JP2014095817A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナーボトルのトナーと現像ユニットのトナーとが異なる場合の,トナーボトルのトナーの現像ユニットのトナーへの混合を防止することにより,安定した品質の画像を形成することのできる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は,現像ユニットとトナー補給部とに収容されているトナーの色が異なる場合,現像ユニット内の残トナー量が,予め定められた補給制限量以下である場合に限り,トナー補給部による現像ユニットへのトナーの補給を許可する。
【選択図】図5

Description

本発明は,複数の現像ユニットを有する画像形成装置に関する。さらに詳細には,複数の現像ユニットにそれぞれ対応するトナーボトルからトナーを供給しつつ画像を形成する画像形成装置に関する。
カラー用の画像形成装置は通常,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナーを用いてカラー画像の形成を行う。そのため,各色の4つの現像ユニットを有している。しかし,カラー用の画像形成装置では,これら4色のトナーのすべてが,均等に消費されるとは限らない。例えば,ユーザーによっては,ブラックトナーのみによるモノクロ画像を形成する機会が,4色のトナーによるカラー画像を形成する機会よりも多いことがある。この場合,ブラックトナーを,その他の色のトナーに比べて多く消費することとなる。
このようなユーザーにとっては,画像形成装置におけるブラックトナーを収容できる容量が,その他の色のトナーを収容できる容量より大きいことが好ましい。ブラックトナーの補給を頻繁に行わなければならない煩わしさが軽減されるからである。しかし,異なる容量の多種の現像ユニットを設計および製造することにより,画像形成装置のコストが高くなってしまう。また,画像形成装置に搭載できる現像ユニットなどの大きさには限界がある。
そこで例えば,特許文献1には,同色のトナーを収容した複数の現像ユニットによって画像を形成することのできる画像形成装置が開示されている。すなわち,特許文献1の画像形成装置は,複数の現像ユニットが装着された現像ロータリーを有し,現像ロータリーによって使用する現像ユニットを切り替えつつ画像形成を行うものである。また,各現像ユニットは現像ロータリーに対して着脱可能であり,現像ユニットをそれぞれ任意の色のトナーが収容されたものに交換することができる。そして,例えばブラックトナーのみによる大量のモノクロ画像を形成する場合には,現像ユニットのすべてをブラックトナーが収容されたものに交換して画像形成を行う。これにより,トナーの補給を頻繁に行う必要がないとされている。また,現像ユニットはすべて同じ形状および大きさとされており,多種の現像ユニットを設計する必要などがないとされている。
特開2002−351190号公報
ところで,上記の特許文献1の画像形成装置は,トナーの補給を,現像ロータリーに装着された現像ユニットの交換により行う構成のものである。しかし現在,現像ユニットと,現像ユニットにトナーを補給するトナーボトルとを有する画像形成装置も存在する。現像ユニットとトナーボトルとを有する画像形成装置では通常,トナーの補充を,トナーボトルの交換よって行う。
このような画像形成装置において色の変更をしようとすると,現像ユニット内のトナーと,その現像ユニットに対応するトナーボトル内のトナーとが異なるものとなる場合がある。具体的には,例えば,カラー用として各色の4つのトナーボトルが装着されている画像形成装置において,大量のモノクロ画像を形成するため,すべてのトナーボトルをブラックトナーが収容されているものに交換した場合である。この場合には,その交換前の色のトナーが現像ユニット内に残っている間は,現像ユニット内のトナーとトナーボトル内のトナーとが異なる。
また例えば,寿命が尽きた現像ユニットを,以前は異なる色として使用されていた現像ユニットのリユース品に交換する場合である。この場合,リユース品の現像ユニット内には,以前に使用されていたときのトナーがわずかに残っていることがある。そして,これらのような場合には,現像ユニット内のトナーがトナーボトルから補給される異なる色のトナーと混合して混色トナーとなることにより,色味の良好な画像を形成できないおそれがある。さらには,色が異なるトナーでは,帯電性や流動性などの性質も異なることがある。これにより,混色トナーにおいては,トナーかぶりやトナーこぼれなどの問題が生じるおそれもある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点の解決を目的としてなされたものである。すなわちその課題とするところは,トナーボトルのトナーと現像ユニットのトナーとが異なる場合の,トナーボトルのトナーの現像ユニットのトナーへの混合を防止することにより,安定した品質の画像を形成することのできる画像形成装置を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,トナー像を担持する像担持体と,トナーを収容するとともに収容しているトナーを像担持体に付与してトナー像を形成する現像ユニットとを有する画像形成部と,現像ユニットに接続され,接続されている現像ユニットにトナーを補給するトナー補給部とを備える画像形成装置であって,現像ユニットに収容されているトナーの色情報を出力する第1色情報出力部と,トナー補給部から現像ユニットに補給されるトナーの色情報を出力する第2色情報出力部と,トナー補給部から現像ユニットへのトナーの補給を許可するか制限するかを決定する補給決定部とを有し,補給決定部は,第1色情報出力部の色情報と第2色情報出力部の色情報とが異なる場合には,現像ユニットに収容されているトナーの量である残トナー量が,予め定められた補給制限量以下であるか否かを判定し,残トナー量が補給制限量以下であればトナーの補給を許可し,残トナー量が補給制限量より多ければトナーの補給を制限し,第1色情報出力部の色情報と第2色情報出力部の色情報とが同じである場合には,残トナー量の判定を行うことなく,トナーの補給を許可するものであることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の画像形成装置は,現像ユニットとトナー補給部とに収容されているトナーの色が異なる場合,現像ユニット内の残トナー量が補給制限量以下である場合に限り,トナー補給部による現像ユニットへのトナーの補給を許可する。補給制限量は,現像ユニット内の残トナー量が補給制限量以下である場合にトナーの補給がなされても,その補給されたトナーにより,色味の良好な画像を形成することができる量に予め定められている。さらには,補給制限量以下の残トナー量の現像ユニットに,補給されたトナーが混合しても,トナーかぶりやトナーこぼれが発生しない程度の量である。よって,本発明の画像形成装置は,トナーボトルのトナーと現像ユニットのトナーとが異なる場合の,トナーボトルのトナーの現像ユニットのトナーへの混合を防止することにより,安定した品質の画像を形成することができる。
また,上記に記載の画像形成装置において,補給決定部は,残トナー量が補給制限量より多いことによりトナーの補給を制限した後,トナーの補給を許可するか制限するかを再決定する,予め定められた再決定事象が発生した際に,再度,残トナー量の判定を行うものであることが好ましい。再決定事象が発生した際に残トナー量の判定を行うことにより,現像ユニットがトナーを消費してその判定時の残トナー量が補給制限量以下となって
いた場合には,トナー補給部によるトナーの補給を行うことができるからである。
