉まったか否かを確認して(ステップS6)、閉まってなければ(ステップS6でNO)、警告画面65を表示する(ステップS7)。ドロア18が閉まっていれば(ステップS6でYES)、制御部42は、取り出された包装硬貨100の金種および数が正しいことを確認する処理(ステップS8)を行ってから、閉められたドロア18をロックし(ステップS10)、前述したジャーナル出力を行う(ステップS13)。
図7に示す変形例の場合でも、両替装置1では、これから両替したい包装硬貨100についての両替予定数の入力に応じて在庫数確認(在庫確認)が行われ(ステップS3)、両替予定数以上の在庫数があればドロア18を開放できるようになっている。そのため、図5で説明した場合と同様の作用効果を奏することができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前述した実施形態では、ドロア18を開閉するときに、識別・計数部31が、各収納室21内の各収納スペース23における包装硬貨100の有無や金種を識別するようになっている(図3参照)。そして、ドロア18を開いたときにおける金種毎の包装硬貨100の数と、ドロア18を閉じたときにおける金種毎の包装硬貨100の数との差によって、どの金種の包装硬貨100が取り出されたり補充されたりしたかを判断するようにしている。
このような構成に代え、各ドロア18の各収納スペース23(図1参照)に、包装硬貨100を個別に検知する検知センサ(図示せず)を設けてもよい。収納スペース23に包装硬貨100が収納されているときには、この収納スペース23に設けられた検知センサは、この包装硬貨100に押圧されることによってONとなり、当該収納スペース23に包装硬貨100が収納されていることを検知する。一方、収納スペース23から包装硬貨100が取り出されると、この収納スペース23に設けられた検知センサは、この包装硬貨100に押圧されなくなることによってOFFとなり、当該収納スペース23に包装硬貨100が収納されていないことを検知する。収納庫3の記憶部27では、各収納スペース23に設けられた検知センサのON・OFFによって、各収納スペース23における包装硬貨100の有無を金種毎に管理できる。これにより、ドロア18を開閉させなくても、包装硬貨100が収納スペース23から取り出されたり収納スペース23に収納されたりすれば、速やかに、各収納スペース23における包装硬貨100の有無や金種を識別することができる。換言すれば、当該検知センサは、開放されたドロア18からの包装硬貨100の取出数を検出することができる。なお、検知センサとして、収納スペース23に収納された包装硬貨100における硬貨の材質を磁気的に識別することによって、包装硬貨100の金種を識別するセンサを用いてもよい。その場合、検知センサは、収納スペース23に収納された包装硬貨100について、その有無を識別するだけでなく、金種も識別できる。
前述した実施形態では、紙幣を包装硬貨に両替することについて説明している。本発明は、前述した実施形態に限らず、ばらの硬貨を包装硬貨に両替することや、貨幣(紙幣および硬貨の少なくもいずれか)を、所定枚数毎にまとめて包装された(帯封される場合も含む)包装紙幣に両替する場合にも適用可能である。
また、この実施形態の釣銭機2は、紙幣しか扱っていないが、包装硬貨100の金種によっては、両替用に硬貨が投入される場合や、硬貨の釣銭を支払う場合が想定されるので、釣銭機2は、紙幣だけでなく硬貨も取り扱うことができてもよい。または、両替装置1は、紙幣専用の釣銭機2以外に、硬貨専用の釣銭機2を備えていてもよい。
また、両替装置1において、釣銭機2、収納庫3およびターミナル4は分離不能に一体化されていてもよい。
また、前述した実施形態では、両替装置1が包装硬貨Kを払い出す両替機能についてのみ説明したが、両替装置1は、両替機能だけでなく、店舗の売上金を回収する機能も有していてもよい。
また、前述した実施形態では、投入された紙幣の総額が、取り出された包装硬貨100の総額より多ければ、お釣りが払い出されるようになっている(前述したステップS16)。この場合、お釣りを払い出すことなく、投入された紙幣の総額が多い旨を示す警告画面を操作パネル部40に表示してもよい。
また、両替装置1では、前述した各種警告画面が表示されている間、警告のためのブザーを鳴らすようにしても構わない。
また、収納庫3内の包装硬貨100の在庫数に関する情報を、ターミナル4の操作パネル部40に表示してもよい。たとえば、100円包装硬貨(フルで15本)の在庫数が5本未満になると、100円包装硬貨の補充を促すメッセージを操作パネル部40に表示する。在庫数の閾値は、予め設定しておく。なお、同一金種の包装硬貨100が二段の収納庫3に分けて収納されている場合には、同一金種の包装硬貨100の合計数で判定する。
また、包装硬貨100の本数に代えて、包装硬貨100の金額で管理するようにしても、前述した効果が得られる。たとえば、「100円包装硬貨:2本」と表示するのを、「100円包装硬貨:10000円分」と表示してもよい。
1 両替装置
14 投入・払出部
18 ドロア
24 制御部
27 記憶部
28 ロック部
35 管理テーブル
40 操作パネル部
42 制御部
50 管理テーブル
100 包装硬貨

Claims (5)

  1. 貨幣を、金種毎に所定数の貨幣をまとめた包装貨幣に両替するための両替装置であって、
    包装貨幣を金種毎に収納し、開閉可能な包装貨幣収納部と、
    包装貨幣に両替される貨幣が入金される貨幣入金部と、
    両替したい包装貨幣に関する情報が入力される入力手段と、
    前記包装貨幣収納部における金種別の包装貨幣の在庫数を記憶する記憶手段と、
    前記入力手段に入力された包装貨幣の両替予定数と前記記憶手段における包装貨幣の在庫数とを比較し、前記在庫数が前記両替予定数以上であることを条件に、前記包装貨幣収納部の開放を許可する制御手段と、
    を含むことを特徴とする、両替装置。
  2. 前記在庫数が前記両替予定数未満であれば、在庫数が不足している旨を出力する出力手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の両替装置。
  3. 開放された前記包装貨幣収納部からの包装貨幣の取出数を検出する検出手段と、
    前記両替予定数と前記取出数とを照合して、前記両替予定数と前記取出数とが金種毎に一致すれば前記貨幣入金部への両替用貨幣の入金を促す旨を報知し、前記両替予定数と前記取出数とが金種毎に一致しなければ前記取出数の過不足についての情報を報知する報知手段と、
    を含むことを特徴とする、請求項1または2記載の両替装置。
  4. 前記包装貨幣収納部を閉じた状態でロックするロック手段を含み、
    前記ロック手段は、前記両替予定数と前記取出数とが一致すれば前記包装貨幣収納部を閉じた状態でロックし、前記両替予定数と前記取出数とが一致しなければ前記包装貨幣収納部をアンロック状態にすることを特徴とする、請求項3記載の両替装置。
  5. 前記貨幣入金部への両替用貨幣の入金額と前記両替予定数の包装貨幣の総額とを比較し、前記入金額と前記包装貨幣の総額とが一致していれば両替取引を完了させ、前記入金額が前記包装貨幣の総額より少なければ両替用貨幣の追加入金を促す旨を報知し、前記入金額が前記包装貨幣の総額より多ければ釣銭を出金する取引手段を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の両替装置。
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