また,上記に記載の画像形成装置において,現像ユニットにより形成されたトナー像の像濃度を検出する像濃度検出部を有し,補給決定部は,画像形成部によりテストトナー像を形成させ,形成されたテストトナー像の濃度を,像濃度検出部によって検出するとともに,その検出値により残トナー量を検出するものであることが好ましい。補給制限量は極めて少ないトナー量である。よって,例えば,現像ユニット内などに設置されているトナー量を検出するセンサーなどでは,現像ユニット内のトナー量が,補給制限量以下か否かを正確に検出できないことがある。そこで,現像ユニットにはテストトナー像を形成させ,その像濃度を検出することにより,現像ユニット内のトナー量が補給制限量以下か否かを正確に判断することができる。
また,上記に記載の画像形成装置において,現像ユニットは,残トナー量の概略値を指標する概略トナー量を出力する概略トナー量出力部を有し,補給決定部は,概略トナー量出力部より取得した概略トナー量が,予め定められた概略トナー量閾値を超えている場合には,残トナー量の判定を行うことなく,トナーの補給を制限し,概略トナー量が,概略トナー量閾値以下となったときに,残トナー量の判定を行うものであることが好ましい。現像ユニットによるテストトナー像の現像を,頻繁に行うことは好ましくない。テストトナー像は,画像形成に係るトナー像ではないからである。よって,残トナー量がある程度少なくなった概算トナー量閾値以下である場合に,テストトナー像を現像する。そして,そのテストトナー像の検出値より,残トナー量判定を行うことが好ましいのである。
また,上記に記載の画像形成装置において,補給決定部は,現像ユニットが現像により消費したトナーの積算量である消費トナー量が,予め定められた消費トナー量閾値に満たない場合には,残トナー量の判定を行うことなく,トナーの補給を制限し,消費トナー量が,消費トナー量閾値以上となったときに,残トナー量の判定を行うものであることとしてもよい。現像ユニット内の残トナー量は,トナーの消費量から求めることができるからである。
また,上記に記載の画像形成装置において,画像形成部と,トナー補給部と,第1色情報出力部と,第2色情報出力部との組み合わせを複数組有し,複数の画像形成部によるカラー画像の形成を許可するか制限するかを決定するカラー決定部を有し,カラー決定部は,複数の第1色情報出力部の色情報の組み合わせが,予め定められたカラー画像を形成することのできる組み合わせであり,かつ,複数の画像形成部の現像ユニットの残トナー量のすべてが,予め定められたカラー制限量閾値以上である場合には,カラー画像の形成を許可し,複数の第1色情報出力部の色情報の組み合わせが,予め定められたカラー画像を形成することのできる組み合わせでなく,あるいは,複数の画像形成部の現像ユニットの残トナー量のいずれか1つでも,予め定められたカラー制限量閾値未満である場合には,カラー画像の形成を制限するものであることが好ましい。本発明により,現像ユニット内のトナーとは異なる色のトナーを,トナー補給部により適切に補給させることができる。よって,例えば,現にその補給が行われた後の現像ユニットは,以前とは異なる色のトナーを収容している。このような場合には,適切なカラー画像を形成することができないため,カラー画像の形成を禁止することが好ましいのである。
また,上記に記載の画像形成装置において,画像形成部と,トナー補給部と,第1色情報出力部と,第2色情報出力部との組み合わせを複数組有し,複数の画像形成部の像担持体からトナー像の転写を受ける中間転写部材と,中間転写部材に当接してその表面のトナーを除去するクリーニング部材と,複数の画像形成部の現像ユニットうちのいずれかにより現像した保護トナー像を,中間転写部材上に担持させつつ,中間転写部材を,通常の画像形成時の回転方向とは反対の方向に回転させる逆転制御部とを有し,逆転制御部は,複数の画像形成部の現像ユニットの中に,第1色情報出力部の色情報が,第2色情報出力部の色情報に対して異なるものである異色現像ユニットが存在する場合には,保護トナー像を,異色現像ユニットにより現像するものであることが好ましい。保護トナー像はその後,破棄されるトナー像である。また,トナー補給部のトナーを現像ユニットとは異なる色のトナーとした場合,ユーザーは,現像ユニット内のトナーを不要であると考えていることが多い。よって,破棄する保護トナー像を,不要なトナーにより現像することが好ましいのである。
また,上記に記載の画像形成装置において,画像形成部と,トナー補給部と,第1色情報出力部と,第2色情報出力部との組み合わせを複数組有し,複数の画像形成部の現像ユニットのそれぞれについて,現像を許可するか制限するかを決定する現像決定部と,高画質モードと低画質モードとの切り替えを行うモード切替部とを有し,現像決定部は,複数の画像形成部の現像ユニットの中に,残トナー量が補給制限量以下であることによりトナーの補給が許可された後,その許可に係る最初のトナーの補給が行われたものである混色現像ユニットが存在する場合には,混色現像ユニットによる現像を,モード切替部にて高画質モードが選択されていれば制限し,モード切替部にて低画質モードが選択されていれば許可するものであることが好ましい。混色現像ユニット内には,少なくとも補給前の色のトナーが残っている。よって,極めて高品質な画像の形成を要求されるような高画質モードでは,ユーザーの要求する水準の画質の画像が形成できないおそれがあるからである。
また,上記に記載の画像形成装置において,現像決定部は,混色現像ユニットが高画質モードでの現像の制限を受けた後に低画質モードでの現像により消費したトナー量の積算量である低画質消費量が,予め定められた低画質消費量閾値以上となった場合には,モード切替部にて高画質モードが選択されても,混色現像ユニットによる現像を許可するものであることが好ましい。ある程度のトナーを消費した後の混色現像ユニットでは,高画質モードで要求される水準の画像を形成することができるからである。
本発明によれば,トナーボトルのトナーと現像ユニットのトナーとが異なる場合の,トナーボトルのトナーの現像ユニットのトナーへの混合を防止することにより,安定した品質の画像を形成することのできる画像形成装置が提供されている。
本形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本形態に係る画像形成装置の制御構成の概略を示す図である。 濃度センサーによる現像ユニット内のトナー量の検出方法を説明するための図である。 濃度センサーにより検出されたテストトナー像のA/D値と,テストトナー像の濃度との関係を示す図である。 本形態のトナー補給制御の手順を示すフローチャートである。 本形態のカラー制限制御の手順を示すフローチャートである。 本形態の高画質モードの禁止から許可までの手順を示すフローチャートである。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式のプリンターにおいて本発明を具体化したものである。
図1に,本形態の画像形成装置1の概略構成を示す。画像形成装置1は,中間転写ベルト30を有する,いわゆるタンデム方式のカラープリンターである。中間転写ベルト30は導電性を有する無端状のベルト部材であり,その図中両端部がローラー31,32によって支持されている。画像形成時には,図1中右側のローラー31が反時計回りに回転駆動される。これにより,中間転写ベルト30および図1中左側のローラー32が従動回転する。
中間転写ベルト30のうち,図1中右側のローラー31に支持されている部分の外周面には,2次転写ローラー40が設けられている。2次転写ローラー40と中間転写ベルト30の外周面とは接触しており,その接触している転写ニップN1により,2次転写領域が形成されている。
また,中間転写ベルト30のうち,図1中左側のローラー32に支持されている部分の外周面には,ベルトクリーナー41が設けられている。ベルトクリーナー41は中間転写ベルト30の外周面に圧接されており,その接触している部分により,転写残トナーを回収する回収領域42が形成されている。
中間転写ベルト30の図1中下部には左から右に向かって順に,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の画像形成部10Y,10M,10C,10Kが配置されている。画像形成部10Y,10M,10C,10Kはいずれも,各色のトナー像を中間転写ベルト30上に転写するためのものである。また,画像形成部10Y,10M,10C,10Kはいずれも,その構成は同じである。このため,図1では,画像形成部10Yによって代表して符号をつけている。
すなわち,画像形成部10Y,10M,10C,10Kは,円筒状の静電潜像担持体である感光体11,および,その周囲に配置された帯電器12,現像ユニット70,および感光体クリーナー16を有している。また,感光体11と中間転写ベルト30を挟んで対向する位置には,1次転写ローラー15が配置されている。さらに,各色の画像形成部10Y,10M,10C,10Kの図1中下方には,露光装置13が配置されている。帯電器12は,感光体11の表面を均一に帯電させるためのものである。露光装置13は,画像データに基づいたレーザー光を感光体11の表面に照射させ、静電潜像を形成するためのものである。現像ユニット70は,現像ローラー71により,感光体11の表面にトナーを付与するためのものである。
中間転写ベルト30の図1中上方には,ホッパー80Y,80M,80C,80Kが配置されている。また,これらホッパー80Y,80M,80C,80Kにはそれぞれ,該当色のトナーを収容しているトナーボトル90が装着されている。各ホッパー80はそれぞれ,該当色の画像形成部10の現像ユニット70に接続されている。ホッパー80は,トナーボトル90に収容されているトナーを適宜,対応する現像ユニット70へと補給するためのものである。
また,トナーボトル90は,CSIC(CustomerSpecific Integrated Circuit)91を有している。CSIC91は,そのトナーボトル90に収容されているトナーの色情報などを記憶している不揮発性のメモリである。例えば,ホッパー80Yに装着されているトナーボトル90のCSIC91には現状,色情報として「イエロー」が記憶されている。
また,現像ユニット70は,トナーレベルセンサー72およびCSIC73を有している。トナーレベルセンサー72は,現像ユニット70内に収容しているトナーの量を検出するためのものである。トナーレベルセンサー72は,例えば,投光部と受光部とを有する,反射型のものである。ホッパー80による現像ユニット70へのトナーの補給は,トナーレベルセンサー72の検出する各現像ユニット70内のトナー量に基づいて行われる。
すなわち,トナーレベルセンサー72の検出するトナー量がその適正範囲の下限値以下となった場合に,トナーの補給が行われる。これにより,現像ユニット70内のトナー量は,適正範囲内に保たれている。なお,現像ユニット70内のトナー量の適正範囲は,現像ユニット70において適切なトナー像を現像することのできるトナー量の範囲である。ただし,現像ユニット70内のトナー量が適正範囲の下限値以下となった場合にも,直ちに画像品質が低下することがないよう,適正範囲にはある程度の余裕が設けられている。なお,トナーレベルセンサー72によるトナー量の検出は,例えば,10msの周期で行われている。
CSIC73は,その現像ユニット70に収容されているトナーの色情報を記憶している不揮発性のメモリである。例えば,画像形成部10Yの現像ユニット70のCSIC73には現状,色情報として「イエロー」が記憶されている。またCSIC73は,色情報の他にも,その現像ユニット70がこれまでに現像を行った分のドットカウンター値や,トナーレベルセンサー72が検出したトナー量なども記憶している。
なお,本形態のトナーレベルセンサー72によるトナー量の検出可能範囲の下限値は,現像ユニット70内のトナー量の適正範囲の下限値よりもそれほど低い値ではない。すなわち,現像ユニット70内のトナー量が適正範囲の下限値よりも著しく少ない状態や,完全なエンプティ状態については検出することができないものである。また,本形態のトナーレベルセンサー72は,現像ユニット70内の局所的なトナー量を検出するものである。このため,トナーレベルセンサー72により検出されるトナー量は,現像ユニット70内の概略のトナー量である。しかし,トナーレベルセンサー72として用いるセンサーの種類やその個数,設置場所によっては,現像ユニット70内トナー量を,適正範囲内やその下限値から完全なエンプティまで,正確に検出することも可能である。
中間転写ベルト30の回転方向における画像形成部10Kの下流側であって転写ニップN1の上流側の位置には,転写されたトナー像の像濃度を検出するための濃度センサー20が設けられている。濃度センサー20は,中間転写ベルト30の外周面を検出位置としている。濃度センサー20は例えば,照射部と受光部とを有する反射光量を検出するものである。そして,濃度センサー20は,中間転写ベルト30上の検出位置に,トナーがどの程度載っているかを検出することができる。なお,本形態では,濃度センサー20の測定値は,A/D変換により8ビットのA/D値に変換され,0〜255の256階調の濃度データとして処理される。
また図1では,帯電器12としてローラー形状をしたローラー帯電方式のものを示しているが,本発明はこれに限るものではない。コロナ放電方式の帯電チャージャー,ブレード状の帯電部材,またはブラシ状の帯電部材等を用いても良い。また,感光体クリーナー16として,板状でその一端部が感光体11の外周面に接触しているものを示しているが,本発明はこれに限るものではない。その他のクリーニング部材,例えば固定ブラシ,回転ブラシ,ローラーまたはそれらのうちの複数の部材を組み合わせたものを使用することができる。あるいは,感光体11上の未転写トナーを現像ユニット70により回収するクリーナーレス方式を採用すれば,感光体クリーナー16はなくてもよい。
また,画像形成装置1の下部には,着脱可能な給紙カセット51が装着されている。給紙カセット51の図1中右側より上方に向かっては,搬送経路50が設けられている。そして,給紙カセット51に積載により収容された用紙Pは,その最上部のものより1枚ずつ給紙ローラー52によって搬送経路50に送り出されるようになっている。
給紙ローラー52により送り出された用紙Pの搬送経路50には,1対のレジストローラー53,転写ニップN1,定着装置60,排紙ローラー54がこの順で配置されている。搬送経路50のさらに下流側である画像形成装置1の上面には,排紙部55が設けられている。レジストローラー53は,用紙Pを転写ニップN1へ送り出すタイミングを調整するためのものである。定着装置60は,定着ニップN2において,用紙Pを加熱しつつ加圧することにより,用紙Pに転写されたトナー像の定着処理を行うためのものである。
本形態の画像形成装置1による,通常の画像形成動作の一例について簡単に説明する。以下の説明は,4色のトナーを用いてカラー画像を形成する場合における画像形成動作の一例である。
通常の画像形成時には,中間転写ベルト30および各色の感光体11はそれぞれ,図1に矢印で示す向きに所定の周速度で回転される。感光体11の外周面は,まず,帯電器12によりほぼ一様に帯電される。次に,帯電された感光体11の外周面には,露光装置13によって画像データに応じた光が投射され,静電潜像が形成される。続いて,静電潜像は現像ユニット70の現像ローラー71の回転により供給されるトナーによって現像され,感光体11上にはトナー像が形成される。
感光体11上に形成された各色のトナー像は,1次転写ローラー15によって中間転写ベルト30上に転写(1次転写)される。すなわち,中間転写ベルト30上には,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナー像がこの順で重ね合わされる。中間転写ベルト30に転写されず,1次転写ローラー15を過ぎた後も感光体11上に残留している転写残トナーは,感光体クリーナー16によって掻き取られ,感光体11上から除去される。そして,重ね合わされた4色のトナー像は,中間転写ベルト30によって転写ニップN1に搬送される。
一方,給紙カセット51に収容されている用紙Pは,給紙ローラー52によって最上部のものから1枚ずつ搬送経路50に引き出される。引き出された用紙Pは,搬送経路50に沿って搬送され,レジストローラー53により,中間転写ベルト30に載置されたトナー像とタイミングを合わせて転写ニップN1に到達する。そして,転写ニップN1において,重ね合わされた4色のトナー像が用紙Pに転写(2次転写)される。
トナー像が転写された用紙Pは,さらに搬送経路50の下流側へと搬送される。すなわち,用紙Pは,定着装置60によってトナー像が定着された後,排紙ローラー54によって排紙部55に排出される。なお,転写ニップN1を通過した後も中間転写ベルト30上に残留するトナー像は,回収領域42において,ベルトクリーナー41によって掻き取られる。これにより,中間転写ベルト30上から除去される。
次に,本形態の画像形成装置1の制御構成の概略を図2に示す。画像形成装置1は,コントローラー部2とエンジン制御部3とを有している。コントローラー部2は,画像形成装置1の全体を制御するためのものである。例えば,ユーザーがパソコンにより入力した画像形成の指令を受信することにより,画像形成装置1には印刷ジョブが発生する。その印刷ジョブは,コントローラー部2により管理されている。また,コントローラー部2は,管理している印刷ジョブのデータを,画像形成装置1において画像を形成するためのデータに変換するための処理などを行う。その変換処理後のデータは,エンジン制御部3に送信される。
エンジン制御部3は,CPU4,本体付属の不揮発性メモリ5,画像形成装置1の各種負荷6,ユニット付属の不揮発性メモリ7を有している。本体付属の不揮発性メモリ5は,例えば,EEPROMである。この不揮発性メモリ5には,画像形成を実行するための各種のプログラム,また,それらプログラムにおいて用いる各閾値などが記憶されている。
各種負荷6は,画像形成装置1における例えば現像ユニット70の現像ローラー71や給紙ローラー52,レジストローラー53などの各動作部の駆動源のことである。ユニット付属の不揮発性メモリ7は,画像形成装置1における消耗品などに付属されているメモリである。この不揮発性メモリ7は,例えば,現像ユニット70のCSIC73,トナーボトル90のCSIC91などである。
CPU4は,不揮発性メモリ5,7の読み出しや書き込み,各種負荷6の駆動や停止を制御するためのものである。CPU4は,画像形成装置1において,コントローラー部2より受信した画像データの画像形成を,不揮発性メモリ5,7の記憶している情報に基づいて行う。このため,コントローラー部2とCPU4との間では,ドットカウンター値などの各種の情報がやりとりされる。また,後述するトナー補給制御などの実行も行う。
また,本形態の画像形成装置1は,高画質モードと低画質モードとを切り替えつつ画像を形成することができる。例えば,高画質モードにおいては解像度が1200dpi,低画質モードにおいては解像度が600dpiに設定されている。これら画質モードは,コントローラー部2により管理されている。また,CPU4は,コントローラー部2から指示される画質モードにより画像形成装置1を制御し,画像を形成する。
このような画像形成装置1においては,画像形成を行うことにより,現像ユニット70内のトナーが消費される。そして通常,トナーが消費された現像ユニット70には,その内部に収容しているトナー量を適正範囲内に保つため,トナーボトル90からのトナーの補給が行われる。
ところで,現像ユニット70内のトナーと,これに対応するトナーボトル90内のトナーとは,常に同じものであるとは限らない。例えば,ユーザーによっては,カラー用として購入した画像形成装置1を,ブラックトナーによるモノクロ画像のみを大量印刷するモノクロ専用機として使用したいという場合がある。この場合,画像形成部10Y,10M,10Cを使用せず,画像形成部10Kのみを用いて画像形成を行うことも可能である。しかし,画像形成部10Kのみを用いて画像形成を行った場合には,ホッパー80Kの位置のトナーボトル90の交換を頻繁に行わなければならない。
そこで,画像形成部10Y,10M,10Cにも,ブラックトナーを用いて画像形成を行わせることが好ましいことがある。トナーボトル90の交換頻度を,4分の1にできるからである。そのためには,ホッパー80Y,80M,80Cに装着されているトナーボトル90を,ブラックトナーを収容したものに交換することとなる。一方,画像形成部10の現像ユニット70の交換には,ある程度高いコストがかかってしまう。よって,画像形成装置1を安価にモノクロ専用機とする場合,画像形成部10Y,10M,10Cの現像ユニット70についてはそのまま使用することが好ましい。
よって,ホッパー80Y,80M,80Cのすべてトナーボトル90をブラックトナーを収容したものに交換した後にも,画像形成部10Y,10M,10Cの現像ユニット70内にはそれぞれ,イエロー,マゼンタ,シアンのトナーが残っていることがある。すなわち,画像形成部10Y,10M,10Cの現像ユニット70内のトナーはそれぞれ,対応するトナーボトル90内のトナーとは色が異なった状態となる。
また例えば,消耗して寿命が尽きた画像形成部10の現像ユニット70を,新品でないリユース品のものに交換することがある。現像ユニット70の交換を安価に済ますためである。しかし,その交換用であるリユース品の現像ユニット70は,交換後の画像形成部10における色とは異なる色を現像するものとして,以前に使用されていたものである場合がある。さらに,リユース品の現像ユニット70内には,以前に使用されていたときのトナーが残っている場合がある。そして,このような場合においても,交換後の現像ユニット70内のトナーと,これに対応するトナーボトル90内のトナーとは,色が異なった状態となる。
なお,前述したように,本形態の現像ユニット70およびトナーボトル90はそれぞれ,収容するトナーの色情報が記憶されているCSIC73およびCSIC91を有している。このため,CSIC73とCSIC91との色情報を照合することにより,現像ユニット70内のトナーと,これに対応するトナーボトル90内のトナーとが異なるか否かを検出することができる。
そして,本形態の画像形成装置1では,現像ユニット70とトナーボトル90との色情報が異なり,さらに現像ユニット70内のトナー量が多い場合には,ホッパー80によるトナーボトル90から現像ユニット70へのトナーの補給が制限されている。現像ユニット70内のトナーが,トナーボトル90より補給された異なる色のトナーと混合して混色トナーとなることにより,色味の良好な画像を形成できなくなるおそれがあるからである。また,トナーは,色が異なることにより,その帯電性や流動性などの性質についても異なることがある。よって,現像ユニット70内のトナーが,トナーボトル90より補給された異なる性質のトナーと混合することにより,トナーかぶりやトナーこぼれなどの問題が生じるおそれがあるからである。
一方,現像ユニット70とトナーボトル90との色情報が異なる場合であっても,現像ユニット70内のトナー量が極めて少ない場合には,ホッパー80によるトナーボトル90から現像ユニット70へのトナーの補給を行う。現像ユニット70内のトナー量が極めて少ない場合には,現像ユニット70内におけるトナーの混色が生じても,その後に形成される画像には目視で容易に観察できるような問題がないからである。また,現像ユニット70内において,トナーボトル90から補給されたトナー量のトナーの総量に占める割合がほとんどとなる。つまり,現像ユニット70内のトナーの性質がほぼ均一になるため,トナーかぶりやトナーこぼれなどについても抑制されるからである。
ここで,現像ユニット70とトナーボトル90との色情報が異なる場合において,トナーボトル90から現像ユニット70へのトナーの補給を行うか否かの境目である現像ユニット70内のトナー量の閾値を,補給制限量とする。補給制限量は,上記したトナーの補給による問題などについて,予め実験を行うことにより定められた値である。すなわち,現像ユニット70において,補給制限量以下のトナーにトナーボトル90から補給された異なる色のトナーが混合した場合であっても,その補給した色のトナーにより,色味の良好な画像が形成できる。さらには,補給制限量以下のトナー量の現像ユニット70にトナーが補給された場合であっても,トナーかぶりトナーこぼれなどの問題は生じない。
このように定められた補給制限量は,本形態においては,現像ユニット70内のトナー量の適正範囲の下限値よりも極めて少なく,エンプティよりもわずかに多い程度のトナー量である。このため,補給制限量は,トナーレベルセンサー72によるトナー量の検出可能範囲の下限値よりも少ない量である。よって,現像ユニット70内のトナー量が補給制限量以下か否かの正確な判断は,本形態の画像形成装置1においては,トナーレベルセンサー72を用いて行うことができない。
そこで,現像ユニット70によりテスト用のトナー像を現像させ,そのトナー像を濃度センサー20によって検出することにより,現像ユニット70内のトナー量が補給制限量以下か否かを判断する。現像ユニット70に収容されているトナー量が少ないほど,その現像ユニット70により現像されるトナー像は,トナーの付着量が少ないものとなる。よって,現像ユニット70によって現像されたトナー像の濃度を検出することにより,現像ユニット70内のトナー量を検出することができる。濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出方法を,図3により説明する。
図3は,図1に示す中間転写ベルト30の右端部の,図1における下方向からの矢視図である。また,図3には,中間転写ベルト30に担持されている通常トナー像Sとテストトナー像TY,YM,TCとを示している。通常トナー像Sはその後,転写ニップN1において用紙Pに転写される,印刷ジョブに係る画像形成を行うためのトナー像である。
テストトナー像TY,YM,TCはそれぞれ,画像形成部10Y,10M,10Cの各現像ユニット70により形成されたイエロー,マゼンタ,シアンのトナーによるトナー像である。なお,以下においては,これらテストトナー像TY,YM,TCをまとめて,テストトナー像Tとする。テストトナー像Tは,その濃度により現像ユニット70内のトナー量を検出するための,テスト用のトナー像である。よって,テストトナー像Tはその後,転写ニップN1において用紙Pに転写されることなく,ベルトクリーナー41によって中間転写ベルト30上から除去される。
通常トナー像Sとテストトナー像Tとはいずれも,現像ユニット70により感光体11上に現像された後,中間転写ベルト30上に転写されたトナー像である。なお,テストトナー像Tについては,各色の4つの現像ユニット70のうち,トナー量の検出対象である1の現像ユニット70により現像された単層のトナー像である。また,本形態のテストトナー像Tは,いわゆるベタ画像である。
図3に示すように,テストトナー像Tは,通常トナー像Sが担持されている通常画像領域中の外に形成されている。具体的には,本形態では,中間転写ベルト30の回転方向について,通常トナー像Sが担持されている領域の間に担持されている。また,テストトナー像Tの進行方向には,濃度センサー20が配置されている。このため,テストトナー像Tは,図3に示す状態の後,濃度センサー20の検出位置を通過する。さらにその通過の際には,濃度センサー20によって,像濃度の検出が行われる。
図4に,濃度センサー20により検出されたテストトナー像TのA/D値と,テストトナー像Tの濃度との関係を示す。図4において,縦軸は,濃度センサー20により検出されたテストトナー像TのA/D値(8ビット)を示している。横軸は,テストトナー像Tの濃度を,0/255を最大濃度とした256階調により示している。図4に示すように,テストトナー像Tが階調の高いものであるほど,その検出値であるA/D値は高くなっている。すなわち,現像ユニット70内のトナー量が少なく,テストトナー像Tにおけるトナーの付着量が少ないほど,そのA/D値は高くなることがわかる。
また,図4にXで示すA/D値およびYで示す階調はそれぞれ,現像ユニット70内のトナーの補給制限量に対応する値である。すなわち,現像ユニット70内のトナー量が補給制限量以下である場合には,現像されるテストトナー像Tのトナー付着量が少ないことにより,そのテストトナー像Tの階調はY以上となる。そして,階調がY以上のテストトナー像Tより検出されるA/D値は,図4に示すように,X以上となる。なお,図4に示すA/D値の値Xを,補給制限閾値とする。よって,濃度センサー20によってテストトナー像Tから検出したA/D値が補給制限閾値X以上か否かを判断することにより,現像ユニット70内のトナー量が補給制限量以下か否かを判断することができる。
次に,図5のフローチャートにより,本形態のトナー補給制御について説明する。トナー補給制御は,ホッパー80による,トナーボトル90内のトナーの現像ユニット70への補給を許可するか否かを判断するための制御である。トナー補給制御は,画像形成装置1の電源がオンにされた場合や,トナーボトル90や現像ユニット70の交換を行うためのカバーの開閉がなされた場合において実行される。また,トナー補給制御は,各色のホッパー80についてそれぞれ実行される。
トナー補給制御においては,まず,いずれのホッパー80についても,トナーの補給は「禁止」とされている(S101)。次に,現像ユニット70のCSIC73およびトナーボトル90のCSIC91のそれぞれに記憶されている色情報を取得し(S102),それら色情報が異なるか否かを判断する(S103)。CSIC73とCSIC91との色情報が同じであれば(S103:NO),ホッパー80によるトナーの補給を「許可」とする(S109)よって,現像ユニット70内のトナー量がその適正範囲の下限値以下である場合には,ホッパー80によるトナーの補給が行われる。
一方,CSIC73とCSIC91との色情報が異なる場合には(S103:YES),濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出を行うか否かを判断する(S104)。詳細には,濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出は,現像ユニット70内のトナー量が,予め定めた残トナー量閾値以下となった場合に行う。本形態では,残トナー量閾値は,現像ユニット70内のトナー量の適正範囲の下限値よりも少なく,トナーレベルセンサー72の検出可能範囲の下限値よりも多いトナー量に設定されている。そして,現像ユニット70内のトナー量が残トナー量閾値以下となった状態は,トナーレベルセンサー72により検出される。
濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出には,テストトナー像Tを現像する必要がある。しかし,テストトナー像Tの現像を頻繁に行うことは好ましくない。テストトナー像Tは,用紙Pに転写される画像形成に係るトナー像ではない。このため,テストトナー像Tの現像を頻繁に行うことは,トナーを無駄に消費することとなるからである。現像ユニット70内のトナー量が残トナー量閾値以下である場合,その量はそれほど多くない。よって,現像ユニット70内のトナー量が残トナー量閾値以下となった場合に,テストトナー像Tの現像を行うようにする。これにより,テストトナー像Tに使用するトナー量を少なくすることができる。
そして,現像ユニット70内のトナー量が残トナー量閾値以下であることにより,濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出を行うと判断した場合には(S104:YES),現像ユニット70によりテストトナー像Tを現像する(S105)。また,そのテストトナー像Tを,濃度センサー20によって検出する(S106)。
そして,検出したテストトナー像TのA/D値が,補給制限閾値X以上であると判断される場合には(S107:YES),トナーの補給を「許可」とする(S109)。このとき,A/D値が補給制限閾値X以上であることにより,現像ユニット70内のトナー量は,補給制限量以下であるからである。
よって,ホッパー80により,トナーボトル90から現像ユニット70へのトナーの補給が行われる。その補給時には,現像ユニット70内のトナー量は,補給制限量以下であることにより極めて少ない。よってその後,トナーボトル90により補給された色のトナーにより,色味の良好な画像を形成することができる。さらには,トナーかぶりやトナーこぼれなどについても抑制することができる。
なお,その補給が行われる前において,現像ユニット70のCSIC73とトナーボトル90のCSIC91とには,それぞれ異なる色情報が記憶されている。よって,CPU4は,CSIC73とCSIC91との色情報が異なる状態でトナーの補給を行う場合,その補給とともに,現像ユニット70のCSIC73の色情報を,トナーボトル90のCSIC91の色情報と同じ色情報に書き換える処理を行う。
一方,検出したテストトナー像TのA/D値が,補給制限閾値Xよりも小さいと判断される場合には(S107:NO),再度,濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出を行うか否かの判断を行う(S108)。このステップS108における判断は,上記のステップS104のトナーレベルセンサー72によるトナー量の検出とは異なる方法により行われる。ステップS108では,ステップS107の判断後における現像ユニット70のトナーの消費量に基づいて,濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出を行うか否かの判断を行う。例えば,ステップS107の判断後,現像ユニット70のトナーが2.25g以上消費される毎に(S108:YES),再度,ステップS105〜S107を行うこととすればよい。
なお,具体的には,現像ユニット70におけるトナーの消費量は,ドットカウンター値より算出することができる。現像ユニット70がトナー像の現像時に消費するトナー量は,ドットカウンター値とある程度の比例関係にある。例えば,本形態の現像ユニット70であれば,ドットカウンター値が1に対し,約2.25mgのトナーを消費する。よって,本形態のステップS108では,ステップS107の判断後におけるドットカウンター値を積算する。そのドットカウンター値の積算値が1000カウントごとに(S108:YES),再度,ステップS105〜S107を行う。
また,上記ステップS104における判断についても同様に,トナーの消費量に基づいて行うことができる。上記のように,ドットカウンター値により,現像ユニット70におけるトナー消費量を算出することが可能である。つまり,トナーボトル90の装着時のトナーの収容量と,そのトナーボトル90の装着時より積算を開始したドットカウンター値の積算値とにより,現像ユニット70内のトナー量が補給制限量以下か否かを判断することができる。例えば,トナーボトル90が4k品(充填量135g相当)であり,補給制限量を6.75gとした場合には,そのトナーボトル90の装着時に積算を開始したドットカウンター値の積算値が57000カウント以上となったときに,濃度センサー20による現像ユニット70内のトナー量の検出を行えばよい。
また,ステップS104の判断は,トナーレベルセンサー72の検出値と,ドットカウンター値とを総合して判断してもよい。例えば,残トナー量閾値は,トナーレベルセンサー72の検出可能範囲の下限値よりも少ないトナー量に設定されていることがある。この場合には,トナーレベルセンサー72による検出可能範囲の下限値の検出後,ドットカウンター値によるトナー消費量から,現像ユニット70内のトナー量が残トナー量閾値以下になったことを検出することができる。
さらに,画像形成装置1においては,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナーを収容する現像ユニット70がすべてそろっている場合にのみ,カラー画像の形成ができるようにするカラー制限制御を行うことが好ましい。カラー制限制御では,図6のフローチャートに示すように,まず,画像形成装置1の電源がオンにされた場合や,トナーボトル90や現像ユニット70の交換を行うためのカバーの開閉がなされた場合には,カラー画像の形成を「許可」としておく(S201)。
次に,すべての現像ユニット70のCSIC73より,色情報を読み出す(S202)。そして,そのすべての現像ユニット70の色情報の組み合わせが,イエロー,
マゼンタ,シアン,ブラックであるか否かを判定する(S203)。すなわち,現像ユ
ニット70の組み合わせが,カラー画像を形成することのできる組み合わせか否かの判定を行う。
現像ユニット70の色情報の組み合わせがイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックである場合には(ステップ203:YES),さらに,それらすべての現像ユニット70内に,画像を形成することのできる量のトナーが有るか否かを判定する(S204)。
このステップS204におけるトナーの「有り」の判定は,例えば,トナーレベルセンサー72により行うことができる。つまり,トナーレベルセンサー72により検出される現像ユニット70内のトナー量が,例えば,図5のステップS104において前述した残トナー量閾値よりも多い場合には,「有り」とすることができる。また例えば,ドットカウンター値によっても,現像ユニット70内のトナー量が残トナー量閾値よりも多いか否かを判断することが可能である。そして,すべての現像ユニット70内のトナーが「有り」と判断される場合には(S204:YES)そのまま,カラー画像の形成を「許可」とする。なお,ステップS204の判定において「有り」とする閾値は,残トナー量閾値と同じでなくてもよい。
一方,現像ユニット70の組み合わせがイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックではない場合には(S203:NO),カラー画像の形成を「禁止」とする。カラー画像を形成するための各色のトナーのすべてを現像することができないからである。また,現像ユニット70の組み合わせがイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックである場合であっても(S203:YES),そのうちの少なくとも1つの現像ユニット70内のトナーが「有り」と判断されない場合にも(S204:NO),カラー画像の形成を「禁止」とする。トナーが少な過ぎる,またはエンプティの現像ユニット70によっては,適切なカラー画像を形成することができないからである。
上記の図5のフローチャートで説明したように,本形態の画像形成装置1は,例えば,ホッパー80Yの位置にブラックトナーを収容するトナーボトル90を装着した場合であっても,その現像ユニット70におけるトナーの混合を抑制しつつ画像を形成できるものである。しかし,この場合には,トナーボトル90から現像ユニット70内に,ブラックトナーが補給されていることがある。つまり,画像形成装置1には,イエロートナーを現像する現像ユニット70が存在しない。よって,このようなカラー画像を適切に形成することができない場合には,カラー画像の形成を禁止することが好ましいのである。
また,本形態の画像形成装置1において,中間転写ベルト30にベルトクリーナー41が圧接されてなる回収領域42には,用紙Pより排出された紙片などの異物が噛み込んでしまうことがある。この異物の噛み込みが発生した場合,ベルトクリーナー41は,中間転写ベルト30上のトナーを適切に回収することができないことがある。そして,ベルトクリーナー41の回収不足により中間転写ベルト30上に残ったトナーは,その後に形成される画像にノイズとして表れてしまうおそれがある。
よって,回収領域42に異物の噛み込みが発生した場合には,その異物を除去するため,中間転写ベルト30を通常の画像形成時とは反対方向に回転させる逆転制御を行うことがある。その逆転制御では,中間転写ベルト30の外周面のうち,通常時とは反対方向に回転するときの回収領域42における部分には,予め保護トナー像を配置しておく。中間転写ベルト30表面の損傷を防止する目的や,ベルトクリーナー41の負荷を軽減させるためである。なお,保護トナー像は逆転制御後,通常の画像形成時に回転する中間転写ベルト30の回転により,ベルトクリーナー41によって除去される。また,保護トナー像は,逆転制御における中間転写ベルト30の逆回転に先立って現像されたトナー像である。
そして,保護トナー像は,トナーボトル90に対して異なる色のトナーを収容する現像ユニット70がある場合には,その現像ユニット70により現像することが好ましい。現像ユニット70に対して異なる色のトナーを収容するトナーボトル90を装着したユーザーはすでに,その現像ユニット70内に残っているトナーを不要であると考えている可能性が高い。よって,用紙Pに転写されることのない保護トナー像は,トナーボトル90に対して異なる色のトナーを収容する現像ユニット70がある場合には,その現像ユニット70により現像させることが好ましいのである。なお,保護トナー像を現像する現像ユニット70内には当然,保護トナー像を現像できるだけの量のトナーが残っていなければならない。
また,本形態の画像形成装置1は,高画質モードと低画質モードとを切り替えつつ画像を形成することができる。ここで,現像ユニット70のCSIC73とトナーボトル90のCSIC91との色情報が異なる状態で,トナーボトル90から現像ユニット70へのトナーの補給が行われた場合(図5のS107:YESの後,トナー補給),その現像ユニット70内のトナーは少なくとも混色トナーである。なお前述したように,ここでいう混色トナーは,画像の品質にそれほど大きく影響するものではない微混色トナーである。例えば,低画質モードにおいて微混色トナーを用いたとしても,その混色の程度を目視により確認することは困難である。
しかし,このような微混色トナーを収容する現像ユニット70を用いた高画質モードでの画像形成は,その微混色トナーがある程度の量,消費されるまで行わないことが好ましい。高画質モードを選択したユーザーは,極めて高品質な画像を要求していると考えられる。ところが,わずかでも混色が生じている微混色トナーによっては,例えばハーフトーン部分においてわずかに混色が視認され得ることがあり,要求されているような極めて高品質な画像を形成できないおそれがあるからである。
図7は,トナーが補給されたことにより微混色トナーを収容している現像ユニット70が存在する場合の,画質モードの切替条件を説明するためのフローチャートである。まず,トナーが補給されたことにより微混色トナーを収容している現像ユニット70が発生した場合には(図5のS107:YESの後,トナー補給),その現像ユニット70による高画質モードでの現像を「禁止」とする(S301)。
次に,微混色トナーの現像ユニット70を用いて画像を形成する毎に,その用紙Pの枚数をカウントする(S302,S303)。なお,微混色トナーの現像ユニット70を用いた画像形成は当然,低画質モードにより行われる。また,用紙Pのカウント値であるカウント枚数と,予め定めた低画質枚数閾値との比較を行う(S304)。低画質枚数閾値は,微混色トナーを収容する現像ユニット70を用いた実験により,高画質モードでの画像形成に影響がない程度に設定された値である。例えば,低画質枚数閾値は,100枚などに定めることができる。
そして,カウント枚数が低画質枚数閾値以上となった場合には(S304:YES),高画質モードの選択を「許可」とする。すなわち,それ以降,微混色トナーの現像ユニット70用いて,高画質モードでの画像形成を行えるようにする。このとき,微混色トナーの現像ユニット70には,その微混色トナーとなったときのトナーの補給からさらに,トナーボトル90からのトナーの補給がされていることもある。これにより,画像形成装置1は,高画質モードにおける高画質な画像の形成を安定して行うことができる。
なお,ステップS303ではステップS302で消費されるトナーの消費量を積算し,その積算値を,ステップS304において,低画質枚数閾値に相当するトナー消費量の閾値と比較することとしてもよい。この場合のトナーの消費量は,微混色トナーを収容する現像ユニット70のトナーレベルセンサー72により検出することができる。また,ドットカウンター値を用いることもできる。
以上詳細に説明したように,本発明の画像形成装置1は,現像ユニット70と,その現像ユニット70にトナーを補給するためのトナーボトル90とを有する。また,現像ユニット70およびトナーボトル90はそれぞれ,色情報を記憶しているCSIC73およびCSIC91を有している。そして,トナー補給制御においては,まず,CSIC73の色情報とCSIC91の色情報とを比較し,色情報が異なる場合には,現像ユニット70によりテストトナー像Tを現像する。そして,そのテストトナー像Tを濃度センサー20によって検出し,その検出されたA/D値が,補給制限閾値X以上であるか否かを判断する。補給制限閾値X以上である場合,その現像ユニット70内のトナー量が補給制限量以下であると判断する。すなわち,ホッパー80による,トナーボトル90から現像ユニット70へのトナーの補給を許可する。これにより,トナーボトル90のトナーと現像ユニット70のトナーとが異なる場合の,トナーボトル90のトナーの現像ユニット70のトナーへの混合を防止し,安定した品質の画像を形成することのできる画像形成装置1が提供されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。従って本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,CSIC73とCSIC91との色情報が異なる場合において,ホッパー80によるトナーの補給を行うか否かの判断は,必ずしも濃度センサー20によるテストトナー像Tの検出によって行わなければならないわけではない。トナーレベルセンサー72として補給制限量のトナー量を正確に検出することのできるセンサーを用いた場合には,その検出値によって行うことができる。この場合には,トナーレベルセンサー72の検出する現像ユニット70内のトナー量が補給制限量以下か否かを,例えば10ms毎に判断すればよい。
また例えば,上記の形態では濃度センサー20の検出位置を中間転写ベルト30上として説明したが,これに限るものではない。濃度センサー20の検出位置は,現像ユニット70よりも下流側であれば良く,感光体11上を検出位置とすることもできる。また本発明はカラープリンターに限らず,例えば,公衆回線経由で印刷ジョブの送受信を行うような画像形成装置にも適用可能である。
1…画像形成装置
2…コントローラー部
3…エンジン制御部
10Y,10M,10C,10K…画像形成部
11…感光体
70…現像ユニット
73…CSIC
80Y,80M,80C,80K…ホッパー
90…トナーボトル
91…CSIC

Claims (9)

  1. トナー像を担持する像担持体と,トナーを収容するとともに収容しているトナーを前記像担持体に付与してトナー像を形成する現像ユニットとを有する画像形成部と,
    前記現像ユニットに接続され,接続されている現像ユニットにトナーを補給するトナー補給部とを備える画像形成装置において,
    前記現像ユニットに収容されているトナーの色情報を出力する第1色情報出力部と,
    前記トナー補給部から前記現像ユニットに補給されるトナーの色情報を出力する第2色情報出力部と,
    前記トナー補給部から前記現像ユニットへのトナーの補給を許可するか制限するかを決定する補給決定部とを有し,
    前記補給決定部は,
    前記第1色情報出力部の色情報と前記第2色情報出力部の色情報とが異なる場合には,
    前記現像ユニットに収容されているトナーの量である残トナー量が,予め定められた補給制限量以下であるか否かを判定し,
    残トナー量が補給制限量以下であればトナーの補給を許可し,
    残トナー量が補給制限量より多ければトナーの補給を制限し,
    前記第1色情報出力部の色情報と前記第2色情報出力部の色情報とが同じである場合には,残トナー量の判定を行うことなく,トナーの補給を許可するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において,
    前記補給決定部は,
    残トナー量が補給制限量より多いことによりトナーの補給を制限した後,トナーの補給を許可するか制限するかを再決定する,予め定められた再決定事象が発生した際に,再度,残トナー量の判定を行うものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において,
    前記現像ユニットにより形成されたトナー像の像濃度を検出する像濃度検出部を有し,
    前記補給決定部は,
    前記画像形成部によりテストトナー像を形成させ,
    形成された前記テストトナー像の濃度を,前記像濃度検出部によって検出するとともに,その検出値により残トナー量を検出するものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像形成装置において,
    前記現像ユニットは,残トナー量の概略値を指標する概略トナー量を出力する概略トナー量出力部を有し,
    前記補給決定部は,
    前記概略トナー量出力部より取得した概略トナー量が,予め定められた概略トナー量閾値を超えている場合には,残トナー量の判定を行うことなく,トナーの補給を制限し,
    概略トナー量が,概略トナー量閾値以下となったときに,残トナー量の判定を行うものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の画像形成装置において,
    前記補給決定部は,
    前記現像ユニットが現像により消費したトナーの積算量である消費トナー量が,予め定められた消費トナー量閾値に満たない場合には,残トナー量の判定を行うことなく,トナーの補給を制限し,
    消費トナー量が,消費トナー量閾値以上となったときに,残トナー量の判定を行うものであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像形成装置において,
    前記画像形成部と,前記トナー補給部と,前記第1色情報出力部と,前記第2色情報出力部との組み合わせを複数組有し,
    複数の前記画像形成部によるカラー画像の形成を許可するか制限するかを決定するカラー決定部を有し,
    前記カラー決定部は,
    複数の前記第1色情報出力部の色情報の組み合わせが,予め定められたカラー画像を形成することのできる組み合わせであり,かつ,
    複数の前記画像形成部の前記現像ユニットの残トナー量のすべてが,予め定められたカラー制限量閾値以上である場合には,カラー画像の形成を許可し,
    複数の前記第1色情報出力部の色情報の組み合わせが,予め定められたカラー画像を形成することのできる組み合わせでなく,あるいは,
    複数の前記画像形成部の前記現像ユニットの残トナー量のいずれか1つでも,予め定められたカラー制限量閾値未満である場合には,カラー画像の形成を制限するものであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像形成装置において,
    前記画像形成部と,前記トナー補給部と,前記第1色情報出力部と,前記第2色情報出力部との組み合わせを複数組有し,
    複数の前記画像形成部の前記像担持体からトナー像の転写を受ける中間転写部材と,
    前記中間転写部材に当接してその表面のトナーを除去するクリーニング部材と,
    複数の前記画像形成部の前記現像ユニットうちのいずれかにより現像した保護トナー像を,前記中間転写部材上に担持させつつ,前記中間転写部材を,通常の画像形成時の回転方向とは反対の方向に回転させる逆転制御部とを有し,
    前記逆転制御部は,
    複数の前記画像形成部の前記現像ユニットの中に,前記第1色情報出力部の色情報が,第2色情報出力部の色情報に対して異なるものである異色現像ユニットが存在する場合には,
    前記保護トナー像を,前記異色現像ユニットにより現像するものであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像形成装置において,
    前記画像形成部と,前記トナー補給部と,前記第1色情報出力部と,前記第2色情報出力部との組み合わせを複数組有し,
    複数の前記画像形成部の前記現像ユニットのそれぞれについて,現像を許可するか制限するかを決定する現像決定部と,
    高画質モードと低画質モードとの切り替えを行うモード切替部とを有し,
    前記現像決定部は,
    複数の前記画像形成部の前記現像ユニットの中に,残トナー量が補給制限量以下であることによりトナーの補給が許可された後,その許可に係る最初のトナーの補給が行われたものである混色現像ユニットが存在する場合には,
    前記混色現像ユニットによる現像を,
    前記モード切替部にて前記高画質モードが選択されていれば制限し,
    前記モード切替部にて前記低画質モードが選択されていれば許可するものであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において,
    前記現像決定部は,
    前記混色現像ユニットが前記高画質モードでの現像の制限を受けた後に前記低画質モードでの現像により消費したトナー量の積算量である低画質消費量が,予め定められた低画質消費量閾値以上となった場合には,
    前記モード切替部にて前記高画質モードが選択されても,前記混色現像ユニットによる現像を許可するものであることを特徴とする画像形成装置。
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